JP4875894B2 - 画像符号化装置および画像符号化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報の符号化装置及び符号化方法に関し、特に、異なる符号化を行なう場合にも再生画像の劣化を少なくし得る画像情報の符号化装置及び符号化方法に関するものである。
野外スポーツ中継や屋外のイベント、例えば、マラソン中継や屋外の競技、イベント等をテレビカメラで撮影し、例えば、放送センタ(あるいは放送局)に送信する場合、テレビカメラで撮影した映像をFPU(Field Pickup Unit)等の中継伝送装置あるいはネットワーク等の伝送路を使って放送センタに送信している。このような中継伝送装置あるいはネットワーク等の伝送路は、送信されるチャンネルで使用可能な伝送帯域幅が制限されている。従って、テレビカメラ側で撮影した映像を中継伝送装置あるいは伝送路が許容する伝送ビットレートまで圧縮して送っているのが普通である。
一方、放送センタ等の受信側では、受信した圧縮映像を一度元の映像に復調し、放送のための編集作業を行った後、再び映像を圧縮して、別の局に送出したり、あるいは放送センタ内の放送素材蓄積サーバに録画している場合が多い。この様にテレビカメラで撮影された映像が放送センタのモニタあるいは一般の家庭の受像機に映し出されるまでに数回の圧縮、伸張処理が繰返し行われている。
而して、従来、テレビカメラで撮影された映像の圧縮には、動画圧縮に適したMPEG−2(Moving Picture coding Experts Group-2)符号化方式が採用されている。また、放送センタ内の放送設備である放送素材蓄積サーバ等への録画においては、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:電波産業会)による標準化が進められており、MPEG−2符号化方式をベースとした圧縮録画が行われている。このようにテレビカメラで撮影された映像を中継伝送装置あるいはネットワーク等の伝送路で送信する場合の圧縮符号化方式と、放送センタ内の放送設備である放送素材蓄積サーバ等への映像を圧縮録画する場合の圧縮符号化方式が、いずれもMPEG−2の圧縮符号化方式で共通しているため、複数回の圧縮、伸張を行っても画質劣化、所謂、ブロック歪みは少ない。
また、最近では、従来のMPEG−2符号化方式よりも符号化効率の優れたH.264符号化方式(非特許文献1参照)の研究、開発が進められている。このH.264符号化方式では、従来伝送帯域幅の制限から実現困難であった高精細の映像が伝送可能となる。例えば、従来、MPEG−2では、20Mbpsで伝送していた映像信号を、H.264では、10Mbpsで伝送可能となる。
さて、放送センタ内の放送設備や各家庭への映像伝送では、上述のようにARIBによる標準化が進められており、MPEG−2符号化方式をベースとした圧縮録画が行われているが、野外スポーツ中継や屋外のイベント等をテレビカメラで撮影し、放送センタに送信する場合の映像の符号化方式に関しては、標準化が行われていないため、採用する符号化方式は、局とメーカに任されているのが現状である。従って、本発明者らは、このH.264符号化方式を使った映像の伝送を検討し、実用化を行うものである。しかしながら、このような検討の途中で明かになった事項について以下に説明する。
このH.264符号化方式で一度符号化した映像を録画時にARIB標準となっているMPEG−2符号化方式で録画した場合(これを異なる符号化方式による多段接続という。)、それぞれの符号化方式で扱う直交変換時のブロックサイズが異なるため、圧縮多段接続による映像劣化が発生する。具体的に説明すると、H.264符号化方式は、4画素×4画素(以下4×4と略称する。また、他のブロックサイズでも同様とする。)もしくは8×8の画素ブロックで直交変換を行うが、JPEG、MPEG−1、MPEG−2、MPEG−4等の符号化方式は、8×8の画素ブロックで直交変換を行う。
例えば、野外スポーツ中継や屋外のイベント等をテレビカメラで撮影し、放送センタに送信する場合(以下、上流側と称する。)において、H.264符号化方式を使いて撮影した映像を符号化して伝送する場合、例えば、映像を4×4のブロックサイズに分割し、直交変換および量子化を行い、放送センタに送信される。一方、放送センタ内の放送設備や各家庭への映像伝送する場合(以下、下流側と称する。)、上流側で4×4のブロックサイズのH.264符号化方式で符号化された映像を、一旦、復号し、再度、例えば、ARIBの標準規格に基づいてMPEG−2符号化方式を用いて映像を符号化することとなる。この場合、下流側では、8×8の画素ブロックサイズで直交変換および量子化が行なわれることになる。このように異なる符号化方式による多段接続を行うと、8×8の画素ブロックを構成する4ヶの4×4の画素ブロックの境界にエッジ成分が現れ、下流側のMPEG−2符号化方式では、圧縮しにくい映像を再圧縮することとなり、圧縮多段接続したことにより、再生映像が劣化してしまうということになる。従って、上流側で伝送帯域が格段に拡大されるH.264符号化方式を用い、しかも、下流側でMPEG符号化方式を用いても画像劣化のない画像情報の符号化装置及び符号化方法を実現することが望まれている。
INTERNATIONAL STANDARD, ISO/IEC 14496-10, Information technologyCoding of audio-visual objects-Part 10: Advanced Video Coding
上述したように異なる符号化方式による多段接続を行うと、下流側のMPEG符号化方式では、圧縮しにくい映像を再圧縮することとなり、再生映像が劣化してしまうということになる。従って、上流側で伝送帯域が各段に拡大されるH.264符号化方式を用い、下流側でMPEG符号化方式を用いても画像劣化のない画像情報の符号化装置及び符号化方法を実現することが望まれている。
本発明の目的は、異なる符号化方式による多段接続に対しても画質劣化の少ない画像情報の符号化装置及び符号化方法を提供することである。
本発明の他の目的は、上流側に下流側のマクロブロックサイズより大きいか、同等の大きさのマクロブロックサイズの符号化方法を用いる画像情報の符号化装置及び符号化方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、上流にH.264符号化方式を用い、下流にMPEG符号化方式を用いる画像情報の符号化装置及び符号化方法を提供することである。
本発明の画像情報の符号化装置は、映像データ入力部と、上記映像データをマクロブロックに分割するマクロブロック分割部と、上記マクロブロックに分割された映像データと予測画像との差分信号を直交変換する直交変換部と、上記直交変換された信号を符号化する符号化部と、上記直交変換された信号を逆直交変換する逆直交変換部と、上記逆直交変換部の出力と上記予測画像を加算し復号画像データを生成する加算部と、上記加算部の出力から上記予測画像を生成するイントラ予測部を有し、上記イントラ予測部は、上記復号画像データを複数の画素ブロックに分割する複数の画素ブロック分割部と、上記分割された複数の画素ブロックのそれぞれについて複数の予測画像を生成する予測画像生成部と、上記予測画像生成部で生成された複数の予測画像と上記マクロブロックに分割された映像データに基づいて所定の予測画像を選択する予測モード選択部および上記復号画像データを上記複数の画素ブロック分割部のいずれの画素ブロック分割部に供給するかを制御する切替部を有するように構成される。
また、本発明の画像情報の符号化装置において、上記映像データをマクロブロックに分割するマクロブロック分割部は、上記映像データを16×16のマクロブロックに分割するマクロブロック分割部であり、上記複合画像データを複数の画素ブロックに分割する複数の画素ブロック分割部は、16×16、8×8、4×4の画素ブロックにそれぞれ分割する画素ブロック分割部である。
また、本発明の画像情報の符号化装置において、上記切替部は、上記複合画像データの供給を16×16、8×8、4×4の画素ブロック分割部と16×16、8×8の画素ブロック分割部とに切替える切替部であり、上記符号化部の出力に結合される符号化システムがMPEG方式の符号化システムの場合、上記切替部は、上記複合画像データを上記16×16、8×8の画素ブロック分割部に供給するように構成される。
また、本発明の画像情報の符号化装置において、更に、動き予測部を有し、上記動き予測部は、動き補償予測部および動き検出部からなり、上記動き検出部は、上記マクロブロックに分割された映像データを複数の画素ブロックに分割する複数の画素ブロック分割部と、上記複数の画素ブロックに分割された画素ブロックと上記復号画像データとを比較し、所定の予測画像を探索するベクトル探索部および上記ベクトル探索部の出力を選択する予測画像選択部を有し、上記動き補償予測部は、上記予測画像選択部の出力に基づいて上記復号画像データから上記所定の予測画像を出力するように構成される。
また、本発明の画像情報の符号化装置において、上記映像データをマクロブロックに分割するマクロブロック分割部は、上記映像データを16×16のマクロブロックに分割するマクロブロック分割部であり、上記マクロブロックに分割された映像データを複数の画素ブロックに分割する複数の画素ブロック分割部は、16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8、4×4画素ブロック分割部である。
更に、本発明の画像情報の符号化方法は、映像データをマクロブロックに分割するステップと、上記マクロブロックに分割された映像データと予測画像との差分信号を直交変換するステップと、上記直交変換された信号を符号化するステップと、上記直交変換された信号を逆直交変換するステップと、上記逆直交変換された信号と上記予測画像を加算し復号画像データを生成するステップと、上記復号画像データを複数の画素ブロックに分割するステップと、上記分割された複数の画素ブロックのそれぞれについて複数の予測画像を生成するステップと、上記生成された複数の予測画像と上記マクロブロックに分割された映像データに基づいて所定の予測画像を選択するステップを有し、上記復号画像データを複数の画素ブロックに分割するステップは、上記符号化された信号に関係する映像データを供給されるMPEG方式の符号化システムのマクロブロック分割のブロックサイズと等しいか、またはそれより大きいブロックサイズの画素ブロックに分割するステップである。
以上説明したように、本発明によれば、異なる符号化方式を多段接続して映像を圧縮伝送する際に発生するブロック境界のブロック雑音を抑え、再生画像の劣化を最小限におさえることができる。また、従来伝送帯域幅の制限から実現困難であった高精細の映像伝送がH.264符号化方式の持つ帯域幅の拡大により伝送が可能となる等の効果を有する。
次に、本発明を説明する前にH.264符号化方式について図4を用いて説明する。図4は、H.264符号化方式を説明するためのブロック図である。401は、入力端子である。この入力端子401には、テレビカメラ等で撮像された映像信号が、前段の例えば、映像信号処理装置(図示せず。)で輝度信号成分Yと2種類の色差信号成分CbとCrの映像データに分離され入力される。これら入力された輝度信号成分Yと2種類の色差信号成分CbとCrの映像データは、MB(Macroblock)分割部402に入力される。MB分割部402では、入力映像データを、16×16画素ブロックの輝度信号Yと、8×8画素ブロックの2つの色差信号CbとCrをひとまとまりとするマクロブロック単位の符号化対象信号MBSに変換する。これらマクロブロック単位の符号化対象信号MBSは、減算部403で後述する予測画像信号PVと減算され、予測差分画像信号PΔV1が直交変換部404に供給される。なお、入力映像データは、16×16画素ブロックの輝度信号Yと、8×8画素ブロックの2つの色差信号CbとCrをひとまとまりとするマクロブロック単位の符号化対象信号MBSであるが、説明を簡単にするために、以下の説明では、16×16画素ブロックの輝度信号Yのみを符号化対象信号として説明するが、8×8画素ブロックの2つの色差信号CbとCrについても同様である。
直交変換部404の動作を図7を用いて説明する。直交変換部404では、離散コサイン変換(DCT)のような直交変換が行われる。但し、H.264符号化方式では、整数部分のみの変換が行われる。図7は、直交変換を模式的に示したものである。直交変換は、図7(A)のように水平方向i、垂直方向jの画像の輝度データ(輝度f(i、j))を図7(B)のように水平方向空間周波数u―垂直方向空間周波数vの周波数スペクトル(直交変換係数(u、v))に変換するものである。図7において、F(0、0)は、直流成分でありブロック内の輝度の平均値を、F(u、v)は、水平方向の空間周波数u、垂直方向の空間周波数vの成分の大きさを表し、uあるいはvが大きくなるほど、空間周波数の高い成分となる。通常の画像では、輝度の持つエネルギーは、直流および低周波の交流成分に集中することが知られている。このため輝度データは、直交変換により変換することによって、直流および低周波の交流成分の係数に集中させられたデータに変換され、高い圧縮効率を実現することが可能である。
直交変換部404で空間周波数スペクトルに変換された映像データは、量子化部405で量子化する。この量子化では、人間の視覚特性が高周波成分に鈍感であり、高周波成分は荒い量子化を行なっても劣化が目立たないことから、直流成分および低周波の交流成分は細かい量子化を行ない、空間周波数が高くなるほど荒く量子化を行なうようにする。量子化部405で量子化された映像データは、可変長符号化部406に供給される。
可変長符号化部406では、量子化部405で量子化されたデータを符号化するが、直流成分と交流成分とで異なる符号化を行なう。直流成分は、前述のようにブロック内の輝度の平均値であり、隣接するブロックどうしでの相関が強いので、直前に符号化されたブロックの直流成分値との差分を取り、ハフマン符号化を行なう。一方、交流成分は、前述の直交変換の性質および量子化特性から高周波成分については、ほとんど0となるので、直交変換係数を低周波から高周波へと1次元に並べ、0でない係数とその係数までに続いた0の係数の数の組み合わせをハフマン符号化する。このようにしてマクロブロック単位の符号化対象信号MBSは、符号量を減少させることができ、画像データの圧縮が達成され、出力端子407から次段の信号処理装置へと伝送される。
また、8×8画素ブロックの2つの色差信号CbとCrについては、4×4画素ブロックの固定画素ブロックに分割され、前述と同様に直交変換部404で直交変換が行われる。直交変換部404で直交変換された色差信号は、後段の量子化部405で量子化処理が行われ、変換係数が出力される。そして、可変長符号化部406で可変長符号化され、出力端子407から圧縮された画像データとして出力される。
一方、量子化部405からの空間周波数スペクトルに変換された映像データは、逆量子化部408で輝度信号Yと色差信号CbとCrの変換係数に対し逆量子化処理を行い、更に、後段の逆直交変換部409で再生予測差分画像信号PΔV2を復元し、加算器410に出力される。加算器410では、この再生予測差分信号PΔV2と後述する予測画像信号PVを加算器410で加算することにより復号画像信号RVを再生し、記憶部411に記憶すると共に、デブロッキングフイルタ部414を介して記憶部415にも供給される。
次に、記憶部411に記憶された復号画像信号RVは、イントラ(Intra)予測部412、選択部413を介して減算部403に供給され、減算部403では、前述した予測差分画像信号PΔV1が出力される。ここで、イントラ(Intra)予測部412の構成と動作について図5を用いて説明する。図5において、入力端子501は、記憶部411に記憶されている復号画像信号RVが供給される入力端子である。入力端子501に供給される復号画像信号RVは、先に説明したようにMB分割部402で16×16画素ブロックの輝度信号Yと、8×8画素ブロックの2つの色差信号CbとCrをひとまとまりとするマクロブロック単位の符号化対象信号MBSに対応する復号画像信号RVである。この内16×16画素ブロックの輝度信号Yは、16×16画素ブロック分割部502で16×16画素ブロックに分割(この場合は、符号化対象信号MBSと同じ大きさのため、1個の画素ブロックとなる。)され、予測画像生成部505(以下、予測モードAと称する。)に供給される。また、8×8画素ブロック分割部503では、8×8画素ブロックに分割(この場合は、符号化対象信号MBSは、4個の画素ブロックに分割される。)され、予測画像生成部506(以下、予測モードBと称する。)に供給される。同様に、4×4画素ブロック分割部504では、4×4画素ブロックに分割(この場合は、符号化対象信号MBSは、16個の画素ブロックに分割される。)され、予測画像生成部507(以下、予測モードCと称する。)に供給される。
予測画像生成部502の予測モードAでは、16×16画素ブロック1個の復号画像信号RVからA0、A1、・・A3の4個の予測画像を生成し、最も最適に予測できる予測画像を1つ選択する。また、予測画像生成部503の予測モードBでは、4つの8×8画素サブマクロブロックに分割した復号画像信号RVに対してB0、B1、・・B8の9個の予測画像(合計36個)を生成し、最も最適に予測できる予測画像を1つ選択し、残っている次のブロックの予測画像生成に用いる。同様に、予測画像生成部504の予測モードCでは、16個の4×4画素サブマクロブロックに分割した復号画像信号RVに対してそれぞれC0、C1、・・C8の9個の予測画像を生成し、最も最適に予測できる予測画像を1つ選択し、残っている次のブロックの予測画像生成に用いる。なお、8×8画素サブマクロブロックの2つの色差信号CbとCrは、前述のように4×4画素ブロックの固定のサブマクロブロックに分割されるので、4×4画素ブロック分割部504で4×4画素サブマクロブロックに分割され、予測画像生成部507に供給される。
ここで、予測モードA、BおよびCの予測方法について図8を用いて説明する。図8(A)は、例えば、予測画像生成部506の予測画像生成を説明するためのベクトル図を示している。図8(A)において、B0、B1、・・・B8は、それぞれ予測モードのベクトル方向を示すもので、記憶部411に記憶されている復号画像信号RVを参照画像とし、それぞれの隣接する画素の、例えば、輝度値をこのベクトルから算出している。例えば、予測モードB1は、垂直方向のベクトル(Y方向)を表しているので、その予測画像は、図8(B)に示すように参照画像をY方向にコピーした輝度信号で表した画像を予測モードB1の予測画像としている。なお、図8(B)で示すP’00、P’10、P’20、・・P’01、・・・は、参照画像の各画素の輝度値のコピーを示す。また、例えば、予測モードB3は、45度のベクトル方向であるので、復号画像信号RVの参照画像の各画素の輝度値を45度の方向にシフトした位置の画素の輝度値とし、これを予測モードB3の予測画像とするものである。以下、同様に8×8画素ブロックの全てについて予測画像B0、B2、・・・B8を生成する。なお、上記例では、予測画像生成部506の予測モードBについて説明したが、予測画像生成部502の予測モードAおよび予測画像生成部504の予測モードCについても同様であるので、詳細な説明は省略する。
上記のようにして生成された予測画像は、最適予測モード選択部508に供給される。最適予測モード選択部508では、入力端子509からは、16×16画素、または8×8画素、または4×4画素のサブマクロブロック単位の輝度信号Yと、4×4画素のサブマクロブロック単位の2つの色差信号CbとCrの符号化対象信号MBSが供給される。そして、このサブマクロブロック単位の符号化対象信号MBSと各予測画像生成部502、503及び504で生成される予測画像とを画素単位で比較し、差分値を求め、この差分値が最小となる予測画像を予測画像PVとして出力端子510から出力する。例えば、サブマクロブロック単位の符号化対象信号MBS(図7(A)で示される画素毎の輝度信号)と図8(B)で説明した予測画像B1とを比較し、それぞれの画素の輝度値の差分値を求め、例えば、8×8画素ブロックのそれぞれの輝度値の差分値の合計をその予測画像の差分値とする。これを全ての予測画像生成部502、503および504から出力される予測画像について算出し、例えば、8×8画素ブロックのそれぞれの輝度値の差分の合計が最も小さい輝度値の画像を予測画像PVとして出力端子510から出力する。これによって予測画像PVが最適予測モード選択部508から出力され、選択部413を介して減算器403および加算器410に供給される。以上のようにしてH.264符号化方式による符号化が行われる。なお、選択部413については後述する。
次に、動き補償予測部416、動き検出部417について説明する。加算器410からの復号画像信号RVは、動き補償予測を行うために、ブロック歪を除去するデブロッキングフィルタ部414でブロック歪の除去された復号画像が記憶部415に記憶される。この記憶部415に記憶された復号画像信号RVは、参照画像として動き補償予測部416および動き検出部417に供給される。
ここで、動き検出部417の構成と動作を図6および図9を用いて説明する。図6は、動き検出部417の概略構成を示すブロック図である。図6において、601は、MB分割部402で16×16のマクロブロック単位に分割された符号化対象信号MBSが入力される入力端子である。入力端子601に入力された符号化対象信号MBSは、16×16画素ブロック分割部602、16×8画素ブロック分割部603、8×16画素ブロック分割部604、・・・4×4画素ブロック分割部608の7個の画素ブロック分割部でブロック分割され、動きベクトル探索部609に供給される。
入力端子611は、記憶部415に記憶されている参照画像が入力される。そして、動きベクトル探索部609では、参照画像と上述した7個の画素ブロック分割部で分割された分割ブロックについて、一致するブロックあるいは最も近いブロックを探索し、最も近いブロックを出力端子612から出力する。この出力端子612の出力は、動き補償予測部416および選択部413に供給される。
これについて更に詳しく説明する。例えば、符号化対象信号MBSが8×8画像ブロック分割部605で4個のブロックに分割され、その4個のブロックについて参照画像と比較され一致するブロックあるいは類似するブロックを探索する。図9(A)は、4個のブロック(BV1、BV2、BV3、BV4)の内の1個のブロックBV1を示している。また、図9(B)は、参照画像RVの中での探索範囲901を示している。本実施例では、探索範囲901は、16×16の符号化対象信号MBSを中心として縦横16画素±16画素の範囲を示している。従って、ブロックBV1を探索範囲901の中を順次画素単位に移動して一致するブロックあるいは最も類似するブロックを探索する。換言すれば、一致するブロックあるいは最も類似するブロックの探索は、よく知られているように、ブロックBV1の各画素の輝度値と探索範囲901の中の8×8のブロックの中の各画素の輝度値との差分値を演算し、8×8ブロックの各画素の差分値の加算値が最小のものをブロックBV1の差分値ΔBV1とする。なお、差分値が所定の値、例えば、ΔBVTH(閾値)以上であれば、ブロックBV1に一致するブロックあるいは類似するブロックは、ないと判断する。このようにして4個のブロック(BV1、BV2、BV3、BV4)の全てについて探索を行う。この場合のΔBVTH(閾値)は、前もって実験的に求め設定することができる。
上記のような方法で動きベクトル探索部609では、それぞれの画素ブロック分割部602、603、・・・608での各画素ブロック毎に最小の輝度の差分値が演算されるので、その出力が動き最適予測画像選択部610に供給される。即ち、動きベクトル探索部609でそれぞれ探索された7個のブロックが動き最適予測画像選択部610に供給され、動き最適予測画像選択部610では、これら7個のブロックから最も差分値の小さい分割ブロックを最適予測画像として選択する。
動き最適予測画像選択部610の出力は、動き補償予測部416および選択部413に供給される。動き補償予測部416では、動き最適予測画像選択部610の検出結果に基づいて記憶部415に記憶されている参照画像から最も差分値の小さい分割ブロック、即ち、最適予測画像が選択され、選択部413を介して減算部403および加算器410に供給される。
そして、選択部413は、次のように動作する。先に説明したように、動き検出部417の動きベクトル探索部609では、差分値が所定の値、例えば、ΔBVTH(閾値)以上であれば、例えば、ブロックBV1に一致するブロックあるいは類似するブロックは、ないと判断すると説明した。従って、全てのブロックについて動きベクトル探索を行い、符号化対象信号MBSと記憶部415に記憶されている参照画像との間で一致するブロックあるいは類似するブロックがない場合は、動き検出部417から出力信号が出ないこととなる。この場合は、先に説明したイントラ予測部412の出力が選択部413で選択され、減算部403および加算器410に供給される。また、動き検出部417の動き最適予測画像選択部610で最も差分値の小さい分割ブロックが選択された場合には、選択部413は、動き補償予測部416の出力を選択し、減算部403および加算器410に供給する。
なお、上記の説明では、輝度信号Yについてのみ説明したが、色差信号については、4×4の固定画素ブロックに分割する場合を除いて輝度信号と同様の処理を行っているので詳細な説明は省略する。
次に、本発明の一実施例を図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例の概略構成のブロック図である。図1において、101は、MPEG2符号化システム、102は、イントラ(intra)予測部、103は、動き補償予測部、104は、動き検出部、105は、操作部を示す。また、106は、動き予測部であり、動き補償予測部103および動き検出部104で構成されている。なお、図4と同じものには同じ符号が付されている。
ここで、図1に示す本発明の一実施例を説明する前に本発明の基本的な原理を説明する。先に図4で説明したH.264符号化方式において、イントラ予測部412は、記憶部411に記憶された復号画像信号RV(16×16画素ブロックの符号化対象信号MBSに対応する。)から16×16、8×8、4×4の画素ブロックに分割され、22個の予測画像が生成され、その中から最適の予測画像PVが出力されることを説明した。従って、イントラ予測部412の出力としては、図5に示す最適予測モードの選択部508の選択により16×16、8×8、4×4の画素ブロックのいずれかの画素ブロックが出力される。その結果、直交変換部404で行われる直交変換の処理単位は、イントラ予測部412の出力に応じて自動的に切替わる。即ち、16×16画素ブロックの場合には、直交変換の処理単位は、16×16画素ブロック単位に、また、8×8画素ブロックの場合には、直交変換の処理単位は、8×8画素ブロック単位に、そして、4×4の画素ブロックの場合には、直交変換の処理単位は、4×4画素ブロック単位に自動的に切替わり直交変換が行われる。
一方、H.264符号化方式で符号化された映像データは、可変長符号化部406から出力され、後段のMPEG2符号化システム101に供給される。なお、図1では、可変長符号化部406の出力が直接、後段のMPEG2符号化システム101に供給されるように記載されているが、実際のシステムでは、可変長符号化部406の出力は、復号化処理等必要な信号処理がなされ、伝送路を介して後段のMPEG2符号化システム101に供給されることは言うまでもない。また、図1の一実施例では、MPEG2符号化システム101として説明するが、JPEG、MPEG−1、MPEG−4等の符号化システムであってもよい。
さて、後段のMPEG2符号化システム101の符号化方式は、8×8の画素ブロックで直交変換を行うことを説明した。従って、図1に示すような画像情報の符号化装置では、上流側でH.264符号化方式を採用した場合、16×16、8×8、4×4の画素ブロックのいずれかの画素ブロックで直交変換がなされ、下流側では、8×8の画素ブロックで直交変換がなされることとなる。このような場合、上流側でH.264符号化方式の最適予測画像PVが、例えば、4×4の画素ブロックであるとすると、直交変換部404では、4×4の画素ブロックで直交変換がなされる。この場合、4×4で直交変換された画像データが下流側では、8×8の画素ブロックで直交変換がなされる場合が発生する。その結果、4×4の画素ブロックのエッジ部分にブロックノイズが発生し、再生画像を劣化させることとなる。
この原因は、次のように考えられている。即ち、符号化時にブロック内の画素の輝度値を周波数スペクトルで表現しているが、その時、各ブロックを独立に処理されるため、隣接するブロックと輝度値の連続性が保たれないことが原因と考えられる。
従って、本発明では、符号化、復号化を繰り返し行なうような場合には、図10(A)に示すように上流での符号化のブロックの大きさ(16×16分割ブロック)を、図10(B)に示すように下流での符号化のブロックの大きさ(8×8分割ブロック)に比べて大きくするか、あるいは、図11(A)に示すように上流での符号化のブロックの大きさ(8×8分割ブロック)と、図11(B)に示すように下流での符号化のブロックの大きさ(8×8分割ブロック)を一致させることが必要である。この様にすると、前述したように上流での画素ブロックのエッジ部分に発生するブロックノイズの影響が下流での符号化時に影響されることはない。この原理を適応した本発明の一実施例を図1を用いて説明する。図1において、記憶部411には、図4で説明したと同様に復号画像信号RV(16×16画素ブロックの符号化対象信号MBSに対応する。)が記憶されている。そして、記憶部411の出力がイントラ予測部102に供給される。
イントラ予測部102について図2を用いて説明する。図2は、本発明の一実施例で用いられるイントラ予測部102の具体的な構成を示すブロック図である。図2において、201は、記憶部411に記憶されている復号画像信号RVが供給される入力端子、202は、切替スイッチ、203は、操作部105に接続され、切替スイッチ202の切替えを制御する切替信号入力端子である。なお、図5と同じものには同じ符号が付されている。
次に、図2のイントラ予測部102の動作を説明する。まず、図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムがMPEG2符号化システムでない場合、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ202を端子a側に接続する。これによって記憶部411に記憶されている復号画像信号RVは、16×16画素ブロック分割部502、8×8画素ブロック分割部503、4×4画素ブロック分割部504のそれぞれに供給される。従って、最適予測モードの選択部508では、16×16画素ブロック分割部502からの予測画像A0、・・・A3が、また、8×8画素ブロック分割部503からの予測画像B0、B1、・・・B8が、そして、4×4画素ブロック分割部504からの予測画像C0、C1、・・・C8の合計22個の予測画像が生成され、これら22個の予測画像から最適な予測モード選択部508で最適な予測画像を1個選択し、これを予測画像PVとして出力する。
一方、図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムがMPEG2符号化システムの場合、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ202を端子b側に接続する。これによって記憶部411に記憶されている復号画像信号RVは、16×16画素ブロック分割部502および8×8画素ブロック分割部503の2つの画素ブロック分割部に供給される。従って、最適予測モードの選択部508では、16×16画素ブロック分割部502からの予測画像A0、・・・A3および8×8画素ブロック分割部503からの予測画像B0、B1、・・・B8の合計13個の予測画像が生成され、これら13個の予測画像から最適な予測画像を1個選択し、これを予測画像PVとして出力する。即ち、下流のシステムがMPEG2符号化システムの場合、上流に位置するH.264符号化方式を用いる画像情報の符号化装置では、16×16画素ブロックか、または、8×8画素ブロックの予測画像PVが出力されるため、下流のMPEG2符号化システムの8×8画素ブロックと同じブロックか、あるいは、これより大きい画素ブロックとなるので、前述のようなブロック雑音は発生せず、再生画像の画質劣化を最小限に抑えることができるという特徴がある。
更に、図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムが、例えば、16×16の画素ブロックの符号化システムである場合には、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ202を端子c側に接続する。これによって記憶部411に記憶されている復号画像信号RVは、16×16画素ブロック分割部502に供給される。従って、最適予測モードの選択部508では、16×16画素ブロック分割部502からの予測画像A0、・・・A3の4個の予測画像が生成され、これら4個の予測画像から最適な予測画像を1個選択し、これを予測画像PVとして出力する。
なお、上記実施例では、上流にH.264符号化方式を用いる画像情報の符号化装置で、16×16、8×8、4×4の画素ブロックを用い、下流に8×8画素ブロックのMPEG2符号化システムについて説明したが、これに限定されるものではなく、上流の符号化方式が下流の符号化方式に比べ分割される画素ブロックが同じ大きさか、それより大きい画素ブロックであれば、本発明と同様の効果が得られることはいうまでもない。
次に、動き予測部106および操作部105について説明する。加算器410からの復号画像信号RVは、動き補償予測を行うために、ブロック歪を除去するデブロッキングフィルタ部414でブロック歪の除去した復号画像が記憶部415に記憶されている。この記憶部415に記憶された復号画像信号RVは、参照画像として動き補償予測部103および動き検出部104に供給される。
ここで、動き検出部104の構成と動作を図3を用いて説明する。図3は、動き検出部104の概略構成を示すブロック図である。図3において、301は、MB分割部402で16×16のマクロブロック単位に分割された符号化対象信号MBSが入力される入力端子である。入力端子301に入力された符号化対象信号MBSは、切替スイッチ302に供給される。303は、操作部105に接続され、切替スイッチ302の切替えを制御する切替信号入力端子である。なお、図6と同じものには同じ符号が付されている。
図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムがMPEG2符号化システムでない場合、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ302を端子a側に接続する。これによってMB分割部402からの符号化対象信号MBSは、16×16画素ブロック分割部602、16×8画素ブロック分割部603、8×16画素ブロック分割部604、・・・4×4画素ブロック分割部608の7個の画素ブロック分割部でブロック分割され、動きベクトル探索部609に供給される。
入力端子611には、記憶部415に記憶されている参照画像が供給される。そして、動きベクトル探索部609では、参照画像と上述した7個の画素ブロック分割部で分割された分割ブロックについて、前述した場合と同様に一致するブロックあるいは最も近いブロックを探索し、そして、動き最適予測画像選択部610で最適予測画像となるブロックを選択し、出力端子612から出力する。この出力端子612の出力は、動き補償予測部103および選択部413に供給される。
一方、図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムがMPEG2符号化システムの場合、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ302を端子b側に接続する。これによってMB分割部402からの符号化対象信号MBSが16×16画素ブロック分割部602、16×8画素ブロック分割部603、8×16画素ブロック分割部604および8×8画素ブロック分割部605の4個の画素ブロック分割部でブロック分割され、動きベクトル探索部609に供給される。
動きベクトル探索部609および動き最適予測画像選択部610では、入力端子611に供給される記憶部415に記憶されている参照画像と上述した4個の画素ブロック分割部で分割された分割ブロックについて、前述した場合と同様に一致するブロックあるいは最も近いブロックを探索し、最適予測画像となるブロックを出力端子612から出力する。この出力端子612の出力は、動き補償予測部103および選択部413に供給される。
更に、図1に示されるシステムにおいて、可変長符号化部406の出力が供給される、下流のシステムが、例えば、16×16の画素ブロックの符号化システムである場合には、操作者は、操作部105を操作して切替スイッチ302を端子c側に接続する。これによってMB分割部402からの符号化対象信号MBSが16×16画素ブロック分割部602を介して動きベクトル探索部609に供給される。これによって前述と同様に一致するブロックあるいは最も近いブロックを探索し、最適予測画像となるブロックを出力端子612から出力する。この出力端子612の出力は、動き補償予測部103および選択部413に供給される。
動き最適予測画像選択部610の出力は、動き補償予測部103および選択部413に供給され、動き補償予測部103では、動き最適予測画像選択部610の検出結果に基づいて記憶部415に記憶されている参照画像から最も差分値の小さい分割ブロックに対応する最適予測画像を選択し、選択部413を介して減算部403および加算器410に供給する。なお、前述と同様に最適予測画像が存在しない場合(端子612からの出力がない場合)には、イントラ予測部102の出力が選択されることはいうまでもない。
以上のように本発明では、下流に接続される符号化方式の分割ブロックサイズに応じて上流に設けられた符号化方式の分割ブロックサイズを適宜切替えるように構成することによって、異なる符号化方式による多段接続においても再生映像が劣化しないという特徴を有する。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された画像情報の符号化装置及び符号化方法の実施例に限定されるものではなく、上記以外の画像情報の符号化装置及び符号化方法に広く適応することが出来ることは、いうまでも無い。
本発明の一実施例の概略構成のブロック図である。 本発明に使用するイントラ予測部の構成を示す図である。 本発明に使用する動き検出部の構成を示す図である。 従来のH.264符号化方式の概略構成のブロック図である。 従来のH.264符号化方式に使用するイントラ予測部の構成を示す図である。 従来のH.264符号化方式に使用する動き検出部の構成を示す図である。 直交変換部の動作を説明するための図である。 予測画像の作成を説明するための概念図である。 本発明の動作を説明するための図である。 本発明の原理を説明するための図である。 本発明の他の原理を説明するための図である。
符号の説明
101:MPEG2符号化システム、102、412:イントラ予測部、103、416:動き補償予測部、104、417:動く検出部、105:操作部、106:動き予測部、201、203、301、303、401、501、509、601、611:入力端子、202、302:切替スイッチ、:402:MB分割部、403:減算器、404:直交変換部、405:量子化部、406:可変長符号化部、407、510、612:出力端子、408:逆量子化部、409:逆直交変換部、410:加算器、411、415:記憶部、413:選択部、414:デブロッキングフイルタ部、502、602:16×16画素ブロック分割部、503、605:8×8画素ブロック分割部、504、608:4×4画素ブロック分割部、505、506、507:予測画像生成部、508:最適予測モードの選択部、603:16×8画素ブロック分割部、604:8×16画素ブロック分割部、606:8×4画素ブロック分割部、607:4×8画素ブロック分割部、609:動きベクトル探索部、610:動き最適予測画像選択部、901:探索範囲。



Claims (3)

  1. 入力映像データをマクロブロックに分割するマクロブロック分割部と、上記マクロブロックに分割された入力映像データと予測画像との差分信号を直交変換する直交変換部と、上記直交変換された信号を符号化する符号化部と、上記直交変換された信号を逆直交変換する逆直交変換部と、上記逆直交変換部の出力と上記予測画像を加算し復号画像データを生成する加算部と、上記復号画像データから上記予測画像を生成するイントラ予測部と、を備える画像符号化装置において、
    上記イントラ予測部は、上記マクロブロックを複数種類のサイズの画素ブロックに分割可能な第1の画素ブロック分割部と、分割された上記画素ブロックについて、上記復号画像データを参照して複数の予測画像を生成する予測画像生成部と、上記予測画像生成部で生成された複数の予測画像と上記マクロブロックに分割された入力映像データとに基づいて1つの予測画像を選択して出力する最適予測モード選択部とを有し、
    上記直交変換部は、入力映像データとの差分信号を得るのに用いた予測画像のサイズに応じた処理単位で直交変換を行うものであり、
    上記画像符号化装置は更に、上記イントラ予測部に対し、上記分割可能なサイズ或いは上記選択される予測画像のサイズを、上記符号化された信号を供給されて再度画像符号化する下流の符号化システムが用いるマクロブロック分割のブロックサイズと等しいか、またはそれより大きいブロックサイズに制限させる操作部を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 請求項1記載の画像符号化装置において、更に、動き予測部と選択部とを有し、
    上記動き予測部は、動き補償予測部および動き検出部からなり、上記動き検出部は、上記マクロブロックに分割された入力映像データを複数種類のサイズの画素ブロックに分割可能な第2のする複数の画素ブロック分割部と、上記複数の画素ブロックに分割された画素ブロックと上記復号画像データとを比較し、所定の予測画像を探索するベクトル探索部と、上記ベクトル探索部の出力を選択する予測画像選択部と、を有し、上記動き補償予測部は、上記予測画像選択部の出力に対応する上記所定の予測画像を出力し、
    上記選択部は、上記動き予測部が出力する上記所定の予測画像と、上記イントラ予測部が出力する上記1つの予測画像のうち一方を選択するものであり、
    上記操作部は、上記動き予測部に対しても、上記分割可能なサイズ或いは上記選択される予測画像のサイズを、上記符号化システムが用いるマクロブロック分割のブロックサイズと等しいか、またはそれより大きいブロックサイズに制限させることを特徴とする画像符号化装置。
  3. 入力映像データをマクロブロックに分割するマクロブロック分割ステップと、上記マクロブロックに分割された入力映像データと予測画像との差分信号を直交変換する直交変換ステップと、上記直交変換された信号を符号化する符号化ステップと、上記直交変換された信号を逆直交変換する逆直交変換ステップと、上記逆直交変換された信号と上記予測画像を加算し復号画像データを生成する加算ステップと、上記復号画像データから上記予測画像を生成するイントラ予測ステップと、を備える画像符号化方法において、
    上記イントラ予測ステップは、上記マクロブロックを複数種類のサイズの画素ブロックに分割可能な第1の画素ブロック分割ステップと、分割された上記画素ブロックについて、上記復号画像データを参照して複数の予測画像を生成する予測画像生成ステップと、上記予測画像生成ステップで生成された複数の予測画像と上記マクロブロックに分割された入力映像データとに基づいて1つの予測画像を選択して出力する最適予測モード選択ステップとを有し、
    上記直交変換ステップは、入力映像データとの差分信号を得るのに用いた予測画像のサイズに応じた処理単位で直交変換を行うものであり、
    上記画像符号化方法は更に、上記イントラ予測ステップに対し、上記分割可能なサイズ或いは上記選択される予測画像のサイズを、上記符号化された信号を供給されて再度画像符号化する下流の符号化システムが用いるマクロブロック分割のブロックサイズと等しいか、またはそれより大きいブロックサイズに制限させる操作ステップを備えたことを特徴とする画像符号化方法。
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