JP4864958B2 - 噴射器構成の故障を検出する方法及び装置 - Google Patents

噴射器構成の故障を検出する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は燃料噴射器構成の故障を検出する方法および装置に関し、詳細には圧電式燃料噴射器の短絡故障を検出する方法および装置に関する。
直噴式内燃エンジンには、点火前に燃焼室に1回分の燃料を送出するための燃料噴射器が備わっている。通常、燃料噴射器は、燃焼室に対して、1回分の燃料を燃焼室内に送出するために先端がわずかに室内に突出するようにシリンダヘッドに装着されている。
直噴式エンジンでの使用に特に適した燃料噴射器の一種に、いわゆる圧電式噴射器がある。圧電式噴射器12およびその関連制御システム14を図1に概略的に示す。
圧電式噴射器12は、バルブニードルシート18に関する噴射器バルブニードル17の位置を制御するように動作可能な圧電式アクチュエータ16を含む。圧電式アクチュエータ16は、キャパシタの電気特性を有する圧電素子のスタック19を含む。スタック19は、アクチュエータ16の正極および負極端子に対する差動電圧の印加により充電され、または放電されることが可能であり、これにより圧電素子のスタックは膨張または収縮する。圧電素子の膨張または収縮は、バルブニードルシート18に関するバルブニードル17の軸方向の位置すなわち「リフト」を変化させるために使用される。
圧電式噴射器12は、エンジン制御ユニット24(ECU)の不可分の一部を形成する噴射器制御ユニット22(ICU)によって制御される。ICU22は通常、マイクロプロセッサ26およびメモリ28を備える。ECU24はまた、噴射器駆動回路30を備え、これに圧電式噴射器12が第1および第2の電源リード線31、32によって接続されている。いわゆる「放電により噴射する」噴射器では、噴射イベントを開始するために、噴射器駆動回路30は噴射器12に差動電圧を印加し、高い電圧(燃料送出が行われない)(通常200V)から比較的低い電圧(バルブニードル17をリフトさせてバルブニードルシート18から離れさせる)(通常55Vまで)に移行させるようにする。
あらゆる回路と同様に、駆動回路にも故障が発生することがある。ディーゼルエンジン燃料噴射系のように安全が重大な結果にかかわるシステムでは、駆動回路中の故障は噴射システムの障害に至ることがあり、このことはひいてはエンジンの壊滅的な障害を招きかねない。圧電式噴射器の圧電式アクチュエータの短絡故障を検出する診断システムが、出願人の同時係属の特許出願EP1843027、EP1860306、EP1927743、EP07252534.8、EP07254036.2に開示されており、各文献の内容を参照により、本明細書に組み込む。
本出願に特に関係があるのは、同時係属の出願のEP07252534.8であり、こ
れは以下の主要な3種類の短絡故障を検出する診断方法を記載している。
i)圧電式アクチュエータの端子間の短絡。別に「スタック端子」短絡とも呼ばれる。
ii)圧電式アクチュエータの正極端子から接地電位への短絡。正極端子はまた「高」端子とも呼ばれ、この種類の短絡は一般的に「高側から接地への」短絡と呼ばれる。
iii)圧電式アクチュエータの負極端子から接地電位への短絡。負極端子はまた「低」端子とも呼ばれ、この種類の短絡は一般的に「低側から接地への」短絡と呼ばれる。
図2に参照すると、図はEP07252534.8に記載の噴射器駆動回路30を示す
。噴射器駆動回路30は、一対の圧電式噴射器12a、12bが接続されている噴射器回路33を備える。図2においてそれぞれの噴射器12a、12bは噴射器列回路33と不可分の一部をなすように示されているが、実際には噴射器列回路33は噴射器12a、12bから離れており、それに電源リード線を経由して接続されているであろうことが理解されるべきである。
駆動回路30は、3つの電圧レールを含む。高電圧レールVH(通常255V)、中間電圧レールVM(通常55V)、および接地電圧レールVGND(すなわち0V)である。駆動回路30は、中間電圧レールVMが双方向中間電流路34として機能するハーフHブリッジとして通常構成される。噴射器列回路33は、駆動回路30の中間電流路34に位置し、噴射器12a、12bの圧電式アクチュエータ16a、16b(以後単に「アクチュエータ」と呼ぶ)がそれぞれ接続されている一対の並列分岐33a、33bを備える。噴射器列回路33は、噴射器列回路33中のそれぞれの分岐33a、33bのそれぞれの噴射器12a、12bに直列で接続された一対の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2をさらに備える。各噴射器選択スイッチSQ1、SQ2は、スイッチの両端間にそれぞれ接続されたダイオードD1、D2を有する。噴射器列回路33は、インダクタL1と電流検知制御手段35の間に位置し、直列で結合されている。
電圧源VSは、駆動回路30の中間電圧レールVMと接地レールVGNDの間に接続されている。電圧源VSは、車両電池(図示せず)から、電池からの電圧を中間電圧レールVMが必要とする電圧まで上げるための昇圧器(図示せず)または他の適切な電源と共に与えられることができる。
第1のエネルギー蓄積キャパシタC1は高電圧レールと中間電圧レールVH、VMの間に接続され、第2のエネルギー蓄積キャパシタC2は中間電圧レールと接地電圧レールVM、VGNDの間に接続される。第1のキャパシタC1は、満充電されたときは両端間で約200ボルトの電位差を有する一方、第2キャパシタC2の両端間の電位差は約55ボルトに保たれる。充電スイッチQ1は、高電圧レールと中間電圧レールVH、VMの間に位置し、放電スイッチQ2は、中間電圧レールと接地レールVM、VGNDの間に位置する。
本質的に駆動回路30は、充電回路と放電回路とを備える。充電回路は、高電圧レールおよび中間電圧レールVH、VMと、第1キャパシタC1と、充電スイッチQ1とを備え、放電回路は中間および接地レールVM、VGNDと、第2キャパシタC2と、放電スイッチQ2とを備える。充電スイッチQ1は、噴射器12a、12bを第1キャパシタC1に接続し、電流を充電回路内に矢印「I−充電」の方向に流すようにし、アクチュエータ16a、16bを既知の電圧まで充電するように動作可能である。噴射器選択スイッチSQ1、SQ2の両端間に接続されたダイオードDI、D2は、充電スイッチQ1が閉じているときに噴射器12a、12bが並列で充電されるままにする。選択された噴射器12aまたは12bからの噴射イベントを開始するために、電流を放電回路中の矢印「I−放電」の方向に流れさせる。これは、放電スイッチQ2と噴射器選択スイッチSQ1、SQ2を共に閉じ、選択された噴射器12aまたは12bを第2キャパシタC2に接続することによって達成される。
駆動回路30は、高電圧レールVHと接地レールVGNDの間に接続されておりバイアス点PBで中間回路分岐34と交差する抵抗バイアスネットワーク36をさらに含む。抵抗バイアスネットワーク36は、噴射器12a、12bの短絡故障を検出するためにバイアス点PBの電圧VBを決定するために使用される。
抵抗バイアスネットワーク36は、直列で接続された第1、第2、第3の抵抗器R1、R2、R3を含む。第1の抵抗器R1は高電圧レールVHとバイアス点PBの間に接続さ
れ、第2と第3の抵抗器R2、R3はバイアス点PBと接地レールVGNDの間に直列で接続されている。第1、第2、第3の抵抗器R1、R2、R3はそれぞれ高いオーダの、通常数100キロオームのオーダの、既知の抵抗を有する。便宜上本明細書において、R1、R2、R3は、抵抗器および抵抗器R1、R2、R3の抵抗の両方を意味する。
バイアス点PBの電圧VBを決定するには、電圧VSを抵抗バイアスネットワーク36中の第2と第3の抵抗器R2、R3の間で、マイクロプロセッサ26(図1)のアナログからデジタル(A2D)モジュールを使用してサンプル抽出する。抵抗器R2とR3は分圧器を形成し、そのためバイアス点PBの電圧VBは、下記の数式1に従って算出される。
Figure 0004864958

噴射器12a、12bの高側から接地への短絡故障および低側から接地への短絡故障を検出するには、いわゆる「非選択電圧読取り」技術が使用できる。非選択電圧読取り技術は、バイアス点PBの電圧VBを噴射器12a、12bのどちらも選択されていない状態で、すなわち両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2が開いた状態で決定することを伴う。両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2が開いているときには、バイアス点PBの電圧VBpredは高レール電圧VHおよび抵抗バイアスネットワーク36中の抵抗器R1、R2、R3の値から下記の数式2に従って予測できる。
Figure 0004864958

噴射器12aまたは12bのどちらも高側から接地への短絡がある場合は、この短絡は、抵抗バイアスネットワーク36中の抵抗器R2およびR3に並列で接続された抵抗器としてふるまう。高側から接地への短絡があるときに電圧VBがバイアス点PBで測定される場合は、測定された電圧は上記の数式2に従う予測電圧VBpredより低いであろう。しかし噴射器12a、12bの1つに低側から接地への短絡がある場合は、バイアス点PBで測定される電圧は数式2に従う予測電圧VBpredより高いであろうし、低側から接地への短絡に固有の抵抗に依存するであろう。したがってバイアス点PBの電圧を測定しそれを上記の数式2に従う予測電圧VBpredと比較することによって、噴射器列回路33の高側から接地への短絡故障および低側から接地への短絡故障を検出することができる。
スタック端子短絡は、抵抗バイアスネットワーク36を使用しても検出できる。噴射器12a、12bにスタック端子短絡がある場合は、噴射器列回路33の充電イベント後に電荷を保持しないだろう。そのかわりに噴射器12a、12bはスタック端子短絡固有の抵抗に決定される速度でスタック端子短路によって放電するだろう。適度に高い抵抗のスタック端子短絡はシステムの通常の動作に対して有害ではないだろうから、放電の最大受入可能速度をスタック端子短絡の受入可能最小抵抗に応じて予め決定することができる。
スタック端子短絡を検出するには、いわゆる「選択電圧読取り」技術を使用することができる。選択電圧読取り技術は、バイアス点PBの電圧VBを噴射器12aまたは12bの1つを選択した状態で、すなわち噴射器選択スイッチSQ1またはSQ2の1つを閉じ
た状態で決定することを伴う。すなわち噴射器選択スイッチSQ1またはSQ2の1つが閉じているときに、バイアス点PBで測定された電圧VBは選択された噴射器12aまたは12bの電圧と相関する。選択された噴射器12aまたは12bの電圧は、バイアス点PBの電圧VBから中間電圧レールVM(この例では55V)の電圧を差し引くことにより求めることができる。
選択電圧読取り技術においては、電圧測定が噴射器列回路33の充電イベント後の所定の時間の経過後に実施される。充電イベント終了時の噴射器12a、12bの電圧は知られている。バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧レベル未満の場合は、それは抵抗が所定の最小受入可能値未満であるスタック端子短絡が噴射器12a、12bの両方または一方にあることを示す。「噴射器の電圧」との表現は便宜上使用されており、噴射器アクチュエータ16a、16bの圧電式スタックの電圧を意味することが理解されるべきである。
噴射器12a、12bのスタック端子短絡を決定するために上述した選択電圧読取りを使用する欠点は、本技術がスタック端子故障の際に噴射器12aと12bの間に電荷共有を伴う可能性があることである。電荷共有は、故障していない噴射器12a、12bが選択されたときに発生し、それが故障している噴射器12a、12bに対して放電するようにする。
たとえば図2を参照し、第2の噴射器12bにスタック端子短絡がある場合は、第1の噴射器選択スイッチSQ1を閉じることにより第1の噴射器12aを選択すると、噴射器列回路33に閉ループを引き起こす。閉ループは、第2の噴射器選択スイッチSQ2の両端間に接続されたダイオードD2と閉じた第1の噴射器選択スイッチSQ1を含む。無制御の電流が故障していない第1の噴射器12aから閉ループを回って流れ、放電した故障している第2の噴射器12bを充電する一方で、故障していない第1の噴射器12aには放電をもたらす。電荷共有は、関連噴射器選択スイッチSQ1またはSQ2を閉じて噴射器12aまたは12bが放電用に選択されたときに噴射器12a、12bの1つにスタック端子短絡がある場合にも発生する可能性がある。選択電圧読取り技術は噴射器列回路33のスタック端子短絡故障を決定することができるが、電荷共有のために、この技術は個々の噴射器12a、12bのどちらが故障しているのかを判別できない。
スタック端子故障を検出する別の診断技術はいわゆるEP06256140.2および
EP07252534.8に記載されるような「電荷パルス」技術である。電荷パルス技
術は、充電スイッチQ1を短時間閉じることによって噴射器12aおよび12bに第1の「電荷パルス」を行うことと、充電スイッチQ1を開いて所定の時間を経過させることと、その後短時間再び充電スイッチQ1を閉じて噴射器12a、12bに第2の電荷パルスを行うことを含む。噴射器12a、12bのどちらかにスタック端子短絡がある場合は、第2の電荷パルスが行われる前の所定の時間の間にある程度放電する。したがって第2の電荷パルスが行われると、電流が充電回路内を流れて、放電した故障している噴射器12aまたは12bを再び充電する。
噴射器12a、12bのどちらにもスタック端子短絡がなければ、両方の噴射器12a、12bは第2の電荷パルスが行われる前の所定の時間の間に電荷を実質的に保持するはずであり、その場合は第2の電荷パルスが実施されているときに電流は充電回路内を実質的に全く流れないであろう。電流検知制御手段35は、第2の電荷パルス中の電流フローを監視するように構成されている。第2の電荷パルス中の閾電流レベルを超える電流の存在は、噴射器列回路33の噴射器12a、12bの一方または両方におけるスタック端子短絡を示唆する。所定の閾電流レベルは、スタック端子短絡の最小受入可能抵抗および第2の電荷パルスが実施される前の所定の時間の長さに基づく。
上述した電荷パルス技術は、(両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2が開かれたままのため)上述の他の診断技術に共通の選択電圧読取り技術における電荷共有問題の影響を受けないが、その一方で電荷パルス技術は噴射器12a、12bのどちらが故障しているかを判別することができない。
上述したように、上述の診断技術のそれぞれにおいて、故障は噴射器列回路33まで追尾できるが、故障している噴射器12a、12bを識別することができない。そのような環境では、故障検出時の回復動作は全ての噴射器を停止させることである。4気筒エンジンの場合は、これは故障が噴射器列の噴射器12a、12bの1つに関係しているだけであろうとも、エンジンが2気筒だけで走行する結果を招くだろう。故障している噴射器12a、12bを識別するためにさらなる検査を実行しなければならないために、これはエンジン点検での付随する問題をもたらす可能性がある。
EP1843027 EP1860306 EP1927743 EP07252534.8 EP07254036.2 EP06256140.2
上記事実に鑑み、本発明は、噴射器列に備えられる複数の圧電式噴射器の各々の故障を検出することを可能にすることを目的とする。
上記課題を背景に本発明は、第1の態様において、噴射器構成の故障を検出する方法であって、前記噴射器構成は、噴射器駆動回路の噴射器列回路の並列分岐に位置する複数の圧電式噴射器を備え、前記噴射器列回路の各分岐は高側分離スイッチを含み、該高側分離スイッチは、閉じているときは前記噴射器列回路中の関連する圧電式噴射器をイネーブルし(該圧電式噴射器を通って電流が流れることを可能にすること)、開いているときは前記噴射器列回路中の前記関連する圧電式噴射器をディスエーブルする(該圧電式噴射器を通って電流が流れないようにすること)ように動作可能であり、圧電式噴射器で噴射が実行されるとき、高側分離スイッチの各々は閉じたままであり、前記方法は、前記圧電式噴射器の1つをイネーブルし、他の1つまたは複数の前記圧電式噴射器をディスエーブルするように前記高側分離スイッチを動作させるステップと、前記イネーブルされた圧電式噴射器の故障の有無を検出する診断を実行するステップと、を含む方法を提供する。
噴射器駆動回路は、圧電式噴射器を充電するため噴射器列回路を第1の電圧源に選択的に接続し、圧電式噴射器を放電するため噴射器列回路を第2の電圧源に選択的に接続するよう動作可能であり、第1の電圧源が第2の電圧源より高い電圧を有する。各高側分離スイッチは噴射器列回路のそれぞれの分岐中の圧電式噴射器と第1の電圧源の間に接続されている。
高側分離スイッチの使用は、噴射器列の短絡診断の改善をもたらす。これは、噴射器が個々に故障に関して1つずつ検査できるために、ただ1つの故障している噴射器を認識することができるためである。これは列のどの噴射器が故障しているかを認識するために必要なさらなる検査なしで故障している噴射器を直ちに交換できるためにエンジンを点検しているときに利点をもたらす。そのために、本方式は故障している噴射器の位置またはアドレスをメモリデバイスに記録することを可能にする。メモリデバイスは、エンジン点検で読み取ることができるため、サービスエンジニアはすぐに場所を特定して故障している噴射器を交換できる。
故障している噴射器が診断により認識されれば、故障している噴射器を噴射器列からディスエーブルするように関連高側分離スイッチを開かせることができ、これによってエンジンはその他の列の故障していない噴射器によって引き続き動作できる。したがって本方式は、イネーブルされた噴射器に故障が決定された際に、イネーブルされた噴射器をディスエーブルするように、関連高側分離スイッチを動作させる追加のステップを与えることができる。故障している噴射器をディスエーブルする結果、故障している噴射器は噴射器列から電気的に分離され、故障している噴射器は列のその他の故障していない噴射器の正常な動作に干渉しない。高側分離スイッチの著しい利点は、これらが高側から接地への故障を電気的に分離するようにイネーブルすることであり、このことは従来技術の噴射器駆動回路で共通に見出される、噴射器の低側に位置するスイッチを使用するそれ以外の手段では不可能である。
診断は、イネーブルされた噴射器を高側から接地への短絡故障および低側から接地への短絡故障について検査することを含むことができる。これは噴射器駆動回路中のバイアス点のバイアス電圧を決定することと、バイアス電圧が予測バイアス電圧の所定の許容範囲内でない場合に、イネーブルされた圧電式噴射器について高側から接地への短絡または低側から接地への短絡の存在を決定することによって達成できる。バイアス電圧が予測バイアス電圧より第1の所定の許容値を超えて低い場合に、高側から接地への短絡を決定することができる。バイアス電圧が予測バイアス電圧より第2の所定の許容値を超えて高い場合に低側から接地への短絡を決定することができる。非選択電圧読取り技術は、本発明の背景として上述したように、イネーブルされた噴射器について高側から接地への短絡および低側から接地への短絡を決定するために実施することができる。
