JP4860662B2 - 蒸気殺菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は食品プラント設備を構成する流体製品の製造管路の所定位置に接続され、上記流体管を流れる流体製品に高温の蒸気を噴出して混合させることにより、上記流体製品の殺菌を行う蒸気殺菌装置に関する。
食品プラント設備を構成する流体製品の製造管路内において、流体製品に高温の蒸気を噴出して混合させることにより殺菌する蒸気殺菌装置は従来から使用されている。
図5に示すとおり、従来の蒸気殺菌装置80は、全体円筒形に形成され、流体製品の下流側端部83の近傍において径方向に設けられた蒸気送入口部90と、軸方向略中央部において上記蒸気送入口部90と径方向に対向して設けられた流体製品送入口部91とを有すると共に、流体製品の下流側端部83には、上記蒸気と上記流体製品とが混合されることにより上記流体製品の殺菌が行われる流体製品殺菌部114とを有し、上記蒸気送入口部90と上記流体製品殺菌部114との間には、上記蒸気が送出される蒸気送出口部92が形成されると共に、上記蒸気送入口部90と上記蒸気送出口部92との間に第一ノズル部82が形成されたボデー部81と、上記ボデー部81の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通され、内部に流体製品が流通すると共に、流体製品の下流側端部86には、上記第一ノズル部82の内側面と当接若しく離間することによって上記蒸気送出口部92を開閉して、上記蒸気送出口部92からの蒸気の噴出量を調整しうる蒸気送出口開閉部107と、上記流体製品送入口部91から送入された流体製品が送出される流体製品送出口部93とを有し、上記流体製品送出口部93に至る内側面には第二ノズル部85が形成された外側スリーブ84と、上記外側スリーブ84の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通され、上記外側スリーブ84との間の空隙部105内に上記外側スリーブ84に径方向に設けられた開口部104を介して、上記流体製品送入口部91から送入された流体製品を流通させると共に、流通製品の下流側端部88には、上記第二ノズル部85の内側面と当接若しく離間することによって上記流体製品送出口部93を開閉して、上記流体製品送出口部93からの流体製品の送出量を調整しうる流体製品送出口開閉部106とを有する内側スリーブ87と、上記内側スリーブ87の内部に軸方向に沿って挿通され、上記内側スリーブ87に固定された軸部89とを備えている。
上記蒸気送出口開閉部107は、上記第一ノズル部82の内側面に密接しうるテーパ部115として形成される一方、上記流体製品送出口開閉部106は、上記流体製品送出口部93の径寸法よりも大きな径寸法に形成され、上記第二ノズル部85の内側面に密接しうるテーパ部113として形成されている。
また、上記ボデー部81の流体製品の上流側端部94の内側面には、雌螺子部95が刻設される共に、上記外側スリーブ84の流体製品の上流側端部96の外側面には、上記雌螺子部95と螺合しうる雄螺子部97が刻設され、上記雄螺子部97と雌螺子部95とが螺合することで上記ボデー部81と上記外側スリーブ84とが固定されている。
また、上記外側スリーブ84の流体製品の上流側端部96の内側面には、雌螺子部98が刻設されると共に、上記内側スリーブ87の流体製品の上流側端部99の外側面には、上記雌螺子部98と螺合し得る雄螺子部100が刻設され、上記雄螺子部100と雌螺子部98とが螺合することで上記外側スリーブ84と上記内側スリーブ87とが固定されている。
更に、上記内側スリーブ87の流体製品の上流側端部99の内側面には雌螺子部101が刻設されると共に、上記軸部89の流体製品の上流側端部102の外側面には上記雌螺子部101と螺合しうる雄螺子部103が刻設され、上記雄螺子部103と雌螺子部101とが螺合することで上記内側スリーブ87と上記軸部89とが固定されている
上記流体製品送入口部91より送入された流体製品は、上記外側スリーブ84の軸方向略中央部に設けられ、上記液体製品送入口部91と連通する開口部104を介して、上記外側スリーブ84と内側スリーブ87との空隙部105内を流通し、第二ノズル部85を経由して上記流体製品送出口部93から送出される。
また、上記蒸気送入口部90から送入された蒸気は、上記ボデー部81の内方において、上記第一ノズル部82を経由して上記蒸気送出口部92より送出され、上記流体製品送出口部93から送出された流体製品と上記流体製品殺菌部114において混合されることで、上記流体製品の殺菌が行われる。
また、上記ボデー部81と上記外側スリーブ84とは、上記開口部104の軸方向両端部においてシール部材108,109によってシールされ、上記外側スリーブ84と上記内側スリーブ87とは、上記開口部104の流体製品の上流側において、シール部材110によってシールされている。
上記蒸気送出口部92の開度は、上記雄螺子部97と上記雌螺子部95との螺入寸法を変更し、上記外側スリーブ84を上記ボデー部81に対して軸方向に移動させることで、上記第一ノズル部82の内側面と上記テーパ部115との間隙寸法を変化させることで調整される。
また、上記流体製品送出口部93の開度は、上記雄螺子部100と上記雌螺子部98との螺入寸法を変更し、上記内側スリーブ87を上記外側スリーブ84に対して軸方向に移動させることで、上記第二ノズル部85の内側面と上記テーパ部113との間隙寸法を変化させることで調整される。
上記蒸気殺菌装置80において、上記流体製品の流通量と、上記流体製品に混合される蒸気量を調整する場合は、上記流体製品送入口部91と上記流体製品送出口部93における流体製品の圧力差が、プラント設備毎に予め定められた所定値となるように、上記内側スリーブ87を軸方向に移動させて、上記流体製品送出口部93の開度を設定し、上記内側スリーブ87の位置が決定した後に、ロック用ナット112によって上記内側スリーブ87を上記外側スリーブ84に対して回転不能となるように固定する。
次いで、上記蒸気送出口部92の開度を、蒸気混合後の流体製品の温度、及び設備の音や振動等が適正値となるように、上記外側スリーブ84を軸方向に移動させて調整し、上記外側スリーブ84の位置が決定した後は、ロック用ナット111によって上記外側スリーブ84を上記ボデー81に対して回転不能となるように固定する。
上記のように、従来の蒸気殺菌装置においては、流体製品送出口部及び蒸気送出口部の開度調整を手動によって行うことにより、殺菌に要する温度の調整を行う必要がある。
特に、蒸気送出口部の開度調整作業は、流体製品の温度の他、設備の音や振動等の情報も考慮の上で行う必要があるため、長年の経験と勘に頼る部分が多く、特に熟練度が要求される。
従って、未経験者若しくは経験の浅い作業員の場合は、調整作業に多大な時間を要していた。
また、食品プラント設備は、清掃・点検等の目的で構成装置を分解する機会が多く、上記蒸気殺菌装置を分解後に再度組み立てた後に、分解前の状態に戻すため、同様の調整作業が必要となり、清掃・点検作業にも多大な時間を要していた。
本発明の技術的課題は、未経験者や経験の浅い作業員であっても、蒸気送出口部の開度調整を容易に行うことにより、殺菌に要する温度の調整を行うことが可能であり、分解作業後の再組み立て時においても、上記蒸気送出口部の開度を容易に分解前の状態に復元することが可能な蒸気殺菌装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明にあっては、食品プラント設備を構成する流体製品の製造管路内に配置され、上記流体製品に高温蒸気を噴出することにより流体製品の殺菌を行う蒸気殺菌装置であって、上記流体製品が送入される流体製品送入口部と、上記流体製品送入口部から送入された流体製品が送出される流体製品送出口部と、上記流体製品を殺菌する蒸気が送入される蒸気送入口部と、上記蒸気送入口部から送入された蒸気が送出される蒸気送出口部と、上記流体製品送出口部を開度調節可能に開閉しうる流体製品送出口開閉部と、上記蒸気送出口部を開度調節可能に開閉しうる蒸気送出口開閉部と、上記蒸気と上記流体製品が混合され流体製品が殺菌される流体製品殺菌部とを備えた蒸気殺菌装置において、上記蒸気送出口部の開度を設定しうる開度設定手段と、上記開度設定手段によって設定された値に応じて、上記蒸気送出口部の開度を変更しうる駆動手段とを備えることを特徴する。
従って、上記開度入力設定手段によって設定された値に応じて、上記蒸気送出口部の開度が自動的に設定される。
また、請求項2記載の発明にあっては、全体円筒形に形成され、径方向には上記流体製品送入口部及び上記蒸気送入口部を有すると共に、流体製品の下流側端部には上記流体製品殺菌部を有し、上記蒸気送入口部と上記流体製品殺菌部との間に上記蒸気送出口部が形成されたボデー部と、上記ボデー部の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通されて内部を流体製品が流通し、流体製品の下流側端部には、上記蒸気送出口部に当接または離間して上記蒸気送出口部を開閉して、上記蒸気送出口部からの蒸気の流出量を調節しうる上記蒸気送出口開閉部及び、流体製品送出口部が設けられている外側スリーブと、上記外側スリーブの内部に軸方向に沿って移動可能に挿通され、上記外側スリーブとの間の空隙部内に上記外側スリーブに設けられた開口部を介して上記流体製品送入口部から流入する流体製品を上記流体製品送出口部へ向かって流通させると共に、流体製品の下流側端部には、上記流体製品送出口部に当接又は離間して上記流体製品送出口部を開度調節可能に開閉して、上記流体製品送出口部からの流体製品の流出量を調節しうる流体製品送出口開閉部が設けられている内側スリーブとを有し、上記駆動手段は、上記ボデー部の流体製品の上流側に配置されたモータと、上記モータに接続され、軸方向に沿って移動しうる駆動軸と、上記駆動軸と上記外側スリーブとを連結し、上記外側スリーブを上記駆動軸に従動させる連結部材を備え、上記駆動手段により、上記開度設定手段で設定された所定値に従って上記外側スリーブを軸方向に沿って移動させ、上記蒸気送出口開閉部と上記蒸気送出口部との間隙寸法を変更することにより、上記蒸気送出口部から送出される蒸気の量を調節することを特徴とする。
従って、上記駆動手段は、上記開度設定手段によって設定された所定値に応じて、上記外側スリーブを軸方向に沿って移動させ、上記ボデー部の内方において、上記蒸気送出口開閉部と上記蒸気送出口部との間隙寸法を変更することで上記蒸気送出口部の開度が自動的に設定される。
また、請求項3記載の発明にあっては、上記外側スリーブ及び上記ボデー部は金属製であると共に、上記外側スリーブの外周部には、上記ボデー部の内周面部と摺接する合成樹脂から成る軸受けが配設されていることを特徴とする。
従って、上記ボデー部内を上記外側スリーブが移動する際に、上記ボデー部の内周面部と上記外側スリーブの外周面部とが直接摺接することがない。
また、請求項4記載の発明にあっては、上記ボデー部の上記蒸気送入口部と上記蒸気送出口部との間には第一のノズル部が形成されると共に、上記外側スリーブの蒸気送出口開閉部は、上記第一のノズル部に密接しうるテーパ部として形成される一方、上記外側スリーブの流体製品の下流側端部の内側面部には、上記流体製品送出口部へ至る第二のノズル部が形成され、上記内側スリーブの流体製品の下流側端部には、上記第二のノズル部に密接しうるテーパ部が形成されていることを特徴とする。
従って、上記蒸気送出口部の開度は、上記第一のノズル部と上記第一のノズル部に密接しうるテーパ部として形成された蒸気送出口開閉部の間隙寸法によって調整され、上記流体製品送出口部の開度は、上記第二のノズル部と上記第二のノズル部に密接しうる上記内側スリーブのテーパ部との間隙寸法によって調整される。
また請求項5記載の発明にあっては、上記流体製品送出口開閉部は、上記第二のノズル部に密接しうるコーン部として形成され、上記コーン部は、上記流体製品送出口部を開放している場合に、上記流体製品送出口部から流体製品の下流方向へ突出して配置されることを特徴とする。
従って、上記流体製品送出口部より送出した流体製品は上記コーン部の外側面に沿って誘導されて速やかに流下し、上記流体製品送出口部付近で滞留することが無い。
また、請求項6記載の発明にあっては、上記開度入力設定手段は、上記流体製品送出口部の開度を設定しうると共に、上記駆動手段は、上記開度入力設定手段によって設定された値に応じて、上記流体製品送出口部の開度を変更しうることを特徴する。
従って、上記開度設定手段によって設定された値に応じて、上記流体製品送出口部の開度が自動的に設定される。
また、請求項7記載の発明にあっては、上記開度入力設定手段は、所定電流値を入力することで開度が設定されることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明にあっては、上記開度入力設定手段には、所定電圧値を入力することで開度が設定されることを特徴とする。
従って、所定電流値若しくは所定電圧値によって上記蒸気送出口部の開度を設定することができる。
また、請求項9記載の発明にあっては、上記駆動手段は、上記開度入力設定手段により設定された値を保存する、開度入力設定値保存手段を備えることを特徴とする。
従って、上記蒸気殺菌装置を清掃・点検等の目的で分解後、再組み立てした場合、上記開度入力設定値保存手段によって保存された値を読込むことで、上記蒸気送出口部の開度を分解前の開度に自動的に調整することができる。
また、請求項10記載の発明にあっては、上記外側スリーブの流体製品の上流側端部の外側面には、上記ボデー部に対する上記外側スリーブの相対位置を表示する外側スリーブ位置目盛と、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの相対位置を表示する内側スリーブ位置目盛が配設されていることを特徴とする。
従って、上記ボデー部に対する上記外側スリーブの相対位置と、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの相対位置を基に、上記蒸気送出口部及び上記流体製品送出口部の開度を目視にて容易に確認することができる。
また、請求項11記載の発明にあっては、上記内側スリーブの流体製品の上流側端部には軸方向に沿って所定寸法を有する螺子穴が設けられ、上記螺子穴には螺子部材が螺入されると共に、上記螺子部材の頭部は上記駆動軸の流体製品下流側端部に当接されていることを特徴とする。
上記駆動軸は連結部材によって上記外側スリーブと接続されており、上記内側スリーブは上記外側スリーブ内に軸方向に移動可能に送入されている。
従って、上記螺子部材の頭部を上記駆動軸の流体製品の下流側端部に当接させることで、上記螺子部材の螺入寸法によって、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの流体製品の上流側への突出寸法を把握することができる。
また、請求項12記載の発明にあっては、上記流体製品殺菌部の外方には冷却部が設けられていることを特徴とする。
従って、蒸気によって殺菌された流体製品が速やかに冷却されることで、ボデー部下流における、上記流体製品の焦げ付きを防止する。
請求項1記載の発明にあっては、流体製品に高温の蒸気を噴出して殺菌を行う蒸気殺菌装置において、上記蒸気送出口部の開度を設定しうる開度設定手段と、上記開度設定手段によって設定された値に応じて、上記蒸気送出口部の開度を変更しうる駆動手段とを備え、上記開度設定手段によって所定値を設定することで自動的に上記蒸気送出口部の開度を設定しうることから、未経験者や経験の浅い作業員であっても、蒸気送出口部の開度調整を容易に行うことにより、殺菌に要する温度の調整を行うことが可能であり、分解作業後の再組み立て時においても、上記蒸気送出口部の開度を容易に分解前の状態に復元することが可能な蒸気殺菌装置を提供することができる。
また、請求項2〜5に記載の発明にあっては、上記駆動手段は、上記ボデー部の流体製品の上流側に配置されたモータと、上記モータに接続され、軸方向に沿って移動しうる駆動軸と、上記駆動軸と上記外側スリーブとを連結し、上記外側スリーブを上記駆動軸に従動させる連結部材を備え、上記駆動手段により、上記開度設定手段で設定された所定値に従って上記外側スリーブを軸方向に沿って移動させ、上記蒸気送出口開閉部と上記蒸気送出口部との間隙寸法を変更することにより、上記蒸気送出口部から送出される蒸気の量を調節することから、上記開度設定手段によって所定値を設定することで、上記外側スリーブが軸方向に移動し、上記蒸気送出口部の開度が自動的に設定される。
従って、未経験者や経験の浅い作業員であっても、蒸気送出口部の開度調整を容易に行うことにより、殺菌に要する温度の調整を行うことが可能であり、分解作業後の再組み立て時においても、上記蒸気送出口部の開度を容易に分解前の状態に復元することが可能な蒸気殺菌装置を提供することができる。
特に、請求項3の発明にあっては、上記外側スリーブ及び上記ボデー部は金属製であると共に、上記外側スリーブの外周部には、上記ボデー部の内周面部と摺接する合成樹脂から成る軸受けが配設されていることから、上記ボデー部の内周面部と上記外側スリーブの外周面部が直接摺接することがない。
従来は、高温の蒸気が供給された場合には、上記外側スリーブの熱膨張によるいわゆる「かじり」の事態が発生していた。
しかしながら、高温の蒸気が供給され、上記外側スリーブが熱膨張した場合であっても、上記軸受けが存在することにより、上記ボデー部の内周面部と上記外側スリーブの外周面部との間に、いわゆる、「かじり」が発生することがない。
従って、本願発明にあっては、「かじり」が発生しないことで、上記外側スリーブが軸方向に移動する際の抵抗が上記「かじり」によって増大せず、常に一定に保持されると共に、上記外側スリーブを移動させるための上記モータの推力も一定に保持される。
従って、上記モータに過剰な負荷がかかり、駆動部が破損する事象が防止される。
また、請求項4の発明にあっては、上記ボデー部の上記蒸気送入口部と上記蒸気送出口部との間には第一のノズル部が形成されると共に、上記外側スリーブの蒸気送出口開閉部は、上記第一のノズル部に密接しうるテーパ部として形成される一方、上記外側スリーブの流体製品の下流側端部の内側面部には、上記流体製品送出口部へ至る第二のノズル部が形成され、上記内側スリーブの流体製品の下流側端部には、上記第二のノズル部に密接しうるテーパ部が形成されていることから、上記流体製品と上記蒸気は夫々の上記テーパ部に沿って誘導されるため、上記流体製品送出口部及び上記蒸気送出口部において渦が発生する等によって滞留する事象が防止される。
従って上記流体製品と上記蒸気が上記流体製品殺菌部においてより確実に混合され、殺菌がスムーズに行われる。
更に、請求項5記載の発明にあっては、上記流体製品送出口開閉部は、上記第二のノズル部に密接しうるコーン部として形成され、上記コーン部は、上記流体製品送出口部を開放している場合に、上記流体製品送出口部から流体製品の下流方向へ突出して配置されることから、上記流体製品は、上記流体製品送出口部から送出された後も、上記コーン部に沿って誘導される。
従って、請求項4の発明の効果に加えて、より上記流体製品の滞留が発生し難くなり、
殺菌がより効率的に行われる。
また、請求項6記載の発明にあっては、上記開度入力設定手段は、上記流体製品送出口部の開度を設定しうると共に、上記駆動手段は、上記開度入力設定手段によって設定された値に応じて、上記流体製品送出口部の開度を変更しうることから、上記流体製品送出口部の開度を上記開度設定手段によって所定値を設定することで自動的に設定可能しうる。
従って請求項1の効果に加え、更に容易に調整作業を行うことが可能となる。
また、請求項7及び8記載の発明にあっては、上記開度設定手段によって設定する値が電流値若しくは電流値であるため、設定値を把握し易い。
従って、より容易に上記蒸気送出口部の開度設定が可能となる。
また、請求項9記載の発明にあっては、上記駆動手段は、上記開度入力設定手段により設定された値を保存する、開度入力設定値保存手段を備えることから、保存された設定を読込むことで、分解作業後の再組み立て時においても、上記蒸気送出口部の開度をより容易に分解前の状態に復元することが可能となる。
また、請求項10記載の発明にあっては、上記外側スリーブの流体製品の上流側端部の外側面には、上記ボデー部に対する上記外側スリーブの相対位置を表示する外側スリーブ位置目盛と、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの相対位置を表示する内側スリーブ位置目盛が配設されていることから、上記蒸気送出口開閉部及び流体製品送出口開閉部の開閉状態を目視で迅速に確認できることから、より開度調整作業が容易となる。
また、請求項11記載の発明にあっては、上記内側スリーブの流体製品の上流側端部には軸方向に沿って所定寸法を有する螺子穴が設けられ、上記螺子穴には螺子部材が螺入されると共に、上記螺子部材の頭部は上記駆動軸の流体製品下流側端部に当接されていることから、上記螺子部材の突出寸法を目視することで、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの相対位置をより簡易に把握することができるため、開度調整作業が更に容易となる。
また、請求項12記載の発明にあっては、上記流体製品殺菌部の外方には冷却部が設けられていることから、蒸気によって高温となった流体製品がボデー部内で焦げつき、プラント設備を汚染することを防止すると共に、流体製品の品質低下を防止することができる。
以下、蒸気送出口部の開度設定を開度設定手段によって行い、上記開度設定手段によって設定された値に応じて駆動手段にて蒸気送出口部の開度を調整する場合を例として本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる蒸気殺菌装置10は、食品プラント設備を構成する流体製品(図示せず)の製造管路内(図示せず)に配置され、上記流体製品に高温蒸気を噴出して混合することにより流体製品の殺菌を行うものである。
上記蒸気殺菌装置10は、上記流体製品が送入される流体製品送入口部11と、上記流体製品送入口部11から送入された流体製品が送出される流体製品送出口部12と、上記流体製品を殺菌する蒸気が送入される蒸気送入口部13と、上記蒸気送入口部13から送入された蒸気が送出される蒸気送出口部14と、上記流体製品送出口部12を開度調節可能に開閉しうる流体製品送出口開閉部15と、上記蒸気送出口部14を開度調節可能に開閉しうる蒸気送出口開閉部16と、上記蒸気と上記流体製品が混合され流体製品が殺菌される流体製品殺菌部17とを備え、更に上記蒸気送出口部14の開度を設定しうる開度設定手段18と、上記開度設定手段18によって設定された値に応じて、上記蒸気送出口部14の開度を変更しうる駆動手段19とを備えている。
上記蒸気殺菌装置10は、全体円筒形に形成され、径方向には上記流体製品送入口部11、及び上記蒸気送入口部13を有すると共に、流体製品の下流側端部20には上記流体製品殺菌部17を有し、上記蒸気送入口部13と上記流体製品殺菌部17との間に上記蒸気送出口部14が形成された金属製のボデー部21と、上記ボデー部21の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通されて内部を流体製品が流通し、流体製品の下流側端部22には、上記蒸気送出口部14に当接または離間して上記蒸気送出口部14を開閉して、上記蒸気送出口部14からの蒸気の流出量を調節しうる上記蒸気送出口開閉部16及び、流体製品送出口部12が設けられている金属製の外側スリーブ23と、上記外側スリーブ23の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通され、上記外側スリーブ23との間の空隙部24内に上記外側スリーブ23に設けられた開口部25を介して上記流体製品送入口部11から流入する流体製品を上記流体製品送出口部12へ向かって流通させると共に、流体製品の下流側端部26には、上記流体製品送出口部12に当接又は離間して上記流体製品送出口部12を開度調節可能に開閉して、上記流体製品送出口部12からの流体製品の流出量を調節しうる流体製品送出口開閉部15が設けられている内側スリーブ27とを有している。
上記駆動手段19は、上記ボデー部21の流体製品の上流側に配置されたモータ19aと、上記モータ19aに接続され、軸方向に沿って移動しうる駆動軸28と、上記駆動軸28と上記外側スリーブ23とを連結し、上記外側スリーブ23を上記駆動軸28に従動させる連結部材29を備え、上記駆動手段19により、上記開度設定手段18で設定された所定値に従って上記外側スリーブ23を軸方向に沿って移動させ、上記蒸気送出口開閉部16と上記蒸気送出口部14との間隙寸法を変更することにより、上記蒸気送出口部14から送出される蒸気の量を調節するように構成されている。
また、上記外側スリーブ23の外周部には、上記ボデー部21の内周面部と摺接する合成樹脂から成る軸受け43a及び43bとが配設されている。
上記ボデー部21の上記蒸気送入口部13と上記蒸気送出口部14との間には第一のノズル部30が形成されると共に、上記外側スリーブ23の蒸気送出口開閉部16は、上記第一のノズル部30に密接しうるテーパ部31として形成される一方、上記外側スリーブ23の流体製品の下流側端部22の内側面部には、上記流体製品送出口部12へ至る第二のノズル部32が形成され、上記内側スリーブ27の流体製品の下流側端部26には、上記第二のノズル部32に密接しうるテーパ部33が形成されている。
上記流体製品送出口開閉部15は、上記第二のノズル部32に密接しうるコーン部34として形成され、上記コーン部34は、上記流体製品送出口部12を開放している場合に、上記流体製品送出口部12から流体製品の下流方向へ突出して配置されている。
上記開度設定手段18は、所定電流値、若しくは所定電圧値が入力されることで開度が設定され、設定された上記値を保存する、開度設定値保存手段35を備えている。
また、本実施例にあっては、図2に示すように、上記外側スリーブ23の流体製品の上流側端部36の外側面には、上記ボデー部21に対する上記外側スリーブ23の相対位置を表示する外側スリーブ位置目盛37と、上記外側スリーブ23に対する上記内側スリーブ27の相対位置を表示する内側スリーブ位置目盛38とが設けられている。
また、図1に示すように、上記内側スリーブ27の流体製品の上流側端部47には軸方向に沿って所定寸法を有する螺子穴58が設けられ、上記螺子穴58には螺子部材59が螺入されると共に、上記螺子部材59の頭部は上記駆動軸の流体製品下流側端部に当接している。
更に、本実施例にあっては、図1に示すように上記流体製品殺菌部17の外方には冷却部39が設けられている。
上記実施の形態における蒸気殺菌装置の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態にかかる蒸気殺菌装置10の軸方向断面図を示している。
図1に示すように本実施例にかかる蒸気殺菌装置10は、全体円筒形に形成されたボデー部21と、上記ボデー部21の内部に軸方向に移動可能に挿通された外側スリーブ23と、上記外側スリーブ23の内部に軸方向に移動可能に挿通された内側スリーブ27と上記外側スリーブ23を軸方向に移動させるための駆動手段19と、上記駆動手段19と上記外側スリーブ23とを接続する連結部材29とから構成されている。
図1に示すように、上記ボデー部21は軸方向に所定の長さ寸法を有する本体部21aと上記ボデー部21の本体部21aの流体製品の下流側端部20に延設され、上記ボデー部21の本体部21aよりも細径に形成された流体製品殺菌部17とから形成されている。
また、上記ボデー部21の本体部21aの軸方向中央部からやや流体製品の上流側寄りの外周部には流体製品送入口部11が形成されている。
また、上記ボデー部21の軸方向中央部からやや流体製品の下流側寄りの外周部には、
上記流体製品送入口部11と径方向において対向して開口する蒸気送入口部13が形成されている。
また、上記ボデー部21の本体部21aの流体製品の下流側端部20には、上記蒸気送入口部13から送入された高温の蒸気が噴出する蒸気送出口部14が形成され、上記流体製品殺菌部17は上記蒸気送出口部14から流体製品の下流側に向かって軸方向に沿って延設されている。
上記蒸気送出口部14は上記流体製品殺菌部17よりもやや細径に形成され、
上記流体製品殺菌部17の流体製品の上流側端部40の内側面は、上記蒸気送出口部14に向かって次第に細径となるように形成されている。
また、上記ボデー部21の本体部21aの上記蒸気送入口部13と上記蒸気送出口部14との間には第一のノズル部30が形成されている。
また、上記ボデー部21の本体部21aの内径寸法は、上記流体製品送入口部11及び、上記蒸気送入口部13の位置において他の部分よりも太径に形成され、上記太径部において、上記ボデー部21の本体部21aと上記外側スリーブ23と間に間隙部11c及び13cが形成されている。
また、上記流体製品送入口部11には径方向外方に向かって流体製品管路接合部11aが延設され、上記流体製品管路接合部11aはフランジ部11bを介して、流体製品の流通管路(図示せず)に接続されている。
また、上記蒸気送入口部13には径方向外方に向かって上記蒸気管路接合部13aが延設され、上記蒸気管路接合部13aはフランジ部13bを介して、蒸気供給設備(図示せず)に接続されている。
また、上記外側スリーブ23は、軸方向に所定寸法を有すると共に、上記ボデー部21の本体部21aの内径寸法と略同一の外形寸法に形成され、上記ボデー部21の内部を軸方向に移動可能に挿通されている。
上記外側スリーブ23の流体製品の下流側端部22には流体製品送出口部12が設けられ、上記外側スリーブ23の流体製品の下流側端部22の外側面は、上記ボデー部21の第一のノズル部30と同一のテーパ角を有し、上記第一のノズル部の内側面と当接しうるテーパ部31として形成されていると共に、上記外側スリーブ23の流体製品の下流側端部22の上記流体製品送出口部12に至る内側面には第二のノズル部32が形成されている。
また上記外側スリーブ23の軸方向略中央部には、上記流体製品送入口部13aと連通する径方向に貫通する開口部25が設けられ、上記開口部25を介して上記外側スリーブ23の内部には流体製品が流通する。
また、上記外側スリーブ23の外周部には、上記流体製品送入口部13の軸方向両端部において流体製品をシールするOリング41a,41bと、上記蒸気送入口の流体製品の上流側において蒸気をシールするOリング42とが配設されると共に、上記外側スリーブ23と上記ボデー部21の移動を容易にするため、リング状に形成された合成樹脂から成る軸受け43a及び43bが、上記Oリング41bの流体製品の上流側と上記Oリング42とOリング41aとの間に夫々配設されている。
また、上記内側スリーブ27は、軸方向に所定寸法を有すると共に、上記外側スリーブ23の内部を軸方向に移動可能に挿通されている。
上記内側スリーブ27の流体製品の下流側端部26の外側面は、上記第二のノズル部32と同一のテーパ角を有し、上記第二のノズル部の内側面と当接しうるテーパ部33を有するコーン部34として形成されている。
また、上記内側スリーブ27の軸方向略中央位置から流体製品の下流側端部26にかけて、上記内側スリーブ27の外径寸法は、上記外側スリーブ23の内径寸法よりも小さく形成され、上記内側スリーブ27と上記外側スリーブ23との空隙部24に流体製品が流通するように構成されている。
また、上記内側スリーブ27は、上記外側スリーブ23の流体製品の上流側端部36の内周に設けられた雌螺子部46と、上記内側スリーブ27の流体製品の上流側端部47の外周部に設けられた雄螺子部48とが螺合すると共に、上記外側スリーブ23の流体製品の上流側端部36側から上記雄螺子部48に螺合するロック用ナット49によって、上記外側スリーブ23の軸方向所定位置において回転不能に固定されている。
上記内側スリーブ27は、ロック用ナット49を緩めた上で、上記内側スリーブ27を回転させ、雄螺子部48の雌螺子部46に対する螺入寸法を変化させることで、上記内側スリーブ27が上記外側スリーブ23内を軸方向に沿って移動するように構成されている。
また、上記内側スリーブ27の軸方向中央部からやや流体製品の上流側寄りの外周部には、流体製品をシールするOリング44が配設されると共に、上記Oリング44の流体製品の上流側には、上記内側スリーブ27と上記外側スリーブ23の移動を容易にするため、リング状に形成された合成樹脂から成る軸受け45a及び45bが配設されている。
また、上記ボデー部21の流体製品の上流側端部50には、フランジ部51が設けられ、上記フランジ部51には駆動手段固定用台部52の一端部がボルト64により固定され、上記駆動手段固定用部材52の他方端にはボルト65及びナット66により駆動手段19が固定されている。
上記駆動手段19は内部にボール螺子軸(図示せず)を有するモータ19aと、上記ボール螺子軸に接続され、上記モータ19aから軸方向に沿って、流体製品の下流側に向かって突出し、軸方向に往復運動しうる駆動軸28とから構成されている。
上記駆動軸28と上記外側スリーブ23の流体製品の上流側端部36とは、連結部材29によって接続され、上記外側スリーブ23は上記駆動軸28の往復運動と連動して軸方向に移動する。
図2に示すように、上記連結部材29は、軸方向側面略コの字形状に形成され、上記連結部材29の上端面部53には、上記駆動軸28に径方向外方から嵌合し得る溝部54が設けられると共に、上記連結部材29の下端面部55は上記外側スリーブ23に径方向外方から嵌合しうるように平面略U字形に形成されている。
上記駆動軸28は上記溝部54に対して固定用ボルト56で固定されると共に、上記外側スリーブ23は上記面部55に対して固定用ボルト57で固定され、上記駆動軸28と上記外側スリーブ23とが常に軸方向に所定間隔を保ちつつ連動するように固定されている。
また、上記駆動手段19には、上記駆動手段19の出力を設定し、上記蒸気送出口部14の開度を調整する開度設定手段18と、上記開度設定手段18で設定された値を保存する開度設定値保存手段35を備える中央制御盤61が接続されている。
また、上記内側スリーブ27の流体製品の上流側端部47には、軸方向に沿って螺子穴
58が設けられ、上記螺子穴58には上記内側スリーブ27の突出状態を視認しうる螺子部材59が螺入され、上記螺子部材59の頭部59aが上記駆動軸28の流体製品の下流側端部に当接するように上記螺子部材59の螺入寸法が調節されている。
また、上記流体製品殺菌部17の径方向外方には、略円筒形に形成され、上記流体製品殺菌部17を覆う冷却部39が設けられている。
上記冷却部39は側面部に冷却水送入口39a及び冷却水送出口39bが設けられ、上記冷却水送入口39aから冷却水が送入され、上記冷却水送出口39bから送出されることで、上記流体製品殺菌部17を外方から冷却しうるように構成されている。
また、図2に示すように、上記外側スリーブ23の流体製品の上流側端部側面部には、上記外側スリーブ23に挿通されている上記内側スリーブ27の側面部を視認しうる窓部60が設けられている。
上記窓部の周方向両端部には、上記外側スリーブ23に対する上記内側スリーブ27の相対位置を視認するための内側スリーブ位置目盛38が設けられると共に、上記窓部60の流体製品の下流側には、上記ボデー部21に対する上記外側スリーブ23の相対位置を視認しうる外側スリーブ位置目盛37が設けられている。
また、上記窓部60から視認しうる上記内側スリーブ27の側面部には、上記内側スリーブ位置目盛38の目盛を読み取るための基準線62が設けられている。
上記実施例の構成の作用について以下図面を用いて説明する。
流体製品の流通量は、図1に示すように流体製品送出口部12の開度によって決定される。
上記流体製品送出口部12の開度調整は、以下の手順によって行われる。
図1に示すように、ロック用ナット49を緩めた上で、上記内側スリーブ27を回転させ、雄螺子部48の雌螺子部46に対する螺入寸法を変化させることで、上記内側スリーブ27が上記外側スリーブ23内を軸方向に沿って移動する。
上記内側スリーブ27が軸方向に移動することで、上記内側スリーブ27のテーパ部33と、上記外側スリーブ23の第二のノズル部32との間隙寸法が変化して、上記流体製品送出口部12の開度が調整される。
上記操作に伴い、上記流体製品送入口部11より送入される際の流体製品の圧力と、上記流体製品送出口部12を経由して送出される流体製品の圧力を測定し、入口側と出口側の圧力差が予め定められた差圧値となった時点で上記雄螺子部48の螺入操作を停止し、上記ロック用ナット49を再び締結することで、上記内側スリーブ27の上記外側スリーブ23に対する位置が固定され、上記流体製品送出口部12の開度が決定される。
図2及び図4に示すように上記流体製品送出口部12の開度の決定後、上記螺子部材59の上記螺子穴58への螺入寸法を変化させ、上記螺子部材59の頭部59aを、上記駆動軸28の流体製品の下流側端部に当接させる。
従って、上記螺子部材59の突出状態を目視することによって、上記内側スリーブ27の上記外側スリーブ23に対する螺入寸法を容易に確認することが可能である。
また、上記流体製品送出口部12の開度の変化は、図2及び図3に示すように上記基準線62の上記内側スリーブ位置目盛38に対する位置変化を目視することで容易に確認することが可能である。
また、図1に示すように、上記蒸気送出口部14の開度調整は、以下の手順によって行われる。
上記蒸気送出口部14を最大開放した場合(開度100%)における上記駆動手段19にかかる電圧値若しくは電流値及び、上記蒸気送出口部14を閉止した場合(開度0%)における上記駆動手段19にかかる電圧値若しくは電流値を予め測定して記録する。
本実施例においては、例えば、電流値の場合は4mAで開度0%となり、20mAで開度が100%となり、電圧値の場合は1Vで開度が0%となり5Vで開度が100%となるとすると、電流値の場合は4mAを0%、20mAを100%として、パーセンテージ(%)値として、上記開度設定手段18に対して開度を設定する。
上記駆動手段19は、上記開度設定手段18で設定された値に対応して、内部のボール螺子軸を回転させ、上記駆動軸28を軸方向に沿って移動させる。
また、上記で設定された値は、開度設定値保存手段35によって保存される。
また、上記外側スリーブ23は、上記連結部材29を介して、上記駆動軸28の動きに連動して軸方向に移動し、上記テーパ部33と上記第一のノズル部30との間隙寸法が変化し、上記蒸気送出口部14の開度が変化する。
また、上記蒸気送出口部14の開度の変化は、図2及び図4に示すように上記ボデー部21の流体製品の上流側端縁部63の上記内側スリーブ位置目盛37に対する位置変化を目視することでも確認することができる。
なお、図2は、図1に示す上記蒸気送出口部14の開度が最小である状態を示し、図4は、図1に示す上記蒸気送出口部14の開度が最大である状態を示している。
図1に示すように、流体製品は上記ボデー部21に設けられた上記流体製品送入口部11より送入され、上記外側スリーブ23の開口部25を介して、上記外側スリーブ23の内部に流入し、上記空隙部24内を流通して上記第二のノズル部32の上記流体製品送出口部12より送出される。
また、高温の蒸気は、上記蒸気送入口部13より送入され、上記第一のノズル部30の上記蒸気送出口より噴出して送出し、上記流体製品殺菌部17において上記流体製品と混合される。
上記蒸気によって上記流体製品は所定温度まで加熱されて、殺菌が行われ、その後冷却部39によって上記流体製品殺菌部において速やかに冷却される。
また、この際、上記内側スリーブ27のコーン部34は、先端が上記流体製品送出口部12より軸方向に突出して配置されるため、流体製品が上記コーン部34のテーパ部33に沿って流れるため、上記流体製品殺菌部17において滞留することがない。
従って、上記流体製品殺菌部17における流体製品の焦げ付きや滞留によって、プラント管路内が汚染される、若しくは流体製品の品質が低下する虞が無い。
本実施例においては、図1に示すように開度設定手段18によって、上記蒸気送出口部14の開度が容易に設定できることから、従来熟練度が要求された蒸気送出口の開度調整を、未経験者や経験の浅い作業員であっても容易に行うことが可能である。
また、設定された値が上記開度設定値保存手段35によって保存されることから、清掃等の目的で、上記蒸気殺菌装置10を分解し、再度組み立てた場合であっても、上記蒸気送出口部14の開度を容易に分解前の状態に復元することができる。
また、図1に示すように、軸受け43a及び43bを有していることによって、上記ボデー部21の内周面部と上記外側スリーブ23の外周面部が直接摺接することがない。
このため、上記蒸気送入口部13より高温の蒸気が供給され、上記外側スリーブ23が熱膨張した場合であっても、上記外側スリーブ23の外周面部と上記ボデー部21の内周面部との間に、いわゆる、「かじり」の事態が発生することがない。
従って、上記外側スリーブ23が軸方向に移動する際の抵抗が上記「かじり」によって増大せず、常に一定に保持されると共に、上記外側スリーブ23を移動させるための上記モータ19aの推力も一定に保持される。
これにより、上記モータ19aに過剰な負荷がかかり、駆動部19が破損する事象が防止される。
また、図2及び図4に示すように上記ボデー部21の流体製品の上流側端縁部63の上記外側スリーブ位置目盛37に対する位置変化を目視確認することで、上記蒸気送出口部14の開度を更に容易に把握することが可能となる。
また、図2及び図3に示すように、上記流体製品送出口部12の開度についても、上記基準線62の上記内側スリーブ位置目盛38に対する位置、及び螺子部材59の内側スリーブ27からの突出寸法を目視確認することで容易に把握することができることから、上記流体製品送出口部12の開度調整をより容易に行うことが可能である。
なお、図2は、図1に示す上記流体製品送出口部12の開度が最小である状態を示し、
図3は、図1に示す上記流体製品送出口部12の開度が最大である状態を示している。
なお、本実施例においては、蒸気送出口の開度のみを駆動手段によって調整し、流体製品送出口の開度は手動によって調整を行う形態を前提として説明したが、内側スリーブにも別途の駆動手段を接続し、外側スリーブと同様の機構によって、流体製品送出口の開度調整を行う形態とすることも可能である。
本発明は食品プラント設備を構成する流体製品の製造管路の所定位置に接続され、上記流体管を流れる流体製品に高温の蒸気を噴出して混合させることにより、上記流体製品の殺菌を行う蒸気殺菌装置に適用することが可能である。
本発明にかかる蒸気殺菌装置の一実施の形態を示し、実施例の形態における 軸方向断面図である。 本発明にかかる蒸気殺菌装置の一実施の形態を示し、実施例の形態において、蒸気送出口及び流体製品送出口を閉止させた場合における、駆動軸と外側スリーブ の接続部分と目盛部の拡大図である。 本発明にかかる蒸気殺菌装置の一実施の形態を示し、実施例の形態において、蒸気送出口を閉止すると共に流体製品送出口を最大開度とした場合における、駆動 軸と外側スリーブの接続部分と目盛部の拡大図である。 本発明にかかる蒸気殺菌装置の一実施の形態を示し、実施例の形態において、蒸気送出口を最大開度とすると共に、流体製品送出口を閉止させた場合における、駆動軸と外側スリーブの接続部分と目盛部の拡大図である。 従来の蒸気殺菌装置の軸方向断面図である。
10 蒸気殺菌装置
11 流体製品送入口部
11a流体製品管路接合部
11bフランジ部
11c間隙部
12 流体製品送出口部
13 蒸気送入口部
13a蒸気管路接合部
13bフランジ部
13c間隙部
14 蒸気送出口部
15 流体製品送出口開閉部
16 蒸気送出口開閉部
17 流体製品殺菌部
18 開度設定手段
19 駆動手段
19aモータ
20 ボデー部の流体製品の下流側端部
21 ボデー部
21aボデー部の本体部
22 外側スリーブの流体製品の下流側端部
23 外側スリーブ
24 空隙部
25 開口部
26 内側スリーブの流体製品の下流側端部
27 内側スリーブ
28 駆動軸
29 連結部材
30 第一のノズル部
31 テーパ部
32 第二のノズル部
33 テーパ部
34 コーン部
35 開度設定値保存手段
36 外側スリーブの流体製品の上流側端部
37 外側スリーブ位置目盛
38 内側スリーブ位置目盛
39 冷却部
39a冷却水送入口
39b冷却水送出口
40 流体製品殺菌部の流体製品の上流側端部
41aOリング
41bOリング
42 Oリング
43a軸受け
43b軸受け
44 Oリング
45a軸受け
45b軸受け
46 雌螺子部
47 内側スリーブの流体製品の上流側端部
48 雄螺子部
49 ロック用ナット
50 ボデー部の流体製品の上流側端部
51 フランジ部
52 駆動手段固定用台部
53 連結部材の面部
54 溝部
55 連結部材の面部
56 固定用ボルト
57 固定用ボルト
58 螺子穴
59 螺子部材
59a螺子部材の頭部
60 窓部
61 中央制御盤
62 基準線
63 ボデー部の流体製品の上流側端縁部
64 ボルト
65 ボルト
66 ナット
80 従来の蒸気殺菌装置
81 ボデー部
82 第一ノズル部
83 ボデー部の流体製品の下流側端部
84 外側スリーブ
85 第二ノズル部
86 外側スリーブの流体製品の下流側端部
87 内側スリーブ
88 内側スリーブの流体製品の下流側端部
89 軸部
90 蒸気送入口部
91 流体製品送入口部
92 蒸気送出口部
93 流体製品送出口部
94 ボデー部の流体製品の上流側端部
95 雌螺子部
96 外側スリーブの流体製品の上流側端部
97 雄螺子部
98 雌螺子部
99 内側スリーブの流体製品の上流側端部
100 雄螺子部
101 雌螺子部
102 軸部の流体製品の上流側端部
103 雄螺子部
104 開口部
105 空隙部
106 流体製品送出口開閉部
107 蒸気送出口開閉部
108 シール部材
109 シール部材
110 シール部材
111 ロック用ナット
112 ロック用ナット
113 テーパ部
114 流体製品殺菌部
115 テーパ部

Claims (12)

  1. 食品プラント設備を構成する流体製品の製造管路内に配置され、上記流体製品に高温蒸気を噴出することにより流体製品の殺菌を行う蒸気殺菌装置であって、
    上記流体製品が送入される流体製品送入口部と、
    上記流体製品送入口部から送入された流体製品が送出される流体製品送出口部と、
    上記流体製品を殺菌する蒸気が送入される蒸気送入口部と、
    上記蒸気送入口部ら送入された蒸気が送出される蒸気送出口部と、
    上記流体製品送出口部を開度調節可能に開閉しうる流体製品送出口開閉部と、
    上記蒸気送出口部を開度調節可能に開閉しうる蒸気送出口開閉部と、
    上記蒸気と上記流体製品が混合され流体製品が殺菌される流体製品殺菌部と、
    を備えた蒸気殺菌装置において、
    上記蒸気送出口部の開度を設定しうる開度設定手段と、
    上記開度設定手段によって設定された値に応じて、上記蒸気送出口部の開度を変更しうる駆動手段とを備えることを特徴する蒸気殺菌装置。
  2. 全体円筒形に形成され、径方向には上記流体製品送入口部及び上記蒸気送入口部を有すると共に、流体製品の下流側端部には上記流体製品殺菌部を有し、上記蒸気送入口部と上記流体製品殺菌部との間に上記蒸気送出口部が形成されたボデー部と、
    上記ボデー部の内部に軸方向に沿って移動可能に挿通されて内部を流体製品が流通し、流体製品の下流側端部には、上記蒸気送出口部に当接または離間して上記蒸気送出口部を開閉して、上記蒸気送出口部からの蒸気の流出量を調節しうる上記蒸気送出口開閉部及び、流体製品送出口部が設けられている外側スリーブと、
    上記外側スリーブの内部に軸方向に沿って移動可能に挿通され、上記外側スリーブとの間の空隙部内に上記外側スリーブに設けられた開口部を介して上記流体製品送入口部から流入する流体製品を上記流体製品送出口部へ向かって流通させると共に、流体製品の下流側端部には、上記流体製品送出口部に当接又は離間して上記流体製品送出口部を開度調節可能に開閉して、上記流体製品送出口部からの流体製品の流出量を調節しうる流体製品送出口開閉部が設けられている内側スリーブとを有し、
    上記駆動手段は、上記ボデー部の流体製品の上流側に配置されたモータと、上記モータに接続され、軸方向に沿って移動しうる駆動軸と、上記駆動軸と上記外側スリーブとを連結し、上記外側スリーブを上記駆動軸に従動させる連結部材を備え、
    上記駆動手段により、上記開度設定手段で設定された所定値に従って上記外側スリーブを軸方向に沿って移動させ、上記蒸気送出口開閉部と上記蒸気送出口部との間隙寸法を変更することにより、上記蒸気送出口部から送出される蒸気の量を調節することを特徴とする請求項1記載の蒸気殺菌装置。
  3. 上記外側スリーブ及び上記ボデー部は金属製であると共に、
    上記外側スリーブの外周部には、上記ボデー部の内周面部と摺接する合成樹脂から成る軸受けが配設されていることを特徴とする請求項2記載の蒸気殺菌装置。
  4. 上記ボデー部の上記蒸気送入口部と上記蒸気送出口部との間には第一のノズル部が形成されると共に、上記外側スリーブの蒸気送出口開閉部は、上記第一のノズル部に密接しうるテーパ部として形成される一方、
    上記外側スリーブの流体製品の下流側端部の内側面部には、上記流体製品送出口部へ至る第二のノズル部が形成され、上記内側スリーブの流体製品の下流側端部には、上記第二のノズル部に密接しうるテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の蒸気殺菌装置。
  5. 上記流体製品送出口開閉部は、上記第二のノズル部に密接しうるコーン部として形成され、上記コーン部は、上記流体製品送出口部を開放している場合に、上記流体製品送出口部から流体製品の下流方向へ突出して配置されることを特徴とする請求項4記載の蒸気殺菌装置。
  6. 上記開度設定手段は、上記流体製品送出口部の開度を設定しうると共に、上記駆動手段は、上記開度設定手段によって設定された値に応じて、上記流体製品送出口部の開度を変更しうることを特徴する請求項1記載の蒸気殺菌装置
  7. 上記開度設定手段は、所定電流値が入力されることで開度が設定されることを特徴とする請求項1記載の蒸気殺菌装置。
  8. 上記開度設定手段は、所定電圧値が入力されることで開度が設定されることを特徴とする請求項1記載の蒸気殺菌装置。
  9. 上記駆動手段は、上記開度設定手段により設定された値を保存する、開度設定値保存手段を備えることを特徴とする請求項1記載の蒸気殺菌装置。
  10. 上記外側スリーブの流体製品の上流側端部の外側面には、上記ボデー部に対する上記外側スリーブの相対位置を表示する外側スリーブ位置目盛と、上記外側スリーブに対する上記内側スリーブの相対位置を表示する内側スリーブ位置目盛とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の蒸気殺菌装置。
  11. 上記内側スリーブの流体製品の上流側端部には軸方向に沿って所定寸法を有する螺子穴が設けられ、
    上記螺子穴には螺子部材が螺入されると共に、上記螺子部材の頭部は上記駆動軸の流体製品下流側端部に当接していることを特徴とする請求項2記載の蒸気殺菌装置。
  12. 上記流体製品殺菌部の外方には冷却部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の蒸気殺菌装置。
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