JP4836040B2 - 複合機、認証方法および認証プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、少なくともコピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能およびファクシミリ(FAX)機能のうちの複数の機能を有する複合機、認証方法および認証プログラムに関する。
コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能およびFAX機能のうちの複数の機能を有する複合機の中に、ユーザごとに利用可能な機能を制限する機能を有する複合機がある。そのような複合機には、一般に認証専用の装置(認証装置)が接続される。利用可能な機能を制限する処理に先立って、認証装置は、指紋認証、カード認証または非接触ICカードによる認証などのユーザ認証を行う。
特許文献1には、指紋認証専用の機構を設けずに、原稿台に乗せた手のひらを読み取って生体認証を行うプリンタが記載されている。
特許文献2には、識別情報が表示された原稿の読み取りを行う際に、利用者IDカードから利用者情報を読み取り、識別情報に対応する利用者情報であることを認証すると、識別情報が表示された原稿の複製を行う画像処理装置が記載されている。
特開2008−187269(段落0010、段落0026−0036) 特開2008−060701(段落0006−0008、要約書)
しかし、特許文献1に記載されたプリンタは、手のひらで原稿台を汚してその他の原稿読み取り時の画質劣化を招くおそれがある。また、手のひらのような立体的なものを読み取る際には画像処理や解像度の影響を受けやすく、十分な精度で認証を行うことができないおそれもある。
特許文献2に記載された画像処理装置は、識別情報が付与された原稿に対する利用者認証であり、画像処理装置の機能全体に対する認証を行うわけではない。また、認証で必要になる利用者IDカードに専用のカードを用意する必要があり、コストを増大させるおそれがある。
そこで、本発明は、専用の認証装置を使わずに、秘匿性を確保しつつ簡易性を高めることができる認証機能を備えた複合機、認証方法および認証プログラムを提供することを目的とする。
本発明による複合機は、ユーザを認証する機能を有する複合機であって、原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力する読み取り手段と、読み取り手段が出力した画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識するサイズ認識手段と、ユーザがユーザ登録を要求したときに、サイズ認識手段が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納するユーザ登録手段と、ユーザが認証を要求したときに、読み取り手段が出力した画像情報にもとづいてサイズ認識手段が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行うユーザ認証手段と、ユーザ認証手段がユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする動作許可手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による認証方法は、原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力し、出力された画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識し、ユーザがユーザ登録を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納し、ユーザが認証を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にすることを特徴とする。
本発明による認証プログラムは、コンピュータに、原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力する処理と、出力された画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識する処理と、ユーザがユーザ登録を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納する処理と、ユーザが認証を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行う処理と、ユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、専用の認証装置を使わずに、秘匿性を確保しつつ簡易性を高めることができる。
実施形態1.
図1は、本発明による複合機の第1の実施形態(実施形態1)の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置(複合機)20は、操作部1、表示部2、主制御部3、読み取り部4、エッジ検出/サイズ検出部5、位置情報検出部6、カード画像認識部7、ユーザ情報メモリ部8、ユーザ認証部9、画情報メモリ部10、LAN通信部11、ファクス通信部12およびプリンタ部13を備えている。複合機20は、ブックスキャナ形式の読み取り機能を利用してユーザ認証を行う認証機能を備えている。複合機20は、複合機が有する機能の一例として、FAX機能およびプリンタ機能を有している。
操作部1は、キーボタンやタッチディスプレイを備え、ユーザによるキーボタンやタッチディスプレイへの入力操作を示す入力信号を主制御部3に出力する。表示部2は、主制御部3からの表示用信号に応じて、ディスプレイに複合機の状態や動作状況を示す表示を行う。主制御部3は、複合機20の構成要素全体の制御を行う。
読み取り部4は、ブックスキャナ形式の読み取り部であり、原稿をスキャンして画像情報を生成する。エッジ検出/サイズ検出部5は、認証に用いられるカード(認証カード)の画像情報からエッジを検出し、検出したエッジにもとづいて認証カードのサイズを検出する。位置情報検出部6は、原稿台における認証カードが置かれた位置を検出する。
カード画像認識部7は、読み取り部4が生成した画像情報から図形や文字を認識して、認識した図形や文字を示す画像データをユーザ情報メモリ部8に格納する。ユーザ情報メモリ部8には、エッジ検出/サイズ検出部5が検出したサイズを示すデータや、位置情報検出部6が検出した位置を示すデータも格納される。なお、カード画像認識部7は、図形や文字の認識を行わず、画像情報そのものをユーザ情報メモリ部8に格納するようにしてもよい。
画情報メモリ部10は、ユーザ認証完了後に読み取り部4によって読み取られた画情報を保存する。ユーザ認証部9によって認証されたユーザは、ユーザごとに登録時に利用を許可されている動作の範囲内で、LAN通信部11、ファクス通信部12およびプリンタ部13によって実現されるFAX機能やプリンタ機能などを利用することができる。
なお、主制御部3、エッジ検出/サイズ検出部5、位置情報検出部6、カード画像認識部7およびユーザ認証部9を、プログラムに従って処理を行うCPUで実現することが可能である。
図2は、図1に示された複合機のユーザ登録時の動作を示すフローチャートである。図2を参照して、複合機20のユーザ登録時の動作を説明する。
ユーザが、認証カードとして任意の大きさおよびデザインのカードを用意してユーザ登録を開始する。ユーザは、ブックスキャナ形式の読み取り部4に、用意した認証カードを配置する(ステップS201)。そして、ユーザは、操作部1のスタートボタンを押下して認証カードのスキャンを開始させる(ステップS202)。スタートボタンの押下によって、ユーザが複合機20に対してユーザ登録を要求したことになる。ユーザ登録が実行されている間に、表示部2は、ユーザ登録を実行していることを示すような画面表示をしてもよい。
エッジ検出/サイズ検出部5は、読み取り部4がスキャンして生成した画像情報に対してエッジ検出の処理を施し(ステップS203)、認証カードの外形寸法(サイズ)を検出する。エッジ検出/サイズ検出部5は、検出したサイズの情報をユーザ情報メモリ部8に登録する(ステップS204)。
ここで、認証カードについて説明する。図3は、認証カードの一例を示す平面図である。ユーザは、認証カードとして、任意の大きさ(例えば、図3に示された縦横aaミリメートル(mm)×bbミリメートル(mm))および任意の図形や文字(例えば、図3に示された星模様と二重円)が描かれたカードを作成することができる。ユーザは、自分で図形や文字を描いてもよいし、予め作成されている原稿またはカードから選択してもよい。また、複数の認証カードを使用することもできる。
なお、認証カードのスキャンを開始する前に、主制御部3は、認証に必要とされる認証項目が記載された選択候補画面を表示部2に表示させる。ユーザは、主制御部3が表示部2に表示された選択候補画面から認証項目を任意に選択することができる。選択することができる認証項目は、大きさ、画像、カード位置およびカード枚数である。なお、認証項目は、予め管理者によって設定されるようにしてもよい。
次に、主制御部3は、位置検出を行う設定である否か、すなわち、カード位置が認証項目に設定されているか否か判断する(ステップS205)。カード位置が認証項目に設定された場合には、主制御部3は、位置検出を行う設定がなされたと判断する。位置検出を行う場合には、位置情報検出部6は、原稿台における認証カードの主走査方向および副走査方向の座標(例えば、カードの中心の座標)を検出することによって、認証カードの位置を検出する。そして、位置を示すデータをユーザ情報メモリ部8に登録する(ステップS206)。図4は、複合機におけるカード位置を示す説明図である。図4には、位置a、位置bおよび位置cの3つのカード位置が例示されている。また、図4に示す例では、長方形の認証カードの辺が、原稿台14の縁に接するように配置される。
位置検出を行わない設定であった場合に、または位置検出を行う設定であって位置を示すデータの登録を終えた場合には、カード画像認識部7は、読み取り部4が生成した画像情報から図形や文字を認識する(ステップS207)。そして、認識した図形や文字を示す画像データを、ユーザ別に分けられた登録データのパラメータの1つとしてユーザ情報メモリ部8に登録する(ステップS208)。上述したように、カード画像認識部7は、画像情報そのものをユーザ情報メモリ部8に格納してもよい。また、ここで、利用を許可する機能(許可動作)や実行を許可するジョブの数(認証継続ジョブ数)を設定してもよい。その場合には、ユーザが操作部1から設定する内容を選択し、選択された内容が登録データのパラメータの1つとしてユーザ情報メモリ部8に登録される。具体的には、例えば、許可動作としてファクシミリ送信機能およびモノクロコピー機能の動作を許可し、認証継続ジョブ数として3回の実行キー押下まで動作を許可するといった設定が可能である。さらに、認証継続ジョブ数を超えた実行を行おうとすると、主制御部3が機器にロックをかけて再認証を求めるようにしてもよい。
次に、主制御部3は、認証カードを追加して登録するか否か、すなわち、認証項目にカード枚数が含まれているか否か判断する(ステップS209)。追加登録する場合には、ステップS201に戻り、ユーザは追加登録する認証カードを原稿台14に配置した後、ステップS202以降の処理が実行される。追加登録しない場合には、登録を完了し(ステップS210)、表示部2は初期状態の画面表示に戻る(ステップS211)。
ステップS201〜S211の動作によって、認証カードにもとづく認証項目が登録データとしてユーザ情報メモリ部8に登録される。図5は、ユーザ情報メモリ部に登録される登録データの一例を示す説明図である。図5に示す例では、登録データの項目例として、ユーザを特定するデータに対応した認証カードサイズ、認証カード位置、カードデータ(画像認識で得られた図形や文字を示すデータ、または画像情報そのもの)、認証カード枚数、許可動作および認証継続ジョブ数が示されている。ユーザを特定するデータは例えばユーザIDである。また、図5には、Bのユーザは、2枚の認証カードを使用する例が示されている。なお、ユーザ登録時にユーザが許可動作および認証継続ジョブ数を設定できるようにしたり、ユーザ認証の後に、ユーザが設定できるようにしてもよいが、許可動作および認証継続ジョブ数は予め管理者によって設定されることが好ましい。
図5に示されたように、複合機20は、認証用の登録データとして、認証カードのカードサイズ、位置、画像および枚数などの複数のパラメータを用いてユーザ登録を行うことができる。また、これら複数のパラメータのうちのいずれかまたは全てのパラメータを、任意に選択することができる。
図6は、図1に示された複合機のユーザ認証時の動作を示すフローチャートである。図6を参照して、複合機20のユーザ認証時の動作を説明する。
ユーザ認証を受けるときに、ユーザは、登録した認証カードを原稿台14に配置する(ステップS301)。そして、ユーザは、操作部1のスタートボタンを押下して認証カードのスキャンを開始させる(ステップS302)。スタートボタンの押下によって、ユーザが複合機20に対してユーザ認証を要求したことになる。
エッジ検出/サイズ検出部5は、読み取り部4がスキャンして生成した画像情報に対してエッジ検出の処理を施し(ステップS303)、認証カードのサイズを検出する(ステップS304)。図4に示す例では、ユーザは、長方形の認証カードの辺を原稿台14の縁に接するように配置することが求められる。しかし、ユーザによる認証カードの配置位置が原稿台14の縁に対してやや傾いても、エッジ検出/サイズ検出部5が、補正処理を行うことによって、正規の位置に配置されたとみなす。例えば、エッジ検出/サイズ検出部5は、エッジ検出にもとづいて原稿の角部の座標を検出し、隣り合う2つの角部を結んだ線と所定の基準線とがなす角度を算出し、原稿が原稿台14において斜めに配置されてしまった場合のずれを認識する。そして、ずれの角度に応じて画像情報に対して回転処理などを行って、配置時のずれを補正する。配置時のずれを補正することによって、認証カードの辺が原稿台14の縁に対して傾いた状態で認証カードが配置されても、ユーザ登録時に使用された認証カードのサイズとの比較が可能になる。
ユーザ認証部9は、カード情報(エッジ検出/サイズ検出部5が検出したカードのサイズを示すデータ)を入力する(ステップS305)。そして、ユーザ認証部9は、ユーザ情報メモリ部8に記憶されている登録データを検索し(ステップS306)、位置検出を行う必要があるか否か確認する(ステップS307)。ステップS306,S307では、ユーザ認証部9は、カード情報に合致する認証カードサイズ(図5参照)のデータに対応する認証カード位置のデータを確認する。そして、ユーザ認証部9は、所定値が設定されている(「位置検出する」ことに相当)認証カード位置のデータが1つ以上ある場合には、位置検出が必要であると判断するまた、ステップS306において、ユーザ情報メモリ部8に、複数枚数のカードによるユーザ認証を必要とする登録データが登録されているか否かも確認する。
なお、ユーザ認証部9は、カード画像認識部7を介してユーザ情報メモリ部8に記憶されている登録データを参照してもよいし、ユーザ情報メモリ部8から直接登録データを読み出してもよい。
ステップS307において、位置検出を行う必要があると判断された場合には、位置情報検出部6は、原稿台14に置かれたカードの位置を検出する(ステップS308)。ステップS308においてカードの位置を検出した後、または、ステップS307において位置検出を行う必要がないと判断された場合には、カード画像認識部7は、読み取り部4がスキャンして生成した画像情報から図形や文字を認識する(ステップS309)。
次いで、ユーザ認証部9は、カードに関する各データ(カードのサイズを示すデータおよび画像データ、さらにステップS307において位置検出が必要であると判断した場合にはカードの位置を示すデータ)が、ユーザ情報メモリ部8に登録されているいずれかのユーザの登録データに一致するか否か判断する(ステップS310)。カードに関するデータと登録データとが一致する場合に、ステップS306において複数枚数のカードによるユーザ認証が必要であることが確認されているときには、ステップS301に戻り、残りのカードの登録データについてユーザ認証の処理を続ける。カードに関するデータと登録データとが一致しなかった場合には、ユーザ認証部9は、認証に失敗したとする。なお、認証に失敗する場合として、ユーザが、登録時に使用した認証カードとは異なるカードを使用した場合や、認証カードの設置位置を誤った場合が考えられる。また、カード画像認識部7がユーザ登録時に画像情報そのものをユーザ情報メモリ部8に格納した場合には、画像データの比較を行うときに、画像情報同士が比較される。カード画像認識部7がユーザ登録時に認識した図形や文字を示す画像データをユーザ情報メモリ部8に格納した場合には、画像データの比較を行うときに、カードに記載されている図形や文字が比較される。
なお、本実施形態では、ユーザ認証部9が、どのユーザがユーザ認証を要求したのかを特定できない状況においてユーザ認証の処理を実行するが、ユーザが、認証カードのスキャンを開始する前に、ユーザIDなどの自己を特定するデータを複合機20に入力するようにしてもよい。その場合には、ユーザ認証部9は、ステップS306,S307の処理において、ユーザ情報メモリ部8における認証カードを原稿台14にセットしたユーザに対応する登録データに、位置情報検出を必要とするデータが存在するか否か(原稿配置位置が認証項目に設定されているか否か)確認する。
ステップS310において一致すると判断された場合には、ユーザ認証部9は、認証に成功したとする(ステップS311)。すなわち、ユーザ認証を受けているユーザは、登録されているユーザであると判断される。認証が成功すると、主制御部3は、複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする。具体的には、まず、ユーザに設定されている許可動作を確認しユーザに提示する(ステップS312)。そして、ユーザは、認証後の継続ジョブ数を操作部1から入力する(ステップS313)。なお、ユーザが認証継続ジョブ数を超える継続ジョブ数を入力した場合には、例えば、主制御部3は、認証継続ジョブ数を超えている旨を表示部2に表示させる。
ユーザは、許可動作の実行に必要な機能が起動するのを待ち(ステップS314)、継続ジョブ数として設定された回数の動作を行う(ステップS315)。ユーザが操作を終了すると、表示部2は、初期状態の画面表示に戻る(ステップS317)。
また、ステップS311において、登録されているユーザではないと判断された場合は、表示部2はエラーを表示し(ステップS316)、初期状態の画面表示に戻る(ステップS317)。
本実施形態では、ユーザが独自に用意した認証カードを用いるので、ユーザ以外の者が認証カードに関する情報を得ることは難しく、認証カードの秘匿性が確保される。また、ユーザは、認証用の特別なカードを用意する必要がなく、簡易な手順でユーザ認証を受けることができる。また、カード位置も認証項目に含まれている場合には、ユーザ以外の者がカード位置を知ることは困難であるから、秘匿性をより向上させることができる。
実施形態2.
本発明による第2の実施形態(実施形態2)の複合機について説明する。第2の実施形態の複合機は、ブックスキャナ形式の読み取り部(ブックスキャナ部)の他に、ADF(Auto Document Feeder)形式の読み取り部(ADF部)を備えている。ADF部以外の構成は、図1に示された第1の実施形態の複合機の構成と同じである。
第2の実施形態のユーザ登録の動作は、図2に示した第1の実施形態のユーザ登録の動作と同じである。ただし、複数枚数の認証カードを用いたユーザ登録を行わない。
第2の実施形態のユーザ認証の動作は、図6に示した第1の実施形態のユーザ認証の動作と同じである。ただし、第2の実施形態の複合機は、ブックスキャナ部で認証カードを読み取ってユーザ認証を完了すると、ブックスキャナ部に認証カードが配置されている間だけ、ADF部による読み取りなどの動作を許可する。
このような複合機は、認証カードがブックスキャナ部に配置されている間だけADF部の使用を許可するので、例えば、あるユーザが入力した継続ジョブ数未満の動作を行わせた状態で操作を終了してしまったような場合に、認証を受けていないユーザが継続して複合機を使用することを防止することができる。
図7は、本発明による複合機の主要部を示すブロック図である。図7に示すように、複合機は、原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力する読み取り手段71(図1における読み取り部4に相当)と、読み取り手段71が出力した画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識するサイズ認識手段72(図1におけるエッジ検出/サイズ検出部5に相当)と、ユーザがユーザ登録を要求したときに、サイズ認識手段72が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部73(図1におけるユーザ情報メモリ部8に相当)に格納するユーザ登録手段74(図1におけるエッジ検出/サイズ検出部5およびカード画像認識部7に相当)と、ユーザが認証を要求したときに、読み取り手段71が出力した画像情報にもとづいてサイズ認識手段72が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、ユーザ情報記憶部73に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行うユーザ認証手段75(図1におけるユーザ認証部9に相当)と、ユーザ認証手段75がユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする動作許可手段76(図1における主制御部3に相当)とを備えている。
また、上記の各実施形態には、以下の(1)〜(4)に示すような複合機も示されている。
(1)原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出する位置検出部(図1における位置情報検出部6に相当)を備え、ユーザ登録手段74が、位置検出部が検出した読取対象物の配置位置を示すデータを登録データとしてユーザ情報記憶部に格納し、ユーザ認証手段が、ユーザが認証を要求したときに、位置検出部が検出した読取対象物の配置位置と登録データが示す読取対象物の配置位置とを比較することによってユーザ認証を行う複合機。そのような構成によれば、ユーザ以外の者が読取対象物の配置位置を知ることは困難であるから、秘匿性をより向上させることができる。
(2)ユーザ登録手段74が、複数枚の読取対象物の登録データを、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部73に格納し、ユーザ認証手段75が、複数枚の読取対象物を対象にして、サイズ認識手段72が認識した大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、ユーザ情報記憶部73に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行う複合機。そのような構成によれば、ユーザ認証の強度を向上させることができるとともに、認証カードの秘匿性を向上させることができる。
(3)動作許可手段76が、ユーザに許可されている機能を、予め定められた所定回実現しうる状態にする複合機。そのような構成によれば、複合機の管理を厳しくすることができる。
(4)ADF形式のスキャナを備え、ユーザ認証手段が認証に成功した場合に、動作許可手段が、原稿配置部に読取対象物が配置されているときに、ADF形式のスキャナを動作可能状態にする複合機。そのような構成によれば、認証を受けていないユーザが複合機の操作を行える状況になることを防止することができる。
本発明による複合機の第1の実施形態(実施形態1)の構成を示すブロック図である。 図1に示された複合機のユーザ登録時の動作を示すフローチャートである。 認証カードの一例を示す平面図である。 複合機におけるカード位置を示す説明図である。 ユーザ情報メモリ部に登録される登録データの一例を示す説明図である。 図1に示された複合機のユーザ認証時の動作を示すフローチャートである。 本発明による複合機の主要部を示すブロック図である。
符号の説明
1 操作部
2 表示部
3 主制御部
4 読み取り部
5 エッジ検出/サイズ検出部
6 位置情報検出部
7 カード画像認識部
8 ユーザ情報メモリ部
9 ユーザ認証部
10 画情報メモリ部
11 LAN通信部
12 ファクス通信部
13 プリンタ部
14 原稿台
20 画像形成装置(複合機)
71 読み取り手段
72 サイズ認識手段
73 ユーザ情報記憶部
74 ユーザ登録手段
75 ユーザ認証手段
76 動作許可手段

Claims (9)

  1. ユーザを認証する機能を有する複合機であって、
    原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力する読み取り手段と、
    前記読み取り手段が出力した画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識するサイズ認識手段と、
    ユーザがユーザ登録を要求したときに、前記サイズ認識手段が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納するユーザ登録手段と、
    ユーザが認証を要求したときに、前記読み取り手段が出力した画像情報にもとづいて前記サイズ認識手段が認識した読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行うユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段がユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする動作許可手段とを
    備えたことを特徴とする複合機。
  2. 原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出する位置検出部を備え、
    ユーザ登録手段は、前記位置検出部が検出した読取対象物の配置位置を示すデータを登録データとしてユーザ情報記憶部に格納し、
    ユーザ認証手段は、ユーザが認証を要求したときに、前記位置検出部が検出した読取対象物の配置位置と登録データが示す読取対象物の配置位置とを比較することによってユーザ認証を行う
    請求項1記載の複合機。
  3. ユーザ登録手段は、複数枚の読取対象物の登録データを、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納し、
    ユーザ認証手段は、複数枚の読取対象物を対象にして、サイズ認識手段が認識した大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行う
    請求項1または請求項2記載の複合機。
  4. 動作許可手段は、ユーザに許可されている機能を、予め定められた所定回実現しうる状態にする
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の複合機。
  5. ADF形式のスキャナを備え、
    ユーザ認証手段が認証に成功した場合に、動作許可手段は、原稿配置部に読取対象物が配置されているときに、前記ADF形式のスキャナを動作可能状態にする
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の複合機。
  6. 原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力し、
    出力された画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識し、
    ユーザがユーザ登録を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納し、
    ユーザが認証を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行い、
    ユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする
    ことを特徴とする認証方法。
  7. 原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出し、
    検出された読取対象物の配置位置を示すデータを登録データとしてユーザ情報記憶部に格納し、
    ユーザが認証を要求したときに、原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出して、検出した読取対象物の配置位置と登録データが示す読取対象物の配置位置とを比較することによってユーザ認証を行う
    請求項6記載の認証方法。
  8. コンピュータに、
    原稿配置部に配置された読取対象物の記載内容を読み取って画像情報を出力する処理と、
    出力された画像情報にもとづいて、読取対象物の大きさを認識する処理と、
    ユーザがユーザ登録を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータと読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データとを登録データとして、ユーザを特定するデータに対応させてユーザ情報記憶部に格納する処理と、
    ユーザが認証を要求したときに、認識された読取対象物の大きさを示すサイズデータおよび読取対象物に記載された画像を特定可能な画像データと、前記ユーザ情報記憶部に格納されている登録データとを比較することによってユーザ認証を行う処理と、
    ユーザ認証に成功したときに複数の機能のうちの当該ユーザに許可されている機能を実現しうる状態にする処理とを
    実行させるための認証プログラム。
  9. コンピュータに、
    原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出する処理と、
    検出された読取対象物の配置位置を示すデータを登録データとしてユーザ情報記憶部に格納する処理と、
    ユーザが認証を要求したときに、原稿配置部における読取対象物の配置位置を検出して、検出した読取対象物の配置位置と登録データが示す読取対象物の配置位置とを比較することによってユーザ認証を行う処理とを実行させるための
    請求項8記載の認証プログラム。
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