JP4862957B2 - 情報処理装置、情報記録媒体製造装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報記録媒体製造装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDFInfo
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Description
また、コンテンツを暗号化しても、暗号鍵の漏洩が発生してしまうと、不正に復号されたコンテンツが流出するという問題が発生する。このような問題を解決する1つの構成を開示した従来技術として、特許文献1に記載の構成がある。特許文献1は、セクタを単位としてデータの間にダミーデータを挿入して、コンテンツの不正再生を防止した構成を開示している。しかし、再生時にダミーデータを除去し再生しないという構成では、再生装置、再生アプリケーションソフトの識別データを出力データに埋め込むことはできない。
コンテンツの再生処理を実行する再生装置であり、
前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えるデータ変換処理部を有し、
前記データ変換処理部は、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行する構成であり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換処理部は、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行する構成であることを特徴とする再生装置にある。
情報記録媒体製造装置であり、
正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムとを取得するデータ処理部と、
前記ブロークンデータを含むコンテンツと、前記変換テーブルと、前記データ変換処理プログラムを情報記録媒体に記録するデータ記録部と、
を有し、
前記データ処理部の取得する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理部の取得するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とする情報記録媒体製造装置にある。
記録データを有する情報記録媒体であり、
前記記録データの一部の置き換え対象となる変換データと、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、再生装置上で実行される前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ処理プログラムを、
記録データとして格納し、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記再生装置における前記データ処理プログラムの実行により、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させることを可能とした情報記録媒体にある。
コンテンツの再生処理を実行する再生装置において実行する情報処理方法であり、
データ変換処理部が、前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えるデータ変換ステップを有し、
前記データ変換ステップは、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行するステップであり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換ステップは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行するステップである情報処理方法にある。
情報記録媒体製造装置において実行する情報記録媒体製造方法であり、
前記情報記録媒体製造装置のデータ処理部が、正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムとを取得するデータ処理ステップと、
前記情報記録媒体製造装置のデータ記録部が、前記ブロークンデータを含むコンテンツと、前記変換テーブルと、前記データ変換処理プログラムを情報記録媒体に記録するデータ記録ステップを実行し、
前記データ処理ステップにおいて取得する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理ステップにおいて取得するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とする情報記録媒体製造方法にある。
コンテンツの再生処理を実行する再生装置において情報処理を実行させる再生アプリケーション・プログラムであり、
データ変換処理部に、前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えさせデータ変換ステップを実行させ、
前記データ変換ステップは、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行させるステップであり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換ステップにおいて、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させる再生アプリケーション・プログラムにある。
オーサリング装置であり、
正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムを生成するデータ処理部を有し、
前記データ処理部の生成する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理部の生成するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とするオーサリング装置にある。
1.情報記録媒体の格納データと、ドライブおよびホストにおける処理の概要
2.コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)について
3.コンテンツ再生処理
(3.1)コンテンツ再生処理例1
(3.2)コンテンツ再生処理例2
(3.3)コンテンツ再生処理例3
(3.4)コンテンツ再生処理例4
(3.5)コンテンツ再生処理例5
(3.6)コンテンツ再生処理例6
(3.7)コンテンツ再生処理例7
(3.8)コンテンツ再生処理例8
4.情報処理装置の構成
5.情報記録媒体製造装置および情報記録媒体
まず、情報記録媒体の格納データと、ドライブおよびホストにおける処理の概要について説明する。図1に、コンテンツの格納された情報記録媒体100、ドライブ120およびホスト150の構成を示す。ホスト150は、例えばPC等の情報処理装置で実行されるデータ再生(または記録)アプリケーションであり、所定のデータ処理シーケンスに従ってPC等の情報処理装置のハードウェアを利用した処理を行なう。
情報記録媒体100には、様々なコンテンツが格納される。例えば高精細動画像データであるHD(High Definition)ムービーコンテンツなどの動画コンテンツのAV(Audio Visual)ストリームや特定の規格で規定された形式のゲームプログラム、画像ファイル、音声データ、テキストデータなどからなるコンテンツである。これらのコンテンツは、特定のAVフォーマット規格データであり、特定のAVデータフォーマットに従って格納される。具体的には、例えばBlu−rayディスクROM規格データとして、Blu−ray Disc(商標)ROM規格フォーマットに従って格納される。
情報記録媒体100には、様々なコンテンツが格納される。例えば高精細動画像データであるHD(High Definition)ムービーコンテンツなどの動画コンテンツのAV(Audio Visual)ストリームや特定の規格で規定された形式のゲームプログラム、画像ファイル、音声データ、テキストデータなどからなるコンテンツである。これらのコンテンツは、特定のAVフォーマット規格データであり、特定のAVデータフォーマットに従って格納される。具体的には、例えばBlu−rayディスクROM規格データとして、Blu−rayディスクROM規格フォーマットに従って格納される。
MKB(Media Key Block)102は、ブロードキャストエンクリプション方式の一態様として知られる木構造の鍵配信方式に基づいて生成される暗号鍵ブロックである。MKB102は有効なライセンスを持つユーザの情報処理装置に格納されたデバイス鍵[Kd]に基づく処理(復号)によってのみ、コンテンツの復号に必要なキーであるメディア鍵[Km]の取得を可能とした鍵情報ブロックである。これはいわゆる階層型木構造に従った情報配信方式を適用したものであり、ユーザデバイス(情報処理装置)が有効なライセンスを持つ場合にのみ、メディア鍵[Km]の取得を可能とし、無効化(リボーク処理)されたユーザデバイスにおいては、メディア鍵[Km]の取得が不可能となる。
前述したように各コンテンツまたは複数コンテンツの集合は、コンテンツの利用管理のため、各々、個別の暗号鍵(タイトル鍵(CPSユニット鍵))を適用した暗号化がなされて情報記録媒体100に格納される。すなわち、コンテンツを構成するAV(Audio Visual)ストリーム、音楽データ、動画、静止画等の画像データ、ゲームプログラム、WEBコンテンツなどは、コンテンツ利用の管理単位としてのユニットに区分され、区分されたユニット毎に異なるタイトル鍵を生成して、復号処理を行なうことが必要となる。このタイトル鍵を生成するための情報がタイトル鍵データであり、例えばメディア鍵等によって生成された鍵で暗号化タイトル鍵を復号することによってタイトル鍵を得る。タイトル鍵データを適用した所定の暗号鍵生成シーケンスに従って、各ユニット対応のタイトル鍵が生成され、コンテンツの復号が実行される。
使用許諾情報には、例えばコピー・再生制御情報(CCI)が含まれる。すなわち、情報記録媒体100に格納された暗号化コンテンツ101に対応する利用制御のためのコピー制限情報や、再生制限情報である。このコピー・再生制御情報(CCI)は、コンテンツ管理ユニットとして設定されるCPSユニット個別の情報として設定される場合や、複数のCPSユニットに対応して設定される場合など、様々な設定が可能である。
前述したように、情報記録媒体100に格納された暗号化コンテンツ101は、所定の暗号化が施されているとともに、コンテンツ構成データの一部が、正しいデータと異なるブロークンデータによって構成されている。コンテンツ再生に際しては、このブロークンデータを正しいコンテンツデータである変換データに置き換えるデータ上書き処理が必要となる。この変換データを登録したテーブルが変換テーブル(Fix−up Table)105である。ブロークンデータはコンテンツ中に散在して多数設定され、コンテンツ再生に際しては、これらの複数のブロークンデータを変換テーブルに登録された変換データに置き換える(上書き)する処理が必要となる。この変換データを適用することにより、例えば、暗号鍵が漏洩しコンテンツの復号が不正に行なわれた場合であっても、コンテンツの復号のみでは、置き換えデータの存在によって正しいコンテンツの再生が不可能となり、不正なコンテンツ利用を防止することができる。
データ変換処理プログラム106は、変換テーブル(Fix−up Table)105の登録データによるデータ変換処理を実行するための処理命令を含むプログラムであり、コンテンツ再生を実行するホストによって利用される。図1におけるホスト100のデータ変換処理部154において実行される。
前述したように、情報記録媒体に格納されるコンテンツは、ユニット毎の異なる利用制御を実現するため、ユニット毎に異なる鍵が割り当てられ暗号化処理がなされて格納される。すなわち、コンテンツはコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)に区分されて、個別の暗号化処理がなされ、個別の利用管理がなされる。
(A)図2におけるインデックス210は、図3に示すディレクトリ中のindex.bdmvファイル
(B)図2におけるムービーオブジェクト220は図3に示すディレクトリ中のMovieObject.bdmvファイル
(C)図2におけるプレイリスト230は図3に示すディレクトリ中のPLAYLISTディレクトリ下のファイル、
(D)図2におけるクリップ240は図3に示すディレクトリ中のCLIPINFディレクトリ下のファイルとSTREAMディレクトリ下のファイルで同じファイル番号持つものの対に対応している。
図5に示す[ContentCode.svm]がデータ変換処理プログラムであり、
図5に示す[FixUpXXXXX.tbl]はクリップ1つごとに定義される変換テーブルである。(XXXXXはクリップ情報ファイルのファイル番号と一致している)
以下、ドライブとホスト間の相互認証処理を実行し、認証の成立を条件として、ドライブに装着した情報記録媒体に格納されたコンテンツをドライブからホストに転送してコンテンツ再生処理を実行する場合の複数の処理例について説明する。
まずコンテンツ再生処理例1について、図6を参照して説明する。図6には、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、情報記録媒体310をセットし、データの読み取りを実行するドライブ330、ドライブとデータ通信可能に接続され、情報記録媒体310に格納されたコンテンツをドライブ330を介して取得して再生処理を実行する再生アプリケーションを実行するホスト350を示している。ホスト350は、例えばPC等の情報処理装置において実行される。
Number of Fix-Up Entry:変換データエントリ数(Number of Fix-Up Entry)
Fix-Up Entry Length:1変換データエントリのバイト数(Byte Length of one Fix-Up Entry()=(N+6))
SPN(ソースパケットナンバー):変換データ書き込みパケットのAVストリームファイルの開始位置からのパケットナンバー(Absolute Transformed Packet Number from the beginning of AV Stream File)
Byte Offset:SPNで指定されたパケット中の変換データ書き込み開始位置を示すバイトオフセット(Start byte position of transformed data in the packet)
player_id_bit_position:識別マーク(プレーヤIDなど)のビット位置(Indicate bit position of Player ID for forensic)
Fix-Up Data:変換上書きデータ(Value to be overwritten (N byte is transformed in one TS Packet))
これらのデータを持つ。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
の実体データとしての「変換上書きデータ」と、
これらのデータの書き込み位置の指定情報を記録したテーブルとして設定される。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を変換テーブルの指定位置に書き込む処理を実行する。データ書き込みは、平文TSバッファ253に格納されたデータに対する変換データ、または識別マーク入り変換データの上書き処理として実行され、この処理の結果、平文TSバッファ253に格納されたデータは、先に説明した図8(3)のデータに置き換えられることになる。
次に、コンテンツ再生処理例2について、図10を参照して説明する。図10は、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、情報記録媒体310をセットし、データの読み取りを実行するドライブ330、ドライブとデータ通信可能に接続され、情報記録媒体310に格納されたコンテンツをドライブ330を介して取得して再生処理を実行する再生アプリケーションを実行するホスト350を示している。ホスト350は、例えばPC等の情報処理装置において実行される。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブル314に記録された指定位置に書き込むデータ変換処理、さらに、変換済みのTS(トランスポートストリーム)の外部出力処理、あるいは、ステップS203におけるデマルチプレクサ処理、すなわちトランスポートストリーム(TS)からエレメンタリストリーム(ES)への変換処理、ステップS204におけるデコード処理、これらの処理は、コンテンツ再生または外部出力に並行したリアルタイム処理として実行する。
次に、コンテンツ再生処理例3について、図11を参照して説明する。図11も図10と同様、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。図11も図10と同様、MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。
Number of FUT blocks:変換テーブルブロック数
Length of FUT block:1変換テーブルブロックのバイト数
Number of Fix-Up Entry in FUT block:1つのFUTブロック中の変換データエントリ数(Number of Fix-Up Entry)
Length of one Fix-Up Entry:1変換データエントリのバイト数
First SPN for FUT block:各変換テーブルブロックの第1エントリのデータ書き込み位置としてのパケットナンバー
FUT:個別に暗号化あるいは演算処理がなされ難読化された部分変換テーブルとしての変換テーブルブロック(FUTブロック)
これらのデータを持つ。
SPN(ソースパケットナンバー):変換データ書き込みパケットのAVストリームファイルの開始位置からのパケットナンバー(Absolute Transformed Packet Number from the beginning of AV Stream File)
Byte Offset:SPNで指定されたパケット中の変換データ書き込み開始位置を示すバイトオフセット(Start byte position of transformed data in the packet)
FM_flag:識別マーク入り変換データの適用による変換処理を行なうか否かを設定したフラグ、例えば、0:全てのプレーヤにおいて変換を実行、1:プレーヤIDの該当するビット位置のビット値が"1"である場合にのみ変換を実行、などの設定とされる。
player_id_bit_position:識別マーク(プレーヤIDなど)のビット位置(Indicate bit position of Player ID for forensic)
Fix-Up Data:変換上書きデータ(Value to be overwritten (N byte is transformed in one TS Packet))
これらのデータを持つ。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブル314に記録された指定位置に書き込むデータ変換処理、さらに、変換済みのTS(トランスポートストリーム)の外部出力処理、あるいは、ステップS203におけるデマルチプレクサ処理、すなわちトランスポートストリーム(TS)からエレメンタリストリーム(ES)への変換処理、ステップS204におけるデコード処理、これらの処理は、コンテンツ再生または外部出力に並行したリアルタイム処理として実行する。
次に、コンテンツ再生処理例4について、図14を参照して説明する。図14も図10、図11と同様、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。情報記録媒体には、さらに、暗号化コンテンツ313、変換テーブル314、データ変換処理プログラム315が格納されている。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブルに記録された指定位置に書き込むデータ変換処理が実行される。
次に、コンテンツ再生処理例5について、図15を参照して説明する。図15には、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブルに記録された指定位置に書き込むデータ変換処理がコンテンツ再生処理または外部出力処理に並行したリアルタイム処理として実行される。
次に、コンテンツ再生処理例6について、図16を参照して説明する。図16には、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。本処理例では、図16に示すように、情報記録媒体310には、変換テーブルを含む暗号化コンテンツ318と、データ変換処理プログラム315が格納されている。点線枠で示すブロック381の処理をリアルタイム処理として実行し、点線枠で示すブロック385の処理は、間欠的な処理として実行される。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブルに記録された指定位置に書き込むデータ変換処理をコンテンツ再生処理または外部出力処理に並行したリアルタイム処理として実行する。
[変換テーブル1](XOR)[P1]、
[変換テーブル2](XOR)[P2]、
[変換テーブル3](XOR)[P3]、
: :
これらの排他論理和演算処理を実行して、各平文変換テーブルデータを取得する。なお、上記式において、[A](XOR)[B]は、AとBの排他論理和演算を意味するものとする。
次に、コンテンツ再生処理例7について、図18を参照して説明する。図18には、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。本処理例では、先に図16を参照して説明したコンテンツ再生処理例6と同様、図18に示すように、情報記録媒体310には、変換テーブルを含む暗号化コンテンツ318と、データ変換処理プログラム315が格納されている。点線枠で示すブロック381の処理をリアルタイム処理として実行し、点線枠で示すブロック383の処理は、間欠的な処理として実行される。
SP_No:シークレットパラメータ(SP)の識別子(ID)[XOR演算に適用]
type_indicator:タイプ識別子[00:変換なし,01b:変換データによる処理,10b,11b:識別マーク入り変換データによる処理]
FM_ID_bit_position:識別マーク入り変換データに対応するプレーヤIDの識別ビット位置
relative_SPN:変換データ適用パケット位置(プログラマブルマップテーブル(PMT)格納パケットからのパケット数)
byte_position:パケット内の変換データ記録位置
overwrite_value:変換データ(識別マーク入り変換データも含む)
relative_SPN_2:第2変換データ適用パケット位置(PMTパケットからのパケット数)
byte_position_2:パケット内の変換データ記録位置(第2変換データ対応)
overwrite_value_2:第2変換データ(識別マーク入り変換データも含む)
これらのデータによって構成される。
(a)ブロークンデータを正当なコンテンツデータに変換するための変換データに関する登録情報であるか、または、
(b)再生装置又はコンテンツ再生アプリケーションの識別情報を埋めこむための識別マーク入り変換データに関する登録情報であるか、
上記(a)、(b)のいずれの登録情報であるかを識別するタイプ識別子である。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブルに記録された指定位置に書き込む処理を実行する。これらの処理は、コンテンツ再生処理または外部出力処理に並行したリアルタイム処理として実行する。
[変換テーブル1](XOR)[SP1]、
[変換テーブル2](XOR)[SP2]、
[変換テーブル3](XOR)[SP3]、
: :
これらの排他論理和演算処理を順次、実行することになる。これらの演算によって、各平文変換テーブルデータを取得する。なお、上記式において、[A](XOR)[B]は、AとBの排他論理和演算を意味するものとする。
次に、コンテンツ再生処理例8について、図23を参照して説明する。図23には、左から暗号化コンテンツの格納された情報記録媒体310、ドライブ330、ホスト350を示している。MKB(Media Key Block)と、タイトル鍵ファイルおよびこれらを適用した処理は、先に図6を参照して説明した処理例1と同様であるので省略してある。情報記録媒体には、さらに、暗号化コンテンツ313、変換テーブル314、データ変換処理プログラム315が格納されている。
図24は、変換テーブルの全体データ構成を示し、
図25は、変換テーブル内に含まれる複数の変換テーブルブロック(FUTブロック)中の1つの変換テーブルブロック(FUTブロック)のデータ構成、
図26は、変換テーブルブロック(FUT)内の変換データエントリのデータ構成を示している。
Number of FUT blocks:変換テーブルブロック数
Length of FUT block:変換テーブルブロックバイト長
SP_No:シークレットパラメータ(SP)ナンバー(VMによって生成されるSPに対応付けられる)
First SPN for FUT block:変換テーブルブロックの割り当てられたパケット位置
FUT block():変換テーブルブロック(各ブロックは異なるパラメータで処理(難読化)されている)
Number of FixUpEntry in this block:変換データ数(識別マーク入り変換データも含む)
Base SPN for FixUpEntry:変換データの記録位置の指標となるベースパケットの位置(パケットNo.)
FixUpEntry():変換データエントリ(シークレットパラメータで処理(難読化)されている)
type_indicator:タイプ識別子[00:変換なし,01b:変換データによる処理,10b,11b:識別マーク入り変換データによる処理]
FM_ID_bit_position:識別マーク入り変換データに対応するプレーヤIDの識別ビット位置
relative_SPN:変換データ適用パケット位置(プログラマブルマップテーブル(PMT)格納パケットからのパケット数)
byte_position:パケット内の変換データ記録位置
overwrite_value:変換データ(識別マーク入り変換データも含む)
relative_SPN_2:第2変換データ適用パケット位置(PMTパケットからのパケット数)
byte_position_2:パケット内の変換データ記録位置(第2変換データ対応)
overwrite_value_2:第2変換データ(識別マーク入り変換データも含む)
これらのデータによって構成される。
(a)ブロークンデータを正当なコンテンツデータに変換するための変換データに関する登録情報であるか、または、
(b)再生装置又はコンテンツ再生アプリケーションの識別情報を埋めこむための識別マーク入り変換データに関する登録情報であるか、
上記(a)、(b)のいずれの登録情報であるかを識別するタイプ識別子である。
(a)変換データ
(b)識別マーク入り変換データ
を、変換テーブルに記録された指定位置に書き込む処理を実行する。これらの処理は、リアルタイムハンドラ361の制御の下、コンテンツ再生処理または外部出力処理に並行したリアルタイム処理として実行される。リアルタイムイベントハンドラ361が、コンテンツ再生あるいは外部出力中に発生するイベントを監視して処理制御がなされる。例えば不正処理が検出された場合には処理が中止される。
タイプ識別子[type_indicator]が10bであれば0ビットを、
タイプ識別子[type_indicator]が11bであれば64ビットを、
FM_ID_bit_positionに加算する。このようにして、より少ないビットを割り当ててもFM_IDを表すことができる。そして、特定されたFM_IDのビット位置のデータを取得する。そして、
FM_IDビットが1の場合であれば変換データを適用したコンテンツの構成データの置き換えによる変形を行い、
FM_IDビットが0の場合であれば変形を行わないとする(又は、その逆。)
この処理により、プレーヤIDに相当するデータを再生データに埋めこむことができる。ここで、変形を行う場合には、変換テーブルに設定された第1変換データ[overwrite_value]及び、第2変換データ[overwrite_value_2]の2箇所の変形を共に行うことにより、FM_IDデータの除去をより困難とすることができるとともに、それぞれ[overwrite_value]の制限を行うよりも再生装置の負担を軽くすることができる。一方、タイプ識別子[type_indicator]が01bである場合には、識別マーク入りの変換データではない変換データ、例えばブロークンデータの置き換えに適用する変換データであるので、変換データの処理を行うに際して、再生装置のFM_IDの確認を行う必要は無い。
[変換テーブルブロック(FUTブロック)1](XOR)[SP1]、
[変換テーブルブロック(FUTブロック)2](XOR)[SP2]、
[変換テーブルブロック(FUTブロック)3](XOR)[SP3]、
: :
これらの排他論理和演算処理によって行なわれる。これらの演算によって、各平文変換テーブルブロックデータを取得する。なお、上記式において、[A](XOR)[B]は、AとBの排他論理和演算を意味するものとする。
次に、図29を参照して、ホストとしてのアプリケーションを実行する情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。情報処理装置800は、OSやコンテンツ再生または記録アプリケーション・プログラム、相互認証処理プログラムなどの各種プログラムに従ったデータ処理を実行するCPU809、プログラム、パラメータ等の記憶領域としてのROM808、メモリ810、デジタル信号を入出力する入出力I/F802、アナログ信号を入出力し、A/D,D/Aコンバータ805を持つ入出力I/F804、MPEGデータのエンコード、デコード処理を実行するMPEGコーデック803、TS(Transport Stream)・PS(Program Stream)処理を実行するTS・PS処理手段806、相互認証、暗号化コンテンツの復号処理など各種の暗号処理を実行する暗号処理手段807、ハードディスクなどの記録媒体812、記録媒体812の駆動、データ記録再生信号の入出力を行なうドライブ811を有し、バス801に各ブロックが接続されている。
次に、情報記録媒体製造装置および情報記録媒体について説明する。すなわち、上述したコンテンツ再生処理において適用される情報記録媒体の製造装置、方法、および情報記録媒体について説明する。
情報記録媒体製造装置は、
正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理実行命令を含むデータ変換処理プログラムを生成するデータ処理部と、
ブロークンデータを含むコンテンツと、変換テーブルと、データ変換処理プログラムを情報記録媒体に記録するデータ記録部と、
を有する。
(a)正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
(b)ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
(c)変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理実行命令を含むデータ変換処理プログラムを、
記録データとして格納した情報記録媒体となる。
(p)ブロークンデータを正当なコンテンツデータに変換するための変換データに関する登録情報であるか、または、
(q)再生装置又はコンテンツ再生アプリケーションの識別情報を埋めこむための識別マーク入り変換データに関する登録情報であるか、
上記(p)、(q)のいずれの登録情報であるかを識別するタイプ識別子を有する。
101 暗号化コンテンツ
102 MKB
103 タイトル鍵ファイル
104 使用許諾情報
105 変換テーブル
106 データ変換処理プログラム
120 ドライブ
121 データ処理部
122 メモリ
150 ホスト
151 データ処理部
152 メモリa
153 復号処理部
154 データ変換処理部
155 デコード処理部
156 メモリb
210 インデックス
220 ムービーオブジェクト
230 プレイリスト
240 クリップ
261,262,263 AVストリーム
271,272 コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)
281 データ部
310 情報記録媒体
311 MKB
312 タイトル鍵ファイル
313 暗号化コンテンツ
314 変換テーブル
315 データ変換処理プログラム
330 ドライブ
350 ホスト
351 デバイス鍵
352 トラックバッファ
353 平文TSバッファ
354 イベントハンドラ
355 プレーヤ情報
356 セキュアVM
361 リアルタイムイベントハンドラ
363 部分テーブル記憶部
364 プリロードテーブル記憶部
371 SPレジスタ
372 XORedテーブル記憶部
391,392 TSパケット
394,395 変換データの記録領域を持つパケット
401 トラックバッファ格納データ
402 復号結果データ
403 ブロークンデータ
404 変換データ
405 識別マークを含む変換データ
406 変換処理済みデータ
501,502,511,512 パケット
800 情報処理装置
801 バス
802 入出力I/F
803 MPEGコーデック
804 入出力I/F
805 A/D,D/Aコンバータ
806 TS・PS処理手段
807 暗号処理手段
808 ROM
809 CPU
810 メモリ
811 ドライブ
812 記録媒体
Claims (16)
- コンテンツの再生処理を実行する再生装置であり、
前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えるデータ変換処理部を有し、
前記データ変換処理部は、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行する構成であり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換処理部は、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行する構成であることを特徴とする再生装置。 - 前記部分的な変換テーブルデータは、前記パラメータ特定するためのパラメータ識別子をさらに有し、
前記データ変換処理部は、前記パラメータ識別子に対応するパラメータを適用して演算処理または暗号処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記データ変換処理部は、
前記1以上の変換テーブルに含まれる複数の変換データに対して、所定の再生単位で異なるパラメータを適用した排他論理和演算処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記データ変換処理部は、
前記異なるパラメータの算出処理を、コンテンツの再生または外部出力に同期させた間欠的な処理として実行し、
間欠的に順次、算出する異なるパラメータに基づく演算処理または暗号処理によって、異なるコンテンツ構成データに対応する変換データの取得を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記データ変換処理部は、
前記パラメータ算出処理をバーチャルマシンによって実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記データ変換処理部は、
前記コンテンツの構成パケットに分散して分割記録された分割変換テーブルを順次取得して、該分割変換テーブルから、前記コンテンツの一部構成データのみに対応する置き換えデータである変換データと、該変換データの記録位置情報を取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記再生装置は、さらに、
前記コンテンツの復号処理を実行する復号処理部を有し、
前記データ変換処理部は、
前記復号処理部における復号コンテンツのコンテンツ構成データを前記変換データに置き換える処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の再生装置。 - 情報記録媒体製造装置であり、
正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムとを取得するデータ処理部と、
前記ブロークンデータを含むコンテンツと、前記変換テーブルと、前記データ変換処理プログラムを情報記録媒体に記録するデータ記録部と、
を有し、
前記データ処理部の取得する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理部の取得するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とする情報記録媒体製造装置。 - 前記部分的な変換テーブルデータは、前記パラメータ特定するためのパラメータ識別子をさらに有し、
前記データ変換処理プログラムは、前記パラメータ識別子に対応するパラメータを適用して演算処理または暗号処理を実行させるプログラムであることを特徴とする請求項8に記載の情報記録媒体製造装置。 - 前記データ処理部は、
コンテンツの一部構成データのみに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理による難読化した変換テーブルを取得し、
前記データ記録部は、
前記難読化した変換テーブルの記録処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の情報記録媒体製造装置。 - 前記データ処理部は、
前記ブロークンデータを含むコンテンツを構成データとするストリームパケット中に、前記難読化した変換テーブルを散在させて配置したコンテンツデータを取得する構成であり、
前記データ記録部は、
前記難読化した変換テーブルを散在させて配置したコンテンツデータの記録処理を実行する構成であることを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体製造装置。 - 記録データを有する情報記録媒体であり、
前記記録データの一部の置き換え対象となる変換データと、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、再生装置上で実行される前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ処理プログラムを、
記録データとして格納し、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記再生装置における前記データ処理プログラムの実行により、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させることを可能とした情報記録媒体。 - コンテンツの再生処理を実行する再生装置において実行する情報処理方法であり、
データ変換処理部が、前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えるデータ変換ステップを有し、
前記データ変換ステップは、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行するステップであり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換ステップは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行するステップである情報処理方法。 - 情報記録媒体製造装置において実行する情報記録媒体製造方法であり、
前記情報記録媒体製造装置のデータ処理部が、正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムとを取得するデータ処理ステップと、
前記情報記録媒体製造装置のデータ記録部が、前記ブロークンデータを含むコンテンツと、前記変換テーブルと、前記データ変換処理プログラムを情報記録媒体に記録するデータ記録ステップを実行し、
前記データ処理ステップにおいて取得する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理ステップにおいて取得するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とする情報記録媒体製造方法。 - コンテンツの再生処理を実行する再生装置において情報処理を実行させる再生アプリケーション・プログラムであり、
データ変換処理部に、前記コンテンツを構成するコンテンツ構成データの少なくとも一部を変換データに置き換えさせデータ変換ステップを実行させ、
前記データ変換ステップは、変換テーブルの記録情報に従ったデータ変換処理を実行させるステップであり、
前記変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有し、
前記データ変換ステップにおいて、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させる再生アプリケーション・プログラム。 - オーサリング装置であり、
正当コンテンツ構成データと異なるブロークンデータを含むコンテンツと、
前記ブロークンデータの置き換え対象となる正当コンテンツ構成データである変換データを有し、該変換データのコンテンツに対する設定位置情報を記録した変換テーブルと、
前記変換テーブルを適用したコンテンツ構成データの置き換え処理に用いられるデータ変換処理プログラムを生成するデータ処理部を有し、
前記データ処理部の生成する変換テーブルは、
(1)前記変換データと、
(2)前記変換データの置き換え位置情報と、
を有する変換テーブルであり、
前記データ処理部の生成するデータ変換処理プログラムは、
前記コンテンツの一部構成データに対応する変換データを記録した部分的な変換テーブルデータ各々に対して異なるパラメータを適用した演算処理または暗号処理を実行し、置き換えデータである変換データの取得処理を実行させるプログラムであることを特徴とするオーサリング装置。
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