JP4854280B2 - toothbrush - Google Patents
toothbrush Download PDFInfo
- Publication number
- JP4854280B2 JP4854280B2 JP2005343247A JP2005343247A JP4854280B2 JP 4854280 B2 JP4854280 B2 JP 4854280B2 JP 2005343247 A JP2005343247 A JP 2005343247A JP 2005343247 A JP2005343247 A JP 2005343247A JP 4854280 B2 JP4854280 B2 JP 4854280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flocked
- toothbrush
- longitudinal direction
- flock
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
Description
本発明は、歯ブラシに関し、特にブリッスルを束ねてなるタフトが植毛台の複数の植毛孔に各々植設されている歯ブラシに関する。 The present invention relates to a toothbrush, and more particularly to a toothbrush in which tufts formed by bundling bristles are respectively implanted in a plurality of flock holes of a flocking table.
歯ブラシは、複数本のブリッスルを束ねてなるタフトを、植毛台に形成した複数の植毛孔に例えば平線を打ち込んだり熱で融着させる方法等によって植設固定することにより、複数のタフトからなるブラシ部を形成して得られるものである。また、歯ブラシは、歯面部、歯間部、歯頸部等の歯の部位や、前歯、奥歯等の歯の種類に応じた適切な刷掃を効率良く行うことができるようにすると共に、使用感を向上させるために、タフトの配置やブラシ部の全体の形状等に種々の工夫がなされている。 The toothbrush is composed of a plurality of tufts by, for example, implanting and fixing a tuft formed by bundling a plurality of bristles into a plurality of flock holes formed on the flocking table by, for example, driving a flat wire or fusing with heat. It is obtained by forming a brush part. In addition, the toothbrush can efficiently perform appropriate brushing according to the tooth part such as the tooth surface part, the interdental part, the tooth neck part, and the tooth type such as the front tooth and the back tooth. In order to improve the feeling, various ideas have been made on the arrangement of tufts, the overall shape of the brush portion, and the like.
例えば、植毛穴の短手方向の間隔を通常より狭くし、隣合う毛束の刷毛先端が連続一体的に連なるように毛束を植毛することによって、歯間部や歯ぐき部の狭いすき間の清掃効果を向上させた歯ブラシが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の歯ブラシは、植毛穴の短手方向の間隔を通常より狭くしたことにより短手方向の植毛密度が過度に高くなり、ブリッスル同士が干渉し合い撓みづらいため磨いたときの感触が硬くなる。また刷毛先端が短手方向に連続一体的に連なる毛束が植毛台の長手方向に相当の間隔をおいて複数配置されていることから、植毛部全体から見ると植毛密度の高い部分と低い部分とが混在して、ブリッスルの植毛密度に部分的な偏りを生じることになる。 However, the above-mentioned conventional toothbrushes have a narrower spacing in the short direction of the flock holes than usual, so that the flocking density in the short direction becomes excessively high, and the bristles interfere with each other and are difficult to bend. It becomes hard. In addition, since a plurality of hair bundles in which the brush tips are continuously and continuously connected in the short direction are arranged at considerable intervals in the longitudinal direction of the flocking table, a portion where the flocking density is high and a portion where the flocking density is low Will cause a partial bias in bristle flocking density.
このため、上記従来の歯ブラシによれば、植毛密度の高い部分による歯面の清掃効果は比較的高いものの、ブリッスルの植毛密度の部分的な偏りによって、歯の隙間の清掃効果は十分とはいえなかった。 For this reason, according to the conventional toothbrush, although the effect of cleaning the tooth surface due to the portion having a high flocking density is relatively high, the effect of cleaning the tooth gap is not sufficient due to the partial deviation of the flocking density of the bristle. There wasn't.
本発明は、ブラシ部の全体に亘って偏りなくブリッスルの植毛密度を高くすることで歯ぐきへの負担等を軽減し、かつ、優れた歯垢の掻き取り効果や歯面やすき間の清掃効果、刷掃感等を得ることのできる歯ブラシを提供することを目的とする。 The present invention reduces the burden on the gums by increasing the flocking density of the bristle without unevenness over the entire brush part, and has an excellent plaque scraping effect and tooth surface clearance cleaning effect, An object of the present invention is to provide a toothbrush capable of obtaining a wiping feeling.
