JP4843352B2 - 電源電位検知回路 - Google Patents

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Description

本発明は電源電位の変化を検知する電源電位検知回路に関するものである。
電源電位検知回路は、電源電位が所定の範囲まで上昇し、及び所定の範囲まで下降したことを検知して検出信号を出力する回路であり、電源電位の変化を高速に検知する必要のあるSRAM、DRAM、EEPROM、FeRAM(Ferro-electric Random Access Memory)等に用いられている。
従来提案されている電源電位回路の1つは、p型MOSトランジスタのソースには電源電位を付与し、ドレインは電流制御抵抗を介して接地し、ゲートには電源電位を抵抗分割する分割回路の出力電位が付与されるものである。この構成において、電源電位が所望の値以上になればp型MOSトランジスタがオンして電源電位の上昇を検知する。一方、電源電位が所望の値以下になればp型MOSトランジスタがオフすることにより電源電位の下降を検知する。
この構成の電源電位回路では、電流制御抵抗のRC時定数に比べ電源電位がゆっくり下降し、RC時定数が無視できる場合には、問題なく電源電位の下降を検知できる。しかし、RC時定数に比べ電源電位が高速に下降する場合には、その下降を検知できないという問題がある。すなわち、電源電位が高速に下降し、p型MOSトランジスタのゲート−ソース間の電位差がしきい値電圧以下となってオフとなっても、そのドレイン電位がRC時定数のため下降しきらず後段の回路に伝わらないため、電源電位の下降の検知を行うことができないという問題が生じ得る。
この問題を解決するものとして、例えば特許文献1に開示の電源電位検出回路が知られている。この回路では、p型MOSトランジスタのソースにはRC遅延回路を介して電源電位を付与している。この回路によれば、電源電位が下降することによりゲート電位は低下するが、ソースの電位はRC遅延回路の存在のために低下が遅れ、このため電源電位が所定値以下に低下するとp型MOSトランジスタがオンとなる。このトランジスタがオンされたことを検知することにより、電源電位の下降を検知することができる。電源電位の上昇については、上記の従来の回路を別途並列に設けることにより検出する。この特許文献1の回路では、p型MOSトランジスタのドレインと接地端子との間に接続された電流制御抵抗のRC時定数の影響を受けないため、高速な電源電位の下降も検知が可能となる。
しかし、この特許文献1の回路においても、p型MOSトランジスタのしきい値電圧に温度依存性があること等を含む変動要因に起因して、電源電位の低下を検知するパワーオフ信号の出力タイミングが異なってしまうという問題があった。
特開2002−300020号公報(図1及び段落0032−0044)
本発明は、高速で電源電位が下降してもパワーオフ信号を出力することができると共に、温度に依存せず一定の電源電位でパワーオフ信号を出力することができる電源電位検知回路を提供する。
本発明の一態様に係る電源電位検知回路は、電源電位の変化を検知する電源電位検知回路において、前記電源電位に拘らず一定の第1の出力電圧を出力する内部電源回路と、前記第1の出力電圧の変化を遅延させた遅延信号を発生させる遅延回路と、前記電源電位を所定の分割比で分割した第1の分割電圧を発生させる第1の分割回路と、ソースに前記遅延信号を与えられゲートに前記第1の分割電圧を与えられることにより前記電源電位が所定値以下となった場合に導通する第1のp型MOSトランジスタと、前記第1のp型MOSトランジスタのドレインの電圧に基づく第2の出力電圧を出力する第1の出力回路と、前記電源電位を所定の分割比で分割した第2の分割電圧を発生させる第2の分割回路と、ソースに前記電源電位を与えられゲートに前記第2の分割電圧を与えられることにより前記電源電位が所定値よりも大きくなった場合に導通する第2のp型MOSトランジスタと、前記第2のp型MOSトランジスタのドレインの電圧に基づく第3の出力電圧を出力する第2の出力回路とを備え、前記内部電源回路はバンドギャップリファレンス回路であり、温度が上昇するに従って前記第1の出力電圧が低下する温度特性を有するを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、高速で電源電位が下降してもパワーオフ信号を出力することができると共に、温度に依存せず一定の電源電位でパワーオフ信号を出力することができる電源電位検知回路を提供することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態] 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電源電位検知回路1の構成を示す図である。この電源電位検知回路1は、電源電位Vccが所定値以下に下降したことを検知するための回路であり、p型MOSトランジスタ11を有している。このp型MOSトランジスタ11は、しきい値電圧Vth11が負のノーマリオフ型トランジスタである。
このp型MOSトランジスタ11のゲートには、直列に接続された抵抗12A(抵抗値R4)、抵抗12B(抵抗値R5)からなる抵抗分割回路12が接続される。抵抗12Aと12Bの接続点node3にp型MOSトランジスタ11のゲートが接続される。また、抵抗R4の他端に検出すべき電源電圧VDDが与えられ、抵抗R5の他端は接地電位Vssが与えられている。これにより、接続点node3即ちp型MOSトランジスタ11のゲートには、電位VDD×R5/(R4+R5)が与えられる。
また、p型MOSトランジスタ11のソースには、抵抗R7と容量C7とからなるRC遅延回路13が接続され、更にその上流側には、内部電源回路としてのバンドギャップリファレンス回路(BGR回路)14が接続されている。このBGR回路14の入力端子には、ダイオード接続されたn型MOSトランジスタ15が接続されている。
このトランジスタ15のドレインには、検出すべき電源電位VDDが与えられている。また、そのソースと接地電位Vssとの間には、電荷をプールさせるための安定化容量16が接続されている。このBGR回路14は、温度が上昇するとその出力電圧が小さくなるように、すなわち負の温度特性を有するように、内部の各種素子の特性値が設定されている。負の温度特性の傾きは、p型MOSトランジスタ11の閾値電圧Vthの絶対値の温度特性を考慮して、その温度特性の変化を打ち消すように決定される。
また、p型MOSトランジスタ11のドレインと接地端子との間には、p型MOSトランジスタ11がオンとされた場合の電流を制限するための電流制御抵抗17(抵抗値R6)が接続されている。そして、電流制御抵抗17のドレイン側の接続点node4には、2段のインバータ181、182からなるインバータ回路18(出力回路)が接続され、この出力信号が、電源電位VDDが所定値以下まで下降したことを示すパワーオフ信号PWOFFとなる。
なお、電源電位VDDが所定値以上に上昇したことの検知は、例えば図2に示すような電源電位検知回路1Aを別途設け、この回路1Aの検出信号と、上記図1に示す回路1の検出信号との論理和をNORゲート20から出力することにより、電源電位の上昇、下降の両方を検知することができる。この電源検知回路1A自体は上記特許文献1等により公知であり、p型MOSトランジスタ11Aのソースが直接電源電位VDDに接続されている点を除き、図1の電源電位検知回路と同様の構成を有している。従って、そのような構成要素については図2において添字「A」を付し詳細な説明は省略する。
図1のBGR回路14の具体的な構成例を図3に示す。このBGR回路14は、出力端子14Bと接地電位Vssとの間に形成され直列接続された抵抗141(抵抗値R1)及びダイオード142とを有する第1の電流経路と、同じく出力端子14Bと接地端子Vssとの間に形成され直列接続された抵抗143(抵抗値R2)、抵抗144(抵抗値R3)及びダイオード145とを有する第2の電流経路とを備えている。ここで、ダイオード145は、ダイオード142と比べてN倍の面積を有するものとする。
またBGR回路14は、オペアンプ146と、n型MOSトランジスタ147を有する。オペアンプ146の非反転入力端子は、抵抗143と144の接続点に接続され、反転入力端子は、抵抗141とダイオード142の接続点に接続される。オペアンプ146は、反転入力端子の入力電圧Vaと、非反転入力端子の入力電圧Vbとを比較し、両者が等しくなるよう出力電圧を制御する。
MOSトランジスタ147のゲートは、オペアンプ146の出力端子に接続される。また、MOSトランジスタ147のドレインは、このBGR回路14の入力端子とされて入力電圧Vinが与えられ、ソースは出力端子14Bに接続されている。
図3において、第1の電流経路の電流、第2の電流経路の電流をそれぞれ、I1、I2とすると、I1、I2は
[数1]
I1=Is×exp(q×Vf1/(k・T))
I2=N×Is×exp(q×Vf2/(k・T))
と表せる。ここでIsはダイオード142、145の逆方向飽和電流、Vf1及びVf2はそれぞれダイオード142、145の順方向電圧、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷量を示している。
ただし、VT=k×T/qとして、
[数2]
Vf1=VT×log(I1/Is)
Vf2=VT×log(I2/(N・Is))
=VT×log(I1/(N・Is)×R1/R2)
である。ここで、BGR回路14において、I1×R1=I2×R2が成り立つので、抵抗144(抵抗値R3)の両端子間にかかる電位差dVfは、
[数3]
dVf=Vf1−Vf2=VT×log(N×R2/R1)
と表せる。抵抗141(抵抗値R1)及び抵抗143(抵抗値R2)の両端子間にかかる電位差はR2/R3×dVfと表せるので、このBGR回路14の出力電圧VBGRは、
[数4]
VBGR=Vf1+R2/R3×dVf
=Vf1+R2/R3×VT×log(N×R2/R1)
と表すことができる。Vf1の温度特性は−2[mV/℃]、VTの温度特性は+0.086[mV/℃]であるので、抵抗値R1、R2、R3の選び方しだいで、出力電圧VBGRの温度特性曲線の傾きを正又は負いずれにも調整可能である。この実施の形態では、上述のように、p型MOSトランジスタ11の閾値電圧Vthの絶対値の温度特性が負の傾き(温度が上がるほど、閾値電圧Vthの絶対値は小さくなる)を有することを考慮し、BGR回路14の出力電圧VBGRが負の温度特性を持つよう、抵抗値R1、R2、R3の値を調整する。
BGR回路14の別の具体的な構成例を図4に示す。このBGR回路14は、オペアンプ151を備えている。また、入力端子14Aと接地電位Vssとの間に、p型MOSトランジスタ152、ダイオード153、およびダイオードと並列接続された抵抗154(抵抗値R1)からなる第1電流経路が形成されている。
また、この第1電流経路と並列に、p型MOSトランジスタ155、抵抗156(抵抗値R3)、及び並列接続されたN個のダイオード157、並びに抵抗156及びダイオード157と並列接続された抵抗158(抵抗値R2)からなる第2電流経路が形成されている。同様に第1及び第2電流経路と並列に、p型MOSトランジスタ159、及び抵抗160(抵抗値R4)からなる第3電流経路が形成されている。
トランジスタ152、155及び159は同一のサイズのトランジスタであり、それらのゲートはいずれもオペアンプ151の出力端子に共通接続されてカレントミラー回路が形成され、これにより、第1、第2、第3の電流経路には、トランジスタ152とダイオード153の接続点N1の電位と、トランジスタ155と抵抗156の接続点N2の電位(V+、V−)が等しくするような同一の大きさの電流I1,I2,I3(I1=I2=I3)が流れる。トランジスタ159と抵抗160の接続点が、このBGR回路14の出力電圧VBGRを出力する出力端子とされている。
また、接続点N1の電位がオペアンプ151の反転入力端子に入力され、また接続点N2の電位がオペアンプ151の非反転入力端子に入力されている。
ここで、ダイオード153に流れる電流をI1A、抵抗154に流れる電流をI1Bとし(I1=I1A+I1B)、抵抗156に流れる電流をI2A、抵抗158に流れる電流をI2Bとする(I2=I2A+I2B)。R1=R2と設定した場合、
[数5]
I1A=I2A
I1B=I2B
V−=VF1
V+=Vf2+dVf
dVf=Vf1−Vf2
となる。
また抵抗156の両端間の電圧はdVfであり、
[数6]
I2A=dVf/R3
I2B=Vf1/R2
となる。したがって、
[数7]
I2=I2A+I2B=Vf1/R2+dVf/R3
と表すことができ、従って、出力電圧VBGRは、
[数8]
VBGR=R4×(Vf1/R2+dV/R3)
=R4×(Vf1/R2+VT/R3×logN)
と表される。Vf1の温度特性は−2[mV/℃]、VTの温度特性は+0.086[mV/℃]であるので、抵抗値R2、R3の選び方しだいで、出力電圧VBGRの温度特性を正又は負いずれにも調整可能である。この図4の回路でも、p型MOSトランジスタ11の閾値電圧Vthの絶対値の温度特性の負の傾きに合わせ、BGR回路14の出力電圧VBGRが負の温度特性を持つよう、抵抗値R2、R3の値を調整することが可能である。
この第1の実施の形態に係る電源電位検知回路1の動作を図5及び図6を参照して説明する。図5は、温度T=T1の場合における電源電圧VDDの変化に対応した各接続点の電圧の変化の例を示しており、図6は、温度TがT1より高いT=T2の場合における電源電圧VDDの変化に対応した各接続点の電圧の変化の例を示している。
温度T=T1の場合(図5)において、電源電位VDDが時刻t1において0から徐々に上昇を開始して時刻t2で定常値に達する。一方、BGR回路14の出力電圧VBGRは一定値VBGR1で安定し、これに対応して接続点node5の電圧も、RC遅延回路13の時定数の分遅れてVBGR1に達する。node3の電圧は、抵抗分割回路12が分割比R5/(R4+R5)を有することにより、VDDの上昇/下降中は分割比の分緩やかな傾きで変化し、定常時にはR5/(R4+R5)×VDDとなる。なお、電源電位VDDが所定値以上に上昇したことの検知は、図2に示す別の電源電位検知回路1Aにより実行される。
電源電位VDDが時刻t3において定常値から徐々に減少を始めると、接続点node3の電圧も、ほぼ同時に減少を始める。しかし、BGR回路14の出力電圧VBGRは、入力電圧Vinが安定化容量16により暫くの間VDD近くに保たれ、その後も略VBGR1を維持し、接続点node5の電圧も約VBGR1に維持される。
このように、接続点node5の電圧がVBGR1に維持される一方、接続点node3の電圧は電源電位の減少とほぼ同期して減少することにより、時刻t4において両者の電位差がp型MOSトランジスタ11の温度T=T1時の閾値電圧vth1の絶対値|vth1|以上になると、p型MOSトランジスタ11がオンする。これにより、電流制御抵抗17に流れ、その容量成分は高速に充電される。従って、接続点node4の電位も高速に上昇する。これにより、パワーオフ信号PWOFFも時刻t4付近で“L”から“H”に切り替わり、これにより電源電位VDDが所定値以下に減少したことが検知される。
温度TがT1よりも高いT2(T2>T1)の場合には、p型MOSトランジスタ11の閾値電圧Vth2の絶対値は、T=T1の場合の|Vth1|よりも小さい|Vth2|(<|Vth1|)となる。このため、接続点node5の電圧がT=T1の場合とT=T2の場合とで同じであると、パワーオフ信号PWOFFの出力タイミングが異なってしまい、正確な電源電位検知ができなくなる。
そこで、本実施の形態では、上述したように、BGR回路14の出力電圧VBGRが負の温度特性を有するように内部の抵抗素子(例えば図3の抵抗141,143、144)の抵抗値を設定する。すなわち、T=T1の場合のBGR回路14の出力電圧VBGR1よりも、T=T2の場合の出力電圧VBGR2が小さくなるようにする。このVBGR1とVBGR2との差は、p型MOSトランジスタ11の閾値電圧の差に合わせるのが好適である。これにより、本実施の形態では、温度依存性に基づいてパワーオフの出力タイミングの変化が生じないようにし、一定の電源電位でパワーオフ信号を出力することができ、正確な電源電位検知が可能になっている。
[第2の実施の形態] 次に、本発明の第2の実施の形態に係る電源電位検知回路1Bの構成を、図7を参照して説明する。図1と同一の構成要素については図7において同一の符号を付し、以下では重複する説明は省略する。
図7の電源電位検知回路1Bでは、BGR回路14の代わりに、半導体記憶装置の内部で内部電源回路に用いられるn型降圧トランジスタ22により内部電源回路を構成する。この降圧トランジスタ22のドレインに、例えば強誘電体メモリ等でワード線に印加するための昇圧電圧VPPを与える。
一方、そのゲートには、強誘電体メモリで用いられる内部電源電位VAAを発生させるためのソース・フォロワ型降圧トランジスタのゲート電位NGAAを印加する。ソースはRC遅延回路13に接続される。昇圧電圧VPPは、電源電位VDDを図示しない昇圧回路で昇圧させて生成させたものであり、電源電位VDDの変化に対して遅延して変化する他の電圧の一例である。
図8に、TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのメモリユニットの構成を示す。この強誘電体メモリは、複数個(図8では8個)のメモリセルMjが直列接続された構造のメモリユニットを構成しており、1つのメモリセルMjは、1つのトランジスタTjと、1つの強誘電体キャパシタCjとを並列接続した構造を有している。
この強誘電体メモリでは、待機状態ではワード線WLjをすべて昇圧電圧VPP(“H”)に保って強誘電体キャパシタCjの両端を短絡状態に保ち、選択されたメモリセルのワード線を0V(“L”)にしつつプレート線PLを駆動して読み出し及び書き込みを行う。待機状態ですべてのワード線WLjが昇圧電圧VPPに保たれるため、強誘電体メモリは大きなゲート容量を有しており、昇圧電圧VPPは、電源電圧VDDが急速に低下した後も、暫くの間高い電圧に維持される。
この構成によれば、電源電位VDDが急速に低下しても、昇圧電圧VPPはゆっくりと低下し、更にRC遅延回路13によりその変化が遅延される。このため、接続点node8の電位は、VDDの急速な低下後も略一定値が維持される。
この実施の形態の回路は、スイッチング部21を備えている。スイッチング部21は、複数個の転送ゲートSWi(図7ではSW1、SW2の2個)からなり、それぞれの転送ゲートSWiは、抵抗分割回路12の複数の抵抗(図7ではR8、R9,R10の3個)の接続点に接続されている。複数の転送ゲートSW1、SW2は、スイッチング制御部23によりスイッチング制御される。
内部電源電位VAAはトリミングにより変化させる必要があることから、この内部電源電位VAAを発生させるためのソース・フォロワ型降圧トランジスタのゲート電位NGAAも、トリミングにより変化させる必要がある。ゲート電位NGAAがトリミングにより変化すれば、p型MOSトランジスタ11のソース側の電位(node8)も変化し、必然的にこのp型MOSトランジスタがオンする接続点node6の電位も変化する。
よって、ゲート電圧NGAAがトリミングにより変化しても常に一定の電源電圧VDDでp型トランジスタ11がオンするようにするには、ゲート電位NGAAのトリミングによる変化に対応して、スイッチング部21をスイッチングする必要がある。すなわち、スイッチング制御部23は、ゲート電位NGAAの大きさを検知しその検知結果に従っていずれか1つの転送ゲートSWiを選択的にオンに制御し、その他はオフに制御する。すなわち、スイッチング部21及びスイッチング制御部23は、抵抗分割回路12の分割比を可変とする分割比切替回路として機能するものである。
この構成によれば、ゲート電位NGAAが大である場合には、転送ゲートSW1のみがオンとされて接続点node6には高い電圧が与えられる。一方ゲート電位NGAAが小である場合には、転送ゲートSW2のみがオンとされて接続点node6の電圧は低くされる。これにより、図9及び図10に示すように、接続点node6とnode8の間の電位差をゲート電位NGAAの大きさに左右されず略一定とすることができ、電源電位VDDの低下の検出タイミングを一定にすることができ、一定の電源電位でパワーオフ信号を出力することができる。この例では、理解の容易のためにTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリに適用した例を説明したが、その他の半導体記憶装置に適用可能なことは勿論であり、例えば昇圧電圧VPPはフラッシュEEPROMのデコーダに与えられる昇圧電圧であってもよい。
また、降圧トランジスタ22のドレインに与える電圧も、昇圧電圧VPPである必要はなく、検知しようとする電源電位VDDと関連して変化し、その変化がVDDの変化に対して遅れたものであればよい。
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更、置換、削除、追加等が可能である。例えば、第2の実施の形態(図7)で説明したスイッチング部21は、内部電源回路として降圧トランジスタ22を用いた図7の例の場合に限って採用され得るものではなく、他の内部電源回路が採用された電源電位検知回路においても採用され得る。
本発明の第1の実施の形態に係る電源電位検知回路1の構成を示す図である。 図1の電源電位検知回路1の適用例を示している。 図1のバンドギャップリファレンス回路14の構成例を示す回路図である。 図1のバンドギャップリファレンス回路14の別の構成例を示す回路図である。 第1の実施の電源電位検知回路1の動作を説明するグラフである。 第1の実施の電源電位検知回路1の動作を説明するグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る電源電位検知回路1Bの構成を示す図である。 TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリの構成を説明している。 第2の実施の電源電位検知回路1Bの動作を説明するグラフである。 第2の実施の電源電位検知回路1Bの動作を説明するグラフである。
符号の説明
11、11A・・・p型MOSトランジスタ、12、12A・・・抵抗分割回路、 13・・・RC遅延回路、 14・・・バンドギャップリファレンス(BGR)回路、 15・・・n型MOSトランジスタ、 16・・・安定化容量、 17・・・電流制御抵抗、 18、18A・・・インバータ回路、 20・・・NORゲート、 21・・・スイッチング部、 22・・・降圧トランジスタ、 23・・・スイッチング制御部、 141、143、144、154、156、158、160・・・抵抗、 142、145、153、157・・・ダイオード、 146、151・・・オペアンプ、 147、151、155、159・・・p型MOSトランジスタ。

Claims (5)

  1. 電源電位の変化を検知する電源電位検知回路において、
    前記電源電位に拘らず一定の第1の出力電圧を出力する内部電源回路と、
    前記第1の出力電圧の変化を遅延させた遅延信号を発生させる遅延回路と、
    前記電源電位を所定の分割比で分割した第1の分割電圧を発生させる第1の分割回路と、
    ソースに前記遅延信号を与えられゲートに前記第1の分割電圧を与えられることにより前記電源電位が所定値以下となった場合に導通する第1のp型MOSトランジスタと、
    前記第1のp型MOSトランジスタのドレインの電圧に基づく第2の出力電圧を出力する第1の出力回路と
    前記電源電位を所定の分割比で分割した第2の分割電圧を発生させる第2の分割回路と、
    ソースに前記電源電位を与えられゲートに前記第2の分割電圧を与えられることにより前記電源電位が所定値よりも大きくなった場合に導通する第2のp型MOSトランジスタと、
    前記第2のp型MOSトランジスタのドレインの電圧に基づく第3の出力電圧を出力する第2の出力回路と
    を備え、
    前記内部電源回路はバンドギャップリファレンス回路であり、温度が上昇するに従って前記第1の出力電圧が低下する温度特性を有する
    を備えたことを特徴とする電源電位検知回路。
  2. 前記温度特性は、前記第1のp型MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値の温度特性による前記第1の出力電圧の変化を打ち消すように設定されることを特徴とする請求項1記載の電源電位検知回路。
  3. 前記バンドギャップリファレンス回路の入力端子に接続され前記入力端子における入力電圧を安定させるための安定化容量を備えた請求項1記載の電源電位検知回路。
  4. 前記内部電源回路は、降圧トランジスタを含み、その一端に前記電源電位の変化に対して遅延して変化する他の電圧を印加されたことを特徴とする請求項1記載の電源電位検知回路。
  5. 前記分割回路の分割比を可変とする分割比切替回路を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電源電位検知回路。
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