JP4888152B2 - 伝送システム及びシステム起動方法 - Google Patents

伝送システム及びシステム起動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4888152B2
JP4888152B2 JP2007040704A JP2007040704A JP4888152B2 JP 4888152 B2 JP4888152 B2 JP 4888152B2 JP 2007040704 A JP2007040704 A JP 2007040704A JP 2007040704 A JP2007040704 A JP 2007040704A JP 4888152 B2 JP4888152 B2 JP 4888152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
transmission device
level
control
optical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007040704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008205909A (ja
Inventor
克彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007040704A priority Critical patent/JP4888152B2/ja
Priority to US12/033,472 priority patent/US8050557B2/en
Priority to CN200810009628.2A priority patent/CN101252391B/zh
Publication of JP2008205909A publication Critical patent/JP2008205909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888152B2 publication Critical patent/JP4888152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0799Monitoring line transmitter or line receiver equipment

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、信号を伝送する伝送システム及び当該伝送システムを起動するシステム起動方法に関し、特に光信号を伝送する伝送システム及び当該伝送システムを起動するシステム起動方法に関する。
信号を伝送するために構成された伝送システムにおいては、複数の機器が直列または並列に接続されているものが一般的である。この複数の機器の性能は、互いに異なるものである場合が多く、それらが起動し始めてから当該機器から出力される光信号の出力レベルが所定の目標レベル値に到達するまでの時間(以下、立ち上げ時間と称する)が、それぞれに内蔵されたデバイスの応答特性に起因して一様ではない。
一般的に伝送システムに適用される機器においては、シャットダウンからの信号導通時に少しでも早く目標の出力レベルとなるように、立ち上げ時間において、通常制御時よりも高速な出力制御が実施される。そして、出力レベルが目標レベル値に到達した後(立ち上げ時間後)は、低速な出力制御に切り替えられて通常動作に移る。
図6は、従来の伝送システムの一例を示す図である。
図6に示した従来の伝送システムは、機器901と機器902とが直列に接続されている。機器901,902は、光信号を伝送するための伝送機器であり、機器901(上流側)から出力された光信号が後段の機器902(下流側)に入力されるものである。
ここで、機器902の立ち上げ時間が機器901の立ち上げ時間よりも長い場合、以下に示す2つの問題点が生じる虞がある。
(1)機器901から出力される光信号の出力レベルは出力目標レベル値となるまで変化し続け、その結果機器902に入力される光信号の入力レベルも変動する。このとき、機器902では入力レベルの変動を抑えることができない。その結果、機器902に、不要な出力レベル変動が生じてしまう。機器902の下流に他の機器が接続されている場合は、その変動が下流に伝播してしまうと、下流にいくほど、光レベルが不安定となってしまう。このため、接続されるノード数が増えれば増えるほど出力レベルが目標レベル値に収束する時間が長くなってしまう。
(2)機器901から出力される光信号出力レベルが目標レベル値に達するまでの間は、機器902に入力される光信号の入力レベルは規格値よりも低いレベルである可能性がある。そのため、低レベルであるという警報が発出される虞がある。
そこで、自局よりも上流に設置された局の変動が完了するまでの間は、自局の制御を待機(停止)状態とする技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、誤った警報の通知を防ぐために、光スイッチが切り替え動作を開始した時点から所定の時間だけ警報をマスクする技術が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−033542号公報 特開2003−209864号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、自局の制御を待機(停止)状態にすることにより、システムの立ち上げ時間が長くなってしまうという問題点がある。
また、特許文献2に記載された技術においては、警報をマスクする信号を生成しなければならないという問題点がある。また、マスクする時間を予め設定しなければならないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、システムから出力される光信号のレベルを容易に安定させ、且つシステムの立ち上げ時間を短縮することができる伝送システム及びシステム起動方法を提供することを目的とする。また、他の目的として、誤った警報の通知を防ぐことができる伝送システム及びシステム起動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
複数の伝送機器が多段に接続されて構成された伝送システムであって、
前記伝送機器は、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定し、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御を行い、前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出し、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替え、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定し、前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力する。
また、前記伝送機器は、
前記前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定し、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えているかどうかを判断するレベル比較部と、
前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出するフラグ抽出部と、
前記レベル比較部にて前記入力レベルが予め設定されたレベルを超えていると判断された場合、前記高速制御を選択し、その後、前記フラグ抽出部にて前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替える選択部と、
当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定し、該測定された出力レベルが予め設定された目標レベル値に達しているかどうかを判断する光出力測定部と、
前記光出力測定部にて前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力するフラグ挿入部とを有することを特徴とする。
また、前記伝送機器は、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記光信号の異常検出を行うことを特徴とする。
また、複数の伝送機器が多段に接続されて構成された伝送システムにおけるシステム起動方法であって、
前記伝送機器が、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定する処理と、
前記伝送機器が、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えているかどうかを判断する処理と、
前記伝送機器が、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御を行う処理と、
前記伝送機器が、前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出する処理と、
前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替える処理と、
前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定する処理と、
前記伝送機器が、該測定された出力レベルが予め設定された目標レベル値に達しているかどうかを判断する処理と、
前記伝送機器が、前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力する処理とを有する。
また、前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記光信号の異常検出を行う処理を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、多段に接続された伝送機器にて、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルが測定され、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御が行われ、前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグが抽出された後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替え、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルが測定され、測定された出力レベルが目標レベル値に達したと判断された場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグが出力される。また、当該伝送機器の前段に接続された伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグが抽出された後、光信号の異常検出が行われる。
これにより、シャットダウンから信号導通時での出力レベルの安定化(不要な出力レベルのふらつきの抑止)と、各機器が目的の出力となる時間を短縮化が図れる。さらに、信号導通時の正常に立ち上がり動作に対して、検出を意図しない警報の報告を防止することが可能となる。また、伝送システムの上流側の機器の制御速度が変更となっても、下流側の機器の制御速度や、警報マスク時間の変更が不要となる。
以上説明したように本発明においては、多段に接続された伝送機器にて、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定し、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御を行い、前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替え、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定し、測定された出力レベルが目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力する構成としたため、システムから出力される光信号のレベルを容易に安定させ、且つシステムの立ち上げ時間を短縮することができる。また、当該伝送機器の前段に接続された伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出した後、光信号の異常検出を行う構成としたため、誤った警報の通知を防ぐことができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、光増幅器103,105,107と、光可変減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)104,106との各伝送機器から構成されている。また、光増幅器103と光可変減衰器104とが、伝送路101を介して接続されている。また、光増幅器105と光可変減衰器106とが、伝送路102を介して接続されている。
光増幅器103,105,107は、前段の機器から出力されて伝送路にて減衰された光信号を増幅し、後段の伝送路へ出力する。
光可変減衰器104,106は、伝送路ロスのばらつきを吸収し、光増幅器に入力される信号レベルが適正範囲となるようロスを増減する。
以下に、図1に示した光増幅器103,105,107及び光可変減衰器104,106の内部構成について説明する。ここでは、本発明の特徴となる部分のみを説明する。なお、本発明の特徴となる部分については、光増幅器103,105,107及び光可変減衰器104,106のいずれの内部構成とも同じものであるため、光増幅器105の内部構成を例に挙げて説明する。
図2は、図1に示した光増幅器105の内部構成の一例を示す図である。なお、上述したように図2には、本発明の特徴となる構成要素のみを示す。
図1に示した光増幅器105には図2に示すように、高速制御部151と、定常制御部152と、フラグ抽出部153と、選択部154と、光増幅/減衰部155と、光出力測定部156と、フラグ挿入部157と、レベル比較部158とが設けられている。
高速制御部151は、定常状態における制御(以下、定常制御と称する)よりも制御速度が高速である制御を行う。
定常制御部152は、定常の速度における定常制御を行う。
なお、高速制御部151及び定常制御部152は、例えば、利得一定制御のように、光増幅器105に入力された光信号の信号レベル変動に起因する利得変動を抑制するために利得を一定に保つ制御を行うものであっても良いし、出力一定制御のように、光増幅器105の総出力光パワーのレベルを一定に保つ制御を行うものであっても良い。また、利得一定制御は、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifiers:エルビウム添加ファイバアンプ)を用いるものが考えられる。
フラグ抽出部153は、前段機器(光増幅器105の場合は、前段機器は光可変減衰器104)から出力された光信号から出力制御完了フラグを抽出する。この出力制御完了フラグは、各機器にて出力される光信号の出力レベルが目標レベル値に達した場合に出力されるフラグである。出力制御完了フラグの信号形式については、1ビットで表すものであっても良いし、所定の信号形式を用いるものであってもかまわない。なお、出力制御完了フラグの後段機器への通知方法は、伝送路監視信号(SV光)に重畳する方式や、伝送信号光以外に、出力制御が完了したことを通知する信号を、伝送信号と合波して伝送する方法などが考えられる。
選択部154は、フラグ抽出部153によって出力制御完了フラグが抽出されたかどうかに基づいて、高速制御部151による制御と定常制御部152による制御とのいずれか1つを選択する。ここでは、フラグ抽出部153によって出力制御完了フラグが抽出されるまでは、高速制御部151による制御を選択し、また、フラグ抽出部153によって出力制御完了フラグが抽出された後は、定常制御部152の制御を選択する。
光増幅/減衰部155は、選択部154によって選択された制御に基づいて、前段機器から出力された光信号を増幅/減衰する。
光出力測定部156は、光増幅/減衰部155にて増幅/減衰された光信号の出力レベルを測定し、測定された出力レベルが予め設定された目標レベル値に達しているかどうかを判断する。
フラグ挿入部157は、光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが目標レベル値に達したと判断された場合、出力される光信号に出力制御完了フラグを挿入する。ここで出力制御完了フラグは上述したように、伝送路監視信号(SV光)に重畳さえるものであっても良いし、伝送信号光以外に、出力制御が完了したことを通知する信号を、伝送信号と合波して伝送するものであっても良い。
レベル比較部158は、光増幅器105の前段に接続された伝送機器である光可変減衰器104から出力された光信号が入力された入力レベルを測定し、測定された入力レベルと予め設定されたレベルとを比較することにより、測定された入力レベルが予め設定されたレベルを超えているかどうかを判断する。
以下に、図1に示した形態におけるシステム起動方法をシーケンス図を参照して説明する。
図3は、図1に示した伝送システムにおけるシステム起動方法を説明するためのシーケンス図である。
まず、光増幅器103,105,107及び光可変減衰器104,106が起動する。起動後、光増幅器103の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号が入力された入力レベルが、光増幅器103のレベル比較部158にて測定される。測定された入力レベルが予め設定されたレベル(閾値)を超えたと判断されると(ステップS1)、光増幅器103の選択部154にて高速制御部151による制御がそれぞれ選択され、高速制御が開始される(ステップS2)。
光増幅器103の光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが測定され、出力される光信号の出力レベルが予め設定された目標レベル値に達した(光出力レベルが安定した)と判断されると(ステップS3)、出力される光信号に出力制御完了フラグが光増幅器103のフラグ挿入部157にて挿入され、伝送路101を介して光可変減衰器104へ出力される(ステップS4)。その後、光増幅器103の選択部154にて光増幅器103の定常制御部152による制御が選択され、光増幅器103の制御方法が高速制御から定常制御へ切り替えられる(ステップS5)。
一方、光可変減衰器104にて、光増幅器103から出力された光信号が入力された入力レベルが、光可変減衰器104のレベル比較部158にて測定される。測定された入力レベルが予め設定されたレベル(閾値)を超えたと判断されると(ステップS6)、光可変減衰器104の選択部154にて高速制御部151による制御がそれぞれ選択され、高速制御が開始される(ステップS7)。
また、光増幅器103から出力された出力制御完了フラグが光可変減衰器104のフラグ抽出部153にて抽出されると(ステップS8)、光可変減衰器104の選択部154にて光可変減衰器104の定常制御部152による制御が選択され、光可変減衰器104の制御方法が高速制御から定常制御へ切り替えられる(ステップS9)。そして、光可変減衰器104の光出力測定部156にて出力される光信号の出力レベルの測定が開始される。光可変減衰器104の光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが予め設定された目標レベル値に達した(光出力レベルが安定した)と判断されると(ステップS10)、出力される光信号に出力制御完了フラグが光可変減衰器104のフラグ挿入部157にて挿入され、光増幅器105へ出力される(ステップS11)。
一方、光増幅器105にて、光可変減衰器104から出力された光信号が入力された入力レベルが、光増幅器105のレベル比較部158にて測定される。測定された入力レベルが予め設定されたレベル(閾値)を超えたと判断されると(ステップS12)、光増幅器105の選択部154にて高速制御部151による制御がそれぞれ選択され、高速制御が開始される(ステップS13)。
また、光可変減衰器104から出力された出力制御完了フラグが光増幅器105のフラグ抽出部153にて抽出されると(ステップS14)、光増幅器105の選択部154にて光増幅器105の定常制御部152による制御が選択され、光増幅器105の制御方法が高速制御から定常制御へ切り替えられる(ステップS15)。そして、光増幅器105の光出力測定部156にて出力される光信号の出力レベルの測定が開始される。光増幅器105の光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが予め設定された目標レベル値に達した(光出力レベルが安定した)と判断されると(ステップS16)、出力される光信号に出力制御完了フラグが光増幅器105のフラグ挿入部157にて挿入され、伝送路102を介して光可変減衰器106へ出力される(ステップS17)。
一方、光可変減衰器106にて、光増幅器105から出力された光信号が入力された入力レベルが、光可変減衰器106のレベル比較部158にて測定される。測定された入力レベルが予め設定されたレベル(閾値)を超えたと判断されると(ステップS18)、光可変減衰器106の選択部154にて高速制御部151による制御がそれぞれ選択され、高速制御が開始される(ステップS19)。
また、光増幅器105から出力された出力制御完了フラグが光可変減衰器106のフラグ抽出部153にて抽出されると(ステップS20)、光可変減衰器106の選択部154にて光可変減衰器106の定常制御部152による制御が選択され、光可変減衰器106の制御方法が高速制御から定常制御へ切り替えられる(ステップS21)。そして、光可変減衰器106の光出力測定部156にて出力される光信号の出力レベルの測定が開始される。光可変減衰器106の光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが予め設定された目標レベル値に達した(光出力レベルが安定した)と判断されると(ステップS22)、出力される光信号に出力制御完了フラグが光可変減衰器106のフラグ挿入部157にて挿入され、光増幅器107へ出力される(ステップS23)。
一方、光増幅器107にて、光可変減衰器106から出力された光信号が入力された入力レベルが、光増幅器107のレベル比較部158にて測定される。測定された入力レベルが予め設定されたレベル(閾値)を超えたと判断されると(ステップS24)、光増幅器107の選択部154にて高速制御部151による制御がそれぞれ選択され、高速制御が開始される(ステップS25)。
また、光可変減衰器106から出力された出力制御完了フラグが光増幅器107のフラグ抽出部153にて抽出されると(ステップS26)、光増幅器107の選択部154にて光増幅器107の定常制御部152による制御が選択され、光増幅器107の制御方法が高速制御から定常制御へ切り替えられる(ステップS27)。そして、光増幅器107の光出力測定部156にて出力される光信号の出力レベルの測定が開始され、光増幅器107の光出力測定部156にて、出力される光信号の出力レベルが予め設定された目標レベル値に達した(光出力レベルが安定した)と判断される(ステップS28)。
なお、図3のフローチャートを用いて説明したシステム起動方法では、前段の伝送機器から出力される出力制御完了フラグが抽出されてから、当該伝送機器の出力制御完了フラグが出力されるものであるが、前段の伝送機器から出力される出力制御完了フラグが抽出される前に当該伝送機器の出力制御完了フラグが出力されるものであっても良い。ただし、この場合は、前段の伝送機器から出力された出力制御完了フラグが抽出された際に、抽出された出力制御完了フラグを後段の伝送機器へそのまま出力する必要がある。
また、各機器のフラグ抽出部153にて前段から出力された出力制御完了フラグが抽出されるまでは、前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号についての異常等の検出による警報通知は行われない。各機器のフラグ抽出部153にて前段から出力された出力制御完了フラグが抽出された後、前段から出力された光信号についての異常等の検出による警報通知が行われる。ここで、高速制御とは、定常制御における処理のうち、予め設定された優先順位の低い処理を行わないことにより制御の高速化を実現するものである。例えば、上述した前段伝送機器から出力された異常等の検出による警報通知を行わないことによっても制御が高速となる。
また、各機器がシャットダウンした場合は、自身の出力制御完了フラグの状態を未完了に戻す。
なお、図1に示した光可変減衰器104,106の代わりに、レベル等価器やラマンアンプ、光スイッチ、波長ブロッカ等を用いるものであっても良い。
また、図1に示した光可変減衰器104,106が伝送路101,102の前段にそれぞれ配置されるものであっても良い。
(第2の実施の形態)
伝送システムに用いられる機器には、信号送受信機、光波長多重器、光分波器、光増幅器、光可変減衰器、レベル等価器、ラマンアンプ、光スイッチ、波長ブロッカ等がある。これらを、任意の位置、任意の順番に接続したシステムで適用できる。
図4は、本発明の伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。
本形態は図4に示すように、光増幅器403,404,406,408と、レベル等価器405と、ラマンアンプ407との各伝送機器から構成されている。また、光増幅器403と光増幅器404とが、伝送路401を介して接続されている。また、光増幅器406とラマンアンプ407とが、伝送路402を介して接続されている。
光増幅器403,404,408は、前段の機器から出力されて伝送路にて減衰された光信号を増幅し、後段の機器や伝送路へ出力する。
レベル等価器405は、上流側より伝送された波長多重信号光の波長毎のパワーの偏差を吸収する。
光増幅器406は、レベル等価器405で減衰した信号を増幅する。
ラマンアンプ407は、直前の伝送路(この場合、伝送路402)の区間ロスが、特別大きい場合の信号増幅のために用いられる。
これらの機器間にて第1の実施の形態にて説明した出力制御完了フラグのやりとりが行われる。
(第3の実施の形態)
伝送システムが、リング構成となっている場合も適用可能である。
図5は、本発明の伝送システムの第3の実施の形態を示す図である。
本形態は図5に示すように、送信器500と、波長多重器501と、光増幅器502,504,505,507と、波長分波器508と、受信器509との各伝送機器から構成されている。また、光増幅器502と光増幅器504とが、伝送路503を介して接続されている。また、光増幅器505と光増幅器507とが、伝送路506を介して接続されている。これらの構成要素がリング状に接続されている。
シャットダウン復旧した先頭の機器(この場合、送信器500)が、最上流となり、下流の機器に出力制御完了フラグが伝送される。自身が出力制御完了フラグを立てた後に、上流から制御完了フラグが一周して戻ってきた場合は、その出力制御完了フラグは無視する。
このように、第1〜第3の実施の形態において、前段の機器から後段の機器に対して、出力制御完了フラグを順次受け渡して、立ち上げ時の高速な出力制御から低速な出力制御への切り替えを実施することにより、シャットダウンから信号導通時での出力レベルの安定化(不要な出力レベルのふらつきの抑止)と、各機器が目的の出力となる時間を短縮化が図れる。さらに、信号導通時の正常に立ち上がり動作に対して、検出を意図しない警報の報告を防止することが可能となる。また、伝送システムの上流側の機器の制御速度が変更となっても、下流側の機器の制御速度や、警報マスク時間の変更が不要となる。
本発明の伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。 図1に示した光増幅器の内部構成の一例を示す図である。 図1に示した伝送システムにおけるシステム起動方法を説明するためのシーケンス図である。 本発明の伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。 本発明の伝送システムの第3の実施の形態を示す図である。 従来の伝送システムの一例を示す図である。
符号の説明
101,102,401,402,503,506 伝送路
103,105,107,403,404,406,408,502,504,505,507 光増幅器
104,106 光可変減衰器
151 高速制御部
152 定常制御部
153 フラグ抽出部
154 選択部
155 光増幅/減衰部
156 光出力測定部
157 フラグ挿入部
158 レベル比較部
405 レベル等価器
407 ラマンアンプ
500 送信器
501 波長多重器
508 波長分波器
509 受信器

Claims (5)

  1. 複数の伝送機器が多段に接続されて構成された伝送システムであって、
    前記伝送機器は、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定し、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御を行い、前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出し、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替え、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定し、前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力する伝送システム。
  2. 請求項1に記載の伝送システムにおいて、
    前記伝送機器は、
    前記前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定し、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えているかどうかを判断するレベル比較部と、
    前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出するフラグ抽出部と、
    前記レベル比較部にて前記入力レベルが予め設定されたレベルを超えていると判断された場合、前記高速制御を選択し、その後、前記フラグ抽出部にて前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替える選択部と、
    当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定し、該測定された出力レベルが予め設定された目標レベル値に達しているかどうかを判断する光出力測定部と、
    前記光出力測定部にて前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力するフラグ挿入部とを有することを特徴とする伝送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の伝送システムにおいて、
    前記伝送機器は、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記光信号の異常検出を行うことを特徴とする伝送システム。
  4. 複数の伝送機器が多段に接続されて構成された伝送システムにおけるシステム起動方法であって、
    前記伝送機器が、当該伝送機器の前段に接続された前段伝送機器から出力された光信号の入力レベルを測定する処理と、
    前記伝送機器が、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えているかどうかを判断する処理と、
    前記伝送機器が、該入力レベルが予め設定されたレベルを超えた場合、定常制御よりも制御速度の速い高速制御を行う処理と、
    前記伝送機器が、前記前段伝送機器から出力された光信号から該光信号の安定を示す出力制御完了フラグを抽出する処理と、
    前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記高速制御から前記定常制御へ切り替える処理と、
    前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、当該伝送機器から出力される光信号の出力レベルを測定する処理と、
    前記伝送機器が、該測定された出力レベルが予め設定された目標レベル値に達しているかどうかを判断する処理と、
    前記伝送機器が、前記出力レベルが前記目標レベル値に達したと判断した場合、当該伝送機器の後段に接続された伝送機器へ出力制御完了フラグを出力する処理とを有するシステム起動方法。
  5. 請求項4に記載のシステム起動方法において、
    前記伝送機器が、前記出力制御完了フラグを抽出した後、前記光信号の異常検出を行う処理を有することを特徴とするシステム起動方法。
JP2007040704A 2007-02-21 2007-02-21 伝送システム及びシステム起動方法 Active JP4888152B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007040704A JP4888152B2 (ja) 2007-02-21 2007-02-21 伝送システム及びシステム起動方法
US12/033,472 US8050557B2 (en) 2007-02-21 2008-02-19 Transmission system and system startup method
CN200810009628.2A CN101252391B (zh) 2007-02-21 2008-02-19 传输系统和系统启动方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007040704A JP4888152B2 (ja) 2007-02-21 2007-02-21 伝送システム及びシステム起動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008205909A JP2008205909A (ja) 2008-09-04
JP4888152B2 true JP4888152B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=39706753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007040704A Active JP4888152B2 (ja) 2007-02-21 2007-02-21 伝送システム及びシステム起動方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8050557B2 (ja)
JP (1) JP4888152B2 (ja)
CN (1) CN101252391B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108828729B (zh) * 2018-06-19 2020-03-24 武汉电信器件有限公司 一种用于掺饵光纤放大器的多功能器件

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10209970A (ja) * 1997-01-21 1998-08-07 Fujitsu Ltd サージ出力を低減した光増幅器
JP4533472B2 (ja) * 1998-03-19 2010-09-01 富士通株式会社 光増幅装置および光増幅装置による光出力制御方法ならびに光伝送装置
JP3844902B2 (ja) * 1999-03-02 2006-11-15 富士通株式会社 波長多重用光増幅器及び光通信システム
