JP4840664B2 - 能動間隙制御においてブレード先端間隙劣化を補償する方法 - Google Patents

能動間隙制御においてブレード先端間隙劣化を補償する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4840664B2
JP4840664B2 JP2007137495A JP2007137495A JP4840664B2 JP 4840664 B2 JP4840664 B2 JP 4840664B2 JP 2007137495 A JP2007137495 A JP 2007137495A JP 2007137495 A JP2007137495 A JP 2007137495A JP 4840664 B2 JP4840664 B2 JP 4840664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade tip
value
engine
variable
degradation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007137495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007315396A (ja
Inventor
ウィリアム・リー・ヘロン
マシュー・ウィリアム・ワイズマン
ジョン・マイケル・ヴィシュナウスキ
ブライアン・エドワード・クラップ
ロナルド・ジョージ・マルシック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2007315396A publication Critical patent/JP2007315396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840664B2 publication Critical patent/JP4840664B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/08Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
    • F01D11/14Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing
    • F01D11/20Actively adjusting tip-clearance
    • F01D11/24Actively adjusting tip-clearance by selectively cooling-heating stator or rotor components
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/80Diagnostics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/40Type of control system
    • F05D2270/44Type of control system active, predictive, or anticipative
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

本発明は、ガスタービンエンジンにおけるタービンブレード先端間隙の劣化を補償する方法に関する。
推力、燃料消費率(SFC)及び排気ガス温度(EGT)マージンのようなエンジン性能パラメータは、タービンブレード先端と該ブレード先端を囲む固定シール又はシュラウドとの間の間隙に大きく依存している。エンジン寿命の期間にわたって、これらの間隙は、ブレードの摩擦、酸化及び侵食の結果として増大して、エンジン性能を低下させる傾向がある。この低下(劣化)を補償することは、非常に望ましい。
航空機ガスタービンエンジンのエンジン効率の低下及び燃料消費率の増大の主たる要因は、タービンブレード先端と周囲の固定シール又はシュラウドとの間の間隙の漸増であることがよく知られている。先端間隙の劣化は、ガスタービンエンジンの個々のタービンロータ段並びに圧縮機段を通り抜けるタービン作動流体の漏洩量を増大させる。そのような漏洩は、総エンジン効率を低下させ、従って総燃料消費率を上昇させる。
この先端間隙の増大は、エンジンが最初に実使用されて以来の、又はエンジン整備を行って先端間隙を正式仕様に又はその近くにまで回復させた後のエンジンの累積使用量に直接関連している。エンジン整備は一般的に、シール又はブレード先端の交換又は改修を伴い、時間が掛かりかつ費用が掛かる作業を必要とする。据え付け直後には、ブレード先端間隙は最小であり、また密閉効果は最大である。ブレード先端間隙及び密閉効果は、エンジンが常に増加するサイクルにわたって運転されるにつれて劣化する。
ブレード先端シールの摩耗寿命及び有効性の両方を改善する1つの方法は、「能動間隙制御」である。能動間隙制御は、特定の運転条件つまり定常状態の高高度巡航条件下において高圧タービンケーシング上に噴射して高圧タービンブレード先端に対して該ケーシングを収縮させる、エンジンのファン及び/又は圧縮機からの低温空気の流量を調整する。冷却空気は、ブレード先端の周りにシュラウド又はシールを支持するために使用するその他の固定構造体に向けて流すか又は該固定構造体上に噴射することができる。調整した冷却空気の流量は、所定のエンジン運転条件において使用され、また離陸、減速などのような過渡状態時に発生する可能性があるシールとブレード先端との間の干渉又は摩擦を減少又は排除しながら、エンジンがその運転サイクルの大部分の間に最小のシール間隙で運転されることを可能にするように設計される。
能動間隙制御装置を備えたエンジンでも、依然として累積エンジン使用量に関連したブレード先端間隙の劣化を生じる。作動しているブレード先端間隙を測定しかつ機械的又は熱的手段のいずれかによって間隙を修正しようとする試みが知られている。累積エンジン使用パラメータのみに応答して外部冷却空気の流量を漸増させることによって、ブレード先端間隙を定期的に回復させることも知られている。そのような方法は、米国特許第4,856,272号に開示されている。この方法は、定期分解整備の合間において所定のエンジン使用量間隔で、エンジンの能動間隙制御システム内に増分変更を設定する。増分及び使用量間隔は、複数の同様な構成のエンジンでの過去の経験により予め定めて、エンジン運転の累積時間又はサイクルのみに基づいて特定のエンジンに対する調整を行うことを可能にする。
米国特許第4,856,272号公報 米国特許出願公開第2005/0017876A1号公報 米国特許出願公開第2005/0149274A1号公報 米国特許第4,304,093号公報 米国特許第4,928,240号公報 米国特許第5,012,420号公報 米国特許第5,081,830号公報 米国特許第6,463,380号公報
シール及び/又はブレード先端の交換又は改修の合間に、航空機ガスタービンエンジンにおいて可能な限り最適なブレード先端間隙を維持し又は回復させることができることは、非常に望ましい。摩耗によるブレード先端間隙の増大に起因したエンジン性能の低下を的確にかつ自動的に補償することもまた、非常に望ましい。
航空機ガスタービンエンジンにおける回転ブレード先端と周囲シュラウドとの間のブレード先端間隙劣化を補償する方法は、一定の運転エンジン飛行サイクル数にわたってそれぞれ平均した1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータの少なくとも1つ又はそれ以上の移動平均値に基づいて1つ又はそれ以上の変数を決定する段階と、変数に基づいてブレード先端間隙劣化値を計算する段階と、1つ又はそれ以上の変数に基づいてブレード先端間隙劣化値を相殺するように熱制御空気の流量を調整する段階とを含む。エンジン運転パラメータは、稼働エンジンサイクル数、離陸及び巡航排気ガス温度、巡航タービン効率、離陸及び巡航最大タービン速度及び巡航燃料流量を含む群から選択することができる。
本方法はさらに、ブレード先端間隙劣化値を相殺するためのブレード先端閉鎖量を決定する段階と、閉鎖量が熱制御空気の流量を調整するための増分基準と一致した時に該熱制御空気の流量を調整する段階とを含むことができる。変数は、エンジン運転パラメータの移動平均値と対応するベースラインとの間の差を含むことができる。本方法はさらに、ブレード先端とシュラウドとの間の半径方向ブレード先端間隙による変数のパーセンテージを、該パーセンテージを変数と関係付けるパーセンテージ関数により決定する段階と、次に成分劣化値を、該成分劣化値をパーセンテージと関係付ける成分劣化関数により決定する段階とを含むことができる。
本発明の上記の態様及びその他の特徴は、添付図面と関連させた以下の説明において明らかにする。
図1に断面図で概略的に示すのは、能動間隙制御システム12を含む航空機ガスタービンエンジン10の例示的な実施形態である。能動間隙制御システム12は、エンジン性能パラメータPの1つ又は複数の関数Fの1つ又はそれ以上の移動平均値MAVGに基づいて、図9にエンジンサイクルの関数として示したブレード先端間隙劣化値DTを補償する方法を含む。エンジン10は、直列流れ関係で、ファン14を備えたファンセクション13、ブースタ又は低圧圧縮機(LPC)16、高圧圧縮機(HPC)18、燃焼セクション20、高圧タービン(HPT)22、及び低圧タービン(LPT)24を有する。エンジン中心線8の周りに配置された高圧シャフト26は、HPT22をHPC18に駆動可能に連結し、また低圧シャフト28は、LPT24をLPC16及びファン14に駆動可能に連結する。HPT22は、HPTロータ30を含み、HPTロータ30は、その周辺部に取り付けられたタービンブレード34を有する。
図2に示すのは、前方及び後方ケースフック68及び70によってHPT22の半径方向外側ケーシング66に装着されたステータ組立体64である。ステータ組立体64は、前方及び後方シュラウドフック74及び76によって環状の分割形シュラウド支持体80に取り付けられた環状の分割形ステータシュラウド72を含む。シュラウド72は、ロータ30のタービンブレード34を囲み、ブレード34の半径方向外側ブレード先端82の周りで流れが漏洩するのを減少させる働きをする。能動間隙制御システム12は、特にエンジン10の巡航運転時に、図8に示すようなブレード先端82とシュラウド72との間の半径方向のブレード先端間隙CLを最小にするために使用される。
小さなタービンブレード先端間隙CLは、運転燃料消費率SFCをより低下させ、従って大きな燃料節減をもたらすことが当産業界ではよく知られている。最少の時間遅れ量と熱制御(運転条件に応じての冷却又は加熱)空気流量とでブレード先端間隙CLをより効果的に制御するために、前方及び後方熱制御リング84及び86が設けられる。前方及び後方熱制御リング84及び86は、外側ケーシング66と関係付けられており、それぞれのケーシング(図2に示すような)と一体形にするか、ケーシングにボルト止め又はその他の方法で固定するか、或いはケーシングから機械的に分離されているが該ケーシングとシール係合状態にすることができる。熱制御リングは、熱制御マスを構成して、ステータシュラウド72を半径方向内向きに(また、そのように設計した場合には外向きに)より効果的に移動させて、ブレード先端間隙CLを調整する。噴射管60は、熱制御空気36(冷却空気)を前方及び後方熱制御リング84及び86に、またそのように設計した場合には外側ケーシング66に衝突させて、ステータシュラウド72を半径方向内向きに移動させてブレード先端間隙CLを緊密又は最小にする。
図1及び図2を参照すると、圧縮ファン空気供給装置32は、熱制御空気36のための供給源として使用することができ、熱制御空気36が、軸方向空気供給管42を介してその全体を参照符号40で示すタービンブレード先端間隙制御装置に供給される。軸方向空気供給管42への空気供給入口19は、ファン14下流のファンバイパスダクト15内に配置された出口案内ベーン17の下流に設置される。空気供給管42内に配置した空気弁44は、該空気供給管42内を流れる熱制御空気36の総量を制御する。熱制御空気36は、本明細書に示す能動間隙制御システム12のこの例示的な実施形態では、冷却空気である。冷却空気は、ブースタ又は低圧圧縮機(LPC)16を囲むファンバイパスダクト15から軸方向空気供給管42を通ってタービンブレード間隙制御装置40の分配マニホルド50に制御可能に流される。
空気弁44及びタービンブレード先端間隙CL(図2に示す)を制御するために衝突させる熱制御空気36の量は、コントローラ48によって制御される。コントローラ48は、しばしば全自動デジタル電子制御装置(FADEC)と呼ばれるデジタル電子エンジン制御システムであり、前方及び後方熱制御リング84及び86に衝突させる熱制御空気36の量及び温度を必要に応じて制御し、従ってタービンブレード先端間隙CLを制御する。マニホルド50は、図2に示すように、冷却空気を複数のプレナム56に分配する環状ヘッダ管54を含み、次いでプレナム56は、冷却空気を複数の噴射管60に分配する。
以下においてACC流れモデル92と呼ぶアルゴリズムつまり数学計算形の能動間隙制御流れモデルが、タービンブレード先端間隙CLを制御するために使用され、コントローラ48内に格納されかつコントローラ48内で実行される。ACC流れモデル92は、エンジンのエンジン運転パラメータ及び様々な部品の物理特性に基づいている。コントローラ48は、計算形ACC流れモデル92に基づいて空気弁44に弁位置信号を送信して、熱制御空気36の総量を制御する。空気弁44は、弁位置信号に従って漸増的に開放される。ACC流れモデル92は、ブレード先端劣化DTの計算量に少なくとも部分的に基づいている。半径方向ブレード先端間隙CLは、図9に示すように、エンジンが使用される時間及びサイクル量の増大につれて、ブレード先端劣化DTの量が増大する。本明細書に示したこの例示的な実施形態では、ACC流れモデル92は、ブレード先端間隙劣化DTの量を考慮するための付加劣化項を含む。ブレード先端劣化DTの量を決定するための間隙モデルプログラムCLMは、ACC流れモデル92の一部としてFADEC内で実行される。図3のフロー図に示すように、間隙モデルプログラムCLMは、エンジン始動後にFADECのバックグラウンドとして実行される。
計算したタービンブレード先端間隙劣化値DTは、タービンブレード先端閉鎖値TCLによって相殺される。計算タービンブレード先端間隙劣化値DTは、F(MAVG(I))として表したMAVG(I)の関数Fに対するDTのグラフによって図4に示すように、それぞれ1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータP(I)の1つ又はそれ以上の移動平均値MAVG(I)に基づいている。Iは、使用している異るエンジン運転パラメータPの数についてのエンジン運転パラメータ指標を表しており、例えば5つの異なるエンジン運転パラメータを使用している場合には、I=1乃至5である。
タービンブレード先端閉鎖値TCL及び計算タービンブレード先端間隙劣化値DTは、それぞれ1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータP(I)の1つ又はそれ以上の移動平均値MAVG(I)の1つ又はそれ以上の関数F(I)に基づくことができる。移動平均値は、一定の運転エンジン飛行サイクル数NCである期間にわたって平均される。本明細書に示したこの例示的な方法は、図3に示すように、50エンジンサイクル期間を使用する。熱制御空気36の流量は、タービンブレード先端閉鎖値TCLがブレード先端劣化値DTを相殺するように調整される。先端間隙劣化値DTは、図1に示すようにコントローラ48内に格納されかつコントローラ48内で実行される間隙劣化補償モデル94によって決定される。
エンジン運転パラメータは、稼働エンジンサイクル数、離陸及び巡航排気ガス温度EGT、巡航タービン効率、離陸及び巡航最大タービン速度N、巡航燃料流量並びにその他を含むことができる。この方法は、1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータPの移動平均値MAVGと該1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータのそれぞれのベースラインBとの間の差Dを使用することができる。ベースラインBは、実験的、半実験的又は解析的方法に基づいて或いは本明細書に示す方法におけるようにエンジン作動中に測定又は決定した値に基づいて既存の値から選ぶことができる。本明細書では、移動平均値は、最初の50エンジンサイクル期間にわたって平均したものとして示している。本明細書におけるベースラインはまた、図3に示すように最初の50エンジンサイクル期間にわたって平均した移動平均値である。
従って、計算先端間隙劣化値DTは、本明細書では1つ又はそれ以上の変数Vと呼ぶものに基づくことができ、これら変数Vには、1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータPの1つ又はそれ以上の移動平均値MAVG、及び/又は1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータPの移動平均値MAVGと該1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータのそれぞれのベースラインBとの間の差D、或いはそれら2つの組合せが含まれる。V(I)は、総エンジンサイクル数のようなエンジン運転パラメータPとすることができる。従って、I=1乃至N(ここでNは、図5に示すような計算先端間隙劣化値DTを決定する方法において使用されるエンジン運転パラメータPの数である)の場合には、V(I)=D(I)又はMAV(I)又はP(I)である。1つのV(I)がエンジンサイクルのようなP(I)である場合には、1つ又はそれ以上の移動平均値MAVG或いは移動平均値MAVGと1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータPのそれぞれのベースラインBとの間の差D(I)に基づいた少なくとも1つの他のV(I)が使用される。
