JP4841072B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられた空気調和装置に係り、風雨の侵入防止構造を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置には、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、室内熱交換器及び室内ファンが配置された室内側室と、室外熱交換器及び室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により画成された一体型の空気調和装置がある。
【0003】
上記室内側室には、室内熱交換器を載置するドレンパンが設置される。このドレンパンは、上記仕切板を立設状態で固着する底板に配置される。この底板に、室外熱交換器が載置される。そして、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器にて生成されたドレン水は、ドレンパンを経て、仕切板に形成されたドレン開口を通り底板に導かれて、外部に排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような空気調和装置では、室外側室が外気と連通しているため、例えばハリケーン等の暴風雨が室外側室に侵入し、この暴風雨が仕切板のドレン開口を経て室内側室に至り、室内に侵入してしまう恐れがある。
【0005】
また、仕切板の下端には、室内側室方向へ延びる取付フランジ部が形成され、この取付フランジ部が底板に固着されることで、仕切板が底板に設置されている。
【0006】
しかし、暴風雨時に空気調和装置の室外側室に侵入し、仕切板の室外側室に面する面に付着した雨水は落下して、仕切板の取付フランジ部と底板との間を通り室内側室へ侵入し、この室内側室から室内へ飛散してしまう恐れがある。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、激しい風雨が室内に侵入することを防止できる空気調和装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画された空気調和装置において、上記仕切板が設置される底板に、上記室内熱交換器を載置するドレンパンが配置され、上記仕切板には、上記ドレンパンとの間で上記底板にドレン水を流すドレン開口が形成され、上記ドレンパンには、上記ドレン開口に対向し、前記底板から前記ドレン開口を通じて前記室内側室に侵入した水が衝突する位置に凸部が形成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記室内側室には、室内ファンと仕切板との間に室内ファンケーシングを、前記底板から前記ドレン開口を通じて前記室内側室に侵入し前記凸部よりも前記室内側室に入った水が衝突し堰き止められるように設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上記仕切板の下端に、上記室外側室側へ延在して取付フランジ部が形成され、この取付フランジ部が底板に固着されることで、上記仕切板が上記底板に設置されることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、上記底板には、仕切板の長手方向に延びる突起部が形成され、この突起部に上記仕切板の取付フランジ部が、上記突起部から室外側室側に延出した状態で固着されたことを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
【0013】
室内熱交換器を載置して室内側室に配置されたドレンパンには、室内側室と室外側室とを区画する仕切板に形成されたドレン開口に対向する位置に凸部が設けられたことから、激しい風雨がドレン開口を通って室内側室へ侵入しても、この侵入を上記凸部によって防ぐことができる。この結果、、空気調和装置の室内側室を経て、激しい風雨が室内に侵入することを防止できる。
【0014】
請求項2に記載の発明には、次の作用がある。
【0015】
室内側室には、室内ファンと仕切板との間に室内ファンケーシングが配置され、この室内ファンケーシングに風雨が衝突可能に構成されたことから、仕切板のドレン開口を通って室内側室に侵入した激しい風雨が、ドレンパンの凸部に衝突せず、または衝突してもなおその勢いが衰えない場合でも、この風雨を室内ファンケーシングが防ぐことができる。この結果、空気調和装置の室内側室を経て、激しい風雨が室内に侵入することを確実に防止できる。
【0016】
請求項3に記載の発明には、次の作用がある。
【0017】
仕切板を底板に設置するために仕切板の下端に形成された取付フランジ部が、室外側室側へ延在して構成されたことから、激しい風雨が空気調和装置の室外側室に侵入して、仕切板の室外側室に面する面に雨水が付着して落下しても、この雨水は、室外側室側に延在する取付フランジ部によって底板の室外側室側に流れ落ち、室内側室側へ回り込んで侵入することが防止される。この結果、激しい風雨(特に雨水)が空気調和装置の室内側室を経て、室内に侵入することを防止できる。
【0018】
請求項4に記載の発明には、次の作用がある。
【0019】
仕切板の取付フランジ部が、底板の突起部から室外側室側に延出した状態でこの突起部に固着されたことから、激しい風雨が仕切板に衝突して、その雨水が、仕切板の室外側室に面する面に付着して落下しても、この雨水は、取付フランジ部の先端から底板の室外側室側に流れ落ち、室内側室側へ回り込むことが防止される。この結果、激しい風雨(特に雨水)が空気調和装置の室内側室を経て、室内に侵入することを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【0022】
図2は、図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【0023】
これらの図1及び図2に示す空気調和装置10は、建物の図示しない壁を貫通して設置され、室内熱交換器11、室内ファンとしてのクロスフローファン12(図3)、室外熱交換器13、室外ファンとしてのプロペラファン14、及び圧縮機15等が一体に設けられる一体型の空気調和装置である。
【0024】
上述の室内熱交換器11、クロスフローファン12、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等は、底板16上に配置されて空気調和装置本体17を構成し、この空気調和装置本体17の前方側(つまり室内熱交換器11及びクロスフローファン12の配置側)が前パネル18で覆われ、後方側(つまり、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15の配置側)がキャビネット19により覆われて構成される。前パネル18が、建物の室内に面して位置づけられる。また、キャビネット19は、建物の壁を貫通して据え付けられるものであり、角筒(スリーブ)形状に形成されている。
【0025】
図2乃至図4に示すように、上記空気調和装置本体17においては、底板16の前後方向略中央位置に仕切板20が立設され、この仕切板20は、底板16の全幅方向に亘って延在される。この仕切板20により、空気調和装置本体17は、室内熱交換器11及びクロスフローファン12等が配置された室内側室21と、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等が配置された室外側室22とに区画される。従って、空気調和装置10の前方に配置された前パネル18は室内側室21を覆い、また、空気調和装置10の後方側に配置されたキャビネット19は、室外側室22の周囲を画成することになる。
【0026】
上記底板16の室外側室22側に室外熱交換器13、室外ファンケーシング23、支持脚24及び圧縮機15が設置される。
【0027】
この圧縮機15は、室外熱交換器13、減圧装置(不図示)及び室内熱交換器11に図示しない冷媒配管を用いて順次接続されており、これらにより冷凍サイクルが構成される。空気調和装置10の冷房運転時に、室外熱交換器13が凝縮器として機能し、室内熱交換器11が蒸発器として機能する。また、空気調和装置10の暖房運転時に、室外熱交換器13が蒸発器として、室内熱交換器11が凝縮器としてそれぞれ機能する。
【0028】
上記室外ファンケーシング23は、室外熱交換器13に連設されると共に、内部にプロペラファン14が配設される。このプロペラファン14は、室外駆動モータ25により回転駆動され、この室外駆動モータ25が上記支持脚24に支持される。また、上記室外側室22は、室外ファンケーシング23によって、室外ファンケーシング23内側の室外吐出室26と、室外ファンケーシング23外側の室外吸込室27とに区画される。
【0029】
上記プロペラファン14の回転により、外気は、図4の矢印Aに示すように、室外熱交換器13両側の室外吸込口28から室外吸込室27内へ吸い込まれ、室外ファンケーシング23のファン用オリフィス29を経て室外吐出室26内へ吐出され、室外熱交換器13を通って室外吐出口30から室外へ吐出される。上記室外熱交換器13は、空気調和装置10の冷房運転時に外気へ熱を放出し、また、暖房運転時に外気から熱を取り込む。
【0030】
また、プロペラファン14には、図3に示すように、各羽根の外周部に、これらの羽根を連結するスリンガリング31が固着されている。空気調和装置10の冷房運転時には、蒸発器として機能する室内熱交換器11にドレン水が発生する。このドレン水は、後述のドレンパン33に集水された後、仕切板20の下端部に形成されたドレン開口44を経て底板16の貯溜部32に貯溜される。上記スリンガリング31は、プロペラファン14の回転時に、貯溜部32に溜まったドレン水を掻き上げ、このとき凝縮器として機能する室外熱交換器13へ上記ドレン水を飛散させる。これにより、室外熱交換器13の凝縮能力が向上する。
【0031】
一方、上記底板16の室内側室21側にドレンパン33が設置され、このドレンパン33に室内熱交換器11が載置される。また、前記仕切板20は、室内側室21側に開口を有する箱形状に形成され、この仕切板20内に室内ファンケーシング34が配置される。
【0032】
この室内ファンケーシング34は、仕切板20の第1天面41(後述)から湾曲してドレンパン33に到り、この室内ファンケーシング34の下端部に、室内熱交換器11に隣接して電気ヒータ55が設置される。また、湾曲する室内ファンケーシング34の内側にクロスフローファン12が配置される。従って、室内ファンケーシング34は、仕切板20とクロスフローファン12との間に配置される。
【0033】
クロスフローファン12は、図4に示す室内駆動モータ35により回転駆動され、これらのクロスフローファン12及び室内駆動モータ35が仕切板20に支持される。上記室内ファンケーシング34は、図3に示すように、室内側室21側に室内循環室36と外気導入室37とを形成する。更に、室内側室21には、図4に示すように、電装箱45を収納する電装室46が形成される。
【0034】
図3に示すように、上記室内循環室36内に、室内熱交換器11、クロスフローファン12、電気ヒータ55が配置される。更に、この室内循環室36内には、エアフィルタ38及びスタビライザ39が配置される。エアフィルタ38は、前パネル18に形成された吸込グリル40と室内熱交換器11との間に設置される。また、スタビライザ39は、室内熱交換器11の上方に設置されてクロスフローファン12方向へ膨出して設けられる。このスタビライザ39により、室内循環室36内の空気がクロスフローファン12に良好に吸い込まれ、クロスフローファン12から良好に吐出される。前パネル18には、この吐出空気を建物の室内へ導く吹出グリル43が、吸込グリル40の上方に形成されている。
【0035】
クロスフローファン12の回転により、図3の矢印Bに示すように、建物の室内の空気が吸込グリル40から室内側室21の室内循環室36内に取り込まれ、この空気は、エアフィルタ38、室内熱交換器11、電気ヒータ55を順次経てクロスフローファン12に吸い込まれ、このクロスフローファン12により吐出されて、吹出グリル43から室内へ吹き出される。上記室内熱交換器11は、空気調和装置10の冷房運転時に、室内循環室36内に取り込まれた室内空気を冷却して室内を冷房し、また、暖房運転時に上記室内空気を加熱して室内を暖房する。
【0036】
上記外気導入室37は、室外側室22を経て室内側室21の室内循環室36内へ外気を取り込み、建物の室内へ新鮮な空気を供給可能とする換気装置47を構成する一構成要素である。この換気装置47は、上記外気導入室37の他、換気開口48、換気シャッタ49及び換気通気部50Aを有して構成される。
【0037】
前記箱形状の仕切板20には、第1天面41よりも下段位置に、この第1天面41に連設して第2天面42が形成される。この第2天面42は、室外側室22の周囲を画成するキャビネット19の内側に配置される。また、図4及び図5に示すように、第2天面42に上記換気開口48が、第2天面42の長手方向に複数個、同一ピッチで並設されている。
【0038】
上記第2天面42には、多数の細穴51を備えた上記換気シャッタ49が載置される。これらの細穴51は群毎にまとめられ、これら複数の細穴群51Aが、換気シャッタ49の長手方向に同一ピッチで配置される。この細穴群51Aのピッチは、第2天面42の換気開口48のピッチと略同一に設定されている。
【0039】
また、換気シャッタ49には両端部に、換気シャッタ49の長手方向に延びる長孔52が形成される。換気シャッタ49は、この長孔52を貫通するビス53によって、仕切板20の第2天面42に、この第2天面42及び換気シャッタ49の長手方向にスライド自在に取り付けられる。
【0040】
図6に示すように、換気シャッタ49のスライドにより、換気シャッタ49の細穴群51Aが換気開口48と一致した位置で換気開口48が全開操作され、細穴群51Aが換気開口48と一致せず、換気シャッタ49が換気開口48を塞ぐ位置でこの換気開口48が全閉操作される。また、換気シャッタ49のスライド位置によって、換気開口48の開度が半開、2/3開など任意の位置に調整される。この換気開口48の開操作により、図3の矢印Cに示すように、室外側室22内に流入した外気がキャビネット19に案内されて、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を通り、外気導入室37内に導入される。
【0041】
ここで、換気開口48は、室外側室22側へ向かって下方に傾斜して構成される。これにより、第2天面42とキャビネット19との間の外気の流動面積が、第2天面42が水平の場合に比べて拡大される。また、図6に示す換気シャッタ49の細穴51は、換気開口48の開口面積に比べて著しく小さな穴径に形成される。これにより、この細穴51は、エアフィルタの機能を果たし、例えば虫等の侵入を防止する穴径に設定される。
【0042】
前記換気通気部50Aは、図5に示すように、室内ファンケーシング34の下部に切り起こし処理等により複数の通気口50が並設されて、鎧戸形状に形成されたものである。この換気通気部50Aは、仕切板20のドレン開口44に対応する位置を除いて、室内ファンケーシング34の長手方向に複数設けられる。
【0043】
図3に示すように、クロスフローファン12の回転時には、室内循環室36内におけるクロスフローファン12の下方、つまり換気通気部50A近傍が負圧となる。このため、図3の矢印Cに示すように、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を経て外気導入室37内に導入された外気は、湾曲形状の室内ファンケーシング34の外側を通って下方へ流動し、複数の換気通気部50Aの通気口50を経て室内循環室36内へ導かれる。この室内循環室36内に導かれた外気は、室内熱交換器11により空気調和された室内空気と混合して、図3の矢印Bに示すように、前パネル18の吹出グリル43から建物の室内へ導入され、この室内に新鮮な空気が供給される。
【0044】
また、図5に示すように、換気シャッタ49には、一端部に操作レバー54が一体に結合されている。この操作レバー54は、図2及び図6に示すように、室内熱交換器11側へ延在して配設され、前パネル18の取り外し時等に操作可能とされる。この操作レバー54を水平方向に操作することによって、換気シャッタ49がワイヤ等を介することなく直接スライドされ、換気開口48の開度を全開または全閉操作する他、半開操作等のように換気開口48の開度が任意に調整可能とされる。
【0045】
ところで、図7及び図10に示すように、仕切板20の下端には、L字形状に屈曲されて、室外側室22方向へ延在する取付フランジ部56が形成されている。一方、底板16には、仕切板20の長手方向に直線上に延びる突起部57が、絞り加工等により一体成形されている。そして、図10に示すように、仕切板20の取付フランジ部56が、底板16の突起部57から室外側室22方向へ延出した状態で、この突起部57にビス61等を用いて固定されることにより、仕切板20が底板16に立設される。
【0046】
これにより、例えばハリケーン等の暴風雨の雨水が室外側室22内を通り、図10の矢印Dに示すように、仕切板20の室外側室22側の面62に付着して流れ落ちても、この雨水は、室外側室22方向へ延出した取付フランジ部56の先端から室外側室22側の底板16に流れ落ち、取付フランジ部56と底板16の突起部57との間を経て室内側室21内へ侵入することが防止される。
【0047】
また、仕切板20の取付フランジ部56が底板16の突起部57よりも室外側室22方向へ延出されたことから、底板16の室外側室22に貯溜されたドレン水が、例えばハリケーン等の暴風雨の風によって波立ち、図10の矢印Eに示すよう、底板16の突起部57を乗り越えて室内側室21内へ侵入しようとしても、このドレン水の侵入が、仕切板20の取付フランジ部56によって堰き止められる。
【0048】
図7に示すように、仕切板20の下端には、この仕切板20の長手方向中央位置に、前述のドレン開口44が形成されている。仕切板20の下端で、このドレン開口44が形成されている位置には、上記取付フランジ部56が形成されていない。
【0049】
図8に示すように、底板16に配置されるドレンパン33には、仕切板20及びドレンパン33が底板16に設置された状態で、仕切板20のドレン開口44内に挿入されるドレン舌片部58が一体成形されている。図9に示すように、このドレン舌片部58とドレン開口44とにより、ドレンパン33から底板16の貯溜部32へ流れるドレン水のドレン流路59が形成される。
【0050】
また、ドレンパン33には、仕切板20のドレン開口44に対抗する位置、つまりドレン舌片部58に対応する外気導入室37内位置に凸部60が一体に形成される。この凸部60の位置及び寸法は、例えばハリケーン等の暴風雨が、図9の矢印Fに示すようにドレン流路59から侵入した時、この風雨が衝突し得る位置及び大きさに設定される。
【0051】
図3に示すように、室内側室21を外気導入室37と室内循環室36とに区画する室内ファンケーシング34には、換気通気部50Aが複数形成されているが、この換気通気部50Aは、図5に示すように、仕切板20のドレン開口44及びドレンパン33の凸部60に対応する部分には形成されず、この部分が風雨衝突部63とされる。
【0052】
従って、図9の矢印Fに示すように、例えばハリケーン等の暴風雨は、ドレン流路59を経て室内側室21の外気導入室37へ侵入し、ドレンパン33の凸部60に衝突した後、またはこの凸部60に衝突することなく、室内ファンケーシング34の風雨衝突部63に衝突する。これにより、暴風雨が風雨衝突部63に堰き止められて、室内循環室36内に侵入することが確実に防止される。
【0053】
上述のように、仕切板20の取付フランジ部56、底板16の突起部57、ドレンパン33の凸部60及び室内ファンケーシング34の風雨衝突部63を有して、雨水侵入防止構造が構成されたことから、次の効果▲1▼〜▲4▼を奏する。
【0054】
▲1▼室内熱交換器11を載置して室内側室21に配置されたドレンパン33には、室内側室21と室外側室22とを区画する仕切板20に形成されたドレン開口44に対抗する位置に凸部60が設けられたことから、ハリケーン等の暴風雨が、ドレン開口44等により形成されたドレン流路59を通って室内側室21の外気導入室37へ侵入しても、この侵入を上記凸部60によって防ぐことができる。この結果、空気調和装置10の室内側室21を経て、暴風雨が室内に侵入することを防止できる。
【0055】
▲2▼空気調和装置10の室内側室21には、クロスフローファン12と仕切板20との間に室内ファンケーシング34が配置され、この室内ファンケーシング34の風雨衝突部63に暴風雨が衝突可能に構成されたことから、仕切板20のドレン開口44等により形成されたドレン流路59を通って室内側室21の外気導入室37に侵入した暴風雨が、ドレンパン33の凸部60に衝突せず、または衝突してもなおその勢いが衰えない場合でも、この暴風雨を室内ファンケーシング34の風雨衝突部63が堰き止める。この結果、空気調和装置10の室内側室21を経て、暴風雨が室内に侵入することを確実に防止できる。
【0056】
▲3▼仕切板20の取付フランジ部56が、底板16の突起部57から室外側室22方向に延出した状態でこの突起部57に固着されたことから、暴風雨が仕切板20に衝突して、その雨水が、仕切板20の室外側室22に面する面62に付着して落下しても、この雨水は、取付フランジ部56の先端から底板16の室外側室22側に流れ落ち、室内側室21側へ回り込むことが防止される。この結果、暴風雨(特に雨水)が空気調和装置10の室内側室21を経て室内に侵入することを防止できる。
【0057】
▲4▼仕切板20の取付フランジ部56が底板16の突起部57よりも室外側室22側へ延出されたことから、底板16に貯溜されたドレン水が、例えばハリケーン等の暴風雨によって波立っても、上記取付フランジ部56により堰き止められて、突起部57を乗り越え、この突起部57と取付フランジ部56との間から室内側室21側へ侵入することを防止できる。
【0058】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0059】
【発明の効果】
請求項1乃至4に記載の発明に係る空気調和装置によれば、暴風雨時の風雨が室内に侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【図3】図1の空気調和装置の縦断面図である。
【図4】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す平面図である。
【図5】図2の仕切板、クロスフローファン及び換気装置等を示す分解斜視図である。
【図6】図5の換気装置等を組み付けた状態を示す図4に対応した平面図である。
【図7】図2の底板、ドレンパン及び仕切板を示す分解斜視図である。
【図8】図2の底板、ドレンパン及び室内熱交換器を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿って切断し、図3のIX部を拡大して示す断面図である。
【図10】図7のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室内熱交換器
12 クロスフローファン(室内ファン)
13 室外熱交換器
14 プロペラファン(室外ファン)
20 仕切板
21 室内側室
22 室外側室
34 室内ファンケーシング
33 ドレンパン
34 室内ファンケーシング
36 室内循環室
37 外気導入室
44 ドレン開口
50A 換気通気部
56 取付フランジ部
57 突起部
59 ドレン流路
60 凸部
63 風雨衝突部

Claims (4)

  1. 室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画された空気調和装置において、
    上記仕切板が設置される底板に、上記室内熱交換器を載置するドレンパンが配置され、上記仕切板には、上記ドレンパンとの間で上記底板にドレン水を流すドレン開口が形成され、上記ドレンパンには、上記ドレン開口に対向し、前記底板から前記ドレン開口を通じて前記室内側室に侵入した水が衝突する位置に凸部が形成されたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 上記室内側室には、室内ファンと仕切板との間に室内ファンケーシングを、前記底板から前記ドレン開口を通じて前記室内側室に侵入し前記凸部よりも前記室内側室に入った水が衝突し堰き止められるように設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 上記仕切板の下端に、上記室外側室側へ延在して取付フランジ部が形成され、この取付フランジ部が底板に固着されることで、上記仕切板が上記底板に設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 上記底板には、仕切板の長手方向に延びる突起部が形成され、この突起部に上記仕切板の取付フランジ部が、上記突起部から室外側室側に延出した状態で固着されたことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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