JP4893698B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用の燃料噴射システムに適用される燃料供給装置に関する。
ディーゼルエンジン用の畜圧式燃料噴射システムに適用される燃料供給装置は、畜圧式燃料噴射システムにおいて高圧燃料を蓄えるコモンレールへ高圧燃料を圧送する高圧ポンプ、燃料タンクから高圧ポンプへ燃料を供給するフィードポンプ、燃料を濾過する燃料フィルタ等を備えている。そして、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置することにより、燃料フィルタの前後に大きな差圧を発生させて、濾過材のメッシュサイズ縮小を可能とし、異物補足性を向上させている。
ここで、燃料供給装置をエンジンに組み付けた時や、燃料フィルタの交換時には、エンジンが確実に始動できるようにするために、燃料タンクからフィードポンプまでの燃料配管と燃料フィルタに燃料を充填する必要がある。しかしながら、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置した燃料供給装置では、プライミングポンプで送油する際にフィードポンプが抵抗になってしまい、フィードポンプの下流に配置された燃料フィルタへの燃料充填が困難である。
そこで、本出願人は、特願2006−352241にて新規な燃料供給装置(以下、先願の燃料供給装置という)を提案した。その先願の燃料供給装置では、フィードポンプを迂回して燃料フィルタに連絡するバイパス通路を設け、プライミング時にはバイパス通路を介して燃料フィルタへの燃料充填を行うようにしている。また、プライミング後にそのバイパス通路を燃料が逆流しないようにする逆止弁を備えている。
さらに、先願の燃料供給装置は、フィードポンプの下流側かつ燃料フィルタの上流側の燃料をフィードポンプの上流側へ戻すリターン通路を設け、このリターン通路には、リターン通路を通過してフィードポンプの上流側に戻る燃料流量を調整するリターンバルブを設けている。このように、リターン通路を介してフィードポンプの下流側の燃料をフィードポンプの上流側へ戻すことにより、フィードポンプの吸入圧力損失を低減している。
しかしながら、先願の燃料供給装置では、プライミング時にバイパス通路を介して燃料フィルタへ燃料充填を容易に行うことができるが、バイパス通路や逆止弁が必要となるため、車両への搭載性やコスト面で問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、燃料フィルタをフィードポンプの下流に配置し、リターン通路を介してフィードポンプの下流側の燃料をフィードポンプの上流側へ戻すようにした燃料供給装置において、プライミング時に利用するバイパス通路や逆止弁を不要にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置であって、内燃機関の運転時に作動し、燃料を溜めておく燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するフィードポンプ(5)と、燃料タンク(4)とフィードポンプ(5)との間に配置されるとともに、内燃機関の停止中に操作され、燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ(9)と、フィードポンプ(5)の下流側に配置されて燃料を濾過する燃料フィルタ(12)と、フィードポンプ(5)と燃料フィルタ(12)との間に一端が接続され、プライミングポンプ(9)とフィードポンプ(5)との間に他端が接続されたリターン通路(14)と、リターン通路(14)を開閉する弁体(120)を有し、フィードポンプ(5)と燃料フィルタ(12)との間の燃料圧力が設定圧以上になると弁体(120)が開弁向きに移動してリターン通路(14)を開くリターンバルブ(100)と、プライミングポンプ(9)にて燃料を圧送する際に、弁体(120)に当接するピン(210)を介して弁体(120)を開弁向きに移動させて、弁体(120)を開弁位置に保持する開弁保持機構(200)とを備えることを特徴とする。
これによると、プライミングポンプ(9)にて燃料を圧送する際に、開弁保持機構(200)にてリターンバルブ(100)の弁体(120)を開弁位置に保持することにより、リターン通路(14)を介して燃料フィルタ(12)への燃料充填を行うことができる。したがって、プライミングのためのバイパス通路や逆止弁を不要にすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の燃料供給装置において、開弁保持機構(200)は、手動にてピン(210)が移動される構成であることを特徴とする。
これによると、開弁保持機構(200)はアクチュエータが不要であるためその構成が簡素化される。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の燃料供給装置において、開弁保持機構(200)は、ピン(210)を電磁力にて駆動する駆動装置(240)を備えることを特徴とする。
これによると、スイッチ操作等の簡単な操作で開弁保持機構(200)を作動させることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る燃料供給装置3を適用した車両用ディーゼルエンジンの畜圧式燃料噴射システムの全体構成図である。
この蓄圧式燃料噴射システムは、4気筒のディーゼルエンジン(図示せず)に使用されており、高圧燃料を蓄えるコモンレール1、コモンレール1内の高圧燃料をディーゼルエンジンの各燃焼室に噴射するインジェクタ2、コモンレール1に高圧燃料を供給する燃料供給装置3を備えて構成されている。
コモンレール1は、燃料供給装置3より供給された高圧燃料を目標レール圧に保持して蓄える畜圧手段である。なお、目標レール圧は、例えば、アクセル開度信号、エンジン回転数信号といったディーゼルエンジンの運転状態に基づいて、図示しない制御装置(以下、ECUという。)によって決定される。
さらに、コモンレール1には、コモンレール1内の燃料圧力が予め定めた上限値を超えたときに開弁してコモンレール1の燃料圧力を逃がすプレッシャリミッタ1aが取り付けられている。プレッシャリミッタ1aより流出した燃料は、燃料配管1bを介して、後述する燃料供給装置3の燃料タンク4に戻される。
インジェクタ2は、高圧燃料をディーゼルエンジンの燃焼室に噴射する燃料噴射手段である。インジェクタ2には、高圧配管2aを介してコモンレール1の高圧燃料が供給され、コモンレール1から供給された燃料のうち噴射されない余剰燃料は、燃料配管2bを介して、燃料タンク4へ戻される。なお、このインジェクタ2はECUに接続されており、ECUの制御信号によって、燃料の噴射時期および噴射量が制御される。
燃料供給装置3は、燃料を溜めておく燃料タンク4、燃料タンク4から燃料を汲み上げるフィードポンプ5、フィードポンプ5から供給される燃料を加圧してコモンレール1へ圧送する高圧ポンプ6、フィードポンプ5から高圧ポンプ6へ供給される燃料流量を調整する吸入調量弁7等を有して構成される。
フィードポンプ5は、吸入配管4aを介して、燃料タンク4から汲み上げた燃料を高圧ポンプ6に供給するものである。本実施形態では、フィードポンプ5として内接歯車ポンプであるトロコイドポンプを採用しており、後述する高圧ポンプ6のカム軸61に連結され、このカム軸61から回転駆動力が伝達される。
吸入配管4aには、燃料タンク4より吸入された燃料を濾過して異物を除去するプレフィルタ8、および、車両の組立時等に配管内のエア抜きを行うために手動操作により燃料タンク4から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ9が配置されている。さらに、吸入配管4aのうちフィードポンプ5の入口側には、プレフィルタ8以降の配管内で燃料に混入した異物を除去するゴーズフィルタ10が設けられている。なお、プレフィルタ8およびゴーズフィルタ10として、金属メッシュ等の金属フィルタを採用することができる。
フィードポンプ5の下流側には、燃料通路5aを介して、燃料フィルタ12が接続されている。この燃料フィルタ12により、フィードポンプ5から吐出される燃料が濾過される。燃料フィルタ12には、燃料フィルタ12に作用する燃料圧力が予め定めた値以上になったときに燃料フィルタ12に作用する燃料圧力を逃がすリリーフ弁13が配置されている。このリリーフ弁13が開弁すると、フィードポンプ5より吐出された燃料の一部が、燃料配管13aを介して、燃料タンク4へ戻される。
なお、本実施形態では、リリーフ弁13が開弁する予め定めた値として、燃料フィルタ12の耐圧許容上限値以下の値で、かつ、ディーゼルエンジンのアイドリング時に発生するフィードポンプ5の吐出圧より高い値を採用している。従って、このリリーフ弁13の作用によって、フィードポンプ5からの過大な燃料圧力が燃料フィルタ12に作用することを防止できる。
また、燃料フィルタ12には、フィードポンプ5からの吐出圧力を作用させることができるので、燃料フィルタ12は、プレフィルタ8およびゴーズフィルタ10に対して、目の細かい濾過性能の高いフィルタを採用することができる。従って、燃料フィルタ12は、プレフィルタ8やゴーズフィルタ10で除去できない小さな異物や水分等を取り除くことができる。
さらに、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間と、プライミングポンプとフィードポンプ5との間は、リターン通路14にて接続されている。このリターン通路14には、フィードポンプ5の作動時にはリターン通路14を通過してフィードポンプ5の上流側に戻る燃料流量を調整するリターンバルブ100(詳細後述)が配置されている。また、リターン通路14が開かれた状態を維持する開弁保持機構(詳細後述)がリターンバルブ100に組み込まれている。
燃料フィルタ12の下流側には、燃料通路12aを介して、吸入調量弁7が接続されている。さらに、燃料通路12aにはオリフィス16が配置されている。吸入調量弁7は、弁開度を連続的に変更可能に構成されたリニアソレノイド式の電磁弁であって、ディーゼルエンジンの運転状態に基づいてECUから出力される制御信号によって弁開度が制御される。
オリフィス16は、燃料フィルタ12から吸入調量弁7へ至る燃料通路12aの通路径を絞って、燃料フィルタ12を通過する燃料流量を制限する流量制限手段である。また、燃料通路12aのうちオリフィス16の下流側かつ吸入調量弁7の上流側の部位は、燃料通路12bを介して、ゴーズフィルタ10の下流側かつフィードポンプ5の上流側に接続されており、燃料通路12bには、レギュレートバルブ17が配置されている。
レギュレートバルブ17は、燃料通路開度を調整する弁体部、弁体部を閉弁させるように付勢するバネ手段等を有して構成され、機械的機構によってオリフィス16の下流側の燃料圧力を一定以下に制御するものである。また、燃料通路12bには、レギュレートバルブ17の上流側から後述する高圧ポンプ6のカム室64へ燃料を導く燃料通路12cが接続されている。
吸入調量弁7の下流側には、燃料通路7aを介して、高圧ポンプ6が接続される。さらに、この燃料通路7aには、オリフィス18を介して、ゴーズフィルタ10の上流側へ燃料を戻す燃料通路7bが設けられており、例えば、吸入調量弁7が閉弁状態のときに、吸入調量弁7の下流側の余剰燃料をフィードポンプ5の上流側へ戻すことができる。
高圧ポンプ6は、図1の一点鎖線の枠内に示すように、ディーゼルエンジンによって回転するカム軸61、カム軸61から駆動力が伝達されてシリンダの内部を往復運動するプランジャ62等を有して構成される。なお、本実施形態の高圧ポンプ6では、プランジャ62がカム軸61の径方向に対向して2個設けられており、2個のプランジャ62を交互に作動させて燃料の吸入および圧送を行う構成になっている。
カム軸61には、カム軸61の回転運動を直線運動に変換してプランジャ62に伝達するカム63が連結されており、カム63はポンプハウジングに形成されるカム室64に配置される。従って、前述の燃料通路12cを介してカム室64へ導かれる燃料は、カム室64において、カム63からプランジャ62へ駆動力が伝達される際の潤滑油として作用する。
なお、燃料通路12cには、オリフィス19が配置されており、このオリフィス19の作用によってカム室64へ供給される燃料(潤滑油)の流量が適切な値となる。また、カム室64からオーバフローした余剰燃料は、燃料通路6aを介して、燃料タンク4へ戻される。
シリンダの内部には、プランジャ62の往復運動に応じて容積変化する加圧室65が形成されている。この加圧室65には、燃料通路7aを介して加圧室65へ供給される燃料が通過する吸入通路65a、および、加圧室65からコモンレール1側へ吐出される燃料が通過する吐出通路65bが接続されている。
また、吸入通路65aには、加圧室65に燃料が吸入される際に開弁する吸入弁66が配置され、吐出通路65bには、加圧室65より燃料が吐出される際に開弁する吐出弁67が配置されている。そして、吐出通路65bは、燃料通路1cを介して、コモンレール1へ接続される。
図2はリターンバルブ100の閉弁状態を示す断面図、図3は開弁保持機構200により開弁状態にされたリターンバルブ100を示す断面図である。
図2、図3に示すように、リターンバルブ100は、ハウジング本体300に収容されている。ハウジング本体300には、円筒状のニップル310が螺合されている。ニップル310には、ピン挿入孔311および雌ねじ部312が形成されており、ピン挿入孔311および雌ねじ部312内の空間によりハウジング本体300の内外が連通している。ハウジング本体300とニップル310との間には、シール用のパッキン320が挟持されている。なお、ハウジング本体300とニップル310は、本発明のハウジングを構成している。
リターンバルブ100は、円筒状のスリーブ110を備えており、スリーブ110は、ハウジング本体300に挿入して螺合されている。また、スリーブ110とハウジング本体300との間は、Oリング330、340によってシールされている。
このスリーブ110には、スリーブ110の内外を連通させるスリーブ孔111が形成されている。スリーブ孔111は、リターン通路14を介して、吸入配管4aにおけるプレフィルタ8とフィードポンプ5との間に接続されている。
スリーブ110の内部には、スリーブ孔111を開閉する円柱状の弁体120が摺動自在に挿入されている。スリーブ110の一端側には、弁体120の閉弁側止まり位置を規定する円筒状のストッパ130が圧入して固定されており、スリーブ110の他端側には、円柱状のプラグ140が圧入して固定されている。
スリーブ110の一端側(ストッパ130側)は、リターン通路14を介して、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間の燃料通路5aに接続されている。また、スリーブ孔111を開く位置に弁体120が移動した時(すなわち、弁体120の開弁時)には、スリーブ110の一端側(ストッパ130側)は、スリーブ孔111と連通する。
スリーブ110の他端側において弁体120とプラグ140との間に形成された室112は、スリーブ110に形成された貫通孔113およびリターン通路14を介して、吸入配管4aにおけるプレフィルタ8とフィードポンプ5との間に接続されている。また、室112には、弁体120を閉弁向きに付勢する付勢部材としてのスプリング150が配置されている。
開弁保持機構200は、弁体120における反スプリング150側に配置された円柱状のピン210を備えている。ピン210は、一端が弁体120に当接し、他端側はニップル310のピン挿入孔311に摺動自在に挿入されている。ピン210とピン挿入孔311との間は、シール手段としてのOリング350によってシールされている。
開弁保持機構200は、外周面に雄ねじ部221が形成されるともに端部に溝222が形成されたねじ部材220を備えている。ねじ部材220の雄ねじ部221がニップル310の雌ねじ部312に螺合され、溝222にドライバを挿入してねじ部材220を手動にて回すことによりピン210が移動されるようになっている。なお、本実施形態では、ピン210とねじ部材220を一体に形成しているが、ピン210とねじ部材220は別々に形成してもよい。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。例えば燃料供給装置3をエンジンに組み付けた後のプライミング時、すなわち、プライミングポンプ9にて送油する際には、それに先だって図3に示すように開弁状態にする。すなわち、ねじ部材220を手動にて回すことにより、ピン210を介して弁体120を開弁向きに移動させ、スリーブ孔111が開かれた状態にする。そして、ねじ部材220の雄ねじ部221とニップル310の雌ねじ部312との間の摩擦抵抗によってねじ部材220の位置が固定され、弁体120が開弁位置に保持される。
このように、弁体120が開弁位置に保持された状態でプライミングポンプ9を手動で操作すると、燃料タンク4から汲み上げられて圧送された燃料は、吸入配管4a→リターン通路14→スリーブ孔111→リターン通路14→燃料通路5a→燃料フィルタ12の順に流れる。換言すると、プライミングポンプ9にて圧送された燃料は、フィードポンプ5を迂回して燃料フィルタ12に流れる。したがって、燃料フィルタ12への燃料充填を容易に行うことができる。
そして、燃料フィルタ12への燃料充填作業が完了すると、ねじ部材220を手動にて回して、ねじ部材220およびピン210を弁体120から遠ざかる向きに移動させる。より詳細には、図2に示すように、弁体120がストッパ130に当接する位置まで、換言すると、弁体120がスリーブ孔111を全閉する位置まで、ねじ部材220およびピン210を移動させる。
エンジン運転時には、図2に示すように、ねじ部材220およびピン210は、弁体120の作動を規制しない位置に戻されている。そして、エンジンの作動に伴って、高圧ポンプ6のカム軸61が回転する。前述の如く、カム軸61にはフィードポンプ5が連結されているので、カム軸61からフィードポンプ5へ回転駆動力が伝達される。
この駆動力によって、フィードポンプ5は、吸入配管4aを介して、燃料タンク4から燃料を汲み上げる。この際、燃料はプレフィルタ8→ゴーズフィルタ10の順に通過して濾過される。さらに、フィードポンプ5から圧送された燃料は、燃料通路5aを介して燃料フィルタ12へ流入し、燃料フィルタ12を通過する際に濾過され、さらに、燃料通路12aを介して吸入調量弁7へ流入する。
吸入調量弁7の弁開度は、ECUから出力された制御信号によって制御されているので、エンジンの作動に必要十分な流量の燃料が、燃料通路7aを通過して高圧ポンプ6へ流入する。
さらに、カム軸61とともにカム63が回転すると、高圧ポンプ61のプランジャ62が往復運動する。この往復運動によってプランジャ62がシリンダの内部をカム軸61側へ移動すると、加圧室65の容積が拡大して加圧室65の圧力が低下する。これにより、吸入弁66が開弁して吸入調量弁7の下流側の燃料が燃料通路7a→吸入通路65aの順に流れ加圧室65に吸入される。
また、プランジャ62がシリンダの内部を反カム軸側へ移動すると、加圧室65の容積が縮小して加圧室65に吸入された燃料が加圧される。加圧された燃料圧力が吐出弁67の開弁圧を超えると、吐出弁67が開弁して、加圧室65の燃料が吐出通路65b→燃料通路1cを通過してコモンレール1へ圧送される。
これにより、コモンレール1に高圧燃料が蓄えられる。そして、コモンレール1に蓄えられた高圧燃料は、ECUの制御信号によって駆動されるインジェクタ2からディーゼルエンジンの各燃焼室に噴射される。
ここで、フィードポンプ5が作動している際には、弁体120におけるピン210側の端面に、フィードポンプ5と燃料フィルタ12との間の燃料圧力(以下、この燃料圧力をフィード燃料圧力という)が作用し、弁体120はこのフィード燃料圧力により室112側に向かって付勢され、弁体120はフィード燃料圧力の上昇に伴ってスプリング150に抗して室112側に向かって移動する。
そして、フィード燃料圧力が第1設定圧未満のときには、図2に示すように、弁体120はスリーブ孔111を塞ぐ位置にあって、リターン通路14が閉じられた状態になる。フィード燃料圧力が第1設定圧に達したときには、弁体120はスリーブ孔111を開放してリターン通路14が開かれた状態になる。これにより、フィードポンプ5の下流側の燃料の一部がフィードポンプ5の上流側へ戻され、フィードポンプ5の吸入圧力損失が低減される。
なお、第1設定圧は、リリーフ弁13の開弁圧に近い値であって、かつ、リリーフ弁13の開弁圧よりも低い値に設定してある。従って、リリーフ弁13が開弁する前に、リターンバルブ100が開弁して、フィードポンプ5の下流側の燃料がフィードポンプ5の上流側に戻される。さらに、リターンバルブ100が開弁していても、フィードポンプ5の下流側の燃料圧力が上昇してしまうような場合に、リリーフ弁13が開弁する。
本実施形態では、プライミング時には、開弁保持機構200にてリターンバルブ100の弁体120を開弁位置に保持することにより、リターン通路14を介して燃料フィルタ12への燃料充填を行うことができる。したがって、プライミングのためのバイパス通路や逆止弁が不要となり、車両への搭載性向上およびコスト低減を図ることができる。
また、開弁保持機構200はアクチュエータが不要であるためその構成が簡素化され、車両への搭載性向上およびコスト低減を確実に図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は第2実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の閉弁状態を示す断面図、図5は開弁保持機構200により開弁状態にされたリターンバルブ100を示す断面図である。
本実施形態は、開弁保持機構200の具体的構成が第1実施形態と異なっている。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図4、図5に示すように、開弁保持機構200は、ピン210と、フック230からなる。ハウジング本体300には、このハウジング本体300の内外を連通させるピン挿入孔301、およびフック230が係合可能な段差部302が形成されている。ピン挿入孔301にピン210が摺動自在に挿入されて、ピン210とピン挿入孔301との間は、シール手段としてのオイルシール360によってシールされている。
フック230は、L字状ないしはコ字状になっており、ハウジング本体300の外部に配置され、一端がピン210に係合するとともに、他端がハウジング本体300の段差部302に係合可能になっている。
そして、プライミングポンプ9にて送油する際には、それに先だって図5に示すように開弁状態にする。すなわち、フック230が段差部302に係合する位置までフック230を手動で移動させることにより、ピン210を介して弁体120を開弁向きに移動させ、スリーブ孔111が開かれた状態にする。そして、フック230が段差部302に係合することによってねじ部材220およびピン210の位置が固定され、弁体120が開弁位置に保持される。
このように、弁体120が開弁位置に保持された状態でプライミングポンプ9を手動で操作すると、燃料タンク4から汲み上げられて圧送された燃料は、吸入配管4a→リターン通路14→スリーブ孔111→リターン通路14→燃料通路5a→燃料フィルタ12の順に流れ、燃料フィルタ12に燃料が充填される。
そして、燃料フィルタ12への燃料充填作業が完了すると、フック230と段差部302との係合を解き、フック230およびピン210を弁体120から遠ざかる向きに移動させる。より詳細には、図4に示すように、弁体120がストッパ130に当接する位置まで、換言すると、弁体120がスリーブ孔111を全閉する位置まで、フック230およびピン210を移動させる。
本実施形態では、プライミング時には、開弁保持機構200にてリターンバルブ100の弁体120を開弁位置に保持することにより、リターン通路14を介して燃料フィルタ12への燃料充填を行うことができる。したがって、プライミングのためのバイパス通路や逆止弁が不要となり、車両への搭載性向上およびコスト低減を図ることができる。
また、開弁保持機構200はアクチュエータが不要であるためその構成が簡素化され、車両への搭載性向上およびコスト低減を確実に図ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図6は第3実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブ100の閉弁状態を示す断面図、図7は開弁保持機構200により開弁状態にされたリターンバルブ100を示す断面図である。
本実施形態は、開弁保持機構200の具体的構成が第1実施形態と異なっている。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6、図7に示すように、開弁保持機構200は、磁性金属製のピン210と、ピン210を電磁力にて駆動する駆動装置240からなる。ピン210の一端は、駆動装置240内に摺動自在に挿入されている。駆動装置240は、ハウジング本体300との間にシール用のパッキン320を挟持して、ハウジング本体300に圧入固定されている。また、駆動装置240は、図示しないスイッチによって駆動装置240内のコイルへの通電が断続されるようになっている。
そして、プライミングポンプ9にて送油する際には、それに先だって図7に示すように開弁状態にする。すなわち、スイッチを手動操作して駆動装置240内のコイルへの通電を行うことにより、電磁力にてピン210が押し出され、ピン210を介して弁体120が開弁向きに移動され、スリーブ孔111が開かれた状態になる。駆動装置240内のコイルへの通電が継続されている間は、弁体120が開弁位置に保持される。
このように、弁体120が開弁位置に保持された状態でプライミングポンプ9を手動で操作すると、燃料タンク4から汲み上げられて圧送された燃料は、吸入配管4a→リターン通路14→スリーブ孔111→リターン通路14→燃料通路5a→燃料フィルタ12の順に流れ、燃料フィルタ12に燃料が充填される。
そして、燃料フィルタ12への燃料充填作業が完了すると、スイッチを手動操作して駆動装置240内のコイルへの通電を断つことにより、スプリング150にて弁体120およびピン210が押し戻され、スリーブ孔111が閉じられた状態になる。より詳細には、図6に示すように、弁体120がストッパ130に当接する位置まで、換言すると、弁体120がスリーブ孔111を全閉する位置まで、弁体120およびピン210が押し戻される。
本実施形態では、プライミング時には、開弁保持機構200にてリターンバルブ100の弁体120を開弁位置に保持することにより、リターン通路14を介して燃料フィルタ12への燃料充填を行うことができる。したがって、プライミングのためのバイパス通路や逆止弁が不要となり、車両への搭載性向上およびコスト低減を図ることができる。
また、スイッチ操作による簡単な操作で開弁保持機構200を作動させることができる。
本発明の第1実施形態に係る燃料供給装置を適用した畜圧式燃料噴射システムの全体構成図である。 図1のリターンバルブの閉弁状態を示す断面図である。 開弁保持機構により開弁状態にされた図1のリターンバルブを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブの閉弁状態を示す断面図である。 開弁保持機構により開弁状態にされた図4のリターンバルブを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置におけるリターンバルブの閉弁状態を示す断面図である。 開弁保持機構により開弁状態にされた図6のリターンバルブを示す断面図である。
符号の説明
4 燃料タンク
5 フィードポンプ
9 プライミングポンプ
12 燃料フィルタ
14 リターン通路
100 リターンバルブ
120 弁体
200 開弁保持機構
210 ピン

Claims (8)

  1. 内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置であって、
    前記内燃機関の運転時に作動し、燃料を溜めておく燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するフィードポンプ(5)と、
    前記燃料タンク(4)と前記フィードポンプ(5)との間に配置されるとともに、前記内燃機関の停止中に操作され、前記燃料タンク(4)から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ(9)と、
    前記フィードポンプ(5)の下流側に配置されて燃料を濾過する燃料フィルタ(12)と、
    前記フィードポンプ(5)と前記燃料フィルタ(12)との間に一端が接続され、前記プライミングポンプ(9)と前記フィードポンプ(5)との間に他端が接続されたリターン通路(14)と、
    前記リターン通路(14)を開閉する弁体(120)を有し、前記フィードポンプ(5)と前記燃料フィルタ(12)との間の燃料圧力が設定圧以上になると前記弁体(120)が開弁向きに移動して前記リターン通路(14)を開くリターンバルブ(100)と、
    前記プライミングポンプ(9)にて燃料を圧送する際に、前記弁体(120)に当接するピン(210)を介して前記弁体(120)を開弁向きに移動させて、前記弁体(120)を開弁位置に保持する開弁保持機構(200)とを備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記開弁保持機構(200)は、手動にて前記ピン(210)が移動される構成であることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記開弁保持機構(200)は、前記リターンバルブ(100)が収容されるハウジング(300、310)に螺合されたねじ部材(220)を備え、前記ねじ部材(220)が手動操作されることにより前記ピン(210)が移動される構成であることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記ピン(210)と前記ねじ部材(220)は一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記リターンバルブ(100)が収容されるハウジング(300)は、このハウジング(300)の内外を連通させるピン挿入孔(301)を備え、
    前記ピン(210)は前記ピン挿入孔(301)に摺動自在に挿入され、
    前記開弁保持機構(200)は、前記ハウジング(300)の外部に配置され、一端が前記ピン(210)に係合するとともに他端が前記ハウジング(300)に係合して、前記弁体(120)を開弁位置に保持するフック(230)を備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  6. 前記開弁保持機構(200)は、前記ピン(210)を電磁力にて駆動する駆動装置(240)を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  7. 前記リターンバルブ(100)は、前記弁体(120)を閉弁向きに付勢する付勢部材(150)を備え、
    前記弁体(120)の一端側に前記付勢部材(150)が配置されるとともに前記弁体(120)の他端側に前記ピン(210)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料供給装置。
  8. 前記リターンバルブ(100)が収容されるハウジング(300、310)は、このハウジング(300、310)の内外を連通させるピン挿入孔(301、311)を備え、
    前記ピン(210)は前記ピン挿入孔(301、311)に摺動自在に挿入され、
    前記ピン(210)と前記ピン挿入孔(301、311)との間はシール手段(350、360)によってシールされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料供給装置。
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