JP4854050B2 - ノード制御装置、ノード制御装置の制御方法、情報処理システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents
ノード制御装置、ノード制御装置の制御方法、情報処理システム、及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Description
即ち、1つのプロセッサノードで制御する入出力装置の台数が多数になると、これらの入出力装置を使用するために必要な記憶領域(即ちIO空間)も大規模となるが、周知のPCI−ExpressなどのPCI仕様による定義では、全ての入出力装置に割り当てられるIO空間の合計が64KBに過ぎない。
よって、本発明でも、このような多数のIOデバイスを接続したいという要求を満たすために、1つのプロセッサノードで複数のIO空間を処理できるようにする手段の開発が課題の1つとなっている。
前述の特許文献1に開示された技術の場合、本発明のようにノード制御装置を設ける構成ではなく、複数の中央プロセッサユニットのOSがノード制御装置の役割を果たすものである。
前述の特許文献3に開示された技術の場合、本発明とは最も近い構成であるが、メモリ空間には、IO空間ではなく、複数のコンフィグレーション空間をマップするものとしている。また、ノード制御装置内にはレジスタが2つ設けられている。
前述の特許文献4に開示された技術の場合、前述のとおり、大容量IO空間を必要とするデバイスの接続を可能にすることを意図したものであり、本発明のように、個々のIOノードが備える複数のIO空間を全て取り扱えることを可能にして、多数のIOデバイスを接続することを意図したものではない。
また、従来どおり、1つのIO空間に全てのIOデバイスを割り当てて使用する既成のプロセッサによるIO空間の使用形態についても取り扱い可能とすることにより、複数のIO空間を認識できない既成の情報処理装置のOS(オペレーティングシステム)上でも動作可能にするものである。
このような、IO空間を使用するIOデバイスを、できるだけ多数接続したいという要求を実現するために、本発明では、システムファームウェアまたはサービスプロセッサによって制御される少なくとも1台のノード制御装置を設置することによって、1つのプロセッサで複数のIO空間を利用できるようにしている。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す構成図である。
同図において、本実施形態の情報処理システムは、16個のプロセッサノード100〜115と、8個のIOノード120〜127と、4個のノード制御装置130〜133(本発明の実施形態に係るノード制御装置)と、を備える。
図示しないが、プロセッサノード100〜115の各々は、1つまたは複数のプロセッサと主記憶を備える。
図2は、IOノードの1例としての構成を示す構成図である。
同図に示すIOノードは、1台のIO制御装置200と、4台のIOデバイス210〜213とを備えて構成されている。
同図に示す本発明の実施形態に係るノード制御装置130は、9個のポート入力部300〜308と、9個のポート出力部310〜318と、クロスバースイッチ320と、を備えて構成される。ここで、一組のポート入力部とポート出力部とをポートと定義する。例えば、プロセッサノード100に接続するポートは、ポート入力部300とポート出力部310とから構成される。ノード制御装置130の9個のポートは、それぞれ、プロセッサノード100〜103、IOノード120〜121、及びノード制御装置131〜133を接続するためのものである。
図3に示すノード制御装置130のポート入力部301〜308についても、図4に示すポート入力部300と同じ構成をとる。
レジスタ400は、本実施形態では16ビットのレジスタであり、メモリ空間にマップされるIO空間(入出力装置制御領域)のベースアドレスを指定する値を保持する。レジスタ400のビット15〜0は、ベースアドレスのビット47〜32に対応する。ベースアドレスの31〜0はオール0である。
レジスタ400には、IO空間のマップ先のメモリ空間のベースアドレスを設定する。
テーブル401は、情報処理システム内のIOノードの個数と等しいエントリを備え、各IOノードに接続するIOデバイスに割り当てられるIO空間の、IO空間番号及びアドレスレンジを設定する。
テーブル401には、また、IOノードに接続するIOデバイスに割り当てられるIO空間が、メモリにマップされたIO空間なのか、それともメモリにマップされたIO空間ではないのかを示す識別フラグを設定する。
IO空間アクセスフリット生成回路403及びセレクタ404は、メモリ空間にマップされたIO空間へのアクセスの場合は、IOノードが処理できるIO空間アクセスに変換し、さらに、ターゲットのIOノードのノードIDを指定してクロスバースイッチ320へ出力する。
