JP4853421B2 - 照明調光システム - Google Patents

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本発明は、照明調光システムに関し、詳しくは、照明器具と該照明器具に調光信号線を介して調光信号を送信する調光装置とを備える照明調光システムに関する。
従来から、照明器具が調光信号線を介して調光コントローラに接続され、調光信号線を介して調光コントローラから送信される調光信号によって調光制御される照明システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。同特許文献1に記載の照明システムでは、照明器具に備えられた検知手段がランプ寿命を検知したときに照明器具が調光信号線を短絡し、調光信号線が短絡されることによって調光コントローラによる制御が不能になり、ユーザが間接的に照明器具のランプが寿命に近づいたことを知るようにしている。
特開2006−236669号公報
特許文献1に記載の照明システムでは、調光信号線が短絡されることによって照明器具のランプが寿命に近づいたという情報がユーザに伝達されるので、照明器具側において検知された情報を調光コントローラ側へ伝達するための新たな信号線が不要であるが、調光信号線を短絡するか否かによって情報を伝達するので、伝達できる情報は1種類に限られるし、調光信号線が一旦短絡されると以降において調光コントローラによる制御不能状態が継続する。
そこで、本発明は、照明器具と、該照明器具に調光信号線を介して調光信号を送信する調光装置とを備える照明調光システムにおいて、新たな信号線の敷設の必要なく、調光信号線を用いて照明器具側に生じる異常の種類を把握することができる照明調光システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と点灯回路とを備える照明器具と、前記照明器具に対して調光信号線を介して調光信号を送信する調光装置と、を備える照明調光システムにおいて、前記照明器具は、照明器具の異常の種類に応じて異なった動作インターバルを規定するテーブルと、自照明器具の異常が検出されたときに、前記テーブルを参照して照明器具の異常の種類に応じた動作インターバルで前記調光信号線を短絡及び開放するスイッチ部と、を備え、前記調光装置は、前記スイッチ部によるインターバルを持った第1の短絡と、それに続く第2の短絡との間に送信される調光信号の回数をカウントするカウンタ部と、前記カウンタ部によってカウントされる調光信号の送信回数に基づいて照明器具の異常の種類を判別する判別部と、を備え、前記調光信号線を用いて照明器具の異常の種類を把握可能とすることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明調光システムにおいて、前記調光装置は、送出した調光信号が立ち上がらないことを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の照明調光システムにおいて、前記照明器具は、前記スイッチ部によって短絡される調光信号線間の短絡路に抵抗部を有し、前記調光装置は、送出した調光信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記抵抗部に電流が流れることを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の照明調光システムにおいて、前記照明器具は、前記スイッチ部によって短絡される調光信号線間の短絡路にコンデンサ部を有し、前記調光装置は、送出した調光信号が予め定められた電位になるまでの時間が変動することを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、照明器具の異常の種類に応じた動作インターバルで調光信号線が短絡され、それらの短絡のうち第1の短絡と第2の短絡との間の調光信号の回数に基づいて異常の種類を判別するので、新たな信号線を必要とすることなく、低コストに照明器具側に生じる異常の種類を調光装置側で把握することができる。
請求項2の発明によれば、調光信号が立ち上がらないことを検出することによって短絡を認識するので、照明器具に備えられる調光信号線を短絡するための構成を簡素化できる。
請求項3の発明によれば、調光信号線間に設けられた抵抗部に電流が流れることによって短絡を認識するので、調光信号線間が直接短絡される構成に比べて照明器具及び調光装置にかかる負荷が軽減される。