これとは別にまたは追加して、診断は、イネーブルされた噴射器をスタック端子短絡故障について検査することを含むことができる。イネーブルされた噴射器をスタック端子短絡故障について検査するために、本方式は、イネーブルされた噴射器の電圧を示す電圧を測定することと、測定された電圧を所定の閾電圧レベルと比較することと、測定された電圧が所定の閾電圧レベル未満である場合にスタック端子短絡の存在を決定することとを含むことができる。選択電圧読取り技術は、本発明の背景として上述したように、イネーブルされた噴射器についてスタック端子短絡を決定するため実施することができる。選択電圧読取り技術を使用する代替として、これも本発明の背景として上述した電荷パルス技術も、イネーブルされた噴射器について実施することができる。
本発明の一実施形態において、高側分離スイッチが主として開かれた状態であるので、動作させるステップが、関連圧電式噴射器をイネーブルするように高側分離スイッチを閉じることを含むようになされている。高側分離スイッチが主として開かれた状態にあるため、圧電式噴射器は常に互いに電気的に分離されている。これは、故障している噴射器と故障していない噴射器の間の電荷共有の発生の可能性を除去する。さらにこの技術により、噴射器列に故障が検出された場合に故障している噴射器に認識するために必要な処理後のステップをなんら必要とせずに、故障している噴射器が直ちに認識されディスエーブルされることができる。この実施形態には比較的高速の高側分離スイッチが必要である。
しかし本発明の別の実施形態では、高側分離スイッチが主として閉じていて、動作させるステップが、ただ1つの高側分離スイッチを閉じたままにするために少なくとも1つの高側分離スイッチを開き、そのために関連圧電式噴射器がイネーブルされるようにすることを含むようになされている。高側分離スイッチが主として閉じた状態であるので、噴射器が常に互いに電気的に分離されているとは限らないために故障している噴射器と故障していない噴射器の間に生じる電荷共有のリスクが残る。しかし本技術では比較的低速の高
側分離スイッチを使用でき、これは費用上の利点である可能性がある。
高側分離スイッチが主として閉じている場合は、本方式は噴射器の全てをイネーブルした状態で、すなわち全ての高側分離スイッチを閉じた状態で噴射器の1組の初期診断を実施することを含むことができる。初期診断は噴射器列の故障の有無を決定することを可能にするが、故障している噴射器の位置を特定しない。噴射器列に故障が検出された場合は、高側分離スイッチの1つが閉ざされたままである一方で他の高側分離スイッチが開かれて、列でただ1つの噴射器がイネーブルされたままであるようになされる。上述したようにイネーブルされた噴射器は、その後故障について検査される。
イネーブルされた噴射器が故障していると判明した場合は、関連高側分離スイッチが開かれて、噴射器列回路から故障している噴射器をディスエーブルする。しかしイネーブルされた噴射器が故障していると判明しない場合は、噴射器列に噴射器が2つだけある場合には、初期診断で決定された故障はもう1つの噴射器にあるとされる。別に、噴射器列が3つ以上の噴射器を備える場合には、高側分離スイッチを適切な組み合わせで開閉することによりその他の噴射器が個々に1つずつ検査される。どちらの場合でも、故障している噴射器が決定されると、故障している噴射器の関連高側分離スイッチが開かれて故障している噴射器をディスエーブルする一方で、故障していないと判明した噴射器の関連高側分離スイッチは閉じられて故障していない噴射器をイネーブルし、エンジンが全ての故障していない噴射器によって運転できるようにする。2つ以上の噴射器が故障していることが判明するというありそうもない場合には、故障している各噴射器がディスエーブルされる。
初期診断は、技術本発明の背景として上述された電荷パルス技術を使用して噴射器構成をスタック端子故障について検査することを含むことができる。当初は、噴射器の全てについて電荷パルス技術を実施することができ、すなわち各噴射器がイネーブルされるように各高側分離スイッチが閉じた状態で実施する。スタック端子短絡が検出された場合は、本方式は電荷パルス技術を個々にイネーブルされた噴射器に行って故障している噴射器の位置を特定することを含むことができる。しかしスタック端子故障が全体として噴射器列に検出され、噴射器が電気的に互いに分離された場合は、どちらの噴射器が故障しているかを決定するには本発明の背景として上述したように選択電圧読取り技術を使用することが好ましい。これは、選択電圧読取り技術が電荷パルス技術より高位の解決法であり、噴射器が互いに電気的に分離されるときは電荷共有のリスクが除去されているためである。
追加してまたは代替として、初期診断はこれも本発明の背景として上述した非選択電圧読取り技術を使用して噴射器構成を高側から接地への短絡および低側から接地への短絡について検査することを含むことができる。高側から接地への短絡または低側から接地への短絡が検出された場合には、本方式は、非選択電圧読取り技術を個々にイネーブルされた噴射器に行って故障している噴射器の位置を特定することを含むことができる。
本発明の第2の態様によれば、噴射器構成の故障を検出する装置であって、該噴射器構成は、噴射器駆動回路の噴射器列回路の並列分岐に位置する複数の圧電式噴射器を備え、噴射器列回路の各分岐は高側分離スイッチを含み、該高側分離スイッチは、閉じているときは噴射器列回路中の関連する圧電式噴射器をイネーブルし、開いているときは噴射器列回路中の関連する圧電式噴射器をディスエーブルするように動作可能であり、圧電式噴射器で噴射が実行されるとき、高側分離スイッチの各々は閉じたままであり、当該装置は、前記イネーブルされた圧電式噴射器の故障を決定する診断手段をさらに備える。
噴射器駆動回路は、噴射器列回路を第1の電圧源とは圧電式噴射器を充電するよう
に第2の電圧源とは圧電式噴射器を放電するように選択的に接続するよう動作可能であることが好ましく、第1の電圧源は第2の電圧源より電圧が高いようなされている。噴射器は、放電により噴射する噴射器であるのが好ましい。
噴射器列回路は、それぞれの噴射器に個々に関連付けられた噴射器の低側に接続されている複数の噴射器選択スイッチを備えるのが好ましい。噴射器選択スイッチは、噴射イベントを行うために個々の圧電式噴射器を選択するように動作することができる。本構成においては、圧電式噴射器が一対のスイッチの間にそれぞれ接続されていて、噴射器選択スイッチが低側、高側分離スイッチが高側に接続されている。
本発明の方法の態様の任意選択の特性は、装置の態様に等しく適用可能であり、その逆もまた該当することが理解されるべきである。
図1と2は本発明の技術背景としてすでに参照されている。
より分かりやすく理解されるために、これより本発明を図3〜図6を参照しつつ説明する。
図3を参照すると、これは図2の駆動回路30と同様だが、修正された噴射器列回路33を備える噴射器駆動回路30aを示す。修正された噴射器列回路33は図2の噴射器列回路33と同様だが、それぞれの噴射器12a、12bの高側で、噴射器列回路33のそれぞれの分岐33a、33bに接続された一対の高側分離スイッチQHS1、QHS2をも含む。したがって各噴射器12a、12bは低側の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2と高側の高側分離スイッチQHS1、QHS2の間に接続されている。
これより高側分離スイッチQHS1、QHS2がどちらの噴射器12a、12bが故障しているかを決定し故障している噴射器12a、12bをディスエーブルするために使用される、噴射器12a、12bの短絡を検出する2つの異なる診断手順を説明する。以下により詳細に説明するように、第1の診断手順では図4に示すように高側分離スイッチQHS1、QHS2の初期状態が閉じており、一方、第2の診断手順では図3に示すように高側分離スイッチQHS1、QHS2の初期状態が開いている。
図4を参照すると、これは図3の駆動回路30aで高側分離スイッチQHS1、QHS2の両方が閉じた状態を示す。下により詳細に述べるように、高側分離スイッチQHS1、QHS2が閉じた状態で噴射器列で短絡故障が検出された場合は、高側分離スイッチQHS1、QHS2が順番に開かれ、噴射器12a、12bのどちらが故障しているかを決定するためにさらなる検査が行われる。
図5は、高側分離スイッチQHS1、QHS2の初期状態が図4に示すように閉じている第1の診断手順のステップを示す流れ図である。図5および図4を参照する。
[ステップAl] 高側分離スイッチQHS1、QHS2が閉じ、両方の噴射器12a、12bが選択されていない状態で、すなわち両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2が開かれた状態で、抵抗バイアスネットワーク36中の第2と第3の抵抗器R2、R3の間の電圧VSをサンプル抽出し、上述した数式1に従ってVBを算定して、バイアス点PBの電圧VBが決定される。
[ステップA2] バイアス点PBの電圧VBは1組の所定の電圧許容限度と比較される。先に述べたように、噴射器12a、12bの一方または両方に高側から接地への短
絡がある場合は、バイアス点PBの電圧VBは、数式2に従う予測電圧VBpredより低いだろう。逆に、噴射器12a、12bの一方または両方に低側から接地への短絡がある場合は、バイアス点PBの電圧VBは、数式2に従う予測電圧VBpredより高いだろう。このために予測電圧VBpredの上と下にそれぞれ適切な電圧許容限度を設けることができる。
[ステップA3] バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧許容限度内にある場合は、噴射器列には高側から接地への短絡も低側から接地への短絡もない。そこで後に述べるさらなる検査を実施して、噴射器12a、12bの一方または両方にスタック端子短絡故障があるかを決定する。
[ステップA4] バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧許容限度内にない場合は、噴射器列には高側から接地への短絡または低側から接地への短絡がある。高側から接地への短絡または低側から接地への短絡が噴射器列で検出されるとき、噴射器列の両方の噴射器12a、12bのその後の噴射は差し止めてさらなるテストを行い[ステップA5〜A9] 噴射器12a、12bのどちらが故障しているかを決定する。
[ステップA5] 第2の高側分離スイッチQHS2が開かれて第2の噴射器12bを噴射器列回路33から切り離す、すなわち電気的に分離する。
[ステップA6] バイアス点PBの電圧VBが第2の噴射器12bを噴射器列回路33から切り離した状態で決定される。この時点で第1の高側分離スイッチQHS1が閉じられ、第2の高側分離スイッチQHS2が開かれ、両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2が開かれる。
[ステップA7] 上のステップA6で決定されたバイアス点PBの電圧VBがステップA2で述べた電圧許容限度と比較される。
[ステップA8] バイアス点PBの電圧VBが許容限度外の場合は、これは第1の噴射器12aに短絡故障があることを示し、そのためステップA4で検出された故障は、少なくとも一部が第1の噴射器12aに起因する可能性がある。この場合第1の高側分離スイッチQHS1を開いて第1の噴射器12aを噴射器列回路33から電気的に分離し/
切り離して、第1の噴射器12aのさらなる充電と放電および第1の噴射器12aからのさらなる噴射をディスエーブルする。第1の噴射器12aが故障していると判明した場合は、第2の噴射器12bは故障していないと推定され、そのために第2の高側分離スイッチQHS2が再び閉じられて第2の噴射器12bを噴射器回路33に再び接続し、第2の噴射器12bによる噴射が再びイネーブルされる。噴射器12aおよび12bの両方が故障しているというありそうもない場合には、第2の噴射器12bの故障が、第2の噴射器12bがイネーブルされた状態で、すなわちQHS2が閉じQHS1が開かれた状態で、噴射器列回路33に実施されるさらなる診断によって検出される。
[ステップA9] バイアス点PBの電圧VBが許容限度内の場合は、第1の噴射器12bが故障していないことを示し、したがってステップA4で検出された短絡故障は第2の噴射器12bにある。この場合第2の高側分離スイッチQHS2は開かれたままにされ、故障している第2の噴射器12bによる噴射がディスエーブルされる一方で、故障していない第1の噴射器12aによる噴射は再びイネーブルされる。
上のステップA3で述べたように、バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧許容限度内であれば、噴射器12a、12bのどちらかにスタック端子短絡故障があるかを決定す
るためにさらなる検査が実施される。高側分離スイッチQHS1、QHS2が初期状態で閉じている状態で、スタック端子短絡が噴射器12a、12bの一方にある際は電荷共有が噴射器12aと12bの間に発生する可能性があるために、本発明の背景として図2を参照して上に述べた選択電圧読取り技術は当初使用されない。そのかわりに、これも本発明の背景として図2を参照して上に述べた電荷パルス技術が、両方の高側分離スイッチQHS1、QHS2が閉じた状態で当初使用される。第2の電荷パルスを実施したときに電流が図3と4に電流検知抵抗器35として示される電流検知制御手段によって検出され、この電流が所定の閾レベルを超えた場合は、スタック端子短絡が噴射器列回路33の噴射器12a、12bの一方または両方にあることを示す。
噴射器12aまたは12bのどちらが故障しているかを決定するために、本発明の背景として上述したように選択電圧読取り技術が使われる。選択電圧読取り技術を使用して第1の噴射器12aをスタック端子短絡について検査するために、第2の高側分離スイッチQHS2が開かれて第2の噴射器12bをディスエーブルし、第1の噴射器12aのみがイネーブルされたままにする。第1の噴射器選択スイッチSQ1を閉じることにより第1の噴射器12aが選択され、バイアス点PBの電圧VBが決定される。バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧レベル未満であれば、これはスタック端子短絡が選択された第1の噴射器12aにあることを示す。しかし、電圧VBが所定の電圧レベル以上であれば、第2の噴射器12bにスタック端子故障があると推測することができる。
これより第2の診断手順について述べる。上述したように、第2の診断手順では高側分離スイッチQHS1、QHS2が初期状態で、図3に示すように開いている。高側分離スイッチQHS1、QHS2は、噴射または診断イベントが噴射器列で実施されるときにだけ閉じられる。高側分離スイッチQHS1、QHS2は、ただ1つの噴射器12aまたは12bをイネーブルし、イネーブルされたただ1つの噴射器12aまたは12bについて診断を実施することができるように順番に閉じられる。
図6は、故障が第1の噴射器12aに存在するかを決定する第2の診断手順のステップを示す流れ図である。故障が第2の噴射器12bに存在するかを決定するために同様の検査を実施することができる。図3に示すように両方の高側分離スイッチQHS1、QHS2は当初開いている。これより図6および図3について参照する。
[ステップB1] 第1の高側分離スイッチQHS1は閉じられて噴射器列回路33の第1の噴射器12をイネーブルする。第2の高側分離スイッチQHS2は第2の噴射器12bが噴射器列回路33からディスエーブルされるように開かれたままにされる。両方の噴射器選択スイッチSQ1、SQ2は開いている。
[ステップB2] バイアス点PBの電圧VBが決定される。
[ステップB3] バイアス点PBの電圧VBが、第1の噴射器12aを高側から接地への短絡故障または低側から接地への短絡故障について検査するために、第1の診断手順のステップA2について上述したのと同じやり方で1組の所定の電圧許容限度と比較される。
[ステップB4] バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧許容限度内にない場合は、これは第1の噴射器12aに高側から接地への短絡または低側から接地への短絡があることを示す。高側から接地への短絡または低側から接地への短絡が第1の噴射器12aに検出された場合は、第1の高側分離スイッチQHS1が開いて、第1の噴射器12aを噴射器列回路33からディスエーブルする。
[ステップB5] バイアス点PBの電圧VBが所定の電圧許容限度内の場合は、高側から接地への短絡または低側から接地への短絡は第1の噴射器12aにはない。そこで、これは第1の噴射器選択スイッチSQ1を閉じて第1の噴射器12aを選択し、これも本発明の背景として図3を参照しつつ上に述べた選択電圧読取り技術の[ステップB6〜B9]を使用してスタック端子短絡について検査される。
[ステップB6] 第1の高側分離スイッチQHS1と第1の噴射器選択スイッチQS1の両方が閉じた状態で、バイアス点PBの電圧VBが決定される。
[ステップB7] Theバイアス点PBの電圧VBが所定の閾レベルと比較される。
[ステップB8] バイアス点PBの電圧VBが所定の閾レベル未満の場合は、これはスタック端子短絡が第1の噴射器12aにあることを示す。スタック端子短絡が第1の噴射器12aにあると決定された場合は、第1の高側分離スイッチQHS1が開かれて故障している第1の噴射器12aを噴射器列回路33からディスエーブルする。故障している第1の噴射器12aによるさらなる噴射は実施されない。
[ステップB9] バイアス点PBの電圧VBが所定の閾レベルを超える場合は、スタック端子短絡故障は第1の噴射器12aにはない。この場合は、正常な運転が第1の噴射器12aによって継続される。第2の噴射器12bは、第1の高側分離スイッチQHS1を開き第2の高側分離スイッチQHS2を閉じステップB1〜B9を第2の噴射器12bに実施することによって検査される。
第2の診断手順(図3と6)のように高側分離スイッチQHS1、QHS2が主として開かれた状態であると、噴射器12a、12bは常に互いに電気的に分離されている。これにより噴射器12aと12bの間に電荷共有が発生するリスクなしで故障している噴射器12a、12bが直ちに認識され、スイッチを切ることができる。これはまた、他の噴射器12a、12bとの電荷共有のリスクなしで噴射器12a、12bの電圧が測定されることを可能にし、それによって診断にさらなる柔軟性を与える。第2の診断手順(図6)には比較的高速の高側分離スイッチQHS1、QHS2が必要である。
第1の診断手順(図4と5)のように高側分離スイッチQHS1、QHS2が主として閉じた状態であると、電荷共有発生のリスクが存在し、噴射器列回路33に故障の存在が決定された場合は噴射器12a、12bが故障しているかを決定するために追加の診断ステップが実施されなくてはならない。これらの追加の診断ステップ(別に「処理後段」とも呼ばれる)は、両方の噴射器12a、12bが故障している噴射器12a、12bが認識されるまで停止されることを必要とする。しかし、この技術では低速の高側分離スイッチQHS1、QHS2が使用でき、これは費用上の利点をもたらすことができる。
それぞれ図5と6を参照しつつ上に述べた第1と第2の診断手順の両方において、高側分離スイッチQHS1、QHS2の使用によって、故障している噴射器12a、12bが診断され噴射器列回路33からディスエーブルされることが可能になる。故障している噴射器12a、12bをディスエーブルすると、故障噴射器12a、12bは噴射器列回路33の他の噴射器12a、12bから電気的に分離する。ディスエーブルされると、故障噴射器12a、12bに付随する短絡故障が、噴射器列回路33の残りの故障していない噴射器12a、12bの正常な動作に影響することはない。
上述した利点に加えて、分離スイッチQHS1、QHS2を噴射器12a、12bの高側に備えることによって、噴射器12a、12bの高側から接地への故障を電気的に分離することが可能になる。これはこれまで可能ではなく、その理由はスイッチが従来は噴射
器12a、12bの低側に位置していたためで、これはこれらのスイッチが開いている場合でも高側から接地への短絡は電気的に分離されず噴射器列回路33の故障していない噴射器12a、12bの正常な動作に支障を与える可能性があることを意味する。
様々なスイッチの動作を述べるために使用される「開く」および「閉じる」の用語が、本明細書で便宜上使用される。これらの用語は、本発明を限定することを意図するものではなく、そのようなものとして、「閉じる」との用語は電流が流れるようにスイッチを動作することを意味し、「開く」との用語は電流が流れることを実質的に阻止するようにスイッチを動作することを意味することが意図されている。
上述した方法はECU24(図1)のマイクロプロセッサ26の制御の下に自動化されていることが理解されよう。2つの噴射器12a、12bが図3と4の噴射器列回路33に示されているが、本発明の他の実施形態では噴射器列回路33は3つ以上の並列で接続された噴射器を含むことができることもまた理解されよう。さらに本明細書ではただ1つの噴射器列回路33が記載されているが、ECU24は2つ以上の噴射器列回路33を制御するように構成することが可能であり、その場合は各噴射器列回路33が図3と4の駆動回路30aと同様の専用の駆動回路を備える。
既知の圧電式噴射器と噴射器駆動回路を備える関連制御システムの概略図である。 図1の噴射器駆動回路の回路図である。 一対の圧電式噴射器のための噴射器駆動回路図であって、両方開かれた一対の高側分離スイッチを含む噴射器駆動回路の回路図である。 高側分離スイッチが両方閉じている図3の噴射器駆動回路の回路図である。 図4に示すような高側分離スイッチの初期状態が閉じた状態である図3および図4の噴射器駆動回路に接続されている圧電式噴射器の故障を検出する第1の診断手順の流れ図である。 図3に示すような高側分離スイッチの初期状態が開いた状態である図3および図4の噴射器駆動回路に接続されている圧電式噴射器の故障を検出する第2の診断手順の流れ図である。
12 圧電式噴射器
12a 圧電式噴射器
12b 圧電式噴射器
14 制御システム
16 圧電式アクチュエータ
17 噴射器バルブニードル
18 バルブニードルシート
19 スタック
22 噴射器制御ユニット(ICU)
24 エンジン制御ユニット(ECU)
26 マイクロプロセッサ
28 メモリデバイス
30 噴射器駆動回路
30a 噴射器駆動回路
31 第1電源リード線
32 第2電源リード線
33 噴射器列回路
33a 並列分岐
33b 並列分岐
34 中間電流路
35 診断手段、電流検知制御手段、電流検知抵抗器
36 診断手段、抵抗バイアスネットワーク
C1 第1電圧源、第1エネルギー蓄積キャパシタ
C2 第2電圧源、第2エネルギー蓄積キャパシタ
D1 ダイオード
D2 ダイオード
L1 インダクタ
PB バイアス点
Q1 充電スイッチ
Q2 放電スイッチ
QHS1 高側分離スイッチ
QHS2 高側分離スイッチ
R1 第1抵抗器
R2 第2抵抗器
R3 第3抵抗器
SQ1 第1噴射器選択スイッチ
SQ2 第2噴射器選択スイッチ
VB バイアス電圧
VB バイアス電圧
VB バイアス電圧
Bpred 予想バイアス電圧
VGND 接地電圧レール
VH 高電圧レール
VM 中間電圧レール
VS 電圧源

Claims (17)

  1. 複数の圧電式噴射器(12a、12b)を備える噴射器構成の故障を検出する方法であって、
    前記圧電式噴射器(12a、12b)は噴射器駆動回路(30a)に備えられた噴射器列回路(33)の並列分岐(33a、33b)に位置し、
    前記噴射器列回路(33)の各分岐(33a、33b)は高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を各々含み、該高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)は、閉じているときは前記噴射器列回路(33)中の関連する圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れることを可能にし、開いているときは前記噴射器列回路(33)中の前記関連する圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れないように動作可能であり、該圧電式噴射器(12a、12b)で噴射が実行されるとき、前記高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)の各々は閉じたままであり、
    前記方法は、
    前記圧電式噴射器(12a、12b)のうち第1の圧電式噴射器を通って電流が流れることを可能にし、他の1つまたは複数の前記圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れないように前記高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を動作させるステップと、
    前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)の故障の有無を検出する診断を実行するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)において故障が決定された際に、前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れないように前記関連する高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を動作させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 噴射器駆動回路(30a)中の高電圧レール(VH)と接地レール(VGND)との間の電位分割手段(36)のバイアス点(PB)におけるバイアス電圧(VB、VB、VB)を決定するステップと、前記バイアス電圧(VB、VB、VB)が予測バイアス電圧(VBpred)の所定の許容範囲内でない場合に前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)について高側から接地への短絡または低側から接地への短絡故障の存在を決定するステップとをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記バイアス電圧(VB、VB、VB)が前記予測バイアス電圧(VBpred)より第1の所定の許容値を超えて低い際に高側から接地への短絡故障の存在を決定するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記バイアス電圧(VB、VB、VB)が前記予測バイアス電圧(VBpred)より第2の所定の許容値を超えて高い際に低側から接地への短絡故障の存在を決定するステップをさらに含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)の電圧を示す電圧(VS)を測定するステップと、前記測定された電圧(VS)を所定の閾電圧レベルと比較するステップと、前記測定された電圧(VS)が前記所定の閾電圧レベル未満である場合にスタック端子短絡故障の存在を決定するステップとをさらに含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記動作させるステップが、前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れることを可能にするように高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を閉じるステップを含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記動作させるステップが、前記第1の圧電式噴射器(12a、12b)が位置する前記噴射器列回路(33)の分岐における高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を閉じたままにするように、少なくとも1つの高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を開くステップを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 請求項1の動作させるステップを実行する前に前記噴射器構成の故障の存在を決定するために、前記高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)の全てを閉じた状態で前記噴射器構成に対して初期診断を実施するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 故障している圧電式噴射器(12a、12b)の位置またはアドレスをメモリデバイス(28)に記録するステップをさらに含む、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 実行環境で実行されたときに請求項1から10のいずれかに記載の方法を実施するように動作可能な少なくとも1つのコンピュータプログラムソフトウェア部分を備える、コンピュータプログラム製品。
  12. 請求項11の前記または各コンピュータソフトウェア部分が格納されている、データ記憶媒体。
  13. 請求項12の前記データ記憶媒体を備える、マイクロコンピュータ。
  14. 複数の圧電式噴射器(12a、12b)を備える噴射器構成の故障を検出する装置であって、
    前記圧電式噴射器(12a、12b)は噴射器駆動回路(30a)に備えられた噴射器列回路(33)の並列分岐(33a、33b)に位置し、
    前記噴射器列回路(33)の各分岐(33a、33b)は高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を各々含み、該高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)は、閉じているときは前記噴射器列回路(33)中の関連する圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れることを可能にし、開いているときは前記噴射器列回路(33)中の前記関連する圧電式噴射器(12a、12b)を通って電流が流れないように動作可能であり、該圧電式噴射器(12a、12b)で噴射が実行されるとき、前記高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)の各々は閉じたままであり、
    前記装置は、閉じられた高側分離スイッチ(QHS1、QHS2)を備える噴射器列回路(33)の分岐(33a、33b)に位置する第1の圧電式噴射器(12a、12b)の故障を決定する診断手段(35、36)をさらに備える装置。
  15. 前記噴射器駆動回路(30a)は、前記圧電式噴射器(12a、12b)を充電するため前記噴射器列回路(33)を第1の電圧源(C1)に選択的に接続し、前記圧電式噴射器(12a、12b)を放電するため前記噴射器列回路(33)を第2の電圧源(C2)に選択的に接続するよう動作可能であり、前記第1の電圧源(C1)が前記第2の電圧源(C2)より高い電圧を有する、請求項14に記載の装置。
  16. 前記圧電式噴射器(12a、12b)が放電により噴射する噴射器(12a、12b)である、請求項14または15に記載の装置。
  17. 前記噴射器列回路(33)が複数の噴射器選択スイッチ(SQ1、SQ2)をさらに備え、各噴射器選択スイッチ(SQ1、SQ2)が、それぞれの圧電式噴射器(12a、12b)に関連付けられ、かつ、前記圧電式噴射器(12a、12b)と前記第2の電圧源(C2)の間で前記噴射器列回路(33)のそれぞれの分岐(33a、33b)に接続されている、請求項15または16に記載の装置。
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