JP4834682B2 - 液体プリズム及びそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、液体の界面を利用して光を屈折させる液体プリズムに関し、特に、エレクトロウェッティングによって液体の界面を駆動させるように構成された液体プリズムに関する。
液体プリズムは、互いに屈折率が異なり、且つ、互いに混じりあわない、2つの液体間の界面又は液体と気体の間の界面における光の屈折を利用する光学素子である。界面の傾斜角及び最大傾斜方向は、エレクトロウェッティングによって駆動させる。エレクトロウェッティングとは、電極と液体の間に電位差を与えることで、液体の電極に対する見かけの接触角を変化させる現象である(非特許文献1)。界面の傾斜角及び最大傾斜方向を変化させることにより、光の屈折角及び屈折方向を変化させることができる。液体プリズムの従来例は、特許文献2、非特許文献2などに記載されている。また、特許文献1には、携帯機器用プロジェクタの例が記載されている。
特開2005-148459号公報 特表2006-509263号公報 Frieder Mugele and Jean-Christophe Baret, "Electrowetting: from basics to applications", J. Phys.: Condens. Matter 17 (2005) R705-R774. Neil R. Smith, Don C. Abeysinghe, Joseph W. Haus, and Jason Heikenfeld, "Agile wide-angle beam steering with electrowetting microprisms", OPTICS EXPRESS, Vol. 14, No. 14, pp.6557-6563.
液体プリズムでは、エレクトロウェッティングによって界面の傾斜角及び最大傾斜方向を変化させる。しかしながら、エレクトロウェッティングでは、電極面に対する液面の接触角の可変範囲に制限がある。従って、光軸に対する界面の傾斜角には制限がある。そのため、入射光に対する出射光の屈折角には制限がある。
本発明の目的は、入射光に対する出射光の屈折角を大きくすることができる液体プリズム(光軸可変素子)を提供することにある。
本発明の液体プリズムでは、次の条件を満たすように、導電性液体と電極の間に印加する電圧が制御される。
(1)液界面は平面である。
(2)液界面の最大傾斜線は、容器の角部のうち、互いに最も離れた2つの角部を通る。従って、液界面の最大傾斜線は、容器の2つの角部を通るが、容器の側面を通らない。容器の断面が、互いに直交する長軸と短軸を有する図形の場合、液界面は、容器の断面を短軸回りに回転させて得られる面であり、液界面の最大傾斜線は、断面の長軸を短軸回りに回転させて得られる線である。
本発明の液体プリズムによると、入射光に対する出射光の屈折角を大きくすることができる。
図1を参照して、本発明の液体プリズムを説明する。本発明の液体プリズムは、容器100と、その内部に封入された導電性液体10と絶縁性液体11を有する。導電性液体10と絶縁性液体11は界面12で接している。導電性液体10と絶縁性液体11は、互いに混じり合わず、且つ、互いに屈折率が異なる。
容器100は、第1面101と、第2面102と、少なくとも3つの側面(図1には2つの側面103a、103cのみが示されている)からなる。液体プリズムの光軸200を、図示のように、第1面101及び第2面102を通る、容器100の中心軸線に沿って設定する。
容器100を、光軸200に垂直な面で切断した断面の形状は、正方形、長方形、菱形、多角形等の点対称図形であってよいが、直角三角形、2等辺三角形等の非点対称図形であってもよい。第1面101と第2面102は、光軸200に垂直に配置されている。複数の側面103a、103cは、光軸200に平行に配置されてよい。この場合、容器の断面形状は、光軸に垂直な複数の面で切断すると、全て同一となる。しかしながら、複数の側面103a、103cは、光軸200に平行でなくてもよい。この場合、容器の断面形状は、光軸に垂直な複数の面で切断すると、互いに相似形であるが異なる寸法の形状となる。例えば、第1面101から第2面102の方向に沿って、容器の断面が小さくなるように構成してよい。容器の形状の例は後に説明する。
複数の側面103a、103cの内面には、それぞれ電極(図1には2つの電極104a、104cのみが示されている)が設けられている。電極を覆うように、電極の内面に、それぞれ絶縁膜(図1には2つの絶縁膜106a、106cのみが示されている)が設けられている。更に、絶縁膜を覆うように、絶縁膜の内面に、それぞれ撥水膜(図1には2つの撥水膜107a、107cのみが示されている)が設けられている。撥水膜が十分な絶縁性を有する場合には、絶縁膜は不要である。第1面101の内面には共通電極105が設けられている。共通電極105は、導電性液体10に接触している。
共通電極105と複数の電極104a、104cの間に、それぞれ電源(図1には2つの電源108a、108cのみが示されている)が接続されている。電源によって、共通電極105に接触している導電性液体10と電極104a、104cの間に、それぞれ電圧が印加される。エレクトロウェッティングによって、容器100の側面に対する、導電性液体10の接触角が変化する。電源108a、108cからの電圧を調節することによって、容器100の側面の各々における、導電性液体10の接触角を所望の値に変化させることができる。こうして、光軸200に対する界面12の傾斜角及び最大傾斜方向を所望の値に設定することができる。図示のように、第2面102を経由して、光軸200に沿って入射された光は、界面12にて屈折し、第1面101を経由して出射される。入射光201に対する出射光202のなす角、即ち、屈折角αは、導電性液体10と絶縁性液体11の屈折率、及び、液界面12の傾斜角に依存する。
本例の液体プリズムでは、導電性液体10は共通電極105に接触するように、第1面101側に配置されている。即ち、容器100を、3次元空間内にて、どのような回転方向及び回転位置に配置しても、導電性液体10は絶縁性液体11より分離し、且つ、共通電極105に接触するように、第1面101側に配置される。導電性液体10を第1面101側に配置するために、任意の物理現象、例えば、付着力を利用してもよい。この場合、第1面101の材質として、導電性液体10の付着力が大きいものを選択し、第2面102の材質として、絶縁性液体11の付着力が大きいもの選択する。
本例の液体プリズムの構成部材の材料について説明する。第1面101及び第2面102の材料は、液体プリズムへの入射光201を透過させることができる材質であればどのようなものであってもよい。例えば、入射光201が可視光の場合、第1面101及び第2面102は、ガラス又はアクリルによって構成してよい。絶縁膜106a、106cは、SiO2、parylene(商品名)などをCVDにより成膜したものでよい。撥水膜107a、107cは、フッ素系材料であるサイトップ(商品名)やAF1601(商品名)などをディップコートもしくはスピンコートで成膜したものでよい。
導電性液体10と絶縁性液体11は、互いに交じり合わず、且つ、屈折率が異なる液体であればよい。例えば、導電性液体10は、水、塩化カリウムなどの電解質を溶解した水溶液でよい。絶縁性液体11はシリコーンオイルやフッ素系オイルなどのオイルや、デカンやドデカンなどの有機溶媒などでよい。また、導電性液体10と絶縁性液体11は、第1面101及び第2面102と同様に、入射光201の波長を透過する材質である。
図2を参照して本発明の特徴を詳細に説明する。図2Aは、本例の液体プリズムの容器100の側面と、容器の内部に収納された導電性液体10と絶縁性液体11のみを示す斜視図である。本例の容器100は4つの側面103a、103b、103c、103dを有し、光軸200に垂直な面で切断した容器の断面は4辺形である。電極104a、104b、104c、104d、絶縁膜106a、106b、106c、106d、撥水膜107a、107b、107c、107d、及び、共通電極105の図示は省略されている。
導電性液体10の接触角について説明する。界面12の4つの辺、即ち、界面12が4つの側面103a、103b、103c、103dと接触する接触線を、それぞれ、12a、12b、12c、12dとする。導電性液体10の接触角は、界面12の4つの接触線における、界面12と側面のなす角として定義される。図示のように、側面103a、103b、103c、103dに対する導電性液体10の接触角を、それぞれθa、θb、θc、θdとする。例えば、側面103aに対する導電性液体10の接触角θaは、接触線12aにおける界面12と側面103aのなす角である。容器100を、接触線12aに垂直な面によって切断したとき、その切断面において、界面12と側面103aのなす角が、側面103aにおける導電性液体10の接触角θaである。他の接触角θb、θc、θdも、同様に求められる。
接触角θa、θb、θc、θdの各々は、絶縁膜106a、106b、106c、106d、及び、撥水膜107a、107b、107c、107dの各々の比誘電率と厚さに依存する。更に、接触角θa、θb、θc、θdの各々は、導電性液体10と電極104a、104b、104c、104dの間に印加される電圧に、それぞれ依存する。
図2Bは、容器100を光軸200に垂直な面で切断した断面形状を示す。図示のように、容器100の断面は、4つの頂点14a、14b、14c、14dを有する菱形である。容器100の断面は、菱形の短軸に沿った短い対角線13aと長軸に沿った長い対角線13bを有し、両者の交点を光軸200が通る。頂点14bを挟む2つの側面103b、103cのなす角、即ち、頂点角をβとする。
図2Cは、容器100の長い対角線13bと光軸200Cの両者を通る面によって切断した、容器100の断面を示す。光軸200に垂直な面に対する液界面12の傾斜角をφとする。液界面12は、容器100の断面を短い対角線13a回りに傾斜させた平面である。液界面12の最大傾斜線は、長い対角線13bを短い対角線13a回りに傾斜させた線である。液体プリズムへの入射光201は、液体プリズムの光軸200に沿って、第2面102から入射され、液界面12により屈折し、第1面101を通って、液体プリズムの外へ出射される。入射光201に対する出射光202の屈折角はαである。
4つの電極104a、104b、104c、104dに対してそれぞれ電圧を印加すると、エレクトロウェッティングにより接触角θa、θb、θc、θdがそれぞれ変化する。すなわち、電源108a、108b、108c、108dの電圧によって光軸200に対する液界面12の角度φを操作可能である。液界面12の角度φを調節することにより、所望の屈折角αを得ることができる。
本発明によると、液面12の傾斜角φの最大値を、従来の液体プリズムと比較して、より大きくすることができる。本発明によると、液界面は次の条件を有する。
(1)液界面は平面である。
(2)液界面の最大傾斜線は、容器の角部のうち、互いに最も離れた2つの角部を通る。従って、液界面の最大傾斜線は、容器の2つの角部を通るが、容器の側面を通らない。容器の断面が、互いに直交する長軸と短軸を有する図形の場合、液界面は、容器の断面を短軸回りに回転させて得られる面であり、液界面の最大傾斜線は、断面の長軸を短軸回りに回転させて得られる線である。
この2つの液面条件を満たすために必要な条件を説明する。本例では、容器100の断面は菱形である。従って、頂点14aの両側の隣り合う2つの側面103a、103bに対する接触角θa、θbは等しく、頂点14cの両側の隣り合う2つの側面103c、103dに対する接触角θc、θdは等しい。
θa=θb、且つ、θc=θd 式1
更に、頂点14bの両側の隣り合う2つの側面103b、103cに対する接触角θbとθcの和は180゜となり、頂点14dの両側の隣り合う2つの側面103a、103dに対する接触角θa、θdの和は180゜となる。
θb+θc=θa+θd=180゜ 式2
このように、接触角を設定することにより、上述の2つの条件が満たされる。4つの側面103a、103b、103c、103dに装着された絶縁膜106a、106b、106c、106dの比誘電率と厚さが全て等しく、撥水膜107a、107b、107c、107dの比誘電率と厚さが全て等しいと仮定する。4つの側面における接触角が、式1及び式2の関係を満たすためには、電極104aと電極104bに同一の電圧を印加し、電極104cと電極104dに同一の電圧を印加すればよい。こうして、4つの電極に、所定の電圧を印加することにより、各側面におけるエレクトロウェッティングを制御することができる。即ち、エレクトロウェッティングにより、それぞれの接触角を調整することができる。それによって、上述の2つの条件を満たす液界面を得ることができる。
図3を参照して、容器の断面形状と液面12の傾斜角φの関係を説明する。容器100の断面は4辺形であり、その頂点角βが90゜、120゜、150゜、180゜の4つの場合について、側面103aに対する導電性液体10の接触角θaと液界面の傾斜角φの関係を計算した。図3Aは、接触角θaと液界面の傾斜角φの関係を示す図である。横軸は、側面103aにおける接触角θa、縦軸は、液界面の傾斜角φである。接触角θaの最小値は60゜である。即ち、接触角θaは60゜〜180゜の範囲で可変である。
側面103aにおける接触角θaを所定の値に設定し、容器の頂点角βを90°より大きくすると、液界面の傾斜角φが大きくなることが判る。例えば、接触角θaを60゜とする。容器の頂点角βが90゜のとき、液界面の傾斜角φは45°である。即ち、容器の断面が正方形であり、側面103aにおける接触角θaを60゜とすると、液界面の傾斜角φは45°となる。
しかしながら、容器の頂点角βが120°のとき、即ち、容器の断面が菱形の場合、液界面の傾斜角φは45゜以上(もしくは90゜)となる。尚、接触角θaが90゜のとき、液界面の傾斜角φは0°となる。また、液界面の傾斜角φが負の値のとき、図2Cの断面図において、液界面12が左下−右上に傾いた状態となる。
図3Bは、導電性液体10と電極の間に印加する電圧と液界面の傾斜角φの関係を示す図である。横軸は、側面103aに装着された電極104aと導電性液体10の間の印加電圧V、縦軸は、液界面の傾斜角φである。容器100の断面は4辺形であり、その頂点角βが90゜、120゜、150゜、180゜の4つの場合について、印加電圧Vと液界面の傾斜角φの関係を計算した。尚、液体の電極面に対する接触角と液体と電極との電位差の関係は非特許文献1に記載されている。
絶縁膜106a、106b、106c、106d、及び、撥水膜107a、107b、107c、107dの材料として、電荷を有さない材料を用いてよいが、電荷を有する材料を用いてもよい。
絶縁膜106a、106b、106c、106d、及び、撥水膜107a、107b、107c、107dが電荷を有さない場合、導電性液体10と電極の間の電位差、即ち、印加電圧Vは、電源(図1には2つの電源108a、108cのみが示されている。)の電圧に等しい。電源の電圧をVbとすると、V=Vbである。
本例では、絶縁膜を兼ねる撥水膜を比誘電率2.1、厚さ300nmのサイトップとし、印加電圧Vがゼロのときの側面103aに対する導電性液体10の接触角θaを180゜、導電性液体10と絶縁性液体11の界面張力を40mN/mとして計算した。
絶縁膜106a、106b、106c、106d、及び、撥水膜107a、107b、107c、107dが電荷を有する場合、印加電圧Vは、絶縁膜、及び、撥水膜の電位差と、電源電圧の和に等しい。絶縁膜、及び、撥水膜の電位差を、Viとすると、V=Vi+Vbである。絶縁膜106a、106b、106c、106d、又は、撥水膜107a、107b、107c、107dをエレクトレットによって構成することができる。エレクトレットは電荷を有する。エレクトレット電位をVelとする。印加電圧Vは、V=Vel+Vbとなる。電源電圧がゼロ(Vb=0)のとき、導電性液体10と電極の間にエレクトレット電位が印加される。印加電圧Vがエレクトレット電位に等しいとき、即ち、電源電圧がゼロのとき(Vb=0)、側面に対する導電性液体12の接触角が90゜であると仮定する。電源電圧がゼロのとき(Vb=0)、液界面12は入射光201に対して垂直となり、電源電圧がゼロでないのとき(Vb≠0)、液界面12が傾斜する。
再び図3Bに戻る。頂点角βが90゜、120゜、150゜、180゜のいずれであっても、液界面の傾斜角φが0゜となる電圧が存在する。本例では、印加電圧が37.5ボルトのとき、液界面の傾斜角φが0゜となる。液界面の傾斜角φが0゜となる電圧は、絶縁膜及び撥水膜の比誘電率と厚さに依存する。更に、印加電圧Vを増加させると、液界面の傾斜角φは増加する。更に、頂点角βが大きいほど、印加電圧Vに対する液界面の傾斜角φの増加率は大きい。
図3A及び図3Bによって、容器の頂点角βが90°より大きいと、液界面の傾斜角φを大きくすることができることが判る。例えば、容器の断面が、正方形の場合より菱形のほうが、液界面の傾斜角φを大きくすることができる。
上述の液面の条件を満たすなら、容器の断面は、正方形、又は、菱形でなくてもよい。以下に、容器の断面が、正方形、又は、菱形でない場合を説明する。
図4は、本発明による液体プリズムの第2の例を示す。図4は、本例の容器100を光軸200に垂直な面で切断した断面形状を示す。図示のように、容器100の断面は、4つの頂点14a、14b、14c、14dを有する4辺形であるが、4つの辺の長さは同一ではない。容器100の断面は、2つの頂点14b、14dの間を結ぶ短い対角線13aと、2つの頂点14a、14cの間を結ぶ長い対角線13bを有し、両者は直交する。両者の交点を光軸200が通る。容器100の断面は、長い対角線13bに対して対称な4辺形である。従って、頂点14aを通る稜線を挟む2つの側面103a、103bは同一の寸法を有し、頂点14cを通る稜線を挟む2つの側面103c、103dは同一の寸法を有する。
液界面12は、容器100の断面を短い対角線13a回りに傾斜させた平面である。長い対角線13bと光軸200の両者を通る面と、液界面12の交線が、液界面12の最大傾斜線である。即ち、液界面12の最大傾斜線は、頂点14aを通る稜線と頂点14cを通る稜線の間を結ぶ直線である。
上述の液界面の条件を満たすように、4つの側面における導電性液体10の接触角を設定する。本例では、上述の式1を満たすが、式2は成立しない。しかしながら、式2の代わりに、θa+θd=θb+θcとなる関係が成立する。こうして、本例の液体プリズムでは、液界面12の傾斜角φを大きくすることができる。
図5は、本発明による液体プリズムの第3の例を示す。図5は、本例の容器100を光軸200に垂直な面で切断した断面形状を示す。図示のように、容器100の断面は、6つの頂点14a、14b、14c、14d、14e、14fを有する6辺形であるが、6つの辺の長さは同一ではない。本例の容器は、図2に示した断面が菱形の容器を2つに分割し、その間に、互いに平行な2つの側面を挿入することによって得られる。容器100の断面は、2つの頂点14a、14dの間を結ぶ対角線13bを有し、その中点を光軸200が通る。容器100の断面は、対角線13bに対して対称な6辺形である。従って、頂点14aを通る稜線を挟む2つの側面103a、103bは同一の寸法を有し、頂点14dを通る稜線を挟む2つの側面103c、103dは同一の寸法を有する。また、両側の2つの側面103e、103fは、互いに平行であり、且つ、同一の寸法を有する。
容器100の断面上にて、対角線13bの中点を通り、対角線13bに直交する軸13aを設定する。液界面12は、容器100の断面を、軸13a回りに傾斜させた平面である。長い対角線13bと光軸200の両者を通る面と、液界面12の交線が、液界面12の最大傾斜線である。即ち、液界面12の最大傾斜線は、頂点14aを通る稜線と頂点14dを通る稜線の間を結ぶ直線である。
上述の液界面の条件を満たすように、6つの側面における導電性液体10の接触角を設定する。側面103e、103fが光軸200に平行であるとする。この場合、側面103e、103fに対する導電性液体10の接触角を90゜に設定する。他の側面103a、103b、103c、103dに対する導電性液体10の接触角は、図2に示した例の場合と同様に設定する。こうして、本例の液体プリズムでは、液界面12の傾斜角φを大きくすることができる。
ここでは、容器100の断面は6辺形であるが、より多くの辺を有する多角形とすることができる。この場合、側面103e、103fをそれぞれ、複数の側面によって構成すればよい。例えば、側面103e、103fをそれぞれ、3角柱によって置き換えることによって、容器100の断面を、8辺形とすることができる。
図6は、本発明による液体プリズムの第4の例を示す。図6は、本例の容器100を光軸200に垂直な面で切断した断面形状を示す。図示のように、容器100の断面は、3つの頂点14a、14b、14cを有する2等辺3角形である。本例の容器は、図2に示した断面が菱形の容器を、長い対角線13bと光軸200Cの両者を通る面によって切断することによって得られる。頂点14bを通る稜線を挟む2つの側面103b、103cは同一の寸法を有する。容器100の断面上にて、頂点14bより、2つの頂点14a、14cを結ぶ底辺の中点に垂線13aを下ろす。この垂線13aの中点を、光軸200が通る。
液界面12は、容器100の断面を、軸13a回りに傾斜させた平面である。液界面12の最大傾斜線は、頂点14aを通る稜線と頂点14cを通る稜線の間を結ぶ直線である。即ち、液界面12の最大傾斜線は、液界面12が側面103aと接触する接触線である。
上述の液界面の条件を満たすように、3つの側面における導電性液体10の接触角を設定する。側面103aが光軸200に平行であるとする。この場合、側面103aに対する導電性液体10の接触角を90゜に設定する。他の側面103b、103cに対する導電性液体10の接触角は、図2に示した例の場合と同様に設定する。こうして、本例の液体プリズムでは、液界面12の傾斜角φを大きくすることができる。
図7は、本発明による液体プリズムの第4の例を示す。図7Aは、本例の容器100の上面を示す。図示のように、容器100の上面は、4つの頂点14a、14b、14c、14dを有する菱形である。容器100の上面は、2つの頂点14b、14dの間を結ぶ短い対角線13aと、2つの頂点14a、14cの間を結ぶ長い対角線13bを有し、両者の交点を光軸200が通る。
図7Bは、容器100の長い対角線13bと光軸200の両者を通る面によって切断した、容器100の断面を示す。本例では、4つの側面は光軸200に対して傾斜している。容器100を光軸200に垂直な面で切断した断面は、菱形であるが、切断する位置によって菱形の寸法は変化する。光軸200に垂直な面に対する液界面12の傾斜角をφとする。
容器100の断面上にて、対角線13aに平行な軸13cを設定する。液界面12は、容器100の断面を、軸13c回りに傾斜させた平面である。長い対角線13bと光軸200の両者を通る面と、液界面12の交線が、液界面12の最大傾斜線である。即ち、液界面12の最大傾斜線は、頂点14aを通る稜線と頂点14cを通る稜線の間を結ぶ直線である。
上述の液界面の条件を満たすように、4つの側面における導電性液体10の接触角を設定する。それによって、液界面12の傾斜角φを大きくすることができる。
図8を参照して、本発明による液体プリズムアレイの例を説明する。本例の液体プリズムアレイは、基板110に形成された複数の液体プリズムと、それらを接続する配線109を有する。各液体プリズムは、容器100と電極104a〜104dを有する。容器100の内部には、導電性液体と絶縁性液体が封入されている。全ての液体プリズムにおいて、入射光の方向、屈折角、及び、出射光の方向は同一である。即ち、全ての液体プリズムにおいて、光軸に沿った入射光は、第1面より入射し、所定の屈折角にて屈折し、出射光は、第2面を経由して出射する。
液体プリズムは、半導体微細加工技術の応用によって、基板110に形成される。従って、容器100のサイズを小さくすることができる。また、駆動部である導電性液体10及び絶縁性液体11の質量を小さくし、液界面12の傾斜角の変化の応答速度を上げることが可能である。本例では、容器100の断面積が小さいため、液体プリズム内に入射する入射光201の光量が小さい。したがって、複数個の液体プリズムを配置すれば、入射光量の総量を大きくすることができる。この場合、全ての液体プリズムの液界面は、同一方向に駆動される。したがって、全ての液体プリズムにおいて、対応する電極には同一の電圧を印加する。全ての液体プリズムへの配線109は図示のように、櫛歯状にすることができる。容器100を同一の基板に形成する場合は、配線109は基板の第1面に形成することが可能である。
基板110として単結晶シリコンを用いることができる。単結晶シリコンの場合、ウェットエッチングによって、容器の側面を形成するとき、結晶の界面に沿って容器の側面が形成される。例えば、図2Aに示す断面が菱形の孔を形成することができ、2つの側面の間の頂点角βは、109.5゜となる。
図9を参照して本発明による液体プリズムを用いたプロジェクタの構成を示す。本例のプロジェクタは、光源301、垂直走査用液体プリズム302、水平走査用液体プリズム303、及び、それらを収納する筐体300を有する。本例のプロジェクタは、更に、光源と液体プリズムを駆動する駆動回路320、及び、電源321を有する。駆動回路320は、画像データ322を制御信号に変換する画像データ変換回路323、画像信号から変換された出力信号に応じて光源と液体プリズムの駆動信号を出力する制御回路324、制御回路の出力信号に基づいて光源301に駆動電圧を与える光源駆動ドライバ331、制御回路の出力信号に基づいて液体プリズム302、303に駆動電圧を与える液体プリズム駆動ドライバ332、333からなる。
光源301の出射光301aは、垂直走査用液体プリズム302によって垂直方向に走査され、水平走査用液体プリズム303によって水平方向に走査され、スクリーン上をラスタースキャンされる。走査位置に応じた光源301の光量の制御により、画像が形成される。
光源301には、半導体レーザやLEDなどを用いることができる。特に光源301にLEDを用いた場合、光源から出射される光の拡がり角が大きいため、光源からの光を調整する光学系が必要である。
図10は、光源からの光を調整する光学系の例を示す。本例の光学系は、光源301、集光レンズ304、垂直走査用液体プリズム302、水平走査用液体プリズム303、コリメートレンズ305、及び、筐体300を有する。光源301から出射された光は、集光レンズ304によって集光され、液体プリズム302、303に、それぞれ入射する。液体プリズム302、303から出射した光は、コリメートレンズ305によって拡がり角を絞られ、平行光線となって出射される。
図11を参照して本発明による液体プリズムを用いたプロジェクタの他の例の構成を示す。図10のプロジェクタは単色であるが、本例のプロジェクタはフルカラーを表示可能である。本例のプロジェクタは、赤、緑、青の3色の光源301A、301B、301Cを有する。赤の光源301Aに対して、水平走査用液体プリズム302A、垂直走査用液体プリズム303Aが設けられている。同様に、緑の光源301Bに対して、水平走査用液体プリズム302B、垂直走査用液体プリズム303Bが設けられ、青の光源301Cに対して、水平走査用液体プリズム302C、垂直走査用液体プリズム303Cが設けられている。これらの3色の液体プリズムは、筐体300に収納されている。
3色の水平走査用液体プリズム302A、302B、302Cにおいて、入射光の方向、屈折角、及び、出射光の方向は同一である。即ち、3色の水平走査用液体プリズムにおいて、光軸に沿った入射光は、第1面より入射し、所定の屈折角にて屈折し、出射光は、第2面を経由して出射する。
3色の垂直走査用液体プリズム303A、303B、303Cにおいて、入射光の方向、屈折角、及び、出射光の方向は同一である。即ち、3色の垂直走査用液体プリズムにおいて、光軸に沿った入射光は、第1面より入射し、所定の屈折角にて屈折し、出射光は、第2面を経由して出射する。
本例では、3色の光源光からの光が、スクリーン上の一点に照射されるように、光源301A、301B、301Cの波長に応じてそれぞれの液体プリズムの液界面角を調整する。この場合、一般的なラスタースキャンによる光走査で画像を形成する。
以上本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者により容易に理解されよう。
本発明の液体プリズムは、携帯機器の分野において、利用することができる。
本発明による液体プリズムの構成を示す図である。 本発明による液体プリズムの液界面の接触角を説明する図である。 本発明による液体プリズムの接触角又は印加電圧と液界面の傾斜角の関係を説明する図である。 本発明による液体プリズムの第2の例の構成を示す図である。 本発明による液体プリズムの第3の例の構成を示す図である。 本発明による液体プリズムの第4の例の構成を示す図である。 本発明による液体プリズムの第5の例の構成を示す図である。 本発明による液体プリズムアレイの例を示す図である。 本発明による液体プリズムを用いたプロジェクタの構成を示す図である。 本発明によるプロジェクタの単色の光源装置の構成を示す図である。 本発明によるプロジェクタの3色の光源装置の構成を示す図である。
符号の説明
10…導電性液体、11…絶縁性液体、12…液界面、13a…容器の断面の短い対角線、13b…容器の断面の長い対角線、100…容器、103a、103b、103c、103d、103e、103f…側面、104、104a、104b、104c、104d…電極、105…共通電極、106a、106b、106c、106d…絶縁膜、107a、107b、107c、107d…撥水膜、108a、108b、108c、108d…電源、109…配線、200…光軸、201…入射光、202…屈折光、300…筐体、301…光源、301a…光源14の出射光、301A…光源(赤)、301B…光源(緑)、301C…光源(青)、302A…光源(赤)垂直走査用液体プリズム、302B…光源(緑)垂直走査用液体プリズム、302C…光源(青)垂直走査用液体プリズム、303A…光源(赤)水平走査用液体プリズム、303B…光源(緑)水平走査用液体プリズム、303C…光源(青)水平走査用液体プリズム、304…集光レンズ、305…コリメートレンズ、320…駆動回路、321…電源、322…画像データ、323…画像データ変換回路、324…制御回路、331…光源駆動ドライバ、332、333…液体プリズム駆動ドライバ

Claims (15)

  1. 入射光が通過する第1面と該第1面と反対側の出射光が通過する第2面と上記第1面及び第2面の間に配置された少なくとも3つの側面と前記第1面及び第2面を通る光軸とを有する容器と、前記側面の各々の内面に配置された電極と、前記容器に封入され互いに混じり合わず且つ互いに屈折率が異なる導電性液体及び絶縁性液体と、前記側面の各々における前記導電性液体の接触角を変化させるために、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させる電源装置と、を有する液体プリズムにおいて、
    前記電源装置は、前記導電性液体と前記絶縁性液体の液界面が平面となり、該液界面の最大傾斜線が、前記容器の角部のうち、互いに最も離れた2つの角部を通るように、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させることを特徴とする液体プリズム。
  2. 請求項1記載の液体プリズムにおいて、前記容器を前記光軸に垂直な面で切断した断面は、互いに直交する長軸と短軸を有する4辺形であり、前記液界面の最大傾斜線は、前記四辺形の長軸が通る前記容器の2つの角部を通ることを特徴とする液体プリズム。
  3. 請求項1記載の液体プリズムにおいて、前記容器を前記光軸に垂直な面で切断した断面は、長軸と短軸を有する菱形であり、前記液界面の最大傾斜線は、前記菱形の長軸が通る前記容器の2つの角部を通ることを特徴とする液体プリズム。
  4. 請求項3記載の液体プリズムにおいて、前記断面の頂点角の一つが109.5゜であることを特徴とする液体プリズム。
  5. 請求項3記載の液体プリズムにおいて、前記断面の頂点角の一つが90゜であることを特徴とする液体プリズム。
  6. 請求項1から5に記載の液体プリズムにおいて、前記第1面から前記第2面に向かって前記容器の側面がテーパを有することを特徴とする液体プリズム。
  7. 請求項1記載の液体プリズムにおいて、前記容器を前記光軸に垂直な面で切断した断面は、3角形であり、前記液界面の最大傾斜線は、前記3角形の最も長い辺が通る前記容器の2つの角部を通ることを特徴とする液体プリズム。
  8. 請求項1記載の液体プリズムにおいて、前記容器を前記光軸に垂直な面で切断した断面は、6角形であり、前記液界面の最大傾斜線は、前記6角形の最も長い対角線が通る前記容器の2つの角部を通ることを特徴とする液体プリズム。
  9. 請求項1に記載の液体プリズムにおいて、前記電極の各々の上に所定の電位を有する誘電膜が形成され、前記電極の各々と前記導電性液体の間には、前記電源装置による電位差と前記誘電膜の電位の和の電位差が付与されることを特徴とする液体プリズム。
  10. 請求項9に記載の液体プリズムにおいて、前記誘電膜は、エレクトレットにより構成され、前記誘電膜の電位は全て等しいことを特徴とする液体プリズム。
  11. 請求項9に記載の液体プリズムにおいて、前記電源装置による電位差がゼロのとき、前記側面に対する前記導電性液体の接触角が90゜となることを特徴とする液体プリズム。
  12. 基板と、該基板に形成された複数の液体プリズムと、前記基板に形成された配線と、を有する液体プリズムアレイにおいて、
    前記液体プリズムの各々は、入射光が通過する第1面と該第1面と反対側の出射光が通過する第2面と上記第1面及び第2面の間に配置された少なくとも3つの側面と前記第1面及び第2面を通る光軸を有する容器と、前記側面の各々の内面に配置された電極と、前記容器に封入され互いに混じり合わず且つ互いに屈折率が異なる導電性液体及び絶縁性液体と、前記側面の各々における前記導電性液体の接触角を変化させるために、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させる電源装置と、を有し、
    前記電源装置は、前記導電性液体と前記絶縁性液体の液界面が平面となり、該液界面の最大傾斜線が、前記容器の角部のうち、互いに最も離れた2つの角部を通るように、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させることを特徴とする液体プリズムアレイ。
  13. 請求項12に記載の液体プリズムアレイにおいて、前記基板は単結晶シリコンによって形成され、前記容器を前記光軸に垂直な面で切断した断面の頂点角の一つが109.5゜であることを特徴とする液体プリズムアレイ。
  14. 複数の光源と、前記光源の各々に設けられた水平走査用液体プリズム及び垂直走査用液体プリズムと、を有するプロジェクタにおいて、
    前記液体プリズムの各々は、入射光が通過する第1面と該第1面と反対側の出射光が通過する第2面と上記第1面及び第2面の間に配置された少なくとも3つの側面からなる容器と、前記側面の各々の内面に配置された電極と、前記容器に封入され互いに混じり合わず且つ互いに屈折率が異なる導電性液体及び絶縁性液体と、前記側面の各々における前記導電性液体の接触角を変化させるために、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させる電源装置と、を有し、
    前記電源装置は、前記導電性液体と前記絶縁性液体の液界面が平面となり、該液界面の最大傾斜線が、前記容器の角部のうち、互いに最も離れた2つの角部を通るように、前記電極の各々と前記導電性液体の間の電位差を変化させることを特徴とするプロジェクタ。
  15. 請求項14に記載のプロジェクタにおいて、前記液体プリズムからの出射光の方向が全て同一となるように、前記複数の光源からの光を走査することを特徴とするプロジェクタ。
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