JP4877670B2 - ケーブル検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は,コネクタ等に接続した多芯ケーブルの接続状態を検査するためのケーブル検査装置である。
従来,作成された多芯ケーブルの接続検査は,例えば,図47のように導電ブザー(26)などを用い,作業者による手作業で行われていた。人手による接続検査作業は一般的に下記のような手順を踏む。作業者A(20)は芯線(13)が配線された第1のコネクタB(11)の第1のコネクタB1番端子(22)に導電ブザーリード線A(27)を接触させておく。そして,作業者B(21)が第2のコネクタB(12)の第2のコネクタB1番端子(24)にもう一方の導電ブザーリード線B(28)を接触させて,この間の導通検査を行う。誤配線をなくすために,作業者A(20)は第1のコネクタB1番端子(22)に導電ブザーリード線A(27)を接触させたままにしておき,作業者B(21)が第2のコネクタB(12)に接触させる導電ブザーリード線B(28)を第2のコネクタB1番端子(24)から最終端子である第2のコネクタB64番端子(25)まで移動を繰り返しながら,1端子毎にそれぞれの端子間で導通検査を行う。上記の作業を第1のコネクタB(11)の最終端子である第1のコネクタB64番端子(23)まで繰り返して接続検査作業が終了することになる。
特開2003−75497号公開特許公報 特開2001−165986号公開特許公報
上記した従来技術では,2名の作業者が必要であり作業効率が悪いという問題がある。また,コネクタの端子間は非常に狭いため,あるいは根気が必要な単純作業であるために,間違えて検査対象でない隣端子などにリード線を接触させてしまうという接続ミスも発生しやすく,作業性が悪いという問題もある。
一般的に,ある程度の規模をもつ装置を製造する場合においては,装置全体を大きな一つのユニットにすることは極めて稀であり,通常は搬入時の利便性やメンテナンス性を考慮して複数のユニットに分割して設計するのが普通である。各ユニット間の接続は,このようなコネクタ接続ケーブルを使用して着脱可能にするが,大規模な装置ではこのコネクタ接続ケーブルが多用されるため,接続検査作業に多大な時間を必要としている現実がある。
本発明は,上記した従来技術の問題点を考慮したもので,本発明の目的は,芯線間の接続状態を識別可能にしたことで,自動的で作業効率が良いケーブル検査装置を提供することにある。
本願の発明によるケーブル検査装置は,検査対象とする端子信号を制御する端子信号制御回路と,目的とする芯線情報を取得するのに必要な端子選択信号制御回路と,被検査ケーブルの一端が接続される第1のコネクタAを有するものであって,複数のバス・トランシーバに接続されている各々のバス信号線は,被検査ケーブルの各芯線に1対1で対応しているものであって,外部クロック信号や内部パルス信号の入力に同期して,検査対象とする端子信号やバス・トランシーバの制御信号を順次にオン・オフ動作せしめるバス選択信号制御回路と,タンデムに接続した2つのバス・トランシーバの前段出力側から第1のコネクタAと後段のバス・トランシーバへ第1の芯線情報を送出する手段とを備えた,データ送出側の第1の芯線情報取得回路と,前記被検査ケーブルの他端が接続される第2のコネクタAを有するものであって,前記被検査ケーブルの各芯線に対応する前記複数のバス・トランシーバに接続されたバス信号線は,第1のコネクタBから第2のコネクタA,Bを通じて送出されてきた第1の芯線情報を受けて,送出されてきた制御信号を受けてバス・トランシーバを順次にオン・オフ動作せしめる手段と,バス・トランシーバ出力側から第2の芯線情報を送出する手段とを備えたデータ受信側の第2の芯線情報取得回路と,第1の芯線情報取得回路の後段バス・トランシーバ出力側から送出された第1の芯線情報と,第2の芯線情報取得回路のバス・トランシーバ出力側から送出されてきた第2の芯線情報を受けて,芯線情報入力制御回路でパラレルデータをシリアルデータに変換すると共に前記第1の芯線情報と第2の芯線情報を取得して検査すれば,前記1つの芯線と他の芯線を含む各芯線との間で第1及び第2状態を前記パラレルデータ、シリアルデータにより判定する手段及び正常接続、オープン接続、ショート接続、クロス接続あるいは,これらが複合した接続を判別する手段を備えたCPUと,該CPUからの出力信号により検査結果を表示するような構成にしたことにある。
本発明に係わるケーブル検査装置は叙上の構成、作用を有するので次の効果を有する。
本発明によれば,正常接続の検出,オープン接続の検出,ショート接続の検出,クロス接続の検出に加えて,これらの接続が複合したときの識別を可能にした。また,端子検査用クリップ(16)に接触している被検査ケーブルの芯線(13)の任意の一本が被検査コネクタの何番端子に接続されているのかを検出できるようにした。そして,基準ケーブルと被検査ケーブルの芯線情報を比較することで同一接続か否かの判定を可能にした。数字表示器(31)に二色表示(赤・緑)LEDを使用したことで,現在アクティブ中の端子信号(3)を赤色で表示し,ショート接続等の異常接続を検出した場合には,その接続先を緑色で表示している。(表示の切り替えは約0.8秒間隔で行われ,RESETスイッチ(44)が押下されるまで繰り返す。)二色表示のために解り易く,簡単に不良個所の特定ができるようにしている。また、被検査ケーブルのコネクタ端子に一本ずつ信号を印加し,他端においてどの端子に信号が現れたかを検査し,あるいは記憶手段に記憶されている基準ケーブルの芯線情報と比較することにより,正確な検査ができるため作業効率を向上させることができるという効果がある。
以下に,図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明のケーブル検査装置の構成を示すブロック図である。CPU(57)はクロック信号制御回路(58),端子信号制御回路(59),端子選択信号制御回路(60),バス選択信号制御回路(61)等を管理し,装置全体の動作を制御している。クロック信号制御回路(58)は,STARTスイッチ(42a)及びDATA比較スイッチ(50a)からの信号を受けて外部クロック信号(1)の発生や停止を制御している。この外部クロック信号(1)は検査の基本となる信号でCPU(57)に入力され,入力数を管理するカウンタや端子信号(3)の制御等に使用する。
端子信号制御回路(59)は,クロック信号制御回路(58)から供給される外部クロック信号(1)の入力を受けて,端子信号1(3a,3d,3g,3j)〜16(3c,3f,3i,3L)の16通りの端子信号(3)を発生させるデコード回路である。そして,この端子信号(3)を受けるバス・トランシーバ(8)は,各々8本のバス信号線を制御できるもので,これを第1芯線情報取得回路(68)ではタンデムに接続したものを4組で合計8個を使用しており,前段出力側のバス信号線は第1コネクタA(9)の各端子に接続されていて各々が対応している。また,第2芯線情報取得回路(69)では単独で8個を使用しており,入力側のバス信号線は第2コネクタA(10)の各端子に接続されていて各々が対応している。このため,全部で64本のバス信号線を制御する必要があり,端子信号制御回路(59)はデコード動作を最大4回繰り返すことになる。
また,第1芯線情報取得回路(68)の後段及び第2芯線情報取得回路(69)の出力側バス・トランシーバ(8)はオープンコレクタタイプであり,各々に対応するバス信号線をワイヤードOR接続にすることで,出力側のバス信号線は8本になっている。
したがって,一度に出力できるのは8ビットの信号であり,第1芯線情報(14)及び第2芯線情報(15)はそれぞれ8回に分けて出力されることになる。図3(b)のように,外部クロック信号(1)の入力数によって選択する端子選択信号(5)を変えることにより,結果的に端子信号1(3a)〜64(3L)をデコードしていることになる。外部クロック信号(1)の入力数が1〜16の時には,端子選択信号0(5a)を選択して端子信号1(3a)〜16(3c)がデコードされる。外部クロック信号(1)の入力数が17〜32の時には,端子選択信号1(5b)を選択して端子信号17(3d)〜32(3f)がデコードされる。このようにして,外部クロック信号(1)の入力数が33〜46の時には,端子選択信号2(5c)を選択して端子信号33(3g)〜46(3i)がデコードされ,外部クロック信号(1)の入力数が47〜64の時には,端子選択信号3(5d)を選択して端子信号47(3j)〜64(3L)がデコードされる。
バス選択信号制御回路(61)は,外部クロック信号(1)が入力されている間に,CPU(57)内部で発生させる内部パルス信号(2)を受けて,バス選択信号0(4a)〜7(4H)の8通りのバス選択信号(4)を発生させるデコード回路である。図1-aのように,1回目の内部パルス信号(2a)でバス選択信号0(4a)を選択し,2回目の内部パルス信号(2b)でバス選択信号1(4b)を選択する。このようにして,8回目の内部パルス信号(2H)でバス選択信号7(4H)を選択するまで,順次内部パルス信号(2)の立ち上がり毎に変化する。上記のように,バス選択信号(4)を8回に分けて選択している理由は,バス・トランシーバ(8)が一度に8本のバス信号線しか制御できないためで,64本のバス信号線を扱うには8回に分けて芯線情報を取得する必要があるためである。
また,上記したように端子選択信号(5)を4回に分けて選択している理由は,端子信号制御回路(59)からデコードされる信号が16ビットであるためである。
このように,端子選択信号(5)とバス選択信号(4)の組み合わせによりバス信号線の重複を回避することができ,また対応するバス信号線を選択することができるため,結果的に目的とする芯線情報を取得することができる。
図1のように,第1の芯線情報取得回路(68)の前段のバス・トランシーバ(8)に端子選択信号(5)を接続し,後段及び第2の芯線情報取得回路(69)のバス・トランシーバ(8)にバス選択信号(4)を接続している。
このように,端子選択信号(5)とバス選択信号(4)を組合せて目的とする芯線情報を取得しているが,図2は各信号の対応関係を示す一覧表である。
第1,第2の芯線情報取得回路(68,69)で扱う信号は,プルアップ抵抗(7)を通じてVCC(6)(例えば5V)に接続されているため通常は「H」レベル電位である。
検査対象とする端子信号(3)をアクティブ(「L」レベル電位にする)にした時,芯線の接続状態により違いはあるものの,第1のコネクタA(9)及び第2のコネクタA(10)には信号の変化を検出(「H」レベル電位から「L」レベル電位になる)するが,この「L」レベル電位を検出した時の被検査コネクタの端子番号と端子信号(3)との関係を知ることができれば接続の形態を知ることができる。
この部分についての詳細は後述する。
なお,本項以降に“〜をアクティブにする”という表現があった場合は,信号を「L」レベル電位にすることを意味している。
以下,実施の形態について記述する。
まず,実施の形態というのは,第1のコネクタA(9)と第2のコネクタA(10)に第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)を装着して,被検査ケーブルの芯線(13)の接続検査を行う機能である。
図3(a)は,端子信号1(3a)及び端子信号2(3b)をアクティブ時に,芯線情報を取得するのに必要な信号を時系列にして表したものである。
また,図3(b)は,外部クロック信号(1)の入力数によって変化する端子選択信号(5)を時系列にして表したものである。
バス選択信号(4)の切替は,外部クロック信号(1)が入力中に内部パルス信号(2)の立ち上がりに同期して行っている。
外部クロック信号(1a)が入力されると同時に,端子信号1(3a)がアクティブな状態になり,この時に内部パルス信号(2a)が入力されると,その立ち上がりに同期してバス選択信号0(4a)もアクティブになる。
次に,内部パルス信号(2b)が入力されると,その立ち上がりに同期してバス選択信号1(4b)がアクティブになる。
このように,バス選択信号0(4a)〜バス選択信号7(4H)は内部パルス信号(2)の入力毎に順次変化していくことになる。
この様にして,第1の芯線情報(14)と第2の芯線情報(15)を取得すれば,端子信号1(3a)をアクティブ時の全芯線情報を取得することができる。
また,次の外部クロック信号(1b)が入力されると同時に,端子信号2(3b)がアクティブな状態になり,この時に内部パルス信号(2a)が入力されると,その立ち上がりに同期してバス選択信号0(4a)もアクティブになる。
次に,内部パルス信号(2b)が入力されると,その立ち上がりに同期してバス選択信号1(4b)がアクティブになる。
このように,バス選択信号0(4a)〜バス選択信号7(4H)は内部パルス信号(2)の入力毎に順次変化していくことになる。
この様にして,第1の芯線情報(14)と第2の芯線情報(15)を取得すれば,端子信号2(3b)をアクティブ時の全芯線情報を取得することができる。
上記の動作を繰り返し実行すれば,全ての端子信号(3)の全ての芯線情報を取得することができる。
検査対象にある端子信号(3)をアクティブ時に取得した,第1の芯線情報(14)と第2の芯線情報(15)の各々のビットデータは,被検査コネクタの端子番号にそれぞれ対応しているので,現在検査中のビットが「L」レベル電位を検出すれば,被検査ケーブルの芯線(13)は接続していることになり,「H」レベル電位であれば未接続ということになる。
したがって,取得した芯線情報について各々のビットデータの状態を調べれば,被検査コネクタに接続された芯線(13)の端子番号を知ることができる。
実際には,第1の芯線情報(14)と第2の芯線情報(15)の全ビットを反転させた第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報を芯線情報として使用する。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報を使用するのは,意味のある接続を「H」レベル電位で検出するためである。
CPU(57)は,8ビットのマイクロコンピュ−タであるため,データ長は1バイトである。
接続状態を判定するのに必要な信号及びデータは以下の通りである。
キャリー信号(以降はCY信号と記述)は,取得した芯線情報の各々のビットデータから被検査コネクタに接続されている端子番号を検出するのに必要な信号である。
外部クロック信号カウンタは,端子信号(3)を管理しているカウンタである。
ビットシフトカウンタは,ビットデータのシフト回数を管理しているカウンタである。
第1の状態判定データは,第1の芯線情報取得回路(68)から取得した第1の芯線情報(14)を基にして,接続状態に応じた固有の数値をセットするものであり,ここに格納されている数値で接続状態の違いを判定している。
第2の状態判定データは,第2の芯線情報取得回路(69)から取得した第2の芯線情報(15)を基にして,接続状態に応じた固有の数値をセットするものであり,ここに格納されている数値で接続状態の違いを判定している。
CPU(57)の持つ機能の一つである右シフト命令を実行すると,LSB(最下位ビット)を右に押し出す動作をするが,この時に必要な信号がCY信号である。
右シフト命令実行前のLSBが「H」レベル電位であれば,右シフト命令実行時にCY信号は「H」レベル電位になる。
取得した第1芯線反転情報と第2芯線反転情報について,各々のビットデータを右シフト実行時にCY信号が「H」レベル電位であれば,そのビットに対応している被検査コネクタの端子は導通状態にあり,接続していると判断できる。
外部クロック信号カウンタは,外部クロック信号(1)入力される毎にインクリメントする。したがって,外部クロック信号カウンタの数値と外部クロック信号(1)の入力数は常時一致していることになる。
