JP4869119B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP4869119B2
JP4869119B2 JP2007080048A JP2007080048A JP4869119B2 JP 4869119 B2 JP4869119 B2 JP 4869119B2 JP 2007080048 A JP2007080048 A JP 2007080048A JP 2007080048 A JP2007080048 A JP 2007080048A JP 4869119 B2 JP4869119 B2 JP 4869119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
radiator
refrigerant
drying machine
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007080048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008237390A (ja
Inventor
美暁 黒澤
洋 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007080048A priority Critical patent/JP4869119B2/ja
Publication of JP2008237390A publication Critical patent/JP2008237390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869119B2 publication Critical patent/JP4869119B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
近年、例えば家庭には、洗濯物を洗濯した後に乾燥する機能を併せ持つ洗濯乾燥機が普及している。この洗濯乾燥機は、通常の洗濯機の機構に加えて、例えばヒートポンプ式の熱交換器を備えている(例えば、特許文献1参照)。つまり、この熱交換器は、圧縮機で圧縮された冷媒を放熱する放熱器と、放熱器で放熱された後に減圧器で減圧された冷媒を蒸発させるとともに圧縮機に供給する蒸発器とを有している。
洗濯乾燥機は例えば洗濯槽を兼ねた乾燥槽を備え、この乾燥槽に設けられた空気出口及び空気入口は空気ダクトを介して接続され、この空気ダクトの通路に熱交換器が配置されている。乾燥槽の空気出口から流出する空気が、蒸発器で冷却されて除湿され、放熱器で加熱された後、乾燥槽の空気入口に流入することにより、乾燥槽内の洗濯物は乾燥する。
この熱交換器の具体的な構成例として、フィンには例えば銅やアルミニウム等からなるプレートフィンが用いられ、管には銅製の細管(管径は例えばおよそ7mm前後)が用いられている(フィンアンドチューブ式)。
特開2003−265881号公報
ところで、前述した熱交換器の空気流路に対する断面積は、一般に、前述した管の径に応じたものとなる。但し、銅製の管の細径化には組立上の限界(例えばおよそ4mm)があるとされているため、この管が複数設けられた熱交換器は空気流路に対し所定の断面積を有することとなる。このため、乾燥槽や圧縮機等が内部に密に配置されている洗濯乾燥機には、熱交換器の前記断面積の分だけ小型化がし難くなるという問題が生じる。
一方、もし管径が前述した限界値のままで単に熱交換器の断面積を小さくすれば、熱交換器の性能は低下し、よって洗濯物が乾燥し難くなる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗濯乾燥機の乾燥性能を維持しつつ、より小型化を可能とすることにある。
前記課題を解決するための発明は、ガス冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第1プレートを有し、前記圧縮機で圧縮されたガス冷媒を放熱する放熱器と、前記放熱器で放熱されたガス冷媒を減圧する減圧器と、前記減圧器で減圧されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第2プレートを有し、前記減圧器で減圧されたガス冷媒を蒸発させるとともに前記圧縮機に供給する蒸発器と、下部空気出口及び上部空気入口を有する、被乾燥物を収容する乾燥槽と、前記下部空気出口から前記上部空気入口へ空気が上方へ流れる空気ダクトと、前記第1プレート及び前記第2プレートを一体支持するヘッダと、を備え、前記蒸発器及び前記放熱器は、前記蒸発器が前記下部空気出口側となり前記放熱器が前記上部空気入口側となるように、一体形成されて前記空気ダクトの通路に配置されてなる洗濯乾燥機である。
この洗濯乾燥機によれば、第1プレート中のマイクロチューブが放熱器内にガス冷媒流路を形成し、第2プレート中のマイクロチューブが蒸発器内にガス冷媒流路を形成する。このマイクロチューブの管径は例えばおよそ1mm前後と設定することができ、これは、例えばプレートフィン及び銅製の管により構成される放熱器及び蒸発器における当該管の径(例えばおよそ7mm前後)よりもはるかに小さい。よって、第1プレート及び第2プレートともにマイクロチューブの管径に応じてより薄い形状にできるため、これにともない、放熱器及び蒸発器も薄型化できる。また、放熱器及び蒸発器は、空気ダクトの通路において、空気の上方への流れと、放熱過程から蒸発過程へのガス冷媒の流れとが対向するように配置されている。これにより、放熱器へ高温で入り蒸発器から低温で出るガス冷媒と、放熱器において空気ダクトの通路方向上方に流れるにつれ低温から高温へ温度上昇するべき空気とが効率良く熱交換できる。更に、例えば、放熱器及び蒸発器を、その第1プレート及び第2プレートの厚み以外の面が空気ダクトの通路に略沿うように構成した場合、第1プレート及び第2プレートがより薄い形状であるほど、空気抵抗は小さくなるため、その分、第1プレート及び第2プレートを空気ダクトの通路方向により長く設計することができる。これによりガス冷媒と空気との熱交換率がより向上する。つまり、マイクロチューブの管径や、第1プレート及び第2プレートの形状及び空気ダクト内の配置等を調節することにより、蒸発器及び放熱器は、熱交換率を所定レベルに維持しつつ、限られた空きスペースへ配置することが可能となる。以上から、この洗濯乾燥機は、その乾燥性能を維持しつつ、より小型化を図ることができる。