本発明は、ブリッスルを束ねてなるタフトが植毛台の複数の植毛孔に各々植設されている歯ブラシであって、前記植毛台の先端から長手方向に沿って少なくとも植毛台の長さの30〜80%の範囲にある植毛部について、
(イ)前記植毛孔は、略正方形、略菱形又は略正六角形の平面形状を有し、
(ロ)前記植毛部の最外周に配置される前記植毛孔の外縁を結んだ環状線によって囲まれる領域を前記植毛部の植毛領域として、該植毛領域の面積に対する該植毛領域内の前記植毛孔の面積の総和の割合が40%以上であり、
(ハ)隣接する前記植毛孔の縁部間には前記植毛台の長手方向と垂直な短手方向に1mm以上の間隔が保持されており、
(ニ)前記植毛台の長手方向に沿って形成される前記植毛孔の列の外縁を結んだ環状線と前記列と隣接した植毛孔の列の外縁を結んだ環状線の最短距離は1mm以下であり、
(ホ)且つ前記植毛台の長手方向と垂直な短手方向の前記植毛領域の最大幅に対する、前記長手方向の任意の位置における短手方向の1又は2以上の前記植毛孔の切欠き幅の占有率が70%以下となっている歯ブラシを提供することにより、上記目的を達成したものである。
The present invention is a toothbrush in which tufts formed by bundling bristles are respectively planted in a plurality of flock holes of a flocking table, and at least 30 to the length of the flocking table along the longitudinal direction from the tip of the flocking table. About flocked part in the range of 80%
(A) The flock hole has a planar shape of a substantially square, a substantially rhombus or a substantially regular hexagon,
(B) The flocked hole in the flocked region with respect to the area of the flocked region with a region surrounded by an annular line connecting the outer edges of the flocked hole arranged on the outermost periphery of the flocked portion as the flocked region of the flocked portion The ratio of the sum of the areas is 40% or more,
(C) A gap of 1 mm or more is maintained between the edges of the adjacent flock holes in the short direction perpendicular to the longitudinal direction of the flocking table,
(D) The shortest distance between the annular line connecting the outer edge of the row of flock holes formed along the longitudinal direction of the flocking table and the annular line connecting the outer edge of the row of flock holes adjacent to the row is 1 mm or less. And
(E) Notch width of one or more flocked holes in the short direction at an arbitrary position in the longitudinal direction with respect to the maximum width of the flocked region in the short direction perpendicular to the longitudinal direction of the flocking table The above object is achieved by providing a toothbrush having an occupation ratio of 70% or less.
本発明の歯ブラシによれば、ブラシ部の全体に亘って偏りなくブリッスルの植毛密度を高くすることで歯ぐきへの負担等を軽減し、かつ、優れた歯垢の欠き取り効果や歯面やすき間の清掃効果、刷掃感等を得ることができる。 According to the toothbrush of the present invention, it is possible to reduce the burden on the gums by increasing the flocking density of the bristle without unevenness over the entire brush part, and also has an excellent plaque removal effect and tooth surface clearance. The cleaning effect, brushing feeling and the like can be obtained.
図1及び図2(a),(b)に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る歯ブラシ10は、把持部(図示せず)と植毛台11とこれらを連結する首部12とからなる歯ブラシ本体17の植毛台11に形成した複数の植毛孔13に、複数本のブリッスル14を束ねてなる毛束(タフト)15を各々植毛(植設)してブラシ部16を形成することにより構成される。
A
すなわち、本第1実施形態の歯ブラシ10は、ブリッスル14を束ねてなるタフト15が歯ブラシ本体17の植毛台11の複数の植毛孔13に各々植設されている歯ブラシであって、前記植毛台11の先端から長手方向Xに沿って少なくとも植毛台11の長さNの30〜80%の範囲にある植毛部Aについて、
(イ)前記植毛孔13は、略正方形、略菱形又は略正六角形の平面形状を有し、
(ロ)前記植毛部Aの最外周に配置される前記植毛孔13の外縁を結んだ環状線18A(図2(a)参照)によって囲まれる領域を前記植毛部Aの植毛領域19Aとして、該植毛領域19Aの面積に対する前記植毛孔13の面積の総和の割合が40%以上であり、
(ハ)隣接する前記植毛孔13の縁部間には前記植毛台11の長手方向Xと垂直な短手方向Yに1mm以上の間隔sが保持されており、
(ニ)前記植毛台11の長手方向Xに沿って形成される前記植毛孔13の列Lの外縁を結んだ環状線18Lと前記列Lと隣接した別の植毛孔13の列Lの外縁を結んだ環状線18Lの最短距離dは1mm以下であり(図2(b)参照)、
(ホ)且つ前記植毛台11の長手方向Xと垂直な短手方向Yの前記植毛領域19Aの最大幅W(図2(a)参照)に対する、前記長手方向Xの任意の位置における短手方向Yの1又は2以上の前記植毛孔13の切欠き幅wの占有率が70%以下となっている。
That is, the
(A) The
(B) A region surrounded by an
(C) A gap s of 1 mm or more is held between the edges of the
(D) An
(E) The short direction at an arbitrary position in the longitudinal direction X with respect to the maximum width W (see FIG. 2A) of the flocked
本第1実施形態では、歯ブラシ本体17は、例えばポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂からなり、その植毛台11の平坦な表面には、各タフト15の配設位置に対応させて、後述する所定の配設ピッチで略正方形の平面形状を備える多数(複数)の植毛孔13が、例えば2〜5mmの深さで開口形成されている。各植毛孔13には、タフト15が、好ましくは平線30を打ち込む方法によって、植毛台11の表面からの高さである毛丈が好ましくは5〜15mmとなるように各々植設されて、略平坦な先端ブラシ面を形成するようになっている。
In the first embodiment, the
各タフト15を構成するブリッスル14は、例えばナイロン等の合成樹脂や、豚毛などの天然素材からなる、例えば6〜10mil(0.15〜0.25mm)の太さを有するフィラメント材であって、これを例えば十数本〜数十本束ねることによってタフト15が形成される。本第1実施形態では、ブリッスル14の先端部分は、好ましくはテーパー加工を施すことによって、テーパー形状となっている。
The
本第1実施形態では、各タフト15が植設される植毛孔13は、各々、例えば縦横1〜3.5mm、好ましくは縦横1.5〜3mm、さらに好ましくは縦横2〜2.5mmの大きさの、角部が円弧状に面取りされた略正方形の形状を備えており、その一方の対角線が植毛台11の長手方向Xに沿うように配置され、当該長手方向Xに連設して3列、合計16箇所に形成されている。また各列の植毛孔13は、隣接する列の隣り合う植毛孔13間に位置するように各々配置されて、千鳥状に配設されている。
In the first embodiment, the
そして、本第1実施形態では、植毛台11の先端から長手方向Xに沿って植毛台11の長さN(先端から首部12の変極点までの長さ)の30〜80%の範囲にある、植毛台11の先端3箇所の植毛孔13を除いた残り13箇所の植毛孔13から構成される植毛部Aについて、当該植毛部Aの最外周に配置される植毛孔13の外縁を結んだ環状線18Aによって囲まれる植毛領域19Aの面積に対する前記植毛孔13の面積の総和の割合が40%以上となっており、好ましくは40〜60%、さらに好ましくは40〜55%となっている。植毛領域19Aの面積に対する植毛孔13の面積の総和の割合を40%以上とすることにより、優れた歯垢の掻き取り効果や歯面の清掃効果、刷掃感等が得られる。また60%以下とすることにより、さらにブリッスル14が自由に動ける空間ができ、優れたすき間の清掃効果が得られる点で有利である。
And in this 1st Embodiment, it exists in the range of 30 to 80% of the length N (length from a front-end | tip to the inflection point of the neck part 12) of the
また、本第1実施形態では、植毛部Aについて隣接する植毛孔13の縁部間には、どの位置においても短手方向Yに1mm以上の間隔sが保持されている。ここで、隣接する植毛孔13の縁部間の短手方向Yの間隔sは、長手方向Xの任意の位置において、これと垂直な短手方向Yに仮想の直線z−zを描いた際に、この直線z−zに沿った、隣接する植毛孔13の縁部間の長さである。隣接する植毛孔13の縁部間にどの位置においても短手方向Yに1mm以上の間隔sが保持されていることにより、短手方向Yの植毛孔13間にブリッスル14が動けるスペースを確保でき、刷掃時に隙間部分にブリッスル14が届き易くなる。
Moreover, in this 1st Embodiment, the space | interval s of 1 mm or more is hold | maintained in the transversal direction Y between the edge parts of the
更に本第1実施形態では、植毛台11の長手方向Xに沿って形成される植毛孔13の列Lの外縁を結んだ環状線18Lと、当該列Lと隣接した別の植毛孔13の列Lの外縁を結んだ環状線18Lの最短距離dが1mm以下になっていることにより、磨き残しの発生を効果的に回避することができる。なお、環状線18Lと隣接する環状線18Lはその一部が重なり合っていてもよく、環状線18Lと隣接する環状線18Lの重なっている領域の短手方向Yの最短距離d(重なっている領域の最大幅)を負の値で表現した場合、最短距離dは−1.5〜1mmであってもよい。
Furthermore, in the first embodiment, an
更にまた、本第1実施形態では、植毛台11の長手方向Xと垂直な短手方向Yの前記植毛領域19Aの最大幅Wに対する、前記長手方向Xの任意の位置における短手方向Yの1又は2以上の前記植毛孔13の切欠き幅wの占有率が70%以下となっている。ここで、短手方向Yの1又は2以上の植毛孔13の切欠き幅wは、長手方向Xの任意の位置において、短手方向Yに仮想の直線Z−Zを描いた際に、この直線Z−Zが植毛孔13と重なる部分の長さwである(直線Z−Zが複数の植毛孔13と重なる場合には、各重なる部分の長さwを加算した長さである)。また短手方向Yの植毛領域19Aの最大幅Wに対する短手方向Yの切欠き幅wの占有率は、当該最大幅Wに対する、短手方向Yに描いた仮想の直線Z−Zが1又は2以上の植毛孔13と重なる部分の長さwの割合である。
Furthermore, in the first embodiment, 1 in the short direction Y at an arbitrary position in the longitudinal direction X with respect to the maximum width W of the flocked
短手方向Yの植毛領域19Aの最大幅Wに対する、長手方向Xの任意の位置における短手方向Yの1又は2以上の植毛孔13の切欠き幅wの占有率が70%以下となっていることにより、短手方向Yの植毛孔13間にブリッスル14が動けるスペースを十分に確保でき、さらに、刷掃時にタフト15が支え合って隙間部分にブリッスル14が届き易くなる。
The occupation ratio of the notch width w of one or more flocked
また、植毛台11の各列における長手方向Xに隣接する植毛孔13間の中心配設ピッチは、例えば2〜4mm、好ましくは2.5〜3.5mmとなっている。 Moreover, the center arrangement | positioning pitch between the flock holes 13 adjacent to the longitudinal direction X in each row | line | column of the flocking table 11 is 2-4 mm, for example, Preferably it is 2.5-3.5 mm.
