JP4895830B2 - 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法 - Google Patents

軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4895830B2
JP4895830B2 JP2007008430A JP2007008430A JP4895830B2 JP 4895830 B2 JP4895830 B2 JP 4895830B2 JP 2007008430 A JP2007008430 A JP 2007008430A JP 2007008430 A JP2007008430 A JP 2007008430A JP 4895830 B2 JP4895830 B2 JP 4895830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
carbonation
degree
content
cellular concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007008430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008175647A (ja
Inventor
文明 松下
Original Assignee
住友金属鉱山シポレックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属鉱山シポレックス株式会社 filed Critical 住友金属鉱山シポレックス株式会社
Priority to JP2007008430A priority Critical patent/JP4895830B2/ja
Publication of JP2008175647A publication Critical patent/JP2008175647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4895830B2 publication Critical patent/JP4895830B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

本発明は、建築物の屋根または床のような水平部材などに使用される軽量気泡コンクリート(ALC)について、実際の使用段階において最も重要な問題である耐久性が維持されていることを確認するために行われる軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法に関する。
軽量気泡コンクリートは、珪石等の珪酸質原料と、セメントや生石灰等の石灰質原料とを主原料とし、これらの微粉末に水とアルミニウム粉末等の添加物を加えてスラリー状とした後、アルミニウム粉末の反応により発泡し、石灰質原料の反応により半硬化させ、所定寸法に成形した後、オートクレーブによる高温高圧水蒸気養生を行って製造されている。かかる軽量気泡コンクリートは、絶乾かさ比重0.5程度であるように軽量で、耐火性、断熱性、施工性に優れているため、建築材料として広く使用されている。
かかる軽量気泡コンクリートを水平部材としても用いることができるが、軽量気泡コンクリートは、普通コンクリートと比べると強度が低いため、載荷荷重の小さい屋根や、スパンの短い床などに用いられている。
軽量気泡コンクリートは、永年継続的に使用することにより、劣化が見られる。建築物の屋根や床は、重量物や人が乗るため、その安全性が確保されなければならない。よって、軽量気泡コンクリートを水平部材に用いる場合には、これらの劣化を判断し、それに応じて対応策を採ることが求められる。しかしながら、これらの水平部材は、仕上げ等によって隠れていることが多く、その劣化を目視によって確認することは困難である。また、建築物から軽量気泡コンクリート水平部材を取り外して強度試験を行うことは、多くのコストと手間を必要とする。よって、かかる軽量気泡コンクリート水平部材の劣化レベルを簡便に診断できる方法が求められている。
軽量気泡コンクリート水平部材が劣化するということは、ひび割れが発生したり、パネル強度が低下することであり、ひび割れの発生やパネル強度の低下の要因は、外的な要因と内的な要因とに大別される。外的な要因とは、地震や、躯体の変形、風圧または荷重による疲労、火災などである。一方、内的な要因とは、炭酸化、乾燥収縮および湿潤膨張の繰返し、凍害、塩害による鉄筋さびなどが挙げられる。従って、これらの要因による劣化を総合的に診断することができる軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法が求められている。
このうち、炭酸化とは、軽量気泡コンクリートを構成する主要物質であるトバモライトが、炭酸ガスと水分が存在する環境下において、非晶質珪酸塩(シリカゲル)と炭酸カルシウムに分解する反応をいう。かかる炭酸化は、仕上げ等の施工が適切に施されている場合にも、徐々に進行することが知られている。炭酸化により、軽量気泡コンクリートは収縮し(炭酸化収縮)、さらに炭酸化した軽量気泡コンクリートは、乾燥収縮率が大きくなり、乾燥収縮と湿潤膨潤の繰り返しにより、ひび割れの発生やパネル強度の低下につながることになる。一方、かかる炭酸化は、軽量気泡コンクリートが用いられた製品の仕上げ等により、また、該製品が置かれた環境等により、それぞれの製品によって大きく異なるものである。
本発明者は、かかる炭酸化度に着目し、軽量気泡コンクリートの炭酸化と耐久性の関係を検討し、軽量気泡コンクリートの炭酸化度を指標とする軽量気泡コンクリートの耐久性の診断方法を開示している。
