JP4852128B2 - メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法に関する。
従来より、移動端末に対するメッセージの送受信の手段の一つとして、ショートメッセージサービス(以下、「SMS」とする)が用いられている。SMSは、いわゆるプッシュ型の配信方式により移動端末に対してメッセージを配信するものであり、テキストメッセージの配信の他、電子メールの着信通知等にも用いられている。また、SMSでは、所定の制御コードをメッセージ中に記述することにより、メッセージを受信した端末の動作制御が可能である。このような制御コードを含むメッセージは制御SMSと言われる。従来におけるSMSの配信システムでは、自事業者網(以下、「自網」とする)の管理下にある移動端末に対して、他事業者網(以下、「他網」とする)内のSMSシステムからのSMS配信を可能とするために、自網と他網とが共通線信号網を介して接続されていた(例えば、非特許文献1参照)。
3GPP TS 23.040 V7.2.0(2009-03), 3rd Generation Partnership Project; TechnicalSpecification Group Core Network and Terminals; Technical realization of theShort Message Service (SMS), 4.Network architecture (p31-p33),(URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/Archive/23_series/23.040/23040-720.zip)
従来におけるSMSの配信システムにおいて、他網から自網の移動端末に対するSMS配信を可能とするために、自網と他網とを共通線信号網を介して接続すると、他網のSMSシステムから自網の交換機に対して、自網のSMSシステムを介さずに直接にSMS配信が行われることとなる。このため、他網に対して開放の予定のないサービスが開放されてしまったり、メッセージ内容のチェックが不可能であることに起因して予期しない制御が行われてしまったりする。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、移動端末に対する不正な制御を防止しつつ、他網からのSMS配信を可能とするメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のメッセージ送信システムは、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信システムであって、プッシュ型メッセージの送信先の移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び移動端末の動作を制御可能な制御コードを含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付手段と、制御コードのうち、メッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードを予め設定された許可制御コードとして記憶する制御コード記憶手段と、プッシュ送信要求に含まれる制御コードが制御コード記憶手段に記憶されている許可制御コードに該当する場合に、送信先移動端末に対するメッセージの送信を許可するプッシュ要求制御手段と、プッシュ要求制御手段によりメッセージの送信が許可された場合に、プッシュ要求受付手段により受け付けられたプッシュ送信要求に基づいて、制御コードを含み送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成手段と、メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御手段とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明のメッセージ送信方法は、一の通信網に属するメッセージ送信システムが、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信方法であって、プッシュ型メッセージの送信先の移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び移動端末の動作を制御可能な制御コードを含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付ステップと、制御コードのうちメッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードを予め設定された許可制御コードとして記憶する制御コード記憶手段に記憶されている許可制御コードに、プッシュ送信要求に含まれる制御コードが該当する場合に、送信先移動端末に対するメッセージの送信を許可するプッシュ要求制御ステップと、プッシュ要求制御ステップにおいてメッセージの送信が許可された場合に、プッシュ要求受付ステップにおいて受け付けられたプッシュ送信要求に基づいて、制御コードを含み送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、メッセージ生成ステップにおいて生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明のメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法では、プッシュサーバからのプッシュ送信要求は、プッシュ要求受付手段により受け付けられ、受け付けたプッシュ送信要求に基づいて移動端末の動作制御するためのメッセージであり予め定められたメッセージが生成され、生成されたメッセージが送信先移動端末に送信される。これにより、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから、自装置が属する通信網内の移動端末へのメッセージの送信が可能となる。また、プッシュサーバからのプッシュ送信要求は、直接に移動端末に送信されず、プッシュ要求受付手段により受け付けられ、さらに、移動端末に送信されるメッセージは、予め定められたメッセージであり、メッセージ生成手段により生成されたものであるので、予期しない内容のメッセージが移動端末に送信されることはない。従って、移動端末に対する不正な制御が防止される。
そして、制御コード記憶手段に記憶されている制御コードのみがメッセージとして移動端末に送信されるので、プッシュ送信要求に含まれる制御コードのうち、移動端末に送信することが許可されていない制御コードは、メッセージに含まれて移動端末に送信されることはない。そして、移動端末に送信することが許可されている制御コードのみが、メッセージに含まれて移動端末に送信されることが可能である。従って、移動端末に対する不正な制御が確実に防止される。
また、上記課題を解決するために、本発明のメッセージ送信システムは、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信システムであって、プッシュ型メッセージの送信先の移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び移動端末の動作を制御可能な制御コードを識別するコード識別子を含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付手段と、制御コードのうち、プッシュ送信されるメッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードとコード識別子とを対応付けて記憶する制御コード記憶手段と、プッシュ送信要求に含まれるコード識別子が、制御コード記憶手段に記憶されているコード識別子に該当する場合に、移動端末に対するメッセージの送信を許可すると共に、コード識別子に対応する制御コードを抽出するプッシュ要求制御手段と、プッシュ要求制御手段によりメッセージの送信が許可された場合に、プッシュ要求受付手段により受け付けられたプッシュ送信要求に基づいて、プッシュ要求制御手段により抽出された制御コードを含み送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
メッセージ生成手段により生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御手段とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明のメッセージ送信方法は、一の通信網に属するメッセージ送信システムが、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信方法であって、
プッシュ型メッセージの送信先の移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び移動端末の動作を制御可能な制御コードを識別するコード識別子を含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付ステップと、制御コードのうちプッシュ送信されるメッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードとコード識別子とを対応付けて記憶する制御コード記憶手段に記憶されているコード識別子に、プッシュ送信要求に含まれるコード識別子が該当する場合に、移動端末に対するメッセージの送信を許可すると共に、コード識別子に対応する制御コードを抽出するプッシュ要求制御ステップと、プッシュ要求制御ステップにおいてメッセージの送信が許可された場合に、プッシュ要求受付ステップにおいて受け付けられたプッシュ送信要求に基づいて、プッシュ要求制御ステップにおいて抽出された制御コードを含み送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、メッセージ生成ステップにおいて生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御ステップとを有することを特徴とする。
この場合において、プッシュ送信要求には、制御コードに対応付けられたコード識別子が含まれており、当該コード識別子に基づいて制御コードへの変換が行われる。そして、制御コード記憶手段に記憶されており、制御コードへの変換が可能なコード識別子に基づく制御コードのみがメッセージとして移動端末に送信される。従って、移動端末に送信することが許可されていない制御コードは、メッセージに含まれて移動端末に送信されることはなく、移動端末に送信することが許可されている制御コードのみが、メッセージに含まれて移動端末に送信されることが可能である。従って、移動端末に対する不正な制御が確実に防止される。
また、本発明のメッセージ送信システムでは、メッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードをプッシュサーバごとに記憶したプッシュサーバプロファイル記憶手段をさらに備え、プッシュ要求制御手段は、プッシュサーバプロファイル記憶手段を参照し、送信要求の送信元のプッシュサーバに関する情報、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、該制御コードを含むメッセージの送信が許可されているか否かを判断し、プッシュ要求制御手段によりメッセージの送信が許可されていると判断された場合に、メッセージ生成手段は、プッシュ要求制御手段により抽出された制御コードを含むメッセージを生成し、メッセージ送信制御手段は、生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信することを特徴とする。
この場合には、メッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードをプッシュサーバごとに設定することができる。これにより、プッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバごとに、送信先移動端末に対して制御することが可能な制御内容を異なるものとすることが可能となる。
また、本発明のメッセージ送信システムでは、移動端末を識別する情報に対応付けて制御コードの実行の可否を記憶するユーザ属性記憶手段を備え、プッシュ要求制御手段は、ユーザ属性記憶手段を参照し、送信先移動端末を識別する情報、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、送信先移動端末において該制御コードの実行が許可されているか否かを判断し、プッシュ要求制御手段により制御コードの実行が許可されていると判断された場合に、メッセージ生成手段は、プッシュ要求制御手段により取得または抽出された制御コードを含むメッセージを生成し、メッセージ送信制御手段は、生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信することを特徴とする。
この場合には、メッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードを移動端末を識別する情報ごとに設定することができる。なお、移動端末を識別する情報は、移動端末の利用するユーザに対応する。これにより、メッセージの送信先である送信先移動端末ごとに、当該送信先移動端末に対して制御することが可能な制御内容を異なるものとすることが可能となる。
また、本発明のメッセージ送信装置は、移動端末を識別する情報に対応付けて移動端末の機種に関する情報を対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段と、移動端末の機種に関する情報に対応付けて制御コードの実行の可否を記憶する端末プロファイル記憶手段とを備え、プッシュ要求制御手段は、ユーザプロファイル記憶手段を参照して、プッシュ送信要求に含まれる送信先移動端末を識別する情報に基づいて、送信先移動端末の機種に関する情報を抽出し、端末プロファイル記憶手段を参照して、抽出した送信先移動端末の機種に関する情報、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、送信先移動端末において該制御コードの実行が許可されているか否かを判断し、プッシュ要求制御手段により制御コードの実行が許可されていると判断された場合に、メッセージ生成手段は、プッシュ要求制御手段により取得または抽出された制御コードを含むメッセージを生成し、メッセージ送信制御手段は、生成されたメッセージを送信先移動端末にプッシュ送信することを特徴とする。
この場合には、メッセージに含ませて移動端末に送信することが許可されている制御コードを移動端末の機種ごとに設定することができる。これにより、メッセージの送信先である送信先移動端末の機種ごとに、当該送信先移動端末に対して制御することが可能な制御内容を異なるものとすることが可能となる。
本発明のメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法によれば、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから、自装置が属する通信網内の移動端末へのメッセージの送信が可能となる。また、プッシュサーバからのプッシュ送信要求は、直接に移動端末に送信されず、プッシュ要求受付手段により受け付けられ、さらに、移動端末に送信されるメッセージは、メッセージ生成手段により生成されたものであるので、予期しない内容のメッセージが移動端末に送信されることはない。従って、移動端末に対する不正な制御が防止される。
実施形態に係るメッセージ送信システムを含むネットワーク構成を示す図である。 メッセージ送信システムを構成するSMSサーバの機能ブロック図である。 SMSサーバのハードブロック図である。 ユーザプロファイル記憶部の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。 制御コード記憶部の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。 プッシュサーバプロファイル記憶部の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。 ユーザ属性記憶部の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。 端末プロファイル記憶部の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。 プッシュ送信要求を変換して制御SMSを生成する例を示す図である。 SMSサーバにおいて実施されるメッセージ送信方法の処理内容を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るメッセージ送信システムについて図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係るメッセージ送信システムを含む全体構成を示す図である。図1に示す構成には、SMSサーバ1、プッシュサーバ2A〜2C、ユーザプロファイル記憶部3(ユーザプロファイル記憶手段)、交換機4及び移動端末5が含まれる。なお、図1では、1つの交換機4及び1つの移動端末5が示されているが、それぞれの数はこれに限られず、複数の交換機4及び複数の移動端末5が含まれることとしてもよい。本発明のメッセージ送信システムは、SMSサーバ1、又はSMSサーバ1及びユーザプロファイル記憶部3により構成される。
SMSサーバ1は、プッシュ型メッセージであるSMSを、自装置が属する通信網(以下、「自網」とする)内の移動端末5にプッシュ送信する装置である。なお、ここで送信されるSMSのうち、移動端末5の動作制御が可能な制御コードが記述されたSMSを「制御SMS」という。また、本実施形態において、メッセージ送信制御部17(図2参照)により移動端末5にプッシュ送信される制御SMSは、本発明における「送信先移動端末にプッシュ送信されるメッセージ」を構成する。
プッシュサーバ2A〜2Cは、プッシュ型メッセージの送信要求を、自装置と通信可能な移動端末(図示せず)、メールサーバ(図示せず)等から受け付けて、当該メッセージの送信先に、プッシュ送信要求として送信する装置である。プッシュ送信要求は、例えばPAP(Push Access Protocol)である。また、プッシュ送信要求は、汎用のプッシュプロトコルに従ったものであってもよい。プッシュサーバ2A〜2Cは、各々の通信網(以下、「他網」とする)に属しており、各々の他網とSMSサーバ1が属する自網とは、通信可能に接続されている。本実施形態では、プッシュサーバ2A〜2Cは、プッシュ型メッセージの送信要求を受け付けると、当該送信要求をプッシュ送信要求としてSMSサーバ1に送信する。
ユーザプロファイル記憶部3は、移動端末5を識別する情報である「端末ID」に対応付けて移動端末5の機種に関する情報である「端末機種」を予め対応付けて記憶する記憶手段である。図4は、ユーザプロファイル記憶部3の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。図4に示すように、例えば、端末ID「T01」には、端末機種「F01」が対応づけられている。なお、端末IDには、例えば当該移動端末の電話番号が用いられる。また、端末IDは、個々の移動端末5を識別するものであるので、当該移動端末のユーザを識別する情報でもある。
交換機4は、SMSサーバ1から移動端末5に対してプッシュ送信される制御SMS等を受信して、受信したメッセージを移動端末5に基地局(図示せず)を介してプッシュ送信する機能を有する装置である。なお、交換機4は、メッセージの送信先の移動端末の位置登録情報を、ユーザプロファイル記憶部3に記憶されている情報(図示せず)を参照して取得する。
図2は、SMSサーバ1の機能的構成を示すブロック図である。SMSサーバ1は、機能的には、プッシュ要求受付部10(プッシュ要求受付手段)、プッシュ要求制御部11(プッシュ要求制御手段)、制御コード記憶部12(制御コード記憶手段)、プッシュサーバプロファイル記憶部13(プッシュサーバプロファイル記憶手段)、ユーザ属性記憶部14(ユーザ属性記憶手段)、端末プロファイル記憶部15(端末プロファイル記憶手段)、メッセージ生成部16(メッセージ生成手段)及びメッセージ送信制御部17(メッセージ送信制御手段)を備える。
また、図3は、SMSサーバ1のハードウエア構成図である。サーバ1は、物理的には、図3に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置105、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図1に示した各機能は、図2に示すCPU101、RAM102等のハードウエア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
なお、本実施形態では、上記の各機能部10〜17が、SMSサーバ1に備えられ、ユーザプロファイル記憶部3がSMSサーバ1と通信可能な他のサーバ等の装置に備えられることとしているが、これらの各機能部3,10〜17がネットワークを介して相互に通信可能な複数のサーバに分散して構成され、本発明のメッセージ送信システムが複数のサーバにより構成されることとしても良いし、各機能部10〜17及びユーザプロファイル記憶部3がSMSサーバ1に備えられて構成されることとしても良い。以下、図2を用いて、SMSサーバ1の各機能部について詳細に説明する。
プッシュ要求受付部10は、移動端末5に対する制御SMSの送信要求であるプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバ2から受け付ける部分である。プッシュ送信要求は、当該制御SMSの送信先の移動端末5である送信先移動端末を識別する情報である端末IDを含む。プッシュ要求受付部10は、受け付けたプッシュ送信要求をプッシュ要求制御部11に送出する。なお、プッシュ送信要求がPAPである場合には、プッシュ要求受付部10は、PAPを受け付けることが可能なインターフェースにより構成される。また、プッシュ送信要求が汎用のプッシュプロトコルであれば、プッシュ要求受付部10は、汎用的なプッシュプロトコル用のインターフェースにより構成される。
ここで、図9を参照してプッシュ送信要求を説明する。図9(a)〜(c)のプッシュ送信要求の一例に示すように、プッシュ送信要求は、概してヘッダ部とメッセージ部を有している。ヘッダ部には、プッシュ送信要求の送信元であるプッシュサーバ2を識別する情報である「サーバID」及び制御SMSの送信先である移動端末5を識別する情報である「端末ID」が含まれている。なお、制御SMSの送信先として端末IDにより特定される移動端末5は、本発明における送信先移動端末を構成する。
また、図9(a)、(b)のプッシュ送信要求の例では、メッセージ部は、例えば、移動端末5の動作制御が可能な制御コードを含むことができる。また、図9(c)に示すプッシュ送信要求の例では、メッセージ部は、例えば、移動端末5の動作制御が可能な制御コードを識別する制御コードナンバーを含むことができる。本実施形態における「制御コードナンバー」は、本発明における「コード識別子」を構成する。
再び図2を参照して、プッシュ要求制御部11は、制御コード記憶部12を参照し、プッシュ送信要求に含まれる制御コードが制御コード記憶部12に記憶されている制御コードに該当する場合に、送信先移動端末に対する制御SMSの送信を許可する部分である。ここで、図5を参照して制御コード記憶部12について説明する。
図5は、制御コード記憶部12の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。制御コード記憶部12は、移動端末5の動作制御が可能な制御コードのうち、制御SMSに含ませて移動端末5に送信することが許可されている制御コードとして予め設定された許可制御コードを記憶する記憶手段である。
図5(a)に示すように、例えば、プッシュ送信要求に制御コード「制御A」が含まれていた場合には、制御コード「制御A」が、図5(a)に示す制御コード記憶部12に記憶されているので、プッシュ要求制御部11は、当該プッシュ送信要求に基づく制御SMSの送信を許可する。また、プッシュ送信要求に制御コード「制御D0」が含まれていた場合には、制御コード「制御D0」が、図5(a)に示す制御コード記憶部12に記憶されているので、プッシュ要求制御部11は、当該プッシュ送信要求に基づく制御SMSの送信を許可する。
また、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求に含まれる制御コードナンバーが、制御コード記憶部12に記憶されている制御コードナンバーに該当する場合に、移動端末5に対するメッセージの送信を許可すると共に、制御コードナンバーに対応する制御コードを抽出する部分である。この場合には、制御コード記憶部12は、図5(b)に例示されるような構成となる。制御コード記憶部12は、制御コードのうち、プッシュ送信される制御SMSに含ませて移動端末5に送信することが許可されている制御コードとして予め設定された許可制御コードと制御コードナンバーとを対応付けて記憶している。例えば、プッシュ送信要求に制御コードナンバー「2」が含まれていた場合には、図5(b)に示す制御コード記憶部12において、制御コードナンバー「2」は制御コード「制御B」に対応する制御コードナンバーとして記憶されているので、プッシュ要求制御部11は、当該プッシュ送信要求に基づく制御SMSの送信を許可すると共に、制御コードナンバー「2」に対応する制御コード「制御B」を抽出する。
また、プッシュ要求制御部11は、プッシュサーバプロファイル記憶部13を参照し、プッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバを識別する情報、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、当該制御コードを含む制御SMSの送信が許可されているか否かを判断する部分でもある。ここで、図6を参照してプッシュサーバプロファイル記憶部13について説明する。
図6は、プッシュサーバプロファイル記憶部13の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。プッシュサーバプロファイル記憶部13は、プッシュサーバ2を識別するサーバIDに対応付けて、当該プッシュサーバ2のIPアドレス、及び制御SMSに含ませて移動端末5に送信することの制御コード毎の可否を記憶している。図中の「○」は、当該制御コードの送信が許可されていることを示し、図中の「×」は、当該制御コードの送信が許可されていないことを示している。例えば、サーバID「A」により識別されるプッシュサーバ2Aは、制御コード「制御A」〜「制御F」を制御SMSに含ませて移動端末5にプッシュ送信することが許可されている。
プッシュ要求制御部11は、例えば、図9(a)に示すプッシュ送信要求を取得すると、ヘッダ部のサーバID「A」、及びメッセージ部の制御コード「制御A」を取得し、プッシュサーバプロファイル記憶部13を参照し、サーバID「A」により識別されるプッシュサーバ2Aは、制御コード「制御A」を制御SMSに含ませて移動端末5にプッシュ送信することが許可されている旨を抽出することができるので、プッシュサーバ2Aからの制御コード「制御A」を含む制御SMSのプッシュ送信を許可する。
また、プッシュ要求制御部11は、ユーザ属性記憶部14を参照し、制御SMSの送信先の移動端末5を識別する端末ID、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、送信先の移動端末5において当該制御コードの実行が許可されているか否かを判断する部分でもある。ここで、図7を参照してユーザ属性記憶部14について説明する。
図7は、ユーザ属性記憶部14の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。ユーザ属性記憶部14は、図7(a)に示すように、移動端末5を識別する端末IDに対応付けて、当該移動端末5が属するグループ、及び制御SMSに含ませて移動端末5に送信することの制御コード毎の可否を記憶している。図中の「○」は、当該制御コードの送信が許可されていることを示し、図中の「×」は、当該制御コードの送信が許可されていないことを示している。例えば、端末ID「T01」により識別される移動端末5に対して制御コード「制御A」〜「制御F」を制御SMSに含ませてプッシュ送信することは、許可されている。
また、図7(b)に示すように、ユーザ属性記憶部14は、端末グループに対応付けて、当該端末グループに属する移動端末5に制御コードを含む制御SMSを送信することの制御コード毎の可否を記憶していてもよい。例えば、端末ID「T05」により識別される移動端末5は、端末グループ「G02」に属している。端末ID「T05」により識別される移動端末5に制御コード「制御D」を含む制御SMSをプッシュ送信することは、図7(a)に示すテーブルにおいては許可されていても、端末グループ「G02」に属する移動端末5に制御コード「制御D」を含む制御SMSをプッシュ送信することは、図7(b)に示すテーブルにおいては許可されていないので、結果として、端末ID「T05」により識別される移動端末5に制御コード「制御D」を含む制御SMSをプッシュ送信することは許可されない。
プッシュ要求制御部11は、例えば、図9(a)に示すプッシュ送信要求を取得すると、ヘッダ部の端末ID「T01」、及びメッセージ部の制御コード「制御A」を取得し、ユーザ属性記憶部14を参照し、端末ID「T01」に対して制御コード「制御A」が含まれる制御SMSをプッシュ送信することが許可されている旨を認識することができる。従って、プッシュ要求制御部11は、端末ID「T01」に対して制御コード「制御A」が含まれる制御SMSをプッシュ送信することを許可する。
また、プッシュ要求制御部11は、ユーザプロファイル記憶部3を参照して、プッシュ送信要求に含まれる送信先の移動端末5を識別する端末IDに基づいて、当該移動端末5の機種に関する情報を抽出し、端末プロファイル記憶部15を参照して、抽出した当該移動端末5の機種に関する情報、及びプッシュ送信要求から取得又は抽出した制御コードに基づいて、当該移動端末5において当該制御コードの実行が許可されているか否かを判断する部分でもある。ここで、図8を参照して端末プロファイル記憶部15について説明する。
図8は、端末プロファイル記憶部15の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。端末プロファイル記憶部15は、図8に示すように、端末機種に対応付けて、制御SMSに含ませて移動端末5に送信することの制御コード毎の可否を記憶している。図中の「○」は、当該制御コードの送信が許可されていることを示し、図中の「×」は、当該制御コードの送信が許可されていないことを示している。例えば、端末機種「F01」である移動端末5に対して制御コード「制御A」〜「制御F」を制御SMSに含ませてプッシュ送信することは、許可されている。
プッシュ要求制御部11は、例えば、図9(a)に示すプッシュ送信要求を取得すると、ヘッダ部の端末ID「T01」、及びメッセージ部の制御コード「制御A」を取得し、ユーザプロファイル記憶部3を参照して、端末ID「T01」は端末機種「F01」であることを取得する。そして、端末プロファイル記憶部15を参照して、端末機種「F01」において制御コード「制御A」の実行が許可されていることを取得する。従って、プッシュ要求制御部11は、端末機種「F01」であり端末ID「T01」により識別される移動端末5において制御コード「制御A」の実行が許可されていることを判断する。
プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求に含まれる制御コードを含む制御SMSのプッシュ送信が許可されているか否か、プッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2に対して当該制御コードを制御SMSとして移動端末5に送信することが許可されているか否か、及び送信先の移動端末5において当該制御コードの実行が許可されているか否か、を判断し、全て許可されていると判断した場合に、メッセージ生成部16に制御SMSのプッシュ送信が許可されている旨を通知する。
メッセージ生成部16は、プッシュ要求制御部11から制御SMSのプッシュ送信が許可されている旨の通知を取得すると、プッシュ送信要求に基づいて制御SMSを生成する部分である。図9(a)〜(c)は、プッシュ送信要求に基づく制御SMSの生成の例を示した図である。
図9(a)に示す例では、プッシュ送信要求のヘッダ部は他網における通信の方式に従ったものであるので、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求のヘッダ部を自網における通信の方式に従った形式に変換して、制御SMSにおけるヘッダ部を生成する。また、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求のメッセージ部に含まれる制御コード「制御A」を取得し、図5(a)に示す制御コード記憶部12を参照して、項目「制御コード(プッシュ送信要求)」の「制御A」に対応付けられている項目「制御コード(制御SMS)」の「制御A」を抽出し、抽出した制御コード「制御A」を制御SMSのメッセージ部に記述する。
図9(b)に示す例では、まず、メッセージ生成部16は、図9(a)に示す例と同様に、制御SMSにおけるヘッダ部を生成する。また、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求のメッセージ部に含まれる制御コード「制御D0」を取得し、図5(a)に示す制御コード記憶部12を参照して、項目「制御コード(プッシュ送信要求)」の「制御D0」に対応付けられている項目「制御コード(制御SMS)」の「制御D」を抽出し、抽出した制御コード「制御D」を制御SMSのメッセージ部に記述する。
図9(c)に示す例では、まず、メッセージ生成部16は、図9(a)に示す例と同様に、制御SMSにおけるヘッダ部を生成する。また、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求のメッセージ部に含まれる制御コードナンバー「2」を取得し、図5(b)に示す制御コード記憶部12を参照して、項目「制御コードナンバー(プッシュ送信要求)」の「2」に対応付けられている項目「制御コード(制御SMS)」の「制御B」を抽出し、抽出した制御コード「制御B」を制御SMSのメッセージ部に記述する。
図9(a)〜(c)の例を用いて説明したように、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求に含まれる制御コードと同じ制御コードを制御SMSの制御コードとして記述することができる。また、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求に含まれる制御コードから変換して生成した制御コードを制御SMSの制御コードとして記述することができる。さらに、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求に含まれる制御コードナンバーから変換して生成した制御コードを制御SMSの制御コードとして記述することができる。上記のいずれの場合であっても、制御コード記憶部12の項目「制御コード(制御SMS)」に記憶されている制御コードのみが、制御SMSに記述される制御コードとして用いられることができる。従って、予め制御コード記憶部12に設定された制御コード以外の制御コードが移動端末5に送信されることはないので、移動端末5に対する不正な制御が防止される。
メッセージ送信制御部17は、メッセージ生成部16により生成された制御SMSを送信先の移動端末5にプッシュ送信する部分である。また、メッセージ送信制御部17は、制御SMSを移動端末5にプッシュ送信した場合に、当該制御SMSの基となったプッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2に、制御SMS送達確認通知を送信し、制御SMSを移動端末5に送信しなかった場合には、プッシュサーバ2に制御SMS送達不可通知を送信する。
続いて、図10を用いて、本実施形態のメッセージ送信方法におけるSMSサーバ1の動作について説明する。図10は、SMSサーバ1において行われるメッセージ送信方法の処理内容を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、プッシュ要求受付部10は、プッシュ送信要求を、プッシュサーバ2から受信する。さらに、プッシュ要求受付部10は、受け付けたプッシュ送信要求をプッシュ要求制御部11に送出する。
次に、ステップS2において、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求から制御コード又は制御コードナンバーを取得する。続いて、プッシュ要求制御部11は、取得した制御コード又は制御コードナンバーが制御コード記憶部12に記憶されているか否かを判定する。取得した制御コード又は制御コードナンバーが制御コード記憶部12に記憶されている場合には、処理手順はステップS5に進められる(S4)。取得した制御コード又は制御コードナンバーが制御コード記憶部12に記憶されていない場合には、処理手順はステップS14に進められる(S4)。これにより、プッシュ送信要求に含まれる制御コードであっても、予め制御コード記憶部12に設定された制御コード以外の制御コードが制御SMSに含まれて移動端末5に送信されることはない。従って、移動端末5に対する不正な制御が防止される。
次に、ステップS5において、プッシュ要求制御部11は、プッシュサーバプロファイル記憶部13を参照し(図6)、制御SMSの送信可否を判定する。具体的には、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2を識別するサーバID、及びプッシュ送信要求から取得した制御コードに基づいて、当該制御コードを含む制御SMSの送信が許可されているか否かを判断する。例えば、サーバIDが「A」であり、制御コードが「制御A」である場合には、プッシュ要求制御部11は、制御SMSの送信を許可する。プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可した場合には、処理手順はステップS7に進められ(S6)、プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可しなかった場合には、処理手順はステップS14に進められる(S6)。これにより、プッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2ごとに、送信先の移動端末5に対して制御することが可能な制御内容を異なるものとすることが可能となる。
次に、ステップS7において、プッシュ要求制御部11は、ユーザプロファイル記憶部3(図4)及び端末プロファイル記憶部15(図7)を参照し、制御SMSの送信可否を判定する。具体的には、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求の送信先の移動端末5を識別する端末IDに基づいて、ユーザプロファイル記憶部3を参照し、当該端末IDが識別する移動端末5の機種を取得する。例えば、端末IDが「T01」である場合には、プッシュ要求制御部11は、端末機種として「F01」を取得する(図4)。
そして、プッシュ要求制御部11は、移動端末5の端末機種、及びプッシュ送信要求から取得した制御コードに基づいて、当該制御コードを含む制御SMSの当該移動端末5の機種に対する送信が許可されているか否かを判断する。例えば、端末機種が「F01」であり、制御コードが「制御A」である場合には、プッシュ要求制御部11は、制御SMSの送信を許可する。プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可した場合には、処理手順はステップS9に進められ(S8)、プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可しなかった場合には、処理手順はステップS14に進められる(S8)。これにより、制御SMSの送信先である移動端末5の機種ごとに制御可能な内容を異なるものとすることが可能となる。
次に、ステップS9において、プッシュ要求制御部11は、ユーザ属性記憶部14(図7)を参照し、制御SMSの送信可否を判定する。具体的には、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求の送信先の移動端末5を識別する端末ID、及びプッシュ送信要求から取得した制御コードに基づいて、ユーザ属性記憶部14(図7(a))を参照し、当該制御コードを含む制御SMSの当該移動端末5に対する送信が許可されているか否かを判断する。例えば、端末IDが「T01」であり、制御コードが「制御A」である場合には、プッシュ要求制御部11は、制御SMSの送信を許可する。
さらに、ユーザ属性記憶部14が、端末グループに対応付けて、当該端末グループに属する移動端末5に制御コードを含む制御SMSを送信することの制御コード毎の可否を記憶している場合には(図7(b))、プッシュ要求制御部11は、プッシュ送信要求の送信先の端末IDが属する端末グループ、及びプッシュ送信要求から取得した制御コードに基づいて、ユーザ属性記憶部14(図7(b))を参照し、当該制御コードを含む制御SMSの当該移動端末5が属するグループに対する送信が許可されているか否かを併せて判断する。例えば、端末IDが「T01」である場合には、端末グループは「G01」であるので、制御コード「制御A」を含む制御SMSの送信は、許可される。プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可した場合には、処理手順はステップS11に進められ(S10)、プッシュ要求制御部11が制御SMSの送信を許可しなかった場合には、処理手順はステップS14に進められる(S10)。これにより、制御SMSの送信先である移動端末5ごとに、当該移動端末5に対して制御することが可能な制御内容を異なるものとすることが可能となる。
続くステップS11において、メッセージ生成部16は、プッシュ送信要求に基づいて制御SMSを生成し、生成した制御SMSをメッセージ送信制御部17に送出する。そして、ステップS12において、メッセージ送信制御部17は、メッセージ生成部16から送出された制御SMSを、送信先の移動端末5にプッシュ送信する。
最後に、ステップS13において、メッセージ送信制御部17は、当該制御SMSの基となったプッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2に、制御SMS送達確認通知を送信する。一方、ステップS14において、制御SMSを移動端末5に送信しなかった場合には、メッセージ送信制御部17は、当該制御SMSの基となったプッシュ送信要求の送信元のプッシュサーバ2に、制御SMS送達不可通知を送信する。
なお、以上説明した本実施形態のメッセージ送信方法において、第1の制御SMS送信可否判定としてステップS3,S4に示す処理を実施し、第2の制御SMS送信可否判定としてステップS5,S6に示す処理を実施し、第3の制御SMS送信可否判定としてステップS7,S8に示す処理を実施し、第4の制御SMS送信可否判定としてステップS9,S10に示す処理を実施しているが、第1〜第4の制御SMS送信可否判定の全ての処理を実施しなくてもよい。例えば、第1の制御SMS送信可否判定のみ実施することとしてステップS5〜S10に示す処理を省略してもよい。また、第1の制御SMS送信可否判定に加えて、第2〜第4の制御SMS送信可否判定のうち一または複数の判定処理を実施することとしてもよい。
続いて、以上説明したメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法の作用効果について説明する。本実施形態のメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法では、プッシュサーバ2からのプッシュ送信要求は、プッシュ要求受付部10により受け付けられ、メッセージ生成部16によりプッシュ送信要求に基づいて制御SMSが生成され、メッセージ送信制御部17により制御SMSが送信先の移動端末5に送信される。これにより、SMSサーバ1とネットワークを介して通信可能なプッシュサーバ2から、SMSサーバ1が属する通信網内の移動端末5への制御SMSの送信が可能となる。また、プッシュサーバ2からのプッシュ送信要求は、直接に移動端末5に送信されず、プッシュ要求受付部10により受け付けられ、さらに、移動端末5に送信される制御SMSは、メッセージ生成部16により生成されたものであるので、予期しない内容の制御SMSが移動端末5に送信されることはない。従って、移動端末5に対する不正な制御が防止される。
1…SMSサーバ、2…プッシュサーバ、3…ユーザプロファイル記憶部、4…交換機、5…移動端末、10…プッシュ要求受付部、11…プッシュ要求制御部、12…制御コード記憶部、13…プッシュサーバプロファイル記憶部、14…ユーザ属性記憶部、15…端末プロファイル記憶部、16…メッセージ生成部、17…メッセージ送信制御部。

Claims (7)

  1. プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信システムであって、
    前記プッシュ型メッセージの送信先の前記移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び前記移動端末の動作を制御可能な制御コードを含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付手段と、
    前記制御コードのうち、前記メッセージに含ませて前記移動端末に送信することが許可されている前記制御コードを予め設定された許可制御コードとして記憶する制御コード記憶手段と、
    前記プッシュ送信要求に含まれる前記制御コードが前記制御コード記憶手段に記憶されている前記許可制御コードに該当する場合に、前記送信先移動端末に対する前記メッセージの送信を許可するプッシュ要求制御手段と、
    前記プッシュ要求制御手段により前記メッセージの送信が許可された場合に、前記プッシュ要求受付手段により受け付けられた前記プッシュ送信要求に基づいて、前記制御コードを含み前記送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    前記メッセージ生成手段により生成された前記メッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御手段と
    を備えることを特徴とするメッセージ送信システム。
  2. プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信システムであって、
    前記プッシュ型メッセージの送信先の前記移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び前記移動端末の動作を制御可能な制御コードを識別するコード識別子を含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付手段と、
    前記制御コードのうち、プッシュ送信される前記メッセージに含ませて前記移動端末に送信することが許可されている前記制御コードと前記コード識別子とを対応付けて記憶する制御コード記憶手段と、
    前記プッシュ送信要求に含まれる前記コード識別子が、前記制御コード記憶手段に記憶されている前記コード識別子に該当する場合に、前記移動端末に対するメッセージの送信を許可すると共に、前記コード識別子に対応する前記制御コードを抽出するプッシュ要求制御手段と、
    前記プッシュ要求制御手段により前記メッセージの送信が許可された場合に、前記プッシュ要求受付手段により受け付けられた前記プッシュ送信要求に基づいて、前記プッシュ要求制御手段により抽出された前記制御コードを含み前記送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    前記メッセージ生成手段により生成された前記メッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御手段と
    を備えることを特徴とするメッセージ送信システム。
  3. 前記メッセージに含ませて前記移動端末に送信することが許可されている前記制御コードを前記プッシュサーバごとに記憶したプッシュサーバプロファイル記憶手段をさらに備え、
    前記プッシュ要求制御手段は、前記プッシュサーバプロファイル記憶手段を参照し、前記プッシュ送信要求の送信元の前記プッシュサーバを識別する情報、及び前記プッシュ送信要求から取得又は抽出した前記制御コードに基づいて、該制御コードを含む前記メッセージの送信が許可されているか否かを判断し、
    前記プッシュ要求制御手段により前記メッセージの送信が許可されていると判断された場合に、前記メッセージ生成手段は、前記プッシュ要求制御手段により抽出された前記制御コードを含む前記メッセージを生成し、前記メッセージ送信制御手段は、生成された前記メッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ送信システム。
  4. 前記移動端末を識別する情報に対応付けて前記制御コードの実行の可否を記憶するユーザ属性記憶手段を備え、
    前記プッシュ要求制御手段は、前記ユーザ属性記憶手段を参照し、前記送信先移動端末を識別する情報、及び前記プッシュ送信要求から取得又は抽出した前記制御コードに基づいて、前記送信先移動端末において該制御コードの実行が許可されているか否かを判断し、
    前記プッシュ要求制御手段により前記制御コードの実行が許可されていると判断された場合に、前記メッセージ生成手段は、前記プッシュ要求制御手段により取得または抽出された前記制御コードを含む前記メッセージを生成し、前記メッセージ送信制御手段は、生成されたメッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメッセージ送信システム。
  5. 前記移動端末を識別する情報に対応付けて該移動端末の機種に関する情報を対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段と、
    前記移動端末の機種に関する情報に対応付けて制御コードの実行の可否を記憶する端末プロファイル記憶手段とを備え、
    前記プッシュ要求制御手段は、
    前記ユーザプロファイル記憶手段を参照して、前記プッシュ送信要求に含まれる前記送信先移動端末を識別する情報に基づいて、前記送信先移動端末の機種に関する情報を抽出し、
    前記端末プロファイル記憶手段を参照して、抽出した前記送信先移動端末の機種に関する情報、及び前記プッシュ送信要求から取得又は抽出した前記制御コードに基づいて、前記送信先移動端末において該制御コードの実行が許可されているか否かを判断し、
    前記プッシュ要求制御手段により前記制御コードの実行が許可されていると判断された場合に、前記メッセージ生成手段は、前記プッシュ要求制御手段により取得または抽出された前記制御コードを含む前記メッセージを生成し、前記メッセージ送信制御手段は、生成されたメッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のメッセージ送信システム。
  6. 一の通信網に属するメッセージ送信システムが、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信方法であって、
    前記プッシュ型メッセージの送信先の前記移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び前記移動端末の動作を制御可能な制御コードを含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付ステップと、
    前記制御コードのうち前記メッセージに含ませて前記移動端末に送信することが許可されている前記制御コードを予め設定された許可制御コードとして記憶する制御コード記憶手段に記憶されている前記許可制御コードに、前記プッシュ送信要求に含まれる前記制御コードが該当する場合に、前記送信先移動端末に対する前記メッセージの送信を許可するプッシュ要求制御ステップと、
    前記プッシュ要求制御ステップにおいて前記メッセージの送信が許可された場合に、前記プッシュ要求受付ステップにおいて受け付けられた前記プッシュ送信要求に基づいて、前記制御コードを含み前記送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、
    前記メッセージ生成ステップにおいて生成された前記メッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御ステップと
    を有することを特徴とするメッセージ送信方法。
  7. 一の通信網に属するメッセージ送信システムが、プッシュ型メッセージを、自システムが属する通信網内の移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信方法であって、
    前記プッシュ型メッセージの送信先の前記移動端末である送信先移動端末を識別する情報及び前記移動端末の動作を制御可能な制御コードを識別するコード識別子を含むプッシュ送信要求を、ネットワークを介して通信可能なプッシュサーバから受け付けるプッシュ要求受付ステップと、
    前記制御コードのうちプッシュ送信される前記メッセージに含ませて前記移動端末に送信することが許可されている前記制御コードと前記コード識別子とを対応付けて記憶する制御コード記憶手段に記憶されている前記コード識別子に、前記プッシュ送信要求に含まれる前記コード識別子が該当する場合に、前記移動端末に対するメッセージの送信を許可すると共に、前記コード識別子に対応する前記制御コードを抽出するプッシュ要求制御ステップと、
    前記プッシュ要求制御ステップにおいて前記メッセージの送信が許可された場合に、前記プッシュ要求受付ステップにおいて受け付けられた前記プッシュ送信要求に基づいて、前記プッシュ要求制御ステップにおいて抽出された前記制御コードを含み前記送信先移動端末を動作制御するための予め定められたメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、
    前記メッセージ生成ステップにおいて生成された前記メッセージを前記送信先移動端末にプッシュ送信するメッセージ送信制御ステップと
    を有することを特徴とするメッセージ送信方法。
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