したがって、本第1実施形態の歯ブラシ10は、ブラシ部16の先端3箇所のタフト15を除いた全体に亘ってブリッスル14の偏りがなく、略均一にブリッスル14の植毛密度が高くなっているため、例えば歯ぐきや歯面等に対するブラシ面のあたり具合がばらつくことによる歯ぐきへの負担等を軽減し、かつ、歯面を磨き残すことなくすき間まで磨くことができる歯ブラシを構成することになる。
Therefore, the
また、本第1実施形態によれば、植毛孔13は、略正方形の形状を有しており、略正方形の対角線を植毛台11の長手方向Xと平行に配置することにより、上述のようなブラシ部16の先端3箇所のタフト15を除いた全体に亘ってブリッスル14の偏りがなく、略均一にブリッスル14の植毛密度が高くなった歯ブラシ10の形成が容易になる。
In addition, according to the first embodiment, the
さらに、本第1実施形態によれば、タフト15を構成するブリッスル14は、先端がテーパー形状となっているので、ブリッスル14の植毛密度が高くなったブラシ部16の刷掃時における感触をソフトにすることが可能になり、更に歯ぐきが弱くなった中高年の使用者に対して好適な歯ブラシを構成することになる。
Furthermore, according to the first embodiment, since the
なお、植毛部A以外の植毛部Bの植毛仕様、例えば本第1実施形態における植毛台11の先端3箇所の植毛孔13の配置やその平面形状、及び当該植毛孔13に植設されるブリッスル14の形状等の植毛仕様については、特に限定されるものではないが、歯ぐきへの負担等の軽減の観点から、植毛部Aの植毛仕様に準じた、植毛密度の偏りのない刷掃時の感触がソフトな仕様であることが好ましい。
In addition, the flocking specification of the flocked part B other than the flocked part A, for example, the arrangement and the planar shape of the flocked
図3及び図4は、本発明の好ましい第2実施形態に係る歯ブラシ20を示すものである。本第2実施形態の歯ブラシ20は、上記第1実施形態の歯ブラシ10と略同様の構成を備える一方で、タフト15を構成するブリッスル14の先端を連ねたブラシ面21は、植毛台11の短手方向Yと対向する側面側から見た際に、両端部分を頂部として、好ましくは20〜40mmの曲率半径で弧状に湾曲する扁平なμ字状の凹形状となっており(図3参照)、且つ植毛台11の長手方向Xと対向する先端側から見た際に、中央部分を頂部とする好ましくは25〜35度の頂角の山状の凸形状となっている。
3 and 4 show a
本第2実施形態の歯ブラシ10によっても、上記第1実施形態の歯ブラシ10と略同様の作用効果が奏される。また、ブリッスル14の先端を連ねたブラシ面21が、側面側から見た際に、両端部分を頂部として弧状に湾曲する凹形状となっており、且つ先端側から見た際に、中央部分を頂部とする凸形状となっているので、ブラシ部16にブリッスル14が高い密度で植設されていることと相俟って、山切りカットの如くブラシ面に小さな凹凸を設けた場合と比較して、ブラシ面21を密着させつつくまなく磨ける感触が得られると共に、歯列や歯ぐきの境目にフィットする感触が得られる。さらに、ブリッスル14の先端をテーパー形状とすることにより、歯ぐきにやさしい感じが得られると共に、上述のくまなく磨ける感触、或いは歯列や歯ぐきの境目にフィットする感触をさらに向上させることが可能になる。
The
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、タフトは、平線を介して植毛孔に植設されるものである必要は必ずしもなく、融着植毛等によって植設されるものであっても良い。また、タフトを構成するブリッスルをテーパー形状のブリッスルとする必要は必ずしもない。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made. For example, the tuft does not necessarily need to be planted in the flock hole through a flat wire, and may be planted by fusion flocking or the like. Further, it is not always necessary that the bristle constituting the tuft be a tapered bristle.
以下、実施例及び比較例により、本発明の歯ブラシをさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 Hereinafter, although the toothbrush of this invention is demonstrated in detail by an Example and a comparative example, this invention is not limited to these.
〔実施例1,比較例1〜3〕
上記第2実施形態の歯ブラシ20と同様の構成を有する歯ブラシを実施例1の歯ブラシとした。植毛孔が表1のように配置された市販の歯ブラシ(商品名「チェックいたわりソフト」花王(株)製、商品名「ビトイーン」ライオン社製、商品名「ドゥーパワー」サンスター社製)を比較例1〜3の歯ブラシとした。実施例1、及び比較例1〜3の歯ブラシに対して、植毛台の先端から長手方向に沿って少なくとも植毛台の長さの30〜80%の範囲にある植毛部について、植毛部の植毛領域の面積に対する植毛孔の面積の総和の割合(平均植毛密度)、短手方向の孔間距離、長手方向に沿った植毛孔の列の外縁を結んだ環状線と隣接する列の外縁を結んだ環状線との最短距離、及び植毛台の短手方向の植毛領域の最大幅に対する、植毛孔の短手方向の切欠き幅の最大占有率(短手方向の最大密度)を算定すると共に、以下の方法によって、モデル評価を行った。
[Example 1, Comparative Examples 1-3]
A toothbrush having the same configuration as the
〔モデル評価方法〕
図5に示すように、R4の曲面同士を向き合わせたアルミブロックによる歯間部モデル40を作成し、この歯間部モデル40の表面に歯垢モデルとしてビデオテープ磁性層41を取り付ける。ビデオテープとしては、西友プライベートブランドの「S‘RIBBON」スタンダードタイプ(120分、型番3T−120SR)」を使用する。作成した歯間部モデル40に対して、ブラッシングマシーンを用いて各歯ブラシによる刷掃を行い、刷掃後にビデオテープ磁性層41を展開して、デジタルカメラで撮影すると共に画像解析する。刷掃条件は、荷重200g、速度60rpm、振幅30mm、回数300回とし、ハミガキとして研磨促進剤であるアパガードMプラス(商品名、サンギ社製)を使用する。画像解析ソフトは、WinROOFを使用し、グレー画像化後、磁性層が剥がれて白くなった部分を歯垢が除去された部分として評価した。評価結果を図6(a)〜(d)に示す。
[Model evaluation method]
As shown in FIG. 5, an
図6(a)〜(d)に示す評価結果によれば、本発明に係る実施例1の歯ブラシは、ブリッスルの平均密度も高く、密度に偏りがないので、万遍なく磨け、歯間にもよく届いていることが判明する。また、比較例1の歯ブラシは、平均植毛密度が低いので、全体的に磨き残しが多いことが判明する。さらに、比較例2の歯ブラシは、短手方向の密度が高すぎるので、歯間にブリッスルが入り込み難いことが判明する。さらにまた、比較例3の歯ブラシは、長手方向に植毛されていない空間が多いため、後端側で内側に磨き残し多いことが判明する。 According to the evaluation results shown in FIGS. 6 (a) to 6 (d), the toothbrush of Example 1 according to the present invention has a high average density of bristles, and the density is not biased. It turns out that well delivered. Moreover, since the toothbrush of the comparative example 1 has a low average flocking density, it turns out that there is much unpolished as a whole. Furthermore, since the toothbrush of the comparative example 2 has the density of a transversal direction too high, it turns out that a bristle does not enter between teeth easily. Furthermore, since the toothbrush of the comparative example 3 has many spaces which are not flocked to the longitudinal direction, it turns out that there are much unpolished inside on the rear end side.
10,20 歯ブラシ
11 植毛台
12 首部
13 植毛孔
14 ブリッスル
15 タフト(毛束)
16 ブラシ部
17 歯ブラシ本体
18A 植毛部Aにおける最外周に配置される植毛孔の外縁を結んだ環状線
18L 植毛孔の列の外縁を結んだ環状線
19A 植毛部Aの植毛領域
21 ブラシ面
A,B 植毛部
X 植毛台の長手方向
Y 植毛台の短手方向
10,20
16
Claims (4)
(イ)前記植毛孔は、略正方形、略菱形又は略正六角形の平面形状を有し、
(ロ)前記植毛部の最外周に配置される前記植毛孔の外縁を結んだ環状線によって囲まれる領域を前記植毛部の植毛領域として、該植毛領域の面積に対する前記植毛孔の面積の総和の割合が40〜60%であり、
(ハ)隣接する前記植毛孔の縁部間には前記植毛台の長手方向と垂直な短手方向に1mm以上の間隔が保持されており、
(ニ)前記植毛台の長手方向に沿って形成される前記植毛孔の列の外縁を結んだ環状線と前記列と隣接した植毛孔の列の外縁を結んだ環状線の最短距離は1mm以下であり、
(ホ)且つ前記植毛台の長手方向と垂直な短手方向の前記植毛領域の最大幅に対する、前記長手方向の任意の位置における短手方向の1又は2以上の前記植毛孔の切欠き幅の占有率が70%以下となっている歯ブラシ。 A tuft formed by bundling bristles is a toothbrush that is implanted in each of a plurality of flock holes of a flocking table, and ranges from 30 to 80% of the length of the flocking table along the longitudinal direction from the tip of the flocking table About the flocked part in
(A) The flock hole has a planar shape of a substantially square, a substantially rhombus or a substantially regular hexagon,
(B) A region surrounded by an annular line connecting the outer edges of the flocked hole arranged on the outermost periphery of the flocked portion is defined as a flocked region of the flocked portion, and the total area of the flocked holes with respect to the area of the flocked region The percentage is 40-60% ,
(C) A gap of 1 mm or more is maintained between the edges of the adjacent flock holes in the short direction perpendicular to the longitudinal direction of the flocking table,
(D) The shortest distance between the annular line connecting the outer edge of the row of flock holes formed along the longitudinal direction of the flocking table and the annular line connecting the outer edge of the row of flock holes adjacent to the row is 1 mm or less. And
(E) Notch width of one or more flocked holes in the short direction at an arbitrary position in the longitudinal direction with respect to the maximum width of the flocked region in the short direction perpendicular to the longitudinal direction of the flocking table A toothbrush with an occupancy of 70% or less.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005343247A JP4854280B2 (en) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | toothbrush |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005343247A JP4854280B2 (en) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | toothbrush |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007143908A JP2007143908A (en) | 2007-06-14 |
JP4854280B2 true JP4854280B2 (en) | 2012-01-18 |
Family
ID=38206023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005343247A Expired - Fee Related JP4854280B2 (en) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | toothbrush |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4854280B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD754443S1 (en) | 2014-06-11 | 2016-04-26 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2184032A1 (en) * | 2008-11-05 | 2010-05-12 | Braun Gmbh | Electric toothbrush and brush head therefor |
BR112012032266A2 (en) | 2010-06-17 | 2016-11-22 | Mcneil Ppc Inc | bristle setting |
ES2874477T3 (en) * | 2014-07-11 | 2021-11-05 | Procter & Gamble | Head for an oral care utensil |
JP2016198651A (en) * | 2016-09-07 | 2016-12-01 | 花王株式会社 | toothbrush |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3404150A1 (en) * | 1984-02-07 | 1985-08-08 | Blendax-Werke R. Schneider Gmbh & Co, 6500 Mainz | TOOTHBRUSH |
JPH0715205Y2 (en) * | 1988-11-02 | 1995-04-10 | ティーディーケイ株式会社 | Non-reciprocal circuit element |
-
2005
- 2005-11-29 JP JP2005343247A patent/JP4854280B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD754443S1 (en) | 2014-06-11 | 2016-04-26 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007143908A (en) | 2007-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5160955B2 (en) | toothbrush | |
CA2654695C (en) | Toothbrush having a head which includes two portions | |
JP5147223B2 (en) | toothbrush | |
JP4076405B2 (en) | toothbrush | |
JP4854280B2 (en) | toothbrush | |
JP4854285B2 (en) | toothbrush | |
JP2001218623A (en) | Toothbrush | |
JP2004105377A (en) | Toothbrush | |
JP4076403B2 (en) | toothbrush | |
JP4187489B2 (en) | toothbrush | |
JP4076404B2 (en) | toothbrush | |
JP4187483B2 (en) | toothbrush | |
JP3583346B2 (en) | toothbrush | |
JP5922439B2 (en) | toothbrush | |
JP6207808B2 (en) | toothbrush | |
JP4076383B2 (en) | toothbrush | |
JP4173881B2 (en) | toothbrush | |
JP3143239U (en) | toothbrush | |
JP2001353026A (en) | Toothbrush | |
JP2006130012A (en) | Toothbrush | |
JP4656775B2 (en) | toothbrush | |
JP5922420B2 (en) | toothbrush | |
JP2002345556A (en) | Toothbrush | |
US20040025273A1 (en) | Product with bristles | |
JP2017143928A (en) | Brush for oral cavity |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |