JP4842397B2 - 端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システム、基地局装置およびその制御方法に関し、特に、近接する基地局(以下「近接基地局」という。)と通信する端末局からの電波干渉を低減する技術に関する。
セル方式を用いた移動端末システムでは、電波の到達範囲を一定範囲に制限した基地局を多数配置することにより、基地局同士で同一周波数を繰り返し使用できるようにしている。このため、各基地局は、その近接基地局と通信する端末局から電波干渉を受ける場合がある。
具体的には、図8に示す移動通信システム70において、基地局72−1に隣接する基地局(以下「隣接基地局」という。)」72−2と通信する端末局74−6が両基地局のセル76−1および76−2が重複するエリアに移動すると、端末局74−6から送信される電波は基地局72−2だけでなく基地局72−1にも到達する場合がある。ここで、移動通信システム70がOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式を採用しているとすると、基地局72における受信信号スペクトルはたとえば図9のようになる。同図に示すように、基地局72−1と搬送波同期のとれていない端末局74−6から送信される電波によって、基地局72−1と通信している端末局74−1〜5からの受信波における各副搬送波の直交性が崩されている。こうなると、基地局72−1は、端末局74−1〜5からの受信信号を高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)によって正しく復調することができない。図10は、この場合における基地局72−1による復調コンスタレーションを示す図である。同図に示すように、端末局74−6からの干渉妨害により、EVM(Error Vector Magnitude)は、端末局74−3<端末局74−4<端末局74−1<端末局74−2≒端末局74−5となる。
かかる電波干渉への対策技術として、たとえば特許文献1には、高速伝送を実現するOFDMと、干渉信号に対する耐性の高いMC−CDMAとを、伝搬状態および通信環境に応じてスロット単位で使い分け、通信容量の改善を図る無線通信システムが開示されている。
特開2004−158901号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術その他の技術(たとえばやアダプティブアレイアンテナ技術)では、電波干渉を回避して通信品質の劣化を防ぐことはできても、電波干渉の発生そのものを抑制することはできなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、近接基地局と通信する端末局からの電波干渉を低減することができる端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、周波数単位及び時間単位の組み合わせにより特定される無線リソース単位を自セル内の端末局装置に割り当てて上りリンクの通信を行う基地局装置から、前記上りリンクの受信信号に基づいて、干渉を受けている前記無線リソース単位を示す干渉情報が送信される近接する基地局装置であって、前記近接する基地局装置と、前記干渉情報が示される無線リソース単位を用いて上りリンクで通信することを特徴とする端末装置であることを要旨とする。
本発明に係る移動通信システムは、自セル内の端末局装置と通信を行う基地局装置を複数含む移動通信システムであって、前記各基地局装置は、受信信号に基づいて、前記端末局装置との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する干渉信号検出手段と、前記干渉信号検出手段により検出される干渉信号の電力が低減するまで、該干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を、近接する基地局装置(近接基地局装置)宛てに順次送信する干渉チャネル情報送信手段と、を含み、自局宛ての前記干渉チャネル情報を受信した基地局装置は、該干渉チャネル情報により示されるチャネルを使用している場合に、該チャネルの割り当てを変更することを特徴とする。
本発明によれば、基地局装置は、受信信号に基づき、通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する。そして、検出された干渉信号の電力が低減するまで、近接基地局装置に順次その干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を有線回線または無線回線を介して通知する。一方、干渉チャネル情報を受信した基地局装置は、受信した干渉チャネル情報が自局宛てである場合であって、かつその干渉チャネル情報が示すチャネルを使用している場合に、そのチャネルの割り当てを変更する。このため、基地局装置は干渉波の到来方向を特定することなく、近接基地局装置と通信する端末局装置からの電波干渉を低減することができる。
また、本発明の一態様では、前記干渉チャネル情報送信手段は、送信先である基地局装置を識別する所定のタイミングで前記干渉チャネル情報を送信し、前記干渉チャネル情報を受信した基地局装置は、該干渉チャネル情報の受信タイミングに基づいて該干渉チャネル情報が自局宛てであるか否かを識別する。この態様によれば、干渉チャネル情報の送信タイミングに対応する基地局装置だけが該干渉チャネル情報が示すチャネルの割り当てを変更する。このため基地局装置は、近接基地局装置によるチャネル変更回数の増加を防ぎながら、近接基地局装置と通信する端末局装置からの電波干渉を低減することができる。
この態様では、前記各基地局装置は、前記端末局装置と時分割複信方式により通信を行い、前記所定のタイミングは、時分割複信による所定の受信フレームであってもよい。こうすれば、基地局装置に、干渉チャネル情報を受信するための特別な回路を設ける必要がなくなる。
また、本発明の一態様では、前記干渉チャネル情報送信手段は、送信先である基地局装置を識別する基地局識別情報を含む前記干渉チャネル情報を送信し、前記干渉チャネル情報を受信した基地局装置は、該干渉チャネル情報に含まれる基地局識別情報に基づいて該干渉チャネル情報が自局宛てであるか否かを識別する。
この態様では、前記各基地局装置は、前記近接する基地局装置ごとに、該基地局装置宛てに前記干渉チャネル情報を送信した直後に該干渉チャネル情報により示されるチャネルに係る干渉信号の電力が低減した回数を示す干渉低減実績情報を記憶する干渉低減実績情報記憶手段をさらに含み、前記干渉チャネル情報送信手段は、前記干渉低減実績情報記憶手段に記憶される干渉低減実績情報に基づいて、前記干渉チャネル情報の送信先である基地局装置への送信順序を決定してもよい。こうすれば、基地局装置は、そのセル内の端末局装置が干渉源となり易い近接基地局装置宛てに優先的に干渉チャネル情報を送信できる。このため、近接基地局装置によるチャネル変更回数の増加を防ぎながら、近接基地局装置と通信する端末局装置からの電波干渉を低減することができる。
また、本発明の一態様では、前記各基地局装置は、前記端末局装置と直交周波数分割多元接続方式および時分割多重複信方式により無線通信を行い、前記端末局装置との通信に使用するチャネルは、直交周波数分割によるサブキャリア周波数と時分割多重によるタイムスロットとにより特定される。この態様によれば、直交周波数分割多元接続方式および時分割多重複信方式を採用する移動通信システムにおいて、基地局装置は干渉波の到来方向を特定することなく、近接基地局装置と通信する端末局装置からの電波干渉を低減することができる。
また、本発明に係る基地局装置は、自セル内の端末局装置と通信を行う基地局装置であって、受信信号に基づいて、前記端末局装置との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する干渉信号検出手段と、前記干渉信号検出手段により検出される干渉信号の電力が低減するまで、該干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を、近接する基地局装置宛てに順次送信する干渉チャネル情報送信手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る基地局装置は、自セル内の端末局装置と通信を行う基地局装置であって、他の基地局装置から、該他の基地局装置の通信に干渉を与える干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を受信する干渉チャネル情報受信手段と、前記干渉チャネル情報受信手段により受信される干渉チャネル情報が自局宛てであり、かつ該干渉チャネル情報により示されるチャネルを使用している場合に、該チャネルの割り当てを変更するチャネル割当手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る基地局装置の制御方法は、自セル内の端末局装置と通信を行う基地局装置の制御方法であって、受信信号に基づいて、前記端末局装置との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する干渉信号検出ステップと、前記干渉信号検出ステップで検出される干渉信号の電力が低減するまで、該干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を、近接する基地局装置宛てに順次送信する干渉チャネル情報送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る基地局装置の制御方法は、自セル内の端末局装置と通信を行う基地局装置の制御方法であって、他の基地局装置から、該他の基地局装置の通信に干渉を与える干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を受信する干渉チャネル情報受信ステップと、前記干渉チャネル情報受信ステップで受信される干渉チャネル情報が自局宛てであり、かつ該干渉チャネル情報により示されるチャネルを使用している場合に、該チャネルの割り当てを変更するチャネル割当ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の実施形態に係るチャネル構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基地局のブロック図である。 干渉チャネル情報の送信に用いるフレームの割り当てを示すフレーム構成例である。 基地局における干渉チャネル情報の送信に係る処理を示すフロー図である。 基地局における干渉チャネル情報の受信に係る処理を示すフロー図である。 干渉低減実績情報を記憶する記憶部の一例を示す図である。 移動通信システムの全体構成図である。 電波干渉時の基地局における受信信号スペクトルの一例を示す図である。 電波干渉時の基地局による復調コンスタレーションの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動通信システム10の全体構成図である。同図に示すように、移動通信システム10は、複数の基地局12(ここでは基地局12−1〜7のみを図示する。)と複数の端末局14(図示省略)を含んで構成されている。端末局14は、たとえば可搬型の携帯電話機、携帯情報端末、またはデータ通信用カードである。
図1に示すように、各基地局12は、通信カバーエリアを示すセル16の端(セルエッジ)がその隣接セルの端と重なり合うように配置されている。たとえば、基地局12−1のセル16−1は、その隣接基地局12−2〜7のセル16−2〜7とそれぞれ重複するエリアを有している。そして、各基地局12は、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式により自セル内に位置する端末局14と無線信号の送受信を行い、またOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式およびTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式により多重通信を行う。
図2は、移動通信システム10におけるチャネル構成の一例を示す図である。同図におけるRX、TXはそれぞれ基地局12の受信フレーム、送信フレームを示しており、各フレームはそれぞれ時分割多重による複数のタイムスロット(ここでは4スロットとする。)から構成されている。また、タイムスロットごとに、直交分割多重による複数のサブキャリア(たとえば16のサブキャリア)から構成される複数のサブチャネル(ここでは10サブチャネルとする。)が規定されている。そして各通信に使用されるチャネルは、タイムスロットを識別するスロット番号(Slot1〜4)とサブチャネル周波数を識別するサブチャネル番号(f1〜f10)との組み合わせにより特定されるようになっている。移動通信システム10では、こうして特定される各チャネルを基地局12ぞれぞれに使用させることにより、同一周波数の再利用を図っている。なお、同図に示す「ICH」については後述する。
また、各基地局12は、受信信号に基づいて、自セル内の端末局14との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する。そして、検出された干渉信号の電力が低減するまで、その干渉信号のチャネルを示す干渉チャネル情報を隣接基地局12宛てに順次送信する。一方、隣接基地局12から干渉チャネル情報を受信した基地局12は、受信した干渉チャネル情報が自局宛てである場合であって、かつその干渉チャネル情報が示すチャネルを使用している場合に、そのチャネルの割り当てを変更する。このようにして、移動通信システム10では、干渉信号を検出した基地局12が、干渉波の到来方向を特定することなく、隣接基地局12と通信する端末局14からの電波干渉を低減するようになっている。
以下では、上記処理を実現するために基地局12が備える構成および機能についてより詳細に説明する。
図3は、基地局12のブロック図である。同図に示すように、基地局12は、アンテナ20、切替部22、受信部24、送信部26、信号処理部28、I/F部30、制御部32、を含んで構成されている。
アンテナ20は、送信部26から供給される無線信号を放射するとともに、端末局14または隣接基地局12から送信される無線信号を受信し、受信した無線信号を受信部24に出力するものである。
切替部22は、アンテナ20の送受信を時分割で切り替えるものである。具体的には、上記受信フレーム(RX)で無線信号を受信し、送信フレーム(TX)で無線信号を送信をするよう、アンテナ20の接続先を受信部24または送信部26に切り替える。ただし、後述する干渉チャネル情報を受信フレームで送信する場合はこの限りでない。
受信部24は、アンテナ20で受信される無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、信号処理部28に出力するものである。
送信部26は、信号処理部28から入力されるベースバンド信号を無線信号にアップコンバートし、送信出力レベルにまで増幅して、アンテナ20に供給するものである。
信号処理部28は、受信部24から入力されるベースバンド信号から、端末局14または隣接基地局12から送信されたデータを抽出する。具体的には、受信部24から入力されるベースバンド信号に対してシンボル同期、ガードインターバル(Guard Interval)の除去、ディジタル信号への変換などを行い、得られたディジタル信号をさらに高速フーリエ変換(FFT)により各サブキャリアの位相と振幅を表す複素シンボル列に変換する。そして、変調方式に応じたデマッピング処理によりこの複素シンボル列を対応するバイナリデータに変換し、端末局14または隣接基地局12から送信されたデータを得る。こうして抽出されたデータはI/F部30または制御部32に出力される。
また、信号処理部28は、I/F部30または制御部32から入力されるデータをベースバンド信号に変換する。具体的には、I/F部30または制御部32から入力されるバ
イナリデータを変調方式に応じたマッピング処理により各サブキャリアの位相と振幅を表す複素シンボル列に変換する。そして、この複素シンボル列を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)によりディジタル信号に変換し、さらにアナログ信号への変換、ガードインターバルの付加などを行って、ベースバンド信号を得る。こうして得られたベースバンド信号は送信部26に供給される。
I/F部30は、図示しない上位装置から入力されるデータを信号処理部28に出力するとともに、信号処理部28から入力されるデータを上位装置に出力するものである。
制御部32は、CPUやメモリなどから構成されるものであり、基地局12の各部を制御する。また、後述する干渉チャネル情報の送信に係る機能構成として、干渉信号検出部34、干渉チャネル情報作成部36、干渉チャネル情報送信制御部38を有し、干渉チャネル情報の受信に係る機能構成として、干渉チャネル情報取得部40、使用チャネル判定部42、チャネル割当部44を有する。これらの機能は、メモリに記憶される各種制御プログラムをCPUが実行することによって実現される。
干渉信号検出部34は、受信信号(ここでは、信号処理部28から入力される複素シンボルの各キャリア成分)に基づき、所定のアルゴリズムに従って自セル内の端末局14との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出するものである。干渉信号を検出するためのアルゴリズムには、たとえばゼロ・フォーシング(Zero Forcing)等化その他の等化技術が適用される。
干渉チャネル情報作成部36は、干渉信号検出部34により干渉信号が検出された場合に、その干渉信号のチャネルを識別するスロット番号およびサブチャネル番号を含む干渉チャネル情報を作成するものである。
干渉チャネル情報送信制御部38は、干渉信号検出部34により検出される干渉信号の電力が低減するまで、干渉チャネル情報作成部36により作成される干渉チャネル情報が自局に割り当てられたフレーム(タイミング)で隣接基地局12宛に順次送信されるよう、信号処理部28を制御するものである。具体的には、次のようなタイミングで干渉チャネル情報が送信されるよう、信号処理部28を制御する。
図4は、干渉チャネル情報の送信に用いるフレームの割り当てを示すフレーム構成例である。ここでは、ある基地局12の周りに6つの隣接基地局12が配置されるようなセル構成を移動通信システム10が有する場合において(図1参照)、隣接し合う7つの基地局12それぞれが7フレームごとに干渉チャネル情報を送信できるようフレームを割り当てた例が示されている(図4下段参照)。すなわち、基地局12−1はフレーム1で干渉チャネル情報を送信し、基地局12−2はフレーム2で干渉チャネル情報を送信し、・・・、基地局12−7はフレーム7で干渉チャネル情報を送信するという具合に、送信元に応じて干渉チャネル情報の送信タイミングが予め規定されている。かかるフレーム構成に従って干渉チャネル情報送信制御部38が干渉チャネル情報の送信タイミングを制御することにより、近接する基地局12は同一タイミングで干渉チャネル情報を送信しないようになる。
また、同図に示すフレーム構成例では、上記7フレームを1スーパーフレームとし、また7スーパーフレームを1スーパーフレーム群として、干渉チャネル情報が送信(受信)されたスーパーフレーム(タイミング)に基づき、干渉チャネル情報の送信先を識別できるようにしている(図4上段参照)。すなわち、基地局12−1宛ての干渉チャネル情報はスーパーフレーム1で送信し、基地局12−2宛ての干渉チャネル情報はスーパーフレーム2で送信し、・・・、基地局12−7宛ての干渉チャネル情報はスーパーフレーム7
で送信するという具合に、送信先に応じて干渉チャネル情報の送信タイミングが予め規定されている。かかるスーパーフレーム構成に従って干渉チャネル情報送信制御部38が干渉チャネル情報の送信タイミングを制御することにより、干渉チャネル情報に送信先を示す情報を含める必要がなく、また干渉チャネル情報が隣接基地局12宛てに所定間隔で(7フレームごとに)順次送信されるようになる。
なお、干渉チャネル情報送信制御部38は、自局に割り当てられたフレームにおいて、図2に示すように、受信フレームの所定受信タイムスロット(ここではICHと表記されたRXのSlot3)で干渉チャネル情報が送信されるよう、信号処理部28および切替部22を制御してもよい。こうすれば、ある基地局12が干渉チャネル情報を送信する際、その隣接基地局12はすべて干渉チャネル情報の受信モードとなるため、各基地局12は干渉チャネル情報を受信するための特別な回路を設ける必要がなくなる。
また、図4におけるフレーム構成例では、スーパーフレームごとに干渉チャネル情報の送信先を規定し、そのスーパーフレーム内のフレームごとに干渉チャネル情報の送信元を規定しているが、逆に、スーパーフレームごとに干渉チャネル情報の送信元を規定し、そのスーパーフレーム内のフレームごとに干渉チャネル情報の送信先を規定してもよい。
干渉チャネル情報取得部40は、いずれかの隣接基地局12から送信された干渉チャネル情報およびその受信タイミングを信号処理部28から取得するとともに、該受信タイミングに基づいて、取得された干渉チャネル情報が自局宛てであるか否かを識別するものである。具体的には、当該受信タイミングが、図4に示すチャネル構成におけるどのスーパーフレームに属するかを特定し、特定したスーパーフレームに対応する送信先が自局と一致する場合に、当該干渉チャネル情報は自局宛てであると識別する。
使用チャネル判定部42は、干渉チャネル情報取得部40により取得された干渉チャネル情報が自局宛てであった場合に、その干渉チャネル情報に含まれるスロット番号とサブチャネル番号とにより特定されるチャネルを、自局が使用しているか否かを判定するものである。
チャネル割当部44は、使用チャネル判定部42により干渉チャネル情報が示すチャネルを自局が使用していると判定された場合に、そのチャネルの割り当てを変更するものである。たとえば、干渉チャネル情報が示すチャネルを使用していた通信に他の空きチャネルを割り当てたり、干渉チャネル情報が示すチャネルを他の端末局14との通信に割り当てたり、干渉チャネル情報が示すチャネルの使用を一時的に停止したりする。
次に、基地局12の動作を図5および6に基づいて説明する。
図5は、基地局12(ここでは図1における基地局12−1とする。)における干渉チャネル情報の送信に係る処理を示すフロー図である。本処理は、受信フレームごとに起動される。
同図に示すように、無線信号が受信されると(S100)、干渉信号検出部34は、信号処理部28から入力される複素シンボルの各キャリア成分に基づき、自セル内の端末局14との通信に使用するチャネルに干渉を与える干渉信号を検出する(S102)。ここで干渉信号が全く検出されなければ、基地局12−1は本処理を終了する。一方、S102で干渉信号が検出されると、干渉チャネル情報作成部36は、その干渉信号のチャネルを識別するスロット番号およびサブチャネル番号を含む干渉チャネル情報を作成する(S104)。
次に、干渉チャネル情報送信制御部38は、カウンタiを1に初期化する(S106)。そして、6つの隣接基地局12−2〜7のうちi番目の隣接基地局宛てに、S104で作成された干渉チャネル情報が送信されるよう信号処理部28および切替部22を制御し、送信部26に該干渉チャネル情報を送信させる(S108)。たとえばi番目の隣接基地局が基地局12−2である場合、スーパーフレーム2(送信先:基地局12−2)内の自局割り当てられたフレーム1(送信元:基地局12−1)における所定の受信タイムスロットで干渉チャネル情報を送信させる。
その後、干渉信号検出部34は、S102で検出された干渉信号の電力が低減したか否かを確認する(S110)。ここで干渉信号電力の低減が確認が検出されると、基地局12−1は本処理を終了する。一方、干渉信号電力の低減が確認されなければ、干渉チャネル情報送信制御部38は、カウンタiに1を加算し(S112)、カウンタiが隣接基地局数n(ここでは6)を超えるまで(S114)、S108以降の処理を繰り返し実行する。すなわち、S104で作成された干渉チャネル情報は、S102で検出された干渉信号の電力が低減するまで、あるいは隣接基地局12ー2〜7すべてに送信されるまで、繰り返し送信される。
図6は、基地局12(ここでは図1における基地局12−2とする。)における干渉チャネル情報の受信に係る処理を示すフロー図である。本処理は、受信フレームごとに、あるいは自局宛ての干渉チャネル情報が送信され得る受信フレーム(ここではスーパーフレーム2内の受信フレーム)において起動される。
同図に示すように、干渉チャネル情報が受信されると(S200)、基地局12−2は空きチャネルにおいてキャリアセンスを実施する(S202)。次に、干渉チャネル情報取得部40は、いずれかの隣接基地局12から送信された干渉チャネル情報およびその受信タイミングを信号処理部28から取得し、その干渉チャネル情報が自局宛てであるか否か、すなわちその受信チャネル情報の受信タイミングが自局を送信先とするスーパーフレーム(ここではスーパーフレーム2)内であるか否かを判定する(S204)。ここで、該受信タイミングが自局のスーパーフレーム内でなければ、基地局12−2はS200で受信された干渉チャネル情報は他局宛てであると判断し、本処理を終了する。
一方、S204で干渉チャネル情報の受信タイミングが自局のスーパーフレーム内であると判定されると、使用チャネル判定部42は、その干渉チャネル情報に含まれるスロット番号とサブチャネル番号とにより特定されるチャネルを、自局が使用しているか否かを判定する(S206)。そして、該チャネルを使用していなければ、基地局12−2は自局と通信中の端末局14の中に干渉源となるものはないと判断し、本処理を終了する。逆に、当該チャネルを使用していると判定されると、基地局12−2は当該チャネルを使用して通信をしている端末局14が干渉源になっていると判断し、S202におけるキャリアセンス結果に基づいて、当該端末局14に他の空きチャネルを割り当てる(S208)。
以上説明した移動通信システム10によれば、干渉信号を検出した基地局12が、干渉波の到来方向を特定することなく、隣接基地局12と通信する端末局14からの電波干渉を低減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
たとえば、上記実施形態では、OFDMA方式およびTDMA/TDD方式を採用した移動通信システムに本発明を適用したが、本発明はその他の多元接続方式を採用する移動
通信システムにも適用可能である。
また、上記実施形態に係る移動通信システム10では、干渉チャネル情報を受信した基地局12が、その受信タイミングに基づいて、該干渉チャネル情報が自局宛てであるか否かを識別するようにしたが、干渉信号を検出した基地局12が送信先を識別する基地局IDを含む干渉チャネル情報を送信し、干渉チャネル情報を受信した基地局12が、該干渉チャネル情報に含まれる基地局IDと自局の基地局IDとを比較することにより、該干渉チャネル情報が自局宛てであるか否かを識別するようにしてもよい。
この場合、基地局12は、隣接基地局12ごとに、該隣接基地局12宛てに干渉チャネ
ル情報を送信した直後に該干渉チャネル情報が示す干渉信号の電力が低減した実績を回数を示す干渉低減実績情報(回数そのもの、頻度、確率など)をメモリなどの記憶部(図7参照)に記憶させ、その情報に基づいて干渉チャネル情報の送信先を決定してもよい。こうすれば、そのセル内の端末局14が干渉源となり易い隣接基地局12宛てに優先的に干渉チャネル情報を送信することができる。
また、基地局12は、上記干渉チャネル情報の送信に係る構成(干渉信号検出部34、干渉チャネル情報作成部36、干渉チャネル情報送信制御部38)とその受信に係る構成(干渉チャネル情報取得部40、使用チャネル判定部42、チャネル割当部44)のいずれか一方の構成のみを有するようにしてもよい。この場合、干渉チャネル情報の送信に係る構成のみを有する基地局12は、干渉チャネル情報の受信に応じたチャネルの割り当て変更をしないため、干渉チャネル情報の受信に係る構成のみを有する基地局12に比べ、相対的に通信優先度が高くなる。
また、干渉信号を検出した基地局12は、その隣接基地局12宛てだけでなく、そのセル内の端末局14が干渉源となり得る範囲に位置する近接基地局12宛てにも、干渉チャネル情報を送信するようにしてよい(近接する範囲≧隣接する範囲)。この場合、1スーパーフレームに含まれるフレームの数および1スーパーフレーム群に含まれるスーパーフレームの数は、互いに近接し合う基地局の数以上となる。
10,70 移動通信システム、12,72 基地局、14,74 端末局、16,76 セル(カバーエリア)、20 アンテナ、22 切替部、24 受信部、26 送信部、28 信号処理部、30 I/F部、32 制御部、34 干渉信号検出部、36 干渉チャネル情報作成部、38 干渉チャネル情報送信制御部、40 干渉チャネル情報取得部、42 使用チャネル判定部、44 チャネル割当部

Claims (1)

  1. 周波数単位及び時間単位の組み合わせにより特定される無線リソース単位を自セル内の端末局装置に割り当てて上りリンクの通信を行う基地局装置から、前記上りリンクの受信信号に基づいて、干渉を受けている前記無線リソース単位を示す干渉情報が送信される近接する基地局装置であって、
    前記近接する基地局装置と、前記干渉情報が示される無線リソース単位を用いて上りリンクで通信することを特徴とする端末装置。
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