つまり,外部クロック信号カウンタの数値を見れば,現在アクティブ中の端子信号(3)
を知ることができる。
ビットシフトカウンタは,取得した第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報について各々64ビットのビットデータを右シフトする毎にインクリメントする。第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報のビットデータは,同じタイミングでシフト動作をすることは無く,ビットシフトカウンタの数値はそれぞれ独立して変化する。
第1の状態判定データと第2の状態判定データは,ともにBIT1,BIT0の2ビットのみを使用する。(BIT7〜BIT2は未使用で,常時OFF(0)である。)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの当該ビットは,外部クロック信号カウンタの数値とCY信号が「H」レベル電位を検出した時のビットシフトカウンタの数値で変化する。
第1の状態判定データ及び第2の状態判定データのBIT0がON(1)になる条件は下記の通りである。
ビットシフトカウンタの数値が外部クロック信号カウンタの数値と一致時にCY信号が
「H」レベル電位を検出するとBIT0がON(1)になる。
第1の状態判定データ及び第2の状態判定データのBIT1がON(1)になる条件は下記の通りである。
ビットシフトカウンタの数値が外部クロック信号カウンタの数値と不一致時にCY信号が「H」レベル電位を検出するとBIT1がON(1)になる。
このように,第1の状態判定データと第2の状態判定データのBIT0,BIT1は接続状態により変化するが,図4は接続状態と対応BITの関係を示す一覧表である。
図4を見ると解るように,クロス接続とショート接続あるいはオープン接続とショート接続が複合した接続では,接続状態により検査結果は違ってくる。
クロス接続とショート接続が複合した時の接続は,下記のようになる。
ショート接続先がクロス接続先の端子番号に絡む接続を含む場合はショート接続と認識し,ショート接続先がクロス接続先の端子番号に関係しない接続を含む場合は複合接続と認識する。
また,オープン接続とショート接続が複合した時の接続は,下記のようになる。
第1コネクタB(11)と第2コネクタB(12)の両方にショート接続があり,そのショート接続先が両方とも同じ端子番号に接続している場合はショート接続と認識し,第2コネクタB(12)にのみショート接続がある場合はオープン接続と認識する。
そして,上記以外にショート接続があった場合は複合接続と認識する。
基本的に,上記のような結果になるが詳細については後述する。
図5が,実施の形態での検査時の概略接続図である。
実施の形態では,第1のコネクタA(9)と第2のコネクタA(10)にそれぞれ第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)を装着し,STARTスイッチ(42)の押下で接続検査を開始する。正常接続以外の接続を確認した場合には,現在アクティブ中の端子信号(3)で一時停止をして,外部クロック信号カウンタあるいは後述するエラーNO表示カウンタの数値を数字表示器(31)に転送して接続端子番号を表示し,当該するいずれかのLED(33〜36)を点灯するのと同時に,報知ブザー(32)を短く発報する。STARTスイッチ(42)の再押下で,一時停止以降の端子信号(3)をアクティブにして検査を続行する。上記動作を,外部クロック信号カウンタの数値が64になるまで,あるいは検査端子設定スイッチ(30)で設定した数値になるまで繰り返し実行する。検査が終了すると,検査終了LED(40)を点灯するのと同時に,報知ブザー(32)を少し長めに発報する。
図6〜図21のコネクタ接続図は,第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)間の被検査ケーブルの芯線(13)について,1番端子から16番端子迄の接続例を示したものである。
図6,図22は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,正常接続時のものである。
本項以降に記載のある,コネクタ接続図及びビットデータ表を示す図は全て外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のものである。
したがって,本項以降に記載のある外部クロック信号カウンタの数値は全て8になる。
図22のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報は,ともに8回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で01Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で01Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は正常接続であると判断できる。
図7,図23は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,オープン接続時のものである。
図23のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8になる。
第2の芯線反転情報は一度もCY信号が「H」レベル電位を検出していない。
(CY信号を検出していないのでビットシフトカウンタは無視する。)
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で01Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で00Hとなる。(BIT1が0,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はオープン接続であると判断できる。
図8,図24は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,ショート接続時のものである。
図9は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子がショート接続している場合のコネクタ接続図である。
図24のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報は,ともに8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
また,下記の接続についても全てショート接続であると判断できる。
1)第2のコネクタB(12)にのみショート接続があった場合の接続。
2)第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)の両方にショート接続があり,第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)でショート接続先が同じ場合の接続。
3)第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)の両方にショート接続があり,第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)でショート接続先が違う場合の接続。
図9,図25は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス接続時のものである。
図10は,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子が接続し,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子が互いにクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
図25のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8になる。
第2の芯線反転情報は12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は12になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で01Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が1,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はクロス接続であると判断できる。
クロス/ショート接続とはクロス接続とショート接続が複合した接続のことである。
考えられる接続は,本項以降に記述するように8通りある。
この接続の場合,ショート接続先の状態により検査結果は違ってくる。
詳細は後述するが,ショート接続先がクロス接続先の端子番号に絡む接続を含む場合はショート接続と認識し,ショート接続先がクロス接続先の端子番号に関係しない接続の場合は複合接続と認識する。
図10,図26は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続1時のものである。
図10は,第1のコネクタB(11)の8番端子と9番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
(この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である9番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子とは違う端子番号に接続している。)
図26のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回と9回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と9になる。
第2の芯線反転情報は9回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は9と12になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が1,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は複合接続であると判断できる。
図11,図27は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続2時のものである。
図11は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である12番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子と同じ端子番号に接続している。
図27のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
図12,図28は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続3時のものである。
図12は,第2のコネクタB(12)の10番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
(この接続では,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である10番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子とは違う端子番号に接続している。)
図28のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回と10回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と10になる。
第2の芯線反転情報は10回と12回右シフトをした時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は10と12になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は複合接続であると判断できる。
図13,図29は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続4時のものである。
図13は,第2のコネクタB(12)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である8番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子と同じ端子番号に接続してい
図29のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
図14,図30は外部クロック信号カウンタの数値が8の時端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続5時のものである。
図14は,第1のコネクタB(11)の8番端子と10番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の11番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である10番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子とは違う端子番号に接続し,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である11番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子とは違う端子番号に接続している。
図30のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回と10回それに
11回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と10と11になる。
第2の芯線反転情報は10回と11回それに12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は10と11と12になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が1,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は複合接続であると判断できる。
図15,図31は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続6時のものである。
図15は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の11番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である12番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子と同じ端子番号に接続し,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である11番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子とは違う端子番号に接続している。
図31のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と11回それに12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と11と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
図16,図32は外部クロック信号カウンタの数値が8の時(端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時)のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続7時のものである。
図16は,第1のコネクタB(11)の8番端子と9番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と検査コネクタA(30)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である9番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子とは違う端子番号に接続し,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である8番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子と同じ端子番号に接続している。
図32のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と9回それに12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と9と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
図17,図33は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,クロス/ショート接続8時のものである。
図17は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第1のコネクタB(11)の8番端子と第2のコネクタB(12)の12番端子,第2のコネクタB(12)の8番端子と第1のコネクタB(11)の12番端子がクロス接続している場合のコネクタ接続図である。
この接続では,第1のコネクタB(11)の8番端子のショート接続先である12番端子は第2のコネクタB(12)の8番端子のクロス接続先である第1のコネクタB(11)の12番端子と同じ端子番号に接続し,第2のコネクタB(12)の12番端子のショート接続先である8番端子は第1のコネクタB(11)の12番端子のクロス接続先である第2のコネクタB(12)の8番端子と同じ端子番号に接続している。
図33のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
オープン/ショート接続とはオープン接続とショート接続が複合している場合の接続のことである。考えられる接続は,本項以降に記述するように4通りある。
この接続の場合,図4のようにショート接続先の状態により検査結果は違ってくる。
詳細は後述するが,第1のコネクタB(11)と第2のコネクタB(12)の両方にショート接続があり,そのショート接続先が両方とも同じ端子番号に接続している場合はショート接続と認識し,第2のコネクタB(12)にのみにショート接続がある場合はオープン接続と認識する。
そして,上記以外にショート接続があった場合は複合接続と認識する。
図18,図34は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,オープン/ショート接続1時のものである。
図18は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,更にオープン接続があった場合のコネクタ接続図である。
図34のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第2の芯線反転情報は12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は12になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が1,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は複合接続であると判断できる。
図19,図35は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,オープン/ショート接続2時のものである。
図19は,第2のコネクタB(12)の8番端子と12番端子にショート接続があり,更にオープン接続があった場合のコネクタ接続図である。
図35のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8になる。
第2の芯線反転情報はCY信号が「H」レベル電位を検出していない。
CY信号を検出していないのでビットシフトカウンタは無視する。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で01Hとなる。(BIT1が0,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で00Hとなる。(BIT1が0,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はオープン接続であると判断できる。
図20,図36は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,オープン/ショート接続3時のものである。
図20は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の12番端子と15番端子にショート接続があり,更にオープン接続があった場合のコネクタ接続図である。
図36のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報は8回と12回そして15回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12と15になる。
第2の芯線反転情報は12回と15回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は12と15になる。
第1の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出している。
第2の芯線反転情報は,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で10Hとなる。(BIT1が1,BIT0が0)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続は複合接続であると判断できる。
図21,図37は外部クロック信号カウンタの数値が8の時、端子信号(3)の8番目の信号をアクティブ時、のコネクタ接続図とビットデータ表を示す図であり,オープン/ショート接続4時のものである。
図21は,第1のコネクタB(11)の8番端子と12番端子にショート接続があり,第2のコネクタB(12)の8番端子と12番端子にショート接続があり,更にオープン接続があった場合のコネクタ接続図である。
図37のデータを見ると解るように,第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに8回と12回右シフトを実行した時にCY信号が「H」レベル電位を検出している。
したがって,ビットシフトカウンタの意味ある数値は8と12になる。
第1の芯線反転情報と第2の芯線反転情報はともに,外部クロック信号カウンタとビットシフトカウンタの数値が一致時と不一致時にCY信号は「H」レベル電位を検出しているので,第1の状態判定データ及び第2の状態判定データは下記のようになる。
第1の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第2の状態判定データは16進表記で11Hとなる。(BIT1が1,BIT0が1)
第1の状態判定データと第2の状態判定データの組合せから,この接続はショート接続であると判断できる。
図38は,実施の形態における接続検査の全体的な手順を示すフロー図である。
図39は,接続状態の違いを識別するための具体的な手順を示すフロー図であるが,第2の芯線情報取得回路(69)から取得した芯線情報を検査する手順を示している。
以下に,図39のフロー図を基に手順を記述する。
まず,使用するカウンタやデータについて初期化が必要であれば実行しておく。次に,第2の芯線反転情報が格納している先頭アドレスをアドレスポインタにセットして該当する芯線情報を作業用データメモリに読み込む。ここでは,第2の芯線反転情報0のデータが読み込まれることになる。アドレスカウンタに初期値として8をセットする。第2の芯線反転情報0〜7を8回に分けて読み込む必要があるので初期値は8になる
8ビットシフトカウンタに初期値として8をセットする。扱うデータが8ビット長なので8回シフトする必要があるので初期値は8になる
次に,ビットシフトカウンタをインクリメントするが,最初に初期化しているので,初回実行時には1がセットされる。以降は実行毎に現在値+1がセットされることになる。
ここで,第2の状態判定データについてBIT1の内容を判定する。BIT1が0の時には,エラーNO表示カウンタをインクリメントする。BIT1が1の時には,エラーNO表示カウンタの更新はしていない。前記したように,外部クロック信号カウンタの数値とビットシフトカウンタの数値が違っている時には,第2の状態判定データのBIT1がON(1)になる。つまり,現在アクティブになっている端子信号(3)に対してCY信号が1を検出したビットが違っているので異常接続があったと判断できる。異常接続時には,エラーNO表示カウンタの現在値を保持しているので,このデータを数字表示器(31)に出力すれば異常接続先が表示できることになる。
次に,CY信号をクリアしてから作業用データメモリの芯線情報を1ビット右シフトしてからCY信号の状態をチェックする。CY信号が「H」レベル電位であれば,外部クロック信号カウンタの数値とビットシフトカウンタの数値を比較する。外部クロック信号カウンタの数値とビットシフトカウンタの数値が一致時には,第2の状態判定データのBIT0に1をセットし,不一致時にはBIT1に1をセットする。
次に,8ビットシフトカウンタをデクリメントしてから数値を確認する。8ビットシフトカウンタが0でなければ,8回実行していないので前記の説明に戻る。
8ビットシフトカウンタが0であれば次工程に進む。
第2の芯線反転情報のアドレスポインタをインクリメントして,該当する芯線情報を作業用データメモリに読み込む。上記では,第2の芯線反転情報0のデータが読み込まれているので,今度は第2の芯線反転情報1のデータが読み込まれることになる。このように,以降は実行毎に現在値+1がセットされることになる。
次に,アドレスカウンタをデクリメントしてから数値を確認する。アドレスカウンタが0でなければ,8回実行していないので前記の説明に戻る。アドレスカウンタが0であれば,64ビットのシフトが終了したことになる。
次に,第1の芯線情報取得回路(68)から取得した芯線情報の検査も必要になるが,エラーNO表示カウンタを使用しない以外の動作は同じなので省略する。
以下,実施例1について記述する。実施例1は、第1コネクタA(9)に第1コネクタB(11)を装着して,他端の未配線の芯線(13)の中から任意の一本を抽出し,端子検査用クリップ(16)に接触することで,第1コネクタB(11)の何番端子に接続されているのかを検査するものである。
図40が、実施例1での検査時の概略接続図であるそして,図41が,実施例1における接続検査の全体的な手順を示すフロー図である。端子検査用クリップ(16)に接触している被検査ケーブルの芯線(13)は,端子検査信号(19)としてCPUに入力される。この端子検査信号(19)が,「L」レベル電位を検出すると被検査ケーブルの芯線(13)は導通状態にあり,この時の外部クロック信号カウンタの数値が,接続されている第1コネクタB(11)の端子番号ということになる。
端子検査信号(19)を取得するのに必要な信号は、基本的に実施の形態で検査する時と
同じであるが、バス選択信号(4)が未使用なところだけが相違している。
検査対象にある端子信号(3)をアクティブ時に,端子検査信号(19)が「L」レベル電位を検出したら,現在アクティブ中の端子信号(3)で一時停止をして,外部クロック信号カウンタの数値を数字表示器(31)に転送して端子番号を表示するのと同時に,報知ブザー(32)を短く発報する。STARTスイッチ(42)の再押下で,一時停止以降の端子信号(3)をアクティブにして検査を続行する。上記動作を,外部クロック信号カウンタの数値が64になるまで繰り返し実行する。端子検査信号(19)が,検査終了時までに一度も「L」レベル電位を検出できなかった時には端子未検出LED(37)及び検査終了LED(40)を点灯し,報知ブザー(32)を少し長めに発報する。
以下,実施例2について記述する。図5は、実施の形態での検査時の概略接続図であるが、実施例2でも全く同じであるが、図1の記憶回路(63)が追加で必要になる。記憶回路(63)は,ICバス対応のシリアルEEPROMを制御している。
図42は,実施例2における接続検査手順を示すフロー図である。実施例2は,基準ケーブルの芯線情報をEEPROMに書き込む機能と,EEPROMに書き込まれた芯線情報を読み出して,被検査ケーブルから取得した芯線情報と比較検査をする機能がある。
本装置では,上記機能の識別を図43のWRITE/READ_LED(41)の状態によって区別している。WRITE/READ_LED(41)が未点灯時には書き込み機能で動作し,点灯時には比較検査機能で動作をする。
基準ケーブルの芯線情報をEEPROMに書き込む手順は下記のようになる。まず,第1の芯線情報取得回路(68)から取得した第1の芯線情報(14)の全ビットを反転した第1の芯線反転情報を,EEPROMに書き込むためのアドレス指定をする。そして,第1の芯線反転情報の該当するビットデータを送信用バッファにセットしてからEEPROMへ転送するが,具体的な書き込み手順はICバス規格に準拠する。次に,アドレスをインクリメントして,上記の動作を8回繰り返して実行すれば,端子信号1(3a)をアクティブ時に取得した全芯線情報を書き込むことができる。上記動作を,全端子信号(3)に対して実行すれば第1の芯線反転情報の全芯線情報をEEPROMに書き込むことができる。
次に,第2の芯線情報取得回路(69)から取得した芯線情報を書き込むが,EEPROMのアドレスが重複しないように指定をすること以外の手順は同じである。上記動作を,全端子信号(3)に対して実行すれば第2の芯線反転情報の全芯線情報をEEPROMに書き込むことができる。書き込み終了時には,WRITE/READ_LED(41)を点灯して比較検査機能で動作するようになる。
データ比較検査の動作は下記の手順で行う。被検査ケーブルの芯線情報取得方法は,実施の形態と全く同じである。ただし,検査端子設定スイッチ(30)は機能しないため,全端子信号(3)の芯線情報を取得することになる。
まず,第1の芯線反転情報をEEPROMから読み出すためにアドレス指定をする。そして,EEPROMへアクセスすることで第1の芯線反転情報の該当するビットデータが受信用バッファにセットされるが,具体的な読み出し手順はICバス規格に準拠する。
次に,アドレスをインクリメントして,上記の動作を8回繰り返して実行すれば,端子信号1(3a)をアクティブ時に取得した第1の芯線反転情報の全芯線情報を読み出すことできる。上記動作を,全端子信号(3)に対して実行すれば第1の芯線反転情報の全芯線情報をEEPROMから読み出すことできる。
次に,第2の芯線反転情報をEEPROMから読み出すが,アドレス指定の重複を避ける以外の手順は同じである。上記動作を,全端子信号(3)に対して実行すれば第2の芯線反転情報の全芯線情報をEEPROMから読み出すことできる。
図42は,実施例2におけるデータ比較検査手順を示すフロー図である。被検査ケーブルの芯線情報取得を行うと同時に,基準ケーブルの芯線情報をEEPROMから読み出して一回毎にデータ比較検査を行う。この時,両者の芯線情報が一致しなければ,その時点でデータ比較検査作業を中断して不一致LED(39)を点灯する。芯線情報が一致していれば,そのままデータ比較検査作業を進めていき全端子信号(3)の検査終了時に全芯線情報が一致すれば,基準ケーブルと被検査ケーブルは同一接続と判断できるので,検査終了LED(40)と一致LED(38)を点灯する。
図43は,本装置の外観図である。
操作ボックス(29)とコネクタボックス(53)は別ユニットにしてあるが,一体型にしても機能は同じである。図44が,各スイッチの動作を示すフロー図である。電源投入時には,実施の形態あるいは実施例2が選択されるようになっている。基本的に,検査中あるいは異常接続検出時に点灯するLED(例えば,オープン接続LED等)が点灯中以外は,各スイッチは有効になる。必ず必要ではないが,検査を開始する前にはRESETスイッチ(44)を押下して装置を初期化しておいた方が良い。
STARTスイッチ(42)が有効な条件下で押下すると,STARTスイッチLED(43)が点灯し,実施の形態あるいは実施例1で動作をする。
MODEスイッチ_LED(47)が未点灯時には,実施の形態で検査を行い,点灯時には,実施例1で検査を行うことになる。実施の形態で検査中に,正常接続以外の接続を確認した場合,実施例1で検査中に,端子検査信号(19)が「L」レベル電位を検出した場合には,現在アクティブ中の端子信号(3)で一時停止をして,外部クロック信号カウンタやあるいは後述するエラーNO表示カウンタの数値を数字表示器(31)に転送して接続端子番号を表示し,当該するいずれかのLED(33〜37)を点灯するのと同時に,報知ブザー(32)を短く発報する。STARTスイッチ(42)の再押下で,一時停止以降の端子信号(3)をアクティブにして検査を続行する。上記動作を,外部クロック信号カウンタの数値が64になるまで,あるいは検査端子設定スイッチ(30)で設定した数値になるまで繰り返し実行する。
MODEスイッチ(46)を押下して検査モードを変更するが,押下条件が有効であれば検査モードの変更が可能である。
MODEスイッチ_LED(47)が未点灯時にMODEスイッチ(46)を押下すると,MODEスイッチLED(47)が点灯し,実施の形態から実施例1に検査モードを変更することができる。実施例1は,端子検査用クリップ(16)に接触している芯線(13)の任意の一本が第1のコネクタB(11)の何番端子に接続されているのかを検査するものである。また,MODEスイッチ_LED(47)が点灯時にMODEスイッチ(46)を押下すると,MODEスイッチLED(47)が消灯し,実施例1から実施の形態に検査モードを変更することができる。
DATA比較スイッチ(50)が有効な条件下で押下すると,DATA比較スイッチLED(51)が点灯し,実施例2で動作をする。実施例2では,WRITE/READ_LED(41)の状態により動作内容が変わってくる。WRITE/READ_LED(41)が消灯時の動作は下記の通りである。DATA比較スイッチ(50)を押下すると,DATA比較スイッチLED(51)が点灯し,EEPROMに芯線情報の書き込みを行う。書き込みを実行中は,WRITE/READ_LED(41)を点滅させて,終了後に点灯させている。したがって,上記動作を実行時には,基準ケーブルを第1のコネクタB(11)及び第2のコネクタB(12)に装着しておく必要がある。また,WRITE/READ_LED(41)が点灯時の動作は下記の通りである。DATA比較スイッチ(50)を押下すると,DATA比較スイッチLED(51)が点灯し,EEPROMに記憶してある基準ケーブルの芯線情報を読み出して,被検査ケーブルから取得した芯線情報と比較して接続の一致/不一致の判定を行う。一連の動作を実行中は,WRITE/READ_LED(41)を点滅させて,終了後に点灯させている。したがって,上記動作を実行時には,被検査ケーブルを第1のコネクタB(11)及び第2のコネクタB(12)に装着しておく必要がある。PC接続スイッチ(48)が有効な条件下で押下すると,PC接続スイッチLED(49)が点灯してPC接続モードになる。PC接続モードは制御をパソコンなどの外部装置に移行するモードである。PC接続スイッチ(48)が有効な条件下にあり,PC接続スイッチLED(49)の点灯時に再押下すれば,制御を本装置に戻すことができる。RESETスイッチ(44)は,検査の中断や装置を初期化する時に使用する。RESETスイッチ(44)押下中は,RESETスイッチLED(45)を点灯する。WRITE/READ_LED(41)を消灯して,EEPROMのデータを消去する時には,少し長めに(約2秒)押下しておく。
実施例2で,検査を実行中はWRITE/READ_LED(41)を点滅する。実施の形態では,接続検査の結果に応じて下記のLEDを点灯する。正常接続を検出時には,検査終了時に検査終了LED(40)のみを点灯する。オープン接続を検出時には,オープンエラーLED(33)を点灯する。ショート接続を検出時には,ショートエラーLED(34)を点灯する。クロス接続を検出時には,クロスエラーLED(35)を点灯する。
複合接続を検出時には,複合エラーLED(36)を点灯する。実施例1では,検査中に端子検査信号(19)が一度も「L」レベル電位を検出できなかった場合には,検査終了時に端子未検出LED(37)を点灯する。検査終了時には,検査終了LED(40)を点灯する。実施の形態では,検査端子設定スイッチ(30)で接続検査端子数が設定可能なため,被検査コネクタの端子数に合わせて設定を変更すれば検査時間が短縮できる。
報知ブザー(32)は,検査終了時にはやや長く(約0.8秒程),異常接続検出時には短く(約0.2秒程)発報する。端子検査ソケット(18),端子検査クリップケーブル(17),端子検査用クリップ(16)は,実施例1で使用する。報知ブザーチェックソケット(54),報知ブザーチェッククリップケーブル(55),報知ブザーチェック用クリップ(56)は,導通か否かを報知ブザーの発報音で知りたい場合に使用する。報知ブザーチェックソケット(54)は,基本的に常時使用できるようにしている。
本装置のブロック構成図である。 各信号の対応関係の一覧表を示す図である。 検査に必要な信号の関係を示す時系列図である。 接続状態と対応BITの関係の一覧表を示す図である。 実施の形態で第1/第2の芯線情報を取得する回路の概略構成図である。 実施の形態で検査時の正常接続時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のオープン接続時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のショート接続時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス接続時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続1時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続2時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続3時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続4時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続5時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続6時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続7時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のクロス/ショート接続8時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のオープン/ショート接続1時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のオープン/ショート接続2時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のオープン/ショート接続3時のコネクタ接続図である。 実施の形態で検査時のオープン/ショート接続4時のコネクタ接続図である。 正常接続時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 オープン接続時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 ショート接続時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス接続時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続1時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続2時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続3時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続4時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続5時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続6時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図を示す図である。 クロス/ショート接続7時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 クロス/ショート接続8時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 オープン/ショート接続1時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 オープン/ショート接続2時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 オープン/ショート接続3時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 オープン/ショート接続4時における外部クロック信号カウンタの数値が8の時のビットデータ表を示す図である。 本装置における実施の形態で検査時のフロー図である。 本装置における実施の形態で接続判定手順を示すフロー図である。 実施例1で芯線情報を取得する回路の概略構成図である。 本装置における実施例1で検査時のフロー図である。 本装置における実施例2で検査時のフロー図である。 本装置の外観図である。 本装置のスイッチと実施の形態の関係を示すフロー図である。 本装置における実施の形態で接続の違いを識別するフロー図である。 本装置における実施の形態で接続の違いを表示するフロー図である。 人手による被検査ケーブルの接続検査作業図である。
1
外部クロック信号
2
内部パルス信号
3
端子信号
4
バス選択信号
5
端子選択信号
6
VCC :電子回路の+電源
7
プルアップ抵抗
8
バス・トランシーバ
9
第1コネクタA
10
第2コネクタA
11
第1コネクタB
12
第2コネクタB
13
芯線
14
第1芯線情報
15
第2芯線情報
16
端子検査用クリップ
17
端子検査クリップケーブル
18
端子検査ソケット
19
端子検査信号
20
作業者A
21
作業者B
22
第1コネクタB1番端子
23
第1コネクタB64番端子
24
第2コネクタB1番端子
25
第2コネクタB64番端子
26
導電ブザー
27
導電ブザーリード線A
28
導電ブザーリード線B
29
操作ボックス
30
検査端子設定スイッチ
31
数字表示器 :二色表示(赤・緑)
32
報知ブザー
33
オープンエラーLED
34
ショートエラーLED
35
クロスエラーLED
36
複合エラーLED
37
端子未検出LED
38
一致LED
39
不一致LED
40
検査終了LED
41
WRITE/READ_LED
42
STARTスイッチ
43
STARTスイッチLED
44
RESETスイッチ
45
RESETスイッチLED
46
MODEスイッチ
47
MODEスイッチLED
48
PC接続スイッチ
49
PC接続スイッチLED
50
DATA比較スイッチ
51
DATA比較スイッチLED
52
中継コネクタ&中継ケーブル線
53
コネクタボックス
54
報知ブザーチェックソケット
55
報知ブザーチェッククリップケーブル
56
報知ブザーチェック用クリップ
57
CPU
58
外部クロック信号制御回路
59
端子信号制御回路
60
端子選択信号制御回路
61
バス選択信号制御回路
62
芯線情報入力制御回路
63
記憶回路
64
通信制御回路
65
検査端子設定スイッチ入力制御回路
66
表示機器制御回路
67
数字表示器制御回路
68
第1芯線情報取得回路
69 第2芯線情報取得回路



Claims (1)

  1. 検査対象とする端子信号を制御する端子信号制御回路と,目的とする芯線情報を取得するのに必要な端子選択信号制御回路と,被検査ケーブルの一端が接続される第1のコネクタAを有するものであって,複数のバス・トランシーバに接続されている各々のバス信号線は,被検査ケーブルの各芯線に1対1で対応しているものであって,外部クロック信号や内部パルス信号の入力に同期して,検査対象とする端子信号やバス・トランシーバの制御信号を順次にオン・オフ動作せしめるバス選択信号制御回路と,タンデムに接続した2つのバス・トランシーバの前段出力側から第1のコネクタAと後段のバス・トランシーバへ第1の芯線情報を送出する手段とを備えた,データ送出側の第1の芯線情報取得回路と,前記被検査ケーブルの他端が接続される第2のコネクタAを有するものであって,前記被検査ケーブルの各芯線に対応する前記複数のバス・トランシーバに接続されたバス信号線は,第1のコネクタBから第2のコネクタA,Bを通じて送出されてきた第1の芯線情報を受けて,送出されてきた制御信号を受けてバス・トランシーバを順次にオン・オフ動作せしめる手段と,バス・トランシーバ出力側から第2の芯線情報を送出する手段とを備えたデータ受信側の第2の芯線情報取得回路と,第1の芯線情報取得回路の後段バス・トランシーバ出力側から送出された第1の芯線情報と,第2の芯線情報取得回路のバス・トランシーバ出力側から送出されてきた第2の芯線情報を受けて,芯線情報入力制御回路でパラレルデータをシリアルデータに変換すると共に前記第1の芯線情報と第2の芯線情報を取得して検査すれば,前記1つの芯線と他の芯線を含む各芯線との間で第1及び第2状態を前記パラレルデータ、シリアルデータにより判定する手段及び正常接続、オープン接続、ショート接続、クロス接続あるいは,これらが複合した接続を判別する手段を備えたCPUと,該CPUからの出力信号により検査結果を表示する手段とを有するケーブル検査装置。
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