JP4841733B2

JP4841733B2 - Wound treatment formulation

Info

Publication number: JP4841733B2
Application number: JP2001022924A
Authority: JP
Inventors: 利明佐藤; 優美松尾
Original assignee: Mikasa Seiyaku Co Ltd
Current assignee: Mikasa Seiyaku Co Ltd
Priority date: 2001-01-31
Filing date: 2001-01-31
Publication date: 2011-12-21
Anticipated expiration: 2021-01-31
Also published as: JP2002226381A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚・粘膜における限局性の組織欠損、やけど、傷、床ずれ等創傷の治療に用いる安定な製剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、床ずれ治療用製剤の一つとして、白糖とポビドンヨードを院内製剤として調剤し、投与する例が知られている。しかしこの院内製剤は安定性が悪く用時調製する必要があると共に、調剤に手間がかかり、長期間の保存や使用には不適当であった。
これを改善するものとして、白糖とポビドンヨードを、水、緩衝剤およびある種の多糖類（保形剤）と共に軟膏剤とする技術が提案され（特公平１−３２２１０号公報）、実用化されている。
【０００３】
その後、緩衝剤を用いずに安定化させた軟膏剤が提案され（特開２０００−３８３４２号公報）後発医薬品として実用化されている。白糖とポビドンヨードを有効成分とする褥瘡・皮膚潰瘍治療用製剤を開示した公知例としては、軟膏について特公平１−３２２１０号公報の他に特開平９−４０５６３号公報、特開平１１−１００３２３号公報、特開２０００−３８３４２号公報があり、また粉末状の製剤即ち散剤について、特開平８−１２５８２号公報および特開平９−１６９６５５号公報がある。
【０００４】
軟膏剤の場合、患部に適用する際多くはガーゼ等に展延、塗布し使用されるが、現在市販されている軟膏剤はガーゼ等に展延、塗布するには硬く伸展性が悪いため展延、塗布しにくい、均一に展延、塗布できない、使用量を一定にできない等の問題がある。このことは特に薬剤の取り扱いに不慣れな在宅における介護者が取り扱う場合は大きな問題となる。さらに軟膏を不織布等の基布またはフィルム上に展延することも可能であるが、この場合でもポケット状の創部への適用が難しい、べたつくなど治療上および取り扱い上の問題がある。
【０００５】
一方、粉末状の製剤即ち散剤の場合、患部またはガーゼ等にふりかけるため周囲に粉末が飛び散り易く、無駄が生じる、軟膏同様使用量を一定にできない等の問題がある。
また軟膏剤および散剤は患部の滲出液によって短時間で流れ落ちてしまったり、ガーゼ等にしみこんでしまうため製剤の使用量を必要以上に多く使用されることもあり臨床上好ましくない。これらの点は特に在宅においては問題となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記した従来技術の問題点を解決することにある。特に治療上においては創部の滲出液により短時間で流れ落ちることがなく、治療上問題となるポケット状の創部にも使用可能であり、患部に必要量を均一に適用可能であり、また使用上においては使用直前に介護者がガーゼに展延、塗布する必要がなく、簡便に使用でき、周囲を汚染することのない製剤を提供するという治療上および使用上の両面で優れた効果をもつポビドンヨード・白糖系製剤を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は糖類及びヨードホールを必須成分として含有すると共に、テクスチャーアナライザーによる２３℃、６５％ＲＨにおける硬度が１０００〜５００００ｇの範囲にあり、かつスプレッドメーターによる伸展性試験における４０℃での直径が２５ｍｍ以下であり、多価アルコールおよび天然ガムを含有する組成物の成形体からなることを特徴とする創傷治療用製剤である。本発明の創傷治療用製剤は皮膚・粘膜における限局性の組織欠損、やけど、傷、床ずれ等の治療、特に在宅での治療に極めて有用なものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の創傷治療用製剤は糖類およびヨードホールを必須成分とするものであり、これらの成分は従来から知られている適宜のものを用いうる。
糖類としては、ヨードホール中のヨウ素を安定に保つために、非還元性の糖が望ましい。例えば、ショ糖、トレハロース、グルコン酸、ソルビトール、デキストリン等があげられる。
糖類の含有量は通常５０〜９０ｗ／ｗ％であり、特に６０〜８０ｗ／ｗ％が好ましい。
【０００９】
ヨードホールとしては、ヨウ素とポリビニルピロリドンの複合体であるポビドンヨードや、ヨウ素とポリデキストロースの複合体等があげられる。
ヨードホールの含有量は通常０．５〜１０ｗ／ｗ％であり、特に１〜６ｗ／ｗ％が好ましい。
【００１０】
本発明ではこれらの必須成分を含有すると共に、テクスチャーアナライザーによる２３℃、６５％ＲＨにおける硬度が１０００〜５００００ｇでかつスプレッドメーターによる４０℃における伸展性の試験を行ったときその直径が２５ｍｍ以下である組成物即ち膏体をシートを典型例とする成形体にすることを要する。
テクスチャーアナライザーによる２３℃、６５％ＲＨにおける硬度は１０００〜５００００ｇであることを要し、特に３０００〜３００００ｇであることが好ましい。
スプレッドメーターによる４０℃における伸展性は直径２５ｍｍ以下であることを要し、特に２０ｍｍ以下であることが好ましい。
【００１１】
本発明の製剤は、上記した要件を満足した上で、さらに天然ガム及び多価アルコールを含有することが望ましく、これらの配合により安定性が一層向上する。
天然ガムとしては、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、アラビアゴム、トラガントガム、カラヤガム、ローカストビーンガム等があげられるが、特にアルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、アラビアゴムが好ましい。
天然ガムは単独で用いても、２種以上を併用してもよい。天然ガムの含有量は通常０．５〜１０ｗ／ｗ％、好ましくは０．７〜５ｗ／ｗ％、さらに好ましくは０．９〜３ｗ／ｗ％である。
【００１２】
多価アルコールとしては、濃グリセリン、グリセリン、プロピレングリコール、１．３ブタンジオール等があげられる。
多価アルコールの含有量は通常１０〜５０ｗ／ｗ％、好ましくは１３〜３０ｗ／ｗ％、さらに好ましくは１５〜２５ｗ／ｗ％である。
【００１３】
本発明の製剤には必要に応じ製剤学上許容される適宜の添加成分を配合することができる。これらの任意成分としては、製剤学上通常用いられる基剤、添加剤、溶剤等がある。具体的には例えば親水性軟膏や吸水性軟膏をはじめとする乳剤性基剤、ポリエチレングリコール等の水溶性基剤、高級アルコール等の油脂性基剤、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子、ポロクサマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、四級アンモニウム塩、水添レシチン等の乳化剤、ヨウ化カリウム等の安定化剤、低級アルコール等の溶剤等があげられる。
これら任意成分の量は通常３０ｗ／ｗ％以下である。
【００１４】
本発明の製剤においては水は実質上存在させないことが望ましく、より具体的には水の含有量は１ｗ／ｗ％以下であることが望ましい。
本発明の製剤は基本的にはｐＨ調節を要しないが、必要に応じ、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸、乳酸等のｐＨ調整剤を用いて、ｐＨの調整を行うこともできる。
【００１５】
本発明の製剤は成形体であることを要する。成形体の製造は、上記した成分と硬度および伸展性の要件を満足する組成物を所定形状に賦型するだけで十分である。かくして自己支持性のある適度の硬さと粘性をもつ成形体が得られる。
【００１６】
成形体の形状としてシート形状、球状形状、棒状形状等がある。シートの場合、厚さは０．５〜５ｍｍ程度が一般的である。大きさの例としては一辺が２〜２０ｃｍの四角形のシートを例示できる。体積でみると、０．５〜２００ｃｍ³ 程度が一般的である。またより大きい成形体、即ちシートの場合はより表面積が大きいもの、棒状体の場合はより長いものをつくり、使用時に必要な大きさに切断して用いることも可能である。
【００１７】
これら成形体は不織布等の基布やフィルム等の支持体に支持させることも可能だが、通常は剥離性フィルム間に挟持する等の一時保護部材で保護しておき、使用時にこれらから成形体を分離して使用に供される。
本発明の創傷治療用製剤は、軟膏、散剤のように使用直前に展延、塗布する必要がなく、患部に必要量を均一に適用でき周囲を汚染することがない。また治療中最適の湿潤状態を保持できる。即ち患部に適用することにより、経時的に滲出液によって適度に軟化変形し、長時間最適の治療状態を維持できる。
【００１８】
【実施例】
１．膏体（組成物）の製造
濃グリセリンに処方量の天然ガムを加え、別に処方外の精製水にヨウ化カリウムを溶かし、濃グリセリンおよび天然ガムに加え混合した。
その後、水分を減圧留去しポビドンヨード、白糖を加え混合し、表１記載の本発明の処方例２および３の膏体を得た。
濃グリセリンに処方量の天然ガムを加え、別に処方量の精製水にヨウ化カリウムを溶かし、濃グリセリンおよび天然ガムに加え混合した。
その後、ポビドンヨード、白糖を加え混合し、表１記載の本発明の処方例１および４、５の膏体を得た。
【００１９】
【表１】

【００２０】
処方として、ポビドンヨード及び白糖を必須成分とする市販の軟膏剤であるユーパスタコーワ（興和新薬（株））（比較処方例１）及びスクロードパスタ（共和薬品工業（株））（比較処方例２）を用い、さらに比較処方例３、４を調製した。
【００２１】
【表２】

【００２２】
２．硬度の測定
本発明の製剤を製造するための膏体の硬度を明らかにする目的で、処方例１〜５、比較処方例１〜４について次の実験を行った。
膏体（処方例１〜５）２００ｇを胴径５５ｍｍ、高さ９５ｍｍのマヨネーズビンに入れテクスチャーアナライザー（ＴｅｘｔｕｒｅＡｎａｌｙｓｅｒ：ＳＭＳ）を用い２３℃、６５％ＲＨの条件下で直径１ｃｍのプローブを０．３ｍｍ／ｓの速さで試料に進入させた。
それぞれの試料についてプローブの進入距離が１ｃｍになったときの荷重（ｇ）を測定し膏体の硬度とした。
また比較処方例１〜４については２３℃、６５％ＲＨで３０回攪拌後実施例１および２で製造した膏体（処方例１〜５）と同様に測定した。
その結果（ｎ＝３の平均値）を表３および４に示す。
【００２３】
【表３】

【００２４】
【表４】

【００２５】
３．伸展性の測定
本発明の製剤を製造するための膏体の保形性、伸展性を明らかにする目的で、処方例１〜５および比較処方例１〜４について次の実験を行った。
製造後２４時間以上経過した本発明の膏体（処方例１〜５）および各軟膏剤（比較処方例１〜４）について４０℃で保温した試料を３０回攪拌した。
この試料をスプレッドメーターの試料孔に充填し４０℃で試験を行った。
また評価は広がった膏体の直径を測定することで保形性、伸展性の評価を行った。
その結果を表５および６に示す。
【００２６】
【表５】

【００２７】
【表６】

【００２８】
上記の測定結果から明らかなように本発明の膏体（処方例１〜５）は軟膏剤（比較処方例１〜４）に比べ２３℃における硬さは硬く、軟膏剤のような伸展性をほとんど示さず、また製造後の形状変化はほとんどなく保形性に優れていることがわかった。
【００２９】
４．ポビドンヨードの安定性
本発明の膏体（処方例１〜５）中ポビドンヨードの安定性を明らかにする目的で、処方例１〜５および比較処方例１〜４について次の実験を行った。
有効成分の一つであるポビドンヨードの安定性を評価するために、処方例１〜５の膏体および比較処方例１〜４を６０℃で保存し、１１日後に有効ヨウ素の含量を定量した。
また試験開始前の含量から残存率を算出した。
その結果を表７および８に示す。
【００３０】
【表７】

【００３１】
【表８】

【００３２】
６０℃１１日間における本発明の膏体（処方例１〜５）中ポビドンヨードの安定性は市販軟膏剤、比較処方例３および４に比べ明らかに改善されており、安定性においても本発明品は優れていた。
【００３３】
５．成形体
処方例１〜５の膏体および比較処方例１〜４の軟膏剤を７０℃に加温し、シート状または棒状の製剤を作製した。製造後２４時間室温放置した製剤を室温で約１１４ｇのガラス板で荷重をかけ形状の変化を観察した。
その結果を表９に示す。
【００３４】
【表９】

【００３５】
処方例１〜５によって製した製剤は形状の変化は観察されなかったが、比較処方例１〜４によって製造した製剤は製造時の形状を維持することはできなかった。処方例１〜５によって製造したシート状製剤の場合、剥離性フィルムの剥がれもよく形状の変化は見られなかったが、比較処方例１〜４によってシート状の製剤に製したものは剥離フィルムにくっついてしまい形状を保つことができなくシート状の製剤とすることはできなかった。
また比較処方例１〜４によって製造した棒状の製剤もシート状製剤と同様に製造時の形状を保つことはできなかった。
【００３６】
６．使用
本発明の処方例１〜５の膏体から製造したシートを患部に適用したところ、患部の滲出液との相互作用により適度に軟化・変形していき、最適の治療効果を示した。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stable preparation used for the treatment of wounds such as localized tissue defects, burns, wounds, bedsores and the like in the skin and mucous membranes.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as one of the preparations for treating bed sores, an example in which sucrose and povidone iodine are prepared and administered as a hospital preparation is known. However, this in-hospital preparation is poor in stability and needs to be prepared at the time of use, and it takes time to prepare the preparation, making it unsuitable for long-term storage and use.
In order to improve this, a technology for making sucrose and povidone iodine into an ointment together with water, a buffering agent and a certain polysaccharide (shape retention agent) has been proposed (Japanese Patent Publication No. 1-32210) and put into practical use. Yes.
[0003]
Thereafter, an ointment stabilized without using a buffering agent has been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 2000-38342) and put into practical use as a generic drug. As known examples disclosing preparations for treating pressure ulcers and skin ulcers containing sucrose and povidone iodine as active ingredients, JP-A-9-40563 and JP-A-11-10033 are disclosed in addition to JP-B-1-32210 on the ointment. JP-A-2000-38342, and JP-A-8-12582 and JP-A-9-169655 for powdered preparations or powders.
[0004]
In the case of an ointment, when it is applied to the affected area, it is often spread and applied to gauze, etc., but currently marketed ointments are hard to spread and apply to gauze, etc. There are problems such as difficulty in spreading and coating, uniform spreading and coating, and the amount used cannot be made constant. This is a big problem especially when a caregiver at home who is unfamiliar with the handling of medicines. Further, the ointment can be spread on a base fabric such as a non-woven fabric or a film. However, even in this case, it is difficult to apply to a pocket-shaped wound, and there are problems in treatment and handling such as stickiness.
[0005]
On the other hand, in the case of a powdery preparation, that is, a powder, since the powder is sprinkled on the affected area or gauze or the like, the powder is likely to be scattered around, resulting in waste, and the amount used cannot be made constant like an ointment.
In addition, ointments and powders are unpreferably clinically, because the exudate in the affected area can flow down in a short period of time or soak into gauze and the like, and the amount of the preparation used can be larger than necessary. These points are particularly problematic at home.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the problems of the prior art described above. Especially in the treatment, it does not flow down in a short time due to the exudate of the wound, and it can also be used for pocket-shaped wounds that are problematic in treatment, and the required amount can be uniformly applied to the affected area. Is a povidone-iodine that has an excellent therapeutic and use effect, providing a preparation that can be used easily and does not contaminate the surroundings, without the need for caregivers to spread and apply to gauze immediately before use. The object is to provide a sucrose preparation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention contains saccharides and iodophor as essential components, has a hardness at 23 ° C. and 65% RH of 1000 to 50000 g by a texture analyzer, and a diameter at 40 ° C. of 25 mm in an extensibility test by a spread meter. Ri der hereinafter, a wound care preparation characterized by comprising a molded article of a composition containing a polyhydric alcohol and natural gums. The preparation for wound treatment of the present invention is extremely useful for treatment of localized tissue defects, burns, wounds, bedsores, etc. in the skin and mucous membranes, particularly treatment at home.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The preparation for wound treatment of the present invention comprises saccharides and iodophor as essential components, and these components can be appropriately selected from those conventionally known.
As the saccharide, a non-reducing saccharide is desirable in order to keep iodine in iodophor stable. Examples include sucrose, trehalose, gluconic acid, sorbitol, dextrin and the like.
The saccharide content is usually 50 to 90 w / w%, particularly preferably 60 to 80 w / w%.
[0009]
Examples of iodophor include povidone iodine, which is a complex of iodine and polyvinylpyrrolidone, and a complex of iodine and polydextrose.
The content of iodophor is usually 0.5 to 10 w / w%, particularly preferably 1 to 6 w / w%.
[0010]
In the present invention, these essential components are contained, and the hardness at 1000 ° C. to 50000 g at 23 ° C. and 65% RH by a texture analyzer and when the extensibility test at 40 ° C. by a spread meter is performed, the diameter is 25 mm or less. It is necessary to make the composition, i.e., the paste, into a molded body, typically a sheet.
The hardness at 23 ° C. and 65% RH by the texture analyzer is required to be 1000 to 50000 g, and particularly preferably 3000 to 30000 g.
The extensibility at 40 ° C. with a spread meter requires that the diameter is 25 mm or less, and particularly preferably 20 mm or less.
[0011]
The preparation of the present invention preferably contains a natural gum and a polyhydric alcohol after satisfying the above-mentioned requirements, and the stability is further improved by the combination thereof.
Examples of the natural gum include sodium alginate, xanthan gum, gum arabic, tragacanth gum, karaya gum, locust bean gum and the like, and sodium alginate, xanthan gum and gum arabic are particularly preferable.
A natural gum may be used independently or may use 2 or more types together. The content of the natural gum is usually 0.5 to 10 w / w%, preferably 0.7 to 5 w / w%, more preferably 0.9 to 3 w / w%.
[0012]
Examples of the polyhydric alcohol include concentrated glycerin, glycerin, propylene glycol, 1.3 butanediol and the like.
The content of the polyhydric alcohol is usually 10 to 50 w / w%, preferably 13 to 30 w / w%, more preferably 15 to 25 w / w%.
[0013]
The formulation of the present invention can be blended with appropriate additive components that are pharmaceutically acceptable as necessary. These optional components include bases, additives, solvents and the like that are usually used in pharmaceutics. Specifically, for example, emulsion bases including hydrophilic ointments and water-absorbing ointments, water-soluble bases such as polyethylene glycol, oily bases such as higher alcohols, methylcellulose, ethylcellulose, carboxymethylcellulose, hydroxypropylcellulose, Water-soluble polymers such as hydroxypropylmethylcellulose, polyacrylic acid, polyvinyl alcohol, poloxamers, polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, sodium lauryl sulfate, quaternary ammonium salts , Emulsifiers such as hydrogenated lecithin, stabilizers such as potassium iodide, solvents such as lower alcohols, and the like.
The amount of these optional components is usually 30 w / w% or less.
[0014]
In the preparation of the present invention, it is desirable that water is not substantially present, and more specifically, the water content is desirably 1 w / w% or less.
The preparation of the present invention basically does not require pH adjustment, but if necessary, pH adjustment using a pH adjuster such as hydrochloric acid, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium bicarbonate, citric acid, lactic acid, etc. Can also be done.
[0015]
The preparation of the present invention needs to be a molded body. For the production of a molded article, it is sufficient to mold a composition that satisfies the above-described components, hardness and extensibility requirements into a predetermined shape. In this way, a molded body having appropriate hardness and viscosity with self-supporting properties can be obtained.
[0016]
Examples of the shape of the molded body include a sheet shape, a spherical shape, and a rod shape. In the case of a sheet, the thickness is generally about 0.5 to 5 mm. As an example of the size, a square sheet having a side of 2 to 20 cm can be exemplified. In terms of volume, about 0.5 to 200 cm ³ is common. In addition, a larger molded body, that is, a sheet having a larger surface area and a rod-shaped body having a longer surface can be produced and cut into a necessary size at the time of use.
[0017]
These molded products can be supported by a base fabric such as a nonwoven fabric or a support such as a film, but usually protected by a temporary protective member such as sandwiched between peelable films, and the molded product is removed from these during use. Separated for use.
The preparation for wound treatment of the present invention does not need to be spread and applied immediately before use like ointments and powders, and the necessary amount can be uniformly applied to the affected area without contaminating the surroundings. In addition, the optimal wet state can be maintained during treatment. That is, by applying to the affected part, it is softened and deformed moderately by the exudate over time, and the optimal treatment state can be maintained for a long time.
[0018]
【Example】
1. Preparation of plaster (composition) A prescribed amount of natural gum was added to concentrated glycerin, and potassium iodide was dissolved separately in purified water outside the prescription, and added to concentrated glycerin and natural gum and mixed.
Thereafter, water was distilled off under reduced pressure, povidone iodine and sucrose were added and mixed, and the pastes of Formulation Examples 2 and 3 of the present invention described in Table 1 were obtained.
A prescription amount of natural gum was added to concentrated glycerin, and potassium iodide was dissolved in a prescription amount of purified water separately, and mixed with concentrated glycerin and natural gum.
Thereafter, povidone iodine and sucrose were added and mixed to obtain pastes of Formulation Examples 1, 4 and 5 of the present invention described in Table 1.
[0019]
[Table 1]

[0020]
As a prescription, Eupasta Kowa (Kowa Shinyaku Co., Ltd.) (Comparative Formulation Example 1) and Scroad Pasta (Kyowa Pharmaceutical Industry Co., Ltd.) (Comparative Formulation Example 2) are commercially available ointments containing povidone iodine and sucrose as essential ingredients. Further, Comparative Formulation Examples 3 and 4 were prepared.
[0021]
[Table 2]

[0022]
2. Measurement of Hardness For the purpose of clarifying the hardness of the plaster for producing the preparation of the present invention, the following experiments were conducted on Formulation Examples 1 to 5 and Comparative Formulation Examples 1 to 4.
200 g of plaster (formulation examples 1 to 5) was placed in a mayonnaise bin having a body diameter of 55 mm and a height of 95 mm, and a probe having a diameter of 1 cm was set to 0. 0 ° C. under a condition of 23 ° C. and 65% RH using a texture analyzer (SMS). The sample entered at a speed of 3 mm / s.
For each sample, the load (g) when the approach distance of the probe reached 1 cm was measured and used as the hardness of the plaster.
Moreover, about Comparative Formulation Examples 1-4, it measured similarly to the paste (Prescription Examples 1-5) manufactured in Example 1 and 2 after stirring 30 times at 23 degreeC and 65% RH.
The results (average value of n = 3) are shown in Tables 3 and 4.
[0023]
[Table 3]

[0024]
[Table 4]

[0025]
3. Measurement of extensibility The following experiments were conducted on Formulation Examples 1 to 5 and Comparative Formulation Examples 1 to 4 for the purpose of clarifying the shape retention and extensibility of the plaster for producing the preparation of the present invention.
About 24 hours or more after manufacture, the samples kept at 40 ° C. were stirred 30 times for the plaster of the present invention (Prescription Examples 1 to 5) and each ointment (Comparative Formulation Examples 1 to 4).
This sample was filled in a sample hole of a spread meter and tested at 40 ° C.
Moreover, evaluation evaluated shape retention property and extensibility by measuring the diameter of the plaster which spread.
The results are shown in Tables 5 and 6.
[0026]
[Table 5]

[0027]
[Table 6]

[0028]
As is apparent from the above measurement results, the plaster (Prescription Examples 1 to 5) of the present invention is harder at 23 ° C. than the ointment (Comparative Prescription Examples 1 to 4), and exhibits extensibility like an ointment. Almost no change was observed, and there was almost no change in shape after production, indicating that the shape retention was excellent.
[0029]
4). Stability of povidone iodine For the purpose of clarifying the stability of povidone iodine in the plaster according to the present invention (formulation examples 1 to 5), the following experiments were conducted with respect to formulation examples 1 to 5 and comparative formulation examples 1 to 4.
In order to evaluate the stability of povidone iodine, one of the active ingredients, the pastes of Formulation Examples 1 to 5 and Comparative Formulation Examples 1 to 4 were stored at 60 ° C., and the content of effective iodine was quantified after 11 days.
Moreover, the residual rate was computed from the content before a test start.
The results are shown in Tables 7 and 8.
[0030]
[Table 7]

[0031]
[Table 8]

[0032]
The stability of povidone iodine in the plaster of the present invention (formulation examples 1 to 5) at 60 ° C. for 11 days is clearly improved compared to the commercial ointment and comparative formulation examples 3 and 4, and the product of the present invention is also stable. It was excellent.
[0033]
5). The plaster of molded body formulation examples 1 to 5 and the ointment of comparative formulation examples 1 to 4 were heated to 70 ° C. to prepare a sheet-like or rod-like formulation. The preparation that was allowed to stand at room temperature for 24 hours after production was loaded with an approximately 114 g glass plate at room temperature, and the change in shape was observed.
The results are shown in Table 9.
[0034]
[Table 9]

[0035]
No change in shape was observed in the preparations prepared according to Formulation Examples 1 to 5, but the preparation manufactured according to Comparative Formulation Examples 1 to 4 could not maintain the shape at the time of manufacture. In the case of the sheet-form preparations produced according to Formulation Examples 1 to 5, the peelable film peeled well and the shape did not change. They were stuck together and could not be kept in shape and could not be made into a sheet-form preparation.
Moreover, the rod-shaped preparation manufactured by Comparative Formulation Examples 1-4 could not maintain the shape at the time of manufacture similarly to the sheet-form preparation.
[0036]
6). Use When a sheet produced from the plaster according to Formulation Examples 1 to 5 of the present invention was applied to the affected area, it softened and deformed moderately due to the interaction with the exudate of the affected area, and showed the optimal therapeutic effect.

Claims

It contains sugar and iodophor as essential components, has a hardness of 1000 to 50000 g at 23 ° C. and 65% RH by a texture analyzer, and has a diameter at 40 ° C. of 25 mm or less in an extensibility test by a spread meter. A wound treatment preparation comprising a molded article of a composition containing a polyhydric alcohol and natural gum .

The preparation according to claim 1, wherein the shape of the molded body is a sheet shape.

The content of the saccharide 50~90w / w%, the content of the iodophor is 0.5~10w / w%, the content of the polyhydric alcohol 10~50w / w%, the content of the natural gum according to claim 1, wherein the formulation but is a 0.5~10w / w%.

The preparation according to any one of claims 1 to 3 , wherein the water content is 1 w / w% or less .

The preparation according to any one of claims 1 to 4 , wherein the natural gum is sodium alginate, gum arabic or xanthan gum.