請求項4の発明によれば、調光信号が予め定められた電位になるまでの時間が変動することによって短絡を認識するので、調光信号線間が直接短絡される構成に比べて照明器具及び調光装置にかかる負荷が軽減される。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る照明調光システムについて、図1乃至図10を参照して説明する。本実施形態の照明調光システム1は、図1に示されるように、4系統の調光信号線L1、L2、L3、L4に対して調光信号Sを送信する調光装置2と、ユーザが操作して調光装置2に対して操作信号を出力するリモコン3と、各調光信号線L1、L2、L3、L4にそれぞれ接続された蛍光灯照明器具Fa、Fb、白熱灯照明器具R、及びLED照明器具Eとを備える。
調光信号Sは、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、図2に示されるように、オン時間tonとオフ時間toffが一定の周期Tで繰り返され、オン時間tonの電圧Vを有する信号である。周期Tに対するオン時間tonの割合がオンデューティである。
調光信号線L1、L2、L3、L4は、図1では1本の線に示されているが、実際には並行した2本の線から構成される。各照明器具Fa、Fb、R、Eは、それぞれ光源としての蛍光灯、白熱灯、LEDと、それらの点灯回路を備え、入力される調光信号Sのオンデューティに応じた光出力で点灯する。例えば、図3に示されるように、蛍光灯光源と白熱灯光源は、調光信号Sのオンデューティの増加に対してほぼ反比例して光出力が減少し、LED光源は調光信号Sのオンデューティの増加に対して指数関数状に光出力が増加するように制御される。なお、蛍光灯照明器具Fa、Fb、白熱灯照明器具R、及びLED照明器具Eは、各調光信号線L1、L2、L3、L4に対して、それぞれ複数台が並列に接続されてもよい。
調光装置2は、商用電源21から電源回路22を介して所定の動作電圧を供給されるマイクロプロセッサから構成される判別部23と、判別部23によって制御され各調光信号線L1、L2、L3、L4に所定の調光信号Sを出力する調光信号駆動部24と、各調光信号線L1、L2、L3、L4の短絡を検知する短絡検知部25と、短絡検知部25によって検知されたインターバルを持つ2つの短絡(第1の短絡と第2の短絡)の間に送信される調光信号Sの回数をカウントするカウンタ部26と、カウンタ部26によってカウントされた調光信号Sの回数に対応する照明器具の異常状態の種別を格納したテーブル27と、リモコン3からの操作信号を受信するリモコン入力部28と、判別部23が判別した照明器具の異常種別を表示する液晶パネル等の報知部29と、を備える。短絡検知部25は、各調光信号線L1、L2、L3、L4を構成する2本の信号線間の電圧を検出することによって、短絡を検知する。なお、調光信号Sの回数とは、所定区間における調光信号Sのパルス状部分(オン時間tonの部分)の個数を言う。
判別部23は、リモコン入力部28を介してリモコン3から適宜のコマンド(例えば、「蛍光灯照明器具Faを光出力50%で点灯する」等)を受信したときに、制御対象の照明器具Faが指定された光出力(50%)になるように、図3に示された関係に基づいて調光信号線L1の調光信号駆動部24が適正なオンデューティ値の調光信号Sを出力するように制御する。また、判別部23は、いずれかの調光信号線L1、L2、L3、L4の短絡検知部25が短絡を検知したとき、短絡が検知された調光信号線に送出される調光信号Sの回数をカウンタ部26を介して取得し、取得した調光信号Sの回数に対応する異常状態の種別の情報をテーブル27を参照することによって取得して報知部29に表示する。テーブル27に格納された調光信号回数に対する異常状態の種別情報の例を図4に示す。判別部23の動作の詳細については、照明器具Fa、Fb、R、Eの制御動作と共に、後に詳述する。
照明器具Fa、Fb、R、Eを代表して蛍光灯照明器具Faの構成について、図5乃至図7を参照して説明する。蛍光灯照明器具Faは、図5に示されるように、光源としての蛍光灯31と、蛍光灯31の点灯回路32と、蛍光灯31の状態を異常種別毎に検出する状態検出部33と、状態検出部33が出力する異常種別毎の状態信号csを受信して種別毎に異なった動作態様(異なったインターバル)で調光信号線L1を短絡するスイッチ部38と、を備える。点灯回路32は、商用電源34からの電源の電圧、電流等を所定の値に変換する電源部35と、電源部35によって所定の電圧に変換された電力の発振周期を蛍光灯31の点灯周期に変換する発振回路部36と、発振回路部36によって変換される発振周期を調光信号Sのオンデューティに応じた値に制御する発振周期制御部37と、を備える。
発振周期制御部37は、スイッチ部38を介して調光信号線L1に接続されており、調光信号Sのオンデューティに応じて発振周期を変更して蛍光灯31を所定の出力で発光させる。例えばオンデューティが90%の調光信号Sが調光信号線L1を介して入力されたとき、発振周期制御部37は、その調光信号Sに応じて発振回路部36の発振周期を制御し、蛍光灯31を約10%の出力で発光させる。
状態検出部33は、例えば、蛍光灯31に流れるランプ電流の波形が変形したことを検出することによって蛍光灯31のランプ寿命が近づいている状態を検出し(異常A)、蛍光灯31が正常にソケットに装着されている状態では蛍光灯31の端子に流れる微小な電流が流れなくなったことを検出することによって蛍光灯31のランプがソケットから外れた状態を検出する(異常B)ものであり、検出した異常の種別毎に異なった状態信号csをスイッチ部38へ出力する。ランプ寿命を検出するための手段としては、蛍光灯31の累積点灯時間を計測するタイマや、照度計等であってもよい。
スイッチ部38は、図6に示すように、調光信号線L1に並列に接続された常時オフのトランジスタ41と、状態検出部33からの状態信号csをインタフェース42を介して受信し、状態信号csに含まれた異常種別の情報に基づいてトランジスタ41を異なった動作態様(異なったインターバル)でオンさせるマイクロプロセッサから構成される制御部43と、調光信号線L1に流れる調光信号Sの立ち上がり、立ち下りを検出して制御部43へ調光信号Sとの同期信号ssを与える信号同期部44と、を備える。制御部43には、異常の種類毎に異なった動作インターバルが格納されたテーブル45が接続されている。
テーブル45に格納された異常種別に対応する動作インターバルの例を図7に示す。例えば、異常A(ランプ寿命)に対して調光信号Sの個数に換算して0個分のインターバルが規定され、異常B(ランプ外れ)に対して調光信号Sの個数に換算して1個分のインターバルが規定され、・・異常Zに対して調光信号Sの個数に換算してn個分のインターバルが規定されている。
制御部43の動作について、図8を参照して説明する。図8は、上から順に調光装置2の動作開始タイミング、状態検出部33の状態信号cs出力タイミング、制御部43のトランジスタオン信号tsの出力タイミング、及び調光信号線L1間の電圧を示す。時刻t1において調光装置2の電源が投入されると、調光装置2の調光信号駆動部24が所定のオンデューティの調光信号Sの送信を開始する。時刻t2において蛍光灯照明器具Faの状態検出部33が異常を検知して(例えば、異常Zを検出)、異常の種別に応じた状態信号csを制御部43へ出力する。状態信号csを受信した制御部43は、テーブル45を参照して状態信号cs(異常種別)に対応する動作インターバル(信号個数n)の情報を取得する。動作インターバルの情報を取得した制御部43は、信号同期部44から受信した同期信号ssに基づいて調光信号線L1に流れている調光信号Sの電圧の立ち上がりに同期してトランジスタ41に対してオン信号tsを出力し、立ち下りに同期してトランジスタ41をオフする動作を、取得した動作インターバルIを持って2回(時刻t3とt4)行う。
具体的には、時刻t3においてトランジスタ41がオンオフすることにより調光信号線L1が短絡及び開放される。時刻t3における短絡を第1の短絡と称する。続いて、制御部43は、信号同期部44から受信する同期信号ssに基づいて調光信号のn個分だけ経過した時刻t4において再びトランジスタ41をオンオフし、調光信号線L1を短絡及び開放する。時刻t4における短絡を第2の短絡と称する。従って、第1の短絡と第2の短絡とは、n個分の調光信号Sに相当するインターバルIを持つことになる。
例えば、いま、状態検出部33が異常種別A(ランプ寿命)を検出した場合、制御部43は、異常種別Aの状態信号csを受信したときにトランジスタ41をオンオフして調光信号線L1間を調光信号Sの1パルス分短絡し、異常種別Aに対応する動作インターバル(信号個数0個)経過後に再びトランジスタ41をオンオフして調光信号線L1間を調光信号Sの1パルス分短絡する。結果的に、異常種別がAの場合には、調光信号線L1の短絡によって調光信号Sの連続した2つのパルス(オン時間区間)が消失される。
次に、調光装置2の判別部23の動作について、異常種別がZであり、動作インターバルIが調光信号n個である場合を例に挙げて説明する。調光装置2の動作開始後に、調光信号線L1の短絡検知部25が時刻t3において調光信号Sの電圧が立ち上がらないこと(図8参照)を検知すると、判別部23は、調光信号線L1が短絡された(第1の短絡が生成された)と認識し、カウンタ部26を介して調光信号Sの回数をカウント開始する。そして、判別部23は、時刻t4において短絡検知部25から再び調光信号Sの電圧が立ち上がらないこと(図8参照)を検知した信号を受信すると、調光信号線L1が再び短絡された(第2の短絡が生成された)と認識し、カウンタ部26によるカウント結果(n個)を取得する。カウント結果を取得した判別部23は、テーブル27を参照して調光信号Sの回数(n個)に対応する異常種別Zを取得し、その異常種別を報知部29に表示する。従って、ユーザは、調光装置2の報知部29に表示された異常の種別を見ることによって、蛍光灯照明器具Faに種別Zの異常が生じたことを知ることができる。
白熱灯照明器具R及びLED照明器具Eの構成は、図9及び図10に示されるように、蛍光灯照明器具Faとほぼ同様であり、異なる部分は、光源が白熱灯41及びLED51であり、点灯回路32の発振回路部36と発振周期制御部37が出力位相角の変換回路に構成された点である。同一の構成部分には、同一番号を付して説明を省略する。具体的には、電源部35によって所定の電圧に変換された電力の出力位相角を、調光信号Sに応じた値に変換する信号変換部43と、信号変換部43によって変換された電力の出力部42とを備える。信号変換部43は、それぞれ調光信号線L3、L4を介して入力される調光信号Sのオンデューティに応じて出力位相角を変換して白熱灯41、及びLED51を所定の出力で発光させる。
白熱灯照明器具R及びLED照明器具Eについても、蛍光灯照明器具Faと同様に、異常が生じたときには、状態検出部33が異常の種別毎に異なった状態信号csをスイッチ部38へ出力し、スイッチ部38がテーブル45を参照して種別に対応したインターバルIを持って調光信号線L3、L4を短絡する(第1の短絡と第2の短絡を生成する)。調光装置2は、第1の短絡と第2の短絡の間に送信される調光信号Sの回数をカウントし、カウントされた回数に対応する異常種別をテーブル27を参照することによって取得し、報知部29に表示する。
なお、テーブル45に規定される動作インターバルを蛍光灯照明器具Fa、白熱灯照明器具R、及びLED照明器具E毎に重複しない値に設定することにより、調光装置2の判別部23が、取得する第1の短絡と第2の短絡の間に送信される調光信号Sの回数の情報(動作インターバル)に基づいて異常が生じている照明器具の種類を判別することができる。
具体的には、例えば、蛍光灯照明器具Faのテーブル45には、異常種別A、Bに対するインターバル(信号個数)として0、1が規定され、白熱灯照明器具Rのテーブル45には、異常種別A、Bに対するインターバル(信号個数)として10、11が規定され、LED照明器具Eのテーブル45には、異常種別A、Bに対するインターバル(信号個数)として20、21が規定されるように構成する。上記のように構成することにより、調光装置2の判別部23は、第1の短絡と第2の短絡の間に送信される調光信号Sの回数が0である場合には、蛍光灯照明器具Faに異常Aが生じたことを認識し、第1の短絡と第2の短絡の間に送信される調光信号Sの回数が10である場合には、白熱灯照明器具Rに異常Aが生じたことを認識し、第1の短絡と第2の短絡の間に送信される調光信号Sの回数が20である場合には、LED照明器具Eに異常Aが生じたことを認識する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る照明調光システムについて、図11、12を参照して説明する。第2の実施形態の照明調光システム1は、第1の実施形態の照明調光システム1とほぼ同一の構成であり、異なる点は、照明器具Fa、Fb、R、Eのスイッチ部38によって短絡される調光信号線L1、L2、L3、L4間の短絡路に抵抗部が備えられる点と、スイッチ部38のトランジスタ41がオンされると調光信号線L1、L2、L3、L4間に抵抗部の抵抗値に応じた短絡電流が流れ、調光装置2の短絡検知部25は、上記短絡電流を検出することによって調光信号線が短絡されたことを検知する点である。
代表的に蛍光灯照明器具Faについて、次に説明する。図11において、第1の実施形態における蛍光灯器具Faと同一構成部分には同一番号を付して説明を省略する。スイッチ部38によって短絡される調光信号線L1間の短絡路Lsに直列に抵抗部52が備えられ、トランジスタ41がオンすることによって調光信号線L1に抵抗部52の抵抗値に応じた短絡電流isが流れるように構成されている。
第2の実施形態における調光信号線L1に流れる電流の態様について、次に説明する。図12に示された調光装置2の電源オンのタイミング(t1)、状態検出部33による状態信号csの出力タイミング(t2)、及びトランジスタ41のオン信号tsの出力タイミング(t3、t4)は、第1の実施形態の場合と同一であるので説明を省略する。第2の実施形態においては、第1の短絡時(t3)と第2の短絡時(t4)に短絡路Lsに短絡電流isが流れ、第1の短絡と第2の短絡との間のインターバルIには、第1の実施形態と同様にn個の調光信号Sが調光信号線L1に送出される(図12における点線)。
第2の実施形態における調光装置2の短絡検知部25は、2本の調光信号線L1間の電圧を計測する第1の実施形態とは異なり、調光信号線L1に流れる電流値を計測し、調光信号Sの立ち上がりのタイミングにおいて短絡電流isが流れることを検知したときに調光信号線L1間に短絡が生じたことを検知する。以後、第1の実施形態と同様に、調光装置2は、第1の短絡と第2の短絡間における調光信号Sの個数をカウンタ部26を介して取得し、取得した調光信号Sの個数に対応する異常の種別をテーブル27を参照して取得し、異常種別を報知部29に表示する。
従って、本実施形態の照明調光システム1においても、ユーザは、調光装置2の報知部29に表示された異常の種別を見ることによって、照明器具Fa、Fb、R、Eに特定の種別の異常が生じたことを知ることができる。また、本実施形態の照明調光システム1では、短絡路Lsに抵抗部52が備えられることによって、調光信号線L1、L2、L3、L4間が短絡されたときに調光信号線に大きな電流が流れることが防止されるので、短絡路Lsに抵抗部52が挿入されていない第1の実施形態に比べて各照明器具Fa、Fb、R、E、及び調光装置2にかかる負荷が軽減される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る照明調光システムについて、図13乃至図15を参照して説明する。第3の実施形態の照明調光システム1は、第1の実施形態の照明調光システム1とほぼ同一の構成であり、異なる点は、各調光信号線L1、L2、L3、L4間の短絡路Lsにコンデンサ部53が備えられる点と、スイッチ部38のトランジスタ41がオンされたときに該コンデンサ部53によって調光信号線L1、L2、L3、L4に流れる調光信号Sの立ち上がりと立ち下りに鈍りが付与され、調光装置2の短絡検知部25は、鈍りが付与された調光信号Sが所定の電位に立ち上がるまでの時間が変化することを検知することによって調光信号線L1、L2、L3、L4が短絡されたことを検知する点である。
代表的に蛍光灯照明器具Faについて、次に説明する。図13において、第1の実施形態における蛍光灯器具Faと同一構成部分には同一番号を付して説明を省略する。スイッチ部38によって短絡される調光信号線L1間の短絡路Lsに直列にコンデンサ部53が備えられ、トランジスタ41がオンすることによって調光信号線L1に流れる調光信号Sの電流が短時間だけコンデンサ部53に蓄積される。
第3の実施形態における調光信号線L1に流れる調光信号Sの態様について、次に説明する。図14に示された調光装置2の電源オンのタイミング(t1)、状態検出部33による状態信号csの出力タイミング(t2)、及びトランジスタ41のオン信号tsの出力タイミング(t3、t4)は、第1の実施形態の場合と同一であるので説明を省略する。第3の実施形態においては、第1の短絡時(t3)と第2の短絡時(t4)に短絡路Lsのコンデンサ部53に電荷が蓄積され、調光信号Sの電圧の立ち上がりと立ち下りに鈍りが付与される。また、調光信号Sの第1の短絡と第2の短絡との間のインターバルIには、第1の実施形態と同様にn個の調光信号Sが調光信号線L1に送出される。
第3の実施形態における調光装置2の短絡検知部25は、2本の調光信号線L1間の電圧が予め定められた電位に到達するまでの時間(到達時間)を計測し、トランジスタ41がオフであるときの到達時間に比べて変動したときに調光信号線L1間に短絡が生じたことを検知する。以後、第1の実施形態と同様に、調光装置2は、第1の短絡と第2の短絡間における調光信号Sの個数をカウンタ部26を介して取得し、取得した調光信号Sの個数に対応する異常の種別をテーブル27を参照して取得し、異常種別を報知部29に表示する。図15に鈍りが付与された調光信号Sの形態を示す。ここで、予め定められた電位Vsに到達するまでの時間Tsは、短絡路Lsにコンデンサ部53が接続されず鈍りが付与されない場合の調光信号Sの到達時間に比べて長くなっており、短絡検知部25が容易に検知することができる。
以上のように、本実施形態の照明調光システム1においても、ユーザは、調光装置2の報知部29に表示された異常の種別を見ることによって、照明器具Fa、Fb、R、Eに特定の種別の異常が生じたことを知ることができる。また、本実施形態の照明調光システム1では、短絡路Lsにコンデンサ部53が備えられることによって、調光信号線L1、L2、L3、L4間が短絡されたときに、調光信号線に大きな電流が流れることが防止されるので、短絡路Lsにコンデンサ部53が挿入されていない第1の実施形態に比べて各照明器具Fa、Fb、R、E、及び調光装置2にかかる負荷が軽減される。
本発明の第1の実施形態に係る照明調光システムのブロック図。 同照明調光システムにおける調光信号の例を示す図。 同照明調光システムにおける蛍光灯照明器具、白熱灯照明器具、及びLED照明器具の調光信号のオンデューティに対する光出力の関係を示す図。 同照明調光システムにおける調光装置のテーブルに格納された調光信号の回数と異常種別の対応を示す図。 同照明調光システムにおける蛍光灯照明器具のブロック図。 同照明調光システムにおける蛍光灯照明器具のスイッチ部のブロック図。 同照明調光システムにおける調光装置のテーブルに格納された異常種別と動作インターバルの対応を示す図。 同照明調光システムにおける調光装置の動作開始タイミングと状態信号の出力タイミングとトランジスタオン信号の出力タイミング及び調光信号の態様を示す図。 同照明調光システムにおける白熱灯照明器具のブロック図。 同照明調光システムにおけるLED照明器具のブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る照明調光システムにおける蛍光灯照明器具のブロック図。 同照明調光システムにおける調光装置の動作開始タイミングと状態信号の出力タイミングとトランジスタオン信号の出力タイミング及び短絡電流の態様を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る照明調光システムにおける蛍光灯照明器具のブロック図。 同照明調光システムにおける調光装置の動作開始タイミングと状態信号の出力タイミングとトランジスタオン信号の出力タイミング及び調光信号の態様を示す図。 同照明調光システムにおける鈍りを付与された調光信号を示す図。
符号の説明
1 照明調光システム
2 調光装置
23 判別部
26 カウンタ部
31 蛍光灯(光源)
32 点灯回路
33 状態検出部
38 スイッチ部
41 白熱灯(光源)
45 テーブル
51 LED(光源)
52 抵抗部
53 コンデンサ部
I 動作インターバル
L1、L2、L3、L4 調光信号線
Ls 短絡路
Fa、Fb 蛍光灯照明器具(照明器具)
R 白熱灯照明器具(照明器具)
E LED照明器具(照明器具)
S 調光信号

Claims (4)

  1. 光源と点灯回路とを備える照明器具と、前記照明器具に対して調光信号線を介して調光信号を送信する調光装置と、を備える照明調光システムにおいて、
    前記照明器具は、
    照明器具の異常の種類に応じて異なった動作インターバルを規定するテーブルと、
    自照明器具の異常が検出されたときに、前記テーブルを参照して照明器具の異常の種類に応じた動作インターバルで前記調光信号線を短絡及び開放するスイッチ部と、を備え、
    前記調光装置は、
    前記スイッチ部によるインターバルを持った第1の短絡と、それに続く第2の短絡との間に送信される調光信号の回数をカウントするカウンタ部と、
    前記カウンタ部によってカウントされる調光信号の送信回数に基づいて照明器具の異常の種類を判別する判別部と、を備え、
    前記調光信号線を用いて照明器具の異常の種類を把握可能とすることを特徴とする照明調光システム。
  2. 前記調光装置は、送出した調光信号が立ち上がらないことを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする請求項1に記載の照明調光システム。
  3. 前記照明器具は、前記スイッチ部によって短絡される調光信号線間の短絡路に抵抗部を有し、
    前記調光装置は、送出した調光信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記抵抗部に電流が流れることを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする請求項1に記載の照明調光システム。
  4. 前記照明器具は、前記スイッチ部によって短絡される調光信号線間の短絡路にコンデンサ部を有し、
    前記調光装置は、送出した調光信号が予め定められた電位になるまでの時間が変動することを検出することによって前記スイッチ部による調光信号線間の短絡を認識することを特徴とする請求項1に記載の照明調光システム。
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