JP4895185B2 - Chain noise prevention structure - Google Patents
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Description
本発明は、駆動側スプロケットと従動側スプロケットとの間を循環駆動されるチェーンのノイズ防止構造に係り、例えば自動車用内燃機関においてクランクシャフトの回転力を動弁機構のカムシャフトに伝達するのに用いられるチェーンのノイズ防止構造に関する。 The present invention relates to a noise prevention structure for a chain that is circulated between a driving sprocket and a driven sprocket. For example, in an internal combustion engine for an automobile, the torque of a crankshaft is transmitted to a camshaft of a valve mechanism. The present invention relates to a noise prevention structure for a chain used.
駆動側スプロケットと、従動側スプロケットと、これらスプロケット間に掛け回されるチェーンとを備え、内燃機関においてクランクシャフトの回転をシリンダヘッド上のカムシャフトに伝達するのに用いられるチェーン駆動装置が特許文献1に開示されている。この装置では、チェーンを構成する隣接するプレート同士の間など構成部材同士の摺動部分を、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)のような低水素含有量の硬質炭素薄膜により被覆するようにしている。これにより、潤滑油のもとで、上記各部材間における摩擦抵抗や摩耗量を減少させ、運転時の騒音や摩擦損失を少なくするようにしている。
Patent Document 1: Patent Literature 1: A chain drive device that includes a drive-side sprocket, a driven-side sprocket, and a chain that is looped between the sprockets and is used to transmit rotation of a crankshaft to a camshaft on a cylinder head in an
ところで、駆動側スプロケットと従動側スプロケットとの間を循環駆動されるチェーンの経路は、概ね一つの平面上にある。しかしながら、長く使用すると経年変化により、チェーンにはその幅方向、すなわちこの平面から脱する方向の振れが生じるようになる。これに起因して、チェーンからノイズが発生するようになる。 By the way, the path of the chain driven to circulate between the driving side sprocket and the driven side sprocket is generally on one plane. However, when used for a long time, due to aging, the chain will run out in the width direction, that is, in the direction away from this plane. This causes noise from the chain.
しかしながら、上記特許文献1に記載のチェーン駆動装置では、構成部材同士の摺動部分の摩擦抵抗や摩耗量を低減すべく、そのような部分に硬質炭素被膜を被覆するに過ぎず、このようなチェーンに生じる振れを抑制することはできない。それ故、その装置では、ノイズ発生を防止することはできない。
However, in the chain drive device described in
そこで、本発明は、このようなチェーンの振れに起因するノイズ発生を防止するチェーンのノイズ防止構造を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a noise prevention structure for a chain that prevents the occurrence of noise due to such chain runout.
上記目的を達成するために、本発明に係るチェーンのノイズ防止構造は、駆動側スプロケットと従動側スプロケットとの間を循環駆動され、インナリンクとアウタリンクとを交互に連結して構成されるチェーンのノイズ防止構造であって、前記インナリンクのインナリンクプレートの外面と、該外面と対向する前記アウタリンクのアウタリンクプレートの内面との内、少なくともいずれかに、前記インナリンクプレートと前記アウタリンクプレートとの隙間を低減する隙間低減部材を設けたことを特徴とする。該構成によれば、インナリンクのインナリンクプレートの外面と、該外面と対向するアウタリンクのアウタリンクプレートの内面との内、少なくともいずれかに、インナリンクプレートとアウタリンクプレートとの隙間を低減する隙間低減部材が設けられるので、インナリンクプレートとアウタリンクプレートとが相対的に傾くことが防止される。したがって、チェーンにチェーン幅方向の振れが生じることが抑制され、ノイズが発生するのを防止することが可能になる。 In order to achieve the above object, a noise prevention structure for a chain according to the present invention is a chain constructed by circulatingly driving between a drive side sprocket and a driven side sprocket and alternately connecting an inner link and an outer link. The inner link plate and the outer link are at least one of an outer surface of the inner link plate of the inner link and an inner surface of the outer link plate of the outer link facing the outer surface. A gap reducing member for reducing the gap with the plate is provided. According to this configuration, the gap between the inner link plate and the outer link plate is reduced in at least one of the outer surface of the inner link plate of the inner link and the inner surface of the outer link plate of the outer link facing the outer surface. Therefore, the inner link plate and the outer link plate are prevented from being relatively inclined. Therefore, the occurrence of vibration in the chain width direction in the chain is suppressed, and noise can be prevented from being generated.
また、上記目的を達成するために、本発明に係る他のチェーンのノイズ防止構造は、駆動側スプロケットと従動側スプロケットとの間を循環駆動されるチェーンのノイズ防止構造であって、前記駆動側スプロケットの下流側且つ前記従動側スプロケットの上流側に位置するチェーン部分に循環経路の外側から当接して該チェーン部分をガイドする第1ガイド部材と、該第1ガイド部材との間で前記チェーン部分を挟むように前記チェーン部分に前記循環経路の内側から当接する第2ガイド部材と、を備えたことを特徴とする。該構成によれば、駆動側スプロケットの下流側且つ従動側スプロケットの上流側に位置するチェーン部分に循環経路の外側から当接してチェーン部分をガイドする第1ガイド部材と、第1ガイド部材との間でチェーン部分を挟むようにチェーン部分に循環経路の内側から当接する第2ガイド部材とを備えるので、チェーン部分に、第1ガイド部材と第2ガイド部材とにより概ね互いに異なる向きに張力が及ぼされると共に、そのチェーン部分が第1ガイド部材と第2ガイド部材とで挟まれるようになる。したがって、チェーンの振れが適切に抑制されるようになり、ノイズが発生するのを防止することが可能になる。 In order to achieve the above object, another chain noise prevention structure according to the present invention is a chain noise prevention structure that is driven to circulate between a drive side sprocket and a driven side sprocket. A first guide member that guides the chain portion from the outside of the circulation path by contacting a chain portion located downstream of the sprocket and upstream of the driven sprocket, and the chain portion between the first guide member and the first guide member And a second guide member abutting on the chain portion from the inside of the circulation path so as to sandwich the chain. According to this configuration, the first guide member that guides the chain part by contacting the chain part located on the downstream side of the drive side sprocket and the upstream side of the driven side sprocket from the outside of the circulation path, and the first guide member Since the second guide member that abuts the chain portion from the inside of the circulation path so as to sandwich the chain portion therebetween, tension is exerted on the chain portion in substantially different directions by the first guide member and the second guide member. At the same time, the chain portion is sandwiched between the first guide member and the second guide member. Therefore, the runout of the chain can be appropriately suppressed, and noise can be prevented from being generated.
特に、前記第2ガイド部材は、該第2ガイド部材におけるチェーン接触開始点が、前記駆動側スプロケットにおけるチェーン離脱点の下流側、且つ、前記第1ガイド部材のチェーン接触開始点の上流側に位置されるように、配置されると良い。これにより、駆動側スプロケットから離脱したチェーン部分は、まず第2ガイド部材により循環経路の内側から当接され、その後第1ガイド部材により外側から当接されることになる。 In particular, the second guide member has a chain contact start point in the second guide member located downstream of the chain disengagement point in the drive side sprocket and upstream of the chain contact start point of the first guide member. It is good to be arranged. As a result, the chain part detached from the drive side sprocket is first contacted from the inside of the circulation path by the second guide member, and then contacted from the outside by the first guide member.
そして、前記第2ガイド部材は、前記駆動側スプロケットにおける前記チェーン離脱点から前記第1ガイド部材におけるチェーン接触終了点までの間のチェーン部分がS字状に湾曲されるように配設されると好ましい。こうすることにより、駆動側スプロケットを離脱したチェーン部分には、まず循環経路の外側に向けて湾曲するほど張力が付与され、そして循環経路の内側に向けて湾曲するほど張力が付与されることになる。 The second guide member is arranged such that a chain portion between the chain disengagement point in the driving side sprocket and the chain contact end point in the first guide member is curved in an S shape. preferable. By doing this, the chain portion from which the drive side sprocket is detached is first given tension as it curves toward the outside of the circulation path, and tension is given as it curves toward the inside of the circulation path. Become.
以下、本発明のチェーンのノイズ防止構造を実施形態に基づいて説明する。なお、車載エンジンのクランクシャフトから動弁機構の吸気および排気カムシャフトへの動力伝達を行うチェーン駆動装置に適用して以下説明する。 The chain noise prevention structure of the present invention will be described below based on the embodiments. The following description will be made by applying the present invention to a chain drive device that transmits power from a crankshaft of an in-vehicle engine to intake and exhaust camshafts of a valve operating mechanism.
