JP4878983B2 - ヒータ付き電池構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、温度検知デバイス付きヒータを備えるヒータ付き電池構造体に関する。
ヒータの温度を検知するために、ヒータの表面に温度検知デバイス(温度センサ等)を固定する場合、固定手段として、接着剤や粘着テープなどが、多く用いられている。
また、特許文献1には、基台と、この基台上に配置された発熱体(ヒータ素子)と、この発熱体を覆うように基台上に敷設された固定材料とを有するヒータが開示されている。特許文献1の実施例1では、温度検知デバイス(温度センサ)を、発熱体と共に固定材料で埋設したヒータが開示されている。
近年、ヒータの薄型化の要求が高まっており、金属箔を所定のパターンに成形したヒータ素子を、2枚の絶縁樹脂フィルム(ポリイミドフィルムなど)で挟んだ、薄板状の積層型ヒータの需要が高まっている(特許文献2参照)。
この薄板状の積層型ヒータは、例えば、低温時に電池を加熱して、電池の出力特性を向上させるために用いられている。具体的には、自動車用の電池の底部に、薄板状の積層型ヒータを配置し、家庭用電源を用いて電池を加熱する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−356087号 特開2004−355882号 実開昭60−192367号
この薄板状の積層型ヒータについても、ヒータの温度を検知できる温度検知デバイスを設ける要求がある。しかしながら、このヒータは、その厚みが極めて薄いため、特許文献1の実施例1のように、温度検知デバイスをヒータの内部に配置することは困難である。
また、接着剤や粘着テープを用いて温度検知デバイスを固定する手法では、ヒータの熱や接着剤(粘着剤)の経時劣化に伴う接着力(粘着力)の低下などの影響で、温度検知デバイスの検温部がヒータに接触して固定された状態を、安定して保持できない虞があった。このため、ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができない虞があった。
そこで、本発明者は、金属カシメ部材(リベットなど)等の機械的締結手段を用いて、温度検知デバイスを、薄板状の積層型ヒータの表面に接触させた状態で、この積層型ヒータと締結することに想到した。しかしながら、温度検知デバイスを、機械的締結手段により、2枚の絶縁樹脂フィルムを含めて積層型ヒータに締結すると、機械的締結手段の締結力により、2枚の絶縁樹脂フィルムに歪みが生じてしまう。この影響で、温度検知デバイスを接触させていた積層型ヒータの表面に歪みが生じ、温度検知デバイスの検温部と積層型ヒータの表面との間に隙間が生じてしまうことがあった。このため、温度検知デバイスにより、積層型ヒータの温度を精度良く検知できなくなることがあった。
さらには、絶縁樹脂フィルムのクリープ(歪みが時間の経過にしたがって徐々に増大する現象をいう、以下同じ)の影響で、締結後も、締結部において絶縁樹脂フィルムの肉厚が次第に薄くなり、締結力が次第に低下してしまうこともあった。この影響で、温度検知デバイスの検温部と積層型ヒータの表面との間に隙間が生じ、温度検知デバイスによって、積層型ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知できないこともあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、温度検知デバイスによって、薄板状の積層型ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができる温度検知デバイス付きヒータを設けたヒータ付き電池構造体を提供することを目的とする。
1絶縁樹脂フィルム、第2絶縁樹脂フィルム、金属箔からなり、帯状またはシート状をなすヒータ素子であって、上記第1絶縁樹脂フィルムの内表面と上記第2絶縁樹脂フィルムの内表面との間に位置するヒータ素子、及び、上記第1絶縁樹脂フィルムの外表面上に積層された第1金属薄板と、上記第2絶縁樹脂フィルムの外表面上に積層された第2金属薄板のうち、少なくとも上記第1金属薄板、を有する薄板状の積層型ヒータと、検温部を有する温度検知デバイスと、を備える温度検知デバイス付きヒータであって、上記積層型ヒータは、その積層方向に見て、上記第1絶縁樹脂フィルム、上記第2絶縁樹脂フィルム、上記ヒータ素子、上記第1金属薄板、及び上記第2金属薄板のうち、上記第1金属薄板のみ、または上記第1金属薄板及び上記第2金属薄板のみが位置するヒータ金属部を含み、上記温度検知デバイスは、機械的締結手段により、上記積層型ヒータのうち上記ヒータ金属部と締結されて、上記温度検知デバイスのうち少なくとも上記検温部が上記第1金属薄板に接触した状態で、上記第1金属薄板の外表面上に固定されてなる温度検知デバイス付きヒータが好ましい
上述の温度検知デバイス付きヒータでは、積層型ヒータが、その積層方向に見て、ヒータ素子、第1絶縁樹脂フィルム、第2絶縁樹脂フィルム、第1金属薄板、及び第2金属薄板のうち、第1金属薄板のみ、または第1金属薄板及び第2金属薄板のみが位置するヒータ金属部を含んでいる。さらに、温度検知デバイスが、機械的締結手段により、積層型ヒータのうちヒータ金属部と締結されている。すなわち、ヒータ素子、第1絶縁樹脂フィルム、及び第2絶縁樹脂フィルムを介在させることなく、機械的締結手段により、温度検知デバイスとヒータ金属部とが締結されている。
このように、第1絶縁樹脂フィルム及び第2絶縁樹脂フィルムを介在させることなく、ヒータ金属部で温度検知デバイスを締結すれば、機械的締結手段の締結力の影響で、第1,第2絶縁樹脂フィルムにおいて歪みが生じることがない。しかも、ヒータ金属部は、絶縁樹脂フィルムに比べて強固であるため、機械的締結手段の締結力による歪みが生じ難い。このため、温度検知デバイスの検温部と第1金属薄板の外表面との間に隙間が生じるのを防止できる。従って、温度検知デバイスのうち少なくとも検温部を第1金属薄板の外表面に接触させた状態で、温度検知デバイスを、第1金属薄板に固定することができる。
さらに、機械的締結手段の締結力の影響で、第1,第2絶縁樹脂フィルムのクリープ(歪みが時間の経過にしたがって徐々に増大する現象をいう)が生じることもなく、ヒータ金属部ではクリープが生じ難いので、長期にわたり、温度検知デバイスの検温部が第1金属薄板に接触した状態を保持することができる。
従って、上述の温度検知デバイス付きヒータでは、温度検知デバイスにより、積層型ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができる。
なお、機械的締結手段としては、例えば、金属カシメ部材(平リベット、ブラインドリベット、金属ハトメ等)、ボルト、及びナットなどを挙げることができる。
また、機械的締結手段により、温度検知デバイスとヒータ金属部とを締結する手法としては、例えば、ヒータ金属部及び温度検知デバイスに設けた貫通孔を利用して、機械的締結手段により、温度検知デバイスとヒータ金属部とを圧接させて締結する手法を挙げることができる。具体的には、機械的締結手段として平リベットを用い、ヒータ金属部の貫通孔の軸と温度検知デバイスの貫通孔の軸とが一致するように、第1金属薄板の表面上に温度検知デバイスを載置し、この状態で、平リベットの軸部を、ヒータ金属部の貫通孔及び温度検知デバイスの貫通孔に挿通する。次いで、平リベットの軸部を加締めて塑性変形させつつ、温度検知デバイスとヒータ金属部とを平リベットの軸方向に圧接して締結することができる。
また、温度検知デバイスとしては、例えば、温度検知素子(サーミスタや熱電対)と、これを保持する保持部材とを有する温度センサを挙げることができる。温度検知デバイスとして温度センサを備えた上述の温度検知デバイス付きヒータでは、長期にわたり、積層型ヒータの温度を精度良く検知することができる。なお、この温度センサでは、温度検知素子、または、温度検知素子及び保持部材(保持部材のうち温度検知素子を保持する保持部)が、検温部に相当する。
また、温度検知デバイスとして、温度ヒューズやPTCサーミスタなどの過昇温防止デバイスを用いても良い。過昇温防止デバイスを備えた上述の温度検知デバイス付きヒータでは、過昇温防止デバイスにより、積層型ヒータの温度を精度良く検知できるので、積層型ヒータが過昇温となった場合には、速やかに、過昇温防止素子によりヒータへの通電を遮断(または抑制)できる。これにより、積層型ヒータの過昇温を適切に防止することができる。
さらに、上記の温度検知デバイス付きヒータであって、前記機械的締結手段は、前記温度検知デバイスを前記ヒータ金属部にカシメ固定する金属カシメ部材である温度検知デバイス付きヒータとすると良い。
上述の温度検知デバイス付きヒータでは、金属カシメ部材(平リベット、ブラインドリベット、金属ハトメ等)により、温度検知デバイスとヒータ金属部とが締結されている。金属カシメ部材は、自身が塑性変形した状態で、温度検知デバイスとヒータ金属部とを締結しているため、時間の経過に伴う締結力の低下が極めて小さい。このため、上述の温度検知デバイス付きヒータでは、温度検知デバイスがヒータ金属部に接触して固定された状態を、長期にわたり安定して保持することができる。従って、温度検知デバイスにより、積層型ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができる。
なお、金属カシメ部材により、温度検知デバイスとヒータ金属部とを締結する手法としては、例えば、金属カシメ部材として平リベットを用い、ヒータ金属部及び温度検知デバイスに設けた平リベットの軸部が挿通する貫通孔を利用して、温度検知デバイスとヒータ金属部とを締結する手法を挙げることができる。具体的には、ヒータ金属部の貫通孔の軸と温度検知デバイスの貫通孔の軸とが一致するように、第1金属薄板の表面上に温度検知デバイスを載置し、この状態で、平リベットの軸部を、ヒータ金属部の貫通孔及び温度検知デバイスの貫通孔に挿通する。次いで、平リベットの軸部を加締めて平リベットを塑性変形させつつ、温度検知デバイスとヒータ金属部とを平リベットの軸方向に圧接して締結することができる。
さらに、上記いずれかの温度検知デバイス付きヒータであって、前記第1金属薄板及び前記第2金属薄板を有し、前記ヒータ金属部には、前記積層型ヒータの積層方向に見て、上記第1金属薄板及び上記第2金属薄板のうち上記第1金属薄板のみが位置してなる温度検知デバイス付きヒータとすると良い。
上述の温度検知デバイス付きヒータは、第1金属薄板及び第2金属薄板を有している。すなわち、ヒータ素子を、第1,第2絶縁樹脂フィルムを介して、2枚の金属薄板(第1金属薄板と第2金属薄板)で挟んだ形態としている。これにより、温度検知デバイス付きヒータが強固となる。
しかも、積層型ヒータの積層方向に見て、ヒータ金属部には、第1金属薄板及び第2金属薄板のうち第1金属薄板のみが位置している。このため、第1金属薄板及び第2金属薄板の両部材が積層されたヒータ金属部で、機械的締結手段により温度検知デバイスを締結する場合に比べて、第2金属薄板が存在していない分、第2金属薄板側からの機械的締結手段の突出量を低減することができるので、好ましい。
例えば、機械的締結手段として頭部の厚みが1mmの平リベットを用い、第1金属薄板及び第2金属薄板の厚みが0.4mmで、ヒータ素子及び第1,第2絶縁樹脂フィルム等を合わせた厚みが0.2mmの積層型ヒータに温度検知デバイスを締結する場合、第2金属薄板側からの平リベットの突出量を、0.8mmから0.4mmに低減することができる。
さらに、上記いずれかの温度検知デバイス付きヒータであって、前記温度検知デバイスは、前記機械的締結手段により前記ヒータ金属部に締結される被締結部であって、上記機械的締結手段の締結による変形が防止された被締結部を有する温度検知デバイス付きヒータとすると良い。
上述の温度検知デバイス付きヒータでは、温度検知デバイスのうち、機械的締結手段の締結による変形が防止された被締結部において、温度検知デバイスがヒータ金属部に締結されている。これにより、温度検知デバイスにおいて、機械的締結手段の締結力により歪みが生じるのを防止できるので、適切に、温度検知デバイスをヒータの表面(第1金属薄板の外表面)に接触させて固定することができる。さらに、締結後のクリープも防止できるので、長期にわたり、温度検知デバイスが第1金属薄板の外表面に接触した状態を保持することができる。従って、温度検知デバイスにより、積層型ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができる。
なお、機械的締結手段の締結による変形が防止された被締結部としては、例えば、金属製の被締結部を挙げることができる。
さらに、上記いずれかの温度検知デバイス付きヒータであって、前記温度検知デバイスは、前記積層型ヒータが延びる平面方向に見て、前記ヒータ素子に挟まれた位置に配置されてなる温度検知デバイス付きヒータとすると良い。
温度検知デバイスを、積層型ヒータが延びる平面方向に見て、ヒータ素子に挟まれた位置に配置することで、温度検知デバイスにより、ヒータの温度を適切に検知することができる。
具体的には、例えば、ヒータ素子から離れたヒータの端部に温度検知デバイスを設けた場合には、温度検知デバイスにおいて、実際のヒータ素子の温度と大きくかけ離れた温度(ヒータ素子の温度よりもかなり低い温度)を検知することになる。このため、温度検知デバイスを利用してヒータの温度制御(ON−OFF制御など)を行う場合は、電池構造体を、適切に加熱することができない虞がある。これと比較して、上述の温度検知デバイス付きヒータでは、温度検知デバイスによる検知温度と実際のヒータ素子の温度との差を小さくできるので、ヒータの温度制御の精度を向上させることができる。
