JP4851983B2 - 監視装置及び監視方法 - Google Patents
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Description
ここで、Y(t)は今回の平均値、Y(t−1)は前回の平均値、X(t)は今回のプロセス値、X(t−m)はm回前のプロセス値、mは移動平均の項数である。
上記の両式におけるmの値は、逐次更新回数により1,2、…と更新し、平均回数M(平均回数を表す最大値)あるいは時定数相当数M(M=時定数Tm/逐次更新周期)に達すれば、その値で以降継続させることにより、応答性を一定にすることができる。
ここで、Sは監視レベル(しきい値)である。
図1において、図15で説明した従来例と同様に、プロセス信号は、サンプリング処理部4と突変監視計算処理部5及び突変検知判定処理部6を経由し、突発的な変化を検知するために処理されている。
この人為外乱判定テーブル15は、各人為外乱項目に対して、その人為外乱を判定するための判定条件と、その人為外乱操作により突変検知判定処理部6で突変検知される対象プロセス信号が対応付けられ、記憶されている。
プラント操作判定処理部13は、突変検知判定処理部6から起動されると、突変検知されたプロセス信号(以下、突変信号iという)を突変検知判定処理部6から受け取る(ステップS501)。
このように、プラント判定処理部13により、その突変検知が人為的な操作によるものか否か判断され、保存処理部8を経由して、その対象データファイルへ保存されることになる。保存された突変データは、人為的なプラント操作により発生した突変データと通常の異常検知として保存された突変データを区別して記憶装置9へ保存される。
これにより、突変発生時の突変データの解析作業が容易となりオペレ一夕の解析負荷を軽減することが可能となる。
次に、各種プラントのプロセス値を使ってその判定条件をチェックする(ステップS702)。
その結果、プラント操作ありと判断された場合には(ステップS703のYESに対応する)、リセット対象信号の情報をプラント操作判定テーブル16より取り出し、その信号の重み係数mの値を1にリセットする(ステップS704)。
監視装置3内のサンプリング処理部4に取り込まれたプロセス信号は、新たに本実施例により追加した第2の平均項数管理部14へ渡される。第2の平均項数管理処理部14は、渡されたプロセス信号によりプロセス信号の故障復帰を判断し、突変監視計算処理部5で計算される式(2)の平均値Y(t)の重み係数であるmを管理する。
監視装置3内のサンプリング処理部4に取り込まれたプロセス信号は、新たに本実施例により追加した第3の平均項数管理処理部14へ渡される。第3の平均項数管理処理部14は、渡されたプロセス信号により、プラント機器の起動・停止判断を行い機器の起動時のみ監視されるように、突変監視計算処理部5で、式(2)により計算される平均値Y(t)の重み係数mを管理する。
数がMiに達したらホールドする。
Claims (8)
- プラントよりプロセス信号を入力するプロセス信号入力手段と、
このプロセス信号入力手段により入力されたプロセス信号の突発的な変化を、時間の経過に従い、1から整数Mまで増加される、平均項数mでの、移動平均による平均値からの差分により検出する突変監視手段と、
前記プロセス信号に基づき、前記平均項数mの変更の要否を判断し、変更要の場合に前記平均項数mを1にリセットする平均項数管理手段と、
前記突変監視手段により検出されたプロセス信号の突発的な変化を監視データとして記憶するための記憶手段と、
前記監視データをオペレータへ通知するための警報手段と
を具備したことを特徴とする監視装置。 - 前記突変監視手段により検出された前記プロセス信号の突発的な変化からプラント運転操作による人為的な変化を識別し取り除いて監視データを形成するプラント操作判定手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
- 前記平均項数管理手段は、プラント操作条件項目、判定条件、リセット対象信号とが関連づけられたプラント操作止判定テーブルに基き、プラント操作ありと判断した場合に、その信号の前記平均項数mを1にリセットすることを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
- 前記平均項数管理手段は、前記プロセス信号の故障/復帰等により、監視処理が一旦中断された後に再開されたと判断した場合に、その信号の前記平均項数mを1にリセットすることを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
- 前記平均項数管理手段は、プラント機器停止項目、停止中条件、監視停止対象信号とが関連づけられたプラント機器停止判定テーブルに基き、プラント機器単位の起動・停止動作ありと判断した場合に、その信号の前記平均項数mを1にリセットすることを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
- プラントよりプロセス信号を入力するプロセス信号入力手段と、
このプロセス信号入力手段により入力されたプロセス信号の突発的な変化を、時間の経過に従い、1から整数Mまで増加される、平均項数mでの、移動平均による平均値からの差分により検出する突変監視手段と、
前記プロセス信号に基づき、前記整数Mの変更の要否を判断し、変更要の場合に前記整数Mを変更する平均項数管理手段と、
この突変監視手段により検出されたプロセス信号の突発的な変化を監視データとして記憶するための記憶手段と、
前記監視データをオペレータへ通知するための警報手段と
を具備したことを特徴とする監視装置。 - 前記平均項数管理手段は、プラント運転状態項目、判定条件、使用する重み係数群とが関連づけられたプラント運転状態判定テーブルに基き、プラント運転状態が一致すると判断され、かつ前回プラント状態と今回プラント状態が違う場合に、前記整数Mを変更することを特徴とする請求項6に記載の監視装置。
- プラントよりプロセス信号を入力するプロセス信号入力ステップと、
このプロセス信号入力ステップにより入力されたプロセス信号の突発的な変化を、時間の経過に従い、1から整数Mまで増加される、平均項数mでの、移動平均による平均値からの差分により検出する突変監視ステップと、
前記プロセス信号に基づき、前記平均項数mの変更の要否を判断し、変更要の場合に前記平均項数mを1にリセットする平均項数管理ステップと、
前記突変監視ステップにより検出されたプロセス信号の突発的な変化を監視データとして記憶するための記憶ステップと、
前記監視データをオペレータへ通知するための警報ステップと
を具備したことを特徴とする監視方法。
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JP2007106102A JP4851983B2 (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 監視装置及び監視方法 |
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