JP4846684B2 - 真空絶縁スイッチ及び真空絶縁スイッチギヤ - Google Patents

真空絶縁スイッチ及び真空絶縁スイッチギヤ Download PDF

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Description

本発明は、真空絶縁スイッチに係り、更に詳しくは、遮断、断路機能を有する真空絶縁スイッチに関する。
受電設備においては、負荷電流あるいは事故電流を遮断するための真空遮断器と、負荷の保守点検を行う際に作業者の安全を確保するための断路器と接地開閉器と、系統電圧電流の検出装置と、更に保護ルレーなどを筐体内に収納した閉鎖形配電盤(スイッチギヤと称す)を設置している。
このスイッチギヤの絶縁方式は、多種多様で、従来から気中絶縁盤、SFガスを使用したキュービクル形のガス絶縁スイッチギヤ(GIS)に加えて、昨今では、環境対応の観点から固体絶縁、圧縮空気絶縁、全真空絶縁方式のものが登場していると共に、各絶縁方式によって、遮断器、断路器、接地といった機能を、1つのスイッチ部に集約したものとして、3位置形(投入、遮断、断路、接地)の真空開閉器を収納したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−164084号公報
上述した真空開閉器は、投入、遮断の他に断路の位置を取る3位置型の開閉スイッチ、もしくは投入、遮断の他に断路、接地の位置を取る4位置型の開閉スイッチを収納した真空容器を、筐体内部に収納したものであり、小形、軽量で信頼性が高いため、例えば、都市部での配電設備の重要設備に対して、小形、軽量化のニーズに対応し得るものである。
また、近年の受変電設備では、そのユーザの要求が多様化している。例えば、需要先では、その使用目的により、負荷の種類、運転条件が異なるので、その要求する安全性、信頼性、運転保全及び将来の負荷の増加を考慮して、配電系統を計画するが、この配電計画において、受変電設備を構成する遮断器、断路器、接地開閉器等の制御、及び電圧、電流、電力等の監視計測に関しても配慮しなければならない。
この場合、前述した機器とその制御、及び監視計測等の機器の設置空間を如何に小さくして、その設置のための投資を抑えることができるかが、重要な課題となっている。このため、前述したような複数位置型の真空開閉スイッチを使用する場合、特に、その操作機構部を更に小形、軽量化し得る余地が残されている。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、複数位置型の真空開閉スイッチにおける操作機構部を更に小形、軽量化して、操作機構を含む複数位置型の真空開閉スイッチ全体の簡素化及びその信頼性の向上を達成することができる真空絶縁スイッチを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、閉位置、開位置、接地位置に開閉操作される3位置型の真空絶縁スイッチであって、真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動接点と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の遮断投入操作する第1の操作機構とを備え、前記第1の操作機構の可動鉄心と前記第2の操作機構部の可動鉄心とを、共通の操作ロッドに配置し、前記第2の操作機構の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする。
また、第2の発明は、閉位置、開位置、断路位置及び接地位置に開閉操作される4位置型の真空絶縁スイッチであって、真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動電極と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の断路操作する第3の操作機構と、前記第3の操作機構に連結され、前記可動電極から更に遠い側に設けた電磁石操作形の投入遮断操作する第1の操作機構とを備え、前記第1の操作機構と前記第2の操作機構と前記第3の操作機構との各可動鉄心を、前記絶縁ロッドに連結する共通の操作ロッドに配置し、
前記第2の操作機構部の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第1の係合手段によって前記操作ロッドに係合し、前記第3の操作機構の可動鉄心は、前記第1及び第2の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第3の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第2の係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする。
さらに、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記係合手段は、前記可動鉄心の端面に当接し係合する段部を前記操作ロッドの外周面に設けたことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記操作ロッドに前記可動電極を前記固定電極に対して接触荷重を与えるための接圧ばねを設けたことを特徴とする。
さらに、第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、前記各電磁石形の操作機構は、前記操作ロッドに配置したプランジャとこのプランジャにおける反可動電極側に設けた可動平板とからなる可動鉄心と、可動電極側に位置する固定鉄心体と一方側を前記固定鉄心体の外周側に設けた環状の側脚とこの側脚の他方側に設けた永久磁石台と前記固定鉄心体の内周側に設けた中央脚とで構成した固定鉄心と、前記固定鉄心内部に設けたコイルと、前記可動鉄心の可動平板と対向するように前記固定鉄心の永久磁石台に設けた永久磁石とを備えたことを特徴とする。
また、第6の発明は、第1の発明において、前記第2の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする。
さらに、第7の発明は、第2の発明において、前記第2及び第3の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする。
本発明によれば、各操作機構を構成する各可動部を、同一の操作ロッドに配置し、各可動部の動作に応働して操作ロッドを操作するようにしたので、閉位置、開位置、断路位置の3位置、または接地位置を含めた4位置等の複数位置型の真空開閉スイッチにおける操作機構を更に小形、軽量化して、操作機構を含む複数位置型の真空開閉スイッチ全体の簡素化及びその信頼性の向上を達成することができる真空絶縁スイッチ及びこの真空絶縁スイッチを備えた真空絶縁スイッチギヤを提供することができる。
以下、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態を示す縦断面図、図2は図1に示す本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態の開閉動作状態を説明する図で、図2の(a)、(b)、(c)は、閉位置(投入)、開位置(切り)及び接地位置の3位置での動作状態を示している。
図1において、真空絶縁スイッチ1は、真空容器2内に固定電極3及び可動電極4を収納している。この固定電極3及び可動電極4は、固定側フィーダ、可動側フィーダ介して電源あるいは負荷(図示せず)と接続する。真空容器2は、絶縁筒2Aと、その上下に配置した上下の端板2B,2Cと、上端板2Aに設けたベローズ2Dとを備えている。これにより、可動電極4は、真空容器2内において固定電極3に対して接離可能に動作する。
前述した可動電極4には、ベローズ2Dを介して可動導体5の一方端が連結している。可動導体5の他方端はピン6によって絶縁ロッド7に連結している。この絶縁ロッド7には、可動電極4を固定電極3に接触荷重を与えるための接圧ばね8が連結されている。
絶縁ロッド7には、固定電極3に対して可動電極4を、図2の(a)に示す通電するための閉位置Y1と図2の(b)に示す電流を遮断するための開位置Y2とに操作する遮断操作機構部となる第1の操作機構9と、図2の(c)に示す可動電極4を雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための接地位置Y3に操作する断路操作機構部となる第2の操作機構10とからなる操作機構が連結している。
前述した第1の操作機構9及び第2の操作機構10は、可動電極4を閉位置、開位置、接地位置に直線的に動作させる可動鉄心、固定鉄心、永久磁石及びコイルからなる電磁石操作形式の構造であり、第2の操作機構10は、可動電極4に近い側に、第1の操作機構9は、可動電極4から遠い側に2組直列的に配置して構成されている。第1の操作機構9および第2の操作機構10における操作ロッド11は、共通の操作ロッドであり、絶縁ロッド7に一体的に連結している。
次に、前述した第1の操作機構9及び第2の操作機構10の詳細な構成を説明する。
まず、第2の操作機構10について説明すると、第2の操作機構10は可動鉄心100、固定鉄心110、コイル120、永久磁石130とを備えて構成されている。可動鉄心100は、プランジャ101と可動平板102とで構成され、断面略T字形状をなしている。このプランジャ101と可動平板102とには、操作ロッド11が移動可能に貫通している。操作ロッド11の第2の操作機構10に対応する外周面には、第1の操作機構9側の外径を可動電極4側の外径に対して小径とすることにより得られる段部11Aが形成されている。段部11Aは接地操作時の操作ロッド11の移動に伴って、プランジャ101の可動電極4側の内側端面に係合する。
固定鉄心110は、可動電極4側に位置する固定鉄心体111と、一方側を固定鉄心体111の外周側に設けた環状の側脚112と、側脚112の他方側に設けた永久磁石台113と、固定鉄心体111の内周側に設けた中央脚114とで構成され固定配置されている。固定鉄心内部にはコイル120が配置されている。コイル120の中心には、可動鉄心100のプランジャ101が貫通している。永久磁石台113には、可動鉄心100の可動平板102と対向するように円環状の永久磁石130が取り付けられている。前述した固定鉄心体111、側脚112、永久磁石台113は、ボルト、ナットで狭持されて組み立てられ、電磁石を構成している。
次に、第1の操作機構9について説明すると、第1の操作機構9は、前述した第2の操作機構10と同様に可動鉄心90、固定鉄心93、コイル94、永久磁石95とを備えて構成されている。可動鉄心90は、プランジャ91と可動平板92とで構成され、断面略T字形状をなしている。このプランジャ91と可動平板92とには、操作ロッド11が貫通している。この操作ロッド11には、その径を小径とすることにより外周に形成した段部11Bとナット11Cによってプランジャ91と可動平板92とが固定されている。
固定鉄心93は、可動電極4側に位置する固定鉄心体930と、一方側を固定鉄心体930の外周側に設けた環状の側脚931と、側脚931の他方側に設けた永久磁石台932と、固定鉄心体930の内周側に設けた中央脚933とで構成され、固定配置されている。固定鉄心内部にはコイル94が配置されている。コイル94の中心には、可動鉄心90のプランジャ91が貫通している。永久磁石台932には、可動鉄心90の可動平板92と対向するように円環状の永久磁石95が取り付けられている。前述した固定鉄心体930、側脚931、永久磁石台932は、ボルト、ナットで狭持されて組み立てられ、電磁石を構成している。
次に、上述した本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態の動作を図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2(a)は、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態が閉位置(投入)状態の場合を示している。この図1及び図2(a)における投入状態の場合は、第1の操作機構9のコイル94、及び第2の操作機構10のコイル120が通電されているので、第1の操作機構9のプランジャ91、及び第2の操作機構10のプランジャ101に吸引力が作用し、第1の操作機構9のプランジャ91、及び第2の操作機構10のプランジャ101は、それぞれ中央脚933、中央脚114に向かって移動した状態になっている。
これにより、操作ロッド11は、可動電極4を固定電極3に向かって移動させ固定電極3に接圧させる。これにより、閉位置Y1(投入)になる。この閉位置Y1(投入)では、操作ロッド11の移動により、接圧ばね8が蓄勢された状態になり、開極操作に備えている。また、接圧ばね8の蓄勢力に対向する保持力を得るために、第1の操作機構9の永久磁石95の吸引力によって、磁気ラッチされている。
なお、第2の操作機構10のプランジャ101、可動平板102は、永久磁石113の吸引力によって操作ロッド11に沿って移動し、永久磁石130に吸着されて、磁気ラッチされている。
次に、上述した閉位置Y1(投入)から開位置Y2(切り)に開極操作する場合を図2(b)にて説明する。
開極操作では、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第1の操作機構9におけるコイル94を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石95の磁束をキャンセルし、第1の操作機構9におけるプランジャ91と中央脚933間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3から離し、図2(b)に示すようにギャップG1をもって開状態にする。
このとき、第2の操作機構10におけるプランジャ101及び可動平板102は、永久磁石130による磁気ラッチにより、移動せず、操作ロッド11の移動を許容している。
また、操作ロッド11の段部11Aは、第2の操作機構10におけるプランジャ101の端面に当接し、接地操作に対応し得る状態になっている。
次に、第2の操作機構10による開位置Y2から接地位置Y3への操作(接地操作)を図2用いて説明する。
接地操作では、上述した開極操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第2の操作機構10におけるコイル120を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石130の磁束をキャンセルし、第2の操作機構10におけるプランジャ101と中央脚114間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して離れる方向に移動する。
この際、操作ロッド11の段部11Aが、第2の操作機構10におけるプランジャ101の可動電極4側の内側端面に係合しているので、操作ロッド11は、プランジャ101及び可動平板102を一体として、第1の操作機構9の方向に移動して、可動電極4を固定電極3から更に離し、図2(c)に示すギャップG2をもった接地状態にする。
このとき、第2の操作機構10における可動平板102は、第1の操作機構9の固定鉄心93を構成する固定鉄心体930の端面に当接し、停止する。この第2の操作機構10の可動平板102が第1の操作機構9の固定鉄心体930の端面に当接する距離を設定することにより、断路状態時の絶縁距離を決定することができる。即ち、第2の操作機構10における永久磁石95の位置に対して、第1の操作機構9の固定鉄心体930の端面の位置が、接地状態時に必要な絶縁距離を保つように、第1の操作機構9を第2の操作機構10を固定配置すれば良い。
上述した本発明の一実施の形態によれば、各操作機構は、同一の操作ロッド11により動作され、また、この操作ロッド11と共に可動する可動部は、操作機構の可動鉄心であり、可動部の重量を同一とすることができるので、各操作機構による投入、切り及び断路時の操作速度が一定になり、その動作特性を同一にすることができる。その結果、信頼性の高い、操作機構を構築することができ、更には投入、切り及び接地の3位置に開閉操作される真空絶縁スイッチの信頼性を向上させることができる。
また、可動電極4を投入、切りする操作機構9及び接地させる操作機構10を、その動作方向が直線的に操作する方向に配置したので、スペースの無駄がなく、小形の機構を提供することができる。
また、各操作機構9,10の動作距離を異ならせることが可能で、例えば、可動電極4に近い側の操作機構を一段目とし、遠い側を二段目とし、かつ、一段目の操作機構10の動作距離が、二段目の操作機構9の動作距離より小さく構成した場合、一段目の操作機構を操作して遮断操作を実施後、二段目の操作機構は、まだ動作させるための距離があるので、続いて二段目の操作機構を動作させることで断路位置を取ることができる。この動作距離((投入⇔遮断⇔接地間の開閉距離)は、各操作機構の開閉距離を任意に設定することが可能となるので、設計者の意図する多様な動作距離に対して、容易に対応することが可能となる。
また、操作ロッド11に接圧ばね8を設けたことにより、各操作機構9,10にそれぞれ戻しばねを設ける必要がなくなり、電磁石形の操作機構を簡素化できるとともに、その部品点数を削減し、軽量化を図ることができる。
また、上述の実施の形態においては、第1の操作機構9と第2の操作機構10との電磁石構成における電流駆動力を同一にしたが、第2の操作機構10による接地動作は、第1の操作機構9の遮断動作よりも小さくて良いので、第2の操作機構10の電磁石構成における電流駆動力を第1の操作機構9のそれよりも小さくすることもできる。この場合、第2の操作機構10の軸方向寸法を小さくすることができるので、操作機構における軸方向の全体寸法をさらに小さくすることができる。
図3は、本発明の真空絶縁スイッチの他の実施の形態を示す縦断面図、図4は、図3に示す本発明の真空絶縁スイッチの他の実施の形態の開閉動作状態を説明する図であり、図4の(a)、(b)、(c)、(d)は、閉位置(投入)、開位置(切り)、断路位置及び接地位置の4位置での動作状態を示している。なお、図4において、真空スイッチ2は作図上省略している。
図3及び図4において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。 この実施の形態は、図1に示す実施の形態において、更に、断路操作するための第3の機構20を設けたものである。即ち、第3の操作機構20は、第1の操作機構9と第2の操作機構10との間に配置されている。
この第3の操作機構20は、図1に示す第1の操作機構9及び第2の操作機構10と同様に構成されており、可動鉄心210、固定鉄心220、コイル230、永久磁石240とを備えて構成されている。可動鉄心210は、プランジャ211と可動平板212とで構成され、断面T字形状をなしている。プランジャ211と可動平板212とには、操作ロッド11が移動可能に貫通している。操作ロッド11の第3の操作機構20に対応する外周面には、第2の操作機構10側の外径を可動電極4側の外径に対して小径とすることにより得られる段部11Cが形成されている。段部11Cは接地操作時の操作ロッド11の移動に伴って、プランジャ211の可動電極4側の内側端面に当接し係合する。
固定鉄心220は、可動電極4側に位置する固定鉄心体221と、一方側を固定鉄心体221の外周側に設けた環状の側脚222と、側脚222の他方側に設けた永久磁石台223と、固定鉄心体221の内周側に設けた中央脚224とで構成され固定配置されている。固定鉄心内部にはコイル230が配置されている。コイル230の中心には、可動鉄心210のプランジャ211が貫通している。永久磁石台223には、可動鉄心210の可動平板212と対向するように円環状の永久磁石240が取り付けられている。前述した固定鉄心体221、側脚222、永久磁石台223は、ボルト、ナットで狭持されて組み立てられ、電磁石を構成している。
次に、上述した本発明の真空絶縁スイッチの他の実施の形態の動作を図3及び図4を用いて説明する。
図3及び図4の(a)は、本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態が閉位置(投入)状態の場合を示している。この図3及び図4(a)におけるにおける投入状態の場合は、第1の操作機構9のコイル94、第2の操作機構10のコイル120及び第3の操作機構20のコイル230が通電されているので、第1の操作機構9のプランジャ91、第2の操作機構10のプランジャ101及び第3の操作機構20のプランジャ211に吸引力が作用し、第1の操作機構9のプランジャ91、第2の操作機構10のプランジャ101及び第3の操作機構20のプランジャ211は、それぞれ中央脚933、中央脚114、及び中央脚224に向かって移動した状態になっている。
これにより、操作ロッド11は、可動電極4を固定電極3に向かって移動させ固定電極3に接圧させる。これにより、閉位置Y1(投入)になる。この閉位置Y1(投入)では、操作ロッド11の移動により、接圧ばね8が蓄勢された状態になり、開極操作に備えている。また、接圧ばね8の蓄勢力に対向する保持力を得るために、第1の操作機構9の永久磁石95の吸引力によって、磁気ラッチが構成されている。
なお、第2の操作機構10のプランジャ101、可動平板102、及び第3の操作機構20のプランジャ211と可動平板212は、各永久磁石130、240の吸引力によって操作ロッド11に沿って移動し、各永久磁石130、240に吸着されて、磁気ラッチが行われている。
次に、上述した閉位置Y1(投入)から開位置Y2(切り)に開極操作する場合を、図4(a)にて説明する。
開極操作では、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第1の操作機構9におけるコイル94を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石95の磁束をキャンセルし、第1の操作機構9におけるプランジャ91と中央脚933間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3から離し、図4(b)に示す開状態にする。
このとき、第2の操作機構10におけるプランジャ101、可動平板102、及び第3の操作機構20のプランジャ211と可動平板212は、各永久磁石130、240による磁気ラッチにより、移動せず、操作ロッド11の移動を許容している。
また、操作ロッド11の段部11Cは、第2の操作機構20におけるプランジャ211の端面に当接係合し、断路操作に対応し得る状態になっている。
次に、第3の操作機構10による開位置Y2から断路位置Y4への操作(断路操作)を図4を用いて説明する。
断路操作では、上述した開極操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第3の操作機構20におけるコイル230を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石240の磁束をキャンセルし、第3の操作機構20におけるプランジャ211と中央脚224間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して離れる方向に移動する。
この際、操作ロッド11の段部11Cが、第3の操作機構20におけるプランジャ211の可動電極4側の内側端面に当接しているので、操作ロッド11は、プランジャ211及び可動平板212を一体として、第1の操作機構9の方向に移動して、可動電極4を固定電極3から更に離し、図4(c)に示す断路状態にする。
このとき、第3の操作機構20における可動平板210は、第1の操作機構9の固定鉄心93を構成する固定鉄心体930の端面に当接し、停止する。
また、この際、操作ロッド11の段部11Aは、第2の操作機構10におけるプランジャ101の内側端面に当接し、接地操作に対応し得る状態になっている。
次に、第2の操作機構10による断路位置Y4から接地位置Y3への操作(接地操作)を図4(d)を用いて説明する。
接地操作では、上述した開極及び断路操作と同様に、接圧ばね8の蓄勢力を利用する。即ち、第2の操作機構10におけるコイル120を投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石130の磁束をキャンセルし、第2の操作機構10におけるプランジャ101と中央脚114間に作用する吸引力を減少させる。これにより、操作ロッド11は、接圧ばね8の蓄勢力により、可動電極4を固定電極3に対して更に離れる方向に移動する。
この際、操作ロッド11の段部11Aが、第2の操作機構10におけるプランジャ211の内側端面に当接しているので、操作ロッド11は、プランジャ101及び可動平板102を一体として、第3の操作機構20の方向に移動して、可動電極4を固定電極3から更に離し、図7に示す断路状態にする。
このとき、第2の操作機構10における可動平板102は、第3の操作機構20の固定鉄心体221の端面に当接し、停止する。
上述した本発明の他の実施の形態によれば、前述した実施の形態において、操作機構を一つ追加することで、閉位置(投入)、開位置(切り)、断路位置、接地位置の4位置に操作することができる4位置型の真空開閉装置を容易に実現することができ、汎用性に優れた真空絶縁スイッチ装置を提供することが可能となる。また、前述した実施の形態と同様に、操作機構を更に小形、軽量化して、操作機構を含む複数位置型の真空開閉スイッチ全体の簡素化及びその信頼性の向上を達成することができる開閉を実現できる信頼性の高い真空絶縁スイッチギヤを提供することができる。
なお、上述の実施の形態においては、操作ロッド11に、第2の操作機構10におけるプランジャ101の端面に当接して係合する段部11A、及び第3の操作機構20におけるプランジャ211の端面に当接して係合する段部11Cを形成したが、操作ロッド11の外周面に突出部を設けるように構成することも可能である。
また、上述の実施の形態においては、第1の操作機構9と第2の操作機構10との電磁石構成における電流駆動力を同一にしたが、第2の操作機構10による接地動作は、第1の操作機構9の遮断動作よりも小さくて良いので、第2の操作機構10の電磁石構成における電流駆動力を第1の操作機構9のそれよりも小さくすることもできる。この場合、第2の操作機構10の軸方向寸法を小さくすることができるので、操作機構における軸方向の全体寸法をさらに小さくすることができる。
本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態を示す縦断面図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチの一実施の形態の開閉動作状態を説明する図である。 本発明の真空絶縁スイッチの他の実施の形態を示す縦断面図である。 図3に示す本発明の真空絶縁スイッチの他の実施の形態の開閉動作状態を説明する図である。
符号の説明
1 真空絶縁スイッチ
2 真空容器
3 固定電極
4 可動電極
5 可動導体
6 ピン
7 絶縁ロッド
8 接圧ばね
9 第1の操作機構
10 第2の操作機構
20 第3の操作機構

Claims (7)

  1. 閉位置、開位置、接地位置に開閉操作される3位置型の真空絶縁スイッチであって、
    真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動接点と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の遮断投入操作する第1の操作機構とを備え、
    前記第1の操作機構の可動鉄心と前記第2の操作機構部の可動鉄心とを、共通の操作ロッドに配置し、
    前記第2の操作機構の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  2. 閉位置、開位置、断路位置及び接地位置に開閉操作される4位置型の真空絶縁スイッチであって、
    真空容器と、前記真空容器内に固定した固定電極と、前記真空容器内に収納され、前記固定電極に接離する可動電極と、前記可動電極にベローズを介して連結した絶縁ロッドと、前記絶縁ロッドに連結され、前記可動電極に近い側に設けた電磁石操作形の接地操作する第2の操作機構と、前記第2の操作機構に連結され、前記可動電極から遠い側に設けた電磁石操作形の断路操作する第3の操作機構と、前記第3の操作機構に連結され、前記可動電極から更に遠い側に設けた電磁石操作形の投入遮断操作する第1の操作機構とを備え、
    前記第1の操作機構と前記第2の操作機構と前記第3の操作機構との各可動鉄心を、前記絶縁ロッドに連結する共通の操作ロッドに配置し、
    前記第2の操作機構部の可動鉄心は、前記第1の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第2の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第1の係合手段によって前記操作ロッドに係合し、
    前記第3の操作機構の可動鉄心は、前記第1及び第2の操作機構の操作時に伴う前記操作ロッドの移動を許容し、前記第3の操作機構の操作時には前記操作ロッドに設けた第2の係合手段によって前記操作ロッドに係合することを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  3. 請求項1または2に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
    前記係合手段は、前記可動鉄心の端面に当接し係合する段部を前記操作ロッドの外周面に設けたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の真空絶縁スイッチにおいて、
    前記操作ロッドに前記可動電極を前記固定電極に対して接触荷重を与えるための接圧ばねを設けたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の真空絶縁スイッチにおいて、
    前記各電磁石形の操作機構は、前記操作ロッドに配置したプランジャとこのプランジャにおける反可動電極側に設けた可動平板とからなる可動鉄心と、
    可動電極側に位置する固定鉄心体と一方側を前記固定鉄心体の外周側に設けた環状の側脚とこの側脚の他方側に設けた永久磁石台と前記固定鉄心体の内周側に設けた中央脚とで構成した固定鉄心と、
    前記固定鉄心内部に設けたコイルと、
    前記可動鉄心の可動平板と対向するように前記固定鉄心の永久磁石台に設けた永久磁石とを備えたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  6. 請求項1に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
    前記第2の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
  7. 請求項2に記載の真空絶縁スイッチにおいて、
    前記第2及び第3の操作機構の電磁石による電流駆動力を、前記第1の操作機構のそれよりも小さくしたことを特徴とする真空絶縁スイッチ。
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