JP4879543B2 - 蛍光分光分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光分光分析装置に関する。
蛍光相関分光分析法(FCS法)は、顕微鏡視野の微小観測領域内で蛍光分子のブラウン運動が作り出す光の揺らぎを解析することにより、蛍光強度の自己相関関数を求め、分子毎の拡散時間や平均分子数を解析する手法であり、例えば非特許文献1に詳述されている。
蛍光相互相関分光分析法(FCCS法)は、異なる蛍光信号間の相互相関関数を求めることにより、両者の関連性を解析する手法で、2色の蛍光色素で標識された分子間の相互作用の解析に用いられ、例えば非特許文献2と非特許文献3に詳述されている。蛍光相互相関分光分析法は拡散時間の少ない蛋白質の相互作用などには適している。同様の解析法に共焦点蛍光コインシデンス分析(CFCA法)があり、これは非特許文献4に詳述されている。
「蛍光相関分光法による1分子検出」金城著、蛋白質核酸酵素、1999, vol. 44N09 1431-1438 "Dual-Color Fluorescence Cross-Correlation Spectroscopy for Multicomponent Diffusional Analysis in Solution", Petra. Schwille et al, Biophysical Journal 1997, 72, 1878-1886 Adynamic view of cellular processes by in vivo fluorescence auto- and cross-correlation spectroscopy, Petra. Schwille et al, Methods 29 (2003) 74-85 Confocal fluorescence coincidence analysis (CFCA), Winkler et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 96: 1375-1378, 1999
相互相関分光分析法(FCCS法)において、蛍光スペクトルに重なりがある2つの蛍光色素を用いた場合、クロストークによる測定誤差の影響を受け、正確に相互相関演算することができない。
本発明は、このような実状を考慮してなされたものであり、その目的は、クロストークによる測定誤差の影響を受けずに正確に相互相関演算できる蛍光分光装置を提供することである。
本発明による蛍光分光分析装置は、波長または強度の異なる励起光を選択的に試料の特定部位に照射する励起光学手段と、前記励起光の照射に応じて前記試料から発生する蛍光を検出する蛍光検出手段と、前記蛍光検出手段が検出した前記蛍光に対応する信号またはデータを生成する信号処理手段と、前記信号処理手段により生成される前記信号またはデータを利用した前記蛍光の揺らぎの相関分析演算を行なうために、前記波長または強度の異なる前記励起光の照射に応じて発生したそれぞれの蛍光に対応する前記信号またはデータごとに、当該相関分析演算のための重み係数を変更する演算手段とを備えている。前記励起光学手段は、異なる波長の光を発する複数の光源と、当該光源の発する異なる波長の光の中から前記試料に照射される光を選択するために通過帯域を制御可能な音響光学素子とを含む。前記蛍光検出手段は、前記異なる波長または強度の励起光の照射に応じてそれぞれ発生する蛍光ごとに分離して検出を行なう。
本発明によれば、クロストークによる測定誤差の影響を受けずに正確に相互相関演算できる蛍光分光装置が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態について説明する前に、まず、図18を参照しながら、相互相関分光分析法(FCCS法)におけるクロストーク発生のしくみについて説明する。図18は、蛍光スペクトルに重なりがある2つの蛍光色素においてクロストークが発生している場合の様子を表している。図18において、第1励起スペクトルを持つ第1蛍光色素に第1励起光を照射すると、第1蛍光スペクトルを持つ第1蛍光が第1蛍光色素から発生する。第1蛍光は、フィルターを用いて第1光信号検出範囲内の波長の光を選択的に検出することにより検出される。また、第2励起スペクトルを持つ第2蛍光色素に第2励起光を照射すると、第2蛍光スペクトルを持つ第2蛍光が第2蛍光色素から発生する。第2蛍光は、フィルターを用いて第2光信号検出範囲内の波長の光を選択的に検出することにより検出される。図18から明らかなように、第1蛍光スペクトルの右すそが第2光信号検出範囲に重なっている。このため、第2蛍光を検出する際に第1蛍光も一緒に検出されてしまい、これがクロストークとなる。その結果、相互相関分光分析法(FCCS法)においては、クロストークによる測定誤差の影響を受け、正確に相互相関演算することができない。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態の蛍光分光分析装置を概略的に示している。図1に示されるように、蛍光分光分析装置100は、励起光学系110と蛍光検出部140と信号処理部150と演算部160とを有している。励起光学系110は、励起光を生成する励起光照射部120と、試料Sが載せられるステージ112と、対物レンズ114と、励起光と蛍光を分離するダイクロイックミラー116とを有している。
蛍光分光分析装置100はさらに、異なる波長の励起光が時間をずらして排他的に試料Sに照射されるように励起光照射部120を制御する励起光制御部130を有している。従って、励起光照射部120は、波長または強度の異なる励起光を選択的に試料Sの特定部位に照射する。励起光の波長または強度は時系列的に変更される。
試料Sは、異なる波長の励起光が照射される部位に、異なる波長の励起光にそれぞれ反応して蛍光を発する異なる色素を含んでいる。異なる色素の蛍光スペクトルは少なくとも一部重なっている。
蛍光検出部140は、励起光の照射に応じて試料Sから発生する蛍光を検出する。蛍光検出部140は、異なる波長または強度の励起光の照射に応じてそれぞれ発生する蛍光ごとに分離して検出を行なう。
信号処理部150は、蛍光検出部140が検出した蛍光に対応する信号またはデータを生成する。演算部160は、信号処理部150により生成される信号またはデータを利用して前記蛍光の揺らぎの相関分析演算を行なう。その際、演算部160は、波長または強度の異なる励起光の照射に応じて発生したそれぞれの蛍光に対応する信号またはデータごとに相関分析演算のためのパラメータ(例えば後述する重み係数)を変更する。例えば演算部160は、それぞれの蛍光に対応した出力信号同士の比較に基づいて自己相関分析または相互相関分析または共焦点蛍光コインシデンス分析解析する。
図2は、励起光照射部120の構成例を示している。この例では、励起光照射部120は、第1光源122aと、第2光源122bと、ミラー124aと、ダイクロイックミラー124bと、音響光学素子(AOTF)126とから構成されている。第1光源122aと第2光源122bは互いに波長帯域が異なる第1励起光と第2励起光をそれぞれ発する。ミラー124aは第1光源122aから発せられた第1励起光を図1の対物レンズ114に向けて反射する。ダイクロイックミラー124bは、ミラー124aで反射された第1励起光を透過し、第2光源122bから発せられた第2励起光を図1の対物レンズ114に向けて反射する。第1光源122aと第2光源122bは連続的に駆動され、第1励起光と第2励起光をそれぞれ発し続ける。音響光学素子126は、通過帯域を制御可能であり、図1の励起光制御部130から供給される励起光操作信号に応じて、第1励起光と第2励起光のいずれか一方を選択的に透過する。つまり音響光学素子126は、第1光源122aと第2光源122bの発する異なる波長の光の中から試料Sに照射される光を選択する。励起光操作信号は時系列的に変化する信号であり、音響光学素子126は第1励起光と第2励起光を交互に透過する。
図3は、励起光照射部120の別の構成例を示している。この例では、励起光照射部120は、第1光源122aと、第2光源122bと、ミラー124aと、ダイクロイックミラー124bと、切替器128とから構成されている。第1光源122aと第2光源122bとミラー124aとダイクロイックミラー124bの機能は図2の例と同様である。さらに第1光源122aと第2光源122bはオンオフ制御可能である。切替器128は、図1の励起光制御部130から供給される励起光操作信号に応じて、第1光源122aと第2光源122bのいずれか一方を選択的にオンにし、他方を選択的にオフにする。つまり切替器128は、発光する光源を選択する。励起光操作信号は時系列的に変化する信号であり、第1光源122aと第2光源122bが交互にオンされる。その結果、試料Sに第1励起光と第2励起光が交互に照射される。つまり切替器128は、第1光源122aと第2光源122bの発する異なる波長の光の中から試料Sに照射される光を選択する。
図1に戻り、蛍光検出部140は、ダイクロイックミラー142と、第1蛍光フィルター144aと、第2蛍光フィルター144bと、第1受光素子146aと、第2受光素子146bとから構成されている。第1蛍光フィルター144aは第1蛍光を選択的に透過し、第2蛍光フィルター144bは第2蛍光を選択的に透過する。第1受光素子146aは第1蛍光の波長帯域に感度を有し、第2受光素子146bは第2蛍光の波長帯域に感度を有している。つまり第1受光素子146aと第2受光素子146bは、異なる波長帯域に感度を有している。
以下、図4のフローチャートを参照しながら、本実施形態の蛍光分光分析装置の動作について説明する。
励起光制御部130は励起光操作信号を生成し、これを励起光照射部120に出力する。励起光操作信号は、図5に示されるように、周期的に変化する「0」と「1」の二値信号である。
励起光照射部120が図2の構成の場合、音響光学素子126は、励起光操作信号が「0」のときに第1励起光を選択的に透過し、励起光操作信号が「1」のときに第2励起光を選択的に透過する。
また励起光照射部120が図3の構成の場合、切替器128は、励起光操作信号が「0」のときに第1光源122aを選択的にオンし、励起光操作信号が「1」のときに第2光源122bを選択的にオンにする。
その結果、試料Sに照射される励起光は、図5に示されるように、第1励起光と第2励起光が交互に切り替わるものとなる。
励起光の照射に応じて試料Sから蛍光が発生する。第1受光素子146aは、第1励起光の照射に応じて試料Sから発生する第1蛍光を検出し、図5に示される第1蛍光検出信号を信号処理部150に出力する。第2受光素子146bは、第2励起光の照射に応じて試料Sから発生する第2蛍光を検出し、図5に示される第2蛍光検出信号を信号処理部150に出力する。
信号処理部150は、蛍光検出部140の第1受光素子146aと第2受光素子146bからそれぞれ供給される第1蛍光検出信号と第2蛍光検出信号を一定時間ごとの蛍光強度信号に変換し、その蛍光強度信号と励起光制御信号を最適な形で組み合わせて演算用データを生成し、これを演算部160に出力する。
演算部160は、信号処理部150から供給される演算用データに基づいて自己相関分析または相互相関分析または共焦点蛍光コインシデンス分析を実施する。
以下、重み係数(相関分析のためのパラメータ)を用いたマルチプルτ方式相関関数のデータ解析について述べる。このデータ解析では、各蛍光検出信号からデータテーブルと重み係数テーブルを作成し、各蛍光のデータと重み係数中の第1蛍光と第2蛍光のデータと重み係数を用いて自己相関と相互相関計算を行なう。
相関関数の演算を行なう際、データと重み係数の計算用チャンネルはオクターブ方式を用い、データと重み係数の計算を数少ない有限個のチャンネルの結果に制限し、同間隔の計算結果のプロットを実現する。さらに、先に異なるτ領域において、異なる遅延時間相当分のデータ平均値と重み係数平均値を計算する。蛍光のデータと重み係数による諸処理は、1つのデータまたは重み係数を計算最小単位とする。
以下、具体例として、マルチプルτ方式について、図6Aと図6Bのフローチャートに沿って説明する。
[ステップS0]
試料についての測定データとして、第1蛍光と第2蛍光の時系列測定データを取得する。取得した時系列データの補間方法による連続信号は図5に示した通りである。
[ステップS1]
取得データが存在するか否かを判断し、Yesの場合はステップS2に進み、Noの場合はイメージング判断のステップS18に入る。
[ステップS2]
読み込みデータ数をカウントする。このデータ総数は、チャンネル計算、総合計算などに用いる。
[ステップS3]
マルチプルτ方式のプロットτ値(チャンネル値)とチャンネル数などを計算する。マルチプルτ方式は読み込んだデータの総数によりチャンネル数を決める。具体的な計算方法は、図7に示されるように、ビンタイムτを基準値として最初の16個のチャンネル値とし、以降の8個ごとのチャンネル値はビンタイムτが2倍に増える値を基準値とする。
別の言い方をすれば、最初の16個のチャンネルを0段とし、それ以降、8個のチャンネルごとに1段、2段、・・・と分ける。各段のチャンネル値の増分(基準値)は、段の数をnとして、2τとする。例えば、0段のチャンネル値の増分はτであり、2段のチャンネル値の増分は4τである。
必要なチャンネル数は、ビンタイムと読み込んだデータの総数に基づいて算出される。
[ステップS4とS5]
蛍光の識別を行なう。ステップS4において、第1蛍光検出信号に対して、励起光が第1励起光の場合には、入力データは第1蛍光の有効なデータとしてステップS6以降で処理され、励起光が第2励起光の場合には、入力データはステップS5においてゼロとして処理され、励起光が第1励起光でも第2励起光でもない場合には、同様に第1蛍光のデータはステップS5でゼロとして補間される。また第2蛍光検出信号に対しては、励起光が第2励起光の場合には、入力データが第2蛍光の有効なデータとしてステップS6以降で処理され、励起光が第1励起光の場合には、第1蛍光のデータはステップS5でゼロとして処理され、励起光が第2励起光でも第1励起光でもない場合には、同様に第2蛍光のデータはステップS5でゼロとして補間される。
[ステップS6]
データ抽出を行なう。まず、第1蛍光検出信号に対して、第1蛍光のデータを抽出し、それを第1蛍光に相当する位置に埋め込み、ほかの蛍光(第2蛍光)に相当する位置にはデータ0を埋め込む。その結果、図8に示される第1蛍光のデータテーブルが作成される。同様に、第2蛍光についても別のデータテーブルを作成する。その結果、第1蛍光と第2蛍光に対して二枚のデータテーブルがそれぞれ構成される。
[ステップS7]
信号またはデータが欠落する期間の解析結果に対する影響を防止するため、信号またはデータが欠落する期間と、それ以外の期間との間で異なる重み付けを行なう。このための重み係数テーブルを作成する。励起光を時系列で切り替えながら測定した場合、検出データには、データの大きさの情報のほかに励起光の種類(すなわち蛍光の種類)の情報が含まれている。マルチプルτ方式では蛍光の種類の情報を重み係数として計算に用いる。第1蛍光と第2蛍光に対してデータ測定が行なわれた場合、データ数1個(重み係数=1)で表す。第1蛍光検出信号に対して、第1蛍光に相当する位置には1という重み係数を埋め込み、そのほかの蛍光に相当する位置には0という重み係数を埋め込む。その結果、図9に示される第1蛍光の重み係数テーブルが作成される。同様に、第2蛍光についても別の重み係数テーブルを作成する。すなわち、第1蛍光または第2蛍光それぞれに対応するデータごとに演算に用いられるパラメータとしての重み係数が変更されたテーブルが作成される。その結果、第1蛍光と第2蛍光に対して二枚の重み係数テーブルがそれぞれ構成される。
[ステップS8]
データ再構成を行なう。つまり、基準値(増分)が異なる各チャンネルの最初チャンネルのデータを計算する。第1蛍光と第2蛍光のデータテーブルにより、蛍光ごとに和計算処理を行なう。チャンネル16以降の遅延時間τは、8チャンネルごとに基準値(増分)を2倍に増しているため、各チャンネルのデータは基準値(増分)が2倍に増える前の二つのデータ和からなる。具体的なデータの変化は図10の通りである。第1蛍光と第2蛍光において、それぞれの和計算の処理を行なうことにより、データ分割テーブルから次々と新しい基準値(増分)を有するチャンネルのデータが形成され、新しいデータテーブルが構成される。
別の言い方をすれば、読み込んだすべてのデータの並びを0行目のデータ列とし、そのうちの隣接する二つずつを足し算して、その並びを1行目のデータ列とする。それ以降、同様の操作に繰り返して、2行目のデータ列、3行目のデータ列、・・・を作る。この操作は、チャンネルの段数と同じ行数のデータ列を得るまで続ける。このようにして得られたデータテーブルにおいて、各行のデータは、それぞれ、各段のチャンネルに対応している。例えば、2行0列目のデータは、2段0列目のチャンネルに対応している。
[ステップS9]
重み係数再構成を行なう。つまり、基準値(増分)が異なる各チャンネルの最初チャンネルの重み係数を計算する。第1蛍光と第2蛍光の重み係数テーブルにより、蛍光ごとに和計算処理を行なう。重み係数テーブルの変化はステップS8と同様に、和計算処理の経過とともに、次々と新しい基準値(増分)を有するチャンネルの重み係数が形成され(図11)、新しい重み係数テーブルが構成される。
別の言い方をすれば、すべての重み係数の並びを0行目の重み係数列とし、そのうちの隣接する二つずつを足し算して、その並びを1行目の重み係数列とする。それ以降、同様の操作に繰り返して、2行目の重み係数列、3行目の重み係数列、・・・を作る。この操作は、チャンネルの段数と同じ行数の重み係数列を得るまで続ける。このようにして得られた重み係数テーブルにおいて、各行の重み係数は、それぞれ、各段のチャンネルに対応している。
[ステップS10]
第1蛍光のデータID1に対して、データ間の積和計算を行なう。つまり、図12に示されるように、第1蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置のデータと0列目データとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列において、最初のデータとほかの各データとの積の和を求める。次に、第2蛍光のデータID2に対して、データ間の積和計算を行なう。つまり、同様な処理を第2蛍光に対して行ない、第2蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置のデータと0列目データとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第2蛍光のデータ列において、最初のデータとほかの各データとの積の和を求める。
[ステップS11]
第1蛍光の重み係数WD1に対して、重み係数間の積和計算を行なう。つまり、第1蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置の重み係数と0列目重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光の重み係数列において、最初の重み係数とほかの各重み係数との積の和を求める。次に、第2蛍光の重み係数WD2に対して、重み係数間の積和計算を行なう。つまり、同様な処理を第2蛍光に対して行ない、第2蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置の重み係数と0列目重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第2蛍光の重み係数列において、最初の重み係数とほかの各重み係数との積の和を求める。
[ステップS12]
第1蛍光のデータID1と重み係数WD1に対して、0列目データと重み係数との積和計算を行なう。つまり、第1蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置の重み係数と0列目データとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列と重み係数列において、データ列の最初のデータと重み係数列の各重み係数との積の和を求める。次に、第2蛍光のデータID2と重み係数WD2に対して、データと重み係数との積和計算を行なう。つまり、同様な処理を第2蛍光に対して行ない、第2蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置の重み係数と0列目データとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列と重み係数列において、データ列の最初のデータと重み係数列の各重み係数との積の和を求める。
[ステップS13]
第1蛍光の重み係数WD1とデータID1に対して、0列目重み係数とデータとの積和計算を行なう。つまり、第1蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置のデータと0列目重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列と重み係数列において、重み係数列の最初の重み係数とデータ列の各データとの積の和を求める。次に、第2蛍光の重み係数WD2とデータID2に対して、重み係数とデータとの積和計算を行なう。つまり、同様な処理を第2蛍光に対して行ない、第2蛍光の同じ基準値(増分)を有するチャンネル位置のデータと0列目重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第2蛍光のデータ列と重み係数列において、重み係数列の最初の重み係数とデータ列の各データとの積の和を求める。
[ステップS14]
第1蛍光と第2蛍光のデータID1とID2に対して、第1蛍光と第2蛍光のデータ間の積和計算を行なう。つまり、図13に示されるように、同じ基準値(増分)を有する第2蛍光のチャンネル位置のデータと第1蛍光の0列目データとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列と第2蛍光のデータ列において、第1蛍光のデータ列の最初のデータと第2蛍光のデータ列の各データとの積の和を求める。
[ステップS15]
第1蛍光と第2蛍光の重み係数WD1、WD2に対して、第1蛍光と第2蛍光の重み係数間の積和計算を行なう。つまり、同じ基準値(増分)を有する第2蛍光のチャンネル位置の重み係数と第1蛍光の0列目の重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光の重み係数列と第2蛍光の重み係数列において、第1蛍光の重み係数列の最初の重み係数と第2蛍光の重み係数列の各重み係数との積の和を求める。
[ステップS16]
第1蛍光のデータID1と第2蛍光の重み係数WD2に対して、第1蛍光の0列目データと第2蛍光の重み係数間の積和計算を行なう。つまり、同じ基準値(増分)を有する第2蛍光のチャンネル位置の重み係数と第1蛍光の0列目のデータとの掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第1蛍光のデータ列と第2蛍光の重み係数列において、第1蛍光のデータ列の最初のデータと第2蛍光の重み係数列の各重み係数との積の和を求める。
[ステップS17]
第1蛍光の重み係数WD1と第2蛍光のデータID2に対して、第1蛍光の0列目重み係数と第2蛍光のデータとの積和計算を行なう。つまり、同じ基準値(増分)を有する第2蛍光のチャンネル位置のデータと第1蛍光の0列目の重み係数との掛け算をし、その和を算出する。言い換えれば、各段のチャンネルに対応する第2蛍光のデータ列と第1蛍光の重み係数列において、第2蛍光のデータ列の最初のデータと第1蛍光の重み係数列の各重み係数との積の和を求める。
[ステップS18]
演算終了とイメージングの判断を行なう。Yesの場合には総合相関計算に入り、Noの場合にはデータ取得ステップS1に戻る。
[ステップS19]
データの読み込みが終了した場合(ステップS21がYesの場合)、上述した諸計算結果に基づいて、自己相関関数の推定と相互相関関数の推定とを行なう。つまり、D1→D2とD1→D1とD2→D2の各相関方向に対してそれぞれ異なる解析式を用いて相関関数を推定する。
例えば、D1→D1とD2→D2に対しては(S10*S11)/(S12*S13)の計算式を用い、D1→D2に対しては(S14*S15)/(S16*S17)の計算式を用いる。
例えば、相互相関関数の解析式は下記の(1)式のように表現できる。
Figure 0004879543
上記の各式中、mlFSum(τν)はデータ間の積和計算を示し、mlWSum(τν)は重み係数の積和計算を示す。また、mlFSum(τν)は0列目データと重み係数の積和計算を示し、mlWSum(τν)は0列目重み係数とデータの積和計算を示す。ここで、添字のDはD1またはD2であり、計算対象のデータすなわち第1蛍光に対応するデータまたは第2蛍光に対応するデータに対応している。なお、FD1,RD2は、和計算によるデータD1,D2の再構成データを表わし、WD1,VD2は、データFD1,RD2の計算に用いるデータ数(重み係数)を表わしている。
(1)式は、下記の(2)式の相互相関解析式に基づいている。また(2)式の相互相関解析式は、(3)式の汎用相互相関関数に対して重み付けを適用することにより導出される。(3)式は、N=N=N12であれば(9)式と表現できる。
Figure 0004879543
Figure 0004879543
Figure 0004879543
[ステップS20]
各最終計算結果に基づいて、相互相関関数のカーブ表示などの処理を行なう。
本実施形態では、蛍光のゆらぎの相関分析演算は、信号処理部150により生成される信号またはデータのうち、波長または強度の異なる励起光の照射に応じてそれぞれ発生する蛍光に対応する信号またはデータごとにパラメータを変更して行なわれる。このため、クロストークによる測定誤差の影響を受けずに正確な相互相関演算を行なえる。
<第二実施形態>
図14は、本発明の第二実施形態の蛍光分光分析装置を概略的に示している。本実施形態の蛍光分光分析装置200は、蛍光検出部240と信号処理部250のほかは、第一実施形態の蛍光分光分析装置100と同様である。
蛍光検出部240は、マルチバンドフィルター242と受光素子244とから構成されている。マルチバンドフィルター242は第1蛍光と第2蛍光を選択的に透過する。受光素子244は第1蛍光と第2蛍光を検出可能な受光帯域を有している。つまり、受光素子244は、異なる励起光による異なる波長の蛍光を検出可能な受光帯域を有している。
本実施形態では、蛍光検出部240から出力される検出信号は、図15に示されるように、第1蛍光と第2蛍光が交互に混在している時系列混在信号となる。図15においてD1とD2はそれぞれ第1蛍光と第2蛍光の検出の時間範囲を示している。つまり、この信号には、第1蛍光と第2蛍光の検出信号が交互に含まれていて、時間で分割することができる。時系列混在信号には、実際には、第1蛍光と第2蛍光の検出の時間範囲のほかに、第1励起光と第2励起光を切り替える間の時間範囲も存在するが、図15では省略している。
この時系列混在信号は信号処理部250に送られ、蛍光ごとの信号に分割され処理される。つまり、信号処理部250は、図15の時系列混在信号から、図16に示される疑似第1蛍光検出信号と、図17に示される疑似第2蛍光検出信号とを抽出する。第1蛍光検出信号については、励起光照射部120が第1蛍光を照射している期間の蛍光強度だけを抽出して第1蛍光の情報とし、その以外の期間の情報はゼロとする。同様に、第1蛍光検出信号については、励起光照射部120が第2蛍光を照射している期間の蛍光強度だけを抽出して第2蛍光の情報とし、その以外の期間の情報はゼロとする。このようにして信号処理部250は、蛍光検出部240から出力される揺らぎ信号に基づいて疑似第1蛍光検出信号と疑似第2蛍光検出信号とを生成する。
疑似第1蛍光検出信号と疑似第2蛍光検出信号は、その後、第一実施形態で説明した第1蛍光検出信号と第2蛍光検出信号と同様に処理される。
本実施形態では、蛍光のゆらぎの相関分析演算は、信号処理部150により生成される信号またはデータのうち、波長または強度の異なる励起光の照射に応じてそれぞれ発生する蛍光に対応する信号またはデータごとにパラメータを変更して行なわれる。このため、クロストークによる測定誤差の影響を受けずに正確な相互相関演算を行なえる。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
本発明の第一実施形態の蛍光分光分析装置を概略的に示している。 図1に示された励起光照射部の構成例を示している。 図1に示された励起光照射部の別の構成例を示している。 図1に示された蛍光分光分析装置の動作のフローチャートを示している。 図1に示された蛍光分光分析装置における信号のタイムチャートを示している。 図1の信号処理部による演算用データ生成と演算部による解析処理とのフローチャートの一部を示している。 図1の信号処理部による演算用データ生成と演算部による解析処理とのフローチャートの一部を示している。 チャンネルの構造と値を示している。 図5の第1蛍光検出信号に対応する第1蛍光のデータを示している。 図8のデータに対応する第1蛍光の分割重み係数を示している。 第1蛍光と第2蛍光のデータを再構成して得たデータテーブルを示している。 第1蛍光と第2蛍光の重み係数を再構成して得た重み係数テーブルを示している。 第1蛍光のデータ間の積和計算を示している。 第1蛍光と第2蛍光のデータ間の積和計算を示している。 本発明の第二実施形態の蛍光分光分析装置を概略的に示している。 図14の装置において得られる第1蛍光と第2蛍光の揺らぎに対応する揺らぎ信号を含む時系列混在信号を示している。 図15の時系列混在信号から抽出された疑似第1蛍光検出信号を示している。 図15の時系列混在信号から抽出された疑似第2蛍光検出信号を示している。 蛍光スペクトルに重なりがある2つの蛍光色素においてクロストークが発生する様子を表している。
符号の説明
100…蛍光分光分析装置、110…励起光学系、112…ステージ、114…対物レンズ、116…ダイクロイックミラー、120…励起光照射部、122a…光源、122b…光源、124a…ミラー、124b…ダイクロイックミラー、126…音響光学素子、128…切替器、130…励起光制御部、140…蛍光検出部、142…ダイクロイックミラー、144a…蛍光フィルター、144b…蛍光フィルター、146a…受光素子、146b…受光素子、150…信号処理部、160…演算部、200…蛍光分光分析装置、240…蛍光検出部、242…マルチバンドフィルター、244…受光素子、250…信号処理部。

Claims (3)

  1. 波長または強度の異なる励起光を選択的に試料の特定部位に照射する励起光学手段と、
    前記励起光の照射に応じて前記試料から発生する蛍光を検出する蛍光検出手段と、
    前記蛍光検出手段が検出した前記蛍光に対応する信号またはデータを生成する信号処理手段と、
    前記信号処理手段により生成される前記信号またはデータを利用した前記蛍光の揺らぎの相関分析演算を行なうために、前記波長または強度の異なる前記励起光の照射に応じて発生したそれぞれの蛍光に対応する前記信号またはデータごとに、当該相関分析演算のための重み係数を変更する演算手段とを具備し、
    前記励起光学手段は、異なる波長の光を発する複数の光源と、当該光源の発する異なる波長の光の中から前記試料に照射される光を選択するために通過帯域を制御可能な音響光学素子とを含み、
    前記蛍光検出手段は、前記異なる波長または強度の励起光の照射に応じてそれぞれ発生する蛍光ごとに分離して検出を行なうことを特徴とする蛍光分光分析装置。
  2. 前記蛍光検出手段は、異なる波長帯域に感度を有する複数の受光素子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蛍光分光分析装置。
  3. 前記蛍光検出手段は、前記異なる励起光による異なる波長の蛍光を検出可能な受光帯域を有するひとつの受光素子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蛍光分光分析装置。
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