JP4894825B2 - 前照灯光軸方向調整装置及び電子制御装置 - Google Patents
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Description
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
によって、車高Hを算出することを特徴とする。なお、各実測データは、例えば車両の工場出荷前や、前照灯光軸方向調整装置に用いるECU(電子制御ユニット)の交換時等に記憶手段に記録することが考えられる。
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
を算出し、これを不揮発性の記憶手段に記録する。そして、車高センサから出力される検出信号電圧Vの値を記憶手段に記憶されている特性近似式に代入することにより、車高Hを算出する。
図1は、実施形態の前照灯光軸方向調整装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態の前照灯光軸方向調整装置は、車高センサ11、ECU20、モータ30等を備えている。
図2に示すように、ヘッドライト30は、ランプ31と、ランプ31からの光線を車両前方へ反射させるリフレクタ32、このリフレクタ32の上側でこれを上下方向(図中の円弧矢印方向)に揺動可能に支持する支持部33、リフレクタ32の下側において一端側でリフレクタ32を支持する共に他端側でモータ35に接続され、前後方向に可動する可動部34、ECU20からの制御信号に応じて可動部34を前後方向(図中直線矢印方向)に駆動するモータ35等によって構成されている。そして、ECU20からの制御信号に基づいてモータ35が可動部34を前後方向に駆動することで、リフレクタ32と支持部33との支持点を軸にリフレクタ32が上下方向に揺動することで、ヘッドライト30の光軸方向が変化する。
つぎに、ECU20が行う制御処理の第1実施形態及び第2実施形態について、それぞれ図3,4のフローチャートに基づいて説明する。
図3は、ECU20のCPU21が実行する制御処理(第1実施形態)の手順を示すフローチャートである。
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
に代入することで、車高Hを算出する。
図4は、ECU20のCPU21が実行する制御処理(第2実施形態)の手順を示すフローチャートである。
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
を算出する(S203)。そして、この算出した特性近似式を保存用ROM24に記録する(S204)。なお、S201〜S204における実測データの入力及び特性近似式の登録は、車両の工場出荷時、あるいは車高センサ11及びECU20の交換時等、前照灯光軸方向調整装置の使用を開始する事前にだけ行われる。また、車高センサ11の検出信号電圧の測定は、車高センサ11を車両に実装した状態で行い、そのときの車高及び検出信号電圧をECU20へ入力することで、CPU21によって特性近似式が保存用ROM24に記録される。
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
に代入することで、車高Hを算出する。
上記実施形態の前照灯光軸方向調整装置によれば、以下のような効果を奏する。
(1)第1実施形態について
車高センサ11を車両に実装した状態でそれぞれ検出した実測データ(Ha,Va)及び(Hb,Vb)の2点の異なる実測データを保存用ROM24に予め記憶しておくことで、その実測データから車高センサ11の実装上の特性に即した特性近似式を導くことができる。そして、車高センサ11を実装した状態で得られた実測データから導かれる特性近似式を用いて車高を算出することで、車高センサ11の取り付け位置や取り付け方法等のばらつきに起因する仕様上の特性との誤差に影響されることなく、正確な車高を検出できる。よって、車高センサ11の検出誤差が低減し、前照灯の光軸制御の精度を向がする。
車高センサ11を車両に実装した状態でそれぞれ検出した実測データ(Ha,Va)及び(Hb,Vb)の2点の異なる実測データの入力を受け付け、これらの実測データから車高センサ11の実装上の特性に即した特性近似式を算出できる。そして、車高センサ11を実装した状態で得られた実測データから導かれる特性近似式を保存用ROM24に記憶し、この記憶した特性近似式を用いて車高を算出することで、車高センサ11の取り付け位置や取り付け方法等のばらつきに起因する仕様上の特性との誤差に影響されることなく、正確な車高を検出できる。よって、車高センサの検出誤差が低減し、前照灯の光軸制御の精度が向上する。
Claims (4)
