JP4874992B2 - 適応閾値を用いたシグナリングビットの検出 - Google Patents

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Description

本発明は、概ね、通信、より具体的には、ページング インジケータ ビットのようなシグナリングビットを検出するための技術に関する。
無線通信システムにおける無線デバイス(例えば、セルラ電話)は、通常、任意の所与の瞬間において、“アクティブ”モードまたは“アイドル”モードのような、幾つかのモードの1つにおいて動作するように設計されている。アクティブモードでは、無線デバイスは、例えば、音声またはデータ呼に対して、システム内の1つ以上の基地局とデータを積極的に交換することができる。アイドルモードでは、無線デバイスは、通常、その無線デバイスに適用され得るメッセージのために、ページングチャネル(paging channel, PCH)を監視する。このようなメッセージは、無線デバイスにかかってきた呼(incoming call)の存在を知らせるページメッセージと、無線デバイスのための他の情報およびシステムを保持するオーバーヘッドメッセージとを含み得る。
アイドルモードでは、無線デバイスは、システム内の基地局によって送信された信号を監視するために、電力を消費し続ける。無線デバイスは、携帯型であり、内蔵バッテリによって電力を供給され得る。アイドルモードの無線デバイスによる電力消費は、使用可能なバッテリ電力を低減し、これは、バッテリ充電間のスタンドバイ時間と、呼が発信または着信されたときの通話時間との両者を短くする。したがって、バッテリ寿命を延ばし、スタンドバイ時間を延ばすために、アイドルモードにおける電力消費量を最小化することが、非常に望ましい。
アイドルモードにおける電力消費量を低減する1つの一般的な技術では、ユーザ別メッセージを、送るとしても、指定回数、無線デバイスへページングチャネル上で送る。ページングチャネルは、番号が付されたPCHスロットへ分割される。無線デバイスは、その無線デバイスがユーザ別メッセージを受信し得る特定のPCHスロットを割り当てられる。このようなスロット化されたページングチャネルを使用して、無線デバイスは、“スロット化された(slotted)”モードで動作することができ、それによって、無線デバイスは、連続的ではなく、定期的に、システム内の基地局からのメッセージのために、ページングチャネルを監視する。スロット化されたモードでは、無線デバイスは、その割り当てられたPCHスロットより前に、“スリープ(sleep)”状態から起き(wake up)、“アウェイク(awake)”状態に入り、メッセージのためにページングチャネルを処理する。無線デバイスは、受信したメッセージが、そのデバイスに追加のタスクを行うように要求しているときは、アウェイク状態に留まり、そうでなければ、スリープ状態に戻る。次にアウェイク状態になる間の期間において、無線デバイスは、スリープ状態であり、基地局は、ページまたはユーザ別メッセージを無線デバイスへ送らない。無線デバイスは、バッテリ電力を節約するために、可能な限り多くの回路をスリープ状態に電力を落とす。
アイドルモードにおける電力消費量をさらに低減する別の技術では、クイック ページング チャネル(quick paging channel, QPCH)を使用して、ページメッセージが、無線デバイスのためのページングチャネル上で送信され得るかどうかを示す。cdma2000において、クイック ページング チャネルは、二値のオン/オフ(On/Off)ビットとして送信される多数のページング インジケータ ビットを運ぶ。無線デバイスは、割り当てられたPCHスロットと関係付けられた各QPCHスロットに対して、2つのページング インジケータ ビットを割り当てられる。無線デバイスは、ページング インジケータ ビットを素早く検出し、ページング インジケータ ビットが、メッセージがその無線デバイスのためのページングチャネル上で送信されないことを示しているときは、ページングチャネルを処理せずに、スリープ状態に直ちに入ることができる。
ページング インジケータ ビットの正確な検出は、良い性能を実現し、スタンドバイ時間を向上するのに重要である。ページング インジケータ ビットが実際はオフであるときに、それらをオンとして誤って検出すると、アウェイク時間を増し、送られていないメッセージのためにページングチャネルを処理することになる。逆に、ページング インジケータ ビットが実際はオンであるときに、それらをオフとして誤って検出すると、ページメッセージを見落とすことになり、呼を見落とす結果になり得る。これらの結果は全て望ましくない。
したがって、技術において、ページング インジケータ ビットを正確に検出する技術が必要とされている。
適応閾値を使用して、シグナリングの検出を行う技術が、本明細書に記載されている。これらの技術は、ページングインジケータ(paging indicator bit, PI)ビット、同報通信インジケータ(broadcast indicator, BI)ビット、構成変更インジケータ(configuration change indicator, CCI)ビット、電力制御(power control, PC)ビット、確認応答(acknowledgement, ACK)ビット、および他の符号化されていないビットのような、種々のタイプのシグナリングに使用され得る。
シグナリングビット(例えば、PIビット)を検出する実施形態では、シグナリングビットによって観測(observe)されるチャネル状態は、(例えば、パイロット強度推定値によって)推定される。チャネル状態は、信号によって観測される全ての結果を含み、信号を確実に受信する能力を決める。シグナリングビットのメトリックは、シグナリングビットに対する回復されたシンボル(recovered symbol)と推定チャネル状態とに基づいて計算される。メトリックに対する適応閾値は、推定チャネル状態に基づいて選択される。推定チャネル状態に対して、第2の閾値も使用され得る。次に、メトリック、適応閾値、推定チャネル状態、および第2の閾値に基づいて、シグナリングビットに対する決定が得られる。一例として、PI値ビットは、(1)パイロット強度推定値がパイロットの閾値(第2の閾値)よりも小さいときは、消去として、(2)パイロット強度推定値がパイロットの閾値よりも大きく、メトリックが適応閾値よりも小さいときは、オフ値として、または(3)パイロット強度推定値がパイロットの閾値よりも大きく、メトリックが適応閾値よりも大きいときは、オン値として宣言され得る。
推定チャネル状態の多数の範囲に対する適応閾値に対して、多数の閾値を、各範囲に対して1つの閾値ずつ、得ることができる。これらの閾値は、所与のシグナリングビットが、指定値(例えば、オン)として送信されているとき、そのビットをその指定値として正しく検出する所望の確率を達成するように得ることができる。ルックアップテーブルは、多数の閾値を記憶し、任意の所与の推定チャネル状態に対する適切な適応閾値を与え得る。
1つの態様において、通信システムにおいてシグナリングの検出を行う方法であって、シグナリングビットのメトリックを計算することと、シグナリングビットによって観測されるチャネル状態を推定することと、推定チャネル状態に基づいて、第1の閾値を選択することと、メトリックと第1の閾値とに基づいて、シグナリングビットに対する決定を得ることとを含む方法が与えられる。
別の態様において、通信システムにおける装置であって、シグナリングビットのメトリックを計算するように動作する計算ユニットと、シグナリングビットによって観測されるチャネル状態を推定するように動作する推定器と、推定チャネル状態に基づいて、第1の閾値を与えるように動作するルックアップテーブルと、メトリックと第1の閾値とに基づいて、シグナリングビットに対する決定を得るように動作する決定ユニットとを含む装置が与えられる。