また、蒸発器及び放熱器は、一体形成により、小型化及び製造コストの低減が可能となる。これは、洗濯乾燥機の小型化及び製造コストの低減にもつながる。また、一体形成により蒸発器及び放熱器に剛性が生じれば、圧縮機の動作にともなう振動に対し共振する部分が少なくなるため、これは洗濯乾燥機の静音化に寄与する。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記第1プレート及び前記第2プレートは夫々複数のプレートからなり、前記ヘッダは、前記第1プレートにガス冷媒を分配する第1中子と、前記第2プレートにガス冷媒を分配する第2中子と、を有することが好ましい。
この洗濯乾燥機によれば、例えば第1中子及び第2中子のみを変更することにより、複数のプレート中のマイクロチューブを用いて所望のガス冷媒流路を形成できる。これにより、放熱器及び蒸発器の構成がより単純なものとなり、これは洗濯乾燥機の製造コストの低減にもつながる。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記ヘッダは、アルミニウムを材料として形成されることが好ましい。
この洗濯乾燥機によれば、放熱器及び蒸発器は、例えば銅製のプレートフィンや管等を用いる場合に比べて、アルミニウムの比重が銅の比重よりも小さい分、より軽量化される。これは洗濯乾燥機の軽量化にもつながる。また、アルミニウムの良好な熱伝導性により、放熱器及び蒸発器の熱交換率が向上する。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記マイクロチューブは、アルミニウムを材料として形成されることが好ましい。
この洗濯乾燥機によれば、放熱器及び蒸発器は、銅製の管を用いる場合に比べて、アルミニウムの比重が銅の比重よりも小さい分、より軽量化される。これは洗濯乾燥機の軽量化にもつながる。また、アルミニウムの良好な熱伝導性により、放熱器及び蒸発器の熱交換率が向上する。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記空気ダクトは、前記乾燥槽の背面側に配置されることが好ましい。
前述した放熱器及び蒸発器により例えば空気ダクトの断面をより薄型化できる。このようにより薄型化された空気ダクトを、洗濯乾燥機の背面側の限られた空きスペースに配置すれば、洗濯乾燥機の小型化につながる。また、雑音発生源ともなり得る空気ダクトを洗濯乾燥機の背面側に配置すれば、同機の静音化に寄与する。更に、空気ダクトの背面側への配置にともない、放熱器、蒸発器、及び圧縮機も同様に洗濯乾燥機の背面側にまとめて配置すれば、特に圧縮機を洗濯乾燥機の正面から遠ざけたことによる更なる静音化を実現できる。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記放熱器と前記上部空気入口との間の前記空気ダクトの通路に送風ファンを備えたことが好ましい。
この洗濯乾燥機によれば、送風ファンが放熱器から上部空気入口にかけて空気を流すことにより、下部空気出口から、蒸発器、放熱器を経て、上部空気入口へと向かう空気の流れを効果的に形成できる。これにより、ガス冷媒と空気との熱交換率を向上させることができる。また、空気ダクトの通路における例えば複雑に曲がった部分に放熱器及び蒸発器を配置する場合でも、送風ファンにより当該部分に空気流路を確実に形成できる。これにより、放熱器及び蒸発器の配置位置の自由度が高まる。
また、かかる洗濯乾燥機において、前記ガス冷媒は、二酸化炭素であることが好ましい。
超臨界圧力状態の二酸化炭素は、例えばフロン等の場合に比べて、放熱過程において空気との熱交換率がより高い。このような熱交換率の違いは、二酸化炭素が放熱器に高温で入り蒸発器から低温で出るのに対し、対向流の空気がこれと逆向きに加熱される前述した構成の場合に特に大きくなる。また、二酸化炭素は、例えばフロン等の場合に比べて、その低粘性故に、より小さい径のマイクロチューブに適用できるため、放熱器及び蒸発器のより一層の小型化が可能となる。更に、二酸化炭素は自然冷媒であるため、これを使用する洗濯乾燥機の市場が大きくなり得るという利点がある。
また、前記課題を解決するための発明は、下部空気出口及び上部空気入口を有する、被乾燥物を収容する乾燥槽と、前記下部空気出口から前記上部空気入口へ空気が上方へ流れる空気ダクトと、を備える洗濯乾燥機の前記空気ダクトを流れる空気を除湿及び加熱する熱交換器であって、圧縮機で圧縮されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第1プレートを有し、前記圧縮機で圧縮されたガス冷媒を放熱する放熱器と、前記放熱器で放熱された後に減圧器で減圧されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第2プレートを有し、前記減圧器で減圧されたガス冷媒を蒸発させるとともに前記圧縮機に供給する蒸発器と、を備え、前記蒸発器及び前記放熱器は、前記蒸発器が前記下部空気出口側となり前記放熱器が前記上部空気入口側となるように一体形成されて前記空気ダクトの通路に配置される。
この熱交換器を備えた洗濯乾燥機は、その乾燥性能を維持しつつ、より小型化を図ることができる。
洗濯乾燥機の乾燥性能を維持しつつ、より小型化が可能となる。
===洗濯乾燥機の構成例===
図1及び図2を参照しつつ本実施の形態の洗濯乾燥機1の構成例について説明する。尚、図1は、本実施の形態の洗濯乾燥機1の構成例を示す断面図である。図2は、本実施の形態の熱交換器100の構成例を示す斜視図である。また、図1、図2、及び以後述べる図3及び図5において、X軸方向は、洗濯乾燥機1の一方の側面から他方の側面への方向であり、Y軸方向は、洗濯乾燥機1の正面(−Y)から背面(+Y)への方向であり、Z軸方向は、洗濯乾燥機1の下面(−Z)から上面(+Z)への方向である。
先ず、本実施の形態の洗濯乾燥機1の全体構成について説明する。
図1に例示されるように、本実施の形態の洗濯乾燥機1は、圧縮機110と、放熱器101(図2)及び蒸発器102(図2)を有する熱交換器100と、減圧器140と、乾燥槽120と、空気ダクト130とを備えている。
圧縮機110は、所定の冷媒を圧縮するためのコンプレッサである。尚、本実施の形態の冷媒は二酸化炭素(CO)である。
熱交換器100は、後述するように、洗濯乾燥機1の空気ダクト130を流れる空気を除湿及び加熱するための手段であり、前記加熱を行う放熱器101と、前記除湿を行う蒸発器102とを有して構成されている。
減圧器140は、放熱器101で放熱された冷媒を減圧する例えば膨張弁である。後述するように、本実施の形態の減圧器140は熱交換器100に対し一体に設けられている。
乾燥槽120は、本実施の形態では洗濯槽も兼ねており、洗濯対象及び乾燥対象である洗濯物(乾燥の際には、被乾燥物)を収容可能な槽である。この乾燥槽120には、洗濯物からの水蒸気を含む空気が流出する下部空気出口132bと、熱交換器100からの高温の乾燥空気が流入する上部空気入口132aとが設けられている。
空気ダクト130は、熱交換器100の上部側(放熱器101側)から乾燥槽120の上部空気入口132aまでの空気流路を形成するために仕切板等により構成された上部ダクト130aと、乾燥槽120の下部空気出口132bから熱交換器120の下部側(蒸発器102側)までの空気流路を形成するために仕切板等により構成された下部ダクト130bとを備えている。
尚、図1に例示される洗濯乾燥機1は、洗濯物の入った洗濯槽(乾燥槽120)に注水して洗濯した後に脱水し、その後、同洗濯槽(乾燥槽120)で洗濯物を乾燥させる装置である。この洗濯乾燥機1は、前述した、圧縮機110、熱交換器100、減圧器140、乾燥槽120、及び空気ダクト130を、開閉可能な蓋3を有する筐体2内に収容している。同図の例示では、筐体2における蓋3の設けられた正面側(−Y側)は、上側(+Z側)を向くように若干傾斜しており、乾燥槽120は、その開口部が蓋3と対向するように筐体2内で同様に傾斜配置されている。これにより、洗濯乾燥機1の利用者が乾燥槽120に対して洗濯物の出し入れをし易くなっている。乾燥槽120の内側には、洗濯及び乾燥の際の攪拌手段としてのドラム121が軸部122の周りに回転自在に軸支されている。このドラム120は、所定の駆動モータ(不図示)に駆動されて軸部122の周りに回転可能となっており、その周壁には多数の孔(不図示)が設けられて通水及び通気可能となっている。
図1に例示される上部ダクト130aは、一端が乾燥槽120の上部空気入口132aに接続され、他端が筐体2の背面側(+Y側)に下向き(−Z向き)に開口している。この上部ダクト130aの途中に送風ファン131が設けられている。また、同図に例示される下部ダクト130bは、一端が乾燥槽120の下部空気出口132bに接続され、他端が筐体2の背面側に上向き(+Z向き)に開口している。本実施の形態の熱交換器100は、上部ダクト130aの前記開口部と、下部ダクト130bの前記開口部との間に嵌め込まれて例えばネジ等の固定用部材により固定配置されている。また、熱交換器100における後述する冷媒入口103d(図2)は、筐体2内の底部に設置された圧縮機110の冷媒吐出管111と接続され、熱交換器100における後述する冷媒出口103f(図2)は、同圧縮機110の冷媒吸込管112と接続されている。
尚、本実施の形態の洗濯乾燥機1は、更に洗濯機としての機構を備えているが、図示の便宜上、図1では省略されている。また、同図に例示される冷媒回路10は、熱交換器100と、圧縮機110と、減圧器140と、各種管(冷媒吐出管111、冷媒吸込管112、配管141、及び配管142)とを備えて構成されるものとする。
次に、本実施の形態の熱交換器100の構成について説明する。
図2に例示されるように、本実施の形態の熱交換器100は放熱器101及び蒸発器102を一体として備えている。放熱器101は、マイクロチューブ101bが埋め込まれた複数のプレート101a(第1プレート)を有している。蒸発器102も、複数のプレート102a(第2プレート)を有しており、プレート102aはプレート101aと同様の構成を備えている。尚、同図の例示では、放熱器101が有する第1プレートは、水平方向(X軸方向)に並列する例えば3つのプレート101aが上下方向(Z軸方向)に例えば6段配置されて構成されている。また、蒸発器102が有する第2プレートは、水平方向に並列する例えば3つのプレート102aが上下方向に例えば4段配置されて構成されている。
本実施の形態のプレート101aは、例えば特開2005−326068号公報に開示されるように、2枚の基材フィルム101dと、両基材フィルム101dの間に形成された接着層101cに複数のマイクロチューブ101bが埋め込まれたものである。具体的に図2の例示では、長方形状をなす各面の長い辺がX軸方向に一致し且つ短い辺がZ軸方向に一致するプレート101aにおいて、アルミニウム製の複数のマイクロチューブ101bは、その両開口端を±X側として上下方向に一列に埋め込まれている。尚、プレート102aの構成もこれと同様である。
本実施の形態の放熱器101を構成する例えば18枚のプレート101aの±X側には、放熱器101の上側(+Z側)から下側(−Z側)にかけて所定のマイクロチューブ101bどうしが互いに連通するように、アルミニウム製のヘッダ103、104が設けられている。図2の例示では、ヘッダ103は、側板103a、中子103b(第1中子)、及び中子103c(第1中子)から構成されている。本実施の形態では、側板103a、中子103b、及び中子103cを組み合わせて、上下方向に所定の冷媒流路を形成するヘッダ103が構成されている。具体的には、X軸方向に開口する枠形状の中子103bにおいて、Y軸方向に平行な仕切部103hの上下方向の位置を変更することにより、前述したマイクロチューブ101bどうしの連通のし方、即ちパス割りが設定可能となっている。また、中子103cは、各プレート101aのYZ断面に対応する形状の孔部103iを有し、各プレート101aのマイクロチューブ101bの開口端からの冷媒を、中子103bの開口に導くものである。一例として、放熱器101の上から第2段目乃至第5段目の12枚のプレート101a中のマイクロチューブ101bの+X側どうしが全て連通するように仕切部103hが設定されている。尚、ヘッダ104の構成もヘッダ103の構成と略同様である。
本実施の形態の蒸発器102を構成する例えば12枚のプレート102aの±X側に対しても、ヘッダ103、104は、前述した放熱器101に対する場合と同様に設けられている。本実施の形態では、放熱器101及び蒸発器102に対して共通のヘッダ103、104が用いられている。例えば、蒸発器102に対しては、当該蒸発器102用の仕切部103hを有する中子103b(第2中子)と、中子103c(第2中子)とが設けられている。尚、この場合のヘッダ104の構成もヘッダ103の構成と略同様である。
本実施の形態では、前述した、ヘッダ103、104と、複数のプレート101a、102aとは、例えば炉中ロウ付けにより一体として製造される。
本実施の形態の減圧器140は、放熱器101に接続されている配管141と、蒸発器102に接続されている配管142との間に介在するように設けられている膨張弁である。配管141及び配管142は、ヘッダ103の側板103aにおける冷媒出口103e及び冷媒入口103gに対しそれぞれ接続されている。また、圧縮機110からの冷媒吐出管111及び冷媒吸込管112は、ヘッダ103の側板103aにおける冷媒入口103d及び冷媒出口103fに対しそれぞれ接続されている。
尚、図2の例示では、冷媒出口103eは、放熱器101の上から第6段目の3枚のプレート101a全てのマイクロチューブに連通しており、冷媒入口103gは、蒸発器102の下から第1段目及び第2段目の6枚のプレート102a全てのマイクロチューブに連通している。また、冷媒入口103dは、放熱器101の上から第1段目の3枚のプレート101a全てのマイクロチューブに連通しており、冷媒出口103fは、蒸発器102の下から第3段目及び第4段目の6枚のプレート102a全てのマイクロチューブに連通している。
また、図2の例示では、上下に積層され且つ±X側にヘッダ103、104が設けられたプレート101a、102aは、例えばアルミニウム製の2つのカバー105により±Y側から挟持されている。
以上の構成により、本実施の形態の熱交換器100は、放熱器101、蒸発器102、及び減圧器140が一体として気密に形成されるとともに、その上下方向は通風可能に形成されている。
===洗濯乾燥機の動作例===
図3及び図4を参照しつつ、前述した構成を備えた洗濯乾燥機1の動作例について説明する。尚、図3は、本実施の形態の冷媒回路10における冷媒の流れと、熱交換器100に対する空気の流れとを示す図である。図4(a)は、冷媒が二酸化炭素以外(例えばフロン)の場合の冷媒回路のT−S線図であり、図4(b)は、冷媒が二酸化炭素の場合の冷媒回路のT−S線図である。ここで、T−S線図は、冷媒のエントロピー(S)に対する同冷媒の温度(T)の変化を表わす図である。
尚、図3に概念図として例示される熱交換器100の構成は、図2に斜視図として例示される構成に対応するものである。例えば、図3の放熱器101におけるA部は図2の1段分の3枚のプレート101aに対応し、図3の放熱器101におけるB部は図2の2段分の6枚のプレート101aに対応し、図3の放熱器101におけるC部は図2の2段分の6枚のプレート101aに対応している。そして、例えば、ヘッダ104により、A部の複数のマイクロチューブの−X側と、B部の複数のマイクロチューブの−X側とが連通し、ヘッダ103により、B部の複数のマイクロチューブの+X側と、C部の複数のマイクロチューブの+X側とが連通している。
先ず、放熱器101における放熱過程にある冷媒の流れについて説明する。
図3に矢印で例示されるように、圧縮機110により圧縮された冷媒は、冷媒吐出管111を通過してヘッダ103に入る。ヘッダ103を通過した冷媒は、A部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後、ヘッダ104内を下方に流れてB部の複数のマイクロチューブの−X側に入る。次に、冷媒は、B部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後、ヘッダ103内を下方に流れてC部の複数のマイクロチューブの+X側に入る。次に、冷媒は、C部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後、ヘッダ104内を下方に流れてD部の複数のマイクロチューブの−X側に入る。次に、冷媒は、D部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後にヘッダ103を通過して配管141に入る。
次に、蒸発器102における蒸発過程にある冷媒の流れについて説明する。
図3に矢印で例示されるように、配管141を通過した冷媒は、減圧器140で減圧された後、配管142を通過して再度ヘッダ103に入る。次に、冷媒は、F部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後、ヘッダ104内を上方に流れてE部の複数のマイクロチューブの−X側に入る。次に、冷媒は、E部の複数のマイクロチューブを略同時に通過した後にヘッダ103を通過し、冷媒吸込管112を通じて圧縮機110に吸い込まれる。
以下、前述した冷媒回路10の動作時の空気の除湿及び加熱について説明する。
乾燥槽120内で洗濯物から奪った高温多湿の空気(例えば、温度はおよそ60℃、湿度はおよそ70%)は、蒸発器102の下側(−Z側)から、F部及びE部をこの順に経ることにより、前述した蒸発過程で冷却された冷媒と熱交換する。この熱交換により露点温度まで冷却されると、空気中の水蒸気は、例えばプレート102aの各面(XZ面)上で凝縮して水滴となり、熱交換器100の下部に配置された容器等の所定の水滴受け手段(不図示)に落下する。これにより、空気は除湿される。
次に、除湿された空気(例えば、温度はおよそ30℃、湿度はおよそ10%)は、D部、C部、B部、及びA部をこの順に経ることにより、前述した放熱過程で加熱された冷媒と熱交換する。ここで、前述したように、圧縮機110で圧縮された空気は、A部の入口では高温(例えばおよそ90℃)であるが、B部、C部と下方に流れるにつれ温度が低下し、D部の出口では低温となっている(例えばおよそ40℃)。つまり、冷媒には、放熱器101の上方から下方にかけて、例えば90℃から40℃までといった温度勾配が生じている。このため、除湿された例えば30℃の空気には、冷媒の対向流として、放熱器101の下方から上方にかけて、前記冷媒の温度勾配の逆をたどるような温度上昇が望める。特に、本実施の形態の冷媒は二酸化炭素であるため、以下の理由により、放熱過程における冷媒と空気との熱交換率は、より一層高いものとなる。
図4(a)に例示される二酸化炭素以外(例えばフロン)の冷媒回路において、放熱過程を示す実線2−2’−3と、空気の場合を示す点線とには、T−S線図上で隔たりがある。つまり、冷媒の温度が実線2−2’−3の矢印方向に低下しても、空気の温度は点線で示される正の勾配程度しか上昇せず、熱交換における損失(同図斜線部)が大きいと言える。
一方、図4(b)に例示される二酸化炭素の冷媒回路において、超臨界圧力状態の二酸化炭素の放熱過程を示す実線2−2’−3は、前記に比べて、空気の場合を示す点線に対する隔たりが少なくなり略平行となっている。つまり、冷媒の温度が実線2−2’−3の矢印方向に低下すると、空気の温度は点線で示される正の勾配だけ上昇する。これは、前記に比べて、熱交換における損失(同図斜線部)がより小さくなっていることと等価である。
以上の構成を備え以上の動作を実行可能な洗濯乾燥機1は、その乾燥性能を維持しつつ、より小型化を図ることができる。以下、具体的に説明する。
本実施の形態の洗濯乾燥機1において、熱交換器100内の冷媒流路を形成するのはプレート101a、102aに埋め込まれたマイクロチューブである。このマイクロチューブの管径は例えばおよそ1mm前後と設定することができ、これは、例えば前述したプレートフィン及び銅製の管により構成される熱交換器における当該管の径(例えばおよそ7mm前後)よりもはるかに小さい。プレート101a、102aは、マイクロチューブの管径に応じてより薄い形状にできるため、これにともない、熱交換器100も薄型化できる。
また、放熱器101及び蒸発器102は、空気ダクト130の通路に上下方向(Z軸方向)に配置されるとともに、空気の上方の流れと冷媒の流れとが対向するように上側が放熱器101で下側が蒸発器102であるように配置されている。ここで、前記冷媒の流れとは、例えば図3における放熱器101中でA部からD部に至る下向き(−Z向き)の流れを意味する。同図において、冷媒は、実際にマイクロチューブを黒い矢印の向きに流れるが、これは結果的に、冷媒が放熱器101の上側(+Z側)から下側(−Z側)へ流れたこととなる。以上により、上側の放熱器101へ高温で入り下側の蒸発器102から低温で出る冷媒と、放熱器102において空気ダクト130の通路方向下側から上側にかけて加熱されるべき空気とが効率良く熱交換できる。
更に、プレート101a、102aのXZ面(厚み以外の面)は上下方向に沿うようになっているため、前述した熱交換器100の薄型化が特に洗濯乾燥機1の正面から背面への方向(Y軸方向)について可能となっている。つまり、本実施の形態では、マイクロチューブの管径やプレート101a、102aの形状等は、洗濯乾燥機1の背面側において特にY軸方向が限られている空きスペースに熱交換器100を配置することが可能となるように設定されている。
また更に、プレート101a、102aのXZ面(厚み以外の面)は上下方向に沿うようになっているため、プレート101a、102aがより薄い形状となって空気抵抗が小さくなる分、プレート101a、102aを上下方向に長く設計することが可能となっている。これにより冷媒と空気との熱交換率が向上する。
以上から、本実施の形態の洗濯乾燥機1は、その乾燥性能を維持しつつ、より小型化を図ることができる。尚、熱交換器100の具体的なサイズの一例としては、図2における熱交換器100の一方の水平方向(Y軸方向)の長さがおよそ5cm、他方の水平方向(X軸方向)の長さがおよそ30cm、上下方向(Z軸方向)の長さがおよそ50cmである。
尚、前述した熱交換器100は、放熱器101のプレート101aと蒸発器102のプレート102aとが略隣接する構成であったが、これに限定されるものではなく、放熱器101及び蒸発器102は、上下方向に例えばプレート1枚分の空気層を隔てたものであってもよい。要するに、最下段プレート101a及び最上段プレート102aの間の距離は、蒸発器102で除湿された低温の空気が放熱器101で効率良く高温となるように設定されていればよい。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、熱交換器100は、蒸発器101及び放熱器102の一体形成によって、より小型化される上に製造コストを低減できる。これは、洗濯乾燥機1の小型化及び製造コストの低減にもつながる。特に炉中ロウ付けによる一体形成で熱交換器100に剛性が生じるため、圧縮機110の動作にともなう振動に対し共振する部分が少なくなって、洗濯乾燥機1が静音化する。但し、このような一体形成に限定されるものではなく、蒸発器101及び放熱器102は別体であってもよい。このようにすれば、例えば、洗濯乾燥器1の背面側の空きスペースが上下方向に若干屈曲した形状をなしていても、蒸発器101及び放熱器102をこの形状に合うように相互に若干ずらして空きスペースに配置することも可能となる。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、例えばヘッダ103における中子103bのみを変更することにより、複数のプレート101a、102a中のマイクロチューブを用いて所望の冷媒流路を形成できる。また、例えば所定の仕様の熱交換器100を製造する場合、ヘッダ103における側板103a及び中子103cはそのままで、中子103bのみを当該仕様に見合うように変更すればよい。以上により、熱交換器100の構成がより単純なものとなり、これは洗濯乾燥機1の製造コストの低減にもつながる。
但し、このような構成に限定されるものではなく、例えば熱交換器100の冷媒流路が固定されて変更の余地がないものであれば、前述した所定のパス割りのみに対応する一体型のヘッダとした方が、部品数のより一層の削減をもたらす。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、ヘッダ103、104がアルミニウム製である熱交換器100は、例えば銅製のプレートフィンや管等を用いる場合に比べて、アルミニウムの比重が銅の比重よりも小さい分、より軽量化される。これは洗濯乾燥機1の軽量化にもつながる。また、アルミニウムの良好な熱伝導性により、熱交換器100の熱交換率が向上する。但し、ヘッダ103、104がアルミニウム製であることに限定されるものではなく、例えば入手や加工等がアルミニウムよりも容易な材料で形成されてもよい。これは製造コストの低減をもたらす。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、マイクロチューブがアルミニウム製の熱交換器100は、銅製の管を用いる場合に比べて、アルミニウムの比重が銅の比重よりも小さい分、より軽量化される。これは洗濯乾燥機1の軽量化にもつながる。また、アルミニウムの良好な熱伝導性により、熱交換器100の熱交換率が向上する。但し、マイクロチューブがアルミニウム製であることに限定されるものではなく、例えば熱伝導性がアルミニウムよりも良好な材料で形成されてもよい。これは熱交換率の更なる向上をもたらす。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、熱交換器100が薄型化されているため、乾燥槽120の背面側において特にY軸方向が限られている空きスペースに配置されることが可能となっている。これは、洗濯乾燥機1の小型化につながる。また、本実施の形態では、雑音発生源ともなり得る空気ダクト130が洗濯乾燥機1の背面側に配置されているため、同機1の静音化に寄与する。更に、本実施の形態では、空気ダクト130の背面側への配置にともない、圧縮機110も同様に洗濯乾燥機1の背面側にまとめて配置されているため、更なる静音化が望める。但し、これに限定されるものではなく、空気ダクト130は例えば乾燥槽120の側面側(図1における±X側)に配置され、これにともない熱交換器100が側面側に配置されてもよい。このように、空きスペースの場所に応じて熱交換器100を様々に配置可能であれば、洗濯乾燥機1の小型化をできるだけ維持しつつ熱交換器100以外の機構の配置との調和を図ることができる。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、送風ファン131が放熱器101から上部空気入口132aにかけて空気を流すことにより、下部空気出口132bから、蒸発器101、放熱器102を経て、上部空気入口132aへと向かう空気の流れを効果的に形成できる。これにより、冷媒と空気との熱交換率を向上させることができる。また、もし空気ダクト130中の例えば複雑に曲がった部分に熱交換器100を配置する場合であっても、送風ファン131により当該部分に空気流路を確実に形成できる。これにより、熱交換器100の配置位置の自由度が高まる。但し、これに限定されるものではなく、洗濯乾燥機1は送風ファン131を備えていなくてもよい。これは、洗濯乾燥機1のより一層の小型化及び製造コストの低減をもたらす。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機1において、超臨界圧力状態の二酸化炭素は、例えばフロン等の場合に比べて、放熱過程における空気との熱交換率がより高い(図4(a)、図4(b))。この熱交換率は、前述したように、二酸化炭素が上側の放熱器101へ高温で入り下側の蒸発器102から低温で出るのに対し、空気が放熱器101において空気ダクト130の通路方向下側から上側にかけて加熱される場合に特に向上する。また、二酸化炭素は、例えばフロン等の場合に比べて、その低粘性故に、より小さい径のマイクロチューブに適用でき、これにより熱交換器100のより一層の小型化が可能となる。更に、二酸化炭素は自然冷媒であるため、これを使用する洗濯乾燥機1の市場が大きくなり得るという利点がある。但し、これに限定されるものではなく、冷媒は二酸化炭素以外の気体であってもよい。例えば超臨界圧力状態を達成する必要のない冷媒を用いれば、圧縮機110等がより安価なものとなり、これは洗濯乾燥機1の製造コストの低減をもたらす。
尚、前述した洗濯乾燥機1に限らず、本実施の形態の熱交換器100を備えた洗濯乾燥機であれば、その乾燥性能を維持しつつ、より小型化を図ることができる。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した図1の例示では、熱交換器100は完全に上下方向(Z軸方向)に配置されていたが、これに限定されるものではない。図5に例示されるように、空気ダクト130’が図1に例示される空気ダクト130より下方に配置され、これにともなって熱交換器100も上下方向に対し傾いて配置されるものであってもよい。尚、図5は、本実施の形態の洗濯乾燥機1’の構成例を示す断面図である。図5では、図1に示される構成要素と略同様の構成要素には同一の番号を付してある。また、図5に例示される構成に限定されるものではなく、要するに、熱交換器1は、空気が上方に流れる空気ダクト130’の通路において、蒸発器102が下部空気出口132b’側となり、放熱器101が上部空気入口132a’側となるように配置されていればよい。
また、前述したマイクロチューブ101b及びプレート101a、102aは、前述した特開2005−326068号公報に開示されているものに限定されるものではない。要するに、マイクロチューブ101bは、放熱器及び蒸発器に使用可能な冷媒が流れるマイクロチューブであり、プレート101a、102aは、このマイクロチューブが埋め込まれてそれぞれ放熱器及び蒸発器を構成するものであればよい。
また、前述した減圧器140は、熱交換器100に対し一体形成されているが、これに限定されるものではなく、別々に形成されていてもよい。
本実施の形態の洗濯乾燥機の構成例を示す断面図である。 本実施の形態の熱交換器の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態の冷媒回路における冷媒の流れと、熱交換器に対する空気の流れとを示す図である。 (a)は、冷媒が二酸化炭素以外(例えばフロン)の場合の冷媒回路のT−S線図であり、(b)は、冷媒が二酸化炭素の場合の冷媒回路のT−S線図である。 本実施の形態の洗濯乾燥機の構成例を示すもう一つの断面図である。
符号の説明
1 洗濯乾燥機 2 筐体
3 蓋 10 冷媒回路
100 熱交換器 101 放熱器
101a、102a プレート 101b マイクロチューブ
101c 接着層 101d 基材フィルム
102 蒸発器 103、104 ヘッダ
103a 側板 103b、103c 中子
103d、103g 冷媒入口 103e、103f 冷媒出口
103h 仕切部 103i 孔部
105 カバー 110 圧縮機
111 吐出管 112 吸込管
120 乾燥槽 121 ドラム
122 軸部 130 空気ダクト
130a 上部ダクト 130b 下部ダクト
131 送風ファン 132a 上部空気入口
132b 下部空気出口 140 減圧器
141、142 配管

Claims (7)

  1. ガス冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第1プレートを有し、前記圧縮機で圧縮されたガス冷媒を放熱する放熱器と、
    前記放熱器で放熱されたガス冷媒を減圧する減圧器と、
    前記減圧器で減圧されたガス冷媒が流れるマイクロチューブが埋め込まれた第2プレートを有し、前記減圧器で減圧されたガス冷媒を蒸発させるとともに前記圧縮機に供給する蒸発器と、
    下部空気出口及び上部空気入口を有する、被乾燥物を収容する乾燥槽と、
    前記下部空気出口から前記上部空気入口へ空気が上方へ流れる空気ダクトと、
    前記第1プレート及び前記第2プレートを一体支持するヘッダと、を備え、
    前記蒸発器及び前記放熱器は、前記蒸発器が前記下部空気出口側となり前記放熱器が前記上部空気入口側となるように、一体形成されて前記空気ダクトの通路に配置されることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記第1プレート及び前記第2プレートは夫々複数のプレートからなり、
    前記ヘッダは、前記第1プレートにガス冷媒を分配する第1中子と、前記第2プレートにガス冷媒を分配する第2中子と、を有することを特徴とする請求項に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記ヘッダは、アルミニウムを材料として形成されることを特徴とする請求項又はに記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記マイクロチューブは、アルミニウムを材料として形成されることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記空気ダクトは、前記乾燥槽の背面側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記放熱器と前記上部空気入口との間の前記空気ダクトの通路に送風ファンを備えたことを特徴とする請求項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記ガス冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
JP2007080048A 2007-03-26 2007-03-26 洗濯乾燥機 Expired - Fee Related JP4869119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080048A JP4869119B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080048A JP4869119B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008237390A JP2008237390A (ja) 2008-10-09
JP4869119B2 true JP4869119B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=39909444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007080048A Expired - Fee Related JP4869119B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869119B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN201354430Y (zh) * 2008-12-09 2009-12-02 博西华电器(江苏)有限公司 干衣机的冷凝装置
WO2014206441A1 (en) * 2013-06-24 2014-12-31 Electrolux Appliances Aktiebolag Heat pump laundry dryer
WO2015070897A1 (en) * 2013-11-13 2015-05-21 Electrolux Appliances Aktiebolag Heat pump laundry dryer
CN104709485B (zh) * 2015-04-01 2016-08-24 大连工业大学 直线双列连续自动装罐机
US11713539B2 (en) 2017-08-09 2023-08-01 Electrolux Professional AB (publ) Tumble dryer

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003172559A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ式乾燥機
JP3821113B2 (ja) * 2003-05-23 2006-09-13 株式会社デンソー 熱交換用チューブ
JP2007068870A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衣類乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008237390A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7347009B2 (en) Clothes dryer with a dehumidifier
US9488412B2 (en) Drying system and use of the drying system in laundry drying device
US6938356B2 (en) Drying machine
JP4550747B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4869119B2 (ja) 洗濯乾燥機
EP2847374B1 (en) Laundry dryer
US20200003451A1 (en) Dehumidifier
EP3014011B1 (en) Heat pump laundry dryer
JP2012077983A (ja) 冷凍回路
JP5625883B2 (ja) 除湿加温装置および同装置を備えた衣類乾燥機
JP6721102B2 (ja) 除湿機
JP5228336B2 (ja) ハイブリッド型除湿装置
JP2010094169A (ja) 除湿加温装置および除湿加温装置を具備した乾燥装置
JP5121659B2 (ja) 洗濯乾燥機
TWI770482B (zh) 除濕機
EP3068279B1 (en) Heat pump laundry dryer
JP6791349B2 (ja) 除湿機
JP6545967B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6643569B2 (ja) 除湿装置
WO2016047196A1 (ja) 乾燥機
JPWO2018154838A1 (ja) 除湿機
JP6975879B2 (ja) 除湿装置
JP2012130473A (ja) 除湿加温装置および同装置を備えた衣類乾燥機
CN108729168B (zh) 衣物干燥机
JP6850132B2 (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees