JP4860550B2 - 盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラム - Google Patents

盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、室内や電話回線やATM等に仕掛けられた無線伝送式の盗聴・盗撮器の有無を確認する盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラムに関する。
近年、個人の部屋や会社の会議室等に無線伝送式の盗聴器が仕掛けられ、プライバシーの侵害や企業秘密の傍受・漏洩等の被害が多発している。また、無線盗撮器が金融機関のATM等に設置され、ATMの操作時の画像を無線送信されることで暗証番号が第三者に漏れるような被害が発生している。そこで、それらの被害を防止するために、盗聴・盗撮器を発見する様々な盗聴・盗撮器発見装置が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されている盗聴・盗撮器発見装置は、盗聴・盗撮器が採用する各周波数における信号の強度を順に計測し、計測した強度が所定の閾値以上であるか否かを判別する。その後、ユーザが、所定の閾値以上である強度の信号が盗聴・盗撮器によるものか否かを判別する。
特開2002−152369号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、盗聴・盗撮器が使用する周波数を予め知っておく必要がある。
また、盗聴・盗撮器が仕掛けられる空間には、盗聴・盗撮器によるもの以外の信号が存在している場合が多く、所定の閾値以上である強度の信号が必ずしも盗聴・盗撮器のものである訳ではない。そのため、盗聴器発見には、盗聴・盗撮器発見装置のオペレータの経験や勘に依存することが多い。
さらに、盗聴・盗撮器は、スペクトラム拡散変調方式を使用していることがある。スペクトラム拡散変調方式では、周波数の帯域が広い反面、周波数に対する電力スペクトラム密度が低い。そのため、特許文献1に開示されている盗聴・盗撮器発見装置では、その電波(信号)の存在確認が困難であり、スペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴・盗撮器の発見が困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、盗聴器を発見するために好適な盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る盗聴・盗撮器発見装置は、
設定された周波数の信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別部と、
前記信号受信部が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した場合に、前記信号受信部が受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較部と、
前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較部が判別した場合に、前記信号受信部が受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知部と、
前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較部が判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別部が判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較部と、
前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較部が判別した場合に、前記信号受信部が受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更部と、を備え、
前記第1の時間比較部に、前記周波数変更部が前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続検出時間を含む、前記信号受信部が受信した信号の全ての設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを判別させ、
前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較部が判別した場合に、前記報知部に、前記周波数変更部が変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると報知させる、
ことを特徴とする。
例えば、盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶部をさらに備え、
前記信号受信部は、前記周波数記憶部が記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を順に受信し、
前記第1の時間比較部は、前記信号受信部が受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを逐一判別してもよい。
本発明の第2の観点に係る盗聴・盗撮器発見方法は、
盗聴・盗撮器を発見する盗聴・盗撮器発見装置で盗聴・盗撮器を発見する方法であって、
前記盗聴・盗撮器発見装置が設定された周波数の信号を受信する信号受信ステップと、
前記盗聴・盗撮器発見装置が前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別ステップと、
前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較ステップと、
前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知ステップと、
前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較ステップで判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別ステップで判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較ステップと、
前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更ステップと、を備え、
前記盗聴・盗撮器発見装置は、前記周波数変更ステップで前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続検出時間を含む前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを前記第1の時間比較ステップで判別し、
前記盗聴・盗撮器発見装置は、前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較ステップで判別した場合に、前記周波数変更ステップで変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると前記報知ステップで報知する、
ことを特徴とする。
例えば、前記盗聴・盗撮器発見装置が盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶ステップをさらに備え、
前記盗聴・盗撮器発見装置は、
前記周波数記憶ステップで記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を前記信号受信ステップで順に受信し、
前記信号受信ステップで受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを前記第1の時間比較ステップで逐一判別してもよい。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを
設定された周波数の信号を受信する信号受信手段、
前記信号受信手段が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別手段、
前記信号受信手段が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較手段、
前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知手段、
前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較手段が判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別手段が判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較手段、
前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更手段、として機能させるプログラムであって、
前記第1の時間比較手段に、前記周波数変更手段が前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続検出時間を含む、前記信号受信手段が受信した信号の全ての設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを判別させ、
前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較手段が判別した場合に、前記報知手段に、前記周波数変更手段が変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると報知させる、
ことを特徴とする。
例えば、前記コンピュータを、盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶手段としてさらに機能させ、
前記信号受信手段は、前記周波数記憶手段が記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を順に受信し、
前記第1の時間比較手段は、前記信号受信手段が受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを逐一判別してもよい。
本発明によれば、盗聴器を発見するために好適な盗聴・盗撮器発見装置、盗聴・盗撮器発見方法及びプログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置100を説明する。盗聴・盗撮器発見装置100は、スペクトラム拡散方式を使用した盗聴器の発見を可能にする。盗聴・盗撮器発見装置100は、金融機関のATM(Automated Teller Machine;自動出納機)、企業の会議室等に設置される。
盗聴・盗撮器発見装置100は、図1に示すように、受信装置10と、盗聴・盗撮波検出装置20と、出力装置30と、から構成される。
受信装置10は、長波から超短波に至る広帯域の周波数の電波を受信し、受信した電波をフィルタリングし、所定の周波数帯域の信号を取り出し、取り出した信号を復調し、復調した信号を音声として出力する。また、復調した信号を盗聴・盗撮波検出装置20に出力する。
受信装置10は、図1に示すように、アンテナ11と、高周波(RF;Radio Frequency)増幅器12と、混合器13と、中間周波(IF;Intermediate Frequency)増幅器14と、検波器15と、低周波(AF;Audio Frequency)増幅器16と、スピーカ17と、局部発振器18と、から構成される。
アンテナ11は、空間の電波(電磁波)信号を高周波電流信号へ変換(受信)し、高周波増幅器12に供給する。
高周波増幅器12は、アンテナ11から受信した電流信号の高周波を増幅し、混合器13に供給する。
混合器13は、高周波増幅器12と局部発振器18とから二つの異なる周波数帯の信号を受信し、それらを合成して中間周波数の信号を生成し、中間周波増幅器14に供給する。
中間周波増幅器14は、混合器13より供給された電流信号の中間周波を復調可能なレベルまで増幅し、検波器15に供給する。
検波器15は、中間周波増幅器14より供給された電流信号を処理し、音声信号を低周波増幅器16又は外部装置に供給する。
低周波増幅器16は、検波器15より供給された音声信号の低周波をスピーカ17が出力可能なレベルまで増幅し、スピーカ17に供給する。
スピーカ17は、低周波増幅器16より供給された音声信号に基づいて、音声を出力する。なお、盗聴器検出時においては、復調した音声を出力しないように設定してもよい。
局部発振器18は、盗聴・盗撮波検出装置20の制御のもと、可変的な周波数の信号を生成し、混合器13に供給する。
盗聴・盗撮波検出装置20は、受信装置10の検波部15より供給された電流信号に基づいて盗聴・盗撮波の検出を行う。また、その際に、盗聴・盗撮波検出装置20は、受信装置10が受信対象の周波数信号を受信するように局部発振器18を制御する。
盗聴・盗撮波検出装置20は、周波数制御部21と、計時部22と、計時部23と、信号受信部24と、制御部25と、記憶部26と、操作部27と、から構成される。
周波数制御部21は、制御部25の制御のもと、局部発振器18に信号を供給し、受信装置10が受信対象の周波数信号を受信するように制御する。
計時部22は、制御部25の制御のもと、盗聴・盗撮波検出装置20が受信した信号がスペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴・盗撮波であるか否かを判別するために、500[ms]を計測する。また、計時部22は、受信した信号の信号強度が閾値未満である時間を計測する。
計時部23は、制御部25の制御のもと、盗聴・盗撮波検出装置20が受信した信号が盗聴・盗撮波であるか否かを判別するために、5[min]を計測する。また、計時部22は、受信した信号の信号強度が閾値以上である時間を計測する。
信号受信部24は、受信装置10より供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御部25に供給する。
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、記憶部26に記憶されたオペレーティングシステム(OS)や制御プログラムを読み出して実行し、盗聴・盗撮波検出装置20全体を制御する。
具体的には、制御部25は、受信した信号の強度が連続して所定の閾値以上である時間を計測し、計測した時間によって盗聴・盗撮波であるか否かを判別する。
記憶部26は、ハードディスク装置、フラッシュメモリ装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などから構成され、OS、所定の制御プログラムや、バックグラウンドデータリスト261等の種々のデータ等を記憶する。
バックグラウンドデータリスト261(以下、BGデータリスト)は、図2に示すように、信号の強度が所定の閾値以上である周波数帯とその信号強度との項目から構成される。BGデータについてさらに詳しく説明すると、BGデータとは、家電機器、業務用通信機等の盗聴器以外の機器から送信される信号の周波数と電界強度値に関するデータである。また、BGデータの取得は、部屋が新築された直後等の盗聴器が存在しないと確認された状態で行われる。
操作部27は、操作キー等から構成される。操作部27は、ユーザから操作を受け付け、操作に応じた操作信号を制御部25に送出する。
出力装置30は、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、ブザー等から構成され、盗聴・盗撮波検出装置20が盗聴・盗撮波を検出した場合に、ユーザにその旨を報知する。
以下、上記構成を有する盗聴・盗撮器発見装置100の動作を説明する。
先ず、スペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴器の盗聴・盗撮波の特徴について説明する。スペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴・盗撮波は、図3(a)に示すように、非常に広帯域な包絡線を有する被変調波となる。そのため、周波数に対する電力スペクトラム密度が低いため電波の存在が希薄となり、傍受しにくい。また、スペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴・盗撮波は、ある周波数fcを中心として、広帯域に分布している可能性が高い。
また、周波数ホッピングのスペクトラム拡散変調方式では、長時間観測すると広帯域を占有しているが、極めて短い時間(0.1秒程度が多い)ごとに信号の周波数を変更するため、スキャンの為に周波数を設定した際には、信号が検出されないことがある。
そこで、第1の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置100は、所望の設置場所に設置された後、先ず、BGデータの取得を行う。例えば、盗聴・盗撮器発見装置100が金融機関のATMに設置される場合、そのATMが新設された直後は周囲に盗聴・盗撮器が存在しないとみなす事ができる。盗聴・盗撮器発見装置100は、そのような状況下で、スキャンして検出される信号の周波数とその信号強度を保存し、BGデータを取り込み、BGデータリスト261にBGデータを登録する。
そして、盗聴・盗撮器発見装置100は、低周波数から高周波数に向けて、盗聴・盗撮波が存在しないとみなすBGデータリスト261に登録されている周波数を避け、設定周波数を所定の幅で変更しながら、所定の閾値以上の強度の信号を測定する。なお、高周波から低周波にかけて同帯域の信号強度を測定してもよい。
通常、盗聴器は連続的に一定の強度以上の信号を送信しているから、ここで、ある周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間が5[min]以上である場合には、その信号は盗聴・盗撮波であると判定する。
例えば、図3(b)に示すように、周波数f1における電界強度が所定の閾値以上である時間が5[min]以上である場合には、周波数f1の信号は盗聴・盗撮波であると判定する。
また、ある周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間(以下、連続検出時間)が5[min]未満であり、その時間が経過してから、つまり、その周波数における電界強度が所定の閾値未満になってから電界強度が所定の閾値以上になるまでの時間(以下、連続未検出時間)が500[ms]未満である場合には、その信号はスペクトラム拡散変調方式を利用した盗聴・盗撮波である可能性があると判断する。
信号がスペクトラム拡散変調方式を利用した盗聴・盗撮波である可能性が高いと判定された場合は、近傍の周波数に受信装置10の受信周波数を変更する。変更前の周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間と、変更後の周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間と、の合計時間が5[min]以上である場合には、変更前の周波数と、変更した後の周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定する。
例えば、図3(b)に示すように、周波数f2において連続未検出時間が500[ms]未満であり、周波数f2における連続検出時間と周波数f3における連続検出時間との合計時間が5[min]以上である場合には、周波数f2と、周波数f3との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定する。
なお、複数の近傍の周波数において複数の連続未検出時間が500[ms]以下であり、それらの周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間の合計が5[min]以上である場合に、変更前の周波数と、変更した後の周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定してもよい。
例えば、図3(b)に示すように、周波数f4とf5において連続未検出時間が500[ms]未満であり、周波数f4とf5とf6とにおける連続検出時間の合計時間が5[min]以上である場合には、周波数f4,f5,f6を含む帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定する。
このようにして、盗聴・盗撮器発見装置100は、スペクトラム拡散変調方式を利用した信号を含む盗聴・盗撮波の検出を行う。
次に、図4を参照しながら、盗聴・盗撮器発見装置100の実際の処理を説明する。
先ず、盗聴・盗撮波検出装置20が行う盗聴・盗撮波探索処理を説明する。
簡単に説明すると、盗聴・盗撮波検出装置20は、ある周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間を測定し、盗聴・盗撮波であるか、その信号がスペクトラム拡散方式による盗聴・盗撮波である可能性があるかを判別する。
設定された周波数における電界強度が閾値以上である時間が、予め設定された時間(例えば、5min)未満である場合に、続いてその設定された周波数における電界強度が閾値未満である時間を計測する。そして、電界強度が閾値未満である時間が、予め設定された時間(例えば、500ms)未満である場合に、盗聴・盗撮波発見装置20は、設定された周波数の近傍に受信周波数を変更し、変更された周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間を測定する。変更される前の周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間と、変更された後の周波数における電界強度が所定の閾値以上である時間と、の合計時間に基づいて、それらの周波数の近傍に盗聴・盗撮波が存在するか否かを判定する。
以下、図4に示すフローチャートを参照しながら、盗聴・盗撮波探索処理を詳細に説明する。
先ず、制御部25は、ユーザより操作部27を介して盗聴・盗撮波探索処理を開始する旨の信号を受信すると、記憶部26に記憶している設定周波数を所定の幅だけ変更する(ステップS101)。
制御部25は、設定周波数がBGデータリスト261に登録されている周波数と同じであるか否かを判別する(ステップS102)。
設定周波数がBGデータリスト261に登録されている周波数と同じであると判別すると(S102;YES)、制御部25は、処理をステップS101に移行させる。
設定周波数がBGデータリスト261に登録されている周波数と同じではないと判別すると(S102;NO)、制御部25は、受信装置10が設定周波数の信号を受信するように制御信号を受信装置10に送信する(ステップS103)。
ここで、受信装置10は、盗聴・盗撮波検出装置20の制御部25より制御信号を受信すると、受信する信号の周波数を設定周波数に変更する(ステップS201)。
受信装置10は、設定周波数の信号を盗聴・盗撮波検出装置20に出力開始する(ステップS202)。
ステップS202において受信装置10が受信信号を出力開始すると、盗聴・盗撮波検出装置20の制御部25は、受信装置10より信号を受信開始する(ステップS104)。
制御部25は、所定の強度以上の信号を受信しているか否かを判別する(ステップS105)。
所定の強度以上の信号を受信していると判別すると(S105;YES)、制御部25は、計時部22(500msタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS106)。
計時部22(500msタイマ)が計時中であると判別すると(S106;YES)、制御部25は、計時部22を停止させ(ステップS107)、処理をステップS108に移行させる。
計時部22(500msタイマ)が計時中ではないと判別すると(S106;NO)、制御部25は、処理をステップS108に移行させる。
制御部25は、計時部23(5minタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS108)。
計時部23(5minタイマ)が計時中であると判別すると(S108;YES)、制御部25は、処理をステップ110に移行させる。
計時部23(5minタイマ)が計時中ではないと判別すると(S108;NO)、制御部25は、計時部23に計時を開始させる(ステップS109)。
制御部25は、計時部23(5minタイマ)が5[min]を計時したか否かを判別する(ステップS110)。
計時部23(5minタイマ)が5[min]を計時していないと判別すると(S110;NO)、制御部25は処理をステップS105に移行させる。
計時部23(5minタイマ)が5[min]を計時したと判別すると(S110;YES)、制御部25は、盗聴・盗撮波又は盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定し(ステップ111)、出力装置30にその旨の出力をするように制御し、計時部22,23を初期化する。
ステップ105において、所定の強度以上の信号を受信していないと判別すると(S105;NO)、制御部25は、計時部23(5minタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS112)。
計時部23(5minタイマ)が計時中ではないと判別すると(S112;NO)、制御部25は、処理をステップ118に移行させる。
計時部23(5minタイマ)が計時中であると判別すると(S112;YES)、制御部25は、計時部22(500msタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS113)。
計時部22(500msタイマ)が計時中であると判別すると(S113;YES)、制御部25は、処理をステップS115に移行させる。
計時部22(500msタイマ)が計時中ではないと判別すると(S113;NO)、制御部25は、計時部22の計時を開始し(ステップS114)、処理をステップS115に移行させる。
ステップS115において、制御部25は、計時部22(500msタイマ)が500[ms]を計時したか否かを判別する(ステップS116)。
計時部22(500msタイマ)が500[ms]を計時していないと判別すると(S116;NO)、制御部25は、計時部22と計時部23(5minタイマ)の計時を継続し(ステップS116)、処理をステップS118に移行させる。
計時部22(500msタイマ)が500[ms]を計時していると判別すると(S116;YES)、制御部25は、計時部22,23を初期化し(ステップS117)、処理をステップS118に移行させる。
ステップS118において、制御部25は、BGデータリスト261に登録されている周波数を除いた、予め設定された周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の探索を行ったか否かを判別する(ステップS118)。
周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の探索を行っていないと判別すると(S118;NO)、制御部25は、処理をステップS101に移行させる。
周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の探索を行ったと判別すると(S118;YES)、制御部25は、設定周波数を初期化し、処理をステップS101に移行させる。
以上、このようにして、第1の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置100によれば、スペクトラム拡散変調方式を利用した信号を含む盗聴・盗撮波の検出を行うことができる。
(第2の実施形態)
上記実施形態において盗聴・盗撮器発見装置100は、受信装置10と、盗聴・盗撮波検出装置20と、出力装置30とが相互に接続されて構成されている。この発明の盗聴・盗撮器発見装置は、これに限定されない。
例えば、図5に示すように、筐体を共通化して、受信装置と盗聴・盗撮波検出装置と出力装置とを一体とした盗聴・盗撮器発見装置200としてもよい。なお、盗聴・盗撮器発見装置200の回路構成は、図1に示す盗聴・盗撮器発見装置100と共通でも良い。
(第3の実施形態)
また、受信装置が制御部を備えるようにし、受信装置の制御部と盗聴・盗撮波検出装置の制御部の間で盗聴・盗撮波探索に関するデータ通信を行うようにしてもよい。
第3の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置300は、図6に示すように、受信装置310と、盗聴・盗撮波検出装置320と、出力装置330と、から構成される。第3の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置300においては、盗聴・盗撮波検出装置320がスキャン制御と盗聴・盗撮波の検出とを行う。
受信装置310は、図6に示すように、アンテナ311と、高周波増幅器312と、混合器313と、中間周波増幅器314と、検波器315と、低周波増幅器316と、スピーカ317と、局部発振器318と、制御部319と、から構成される。
アンテナ311は、空間の電波(電磁波)信号を高周波電流信号へ変換(受信)し、高周波増幅器312に供給する。
高周波増幅器312は、アンテナ311から受信した電流信号の高周波を増幅し、混合器313に供給する。
混合器313は、高周波増幅器312と局部発振器318とから二つの異なる周波数帯の信号を受信し、それらを合成して中間周波数の信号を生成し、中間周波増幅器314に供給する。
中間周波増幅器314は、混合器313より供給された電流信号の中間周波を復調可能なレベルまで増幅し、検波器315に供給する。
検波器315は、中間周波増幅器314より供給された電流信号を処理し、音声信号を低周波増幅器316又は制御部319に供給する。
低周波増幅器316は、検波器315より供給された音声信号の低周波をスピーカ317が出力可能なレベルまで増幅し、スピーカ317に供給する。
スピーカ317は、低周波増幅器316より供給された音声信号に基づいて、音声を出力する。なお、盗聴器検出時においては、復調した音声を出力しないように設定してもよい。
局部発振器318は、制御部319の制御のもと、可変的な周波数の信号を生成し、混合器313に供給する。
盗聴・盗撮波検出装置320は、計時部322と、計時部323と、制御部325と、記憶部326と、操作部327と、から構成される。
計時部322は、制御部325の制御のもと、盗聴・盗撮波検出装置320が受信した信号がスペクトラム拡散変調方式を使用した盗聴・盗撮波であるか否かを判別するために、500[ms]を計測する。また、計時部322は、受信した信号の信号強度が閾値未満である時間を計測する。
計時部323は、制御部325の制御のもと、盗聴・盗撮波検出装置320が受信した信号が盗聴・盗撮波であるか否かを判別するために、5[min]を計測する。また、計時部323は、受信した信号の信号強度が閾値以上である時間を計測する。
制御部325は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、記憶部326に記憶されたオペレーティングシステム(OS)や制御プログラムを読み出して実行し、盗聴・盗撮波検出装置320全体を制御する。
具体的には、制御部325は、受信した信号の強度が連続して所定の閾値以上である時間を計測し、計測した時間によって盗聴・盗撮波であるか否かを判別する。
記憶部326は、ハードディスク装置、フラッシュメモリ装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などから構成され、OS、所定の制御プログラムや、バックグラウンドデータリスト261等の種々のデータ等を記憶する。
操作部327は、操作キー等から構成される。操作部327は、ユーザから操作を受け付け、操作に応じた操作信号を制御部325に送出する。
出力装置330は、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、ブザー等から構成され、盗聴・盗撮波検出装置20が盗聴・盗撮波を検出した場合に、ユーザにその旨を報知する。
(第4の実施形態)
第3の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置300は、図7に示すように、受信装置310がスキャンの制御を行い、盗聴・盗撮波検出装置320が盗聴・盗撮波の検出を行うような処理を行ってもよい。
図7を参照しながら、第4の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置300の実際の処理を説明する。
先ず、受信装置310が行う信号受信処理を図7に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
受信装置310の制御部319は、電源を投入されると、制御部319において設定されている設定周波数を所定の幅だけ変更する(ステップS301)。
制御部319は、BGデータリストを盗聴・盗撮波検出装置320の記憶部326より取得し、設定周波数がBGデータリストに登録されている周波数と同じであるか否かを判別する(ステップS302)。
設定周波数がBGデータリストに登録されている周波数と同じであると判別すると(S302;YES)、制御部319は、処理をステップS301に移行させる。
設定周波数がBGデータリストに登録されている周波数と同じではないと判別すると(S302;NO)、制御部319は、設定周波数の信号を受信するように局部発振器を制御し、受信周波数を変更する(ステップS303)。
制御部319は、設定周波数の信号を盗聴・盗撮波検出装置320に出力開始する(ステップS304)。
制御部319は、所定の閾値以上の強度の信号を受信しているか否かを判別する(ステップS305)。
所定の閾値以上の強度の信号を受信していると判別すると(S305;YES)、制御部319は、処理をステップS305に戻す。
受信している信号の強度が所定の閾値未満であると判別すると(S305;NO)、制御部319は、BGデータリストに登録されている周波数を除いた、予め設定された周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の受信を行ったか否かを判別する(ステップS306)。
周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の探索を行っていないと判別すると(S306;NO)、制御部319は、処理をステップS301に移行させる。
周波数帯域の全帯域で盗聴・盗撮波の探索を行ったと判別すると(S306;YES)、制御部319は、設定周波数を初期化し、処理をステップS301に移行させる。
次に、盗聴・盗撮波検出装置320が行う盗聴・盗撮波探索処理を説明する。
以下、図7に示すフローチャートを参照しながら、盗聴・盗撮波探索処理を詳細に説明する。
受信装置310が信号受信処理のステップS304において、受信信号を出力開始すると、盗聴・盗撮波検出装置320の制御部325は、受信装置310より信号を受信開始する(ステップS401)。
制御部325は、所定の閾値以上の強度の信号を受信しているか否かを判別する(ステップS402)。
所定の強度以上の信号を受信していると判別すると(S402;YES)、制御部325は、計時部322(500msタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS403)。
計時部322(500msタイマ)が計時中であると判別すると(S403;YES)、制御部325は、計時部322を停止させ(ステップS404)、処理をステップS405に移行させる。
計時部322(500msタイマ)が計時中ではないと判別すると(S403;NO)、制御部325は、処理をステップS405に移行させる。
制御部325は、計時部323(5minタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS405)。
計時部323(5minタイマ)が計時中であると判別すると(S405;YES)、制御部325は、処理をステップS407に移行させる。
計時部323(5minタイマ)が計時中ではないと判別する(S405;NO)、制御部325は、計時部323に計時を開始させ(ステップS406)、処理をステップS407に移行させる。
制御部325は、計時部323(5minタイマ)が5[min]を計時したか否かを判別する(ステップS407)。
計時部323(5minタイマ)が5[min]を計時していないと判別すると(S407;NO)、制御部325は処理をステップS402に移行させる。
計時部323(5minタイマ)が5[min]を計時したと判別すると(S407;YES)、制御部325は、盗聴・盗撮波又は盗聴・盗撮波の一部が存在すると判定し(ステップS408)、出力装置330にその旨の出力をするように制御し、計時部322,323を初期化する。
ステップS402において、所定の強度以上の信号を受信していないと判別すると(S402;NO)、制御部325は、計時部323(5minタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS409)。
計時部323(5minタイマ)が計時中ではないと判別する(S409;NO)、制御部325は、処理をステップS401に移行させる。
計時部323(5minタイマ)が計時中であると判別する(S409;YES)、制御部325は、計時部322(500msタイマ)が計時中であるか否かを判別する(ステップS410)。
計時部322(500msタイマ)が計時中であると判別すると(S410;YES)、制御部325は、処理をステップS412に移行させる。
計時部322(500msタイマ)が計時中ではないと判別すると(S410;NO)、制御部325は、計時部322の計時を開始し(ステップS411)、処理をステップS412に移行させる。
ステップS412において、制御部325は、計時部322(500msタイマ)が500[ms]を計時したか否かを判別する(ステップS412)。
計時部322(500msタイマ)が500[ms]を計時していないと判別すると(S412;NO)、制御部325は、計時部322と計時部323(5minタイマ)の計時を継続し(ステップS413)、処理をステップS401に移行させる。
計時部322(500msタイマ)が500[ms]を計時していると判別すると(S412;YES)、制御部325は、計時部322,323を初期化し(ステップS414)、処理をステップS401に移行させる。
以上、このようにして、第4の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置300によれば、スペクトラム拡散変調方式を利用した信号を含む盗聴・盗撮波の検出を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
上記実施形態において、計時部22,322は、500[ms]を計時したが、他の任意の時間を計時するようにしてもよい。また、計時部23,323は、5[min]を計時したが、他の任意の時間を計時するようにしてもよい。
本発明に係る盗聴・盗撮器発見装置100,200,300は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、任意の周波数の電波を受信可能な構成のコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する盗聴・盗撮器発見装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで盗聴・盗撮器発見装置を構成してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上のサーバに前記プログラムを格納し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置の構成図である。 バックグラウンドデータリストを説明するための表である。 本発明の第1の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置の動作を説明するための図である。 盗聴・盗撮波探索処理と信号受信処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る盗聴・盗撮器発見装置の構成図である。 本発明の第4の実施形態における盗聴・盗撮波探索処理と信号受信処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 受信装置
11 アンテナ
12 高周波増幅器
13 混合器
14 中間周波増幅器
15 検波器
16 低周波増幅器
17 スピーカ
18 局部発振器
20 盗聴・盗撮波検出装置
21 周波数制御部
22 計時部
23 計時部
24 信号受信部
25 制御部
26 記憶部
27 操作部
30 出力装置
100 盗聴・盗撮器発見装置
200 盗聴・盗撮器発見装置
300 盗聴・盗撮器発見装置
261 バックグラウンドデータリスト

Claims (6)

  1. 設定された周波数の信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別部と、
    前記信号受信部が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した場合に、前記信号受信部が受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較部と、
    前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較部が判別した場合に、前記信号受信部が受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知部と、
    前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較部が判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別部が判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較部と、
    前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較部が判別した場合に、前記信号受信部が受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更部と、を備え、
    前記第1の時間比較部に、前記周波数変更部が前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別部が判別した時間である連続検出時間を含む、前記信号受信部が受信した信号の全ての設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを判別させ、
    前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較部が判別した場合に、前記報知部に、前記周波数変更部が変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると報知させる、
    ことを特徴とする盗聴・盗撮器発見装置。
  2. 盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶部をさらに備え、
    前記信号受信部は、前記周波数記憶部が記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を順に受信し、
    前記第1の時間比較部は、前記信号受信部が受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを逐一判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の盗聴・盗撮器発見装置。
  3. 盗聴・盗撮器を発見する盗聴・盗撮器発見装置で盗聴・盗撮器を発見する方法であって、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が設定された周波数の信号を受信する信号受信ステップと、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別ステップと、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較ステップと、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知ステップと、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較ステップで判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別ステップで判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較ステップと、
    前記盗聴・盗撮器発見装置が、前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較ステップで判別した場合に、前記信号受信ステップで受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更ステップと、を備え、
    前記盗聴・盗撮器発見装置は、前記周波数変更ステップで前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別ステップで判別した時間である連続検出時間を含む前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを前記第1の時間比較ステップで判別し、
    前記盗聴・盗撮器発見装置は、前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較ステップで判別した場合に、前記周波数変更ステップで変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると前記報知ステップで報知する、
    ことを特徴とする盗聴・盗撮器発見方法。
  4. 前記盗聴・盗撮器発見装置が盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶ステップをさらに備え、
    前記盗聴・盗撮器発見装置は、
    前記周波数記憶ステップで記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を前記信号受信ステップで順に受信し、
    前記信号受信ステップで受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを前記第1の時間比較ステップで逐一判別する、
    ことを特徴とする請求項に記載の盗聴・盗撮器発見方法。
  5. コンピュータを
    設定された周波数の信号を受信する信号受信手段、
    前記信号受信手段が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であるか否かを判別する信号強度判別手段、
    前記信号受信手段が受信した信号の強度値が第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信した信号の強度値が連続的に第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続検出時間が第1の基準時間より長いか否かを判別する第1の時間比較手段、
    前記連続検出時間が前記第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信した信号は盗聴・盗撮によるものであることを報知する報知手段、
    前記連続検出時間が前記第1の基準時間より短いと前記第1の時間比較手段が判別し、且つ、前記信号の強度値が第1の閾値未満となったと前記信号強度判別手段が判別した場合に、前記信号の強度値が連続的に第1の閾値未満であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続未検出時間が、前記第1の基準時間より短い第2の基準時間より長いか否かを判別する第2の時間比較手段、
    前記連続未検出時間が前記第2の基準時間より短いと前記第2の時間比較手段が判別した場合に、前記信号受信手段が受信する信号の設定周波数を変更する周波数変更手段、として機能させるプログラムであって、
    前記第1の時間比較手段に、前記周波数変更手段が前記設定周波数を変更した信号の強度値が連続的に前記第1の閾値以上であると前記信号強度判別手段が判別した時間である連続検出時間を含む、前記信号受信手段が受信した信号の全ての設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いか否かを判別させ、
    前記設定周波数毎の連続検出時間の合計時間が第1の基準時間より長いと前記第1の時間比較手段が判別した場合に、前記報知手段に、前記周波数変更手段が変更した設定周波数と、変更する前の設定周波数との間の周波数帯域に盗聴・盗撮波の一部が存在すると報知させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 前記コンピュータを、盗聴・盗撮波が存在しないとみなされる周波数を記憶する周波数記憶手段としてさらに機能させ、
    前記信号受信手段は、前記周波数記憶手段が記憶している周波数を除いた周波数を有する信号を順に受信し、
    前記第1の時間比較手段は、前記信号受信手段が受信した信号が盗聴・盗撮波または盗聴・盗撮波の一部であるかを逐一判別する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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