別の態様において、第1のページングインジケータ(paging indicator, PI)ビットのために計算された第1のメトリック値と、推定チャネル状態に基づいて選択された適応閾値とに基づいて、第1のPIビットに対する第1の決定を得て、第2のPIビットのために計算された第2のメトリック値と適応閾値とに基づいて、第2のPIビットに対する第2の決定を選択的に得るように実施可能な命令を記憶するプロセッサ読み出し可能媒体が与えられる。
本発明の種々の別の態様および実施形態が、さらに詳しく別途記載される。
本発明の特徴および性質は、別途記載される詳細な説明から、同じ参照符号が全体的に対応するように同定している図面と共に採用されるとき、より明らかになるであろう。
“例示的”という用語は、本明細書において“例、事例、または実例としての役割を果たす”ことを意味するために使用されている。本明細書に記載されている何れの実施形態または設計も、他の実施形態または設計よりも好ましいまたは好都合であると、必ずしも解釈されると限らない。
図1は、無線通信システム100を示している。システム100は、多数の基地局110を含み、基地局110は、多数の無線デバイス120に通信有効範囲を与えている。基地局は、通常、無線デバイスと通信する固定局であり、ベース トランシーバ システム(base transceiver system, BTS)、ノードB、アクセスポイント、または何か他の用語でも呼ばれ得る。無線デバイスは、固定型であっても、移動型であってもよく、移動局(mobile station, MS)、ユーザ装置(user equipment, UE)、ユーザ端末(user terminal, UT)、ハンドセット、加入者ユニット、または何か他の用語でも呼ばれ得る。
図1に示されているように、無線デバイスは、システムの全体にわたって散らばり得る。各無線デバイスは、任意の所与の瞬間において、順方向リンクまたは逆方向リンク、あるいはこの両者上で、1つ以上の基地局と通信し得る。順方向リンク(または、ダウンリンク)は、基地局から無線デバイスへの通信リンクを指し、逆方向リンク(または、アップリンク)は、無線デバイスから基地局への通信リンクを指す。図1において、実線の矢印は、基地局から無線デバイスへのユーザ別データ送信を示している。点線の矢印は、無線デバイスが、基地局から、パイロットおよびシグナリング(例えば、ページング インジケータ ビット、ページメッセージ、等)を受信しているが、ユーザ別データ送信ではないことを示している。単純にするために、図1には、逆方向リンク送信は示されていない。
本明細書に記載されているシグナリング検出技術は、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access, CDMA)システム、時分割多元接続(Time Division Multiple Access, TDMA)システム、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access, FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access, OFDMA)システム、等のような、種々の通信システムに使用され得る。CDMAシステムは、cdma2000および広帯域CDMA(Wideband-CDMA, W-CDMA)のような、1つ以上のCDMA無線アクセス技術(radio access technology, RAT)を実施し得る。cdma2000は、IS−2000、IS−856、およびIS−95標準をカバーする。TDMAシステムは、グローバル システム フォー モバイル コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications, GSM)のような、1つ以上のTDMA RATを実施し得る。これらの種々のRATおよび標準は、技術において周知である。分かり易くするために、シグナリング検出技術は、cdma2000においてページングチャネル(paging channel, PCH)と組合せて使用されるクイック ページング チャネル(quick paging channel, QPCH)上で送られるページングインジケータ(paging indicator, PI)ビットについて具体的に後述される。
図2は、cdma2000におけるQPCHとPCHとのタイミングの整列を示している。PCHは、ページメッセージをアイドルの無線デバイスへ送るのに使用される。アイドルの無線デバイスとは、システムに登録し、アイドルモード中の無線デバイスである。ページメッセージは、任意のときに送られ、比較的に長いものであり得るので、ページメッセージのためにPCHを監視し続けると、アイドルモード中にバッテリの充電を相当に消耗し得る。QPCHおよびPCHは、アイドルの無線通信デバイスが、ページメッセージを受信する時間の僅かな部分の間のみアクティブであることを必要とするように設計される。
cdma2000において、PCHは、PCHスロットへ分割される。各PCHスロットは、80ミリ秒(millisecond, ms)の継続期間をもち、4つの20ミリ秒のフレームへさらに分割される。各無線デバイスは、PCHスロットを割り当てられ、PCHスロットは、時間間隔TPCHずつ間隔を空けられており、これは、無線デバイスに適用可能なスロット サイクル インデックス(slot cycle index, SCI)によって判断される。各無線デバイスに割り当てられる特定のPCHスロットは、無線デバイスのための識別情報によって判断される。この識別情報は、各無線デバイスに固有の国際移動体加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identifier, IMSI)、移動体識別番号(Mobile Identification Number, MEN)、電子通し番号(Electronic Serial Number, ESN)、仮移動体加入者ID(Temporary Mobile Subscriber ID, TMSI)、等であり得る。2つ以上の無線デバイスが、各PCHスロットに割り当てられ得る。
cdma2000において、QPCHは、QPCHスロットへ分割される。各QPCHスロットも、80ミリ秒の継続期間をもち、そのQPCHスロットの100ミリ秒後に始まる1つのPCHスロットと関係付けられている。各QPCHスロットは、A、B、A’、およびB’と表示されている4つのフレームにさらに分割される。各フレームは、フルレートで192PIビット、ハーフレートで96PIビットを保持する。したがって、QPCHは、フルレートで9600PIビット/秒か、またはハーフレートで4800PIビット/秒の何れかで送信され得る。各PIビットは、オン/オフキーイングで送信され、(1)オフビットを表わす‘0’ビット値は、ゼロの電力で送信され、(2)オンビットを表わす‘1’ビット値は、指定された電力レベルで送信される。後述において、‘1’、オン、オンビット、およびオン値は、交換可能に使用され、‘0’、オフ、オフビット、およびオフ値も、交換可能に使用される。
システムに登録している各無線デバイスは、各割り当てられたQPCHスロットに対して、2つのPIビットを割り当てられる。割り当てられたQPCHスロットは、割り当てられたPCHスロットの100ミリ秒前に始まるQPCHスロットである。各割り当てられたPIビットの位置は、ハッシュ関数によって判断され、ビットごとに変わる。各割り当てられたQPCHスロットに対する、割り当てられたPIビットの対は、(1)第1のPIビットがフレームAにおいて送られ、第2のPIビットがフレームA'において送られるか、または(2)第1のPIビットがフレームBにおいて送られ、第2のPIビットがフレームB'において送られるように、送られる。この送信方式は、2つのPIビットが、少なくとも20ミリ秒分、離され、第2のPIビットが、関係付けられたPCHスロットが始まる少なくとも20ミリ秒前に到達することを保証する。QPCHは、PCHと共に使用され、PCHの制御チャネルのように機能する。各QPCHスロット内のPIビットは、ページメッセージが、関係付けられたPCHスロットにおいて送られようとしていることを、無線デバイスに知らせるクイックページング信号である。