例えば、特開2000−180437号公報では、軽量気泡コンクリートの全酸化カルシウム含有量(質量%)および炭酸ガス含有量(質量%)を測定し、(炭酸ガス含有量×56/44)/(全酸化カルシウム含有量)×100の式で得られる炭酸化度(%)が50%以上である軽量気泡コンクリートは、耐久性が劣化したと診断する耐久性診断方法を開示している。
また、例えば、特開2000−193658号公報では、熱分析法で炭酸カルシウム分を定量測定して得られる炭酸カルシウムの酸化カルシウム換算量C(質量%)と、全カルシウム分を化学分析で定量測定して得られる全カルシウムの酸化カルシウム換算量Cmax(質量%)と、全硫黄分を定量測定して得られる硫酸カルシウムの酸化カルシウム換算量Cs(質量%)と、前記試料と同一の製造方法で製造した未炭酸化試料について、熱分析法で炭酸カルシウム分を定量測定して得られる炭酸カルシウムの酸化カルシウム換算量C0(質量%)とを得て、(C−C0)/(Cmax−Cs−C0)×100の式の炭酸化度Dc2(%)により、前記被検試料の劣化度を定量評価する劣化度定量評価方法を開示している。
しかし、これらの評価方法は壁材における劣化へ適用したものであり、要求性能の異なる水平部材に適用することはできない。
特開2000−180437号公報 特開2000−193658号公報
本発明の目的は、軽量気泡コンクリート水平部材の劣化レベルの診断を、適確かつ簡便に実施できる方法を提供することにある。
本発明の軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法は、軽量気泡コンクリート水平部材のコア抜きサンプリングを行うことにより、サンプルを得るステップと、該サンプルの化学分析により、全カルシウム含有量(質量%)および三酸化硫黄含有量(質量%)を測定して、全カルシウム含有量(質量%)−三酸化硫黄含有量(質量%)×56/80の式で得られる反応カルシウム含有量(質量%)を算出するステップと、該サンプルの熱分析による600〜850℃における質量減少量である炭酸ガス含有量(質量%)を測定して、(炭酸ガス含有量(質量%)−1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56−1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出するステップとを含む。
さらに、前記炭酸化度(%)が20%以下の場合には、劣化レベルが「健全」であると診断し、前記炭酸化度(%)が20%を超え35%以下の場合には、劣化レベルが「要注意」であると診断し、前記炭酸化度(%)が35%を超え50%以下の場合には、劣化レベルが「補修必要」であると診断し、前記炭酸化度(%)が50%を超える場合には、劣化レベルが「補強必要もしくは交換必要」であると診断する。
本発明の診断方法により、表面から判断しにくい、軽量気泡コンクリート水平部材の劣化レベルの診断を、該水平部材を取り外すことなく、適確かつ簡便に行うことができる。
本発明の軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法は、以下の[1]〜[5]により構成される。
[1]軽量気泡コンクリート水平部材のコア抜きサンプリングを行うことにより、サンプルを得る。
[2]サンプルの化学分析により、全カルシウム含有量(質量%)および三酸化硫黄含有量(質量%)を測定して、全カルシウム含有量(質量%)−三酸化硫黄含有量(質量%)×56/80の式で得られる反応カルシウム含有量(質量%)を算出する。
化学分析は、カルシウムおよび三酸化硫黄を定量測定できる方法であれば、公知の方法を採用できる。カルシウムや三酸化硫黄を正確に定量測定できるものには、例えば蛍光X線分析法やICP法がある。
反応カルシウム含有量とは、サンプル中の全カルシウム含有量から、トバモライトの生成反応に寄与しない硫酸カルシウムとして存在するカルシウムの含有量を除いたものである。
[3]サンプルの熱分析による600〜850℃における質量減少量である炭酸ガス含有量(質量%)を測定する。
熱分析は、炭酸カルシウムの分解に伴う質量減少量がわかる熱重量分析測定装置を用いるが、特に、炭酸カルシウムの分解を明確にするために、熱重量−示差熱分析装置(TG−DTA、マックサイエンス株式会社製、TG−DTA2010SA)を用いて測定することが好ましい。
炭酸カルシウムには、結晶構造の異なるものが存在するが、いずれも600〜850℃において酸化カルシウムと炭酸ガスに分解するため、熱分析法により炭酸ガス含有量(質量%)を正確に定量測定することができる。
[4](炭酸ガス含有量(質量%)−1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56−1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出する。
[5]得られた炭酸化度(%)を劣化レベルの診断に使用する。
[5−1]炭酸化度(%)が20%以下の場合には、劣化レベルが「健全」であると診断する。劣化レベルが「健全」である軽量気泡コンクリート水平部材とは、特に何も問題が無いことを示す。
[5−2]炭酸化度(%)が20%を超え35%以下の場合には、劣化レベルが「要注意」であると診断する。劣化レベルが「要注意」である軽量気泡コンクリート水平部材とは、使用において特に問題はないが、今後の劣化進行をモニタリングして、対処する必要があることを示す。
[5−3]炭酸化度(%)が35%を超え50%以下の場合には、劣化レベルが「補修必要」であると診断する。劣化レベルが「補修必要」である軽量気泡コンクリート水平部材とは、実際の使用においても若干の不具合が発生する段階であり、一刻も早く劣化を食い止める方策が必要であることを示す。
[5−4]炭酸化度(%)が50%を超える場合には、劣化レベルが「補強必要もしくは交換必要」であると診断する。劣化レベルが「補強必要もしくは交換必要」である軽量気泡コンクリート水平部材とは、使用において不具合となることを示す。
この分類は、実際にパネルを損傷しないように取り外し、4等分点2線載荷によって設計荷重×(1±0.02)の荷重をかけ、この荷重を6ヶ月間継続したときのたわみA(弾性たわみ+クリープたわみ)を測定した場合の次の値に該当する。なお、ALC構造設計基準(独立行政法人建築研究所監修「ALCパネル構造設計指針・同解説」ALC協会、平成16年参照)において、スパンLにおいて設計荷重をかけた時の限界たわみ値について、床(長期)でL/400、屋根(長期・短期)でL/250と規定されており、これらの数値が劣化判断の基準となる。
すなわち、炭酸化度20%以下の場合に対する評価は、限界たわみ値の1/4以下(床の場合、たわみA≦L/1600、屋根の場合、たわみA≦L/1000)に対応する。炭酸化度20%を超え35%以下の場合に対する評価は、限界たわみ値の1/4を超え、1/2以下(床の場合、L/1600<たわみA≦L/800、屋根の場合、L/1000<たわみA≦L/500)に対応する。炭酸化度が35%を超え50%以下の場合に対する評価は、限界たわみ値の1/2を超え、1以下(床の場合、L/800<たわみA≦L/400、屋根の場合、L/500<たわみA≦L/250)に対応する。さらに、炭酸化度が50%を超える場合に対する評価は、限界たわみ値を超える場合(床の場合、L400<たわみA、屋根の場合、L/250<たわみA)に対応する。このように、本発明による炭酸化度は、従来から用いられている軽量気泡コンクリート水平部材に対する評価基準と合致するものである。
ただし、実際の運用においては、例えば、炭酸化度が30%であり、劣化レベルが「要注意」である軽量気泡コンクリート水平部材であっても、30年経過後であるような場合には、補強や補修が必要とは診断せず、数年以内に炭酸化度が35%に達し、補修が必要になる可能性があると診断をして、劣化状況のモニタリングや、予防としての補修等の工事を推奨をすることが考えられる。
また、例えば、炭酸化度が30%であり、前述と同様に劣化レベルが「要注意」である軽量気泡コンクリート水平部材であっても、わずか10年経過後であるような場合には、すぐに炭酸化度が35%に達して、補修が必要になる可能性があると診断をして、予防処置を早急に行うように推奨することが考えられる。
さらに、例えば、50年経過後でありながら、炭酸化度がわずか5%である場合には、そのままの状態で使用し続けても、まったく問題がないという診断をすることができる。
以上のように、使用年数、使用環境、目視観察結果、および使用者の要望等を考慮して、本発明の劣化診断方法を用いた上で、総合的な診断を下すことは、本発明の範疇にある。
本発明の劣化診断方法は、以下に示される実施例に限定されることはない。
実際の建物において使用されている複数の軽量気泡コンクリート水平部材について、各部材の使用年数、使用部位、仕上げを調べるとともに、使用状態における各部材の下面におけるひび割れの有無を目視により確認し、たわみ量などを測定した。また、参照として、新品の部材(床の部材1および屋根の部材17)についても、劣化診断方法を実施した。
[1]軽量気泡コンクリート水平部材のコア抜きサンプリングを行った後、使用状態で厚さ方向に均等に5層に分割することにより、床の部材1〜16、屋根の部材17〜29について、それぞれ5つのサンプルを得た。
[2]サンプルの化学分析により、全カルシウム含有量(質量%)および三酸化硫黄含有量(質量%)を測定して、全カルシウム含有量(質量%)−三酸化硫黄含有量(質量%)×56/80の式で得られる反応カルシウム含有量(質量%)を算出した。化学分析は、蛍光X線分析法により、装置(スペクトリス株式会社製 蛍光X線分析装置 Venus200型)を用いて測定した。
例えば、部材1のサンプルの1つでは、全カルシウム含有量(質量%)が25.6%であり、三酸化硫黄含有量(質量%)が2.3%であった。従って、反応カルシウム含有量(質量%)は、24.0%となる。
[3]サンプルの熱分析による600〜850℃における質量減少量である炭酸ガス含有量(質量%)を測定した。熱分析は、熱重量−示差熱分析装置(TG−DTA、マックサイエンス株式会社製、TG−DTA2010SA)を用いて測定した。
[4](炭酸ガス含有量(質量%)−1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56−1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出し、部材1〜29のそれぞれについて、得られた5つの炭酸化度の平均値を求めた。
例えば、部材2では、炭酸化度(%)が、サンプル1は8.2%であり、サンプル2は9.0%であり、サンプル3は7.8%であり、サンプル4は8.0%であり、サンプル5は8.5%であったので、平均値は8.3%となる。このようにして求められた各部材の結果を表1に示す。
[5]得られた炭酸化度(%)を劣化レベルの診断に使用する。
[5−1]炭酸化度(%)が20%以下であれば、劣化レベルが「健全」であると診断した。[5−2]炭酸化度(%)が20%を超え35%以下であれば、劣化レベルが「要注意」であると診断した。[5−3]炭酸化度(%)が35%を超え50%以下であれば、劣化レベルが「補修必要」であると診断した。[5−4]炭酸化度(%)が50%を超えれば、劣化レベルが「補強必要もしくは交換必要」であると診断した。結果を表1に示す。
その後、軽量気泡コンクリート水平部材を損傷しないように取り外して、4等分点2線載荷によって、設計荷重×(1±0.02)の荷重を掛けたまま、6ヶ月間継続したときのたわみA(弾性たわみ+クリープたわみ)を測定した。それぞれの結果を表1に示す。
たわみAが、床でL/1600以下である場合、屋根でL/1000以下である場合については、新品と同等であると判断した。部材1〜4および部材17〜19が該当し、表1に「◎」で示した。
たわみAが、床でL/1600を超え、L/800以下の場合、屋根でL/1000を超え、L/500以下の場合、使用において特に問題はないが、今後の劣化進行をモニタリングして、対処する必要があると判断した。部材5〜8および部材20〜23が該当し、表1に「○」で示した。
たわみAが、床でL/800を超え、L/400以下の場合、屋根でL/500を超え、L/250以下の場合、実際の使用においても若干の不具合が発生する段階であり、一刻も早く劣化を食い止める方策が必要であると判断した。部材9〜11および部材24〜26が該当し、表1に「△」で示した。
たわみAが、限界たわみ以上(床の場合、L/400を超え、屋根の場合、L/250を超える)の場合、使用継続に不具合が生ずると判断した。部材12〜16および27〜29が該当し、表1に「×」で示した。
Figure 0004895830
表1に示されるように、6ヶ月の載荷試験で「◎」と評価された部材1〜4および17〜19では、すべて炭酸化度が20%未満であり、「○」と評価された部材5〜8および20〜23では、炭酸化度が20%以上、35%未満であり、「△」と評価された部材9〜11および24〜26では、炭酸化度が35%以上50%未満であり、「×」と評価された部材12〜16および27〜29では、部材12を除いて、炭酸化度が50%以上であることが分かった。なお、部材12は、設計時に想定されていない過大な荷重が長期間にわたって掛けられたため、クリープたわみが非常に大きかった。
以上のように、6ヶ月の載荷試験を行わなくとも、本発明の方法により、軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断を、非常に簡便で迅速に実施できることが理解できる。

Claims (1)

  1. 軽量気泡コンクリート水平部材のコア抜きサンプリングを行うことにより、サンプルを得るステップと、該サンプルの化学分析により、全カルシウム含有量(質量%)および三酸化硫黄含有量(質量%)を測定して、全カルシウム含有量(質量%)−三酸化硫黄含有量(質量%)×56/80の式で得られる反応カルシウム含有量(質量%)を算出するステップと、該サンプルの熱分析による600〜850℃における質量減少量である炭酸ガス含有量(質量%)を測定して、(炭酸ガス含有量(質量%)−1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56−1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出するステップとを含み、
    前記炭酸化度(%)が20%以下の場合には、劣化レベルが「健全」であると診断し、前記炭酸化度(%)が20%を超え35%以下の場合には、劣化レベルが「要注意」であると診断し、前記炭酸化度(%)が35%を超え50%以下の場合には、劣化レベルが「補修必要」であると診断し、前記炭酸化度(%)が50%を超える場合には、劣化レベルが「補強必要もしくは交換必要」であると診断することを特徴とする軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法。
JP2007008430A 2007-01-17 2007-01-17 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法 Active JP4895830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007008430A JP4895830B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007008430A JP4895830B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008175647A JP2008175647A (ja) 2008-07-31
JP4895830B2 true JP4895830B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=39702777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007008430A Active JP4895830B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4895830B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5333775B2 (ja) * 2009-12-24 2013-11-06 住友金属鉱山シポレックス株式会社 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法
JP6150659B2 (ja) * 2013-08-08 2017-06-21 大和ハウス工業株式会社 屋根の劣化判定方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3451616B2 (ja) * 1998-12-14 2003-09-29 住友金属鉱山株式会社 軽量気泡コンクリートの耐久性診断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008175647A (ja) 2008-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dong et al. Electrochemical impedance measurement and modeling analysis of the carbonation behavior for cementititous materials
Yang et al. Autogenous healing of engineered cementitious composites under wet–dry cycles
JP5333775B2 (ja) 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法
JP4895830B2 (ja) 軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法
JP3451616B2 (ja) 軽量気泡コンクリートの耐久性診断方法
Jedidi et al. Non-destructive testing for the diagnosis and repair of a reinforced concrete building
JP2013231598A (ja) 収縮低減材料によるひび割れ低減効果の定量的評価方法、および収縮低減材料の選定方法
Wu et al. Cracking can make concrete stronger–The coupled effect of matrix cracking and SiO2-enhanced fiber/matrix interface healing on the tensile strength of FRCC
JP3478160B2 (ja) 軽量気泡コンクリートの耐用年数予測方法
De Souza Avoiding & Mitigating Alkali-Aggregate Reaction (AAR) in Concrete Structures
JP4108568B2 (ja) 鉄筋コンクリート中にある鉄筋の発錆時期推定方法と鉄筋腐食速度推定方法と鉄筋腐食量推定方法と鉄筋コンクリートの耐久性診断方法
JP3519383B2 (ja) 軽量気泡コンクリートパネルの劣化診断システム
CN114722650A (zh) 一种基于衬砌劣化的隧道结构剩余寿命预测方法
Araya et al. Field investigation of slab deterioration due to carbonation in a concrete building
Zatar et al. Assessing the service life of corrosion-deteriorated reinforced concrete member highway bridges in West Virginia.
Webb Experimental investigation of ASR/DEF-induced reinforcing bar fracture
Di Benedetti Acoustic emission in structural health monitoring of reinforced concrete structures
Mahmood et al. Effect of Concrete type (Normal Concrete and High-Performance Concrete) on the Corrosion Degree of Corroded Circular-Short Columns
Saravanakumar et al. Evaluation of Structural Stability of Four-Storied building using Non-Destructive Testing Techniques
Olomo et al. Assessment of the material properties of a fire damaged building
JP2008106570A (ja) 劣化した軽量気泡コンクリートパネル水平部材の補強方法および該補強方法により補強された軽量気泡コンクリートパネル水平部材
Mulla et al. Structural audit of new Rajendra Vihar & estimation of Repairs
Souza et al. Evaluation of the mechanical performance of different coating mortars types after an accelerated aging process
Hussain et al. Electro-chemical modeling of corrosion in reinforced concrete and the effect of chloride and temperature
RATHER et al. An Integrated Acousto-Mechanical Energy Approach for Monitoring Flexural Bond-Slip Behaviour of GFRP Bars and Concrete

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4895830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3