同図において、エントリ0〜7は、IOノード120〜127に対応する。ビット15は、メモリ空間マップを示すフラグであり、‘0’で従来のIO空間、‘1’でメモリ空間にマップされたIO空間であることを指定する。ビット14〜12はIO空間番号であり、メモリ空間にマップされたIO空間が割り当てられる場合に、IO空間番号を指定する。ビット11〜6は上限アドレスであり、また、ビット5〜0は下限アドレスであり、それぞれIO空間アドレスのビット15〜10に対応してIO空間内のアドレスレンジを指定する。ここで、アドレスレンジの上限のアドレス9〜0はオール1であり、アドレスレンジの下限のアドレス9〜0はオール0である。例えば、下限アドレスが000100(2進数)で、上限アドレスが000111(2進数)の場合、アドレスレンジは1000〜1FFF(16進数)になる。
IO空間アクセス検出回路402は、プロセッサノード100から入力するフリット信号330がヘッダフリットの場合(ストローブフィールドが‘01’(2進数)の場合)に、ヘッダフリットのコマンドコードフィールド及びアドレスフィールドと、レジスタ400及びテーブル401の保持する値とを比較して、一致結果信号412と、ノードID信号413を生成する。
以下、図6を参照して、IO空間のメモリ空間へのマップ方法を説明する。
1つのIO空間は64Kバイトであり、複数のIO空間はアドレス空間の一部の領域に連続してマップされる。図6は、N+1個のIO空間を、ベースアドレス〜(ベースアドレス+サイズ−1)の領域にマップした場合の例を示している。ここで、サイズは(N+1)×64Kバイトである。また、各IO空間はIO空間番号0〜Nで識別される。
本実施形態では、複数のIO空間をメモリ空間にマップする場合に、ACPI仕様で定義されるDense Translation方式を前提としているが、Sparse
Translation方式に対応させることも可能である。また、テーブル401に識別フラグを追加することにより、前記の両方式に対応させることも可能である。
ここでは、論理的な情報の転送単位をパケットと定義し、また、パケットはひとつ以上のフリットから構成されるものと定義している。図7に示す各フリットは所定の固定されたビット幅を備えるが、この例では90ビット幅としている。このフリットには、ヘッダフリットと、データフリットとの2種類が存在し、図7では各フリットの転送フォーマットを示している。
ヘッダフリットのビット87〜0には、それぞれ8ビットの5個のフィールドと、48ビットのアドレスフィールドとが定義される。これらのフィールド定義はあくまで1例であるが、一般には、情報処理装置のリソース、プロトコル及びトポロジーに依存して決定されるものである。
図7に示すコマンドコードは、例えばメモリリード、メモリライト、IOリード、IOライト、リプライといった、ターゲットの装置に対する動作を指定するコードが格納されるフィールドである。
ターゲットノードIDは、パケットの転送先のプロセッサノードまたはIOノードまたはノード制御装置を識別するための固有の番号が格納されるフィールドである。
データレングスは、リードリクエストの場合に、ターゲットのデータレングスをバイト単位で指定するフィールドである。00(16進数)〜40(16進数)の場合、0〜64バイトを指定する。他の値は未定義である。
アドレスは、リクエストのターゲットとなるアドレスを格納するフィールドである。
データフリットのビット71〜64には、バイトイネーブルが定義され、ビット63〜0に定義される各バイトの指定の有効または無効を指定する。
本発明の本来の方式であるメモリ空間にマップされたIO空間へアクセスする場合のアドレスフォーマットでは、図8(a)において、ビット47〜32は、IO空間をマップするメモリ空間のベースアドレスである。また、ベースアドレスは、4Gバイト境界のアドレスを指定できるが、もっと細かい粒度で指定可能にすることもできる(例えば、ベースアドレスを47〜20にすれば、1Mバイト境界で指定することができる)。なお、ビット31〜19はオール0であり、使用しない。
情報処理システム内のIOノードの数が多い場合には、IO空間番号の取り得る値を広げることも可能である(例えば、IO空間番号を23〜16にして、0〜255の値を取るようにすることも可能である)。ビット15〜0は、IO空間のアドレスである。
他方、既成の方式であるIO空間アクセスのアドレスフォーマットでは、図8(b)において、ビット47〜36はオール0であり、使用されない。また、ビット15〜0はIO空間アドレスを示している。
以下、図4〜8を参照しながら、図9に示すフローチャートを使用して、一致結果信号412及びノードID信号413の生成処理の手順を説明する。
この生成処理は、IO空間アクセス検出回路402において、システムファームウェアによって実行されるものである。
(ステップS1)
まず、ステップS1では、IO空間アクセス検出回路402は、プロセッサノード100から送出されたコマンド(図示は省略)のコマンドコードフィールドを検証する。
次に、ステップS2では、IO空間アクセス検出回路402は、前記検証結果に基づき、前記コマンドコードフィールドがメモリ空間アクセス(メモリリードまたはメモリライト)を示している場合は制御の流れをステップS3に進め、前記コマンドコードフィールドがIO空間アクセス(IOリードまたはIOライト)を示している場合は制御の流れをステップS5に移す。
(ステップS3)
ステップS3では、IO空間アクセス検出回路402は、レジスタ400の値がアドレス47〜32の値と等しいか否かを検証し、レジスタ400の値がアドレス47〜32の値と等しい場合はステップS4に進み、レジスタ400の値がアドレス47〜32の値と等しくない場合はステップS5に移る。
ステップS4では、IO空間アクセス検出回路402は、テーブル402の全エントリに関して、メモリ空間マップが1で、かつIO空間番号がアドレス18〜16と等しく、かつ下限アドレス≦アドレス15〜10の値≦上限アドレス値であることをチェックし、ステップS6に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、IO空間アクセス検出回路402は、テーブル402の全エントリに関して、メモリマップが0で、かつ下限アドレス≦アドレス15〜10の値≦上限アドレス値であることをチェックし、ステップS6に移る。
ステップS6では、IO空間アクセス検出回路402は、テーブル402にコマンドコードフィールドで指定された条件と一致するエントリが存在するか否かを検証し、テーブル402に前記条件と一致するエントリが存在する場合はステップS7に進み、テーブル402に前記条件と一致するエントリが存在しない場合はステップS8に移る。
(ステップS7)
ステップS7では、IO空間アクセス検出回路402は、一致結果信号412を‘1’にし、ノードID信号413を一致したエントリに対応するIOノードのノードIDにして出力し、処理を終了する。
ステップS8では、IO空間アクセス検出回路402は、一致結果信号412を‘0’にして出力し、処理を終了する。
セレクタ404は、一致結果信号412が‘0’ならばフリット信号330を選択し、一致結果信号412が‘1’ならばヘッダフリット信号414を選択して、フリット信号340をクロスバースイッチ320へ出力する。
最初に、第1の実施例として、ノード制御装置130のポート入力部300が、複数のIO空間をメモリ空間にマップして使用する場合の動作について説明する。
まず、本実施形態に係る情報処理システムの初期化時の設定について説明する。
IO空間アクセス検出回路402のシステムファームウェアは、IOノード120〜127に関して、IO空間番号とIO空間内のアドレスレンジを割当てる。例えば、IOノード120〜127にIO空間番号0〜7を割り当てる。また、IOノード120には0000〜7FFF(16進数)のレンジを割り当て、IOノード121〜127には8000〜FFFF(16進数)のレンジを割り当てる。
さらに、前記システムファームウェアは、ノード制御装置130〜133のテーブル401に値をセットする(ポート入力部301〜303にも同様にセットする)。
引き続き、プロセッサノード100から、IOノード124配下のIOデバイスに対して、IO空間アドレス8000(16進数)で、IOリードを行う場合について説明する。
ここで、トランザクションIDは、プロセッサノード100についてユニークな番号とする。また、図7のアドレスは、図8のアドレスフォーマットを参照して説明すると、ビット47〜32はベースアドレスの1C00(16進数)、ビット31〜19はオール0、ビット18〜16はIOノード124に割り当てられるIO空間番号の100(2進数)、ビット15〜0は8000(16進数)とする。つまり、プロセッサノード100からは、アドレス1C0000048000(16進数)に対するメモリリードが発行される。
プロセッサ100からフリット信号330が入力すると、IO空間アクセス検出回路402は、入力したフリットのストローブフィールドが01(2進数)でヘッダフリットであるので、ヘッダフリットのコマンドコードフィールド及びアドレスフィールドと、レジスタ400及びテーブル401の値との比較を行う。
ステップS1で、コマンドコードフィールドのチェックを行い、ステップS2で、メモリリードのコマンドコードであるため、メモリ空間アクセスであることを検出する。よって、ステップS3に進んで、レジスタ400とアドレス47〜32を比較し、両方の値が1C00(16進数)で等しいことを検出し、ステップS4に進む。
セレクタ404は、一致結果信号412が1なので、ヘッダフリット信号414を選択して、フリット信号340をクロスバースイッチ320へ出力する。
ポート出力部317から出力されたフリットは、ノード制御装置132を経由して、IOノード124へ出力され、IOノード124内に存在するターゲットのIOデバイスへ出力される。その後、ターゲットのIOデバイスからは、リプライデータがノード制御装置132及びノード制御装置130を経由して、プロセッサノード100に返却される。
まず、プロセッサの初期化時に実施する設定について説明する。
システムファームウェアは、IOノード120〜127に関して、IO空間内のアドレスレンジを割当てる。例えば、
IOノード120には0000〜1FFF(16進数)、
IOノード121には2000〜3FFF(16進数)、
IOノード122には4000〜5FFF(16進数)、
IOノード123には6000〜7FFF(16進数)、
IOノード124には8000〜9FFF(16進数)、
IOノード125にはA000〜BFFF(16進数)、
IOノード126にはC000〜DFFF(16進数)、
IOノード127にはE000〜FFFF(16進数)、
といったアドレスレンジを割り当てる。
テーブル401の全エントリに関して、メモリ空間マップは0、IO空間番号は000(2進数)である。
テーブル401の上限アドレス及び下限アドレスの設定値は、
エントリ0が000111及び000000(2進数)、
エントリ1が001111及び001000(2進数)、
エントリ2が010111及び010000(2進数)、
エントリ3が011111及び011000(2進数)、
エントリ4が100111及び100000(2進数)、
エントリ5が101111及び101000(2進数)、
エントリ6が110111及び110000(2進数)、
エントリ7が111111及び111000(2進数)、
である。
なお、これらの設定は、システムファームウェアの代わりにサービスプロセッサが行っても良い。
プロセッサノード100は、図7のヘッダフリットのフォーマットに関して、ストローブを01(2進数)とし、コマンドコードをIOリードのコードとし、ソースノードIDをプロセッサノード100のノードIDとし、ターゲットノードIDをノード制御装置130のノードIDとし、データレングスをアクセス対象のデータ長に対応する値にして、フリット信号330を発行する。ここで、トランザクションIDは、プロセッサノード100についてユニークな番号とする。また、図7のアドレスは、図8のアドレスフォーマットを参照して説明すると、ビット47〜16はオール0、ビット15〜0は8000(16進数)とする。つまり、プロセッサノード100からは、アドレス000000008000(16進数)に対するIOリードが発行される。
プロセッサ100からフリット信号330が入力されると、IO空間アクセス検出回路402は、入力したフリットのストローブフィールドが01(2進数)でヘッダフリットであるので、ヘッダフリットのコマンドコードフィールド及びアドレスフィールドと、レジスタ400及びテーブル401の値との比較を行う。
ステップS1で、コマンドコードフィールドのチェックを行い、ステップ2では、IOリードのコマンドコードであるため、IO空間アクセスであることを検出し、ステップS5に移る。
この場合、IO空間アクセスフリット生成回路403は、プロセッサノード100から入力するフリット信号330がヘッダフリットであるので、アドレスフィールドのビット47〜32をオール0に差し替え、ターゲットノードIDをIO空間アクセス検出回路402から入力するノードID信号413に差し替え、ヘッダフリット信号414として出力する。アドレスフィールドのビット47〜32の差し替えは、差し替え前及び差し替え後ともオール0なので、実施しないのと同等である。
クロスバースイッチ320は、ターゲットノードIDに従って、フリットをポート出力部317へ出力する。なお、クロスバースイッチ320がターゲットノードIDに従って、出力先のポート出力部を決定する方法は、本発明とは直接関係しないので、その説明は省略する。
ポート出力部317から出力されたフリットは、ノード制御装置132を経由して、IOノード124へ出力され、IOノード124内に存在するターゲットのIOデバイスへ出力される。その後、ターゲットのIOデバイスからは、リプライデータがノード制御装置132及びノード制御装置130を経由して、プロセッサノード100に返却される。
次に、第3の実施例として、情報処理システム全体を2つのパーティションに区切り、その一方では1つのIO空間のみを使用し、他方では複数のIO空間をメモリ空間にマップして使用する場合について説明する。
この実施例では、図10に示すように、図1に示す情報処理システムの構成を、パーティション500とパーティション501とに区切る構成とし、各々独立のOSで制御される場合の1実施例としての構成を示す。
この実施例では、パーティション500で、1つのIO空間のみを使用し、パーティション501では、複数のIO空間をメモリ空間にマップして使用するものとする。
各プロセッサノードの初期化時に実施する設定については、パーティション毎に行われる。ここで、ノード制御装置130及びノード制御装置131は2つのパーティション(500、501)に含まれるが、各ポート入力部300〜303には、接続するプロセッサノードが含まれるパーティションの設定のみが行われる。
また、パーティション500には、IOノード(120,122)が含まれるので、テーブル401のエントリ0及びエントリ2のみに有効なレンジが設定される。ここで、パーティション500に存在しないIOノードに対応するエントリ(1、3〜7) には無効なレンジが設定される。このような無効なレンジの設定の1例としては、上限アドレスを000000(2進数)に設定し、下限アドレスを111111(2進数)に設定する方法が可能である。
パーティション501には、IOノード121、123〜127が含まれるので、テーブル401のエントリ1及びエントリ3〜7のみに有効なレンジが設定される。ここで、パーティション501に存在しないIOノードに対応するエントリ(0、2) には無効なレンジが設定される。この設定以降の動作は、先の説明と同様になるので、省略する。
また、各IOノードに接続するIOデバイスに割り当てられるIO空間が、メモリにマップされたIO空間なのか、それとも1つのIO空間なのかを判別するための識別フラグを設けたことにより、複数のIO空間を扱うことのできない既成のOSを使用しても動作可能とすることができる効果が得られる。
120〜127 IOノード
130〜133 ノード制御装置
200 IO制御装置
210〜213 IOデバイス
300〜308 ポート入力部
310〜318 ポート出力部
320 クロスバースイッチ
400 レジスタ
401 テーブル(各IOノードの属性情報)
Claims (7)
- 1つの入出力装置制御領域を使用して1または複数の入出力装置を制御する情報処理系を1単位のIOノードとし、複数のプロセッサノードと複数の前記IOノードとの間で前記入出力装置が担うデータの交換を行うノード制御装置であって、
前記IOノードの前記入出力装置制御領域各々が記憶装置上にマップされた領域なのか否かを示す情報が含まれる属性情報を予め対応するエントリに記憶して成るテーブルと、
前記データの交換の際に、前記プロセッサノードから発行される入出力データ情報と前記テーブル内の前記エントリ各々の情報とを照合した照合結果により、該入出力データ情報が指定する前記IOノードと、該IOノードの前記入出力装置制御領域とを確定する手段と、
を備えたことを特徴とするノード制御装置。 - 前記照合の際に、前記入出力データ情報に指定された条件と一致する情報を保持したエントリが前記テーブルに存在する場合は、該エントリ内の情報を参照して前記IOノード及び該IOノードの前記入出力装置制御領域を確定し、他方、前記入出力データ情報に指定された条件と一致する情報を保持したエントリが前記テーブルに存在しない場合は、前記入出力データ情報を参照して前記IOノード及び該IOノードの前記入出力装置制御領域を確定することを特徴とする請求項1記載のノード制御装置。
- 前記テーブル内の前記エントリの各々には、前記入出力装置制御領域を一意に識別するための情報と、前記入出力装置制御領域の上限アドレス及び前記入出力装置制御領域の下限アドレスとが含まれていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のノード制御装置。
- 1つの入出力装置制御領域を使用して1または複数の入出力装置を制御する情報処理系を1単位のIOノードとし、複数のプロセッサノードと複数の前記IOノードとの間で前記入出力装置が担うデータの交換を行うノード制御装置の制御方法であって、
前記ノード制御装置は、前記IOノードの前記入出力装置制御領域各々が記憶装置上にマップされた領域なのか否かを示す情報が含まれる属性情報を予め対応するエントリに記憶して成るテーブルを備え、
前記データの交換の際に、前記プロセッサノードから発行される入出力データ情報と前記テーブル内の前記エントリ各々の情報とを照合した照合結果により、該入出力データ情報が指定する前記IOノードと、該IOノードの前記入出力装置制御領域とを確定するステップを有することを特徴とするノード制御装置の制御方法。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のノード制御装置を有する情報処理システム。
- 1つの入出力装置制御領域のみを使用する情報処理系と、記憶領域にマップされた複数の前記入出力装置制御領域を使用する情報処理系とに分割されていることを特徴とする請求項5記載の情報処理システム。
- 1つの入出力装置制御領域を使用して1または複数の入出力装置を制御する情報処理系を1単位のIOノードとし、複数のプロセッサノードと複数の前記IOノードとの間で前記入出力装置が担うデータの交換を行うノード制御装置を制御させるためのコンピュータプログラムであって、
前記ノード制御装置は、前記IOノードの前記入出力装置制御領域各々が記憶装置上にマップされた領域なのか否かを示す情報が含まれる属性情報を予め対応するエントリに記憶して成るテーブルを備え、
前記データの交換の際に、前記プロセッサノードから発行される入出力データ情報と前記テーブル内の前記エントリ各々の情報とを照合した照合結果により、該入出力データ情報が指定する前記IOノードと、該IOノードの前記入出力装置制御領域とを確定するステップを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
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