JP4846684B2 - 真空絶縁スイッチ及び真空絶縁スイッチギヤ - Google Patents
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Description
前記第2の操作機構部の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第1の係合手段によって前記操作ロッドに係合し、前記第3の操作機構の可動鉄心は、前記第1及び第2の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第3の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第2の係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする。
まず、第2の操作機構10について説明すると、第2の操作機構10は可動鉄心100、固定鉄心110、コイル120、永久磁石130とを備えて構成されている。可動鉄心100は、プランジャ101と可動平板102とで構成され、断面略T字形状をなしている。このプランジャ101と可動平板102とには、操作ロッド11が移動可能に貫通している。操作ロッド11の第2の操作機構10に対応する外周面には、第1の操作機構9側の外径を可動電極4側の外径に対して小径とすることにより得られる段部11Aが形成されている。段部11Aは接地操作時の操作ロッド11の移動に伴って、プランジャ101の可動電極4側の内側端面に係合する。
図1及び図2(a)は、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態が閉位置(投入)状態の場合を示している。この図1及び図2(a)における投入状態の場合は、第1の操作機構9のコイル94、及び第2の操作機構10のコイル120が通電されているので、第1の操作機構9のプランジャ91、及び第2の操作機構10のプランジャ101に吸引力が作用し、第1の操作機構9のプランジャ91、及び第2の操作機構10のプランジャ101は、それぞれ中央脚933、中央脚114に向かって移動した状態になっている。
開極操作では、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第1の操作機構9におけるコイル94を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石95の磁束をキャンセルし、第1の操作機構9におけるプランジャ91と中央脚933間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3から離し、図2(b)に示すようにギャップG1をもって開状態にする。
また、操作ロッド11の段部11Aは、第2の操作機構10におけるプランジャ101の端面に当接し、接地操作に対応し得る状態になっている。
接地操作では、上述した開極操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第2の操作機構10におけるコイル120を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石130の磁束をキャンセルし、第2の操作機構10におけるプランジャ101と中央脚114間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して離れる方向に移動する。
図3及び図4において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。 この実施の形態は、図1に示す実施の形態において、更に、断路操作するための第3の機構20を設けたものである。即ち、第3の操作機構20は、第1の操作機構9と第2の操作機構10との間に配置されている。
図3及び図4の(a)は、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態が閉位置(投入)状態の場合を示している。この図3及び図4(a)におけるにおける投入状態の場合は、第1の操作機構9のコイル94、第2の操作機構10のコイル120及び第3の操作機構20のコイル230が通電されているので、第1の操作機構9のプランジャ91、第2の操作機構10のプランジャ101及び第3の操作機構20のプランジャ211に吸引力が作用し、第1の操作機構9のプランジャ91、第2の操作機構10のプランジャ101及び第3の操作機構20のプランジャ211は、それぞれ中央脚933、中央脚114、及び中央脚224に向かって移動した状態になっている。
開極操作では、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第1の操作機構9におけるコイル94を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石95の磁束をキャンセルし、第1の操作機構9におけるプランジャ91と中央脚933間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3から離し、図4(b)に示す開状態にする。
断路操作では、上述した開極操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第3の操作機構20におけるコイル230を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石240の磁束をキャンセルし、第3の操作機構20におけるプランジャ211と中央脚224間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して離れる方向に移動する。
接地操作では、上述した開極及び断路操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第2の操作機構10におけるコイル120を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石130の磁束をキャンセルし、第2の操作機構10におけるプランジャ101と中央脚114間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して更に離れる方向に移動する。
2 真空容器
3 固定電極
4 可動電極
5 可動導体
6 ピン
7 絶縁ロッド
8 接圧ばね
9 第1の操作機構
10 第2の操作機構
20 第3の操作機構
Claims (7)
- 閉位置、開位置、接地位置に開閉操作される3位置型の真空絶縁スイッチであって、
真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動接点と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の遮断投入操作する第1の操作機構とを備え、
前記第1の操作機構の可動鉄心と前記第2の操作機構部の可動鉄心とを、共通の操作ロッドに配置し、
前記第2の操作機構の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 閉位置、開位置、断路位置及び接地位置に開閉操作される4位置型の真空絶縁スイッチであって、
真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動電極と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の断路操作する第3の操作機構と、前記第3の操作機構に連結され、前記可動電極から更に遠い側に設けた電磁石操作形の投入遮断操作する第1の操作機構とを備え、
前記第1の操作機構と前記第2の操作機構と前記第3の操作機構との各可動鉄心を、前記絶縁ロッドに連結する共通の操作ロッドに配置し、
前記第2の操作機構部の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第1の係合手段によって前記操作ロッドに係合し、
前記第3の操作機構の可動鉄心は、前記第1及び第2の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第3の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第2の係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 請求項1または2に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
前記係合手段は、前記可動鉄心の端面に当接し係合する段部を前記操作ロッドの外周面に設けたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の真空絶縁スイッチにおいて、
前記操作ロッドに前記可動電極を前記固定電極に対して接触荷重を与えるための接圧ばねを設けたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の真空絶縁スイッチにおいて、
前記各電磁石形の操作機構は、前記操作ロッドに配置したプランジャとこのプランジャにおける反可動電極側に設けた可動平板とからなる可動鉄心と、
可動電極側に位置する固定鉄心体と一方側を前記固定鉄心体の外周側に設けた環状の側脚とこの側脚の他方側に設けた永久磁石台と前記固定鉄心体の内周側に設けた中央脚とで構成した固定鉄心と、
前記固定鉄心内部に設けたコイルと、
前記可動鉄心の可動平板と対向するように前記固定鉄心の永久磁石台に設けた永久磁石とを備えたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 請求項1に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
前記第2の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。 - 請求項2に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
前記第2及び第3の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
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