JP4854039B2 - デジタル放送データのデータ解析方法、プログラム、及び、デジタル放送データ解析装置 - Google Patents

デジタル放送データのデータ解析方法、プログラム、及び、デジタル放送データ解析装置 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル放送データのデータ解析方法、プログラム、及び、デジタル放送データ解析装置に関する。
地上デジタル放送では、MPEG2規格により、映像データ及び音声データが符号化され、符号化されたこれらのデータと付加情報とが多重化されてTS(Transuport Stream)形式のデータとして伝送される。このTSデータは受信装置により、付加情報に基づいて番組(Program)が特定されて復号化される。付加情報に含まれるデータとして、MPEG2ではPSI(Program SpecificInformation:プログラム仕様情報)が規定されている。また、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:電波産業会)では、SI(Service Information:番組配列情報)が規定されている。このPSI及びSIは、以下に示すような、用途別に区分けされたテーブルから構成され、各テーブル中の記述子によって、特定の映像データ及び音声データを復号化するために必要となる詳細な情報が指定される。
MPEG2の一種のMPEG−2TSファイルは、図2に示すように、映像データ、音声データ、及び、PSI/SIデータがそれぞれパケット化(TSパケット)されて多重化されたものをファイル化したものである。PSIは、番組を構成する映像データ又は音声データパケットを特定するためのPMT(Program Map Table)、当該PMTを伝送しているパケットのPID(PacketIdentification:パケット識別情報)が列挙されたPAT(Program AssociationTable)などを含んでいる。従来、このMPEG−2TSファイルの内部データを解析し、その解析結果を画面等に表示する場合、TSパケット毎にツリー表示を行ったり、1パケットずつ順次に表示していたりと、TSパケットのサイズ単位を意識した表示方法や解析装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−320421号公報
しかしながら、上記のような従来のツリー表示や順次表示では、プログラムとして映像データや音声データがTS中にどのように分布されているか、特定のTSパケットが定期的に挿入されているか、或いは、TSパケットがPID単位でどのように分類されているかについて調べる場合、TSパケットのアドレスやPIDを基に全パケットを解析しなければならず、TSファイル内のTSパケットの分布状態を知るのが容易ではないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、TSファイルにおけるTSパケットの分布状況等を容易に特定することが可能なデジタル放送データのデータ解析方法、プログラム、及び、デジタル放送データ解析装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るデジタル放送データのデータ解析方法は、処理部を有し、トランスポートストリーム形式のデータ及びその解析データが記憶される記憶部にアクセス可能なコンピュータにより実行されるデジタル放送データのデータ解析方法であって、処理部により、記憶部からトランスポートストリームを読み出す読込処理と、この読込処理で読み出されたトランスポートストリームの中から、PATパケットを検出する処理と、検出されたPATパケットを解析して解析結果を記憶部のPATテーブルに記憶する処理と、PATパケットからPMTパケットのPIDを取得し、当該PIDを基にトランスポートストリーム中から各PMTパケットを取得する処理と、取得された各PMTパケットを解析して解析結果を記憶部のPMTテーブルに記憶する処理と、PMTパケット毎に、当該PMTパケットから取得したPIDを基に、当該PMTパケットのプログラムに含まれるデータパケットをトランスポートストリームから抽出する処理と、抽出されたデータパケットの各々を解析して解析結果を記憶部のパケットテーブルに記憶する処理と、を含んで構成される。
このようなデジタル放送データのデータ解析方法は、処理部が、記憶部からパケットの解析データを読み出す処理と、読み出した解析データを基に、トランスポートストリームにおける各パケットの分布を視覚的に表示する処理と、を更に含むことが好ましい。
このとき、処理部が、読み出した解析データを基に、トランスポートストリーム全体に対して、プログラム毎に、このプログラムの各々に含まれるパケット分布を視覚的に表示することが好ましい。
なお、本発明に係るデジタル放送データのデータ解析方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体または記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してディジタル信号として配信される場合もある。このとき、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
また、本発明に係るデジタル放送データ解析装置は、トランスポートストリーム形式のデータが記憶されたTSデータ記憶部と、PATパケットの解析データが記憶されるPATテーブル、PMTパケットの解析データが記憶されるPMTテーブル、及び、データパケットの解析データが記憶されるパケットテーブルから構成される解析データ記憶部と、TSデータ記憶部からトランスポートストリームを読み込む読込部と、読込部で読み込まれたトランスポートストリームデータから、PATパケットを検出し、当該PATパケットを解析して解析結果をPATテーブルに記憶し、PATパケットから取得したPMTパケットのPIDを基に、トランスポートストリーム中から1つ又は複数のPMTパケットを取得し、取得されたPMTパケットの各々を解析して解析結果をPMTテーブルに記憶し、PMTパケット毎に、当該PMTパケットから取得したPIDを基に、当該PMTパケットに対応するデータパケットをトランスポートストリームから抽出し、抽出されたデータパケットの各々を解析して解析結果をパケットテーブルに記憶する解析部と、を有して構成される。
また、本デジタル放送データ解析装置は、表示部と、解析データ記憶部から各パケットの解析データを読み出し、読み出した解析データを基に、表示部に当該トランスポートストリームの構造を視覚的に表示する解析データ表示部と、を更に有することが好ましい。
また、このとき、解析データ表示部が、表示部に、トランスポートストリーム全体に対して、プログラム毎に、各プログラムに含まれるパケット分布を視覚的に表示することが好ましい。
本発明に係るデジタル放送データのデータ解析方法、プログラム、及び、デジタル放送データ解析装置を以上のように構成すると、TSファイルにおけるTSパケット分布等を容易に特定することが可能となる。これにより、TSファイルを作成するユーザが、意図したTSファイルが作成できているかの確認や、エラーパケットの位置の確認を容易に行うことが可能となる。また、プログラムの分布やTSパケットの分布を視覚的に表示することにより、上記のエラーパケットの原因を特定したり、規格的なエラーでなくとも映像や音声が停止してしまう等の不具合を生じる場合、その不具合の原因特定を補助することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態のデジタル放送データ解析装置100は、本発明に係るデジタル放送データのデータ解析方法を処理するためのCPUやメモリからなる処理部110と、後述するトランスポートストリームファイル等を記憶するためのハードディスク等の外部記憶装置からなる記憶部120と、分析結果を表示するCRTやプリンタ等の表示部130とを有して構成される。
また、処理部110には、記憶部120からトランスポートストリーム形式のデータ(以下、「TSデータ」と呼ぶ)を読み込むTSデータ読込部10、この読み込まれたTSデータをTSパケット毎に解析し解析結果を記憶部120に記憶するTSデータ解析部20、及び、この解析の結果を基にTSデータにおける各TSパケットの分布を視覚的に表示する解析データ表示部80が設けられている。
また、記憶部120は、TSデータが記憶されたTSデータ記憶部30、及び、TSデータの解析結果が記憶される解析データ記憶部40から構成される。また、解析データ記憶部40は、後述するように、PATパケットの解析結果が記憶されるPATテーブル50、PMTパケットの解析結果が記憶されるPMTテーブル60、及び映像データ、音声データ等が記憶されたTSパケットの解析結果が記憶されるパケットテーブル70を有している。
以下、各記憶部のデータ構造について説明する。TSデータ記憶部30は、映像データ、音声データ、PSI/SIデータなどがそれぞれパケット化されて多重化されて記憶されたものであり、図2(a)に示すように、複数のトランスポートストリームパケット(以下、「TSパケット」と呼ぶ)31から構成されている。TSパケット31は、サイズが188バイトの固定長のデータであり、4バイト固定長のヘッダ32及び当該パケットが伝送する実データが記憶されたペイロード33から構成される。なお、TSパケット32のサイズは、188バイト固定長に限らず、例えば、TSデータ受信時のエラー訂正のために用いるFEC等の情報を付加する場合は、204バイトの固定長等としてもよい。
TSパケット32は、映像データや音声データが含まれるパケット(以下、データパケットと呼ぶ)の他に、これらの映像データや音声データが、どのプログラムに属しているかを示すPSI/SIデータを含むパケットが存在する。このPSI/SIデータには、PATやPMTなどが存在し、以下、PATを含むTSパケットをPATパケットと、PMTを含むTSパケットをPMTパケットと、映像データ、音声データ等を含むTSパケットをデータパケットと呼ぶ。
TSパケット32のヘッダ33は、図2(b)に示すような構成で、4バイト固定長であり、8ビットの同期バイト、13ビットのPID(パケット識別子)、及びその他の情報が記憶される領域を有している。同期バイトはTSパケットの先頭であることを示すもので、「0x47」が固定的に設定されている。PIDは、TSパケット31がどのようなデータを含むものであるかを表す識別子で、PATパケットの場合は、PIDには「0」が固定的に設定されている。ペイロード33は、図2(c)に示すように、PATパケット及びPMTパケットでは、セクションデータと呼ばれ、PSI/SIデータが格納されている。データパケットでは、映像データ、音声データなどの実データが格納されている。PATパケットのペイロード33には、図2(d)に示すように、TSデータ内に含まれるプログラム一覧が、PMTのPID一覧として格納されている。また、データサイズ、PATのバージョン、及びTS内におけるPATパケットの格納先アドレス等も格納されている。PMTパケットのペイロード33には、プログラムに含まれる映像データや音声データのPID一覧及び当該データが映像か音声か等を識別するための識別子(Stream Type)が格納されている。
PATテーブル50は、図3(a)に示すようなデータ構造を有し、PIDの記憶領域51(「0」が固定で記憶される)、PATのバージョンの記憶領域52、TSデータ記憶部30におけるPATパケットの格納先アドレスの記憶領域53、及びPMTのPIDを記憶するための複数の記憶領域54から構成されている。PMTテーブル60は、図3(b)に示すようなデータ構造を有し、管理番号の記憶領域61、PMTのPIDの記憶領域62、PMTのバージョンの記憶領域63、TSデータ記憶部30における当該PMTパケットの格納先アドレスの記憶領域64、及び当該プログラムに含まれるデータパケットの種別及びPIDを記憶するための複数の記憶領域65から構成されている。パケットテーブル70は、図3(c)に示すようなデータ構造を有し、管理番号の記憶領域71、データパケットのPIDの記憶領域72、及びTSデータ記憶部30における当該データパケットの格納先アドレスの記憶領域73から構成されている。なお、各テーブルには、上述した情報以外のものを記憶する領域を設けてもよいし、TSパケットから抽出した情報を記憶するのではなく、TSデータをそのまま記憶するように構成してもよい。
次に、図1に示したデジタル放送データ解析装置100により行われるデジタル放送データのデータ解析処理について説明する。このデータ解析処理では、TSデータ解析処理(ステップS100)と、解析データ表示処理(ステップS300)が行われる。TSデータ解析処理(ステップS100)を、図4に示すフローチャートを用いて説明すると、まず、TSデータ読込部10により、TSデータ記憶部30からTSデータが読み込まれ、TSデータ解析部20に渡される(ステップS110)。TSデータ解析部20では、このTSデータをTSパケット毎に参照して、PID=0のもの、すなわちPATパケットを検索する(ステップS120)。次に、TSデータ解析部20では、取得したPATパケットを解析し、PATのバージョン、PMTのPID、及びTSデータ記憶部30における当該PATパケットの格納先アドレスを取得する(ステップS130)。PATパケット解析により取得された各データ(解析データ)を、解析データ記憶部40におけるPATテーブル50の各領域52〜54に記憶する(ステップS140)。
次に、PATパケットの解析処理で取得したPMTのPIDを基に、TSデータをTSパケット毎に参照して、各PIDに対応するPMTパケットを抽出する(ステップS150)。この抽出されたPMTパケットを解析することにより、当該PMTのバージョン、格納先アドレス、及び当該プログラムに含まれる複数のデータパケットの種別及びPIDを取得する(ステップS160)。そして、取得されたこれらの情報及び当該PMTパケットのPIDを、解析データ記憶部40におけるPMTテーブル60の各領域62〜65に記憶する(ステップS170)。このPMTパケットの検出、解析、解析データの記憶は、PATパケットの解析で得られた全てのPMTパケットについて行う。
TSデータ解析部20では、次に、PMTパケットから取得したデータパケットのPIDを基にTSデータを参照して、各PMTに含まれるデータパケットを抽出する(ステップS180)。抽出されたデータパケットを解析して、当該データパケットのPID及びTSデータ記憶部30における当該データパケットの格納先アドレスを取得する(ステップS90)。そして、取得されたPIDおよび格納先アドレスを、解析データ記憶部40におけるパケットテーブル70の各領域72,73に記憶する(ステップS200)。以上によりTSデータ解析処理が終了する。
次に、解析データ表示処理(ステップS300)について、図5のフローチャートを基に説明する。解析データ表示部80は、解析データ記憶部40の各テーブル50,60,70からPATパケット,PMTパケット、及び各PMTに含まれるデータパケットの解析データを読み込み(ステップS310)、さらに、TSデータ記憶部30からTSデータを読み込む(ステップS320)。次に、解析データ表示部80は、これらの情報を基に、TSデータにおけるプログラム分布、プログラムごとのTSパケット分布など、表示部130に表示するための画面を編集し(ステップS330)、当該画面を表示部130に表示する(ステップS340)。
図6に、表示部130に表示される表示画面の一例を示す。図6に示す表示画面200では、PATおよびPMTにより分類されたPIDを1つのプログラムとし、全てのプログラムについての解析データ表示されている。この図6に示すように、表示画面200は、解析データの情報(パラメータ等)が表示される情報表示画面210と、プログラム毎のTSパケット分布が表示されるプログラム表示画面220から構成されている。情報表示画面210には、PATのバージョン、プログラム番号、当該プログラムのPMTのPID、PMTのバージョン、当該プログラムに含まれる映像データのPID、音声データのPIDなどの解析データが表示される。プログラム表示画面220には、プログラム毎に、各プログラムに含まれるTSパケットの位置を色付けすることにより、TSパケット分布が視覚的に表示される。この色付けは、単色で行ってもよいし、映像データは赤色、音声データは青色など、TSパケットの種別毎に色分けして表示してもよい。なお、情報表示画面210の行の番号(#)とプログラム表示画面220の行の番号(#)とは対応付けられている。
また、プログラム表示画面220において、左端はTSファイルの先頭を意味し、右端はTSファイルの終端を意味する。プログラム表示画面220にはスライドバー221が設けられ、このスライドバー221を左右に移動することで、グラフの表示位置を任意に変更することができる。解析データ表示部80では、各TSパケットの格納アドレスやPIDを基に、各プログラムに対応するTSパケットが記憶された領域を、帯状に色付けすることによりプログラム表示画面220を編集し、表示部130に表示する。このような表示画面200により、ユーザはプログラム毎に、TSパケットの分布を視覚的に理解することができる。
次に、表示部130に表示される表示画面の他の例を説明する。図7に示される表示画面300は、前出の図6と同様に、解析データの情報を表示する情報表示画310、各プログラムに含まれるTSパケットの分布をグラフ化して表示するプログラム表示画面320を有し、さらに、指定された1つのプログラムについてPID毎にTSパケット分布を詳細に表示するストリーム表示画面330を有している。このストリーム表示画面330に、所定のプログラムに存在するPID毎のTSパケット分布を表示することにより、当該プログラムに関連するTSパケットがPID単位でどのようにTSデータ上に分布されているかを視覚的に理解することができる。この表示画面300の活用例としては、例えば、情報表示画面310でパケット分布の詳細を表示させたいプログラムを選択する。次に、プログラム表示画面320のスライドバー321を操作して、詳細表示させたいTSパケットの先頭位置を指定する。すると、ストリーム表示画面330には、スライドバー321で指定された位置から、予め設定された表示範囲(秒単位、パケット数単位等)で、PID毎にTSパケットの分布位置が表示される。スライドバー321を操作して表示位置を変更することにより、当該プログラムに関連する全てのTSパケットのPID毎の詳細な分布を視覚的に理解することができる。
図8に示される表示画面400は、TSデータ内のPID毎にTSパケット分布が二次元的に表示されるとともに、必要なPIDやプログラムのみを表示することが可能なフィルタ機能を有するように構成されている。したがって、注目したTSパケットやPIDのみを表示することも可能となる。図8に示される表示画面400は、縦軸にTS中のTSパケットの格納アドレスが表示され、横軸にPIDが表示されたパケット表示画面410を有している。このパケット表示画面410に、当該アドレスとPIDから特定されるTSパケットの位置を色付けすることにより、TSパケットをテーブル表示する。また、表示画面400には、アイコンボタン411が設けられ、これを押下することにより、TSデータの表示位置を変更することができる。また、当該TSパケットの詳細なパラメータ及びダンプを表示可能とし、これらはパラメータ表示画面420及びダンプ表示画面430に各々表示される。このパラメータ表示画面420には、ユーザに特定されたTSパケットのパラメータ(例えば、連続性を表す「continuity_counter」など)が表示される。このように、TSパケットをアドレスとPIDによりテーブル表示することで、TSデータにおいて、どの位置にどのPIDを含むTSパケットが存在するかを二次元的に表示することができる。
ここで、解析データ表示部80により、図7及び図8に示される表示画面300,400を表示するよう構成した場合について、画面操作手順及びTSパケット分布の把握手順を説明する。従来技術ではTSデータの解析を1種類の視点からのみ行っていたが、表示画面300,400に各々表示された情報を基に、複数の視点からTSパケットを解析できるようになる。
まず、表示画面300において、スライドバー321を用いてTSパケット分布の表示位置を変更し、所望のTSパケットの詳細情報を確認する手順を説明する。図7に示される表示画面300を表示させることにより、プログラム表示画面320においてTSデータ全体における全プログラムのTSパケット分布を把握することができる。また、注目したいプログラムを指定することで、ストリーム表示部330に、当該プログラムのPID毎の詳細なTSパケット分布を表示させることができる。そして、スライドバー321の移動により、当該プログラムにおいて解析したい箇所の先頭位置を指定し、当該先頭位置から所定範囲の詳細なTSパケットの構造をストリーム表示画面330に表示することができる。この状態で、図8に示される表示画面400を表示させると、パケット表示画面410には、先にスライドバー321で指定した位置から、TSパケットが表示される。また、パラメータ表示画面420には、当該指定位置の先頭TSパケットのパラメータが表示され、ダンプ表示画面430には、当該指定位置の先頭TSパケットのダンプデータが表示される。このように、注目したいTSパケットの諸情報を効率的に表示することができ、複数の視点からTSパケットを容易かつ詳細に理解することができる。
次に、表示画面400において、アイコンボタン411を用いてTSパケット分布の表示位置を変更し、所望のTSパケットの詳細情報を確認する手順を説明する。まず、図8に示される表示画面400を表示し、パケット表示画面410にTSパケットをテーブル表示する。アイコンボタン411を押下することにより、TSパケットの表示範囲を変更して、所望の範囲のTSパケット分布をパケット表示画面410に表示する。また、この変更された範囲の先頭TSパケットのパラメータ及びダンプデータが、各々パラメータ表示画面420及びダンプ表示画面430に表示される。この状態で、図7に示される表示画面300を表示すると、スライドバー321が表示画面400で指定されたTSパケットの位置まで移動して表示される。このスライドバー321の位置によって、プログラム表示画面320において、当該TSパケットのTSデータ全体における位置を知ることができる。また、ストリーム表示画面330には、スライドバー221で指定された位置から所定範囲のPID毎の詳細なTSパケット分布が表示され、注目するTSパケットの詳細を知ることができる。
また、表示部130に表示される更に異なる表示画面の例を説明する。図9に示される表示画面500は、縦軸にTSパケットの格納アドレスが表示され、横軸にPIDが表示され、TSパケット分布がテーブル表示されるパケット表示画面510、指定されたTSパケットのパラメータが表示されるパラメータ表示画面520、及びダンプが表示されるダンプ表示画面530、映像データのサムネイルが表示されるサムネイル表示画面540、及び音声データの音声波形が表示される音声波形表示画面550から構成されている。解析データ表示部80は、解析データ及びTSデータを基に、表示画面500を作成し、表示部130に表示するように構成される。サムネイル及び音声波形は、スクロールバー541を移動させることにより、表示位置を変更することができる。また、サムネイルは、フレーム毎に表示される。
