JP4855287B2 - 映像記録装置 - Google Patents
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Description
本例のネットワーク映像監視システムは、ネットワーク映像記録装置(NDR)11と、ネットワーク12と、複数であるm個のIPカメラ13−1〜13−mと、複数であるn個の映像視聴装置14−1〜14−nを備えている。
なお、NDRは本出願人の登録商標である。
NDR11と各IPカメラ13−1〜13−mと各映像視聴装置14−1〜14−nは、ネットワーク12に接続されている。
コンピュータボード21上には、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)31と、記録デバイスインターフェイス(記録デバイスI/F)32と、メモリ33と、CPU(Central Processing Unit)34と、これらを接続する制御バス35を備えている。
記録デバイス22内には、記録を行うIPカメラ13−1〜13−mと同じ数分(m個)のカメラ用記録領域41−1〜41−mが設けられて存在する。各カメラ用記録領域41−1〜41−mは、各IPカメラ13−1〜13−mからの映像データを記録するための領域である。
各IPカメラ13−1〜13−mは、ネットワークカメラであり、映像を撮影し、撮影した映像のデータをネットワーク12へ出力する。また、各IPカメラ13−1〜13−mは、例えば、映像に対するエンコーダの機能を有している。
各映像視聴装置14−1〜14−nは、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)からなるクライアントの装置(クライアントPC)であり、ネットワーク接続でWebブラウザを搭載した一般的なパーソナルコンピュータを用いて構成されている。各映像視聴装置14−1〜14−nは、映像データの視聴や、NDR11の設定を行う。
NDR11は、ネットワーク12を介して、複数のIPカメラ13−1〜13−mや複数の映像視聴装置14−1〜14−nと接続される。
なお、本例では、1個のIPカメラ13−1と1個の映像視聴装置14−1を例として説明する。
また、IPカメラ13−1、NDR11、映像視聴装置14−1の順に、上流から下流になるとする。
IPカメラ13−1から送出された映像データは、IP形式でネットワーク12を伝達し、NDR11のネットワークI/F31に到達する。ネットワークI/F31は、受信したIP形式の映像データを、制御バス35上に伝送する形式のデータへ変換して、記録デバイス22を介して、対応するカメラ用記録領域41−1に格納(記録)する(処理Q3)。
ここで、映像データを記録デバイス22のカメラ用記録領域41−1に格納する際には、映像データに識別子として、0から連番の番号を付与する。本例では、この連番を「フレームID」と呼称する。
具体的には、映像視聴装置14−1上のNDR再生ソフトが、IP形式で映像要求をネットワーク12を介してNDR11へ送信する(処理Q4)。この映像要求はHTTPを用いて行われる。また、この映像要求のパラメータでは、CGIパラメータ形式を用いており、いずれの映像データを希望するかを指定するために、フレームIDを用いている。
ネットワークI/F31は、受信したIP形式の映像要求を、制御バス35上に伝送する形式の信号へ変換して、CPU34上で動作するソフトウエアへ伝送する。このソフトウエアは、記録デバイスI/F32を介して、映像要求により指定されたフレームIDの映像データについてリード(Read)要求を行い(処理Q5)、その応答として、リード結果である映像データを得る(処理Q6)。
映像視聴装置14−1上のNDR再生ソフトは、NDR11から受信した映像データをデコードして、画面上に表示する。
この場合に、順方向の再生は、受信した映像のフレームIDに1を加えた値で次の映像要求を行うことの連続により実現する。逆方向の再生は、受信した映像のフレームIDから1を減じた値で次の映像要求を行うことの連続により実現する。また、f倍速の早送り又は早戻しの再生は、フレームIDにfを加算又は減算した値で次の映像要求を行うことの連続により実現する。
なお、図1及び図2は、後述する本発明に係る実施例の説明で参照するものであるが、ここでは説明の便宜上から参照する。
アーカイブNDR5は、複数のNDR1−1〜1−pから映像データを取得して記録装置に保持する。
映像視聴装置7の再生ソフトは、アーカイブNDR5のみと通信して、映像データを取得する。この場合、アーカイブNDR5がNDR1−1〜1−pを隠蔽して、映像視聴装置7の再生ソフトにはあたかも1台のNDRであるかの如く扱うことを可能とさせたいという要求(仮想化の要求)がある。
一方、古い映像データは重要度が下がることから間引いてもよい場合には、下流のNDRに映像データを伝送する際に、映像データの間引きを行う運用があり得る。
そこで、映像データが間引かれて、フレームIDが離散であるような場合においても、映像の再生を行うことができる技術の開発が要求されていた。
すなわち、前記複数の単位の映像データの各々には、識別情報として数値の情報が付加されている。
また、記録上で前記数値が隣り合う映像データの間における当該数値の差が一定ではない。つまり、記録上で数値が隣り合う映像データの間における当該数値の差が、隣り合う映像データの組み合わせ毎に、(同一の値となる所があってもよいが)異なる値となり得て可変である。
そして、当該映像記録装置では、受付手段が、映像データの要求を受け付ける。この映像データの要求には、基準となる識別情報の数値(例えば、実施例におけるreq_block_idの値)と、当該基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値(例えば、実施例におけるsearch_valの値)を含む。また、取得手段が、前記受付手段により受け付けられた映像データの要求により指定された映像データを取得する。出力手段が、前記取得手段により取得された映像データを要求元へ出力する。
なお、映像データを記録する記録手段は、例えば、映像記録装置の内部と外部の両方に備えられてもよく、或いは、いずれか一方のみに備えられてもよい。
また、映像データの各単位に付加される識別情報である数値の情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、連番のような番号の情報が用いられてもよく、或いは、所定の基準時からの経過時刻又は実際の時刻に基づく値の情報が用いられてもよい。
また、複数の映像データには、例えば、数値が大きくなるほど未来のもの(新しいもの)となる順序で識別情報を付加することや、或いは、数値が大きくなるほど過去のもの(古いもの)となる順序で識別情報を付加することができる。
また、例えば、映像データの要求は、映像記録装置の外部にある他の装置又はユーザにより映像記録装置に対して発せられ、これに応じて、映像記録装置は、要求された映像データを取得して要求元の装置又はユーザに対して出力する。外部の装置への出力としては、例えば、送信を用いることができる。
すなわち、前記取得手段は、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が0である場合には、前記基準となる識別情報の数値に最も近い識別情報を有する映像データを取得する。
また、前記取得手段は、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が正である場合には、前記基準となる識別情報の数値より大きくて当該正の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得する。
また、前記取得手段は、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が負である場合には、前記基準となる識別情報の数値より小さくて当該負の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得する。
また、映像データの要求に含まれる基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が正である場合には、記録されている映像データの中で、基準となる識別情報の数値より大きくて当該正の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得する。
また、映像データの要求に含まれる基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が負である場合には、記録されている映像データの中で、基準となる識別情報の数値より小さくて当該負の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得する。
他の構成例として、映像データの要求に含まれる基準となる識別情報の数値を固定しておき、映像データの要求に含まれる基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値の絶対値を正の方向(又は、負の方向)に大きくしていくことを連続的に行うことで、正の方向(又は、負の方向)への映像の再生を実現することができる。
また、映像データの要求に含まれる基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値の絶対値を大きく設定することで、その大きさに応じて、早送りや早戻しが可能である。
本発明に係る方法では、装置やシステムにおいて各手段が各種の処理を実行する。
本発明に係るプログラムでは、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるものであって、各種の機能を当該コンピュータに実現させる。
本発明に係る記録媒体では、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記録したものであって、当該プログラムは各種の処理(手順)を当該コンピュータに実行させる。
図1には、本発明の一実施例に係るネットワーク映像監視システムの構成例を示してある。
本例のネットワーク映像監視システムは、複数であるp個のNDR1−1〜1−pと、各NDR1−1〜1−pが接続されたネットワーク2−1〜2−pと、各NDR1−1〜1−pと各ネットワーク2−1〜2−pを介して接続された複数のIPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・を備えている。
なお、IPカメラについては、図1では一部のみを示してあり、NDR1−1には複数であるr個のIPカメラ3−11〜3−1rが接続されている。
なお、本例では、1個の映像視聴装置7を示してあるが、複数の映像視聴装置がネットワーク6に接続されてもよい。
また、各NDR1−1〜1−pは、例えば、図7に示されるNDR11と同様な機能を有しているが、本例では、各IPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・から受信して記録した映像のデータをアーカイブNDR5へ送信する。
また、映像視聴装置7は、例えば、図7に示される映像視聴装置14−1〜14−nと同様な機能を有しているが、本例では、アーカイブNDR5に対して映像の要求を発し、アーカイブNDR5から映像のデータを取得して再生する。
本例では、IPカメラ3−11には最新の映像データが保持され、NDR1−1には最新の映像データから所定の過去に遡るまでの区間の映像データが保持され、アーカイブNDR5にはNDR1−1と重複区間を有して更に過去に遡る区間の映像データが保持される。
ここで、NDR1−11とアーカイブNDR5との映像データの重複区間の量としては、任意に設定されてもよく、例えば、運用時などに設定を変更することも可能である。
本例では、各IPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・毎に、独立したチャネルが構成されており、映像のデータが独立して処理される。
各NDR1−1〜1−pは、自装置の配下にある各IPカメラ毎に、そのチャネルの映像を記録する領域(図7におけるカメラ用記録領域に相当するもの)を有している。
アーカイブNDR5は、自装置の配下にある全てのNDR1−1〜1−pの配下にある全てのIPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・について、各IPカメラ毎にそのチャネルの映像を記録する領域を有している。
また、映像視聴装置7により発せられる映像データの要求についても、各チャネル毎(各IPカメラ毎)を指定して行われる。
そして、各NDR1−1〜1−pの記録デバイスやアーカイブNDR5の記録デバイスには、複数の単位の映像データ(本例では、複数のフレームの映像データ)が、例えば時系列順に、記録される。
なお、映像としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、動画或いは静止画を用いることができる。
また、本例では、各単位の映像データには、0から連番となる数値の情報(フレームID)が付与される。
なお、他の構成例として、各単位の映像データに、0からの連番となる数値の情報を付与せずに、時刻の情報をフレームIDとして用いるようなことも可能である。
例えば、各NDR1−1〜1−pでは配下にある各IPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・により撮影される映像のデータを30fps(フレーム毎秒)で24時間分保持し、アーカイブNDR5では配下にある各NDR1−1〜1−pにより保持される映像のデータを1fps(1フレーム毎秒)で1年分保持するような場合には、アーカイブNDR5において映像のデータ(映像のフレーム)を間引くことが行われる。この間引きは、例えば、等間隔で行われる。また、間引きの態様については、例えば、運用時に設定の変更が可能である。
なお、本例では、1個のアーカイブNDR5を示したが、他の構成例として、複数段のアーカイブNDRを設けることも可能であり、例えば、1段目のアーカイブNDRが配下にある1箇月分の映像のデータを保持し、それより上位のアーカイブNDRが配下にある1年分の映像のデータを保持するようなことが可能である。
各IPカメラ3−11〜3−1r、3−21、・・・は、例えば、それぞれの監視対象となる領域の映像(画像)を撮影し、撮影した映像を電子的なデータ(映像データ)として、各ネットワーク2−1〜2−pを介して、それぞれの下流(下位)のNDR1−1〜1−pへ送信する。
各NDR1−1〜1−pは、上流(上位)にあるIPカメラから伝送されてきた映像データを受信して、記録デバイスの対応するカメラ用記録領域に格納(記録)する。
アーカイブNDR5は、上流にあるNDR1−1〜1−pから伝送されてきた映像データを受信して、記録デバイスの対応するカメラ用記録領域に格納(記録)する。
アーカイブNDR5は、映像視聴装置7から伝送されてきた映像の要求を受信すると、当該映像の要求により指定された映像のデータを自装置の記録デバイスから読み出して、読み出した映像のデータを要求元の映像視聴装置7へネットワーク6を介して送信する。ここで、アーカイブNDR5は、要求された映像のデータが自装置の記録デバイスに存在しない場合には、例えば、上流のNDR1−1〜1−pに対して当該映像のデータを要求して当該NDR1−1〜1−pから取得することも可能である。
映像視聴装置7は、アーカイブNDR5から伝送されてきた映像のデータを受信すると、その映像を画面に表示する。これにより、ユーザは、その映像(及び音声が付されている場合にはその音声)を視聴することができる。
本例では、映像視聴装置7に設けられたNDR再生ソフトの機能によりアーカイブNDR5に対して映像を要求する場合に、フレームIDを指定することが行われる。
req_block_idの値に対応する映像データが間引き済みであった場合におけるsearch_valの値による処理の定義(定義1)〜(定義3)を示す。
(定義1)search_valの値が0である場合には、req_block_idの値に対して最も近く(最寄)に存在する映像データを返送する。なお、最寄としては、新旧(未来或いは過去)に関わりなく、最も近いものが用いられる。
(定義2)search_valの値が正である場合には、req_block_idの値に対して、より未来方向で、search_valの値番目に存在する映像データを返送する。
(定義3)search_valの値が負である場合には、req_block_idの値に対して、より過去方向で、search_valの絶対値番目に存在する映像データを返送する。
例えば、従来では、映像視聴装置からの映像要求コマンドにより間引き済みで存在しないフレームIDが要求された場合には、いずれの映像データを返送するかについて曖昧さが生じるが、本例では、返送すべき映像データを明確化することができる。
本例では、アーカイブNDR5の記録デバイスにおいて、映像データのフレームが1/5に間引かれた状態となっており、5の倍数のフレームIDにのみ映像データが存在するとする。フレームIDの数値が大きくなるほど未来のもの(新しいもの)となる。
また、req_block_idの値が148であるとする。
search_valの値が−1である場合(コマンドT2)には、フレームID=148から過去方向で1個目に存在するフレームID=145の映像データが返送される。
search_valの値が+1である場合(コマンドT3)には、フレームID=148から未来方向で1個目に存在するフレームID=150の映像データが返送される。
search_valの値が−2である場合(コマンドT4)には、フレームID=148から過去方向で2個目に存在するフレームID=140の映像データが返送される。
search_valの値が+2である場合(コマンドT5)には、フレームID=148から未来方向で2個目に存在するフレームID=155の映像データが返送される。
本例では、アーカイブNDR5の記録デバイスにおいて、映像データのフレームが1/5に間引かれた状態となっており、5の倍数のフレームIDにのみ映像データが存在するとする。フレームIDの数値が大きくなるほど未来のもの(新しいもの)となる。
また、req_block_idの値が150であるとする。
search_valの値が−1である場合(コマンドT12)には、フレームID=150から過去方向で1個目に存在するフレームID=145の映像データが返送される。
search_valの値が+1である場合(コマンドT13)には、フレームID=150から未来方向で1個目に存在するフレームID=155の映像データが返送される。
search_valの値が−2である場合(コマンドT14)には、フレームID=150から過去方向で2個目に存在するフレームID=140の映像データが返送される。
search_valの値が+2である場合(コマンドT15)には、フレームID=150から未来方向で2個目に存在するフレームID=160の映像データが返送される。
順方向再生は、search_valの値を+1に固定して、前回に取得した映像データのフレームIDを今回のreq_block_idの値として用いることを連続して行うことで実現することができる。
逆方向再生は、search_valの値を−1に固定して、前回に取得した映像データのフレームIDを今回のreq_block_idの値として用いることを連続して行うことで実現することができる。
本例では、アーカイブNDR5の記録デバイスにおいて、映像データのフレームが1/5に間引かれた状態となっており、5の倍数のフレームIDにのみ映像データが存在するとする。フレームIDの数値が大きくなるほど未来のもの(新しいもの)となる。
search_valの値を+1に固定している。
2回目の映像要求(コマンドT22)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである140とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは145となる。
3回目の映像要求(コマンドT23)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである145とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは150となる。
5回目の映像要求(コマンドT25)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである155とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは160となる。
このように、存在する1つ未来の映像データを要求して戻すことを連続して行うことで、順方向再生が実現される。
本例では、アーカイブNDR5の記録デバイスにおいて、映像データのフレームが1/5に間引かれた状態となっており、5の倍数のフレームIDにのみ映像データが存在するとする。フレームIDの数値が大きくなるほど未来のもの(新しいもの)となる。
search_valの値を−1に固定している。
2回目の映像要求(コマンドT32)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである160とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは155となる。
3回目の映像要求(コマンドT33)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである155とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは150となる。
5回目の映像要求(コマンドT35)のアクセスでは、req_block_idの値を前回取得した映像データのフレームIDである145とする。この場合、戻ってくる映像データのフレームIDは140となる。
このように、存在する1つ過去の映像データを要求して戻すことを連続して行うことで、逆方向再生が実現される。
このため、本例では、フレームIDとして上流から離散の値を用いることも可能である。例えば、フレームIDの値として、その映像データのフレームを取得した時刻を元として算出される値を用いることができ、フレームIDの値の指定と時刻の指定とを対応させることができ、フレームIDの値の指定をそのまま時刻の指定とすることも可能となる。
ここで、時刻に基づくフレームIDの値としては、一例として、(その映像データのフレームを取得した時刻の1970年1月1日の0時0分0秒(GMT)からの秒数×1000000+マイクロセック)とすることができる。
また、本例では、各映像データに付与する識別子(本例では、フレームID)として、連番などの番号を用いることができるばかりでなく、例えば、所定の基準時からの経過時刻或いは実際の時刻に基づく値を用いることも可能である。
また、本例のアーカイブNDR5(映像記録装置の一例)では、アーカイブNDR5の内部の記録デバイスの機能或いは配下にあるNDR1−1〜1−pの記録デバイスの機能により映像データの記録手段が構成されており、映像視聴装置7から映像データの要求を受け付ける機能により受付手段が構成されており、受け付けた映像データの要求に適合した映像データを自装置の記録デバイス又は配下にあるNDR1−1〜1−pの記録デバイスから検索して取得する機能により取得手段が構成されており、取得した映像データを要求元の映像視聴装置7へ送信(出力)する機能により出力手段が構成されている。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (2)
- 内部或いは外部の記録手段に記録された複数の単位の映像データから要求された映像データを取得して出力する映像記録装置であって、
前記複数の単位の映像データの各々には識別情報として数値の情報が付加されており、
記録上で前記数値が隣り合う映像データの間における当該数値の差が一定ではなく、
当該映像記録装置は、基準となる識別情報の数値と当該基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値を含む映像データの要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた映像データの要求により指定された映像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された映像データを要求元へ出力する出力手段と、を備え、
前記取得手段は、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が0である場合には、前記基準となる識別情報の数値に最も近い識別情報を有する映像データを取得し、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が正である場合には、前記基準となる識別情報の数値より大きくて当該正の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得し、前記映像データの要求に含まれる前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値が負である場合には、前記基準となる識別情報の数値より小さくて当該負の数値に応じた番目の識別情報を有する映像データを取得する、
ことを特徴とする映像記録装置。 - 請求項1に記載の映像記録装置において、
前記取得手段は、指定された映像データが自装置に存在しない場合には、自装置に接続された配下の映像記録装置から当該映像データを取得可能であり、
更に、
前記取得手段は、前記基準となる識別情報の数値に対して相対的な位置を示す数値として正又は負の固定の数値を用い、前記基準となる識別情報の数値として前回取得した映像データの識別情報の数値を用いることを連続して行うことで、順方向又は逆方向に連続して複数の映像データを取得する、
ことを特徴とする映像記録装置。
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