まず、第1実施形態に基づいて説明する。チェーン駆動装置10の正面構造を図1に示す。無端状のチェーン12は、車載エンジンの吸気側および排気側のカムシャフトにそれぞれ連結された2つのカムスプロケット14、16と、同車載エンジンのクランクスプロケット18とに巻き掛けられている。このチェーン駆動装置10では、チェーン12は、図1に矢印で示すように、クランクスプロケット18からカムスプロケット14、カムスプロケット16を順に通過して、再びクランクスプロケット18に戻るように走行されるようになっている。チェーン12は、クランクシャフトの回転力すなわち動力を、クランクスプロケット18から、カムスプロケット14、16に伝達し、さらには吸気および排気カムシャフトに伝達するべく、これらの間を循環駆動される。なお、クランクスプロケット18は駆動側スプロケットであり、カムスプロケット14、16は従動側スプロケットである。
First, it demonstrates based on 1st Embodiment. The front structure of the
カムスプロケット14、16とクランクスプロケット18との間には、それらの間に掛け渡されたチェーン12の幅方向の変位を規制するチェーンガイド20、22がそれぞれ配設されている。チェーンガイド20、22は、チェーン12の任意の部分を所定の向きに方向付けるべくガイドする。クランクスプロケット18とカムスプロケット14との間に配設されたチェーンガイド20は、テンショナ24によって、チェーン12を押圧する側に、すなわちチェーン12の循環経路Pの外側から内側に向けて、付勢されている。そしてその付勢により、チェーン12に張力(テンション)が付与されている。
Between the
このチェーン駆動装置10では、2つのカムスプロケット14、16のチェーン巻掛け位置と、クランクスプロケット18のチェーン巻掛け位置とは、同一平面上に位置付けられている。すなわち、このチェーン駆動装置10では、カムスプロケット14、16の各歯と、クランクスプロケット18の各歯とは同じ平面上に位置するように、各スプロケット14、16、18が配設されている。したがって、チェーン12の上記循環経路P、すなわちチェーン12の走行軌道は、一つの平面上に位置される。概念的に図1において、チェーン12は、紙面上にその循環経路Pを有する。
In this
更に、このチェーン駆動装置10では、チェーン12に潤滑油が供給される。本第1実施形態では、チェーン12がクランクスプロケット18に巻き掛けられる部分で噴射供給された潤滑油が、チェーンガイド22の入口部近傍、すなわち図1においてチェーンガイド22の上方側端部近傍において、チェーン12に対して巻き込まれて供給されるようになっている。
Further, in this
図2に、チェーン12の一部の斜視図を示す。また、図3に図2のチェーン12の一部の分解斜視図を示す。図から明らかなように、このチェーン駆動装置10では、チェーン12としてローラ型のチェーンが採用されている。このチェーン12は、インナリンク26とアウタリンク28とを交互に連結して形成されている。すなわちチェーン12は、隣り合ったインナリンク26同士をアウタリンク28でつなぎ合わせていくことで形成されている。
FIG. 2 shows a perspective view of a part of the
各インナリンク26は、2本のブッシュ30、2つのローラ32、および左右2枚のインナリンクプレート34を備えて構成されている。各インナリンク26は、ブッシュ30の外周にローラ32を回転可能に配設した後、その両端をインナリンクプレート34にそれぞれ圧入固定することで形成されている。
Each
一方、各アウタリンク28は、2本のピン36と左右2枚のアウタリンクプレート38とを備えて構成されている。アウタリンク28のピン36の両端は、その前後に連結されるインナリンク26のブッシュ30内にそれぞれ挿入した状態で、アウタリンクプレート38にそれぞれ圧入固定されている。
On the other hand, each
図3に示したように、インナリンクプレート34の外面40には、隙間低減部材Sが取り付けられている。隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38とが相対的に傾くことを防止する部材であり、後で詳述される。インナリンクプレート34の外面40とは、インナリンク26とアウタリンク28とが交互に連結された状態で、その上にアウタリンクプレート38が重なる面である。インナリンクプレート34とアウタリンクプレーと38とは、組み立て時、インナリンクプレート34の外面40とアウタリンクプレート38の内面42とが所定量ずれて対向して重なるように取り付けられ、その内面42に対向する外面40に隙間低減部材Sが取り付けられる。
As shown in FIG. 3, a clearance reduction member S is attached to the
隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38との間の隙間(クリアランス)Cを低減する。連結された状態で、インナリンクプレート34の外面40とアウタリンクプレート38の内面42とはわずかな距離を置かれ、それ故に隙間Cが形成されるが、この隙間Cを低減すべく、隙間低減部材Sが、チェーン12の幅方向にインナリンクプレート34の外面30から張り出すように設けられている。なお、隙間低減部材Sは所定の厚みを有している。
The clearance reducing member S reduces a clearance (clearance) C between the
特に本第1実施形態では、隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38との間の隙間Cを埋めるように設けられているので、インナリンクプレート34に接しているばかりでなく、アウタリンクプレート38にも接している。しかしながら、これにより、インナリンク26とアウタリンク38との円滑な動き、すなわち円滑なチェーン12の回動が阻害されないように、隙間低減部材Sの厚さなどは設計されている。
In particular, in the first embodiment, the gap reducing member S is provided so as to fill the gap C between the
本第1実施形態では、隙間低減部材Sとして、低摩擦材であるテフロン(登録商標)が用いられている。より具体的には、所定の厚みを有し、所定の大きさ、形状に裁断されたテフロンシートが、インナリンクプレート34の外面40に取り付けられている。このテフロンシートの取り付けは接着剤を用いた張り付けにより行われ、隙間低減部材Sは固着される。テフロンシートからなる隙間低減部材Sが取り付けられたインナリンクプレート34の外面40上に重なるようにアウタリンクプレート38が連結されると、隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34とアウトリンクプレート38とにより挟まれ、これらに当接することになる。そして、隙間低減部材Sは、極わずかインナリンクプレート34とアウタリンクプレート38とから圧縮力を受ける。なお、本第1実施形態の場合、インナリンクプレート34に設けられた隙間低減部材Sは、アウタリンクプレート38と接するがそれには固定されないので、チェーン12の回動により隙間低減部材Sとアウタリンクプレート38との間に油膜が形成される。これにより、適切にチェーン12の動きが円滑に保たれることになる。
In the first embodiment, Teflon (registered trademark), which is a low friction material, is used as the gap reducing member S. More specifically, a Teflon sheet having a predetermined thickness and cut into a predetermined size and shape is attached to the
次に、本第1実施形態の作用効果について説明する。図4は、その作用効果を説明するためのチェーン12の概念図であり、その構成部材であるインナリンクプレート34とアウタリンクプレート38との相対的な傾きを表している。なお、図4では、インナリンクプレート34、ピン36、アウタリンクプレート38のみを抽出して示していて、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38を実線で表し、ピン36を点線で表し、その他の要素を省略している。また、チェーン12の走行方向を白抜き矢印で表している。図4(a)に示すように、使用当初などにおいて、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38は概ね平行に配されていて、チェーン12は、所定の走行方向にその幅方向に振られずにまっすぐ動く。インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38との間に隙間低減部材Sが設けられない場合には、隙間Cはそのままである(図4(a)参照)。この状態で長い間使用されると、例えば吸排気弁の開閉による周期的な張力の強弱がカムスプロケット14、16からチェーン12に伝達され、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38に互いに傾く動きが生じるようになる。具体的には、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38が互いに平行でなくなり、それぞれ、走行方向とは異なる向きへ傾く傾向が認められるようになる(図4(b)参照)。このような状態でチェーン12が回動されると、チェーン12のそれら構成要素に振れが生じ、あたかもチェーン12がその幅方向に蛇行しているかのようになる。そして、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38とが部分的に走行中にこすれたり、衝突したりして、あるいはその他の部材と衝突するなどしてノイズが発生することになる。
Next, the function and effect of the first embodiment will be described. FIG. 4 is a conceptual diagram of the
そこで、上記の如く、隙間低減部材Sを隙間Cを低減するように設けて、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38とが図4(b)に示す如く相対的に傾くことを防止する(図4(c)参照)。こうすることで、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38は、チェーン幅方向、すなわち走行方向に直交する方向に拘束されるようになる。これにより、インナリンクプレート34およびアウタリンクプレート38のチェーン幅方向への振れは抑制される。また、テフロンシートからなる隙間低減部材Sは弾性を有するので、この弾性力によりインナリンクプレート34やアウタリンクプレート38にチェーン幅方向への力が作用しても、その力を吸収低減することが可能になる。したがって、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38とにチェーン12がその幅方向に蛇行するような傾向が生じることは抑制され、ひいてはノイズの発生が適切に防止されることになる。
Therefore, as described above, the gap reducing member S is provided so as to reduce the gap C, and the
以上、上記第1実施形態では、インナリンクプレート34の外面40の、走行方向前後の両端部側の略円弧形状の部分に隙間低減部材Sを設けることにした(図3参照)。しかしながら、隙間低減部材Sの設けられる箇所、およびその形状はこれ以外でも良い。図5に隙間低減部材Sの配置される位置および隙間低減部材Sの形状を模式的に示す。図5(a)は、上記実施形態を表している。図5(b)の変形例では、隙間低減部材S1が、外面40の内、ブッシュ30が差し込まれる孔部34a周囲のリング状の部分に設けられている。さらに別の変形例を図5(c)に示すように、複数の隙間低減部材S2を孔部34a周囲に配置しても良く、ここでは走行方向前後に分けて取り付けられている。もちろん、図5(d)にさらに別の変形例を示すように、インナリンクプレート34の外面40全体が隙間低減部材S3により覆われるように、隙間低減部材S3が設けられても良い。なお、隙間低減部材S(S1、S2、S3を含む。)は、上記の如く、テフロン(登録商標)により作製されると良いが、隙間低減部材Sはそれ以外の材料から作製されても良い。例えば、その他の衝撃を吸収する材料や、弾性を有する材料や、摩擦係数が0.1以下の低摩擦材などから作製され得る。
As described above, in the first embodiment, the clearance reducing member S is provided on the substantially arc-shaped portion of the
隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34とアウタリンクプレート38との隙間Cを低減するように設けられれば、上記した如くインナリンクプレート34上に設けられることに制限されず、アウタリンクプレート38の内面42上に設けられても良い。なお、その取付箇所およびその隙間低減部材Sの形状は、図5に示したようなパターンが可能であるが、それ以外でも良い。さらに、隙間低減部材Sは、インナリンクプレート34と、アウタリンクプレート38との両方に設けられても良い。
If the clearance reducing member S is provided so as to reduce the clearance C between the
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態に加えて、さらに循環経路Pの内側から外側に向けてチェーンに当接するチェーンガイドが設けられる。本第2実施形態は、上記第1実施形態の構成要素と同じ構成要素を含むので、以下の説明において、既に上記した構成要素と同じ構成要素に関しては同じ符号を付して説明を省略する。 Next, a second embodiment will be described. In the second embodiment, in addition to the first embodiment, a chain guide that contacts the chain from the inner side to the outer side of the circulation path P is further provided. Since the second embodiment includes the same components as the components of the first embodiment, in the following description, the same components as those described above are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
本第2実施形態におけるチェーン駆動装置110は、上記カムスプロケット14、16とクランクスプロケット18との間に掛け渡され、隙間低減部材Sを有するチェーン12と、このチェーン12の幅方向の変位を規制してガイドするチェーンガイド20、22と、チェーンガイド20をチェーン12の循環経路Pの外側から内側に向けて付勢するテンショナ24とを有すると共に、さらにチェーン12をその循環経路Pの内側から外側に向けて付勢するチェーンガイド50を備えている。
The chain drive device 110 according to the second embodiment is spanned between the
チェーンガイド50について、図6に基づいてまず概略的に説明する。なお、図6は、チェーンガイド50の配設箇所周りを部分的に表した概念図であり、図6(a)はチェーンガイド50を設ける前の状態を、そして図6(b)はチェーンガイド50を設けた状態を表している。チェーンガイド50は、チェーンガイド20と協働するべく設けられる。チェーンガイド50は、クランクスプロケット18の下流側且つカムスプロケット14の上流側に位置するチェーン12のチェーン部分12aに循環経路Pの外側から当接してチェーン部分12aをガイドする第1ガイド部材としてのチェーンガイド20との間でチェーン部分12aを挟むように、チェーン部分12aに循環経路Pの内側から当接する第2ガイド部材である。
First, the
特に、チェーン部分12aに当接するチェーンガイド50は、チェーン走行方向において、チェーンガイド20よりも上流側に配置されている。ここで、チェーンガイド50がチェーンガイド20よりも上流側に配置されているとは、クランクスプロケット18との噛み合い状態から脱したチェーン部分12aがまずチェーンガイド50に当接し、その後チェーンガイド20に当接するべく、チェーンガイド20、50が位置付けられていることをさしている。すなわち、チェーンガイド50におけるチェーン12の接触開始点(チェーン接触開始点)T1が、クランクスプロケット18におけるチェーン12の離脱点(チェーン離脱点)G1の下流側、且つ、チェーンガイド20におけるチェーン接触開始点T2の上流側に位置されるように、チェーンガイド50は配置されている。なお、「チェーン接触開始点」とは、回動するチェーン12の任意の部分が接触を始める位置のことを指す。また、「チェーン離脱点」とは、回動するチェーン12の任意の部分が噛み合い状態などの接触状態から離れる位置のことを指す。
In particular, the
そして、本第2実施形態では、チェーンガイド20によりチェーン12が循環経路Pの内側に湾曲するほどの張力がチェーン12に及ぼされていると共に、チェーンガイド50によりチェーン12が同循環経路Pの外側に湾曲するほどの張力がチェーン12に及ぼされている。したがって、図6(b)に示すように、クランクスプロケット18におけるチェーン離脱点G1からチェーンガイド20におけるチェーン12の接触終了点(チェーン接触終了点)G2までの間でのチェーン部分が略S字状に湾曲される。なお、図6(b)では、チェーン部分12aはS字とは逆に湾曲しているが、逆から見るとS字状に湾曲している。このようにすることで、クランクスプロケット18を離脱したチェーン部分12aには、まず循環経路Pの外側に向けてテンションがかけられ、そして循環経路Pの内側に向けてテンションがかけられるので、チェーン12が弛むことが確実に防止され、チェーン12に振れが生じることが抑制されることになる。なお、「チェーン接触終了点」とは、回動するチェーン12の任意の部分が接触を終了する位置のことを指す。
In the second embodiment, the
チェーンガイド20に取り付ける途中でのチェーンガイド50の斜視図を図7に示す。なお、図7中の白抜き矢印はチェーン走行方向を表している。また、チェーンガイド20とチェーンガイド50との間でチェーン20の内、チェーン部分12aが挟まれている状態を概念的に図8に示す。また、図8のA−A線断面図を図9に示すが、図9ではチェーン12を省略している。チェーンガイド20とチェーンガイド50とは別体で構成され、組み立てられて一体にされる。チェーンガイド50は、第1連結部材52と、第2連結部材54と、それらの間に挟まれて取り付けられた回動部材56とを有している(図9参照)。なお、図9では第2連結部材54を示しているが、図7および8では理解を容易にするために省略している。
A perspective view of the
第1および第2連結部材52、54は、チェーン12の循環経路Pの一部、すなわちチェーン12の走行路Rがチェーンガイド20および回動部材56との間に形成されるように、チェーンガイド20を挟んでチェーンガイド20に取り付けられる。ここでは、その取り付けは、ねじ部材、すなわち図に示したボルト58、60などを用いて行われる。なお、組み立てられた状態での第1連結部材52と第2連結部材54との間の間隔は、チェーン12の一つのアウタリンク28における2つのアウタリンクプレート38の間の間隔よりもわずかに大きい。第1連結部材52には、支柱部62が設けられている。支柱部62は、組み立てられた状態で、その突出先端部64が第2連結部材54に接するように、所定の長さを有している。なお、支柱部62は、第1連結部材52に設けられることに制限されず、例えば第2連結部材54に設けられても良い。
The first and second connecting
回動部材56は、第1連結部材52と第2連結部材54との間に遊び、すなわち所定の微小間隔C1をあけて取り付けられる。また、回動部材56は貫通孔66を有する。この貫通孔66には、第2連結部材54の締結孔68から差し込まれた締結用ボルト67が差し込まれ、締結用ボルト67の先端部は第1連結部材52の締結孔70から突出されてナット72と螺合締結する。こうして、回動部材56は、その厚さ方向に、すなわち第1連結部材52と第2連結部材54とが対向する向きに遊びを有して、第1および第2連結部材52、54の間に取り付けられる。したがって、回動部材56は、締結用ボルト67の軸線Lを中心にして、回動可能である。なお、図7および図9に示すように、締結用ボルト67の外周には、回動部材56の動きを妨げない程度に締結用ボルト67と貫通孔66との間の隙間を埋める、ゴムブッシュ74が配設される。したがって、回動部材56はゴムブッシュ74の弾性に依存した動きが許容される。
The rotating
回動部材56は、さらに、チェーン12に接触する接触部76と、接触部76の一端側から延出された延出部78とを有する。この延出部78は、前記貫通孔66を区画形成する筒状部80周りに延び、回動支柱部82を備える。回動支柱部82は、支柱部62と平行に設けられ、その突出先端部84は、組み立てられた状態で第2連結部材54に近接する。回動支柱部82と延出部78との合計の厚みは、接触部76の厚みに等しい。
The
そして、チェーン12に回動部材56の接触部76を押し付けるべく、回動部材56は、ばね部材86(図8参照)を備えている。なお、図9では、ばね部材86は省略されている。本第2実施形態では、ばね部材86は板ばねからなっている。ばね部材86は、支柱部62に一端が固定され、筒状部80を介して、その他端が回動支柱部82に固定される。そして、このような状態でばね部材86は伸長する力を蓄えるようにされているので、図10に概念的に示すように回動支柱部82はチェーンガイド20側にばね部材86から付勢されることになる。チェーンガイド20側に回動支柱部82が付勢されることで、締結用ボルト67の軸線Lを中心に概ね回動部材56は所定角度内で回動する。しかしながら、筒状部80から接触部76の端部76aまでの長さは筒状部80から支柱部62までの長さよりも長いので、チェーン12が除かれた状態であっても、回動部材56はその端部76a側が支柱部62に当接するまでしか回動されない。なお、本第2実施形態では、回動部材56の一端が支柱部62に当接した状態で、回動部材56の他端はチェーンガイド20に接触する。
And the
上記のように各構成要素を位置づけ、そしてばね部材86で回動部材56を付勢することで、図8に示すように、チェーン12が回動されている状態で、チェーンガイド50の接触部76による傾斜角を有する線B1と、チェーンガイド20による傾斜角を有する線B2とは所定の角度αを有する。したがって、必ず、チェーン部分12は、チェーンガイド50に接触し、その後チェーンガイド20に接触するようになる。なお、この所定の角度αは、チェーン12からの振動などにより、微小範囲内で変動する。
Each component is positioned as described above, and the rotating
次に、本第2実施形態の作用効果について説明する。チェーンガイド20と回動部材56との間の走行路Rにチェーン12が走行されると、図8に示すように、クランクスプロケット18との噛み合い状態から離脱したチェーン部分12aは、まずチェーンガイド50、特に回動部材56に接触して、チェーン12の循環経路Pの内側から外側へ押し圧されて外向きの張力がかけられる(図8中の白抜き矢印M1)。そして、その直下流側で、そのチェーン部分12aは、チェーンガイド20に接触して、チェーン12の循環経路Pの外側から内側へ押し圧されて内向きの張力がかけられることになる(図8中の白抜き矢印M2)。したがって、チェーンガイド50の回動部材56とチェーンガイド20とによりチェーン12には循環経路Pの内側および外側への所定の張力が及ぼされ、且つ、チェーン12は回動部材56とチェーンガイド20との間に挟まれるようになるので、クランクスプロケット18との噛み合いによりチェーン12、特にチェーン部分12aに振れが生じても、その振れは低減されて抑制されることになる。なお、これは、図4(b)に示したようにインタリンクプレート34とアウタリンクプレート38とが相互に傾く傾向にある場合に、顕著になる振れを低減するのに有効である。
Next, the function and effect of the second embodiment will be described. When the
さらに、チェーンガイド20に取り付けられた状態での第1連結部材52と第2連結部材54との間の間隔は、チェーン12の一つのアウタリンク28における2つのアウタリンクプレート38の間の間隔よりもわずかに大きいので、チェーン12の振れをより低減して抑制することが可能になる。特に、これにより、インタリンクプレート34とアウタリンクプレート38とに作用する相互に傾く力を低減したり(図4(b)参照)、あるいはそのような力によるチェーン12の動きを抑制したりすることが可能になる。
Further, the distance between the first connecting
したがって、チェーンガイド20、50を協働させるように構成して設けることで、チェーン12に振れを生じさせる力やその振れを低減することが可能になる。そして、図4(b)に示したように相対的に傾く傾向を有するインナリンクプレート34やアウタリンクプレート38を有するチェーン12を用いているときには、クランクスプロケット18との噛み合いから生じる振れを適切に低減できるので、その傾向が顕著になるのを防止することが可能になる。ひいては、チェーン12によるノイズを低減することが可能になる。
Therefore, by providing the chain guides 20 and 50 so as to cooperate with each other, it is possible to reduce the force that causes the
さらに、上記の如く、締結用ボルト67の外周には、締結用ボルト67と貫通孔66との間の隙間を埋めるゴムブッシュ74が配設されていて、回動部材56にはゴムブッシュ74の弾性域に依存する動きが許容されている。したがって、ゴムブッシュ74により、さらにチェーン12の振動が低減吸収されることになり、より適切にチェーンの振動を低減することが可能になる。
Further, as described above, the
以上、上記第2実施形態では、クランクスプロケット18から離脱したチェーン部分12aは、チェーンガイド50によりまず循環経路Pの外向きの張力を付与され、その後にチェーンガイド20により循環経路Pの内向きの張力を付与され、それらの間で連続的にチェーン部分12aが受け渡されることで、換言すると、チェーン12aにそのような張力を与えつつそれをチェーンガイド50とチェーンガイド20とで挟むことで、チェーン部分12aの振れを低減することにした。しかしながら、チェーンガイド50とチェーンガイド20との間では、チェーン部分12aが直接的には挟まれず、受け渡されるようにしても良い。
As described above, in the second embodiment, the
なお、チェーンガイド20とチェーンガイド50とは一体でなくても良い。チェーンガイド20とチェーンガイド50とにより上記の如く張力がチェーン12に及ぼされるように、互いが位置付けられ、上記の如くチェーン12に生じる振れが抑制されるように、チェーンガイド20とチェーンガイド50とが独立して設けられても良い。また、ばね部材86は、板ばねに限定されず、種々のばね材料から構成され得る。さらに、上記第2実施形態の場合、第1連結部材と第2連結部材54との一方を省くようにしても良い。
The
さらに、上記第2実施形態では、上記隙間低減部材Sを設けることにしたが、隙間低減部材Sを設けなくても良い。すなわち、隙間低減部材Sを用いず、第1ガイド部材および第2ガイド部材だけを用いて、チェーン12の振れを抑制するようにしても良い。
Further, in the second embodiment, the gap reducing member S is provided. However, the gap reducing member S may not be provided. In other words, the swing of the
なお、上記実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。 In the above embodiment, the present invention has been described with a certain degree of concreteness, but various modifications and changes can be made to the present invention without departing from the spirit and scope of the invention described in the claims. It must be understood that. That is, the present invention includes modifications and changes that fall within the scope and spirit of the appended claims and their equivalents.
10、110 チェーン駆動装置
12 チェーン
12a チェーン部分
14、16 カムスプロケット
18 クランクスプロケット
20、22、50 チェーンガイド
26 インナリンク
28 アウタリンク
30 ブッシュ
32 ローラ
34 インナリンクプレート
36 ピン
38 アウタリンクプレート
40 外面
42 内面
52 第1連結部材
54 第2連結部材
56 回動部材
67 締結用ボルト
74 ゴムブッシュ
86 ばね部材
S 隙間低減部材
P 循環経路
10, 110
Claims (4)
前記駆動側スプロケットの下流側且つ前記従動側スプロケットの上流側に位置するチェーン部分に循環経路の内向きの張力を及ぼすように該チェーン部分に該循環経路の外側から当接して該チェーン部分をガイドする第1ガイド部材と、
該第1ガイド部材との間で前記チェーン部分を挟むと共に該チェーン部分に該循環経路の外向きの張力を及ぼすように前記チェーン部分に前記循環経路の内側から当接する第2ガイド部材と、
を備えたことを特徴とするチェーンのノイズ防止構造。 A noise prevention structure for a chain that is circulated between a driving sprocket and a driven sprocket,
The chain portion is brought into contact with the chain portion from the outside of the circulation path so as to apply an inward tension of the circulation path to the chain portion located downstream of the driving sprocket and upstream of the driven sprocket. A first guide member that
A second guide member that abuts the chain portion from the inside of the circulation path so as to sandwich the chain portion with the first guide member and exert an outward tension of the circulation path on the chain portion;
A chain noise prevention structure characterized by comprising
前記インナリンクのインナリンクプレートの外面と、該外面と対向する前記アウタリンクのアウタリンクプレートの内面との内、少なくともいずれかに、前記インナリンクプレートと前記アウタリンクプレートとの隙間を低減する隙間低減部材を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のチェーンのノイズ防止構造。 The chain is configured by alternately connecting inner links and outer links,
A clearance for reducing a clearance between the inner link plate and the outer link plate in at least one of the outer surface of the inner link plate of the inner link and the inner surface of the outer link plate of the outer link facing the outer surface. 4. The noise prevention structure for a chain according to claim 1, further comprising a reduction member.
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