JP5836233B2 - 列車通信システムおよび列車通信方法 - Google Patents

列車通信システムおよび列車通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5836233B2
JP5836233B2 JP2012205409A JP2012205409A JP5836233B2 JP 5836233 B2 JP5836233 B2 JP 5836233B2 JP 2012205409 A JP2012205409 A JP 2012205409A JP 2012205409 A JP2012205409 A JP 2012205409A JP 5836233 B2 JP5836233 B2 JP 5836233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
ground
line
board
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012205409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014060644A (ja
Inventor
規充 永嶋
規充 永嶋
雅也 田中
雅也 田中
松田 哲史
哲史 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012205409A priority Critical patent/JP5836233B2/ja
Publication of JP2014060644A publication Critical patent/JP2014060644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5836233B2 publication Critical patent/JP5836233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、列車と地上側との間で通信を行う列車通信システムに関するものである。
従来、鉄道システムにおいて、無線通信技術を用いて地上と列車間で通信する手法として、例えば、下記特許文献1では、地上基地局と移動体間で無線通信が可能な通信方式の異なる複数の通信媒体を配置し、地上基地局及び移動体のいずれか一方の各通信媒体から送信された電波を他方の各通信媒体で受信して電波状態を監視し、電波状態の良好な通信媒体を選択して通信媒体を切り替えて通信を行う技術が開示されている。
特開2005−159873号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、通信中に電波状態のよい通信媒体に切り替えているが、電波状態は移動する速度や場所により刻々と変化するため、通信媒体の切り替えが頻発するおそれがある。通信媒体の切り替え時は、通信速度の違いにより切り替え後に送信したデータが切り替え前に送信したデータよりも先に到着する場合がある。受信側ではデータが正しい順序になる制御を行うが、データが正しい順序になるまでは先に到着したデータを保留するため、通信速度が上がらなくなる。そのため、列車の速度や走行場所により変化する電波状況下で切り替えが頻繁に行われると、電波状態のよい通信媒体を選択しているにもかかわらず必ずしも通信状況が改善しない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信方式の異なる複数の通信回線を使用した地上と列車間の通信において、最適な通信回線を選択しつつ切り替え頻度を低減し、通信回線の速度差によるデータの順序逆転を抑制可能な列車通信システムを得ることを目的する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成され、前記車上システムおよび前記地上システムが複数の回線で接続し、いずれかの回線を使用して通信を行う列車通信システムであって、前記車上システムが、前記地上システムとの間の通信を制御する車上通信サーバ、を備え、前記地上システムが、前記車上システムとの間の通信を制御する地上通信サーバ、を備え、前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、前記複数の回線の通信状態を示す通信情報を周期的に収集し、収集した通信情報および回線を切り替えてからの経過時間に基づいて、通信に使用する回線を切り替えるかどうかを判定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、通信方式の異なる複数の通信回線を使用した地上と列車間の通信において、最適な通信回線を選択しつつ切り替え頻度を低減し、通信回線の速度差によるデータの順序逆転を抑制できる、という効果を有する。
図1は、実施の形態1の列車通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の車上通信サーバおよび地上通信サーバの構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1における車上から地上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。 図4は、実施の形態1における車上通信サーバおよび地上制御サーバにおける最適回線の選択処理を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態1における車上通信サーバおよび地上通信サーバのデータ送信処理を示すフローチャートである。 図6は、データを送信する際のパケットの構成例を示す図である。 図7は、実施の形態1における車上通信サーバ11および地上通信サーバ51のデータ受信処理を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1における地上から車上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態2の車上通信サーバおよび地上通信サーバの構成例を示す図である。 図10は、実施の形態2における地上から車上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。 図11は、実施の形態2における車上通信サーバ11aおよび地上制御サーバ51aにおける最適回線の選択処理を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態2における車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aのデータ送信処理を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2における車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aのデータ受信処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる列車通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の列車通信システムの構成例を示す図である。列車通信システムは、車上システム1と、地上システム5と、から構成され、2つのシステムが複数の無線ネットワークとしてネットワーク2,3,4を介して接続している。図1では、無線ネットワークの例として、WiMAX、LTE(Long Term Evolution)および無線LAN(Local Area Network)で接続している場合を示す。説明の便宜上、図1では車上システム1を1つとしているが、これに限定するものではない。また、地上システム5は、ネットワーク2,3,4を介して異なる列車に搭載された複数の車上システム1と接続することが可能である。
車上通信サーバ11および地上通信サーバ51には、通信のためのIPアドレスが付与されている。地上通信サーバ51には、代表アドレスA1、WiMAXアドレスA2、LTEアドレスA3、無線LANアドレスA4が付与されている。また、車上通信サーバ11には、代表アドレスA5、WiMAXアドレスA6、LTEアドレスA7、無線LANアドレスA8が付与されている。車上通信サーバ11と地上通信サーバ51間の通信では、代表アドレスを使用して通信先の列車の車上通信サーバ11、地上側の地上通信サーバ51を特定する。WiMAXアドレス、LTEアドレス、無線LANアドレスの各アドレスは、最適な回線を選択後、各ネットワークを介して通信する際に使用する。
車上システム1は、列車に搭載されており、地上システム5から複数のネットワークを介して受け付けたデータに従って車上機器12上のアプリケーションを実行し、車上機器12からデータ取得や制御を行う。地上システム5は、車上システム1が搭載された列車への指示や列車データを取得する際に使用する。
車上システム1の構成について説明する。車上システム1は、車上通信サーバ11と、車上機器12と、SW13と、WiMAX制御装置14と、LTE制御装置15と、無線LAN制御装置16と、を備える。車上通信サーバ11は、複数のネットワーク2,3,4から最適な回線を選択し、地上システム5との間の通信を制御する。車上機器12は、地上システム5から受信したデータに従ってアプリケーションを実行する。例えば、受信したデータに従って、必要に応じて列車内の空調、電力、モータ等を制御することが可能である。SW13は、車上通信サーバ11とWiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16を接続し、車上通信サーバ11の通信を中継する通信機器(スイッチ)である。WiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16は、車上システム1を各ネットワークに接続するための装置であり、SW13を介して車上通信サーバ11と接続する。
地上システム5の構成について説明する。地上システム5は、地上通信サーバ51と、地上端末52と、SW53と、ルータ(WiMAX)54と、ルータ(LTE)55と、ルータ(無線LAN)56と、を備える。地上通信サーバ51は、地上端末52から受信したデータを最適な回線を使用して車上システム1と通信する。地上端末52は、列車の空調や電力、モータ等を制御し、列車からの走行情報などを管理する。SW53は、地上通信サーバ51とルータ54,55,56を接続し、地上通信サーバ51の通信を中継する通信機器である。ルータ54,55,56は、各ネットワークに地上システム5を接続する通信機器である。
図2は、本実施の形態の車上通信サーバ11および地上通信サーバ51の構成例を示す図である。ここでは、車上通信サーバ11および地上通信サーバ51は、同一の構成とし、それぞれ、車上機器12、地上端末52から受信したデータを最適な回線を使用して送信する。地上通信サーバ51は、複数の列車と通信する場合があり、列車ごとに最適な回線を選択して通信する。
図2において、車上通信サーバ11および地上通信サーバ51は、ネットワーク通信部60と、通信情報収集部61と、切替判定部62と、最適回線切替部63と、ヘッダ付与部64と、ヘッダ削除部65と、順序制御部66と、端末通信部67と、を備える。
ネットワーク通信部60は、ネットワークを介して車上通信サーバ11−地上通信サーバ51間でデータを送受信する。通信情報収集部61は、WiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16、またはルータ54,55,56から、電波強度、送受信データ数などの通信情報を取得する。切替判定部62は、通信情報収集部61で取得した通信情報に基づいて最適な回線を選択し、使用する回線の切り替えの有無を判定する。最適回線切替部63は、切替判定部62の判定結果を参照し、使用する回線を切り替える。ヘッダ付与部64は、車上通信サーバ11−地上通信サーバ51間で送信するデータ(パケット)にヘッダを付与し、通信で使用するアドレスを設定する。ヘッダ削除部65は、受信したデータ(パケット)から、通信相手側のヘッダ付与部64で付与されたヘッダを削除する。順序制御部66は、車上通信サーバ11−地上通信サーバ51間で送信したデータの順序が逆転した場合、正しい順序に整形する。端末通信部67は、車上機器12または地上端末52と通信する。
つづいて、列車通信システムにおいて、列車通信方法として車上システム1の車上機器12と地上システム5の地上端末52との間でデータを送受信する際の最適回線の選択方法について説明する。まず、車上システム1の車上機器12から地上システム5の地上端末52にデータを送信する際の最適回線の選択方法について説明する。図3は、本実施の形態における車上から地上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。また、図4は、本実施の形態における車上通信サーバ11および地上制御サーバ51における最適回線の選択処理を示すフローチャートである。
車上通信サーバ11では、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、WiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。
車上通信サーバ11では、切替判定部62が、通信情報収集部61で取得した通信情報を用いて、通信速度が速い、アプリケーションが要求する通信レートに合う、データの損出が少ない、ネットワークの遅延が少ない等の条件により最適回線候補を決定する。ここでは、条件として通信速度の速い回線を選択する場合について説明する。収集した通信情報から通信速度の速いものを最適回線候補として決定し、第一の通信速度としてV1=最適回線候補の通信速度、第二の通信速度としてV2=現在通信で使用している回線の通信速度を求める(ステップS4)。図3の例では、収集した通信時情報の通信速度がWiMAX2Mbps、LTE1Mbps、無線LAN0Mbpsのため、WiMAXを最適回線候補とする。
切替判定部62は、システムの起動直後などでは、最適回線候補と使用している回線が同一ではなく(ステップS5:No)、使用する回線(最適回線)が未決定のため(ステップS6:Yes)、WiMAX回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、WiMAX回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。また、切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
車上通信サーバ11では、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、WiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。図3では、2回目に取得した通信情報が、WiMAX2Mbps、LTE2.1Mbps、無線LAN0Mbpsであることから、切替判定部62は、最適回線候補をLTEとし、V1=2.1Mbpsとなる。また、現在通信に使用している回線はWiMAXであることからV2=2Mbpsとなる(ステップS4)。
切替判定部62は、最適回線候補と使用している回線が同一ではないため(ステップS5:No)、V1−V2=0.1Mbpsと切替判定値Dを比較する(ステップS6)。切替判定値Dは、例えば、0.5Mbpsのように規定値として予め設定しておく。切替判定部62は、V1−V2が切替判定値Dより小さく、また、使用する回線が未決定ではないことから(ステップS6:No)、つぎに、現在時刻と前回最適回線に切り替えた切替時刻T1との差分を求め、差分が切替判定時間Tを越えるかどうかを計算する(ステップS7)。切替判定時間Tは、例えば、10秒のように規定値として予め設定しておく。前回最適回線に切り替えたのは1秒前のため、現在時刻−T1は切替判定時間Tより小さいことから(ステップS7:No)、切替判定部62は、タイマ(例えば、1秒)を起動する(ステップS9)。タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
車上通信サーバ11では、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、WiMAX制御装置14、LTE制御装置15、無線LAN制御装置16から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。図3では、前回最適回線に切り替えた時刻から10秒経過後に収集した通信情報が、WiMAX2Mbps、LTE2.1Mbps、無線LAN0Mbpsであることから、切替判定部62は、最適回線候補をLTEとし、V1=2.1Mbpsとなる。また、現在通信している回線はWiMAXであることからV2=2Mbpsとなる(ステップS4)。
最適回線候補と使用している回線が同一ではないため(ステップS5:No)、切替判定部62は、V1−V2=0.1Mbpsと切替判定値Dを比較する(ステップS6)。切替判定部62は、V1−V2が切替判定値Dより小さく、また、使用する回線が未決定ではないことから(ステップS6:No)、つぎに、現在時刻と前回最適回線に切り替えた切替時刻T1との差分を求め、差分が切替判定時間Tを越えるかどうかを計算する(ステップS7)。前回最適回線に切り替えたのは10秒前のため、現在時刻−T1は切替判定時間T以上であることから(ステップS7:Yes)、切替判定部62は、LTE回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線からLTE回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、LTE回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。また、切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
なお、最適回線候補が現在通信に使用している回線と同一の場合(ステップS5:Yes)、切替判定部62では、切替判定を行う必要がないことから、切替判定処理を省略してタイマを起動する(ステップS9)。以降の処理は前述の処理と同様である。
つぎに、車上通信サーバ11のデータ送信処理について説明する。図5は、本実施の形態における車上通信サーバ11および地上通信サーバ51のデータ送信処理を示すフローチャートである。車上通信サーバ11では、端末通信部67が、車上機器12から地上端末52宛のデータを受信する。端末通信部67は、宛先である地上通信サーバ51の代表アドレスA1を取得し(ステップS11)、送信元である車上通信サーバ11の代表アドレスA5を取得する(ステップS12)。
図6は、データを送信する際のパケットの構成例を示す図である。パケットは、本実施の形態の特徴として新たに付与された新IPヘッダ71と、従来からのIPヘッダ72と、TCPヘッダ73と、データ74と、から構成される。端末通信部67は、取得した代表アドレスを、IPヘッダ72において、宛先として地上通信サーバ51の代表アドレスA1、送信元として車上通信サーバ11の代表アドレスA5、として設定する。
最適回線切替部63は、切替判定部62から現在の最適回線の情報を取得する(ステップS13)。最適回線として、図3の初期であれば、WiMAXを取得する。なお、取得した回線の情報が異なるときは、回線を切り替える制御を行う。
ヘッダ付与部64は、送信するパケットにヘッダを付与する(ステップS14)。付与するヘッダは、図6に示す新IPヘッダ71である。新IPヘッダ71には、宛先として地上通信サーバ51のWiMAXアドレスA2、送信元として車上通信サーバ11のWiMAXアドレスA6を設定する。
そして、ネットワーク通信部60が、パケット(データ)をWiMAX制御装置14へ出力する(ステップS15)。
つぎに、地上通信サーバ51のデータ受信処理について説明する。図7は、本実施の形態における車上通信サーバ11および地上通信サーバ51のデータ受信処理を示すフローチャートである。地上通信サーバ51では、ネットワーク通信部60が、車上通信サーバ11から送信されたパケットを受信し、ヘッダ削除部65が、パケットから新IPヘッダ71を削除する(ステップS21)。パケットの順序が逆転した場合には、順序制御部66が、整形により順序制御する(ステップS22)。そして、端末通信部67は、地上端末52へデータを送信する(ステップS23)。
つづいて、地上システム5の地上端末52から車上システム1の車上機器12にデータを送信する際の最適回線の選択方法について図8および図4を用いて説明する。図8は、本実施の形態における地上から車上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。なお、地上制御サーバ51における最適回線の選択処理、送信処理、および車上通信サーバ11における受信処理のフローチャートは、車上から地上へデータを送信する際のフローチャート(図4,5,7参照)と同様である。
地上通信サーバ51では、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、WiMAX、LTE、無線LANのネットワークに接続する各ルータ54〜56から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。
地上通信サーバ51では、切替判定部62が、通信情報収集部61で取得した通信情報を用いて、最適回線候補を決定する。ここでも、車上通信サーバ11と同様、条件として通信速度の速い回線を選択する場合について説明する。収集した通信情報から通信速度の速いものを最適回線候補として決定し、V1=最適回線候補の通信速度、V2=現在通信で使用している回線の信速度を求める(ステップS4)。図8の例では、収集した通信時情報の通信速度がWiMAX4Mbps、LTE2Mbps、無線LAN1Mbpsのため、WiMAXを最適回線候補とする。
切替判定部62は、システムの起動直後などでは、最適回線候補と使用している回線が同一ではなく(ステップS5:No)、使用する回線(最適回線)が未決定のため(ステップS6:Yes)、WiMAX回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、WiMAX回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。また、切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
地上通信サーバ51では、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、ルータ54〜56から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。図8では、2回目に取得した通信情報が、WiMAX2Mbps、LTE4Mbps、無線LAN1Mbpsであることから、切替判定部62は、最適回線候補をLTEとし、V1=4Mbpsとなる。また、現在通信に使用している回線はWiMAXであることからV2=2Mbpsとなる(ステップS4)。
切替判定部62は、最適回線候補と使用している回線が同一ではないため(ステップS5:No)、V1−V2=2Mbpsと切替判定値Dを比較する(ステップS6)。切替判定値Dは、例えば、0.5Mbpsのように規定値として予め設定しておく。切替判定部62は、V1−V2が切替判定値Dより大きいことから(ステップS6:Yes)、LTE回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線からLTE回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、LTE回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。また、切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
車上通信サーバ11と同様、最適回線候補が現在通信に使用している回線と同一の場合(ステップS5:Yes)、切替判定部62では、切替判定を行う必要がないことから、切替判定処理を省略してタイマを起動する(ステップS9)。以降の処理は前述の処理と同様である。
つぎに、地上通信サーバ51のデータ送信処理について図5を用いて説明する。地上通信サーバ51では、端末通信部67が、地上端末52から車上機器12宛のデータを受信する。端末通信部67は、宛先である車上通信サーバ11の代表アドレスA5を取得し(ステップS11)、送信元である地上通信サーバ51の代表アドレスA1を取得する(ステップS12)。端末通信部67は、取得した代表アドレスを、IPヘッダ72において、宛先として車上通信サーバ11の代表アドレスA5、送信元として地上通信サーバ51の代表アドレスA1、として設定する。
最適回線切替部63は、切替判定部62から現在の最適回線の情報を取得する(ステップS13)。最適回線として、図8の回線切り替え後であれば、LTEを取得する。なお、取得した回線の情報が異なるときは、回線を切り替える制御を行う。
ヘッダ付与部64は、送信するパケットにヘッダを付与する(ステップS14)。付与するヘッダは、図6に示す新IPヘッダ71である。新IPヘッダ71には、宛先として
車上通信サーバ11のLTEアドレスA7、送信元として地上通信サーバ51のLTEアドレスA3を設定する。
そして、ネットワーク通信部60は、パケット(データ)をルータ55経由で送信する(ステップS15)。
つぎに、車上通信サーバ11のデータ受信処理について図7を用いて説明する。車上通信サーバ11では、ネットワーク通信部60が、地上通信サーバ51から送信されたパケットを受信し、ヘッダ削除部65が、パケットから新IPヘッダ71を削除する(ステップS21)。パケットの順序が逆転した場合には、順序制御部66が、整形により順序制御する(ステップS22)。そして、端末通信部67は、車上機器12へデータを送信する(ステップS23)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、車上システム1および地上システム5において、通信ネットワークの通信情報を収集し、収集した通信情報から決定した最適回線候補と現在通信に使用している回線の通信速度との差分、および前回切り替えを実施してからの経過時間、に基づいて使用する回線を切り替えることとした。これにより、電波強度により通信速度が短期間に変化する場合にも、使用する回線の切り替えが頻繁に発生することを防ぎ、回線切り替え時のパケットの順序逆転による通信速度の低下が発生するのを低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、収集した通信情報から決定した最適回線候補と現在使用している回線の情報とを比較することにより、使用する回線の切り替えが頻繁に発生することを防止した。本実施の形態では、送信したパケットが受信側で順序逆転して到着することを防止する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態の列車通信システムの構成は実施の形態1(図1参照)と同等であるが、車上システム1、車上通信サーバ11、地上システム5、地上通信サーバ51を、それぞれ、車上システム1a、車上通信サーバ11a、地上システム5a、地上通信サーバ51aとする。
図9は、本実施の形態の車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aの構成例を示す図である。車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aは、ネットワーク通信部60と、通信情報収集部61と、切替判定部62と、最適回線切替部63と、ヘッダ付与部64と、ヘッダ削除部65と、順序制御部66aと、端末通信部67と、未Ackデータ送信部68と、未Ackデータ保持部69と、を備える。未Ackデータ送信部68は、回線切り替え時にAckを受信していないデータを再送する制御を行う。未Ackデータ保持部69は、送信したデータを保持および削除する制御を行う。
つづいて、列車通信システムにおいて、列車通信方法として地上システム5aの地上端末52と車上システム1aの車上機器12との間でデータを送受信する際の最適回線の選択方法について説明する。ここでは、地上システム5aの地上端末52から車上システム1aの車上機器12にデータを送信する際の最適回線の選択方法について説明する。図10は、本実施の形態における地上から車上へデータを送信する際の通信方法を示すシーケンス図である。また、図11は、本実施の形態における車上通信サーバ11aおよび地上制御サーバ51aにおける最適回線の選択処理を示すフローチャートである。
地上通信サーバ51aでは、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、WiMAX、LTE、無線LANのネットワークに接続する各ルータ54〜56から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。
地上通信サーバ51aでは、切替判定部62が、通信情報収集部61で取得した通信情報を用いて、最適回線候補を決定する。ここでも、実施の形態1と同様、条件として通信速度の速い回線を選択する場合について説明する。収集した通信情報から通信速度の速いものを最適回線候補として決定し、V1=最適回線候補の通信速度、V2=現在通信で使用している回線の通信速度を求める(ステップS4)。図10の例では、収集した通信時情報の通信速度がWiMAX4Mbps、LTE2Mbps、無線LAN1Mbpsのため、WiMAXを最適回線候補とする。
切替判定部62は、システムの起動直後などでは、最適回線候補と使用している回線が同一ではなく(ステップS5:No)、使用する回線(最適回線)が未決定のため(ステップS6:Yes)、WiMAX回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、WiMAX回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。
ここで、未Ackデータ送信部68は、未Ackデータ保持部69に保持されているデータを、切り替え後の回線を用いて、車上システム1aの車上機器12側へ送信する制御を行う(ステップS10)。なお、システムの起動直後や保持されているデータが無い場合には、ステップS10の処理を省略する。
切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
車上通信サーバ11aでは、通信情報収集部61が、ネットワーク通信部60経由で、ルータ54〜56から定期的に通信情報を取得する(ステップS1〜S3)。図10では、2回目に取得した通信情報が、WiMAX2Mbps、LTE4Mbps、無線LAN1Mbpsであることから、切替判定部62は、最適回線候補をLTEとし、V1=4Mbpsとなる。また、現在通信している回線はWiMAXであることからV2=2Mbpsとなる(ステップS4)。
切替判定部62は、最適回線候補と使用している回線が同一ではないため(ステップS5:No)、V1−V2=2Mbpsと切替判定値Dを比較する(ステップS6)。切替判定値Dは、例えば、0.5Mbpsのように規定値として予め設定しておく。切替判定部62は、V1−V2が切替判定値Dより大きいことから(ステップS6:Yes)、LTE回線を最適回線として切り替える判定を行い、最適回線切替部63が、実際の回線をWiMAX回線からLTE回線に切り替える制御を行う。このとき、切替判定部62では、LTE回線に切り替えた時刻として、切替時刻T1=現在時刻を保持する(ステップS8)。
ここで、未Ackデータ送信部68は、未Ackデータ保持部69に保持されているデータを、切り替え後の回線(LTE回線)を用いて、車上システム1aの車上機器12側へ送信する制御を行う(ステップS10)。すなわち、未Ackデータ送信部68は、未Ackデータ保持部69を確認することにより、WiMAX回線で送信していたデータの中から、通信先の車上通信サーバ11aからAckを受信していないデータを確認し、未Ackのデータを切り替え後の回線(LTE回線)で送信する。このとき、ヘッダ付与部64が、替え後の回線(LTE回線)のアドレスを新たに新IPヘッダ71に付与し、ネットワーク通信部60から送信を行う。
切替判定部62では、タイマ(例えば、1秒)を起動し(ステップS9)、タイムアウト後、通信情報収集部61が通信情報を取得する処理を繰り返す。
実施の形態1と同様、最適回線候補が現在通信に使用している回線と同一の場合(ステップS5:Yes)、切替判定部62では、切替判定を行う必要がないことから、切替判定処理を省略してタイマを起動する(ステップS9)。以降の処理は前述の処理と同様である。
つぎに、地上通信サーバ51aのデータ送信処理について説明する。図12は、本実施の形態における車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aのデータ送信処理を示すフローチャートである。地上通信サーバ51aでは、端末通信部67が、地上端末52から車上機器12宛のデータを受信する。端末通信部67は、宛先である車上通信サーバ11aの代表アドレスA5を取得し(ステップS11)、送信元である地上通信サーバ51aの代表アドレスA1を取得する(ステップS12)。端末通信部67は、取得した代表アドレスを、IPヘッダ72において、宛先として車上通信サーバ11aの代表アドレスA5、送信元として地上通信サーバ51aの代表アドレスA1、として設定する。
最適回線切替部63は、切替判定部62から現在の最適回線の情報を取得する(ステップS13)。最適回線として、図10の回線切り替え後であれば、LTEを取得する。なお、取得した回線の情報が異なるときは、回線を切り替える制御を行う。
ヘッダ付与部64は、送信するパケットにヘッダを付与する(ステップS14)。付与するヘッダは、図6に示す新IPヘッダ71である。新IPヘッダ71には、宛先として
車上通信サーバ11aのLTEアドレスA7、送信元として地上通信サーバ51aのLTEアドレスA3を設定する。
そして、ネットワーク通信部60は、パケット(データ)をルータ55経由で送信し(ステップS15)、さらに、本実施の形態では、未Ackデータ保持部69に、ステップS15で送信したデータを保持する(ステップS16)。
つぎに、車上通信サーバ11aのデータ受信処理について説明する。図13は、本実施の形態における車上通信サーバ11aおよび地上通信サーバ51aのデータ受信処理を示すフローチャートである。車上通信サーバ11aでは、ネットワーク通信部60が、地上通信サーバ51から送信されたパケットを受信し、ヘッダ削除部65が、パケットから新IPヘッダ71を削除する(ステップS21)。
順序制御部66aは、受信したパケットがAckかどうかを確認する(ステップS24)。受信したパケットがAckではない、すなわちデータのとき(ステップS24:No)、順序制御部66aは、パケットの順序が逆転した場合、整形により順序制御する(ステップS22)。そして、端末通信部67は、車上機器12へデータを送信し(ステップS23)、さらに、本実施の形態では、当該データに対応するAckを地上通信サーバ51a宛に送信する制御を行う(ステップS25)。なお、Ackを送信する処理は、送信データを保持する以外、図12において端末通信部67からデータを送信する場合と同様である。
車上通信サーバ11aでは、受信したパケットがAckの場合(ステップS24:Yes)、順序制御部66aは、未Ackデータ保持部69で保持しているデータのうち、受信したAckに対応するデータを削除する(ステップS26)。
なお、本実施の形態では、順序制御部66aが、受信したパケットがAckかどうかを確認し、未Ackデータ保持部69で保持しているデータを削除する制御を行っているが、一例であり、これに限定するものではない。例えば、受信したパケットがAckかどうかを確認し、未Ackデータ保持部69で保持しているデータを削除する制御する別の構成を新たに設けてもよい。
また、本実施の形態では、地上システム5aの地上端末52から車上システム1aの車上機器12へデータを送信する場合について説明したが、一例であり、実施の形態1と同様、車上システム1aの車上機器12から地上システム5aの地上端末52へデータを送信する場合についても同様の処理として説明することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、地上通信サーバ51a(または車上通信サーバ11a)は、使用する回線を切り替えた際に、通信先から受信が確認されていないデータを送信することとした。これにより、通信速度が速い回線に切り替えた場合でもパケットの順序が変わることを防ぐことができる。
なお、実施の形態1、2では、列車側と地上と通信を行う場合について説明したが、移動する対象は列車に限定するものではなく、例えば、航空機、船舶、バス等との通信システムにも適用可能である。
以上のように、本発明にかかる列車通信システムは、通信を行う一方が移動する通信システムに有用であり、特に、列車と通信を行う場合に適している。
1,1a 車上システム、2,3,4 ネットワーク、5,5a 地上システム、11,11a 車上通信サーバ、12 車上機器、13 SW、14 WiMAX制御装置、15 LTE制御装置、16 無線LAN制御装置、51,51a 地上通信サーバ、52 地上端末、53 SW、54,55,56 ルータ、60 ネットワーク通信部、61 通信情報収集部、62 切替判定部、63 最適回線切替部、64 ヘッダ付与部、65 ヘッダ削除部、66,66a 順序制御部、67 端末通信部、68 未Ackデータ送信部、69 未Ackデータ保持部。

Claims (6)

  1. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成され、前記車上システムおよび前記地上システムが複数の回線で接続し、いずれかの回線を使用して通信を行う列車通信システムであって、
    前記車上システムが、前記地上システムとの間の通信を制御する車上通信サーバ、
    を備え、
    前記地上システムが、前記車上システムとの間の通信を制御する地上通信サーバ、
    を備え、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、
    前記複数の回線の通信状態を示す通信情報を周期的に収集し、収集した通信情報および回線を切り替えてからの経過時間に基づいて、通信に使用する回線を切り替えるかどうかを判定し、
    収集した通信情報のうち通信速度が最も速い回線の第一の通信速度と現在通信に使用している回線の第二の通信速度とを比較し、前記第一の通信速度が前記第二の通信速度より速く、前記第一の通信速度と前記第二の通信速度との差分があらかじめ規定された切替判定値以下のときは、前回回線を切り替えてからの経過時間があらかじめ規定された切替判定時間以上の場合に、前記第一の通信速度の回線に切り替える判定をする、
    ことを特徴とする列車通信システム。
  2. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成され、前記車上システムおよび前記地上システムが複数の回線で接続し、いずれかの回線を使用して通信を行う列車通信システムであって、
    前記車上システムが、前記地上システムとの間の通信を制御する車上通信サーバ、
    を備え、
    前記地上システムが、前記車上システムとの間の通信を制御する地上通信サーバ、
    を備え、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、
    前記複数の回線の通信状態を示す通信情報を周期的に収集し、収集した通信情報および回線を切り替えてからの経過時間に基づいて、通信に使用する回線を切り替えるかどうかを判定し、
    収集した通信情報のうち通信速度が最も速い回線の第一の通信速度と現在通信に使用している回線の第二の通信速度とを比較し、前記第一の通信速度が前記第二の通信速度より速く、前記第一の通信速度と前記第二の通信速度との差分があらかじめ規定された切替判定値より大きいときは、前記第一の通信速度の回線に切り替える判定をする、
    ことを特徴とする列車通信システム。
  3. 前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、
    送信データを保持しており、使用する回線を切り替えたときは、前記送信データのうち、通信相手から受信応答を受信していない送信データを切り替え後の回線で送信する、
    ことを特徴とする請求項1またはに記載の列車通信システム。
  4. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成され、前記車上システムおよび前記地上システムが複数の回線で接続し、いずれかの回線を使用して通信を行う列車通信システムにおける列車通信方法であって、
    前記車上システムが、前記地上システムとの間の通信を制御する車上通信サーバを備え、前記地上システムが、前記車上システムとの間の通信を制御する地上通信サーバを備える場合に、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバが、前記複数の回線の通信状態を示す通信情報を周期的に収集する通信情報収集ステップと、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバが、収集した通信情報および回線を切り替えてからの経過時間に基づいて、通信に使用する回線を切り替えるかどうかを判定する切替判定ステップと、
    を含み
    前記切替判定ステップでは、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、収集した通信情報のうち通信速度が最も速い回線の第一の通信速度と現在通信に使用している回線の第二の通信速度とを比較し、前記第一の通信速度が前記第二の通信速度より速く、前記第一の通信速度と前記第二の通信速度との差分があらかじめ規定された切替判定値以下のときは、前回回線を切り替えてからの経過時間があらかじめ規定された切替判定時間以上の場合に、前記第一の通信速度の回線に切り替える判定をする、
    ことを特徴とする列車通信方法。
  5. 列車に搭載された車上システムおよび地上に設置された地上システムから構成され、前記車上システムおよび前記地上システムが複数の回線で接続し、いずれかの回線を使用して通信を行う列車通信システムにおける列車通信方法であって、
    前記車上システムが、前記地上システムとの間の通信を制御する車上通信サーバを備え、前記地上システムが、前記車上システムとの間の通信を制御する地上通信サーバを備える場合に、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバが、前記複数の回線の通信状態を示す通信情報を周期的に収集する通信情報収集ステップと、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバが、収集した通信情報および回線を切り替えてからの経過時間に基づいて、通信に使用する回線を切り替えるかどうかを判定する切替判定ステップと、
    を含み、
    前記切替判定ステップでは、
    前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバは、収集した通信情報のうち通信速度が最も速い回線の第一の通信速度と現在通信に使用している回線の第二の通信速度とを比較し、前記第一の通信速度が前記第二の通信速度より速く、前記第一の通信速度と前記第二の通信速度との差分があらかじめ規定された切替判定値より大きいときは、前記第一の通信速度の回線に切り替える判定をする、
    ことを特徴とする列車通信方法。
  6. 前記車上通信サーバおよび前記地上通信サーバが、送信データを保持しており、使用する回線を切り替えたときは、前記送信データのうち、通信相手から受信応答を受信していない送信データを切り替え後の回線で送信するデータ再送ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項またはに記載の列車通信方法。
JP2012205409A 2012-09-19 2012-09-19 列車通信システムおよび列車通信方法 Active JP5836233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205409A JP5836233B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 列車通信システムおよび列車通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205409A JP5836233B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 列車通信システムおよび列車通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014060644A JP2014060644A (ja) 2014-04-03
JP5836233B2 true JP5836233B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=50616723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012205409A Active JP5836233B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 列車通信システムおよび列車通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5836233B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6503250B2 (ja) * 2015-07-17 2019-04-17 日本信号株式会社 列車制御システム
JP6785682B2 (ja) * 2017-02-27 2020-11-18 三菱電機株式会社 無線通信システム
JP6961561B2 (ja) * 2018-11-29 2021-11-05 株式会社東芝 無線制御システム及び制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4075461B2 (ja) * 2001-11-27 2008-04-16 ソニー株式会社 通信システム、通信端末及び通信方法
US7363037B2 (en) * 2005-10-26 2008-04-22 National Chiao Tung University Vertical handover control algorithm for WLAN and UMTS
JP4854437B2 (ja) * 2006-09-14 2012-01-18 沖電気工業株式会社 情報通信システム
JP2009010757A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kyocera Corp 無線端末及び無線通信方法
JP2011015024A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ntt Docomo Inc 通信制御方法及び通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014060644A (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107371215B (zh) 一种轻连接控制的方法及设备
EP3048845B1 (en) Device and method for data transmission
CN118574248A (zh) 用于在无线通信系统中发送和接收数据的方法和装置
CN111373837B (zh) 用于在无线通信系统中发送和接收数据的方法和装置
US20220217612A1 (en) Cooperative communication for sidelink relay
CN101300873B (zh) 基站和数据传送方法
CN113473567A (zh) 支持数据传输的方法和设备
JPH11163947A (ja) ゲートウェイ装置、無線端末装置、ルータ装置および通信ネットワークのゲートウェイ制御方法
WO2015027927A1 (zh) 一种通信切换、建立方法及设备
JP2011514033A (ja) 無線装置とネットワーク間のデータユニットのシーケンスの送信のための無線通信方法
EP2739090B1 (en) Communication Method
CN107211331B (zh) 用于在通信系统中配置断开连接的tcp连接的方法和装置、切换支持方法及其装置
JPWO2008117346A1 (ja) 基地局、移動局、通信システム及びそのリオーダリング方法
EP2739089A1 (en) Communication method
WO2017202306A1 (zh) 一种轨道交通中无线局域网的信道管理方法及相关设备
JP5836233B2 (ja) 列車通信システムおよび列車通信方法
CN106416112B (zh) 一种数据传输的方法及装置
JP2008172521A (ja) 通信装置および通信システム
WO2006040875A1 (ja) アクセスポイント、アクセスポイント制御装置および無線lanシステム
CN114726490B (zh) 一种被用于无线通信的方法和设备
CN102833798B (zh) 业务切换处理方法、装置和系统
US11490288B2 (en) Processing method of adaptation layer of integrated access and backhaul node and adaptation layer
JP5292021B2 (ja) 移動型無線基地局
CN112753243A (zh) 无线通信系统中的无线节点通信方法和装置
US9385931B1 (en) Determining a reordering timer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5836233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250