- 車高の変化に応じて当該車両の前照灯の光軸方向を変化させる前照灯光軸方向調整装置において、
当該車両の車高に比例する電圧の検出信号を出力する車高センサと、
前記車高センサを車両に実装した状態における、ある車高Haのときの前記車高センサの検出信号電圧Vaの実測データ(Ha,Va)と、車高Haとは異なる車高Hbのときの前記車高センサの検出信号電圧Vbの実測データ(Hb,Vb)の異なる2点の実測データを記憶する不揮発性の記憶手段と、
前記車高センサから出力される検出信号電圧をV、この検出信号電圧Vのときの車高をHとするとき、前記記憶手段に記憶されている車高及び検出信号電圧の実測データに基づく下記の特性近似式
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
によって、車高Hを算出する車高算出手段とを備え、
前記車高算出手段により算出された車高に基づき、前記前照灯の光軸方向を調整すること
を特徴とする前照灯光軸方向調整装置。 - 車高の変化に応じて当該車両の前照灯の光軸方向を変化させる前照灯光軸方向調整装置に用いられる電子制御装置であって、
当該車両の車高に比例する電圧の検出信号を出力する車高センサからの検出信号を受信する車高信号受信手段と、
前記車高センサを車両に実装した状態における、ある車高Haのときの前記車高センサの検出信号電圧Vaの実測データ(Ha,Va)と、車高Haとは異なる車高Hbのときの前記車高センサの検出信号電圧Vbの実測データ(Hb,Vb)の異なる2点の実測データを記憶する不揮発性の記憶手段と、
前記車高信号受信手段によって受信した車高センサの検出信号電圧をV、この検出信号電圧Vのときの車高をHとするとき、前記記憶手段に記憶されている車高及び検出信号電圧の実測データに基づく下記の特性近似式
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
によって、車高Hを算出する車高算出手段と、
前記車高算出手段により算出された車高に基づいて前記前照灯の光軸方向を調整するための制御信号を生成し、この生成した制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えること
を特徴とする電子制御装置。 - 車高の変化に応じて当該車両の前照灯の光軸方向を変化させる前照灯光軸方向調整装置において、
当該車両の車高に比例する電圧の検出信号を出力する車高センサと、
不揮発性の記憶手段と、
前記車高センサを車両に実装した状態における、ある車高Haのときの前記車高センサの検出信号電圧Vaの実測データ(Ha,Va)、及び車高Haとは異なる車高Hbのときの前記車高センサの検出信号電圧Vbの実測データ(Hb,Vb)の異なる2点の実測データの入力を受け付け、この入力された各実測データから、前記車高センサの検出信号電圧をV、この検出信号電圧Vのときの車高をHとしたときの、検出信号電圧Vと車高Hとの相関関係を示す下記の特性近似式
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
を算出し、これを前記記憶手段に記録する特性近似式記録手段と、
前記車高センサから出力される検出信号電圧Vの値を前記記憶手段に記憶されている特性近似式に代入することにより、車高Hを算出する車高算出手段とを備え、
前記車高算出手段により算出された車高に基づき、前記前照灯の光軸方向を調整すること
を特徴とする前照灯光軸方向調整装置。 - 車高の変化に応じて当該車両の前照灯の光軸方向を変化させる前照灯光軸方向調整装置に用いられる電子制御装置であって、
当該車両の車高に比例する電圧の検出信号を出力する車高センサからの検出信号を受信する車高信号受信手段と、
不揮発性の記憶手段と、
前記車高センサを車両に実装した状態における、ある車高Haのときの前記車高センサの検出信号電圧Vaの実測データ(Ha,Va)、及び車高Haとは異なる車高Hbのときの前記車高センサの検出信号電圧Vbの実測データ(Hb,Vb)の異なる2点の実測データの入力を受け付け、この入力された各実測データから、前記車高センサの検出信号電圧をV、この検出信号電圧Vのときの車高をHとしたときの、検出信号電圧Vと車高Hとの相関関係を示す下記の特性近似式
H=(V−Va)×(Hb−Ha)/(Vb−Va)
を算出し、これを前記記憶手段に記録する特性近似式記録手段と、
前記車高信号受信手段によって受信した車高センサの検出信号電圧Vの値を前記記憶手段に記憶されている特性近似式に代入することにより、車高Hを算出する車高算出手段と
前記車高算出手段により算出された車高に基づいて前記前照灯の光軸方向を調整するための制御信号を生成し、この生成した制御信号を出力する制御信号出力手段とを備えること
を特徴とする電子制御装置。
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