本明細書に示すブレード先端間隙劣化値DTを計算するこの例示的な方法は、FADEC内に格納されかつFADEC内で動作する計算形複合タービンブレード先端間隙劣化DTCモデルを使用する。計算複合タービンブレード先端間隙劣化値DTCで例示したブレード先端劣化DTの量を決定するための間隙モデルプログラムCLMは、ACC流れモデル92の一部としてFADEC内で実行される。複合タービンブレード先端間隙劣化値DTCは、成分劣化値DCL(I)で構成され、ここでIは、図7にDCL(1)乃至DCL(7)として示す異なるエンジン運転パラメータを表している。総計又は複合タービンブレード先端間隙劣化値DTCは、最初に全ての成分劣化値DCL(I)を決定し、次に成分劣化値DCL(I)の全てを合計することによって計算される。1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータP(I)の各々について異なる成分劣化値DCL(I)が存在する。
図7に示すのは、エンジン運転パラメータP及びサイクルの1つ又はそれ以上の移動平均値の幾つかの特定の変数Vである。変数Vの1つは、エンジンサイクルによるものであり、変数Vの残りは、1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータPの移動平均値と該1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータのそれぞれのベースラインBとの間の差Dによるものである。図7に示す差Dは、離陸及び巡航排気ガス温度DTEGT及びDCEGT、巡航タービン効率DTEFF、離陸及び巡航最大タービン速度DTN及びDCN、並びに巡航燃料流量DWFについての移動平均値とそれらのそれぞれのベースラインBとの間におけるものである。
成分劣化値DCL(I)は、少なくともそれぞれ1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータP(I)の1つ又はそれ以上の移動平均値に基づいている。本明細書に示すこの例示的な方法は、成分劣化値DCL(I)が幾つかの変数V(I)に基づいており、次にこれらの変数V(I)は、エンジン運転パラメータP(I)の1つ又はそれ以上の移動平均値に基づいていることを示している。変数V(I)の1つは、エンジンサイクルの移動平均値であり、変数V(I)の残りは、エンジン運転パラメータP(I)の1つ又はそれ以上の移動平均値と該1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータのそれぞれのベースラインとの間の差D(I)である。差D(I)は、離陸及び巡航排気ガス温度DTEGT及びDCEGT、巡航タービン効率DTEFF、離陸及び巡航最大タービン速度DTN及びDCN、並びに巡航燃料流量DWFのベースラインB(I)とそれぞれの移動平均値MAVG(I)との間の差である。
本明細書に示すこの例示的な方法は、FADEC内に格納した能動間隙制御流れモデルのACC流れモデル92によって行われる2段階処理を利用して、成分劣化値DCL(I)を決定する。図6に段階1として示す第1の段階は、ブレード先端82とシュラウド72との間の半径方向ブレード先端間隙CLによる変数V(I)のパーセンテージ%V(I)を決定する。パーセンテージ%V(I)を決定する際に、コントローラ48又はFADEC内に変数V(I)の関数として記憶したパーセンテージ関数%F(I)が使用される。FADEC内に関数を記憶する多くの方法が知られており、本明細書に示す方法は、テーブルである。テーブル参照法又は方式は、それぞれの変数V(I)に基づいてパーセンテージ関数%F(I)の値を決定するために使用される。テーブル参照法は通常、値を変数の関数として記憶し、様々な補間方式を使用して例えばV(I)のような任意の入力値に対して例えば%V(I)のような出力値を決定する。
図6に段階2として示す第2の段階は、成分劣化値DCL(I)を決定し、この成分劣化値DCL(I)は、段階1において決定したパーセンテージ%V(I)の成分劣化関数FDCL(I)として記憶される。成分劣化値DCL(I)は、コントローラ48又はFADEC内に記憶される。FADEC内に関数を記憶する多くの方法が知られており、本明細書に示す方法は、テーブルであり、テーブル参照法又は方式は、それぞれの変数V(I)についてのパーセンテージ関数%F(I)の値に基づいて成分劣化値DCL(I)を決定するために使用される。テーブル参照法は通常、値を変数の関数として記憶し、様々な補間方式を使用して例えば%V(I)のような任意の入力値に対して例えばDCL(I)のような出力値を決定する。成分劣化値DCL(I)は次に、複合タービンブレード先端間隙劣化値DCLを計算するために合計される。
成分劣化値DCL(I)を合計して複合タービンブレード先端間隙劣化値DCLを計算する前に、成分劣化値DCL(I)に対して信頼又は重み係数CF(I)を適用することができる。K個のエンジン運転パラメータP(I)に対して信頼又は重み係数CF(I)を使用すると、複合タービンブレード先端間隙劣化値DCL=(CF(1)*DCL(1)+CF(2)*DCL(2)+....CF(K)*DCL(K))/(CF(1)+CF(2)+....CF(K))となる。移動平均値は、所定のエンジンサイクル数NC又は移動平均期間にわたって平均されるため、少なくとも所定のエンジンサイクル数NC後まではタービンブレード先端ベースライン間隙CLBに対して何らの変更も加えられない。タービンブレード先端間隙ベースラインは、一般的には部品図面寸法に基づいた組立体の公称低温間隙である。
図7においてF(1)乃至F(7)で例示した関数F(I)は、アルゴリズム又はテーブルの形態であり、これらのアルゴリズム又はテーブルにより成分ブレード先端間隙劣化値DCL(I)が決定され、コントローラ48内に記憶される。本明細書に示すエンジン運転パラメータは、高圧タービン効率HPTEFF、燃料流量WF、離陸及び巡航排気ガス温度EGT、離陸及び巡航最大値N2(高圧タービンの回転速度)の決定用入力である。離陸エンジン運転パラメータ値は、離陸の間に測定されかつ記録され、他方、巡航エンジン運転パラメータ値は、図3に示すように飛行サイクルの間に例えば巡航高度に到達後約10分における安定巡航状態で記録される。
本明細書に示す方法のこの例示的な実施形態では、計算タービンブレード先端間隙劣化値DTがタービンブレード先端閉鎖値TCLを漸増させることによって相殺されるように、空気弁44が弁位置信号に従って漸増的に開放され、本明細書ではこのタービンブレード先端閉鎖値TCLは、図9に示すように0.005インチずつ漸増するもの(増分する)として示している。空気弁44は、漸増的に開放され、従って流れる熱制御空気36の総量を漸増させ、かつタービンブレード先端閉鎖TCLの量を漸増させる。タービンブレード先端閉鎖値TCLにおける増加の例示的な増分量は、本明細書では0.005インチとして示している。
本明細書に示す方法のこの例示的な実施形態では、計算タービンブレード先端閉鎖値DTがそれぞれ予め定めた又は計算した上限及び下限UB及びLBの範囲内にある場合にのみ、空気弁44が開放され、これら上限及び下限UB及びLBは、本明細書に示すこの例示的な実施形態における場合には、それぞれ図9に示すように稼働エンジンサイクル数に基づいたものとすることができる。
本明細書では本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものを説明してきたが、当業者には本明細書の教示から本発明のその他の変更形態が明らかになる筈であり、従って、全てのそのような変更形態は、本発明の技術思想及び技術的範囲内に属するものとして特許請求の範囲で保護されることを切望する。従って、本特許で保護されることを望むものは、特許請求の範囲に記載しかつ特定した発明である。
エンジン性能パラメータの移動平均値に基づいたブレード先端間隙劣化補償の方法を採用した航空機ガスタービンエンジン能動間隙制御システムの概略断面図。 図1に示す能動間隙制御システム内で使用するブレード間隙制御装置の断面図。 図1に示す能動間隙制御システムにおいて使用するブレード先端間隙劣化補償方法のためにブレード先端劣化値DTを決定する方法を示すフロー図。 図1に示す劣化を補償するためのブレード先端間隙閉鎖の成分とエンジン運転パラメータの移動平均値との間の関係を概略的に示すグラフ図。 図1に示す劣化を補償するためのブレード先端間隙閉鎖の成分とエンジン運転パラメータの移動平均値との間の別の例示的な関係を示すグラフ図。 図4に示す劣化を補償するためのブレード先端間隙閉鎖の成分とエンジン運転パラメータの移動平均値との間の例示的な関係を示す2段階のグラフ図。 図1に示す劣化を補償するためのブレード先端間隙閉鎖の例示的な成分と例示的なエンジン運転パラメータの移動平均値との間の別の例示的な関係を示すグラフ図の組。 図2に示すブレード先端間隙及び劣化の拡大断面図。 図8に示す能動間隙制御流れモデルにおいて使用するブレード先端劣化項の予め定めた又は計算した上限及び下限を示すグラフ図。
符号の説明
8 エンジン中心線
10 航空機ガスタービンエンジン
12 能動間隙制御システム
13 ファンセクション
14 ファン
15 ファンバイパスダクト
16 ブースタ又は低圧圧縮機(LPC)
17 出口案内ベーン
18 高圧圧縮機(HPC)
19 空気供給入口
20 燃焼セクション
22 高圧タービン(HPT)
24 低圧タービン(LPT)
26 高圧シャフト
28 低圧シャフト
30 HPTロータ
32 ファン空気供給装置
34 タービンブレード
36 熱制御空気
40 タービンブレード先端間隙制御装置
42 空気供給管
44 空気弁
48 コントローラ
50 分配マニホルド
54 ヘッダ管
56 プレナム
60 噴射管
64 ステータ組立体
66 外側ケーシング
68 前方ケースフック
70 後方ケースフック
72 シュラウド
74 前方シュラウドフック
76 後方シュラウドフック
80 シュラウド支持体
82 ブレード先端
84 前方熱制御リング
86 後方熱制御リング
92 ACC流れモデル
94 間隙劣化補償モデル
CL ブレード先端間隙値
DT ブレード先端間隙劣化値
B ベースライン
D 差
F 関数
P パラメータ
V 変数
NC 飛行サイクル/エンジンサイクル
UB 上限
LB 下限
CLB 先端ベースライン間隙値
CLM 間隙モデルプログラム
EGT 排気ガス温度
SFC 燃料消費率
TCL タービンブレード先端閉鎖値

Claims (10)

  1. 航空機ガスタービンエンジン(10)における回転ブレード先端(82)と周囲シュラウド(72)との間のブレード先端間隙劣化(DT)を補償する方法であって、
    それぞれ一定の運転エンジン飛行サイクル数にわたって平均した1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータの少なくとも1つ又はそれ以上の移動平均値に基づいて、1つ又はそれ以上の変数(V)を決定する段階と、
    前記変数(V)に基づいて、ブレード先端間隙劣化値(DT)を計算する段階と、
    前記1つ又はそれ以上の変数に基づいて、前記ブレード先端間隙劣化値を相殺するように熱制御空気(36)の流量を調整する段階と、
    を含む方法。
  2. 稼働エンジンサイクル数、離陸及び巡航排気ガス温度(EGT)、巡航タービン効率、離陸及び巡航最大タービン速度及び巡航燃料流量を含む群から選択された1つ又はそれ以上の前記エンジン運転パラメータをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記ブレード先端間隙劣化値を相殺するためのブレード先端閉鎖量を決定する段階と、
    前記閉鎖量が前記熱制御空気(36)の流量を調整するための増分基準と一致した時に、該熱制御空気(36)の流量を調整する段階と、
    をさらに含む、請求項2記載の方法。
  4. 前記変数が、それぞれ前記1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータの1つ又はそれ以上の移動平均値と該1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータの1つ又はそれ以上のベースラインとの間の差を含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記ブレード先端間隙劣化値(DT)を、前記変数(V(I))の対応する変数から成分劣化値(DCL(I))を含む複合タービンブレード先端間隙劣化値(DTC)を計算しかつ該ブレード先端間隙劣化値(DT)を決定するために前記成分を合計することによって、計算する段階をさらに含む、請求項4記載の方法。
  6. 前記ブレード先端(82)と前記シュラウド(72)との間の半径方向ブレード先端間隙(CL)による変数(V(I))のパーセンテージ(%V(I))を、該パーセンテージ(%V(I))を前記変数(V(I))と関係付けるパーセンテージ関数(%F(I))により決定する段階と、
    次に、前記成分劣化値(DCL(I))を、該成分劣化値(DCL(I))を前記パーセンテージ(%V(I))と関係付ける成分劣化関数(FDCL(I))により決定する段階と、
    をさらに含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記ブレード先端間隙劣化値を相殺するためのブレード先端閉鎖量を決定する段階と、
    前記閉鎖量が前記熱制御空気(36)の流量を調整するための増分基準と一致しかつ前記ブレード先端間隙劣化値が稼働エンジンサイクル数に基づいて予め定めた又は計算した上限及び下限の範囲内にある時に、該熱制御空気(36)の流量を調整する段階と、
    をさらに含む、請求項6記載の方法。
  8. 前記変数が、それぞれ前記1つ又はそれ以上のエンジン運転パラメータの1つ又はそれ以上の移動平均値の第1の部分と前記第1の部分の対応するベースラインとの間の差と、それぞれ前記1つ又はそれ以上の移動平均値の第2の部分との組合せを含む、請求項1記載の方法。
  9. 前記ブレード先端間隙劣化値(DT)を、前記変数(V(I))の対応する変数から成分劣化値(DCL(I))を含む複合タービンブレード先端間隙劣化値(DTC)を計算しかつ該ブレード先端間隙劣化値(DT)を決定するために前記成分を合計することによって、計算する段階をさらに含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記ブレード先端(82)と前記シュラウド(72)との間の半径方向ブレード先端間隙(CL)による変数(V(I))のパーセンテージ(%V(I))を、該パーセンテージ(%V(I))を前記変数(V(I))と関係付けるパーセンテージ関数(%F(I))により決定する段階と、
    次に、前記成分劣化値(DCL(I))を、該成分劣化値(DCL(I))を前記パーセンテージ(%V(I))と関係付ける成分劣化関数(FDCL(I)により決定する段階と、
    をさらに含む、請求項9記載の方法。
JP2007137495A 2006-05-25 2007-05-24 能動間隙制御においてブレード先端間隙劣化を補償する方法 Expired - Fee Related JP4840664B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/441,258 2006-05-25
US11/441,258 US7431557B2 (en) 2006-05-25 2006-05-25 Compensating for blade tip clearance deterioration in active clearance control

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007315396A JP2007315396A (ja) 2007-12-06
JP4840664B2 true JP4840664B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=38230003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007137495A Expired - Fee Related JP4840664B2 (ja) 2006-05-25 2007-05-24 能動間隙制御においてブレード先端間隙劣化を補償する方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7431557B2 (ja)
EP (1) EP1860281B1 (ja)
JP (1) JP4840664B2 (ja)
CN (1) CN101078356B (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8540479B2 (en) * 2007-01-11 2013-09-24 General Electric Company Active retractable seal for turbo machinery and related method
US7891938B2 (en) * 2007-03-20 2011-02-22 General Electric Company Multi sensor clearance probe
US8177474B2 (en) * 2007-06-26 2012-05-15 General Electric Company System and method for turbine engine clearance control with rub detection
US8126628B2 (en) * 2007-08-03 2012-02-28 General Electric Company Aircraft gas turbine engine blade tip clearance control
US8092153B2 (en) * 2008-12-16 2012-01-10 Pratt & Whitney Canada Corp. Bypass air scoop for gas turbine engine
EP2333325B1 (en) * 2009-11-26 2015-06-24 Siemens Aktiengesellschaft Brake system, generator and wind turbine
FR2960905B1 (fr) 2010-06-03 2014-05-09 Snecma Procede et systeme de pilotage de jeu en sommet d'aubes de rotor de turbine
FR2972483B1 (fr) * 2011-03-07 2013-04-19 Snecma Carter de turbine comportant des moyens de fixation de secteurs d'anneau
US9003807B2 (en) 2011-11-08 2015-04-14 Siemens Aktiengesellschaft Gas turbine engine with structure for directing compressed air on a blade ring
US9057282B2 (en) 2011-11-22 2015-06-16 General Electric Company Systems and methods for adjusting clearances in turbines
GB201201094D0 (en) * 2012-01-24 2012-03-07 Rolls Royce Plc Improvements in or relating to gas turbine engine control
US20130251500A1 (en) * 2012-03-23 2013-09-26 Kin-Leung Cheung Gas turbine engine case with heating layer and method
GB201219815D0 (en) * 2012-11-05 2012-12-19 Rolls Royce Plc Engine control parameter trimming
US20140161612A1 (en) * 2012-12-07 2014-06-12 General Electric Company Tip shroud monitoring system, method, and controller
US10018067B2 (en) 2013-02-08 2018-07-10 General Electric Company Suction-based active clearance control system
JP6643225B2 (ja) * 2013-06-11 2020-02-12 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ クリアランス制御リング組立体
GB2516048A (en) * 2013-07-09 2015-01-14 Rolls Royce Plc Tip clearance control method
US10184348B2 (en) 2013-12-05 2019-01-22 Honeywell International Inc. System and method for turbine blade clearance control
US10316696B2 (en) 2015-05-08 2019-06-11 General Electric Company System and method for improving exhaust energy recovery
GB201507881D0 (en) * 2015-05-08 2015-06-24 Rolls Royce Plc Turbine tip clearance
GB201514896D0 (en) * 2015-08-21 2015-10-07 Rolls Royce Plc Rotor tip clearance
CN106555618B (zh) * 2015-09-30 2019-09-13 中国航发商用航空发动机有限责任公司 燃气轮机的叶尖间隙控制系统及其方法
US9707572B2 (en) 2015-12-18 2017-07-18 Kohler Co. Multi-function splashless sprayhead
ITUA20161507A1 (it) 2016-03-09 2017-09-09 Gen Electric Turbomotore a gas con una derivazione d'aria.
GB2553806B (en) * 2016-09-15 2019-05-29 Rolls Royce Plc Turbine tip clearance control method and system
US10415421B2 (en) * 2017-02-06 2019-09-17 United Technologies Corporation Thrust rating dependent active tip clearance control system
US10414507B2 (en) * 2017-03-09 2019-09-17 General Electric Company Adaptive active clearance control logic
US10801359B2 (en) 2017-03-14 2020-10-13 General Electric Company Method and system for identifying rub events
US10378376B2 (en) 2017-04-04 2019-08-13 General Electric Company Method and system for adjusting an operating parameter as a function of component health
US20190078459A1 (en) * 2017-09-11 2019-03-14 United Technologies Corporation Active clearance control system for gas turbine engine with power turbine
US10914187B2 (en) * 2017-09-11 2021-02-09 Raytheon Technologies Corporation Active clearance control system and manifold for gas turbine engine
FR3078362B1 (fr) * 2018-02-28 2022-07-01 Safran Aircraft Engines Procede et unite de commande pour le pilotage du jeu d'une turbine haute pression
US11293298B2 (en) * 2019-12-05 2022-04-05 Raytheon Technologies Corporation Heat transfer coefficients in a compressor case for improved tip clearance control system
CN111967098B (zh) * 2020-07-19 2022-06-21 复旦大学 涡轮机械叶尖径向运行间隙概率优化设计方法
CN114087029B (zh) * 2020-08-25 2024-05-17 中国航发商用航空发动机有限责任公司 涡轮叶尖间隙主动控制方法、系统和航空发动机
US11788425B2 (en) * 2021-11-05 2023-10-17 General Electric Company Gas turbine engine with clearance control system

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4304093A (en) 1979-08-31 1981-12-08 General Electric Company Variable clearance control for a gas turbine engine
GB2133877B (en) * 1982-12-24 1986-12-03 Rolls Royce Generation of a signal dependent upon temperature of gas turbine rotor blades
US4928240A (en) 1988-02-24 1990-05-22 General Electric Company Active clearance control
US5012420A (en) 1988-03-31 1991-04-30 General Electric Company Active clearance control for gas turbine engine
US4856272A (en) 1988-05-02 1989-08-15 United Technologies Corporation Method for maintaining blade tip clearance
US5197280A (en) * 1989-03-20 1993-03-30 General Electric Company Control system and method for controlling a gas turbine engine
US5081830A (en) 1990-05-25 1992-01-21 United Technologies Corporation Method of restoring exhaust gas temperature margin in a gas turbine engine
US6463380B1 (en) 1999-06-01 2002-10-08 General Electric Company Control system and method for controlling an engine in response to deterioration of the engine
US6717418B2 (en) * 2001-11-16 2004-04-06 General Electric Company Method and apparatus for measuring turbine blade tip clearance
US6853945B2 (en) * 2003-03-27 2005-02-08 General Electric Company Method of on-line monitoring of radial clearances in steam turbines
US6943699B2 (en) 2003-07-23 2005-09-13 Harris Corporation Wireless engine monitoring system
US7079957B2 (en) 2003-12-30 2006-07-18 General Electric Company Method and system for active tip clearance control in turbines
US20070214795A1 (en) * 2006-03-15 2007-09-20 Paul Cooker Continuous real time EGT margin control

Also Published As

Publication number Publication date
EP1860281A3 (en) 2012-08-01
EP1860281B1 (en) 2016-10-05
US20070276578A1 (en) 2007-11-29
EP1860281A2 (en) 2007-11-28
CN101078356B (zh) 2011-05-25
US7431557B2 (en) 2008-10-07
JP2007315396A (ja) 2007-12-06
CN101078356A (zh) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4840664B2 (ja) 能動間隙制御においてブレード先端間隙劣化を補償する方法
US7584618B2 (en) Controlling air flow to a turbine shroud for thermal control
EP2843198B1 (en) Method and control system for active rotor tip control clearance
US4856272A (en) Method for maintaining blade tip clearance
US9540944B2 (en) Real time model based compressor control
US7762084B2 (en) System and method for controlling the working line position in a gas turbine engine compressor
EP1835130A2 (en) Continuous real time exhaust gas temperature margin control
US10890083B2 (en) Turbine tip clearance
US10006374B2 (en) Control of a gas turbine engine
US10815904B2 (en) Prognostic health management control for adaptive operability recovery for turbine engines
US6155038A (en) Method and apparatus for use in control and compensation of clearances in a gas turbine
US5081830A (en) Method of restoring exhaust gas temperature margin in a gas turbine engine
US10358933B2 (en) Turbine tip clearance control method and system
US11655725B2 (en) Active clearance control system and method for an aircraft engine
CN114945734B (zh) 用于控制高压涡轮的间隙以降低egt超调影响的控制方法和单元
US11788426B2 (en) Clearance control for engine performance retention
US12000290B2 (en) Control method and unit for controlling the clearance of a high-pressure turbine to reduce the effect of EGT overshoot
US11982189B2 (en) Warm start control of an active clearance control for a gas turbine engine
CN114810349A (zh) 使用cca-acc优化egt和性能改进的间隙设计过程和策略

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110921

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees