JP4882049B2 - 通信方法 - Google Patents

通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4882049B2
JP4882049B2 JP2008045912A JP2008045912A JP4882049B2 JP 4882049 B2 JP4882049 B2 JP 4882049B2 JP 2008045912 A JP2008045912 A JP 2008045912A JP 2008045912 A JP2008045912 A JP 2008045912A JP 4882049 B2 JP4882049 B2 JP 4882049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
transmission power
information
base station
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008045912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008182734A (ja
Inventor
和人 庭野
秀治 若林
美保 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BlackBerry Ltd
Original Assignee
Research in Motion Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research in Motion Ltd filed Critical Research in Motion Ltd
Priority to JP2008045912A priority Critical patent/JP4882049B2/ja
Publication of JP2008182734A publication Critical patent/JP2008182734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882049B2 publication Critical patent/JP4882049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)方式が適用された通信システムで実施される移動局、固定局および通信方法に関するものであり、特に、上りリンクで高速パケットデータを送信するチャネルが設定された移動体通信システムで実施される通信方法に関する。
近年、高速なCDMA移動体通信方式として第3世代と呼ばれる複数の通信規格が国際電気連合(ITU)においてIMT−2000として採用され、その1つであるW−CDMA(FDD:Frequency Division Duplex)については2001年に日本で商用サービスが開始された。W−CDMA方式は、規格化団体である3GPP(3rd. Generation Partnership Project)により、1999年にまとめられたリリース1999版(Version名:3.x.x)として最初の仕様が決定されている。現在では、リリース1999の新たな版としてリリース4及びリリース5が規定されるとともに、リリース6が検討、作成中である。
リリース1999は、主に音声通話のような連続的なデータの送受信を想定して策定されている。リリース5において、下りリンクの高速パケット通信を可能とするHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術が追加されたが、上りリンクはリリース1999仕様がそのまま適用されていた。従って、移動局から基地局にパケットデータのようなバースト(Burst)的な送信を行う場合においても、各移動局に専用の個別チャネル(DCH(Dedicated CHannel)及びDPDCH(Dedicated Physical Data CHannel)を常時割り当てなければならず、音声のパケット送信化などパケットデータ送信需要が高まっている状況を考慮すると、無線リソースの有効利用という観点から問題があった。
また、移動局からのデータ送信は、移動局による自律的な送信制御(Autonomous Transmission)によって行われる。この場合、各移動局からの送信タイミングが任意(ないしは統計的にランダム)となる。移動局が自律的な送信制御を行い、データ送信しているシステムでは、固定局側は移動局の送信タイミングについて関知しない。CDMA通信方式が適用された通信システムでは、他の移動局からの送信は全て干渉源となるが、無線リソースの管理を行う固定局側では、基地局の受信において干渉ノイズ量及びその変動量が統計的にしか予想(ないしは管理)できない。このように、CDMA通信方式を用いる通信システムにおいて無線リソースを管理する固定局側では、移動局の送信タイミングについて関知せず、かつ、干渉ノイズ量を正確に予測できないため、干渉ノイズの変動量が大きい場合を想定して、マージンを充分確保するような無線リソース割当て制御を行う。このような固定局側による無線リソース管理は、基地局そのものではなく、複数の基地局をとりまとめる基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)において行われている。
基地局制御装置(RNC)が移動局に対して行う無線リソース管理やそれに伴う通知は、比較的長い処理時間(数100ミリ秒オーダー)を必要とする。このため、無線伝搬環境の急激な変化や、他の移動局の送信状況(=他の移動局からの干渉量)等に応じた適切な無線リソースの割当て制御ができない。そこで、無線リソースの有効利用と高速な無線リソース割り当てを実現させるべく、リリース6においてE−DCH(Enhanced DCH)技術が導入され、詳細な仕様が規定されている。E−DCH技術は、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)と呼ばれることもある。E−DCH技術には、リリース5において導入されたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術において使用されている、AMC(Adaptive Modulation and Coding)技術、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)技術などとともに、短い送信時間区間(TTI:Transmission Time Interval)が使用可能となっている。なお、E−DCHは、従来規格のトランスポートチャネルであるDCHを拡張したトランスポートチャネルという意味であり、DCHとは独立に設定される。
E−DCHでは、固定局側において、「スケジューリング」と呼ばれる上りリンクの無線リソース制御を行う。上りリンクと下りリンクでは電波伝播環境等が異なるので、HSDPAのスケジューリングとは異なったものになる。移動局は、固定局側から通知されたスケジューリング結果をもとに、パケットデータの送信制御を行う。固定局側は、受信したパケットデータに対する受信判定結果(ACK/NACK)を移動局へ送信する。3GPPでは、固定局側のスケジューリングを行う装置として、基地局(3GPPではNodeBと呼ばれる)が規定されている。基地局におけるE−DCH用のスケジューリングの具体的な方法の例については、例えば特開2004―215276号公報(特許文献1)がある。
また、E−DCH用に作成された3GPPの規格書(TS:Technical Specification)として、TS25.309v6.3.0(非特許文献1)がある。
特開2004−215276号公報 3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Radio Access Network; FDD Enhanced Uplink; Overall description; Stage 2 (Release 6) 3GPP TS 25.309 V6.3.0 (2005-06)
以下に、リリース6の仕様に関係する主なチャネルについて簡単に説明する。リリース6では、E−DCH用の上りリンクの物理チャネルとして、データ用チャネルであるE−DPDCH(Enhanced-Dedicated Physical Data CHannel)、及び、制御用チャネルであるE−DPCCH(Enhanced-Dedicated Physical Control CHannel)が追加されている。E−DPDCH及びE−DPCCHは、リリース5以前の物理チャネルであるDPDCH及びDPCCHに相当する物理チャネルであり、E−DPDCHは上位層からのデータを、E−DPCCHは制御情報を送信する。また、DPDCH用の通信速度設定(3GPPではTFC(Transport Format Combination)と呼ばれる)と同様に、E−DCH送信時の通信速度を規定するE−TFC(Enhanced-TFC)が規定される。通信速度をもとにE−DPDCHのチャネル振幅を規定するゲインファクタ(βed)が決定される。また、リリース6では、E−DCH用の下りリンクの物理チャネルとして、スケジューリング結果を通知するE−AGCH(Enhanced-Absolute Grant CHannel)、E−RGCH(Enhanced-Relative Grant CHannel)、パケットデータの受信判定結果(ACK/NACK)を通知するE−HICH(E-DCH HARQ Acknowledgement Indicator CHannel)が追加されている。
移動局からのデータ送信に際しては、E−DCHとDCHとは独立なデータの流れ(Data Stream)として扱われ、また、E−DCH送信よりDCH送信を優先することが決まっている。このように、E−DCHはDCHと独立したデータの流れであり、かつ、DCH送信がE−DCH送信よりも優先されるので、移動局はDCH送信に必要な送信電力を確保し、残りの送信電力余裕のなかでE−TFCを選択してE−DCHの送信を行うことが上記非特許文献1に規定されている。
以下、E−DCHを追加することによって生ずる上りリンク送信制御上の課題を説明する。基地局のスケジューラは、上りリンクのスケジューリングを行うためには移動局の状態を知る必要がある。上記非特許文献1においては、基地局のスケジューラが移動局の移動局の状態を知る方法として2つ定義されている。1つは、送信用データバッファに貯まっている上位層データの未送信量情報と移動局送信電力の余裕量情報とを、上位層データと一緒にE−DPDCHに載せて移動局から通知することが可能なSI(Scheduling Information)である。SIは、周期的ないしはイベントトリガー的に通知されることが検討されている。もう1つは、バッファに貯まっている未送信データ量と移動局送信電力の余裕量とから判断し、1ビット情報としてE−DPCCHに載せて通知するハッピービット(happy Bit)である。しかし、一意で具体的かつ詳細な規定がないために、通信システム内の各移動局毎に動作が異なる可能性があり、上りリンクの効率的なスケジューリング(無線資源割り当て)ができないという課題がある。
この発明は、E−DCHが追加されたことによって生ずる課題を解決し、上りリンクの送信制御や無線リソース制御を適切に行う通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信方法は、移動局における最大送信電力に対する送信電力の余裕量を示す移動局送信電力余裕量情報を、前記移動局から基地局に送信する第1ステップと、前記移動局送信電力余裕量情報に基づいて、前記基地局が前記移動局に対し上りリンクの無線資源を指示する第2ステップと、前記基地局による上りリンクの無線資源の指示に従い、前記移動局から前記基地局にデータを送信する第3ステップとを備え、前記第1ステップでは、前記移動局送信電力余裕量情報として、所定の下限値および上限値を有する閉区間に移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第1シグナリング値、ならびに所定の下限値を有し上限値の無い半開区間に前記移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第2シグナリング値の中から選択された一方を送信する。

本発明に係る通信方法によれば、通信システムにおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果を奏する。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る発明について、図に基づいて説明する。まずは、図1から図3を用いて通信システムの各部の構成を示す。図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を概略的に示す説明図である。図1において、無線通信システム101は、移動局102、基地局103、基地局制御装置104から構成される。基地局103は、特定の通信範囲(一般的にセクタ又はセルと呼ばれる)をカバーし、複数の移動局102と通信する。図1では説明の便宜上、移動局102は1つのみを示している。移動局102と基地局103間は、1つないしは複数の無線リンク(またはチャネル)を用いて通信が行われる。基地局制御装置104は、複数の基地局103と通信するとともに、公衆電話網やインターネット等の外部の通信ネットワーク105に接続され、基地局103とネットワーク105間のパケット通信を中継する。図1では説明の便宜上、基地局103は1つのみを示している。W−CDMA規格においては、上記移動局102はUE(User Equipment)、基地局103はNodeB、基地局制御装置104はRNC(Radio Network Controller)と呼ばれる。
リリース5以前のチャネル(例えばDCH、DPDCHなど)については公知であるので、図示およびその詳細な説明を省略する。上りリンクのE−DPDCH111、E−DPCCH112は、E−DCH送信用の物理チャネルである。E−DPDCH111およびE−DPCCH112は基本的にペアで送信されるので、以下の説明ではE−DPDCHを中心に説明するが、必要に応じてE−DPCCHについても言及する。下りリンクのE−HICH113は、基地局103でのE−DCHデータ受信判定の結果(ACK/NACK)を、移動局102へ通知するためのチャネルである。下りリンクのE−AGCH/E−RGCH114は、E−DCH用のスケジューリング結果の通知を行うためのチャネルである。スケジューリング結果の表現形式としては、速度情報(例えばE−TFCや最大送信速度設定値など)や、電力情報(最大送信電力ないしは最大送信電力の比など)、チャネル振幅情報(チャネル振幅係数ないしはチャネル振幅係数の比など)が挙げられる。非特許文献1においてはE−DPDCHのDPCCHに対するチャネル送信電力の比、および電力比の増減情報の形式で通知される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る移動局の構成を示すブロック図である。以下、図2を用いて移動局の内部構造(機能ブロック、及びデータと制御信号の流れ)について説明する。無線資源制御部201は、固定局側との通信に必要なチャネルの組合せや伝送速度などの各種通信設定を行うために、移動局内部の各部を制御する。また、無線資源制御部201は、上記各種設定の情報を入出力する。各種設定情報の一部は、通信開始初期段階あるいは通信途中において、固定局側(基地局制御装置104/基地局103)と移動局102との間でやりとり(W−CDMAではRRC signallingと呼ばれる)され、無線資源制御部201に格納される。固定局側への無線資源制御部の送信情報(RRC signalling)は、E−DPDCH、ないしはリリース5以前のチャネルであるDCH(物理チャネルとしてはDPDCH:図示しない)およびRACH(物理チャネルとしてはPRACH:図示しない)にデータとして載せられ送信される。本実施例では、説明の便宜のため、通信途中の動作について説明するのでDCH(DPDCH)に載せるものとするが、特に限定しない。
MAC部202はMAC(Media Access Control)層における処理を実行する。具体的には、MAC送信部203は、上位プロトコル層からの送信データ(DTCH)および無線資源制御部201からの制御情報(DCCH)とを入力し、E−DCH(ないしはDCHなど)として出力する。また、MAC送信部203は、固定局側から指定された移動局内の特定の送信データバッファや全送信データバッファ(図示せず)に対し、未送信データ量を測定し、そのデータ量をバッファ情報としてMAC制御部204に出力する。どの送信バッファのデータ量を測定するかは設定情報(RRC signalling)として通知される。また、MAC送信部203は、基地局103に送信する移動局状態情報(SI:Scheduling information)のデータを、MAC制御部204から入力し、E−DCHの一部(ないしは別途プロトコル層間通知情報(図示しない))として出力する。なお、DTCHおよびDCCHデータはリリース5以前のチャネルであるDCHあるいはRACH(図示しない)で送信する場合など各種チャネル設定が可能であり、その組合せは規格書に規定される。MAC制御部204は、その内部にバッファ監視機能および送信電力監視機能をもつ。MAC制御部204は、(1)MAC送信部203からのバッファ情報と、(2)後述する送信電力測定制御部208からの送信電力情報と、(3)後述する復調部210からの、基地局から送信されたスケジューリング結果情報と、を各々入力し、E−DCH送信を制御する。MAC制御部204は、入力したバッファ情報および送信電力情報とから、移動局状態情報としてのSIデータおよびハッピービット情報を決定し、基地局へ送信するためにMAC送信部203および変調部205へ各々出力する。SI情報として送信される移動局送信電力の余裕量は、(1)送信電力測定制御部208からの送信電力情報で示される移動局総送信電力の値と、(2)送信されるチャネルの設定および各チャネル振幅パラメータ等から決定される最大総送信電力値(以下Pmaxと記載)と、の差として推定され、直接的な数値ないしは数値に対応するインデックス等が通知(signalling)される。具体的な例としては、(1)「最大総送信電力 (Pmax)」と「DPCCH、DPDCH、HS−DPCCH(図示しない)のパワー合計」の比、(2)「最大総送信電力(Pmax)」と「DPCCHパワー合計」の比、などが挙げられる。 Pmaxはチャネル設定や移動局能力で決まり、移動局能力からのバックオフ量で規定してもよい。
変調部205は、入力したE−DCHデータおよびSI情報データとを上りリンクのE−DPDCH111に、ハッピービット情報をE−DPCCHに載せ、その後いわゆるIQ多重のような公知の技術により他の物理チャネルと多重する。さらに、多重したチャネルを公知の技術によりスペクトル拡散変調処理を行い、変調信号(Mod_signal)を出力する。変調部204は多重変調手段を構成する。送信部206は、入力した変調信号(Mod_signal)を公知の技術で無線周波数信号に変換したのち必要な送信電力レベルまで増幅し、無線信号(RF_signal)を出力する。無線信号(RF_signal)は、アンテナ207から無線送信されるとともに、送信電力測定制御部208へ分岐出力される。また、送信部206は、送信電力測定制御部208からの送信電力制御情報(Po_cont)に従い、無線信号(RF_signal)の送信電力を調整する。
送信電力測定制御部208は、送信電力制御を行い、制御情報(Po_cont)を送信部206へ出力する。また、送信電力測定制御部208は、その内部に、各チャネル送信電力ないしは総送信電力の送信電力測定(推定)機能を持つ。送信部206から出力された無線信号(RF_signal)から、所定時間内(W-CDMAでは1フレーム(frame)、1TTI、1スロット(slot)などが定義されている)の平均電力を測定(ないしは推定)し、送信電力情報をMAC制御部204へ出力する。上記説明の送信部206、アンテナ207、送信電力測定制御部208より送信手段が構成される。
受信部209は、アンテナ207で受信された下りリンクの無線信号(RF_signal)を入力し、公知の逆拡散技術で復調し、復調信号(Demod_signal)を出力する。復調部210は、復調信号(Demod_signal)を入力し、公知の技術で下りリンクの各種物理チャネルを分離し、物理チャネルからデータならびに制御情報を取り出す。即ち、復調部210は、受信したE―HICHから、基地局からのE−DCHデータ受信判定結果(ACK/NACK)情報を取り出し、MAC制御部204へ出力する。また、受信したE−AGCH/E−RGCHから、基地局からのスケジューリング結果情報(Sche_grant)情報を取り出し、MAC制御部204へ出力する。また、通信設定に従って設定される公知の下りリンクのリリース5チャネルである、DCH(あるいはHS−DSCH(図示しない)あるいはFACH(図示しない))から、下りリンクの受信データを取り出し、MAC受信部211に出力する。MAC受信部211は、復調部210から入力したDCHチャネルデータ等の中に、設定情報(CH_config)等を含む制御情報(RRC_signalling:DCCH)が含まれる場合は、それを取り出し、無線資源制御部201に出力する。また、MAC受信部211は、入力したDCH等に上位プロトコル層のデータが含まれる場合は、上位層データ(DTCH)として上位プロトコル層に出力する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る固定局側(基地局/基地局制御装置)の構成を示すブロック図である。以下、図3を用いて固定局側の内部構造(機能ブロック、及びデータと制御信号の流れ)について説明する。なお、図2において説明した上記移動局の内部ブロック図と同様の機能を有するブロックについては、同様の名称を用いる。基地局103および基地局制御装置104など固定局側における各ブロックは、機能単位(entity)を示したものであり、基地局103及び基地局制御装置104の実装形態によって、上記両装置のどちらか、あるいは独立した別装置に存在するものとする。なお、3GPP規格においては、固定局は、基地局制御装置(RNC)と基地局(NodeB)を合わせてUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)と呼ばれる。ただし、移動局(UE)と直接、物理的な通信を行うインターフェースをもつのは基地局(NodeB)であり、無線インターフェース(W-CDMA規格ではUuと呼ばれる)として規定されている。
無線資源制御部301は、移動局102との通信に必要なチャネルの組合せや伝送速度などの各種設定を制御するために、固定局側の各部およびを制御する。また、無線資源制御部301は、各種設定情報(CH_config)を入出力する。また、無線資源制御部301は、各種設定情報を入出力する。各種設定情報の一部は、通信開始初期段階あるいは通信途中において、固定局側(基地局制御装置104/基地局103)と移動局102との間でやりとり(RRC signalling)され、無線資源制御部301に格納される。移動局側への無線資源制御部の送信情報(RRC signalling)は、リリース5以前の公知のチャネルであるHS−DSCH(物理チャネルとしてはHS-PDSCH:図示しない)あるいはDCH(DPDCH:図示しない)あるいはFACH(PFACH:図示しない)にデータとして載せられ送信される。本実施例では、説明の便宜上通信途中の動作について説明するのでDCHに載せるものとするが、本実施の形態に限定されない。
MAC送信部303は、上位プロトコル層からの送信データ(DTCH)および無線資源制御部301からの制御情報(DCCH)とを入力し、DCHデータとして出力する。なお、DTCHおよびDCCHデータはリリース5以前のチャネルであるDCHあるいはHS−DSCH(図示しない)あるいはFACH(図示しない)で送信する場合など各種チャネル設定が可能であり、その組合せは規格書に規定されるが、本実施の形態に限定されない。
MACスケジューラ部304は、その内部にE−DCHスケジューリング機能(図中、E−DCHスケジューラと記載)をもつ。MACスケジューラ部304は、移動局から送信された移動局状態情報(SIおよびハッピービット情報)、E−DCHデータ復調結果(ACK/NACK)とを各々入力し、E−DCHのためのスケジューリングを行う。スケジューリング結果は、AGCH/RGCH情報としてMAC送信部303へ出力される。AGCH/RGCHデータは、後述する変調部305、送信部306、アンテナ307を経て、移動局102へ送信される。
変調部305は、各種データ(DTCH、DCCH)、スケジューリング結果情報(AGCH/RGCHデータ)、物理制御チャネル等を、いわゆるIQ多重のような公知の技術により多重する。さらに、公知の技術によりスペクトル拡散変調処理を行い、変調信号(Mod_signal)を出力する。変調部305は多重変調手段を構成する。送信部306は、入力した変調信号(Mod_signal)を公知の技術で無線周波数信号に変換したのち必要な送信電力レベルまで増幅し、無線信号(RF_signal)を出力する。無線信号(RF_signal)は、アンテナ307から無線送信される。上記説明の送信部306、アンテナ307より送信手段が構成される。
受信部309は、アンテナ307で受信された下りリンクの無線信号(RF_signal)を入力し、公知の逆拡散技術で復調し、復調信号(Demod_signal)を出力する。復調部310は、復調信号(Demod_signal)を入力し、公知の技術で下りリンクの各種物理チャネルを分離し、物理チャネルから各種データならびに各種制御情報を取り出す。即ち、復調部310は、復調したE−DPDCHからE−DCHのデータを復調しMAC受信部311に出力する。また、復調部310は、E−DCH受信判定結果(ACK/NACK)をMACスケジューラ部304に出力する。また、復調部310は、E−DPCCHからハッピービット情報を復調し、MACスケジューラ部304に出力する。MAC受信部311は、復調部310から入力したE−DCHの中に、各種設定情報(CH_config)等を含む制御情報(RRC_signalling:DCCH)が含まれる場合は、それを取り出し、無線資源制御部301に出力する。また、MAC受信部311は、入力したE−DCH(ないしはDCH等)の中に上位プロトコル層のデータが含まれる場合は、上位層データ(DTCH)として上位プロトコル層に出力する。上記説明の無線資源制御部301、MAC送信部303、MACスケジューラ部304、MAC受信部311により、伝送制御手段が形成される。また、MAC送信部303、MACスケジューラ部304、MAC受信部311は、メディアアクセス部(MAC部)302の一部を構成する。
図4は、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。図4において、左側が実際に通知するSIシグナリング情報であるインデックス値を、右側が各インデックス値に対応する送信電力余裕値を示す。表中のパラメータXの値は、基地局制御装置104の無線資源制御部301からの設定情報として移動局の無線資源制御部201に通知され、MAC制御部204に転送される。また、図4の規定では、最大値以上の範囲を示すための“X[dB]以上”という規定表現を設けている。その他の値に対しては、例えば表中のインデックス値“1”は、範囲内を示す“1[dB]≦a[dB]<2[dB]”を表している。
図5は、図4におけるパラメータ(X)の設定値を通知(RRC_signalling)するフローを示す。図中の矢印は、始点と終点を示すもので途中の経由地点に関しては示していないが、実際には移動局102との無線インターフェースである、基地局103を介して送受信される。まず、基地局制御装置104の無線資源制御部301は、パラメータ(X)の設定値を決定し、設定情報(RRC_signalling:DCCH)としてMAC送信部303に出力する。MAC送信部303に入力された設定情報データは、図3の説明に記載の通り、変調部305、送信部306、アンテナ307を経て無線送信される(ステップ501)。移動局は、固定局側からの設定情報を受信すると、応答信号(ないしは設定完了信号)を固定局側に送信する(ステップ502)。基地局制御装置からの設定情報は、アンテナ207、受信部209、復調部210、無線資源制御部201の各ブロックにおいて受信、復調され、MAC制御部204内に記憶される。記憶されたパラメータは図4の規定として用いられる。なお、図4および図5においては、Xの値が固定局側から通知される場合を示したが、X値を固定値としてもよい。
以上のように、SI情報として移動局における総送信電力余裕の詳細な規定を設け、送信電力余裕値を固定局側(基地局)に通知するようにしたので、通信システムにおける動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。また、“…以上”という規定を設けているので、移動局から固定局へのシグナリング用ビット数が少なくて済むという効果がある。また、X値を固定局側で指定することで、固定局側の上りリンクのスケジューリングなどの無線資源制御を柔軟にできるという効果がある。
図6は、図4の規定の変形例として、X値を規格書において固定値とした場合の一例を示す。図6においてはXの値として固定値21が規定されている。これは、E−DPDCHチャネル送信電力のDPCCHチャネル送信電力に対する比(即ち、電力オフセット量:図7中にΔE-DPDCHと記載)の最大値、または、電力オフセットに対応するチャネル振幅(ゲインファクタ)の最大値、から求めたものである。以下に図7を用いて説明する。図7に示す表は左欄が「通知用インデックス」(Signalling values for ΔE-DPDCH)、右欄が「量子化されたE−DPDCHチャネル振幅係数の設定仕様」(Quantized amplitude ratios)を示す。図7には、公知の規格書に規定されている、電力オフセット量(ΔE-DPDCH)と、その値から規定される量子化されたE−DPDCHチャネル振幅係数(βed)の設定仕様、および通知のための値(インデックス:signalling value)を示す。E−DPDCHの最大電力オフセット(=21)は、表中の最大値(168/15)から以下のように計算される。
Figure 0004882049
このように、E−DPDCHチャネル電力の最大比は21dBとなる。つまり、上記のように求められたE−DPDCHチャネル電力の最大比である21dB以上、移動局の送信電力に余裕があっても、基地局にとってはスケジューリングに際して意味を持たないので通知情報として送信する必要はない。このように、E−DPDCHチャネル送信電力比の最大量でX値が規定されることにより、移動局から基地局へ通知(signalling)するために必要なビット数が少なくて済むという効果がある。なお、上記変形例では、理想的な最大変動量である21を用いているが、移動局の送信電力の偏差規定を考慮した値(例えば20や22といった値)となってもよい。また、E−DPDCHチャネル振幅規定が通信中に変更された場合には、その値を適用するようにしてもよい。また、同時送信可能なE−DPDCH本数や、拡散係数(SF)の違いによるゲインファクタのオフセット量などを反映して、27dBや29dBといった余裕を持った値に設定してもよい。以上のように、本実施の変形例においては、Xの値を規格にて規定しているので、移動局から固定局へのシグナリング用ビット数がさらに少なくてすむという効果がある。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。図8においては、“21[dB]より以上”の規定以外は、範囲指定になっていない。移動局102のMAC制御部204は、送信電力測定制御部208からの送信電力情報から量子化された表の値を選択する際に前処理を行い、規定値を選択して、それに対応する値(signalling value)を基地局103へ送信する。前処理の方法としては、(1)切り上げ(Rounded up)した値を選択する、(2)切捨て(Rounded down)した値を選択する、(3)四捨五入した値を選択する、(4)送信電力余裕の増減方向によって切り上げ/切捨てを行い選択する、などの各種方法があり、規格書ないしは移動局の実装(implementation)に従って規定される。なお、上記(1)、(2)、(3)などの方法を固定局側で選択し、無線制御装置201に通知して移動局動作を指定するようにしてもよい。
以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。また、前処理方法を固定局側で指定することで、固定局側の上りリンクのスケジューリングなどの無線資源制御を柔軟にできるという効果がある。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について図9を用いて説明する。本実施の形態においては、“X[dB]以上”の規定を通信速度に依存して規定するものである。W−CDMAでは、通信サービスに必要なデータ通信速度設定(3GPPではE-TFCと呼ばれる)の全体集合(E-TFCS:E-TFC Set)が、通信開始の初期ないしは通信途中において、移動局の無線資源制御部201と固定局側の無線資源制御部301との間で設定(configuration)される。E−TFCSは、集合要素の全てが通知される場合と、一部の設定(3GPPではReference E-TFCと呼ばれる)情報から移動局側で全体を完成する場合とがある。E−TFCSの中で規定される最小速度(E-TFC,min)と最大速度(E-TFC,max)とが設定されると、それぞれに対応するE−DPDCHチャネル振幅(ゲインファクタ)や送信チャネルパワーが決定されるので、E−DPDCH送信電力の変動幅が決定する。したがって、上記実施の形態1の変形例で説明したように、それ以上に移動局の送信電力に余裕があっても、基地局にとってはスケジューリングに際して意味を持たないので情報として送信する必要はない。このように、実際の通信において設定されるE−DPDCHチャネル送信電力比の最大の値でX値が規定されることにより、移動局から基地局へ通知(signalling)するために必要なビット数が少なくてすむという効果がある。なお、図7に示したE−DPDCHチャネル振幅規定が変更された場合には、その最大値以上であることを示す。E−TFCSは変更されるので、図9のSI情報規定の表中に示すように、専用の規定欄を設け、“X[dB]以上”という規定(ないしは規定の解釈)ではなく“(E-TFCSから規定される最大E-DPDCHチャネルの)最大電力比[dB]以上”と規定(ないしは規定の解釈)とする。なお、E−TFCS全体が通知されない場合に、いくつかの基準となるE−TFC(Reference E-TFC)が移動局に通知される場合があり、その場合は、基準E−TFCから最大電力差を求めてもよい。
本実施形態の変形例として、最大速度設定が、移動局の送信のある時点における特定の属性を持つE−TFCとする場合について以下に説明する。非特許文献1に記載されているように、E−TFCS中の各E−TFCには状態が規定される。状態としては(1)使用可能(Supported)、使用禁止(Blocked)の2種類である。使用可能(Supported)状態か使用禁止(Blocked)状態かどうかが、1つ以上の特定の送信タイミング区間(TTI、slot、frameなど)の総送信電力余裕の算術平均などによって求められる場合には、状態間の遷移は準静的な動作になるので、使用可能(Supported)状態にあるE−TFCの最大と最小の速度差に対応する電力差以上にあること示すようにしてもよい。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。
なお、上記実施の形態3の第2の変形例として、SI情報の送信時点付近での送信電力余裕の状況を反映して、SI情報送信時点の直前のE−DCHデータ送信に使用したE−TFCに対応したE−DPDCHチャネル送信電力(ないしは、実際に使用したE-DPDCHチャネル送信電力)と最大速度(E-TFC,max)に対応したE−DPDCHチャネル送信電力との電力差以上にあることを示すようにしてもよい。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について、図10を用いて説明する。本実施の形態においては、“X[dB]以上”の規定の解釈が、“移動局の総送信電力の測定(推定)範囲外”であることを意味すると規定するものである。規格上の表現としては、“X[dB]以上”という記載方法にこだわらず、“範囲外”といった規定でもよい。移動局の送信電力測定制御部208は、送信部206から無線信号(RF_signal)を入力し、送信電力を測定(ないしは推定)する。例えば、公知の無線信号測定技術では、ダイオードを用いて無線信号の包絡線を検出しキャパシタによる平滑化を行うといった方法が用いられる。このような場合、通常の移動機の実装においては、「移動局能力としての最大総送信電力設定(Pmax)の値」から、「Pmaxから総送信電力の最大変動分を引いた送信電力」の値までを、その測定範囲に含むように設計する。これは例えば、送信電力の小さい範囲外の総送信電力から最大変動分の電力変動が起こった場合に、移動局の総送信電力を最大総送信電力設定(Pmax)レベルに制限するような電力制御をすることができなくなるからである。すなわち、このSI情報が基地局に送信されるのは、移動局の総送信電力が測定範囲外にあることを示すことになる。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。また、送信電力余裕情報として、測定不可能な範囲の情報を通知しないため、SI情報として通知するための値(signalling value)を表すビット数が少なくて済むという効果がある。
なお、本実施の形態の場合に、通信開始の初期段階において、移動局能力(UE capability)情報として、設定情報のやりとり(RRC_signalling)によって、固定局側の無線資源制御部301(あるいは無線資源制御部301経由で基地局のMACスケジューラ部304)に通知するようにしてもよい。これにより、固定局側における上りリンクのスケジューリング結果に反映することができ、無駄な無線資源の割当てをしないので、通信システムをより効率化できるという効果がある。また、反対に、固定局側で予め無線資源の割当てを制限する場合には、範囲外を規定する値を移動局に通知するようにしてもよい。これにより、特定の固定局装置メーカーにこだわらない柔軟な通信システムを構築できるという効果がある。
実施の形態5.
図11は、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報を規定する一例を示す表である。実施の形態5においては、図7に示した、E−DPDCHチャネル送信電力のDPCCH送信電力に対する電力オフセット量(ΔE-DPDCH)の規定中の最小値(またはそれに対応するチャネル振幅(ゲインファクタ))から求めたものである。実施の形態1の説明で示した図7を参照すると、E−DPDCHの最小電力オフセットは、表中の最小値(5/15)から以下のように計算される。
Figure 0004882049
移動局の送信電力余裕が上記の値以下の場合、基地局にとってはスケジューリングに際して意味を持たないので情報として送信する必要はない。また、公知の規格により、量子化されたチャネル振幅(ゲインファクタ)の最小値より小さい場合にはE−DPDCHを非送信(DTX 等価的にゲインファクタ=0)にすることが規定されている。このように、E−DPDCHチャネル送信電力オフセット(の最小の)値を使用したSI通知範囲を規定することにより、移動局から基地局へ通知するために必要なビット数が少なくて済むという効果がある。なお、上記実施例では、最小値として固定値を規定しているが、固定局側から通知して設定するようにしてもよい。これにより、固定局側でより効率的なスケジューリングができるという効果がある。また、E−DPDCHチャネル振幅規定が変更された場合には、変更された値の最小値を適用してもよい。さらに、総送信電力余裕の推定誤差を考慮して、―11といった値まで規定するようにしてもよい。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。なお、上記実施の形態1などのように、範囲外を意味する、“…[dB]以下”、“…[dB]未満”、“範囲外”といった規定ないしは解釈にしてもよい。また、送信電力余裕の刻み(ステップ)を等間隔に固定しているが、(1)非等間隔にする、(2)複数dBステップにする、(3)ステップ値を固定局側から通知する、(4)移動局内部で計算して設定する、などとしてもよい。 さらに、規定に余裕を持たせー11dBといった値にしてもよい。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。図12において、最左欄がSI情報として基地局に実際に通知する値(SI signalling value)、その右の欄が対応する送信電力余裕値(dB表示)である。右半分の欄は、実施の形態1において図7に示した、E−DPDCHチャネル振幅(即ちゲインファクタ(βed))とそのsignalling valueの表と同じものである。量子化された送信電力余裕(dB表示)値は、最右欄のE−DPDCHチャネル振幅規定の値からΔE−DPDCH電力オフセットの値(dB表示)を逆算して求めた値になっている。また、量子化の刻み(ステップ)も同じ刻みにしている。量子化された送信電力余裕(dB表示)の値を、E−DPDCHチャネル電力の電力オフセット(ΔE-DPDCH)の値と同じ値を用いることにより、別途SI情報通知用の送信電力余裕の値を規定する必要がなく、移動局の記憶装置が小さくて済むという効果がある。また、本実施の形態においては、SI情報として基地局に通知するときの値(signalling value)とゲインファクタ用のsignalling valueとを同じ値としている。これによって、上記と同様に別途SI情報通知用の値を規定する必要がなく、移動局の記憶装置が小さくて済むという効果がある。なお、図12では未使用(Reserved)の欄を設けているが、上記実施の形態1〜4のような“…[dB]以上”や“範囲外”といった規定と組み合わせてもよい。また、実施の形態5のように“…[dB]以下(ないしは未満)”を意味する規定と組み合わせてもよい。
さらに、本実施の形態においては、量子化されたΔE−DPDCH電力オフセットの刻みの値を全て用いた場合を示しているが、別途作成することも可能である。本実施の形態の変形例として、送信電力余裕値の刻みをΔE−DPDCHより粗い刻みで規定することも可能である。その場合、図12の表の値の一部を抜粋した形の表とすることにより、ΔE−DPDCHの値の各々のどれを用いているか(○か×か)を示すビット(ないしはフラグ)を各値に対応させるだけでよいので、記憶領域の増加が少なくて済むという効果がある。この場合に、SI情報として基地局に通知するときの値(signalling value)としては、例えば0〜29ではなく、刻みの個数を24−1になるように抜粋して、0〜24−1を対応させることにより必要なビット数を削減することができる。さらに、E−DPDCH同時送信チャネル数や拡散係数を反映した規定を追加して、25−1個の規定になるようにしてもよい。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化されて、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。
実施の形態7.
図13は、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。本実施の形態においては、送信電力余裕値として、上記実施の形態の図12に示した送信電力余裕の値に近い整数値、を値の表現として用いたものである。図12のように精度の高い数値をもちいていないので、移動局内部にSI規定を記憶するためのbit数が少なくて済むという効果がある。なお、本実施の形態においては、送信電力余裕の規定の表の表示的には、特に“…[dB]以上”といった表現は用いていない。この場合、最大値の規定(図13では21dB)の解釈のみを、その値以上(即ち“21[dB]以上”と解釈するよう、別途規格書において記載するようにしてもよい。同様に、上記実施の形態5に示した“…[dB]以下”等の意味する規定を設けてもよい。さらに、上記実施の形態6の変形例のように、SI規定の刻みを粗くしてもよい。このように、効果が得られる場合には実施の形態1〜5の規定方法を組み合わせて規定してもよい。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。
実施の形態8.
本実施の形態8においては、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量の規定の値ないしは刻みを、基地局102から通知されるスケジューリング結果情報(E−AGCHないしはE-RGCHから規定される電力オフセットの規定仕様)と同じもの、あるいは、スケジューリング結果情報を反映した移動局内部における電力オフセット量(Serving Grant)規定を使用するものである。E−AGCHの場合は、送信電力余裕の値と同様に、E−DPDCHチャネル電力のDPCCHチャネル電力に対する電力オフセット量の形式で通知されるからである。E−RGCHまたは移動局内部オフセット量は、移動局が使用可能な電力オフセット量を規定するからである。ただし、現在の最新規格ではAGCHの規定(値および刻み)は未決定であるが、上記実施の形態1から実施の形態7と、(1)同一仕様、(2)抜粋した仕様、あるいは(3)包含した仕様を採用してもよい。E−AGCHないしはE−RGCHまたは移動局内部オフセット量の規定と同様な規定とすることにより、同一の規定値に対しては、送信電力余裕規定のために別途記憶領域を確保する必要がないので、移動局の記憶領域がさらに少なくて済み移動局の構成が複雑にならなくて済むという効果がある。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。なお、E−AGCHないしはE−RGCHの規定は、その目的が異なるので、SI用電力余裕規定と必ずしも同一である必要はなく、(1)一部が同一、(2)どちらかが包含関係のようになってもよい。
実施の形態9.
図14は、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。本発明の実施の形態では、移動局の送信電力の余裕量において使用可能な最大のE−TFCの情報を、基地局に通知するように規定する一例を示す表である。移動局のMAC制御部204は、通信開始の初期のE−TFCSの設定においてあるいはE−TFCSが変更(Reconfiguration)される通信途中において、E−TFCS情報から各E−TFCでの送信時にE−DPDCHチャネルの電力オフセットを計算し、MAC制御部204に格納する。実施の形態1の説明で示したようにMAC制御部204には、E−DCHデータ送信の前において、送信電力余裕量をもとにE−TFCを1つ選択する機能がある。この機能を流用することにより、別途SI情報通知用の処理機能を持つ必要がなく、移動局の構成が簡略化できるという効果がある。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。
なお、図14の各規定において、同じないしは同程度の送信電力余裕に対し複数にE−TFCが対応できる場合には、送信の優先度(Priority)の最も高い上位層チャネル(DTCHないしはDCCH)に関連するE−TFCを用いて規定してもよい。また、上位層チャネルの優先度に対応して、各上位層チャネルないしはその組合せに対し要求される通信品質(QoS)が異なる場合に、通信速度(E-TFC)から決まる電力オフセット量のほかに、QoSから設定される追加のチャネル電力オフセット量が規定される場合がある。このような追加の電力オフセット(非特許文献1では、HARQ profileのpower offset attributeパラメータと呼ばれる)を考慮してSI情報として通知するE−TFCを選択してもよい。これにより送信データのQoSを反映した無線資源制御が可能になり、より無線資源制御が効率化されるという効果がある。
実施の形態10.
本実施の形態10においては、ハッピービット(happy Bit)の設定の判定基準における、移動局送信電力余裕状態の反映のしかた、を規定するものである。背景技術の項で説明した非特許文献1においては、ハッピービット(happy Bit)の設定基準(happy or unhappy)としては、(1)E−DCHデータ送信の際に実際に使用した通信速度(E−TFC)よりも大きいE−TFCで送信できるほど、送信電力に余裕がある、かつ、(2)ある設定値以上の送信時間がかかるほどのデータ量が送信バッファに貯まっている、という両方が満足した場合にのみ"unhappy"と判定し、それに対応する情報を基地局に通知する。本発明の実施の形態においては、"unhappy"の判定条件の上記(1)の条件を変更し、最大送信速度(E−TFC、max)よりも大きいE−TFCで送信できるほど、送信電力に余裕がある場合に"unhappy"と判定するようにしたものである。基地局のスケジューラは、通信初期ないしは通信途中で設定(configuration)したE−TFCの、最大の設定以上に、送信電力オフセットを考慮する必要がないので、それ以上の情報は意味がない。従って、本実施の形態のように、最大送信速度(E-TFC,max)で必要な送信電力余裕よりも多い送信電力余裕があるかどうかでハッピービット判定を行うことにより、不必要な送信電力余裕分の送信電力を他の移動局にまわすことができるので、通信システムの効率的な使用が可能となるという効果がある。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。なお、本実施の形態のハッピービット情報の規定と、上記実施の形態1〜9におけるSI情報の規定とを組み合わせて用いることも可能である。このようにすることで、通信システムのより効率的な使用が可能となるという効果がある。
実施の形態11.
本発明の実施の形態11においては、ハッピービット(happy Bit)の設定基準における移動局送信電力余裕状態の反映のしかたを規定するものである。本実施の形態においては、上記実施の形態10の説明中に記載した従来技術の"unhappy"の判定条件のうちの(1)の条件を変更し、ある設定値(“Y[dB] 以上”)に送信電力に余裕がある場合に"unhappy"と判定するようにしたものである。この設定値は固定局側の無線資源制御部301から通知(RRC_signalling)しても、規格を改訂して規格書の新たなバージョンの規定としてもよい。固定局側から移動局への通知方法は、上記実施の形態1の図5に示したフローと同様である。設定値を固定局側から通知するようにしたので、固定局側において通信システム全体を考慮して最適な"unhappy"ビットの判定閾値を設定することができるので、通信システムの柔軟な制御が可能となるという効果がある。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化され、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。なお、本実施の形態のハッピービット情報の規定と、上記実施の形態1〜9におけるSI情報の規定とを組み合わせて用いることも可能である。このようにすることで、通信システムのより効率的な使用が可能となるという効果がある。
実施の形態12.
図15は、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表である。本発明の実施の形態12においては、電力オフセット値の規定を、図7に示したE−DPDCHのゲインファクタ規定値の2乗を用いて定義するものである。また、E−DCHでは同時に送信可能なE−DPDCHのチャネル数(即ち拡散符号数)は最大4個まで設定可能であり、このようなコード多重での送信を規定するために、実施の形態6に示した電力オフセット値を拡張している。このように拡張した場合には上記実施の形態の図のような4ビット(ないしは5ビット)を用いて0〜24−1(ないしは25−1のインデックスを表すのではなく、6ビット等のビット数を用いて規定を設ける。以上のように、SI情報として移動局総送信電力余裕の詳細な規定を設け、移動局から基地局に通知するようにしたので、通信システムのおける移動局動作が統一化されて、固定局側における上りリンクの無線資源制御が効率化されるという効果がある。
また、ゲインファクタ規定と規格で規定されるE−DPDCH同時送信チャネル数設定とから、SI情報及び仕様を規定しているので、別途SI規定用の記憶領域を確保する必要がなく移動局の構成が複雑にならないという効果がある。なお、本実施の形態においては、送信電力余裕の規定の表の表示的には、特に“…以上”といった表現は用いていない。この場合、最大値の規定(図15では(168/15)2*6)の解釈のみを、その値以上と解釈するよう、別途規格書において記載するようにしてもよい。同様に、上記実施の形態5に示した“…以下”等の意味する規定を設けてもよい。さらに、インデックスのためのビット数を4ないしは5ビットに制限してシグナリングのための無線資源を節約するために、(1)上記実施の形態6の変形例のようにSI規定の刻みを粗くする、(2)例えば電力余裕の小さい方を一部抜粋する規定としてもよい。このように、上記各実施の形態と組み合わせることにより、各実施の形態の効果が得られる。
また、本実施の形態では、同時送信可能な最大E−DPDCHチャネル数(=4)と最大E−DPDCHゲインファクタ(=168/15)とを用いて最大規定としているが、(1)余裕をみた電力余裕値(例えば(168/15)2*5)、(2)E−DPDCHチャネル数の場合に他のゲインファクタを用いた規定(例えば(150/15)2*4)、などを設けるようにしてもよい。さらに、便宜のために、上記真値に対応するdB表現の値を規格書に付加してもよい。
なお、本発明の各実施の形態においては周波数多重(FDD)方式についてのみ説明しているが、時間多重(TDD)、周波数多重(FDD)と時間多重(TDD)の組合せ等の場合についても同様な効果が得られ、本実施の形態に限定されない。
本発明は、3GPP規格に準拠した無線通信システムで動作する携帯電話機を含む移動通信端末装置全般に適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る固定局側(基地局/基地局制御装置)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態1に係る、図4におけるパラメータ(X)の設定値を通知(RRC_signalling)するフローを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る、図4の規定の変形例として、X値を規格書において固定値とした場合の1例を示す表図である。 公知の規格書に規定されている(電力オフセット量(ΔE−DPDCH)の値から規定される)量子化されたE−DPDCHのチャネル振幅係数(βed)の設定仕様と通知情報(signalling value)の表を示す表図である。 本発明の実施の形態2に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態3に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態4に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態5に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態6に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態6の変形例に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態7に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。 本発明の実施の形態9に係る、SI(Scheduling Information)情報として基地局に送信される、移動局の送信電力の余裕量情報、を規定する一例を示す表図である。
符号の説明
101 無線通信システム、102 移動局、103 基地局、104 基地局制御装置、105 通信ネットワーク、201 無線資源制御部、202 メディアアクセス部(MAC部)、203 MAC送信部、204 MAC制御部、205 変調部、206 送信部、207 アンテナ、208 送信電力測定制御部、209 受信部、210 復調部、211 MAC受信部、301 無線資源制御部、302 メディアアクセス部(MAC部)、303 MAC送信部、304 MACスケジューラ部、305 変調部、306 送信部、307 アンテナ、309 受信部、310 復調部、311 MAC受信部。

Claims (2)

  1. 移動局における最大送信電力に対する送信電力の余裕量を示す移動局送信電力余裕量情報を、前記移動局から基地局に送信する第1ステップと、
    前記移動局送信電力余裕量情報に基づいて、前記基地局が前記移動局に対し上りリンクの無線資源を指示する第2ステップと、
    前記基地局による上りリンクの無線資源の指示に従い、前記移動局から前記基地局にデータを送信する第3ステップとを備え、
    前記第1ステップでは、前記移動局送信電力余裕量情報として、所定の下限値および上限値を有する閉区間に移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第1シグナリング値、ならびに所定の下限値を有し上限値の無い半開区間に前記移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第2シグナリング値の中から選択された一方を送信することを特徴とする通信方法。
  2. 移動局における最大送信電力に対する送信電力の余裕量を示す移動局送信電力余裕量情報、および前記移動局から基地局に送信するための上りリンクデータを格納する移動局バッファに溜まっているデータ量を示す移動局バッファ状態情報を、前記移動局から前記基地局に送信する第1ステップと、
    前記移動局送信電力余裕量情報および前記移動局バッファ状態情報に基づいて、前記基地局が前記移動局に対し上りリンクの無線資源を指示する第2ステップと、
    前記基地局による上りリンクの無線資源の指示に従い、前記移動局から前記基地局にデータを送信する第3ステップとを備え、
    前記第1ステップでは、前記移動局送信電力余裕量情報として、所定の下限値および上限値を有する閉区間に移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第1シグナリング値、ならびに所定の下限値を有し上限値の無い半開区間に前記移動局送信電力余裕量が含まれることを示す第2シグナリング値の中から選択された一方を送信することを特徴とする通信方法。
JP2008045912A 2008-02-27 2008-02-27 通信方法 Active JP4882049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045912A JP4882049B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045912A JP4882049B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007536373A Division JP4620738B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008182734A JP2008182734A (ja) 2008-08-07
JP4882049B2 true JP4882049B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=39726230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008045912A Active JP4882049B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4882049B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5113541B2 (ja) 2008-01-24 2013-01-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 伝送速度制御方法及び無線基地局
JP5113542B2 (ja) 2008-01-24 2013-01-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 伝送速度制御方法及び無線基地局
US8514793B2 (en) * 2008-10-31 2013-08-20 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for monitoring and processing component carriers
US8295779B2 (en) * 2008-10-31 2012-10-23 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for wireless transmissions using multiple uplink carriers
US8620334B2 (en) 2009-03-13 2013-12-31 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for carrier assignment, configuration and switching for multicarrier wireless communications
JP2011010031A (ja) 2009-06-25 2011-01-13 Fujitsu Ltd 移動無線通信システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3323424B2 (ja) * 1996-07-29 2002-09-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システムにおける下り送信電力制御方法および移動通信システム
WO2001047146A1 (en) * 1999-12-20 2001-06-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio network control using uplink mobile transmit power

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008182734A (ja) 2008-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620738B2 (ja) 通信方法
KR100996886B1 (ko) 송신 제어 방법, 이동국 및 통신시스템
US20090154403A1 (en) Mobile station and communications method
RU2386213C2 (ru) Способ связи
JP4882049B2 (ja) 通信方法
EP2063587B1 (en) Transmission rate control method based on radio mobile station buffer occupancy

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4882049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250