この図9に示される表示画面500、及び、前出の図7で示される表示画面300と同様の構成で、図10に示されるように、情報表示画面610、プログラム表示画面620及びストリーム表示画面630を用いた画面操作手順及びTSパケット分布の把握手順を説明する。この例では、TSパケット分布を、サムネイルや音声波形表示と同期させることで、その画像データや音声データの全体的な構造から詳細な構造まで表示することができる。また、このようにTSパケットと当該TSパケットに含まれる映像、音声データ等とを関連付けることにより、TSパケット及びデータのいずれからでも互いの位置を特定することができる。その結果、複数の視点からTSパケットを解析できるようになる。
まず、図9で示される表示画面500を表示し、映像データのサムネイル、音声データの音声波形、TSパケット分布、パラメータ、及びダンプを表示する。次に、サムネイル表示画面540または音声波形表示画面550で、スクロールバー541の移動や画面のクリックにより、所定のサムネイルまたは音声波形を選択する。この操作により、選択したサムネイルまたは音声波形を基に、関連するTSパケットの先頭位置がパケット表示画面510に表示される。また、当該先頭TSパケットのパラメータ及びダンプが、パラメータ表示画面520及びダンプ表示画面530に各々表示される。
この状態で、図10に示される表示画面600を表示させると、上記表示画面500で変更された先頭TSパケットの位置まで、スライドバー621が移動して表示され、当該TSパケットのTSデータ全体における位置を知ることができる。また、ストリーム表示画面630には、スライドバー621で指定された位置から所定範囲のPID毎の詳細なTSパケット分布が表示される。
また、前出の図7で示される表示画面300と同様の構成で、図11に示されるように、情報表示画面710、プログラム表示画面720及びストリーム表示画面730を用いて、表示されたTSパケット分布を基に、エラーとなった箇所の原因特定の補助とする例を説明する。従来技術では、1種類の視点からのみ解析していたため、規格上のエラーではない不具合に関して、原因の特定が困難であったが、本発明では複数の視点からTSパケットを解析することで、原因特定の補助を行うことができる。以下、詳細に説明する。
ここでは、エラーとして、2番目のプログラム2の音声データの一部が無音となった場合を想定している。表示画面700の情報表示画面710において、当該プログラムを選択し、スライドバー721を移動してストリーム表示画面730のTSパケットの表示位置を変更しながら、プログラムのPID毎の詳細なTSパケット分布を観察する。すると、図11に破線矢印で示したように、音声データのTSパケットがない領域が見つかった場合、これが無音の原因であると推定することができる。更に詳細な原因特定をしたい場合には、この無音の原因となる範囲のTSパケット分布を、前出の図8の表示画面400のパケット表示画面410に表示することにより、当該範囲のTSパケットがどのように構成されているか確認する。これにより、例えば、TSパケットのパケットサイズエラーにより音声データのTSパケットが正常に解析できていないことや、複合的なエラーであること等を把握することができ、エラー原因解消の補助をすることができる。
以上のように、デジタル放送データのデータ解析方法を実装したデジタル放送データ解析装置100を用いると、従来技術のようにパケットのサイズ単位で表示した場合に比べ、TSファイルに対するプログラムの分布、プログラムのPID単位毎のパケット分布など、TSファイル全体の構成を視覚的に理解することができる。更に、全パケットに関してその分布状態を、アドレスとPIDとによって2次元的に詳細表示することも可能となる。したがって、注目したパケットを、見方の異なる複数の視点で解析することができ、例えば、意図したTSファイルが作成されているかの確認、エラーパケットの位置の確認や原因究明のための情報を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るデジタル放送データ解析装置のブロック図である。 TSデータ記憶部のデータ構造を説明するための説明図であり、(a)はTSパケットが多重化されたトランスポートストリームの構造を説明するための説明図、(b)はTSパケットのヘッダの構造を説明するための説明図、(c)はペイロードの種類を説明するための説明図、(d)はPATの構造を説明するための説明図、(e)はPMTの構造を説明するための説明図である。 解析データ記憶部のデータ構造を説明するための説明図であり、(a)はPATテーブルの構造を説明するための説明図、(b)はPMTテーブルの構造を説明するための説明図、(c)はデータパケットテーブルの構造を説明するための説明図である。 デジタル放送データのデータ解析処理におけるTSデータ解析処理フローを示す図である。 デジタル放送データのデータ解析処理における解析データ表示処理フローを示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 TSデータ読込部 20 TSデータ解析部 30 TSデータ記憶部
40 解析データ記憶部 80 解析データ表示部
100 デジタル放送データ解析装置
110 処理部 120 記憶部 130 表示部

Claims (7)

  1. 処理部を有し、トランスポートストリーム形式のデータ及びその解析データが記憶される記憶部にアクセス可能なコンピュータにより実行されるデータ解析方法であって、
    前記処理部により、
    前記記憶部からトランスポートストリームを読み出す読込処理と、
    前記読込処理で読み出されたトランスポートストリームの中から、PATパケットを検出する処理と、
    検出された前記PATパケットを解析して解析結果を前記記憶部のPATテーブルに記憶する処理と、
    前記PATパケットからPMTパケットのPIDを取得し、当該PIDを基にトランスポートストリーム中から各PMTパケットを取得する処理と、
    取得された前記各PMTパケットを解析して解析結果を前記記憶部のPMTテーブルに記憶する処理と、
    前記PMTパケット毎に、当該PMTパケットから取得したPIDを基に、当該PMTパケットのプログラムに含まれるデータパケットをトランスポートストリームから抽出する処理と、
    抽出された前記データパケットの各々を解析して解析結果を記憶部のパケットテーブルに記憶する処理と、
    を含むデジタル放送データのデータ解析方法。
  2. 前記処理部が、
    前記記憶部から前記パケットの解析データを読み出す処理と、
    読み出した前記解析データを基に、トランスポートストリームにおける各パケットの分布を視覚的に表示する処理と、
    を更に含む請求項1に記載のデジタル放送データのデータ解析方法。
  3. 前記処理部が、
    読み出した前記解析データを基に、トランスポートストリーム全体に対して、プログラム毎に、当該プログラムの各々に含まれるパケット分布を視覚的に表示する請求項2に記載のデジタル放送データ解析方法。
  4. 請求項1〜3いずれか一項に記載のデジタル放送データのデータ解析方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. トランスポートストリーム形式のデータが記憶されるTSデータ記憶部と、
    PATパケットの解析データが記憶されるPATテーブル、PMTパケットの解析データが記憶されるPMTテーブル、及び、データパケットの解析データが記憶されるパケットテーブルから構成される解析データ記憶部と、
    前記TSデータ記憶部からトランスポートストリームを読み込む読込部と、
    前記読込部で読み込まれた前記トランスポートストリームデータから、PATパケットを検出し、当該PATパケットを解析して解析結果を前記PATテーブルに記憶し、前記PATパケットから取得したPMTパケットのPIDを基に、前記トランスポートストリーム中から1つ又は複数のPMTパケットを取得し、取得された前記PMTパケットの各々を解析して解析結果を前記PMTテーブルに記憶し、前記PMTパケット毎に、当該PMTパケットから取得したPIDを基に、当該PMTパケットに対応する前記データパケットを前記トランスポートストリームから抽出し、抽出された前記データパケットの各々を解析して解析結果を前記パケットテーブルに記憶する解析部と、
    を有するデジタル放送データ解析装置。
  6. 表示部と、
    前記解析データ記憶部から前記各パケットの解析データを読み出し、読み出した前記解析データを基に、前記表示部に当該トランスポートストリームの構造を視覚的に表示する解析データ表示部と、
    を更に有する請求項5に記載のデジタル放送データ解析装置。
  7. 前記解析データ表示部が、前記表示部に、トランスポートストリーム全体に対して、プログラム毎に、各プログラムに含まれるパケット分布を視覚的に表示する請求項6に記載のデジタル放送データ解析装置。
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