JP4842591B2 - ステント - Google Patents
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Description
各ステント201、241は次の特徴と課題があった。すなわち、図11のステント201は、環状ユニット204を構成するセル206は3本の直線部207を平行に接続し、各セル206間の湾曲部206Aが他の環状ユニット204を構成するセル206近傍の空間206Bに対向して配置されている構造である。このため適度の放射支持力(ステントを拡張して血管壁に固定した時に、血管壁方向からの外圧に対抗してステントの拡張状態を維持しようとする力)と柔軟性に優れていることが知られている。しかし、Aの部分において拡張時やデリバリー時に血管の屈曲部で曲線を描きながら挿入されるのでセル206の一部が外側突出し引っ掛かり、デリバリーが困難となる場合があった(以下、これをフレアー現象と称する。)。
(1)前記セル(6、6A、6B)は、二つのストラットを有し、当該ストラットを、拡張しうる屈曲部(12,12A、12B)により接続することにより構成され、
(2)前記連結部は、屈曲部を有する略U字形状を有するものであり、当該屈曲部はそれぞれ曲率半径Rを有する孤により形成され、当該Rは、0.05mm以上0.2mm以下であり、
(3)当該連結部は、拡張後も略U字形状を実質的に保持しており、
(4)前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)に対すると前記連結部の全体の長さ(5L’、5AL’、5BL’)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部の全体の長さ(5L’、5AL’、5BL’)を90から130になるように充分大きく形成して、ラジアルフォースを高く維持しながら、ステント自体に柔軟性を付与し、
(5)上記セル(6、6A、6B)と上記連結部の配置において、(i)当該セルの拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)により接続されている二つのストラット間、(ii)当該ストラットと当該U字状の連結部間及び(iii)当該U字状の連結部の屈曲部同士間にはそれぞれ半径方向に充分な空間部Sを形成するように配置されており、
ステント(1、1A、1B)の径φを縮小させた時に、セル(6、6A、6B)と連結部(5、5A、5B)がそれぞれお互いにステントの半径方向に立体的に重なることがなく、相互間のステントの半径方向の当該空間部S内に納まるように形成され、セル縮径時の干渉が防止されていることを特徴とするステント(1、1A、1B)を提供する。
図1ないし図2の例示では、当該略U字形状が、中央の略直線部7の両側に二個接続されている場合であるが、この略U字形状は、後述する条件(セル6のステント軸方向の長さ6Lに対すると連結部の全体の長さ5L’の比率を、たとえばセル6のステント軸方向の長さ6Lを100とすると連結部の全体の長さ5L’を90から130になるように充分大きく形成すること)を充足すれば一個で十分である。
図10に示す略<形状のセル17と略S形状の接続部18からなる構成部19により構成されるステントA(B)において、拡張後の角度の違いによる放射支持力の差を評価するため、円周方向に構成部19の配置数が異なるステントA、Bを製作し放射支持力を評価した。
ステントA:構成部19の配置数 8
セル17のストラット幅 0.12mm
3mm拡張後の1θ角度 60゜
ステントB:構成部19の配置数 6
セル17のストラット幅 0.12mm
3mm拡張後の1θ角度 81゜
放射支持力の評価は、ステントをチャンバー内に配置したシリコンチューブ内にφ3mmまで拡張して留置した後、チャンバー内に空気にて圧力をかけステントの外径変化を測定することにより行った。
図1に示すステント1を製作し、放射支持力をステント201、241と比較し、柔軟性をステント201と比較し評価した。放射支持力の評価は実施例1と同じ方法で行い、柔軟性は4点曲げ法にて評価した。
以上のように、本発明のステント1は表2の結果よりステント201、241より外径変化量が少なく、表3の結果よりステント201より曲げ強度が小さいことが確認できた。したがって本発明のステント1は高い放射支持力と柔軟性を併せ持つステントであることが理解できる。
ステント1A、1Bも実施例1、2と同様に放射支持力と柔軟性を測定し評価したところ、ステント1と実質的に同様の結果が得られた。
本発明のステント1、1A及び1Bについて、φ3.0mmに拡張したときのフォーショートニング値を測定した。測定は、拡張前の各ステント長(L1とする)を測定し、φ3.0mmまで拡張した後のステント長(L2)を計測し、全長の縮小率を算出しフォーショートニング値とした。比較例としてステント201、241も測定した。
4、4A、4B 環状ユニット
5、5A、5B 連結部
6、6A、6B セル
7 略直線部
8 屈曲部
9 接続部
11、11A、11B、13B 略直線部
12、12A、12B 屈曲部
13、13A 曲線部
14、14A 小屈曲部
15 略直線部
17 略<形状のセル
18 略S形状の接続部
19 ステントA、Bにおける構成部
Claims (2)
- 略管状体に形成されかつ管状体の内部より半径方向に伸張可能なステント(1、1A、1B)であって、複数のセル(6、6A、6B)を上下に連結し、当該複数のセル(6、6A、6B)をステント(1、1A、1B)の中心軸(C1)を取り囲むように複数配列することにより環状ユニット(4、4A、4B)を構成し、複数の前記環状ユニット(4、4A、4B)がステント(1、1A、1B)の軸方向に配置され、前記隣り合う環状ユニット(4、4A、4B)同士は少なくとも一箇所が連結部(5、5A、5B)により連結されるものにおいて、
〔1〕前記セル(6、6A、6B)は、二つのストラットを有し、当該ストラットを、拡張しうる屈曲部(12,12A、12B)により接続することにより構成され、当該二つのストラットの一つは中心軸方向(C1)に配向されており、他の一つのストラットは屈曲部(12,12A、12B)を介してこれと鋭角Xをなしており、
〔2〕前記連結部(5、5A、5B)は、屈曲部(8)を有する略U字形状を有するものであり、当該屈曲部(8)はそれぞれ曲率半径Rを有する孤により形成され、当該Rは、0.05mm以上0.2mm以下であり、
〔3〕当該連結部(5、5A、5B)は、拡張後も当該略U字形状を実質的に保持しており、
〔4〕前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)に対すると前記連結部の全体の長さ(5L’、5AL’、5BL’)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部の全体の長さ(5L’、5AL’、5BL’)を90から130になるように充分大きく形成して、ラジアルフォースを高く維持しながら、ステント自体に柔軟性を付与し、
〔5〕当該ステント(1、1A、1B)の拡張前の上記セル(6、6A、6B)と上記連結部(5、5A、5B)の配置において、
(i)当該セルの拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)により接続されている二つのストラット間、
(ii)当該ストラットと当該U字形状の連結部間及び
(iii)当該U字形状の連結部の屈曲部(8)同士間にはそれぞれ半径方向に充分な空間部Sを形成するように配置されており、
〔6〕当該ステント(1、1A、1B)の径φを縮小(縮径)させた時に、セル(6、6A、6B)と連結部(5、5A、5B)がそれぞれお互いにステントの半径方向に立体的に重なることがなく、相互間のステントの半径方向の当該空間部S内に納まるように形成され、セル縮径時の干渉が防止されているとともに、当該縮径は、前記拡張しうる屈曲部(12、12A、12B)に接続されたセルのストラットのうちの一つが中心軸方向(C1)を保持するようにして安定的に行われるものであることを特徴とするステント(1、1A、1B)。
- 前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)と前記連結部のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)の比率を、前記セル(6、6A、6B)のステント軸方向の長さ(6L、6AL、6BL)を100とすると前記連結部のステント軸方向の長さ(5L、5AL、5BL)を50から100に形成したことを特徴とする請求項1に記載のステント(1、1A、1B)。
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