本発明の一態様は、発電要素を含み、被加熱面を有する電池構造体と、1または複数のヒータであって、上記電池構造体に固定して、上記被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱するヒータと、を備えるヒータ付き電池構造体であって、上記1または複数のヒータは、前記いずれかの温度検知デバイス付きヒータであり、前記電池構造体の前記被加熱面は、平面をなす被加熱部と、上記電池構造体の内側に窪んだ凹部とを含み、前記温度検知デバイス付きヒータは、前記温度検知デバイスを上記被加熱面の上記凹部内に配置すると共に、前記第1金属薄板の前記外表面を、上記被加熱部に接触させてなるヒータ付き電池構造体である。
本発明のヒータ付き電池構造体は、前記いずれかの温度検知デバイス付きヒータを備え、第1金属薄板の外表面を、電池構造体の被加熱面の少なくとも一部に接触させている。このため、温度検知デバイス付きヒータにより、電池構造体を加熱することができる。特に、金属薄板の外表面は、絶縁樹脂フィルムの表面に比べて、温度分布のムラが小さくなるため、第1金属薄板の外表面を、電池構造体の被加熱面に接触させて加熱することで、被加熱面の加熱ムラを小さくすることができる。従って、電池構造体の発電要素の加熱ムラを小さくすることができる。
さらに、前記いずれかの温度検知デバイス付きヒータでは、前述のように、温度検知デバイスによって、ヒータの温度を、長期間にわたり精度良く検知することができる。このため、温度検知デバイスを利用してヒータの温度制御(ON−OFF制御など)を行うようにすれば、電池構造体を、長期間にわたり適切に加熱することも可能となる。
なお、電池構造体としては、例えば、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池を挙げることができる。また、発電要素を収容する収容部が複数、一体成形された電池ケースを備え、それぞれの収容部内に発電要素を収容してなる電池モジュールも含む。また、単電池や電池モジュールを複数、直列または並列に接続して、筐体や保持枠等で保持してなる組電池も含む。
また、発電要素とは、電池の機能を奏するために電池ケース内に収容されるものであり、例えば、正極板、負極板、セパレータ、及び電解液などが含まれる。
また、被加熱面としては、単位電池や組電池等の電池構造体の外表面(外表面の全体または一部)を例示することができる。また、被加熱面のうち、第1金属薄板の外表面と接触する部位を被加熱部とする。被加熱面が、部分的に凹部(例えば、補強のためにプレス成型してなる凹部)を有する面(凹部を除く部分は平面部)で構成されており、被加熱面のうち凹部を除く平面部が、第1金属薄板の外表面と接触するので、被加熱面の一部(平面部)が被加熱部となる。第1金属薄板の外表面の一部が、被加熱部に接触することとなる
本発明のヒータ付き電池構造体では、前述のように、温度検知デバイスが、第1金属薄板の外表面上に固定されている。このため、第2金属薄板の外表面を電池構造体の被加熱部に接触させた場合は、温度検知デバイスが電池構造体とは反対側(外側)に配置されるので、外気等の影響を受けて(例えば、外気に冷却されて)、ヒータ温度の検知精度が低下する虞がある。
これに対し、本発明のヒータ付き電池構造体では、第1金属薄板の外表面上(積層型ヒータの外表面上)に固定されている温度検知デバイスを、電池構造体の被加熱面の凹部内に配置すると共に、積層型ヒータの第1金属薄板の外表面を、電池構造体の被加熱部に接触させている。これにより、温度検知デバイスを、第1金属薄板と被加熱面の凹部とに囲まれた位置に配置できるので、温度検知デバイスが外気等により冷却され難くなり、ヒータの温度を精度良く検知することができる。
前記いずれかのヒータ付き電池構造体であって、前記温度検知デバイス付きヒータを、前記電池構造体に着脱可能とする構成を有するヒータ付き電池構造体とするのが好ましい。
このヒータ付き電池構造体では、温度検知デバイス付きヒータを電池構造体に着脱可能とする構成を有している。すなわち、温度検知デバイス付きヒータを、電池構造体に着脱可能に固定している。このため、温度検知デバイス付きヒータを電池構造体から容易に取り外すことができるので、温度検知デバイス付きヒータのメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。
(実施形態)
次に、本発明の実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10について、図面を参照しつつ説明する。
ヒータ付き電池構造体10は、図1及び図2に示すように、組電池50と、第1ヒータユニット60と、第2ヒータユニット70とを有している。
このうち、組電池50は、図3に示すように、第1収容部材20及び第2収容部材30を備える収容ケース40と、その内部に収容された複数(本実施形態では40ヶ)の二次電池100とを有している。なお、本実施形態では、組電池50が電池構造体に相当する。
二次電池100は、図4に示すように、電池ケース101と、正極端子161と、負極端子162とを備える、密閉型のニッケル水素蓄電池である。電池ケース101は、図5に示すように、樹脂製で矩形略箱形状をなす電槽102と、樹脂製で矩形略板形状をなす蓋体103とを有している。このうち、電槽102は、その内部が、隔壁部125によって、6つの収容部124に区分されている。それぞれの収容部124内には、極板群150(正極板151、負極板152、セパレータ153)と、電解液(図示しない)とが収容されている。各収容部124内に収容されている極板群150は、それぞれ、直列に接続されている。従って、本実施形態の二次電池100は、6つの単電池が直列に接続された電池モジュールを構成している。
なお、極板群150と電解液(図示しない)とが、発電要素に相当する。また、蓋体103には、安全弁122が設けられている。
本実施形態では、図3に示すように、このような二次電池100が40ヶ、列置方向X(図3において左右方向)に一列に列置されると共に、互いに直列に接続されている。
第1収容部材20は、図3に示すように、金属製で矩形凹状をなし、複数の二次電池100を内部に収容する収容部24と、この収容部24の開口端側に位置する矩形環状の鍔部23とを有している。第2収容部材30は、金属製で矩形凹状をなす凹部34と、この凹部34の開口端側に位置する矩形環状の鍔部33とを有している。
第2収容部材30の鍔部33上には、複数の二次電池100が載置・固定されている(図3及び図4参照)。さらに、第1収容部材20が、その鍔部23を第2収容部材30の鍔部34に突き当て、収容部24内に複数の二次電池100を収容した状態で、取付ボルト11により、第2収容部材30に固定されている。
なお、この組電池50において、第2収容部材30の凹部34の底部34bのうち、複数の二次電池100と空隙Sを介して離間する部位を、離間部35とする。これにより、本実施形態では、後述するように、離間部35の外表面が、被加熱面35bとなる。
第1ヒータユニット60は、図6に示すように、第1温度検知デバイス付きヒータ63と、第1シート体62と、これらを保持する第1保持部材65と、断熱材68とを有している。第1温度検知デバイス付きヒータ63は、第1シート体62の主面62bに接着されており、第1シート体62は、第1保持部材65の保持面65fに接着されている。また、断熱材68は、第1保持部材65のうち保持面65fの反対側に位置する反対面65gに接着されている。従って、第1ヒータユニット60は、その構成品である、第1温度検知デバイス付きヒータ63と第1シート体62と第1保持部材65と断熱材68とが、接着により一体とされている。
このうち、第1温度検知デバイス付きヒータ63は、図7に示すように、薄板状の第1積層型ヒータ61と、温度センサ64(温度検知デバイスに相当する)とを有している。
第1積層型ヒータ61は、図8に示すように、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61e、第1絶縁樹脂フィルム61cの内表面61gと第2絶縁樹脂フィルム61eの内表面61hとの間に位置するヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61cの外表面61j上に積層された第1金属薄板61b、及び第2絶縁樹脂フィルム61eの外表面61k上に積層された第2金属薄板61fを有する薄板状の積層型ヒータである。
なお、ヒータ素子61dは、ニッケル−クロム合金箔からなり、図7で破線で示すように、平面に沿って所定のパターンで帯状に延びている。また、第1絶縁樹脂フィルム61c及び第2絶縁樹脂フィルム61eは、ポリイミドフィルムにより形成されている。また、第1金属薄板61b及び第2金属薄板61fは、アルミニウム薄板により形成されている。
温度センサ64は、図9に示すように、温度検知素子64b(本実施形態では、サーミスタ)と、これを保持する保持部材64cとを有している。保持部材64cは、温度検知素子64bを保持する素子保持部64fと、金属からなる円筒状の被締結部64dとを含んでいる。この温度センサ64は、被締結部64dで、平リベット69(金属カシメ部材、機械的締結手段に相当する)により、第1積層型ヒータ61に締結されて、検温部64gを第1金属薄板61bの外表面61mに接触させた状態で固定されている。
なお、温度センサ64では、温度検知素子64b及び素子保持部64fが、検温部64gを構成している。
ところで、第1積層型ヒータ61のうち第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eが積層されている部位で、温度センサ64を、金属カシメ部材等の機械的締結手段を用いて締結すると、機械的締結手段の締結力により、第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eに歪みが生じる影響で、温度センサ64の検温部64gと第1金属薄板61bの外表面61mとの間に隙間が生じることがあった。このため、温度センサ64により、第1積層型ヒータ61の温度を精度良く検知できないことがあった。さらには、第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eのクリープの影響で、締結後も、締結部において第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eの肉厚が次第に薄くなり、締結力が次第に低下してしまうこともあった。このため、温度センサ64により、第1積層型ヒータ61の温度を、長期にわたり精度良く検知することができなかった。
これに対し、本実施形態の第1温度検知デバイス付きヒータ63では、図9に示すように、第1積層型ヒータ61が、その積層方向(図9において上下方向)に見て、ヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61e、第1金属薄板61b、及び第2金属薄板61fのうち、第1金属薄板61b及び第2金属薄板61fのみが位置するヒータ金属部61pを含んでいる。そして、このヒータ金属部61pに、温度センサ64が、平リベット69により締結されて固定されている。すなわち、ヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61eを介在させることなく、平リベット69により、温度センサ64とヒータ金属部61pとが締結されている。
具体的には、ヒータ金属部61pには、平リベット69の軸部69bが挿通する貫通孔61qが設けられている。また、温度センサ64にも、平リベット69の軸部69bが挿通する貫通孔64hが設けられている。この貫通孔61q及び64hを利用して、温度センサ64とヒータ金属部61pとを、次のように、平リベット69により締結している。
まず、ヒータ金属部61pの貫通孔61qの軸と温度センサ64の貫通孔64hの軸とが一致するように、第1金属薄板61bの外表面61m上に温度センサ64を載置し、この状態で、平リベット69の軸部69bを、ヒータ金属部61pの貫通孔61q及び温度センサ64の貫通孔64hに挿通する。次いで、平リベット69の軸部69bを加締めて塑性変形させつつ(塑性変形部69dを形成しつつ)、温度センサ64とヒータ金属部61pとを平リベット69の軸方向(図9において上下方向)に圧接する。これにより、温度センサ64が、平リベット69によりヒータ金属部61pに締結されて、第1金属薄板61bの外表面61m上に接触して固定される。
このように、第1絶縁樹脂フィルム61c及び第2絶縁樹脂フィルム61eを介在させることなく、温度センサ64とヒータ金属部61pとを締結すれば、前述のように、第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eにおいて歪みが生じることがない。しかも、ヒータ金属部61pは、第1絶縁樹脂フィルム61c及び第2絶縁樹脂フィルム61eに比べて極めて強固であるため、平リベット69の締結力による歪みが生じ難い。このため、温度センサ64と第1金属薄板61bの外表面61mとの間に隙間が生じるのを防止できる。従って、温度センサ64の検温部64gを第1金属薄板61bの外表面61mに接触させた状態で、温度センサ64を第1金属薄板61bに固定することができる。
さらに、平リベット69の締結力の影響で、第1,第2絶縁樹脂フィルム61c,61eのクリープが生じることもなく、ヒータ金属部61pではクリープが生じ難いので、長期にわたり、温度センサ64の検温部64gが第1金属薄板61bに接触した状態を保持することができる。
しかも、平リベット69は、自身が塑性変形(塑性変形部69dを形成)した状態で、温度センサ64とヒータ金属部61pとを締結しているため、時間の経過に伴う締結力の低下が極めて小さい。
その上、温度センサ64を、金属製の被締結部64dで、平リベット69によりヒータ金属部61pに締結している(図9参照)。この被締結部64dは、平リベット69の締結力では変形しない強度を有しているので、温度センサ64において、平リベット69の締結力により歪みが生じるのを防止できる。さらに、温度センサ64において、平リベット69による締結後のクリープも防止できる。
従って、温度センサ64の検温部64gが第1金属薄板61bに接触して固定された状態を、長期にわたり安定して保持することができる。このため、第1温度検知デバイス付きヒータ63では、長期にわたり、温度センサ64により、第1積層型ヒータ61の温度を精度良く検知することができる。
さらに、本実施形態では、図7に示すように、温度センサ64を、第1積層型ヒータ61が延びる平面方向に見て、ヒータ素子61dに挟まれた(本実施形態では、三方を囲まれた)位置に配置している。このため、温度センサ64により、第1積層型ヒータ61の温度を適切に検知することができる。
例えば、ヒータ素子61dから離れた第1積層型ヒータ61の端部に温度センサ64を設けた場合には、温度センサ64において、実際のヒータ素子61dの温度と大きくかけ離れた温度(ヒータ素子61dの温度よりもかなり低い温度)を検知することになる。このため、温度センサ64を利用してヒータの温度制御(ON−OFF制御など)を行う場合は、組電池50を、適切に加熱することができない虞がある。これと比較して、本実施形態の温度検知デバイス付きヒータ63では、温度センサ64による検知温度と実際のヒータ素子61dの温度との差を小さくできるので、第1積層型ヒータ61の温度制御の精度を向上させることができる。
また、第1シート体62は、薄板状の発泡ウレタンであり、図6に示すように、第1積層型ヒータ61と第1保持部材65との間に介在している。この第1シート体62は、その厚み方向(図6において上下方向)に、弾性変形可能とされている。
また、第1保持部材65は、矩形凹状をなし、第1積層型ヒータ61を内部に収容する収容部65cと、この収容部65cの開口端側に位置する矩形環状のフランジ部65bとを有している。このフランジ部65bには、取付ボルト12のネジ部12bを挿通可能とする貫通孔65dが複数形成されている。
第2収容部材30の底部34bには、第1ヒータユニット60の貫通孔65dに対応する位置に、取付ボルト12のネジ部12bが螺合するネジ孔34cが形成されている。本実施形態では、取付ボルト12のネジ部12bを、フランジ部65bの貫通孔65dに挿通し、第2収容部材30の底部34bに設けられたネジ孔34cに螺合させることで、第1ヒータユニット60を、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上に着脱可能に固定している。
このように、第1ヒータユニット60を、収容ケース40の外側(具体的には、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上)に着脱可能に設けているため、組電池50の収容ケース40から第1ヒータユニット60を容易に取り外すことができ、また、収容ケース40に第1ヒータユニット60を容易に取り付けることができる。これにより、第1温度検知デバイス付きヒータ63にかかるメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。
ところで、組電池50の被加熱面35bは、図6に示すように、平面をなす被加熱部35cと、組電池50の内側(空隙S側)に窪んだ凹部35dとを含んでいる。このため、第1ヒータユニット60を第2収容部材30の底部34bに固定すると、温度センサ64を被加熱面35bの凹部35d内に収容して、第1金属薄板61bの外表面61mを、被加熱面35bの被加熱部35cに接触させることができる。これにより、温度センサ64を、第1積層型ヒータ61(第1金属薄板61b)と被加熱面35bの凹部35dとに囲まれた位置に配置できるので、温度センサ64が外気等により冷却され難くなり、第1積層型ヒータ61の温度を適切に検知することができる。
なお、本実施形態では、プレス成型により、第2収容部材30の底部34bの一部を窪んだ形状に変形することで、被加熱面35bに凹部35dを形成している。これにより、第2収容部材30の底部34bの強度を高めることもできる。
しかも、本実施形態では、第1シート体62が、第1積層型ヒータ61の厚み方向(図6において上下方向)に弾性圧縮変形した状態で、第1積層型ヒータ61と第1保持部材65との間に介在している。このため、第1シート体62の弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、第1金属薄板61bの外表面61mを、被加熱部35cに密着させることができる。これにより、第1金属薄板61bの外表面61mと被加熱部35cとの間に隙間が生じる虞がないので、第1積層型ヒータ61により、組電池50を適切に加熱することができる。
特に、金属薄板の外表面は、絶縁樹脂フィルムの表面に比べて、温度分布のムラが小さくなるため、本実施形態のように、第1金属薄板61bの外表面61mを、被加熱部35cに密着させて加熱することで、被加熱部35cの加熱ムラを小さくすることができる。従って、組電池50を構成する二次電池100についても加熱ムラを小さくすることができるので、各々の二次電池100の温度バラツキを小さくすることができる。
また、第1積層型ヒータ61の熱を組電池50に適切に伝えることができることから、第1積層型ヒータ61が局部的に過昇温となるのを防止することもできる。
なお、図9に示すように、第1温度検知デバイス付きヒータ63では、第2金属薄板61fの外表面61n(第1積層型ヒータ61の外表面)から、平リベット69の頭部69cが、寸法D1だけ突出している。しかしながら、図6に示すように、第2金属薄板61fの外表面61n上に、発泡ウレタンからなる第1シート体62を配置しているので、第1シート体62の変形により、平リベット69の頭部69cの突出量D1を吸収することができる。これにより、第1シート体62により、第2金属薄板61fの外表面61nを適切に押圧して、第1金属薄板61bの外表面61mを、被加熱部35cに密着させることができる。
第2ヒータユニット70は、図6にカッコ書きで示すように、第2温度検知デバイス付きヒータ73と、第2シート体72と、これらを保持する第2保持部材75と、断熱材78とを有している。この第2ヒータユニット70も、第1ヒータユニット60と同様に、第2温度検知デバイス付きヒータ73と第2シート体72と第2保持部材75と断熱材78とが、接着により一体とされている。
このうち、第2温度検知デバイス付きヒータ73は、図7にカッコ書きで示すように、薄板状の第2積層型ヒータ71と、温度センサ64(温度検知デバイス)とを有している。
第2積層型ヒータ71は、図8にカッコ書きで示すように、第1絶縁樹脂フィルム71c、第2絶縁樹脂フィルム71e、第1絶縁樹脂フィルム71cの内表面61gと第2絶縁樹脂フィルム71eの内表面71hとの間に位置するヒータ素子71d、第1絶縁樹脂フィルム71cの外表面71j上に積層された第1金属薄板71b、及び第2絶縁樹脂フィルム71eの外表面71k上に積層された第2金属薄板71fを有する薄板状の積層型ヒータである。
図9にカッコ書きで示すように、第2温度検知デバイス付きヒータ73でも、第1温度検知デバイス付きヒータ63と同様に、第2積層型ヒータ71が、その積層方向(図9において上下方向)に見て、ヒータ素子71d、第1絶縁樹脂フィルム71c、第2絶縁樹脂フィルム71e、第1金属薄板71b、及び第2金属薄板71fのうち、第1金属薄板71b及び第2金属薄板71fのみが位置するヒータ金属部71pを含んでいる。そして、このヒータ金属部71pに、温度センサ64が、平リベット69の締結により固定されている。すなわち、ヒータ素子71d、第1絶縁樹脂フィルム71c、第2絶縁樹脂フィルム71eを介在させることなく、平リベット69により、温度センサ64とヒータ金属部71pとが締結されている。
これにより、平リベット69の締結力の影響で、第1,第2絶縁樹脂フィルム71c,71eにおいて歪みが生じることがなく、ヒータ金属部61pでも歪みが生じ難いので、温度センサ64と第1金属薄板71bの外表面71mとの間に隙間が生じるのを防止できる。従って、温度センサ64の検温部64gを第1金属薄板71bの外表面71mに接触させた状態で、温度センサ64を第1金属薄板71bに固定することができる。さらに、平リベット69の締結力の影響で、第1,第2絶縁樹脂フィルム71c,71eのクリープが生じることもなく、ヒータ金属部61pでもクリープが生じ難いので、長期にわたり、温度センサ64の検温部64gが第1金属薄板71bに接触した状態を保持することができる。
その上、第1温度検知デバイス付きヒータ63と同様に、温度センサ64を、金属製の被締結部64dで、平リベット69によりヒータ金属部71pに締結している(図9参照)。従って、温度センサ64の検温部64gが第1金属薄板71bに接触して固定された状態を、長期にわたり安定して保持することができる。このため、第2温度検知デバイス付きヒータ73では、長期にわたり、温度センサ64により、第2積層型ヒータ71の温度を精度良く検知することができる。
さらに、図7に示すように、温度センサ64を、第2積層型ヒータ71が延びる平面方向に見て、ヒータ素子71dに挟まれた(本実施形態では、三方を囲まれた)位置に配置しているため、温度センサ64により、第2積層型ヒータ71の温度を適切に検知することができる。
また、図6にカッコ書きで示すように、第2ヒータユニット70も、第1ヒータユニット60と同様に、収容ケース40の外側(具体的には、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上)に着脱可能に設けている。このため、組電池50の収容ケース40から第2ヒータユニット70を容易に取り外すことができ、また、収容ケース40に第2ヒータユニット70を容易に取り付けることができる。これにより、第2温度検知デバイス付きヒータ73にかかるメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。
さらに、図6にカッコ書きで示すように、第2ヒータユニット70を第2収容部材30の底部34bに固定すると、温度センサ64を被加熱面35bの凹部35d内に収容して、第1金属薄板71bの外表面71mを、被加熱面35bの被加熱部35cに接触させることができる。これにより、温度センサ64を、第2積層型ヒータ71(第1金属薄板71b)と被加熱面35bの凹部35dとに囲まれた位置に配置できるので、温度センサ64が外気等により冷却され難くなり、第2積層型ヒータ71の温度を適切に検知することができる。
しかも、第2シート体72が、第2積層型ヒータ71の厚み方向(図6において上下方向)に弾性圧縮変形した状態で、第2積層型ヒータ71と第2保持部材75との間に介在している。このため、第2シート体72の弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、第1金属薄板71bの外表面71mを、被加熱部35cに密着させることができる。これにより、第1金属薄板71bの外表面71mと被加熱部35cとの間に隙間が生じる虞がないので、第2積層型ヒータ71により、組電池50を適切に加熱することができる。
特に、金属薄板の外表面は、絶縁樹脂フィルムの表面に比べて、温度分布のムラが小さくなるため、本実施形態のように、第1金属薄板71bの外表面71mを、被加熱部35cに密着させて加熱することで、被加熱部35cの加熱ムラを小さくすることができる。従って、組電池50を構成する二次電池100についても加熱ムラを小さくすることができるので、各々の二次電池100の温度バラツキを小さくすることができる。
また、第2積層型ヒータ71の熱を組電池50に適切に伝えることができることから、第2積層型ヒータ71が局部的に過昇温となるのを防止することもできる。
なお、第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71は、家庭用交流電源により通電発熱可能なヒータである。この第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71は、図3に示すように、交流電源用プラグ15に電気的に接続されている。このため、交流用電源プラグ15を家庭用交流電源のコンセントに差し込むことにより、第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71に電力を供給し、発熱させることができる。
次に、ヒータ付き電池構造体10の加熱機能について、具体的に説明する。
本実施形態のヒータ付き電池構造体10では、前述のように、第1温度検知デバイス付きヒータ63及び第2温度検知デバイス付きヒータ73が、第2収容部材30(収容ケース40)の離間部35の被加熱面35b上に設けられている(図3参照)。このような構成とすることにより、第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71の熱が離間部35に伝わり、加熱された離間部35を通じて、空隙S内の空気を加熱することができる。そして、この加熱された空気が各々の二次電池100に接触することで、各々の二次電池100を加熱することができる。
このような加熱手法によれば、組電池50を構成する二次電池100の加熱ムラを抑制し、各二次電池100の温度のバラツキを小さくすることができる。これにより、各二次電池100の出力特性のバラツキを小さくすることができるので、各二次電池100を直列接続した組電池50全体で安定した出力を得ることができる。
また、温度センサ64により、第1積層型ヒータ61の温度を精度良く検知できるので、例えば、温度センサ64からの出力信号を利用して、ヒータの温度制御(ON−OFF制御など)を適切に行うことができる。例えば、何らかの不具合により第1積層型ヒータ61が異常昇温した場合には、温度センサ64からの出力信号に基づいて、第1積層型ヒータ61の異常昇温を直ちに検知できるので、第1積層型ヒータ61への通電を速やかに遮断することが可能となる。
これにより、第1積層型ヒータ61の過昇温を防止でき、ひいては組電池50を構成する各二次電池100の過昇温を防止できる。このようなヒータの温度制御は、第2積層型ヒータ71についても、同様にすることができる。
しかも、本実施形態では、第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71と各々の二次電池100との間に、離間部35に加えて空隙Sが介在しているので、各二次電池100の過昇温を、より一層防止することができる。
また、本実施形態の第1ヒータユニット60は、図6に示すように、保持部材65の保持面65fの反対側に位置する反対面65g上に、断熱材68を備えている。これと同様に、第2ヒータユニット70も、図7に示すように、保持部材75のうち、第2積層型ヒータ71を保持する保持面75fの反対側に位置する反対面75g上に、断熱材78を備えている。このため、保持部材65,75の反対面65g,75g側から、第1積層型ヒータ61及び第2積層型ヒータ71の熱が外部に逃げにくくなる。
また、本実施形態のヒータ付き電池構造体10では、図3に示すように、収容ケース40の内部に、冷却装置90を配置している。二次電池100の温度が上昇して高温となった場合には、この冷却装置90により二次電池100を冷却することができる。具体的には、図10に示すように、冷却装置90を作動させると、第1収容部材20の第1通気孔21を通じて外気を取り込み、空隙Sを含む収容ケース40の内部に冷却風(外気)を送風し、第2通気孔22を通じて二次電池100の熱を外部に排出することができる。これにより、各々の二次電池100を適切に冷却することができる。特に、本実施形態では、各々の二次電池100と通気路(空隙Sを含む)との間にヒータが介在していないので、各々の二次電池100を効率良く冷却することができる。
(変形形態)
本変形形態は、実施形態と比較して、温度検知デバイス付きヒータのみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる部分について説明し、同様な部分については説明を省略または簡略化する。
具体的には、実施形態では、図9に示すように、その積層方向(図9において上下方向)に見て、ヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61e、第1金属薄板61b、及び第2金属薄板61fのうち、第1金属薄板61b及び第2金属薄板61fのみが位置するヒータ金属部61pを含む第1積層型ヒータ61を用いていた。そして、第1積層型ヒータ61のヒータ金属部61pに、温度センサ64を、平リベット69の締結により固定して、第1温度検知デバイス付きヒータ63としていた。
これに対し、本変形形態では、図11に示すように、その積層方向(図11において上下方向)に見て、ヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61e、第1金属薄板61b、及び第2金属薄板81fのうち、第1金属薄板61bのみが位置するヒータ金属部81pを含む第1積層型ヒータ81を用いている。そして、第1積層型ヒータ81のヒータ金属部81pに、温度センサ64を、平リベット69の締結により固定して、第1温度検知デバイス付きヒータ83としている。
このように、本変形形態の第1温度検知デバイス付きヒータ83では、実施形態の第1温度検知デバイス付きヒータ63と比較して、温度センサ64を締結するヒータ金属部に、第2金属薄板が含まれていない点が異なっている。このため、本変形形態の第1温度検知デバイス付きヒータ83では、実施形態の第1温度検知デバイス付きヒータ63と比較して、第2金属薄板の厚みだけ、第2金属薄板の外表面からの平リベット69の頭部69cの突出量を低減することができた。
具体的には、図9と図11とを比較するとわかるように、第2金属薄板の外表面からの平リベット69の頭部69cの突出量を、D1(実施形態)からD2(変形形態)に低減することができた。このように、第2金属薄板の外表面からの平リベット69の頭部69cの突出量を低減することで、第1シート体62により、第2金属薄板81fの外表面81nを、より適切に押圧することができるので、第1金属薄板61bの外表面61mを、被加熱部35cに密着させることができる。
また、図11にカッコ書きで示すように、第2温度検知デバイス付きヒータ93についても、第1温度検知デバイス付きヒータ83と同様に、温度センサ64を締結するヒータ金属部91pに、第2金属薄板91fが含まれていない。これにより、本変形形態の第2温度検知デバイス付きヒータ93では、実施形態の第2温度検知デバイス付きヒータ73と比較して、第2金属薄板の厚みだけ、第2金属薄板の外表面からの平リベット69の頭部69cの突出量を低減することができた。
なお、本変形形態において、平リベット69に代えて、第1積層型ヒータ81のうち、ヒータ素子61d、第1絶縁樹脂フィルム61c、第2絶縁樹脂フィルム61e、及び第2金属薄板81fが積層された部位の厚みよりも、厚みの薄い頭部を有するリベットを用いれば、第2金属薄板の外表面からリベットの頭部を突出させないようにできるので、より好ましい。第2温度検知デバイス付きヒータについても同様である。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態等では、加熱の対象となる電池構造体として、複数(実施形態では40ヶ)の二次電池100と、これらを収容する収容ケース40とを有する組電池50を例示した。しかしながら、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池や、発電要素を収容する収容部が複数、一体成形された電池ケースを備え、それぞれの収容部内に発電要素を収容してなる電池モジュールを、電池構造体としても良い。すなわち、単電池や電池モジュール等を、ヒータにより直接加熱する形態としても良い。
また、実施形態等では、二次電池100として、発電要素を収容する6つの収容部124が一体成形された電池ケース101を備え、それぞれの収容部124内に発電要素を収容してなる電池モジュールを例示した。しかしながら、二次電池として、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池を用いても良い。
また、実施形態等では、樹脂製の電池ケース101などを備える二次電池100を用いたが、電池ケースの材質は、樹脂に限らず、金属などの他の材質であっても良い。また、実施形態では、ニッケル水素蓄電池を用いたが、本発明は、リチウムイオン電池など他の電池(一次電池も含む)を用いた場合にも、適用することができる。
また、実施形態等では、温度検知デバイスとして、温度センサ64を、ヒータ金属部61p等において平リベット69で締結することにより、第1積層型ヒータ61等の第1金属薄板61b,71bの外表面61m,71m上に固定した。しかしながら、温度センサに限らず、温度ヒューズやPTCサーミスタなど、他の温度検知デバイスを、ヒータ金属部61p等において平リベット69で締結することにより、第1積層型ヒータ61等の第1金属薄板61b,71bの外表面61m,71m上に固定するようにしても良い。
また、実施形態等では、温度センサ64をヒータ金属部61p等に締結する機械的締結手段として、平リベット69を用いたが、ブラインドリベット、金属ハトメ、ボルト、ナットなど、他の機械的締結手段を用いても良い
実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の上面図である。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の側面図である。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の断面図であり、図1のP−P断面図に相当する。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の断面図であり、図2のQ−Q断面図に相当する。 実施形態にかかる二次電池100の断面図である。 第1ヒータユニット60(第2ヒータユニット70)の断面図である。 第1温度検知デバイス付きヒータ63(第2温度検知デバイス付きヒータ73)の斜視図である。 第1積層型ヒータ61(第2積層型ヒータ71)の断面図であり、図7のA−A断面矢視図に相当する。 第1温度検知デバイス付きヒータ63(第2温度検知デバイス付きヒータ73)の温度センサ64の取付構造を示す断面図であり、図7のB−B断面矢視図に相当する。 ヒータ付き電池構造体10の冷却機能を説明する説明図であり、図1のP−P断面図に相当する。 変形形態にかかる温度検知デバイス付きヒータ83の温度センサ64の取付構造を示す断面図である。
符号の説明
10 ヒータ付き電池構造体
35b 被加熱面
35c 被加熱部
35d 凹部
50 組電池(電池構造体)
60 第1ヒータユニット
61 第1積層型ヒータ
61c,71c 第1絶縁樹脂フィルム
61e,71e 第2絶縁樹脂フィルム
61d,71d ヒータ素子
61b,71b 第1金属薄板
61f,71f 第2金属薄板
61p,71p ヒータ金属部
63 第1温度検知デバイス付きヒータ
64 温度センサ(温度検知デバイス)
64d 被締結部
64g 検温部
69 平リベット(機械的締結手段、金属カシメ部材)
70 第2ヒータユニット
71 第2積層型ヒータ
73 第2温度検知デバイス付きヒータ
100 二次電池

Claims (5)

  1. 発電要素を含み、被加熱面を有する電池構造体と、
    1または複数のヒータであって、上記電池構造体に固定して、上記被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱するヒータと、を備える
    ヒータ付き電池構造体であって、
    上記1または複数のヒータは、
    第1絶縁樹脂フィルム、
    第2絶縁樹脂フィルム、
    金属箔からなり、帯状またはシート状をなすヒータ素子であって、上記第1絶縁樹脂フィルムの内表面と上記第2絶縁樹脂フィルムの内表面との間に位置するヒータ素子、及び、
    上記第1絶縁樹脂フィルムの外表面上に積層された第1金属薄板と、上記第2絶縁樹脂フィルムの外表面上に積層された第2金属薄板のうち、少なくとも上記第1金属薄板、を有する
    薄板状の積層型ヒータと、
    検温部を有する温度検知デバイスと、を備える
    温度検知デバイス付きヒータであって、
    上記積層型ヒータは、その積層方向に見て、
    上記第1絶縁樹脂フィルム、上記第2絶縁樹脂フィルム、上記ヒータ素子、上記第1金属薄板、及び上記第2金属薄板のうち、
    上記第1金属薄板のみ、または上記第1金属薄板及び上記第2金属薄板のみが位置するヒータ金属部を含み、
    上記温度検知デバイスは、
    機械的締結手段により、上記積層型ヒータのうち上記ヒータ金属部と締結されて、
    上記温度検知デバイスのうち少なくとも上記検温部が上記第1金属薄板に接触した状態で、上記第1金属薄板の外表面上に固定されてなる
    温度検知デバイス付きヒータであり、
    前記電池構造体の前記被加熱面は、
    平面をなす被加熱部と、
    上記電池構造体の内側に窪んだ凹部とを含み、
    前記温度検知デバイス付きヒータは、
    前記温度検知デバイスを上記被加熱面の上記凹部内に配置すると共に、前記第1金属薄板の前記外表面を、上記被加熱部に接触させてなる
    ヒータ付き電池構造体。
  2. 請求項1に記載のヒータ付き電池構造体であって、
    前記機械的締結手段は、前記温度検知デバイスを前記ヒータ金属部にカシメ固定する金属カシメ部材である
    ヒータ付き電池構造体。
  3. 請求項1または請求項2に記載のヒータ付き電池構造体であって、
    前記温度検知デバイス付きヒータは、
    前記第1金属薄板及び前記第2金属薄板を有し、
    前記ヒータ金属部には、前記積層型ヒータの積層方向に見て、上記第1金属薄板及び上記第2金属薄板のうち上記第1金属薄板のみが位置してなる
    ヒータ付き電池構造体。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のヒータ付き電池構造体であって、
    前記温度検知デバイスは、
    前記機械的締結手段により前記ヒータ金属部に締結される被締結部であって、上記機械的締結手段の締結による変形が防止された被締結部を有する
    ヒータ付き電池構造体。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のヒータ付き電池構造体であって、
    前記温度検知デバイスは、前記積層型ヒータが延びる平面方向に見て、前記ヒータ素子に挟まれた位置に配置されてなる
    ヒータ付き電池構造体。
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