JP4854437B2 - 情報通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報の通信を行う情報通信システムに関し、特に、移動体において無線通信を行う情報通信システムに関する。
従来の移動体において無線通信を行う情報通信システムとしては、例えば、「固定された通信網と無線の関係であり、所定の経路を移動可能な移動体において情報の通信を行う情報通信システムであって、基幹ネットワークとしての固定通信網と、前記固定通信網に接続され、固定無線信号通信部を含む1または2以上の固定通信部と、前記移動体に設けられ、少なくとも1つの前記固定通信部の固定無線信号通信部と無線信号による通信が可能な第1所定範囲内において、前記固定無線信号通信部と通信を行う移動無線信号通信部を含む移動通信部と、前記移動体に設けられ、前記移動通信部に接続され、移動体において利用される所定の通信機器と無線信号による通信が可能な1または2以上のユーザ通信部と、を含むことを特徴とする、情報通信システム。」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、IPネットワークにおいて異なるネットワークセグメント(サブネット)を移動する移動通信端末(Mobile Node)に対して、IPによる通信を継続させる方式として、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comments)2002で規定されたMobile IP(以下、モバイルIPという)がある。このモバイルIPは、移動通信端末がネットワーク上の任意のネットワークセグメント(Foreign Network:以下、フォーリンネットワークという)に接続している場合でも、通信相手となるホストからは、移動通信端末が本来所属しているネットワーク(Home Network:以下、ホームネットワークという)に接続しているように見せる方式である。
このモバイルIPを実現するためには、ホームネットワークには、ホームエージェント(Home Agent)と呼ばれるノードを配置し、フォーリンネットワークには、フォーリンエージェント(Foreign Agent)と呼ばれるノードを配置する。
移動通信端末は、ホームネットワークで利用可能なIPアドレス(Home Address:以下、HoAという)を既に取得しているので、ホームネットワークに接続されている間はIPパケットを直接受信できる。
移動通信端末がフォーリンネットワークに移動したとき、あるいはフォーリンネットワーク間を移動したときは、移動先のフォーリンエージェントが定期的に送信しているエージェント広告(Agent Advertisement)メッセージを受信することにより、自身が所属するフォーリンネットワークを認識する。そして、移動先のフォーリンネットワークにおける気付けアドレス(Care of Address:以下、CoAという)をRRQ(Registration Request)メッセージに乗せて、ホームネットワークのホームエージェントへ通知する。ホームエージェントは、このメッセージに応答してRRR(Registration Reply)メッセージをフォーリンエージェント経由で移動通信端末へ転送して位置登録を完了させる。
その後、移動通信端末宛に送出されたIPパケットは、全てホームエージェントが引き取り、ホームエージェントは、宛先が移動通信端末のIPアドレスであるIPパケットを、気付けアドレス宛のIPパケットでカプセル化(IPトンネリング:以下、IPinIPカプセル化という)し、フォーリンエージェントに転送する。フォーリンエージェントは、カプセル化されたIPパケットをもとの移動通信端末宛てのIPパケットに戻し、アクセスポイントを経由して移動通信端末へ転送する。
このようにして、移動通信端末はフォーリンネットワークを移動しながら、通信を継続することができる。
特開2005−136885号公報(請求項1)
しかしながら、従来の移動体において無線通信を行う情報通信システムは、各移動体宛のデータをどの固定通信部のデータ保持部に振り分けるかは、移動体の現在位置(位置情報)を把握した上で判断する必要がある。また、ある固定通信部において転送しきれなかった残データに対し、隣接する次固定通信部のデータ保持部へ転送し直す等の制御が必要となる、という問題点があった。
また、固定された通信網と移動体との通信が、通信速度の異なる複数の無線通信方式にて切り替えながら行う場合、大容量の情報を、通信速度の遅い無線通信方式で送信した場合、情報の停滞が発生し、効率のよい情報通信ができない、という問題点があった。
また、固定された通信網にて電子メールを受信し、移動体へ当該電子メールを転送しようとする場合、又は移動体から固定された通信網を介して電子メールを送信しようとする場合、当該電子メールのユーザに関する情報を事前登録する又はユーザ端末のメール送受信に関する情報の設定を変更する必要があり利便性が悪い、という問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、各移動体宛のデータを、移動体の現在位置を把握することなくデータ保持部に振り分け、データ保持部間でのデータ転送の必要がなく、また、固定された通信網と移動体との通信が、通信速度の異なる複数の無線通信方式にて切り替えながら行う場合に、効率良く情報通信を行い、さらに、電子メールのユーザに関する情報を事前登録する又はユーザ端末のメール送受信に関する情報の設定を変更することなく電子メールデータの転送を行うことができる情報通信システムを得ることを目的とする。
本発明に係る情報通信システムは、固定された固定通信網と、前記固定通信網に接続された複数の中継局と、所定の経路を移動可能な移動体に構築された移動通信網とを備え、前記固定通信網と前記移動通信網とが前記中継局の何れかを経由して無線により情報の通信を行う情報通信システムにおいて、前記中継局は、第1の無線通信方式により、第1の通信範囲内において前記移動通信網と無線通信を行う第1の無線通信手段と、前記第1の無線通信方式より広帯域の第2の無線通信方式により、前記第1の通信範囲より狭い第2の通信範囲内において前記移動通信網と無線通信を行う第2の無線通信手段とをそれぞれ備え、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行う前記第1又は第2の無線通信範囲に応じて、前記固定通信網と前記移動通信網とが通信する情報をその情報量に基いて選択し、前記移動通信網は、前記固定通信網へ送信する情報および前記固定通信網から受信した情報を保持する移動情報処理部と、前記移動体に1又は複数配置された情報処理端末であるユーザ端末が接続され、前記ユーザ端末から送信された情報および前記固定通信網から受信した情報の内、電子メールに関する情報を前記移動情報処理部へ転送する情報捕捉部とを備え、前記移動情報処理部は、前記情報捕捉部から転送された前記電子メールに関する情報から、ユーザ認証に関する情報を取得し、取得した該ユーザ認証に関する情報を、前記固定通信網へ通知し、前記固定通信網は、通知された前記ユーザ認証に関する情報に基づき、公衆通信網を介してISPサーバと接続し、前記ユーザ端末の電子メール情報を送受信する固定情報処理部を備え、前記移動情報処理部は、前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、前記ユーザ端末に受信されていない電子メール情報に関する情報である残メールリストを、前記固定情報処理部へ通知し、前記固定情報処理部は、前記残メールリストと、前記ISPサーバに保持されている前記ユーザ端末宛の電子メール情報とを比較し、前記ユーザ端末に受信された電子メール情報を、前記ISPサーバから削除するものである。
本発明は、各移動体宛のデータを、移動体の現在位置を把握することなくデータ保持部に振り分け、データ保持部間でのデータ転送の必要がなく、また、固定された通信網と移動体との通信が、通信速度の異なる複数の無線通信方式にて切り替えながら行う場合に、効率良く情報通信を行い、さらに、電子メールのユーザに関する情報を事前登録する又はユーザ端末のメール送受信に関する情報の設定を変更することなく電子メールデータの転送を行うことができる。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る情報通信システムの構成を示す図である。
本実施の形態における情報通信システムは、所定の経路を移動可能な移動体である鉄道の列車において情報通信を行うことを目的とし、駅などの固定側と、移動体である列車などの移動側に大別され、固定側に属する上位ネットワーク1及び駅ネットワーク2と、移動側に属する列車内ネットワーク3とにより構成されている。
図1において、固定通信網である上位ネットワーク1は、列車が経由する駅間を結び、中継局である複数の駅ネットワーク2に接続され、駅構内の制御にも利用される。さらには複数の列車の経路及び時間制御等にも利用される。駅ネットワーク2は、その列車が停車または通過する駅にそれぞれ設けられ、後述するミリ波通信又はLCX通信により列車内ネットワーク3と無線通信する。移動通信網である列車内ネットワーク3は、所定の経路を高速に移動する各列車内にそれぞれ構築され、当該列車の位置に応じた駅ネットワーク2と無線通信を行う。
列車に乗車した利用者(以下、ユーザともいう)により利用される情報処理端末であるユーザ端末4は、当該列車の列車内ネットワーク3に接続され、駅ネットワーク2を経由し、上位ネットワーク1に接続されるインターネット5を介して、ISP(Internet Service Provider)のユーザメールサーバなどの各種コンテンツサーバであるISPサーバ51に接続され、各種情報通信サービスを利用するものである。
上位ネットワーク1の各構成機器は、地上局(データセンタ)に設置されており、上位ネットワーク1は、ISPと利用者とのデータの送受信及び利用者の認証並びに列車の位置情報管理を行う固定情報処理部である管理サーバ11と、複数設置され、列車内ネットワーク3へ送信するデータを保持するデータ保持部である駅舎側サーバ12と、全ての列車内ネットワーク3に対するパケットの経路を管理し、モバイルIPにおけるホームエージェントであるHA13と、駅ネットワーク2と接続されるルータ(Router)であるRT14とにより構成される。また、上位ネットワーク1は、ゲートウェイ(Gateway)であるGW15を介して、インターネット5などの公衆通信網などと接続される。尚、上位ネットワーク1とインターネット5とは、NAT(IPマスカレード)でアドレス変換を行うものとする。
列車が通過または停止する複数の駅に構築される駅ネットワーク2は、上位ネットワーク1と接続され、この駅ネットワーク2は、上位ネットワーク1と接続されるルータ(Router)であるRT21と、モバイルIPにおけるフォーリンエージェントであるFA22,FA24と、駅構内に設置され、ミリ波を用いて第2の無線通信方式である高速伝送通信を行うミリ波スポット無線通信装置23と、線路沿いに敷設されるLCXケーブル26と、LCXケーブル26を用いて第1の無線通信方式である低速伝送通信を行うLCX無線通信装置25とにより構成される。
ミリ波スポット無線通信装置23は、ミリ波通信アンテナを有し、高速大容量伝送に適したミリ波の周波数帯域(30GHzから300GHz)の電波を用いて、広帯域で列車内ネットワーク3と通信を行う。LCXケーブル26は、信号を伝送すると同時にケーブルに沿った空間に信号エネルギーの一部を電波として輻射する漏洩同軸ケーブル(Leaky CoaXial cable:以下、LCXという)であり、LCX無線通信装置25は、このLCXケーブル26から輻射される電波を介して、列車内ネットワーク3と通信を行う。
の通信範囲であるミリ波スポット無線通信装置23のカバーする通信エリア(以下、ミリ波通信エリアという)は、ミリ波スポット無線通信装置23が設置される当該駅構内及びその近傍の範囲となる。
一方、第の通信範囲であるLCX無線通信装置25のカバーする通信エリア(以下、LCX通信エリアという)は、LCXケーブル26が敷設される線路沿線の範囲となる。ここで、LCXケーブル26は、駅ネットワーク2ごとに、当該駅と次駅との略中間点まで敷設されている。
また、駅ネットワーク2のネットワークセグメント(サブネット)は、駅ごとに異なり、さらに、LCX通信エリアとミリ波通信エリアとはそれぞれ異なるネットワークセグメント(サブネット)で構成され、それぞれフォーリンネットワークを構築する。
列車内に構築される列車内ネットワーク3は、駅ネットワーク2のLCX無線通信装置25とLCXケーブル26を介して通信を行うLCX無線通信装置35と、駅ネットワーク2のミリ波スポット無線通信装置23と通信を行うミリ波スポット無線通信装置34と、LCX無線通信装置35又はミリ波スポット無線通信装置34が、通信を行っている通信エリア(サブネット)の切り替わりごとに、CoAの書換えを行うモバイルルータ(Mobile Router)であるMR33と、列車内に複数設置され無線通信によりユーザ端末4と接続される無線LAN36と、無線LAN36を介してユーザ端末4と通信を行い、各種データを送受信する移動情報処理部である列車内サーバ32とにより構成される。尚、無線LAN36とユーザ端末4とは、少なくとも当該列車内において通信可能であれば良く、無線LAN36は、LAN(Local Area Network)(IEEE802.11a準拠)、LAN(IEEE802.11b準拠)、LAN(IEEE802.11g準拠)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信方式の何れでも良い。また、複数の無線通信方式を統合し、無線信号を光伝送する光無線融合通信(ROF:Radio On Fiber)を用いても良い。
このように構成された本実施の形態における情報通信システムに適用されるモバイルIPでは、移動する列車に対して透過的なアクセスを可能とするために、HoA、CoAを用いる。列車内サーバ32はホームネットワークであるネットワークセグメントに所属する不変のHoAを持ち、列車の移動に伴って移動先のネットワークセグメント内のアドレスであるCoAを付与される。また、HA13、FA22,24はHoAとCoAの関連を結びつける。列車の位置の把握には、CoAの変化を活用する。LCX通信エリア又はミリ波通信エリアの通信エリア間の接続切替(ハンドオーバ)、駅ネットワーク2間の切り替わりの際のエリア間ハンドオーバの際にはネットワークセグメントが切り替わることを利用する。このような動作の詳細を、(1)位置情報登録、(2)駅舎側サーバの選定、(3)通信エリアの切り替わり検知、(4)データ転送(受信)、(5)データ転送(送信)、に分けて、以下に説明する。
(1)位置情報登録
図2は実施の形態1に係る位置情報登録及び駅舎側サーバの選定の動作を示すシーケンス図、図3は実施の形態1に係るCoA登録テーブルを示す図である。
上述したように、LCX通信エリア及びミリ波通信エリアは、それぞれネットワークセグメント(サブネット)が異なる。したがって、当該列車が通信可能なネットワークセグメントを把握し、適切に経路制御を行うためにモバイルIPにおけるCoAをHA13に登録する。
図2において、駅ネットワーク2のFA22及びFA24は、それぞれ、定期的にエージェント広告を送信する(S1)。このエージェント広告には、サブネット毎にそれぞれ異なるCoAの情報(例えば、当該FAのサブネット番号)を含めて送信する。LCX無線通信装置35又はミリ波スポット無線通信装置34を介して、エージェント広告を受信したMR33は、当該CoAの情報を登録すると共に、当該列車内ネットワーク3の列車内サーバ32のHoAの情報と、受信したCoAの情報とを含めたCoA登録要求を、エージェント広告を送信したフォーリンエージェントを介してHA13へ送信する(S2)。HA13は、図3に示すように、受信したCoA登録要求に含まれる列車内サーバ32のHoAとCoAとを対応させたCoA登録テーブル100に登録し、CoA登録要求に対する応答をMR33に送信する(S3)。
このように、ネットワークセグメント毎に異なるCoAが、当該ネットワークセグメントにて通信を行っている列車内ネットワーク3のMR33と、駅ネットワーク2に配置されるFA22又はFA24と、上位ネットワークに配置されるHA13とに登録される。
(2)駅舎側サーバの選定
HA13は、上述のCoA登録テーブル100に列車内サーバ32のHoAを初回登録した時、管理サーバ11に対して、当該列車内サーバ32に対する駅舎側サーバの割当て要求を送信する(S4)。管理サーバ11は、各駅舎側サーバ12のリソース状況(例えば、HDD空き容量)を管理し、空きリソースが多い駅舎側サーバ12を選定する(S5)。次に、管理サーバ11は、選定した駅舎側サーバ12に対して、当該駅舎側サーバ12に割り当てた列車内サーバ32の識別子である列車内サーバID(例えば、当該列車内サーバ32のHoA)を通知(S6)し、選定した駅舎側サーバ12の識別子である駅舎側サーバID(例えば、当該駅舎側サーバ12のIPアドレス)をHA33及び当該列車内サーバ32に通知する(S7)。
このような駅舎側サーバ12の選定により、以降の通信において、管理サーバ11は、複数の列車にそれぞれ配置される各列車内サーバ32へのデータを、選定した駅舎側サーバ12に転送し、各駅舎側サーバ12は、転送されたデータを、通知された列車内サーバ32に対して送受信する。また、列車内サーバ32は、複数の駅舎側サーバ12の内、通知された駅舎側サーバ12に対してデータを送受信する。
(3)通信エリアの切り替わり検知
図4実施の形態1に係るLCX通信とミリ波スポット通信との切り替え動作を示すシーケンス図、図5は実施の形態1に係るサブネット情報一覧を示す図である。駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32には、図5に示すような、CoAに対する無線通信方式の対応テーブルであるサブネット情報一覧200が、予め保存されている。
まず、列車がLCX通信エリアからミリ波通信エリアにエリアインした場合について説明する。
図4において、ミリ波通信用のFA22は定期的にエージェント広告を送信し、MR33は、FA22から送信されたエージェント広告を受信する(S11)。MR33は、受信したCoAの情報と、登録したCoAの情報とを比較し、一致しない場合は、通信エリアが切り替わったことを検知し、登録したCoAの情報を、受信したCoAの情報に書き換えると共に、FA22及びHA13へ当該CoAの登録要求を行う(S12,S13)。さらに、MR33は、通信エリアの切り替わりを検知したとき、当該CoAを列車内サーバ32に通知する(S14)。この検知は、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)のSNMPTrap機能を用いる。MR33からCoAの通知を受けた列車内サーバ32は、MR33のCoAの切り替わりを判断し、当該CoAの情報に基づき、図5に示す、サブネット情報一覧200から、当該列車がミリ波通信エリアに属することを把握する。
一方、MR33からCoA登録要求を受けたHA13は、CoA登録テーブル100の当該CoAを書き換え、CoA登録要求に対する応答をMR33に送信する(S15)と共に、駅舎側サーバ12に当該列車の列車内サーバ32のHoAとCoAとを通知する(S16)。この通知は、例えば、上述したSNMPのSNMPTrap機能を用いる。HA13から通知を受けた駅舎側サーバ12は、当該HoA及びCoAの情報に基づき、図5に示す、サブネット情報一覧200から、当該列車がミリ波通信エリアに属することを把握する。
次に、列車がミリ波通信エリアからエリアアウトした場合について説明する。
MR33は、通信タイムアウトが発生したとき、LCX通信用のFA24に対して、CoAの送信要求を行う(S21)。CoAの送信要求を受信したFA24は、CoA応答を送信する(S22)。MR33は、上述の手順S12〜S14と同様の動作により、通信エリアが切り替わったことを検知し、FA24及びHA13へ当該CoAの登録要求を行い(S23,S24)、当該CoAを列車内サーバ32に通知する(S25)。MR33からCoAの通知を受けた列車内サーバ32は、MR33のCoAの切り替わりを判断し、当該CoAに基づき、図5に示す、サブネット情報一覧200から、当該列車がLCX通信エリアに属することを把握する。
一方、MR33からCoA登録要求を受けたHA13は、上述の手順S15,S16と同様の動作により、CoA登録要求に対する応答をMR33に送信する(S26)と共に、駅舎側サーバ12に当該列車の列車内サーバ32のHoAとCoAとを通知する(S27)。HA13から通知を受けた駅舎側サーバ12は、当該HoA及びCoAの情報に基づき、図5に示す、サブネット情報一覧200から、当該列車がLCX通信エリアに属することを把握する。
尚、上記説明では、通信タイムアウトの発生により、MR33がCoA送信要求を行う場合を説明したが、これに限らず、FA24から定期的に送信されるエージェント広告に基づきCoAの変化を検知して、CoAの登録要求を行っても良い。
このようにして、駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32は、予め保持しているサブネット情報一覧200に基づき、当該列車がミリ波通信又はLCX通信エリアに属することを把握し、また、HA13、FA22,24は、列車の移動に伴い変化するCoAとHoAとの関連を結びつける。このような情報を用いたデータ転送の動作について次に説明する。
(4)データ転送(受信)
図6は実施の形態1に係るデータ転送の動作を示すシーケンス図である。図6において、まず、上位ネットワーク1の管理サーバ11は、インターネット5を介して、ISPサーバ51より列車内ネットワーク3へ送信するデータを受信する。次に、管理サーバ11は、上述した(2)駅舎側サーバの選定で割り当てた駅舎側サーバ12に、受信したデータを転送する(S31)。
駅舎側サーバ12は、管理サーバ11から転送されたデータを蓄積し、上述した(3)通信エリアの切り替わり検知で把握した、当該列車の通信エリアに応じて、ミリ波通信エリアの場合は、情報量の多いデータを、LCX通信エリアの場合は、情報量の少ないデータを送信する(S32)。このとき、当該データの宛先アドレスを列車内サーバ32のHoAとして送信する。
HA13は、駅舎側サーバ12が送信した列車内サーバ32のHoA宛のデータを取得し、当該HoAと、CoA登録テーブル100の情報とに基づいて、当該HoAに対するCoAを取得し、HoA宛のデータを、CoA宛のパケットでカプセル化(IPinIPカプセル化)して、当該CoAが付与されているFA22又はFA24へデータを転送する(S33)。
FA22又はFA24は、RT14及びRT21を経由して受信したデータのIPinIPカプセル化を解除してMR33へ転送する(S34)。
MR33は、列車内サーバ32へデータを転送し、列車内サーバ32にデータが蓄積される(S35)。ユーザ端末4は、列車内サーバ32に蓄積されたデータを受信する(S36)。
(5)データ転送(送信)
図6において、まず、ユーザ端末4は、列車内サーバ32へデータを送信する(S41)。
列車内サーバ32は、ユーザ端末4から受信したデータを蓄積し、上述した(3)通信エリアの切り替わり検知で把握した、当該列車の通信エリアに応じて、ミリ波通信エリアの場合は、情報量の多いデータを、LCX通信エリアの場合は、情報量の少ないデータを送信する(S42)。このとき、当該データの宛先アドレスを、上述した(2)駅舎側サーバの選定で取得した駅舎側サーバIDに基づき、当該列車内サーバ32が割り当てられた駅舎側サーバ12宛に送信する。
次に、MR33は、当該列車が通信可能な無線通信エリアのネットワークセグメントに配置されたFA22又はFA24へデータを転送する(S43)。
FA22又はFA24は、登録したHoAとCoAとの関連情報に基いて、モバイルIPにおけるリバーストンネリングにより、CoA宛のパケットでカプセル化(IPinIPカプセル化)して、RT21及びRT14を経由してHA13へデータを転送する(S44)。
HA13は、駅舎側サーバ12へデータを転送し(S45)、駅舎側サーバ12は管理サーバ11に対してデータを転送する(S46)。
このようして転送されたデータを、上位ネットワーク1の管理サーバ11は、インターネット5を介して、ISPサーバ51へ送信する。
以上のように、本実施の形態1においては、上位ネットワーク1に配置され、列車内ネットワーク2毎に割り当てられた駅舎側サーバ12と、列車内サーバ32とがモバイルIPを用いた通信を行うことにより、管理サーバ11は、列車内サーバ32の位置を意識することなく通信することが可能となる。また、列車内サーバ32は、自列車の位置にかかわらず、同一の駅舎側サーバ12にメールデータを送信することが可能となる。さらに、駅間を跨ぐような場合においても、駅舎側サーバ12間でのデータ転送を行う必要がないため、処理負荷が軽減される。
また、駅舎側サーバ12と列車内サーバ32とのデータ転送は、CoAと無線通信方式との対応テーブルに基づき、当該列車の通信エリアに応じて、ミリ波通信エリアの場合は、情報量の多いデータを、LCX通信エリアの場合は、情報量の少ないデータを送受信することにより、通信速度の遅いLCX通信において情報が停滞することなく、効率の良い情報通信を行うことができる。
実施の形態2.
本実施の形態2における情報通信システムは、電子メール(以下、メールともいう)に関するデータを転送するメール転送(以下、メールローミングともいう)を行うものである。
図7は実施の形態2に係る列車内ネットワークの構成を示す図である。本実施の形態においては、上述した実施の形態1の構成に加え、図7に示すように、列車内ネットワーク3に、電子メールに関する情報を列車内サーバ32へ転送する情報捕捉部であるゲートウエイ(Gateway)GW37を配置する。尚、その他の構成及びモバイルIPを用いたデータ転送の動作は、上述した実施の形態1と同様である。
このGW37は、ユーザ端末4からのパケットが電子メールに関するもののみを列車内サーバ32に転送する。ここで、パケット種別の判別は、GW37を通過するTCPパケットのポート番号に基づき判別する。即ち、ポート番号が110である場合には、POP3(Post Office Protocol version3)サーバに対するアクセスであり、ポート番号が25である場合には、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバに対するアクセスである。GW37は、通過しようとするTCPパケットがこれらのポート番号に一致する場合には、IPinIPカプセル化を行い、列車内サーバ32へパケットを転送する。尚、それ以外の通信に関するパケットは、列車内サーバ32を介さずに、駅ネットワーク2を経由して、上位ネットワーク1に転送される。
このような構成による本実施の形態2における情報通信システムは、ユーザ端末4からのPOP3接続に対し、管理サーバ11は、ユーザ端末4からの電子メール送受信要求が、どのISPサーバ51に対するものであるかを判断し、適切なISPサーバ51に対して電子メールを代行受信する。代行受信した電子メールは、管理サーバ11より駅舎側サーバ12を介して、上述したモバイルIPの仕組みを用いて、列車内サーバ32まで転送される。また、ユーザ端末4の要求に対して、列車内サーバ32がISPサーバ51の役割を代行し、メールデータの転送を行う。このような動作の詳細を、(1)POP3要求の取得、(2)ISPサーバからのメール受信、(3)ISPサーバへのメール送信、に分けて、次に説明する。
(1)POP3要求の取得
図8は実施の形態2に係るメール転送の動作を示すシーケンス図、図9は実施の形態2に係るPOP3要求パケット構造を模式的に示した図である。
ユーザ端末4は、図9(a)に示す、POP3要求パケットであるPOP3要求400を送信する(S51)。このPOP3要求400は、DA(Destination IP Address:あて先IPアドレス)401に、ISPサーバ51のIPアドレスが記述され、SA(Source IP Address:送信元IPアドレス)402に、ユーザ端末4のIPアドレスが記述され、さらに、ポート番号403には、POP3のポート番号である110が記述される。
次に、GW37は、通過するPOP3要求400のTCPパケットヘッダを確認し、ポート番号110のパケットの場合は、図9(b)に示すように、POP3要求400をIPinIPカプセル化したパケット500を、列車内サーバ32へ転送する(S52)。このパケット500は、DA501に列車内サーバ32のIPアドレスが、SA502にGW37のIPアドレスが記述され、データ503に、POP3要求400がカプセル化される。
列車内サーバ32は、GW37から転送されたパケット500のカプセル化を解き、ユーザ端末4からのPOP3要求400のパケットを解析して、ユーザ認証に関する情報(以下、ユーザアカウント情報という)である、ISPサーバ51のIPアドレス、POP3ID及びPOP3パスワードを取得する(S53)。
次に、列車内サーバ32は、ユーザ端末4に対してメールの有無に応じて、図9(c)に示すように、パケットの送信元のIPアドレスをISPサーバ51のIPアドレスとする返答パケット600を返答する(S54)。ここで、返答パケット600は、DA601にユーザ端末4のIPアドレスが、SA602にISPサーバ51のIPアドレスが記述される。
(2)ISPサーバからのメール受信
図10は実施の形態2に係るユーザアカウント情報テーブルを示す図である。
上述したPOP3要求400を受信した列車内サーバ32は、管理サーバ11に対して代行受信を依頼する(S61)。このとき、POP3要求400から取得した、ISPメールサーバのIPアドレス、POP3ID及びPOP3パスワードの情報を当該列車内サーバ32の列車内サーバIDの情報と共に送信する。
管理サーバ11は、列車内サーバ32から送信された、ISPメールサーバのIPアドレス、POP3ID及びPOP3パスワードの情報を、図10に示す、代理受信テーブル700に記録し、列車内サーバIDの情報に基づき、当該POP3IDと列車内サーバIDとを紐付けする(S62)。以降、管理サーバ11は、代理受信テーブル700に記録した、ISPメールサーバのIPアドレス、POP3ID及びPOP3パスワードを用いて、所望のISPサーバ51に対して、POP3プロトコルによるメール代行受信を実行する(S62,S63)。
次に、管理サーバ11は、代行受信したメールのPOP3IDと紐付けされた列車内サーバIDが割り当てられた駅舎側サーバ12へ代行受信したメールを転送し(S65)、駅舎側サーバ12は、割り当てられた列車内サーバ32へ、代行受信したメールを転送する(S66)。メールが転送された列車内サーバ32においては、POP3IDを用いてメールを管理する。
このような動作により、ユーザ端末4宛のメールが列車内サーバ32に蓄積され、次回のPOP3要求による返答時に、蓄積されたメールがユーザ端末4へ転送される(S67、S68)。
尚、管理サーバ11と列車内サーバ32との間の通信は、上記実施の形態1で説明したデータ転送と同様の動作にて行われるので、動作説明は省略する。
(3)ISPサーバへのメール送信
図11は実施の形態2に係るメール送信パケット構造を模式的に示した図である。
ユーザ端末4は、SMTPプロトコルによりメール送信を開始する(S71)。ここで、メール送信パケットであるメール送信800は、図11(a)に示すように、DA801に、ISPサーバ51のIPアドレスが、SA802に、ユーザ端末4のIPアドレスが記述され、さらに、ポート番号803には、SMTPのポート番号である25が記述される。
次に、GW37は、通過するメール送信800のTCPパケットヘッダを確認し、ポート番号25のパケットの場合は、図11(b)に示すように、メール送信800をIPinIPカプセル化したパケット900を、列車内サーバ32へ転送する(S72)。このパケット900は、DA901に列車内サーバ32のIPアドレスが、SA902にGW37のIPアドレスが記述され、データ903に、メール送信800がカプセル化される。
SMTPセッションにおける返答は、列車内サーバ32が、ユーザ端末4に対して、図11(c)に示す、パケットの送信元のIPアドレスをISPサーバ51のIPアドレスとする、SMTPセッションにおける返答パケット1000を返答する(S73)。ここで、返答パケット1000は、DA1001にユーザ端末4のIPアドレスが、SA1002にISPサーバ51のIPアドレスが記述される。
列車内サーバ32は、GW37から転送されたパケット900のカプセル化を解き、メールデータを管理サーバ11へ転送し(S74)、管理サーバ11は、転送されたメールデータを、ISPサーバ51へ送信する(S75)。
尚、管理サーバ11と列車内サーバ32との間の通信は、上記実施の形態1で説明したデータ転送と同様の動作にて行われるので、動作説明は省略する。
以上のように、本実施の形態2においては、上記実施の形態1の効果に加え、列車内ネットワーク3に配置したGW37により、メールに関するデータを捕捉して、捕捉したデータに基づき、管理サーバ11がメールの送受信を代行し、さらに、列車内サーバ32がISPサーバ51の役割を代行することにより、ユーザに関する情報を事前登録が不要であり、ユーザ端末のメール送受信に関する情報の設定を変更する必要がなく、利便性を向上させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3は、上記実施の形態2の動作に加え、管理サーバ11が受信したメールを列車内サーバ32へ転送する際に、添付ファイルの有無に応じて、LCX通信路又はミリ波通信路に振り分ける。また、ユーザ端末4からの添付ファイル付きメール受信可否の情報に応じて、管理サーバ11が選択して受信するものである。尚、システム構成及びメール送受信の動作は、上記実施の形態1及び2と同様である。
(1)添付ファイル付きメール受信可否
図12は実施の形態3に係るユーザアカウント情報テーブルを示す図である。
列車内サーバ32は、上述した実施の形態2の(1)POP3要求の取得、と同様の動作により、ユーザアカウント情報を取得する。次に、列車内サーバ32は、ユーザ端末4に対して、添付ファイル付きのメールを受信するか否かの確認のダイアログに関する情報を送信し、それぞれのユーザ端末4から、添付ファイル受信拒否要求である添付ファイル付メールの受信可否の応答を取得する。
上記手続きで取得したユーザアカウント情報と、添付ファイル付メールの受信可否の情報とを管理サーバ11へ送信する。管理サーバ11は、受信した上記情報を、図12に示す、ユーザアカウント情報テーブル1100に記録する。
管理サーバ11は、上述した実施の形態2の(2)ISPサーバからのメール受信、と同様の動作により、ISPサーバ51よりメールを代行受信し、図12に示す、ユーザアカウント情報テーブル1100に記録された、ユーザアカウント情報と、添付ファイル付メールの受信可否の情報とに基づき、添付ファイル付きメールを受信しないユーザのメールを破棄して、それ以外のメールデータを駅舎側サーバ12へ転送する。ここで、添付ファイル付きメールか否かの判断は、当該メールヘッダの確認により判断する。
尚、ISPサーバ51に保存された当該メール情報をサーバに残す設定とすることにより、後の操作により当該メール情報を取得することが可能である。
(2)通信回線に応じたメール転送
駅舎側サーバ12は、上述した実施の形態1の(3)通信エリアの切り替わり検知、と同様の動作により、当該メールを送信するユーザ端末が接続された列車内ネットワーク3がLCX通信エリア又はミリ波通信エリアの何れに属するかを把握し、蓄積したメールデータの内、添付ファイル付きメールをミリ波通信時、添付ファイル付きメールでないメール(テキストメール)をLCX通信時に送信する。
このようにして送信されたメールデータは、列車内サーバ32に蓄積され、列車内サーバ32は、ユーザ端末4からのPOP3要求に対して、ユーザ端末4へメールを送信する。
以上のように、本実施の形態3においては、上記実施の形態2の効果に加え、ユーザ端末4からの添付ファイル受信可否の情報により、管理サーバ11が代行受信した添付メール付きメールを転送するか否かを選択することができ、メールローミングに係るトラフィックが減少すると共に処理負荷が軽減され、ネットワーク資源を有効に利用することが可能となる。また、通信エリアの切り替わり検知し、通信回線に応じて、添付ファイル付きメールをミリ波通信時、添付ファイル付きメールでないメールをLCX通信時に、メールデータの転送を行うことにより、通信速度の遅いLCX通信において情報が停滞することなく、ユーザの利便性、快適性を向上させることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4は、上記実施の形態1〜3の動作に加え、駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32に蓄積したメールデータが、ユーザ端末4に転送される前に、ユーザ端末4の動作を停止(メールクライアントを終了)する又はユーザが列車から下車などして、ユーザ端末4へのメール転送ができなかった場合のメールデータ処理動作を行う。尚、本実施の形態4におけるシステム構成及びメールローミングの動作は上述した実施の形態1〜3と同様である。
上記実施の形態2及び3で説明したように、メールローミングにおける、ユーザ端末4からのPOP3要求を送信した後、メールデータがユーザ端末4に到着する迄にはタイムラグが発生する。したがって、ユーザ端末4が、列車内サーバ32に転送されたメールデータを全て受信する前に、ユーザが、ユーザ端末4の動作を停止する又は列車から下車し列車内ネットワーク3との接続できない状態となることも考えられ、その場合は、ユーザ端末4に受信されていないメールデータ(以下、残メールという)が列車内サーバ32又は駅舎側サーバ12に残ることとなる。
このような残メールが発生するケースは、以下のようになる。
(1)ユーザ端末4の動作終了後に再度開始しない場合(列車から下車した場合を含む)。
(2)ユーザ端末4の動作終了後、再度開始する場合。
(3)別の列車に乗り換えて、別の列車に構築された列車内ネットワーク3と接続してメールローミングを行う場合。
それぞれの場合における本実施の形態4の動作について、次に説明する。
(1)ユーザ端末4の動作終了後に再度開始しない場合(列車から下車した場合を含む)。
残メールは、当該列車が所定の経路の終着点である終着駅に到着するまで継続して保持される。本ケースの場合、列車が終着駅に到着したときに、以下の動作を行う。
当該列車が終着駅に到着したとき、終着駅に到着したことを識別する終着点到着信号が列車内サーバ32へ入力される。ここで、終着点到着信号は、当該列車の乗務員による手動操作又はGPS(Global Positioning System)による位置信号、その他センサの検知による入力信号により列車内サーバ32へ入力される。
終着点到着信号が入力された列車内サーバ32は、当該列車内サーバ32が割り当てられた駅舎側サーバ12へメール転送停止を通知すると共に、ユーザ端末4毎の残メールに関する情報である残メールリストを、駅舎側サーバ12を経由して管理サーバ11へ通知し、当該列車内サーバ32に蓄積したメールデータ及びユーザアカウント情報を削除する。メール転送停止の通知を受けた駅舎側サーバ12は、蓄積したメールデータ及びユーザアカウント情報を削除する。
次に、管理サーバ11は、列車内サーバ32から通知された残メールリストと、ISPサーバ51に保持されている当該列車内サーバ32に属するユーザ端末4宛のメールの一覧とを比較し、残メールリストに記載なく、ISPサーバ51に保持されているメールを削除するようISPサーバ51へ通知する。即ち、ISPサーバ51に保持されているメールの内、終着駅到着時にユーザ端末4へ転送済みのメールが削除され、転送されていないメールがISPサーバ51に残ることとなる。管理サーバ11は、ISPサーバ51への通知後、当該列車内サーバ32に属するユーザ端末4に関するユーザアカウント情報を削除する。
このような動作により、残メールがISPサーバ51に保存されるので、当該メールデータを、後の操作により取得することが可能である。
(2)ユーザ端末4の動作終了後、再度開始する場合。
上述したように、駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32に蓄積された残メールは、当該列車が所定の経路の終着点である終着駅に到着するまで保持される。また、各ユーザ端末4のユーザアカウント情報は、管理サーバ11、駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32に継続して記録されている。したがって、本ケースの場合、再度、ユーザ端末4の動作を開始した後、ユーザ端末4からの受信要求により、残メールは、上述したメールローミングと同様の動作で列車内サーバ32からユーザ端末4へ転送される。尚、動作再開後、ユーザが、ユーザ端末4の動作を停止又は列車から下車した場合は、上述した(1)ユーザ端末4の動作終了後に再度開始しない場合と同様に、終着駅到着時に、残メールが削除される。
このような動作により、ユーザ端末4を一時的に停止させた場合においても、残メールが列車内サーバ32に継続して保持されており、ユーザ端末4からのPOP3要求により残メールが転送されるので、再度ISPサーバ51からメール受信する必要がない。
(3)別の列車に乗り換えて、別の列車に構築された列車内ネットワーク3と接続してメールローミングを行う場合。
本ケースの場合、乗り換える前の列車(以下、列車Aとする)の列車内サーバ32及び当該列車が割り当てられた駅舎側サーバ12に蓄積された残メールは、列車Aが終着駅に到着するまで保持され、上述の(1)ユーザ端末4の動作終了後に再度開始しない場合、の動作により、削除される。
一方、列車Aから乗り換えた別の列車(以下、列車Bとする)において、ユーザ端末4は、列車Bに構築された列車内ネットワーク3に接続され、上述した実施の形態2と同様に、当該ユーザ端末4からのPOP3要求を取得した列車Bの列車内サーバ32が、管理サーバ11に対してメール代行受信を依頼する。したがって、管理サーバ11は、異なる列車内サーバ32からの代行受信依頼であると判断し、再度、ISPサーバ51から当該ユーザ端末4宛のメールを全て受信し、列車Bの列車内サーバ32に転送する。ユーザ端末4は、列車Aにて受信したメールを保持しているため、列車Bの列車内サーバ32に転送された全てのメールの内、未読メールのみを受信する。
このような動作により、列車Aに残メールが蓄積されている場合であっても、列車Bでのメール受信を行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態4においては、上記実施の形態1〜3の効果に加え、駅舎側サーバ12及び列車内サーバ32に蓄積したメールデータが、ユーザ端末4へのメール転送ができなかった場合のメールデータ処理動作を行うことにより、本情報通信システム内に蓄積されたメールデータを削除すると共に、ユーザ端末4はメールデータを確実に、且つ、効率的に取得することができる。
尚、上記実施の形態1〜4においては、移動体が鉄道の列車の場合を説明したが、本発明はこれに限らず、固定された通信網と移動体とが通信するものであれば良く、例えば、バス又は飛行機などでも良い。
実施の形態1に係る情報通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る位置情報登録及び駅舎側サーバの選定の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係るCoA登録テーブルを示す図である。 実施の形態1に係るLCX通信とミリ波スポット通信との切り替え動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係るサブネット情報一覧を示す図である。 実施の形態1に係るデータ転送の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る列車内ネットワークの構成を示す図である。 実施の形態2に係るメール転送の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係るPOP3要求パケット構造を模式的に示した図である。 実施の形態2に係るユーザアカウント情報テーブルを示す図である。 実施の形態2に係るメール送信パケット構造を模式的に示した図である。 実施の形態3に係るユーザアカウント情報テーブルを示す図である。
符号の説明
1 上位ネットワーク、2 駅ネットワーク、3 列車内ネットワーク、4 ユーザ端末、5 インターネット、11 管理サーバ、12 駅舎側サーバ、13 HA、14 RT、21 RT、22 FA、23 ミリ波スポット無線通信装置、24 FA、25 LCX無線通信装置、26 LCXケーブル、32 列車内サーバ、33 MR、34 ミリ波スポット無線通信装置、35 LCX無線通信装置、36 無線LAN、37 GW、51 ISPサーバ、100 CoA登録テーブル、200 サブネット情報一覧、400 POP3要求、401 DA、402 SA、403 ポート番号、404 データ、500 パケット、501 DA、502 SA、503 データ、600 返答パケット、601 DA、602 SA、603 ポート番号、604 データ、700 代理受信テーブル、800 メール送信、801 DA、802 SA、803 ポート番号、804 データ、900 パケット、901 DA、902 SA、903 データ、1000 返答パケット、1001 DA、1002 SA、1003 ポート番号、1004 データ、1100 ユーザアカウント情報テーブル。

Claims (18)

  1. 固定された固定通信網と、前記固定通信網に接続された複数の中継局と、所定の経路を移動可能な移動体に構築された移動通信網とを備え、前記固定通信網と前記移動通信網とが前記中継局の何れかを経由して無線により情報の通信を行う情報通信システムにおいて、
    前記中継局は、第1の無線通信方式により、第1の通信範囲内において前記移動通信網と無線通信を行う第1の無線通信手段と、
    前記第1の無線通信方式より広帯域の第2の無線通信方式により、前記第1の通信範囲より狭い第2の通信範囲内において前記移動通信網と無線通信を行う第2の無線通信手段と
    をそれぞれ備え、
    前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行う前記第1又は第2の無線通信範囲に応じて、前記固定通信網と前記移動通信網とが通信する情報をその情報量に基いて選択し、
    前記移動通信網は、
    前記固定通信網へ送信する情報および前記固定通信網から受信した情報を保持する移動情報処理部と、
    前記移動体に1又は複数配置された情報処理端末であるユーザ端末が接続され、前記ユーザ端末から送信された情報および前記固定通信網から受信した情報の内、電子メールに関する情報を前記移動情報処理部へ転送する情報捕捉部とを備え、
    前記移動情報処理部は、前記情報捕捉部から転送された前記電子メールに関する情報から、ユーザ認証に関する情報を取得し、取得した該ユーザ認証に関する情報を、前記固定通信網へ通知し、
    前記固定通信網は、
    通知された前記ユーザ認証に関する情報に基づき、公衆通信網を介してISPサーバと接続し、前記ユーザ端末の電子メール情報を送受信する固定情報処理部を備え、
    前記移動情報処理部は、
    前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、前記ユーザ端末に受信されていない電子メール情報に関する情報である残メールリストを、前記固定情報処理部へ通知し、
    前記固定情報処理部は、
    前記残メールリストと、前記ISPサーバに保持されている前記ユーザ端末宛の電子メール情報とを比較し、前記ユーザ端末に受信された電子メール情報を、前記ISPサーバから削除することを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記固定通信網に1又は複数配置され、該固定通信網から前記移動通信網へ送信する情報を保持し、保持した情報を送信するデータ保持部を備え、
    該データ保持部は、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行う前記第1又は第2の無線通信範囲に応じて、送信する情報をその情報量に基いて選択することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  3. 前記固定情報処理部は、前記公衆通信網を介して取得した、前記移動通信網へ送信する情報を、前記データ保持部へ入力することを特徴とする請求項2記載の情報通信システム。
  4. 前記固定通信網に配置されるホームエージェント(HA)と、
    前記中継局にそれぞれ設けられるフォーリンエージェント(FA)と、
    前記移動通信網に配置されるモバイルルータ(MR)と
    を備え、
    前記固定通信網と前記移動通信網とがモバイルIPを用いた経路制御により情報の通信を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の情報通信システム。
  5. 前記中継局は、前記第1の無線通信手段と接続される前記フォーリンエージェント(FA)と、前記第2の無線通信手段に接続される前記フォーリンエージェント(FA)とにより、それぞれネットワークセグメントが異なるフォーリンネットワークを構築することを特徴とする請求項4記載の情報通信システム。
  6. 前記モバイルルータ(MR)は、前記移動体の移動に伴い、移動先の前記フォーリンネットワーク毎にそれぞれ異なる気付けアドレス(CoA)が付与され、
    前記データ保持部は、前記気付けアドレス(CoA)に対する前記第1又は第2の無線通信方式の対応テーブルを予め保持し、前記モバイルルータ(MR)に付与された前記気付けアドレス(CoA)の情報に基づき、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている前記第1又は第2の無線通信方式を識別し、識別した前記第1又は第2の無線通信方式に対応した通信範囲に応じて、送信する情報の情報量を選択することを特徴とする請求項5記載の情報通信システム。
  7. 前記モバイルルータ(MR)は、前記移動体の移動に伴い、移動先のフォーリンネットワーク毎にそれぞれ異なる気付けアドレス(CoA)が付与され、
    前記移動情報処理部は、前記気付けアドレス(CoA)に対する前記第1又は第2の無線通信方式の対応テーブルを予め保持し、前記モバイルルータ(MR)に付与された前記気付けアドレス(CoA)の情報に基づき、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている前記第1又は第2の無線通信方式を識別し、識別した前記第1又は第2の無線通信方式に対応した通信範囲に応じて、送信する情報の情報量を選択することを特徴とする請求項5又は6記載の情報通信システム。
  8. 前記第1の無線通信手段は、前記移動体の経路に沿って敷設された漏洩同軸ケーブル(LCX)を用いて無線通信を行うことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の情報通信システム。
  9. 前記第2の無線通信手段は、ミリ波の周波数帯域の電波を用いて無線通信を行うことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の情報通信システム。
  10. 前記移動体は、あらかじめ運行経路が定められた鉄道の列車であり、前記中継局は、前記鉄道の列車が通過または停止する複数の駅に設けられていることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の情報通信システム。
  11. 前記第1の通信範囲は、前記駅の駅構内又は駅近傍の範囲内とすることを特徴とする請求項10記載の情報通信システム。
  12. 前記第2の通信範囲は、前記中継局が設けられた駅間の略中間点までの範囲内とすることを特徴とする請求項10又は11記載の情報通信システム。
  13. 前記情報捕捉部は、ゲートウエイ(GW)により、前記ユーザ端末から送信された情報の内、TCPパケットヘッダのTCPポート番号25及び110のパケットを捕捉し、前記移動情報処理部へ転送することを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の情報通信システム。
  14. 前記移動情報処理部は、前記ユーザ端末からの電子メール受信要求に基づき、該移動情報処理部が保持している電子メールに関する情報を、前記ユーザ端末へ転送することを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の情報通信システム。
  15. 前記データ保持部は、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている無線通信範囲が第1の無線通信範囲のとき、前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、添付ファイルが付加されていない電子メール情報を送信し、
    前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている無線通信範囲が第2の無線通信範囲のとき、前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、添付ファイルが付加されている電子メール情報を送信することを特徴とする請求項2〜14の何れかに記載の情報通信システム。
  16. 前記移動情報処理部は、前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている無線通信範囲が第1の無線通信範囲のとき、前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、添付ファイルが付加されていない電子メール情報を送信し、
    前記中継局と前記移動通信網とが無線通信を行っている無線通信範囲が第2の無線通信範囲のとき、前記固定情報処理部から入力された電子メール情報の内、添付ファイルが付加されている電子メール情報を送信することを特徴とする請求項1〜14の何れかに記載の情報通信システム。
  17. 前記データ保持部は、前記ユーザ端末から送信された、添付ファイルが付加された電子メールの受信拒否を要求する添付ファイル受信拒否要求を受信したとき、当該ユーザ端末に送信する電子メール情報の内、添付ファイルが付加された電子メールの情報を破棄することを特徴とする請求項2〜16記載の情報通信システム。
  18. 前記移動情報処理部は、当該移動体が移動する所定の経路の終着点に到着したことを識別する終着点到着信号が入力されたとき、当該移動情報処理部及び前記データ保持部に保持された情報を削除することを特徴とする請求項2〜17の何れかに記載の情報通信システム。
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