JP4858852B2 - ネットワーク試験システム - Google Patents

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本発明は、フレーム単位の交換や伝送を行う通信装置又はネットワーク網のネットワーク試験システムに関し、特に、フレームのヘッダ部分およびペイロード部分におけるユーザ設定の自由度を保ちつつ、高速にフレームの改変エラーを検出するネットワーク試験システムに関する。
近年、LAN(Local Area Network)技術をベースとしたWAN(Wide Area Network)が各地域にそれぞれ構築され、これらをさらに基幹網により接続した通信網が全国規模で展開されている。LANやWANを接続する通信装置としては、周知の様にルータ、ゲートウェイ、スイッチ等が知られている。
また、これらの通信装置の普及と同時に通信装置を評価・検証するためのネットワーク試験装置も必要となってきているが、このネットワーク試験装置にはフレーム(パケット)の送受信統計機能の他、種々の機能が用意されている。
ここで、ネットワーク試験装置にフレームの送受信統計機能が必要とされるのは、ルータ等の通信装置を介して交換処理を施し他の通信装置にフレームを転送する場合、交換処理とは無関係な部分についてもフレームが改変されてしまう可能性があるからである。このようなネットワーク試験装置の先行技術文献としては、下記のような特許文献または非特許文献が知られている。
米国特許出願公開第2006/0088060A1
横河技報 vol.49 2005 No4 IPネットワーク試験装置AE5511
以下、従来のネットワーク試験装置について図7を参照して説明する。試験装置1は、試験対象装置3の複数のポートに対して試験フレームを送信する。この試験フレームは試験対象装置3で交換処理がなされて試験装置2に出力される。ここで、試験フレームとはユーザにより試験用に定義されるフレームであり、交換処理に使用されるヘッダ部分と、交換処理とは無関係なペイロード部分からなる。
また、ヘッダ部分およびペイロード部分はさまざまなプロトコルを指定したり、長さを可変できるようにしたりしておくことで多様な種類の試験が可能となり、例えば、送信フレーム数と受信フレーム数の比較により試験対象装置3を介してフレームがいくつ転送されたか試験することができる。また、図8に示すように、試験フレームの試験用付加情報506に送信時間情報を付加することで、受信側の試験装置2でフレーム転送時間を試験することができる。さらに、次の方法で、受信した試験フレーム内容の正常性を試験することが可能である。
(イ)フレームのベースフォーマットとして規定されているフレームチェックシーケンスを、送信時に正常な値としておき、受信時に確認することでフレームの正常性を試験する。例えば非特許文献「IEEEStd802.3-2005 3.1.1 MAC frame format」にあるようなMACフレームに適用することができる。
(ロ)図9に示すように、ペイロードチェックサムフィールドを持つプロトコル(例えばIPやTCP)をペイロード部分に配置し、試験装置1から送信するときに正しいチェックサム値を入れておく。図9ではHeader Checksum(16bit)のフィールドにチェックサム値を入れておく。そして、そのフレームを受信側の試験装置2で受信したときに、このチェックサムを確認することでフレームのペイロード部分の正常性を試験する。
(ハ)送信時に、試験対象装置(もしくはネットワーク網)が交換処理に参照や書き換えを行わないペイロード部分に、固定データ(たとえば擬似乱数等)を配置しておく。受信時に配置された固定データが変化ないことを確認することで、フレームのペイロード部分の正常性を試験する。
(ニ)非特許文献2の段落番号0089〜段落番号0092に記載されているような特定の範囲(例えばペイロード部分)をチェック対象としたその試験装置独自のチェックサムを試験用付加情報506としてフレームに追加し、受信側の試験装置3で受信したときにこのチェックサム確認することでフレームの特定範囲の正常性を試験する。
ところが、上述した(イ)〜(ニ)の従来の技術には次の問題点があった。すなわち、(イ)の方法のようにMACフレームのフレームチェックシーケンスを使用した場合、フレーム全体の正常性の確認が可能となるが、試験対象装置3となるスイッチやルータは、フレームの受信時にフレームチェックシーケンスを確認し、異常があった場合にはフレームごと破棄する問題がある。
また、試験対象装置3の交換処理によってフレームの一部が改変される場合があるため、試験対象装置3から試験装置2へフレームの転送する際は、通常、フレームチェックシーケンスの値を再計算すると共に、フレームチェックシーケンスの内容をこの再計算された値に上書きする。この場合、たとえ交換処理とは無関係なペイロード部分が変化した場合でも、受信側の試験装置2は、図10のように試験装置3から転送された試験フレームを正常なフレームと認識してしまうという問題がある。
この問題を図10で説明する。図10は、送信側の試験装置から試験フレーム530が送信され、試験対象装置で交換処理がなされた試験フレーム540となり、この試験フレーム540が通信回線を介して受信側の試験装置に入力される(符号550)様子を示している。
ここで、試験フレーム530の内容は符号531に示すとおりであるが、これによればペイロード部分の「ユーザーパターン」は「12345678・・・・・」であり、「送信元IP」は「192.168.1.1」となっている。ところが、試験対象装置で交換処理がなされた様子を符号541で確認すると、「ユーザーパターン」が「1234A678・・・・・」であり、送信元IPが「100.168.1.1」となっている。
この改変は、図示のとおり異常改変(改変エラー)であるが、符号551の通り再計算されたフレームチェックシーケンス(FCS)の値が「20」と正常値を示すために受信側の試験装置は、この試験フレームを正常と認識してしまう。
また、(ロ)の方法は、交換処理によって再計算されないプロトコルをペイロードに配置することで、上述した(イ)の問題の発生を防ぐことができる。ただし、配置できるプロトコルがチェックサムをもつプロトコルに限定されるという課題があり、チェックサムを持たないプロトコル(例えばHTTP)には使用することができない。
また、受信側の試験装置2の処理としては、プロトコルの判定やチェックサム位置の特定、さらにプロトコルごとに方式が異なるチェックサム演算を行うことになるため、ハードウェアによる実現には大規模な回路が要求され、これをソフトウェアにより実現する場合にはラインレートでの処理が困難であるという問題がある。
さらに、(ハ)の方式は、交換処理とは無関係なペイロード部分に所定のパターンを挿入することで、受信側の試験装置3における演算処理が不要となり、比較のみとなるため、高速な動作に適合しやすい。しかし、ペイロード部分のパターンがすべてのフレームで同様でなければならないため、ユーザ設定の自由度が非常に低くなるという問題がある。また、所定のパターンの開始位置をペイロード部分とした場合、ヘッダ長を検出する処理が要求されるため、高速動作に対応させるためにはすべてのフレームのパターンの配置位置(フレームの先頭からのオフセット)を統一しなければならず、結果として試験フレームのヘッダ長が制限されるという問題がある。
また、(ニ)の方式はフレーム内の特定部分(たとえばペイロード部分)のみを対象としたチェックサムをフレームの後部、つまり試験用付加情報506に挿入することで、(ハ)の方法に対応可能だが、(ハ)の方法と同様に高速動作に対応するためにはすべてのフレームのパターンの配置位置(フレームの先頭からのオフセット)を統一しなければならず、このため試験フレームのヘッダ長が制限されるという問題がある。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、フレームのヘッダ部分およびペイロード部分のユーザ設定の自由度を保ちつつ、高速にフレームの改変エラーを検出するネットワーク試験システムを提供することを目的とする。
このような問題を解決するため、請求項1記載の発明は、
試験フレームをフレーム交換装置に送信して改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
この試験フレームの試験用付加情報を乗せる部分にCRCの演算開始位置とCRC値を乗せて前記フレーム交換装置に出力する第1の試験装置と、
前記フレーム交換装置で交換処理がなされた試験フレームを受信し、前記CRCの演算開始位置からCRCを演算して、改変エラーの有無を検出する第2の試験装置と
を備える。
また、請求項2記載に発明は、
送信側の試験装置が試験フレームをフレーム交換装置に送信し、受信側の試験装置が前記フレーム交換装置で交換処理がなされる際に発生した改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
前記送信側の試験装置は、
フレームの構成情報と前記フレームに対して予め定められた複数の演算開始位置値を記憶した第1記憶部と、
前記第1記憶部より読み出された前記フレームの構成情報に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、
前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値に基づいて前記フレーム生成部で生成されたフレームのCRCを演算する第1CRC演算部と、
前記フレーム生成部で生成されたフレームに、前記第1CRC演算部で生成されたCRC値と前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値とを乗せて試験フレームを送信する送信部を備え、
前記受信側の試験装置は、
前記フレーム交換装置から出力された試験フレームを受信する受信部と、
前記受信部から出力された試験フレームに対して前記予め定められた複数の演算開始位置値毎にCRCの演算を行う第2CRC演算部と
前記第2CRC演算部で演算された複数のCRC値を記憶する第2記憶部と
前記受信部から出力された試験フレームに含まれる演算開始位置値に基づいて前記第2記憶部からCRC値を選択するセレクタ部と、
前記セレクタ部から出力されたCRC値と前記受信部から出力された試験フレームに含まれるCRC値を比較する比較部と、
を備える。
さらに、請求項記載の発明は、
送信側の試験装置が試験フレームをフレーム交換装置に送信し、受信側の試験装置が前記フレーム交換装置で交換処理をなされる際に発生した改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
前記送信側の試験装置は、
フレームの構成情報と前記フレームに対して予め定められた複数の演算開始位置値を記憶した第1記憶部と、
前記第1記憶部より読み出された前記フレームの構成情報に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、
前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値に基づいて前記フレーム生成部で生成されたフレームのCRCを演算する第1CRC演算部と、
前記フレーム生成部で生成されたフレームに、前記第1CRC演算部で生成されたCRC値と前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値とを乗せて試験フレームを送信する送信部を備え、
前記受信側の試験装置は、
試験フレームが入力される受信部と、
前記受信部で受信した試験フレームに対して、前記予め定められた複数の演算開始位置毎に当該演算開始位置以降のデータを対応付けて記憶するフレーム記憶部と、
前記受信した試験フレームに含まれる演算開始位置値に対応するデータを前記フレーム記憶部より読み込んで出力する比較制御部と、
前記比較制御部で読み込んだデータに対し前記受信した試験フレームに含まれる演算開始位置からフレーム内のCRC値の手前までCRC演算を行う第3CRC演算部と、
前記受信した試験フレームに含まれるCRC値と前記第3CRC演算部で演算されたCRC値とを比較する比較部と、
を備える。
このように、試験フレームに演算開始位置値とその演算結果CRCを含めたので、ヘッダ長やペイロード長が異なるフレームごとに個別的にパターン正常性の試験が可能となる。
以下、本発明によるネットワーク試験システムの構成例について図1を参照して説明する。図1は本発明によるネットワーク試験システムの構成例である。試験装置10は、試験対象装置30の複数のポートに対して試験フレーム610〜612(以下、単に符号610という。)を送信する。これらの試験フレーム610は試験対象装置30で交換処理がなされ、試験フレーム613〜615が試験装置20に出力される。ここで、試験フレームとはユーザにより試験用に定義されるフレームであり、交換処理に使用されるヘッダ部分と、交換処理とは無関係なペイロード部分からなる。以下、この試験フレーム610の構成を説明する。
図2は試験フレーム610の構成例である。試験フレーム610は、プリアンブル621、ヘッダ部分620、ペイロード部分630、フレームチェックコード660で構成される。ヘッダ部分620は、送信先のアドレスを格納する送信先622の他、送信元のアドレスを格納する送信先623、制御情報を格納する制御情報624からなる。
ペイロード部分630は、任意パターン640の他、試験用付加情報650からなる。また、この試験用付加情報650は、先頭パターン651、タイムスタンプやシーケンス番号等からなるフィールド652、CRC演算開始位置653、CRC値654からなる。
図3は、図2のCRC演算開始位置653のフィールドに格納された情報が試験フレーム610にどのように作用するか説明する説明図である。CRC演算開始位置653に格納されたCRC演算開始位置に関する情報は、符号671〜符号675に示すように試験フレーム610の任意の値を指定する。
図4は試験装置10の構成図である。試験装置10は、第1記憶部11、フレーム生成部14、CRC演算部15、送信部16で構成される送信ブロックからなるが、後述する受信ブロック(図示せず)を併せて備えても差し支えない。第1記憶部11は、フレーム構成情報711を格納するフレーム構成格納部12と、CRCの演算開始位置値712を格納する演算開始位置格納部13からなる。
フレーム生成部14は、フレーム構成情報711に基づいてフレーム713を生成する。第1CRC演算部15は、演算開始位置値712に基づいてフレーム713の該当箇所のCRC値714を演算し、送信部16に通知する。送信部16は、フレーム713に演算開始位置値712とCRC値714を挿入し試験フレーム610として出力する。
図5は試験装置20の構成図である。試験装置20は、受信部21、第2CRC演算部22、第2記憶部23、セレクタ部24、比較部25からなる。ただし、図示しない送信ブロックを併せて備えても差し支えない。
受信部21は、試験対象装置30から出力された試験フレーム613を受信して、演算開始位置値723、フレーム内のCRC値726、および複数のフレーム721を出力する。第2CRC演算部22は複数のCRC演算部からなり、各CRC演算部には固有の演算開始位置が設定され、受信部21から出力される複数のフレーム721がそれぞれのCRC演算部に入力されることによりフレーム721の所定の位置からCRCの演算を行う。第2記憶部23は第2CRC演算部22の演算結果(演算CRC値722)を記憶する。
セレクタ部24は、受信部21から出力された演算開始位置値723に基づいて、第2記憶部23からCRC値(選択されたCRC値724)を選択する。比較部25は、受信部21から出力されたフレーム内のCRC値726とセレクタ24から出力されたCRC値725を比較し、その比較の結果(一致/不一致)をカウントする。
次に、改変エラーを検出するための動作を説明する。ここで、改変エラーとは、交換処理の過程において試験対象装置30がフレーム(パケット)の交換情報部分を改変する際に、フレームの交換情報部分とは無関係な部分(例えばペイロード部分)も変えてしまうことをいう。
まず、送信側の試験装置10動作を説明する。試験装置10は、試験フレーム610を送信する際に、図2の試験用付加情報650の部分にCRC演算開始位置653とCRC値654を挿入して試験対象装置30に出力する。この動作を図4で詳細に説明する。フレーム生成部14は第1記憶部11のフレーム構成格納部12からフレーム構成情報711を読み込み、送信されるフレームの列を生成し、フレーム713としてCRC演算部15および送信部16へ通知する。
第1CRC演算部15は、第1記憶部11のCRC演算開始位置格納部13から演算開始位置値712を読み込み、この演算開始位置値712で示されたポイントからフレーム713内のCRC演算を行い、その結果(CRC値714)を送信部16に通知する。送信部16はフレーム713に、演算開始位置値712およびCRC値714をフレーム後部(図2の試験用付加情報650)に挿入し、試験フレーム610として外部に送信を行う。
次に、受信側の試験装置20の動作を図5で説明する。受信部21は、試験フレーム613を受信して、第2CRC演算部22に対してフレーム721として通知する。また、受信部21は、演算開始位置値723をセレクタ24に出力すると共に、フレーム内のCRC値726を抽出して比較部25に出力する。
第2CRC演算部22は、複数のCRC演算開始位置(図3における第1のCRC演算開始位置671〜第5のCRC演算開始位置値675)からCRC演算を開始する。また、複数のCRC演算は第2CRC演算部22で平行して行われる。この演算された結果(演算CRC値722)は第2記憶部23にて保持される。
一方、セレクタ24は、受信部21から演算開始位置値723が入力されているので、この演算開始位置値723に基づいて、有効なCRC値(例えば、第3のCRC演算開始位置673より演算された値)を選択する。そして、この選択されたCRC値725がセレクタ部24から入力された比較部25は、このCRC値725と試験用付加情報680に格納されていたCRC値、すなわち図5におけるフレーム内のCRC値726を比較する。
このように、送信時に交換処理の影響を受けない演算範囲を指定することで、交換処理によって改変された部分以外のパターンが送信フレームから改変されていないかを確認することができる。これにより、上述した例では、CRCチェックが正常である場合、第3のCRC演算開始位置673からCRC演算開始位置681まで(演算範囲700)の間に改変エラーが生じていないことを確認することができる。
また、試験フレームに演算開始位置値とその演算結果CRCを含めることで、ヘッダ長やペイロード長が異なるフレームごとに個別の範囲でパターン正常性の試験が可能となる。
また、上述した例では、複数のCRC演算部が個別的にCRC演算を行うことにより、フレーム全体を保存することなくCRC演算を実現できる。さらに、演算範囲が確定した時はCRC演算が終わっているためにすぐに比較確認が可能となる。また、第2記憶部23を備えているので、第2CRC演算部22で演算処理が終わった部分についてのデータを保存する必要がない。
なお、演算範囲が確定するまで第2CRC演算部22が演算を行わない方式を採用しても差し支えないが、この場合には、その間試験フレーム721を保持して演算範囲が確定した後に演算を開始しなければならない。
また、本発明の演算開始位置の指定方法は上述した方法の他、次の方法でも良い。
(1)フレーム先頭からのデータ長指定
受信装置20で受信した試験フレーム613の演算開始位置を、試験フレーム613の先頭からの長さ(バイト数等)で指定する方法である。このように、先頭からのオフセット位置を示すことで、試験フレームのペイロード部分が可変長であっても、同じ位置からの演算を行うことが可能となる。
(2)演算範囲長指定
受信装置20で受信した試験フレーム613の演算開始位置を、演算開始位置を示す試験用付加情報から演算開始位置までの「長さ」を指定することによって決定する方法である。試験装置10から送信された試験フレーム610に対して、試験対象装置30の交換処理によってヘッダ部分の長さが変化した場合(例えばVLANタグの挿入等)でも演算範囲を試験装置10で定めた範囲とすることが可能となる。
(3)ブロック指定(フレーム先頭からブロック数もしくは演算範囲ブロックの指定)
例えば、0=0bit、1=32bit、2=64bit等、送信側の試験装置10と受信側の試験装置20間で演算開始位置指定のブロック単位を共通化する方法である。このように、指定する値や幅を限定することにより、受信側の試験装置20のCRC演算回路22の規模を抑えることが可能となる。
つまり、直接長さを指定する場合、受信側の試験装置20の第2CRC演算回路22は最大でフレーム長分の回路数を持たなければならないというデメリットがある。従って例えば、試験フレームの最大フレーム長が128bitであれば128個のCRC演算回路が必要となる。一方、ブロック指定の方式を採用することでCRC演算回路数を「1/ブロック長」に削減することが可能となる。従って例えば、試験フレームの最大フレーム長が128bit、ブロック長を32bitとすると4個のCRC演算回路で構成することができる。
図6は受信側の試験装置20の変形例である。以下、図6の動作を説明する。受信部51は、試験フレーム613をフレーム記憶部52に保存する。その際、フレーム771とフレーム内の演算開始位置値772を別々に保存する。
比較制御部53はフレーム記憶部52から演算開始位置値772を読み込み、第3CRC演算部54に通知する。次に、比較制御部53は、この演算開始位置値774に対応するフレーム771を読み込み、第3CRC演算部54にフレーム773として通知する。また、比較制御部53はフレーム内のCRC値776を抽出し、比較部55に通知する。
第3CRC演算部54は、演算開始位置値774に基づいてフレーム773の演算開始位置からフレーム内のCRC値776の手前までCRC演算を行う。また、演算結果は比較部55に通知される。比較部55は、フレーム内のCRC値776とCRC値775を比較し、一致していれば図示しない正常カウンタに1を加算し、不一致の場合は改変エラーカウンタに1を加算する。
このように、CRC演算部の前段にフレームを記憶するブロックを追加することでCRC演算部の回路数を1回路にすることが可能となる。
本発明によるネットワーク試験システムの構成例である。 試験フレーム610の構成例である。 CRC演算開始位置653のフィールドに格納された情報が試験フレーム610にどのように作用するか説明するための説明図である。 試験装置10の構成図である。 試験装置20の構成図である。 受信側の試験装置20の変形例である。 従来技術によるネットワーク試験システムの構成例である。 試験フレームの構成例である。 IPv4のフレームフォーマットの例である。 改変エラーの発生例である。
符号の説明
10 試験装置
11 第1記憶部
12 フレーム構成格納部
13 演算開始位置格納部13
14 フレーム生成部
15第1CRC演算部
16 送信部
20 試験装置
21 受信部
22 第2CRC演算部
23 第2記憶部
24 セレクタ部
25 比較部
51 受信部
52 フレーム記憶部
53 比較制御部
54 第3CRC演算部
55 比較部

Claims (3)

  1. 試験フレームをフレーム交換装置に送信して改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
    この試験フレームの試験用付加情報を挿入する部分にCRCの演算開始位置とCRC値を乗せて前記フレーム交換装置に出力する第1の試験装置と、
    前記フレーム交換装置で交換処理がなされた試験フレームを受信し、前記CRCの演算開始位置からCRCを演算して、改変エラーの有無を検出する第2の試験装置と
    を備えたことを特徴とするネットワーク試験システム。
  2. 送信側の試験装置が試験フレームをフレーム交換装置に送信し、受信側の試験装置が前記フレーム交換装置で交換処理がなされる際に発生した改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
    前記送信側の試験装置は、
    フレームの構成情報と前記フレームに対して予め定められた複数の演算開始位置値を記憶した第1記憶部と、
    前記第1記憶部より読み出された前記フレームの構成情報に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値に基づいて前記フレーム生成部で生成されたフレームのCRCを演算する第1CRC演算部と、
    前記フレーム生成部で生成されたフレームに、前記第1CRC演算部で生成されたCRC値と前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値とを乗せて試験フレームを送信する送信部を備え、
    前記受信側の試験装置は、
    前記フレーム交換装置から出力された試験フレームを受信する受信部と、
    前記受信部から出力された試験フレームに対して前記予め定められた複数の演算開始位置値毎にCRCの演算を行う第2CRC演算部と
    前記第2CRC演算部で演算された複数のCRC値を記憶する第2記憶部と
    前記受信部から出力された試験フレームに含まれる演算開始位置値に基づいて前記第2記憶部からCRC値を選択するセレクタ部と、
    前記セレクタ部から出力されたCRC値と前記受信部から出力された試験フレームに含まれるCRC値を比較する比較部と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク試験システム。
  3. 送信側の試験装置が試験フレームをフレーム交換装置に送信し、受信側の試験装置が前記フレーム交換装置で交換処理をなされる際に発生した改変エラーを検出するネットワーク試験システムにおいて、
    前記送信側の試験装置は、
    フレームの構成情報と前記フレームに対して予め定められた複数の演算開始位置値を記憶した第1記憶部と、
    前記第1記憶部より読み出された前記フレームの構成情報に基づいてフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値に基づいて前記フレーム生成部で生成されたフレームのCRCを演算する第1CRC演算部と、
    前記フレーム生成部で生成されたフレームに、前記第1CRC演算部で生成されたCRC値と前記第1記憶部より読み出された演算開始位置値とを乗せて試験フレームを送信する送信部を備え、
    前記受信側の試験装置は、
    試験フレームが入力される受信部と、
    前記受信部で受信した試験フレームに対して、前記予め定められた複数の演算開始位置毎に当該演算開始位置以降のデータを対応付けて記憶するフレーム記憶部と、
    前記受信した試験フレームに含まれる演算開始位置値に対応するデータを前記フレーム記憶部より読み込んで出力する比較制御部と、
    前記比較制御部で読み込んだデータに対し前記受信した試験フレームに含まれる演算開始位置からフレーム内のCRC値の手前までCRC演算を行う第3CRC演算部と、
    前記受信した試験フレームに含まれるCRC値と前記第3CRC演算部で演算されたCRC値とを比較する比較部と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク試験システム。
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