基地局が、ページメッセージを無線デバイスへPCH上で送る(または、無線デバイスに、起きて(wake up)、新しい構成情報を受信するように要求する)とき、基地局は、その無線デバイスに割り当てられたQPCHスロット内の両者のPIビットを“オン”にする。2つ以上の無線デバイスが、任意の所与のPIビットにハッシュ/マップし、それを割り当てられ得るので、割り当てられたPIビットをオンとして検出することは、無線デバイスが、関係付けられたPCHスロット内のページメッセージ(または、構成情報)を実際に受信することを保証しない。しかしながら、無線デバイスが、検出されたPIビットを、無線デバイスがページングまたは他の情報のための関係付けられたPCHスロットを処理する必要がないことを意味するオフとして解釈することもある。次に、無線デバイスは、PIビットを処理した後で、PCHを処理することなく、電力を切断し得る。ページメッセージは符号化されていて、長いものであり得るので、この早期の電力の切断は、電力消費量を相当に低減し得る。
同報通信インジケータ(broadcast indicator, BI)ビットも、PIビットと同様のやり方で送られ得る。BIビットは、2400BIビット/秒のレート、すなわち4分の1レートで送られ、したがって、4分の1レートのPIビットと呼ばれる。無線デバイスは、BIビットを、PIビットと同様のやり方で処理し得る。
各基地局は、パイロットの既知のシンボルを運ぶパイロットチャネルを送信する。無線デバイスは、パイロットを、コヒーレントなデータ復調、信号強度検出、時間同期、周波数訂正、等のような種々の目的に使用する。パイロットチャネルは、TxPpilotと示される所定の電力レベルで送信される。QPCHは、パイロット電力レベルからオフセットした電力レベルで送信され、すなわち、TxPQPCH=TxPpilot+Δである。なお、TxPQPCHは、QPCHの電力レベルであり、Δは、構成可能なパラメータである。cdma2000において、電力のオフセット/デルタΔは、組{−5,−4,−3,−2,−1,0,1,2}から選択され得る。なお、組の中の値は、デシベル(decibel, dB)の単位である。QPCHのレートおよび電力のオフセットΔは、拡張システム パラメータ メッセージによって、全無線デバイスへ同報通信される。
図3は、QPCH上で送られたPIビットを検出することができる無線デバイス120のブロック図を示している。アンテナ306は、システム内の基地局によって送信された変調された信号を受信し、受信信号を与える。マルチパス環境では、所与の基地局によって送信された変調された信号は、多くの場合に、多数の信号経路を介して無線デバイスに到達する。したがって、アンテナ306からの受信信号は、無線デバイスによって受信されることができる各基地局からの変調された信号の多数のインスタンスを含み得る。受信信号内の各信号のインスタンス(または、マルチパス)は、特定の大きさ、位相、および到達時間と関係付けられる。
受信機ユニット(receiver unit, RCVR)308は、アンテナ306からの受信信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、または周波数ダウンコンバート)、調整された信号をディジタル化し、データサンプルを与える。それらは、IinおよびQinとして示されている。後述において、“I”は、同相成分を示し、“Q”は、複素量の直交成分を示している。復調器310は、受信機ユニット308からデータサンプルを受信し、処理する。復調器310内のサーチャ(図3には示されていない)は、受信信号内の強いマルチパスをサーチし、ある特定の基準を満たす各マルチパスを識別する。次に、1つのフィンガプロセッサ320が割り当てられ、目的とする各マルチパス、例えば、十分な強度をもつ各マルチパスを処理する。処理のために割り当てられた各マルチパスは、特定の基地局からであり、特定の到達時間をもつ。これらの2つの情報は、サーチャによって与えられる。
各割り当てられたフィンガプロセッサ320内において、擬似乱数(pseudo-random number, PN)逆拡散器322は、受信機ユニット308からのデータサンプルと、その割り当てられたマルチパスのPN系列とを受信する。このPN系列は、割り当てられたマルチパスと関係付けられた基地局のためのものであり、マルチパスの到達時間に対応する時間オフセットをもつ。PN逆拡散器322は、データサンプルをPN系列で逆拡散し、逆拡散されたサンプルを与える。
パイロットを回復するために、パイロットプロセッサ324は、逆拡散されたサンプルを、パイロットチャネルに使用されたウォルシュコードでデカバー(または、乗算)し、デカバーされたサンプルを、パイロットのウォルシュコードの長さにわたって蓄積し、検出されたパイロットシンボルを与える。パイロットプロセッサ324は、さらに加えて、検出されたパイロットシンボルをローパスフィルタでフィルタにかけ、フィルタにかけられたパイロットシンボル(pilot symbol)を与える。それらは、IpilotおよびQpilotとして示されている。
QPCHを処理するために、データプロセッサ326は、逆拡散されたサンプルを、QPCHに使用されたウォルシュコードでデカバーし、デカバーされたサンプルを、QPCHのウォルシュコードの長さにわたって蓄積し、検出されたデータシンボル(data symbol)を与える。それらは、IsymおよびQsymとして示されている。データ復調器(demodulator, Demod)328は、検出されたデータシンボルに対して、フィルタにかけられたパイロットシンボルで、コヒーレント(または、データ)復調を行い、復調されたシンボル(demodulated symbol)を与える。それらは、IdemおよびQdemとして示されている。
結合器ユニット330は、全ての割り当てられたフィンガプロセッサ320から、復調されたシンボルを受信し、結合する。結合器ユニット330内において、シンボル結合器332は、全ての割り当てられたフィンガプロセッサ320から、復調されたシンボルを受信し、割り当てられたマルチパスの到達時間に基づいて、これらのシンボルを整列させて、時間的に整列したシンボルを結合する。レートアキュムレータ334は、異なるQPCHレートのために必要に応じて、多数のシンボルを蓄積し、QPCHの回復されたシンボルを与える。それらは、IdataおよびQdataとして示されている。例えば、レートアキュムレータ334は、フルレートで2つのシンボル、ハーフレートで4つのシンボル、等を蓄積し得る。パイロット強度推定器336は、全ての割り当てられたフィンガプロセッサ320から、フィルタにかけられた、または検出された、あるいはこの両者のパイロットシンボルを受信し、これらのパイロットシンボルに基づいて、パイロット強度推定値(pilot strength estimate)を得る。それは、PSestとして示されている。パイロット強度推定値は、全ての基地局から無線デバイスによって受信された信号の信号強度を示す。
シグナリング検出器340は、PIビットに対する検出を行う。検出器340内において、メトリック計算ユニット342は、回復されたシンボルIdataおよびQdataと、パイロット強度推定値PSestとを受信し、各割り当てられたPIビットのメトリックを得る。ルック アップ テーブル346は、パイロット強度推定値を受信し、パイロット強度推定値に応じた適応閾値を与える。決定ユニット344は、各割り当てられたPIビットに対するメトリック、適応閾値、およびパイロット強度推定値を受信し、各割り当てられたPIビットに対する決定を得る。各PIビットの決定は、割り当てられたPIビットが、オン(‘1’)、オフ(‘0’)、または消去として検出されることを示し得る。消去(erasure)は、PIビットが不確か過ぎて、オンまたはオフとして決定できないことを示す。
制御装置350は、無線デバイスの種々の処理ユニットの動作を指示する。メモリユニット352は、制御装置350によって使用されるプログラムコードおよびデータを記憶する。
QPCHの処理をさらに詳しく次に記載する。i番目のマルチパスを処理するために割り当てられたi番目のフィンガプロセッサ320のデータ復調器328からの復調されたシンボルは、次のように表現され得る。
dem,i=Isym,i・Ipilot,i+Qsym,i・Qpilot,i 式(1)
dem,i=Qsym,i・Ipilot,i−Isym,i・Qpilot,i 式(2)
データ復調器328は、検出されたデータシンボル(Isym,i+jQsym,i)と、複素共役のフィルタにかけられたパイロットシンボル(Ipilot,i−jQpilot,i)との間で複素乗算を行う。フィルタにかけられたパイロットシンボルによるデータ復調は、周波数ダウンコンバージョンプロセス後の、検出されたデータシンボル内に存在する残余位相誤差を取り除く。検出されたデータシンボル、またはフィルタにかけられたパイロットシンボル、あるいはこの両者は、必要であれば、パイロットプロセッサ324およびデータプロセッサ326の処理遅延の差に相当するように、適切に遅らされる。
レートアキュムレータ334からの回復されたシンボルは、次のように表現され得る。
Figure 0004874992
式(2)は、全ての割り当てられたフィンガプロセッサからの復調されたシンボルが、適切に時間的に整列させられ、レートアキュムレータ334によって蓄積が行われないと仮定している。
1つのみのフィンガプロセッサが割り当てられ、QPCHがフルレートで送られるときは、復調されたシンボルIdemおよびQdemは、回復されたシンボルIdataおよびQdataとして直接に与えられ得る。多数のフィンガプロセッサが割り当てられているときは、全ての割り当てられたフィンガプロセッサからの復調されたシンボルは、式(2)に示されているように結合され得る。フルレートより低いQPCHレートでは、多数のシンボルを蓄積し、回復されたシンボルを得る。これは、単純にするために、式(2)には示されていない。
全ての割り当てられたフィンガプロセッサのパイロット強度推定値336からのパイロット強度推定値は、次のように表現され得る。
Figure 0004874992
式(3)において、パイロット強度推定値は、フィルタにかけられたパイロットシンボルの二乗の大きさとして得られる。さらに加えて、パイロット強度推定値は、(フィルタリングを行うことなく)検出されたパイロットシンボルに基づいて、またはフィルタにかけられたパイロットシンボルと検出されたパイロットシンボルとの両者に基づいて(例えば、フィルタにかけられたパイロットシンボルと検出されたパイロットシンボルとの複素乗算により)得ることができる。
Figure 0004874992
パイロット強度推定値は、PIビットが受信されるときに、無線デバイスによって観測されるチャネル状態の推定値として使用され得る。しかしながら、チャネル状態の推定値として、他の量も使用され得る。例えば、AGCレベルを、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator, RSSI)と組合せて使用し、チャネル状態を推定してもよい。
PIビットが、オン/オフキーイングで信号の配置(signal constellation)の同相成分および直交成分の両者において送信されるとき、PIビットを検出するための良いメトリックは、(Idata+Qdata)に比例する量である。項(Idata+Qdata)は、水平線から+45°の(1,1)の方向に沿って、Idata成分およびQdata成分を与える。実施形態において、メトリックMQPCHは、回復されたシンボルとパイロット強度推定値とに基づいて、次のように定められる。
Figure 0004874992
回復されたシンボルは、フィルタにかけられたパイロットシンボルでデータ復調した後に得られ、したがって、フィルタにかけられたパイロットシンボルからの寄与を含む。式(4)のメトリックMQPCHは、単位のない量である。他のメトリックも、回復されたシンボルまたはパイロット強度推定値、あるいはこの両者の何か他の関数に基づいて定められ得る。分かり易くするために、次の記述は、式(4)に示されているメトリックの使用を仮定する。
回復されたシンボルのIdataおよびQdataは、独立したガウス確率変数(independent Gaussian random variable)である。メトリックMQPCHの平均および標準偏差は、次の特徴をもつと示すことができる。
Figure 0004874992
Figure 0004874992
オン/オフキーイングを使用するとき、オンのPIビットは、TxPQPCH=TxPpilot+Δの電力レベルで送信され、オフのPIビットは、ゼロの電力で送信される。したがって、メトリックの平均は、送信されたPIビットがオンであるか、またはオフであるかに応じる。オフのPIビットでは、メトリックは、ゼロ平均と、式(5b)に示されているσmetricの標準偏差とに関するガウス確率変数である。オンのPIビットでは、メトリックは、式(5a)に示されているμmetricの平均と、式(5b)に示されているσmetricの標準偏差とに関するガウス確率変数である。
適応閾値(adaptive threshold)THadapおよびパイロットの閾値(pilot threshold)THpilotは、所与のPIビットがオンであるか、オフであるか、または消去であるかを判断するのに使用され得る。メトリックの標準偏差は、パイロット強度推定値の関数であるので、適応閾値も、パイロット強度推定値の関数にされ、THadap(PSest)として示され得る。適応閾値は、希望の検出率(detection probability)Pdetまたは希望の偽警報率(false alarm probability)Pfa、あるいはこの両者を達成するように設計され得る。
検出率とは、所与のPIビットがオンとして送信されているとき、そのPIビットをオンとして正確に検出する確率である。このPIビットを、オンとして送信されているときに、オフとして誤って検出すると、ページメッセージを見落とす結果になり、これは、呼を見落とすことになり得る。別途記載されるように、検出率は、見落としページメッセージの望ましい確率を達成するように選択される。所与のPIビットの検出率は、次のように表現され得る。
Figure 0004874992
なお、Q(x)は、xから無限大への正規ガウス分布関数の積分である。Q関数は、技術において知られている。
偽警報率は、所与のPIビットがオフとして送信されているときに、そのPIビットをオンとして不正確に検出する確率である。ページメッセージが無線デバイスへ送られていないとき、偽警報により、無線デバイスはPCHを処理することになり得る。これは、無線デバイスによる追加の電力消費をもたらし、スタンドバイ時間を短くする。所与のPIビットに対する偽警報率は、次のように表現され得る。
Figure 0004874992
式(7)は、オフのPIビットがゼロ平均をもつと仮定しており、オン/オフキーイングの場合である。
オンのPIビットの正しい検出は、通常、オフのPIビットの誤った検出を避けることよりも、より重要である。したがって、次のように、希望の検出率を達成するように、適応閾値を得ることができる。
THmetric(PSest)=μmetric+xdet・σmetric 式(8)
なお、xdetは、Pdet=Q(xdet)のような値である。例えば、検出率が99.95%であるとき、xdet=−3.2905である。異なるパイロット強度推定値に対して、異なる適応閾値が、(1)全パイロット強度推定値に対するμmetricの固定値と、(2)異なるパイロット強度推定値に対するσmetricの異なる値とに基づいて得ることができる。
適応閾値は、式(6)および(8)に示されているように、標準偏差σmetricの連続関数であり、σmetricは、式(5b)に示されているように、パイロット強度推定値の連続関数である。適応閾値の記憶、およびメトリックと適応閾値との比較の両者を単純にするために、パイロット強度推定値は、多数のビンまたは範囲へ分割され、適応閾値が、各ビンに対して得ることができる。
Figure 0004874992
各ビンは、1デシベルの範囲をカバーし得る。次に、適応閾値は、各ビンにおける所与のPSestの値に対して計算され、ルックアップテーブルに記憶され得る。適応閾値は、異なる電力オフセットΔまたは異なるQPCHレート、あるいはこの両者に対しても計算され得る。テーブル1は、フルレートおよびΔ=−3の電力オフセットにおける13個のビンに対する適応閾値を示している。
Figure 0004874992
各ビンに対する適応閾値は、そのビンにおける全てのパイロット強度推定値に使用され得る。例えば、−12の適応閾値は、29ないし37のパイロット強度推定値に使用され得る。その代わりに、ルックアップテーブルに記憶されている適応閾値を、(例えば、線形補間を使用して)補間し、各パイロット強度推定値に対する異なる適応閾値を得てもよい。この補間は、異なるビンに対する適応閾値の量子化による誤差を低減することができる。
図4は、広範囲のチャネル状態のもとで、オンとして送信される多数のPIビットのメトリックおよびパイロット強度推定値の散布図を示している。各PIビットにおいて、そのPIビットに対するパイロット強度推定値は、式(3)に示されているように計算され、PIビットのメトリックは、式(4)に示されているように計算される。図4には、メトリックによって判断される位置の各PIビットの点と、そのPIビットのために計算されたパイロット強度推定値の点とが示されている。
図4は、適応閾値のための曲線410、およびパイロットの閾値のための直線420も示している。曲線410は、テーブル1に示されている適応閾値に基づいて生成される。直線420は、良い結果を与えるTHpilot=12のパイロットの閾値に対して生成される。別途記載されるように、曲線410および直線420は、PIビットの検出に使用される。
図5は、PIビットを検出するプロセス500を示している。既に記載したように、QPCHを処理して、PIビットに対する回復されたシンボルを得る(ブロック510)。例えば、式(3)に示されているように、PIビットに対するパイロット強度推定値が計算される(ブロック512)。パイロット強度推定値は、PIビットによって観測されるチャネル状態の推定値として使用される。PIビットのメトリックは、例えば、式(4)に示されているように、回復されたシンボルおよびパイロット強度推定値に基づいて計算される(ブロック514)。メトリックに対する適応閾値は、パイロット強度推定値に基づいて、例えば、テーブル1に示されているようなルックアップテーブルを使用して、選択される(ブロック516)。
次に、メトリック、適応閾値、パイロット強度推定値、およびパイロットの閾値に基づいて、PIビットが決定される。図5に示されている実施形態において、パイロット強度推定値がパイロットの閾値よりも小さいときは(ブロック518に対して‘イエス’)、PIビットは、消去として宣言される(ブロック520)。弱いパイロット強度推定値は、チャネル状態が悪く、受信PIビットが不確か過ぎて、決定できないことを示す。パイロット強度推定値がパイロットの閾値よりも大きく(ブロック518に対して‘ノー’)、メトリックが適応閾値よりも小さいときは(ブロック522に対して‘イエス’)、PIビットはオフビットとして宣言される(ブロック524)。そうではなくて、パイロット強度推定値がパイロットの閾値以上であり(ブロック518に対して‘ノー’)、メトリックも適応閾値以上であるときは(ブロック522に対して‘ノー')、PIビットはオンビットとして宣言される(ブロック526)。
図4を再び参照すると、直線420の左側の全ての点、すなわち、パイロットの閾値よりも小さいパイロット強度推定値に対応する点は、消去として宣言される。直線420の右側であり、曲線410より下の全ての点は、オフビットとして宣言される。直線420の右側であり、曲線410より上の全ての点は、オンビットとして宣言される。
図5は、メトリック、適応閾値、パイロット強度推定値、およびパイロットの閾値を使用して、PIビットに対する決定を得る特定の実施形態を示している。決定は、メトリックおよび適応閾値のみに基づいて得ることもできる。例えば、PIビットに対する決定は、メトリックが適応閾値より低いときは、オフであり、メトリックが適応閾値よりも高いときは、オンであり得る(この例では、消去はない)。別の例として、メトリックが所定値(例えば、−30)よりも低いときは、PIビットに対する決定は、消去であり、メトリックが所定値よりも高く、適応閾値よりも低いときは、オフであり、メトリックが適応閾値よりも高いときは、オンであり得る。
図6は、アイドルの無線通信デバイスによって、QPCHおよびPCHを処理し、ページメッセージを受信するために行われるプロセス600を示している。最初に、無線デバイスは、割り当てられたQPCHスロット内の第1のPIビットより前に起き(wake up)、必要な回路をウォームアップ(warm up)する(ブロック610)。次に、無線デバイスは、例えば、図5のプロセス500を使用して、第1のPIビットを処理し、このPIビットに対する決定を得る(ブロック612)。ブロック614において判断されるように、第1のPIビットがオフビットとして検出されると、無線デバイスは、ブロック624へ進み、次の割り当てられたQPCHスロットまで、スリープする。そうでなければ、無線デバイスは、例えば、同じく、図5のプロセス500を使用して、第2のPIビットを処理し、このPIビットに対する決定を得る。ブロック618において判断されるように、第2のPIビットが、オフビットとして検出されると、無線デバイスは、ブロック624へ進み、次の割り当てられたQPCHスロットまで、スリープする。
第1および第2のPIビットが両者とも、オフビットとして検出されないときは、無線デバイスは、割り当てられたPCHスロットについてPCHを処理し、ページメッセージを得る(ブロック620)。ブロック622において判断されるように、ページメッセージが、追加のタスクを行う必要があると示すときは、無線デバイスはアクティブモードに留まり、要求されたタスクを行う(ブロック626)。そうでなければ、無線デバイスは、次の割り当てられたQPCHスロット内の第1のPIビットまで、スリープする(ブロック624)。図6には示されていないが、無線デバイスは、第1のPIビットと第2のPIビットとの間、または第2のPIビットと割り当てられたPCHスロットとの間、あるいはこの両者の間においてスリープし得る。
同じ適応閾値およびパイロットの閾値は、第1のPIビットと第2のPIビットの両者に使用され得る。その代わりに、異なる適応閾値または異なるパイロットの閾値、あるいはこの両者が、2つのPIビットに対して使用されることもある。
図6に示されているように、割り当てられたQPCHスロット内の第1のPIビットと第2のPIビットの両者が、オフとして検出されない(もしくは、オンまたは消去、あるいはこの両者として検出される)ときは、無線デバイスはPCHを処理する。PIビットの何れかが、オフとして検出されるときは、無線デバイスはPCHの処理をスキップする。したがって、ページメッセージの受信は、(1)PIビットをオンとして適切に検出するとき、および(2)PCH上で送られたページメッセージを正確に復号するときの両者において予測される。PCHに対する実際のメッセージ誤り率(message error rate, MER)は、次のように表現され得る。
MEReff=MERorig・PQPCH+(1−PQPCH) 式(9)
なお、PQPCHは、QPCHの(2つのPIビットに対する)総検出率であり、
MERorigは、PCHのもともとの(original)メッセージ誤り率であり、
MEReffは、PCHの実際の(effective)メッセージ誤り率である。
MERorigは、割り当てられたPCHスロットが常に処理されていると仮定して、適度に良いチャネル状態において、PCH上でページメッセージを不正確に復号する確率である。MEReffは、ページメッセージを見落とす確率であり、これは、(1)割り当てられたPIビットの検出における誤りのために、無線デバイスがPCHを処理するのに失敗するか、または(2)無線デバイスはPCHを処理するが、ページメッセージを誤って復号するときに生じる。PIビットが誤って検出されると(これは、(1−PQPCH)の確率をもつ)、ページメッセージは見落とされる。PIビットが正確に検出されると(これは、PQPCHの確率をもつ)、ページメッセージは、MERorigの確率で誤って復号される。
MERorigは、通常、システム設計によって判断される。希望のMEReffは、通常、分かっている。要求される総検出率PQPCHは、所与のMERorigおよび希望のMEReffに基づいて、式(9)を使用して、計算され得る。各PIビットの検出率は、次のように表現され得る。
QPCH=Pdet・Pdet 式(10)
したがって、Pdetは、MERorigおよびMEReffによって判断される。例えば、MERorig=1%および希望のMEReff=1.1%(これは、MERorigの10%の劣化に相当する)であるとき、PQPCH≧99.90%およびPdet≧99.95%である。したがって、適応閾値は、式(6)および(8)を使用して、要求される検出率Pdetを達成するように設計され得る。
MERorigは、異なるチャネル状態に対してほぼ一定であると仮定され得る。PdetおよびPQPCHが、適応閾値を使用して、異なるチャネル状態に対してほぼ一定であるときは、MEReffも、異なるチャネル状態に対してほぼ一定である。MERorigが、チャネル状態に応じて変わるときは、MEReffが異なるチャネル状態に対してほぼ一定であるように、異なるPdetの値が、異なるPSestの値に対して選択され得る。ほぼ一定のMEReffが、異なるチャネル状態に対して同様の性能を与えることが望ましい。
本明細書に記載されたシグナリング検出技術は、PIビット、BIビット、CCIビット、電源制御装置ビット、確認応答ビット、等のような種々のタイプのシグナリングビットを検出するのに使用され得る。一般に、シグナリング検出に使用されるメトリックは、シグナリングビットが送信されるやり方に応じる。オン/オフキーイングのための例示的なメトリックは、式(4)に示されている。メトリックは、Mが任意の整数値であり得る場合に、M−PSK、M−QAM、等のような他の変調方式のための他のやり方で定められ得る。適応閾値は、使用に選ばれたメトリックの統計値(例えば、平均および標準偏差)に依存する。適応閾値は、例えば、検出率、偽警報率、等のような、目的とする1つ以上の確率にも依存する。目的とする1つ以上の確率は、通常、シグナリングビットが使用される目的の応用(例えば、ページメッセージ)、希望の目標(例えば、低いMEReff、より長いスタンドバイ時間、等)、および場合によっては、他の要素によって判断される。したがって、シグナリング検出技術は、他のシグナリングビットおよび目的の応用に適応させられ得る。
シグナリング検出技術は、種々の無線および有線通信システムにも使用され得る。分かり易くするために、この技術は、cdma2000におけるQPCHおよびPCHについて具体的に記載された。この技術は、例えば、W−CDMAにおけるページング インジケータ チャネル(paging indicator channel, PICH)のような他のシグナリングチャネルにも使用され得る。この技術は、(上述の)無線デバイスおよび基地局にも使用され得る。
本明細書に記載されているシグナリング検出技術は、種々の手段によって実施され得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組合せにおいて実施され得る。ハードウェアの実施では、シグナリング検出を行うのに使用される処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、ディジタル信号処理デバイス(digital signal processing device, DSPD)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic devices, PLD)、フィールド プログラマブル ゲート アレイ(field programmable gate array, FPGA)、プロセッサ、制御装置、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載されている機能を実行するように設計された他の論理ユニット、またはその組合せの中で実施され得る。
ソフトウェアの実施では、シグナリング検出技術は、本明細書に記載されている機能を行うモジュール(例えば、手続き、機能、等)で実施され得る。ソフトウェアコードは、メモリユニット(例えば、図3のメモリユニット352)に記憶され、プロセッサ(例えば、制御装置350)によって実行され得る。メモリユニットは、プロセッサ内で実施されても、またはプロセッサの外部で実施されてもよい。例えば、制御装置350は、図5のプロセス500または図6のプロセス600、あるいはこの両者を実施し得る。
開示されている実施形態のこれまでの記述は、当業者が本発明を作成または使用するのを可能にするために与えられている。これらの実施形態への種々の変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書に定められている一般的な原理は、本発明の意図および範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示されている実施形態に制限されることを意図されておらず、本明細書に開示されている原理および斬新な特徴に矛盾しない最も幅広い範囲にしたがう。
無線通信システムを示す図。 cdma2000におけるQPCHおよびPCHのタイミングの整列を示す図。 無線デバイスのブロック図を示す図。 PIビットのメトリックおよび適応閾値の分布を示す図。 PIビットを検出するプロセスを示す図。 QPCHおよびPCHを処理して、ページメッセージを受信することを示す図。
符号の説明
100・・・無線通信システム、110・・・基地局、120・・・無線デバイス、306・・・アンテナ、500,600・・・プロセス。

Claims (30)

  1. 通信システムにおいてシグナリングの検出を行う方法であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信することと
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復することと
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定することと、
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から前記シグナリングビットのメトリックを計算することと、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現する選択することと、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、シグナリングビットに対する決定を得ることと、
    を含む方法。
  2. 前記決定を得ることは、
    前記メトリックが第1の閾値よりも大きいときは、前記シグナリングビットが第1の値であると宣言することと、
    前記メトリックが第1の閾値以下であるときは、前記シグナリングビットが第2の値であると宣言することと
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定を得ることは、
    前記推定チャネル状態が第2の閾値よりも小さいときは、前記シグナリングビットが消去であると宣言することと、
    前記メトリックが適応閾値よりも大きく、前記推定チャネル状態が第2の閾値よりも大きいときは、前記シグナリングビットが第1の値であると宣言することと、
    前記メトリックが適応閾値よりも小さく、前記推定チャネル状態が第2の閾値よりも大きいときは、前記シグナリングビットが第2の値であると宣言することと
    を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記チャネル状態を推定することは、
    受信された前記パイロットシンボルをフィルタにかけることと、
    このフィルタにかけられたパイロットシンボルに基づいて、前記パイロット強度推定値を得ることと、
    を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記適応閾値を選択することは、
    各範囲がそれぞれの閾値と関係付けられている複数の範囲の中で、前記推定チャネル状態が何れの範囲内に入るかを判断することと、
    前記推定チャネル状態が入る範囲に基づいて、前記適応閾値を選択することと、
    を含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記推定チャネル状態が入る範囲に基づいて、前記適応閾値を選択することは、
    前記推定チャネル状態が入る範囲に対応する閾値を、前記適応閾値として与えることを含む請求項5に記載の方法。
  7. 前記推定チャネル状態が入る範囲に基づいて、前記適応閾値を選択することは、
    少なくとも2つの範囲に対する少なくとも2つの閾値において補間を行い、前記適応閾値に対する値を得ることを含み、前記少なくとも2つの範囲の1つは、前記推定チャネル状態が入っている範囲である請求項5に記載の方法。
  8. 前記シグナリングビットが指定値として送信されるときに、シグナリングビットを指定値として正確に検出する特定の確率を達成するように、前記複数の範囲に対する複数の閾値を得ることをさらに含み、前記指定値が‘1’または‘0’の何れかのビット値である請求項記載の方法。
  9. 前記シグナリングビットが送信されるレートに基づいて、前記複数の範囲に対する複数の閾値を得ることをさらに含む請求項に記載の方法。
  10. パイロットの電力レベルとシグナリングの電力レベルとの差に基づいて、前記複数の範囲に対する複数の閾値を得ることをさらに含む請求項に記載の方法。
  11. 通信システムにおいて、ページングチャネルにおけるシグナリングビットを検出する装置であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信するように動作する受信器と、
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復するように動作するデータプロセッサと、
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定するように動作する推定器と、
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から前記シグナリングビットのメトリックを計算するように動作するコンピュータユニットと、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を与えて、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現するように動作するルックアップテーブルと、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、前記シグナリングビットに対する決定を得るように動作する決定ユニットと、
    を含む装置。
  12. 前記ルックアップテーブルは、前記チャネル状態の複数の範囲に対する複数の閾値を記憶するように動作し、各閾値が前記チャネル状態の1つの範囲に対応する請求項11に記載の装置。
  13. 前記シグナリングビットがページングインジケータ(paging indicator, PI)ビット、電力制御ビット、または確認応答ビットである請求項11に記載の装置。
  14. 通信システムにおいて、ページングチャネルにおけるシグナリングの検出する装置であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信する手段と、
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復する手段と、
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定する手段と、
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から前記シグナリングビットのメトリックを計算する手段と、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現する手段と、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、シグナリングビットに対する決定を得る手段と、
    を含む装置。
  15. 前記チャネル状態の複数の範囲に対する複数の閾値を記憶する手段をさらに含み、各閾値が前記チャネル状態の1つの範囲に対応している請求項14に記載の装置。
  16. 受信信号から多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルを回復し、
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定し、
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から前記シグナリングビットのメトリックを計算し、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現し、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、シグナリングビットに対する決定を得るように実施可能な命令を記憶するプロセッサで読み出し可能な媒体。
  17. 無線通信システムにおいてシグナリング検出を行う方法であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信することと
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復することと
    前記パイロットシンボルに基づいて、パイロット強度推定値を得ることと、
    ページングインジケータ(PI)ビットに対する前記パイロットシンボル及びデータシンボルの回復された同相及び直交成分と前記パイロット強度推定とに基づいてページングインジケータ(PI)ビットのメトリックを計算することと、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定するチャネル状態の関数として実現するように、前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択することと
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、ページングインジケータ(PI)ビットに対する決定を得ることと、
    を含む方法。
  18. 前記ページングインジケータ(PI)ビットに対する決定を得ることが、
    前記パイロット強度推定値がパイロットの閾値よりも小さいときは、前記ページングインジケータ(PI)ビットが消去であると宣言することと、
    前記メトリックが前記適応閾値よりも大きく、前記パイロット強度推定値が前記パイロットの閾値よりも大きいときは、前記ページングインジケータ(PI)ビットがオン値であると宣言することと、
    前記メトリックが前記適応閾値よりも小さく、前記パイロット強度推定値が前記パイロットの閾値よりも大きいときは、前記ページングインジケータ(PI)ビットがオフ値であると宣言することと
    を含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記適応閾値を選択することが、
    各範囲がそれぞれの閾値と関係付けられている複数の範囲の中で、前記パイロット強度推定値が何れの範囲内に入るかを判断することと、
    前記パイロット強度推定値が入る範囲に対応する閾値を、前記適応閾値として与えることと
    を含む請求項17に記載の方法。
  20. 前記ページングインジケータ(PI)ビットがオン値として送信されているときに、前記ページングインジケータ(PI)ビットをオン値として正確に検出する特定の確率を達成するように、複数の範囲に対する複数の閾値を得ることをさらに含む請求項19に記載の方法。
  21. 無線通信システムにおいてページングチャネル中でシグナリングビットを検出する装置であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信する手段と、
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復する手段と、
    パイロットシンボルに基づいて、パイロット強度推定値を得る手段と、
    ページングインジケータ(PI)ビットに対する前記パイロットシンボル及びデータシンボルの回復された同相及び直交成分と前記パイロット強度推定との比に基づいてページングインジケータ(PI)ビットのメトリックを計算す手段と、
    前記パイロット強度推定値に基づいて選択された適応閾値を得て、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現する手段と、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、ページングインジケータ(PI)ビットに対する決定を得る手段と、
    を含む装置。
  22. 受信信号から多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルを回復し、
    前記パイロットシンボルに基づいて、パイロット強度推定値を導き出し、
    ページングインジケータ(PI)ビットに対する前記パイロットシンボル及びデータシンボルの回復された同相及び直交成分と前記パイロット強度推定との比に基づいてページングインジケータ(PI)ビットのメトリックを計算し、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を獲得して与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記メトリック及び前記推定チャネル状態の関数として実現し、
    前記メトリック及び前記適応閾値に基づいて、ページングインジケータ(PI)ビットに対する決定を導き出すように実施可能な命令を記憶するプロセッサで読み出し可能な媒体。
  23. 無線通信システムにおいてクイックページングチャネルを処理する方法であって、
    多数のパイロットシンボル及びシグナリングビットを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信することと
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復することと
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定することと
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から、第1及び第2のページングインジケータ(PI)ビットの第1及び第2のメトリック値を計算すること、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記第1及び第2のメトリック値の少なくとも1つ及び前記推定チャネル状態の関数として実現すること、
    前記第1のメトリック値及び前記適応閾値に基づいて、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットに対する第1の決定を導き出すことと
    前記第2のメトリック値及び前記適応閾値に基づいて、前記第2のページングインジケータ(PI)ビットに対する第2の決定を選択的に導き出すことと
    を含む方法。
  24. 前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値であることを示すとき、スリープに入ることと、
    前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示すとき、第2の決定を導き出すことと
    をさらに含む請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示し、前記第2の決定が、前記第2のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示すとき、前記ページングチャネルを処理することをさらに含む請求項23に記載の方法。
  26. 所与の前記ページングインジケータ(PI)ビットがオン値として送信されているとき、そのページングインジケータ(PI)ビットをオン値として正確に検出する特定の確率を達成するように、前記適応閾値を導き出すことをさらに含む請求項23に記載の方法。
  27. 前記ページングチャネルに対する特定のメッセージ誤り率を達成するように、前記適応閾値を導き出すことをさらに含む請求項23に記載の方法。
  28. 多数のパイロットシンボル及びシグナリングを表す多数のデータシンボルから構成される信号を受信し、
    この受信信号から前記多数のパイロットシンボル及び多数のデータシンボルを回復し、
    前記多数のパイロットシンボルからパイロット強度推定値を計算することによってチャネル状態を推定し、
    前記回復されたデータシンボル及び前記パイロット強度推定値から、第1及び第2のページングインジケータ(PI)ビットの第1及び第2のメトリック値を計算し、
    前記パイロット強度推定値に基づいて適応閾値を選択して、与えられたシグナリングビットをオン値として正しく検出する所望の検出確率を前記第1及び第2のメトリック値の少なくとも1つ及び前記推定チャネル状態の関数として実現し、
    前記第1のメトリック値及び前記適応閾値に基づいて、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットに対する第1の決定を導き出し
    前記第2のメトリック値及び前記適応閾値に基づいて、前記第2のページングインジケータ(PI)ビットに対する第2の決定を選択的に導き出すように実施可能な命令を記憶するプロセッサで読み出し可能な媒体。
  29. 前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値であることを示すとき、スリープを開始し、
    前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示すとき、前記第2の決定を得るようにも実施可能な命令をさらに記憶する請求項28に記載のプロセッサ読み出し可能媒体。
  30. 前記第1の決定が、前記第1のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示し、前記第2の決定が、前記第2のページングインジケータ(PI)ビットがオフ値でないことを示すとき、ページングチャネルの処理を開始するように実施可能な命令をさらに記憶する請求項28にプロセッサ読み出し可能媒体。
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