JP4860471B2 - Arp機能を具備した通信装置 - Google Patents
Arp機能を具備した通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4860471B2 JP4860471B2 JP2006525557A JP2006525557A JP4860471B2 JP 4860471 B2 JP4860471 B2 JP 4860471B2 JP 2006525557 A JP2006525557 A JP 2006525557A JP 2006525557 A JP2006525557 A JP 2006525557A JP 4860471 B2 JP4860471 B2 JP 4860471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garp
- arp
- address
- packet
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L61/00—Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
- H04L61/09—Mapping addresses
- H04L61/10—Mapping addresses of different types
- H04L61/103—Mapping addresses of different types across network layers, e.g. resolution of network layer into physical layer addresses or address resolution protocol [ARP]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/26—Network addressing or numbering for mobility support
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W80/00—Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
ここで、ARPに関して補足説明をする。ARPとは、データリンク層アドレスとネットワーク層アドレスを解決するためのプロトコルで、図1に示したフォーマットのパケットを通信装置同士でやり取りし、アドレスを解決する。図1を用いてさらに説明を行なう。
DLヘッダ部101は、データリンク層プロトコルヘッダであり、データリンク層プロトコルアドレス(以下、DLアドレスと呼称する。)を用いた宛先および送信元、ネットワーク層プロトコルタイプの情報を持つ。またデータリンク層プロトコルがEthernet(登録商標)の場合で、同一ネットワーク上の全通信装置にパケット送信する際は、宛先DLアドレスに「FF:FF:FF:FF:FF:FF」(以下、Etherブロードキャストアドレスと呼称する。)が指定され、特定の通信装置にパケット送信する際は、宛先DLアドレスに通信相手のDLアドレスを指定する。このとき、送信元DLアドレスは、送信元通信装置のDLアドレスを設定する。
ARP部102は、さらに、ヘッダ部103とデータ部104とから構成される。
図2に簡単なネットワーク構成を示した。ネットワーク201は、ローカルエリアネットワーク(以下、LANと呼称する。)であり、有線でも無線でもかまわない。通信装置202(以下、機器Aとも呼称する。)、通信装置203(以下、機器Bとも呼称する。)、通信装置204−1、204−2、・・・、204−Nは、TCP/IP通信機能を持った通信装置であり、ネットワーク201に接続されている。このようなネットワーク環境において、通信装置203(機器B)が、通信装置202(機器A)と同様のIPアドレスを設定しようとした場合のARPを用いた重複検知処理シーケンスを図3で説明する。
方式(1)は、Windows(登録商標)OSが採用している(例えば、非特許文献4参照。)。また、方式(2)は、Dynamic Host Configuration Protocol(以下、DHCPと略称する。)のクライアント実装で採用されている。また、BSD系OSにおいては、方式(1)のGARPを重複検知目的ではなく、アドレス設定時に送信している。なお、ホームネットワークにおいても、両重複検知の方式が混在する可能性が無視できないため、方式(1)のGARPを用いた方式が行われることを想定する必要がある。
ここで、GARPについて、補足説明をする。GARPは、重複検知にも用いられるが本来は別の目的で規定されたものである。GARPの目的は、ネットワーク201上にブロードキャスト送信することで、ネットワーク201上の通信装置、例えば、通信装置204−1、204−2、・・・、204−Nおよび通信装置A202、通信装置B203などの通信装置が管理する通信相手のテーブル(以下、ARPテーブルと呼称する。)を書き換えることを目的としている。GARPを受信した通信装置、例えば、通信装置204−1、204−2、・・・、204−Nおよび通信装置A202、通信装置B203などは、GARP内の送信元IPアドレス106を元にARPテーブルを検索し、ARPテーブルに送信元IPアドレス106のエントリが存在すれば、そのエントリを受信したGARPの送信元DLアドレス105によって更新する(例えば、非特許文献2参照。)。
標準仕様書「RFC826」、IETF、[平成17年5月19日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc826.txt> 標準仕様書「RFC2002」、IETF、[平成17年5月19日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2002.txt> 標準仕様書「RFC2131」、IETF、[平成17年5月19日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2131.txt> Microsoft Windows(登録商標)2000 テクニカルリファレンス、「TCP/IPプロトコル&サービスガイド」、pp74−75
しかしながら、GARPは、前述したようにネットワーク上のARPテーブルを書き換える。そのため、GARPを重複検知に用いると以下のような問題が発生する。
GARPを用いた重複検知を行なうとき、GARPパケットの特徴から、以下の問題が発生する。説明を簡略にするために図2で示した、通信装置204−1、204−2、・・・、204−Nを1台にした図4のネットワーク構成図を用いて説明を行なう。
このとき、通信装置403(以下、機器B403と呼称する。)は、テーブル406に示すように、DLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」をもっており、これから機器A402と重複するIPアドレス「192.168.0.100」に関して重複検知を行なおうとしている。このときのシーケンスについて図6を用いて説明する。
このGARPパケット(#6BF)を受信した機器A402は、機器A402が使用しているIPアドレスと重複していると判断し、IPアドレスが重複していることを通知するARP応答(以下、重複通知ARPと呼称する。)パケットを返す(#6AB)。
このGARPパケット(#6BF)を受信した機器C404は、機器C404が使用しているIPアドレスと重複していないため、重複通知ARPパケットは返さない。しかし、GARPの本来の目的であるARPテーブル更新機能から、機器C404が保持するARPテーブルのIPアドレスが「192.168.0.100」のエントリを検索し、受信したGARPの情報で書き換えを行なう。その結果、機器C404におけるARPテーブルは、図8のようになる。
機器B403による重複検知終了後、機器A402が機器C404と通信を行なおうとした場合、機器A402から機器C404へは、問題なくパケットを送ることができる(#6ACN)。しかし、機器C404から機器A402へパケットを送信しようとした場合、機器C404が保持するARPテーブルでは、図8のように、IPアドレス「192.168.0.100」は、DLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」であるという情報から誤って機器B403へパケットを送信してしまうことになる(#6CAN)。
機器C404は、機器A402と機器B403の情報を誤ってARPテーブルに保持し続ける。そのため、機器C404は、ARPテーブル有効時間が切れるまで、機器A402へのパケットを誤って機器B403へと投げ続ける。所定時間N秒経過後、機器C404は、IPアドレス「192.168.0.100」宛のエントリに関するARPテーブルを消去する。これにより機器C404のARPテーブル上から機器A402宛のエントリが消えたので、機器A402のDLアドレスを解決するために、ARP要求をブロードキャスト送信する(#6CF)。機器A402は、このARP要求(#6CF)を受信し、機器C404に機器A402の正しいDLアドレス「AA:AA:AA:AA:AA:AA」通知することで、機器C404のARPテーブルが図5の状態へ戻る(#6ACA)。これにより、機器C404から機器A402への通信が復帰する(#6CAM)。
ところで、重複検知をGARPで行っているWindows(登録商標) OSでは、重複検知後、次の処理を行なうことで、機器C404が通信不能に陥る問題を回避しようとしている。ここで、図9を用いて説明をする。機器B403がWindows(登録商標) OSであるとする。
以下、本発明に係わる実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C1)〜(C3)に示される特徴を備える。
図10は、本実施の形態におけるネットワーク構成および通信装置の設定例を示す図である。図10に示されるように、ネットワーク1001には、通信装置1002(以下、機器A1002と呼称する。)、通信装置1003(以下、機器B1003と呼称する。)、および通信装置1004(以下、機器C1004と呼称する。)が接続されている。なお、本実施の形態では、説明を簡略化するために3台の通信装置がネットワーク1001に接続されているとして説明を行なう。しかし、機器B1003に相当する通信装置や機器C1004に相当する通信装置が複数台存在しても同様である。
図11は、本発明に置ける通信装置の構成例を示した構成図である。通信装置1101は、通信部1102、処理部1103、記憶部1104から構成される。以下に、各々の詳細な説明をする。
通信部1102は、システムバス上に接続されたハードウェアである。処理部1103から渡されたパケットをネットワーク1105(図10におけるネットワーク1001)に送信する機能と、ネットワーク1105から受信したパケットを処理部1103に渡す機能を有する。
処理部1103は、通信部1102から渡されたデータを記憶部1104へ移動する機能と、記憶部1104に格納されたデータを通信部1102へと移動する機能を有する。また、記憶部1104に格納されているデータに対して、データの解析処理や送信用データ作成処理などを行なう。
データを保持する機能を持つ。なお、記憶部1104から通信部1102、記憶部1104から通信部1102へのデータ転送において、別途DMAコントローラを具備し、処理部1103ではなく、DMAコントローラによりデータの移動を行なう構成でもよい。
図12は、本発明に置ける通信装置の機能構成例を示した機能構成図である。以下に各機能を説明する。
Interface処理部1201は、通信部1102により受信されたパケットに対して、データリンク層プロトコルに関する解析処理を行ない、ネットワーク層プロトコルを判別し、ARPパケットの場合はARP処理部1203へ、その他のプロトコルの場合はネットワーク層プロトコル処理部1202へと受信パケット渡す機能を有する。また、Interface処理部1201は、ARP処理部1203やネットワーク層プロトコル処理部1202により作成された送信パケットに対して、データリンク層プロトコルに関するヘッダ作成処理を行ない、送信処理を行なう機能を有する。この送信パケットは、通信部1102を介してネットワーク1105へと送信される。
ネットワーク層プロトコル処理部1202は、Interface処理部1201から渡された受信パケットのネットワーク層プロトコルヘッダ解析処理を行ない、トランスポート層プロトコル処理部1204へと渡す機能を有する。また、トランスポート層プロトコル処理部1204から渡された送信パケットに対してネットワーク層プロトコルヘッダ作成処理を行ない、Interface処理部1201へと渡す機能を有する。
ARP処理部1203は、Interface処理部1201から渡されたARPパケットの解析処理を行ない、解析内容に応じて処理を行なう機能を有する。また、ARPパケットを作成して、Interface処理部1201へと渡す機能を有する。
トランスポート層プロトコル処理部1204は、ネットワーク層プロトコル処理部1202から渡された受信パケットのトランスポート層プロトコルヘッダ解析処理を行ない、トアプリケーション層処理部1205へと渡す機能を有する。また、アプリケーション層処理部1205から渡された送信データに対してトランスポート層プロトコルヘッダ作成処理を行ない、ネットワーク層プロトコル処理部1202へと渡す機能を有する。
アプリケーション層処理部1205は、トランスポート層プロトコル処理部1204から渡された受信データを受け取る機能を有する。また、送信データをトランスポート層プロトコル処理部1204へと渡す機能を有する。なお、IPアドレス設定前に、アドレス重複検知を行なう機能を有してもよい。
図13は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例とアドレス管理部とを示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
アドレス管理部1302は、機器A1002に設定されるIPアドレスとDLアドレスを管理している。なお、管理するアドレスは、記憶部1104上のデータであってもよいし、ネットワーク層プロトコル処理部1202が管理する情報であってもよいし、Interface層処理部1201が管理する情報であってもよいし、DLアドレスに関しては、通信部1102に記録される情報であってもよい。
重複検知部1303は、アドレス管理部1302が管理する機器A1002のIPアドレスと受信ARPパケットの送信元IPアドレスが一致しているGratuitous ARPパケット(以下、GARPパケットと略称する。)を受信したときに、重複検知通知を通知する。
ARP受信部1304は、Interface処理部1201から渡されたARPパケット(#130A)の受信処理およびデータ解析処理を行なう。
更新GARP生成部1305は、重複検知部1303からの重複検知通知を受理し、アドレス管理部1302が管理する機器A1002のIPアドレスとDLアドレスを設定したGratuitous ARPパケット(以下、更新GARPパケットと呼称する。)を生成し、ARP送信部1307へ渡す。
重複通知生成部1306は、ARPパケットによる重複検知が行われ、機器A1002のIPアドレスと重複していると判断された場合、重複検知部1303から重複の通知を受ける。重複の通知を受けた重複通知生成部1306は、受信した重複検知用のARPパケットの送信元に対して、IPアドレスが重複していることを通知するARPパケット(以下、重複通知ARPパケットと呼称する。)を生成し、ARP送信部1308へと渡す機能を有する。
ARP送信部1307は、DLヘッダを生成し、ARPパケットをInterface処理部1201へ渡す(#130B)。
図14は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図14に示されるように、機器B1003によりGARPを用いた重複検知が実施された場合における、機器A1002、機器B1003、および機器C1004で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A1002と機器C1004は、互いに通信を行っている(#14AC1、#14CA1)。このとき機器C1004におけるARPテーブルの状況は、図15の通りである。
機器C1004は、機器B1003がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#14BF)を受信する。機器C1004は、受信したGARPパケット(#14BF)の中身を解析し、機器C1004が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C1004では、これまで通信を行っていた機器A1002のエントリにヒットする。よって、受信したGARPパケット(#14BF)の情報でエントリの上書きを行なう。この結果、機器C1004のARPテーブルは、GARPパケット(#14BF)で上書きされ、図16の通りとなる。
機器A1002は、機器B1003がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#14BF)を受信する。機器A1002は、受信したGARPパケット(#14BF)が、機器A1002に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
機器C1004は、機器A1002がネットワーク1001にブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#14AF)を受信する。機器C1004は、受信したGARPパケット(#14AF)の中身を解析し、機器C1004が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C1004では、機器B1003の重複検知のためのGARPパケット(#14BF)によって上書きされた機器A1002へのエントリにヒットする。この結果、機器C1004のARPテーブルは、更新GARPパケット(#14AF)により上書きされ、図17の通りとなる。
以上のシーケンスを経て、機器C1004のARPテーブルは、機器B1003の重複検知前の状態に戻る。よって、機器A1002と機器C1004は、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#14ACN、#14CAN)。
さらに、図13と図14を用いて処理フローを詳細に説明する。
機器A1002は、機器B1003からのGARPパケット(#14BF)を受信する。受信したGARPパケット(#14BF)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部1304に渡される(#130A)。
更新GARP生成部1305は、重複検知部1303からの重複検知通知を受理し、更新GARPパケット(#14AF)を生成し、ARP送信部1307へと渡す。
機器B1003が、機器B1003のIPアドレスと重複するGARPパケットを受信した際、本発明のうち更新GARPパケット送信機能のみを保有していた場合に関しての実施例について図76を用いて説明する。
次に、本発明に係わる実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C10)に示される特徴を備える。
なお、本実施の形態におけるネットワーク構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図19は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例とアドレス管理部とを示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部1902については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複検知部1903については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP受信部1904については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
更新GARP生成部1905は、重複検知部1903からの重複検知通知を受理し、アドレス管理部1902が管理する機器A1002のIPアドレスとDLアドレスを設定したGARPパケットを生成し、更新ARP遅延部1908へ渡す。
なお、本実施の形態における重複通知生成部1906については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP送信部1907については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
更新GARP遅延部1908は、更新GARP生成部1905から更新GARPパケットを受理すると、受理した更新GARPパケットをARP送信部1907へすぐに渡さずに、所定時間Tが経過するまで保持する。所定時間Tが経過すると、受理した更新GARPパケットをARP送信部1907へ渡す。以下、このようにして遅延させてARP送信部1907へ渡された更新GARPパケットを遅延更新GARPパケットとも呼称する。
図20は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図20に示されるように、機器B1003によりGARPを用いた重複検知が実施された場合における、機器A1002、機器B1003、および機器C1004で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A1002と機器C1004は、互いに通信を行っている(#20AC1、#20CA1)。このとき機器C1004におけるARPテーブルの状況は、図21の通りである。このとき、機器C1004におけるARPテーブルは、DoS攻撃などの連続したARPパケットにより頻繁にARPテーブルが書き換わることを防止するために、更新受付までの時間を管理している。図21の例では、IPアドレス「192.168.0.100」に対するエントリは、十分前に更新されたため、更新受付までの時間は0秒となっている。すなわち、機器C1004は、当該エントリに対するARPテーブル更新の必要性があれば、即座に更新を行なう。
機器C1004は、機器B1003がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#20BF)を受信する。機器C1004は、受信したGARPパケット(#20BF)の中身を解析し、機器C1004が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C1004では、これまで通信を行っていた機器A1002のエントリにヒットする。このとき、ヒットしたエントリは、十分前にARPテーブルが更新されたため、即座に更新できる状態となっている。よって、受信したGARPパケット(#20BF)の情報でエントリの上書きを行なう。この結果、機器C1004のARPテーブルは、GARPパケット(#20BF)で上書きされ、図22の通りとなる。また、更新受付までの時間は、初期化されU秒に設定される。
機器A1002は、機器B1003がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#20BF)を受信する。機器A1002は、受信したGARPパケット(#20BF)が、機器A1002に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
機器C1004は、機器A1002がネットワーク1001にブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#20AF)を受信する。機器C1004は、受信したGARPパケット(#20AF)の中身を解析し、機器C1004が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C1004では、機器B1003の重複検知のためのGARPパケット(#20BF)によって上書きされた機器A1002へのエントリにヒットする。このとき、機器A1002は、所定時間U経過後に、更新GARPパケット(#20AF)を送信しているため、機器C1004の機器A1002に対するARPテーブルエントリの更新受付までの時間は0秒となっている。この結果、機器C1004のARPテーブルは、更新GARPパケット(#20AF)により上書きされ、図23の通りとなる。
以上のシーケンスを経て、機器C1004のARPテーブルは、機器B1003の重複検知前の状態に戻る。よって、機器A1002と機器C1004は、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#20ACN、#20CAN)。
さらに、図19と図20を用いて処理フローを詳細に説明する。
なお、本実施の形態におけるGARPパケット受信処理(#20BF)については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
更新GARP生成部1905は、重複検知部1903からの重複検知通知を受理し、更新GARPパケット(#20AF)を生成し、更新GARP遅延部1908へと渡す。
次に、本発明に係わる実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C11)〜(C7)に示される特徴を備える。
図24は、本実施の形態におけるネットワーク構成および通信装置の設定例を示す図である。図24に示されるように、ネットワーク2401には、通信装置2402(以下、機器A2402と呼称する。)、通信装置2403(以下機器B3403)、通信装置2404(以下、機器C2404と呼称する。)、および通信装置2405(以下、機器D2405と呼称する。)が接続されている。なお、本実施の形態では、説明を簡略化するために4台の通信装置がネットワーク2401に接続されているとして説明を行なう。しかし、機器B2403に相当する通信装置、機器C2404に相当する通信装置、または機器D2405に相当する通信装置が複数台存在しても同様である。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図25は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、および重複監視部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部2502については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複検知部2503については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
ARP受信部2504は、Interface処理部1201から渡されたARPパケット(#250A)の受信処理およびデータ解析処理を行なう。
更新GARP生成部2505は、重複検知部2503からの重複検知通知を受理し、アドレス管理部2502が管理する機器A2402のIPアドレスとDLアドレスを設定したGARPパケットを複数個生成し、ARP送信部2507および更新GARP遅延部2508へと渡す。なお、3個以上の更新GARPパケットを生成した場合は、2個目以降の更新GARPパケットを更新GARP遅延部2508に渡してもよい。
なお、本実施の形態における重複通知生成部2506については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP送信部2507については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
更新GARP遅延部2508は、更新GARP生成部2505から更新GARPパケットを受理すると、受理した更新GARPパケットをARP送信部2507へすぐに渡さずに、所定時間Tが経過するまで保持する。所定時間Tが経過すると、受理した更新GARPパケットをARP送信部2507へ渡す。以下、このようにして遅延させてARP送信部2507へ渡された更新GARPパケットを遅延更新GARPパケットとも呼称する。
重複通知受信部2510は、アドレス管理部2502が管理する機器A2402のIPアドレスと受信ARPパケットの送信元IPアドレスとが一致しているARPパケット(以下、重複通知ARPパケットと呼称する。)を受信したときに、アドレス重複通知を通知する。
重複監視部2512は、重複通知部2510より通知されるアドレス重複通知を受理し、ネットワーク2401上でIPアドレスの重複が発生したことを知る。
図26は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図26に示されるように、機器B2403によりGARPを用いた重複検知が実施された場合において、機器A2402、機器B2403、機器C2404、および機器D2405で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A2402と機器C2404は、互いに通信を行っている(#26AC1、#36CA1)。このとき機器C2404におけるARPテーブルの状況は、図27の通りである。
機器C2404は、機器B2403がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#26BF)を受信する。機器C2404は、受信したGARPパケット(#26BF)の中身を解析し、機器C2404が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C2404では、これまで通信を行っていた機器A2402のエントリにヒットする。よって、受信したGARPパケット(#26BF)の情報でエントリの上書きを行なう。この結果、機器C2404のARPテーブルは、GARPパケット(#26BF)で上書きされ、図29の通りとなる。
機器D2405は、機器B2403がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#26BF)を受信する。機器D2405は、受信したGARPパケット(#26BF)の中身を解析し、機器D2405が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器D2405では、これまで通信を行っていた機器A2402のエントリにヒットする。このとき、ヒットしたエントリは、十分前にARPテーブルが更新されたため、即座に更新できる状態となっている。よって、受信したGARPパケット(#26BF)の情報でエントリの上書きを行なう。この結果、機器D2405のARPテーブルは、GARPパケット(#26BF)で上書きされ、図30の通りとなる。また、更新受付までの時間は、初期化されU秒に設定される。
機器A2402は、機器B2403がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#26BF)を受信する。機器A2402は、受信したGARPパケット(#26BF)が、機器A2402に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
機器C2404は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#26AF1)を受信する。機器C2404は、受信したGARPパケット(#26AF1)の中身を解析し、機器C2404が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C2404では、機器B2403の重複検知のためのGARPパケット(#26BF)によって上書きされた機器A2402へのエントリにヒットする。この結果、機器C2404のARPテーブルは、更新GARPパケット(#26AF1)により上書きされ、図31の通りとなる。
機器D2405は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#26AF1)を受信する。機器D2405は、受信したGARPパケット(#26AF1)の中身を解析し、機器D2405が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器D2405では、機器B2403の重複検知のためのGARPパケット(#26BF)によって上書きされた機器A2402へのエントリにヒットする。しかし、機器D2405のARPテーブルは、更新受付までの時間Uを経過していないため上書きされず、図30のままである。
以上のシーケンスを経て、機器C2404のARPテーブルは、機器B2403の重複検知前の状態に戻る。よって、機器A2402と機器C2404は、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#26ACN、#26CAN)。
図33を用いて機器A2402における状態遷移図を説明する。機器Aにおける状態は、初期状態S3301、アドレス設定状態S3302、更新GARP送信遅延状態S3303、アドレス重複状態S3304の状態からなる。それぞれの状態およびその状態遷移条件、状態遷移時の処理内容に関して以下に説明する。
初期状態S3301は、機器A2402にIPアドレスが設定されていない状態を示している。
機器A2402にIPアドレスが設定されることで状態遷移が発生する。
アドレス設定状態S3302は、機器A2402にIPアドレスが設定されている状態を示している。
機器A2402がネットワーク2401上の他の通信機器からGARPパケットを受信したときに状態遷移が発生する。このとき、受信したGARPパケットに対して、重複通知ARPパケットおよび更新GARPパケットを送信する。
機器A2402に設定されているIPアドレスを削除したときに状態遷移が発生する。
機器A2402がネットワーク2401上の他の通信機器から重複通知ARPパケットを受信したときに状態遷移が発生する。
更新GARP送信遅延状態S3303は、機器A2402が更新GARPをすでに送信し、2発目以降の更新GARPを所定時間U遅延させ、送信待ちしている状態を示している。図26における最初の更新GARPパケット送信(#26AF1)から、最後の更新GARP送信(#26AF2)の間での状態である。なお、更新GARPパケットが3個以上送信される場合においても、最後の更新GARPパケットが送信されるまでの間が更新GARP送信遅延状態S3303である。
機器A2402が、ネットワーク2401上の他の通信装置からGARPパケットを受信したときに状態遷移が発生する。このとき、受信したGARPパケットに対して、重複通知ARPパケットを送信する。また、更新GARPパケットの送信を同時に行なう。なお、更新GARP送信遅延時間を初期値所定時間Uに再設定してもよい。なお、更新GARPパケット送信を同時行なわなくてもよい。
更新GARP送信遅延状態S3303に遷移してから所定時間U以上経過したときに状態遷移が発生する。このとき、最後の更新GARPパケットを送信する。なお、更新GARPパケットが3個以上送信される場合は、最後の更新GARPパケット送信が発生する所定時間Tを経過した場合に状態遷移が発生する。
機器A2402に設定されているIPアドレスが削除されたときに状態遷移が発生する。
機器A2402がネットワーク2401上の他の通信装置から重複通知ARPパケットを受信したときに状態遷移が発生する。
アドレス重複状態S3304は、機器A2402に設定されているIPアドレスがネットワーク2401上の他の通信装置のIPアドレスと重複していることを検知した状態である。
機器A2402に設定されるIPアドレスを削除したときに状態遷移が発生する。
さらに、図25と図26および図33の状態遷移図を用いて処理フローを詳細に説明する。
機器A2402は、IPアドレス「192.168.0.100」を設定され、初期状態S3301からアドレス設定状態S3302へ遷移した状態である(#330A)。
機器A2402は、機器B2403からのGARPパケット(#26BF)を受信する。受信したGARPパケット(#26BF)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部1504に渡される(#250A)。受信したGARPパケット(#26BF)は、ARP受信部2504において解析され、重複検知部2503にて機器A2402に設定されているIPアドレスと重複しているか判断される。本シーケンスでは、機器B2403が機器A2402と同一のIPアドレスを設定してGARPパケット(#26BF)を送信しているため「重複」という結果となる。
機器A2402は、「重複」という結果により、重複検知部2503より更新GARP生成部2505および重複通知生成部2506へ重複したGARPパケット(#26BF)情報を通知する。
更新GARP遅延部2508は、更新GARP生成部2505から更新GARPパケット(#26AF2)を受理すると、所定時間U遅延させてARP送信部2507へ渡す。
次に、本発明におけるネットワーク異常時の停止シーケンスを説明する。
機器B2403がネットワーク2401に接続され、機器A2402と重複したIPアドレスに対してGARPパケット(#34BF1)をブロードキャスト送信する。
機器A2402は、機器B2403がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#34BF1)を受信する。機器A2402は、受信したGARPパケット(#34BF1)が、機器A2402に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
ここで、機器B2403は、アドレス重複しているにもかかわらず、機器A2402と重複したIPアドレスを使用し続け、さらに、本発明と類似した通信装置であり、機器B2403に対するGARPパケットを受信することで、更新GARPパケットを送信する機構を備えているとする。
機器A2402は、機器B2403が機器A2402へ送信した重複通知ARPパケット(#34BA)を受信する。機器A2402は、重複通知ARPパケット(#34BA)を受信すると、送信待機中である更新GARPパケット(#34AF2)の送信を停止する。
さらに、図25と図34および図33の状態遷移図を用いて処理フローを詳細に説明する。
機器A2402は、IPアドレス「192.168.0.100」を設定され、初期状態S3301からアドレス設定状態S3302へ遷移した状態である(#330A)。
機器A2402は、機器B2403からのGARPパケット(#34BF1)を受信する。受信したGARPパケット(#34BF1)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部2504に渡される(#250A)。受信したGARPパケット(#34BF1)は、ARP受信部2504において解析され、重複検知部2503にて機器A2402に設定されているIPアドレスと重複しているか判断される。本シーケンスでは、機器B2403が機器A2402と同一のIPアドレスを設定してGARPパケット(#34BF1)を送信しているため「重複」という結果となる。
機器A2402は、「重複」という結果により、重複検知部2503より更新GARP生成部2505および重複通知生成部2506へ重複したGARPパケット(#34BF1)情報を通知する。
機器A2402は、機器B2403からの重複通知ARPパケット(#34BA)を受信する。受信した重複通知ARPパケット(#34BA)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部2504に渡される(#250A)。受信した重複通知ARPパケット(#34BA)は、ARP受信部2504において解析され、重複通知部2510にて重複通知ARPパケットであると判断される。
更新GARP遅延部2508は、重複通知部2510より受けた重複通知から、所定時間U待機している更新GARPパケットをARP送信部2507へ渡すことを停止する。このとき、ARP送信部2507へ渡すことが保留されていた更新GARPパケットは、ネットワーク2401に送信されることなく、更新GARP遅延部2508によって廃棄される。
機器B2403が、機器B2403のIPアドレスと重複するGARPパケットを受信した際、本発明のうち更新GARPパケット送信機能のみを保有していた場合に関しての実施例について図77を用いて説明する。
次に、本発明に係わる実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C26)に示される特徴を備える。
なお、本実施の形態におけるネットワーク構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図36は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例とアドレス管理部とを示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部3602については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
重複検知部3603は、GARPパケットを受信したとき、機器A402に設定されているIPアドレスと、重複しているか否かを比較する。比較した結果、重複していた場合は、ARP情報管理部3608に対してARPテーブルを消去することを通知する。さらに、重複通知生成部3605に重複していることを通知し、GARPパケットの送信元DLアドレス情報を渡す。なお、GARPパケットそのものを情報として渡してもよい。
なお、本実施の形態におけるARP受信部3604については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複通知生成部3605については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP応答生成部3606については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
ARP送信部3607は、重複通知生成部2605、ARP応答生成部3606およびARP要求生成部3609で生成されたARPパケットをInterface層処理部にARPパケット(#360B)として渡す機能を有する。
ARP情報管理部3608は、ARPテーブルを管理する。ARPテーブルは、ARP受信部3604のARPパケット解析結果により渡された情報を、記憶部1104へ格納して管理する。ARPテーブルは、IPアドレスとDLアドレスを対であり、ネットワーク401に接続された他の通信装置と通信を行なう際に、使用される。また、ARP情報管理部3608は、重複検知部3603からGARPパケットを受信したことを通知されるとARP情報管理部3608が管理する全てのARPテーブル管理情報を消去する機能を有する。さらに、ARP情報管理部3608は、機器A402がネットワーク上の他の通信装置と通信を行なう際、宛先IPアドレスに対するARPテーブルのエントリが存在しなかった場合、ARP要求生成部3609にARP要求を行なうことを通知する機能を有する。
ARP要求生成部3609は、ARP情報管理部3608が管理するARPテーブルに、送信を行なうパケットの宛先IPアドレスに対するエントリが存在しなかった場合、ARP要求を行なうことの要請を受ける。ARP要求の要請を受けたARP要求生成部3609は、ARP要求パケットを生成してARP送信部3607へと渡す機能を有する。
図37は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図37に示されるように、機器B403によりGARPを用いた重複検知が実施された場合において、機器A402、機器B403、および機器C404で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A402と機器C404は、互いに通信を行っている(#37AC1、#37CA1)。このとき機器A402におけるARPテーブルの状況は、図38の通りであり、機器C404におけるARPテーブルの状況は、図39の通りである。
機器C404は、機器B403がネットワーク401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#37BF)を受信する。機器C404は、受信したGARPパケット(#37BF)の中身を解析し、機器C404が管理するARPテーブルに該当エントリが存在しないかを検索する。検索の結果、機器C404では、これまで通信を行っていた機器A402のエントリにヒットする。よって、受信したGARPパケット(#37BF)の情報でエントリの上書きを行なう。この結果、機器C404のARPテーブルは、GARPパケット(#37BF)で上書きされ、図40の通りとなる。
機器A402は、機器B403がネットワーク401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#37BF)を受信する。機器A402は、受信したGARPパケット(#37BF)が、機器A402に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
機器A402は、機器C404へパケット送信を開始するとき、機器A402が管理するARPテーブルは消去されているため、機器C404のDLアドレス解決処理のためのARP要求パケット(#37AF)をネットワーク401へブロードキャスト送信する。このときの機器C404への送信パケットは、送信を保留する。
さらに、図36と図37を用いて処理フローを詳細に説明する。
機器A402は、機器B403からのGARPパケット(#37BF)を受信する。受信したGARPパケット(#37BF)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部3604に渡される(#360A)。受信したGARPパケット(#37BF)は、ARP受信部3604において解析され、重複検知部3603にて機器A402に設定されているIPアドレスと重複しているか判断される。本シーケンスでは、機器B403が機器A402と同一のIPアドレスを設定してGARPパケット(#37BF)を送信しているため「重複」という結果となる。
機器A402は、「重複」という結果により、重複検知部3603より重複通知生成部3605へ重複したGARPパケット(#37BF)情報を通知する。さらに、重複検知部3603は、ARP情報管理部3608へ重複したことを通知する。
機器A402が、機器C404へパケット(#37ACN)を送信することを再開する。このとき、機器A402は、ARP情報管理部3608が管理するARPテーブルを検索する。しかし、ARPテーブルは、全て消去されているため機器C404へのエントリはヒットしない。
機器A402は、機器C404が送信したARP応答パケット(#37CA)を受信する。ARP応答パケット(#37CA)を受信したARP受信部3604は、機器C404からの応答であることを知り、機器C404のDLアドレスとIPアドレスをARP情報管理部3608へと渡す。
次に、本発明に係わる実施の形態5について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C4)〜(C7)に示される特徴を備える。
なお、本実施の形態におけるネットワーク構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図44は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、および重複監視部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部4402については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
重複検知部4403は、アドレス管理部4402が管理する機器A1002のIPアドレスと受信ARPパケットの送信元IPアドレスが一致しているGARPパケットを受信したときに、重複検知通知を通知する。
なお、本実施の形態におけるARP受信部4404については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における更新GARP生成部4405については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複通知生成部4406については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP送信部4408については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
重複通知受信部4410は、重複通知ARPパケットを受信したときに、アドレス重複通知を通知する。このアドレス重複通知は、重複検知部4403および重複監視部4412に対して通知される。
なお、本実施の形態における重複監視部4412については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
図45は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図45に示されるように、機器B403が重複検知目的以外でのGARPパケットを送信した場合において、機器A402および機器B403で、下記のパケットのやり取りが行われる。ここで、機器B403は、GARPパケットを送信した後、機器A402とIPアドレスが重複を起こしているにもかかわらず、重複したIPアドレスを使い続ける。さらに、機器B403は、本発明と一部同様の実装がされており、GARPパケットを受信する更新GARPパケットを送信する機能を有するとする。
機器B403は、ネットワーク401へ重複検知目的でないGARPパケット(#45BF1)をブロードキャスト送信する。
機器A402は、機器B403が送信したGARPパケット(#45BF1)を受信し、アドレス重複通知ARPパケット(#45AB1)および更新GARPパケット(#45AF1)を送信する。
機器B403は、機器A402が送信した重複通知ARPパケット(#45AB1)は無視し、更新GARPパケット(#45AF1)を受信し、機器B403に設定されたIPアドレスと重複しているので、重複通知ARPパケット(#45BA)を送信する。さらに、機器B403は、機器B403の更新GARP送信機能により、更新GARPパケット(#45BF2)を送信する。
機器A402は、機器B403が送信した重複通知ARPパケット(#45BA)および更新GARPパケット(#45BF2)を受信する。
(a)GARPパケット(#45BF1)受信処理
なお、GARPパケット(#45BF1)受信処理については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、更新GARPパケット(#45AF1)および重複通知ARPパケット(#45AB1)送信処理については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
機器A402は、機器B403から送信された重複通知ARPパケット(#45BA)および更新GARPパケット(#45BF2)を受信する。
機器B403とIPアドレスが重複したこと示す重複通知ARPパケットを受信すると、ARP受信部4404内部の重複通知部4410は、アドレス重複通知を重複検知部4403および重複監視部4412に対して通知する。
機器B403から更新GARPパケット(#45BF2)を受信すると、重複検知部4403において処理がされる。このとき、重複検知部4403は、重複通知部4410からのアドレス重複通知を受理しているため、重複検知部4403から更新GARP生成部4405および重複通知生成部4406への重複検知通知を行なわない。
次に、本発明に係わる実施の形態6について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C16)〜(C18)に示される特徴を備える。
ネットワークの構成に関しては、実施の形態1と同様である。しかし、機器A1002において、IPアドレス「192.168.0.100」は、既に、機器A1002に設定されているとしてもよいし、設定されていないとしてもよい。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図51Aは、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、およびアドレス重複探索部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部5102については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
重複検知部5103は、受信したARPパケットの送信元IPアドレスがアドレス管理部5102で管理されている機器A1002のIPアドレスと一致すると、更新GARP生成部5105および重複通知生成部5106に重複検知通知を通知する。
なお、本実施の形態におけるARP受信部5104については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における更新GARP生成部5105については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複通知生成部5106については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP送信部5107については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
アドレス重複探索部5108は、アドレス重複探索を行うためのIPアドレス(以下、重複探索IPアドレスと呼称する。)をGARP生成部5109に通知する。さらに、アドレス重複探索部5108は、重複検知部5103から重複検知通知を受理すると、回復GARP生成通知を回復GARP生成部5110に通知する。ここで、回復GARP生成通知には、重複探索IPアドレスと、重複検知通知に含まれる送信元DLアドレスとが含まれる。
GARP生成部5109は、アドレス重複探索部5108から重複探索IPアドレスを受理すると、Gratuitous ARPパケット(以下、GARPパケットと呼称する。)を生成する。このとき、GARPパケットを生成するにあたって、受理した重複探索IPアドレスを送信元IPアドレス5006と宛先IPアドレス5008とに設定する。アドレス管理部5102で管理されている機器A1002のDLアドレスを送信元DLアドレス5005に設定する。宛先DLアドレス5007を未設定とする。そして、このようにして生成したGARPパケットをARP送信部5107へ渡す。
回復GARP生成部5110は、アドレス重複探索部5108から回復GARP生成通知を受理すると、受理した回復GARP生成通知に基づいて、Gratuitous ARPパケット(以下、回復GARPパケットと呼称する。)を生成する。このとき、回復GARPパケットを生成するにあたって、受理した回復GARP生成通知に含まれる送信元DLアドレスを送信元DLアドレス5005に設定する。受理した回復GARP生成通知に含まれる重複探索IPアドレスを送信元IPアドレス5006と宛先IPアドレス5008とに設定する。宛先DLアドレス5007を未設定とする。そして、このようにして生成した回復GARPパケットをARP送信部5107へ渡す。
図46は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図46に示されるように、実施の形態1とは逆に、機器A1002によってGARPを用いた重複検知が実施された場合において、機器A1002、機器B1003、および機器C1004で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器B1003と機器C1004とは、互いに通信を行っている(#46CB1、#46BC1)。このとき、機器C1004におけるARPテーブルは、図47に示される通りである。
機器C1004は、機器A1002がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#46AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#46AF1)の中身を解析し、機器C1004が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケット(#46AF1)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器B1003は、機器A1002がネットワーク1001にブロードキャスト送信したGARPパケット(#46AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#46AF1)の送信元IPアドレスが機器B1003に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。IPアドレスが重複していることを通知するための重複通知ARPパケット(#46BA)を機器A1002へ送信する。
機器A1002は、機器B1003が送信した重複通知ARPパケット(#46BA)を受信する。受信した重複通知ARPパケット(#46BA)により、IPアドレスが重複していることを検出する。図50に示されるように、受信した重複通知ARPパケットの送信元DLアドレスである機器B1003のDLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」を送信元DLアドレス5005に設定した回復GARPパケット(#46AF2)を生成する。生成した回復GARPパケット(#46AF2)を送信する。
機器C1004は、機器A1002がネットワーク1001にブロードキャスト送信した回復GARPパケット(#46AF2)を受信する。受信した回復GARPパケット(#46AF2)の中身を解析し、機器C1004が管理しているARPテーブルを検索する。検索した結果、機器A1002の重複検知によるGARPパケット(#46AF1)によって上書きされた機器B1003のエントリがヒットする。ヒットしたエントリが回復GARPパケット(#46AF2)の情報で上書きされる。この結果、機器C1004のARPテーブルは、回復GARPパケット(#46AF2)で上書きされ、図49に示される通りとなる。
以上のシーケンスを経て、機器C1004のARPテーブルは、機器A1002の重複検知前の状態に戻る。これによって、機器B1003と機器C1004とは、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#46CBM、#46BCM)。
次に、図51Aと図46を用いて機器A1002における処理フローを説明する。
機器A1002は、アドレス重複検知を行うIPアドレス「192.168.0.100」を、アドレス重複探索部5108からGARP生成部5109へ通知する。
次に、機器A1002は、機器B1003が送信した重複通知ARPパケット(#46BA)を受信する。なお、受信された重複通知ARPパケット(#46BA)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部5104へ渡される(#510A)。
回復GARP生成部5110は、アドレス重複検知部5108から回復GARP生成通知を受理すると、回復GARPパケット(#46AF2)を生成する。このとき、図50に示されるように、回復GARP生成部5110は、回復GARPパケット(#46AF2)を生成するにあたって、受理した回復GARP生成通知に含まれる送信元DLアドレスである機器B1003のDLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」を送信元DLアドレス5005に設定する。受理した重複探索IPアドレスである「192.168.0.100」を送信元IPアドレス5006と宛先IPアドレス5008とに設定する。宛先DLアドレス5007を設定しない。そして、このようにして生成した回復GARPパケット(#46AF2)をARP送信部5107へ渡す。
機器B1003が、機器A1002の重複検知のためのGARPパケットを受信した際、重複を通知する重複通知ARPパケットと、更新GARPパケット送信機能を保有していた場合に関しての実施例について図78を用いて説明する。
次に、本発明に係わる実施の形態7について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C19)〜(C21)に示される特徴を備える。
なお、本実施の形態におけるネットワーク構成については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
図51Bは、本実施の形態におけるARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、アドレス重複探索部、および重複監視部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、アドレス管理部5102については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、重複検知部5103については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、ARP受信部5104については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、更新GARP生成部5105については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、重複通知生成部5106については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、ARP送信部5107については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
アドレス重複探索部5108は、アドレス重複探索を行うためのIPアドレス(以下、重複探索IPアドレスと呼称する。)をGARP生成部5109に通知する。さらに、アドレス重複探索部5108は、重複検知部5103から重複検知通知を受理すると、回復GARP生成通知を回復GARP生成部5110に通知する。ここで、回復GARP生成通知には、重複探索IPアドレスと、重複検知通知に含まれる送信元DLアドレスとが含まれる。
なお、GARP生成部5109については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、回復GARP生成部5110については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
重複監視部5111は、アドレス重複探索部5108から重複検知通知を受理すると、ネットワーク1001上でIPアドレスの重複が発生したことを知る。
なお、本実施の形態におけるGARPを用いた重複検知のシーケンスについては、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
次に、図51Bと図46を用いて機器A1002における処理フローを説明する。
なお、GARPパケット(#46AF1)送信処理については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、重複通知ARPパケット(#46BA)受信処理については、実施の形態6と同様の処理に加え、さらに、以下の処理を行う。
なお、回復GARPパケット(#46AF2)送信処理については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
次に、本発明に係わる実施の形態8について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C22)〜(C24)に示される特徴を備える。
ネットワークの構成に関しては、実施の形態3と同様である。しかし、機器A2402において、IPアドレス「192.168.0.100」は、機器A2402に既に設定されているとしてもよいし、設定されていないとしてもよい。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図52は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、およびアドレス重複探索部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、アドレス管理部5202については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、重複検知部5203については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、ARP受信部5204については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、更新GARP生成部5205については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、重複通知生成部5206については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
なお、ARP送信部5207については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
アドレス重複探索部5208は、アドレス重複探索を行うためのIPアドレス(以下、重複探索IPアドレスと呼称する。)をGARP生成部5209に通知する。さらに、アドレス重複探索部5208は、重複検知部5203から重複検知通知を受理すると、回復GARP生成通知を回復GARP生成部5210に通知する。ここで、回復GARP生成通知には、重複探索IPアドレスと、重複検知通知に含まれる送信元DLアドレスとが含まれる。
なお、GARP生成部5209については、実施の形態6と同様であるため説明を省略する。
回復GARP生成部5210は、アドレス重複探索部5208から回復GARP生成通知を受理すると、受理した回復GARP生成通知に基づいて、Gratuitous ARPパケット(以下、回復GARPパケットと呼称する。)を複数生成する。このとき、受理した回復GARP生成通知に含まれる送信元DLアドレスを送信元DLアドレス5005に設定する。受理した回復GARP生成通知に含まれる重複探索IPアドレスを送信元IPアドレス5006と宛先IPアドレス5008とに設定する。宛先DLアドレス5007を設定しない。そして、このようにして生成した複数の回復GARPパケットをARP送信部5207と回復GARP遅延部5211とに分けて渡す。
回復GARP遅延部5211は、回復GARP生成部5210から回復GARPパケットを受理すると、受理した回復GARPパケットをARP送信部5207へすぐに渡さずに、所定時間Tが経過するまで保持する。所定時間Tが経過すると、受理した回復GARPパケットをARP送信部5207へ渡す。以下、このようにして遅延させてARP送信部5207へ渡される回復GARPパケットを遅延回復GARPパケットとする。
図53は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図53に示されるように、実施の形態3とは逆に、機器A2402によってGARPを用いた重複検知が実施された場合において、機器A2402、機器B2403、機器C2404、および機器D2405で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器B2403、機器C2404、および機器D2405は、互いに通信を行っている(#53CB1、#53BC1および#53DB1、#53BD1)。このとき、機器C2404におけるARPテーブルは、図54に示される通りであり、機器D2405におけるARPテーブルは、図55に示される通りである。
機器C2404は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#53AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#53AF1)の中身を解析し、機器C2404が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケットの送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。検索した結果、ここでは、これまで通信を行っていた機器B2403のエントリがヒットする。そして、ヒットしたエントリが、受信したGARPパケット(#53AF1)の情報で上書きされる。この結果、機器C2404のARPテーブルは、GARPパケット(#53AF1)で上書きされ、図56に示される通りとなる。
機器D2405は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#53AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#53AF1)の中身を解析し、機器D2405が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケットの送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。検索した結果、ここでは、これまで通信を行っていた機器B2403のエントリがヒットする。ヒットしたエントリが、受信したGARPパケット(#53AF1)の情報で上書きされる。このとき、図55における「更新受付までの時間」が0となっていることによる場合と同様の理由により、十分前にARPテーブルが更新されないため、ヒットしたエントリが、即座に更新できる状態となっている。この結果、機器D2405のARPテーブルは、GARPパケット(#53AF1)で上書きされ、図57に示される通りとなる。また、更新受付までの時間は、初期化され所定時間U秒に設定される。
機器B2403は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信したGARPパケット(#53AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#53AF1)が、機器B2403に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。IPアドレスが重複していることを通知するための重複通知ARPパケット(#53BA)を機器A2402へ送信する。
機器A2402は、機器B2403が送信した重複通知ARPパケット(#53BA)を受信する。受信した重複通知ARPパケット(#53BA)によりIPアドレスが重複していることを検出する。図50に示されるように、受信した重複通知ARPパケットの送信元DLアドレスである機器B2403のDLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」を送信元DLアドレス5005に設定した回復GARPパケット(#53AF2)を生成する。生成した回復GARPパケット(#53AF2)を送信する。
機器C2404は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した回復GARPパケット(#53AF2)を受信する。受信した回復GARPパケット(#53AF2)の中身を解析し、機器C2404が管理しているARPテーブルから、受信した回復GARPパケット(#53AF2)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器D2405は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した回復GARPパケット(#53AF2)を受信する。受信した回復GARPパケット(#53AF2)の中身を解析し、機器D2405が管理しているARPテーブルから、受信した回復GARPパケット(#53AF2)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
所定時刻V経過後、機器A2402は、ネットワーク2401上に遅延回復GARPパケット(#53AF3)をブロードキャスト送信する。この遅延回復GARPパケット(#53AF3)は、処理(e)で送信した回復GARPパケット(#53AF2)と同じパケットである。
機器C2404は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)を受信する。受信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)の中身を解析し、機器C2404が管理しているARPテーブルから、受信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器D2405は、機器A2402がネットワーク2401にブロードキャスト送信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)を受信する。受信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)の中身を解析し、機器D2405が管理しているARPテーブルから、受信した遅延回復GARPパケット(#53AF3)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
以上のシーケンスを経て、機器C2404および機器D2405のARPテーブルは、機器A2402の重複検知前の状態に戻る。これによって、機器B2403、機器C2404、および機器D2405は、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#53CBN、#53BCN、#53DBN、#53BDN)。
次に、図52と図53とを用いて機器A2402における処理フローを説明する。
機器A2402は、アドレス重複検知を行うIPアドレス「192.168.0.100」を、アドレス重複探索部5208からGARP生成部5209へ通知する。
次に、機器A2402は、機器B2403が送信した重複通知ARPパケット(#53BA)を受信する。なお、受信された重複通知ARPパケット(#53BA)は、Interface処理部1201を経て、ARP受信部5204へ渡される(#520A)。
回復GARP生成部5210は、アドレス重複探索部5208から回復GARP生成通知を受理すると、回復GARPパケット(#53AF2)を生成する。このとき、図50に示されるように、回復GARP生成部5210は、回復GARPパケット(#53AF2)を生成するにあたって、受理した回復GARP生成通知に含まれる送信元DLアドレス「BB:BB:BB:BB:BB:BB」を送信元DLアドレス5005に設定する。受理した回復GARP生成通知に含まれる重複探索IPアドレス「192.168.0.100」を宛先IPアドレス5008と送信元IPアドレス5006とに設定する。宛先DLアドレス5007を設定しない。そして、このようにして生成した回復GARPパケット(#53AF2)をARP送信部5207へ渡す。
回復GARP遅延部5211は、回復GARP生成部5210から回復GARPパケット(#53AF3)を受理すると、受理した回復GARPパケットをARP送信部5207へすぐに渡さずに、所定時間Vが経過するまで保持する。所定時間Vが経過すると、受理した回復GARPパケット(#53AF3)をARP送信部5207へ渡す。
機器B4203が、機器A4202の重複検知のためのGARPパケットを受信した際、重複を通知する重複通知ARPパケットと、更新GARPパケット送信機能を保有していた場合に関しての実施例について図75を用いて説明する。
次に、本発明に係わる実施の形態9について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における通信装置は、下記(C25)に示される特徴を備える。
図61は、本実施の形態におけるネットワーク構成および通信装置の設定例を示す図である。図61に示されるように、ネットワーク6101には、通信装置6102(以下、機器A6102と呼称する。)、通信装置6103(以下、機器B6103と呼称する。)、および通信装置6104(以下、機器C6104と呼称する。)が接続されている。なお、本実施の形態では、説明を簡略化するために3台の通信装置がネットワーク6101に接続されているとして説明を行なう。しかし、機器B6103に相当する通信装置や機器C6104に相当する通信装置が複数台存在しても同様である。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
図62は、本実施の形態における通信装置のARP処理部の機能構成例、アドレス管理部、およびアドレス重複探索部を示す図である。なお、図中の矢印のうち、破線は制御情報フローを示し、実線はパケットフローを示している。
なお、本実施の形態におけるアドレス管理部6202については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
重複検知部6203は、受信したARPパケットの送信元IPアドレスがアドレス管理部6202で管理されている機器A6202のIPアドレスと一致すると、更新GARP生成部6205および重複通知生成部6106に重複検知通知を通知する。
なお、本実施の形態におけるARP受信部6204については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における更新GARP生成部6205については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における重複通知生成部6206については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態におけるARP送信部6207については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
アドレス重複探索部6208は、アドレス重複探索を行うためのIPアドレス(以下、重複探索IPアドレスと呼称する。)をGARP生成部6209およびARP探索生成部6210に通知する。
GARP生成部6109は、アドレス重複探索部6108から重複探索IPアドレスを受理すると、Gratuitous ARPパケット(以下、GARPパケットと呼称する。)を生成する。このとき、GARPパケットを生成するにあたって、受理した重複探索IPアドレスを送信元IPアドレス106と宛先IPアドレス108とに設定する。アドレス管理部6102で管理されている機器A6102のDLアドレスを送信元DLアドレス106に設定する。宛先DLアドレス107を未設定とする。そして、このようにして生成したGARPパケットをARP送信部6207へ渡す。
ARP探索生成部6210は、アドレス重複探索部6108から重複探索IPアドレスを受理すると、受理した重複探索IPアドレスに基づいて、ARP要求パケット(以下、ARP探索パケットと呼称する。)を生成する。このとき、ARP探索パケットを生成するにあたって、受理した重複探索IPアドレスを宛先IPアドレス108に設定する。アドレス管理部6102で管理されている機器A6102のDLアドレスを送信元DLアドレス105に設定する。宛先DLアドレス107および送信元IPアドレス106を未設定とする。そして、このようにして生成したARP探索パケットをARP送信部6207へ渡す。
図63は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図63に示されるように、機器A6102によってGARPパケットとARP探索パケットとを用いた重複検知が実施された場合において、機器A6102、および機器B6103で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A6102は、IPアドレス「192.168.0.100」に対して重複検知用のGARPパケット(#63AF1)およびARP探索パケット(#63AF2)をネットワーク6101へブロードキャスト送信する。
機器B6103は、機器A6102が送信したGARPパケット(#63AF1)およびARP探索パケット(#63AF2)を受信する。受信したGARPパケット(#63AF1)の送信元IPアドレスが機器B6103に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。また、受信したARP探索パケット(#63AF2)は、送信元IPアドレスが未設定のため破棄する。この結果、機器B6303は、IPアドレスが重複していることを通知するための重複通知ARPパケット(#63BA)を機器A6102へ送信する。
機器A6102は、機器B6103が送信した重複通知ARPパケット(#63BA)を受信する。受信した重複通知ARPパケット(#63BA)により、IPアドレス「192.168.0.100」がネットワーク6101上に既に存在することを知る。
図64は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図64に示されるように、機器A6102によってGARPパケットおよびARP探索パケットを用いた重複検知が実施された場合において、機器A6102および機器C6104で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A6102は、IPアドレス「192.168.0.200」に対して重複検知用のGARPパケット(#64AF1)およびARP探索パケット(#64AF2)をネットワーク6101へブロードキャスト送信する。
機器C6104は、機器A6102が送信したGARPパケット(#64AF1)およびARP探索パケット(#64AF2)を受信する。受信したGARPパケット(#64AF1)の宛先IPアドレスが機器C6104に設定されているIPアドレスと重複していることを検知し、受信したGARPパケット(#64AF1)を破棄する。また、受信したARP探索パケット(#63AF2)が、機器C6304に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。この結果、機器C6304は、IPアドレスが重複していることを通知するための重複通知ARPパケット(#64CA)を機器A6102へ送信する。
機器A6102は、機器C6104から送信された重複通知ARPパケット(#64CA)を受信する。機器A6102は、重複通知ARPパケット(#64CA)を受信すると、IPアドレス「192.168.0.200」がネットワーク6101上に既に存在することを知る。
次に、本発明に係わる実施の形態10について、図面を参照しながら説明する。
図65は、本実施の形態に係るネットワーク構成および通信装置の設定例を示す図である。図65に示されるように、レイヤ2スイッチ6501(以下、L2スイッチ6501と呼称する。)に、通信装置6502(以下、機器A6502と呼称する。)、通信装置6503(以下、WIN6503と呼称する。)、通信装置6504(以下、機器C6504と呼称する。)、および通信装置6505(以下、機器D6505と呼称する。)が接続されている。
なお、本実施の形態における通信装置の構成については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における機能構成については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態における詳細な機能構成については、実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
図66は、本実施の形態における通信装置のシーケンスを示す図である。図66に示されるように、WIN6503によってGARPを用いた重複検知が実施された場合において、機器A6502、WIN6503、機器C6504、および機器D6505で、下記のパケットのやり取りが行われる。
機器A6502と機器C6504とは、互いに通信を行っている(#66AC1、#66CA1)。このとき、機器C6504におけるARPテーブルは、図67に示される通りである。
機器C6504は、WIN6503がブロードキャスト送信したGARPパケット(#66BF1)を受信する。受信したGARPパケット(#66BF1)の中身を解析し、機器C6504が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケット(#66BF1)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器D6505は、WIN6503がブロードキャスト送信したGARPパケット(#66BF1)を受信する。受信したGARPパケット(#66BF1)の中身を解析し、機器D6505が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケット(#66BF1)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器A6502は、WIN6503がブロードキャスト送信したGARPパケット(#66BF1)を受信する。受信したGARPパケット(#66BF1)が、機器A6502に設定されているIPアドレスと重複していることを検知する。
WIN6503は、機器A6502が送信した重複通知ARPパケット(#66AB)を受信する。受信した重複通知ARPパケット(#66AB)により、重複検知の際に使用したIPアドレス「192.168.0.100」が同一ネットワーク上で使用されていることを知る。
機器A6502は、WIN6503がブロードキャスト送信した偽造GARPパケット(#66BF2)を受信する。受信した偽造GARPパケット(#66BF2)の中身を解析し、機器A6502に設定されているDLアドレスと偽造GARPパケット(#66BF2)の送信元DLアドレス7105が重複していることを検知する。この結果、機器A6502が送信したARPパケットとして、受信した偽造GARPパケットを廃棄する。
機器C6504は、機器A6502がブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#66AF1)を受信する。機器C6504は、受信したGARPパケット(#66AF1)の中身を解析し、機器C6504が管理しているARPテーブルから、受信したGARPパケット(#66AF1)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
機器D6505は、機器A6502がブロードキャスト送信した更新GARPパケット(#66AF1)を受信する。受信したGARPパケット(#66AF1)の中身を解析し、機器D6505が管理するARPテーブルから、受信したGARPパケット(#66AF1)の送信元IPアドレスと重複するエントリを検索する。
以上のシーケンスを経て、機器C6504および機器D6505のARPテーブルは、WIN6503の重複検知前の状態に戻る。これよって、機器A6502、機器C6504、および機器D6505は、重複検知前と同様に互いに通信が行なえる状態となる(#66CAM、#66ACM、#66DAN、#66ADN)。
なお、本発明に係わる通信装置は、CPU(Central Processing Unit)、システムLSI(Large Scale Integration)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、ネットワークインターフェースなどを備えるとしてもよい。さらに、DVD−RAM、Blu−rayディスク、SD(Secure Digital)メモリカードなどのような可搬性の記録媒体に対して読み書き可能なドライブ装置を備えるとしてもよい。さらに、音声や映像を符号化・復号化するコーデックを備えるとしてもよい。
102 ARP部
103 ヘッダ部
104 データ部
105 送信元DLアドレス
106 送信元IPアドレス
107 宛先DLアドレス
108 宛先IPアドレス
201 ネットワーク
202 通信装置
203 通信装置
204−1,204−2,・・・,204−N 通信装置
401 ネットワーク
402 通信装置
403 通信装置
404 通信装置
405 通信装置402の設定状況
406 通信装置403の設定状況
407 通信装置404の設定状況
701 DLヘッダ部
702 ARP部
703 ヘッダ部
704 データ部
705 送信元DLアドレス
706 送信元IPアドレス
707 宛先DLアドレス
708 宛先IPアドレス
1001 ネットワーク
1002 通信装置
1003 通信装置
1004 通信装置
1005 通信装置1002の設定状況
1006 通信装置1003の設定状況
1007 通信装置1004の設定状況
1101 通信装置
1102 通信部
1103 処理部
1104 記憶部
1105 ネットワーク
1201 Interface処理部
1202 ネットワーク層プロトコル処理部
1203 ARP処理部
1204 トランスポート層プロトコル処理部
1205 アプリケーション層処理部
1301 ARP処理部
1302 アドレス管理部
1303 重複検知部
1304 ARP受信部
1305 更新GARP生成部
1306 重複通知生成部
1307 ARP送信部
#130A Interface処理部からの受信フロー
#130B Interface処理部への送信フロー
1801 ARP処理部
1802 アドレス管理部
1803 重複検知部
1804 ARP受信部
1805 更新GARP生成部
1806 重複通知生成部
1807 ARP送信部
#180A Interface処理部からの受信フロー
#180B Interface処理部への送信フロー
1901 ARP処理部
1902 アドレス管理部
1903 重複検知部
1904 ARP受信部
1905 更新GARP生成部
1906 重複通知生成部
1907 ARP送信部
1908 更新GARP遅延部
#190A Interface処理部からの受信フロー
#190B Interface処理部への送信フロー
2401 ネットワーク
2402 通信装置
2403 通信装置
2404 通信装置
2405 通信装置
2406 通信装置2402の設定状況
2407 通信装置2403の設定状況
2408 通信装置2404の設定状況
2409 通信装置2405の設定状況
2501 ARP処理部
2502 アドレス管理部
2503 重複検知部
2504 ARP受信部
2505 更新GARP生成部
2506 重複通知生成部
2507 ARP送信部
2508 更新GARP遅延部
2510 重複通知部
2512 重複監視部
#250A Interface処理部からの受信フロー
#250B Interface処理部への送信フロー
S3301 初期状態
S3302 アドレス設定状態
S3303 更新GARP送信遅延状態
S3304 アドレス重複状態
#330A 初期状態からアドレス設定状態への状態遷移
#330B アドレス設定状態から更新GARP送信遅延状態への状態遷移
#330C アドレス設定状態から初期状態への状態遷移
#330D アドレス設定状態からアドレス重複状態への状態遷移
#330E 更新GARP送信遅延状態から更新GARP送信遅延状態への状態遷移
#330F 更新GARP送信遅延状態からアドレス設定状態への状態遷移
#330G 更新GARP送信遅延状態から初期状態への状態遷移
#330H 更新GARP送信遅延状態からアドレス重複状態への状態遷移
#330I アドレス重複状態から初期状態への状態遷移
3601 ARP処理部
3602 アドレス管理部
3603 重複検知部
3604 ARP受信部
3605 重複通知生成部
3606 ARP応答生成部
3607 ARP送信部
3608 ARP情報管理部
3609 ARP要求生成部
#360A Interface処理部からの受信フロー
#360B Interface処理部への送信フロー
4401 ARP処理部
4402 アドレス管理部
4403 重複検知部
4404 ARP受信部
4405 重複通知生成部
4406 ARP応答生成部
4407 ARP送信部
4410 重複通知部
4412 重複監視部
#440A Interface処理部からの受信フロー
#440B Interface処理部への送信フロー
5001 DLヘッダ部
5002 ARP部
5003 ARP部におけるヘッダ部
5004 ARP部におけるデータ部
5005 送信元DLアドレス
5006 送信元IPアドレス
5007 宛先DLアドレス
5008 宛先IPアドレス
5009 宛先DLアドレス
5010 送信元DLアドレス
5011 NWプロトコルタイプ
5101 ARP処理部
5102 アドレス管理部
5103 重複検知部
5104 ARP受信部
5105 更新GARP生成部
5106 重複通知生成部
5107 ARP送信部
5108 アドレス重複探索部
5109 GARP生成部
5110 回復GARP生成部
#510A Interface処理部からの受信フロー
#510B Interface処理部への送信フロー
5111 重複監視部
5201 ARP処理部
5202 アドレス管理部
5203 重複検知部
5204 ARP受信部
5205 更新GARP生成部
5206 重複通知生成部
5207 ARP送信部
5208 アドレス重複探索部
5209 GARP生成部
5210 回復GARP生成部
5211 回復GARP遅延部
#520A Interface処理部からの受信フロー
#520B Interface処理部への送信フロー
6101 ネットワーク
6102 通信装置
6103 通信装置
6104 通信装置
6105 通信装置6102の設定状況
6106 通信装置6103の設定状況
6107 通信装置6104の設定状況
6201 ARP処理部
6202 アドレス管理部
6203 重複検知部
6204 ARP受信部
6205 更新GARP生成部
6206 重複通知生成部
6207 ARP送信部
6208 アドレス重複探索部
6209 GARP生成部
6210 ARP探索生成部
#620A Interface処理部からの受信フロー
#620B Interface処理部への送信フロー
6501 L2スイッチ
6502 通信装置
6503 通信装置
6504 通信装置
6505 通信装置
6506 通信装置6502の設定状況
6507 通信装置6503の設定状況
6508 通信装置6504の設定状況
6509 通信装置6505の設定状況
7101 DLヘッダ部
7102 ARP部
7103 ヘッダ部
7104 データ部
7105 送信元DLアドレス
7106 送信元IPアドレス
7107 宛先DLアドレス
7108 宛先IPアドレス
7109 宛先DLアドレス
7110 送信元DLアドレス
7111 NWプロトコルタイプ
Claims (28)
- ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信装置であって、
Address Resolution Protocol(ARP)で送信されたARPパケットを受信するARP受信部と、
前記ARP受信部で受信したARPパケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、ネットワーク層アドレスが重複していることを前記送信元に通知するARP応答パケットを生成する重複通知生成部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、本通信装置のネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを設定した更新GARPパケットを生成する更新GARP生成部と、
前記重複通知生成部で生成した前記ARP応答パケットをARPで送信し、前記更新GARP生成部で生成した前記更新GARPパケットをGARPで送信するARP送信部と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記更新GARP生成部は、前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、即座に前記更新GARPパケットを生成して前記ARP送信部に渡す
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記重複通知生成部は、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせる重複検知通知を前記重複検知部から受理すると、前記ARP応答パケットを生成して前記ARP送信部に渡し、
前記更新GARP生成部は、前記重複検知部から前記重複検知通知を受理すると、前記更新GARPパケットを生成して前記ARP送信部に渡し、
前記重複検知部は、前記ARP受信部で受信したARPパケットの中から、前記GARPパケットを連続して検知すると、単位時間当たりに前記重複検知通知を前記重複通知生成部と前記更新GARP生成部とに渡す回数を制限する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、前記ARP送信部で前記更新GARPパケットを送信した後、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致したARP応答パケットが前記ARP受信部で受信されたときに、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせるアドレス重複通知を前記重複検知部に渡す重複通知部を備え、
前記重複通知生成部は、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせる重複検知通知を前記重複検知部から受理すると、前記ARP応答パケットを生成して前記ARP送信部に渡し、
前記更新GARP生成部は、前記重複検知部から前記重複検知通知を受理すると、前記更新GARPパケットを生成して前記ARP送信部に渡し、
前記重複検知部は、前記重複通知部から前記アドレス重複通知を受理すると、前記重複検知通知を前記重複通知生成部と前記更新GARP生成部とに渡すことを停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、
ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせるアドレス重複通知を受理すると、本通信装置のネットワーク層アドレスが、本通信装置が接続されているネットワーク上で、重複していることを出力する重複監視部と、
前記ARP送信部で前記更新GARPパケットが送信された後、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致したARP応答パケットが前記ARP受信部で受信されたときに、前記アドレス重複通知を前記重複監視部に渡す重複通知部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記重複通知部は、前記送信元のデータリンク層アドレスを前記アドレス重複通知に含めて前記重複監視部に渡し、
前記重複監視部は、前記アドレス重複通知に含まれる前記送信元のデータリンク層アドレスを出力する
ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。 - 前記重複通知部は、前記送信元のネットワーク層アドレスを前記アドレス重複通知に含めて前記重複監視部に渡し、
前記重複監視部は、前記アドレス重複通知に含まれる前記送信元のネットワーク層アドレスを出力する
ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。 - 前記重複検知部は、GARPパケットをカウントするGARPカウンタを備え、前記ARP受信部で最後に受信したGARPパケットである最終GARPパケットを保持し、前記最終GARPパケットと前記ARP受信部で受信したGARPパケットとが一致する場合は、前記GARPカウンタをインクリメントし、一致しない場合は、前記GARPカウンタをクリアし、前記GARPカウンタが所定数を超過したときに、前記最終GARPパケットと前記ARP受信部で受信したGARPパケットとが一致する限り、前記重複検知通知を前記重複通知生成部と前記更新GARP生成部とに渡すことを停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記更新GARP生成部は、更新GARPパケットを複数個生成して前記ARP送信部に渡す
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信装置であって、
Address Resolution Protocol(ARP)で送信されたARPパケットを受信するARP受信部と、
前記ARP受信部で受信したARPパケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、ネットワーク層アドレスが重複していることを前記送信元に通知するARP応答パケットを生成する重複通知生成部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、本通信装置のネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを設定した更新GARPパケットを生成する更新GARP生成部と、
前記更新GARP生成部で生成した前記更新GARPパケットの送信を所定時間遅延させる更新GARP遅延部と、
前記重複通知生成部で生成した前記ARP応答パケットをARPで送信し、前記更新GARP遅延部で遅延させた前記更新GARPパケットをGARPで送信するARP送信部と
を備えることを特徴とする通信装置。 - ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信装置であって、
Address Resolution Protocol(ARP)で送信されたARPパケットを受信するARP受信部と、
前記ARP受信部で受信したARPパケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、ネットワーク層アドレスが重複していることを前記送信元に通知するARP応答パケットを生成する重複通知生成部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、本通信装置のネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを設定した更新GARPパケットを複数個生成する更新GARP生成部と、
前記更新GARP生成部で複数個生成した前記更新GARPパケットのうち少なくとも1つを所定の時間遅延させる更新GARP遅延部と、
前記重複通知生成部で生成した前記ARP応答パケットをARPで送信し、前記更新GARP遅延部で遅延させた前記更新GARPパケットをGARPで送信するARP送信部と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、前記ARP送信部で前記更新GARPパケットを送信した後、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致した重複通知ARPパケットを前記ARP受信部で受信したときに、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせるアドレス重複通知を前記重複検知部と前記更新GARP遅延部とに渡す重複通知部を備え、
前記重複通知生成部は、前記重複検知部から前記重複検知通知を受理すると、前記ARP応答パケットを生成して前記ARP送信部に渡し、
前記更新GARP生成部は、前記重複検知部から前記重複検知通知を受理すると、前記更新GARPパケットを複数個生成して少なくとも1つを前記GARP遅延部に渡し、
前記重複検知部は、前記重複通知部から前記アドレス重複通知を受理すると、前記重複検知通知を前記重複通知生成部と前記更新GARP生成部とに渡すことを停止し、
前記更新GARP遅延部は、前記重複通知部から前記アドレス重複通知を受理すると、前記更新GARP生成部から既に受理されている前記更新GARPパケットを、所定の時間遅延させてから前記ARP送信部に渡すことを停止する
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 前記重複検知部は、前記更新GARP生成部から受理した前記更新GARPパケットを前記更新GARP遅延部で所定の時間遅延させている最中に、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致したGARPパケットを前記ARP受信部で受信したときに、ネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと重複したGARPパケットを前記ARP受信部で受信したことを知らせるGARP重複受信通知を前記更新GARP生成部と前記更新GARP遅延部とに渡し、
前記更新GARP生成部は、前記重複検知部から前記GARP重複受信通知を受理すると、複数個生成した前記更新GARPパケットのうち少なくとも1つを前記更新GARP遅延部に渡すことを停止し、
前記更新GARP遅延部は、前記重複検知部から前記GARP重複受信通知を受理すると、前記更新GARP生成部から既に受理されている前記更新GARPパケットを、所定の時間遅延させてから前記ARP送信部に渡すことを一度停止してから、新たに所定の時間遅延させて前記ARP送信部に渡す
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 前記重複検知部は、さらに、前記GARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスをDLアドレス情報として保持し、前記更新GARP生成部から受理した前記更新GARPパケットを前記更新GARP遅延部で所定の時間遅延させている最中に、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致し、さらに、送信元のデータリンク層アドレスと前記DLアドレス情報とが一致したGARPパケットを前記ARP受信部で受信したときにのみ、前記GARP重複受信通知を前記更新GARP生成部と前記更新GARP遅延部とに渡す
ことを特徴とする請求項13に記載の通信装置。 - 前記重複検知部は、さらに、前記更新GARP生成部から受理した前記更新GARPパケットを前記更新GARP遅延部で所定の時間遅延させている最中に、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致した重複ARPパケットを前記ARP受信部で受信したときに、前記重複検知通知を渡すことを停止する
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを利用して、ネットワーク層アドレスの重複を探索するアドレス重複探索部と、
前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを送信先のネットワーク層アドレスに設定した探索GARPパケットを生成するGARP生成部と
を備え、
前記ARP送信部は、前記GARP生成部で生成された前記探索GARPパケットを送信し、
前記重複検知部は、前記ARP送信部で前記探索GARPパケットを送信して前記アドレス重複探索部でアドレス重複を探索している最中に、送信先のネットワーク層アドレスと前記探索用ネットワーク層アドレスとが一致した重複ARPパケットを受信したときに、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせるアドレス重複通知を渡す
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、前記重複ARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスを送信元のデータリンク層アドレスに設定し、前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを送信先のネットワーク層アドレスに設定した回復GARPパケットを生成する回復GARP生成部を備え、
前記重複検知部は、前記重複ARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスを前記アドレス重複通知に含めて前記アドレス重複探索部に渡し、
前記アドレス重複探索部は、前記アドレス重複通知に含まれる前記重複ARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスと前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスとを前記回復GARP生成部に渡し、
前記ARP送信部は、前記回復GARPパケットの送信先のデータリンク層アドレスをデータリンク層ブロードキャストアドレスに設定し、前記回復GARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスを本通信装置に設定されているデータリンク層アドレスに設定して前記回復GARPパケットを送信する
ことを特徴とする請求項16に記載の通信装置。 - 前記回復GARP生成部は、前記回復GARPパケットを生成することを指示する回復GARP生成通知を前記アドレス重複探索部から受理すると、即座に前記回復GARPパケットを生成して前記ARP送信部に渡す
ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、前記アドレス重複探索部から前記アドレス重複通知を受理すると、本通信装置が接続しているネットワーク上で本通信装置のネットワーク層アドレスが重複していることを出力する重複監視部を備え、
前記アドレス重複探索部は、送信元のネットワーク層アドレスと本通信装置のネットワーク層アドレスとが一致した重複ARPパケットを受信し、前記重複検知部から前記アドレス重複通知を受理すると、前記重複監視部に前記アドレス重複通知を渡す
ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。 - 前記アドレス重複探索部は、前記重複ARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスを前記アドレス重複通知に含めて前記重複監視部に渡し、
前記重複監視部は、前記アドレス重複通知に含まれる前記重複ARPパケットの送信元のデータリンク層アドレスを出力する
ことを特徴とする請求項19に記載の通信装置。 - 前記アドレス重複探索部は、前記重複ARPパケットの送信元のネットワーク層アドレスを前記アドレス重複通知に含めて前記重複監視部に渡し、
前記重複監視部は、前記アドレス重複通知に含まれる前記重複ARPパケットの送信元のネットワーク層アドレスを出力する
ことを特徴とする請求項19に記載の通信装置。 - 前記回復GARP生成部は、前記アドレス重複探索部から前記回復GARP生成通知を受理すると、前記回復GARPパケットを複数個生成し、
前記ARP送信部は、前記回復GARP生成部で複数個生成した前記回復GARPパケットを送信する
ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、前記回復GARP生成部から受理した回復GARPパケットを所定の時間遅延させて前記ARP送信部に渡す回復GARP遅延部を備え、
前記回復GARP生成部は、前記回復GARPを複数個生成し、複数個生成した前記回復GARPパケットのうち少なくとも1つを前記ARP送信部に渡し、複数個生成した前記回復GARPパケットのうち少なくとも1つを、前記回復GARP遅延部に渡す
ことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。 - 前記アドレス重複探索部は、前記アドレス重複通知を受理すると、前記回復GARP生成部から既に受理されている前記回復GARPパケットを前記回復GARP遅延部で所定の時間遅延させている最中であれば、前記アドレス重複通知を前記回復GARP生成部に渡すことを停止する
ことを特徴とする請求項23に記載の通信装置。 - アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを利用して、ネットワーク層アドレスの重複を探索するアドレス重複探索部と、
前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを送信先のネットワーク層アドレスに設定した探索GARPパケットを生成するGARP生成部と、
前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスを送信先ネットワーク層アドレスに、送信元ネットワーク層アドレスを未指定に、送信先のデータリンク層アドレスを未指定に、送信元のデータリンク層アドレスを本通信装置のデータリンク層アドレスに設定した探索ARP要求パケットを生成するARP探索生成部と
を備え、
前記ARP送信部は、前記GARP生成部で生成された前記探索GARPパケットを送信し、前記ARP探索生成部で生成された前記探索ARP要求パケットを送信し、
前記重複検知部は、前記アドレス重複探索部でアドレス重複を探索している最中に、送信先のネットワーク層アドレスと前記アドレス重複探索用ネットワーク層アドレスとが一致した重複ARPパケットを前記ARP受信部で受信すると、ネットワーク層アドレスが重複していることを知らせるアドレス重複通知を前記アドレス重複探索部に渡す
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信装置であって、
受信したAddress Resolution Protocol(ARP)パケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知部と、
前記重複検知部で前記GARPパケットが検知されると、本通信装置が接続されているネットワーク上の通信装置に関するネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理するARPテーブルの情報をすべて消去するARP情報管理部と
を備えることを特徴とする通信装置。 - ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信方法であって、
Address Resolution Protocol(ARP)で送信されたARPパケットを受信するARP受信ステップと、
前記ARP受信ステップで受信したARPパケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知ステップと、
前記重複検知ステップで前記GARPパケットが検知されると、ネットワーク層アドレスが重複していることを前記送信元に通知するARP応答パケットを生成する重複通知生成ステップと、
前記重複検知ステップで前記GARPパケットが検知されると、本通信装置のネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを設定した更新GARPパケットを生成する更新GARP生成ステップと、
前記重複通知生成ステップで生成した前記ARP応答パケットをARPで送信し、前記更新GARP生成ステップで生成した前記更新GARPパケットをGARPで送信するARP送信ステップと
を含むことを特徴とする通信方法。 - ネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを対応付けて管理する通信プログラムであって、
Address Resolution Protocol(ARP)で送信されたARPパケットを受信するARP受信ステップと、
前記ARP受信ステップで受信したARPパケットの中から、送信元のネットワーク層アドレスが本通信装置のネットワーク層アドレスと一致するGratuitous ARP(GARP)パケットを検知する重複検知ステップと、
前記重複検知ステップで前記GARPパケットが検知されると、ネットワーク層アドレスが重複していることを前記送信元に通知するARP応答パケットを生成する重複通知生成ステップと、
前記重複検知ステップで前記GARPパケットが検知されると、本通信装置のネットワーク層アドレスとデータリンク層アドレスとを設定した更新GARPパケットを生成する更新GARP生成ステップと、
前記重複通知生成ステップで生成した前記ARP応答パケットをARPで送信し、前記更新GARP生成ステップで生成した前記更新GARPパケットをGARPで送信するARP送信ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006525557A JP4860471B2 (ja) | 2005-05-30 | 2006-05-30 | Arp機能を具備した通信装置 |
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158134 | 2005-05-30 | ||
JP2005158134 | 2005-05-30 | ||
JP2006069919 | 2006-03-14 | ||
JP2006069919 | 2006-03-14 | ||
PCT/JP2006/310815 WO2006129680A1 (ja) | 2005-05-30 | 2006-05-30 | Arp機能を具備した通信装置 |
JP2006525557A JP4860471B2 (ja) | 2005-05-30 | 2006-05-30 | Arp機能を具備した通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006129680A1 JPWO2006129680A1 (ja) | 2009-01-08 |
JP4860471B2 true JP4860471B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=37481609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006525557A Expired - Fee Related JP4860471B2 (ja) | 2005-05-30 | 2006-05-30 | Arp機能を具備した通信装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7979582B2 (ja) |
JP (1) | JP4860471B2 (ja) |
WO (1) | WO2006129680A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100992968B1 (ko) * | 2007-04-06 | 2010-11-08 | 삼성전자주식회사 | 네트워크 스위치 및 그 스위치의 주소충돌방지방법 |
CN100495992C (zh) * | 2007-08-30 | 2009-06-03 | 华为技术有限公司 | 用于地址冲突的重复地址检测方法及网络节点设备 |
US8976795B2 (en) | 2009-02-25 | 2015-03-10 | Microsoft Corporation | Gateway advertisement in a wireless mesh |
US8838473B2 (en) | 2009-02-25 | 2014-09-16 | Microsoft Corporation | Services advertisement in a wireless mesh |
US8385230B2 (en) * | 2009-02-25 | 2013-02-26 | Microsoft Corporation | Automatic network address assignment in a wireless mesh |
JP5420465B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2014-02-19 | 株式会社Pfu | 通信監視装置、方法およびプログラム |
US9231905B2 (en) * | 2010-12-22 | 2016-01-05 | Nec Corporation | Communication device, method for setting communication device, and program |
JP6204800B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2017-09-27 | キヤノン株式会社 | 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム |
JP6366524B2 (ja) * | 2015-02-25 | 2018-08-01 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム |
US10721206B2 (en) * | 2015-02-27 | 2020-07-21 | Arista Networks, Inc. | System and method of persistent address resolution synchronization |
KR102064614B1 (ko) * | 2015-03-10 | 2020-01-09 | 엘에스산전 주식회사 | Plc 이더넷 통신 모듈의 ip 주소 충돌 확인방법 |
US10547587B2 (en) * | 2018-03-19 | 2020-01-28 | Didi Research America, Llc | Method and system for near real-time IP user mapping |
US10904135B2 (en) * | 2018-07-13 | 2021-01-26 | Nokia Technologies Oy | Method and apparatus for increasing reliability of packet delivery by dynamic packet cloning and route selection |
US11115379B2 (en) * | 2019-02-28 | 2021-09-07 | Vmware, Inc. | Management of endpoint address discovery in a software defined networking environment |
US11438299B2 (en) * | 2020-01-07 | 2022-09-06 | AVAST Software s.r.o. | Reducing battery impact of network device ARP spoofing |
CN111402784B (zh) * | 2020-03-10 | 2022-02-18 | 苏州仰邦软件科技有限公司 | 一种稳定led控制器网络运行的方法及其显示屏控制系统 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003333080A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-11-21 | Fujitsu Ltd | リンク方式間の移行方法及びモバイル・コンピューティング装置 |
JP2005033765A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-03 | Samsung Electronics Co Ltd | アドホックネットワークにおいて動的にarpキャッシュテーブルを更新する方法及びシステム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724510A (en) * | 1996-09-06 | 1998-03-03 | Fluke Corporation | Method of configuring a valid IP address and detecting duplicate IP addresses in a local area network |
US6691165B1 (en) * | 1998-11-10 | 2004-02-10 | Rainfinity, Inc. | Distributed server cluster for controlling network traffic |
US7415535B1 (en) * | 2002-04-22 | 2008-08-19 | Cisco Technology, Inc. | Virtual MAC address system and method |
US8700800B2 (en) * | 2006-02-15 | 2014-04-15 | Tropos Networks, Inc. | Roaming of clients between gateways of clusters of a wireless mesh network |
-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006525557A patent/JP4860471B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2006-05-30 US US11/915,871 patent/US7979582B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2006-05-30 WO PCT/JP2006/310815 patent/WO2006129680A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003333080A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-11-21 | Fujitsu Ltd | リンク方式間の移行方法及びモバイル・コンピューティング装置 |
JP2005033765A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-03 | Samsung Electronics Co Ltd | アドホックネットワークにおいて動的にarpキャッシュテーブルを更新する方法及びシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7979582B2 (en) | 2011-07-12 |
JPWO2006129680A1 (ja) | 2009-01-08 |
US20090307371A1 (en) | 2009-12-10 |
WO2006129680A1 (ja) | 2006-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4860471B2 (ja) | Arp機能を具備した通信装置 | |
EP1496669B1 (en) | Method and system for dynamically updating ARP cache tables in an ad hoc network | |
US20050265230A1 (en) | Apparatus and method for performing state transition of backup router in router redundancy system | |
CN1839585B (zh) | 具有增强的可扩展性和可靠性的即插即用网络配置的方法和设备 | |
WO2015180292A1 (zh) | 检测虚拟专用网络的用户网络侧接口连通性的方法及装置 | |
US8009683B2 (en) | IP network system | |
JP2006311066A (ja) | 電子機器 | |
US20100027551A1 (en) | Method and system for restricting a node from communicating with other nodes in a broadcast domain of an ip (internet protocol) network | |
WO2013186969A1 (ja) | 通信情報検出装置及び通信情報検出方法 | |
JP4054719B2 (ja) | 特定アドレス使用制限装置 | |
US20040028048A1 (en) | Host management method and packet transmission method in network switch | |
US8935387B2 (en) | Information processing device, address duplication handling method, and computer-readable non-transitory recording medium | |
JP6076937B2 (ja) | パケット伝送システムおよびネットワークコントローラ | |
JP5333793B2 (ja) | トポロジ特定方法、及びトポロジ特定装置 | |
CN100588167C (zh) | 具有arp功能的通信方法及装置 | |
JP5190717B2 (ja) | トポロジ特定方法、及びトポロジ特定装置 | |
WO2008009236A1 (fr) | Procédé et système de mise en oeuvre de segment de réseau à connexion directe | |
JP4677501B2 (ja) | 中継装置および中継方法 | |
JP5698854B2 (ja) | 通信方法及びスイッチングハブ装置 | |
JP5310734B2 (ja) | 通信装置、通信装置の制御方法、及びネットワークシステム | |
JP2010098555A (ja) | 通信装置、通信プログラム、通信方法 | |
US10298481B1 (en) | Method and apparatus for testing VLAN | |
JP2011176424A (ja) | 通信方法及びスイッチングハブ装置 | |
JP2005033427A (ja) | ネットワーク品質測定方法およびサーバ | |
JP4900237B2 (ja) | Ipアドレス重複検出方法、ipアドレス重複検出装置及びipアドレス重複検出プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090501 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111011 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |