JP4845748B2 - 燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置及び方法 - Google Patents

燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、データベースに格納されている各種情報に基づいて、発電所において使用される燃料と、燃料添加剤の組み合わせを算出する燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置及び方法に関する。
石炭を利用した発電方式としては、石炭を燃焼した際に発生する熱を蒸気に伝えて発電する汽力発電方式と、燃焼ガスを直接ガスタービンに導入して発電した後、その排熱を蒸気に伝えて発電する複合発電方式とがある。また、これを用いる石炭の反応方式として、固定床、流動床、噴流床の三つの方式がある。
ここで、噴流床燃焼方式について説明する。噴流床燃焼方式には、バーナにより微粉炭を空気とともに噴出して燃焼させる微粉炭燃焼方式がある。微粉炭燃焼方式では、中位径粒数十μmの微粉炭を使用するため、燃焼性が良く、過剰空気が少なくてすむメリットがある。さらに、大型化が可能であるため、現在、電気事業においては、この微粉炭燃焼方式が主に用いられている。
また、微粉炭燃焼方式を用いた汽力発電システムについて説明する。本システムでは、燃焼時に発生した熱を蒸気に変えて、蒸気タービンを用いて発電を行う。また、微粉炭の燃焼に伴い発生するNOx(窒素酸化物)、煤塵及びSOx(硫黄酸化物)は、後流の脱硝装置、電気集塵機及び脱硫装置により除去され、クリーンになった排ガスが煙突から排出される。また、例えば、NOx等の脱硝等に関しては、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−296835号公報
ところで、燃料に対してある燃料添加剤を混ぜる(例えば、石炭に石灰石を混ぜる)ことにより、所定の効果(例えば、脱硫効果)が発揮されることが知られている。
しかし、このような発電システムでは、燃料と燃料添加剤とを混合させるために、燃料添加剤を貯留するタンクや、燃料添加剤と燃料とを混合するための設備が必要となり、この設備を設けるためのランニングコストが新たに必要になる。
また、発電所では、一般的に、石炭の燃焼寸前に燃料添加剤を投入させているため、固体燃料である石炭との混合が不十分となり、その結果、均一な効果(例えば、スラッギング等の発生を防ぐ効果や、脱硫効果等)が得られにくいという問題がある。
そこで、本発明では、発電所内に石炭と燃料添加剤とを混合するための設備を不要とし、また、石炭と燃料添加剤の混合を十分に行わせ、燃料添加剤を混合することによる効果を均一化させる燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置は、上述の課題を解決するために、顧客の所有する発電所の位置情報と、当該発電所により使用されているボイラー情報と、燃料及び燃料添加剤が保管されている保管場所情報と、当該燃料に関する燃料情報と、当該燃料添加剤に関する燃料添加剤情報と、が格納されている格納手段と、燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量とを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納手段に格納されている前記発電所の位置情報から、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する発電所位置選択手段と、前記入力手段により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納手段に格納されている前記ボイラー情報から、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択するボイラー選択手段と、前記ボイラー選択手段により選択されたボイラーにより使用される燃料を、前記格納手段に格納されている前記燃料情報を参照して、複数種類抽出する燃料抽出手段と、前記燃料抽出手段により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、前記格納手段に格納されている前記燃料添加剤情報に基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する組み合わせ決定手段と、前記組み合わせ決定手段により決定された各組み合わせにおける前記燃料添加剤の必要量を算出する必要量算出手段と、前記組み合わせ決定手段により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、前記必要量算出手段により算出された燃料添加剤の必要量と、前記入力手段により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価をそれぞれ算出する単価算出手段と、前記組み合わせ決定手段により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、前記格納手段に格納されている前記保管場所情報を参照して、それぞれ選択する保管場所選択手段と、前記発電所位置選択手段により選択された顧客の発電所の位置と、前記保管場所選択手段により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所とに基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する輸送費算出手段と、前記単価算出手段により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、前記輸送費算出手段により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを前記組み合わせ決定手段により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する最安価選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置は、前記最安価選択手段により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、前記燃料及び燃料添加剤の保管場所に対して指令を出す指令手段を備えることが好ましい。
本発明に係る燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出方法は、上述の課題を解決するために、燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量とを入力する入力工程と、前記入力工程により入力された前記顧客情報に基づいて、格納部に格納されている発電所の位置情報から、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する発電所位置選択工程と、前記入力工程により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納部に格納されているボイラー情報から、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択するボイラー選択工程と、前記ボイラー選択工程により選択されたボイラーにより使用される燃料を、前記格納部に格納されている燃料情報を参照して、複数種類抽出する燃料抽出工程と、前記燃料抽出工程により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、前記格納部に格納されている燃料添加剤情報に基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する組み合わせ決定工程と、前記組み合わせ決定工程により決定された各組み合わせにおける前記燃料添加剤の必要量を算出する必要量算出工程と、前記組み合わせ決定工程により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、前記必要量算出工程により算出された燃料添加剤の必要量と、前記入力工程により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価をそれぞれ算出する単価算出工程と、前記組み合わせ決定工程により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、前記格納部に格納されている燃料及び値料添加剤が保管されている保管場所情報を参照して、それぞれ選択する保管場所選択工程と、前記発電所位置選択工程により選択された顧客の発電所の位置と、前記保管場所選択工程により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所と、に基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する輸送費算出工程と、前記単価算出工程により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、前記輸送費算出工程により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを前記組み合わせ決定工程により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する最安価選択工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出方法は、前記最安価選択工程により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、前記燃料及び燃料添加剤の保管場所に対して指令を出す指令工程を有することが好ましい。
本発明によれば、各発電所は、燃料添加剤を独自に購入する工程を省くことができ、また、燃料と燃料添加剤とを混合する設備が不要となるため、係る設備を設置するコストを省くことができる。また、燃料を販売する業者は、自社製品の付加価値を加えることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明に係る燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置(以下、演算装置という。)は、発電所内に燃料と燃料添加剤とを混合するための設備を不要とし、また、石炭と燃料添加剤の組み合わせを安価に提供するものである。また、本実施の形態においては、燃料として石炭を用いて説明するが、これに限られない。
演算装置1は、図1に示すように、各種情報が格納されている格納手段としての格納部10と、情報を入力する入力手段としての入力部11と、供給対象となる発電所の位置を選択する発電所位置選択手段としての発電所位置選択部12と、供給対象となる顧客の発電所で使用されるボイラーの種類を選択するボイラー選択手段としてのボイラー選択部13と、顧客の発電所で使用される各ボイラーで使用される燃料の種類を抽出する燃料抽出手段としての燃料抽出部14と、燃料及び燃料添加剤の最適な組み合わせを決定する組み合わせ決定手段としての組み合わせ決定部15と、燃料添加剤の必要量を算出する必要量算出手段としての必要量算出部16と、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価を算出する単価算出手段としての単価算出部17と、燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を選択する保管場所選択手段としての保管場所選択部18と、輸送費を算出する輸送費算出手段としての輸送費算出部19と、最も安価となる、燃料及び燃料添加剤と、その保管場所を選択する最安価選択部20と、所定の指令を出す指令手段としての指令部21と、を備える。
格納部10は、顧客の所有する発電所の位置情報Aと、当該発電所により使用されているボイラー情報Bと、当該燃料に関する燃料情報Cと、当該燃料添加剤に関する燃料添加剤情報Dと、燃料及び燃料添加剤が保管されている保管場所情報Eと、が格納されている。
ここで、各情報の具体例について説明する。位置情報Aは、図2に示すように、少なくとも、顧客が有するボイラーの種類に関する情報(ボイラーA乃至ボイラーZ)と、各ボイラーの微量成分の許容に関する情報と、各ボイラーのカロリーに関する情報と、各ボイラーの工業成分の条件に関する情報と、を含んでおり、各顧客単位で構成されている。
また、ボイラー情報Bは、図3に示すように、少なくとも、ボイラーの種類に関する情報(ボイラーA乃至ボイラーZ)と、各ボイラーの微量成分の許容に関する情報と、各ボイラーのカロリーに関する情報と、各ボイラーの工業成分の条件に関する情報と、各ボイラーの微量成分排出比率に関する情報と、各ボイラーの灰融点限界に関する情報と、を含んで構成されている。
また、燃料情報Cは、図4に示すように、少なくとも、石炭の種類(炭種)A乃至Zと、各炭種の微量成分と、各炭種の価格と、各炭種の工業成分と、を含んで構成されている。ここで、石炭の種類について説明する。石炭を炭質により分類すると、石炭化の進み具合により、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭とに分類分けすることができる。また、石炭の性状(工業成分(分析))に基づいて分類すると、石炭に含まれる炭素、水素、硫黄等によって、採掘する場所(地域、国)によって分類分けすることができる。
また、燃料添加剤情報Dは、図5に示すように、少なくとも、燃料添加剤の種類(TypeA乃至TypeZ)と、各種類の効果(Se溶出防止等)と、各種類の価格と、を含んで構成されている。ここで、燃料添加剤について説明する。燃料添加剤には、例えば、水酸化マグネシウム、酢酸マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、ドロマイト等のアルカリ土類金属化合物やmFeO・nFe(m,nは0以上の自然数)で示されるFe化合物を水又は油に分散させたものがある。
また、燃料添加剤を用いて石炭を燃焼させることにより、強固な水管付着灰や巨大なクリンカーをスートブロー(高圧空気を吹き付けること)等にて剥離、脱落させ、伝熱面に対する熱吸収率を向上させ、さらに高温腐食、低温腐食を低減させ、未燃カーボン、NOx(窒素酸化物)等の生成を抑制させ、ボイラー等の運転を長期的に安定操業させる効果がある。
また、保管場所情報Eは、図6に示すように、少なくとも、燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所の情報を含んで構成されている。
入力部11は、燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量と、を入力する。
発電所位置選択部12は、入力部11により入力された顧客情報に基づいて、格納部10に格納されている発電所の位置情報Aから、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する。
ボイラー選択部13は、入力部11により入力された顧客情報に基づいて、格納部10に格納されているボイラー情報Bから、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択する。
燃料抽出部14は、ボイラー選択部13により選択されたボイラーにより使用される燃料を、格納部10に格納されている燃料情報Cを参照して、複数種類抽出する。
組み合わせ決定部15は、燃料抽出部14により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、格納部10に格納されている燃料添加剤情報Dに基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する。
必要量算出部16は、組み合わせ決定部15により決定された各組み合わせにおける燃料添加剤の必要量を算出する。
単価算出部17は、組み合わせ決定部15により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、必要量算出部16により算出された燃料添加剤の必要量と、入力部11により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価をそれぞれ算出する。
保管場所選択部18は、組み合わせ決定部15により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、格納部10に格納されている保管場所情報Eを参照して、それぞれ選択する。
輸送費算出部19は、発電所位置選択部12により選択された顧客の発電所の位置と、保管場所選択部18により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所とに基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する。
最安価選択部20は、単価算出部17により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、輸送費算出部19により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを、組み合わせ決定部15により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する。
指令部21は、最安価選択部20により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、燃料及び燃料添加剤が保管されている保管場所に対して指令を出す。
<発電システム>
ここで、発電所による発電システム100について説明する。発電システム100は、図7に示すように、石炭を投入する石炭投入部101と、石炭投入部101から投入された石炭を所定のサイズに粉砕する粉砕部102と、粉砕部102により粉砕された微粉炭を燃焼するボイラー103と、ボイラー103により発生した熱を蒸気に変え、蒸気によってタービンを回す蒸気タービン104と、蒸気タービン104の回転によって電気を発生する発電機105と、ボイラー103により微粉炭を燃焼する際に排出される排煙を処理する排煙処理部106とを備え、電気を発電する。
ここで、ボイラー103の構成について詳細に説明する。ボイラー103は、石炭を燃焼し、熱を蒸気にして回収する装置である。また、ボイラー103は、同じ発電量の重油焚きボイラーより1.5〜2倍ほどサイズが大きく設計されている。これは、石炭の燃焼速度が遅いことや、燃焼後の灰が炉壁や蒸気過熱器に付着するのを防ぐため、容積あたりの発熱量を低減する必要があること等、による。
また、ボイラー103は、粉砕部102により粉砕された微粉炭を、搬送用の一次空気とともにバーナ中央部より炉内に噴出し、その周りに二次空気及び三次空気を噴出させて、混合させることにより燃焼する。これらのバーナは、ボイラー103の容量により複数本設置されるが、その配置方法により、ボイラー前面と後面にバーナを配置する方法(対向燃焼)や、ボイラーの四隅にバーナを配置する方法(コーナーファイアリング)等がある。
また、ボイラー103においては、燃焼により溶融した灰が炉壁や伝熱管に付着して収熱の低下、及び炉内圧力損失を大きくする現象が生じることがあり、これをスラッギングと呼ぶ。
また、灰中のナトリウム分等の揮発成分が蒸気過熱器等に、凝縮して付着することにより、伝熱の阻害や圧力損失の増大を引き起こすこともあり、この現象をファウリングと呼ぶ。スラッギング、ファウリングは、灰の性状に密接に関連するため、その防止策はボイラーごとに指針が定められている。
本発明に係る演算装置1によれば、石炭の炭種に応じて燃料添加剤を適宜選択することにより、上述したスラッギングやファウリングの発生を防ぐことが可能である。また、本発明に係る演算装置1では、入力部11に入力された情報に基づき、格納部10に格納されている各種情報を参照して、最適となる燃料と燃料添加剤の組み合わせを選択し、選択された燃料及び燃料添加剤を混合処理し、処理後の燃料添加剤入りの燃料を保管場所から顧客の有する発電所に対して、輸送するように指令するので、発電所を有する顧客は、自ら燃料添加剤を購入する手間がかからず、また、燃料と燃料添加剤とを混合するための設備を備える必要がない。
<実施例>
つぎに、本発明に係る演算装置1を用いて、顧客の所有する発電所に、最適な燃料添加剤を混合した燃料を、最も安価に輸送するように指令する手順について、図8及び図9に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、入力部11により、燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量と、が入力される。
ステップS2において、発電所位置選択部12は、ステップS1の工程により入力された顧客情報に基づいて、格納部10に格納されている発電所の位置情報Aから、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する。
ステップS3において、ボイラー選択部13は、ステップS1の工程により入力された顧客情報に基づいて、格納部10に格納されているボイラー情報Bから、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択する。
ステップS4において、燃料抽出部14は、ステップS3の工程により選択されたボイラーによって使用される燃料を、格納部10に格納されている燃料情報Cを参照して、複数種類抽出する。本工程においては、ステップS3の工程により選択されたボイラーによって燃焼可能な燃料を粗く抽出する。
ステップS5において、組み合わせ決定部15は、ステップS4の工程により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、格納部10に格納されている燃料添加剤情報Dに基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する。本工程においては、組み合わせ決定部15は、ステップS4の工程により粗く抽出された石炭を利用した際の微量成分排出濃度と、スラッギング性の判定結果から、当該石炭に対応する最適な燃料添加剤を選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する。
ステップS6において、必要量算出部16は、ステップS5の工程により決定された各組み合わせにおける燃料添加剤の必要量をそれぞれ算出する。
ステップS7において、単価算出部17は、ステップS5の工程により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、ステップS6の工程により算出された燃料添加剤の必要量と、ステップS1の工程により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価(=石炭単価+燃料添加剤単価)をそれぞれ算出する。
ステップS8において、保管場所選択部18は、ステップS5の工程により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、格納部10に格納されている燃料及び値料添加剤が保管されている保管場所情報Eを参照して、それぞれ選択する。
ステップS9において、輸送費算出部19は、ステップS2の工程により選択された顧客の発電所の位置と、ステップS8の工程により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所とに基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する。本工程においては、経路ごとの輸送費に関する先行事例がある場合には、それを用いる構成であっても良い。
ステップS10において、最安価選択部20は、ステップS7の工程により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、ステップS9の工程により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを、ステップS3の工程により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する。
さらに、ステップS11において、指令部21は、ステップS10の工程により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、燃料及び燃料添加剤の保管場所に対して指令を出す。指令を受けた保管場所においては、指定された種類の燃料と、指定された種類の燃料添加剤とを混合する処理を行う。そして、混合処理が行われた燃料添加剤入りの燃料を輸送車に積み込んで、顧客の発電所に輸送を行う。
このようにして本発明では、入力部11に入力された情報に基づき、格納部10に格納されている各種情報を参照して、最適となる燃料と燃料添加剤の組み合わせを選択し、燃料及び燃料添加剤の保管場所から顧客の有する発電所に対して、最安価で輸送するように指令する。したがって、本発明に寄れば、発電所を有する顧客は、自ら燃料添加剤を購入する手間がかからず、また、燃料と燃料添加剤とを混合するための設備を備える必要がない。また、本発明によれば、燃料を販売する業者も、自社製品の付加価値を加えることができる。
本発明に係る演算装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る演算装置の格納部に格納されている位置情報の構成を示す模式図である。 本発明に係る演算装置の格納部に格納されているボイラー情報の構成を示す模式図である。 本発明に係る演算装置の格納部に格納されている燃料情報の構成を示す模式図である。 本発明に係る演算装置の格納部に格納されている燃料添加剤情報の構成を示す模式図である。 本発明に係る演算装置の格納部に格納されている保管場所情報の構成を示す模式図である。 発電システムの構成を示すブロック図である。 本発明に係る演算装置により、顧客の有する発電所に、燃料添加剤を混合した燃料を、最も安価に輸送するように指令する手順についての説明に供する第1のフローチャートである。 本発明に係る演算装置により、顧客の有する発電所に、燃料添加剤を混合した燃料を、最も安価に輸送するように指令する手順についての説明に供する第2のフローチャートである。
符号の説明
1 演算装置
10 格納部
11 入力部
12 発電所位置選択部
13 ボイラー選択部
14 燃料抽出部
15 組み合わせ決定部
16 必要量算出部
17 単価算出部
18 保管場所選択部
19 輸送費算出部
20 最安価選択部
21 指令部

Claims (4)

  1. 顧客の所有する発電所の位置情報と、当該発電所により使用されているボイラー情報と、燃料及び燃料添加剤が保管されている保管場所情報と、当該燃料に関する燃料情報と、当該燃料添加剤に関する燃料添加剤情報と、が格納されている格納手段と、
    燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量とを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納手段に格納されている前記発電所の位置情報から、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する発電所位置選択手段と、
    前記入力手段により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納手段に格納されている前記ボイラー情報から、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択するボイラー選択手段と、
    前記ボイラー選択手段により選択されたボイラーにより使用される燃料を、前記格納手段に格納されている前記燃料情報を参照して、複数種類抽出する燃料抽出手段と、
    前記燃料抽出手段により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、前記格納手段に格納されている前記燃料添加剤情報に基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する組み合わせ決定手段と、
    前記組み合わせ決定手段により決定された各組み合わせにおける前記燃料添加剤の必要量を算出する必要量算出手段と、
    前記組み合わせ決定手段により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、前記必要量算出手段により算出された燃料添加剤の必要量と、前記入力手段により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価をそれぞれ算出する単価算出手段と、
    前記組み合わせ決定手段により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、前記格納手段に格納されている前記保管場所情報を参照して、それぞれ選択する保管場所選択手段と、
    前記発電所位置選択手段により選択された顧客の発電所の位置と、前記保管場所選択手段により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所とに基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する輸送費算出手段と、
    前記単価算出手段により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、前記輸送費算出手段により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを前記組み合わせ決定手段により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する最安価選択手段と、を備えることを特徴とする燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置。
  2. 前記最安価選択手段により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、前記燃料及び燃料添加剤の保管場所に対して指令を出す指令手段を備えることを特徴とする請求項1記載の燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出装置。
  3. 燃料の供給対象となる顧客情報と、燃料の供給量とを入力する入力工程と、
    前記入力工程により入力された前記顧客情報に基づいて、格納部に格納されている発電所の位置情報から、供給対象となる顧客の発電所の位置を選択する発電所位置選択工程と、
    前記入力工程により入力された前記顧客情報に基づいて、前記格納部に格納されているボイラー情報から、供給対象となる顧客の発電所で使用されているボイラーを選択するボイラー選択工程と、
    前記ボイラー選択工程により選択されたボイラーにより使用される燃料を、前記格納部に格納されている燃料情報を参照して、複数種類抽出する燃料抽出工程と、
    前記燃料抽出工程により抽出された各燃料と最適な組み合わせとなる燃料添加剤を、前記格納部に格納されている燃料添加剤情報に基づいて選択し、複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせを決定する組み合わせ決定工程と、
    前記組み合わせ決定工程により決定された各組み合わせにおける前記燃料添加剤の必要量を算出する必要量算出工程と、
    前記組み合わせ決定工程により決定された燃料及び燃料添加剤の組み合わせに、前記必要量算出工程により算出された燃料添加剤の必要量と、前記入力工程により入力された燃料の供給量を加味して、燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価をそれぞれ算出する単価算出工程と、
    前記組み合わせ決定工程により決定された各組み合わせに係る燃料及び燃料添加剤が保管されている場所を、前記格納部に格納されている燃料及び値料添加剤が保管されている保管場所情報を参照して、それぞれ選択する保管場所選択工程と、
    前記発電所位置選択工程により選択された顧客の発電所の位置と、前記保管場所選択工程により選択された燃料及び燃料添加剤の保管場所と、に基づき、燃料及び燃料添加剤の組み合わせを各保管場所から顧客の発電所まで輸送するための経路をそれぞれ求め、当該経路ごとに輸送費を算出する輸送費算出工程と、
    前記単価算出工程により算出された燃料及び燃料添加剤の組み合わせ単価に、前記輸送費算出工程により算出された輸送費を加えた総費用を算出し、当該総費用が最も安価となる燃料及び燃料添加剤の組み合わせを前記組み合わせ決定工程により決定された複数の燃料及び燃料添加剤の組み合わせの中から選択し、当該選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせが保管されている場所を選択する最安価選択工程と、を有することを特徴とする燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出方法。
  4. 前記最安価選択工程により選択された燃料及び燃料添加剤の組み合わせになるように燃料と燃料添加剤とを混合し、混合して得られた燃料添加剤入りの燃料を供給対象となる顧客の発電所に輸送するように、前記燃料及び燃料添加剤の保管場所に対して指令を出す指令工程を有することを特徴とする請求項3記載の燃料及び燃料添加剤組み合わせ算出方法。
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