US6690506B2 (en) * 2001-05-17 2004-02-10 Corning Incorporated Control architecture and method for optical amplifiers
CN100415065C (zh) * 2001-12-26 2008-08-27 光宝科技股份有限公司 发光器启动的方法与发光设备
JP3578745B2 (ja) 2002-01-15 2004-10-20 株式会社日立製作所 光経路設定装置、および、光通信網システム
US20040131094A1 (en) * 2002-12-18 2004-07-08 Reza Miremadi Method of controlling the extinction ratio of a laser
ITMI20030050A1 (it) * 2003-01-15 2004-07-16 Marconi Comm Ltd Sistema di trasmissione ad anello amplificato ottico
US6950641B2 (en) * 2003-01-31 2005-09-27 Nokia Corporation Apparatus, and an associated method, for increasing receiver sensitivity of a direct conversion receiver
JP4414800B2 (ja) * 2004-03-25 2010-02-10 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 光伝送装置およびその制御方法
JP2005278105A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Fujitsu Ltd 光伝送装置
CN100356757C (zh) * 2004-05-27 2007-12-19 上海交通大学 光因特网络的服务质量控制方法
JP4489522B2 (ja) 2004-07-20 2010-06-23 富士通株式会社 波長多重光伝送システム
JP4769443B2 (ja) * 2004-09-16 2011-09-07 富士通株式会社 光増幅装置の制御装置及び制御方法
EP1686710A1 (en) * 2005-01-31 2006-08-02 Alcatel Alsthom Compagnie Generale D'electricite Fiber optical system with raman tilt control
KR100714102B1 (ko) * 2005-09-13 2007-05-02 한국전자통신연구원 채널 출력 평탄화 기능을 가지는 광증폭 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN101252391A (zh) 2008-08-27
US8050557B2 (en) 2011-11-01
JP2008205909A (ja) 2008-09-04
CN101252391B (zh) 2012-10-10
US20080199179A1 (en) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4414800B2 (ja) 光伝送装置およびその制御方法
JP4940861B2 (ja) Wdm光伝送システム
US7697845B2 (en) Optical transmission equipment and optical add-drop multiplexer
US7831149B2 (en) Optical transmission device
JP2007251683A (ja) 光特性を測定する方法およびシステム
JP2008098873A (ja) 監視システム、光伝送装置、光伝送システム及び監視レベル設定方法
JP2006253850A (ja) 光増幅装置及びその動作制御方法並びにプログラム
JP2009130505A (ja) 光伝送装置、光入力断検出閾値設定方法および光入力断検出閾値設定プログラム
JP2007166328A (ja) 光分岐挿入装置、光分岐挿入装置の制御方法、光分岐挿入装置の制御プログラム
JP2010130270A (ja) 光波長多重伝送装置および光波長多重伝送方法
JP4351189B2 (ja) 光伝送路監視方法、光伝送路監視プログラムおよび光伝送路監視装置
JP4888152B2 (ja) 伝送システム及びシステム起動方法
US7880960B2 (en) Optical amplifier and abnormality detection method for the same
US8989574B2 (en) Method and device for monitoring WDM signal light
JP6031870B2 (ja) 光増幅器及び光信号の異常検出方法
JP6465191B2 (ja) 光増幅制御装置及びその制御方法
JP4829996B2 (ja) 光伝送装置
CN108234016B (zh) 光网络保护控制方法、装置及网管服务器
JP5180089B2 (ja) 光伝送装置
JP5173081B2 (ja) 光増幅器
JP5752576B2 (ja) 光伝送システム
JP2011151584A (ja) 光伝送装置および光伝送装置の制御方法
US20110255152A1 (en) Optical amplifier
WO2015120895A1 (en) Method and apparatus for detecting whether an optical fibre inside an optical node is disconnected or damaged and a path computation device
JP2011166840A (ja) 光伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4888152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3