JP4834681B2 - Cooking system and cookware - Google Patents
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Description
本発明は、調理器具を加熱手段によって加熱することに基づいて調理器具の内容物を調理する構成の加熱調理器および調理器具を備えた加熱調理のシステムと当該加熱調理のシステムで使用することが可能な調理器具に関する。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used in a heating cooker having a configuration for cooking the contents of a cooking utensil based on heating the cooking utensil by heating means, a cooking system including the cooking utensil, and the heating cooking system. It relates to possible cookware.
上記加熱調理器には、図19に示すように、IHコイル101の内周部にサーミスタ102を配置し、調理器具103の表面温度をトッププレート104を介して間接的に検出する構成のものがある。この構成の場合、自動湯沸し調理を行うときにはサーミスタ102の検出温度が高まるのに応じて火力を高・中・低に段階的に弱め、低火力状態での時間的な温度変化率が判定値に比べて小さくなることに基いて水の沸騰を検出している。
上記加熱調理器の場合、火力の段階的な下降制御を行っているので、調理時間が長くなる。この火力の段階的な下降制御は、下記1)〜3)に示すように、調理器具103の現実温度を高精度に検出することを目的とするものであり、火力の段階的な下降制御を廃止したときには調理器具103の現実温度を高精度に検出できないので、目的の仕上り状態が得られない。
1)サーミスタ102のリード線105がIHコイル101からの磁界の影響を受けて誘導加熱されるので、サーミスタ102の検出温度が現実温度に比べて高くなる。このため、火力を段階的に弱めることでリード線105が受ける磁界の影響を低減し、検出温度を現実温度に近付けている。
2)調理器具103とサーミスタ102との間に温度勾配の生成物となるトッププレート104が存在するので、調理器具103を高火力で継続的に加熱したときにはサーミスタ102の検出温度が現実温度に追従し難い。このため、火力を段階的に弱めることで調理器具103の昇温を積極的に遅らせ、検出温度を現実温度に高確度で追従させている。
3)調理器具103を高火力で継続的に加熱したときには調理器具103の現実温度が沸騰温度に達した後にも沸騰前と同様の温度変化率で上昇するので、温度変化率が判定値を下回った状態では水温が100℃を超えた120℃に達する。このため、火力を段階的に弱めることで現実温度を沸騰温度付近に収束させ、現実温度が沸騰温度に到達した時点で温度変化率を低下させている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、短時間で目的の仕上り状態を得ることができる加熱調理のシステムおよび当該加熱調理のシステムで使用することが可能な調理器具を提供することにある。
In the case of the above-mentioned cooking device, the cooking time is prolonged because the step-down control of the thermal power is performed. The stepwise lowering control of the thermal power is aimed at detecting the actual temperature of the
1) Since the
2) Since the
3) When the
This invention is made | formed in view of the said situation, The objective is the cooking appliance which can be used with the system of the heat cooking which can obtain the target finishing state in a short time, and the said heat cooking system. It is to provide.
請求項1に記載の加熱調理のシステムは、システムキッチンの内部に設けられ調理物が投入される容器部を有する調理器具が載置されるトッププレートが上面に固定されたキャビネットと、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記トッププレートに載置された前記調理器具を誘導加熱するIHコイルと、前記キャビネットに設けられ使用者が操作することが可能なものであって調理条件を入力するための入力手段と、前記調理器具に設けられ前記調理器具の容器部の温度を検出する温度検出手段と、前記調理器具に設けられ前記調理器具の材質を含むデータである鍋データが予め記録された手段と、前記調理器具に設けられ前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報であって前記鍋データを含む温度情報を前記トッププレートに向けて赤外線で送信する送信手段と、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記送信手段から赤外線で送信される温度情報を前記トッププレートを通して受信する受信手段と、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具の温度を前記トッププレートを介して検出する間接温度検出手段と、前記キャビネットの内部に設けられ前記IHコイルに与えられる入力電流を検出する電流検出手段と、前記キャビネットの内部に設けられ前記IHコイルを駆動制御する制御手段を備え、前記制御手段は前記入力手段が操作されることに基づいて予め決められた調理条件が入力されたことを判断したときには前記送信手段から赤外線で送信される温度情報が存在するか否かに基づいて前記トッププレートに前記温度検出手段を備えている専用の調理器具および前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具のいずれが載置されているかを相互に判別する処理を行うものであって、前記専用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記受信手段の受信結果に基づいて前記専用の調理器具の温度および材質のそれぞれを検出し、前記IHコイルを両検出結果のそれぞれに基づいて駆動制御し、前記汎用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記電流検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の加熱情報を検出すると共に前記間接温度検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の温度を検出し、前記IHコイルを両検出結果のそれぞれに基づいて駆動制御するところに特徴を有している。
請求項2に記載の加熱調理のシステムは、システムキッチンの内部に設けられ調理物が投入される容器部を有する調理器具が載置されるトッププレートが上面に固定されたキャビネットと、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記トッププレートに載置された前記調理器具を誘導加熱するIHコイルと、前記キャビネットに設けられ使用者が操作することが可能なものであって調理条件を入力するための入力手段と、前記調理器具に設けられ前記調理器具の容器部の温度を検出する温度検出手段と、前記調理器具に設けられ前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を前記トッププレートに向けて赤外線で送信する送信手段と、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記送信手段から赤外線で送信される温度情報を前記トッププレートを通して受信する受信手段と、前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具の温度を前記トッププレートを介して検出する間接温度検出手段と、前記キャビネットの内部に設けられ前記IHコイルを駆動制御する制御手段を備え、前記制御手段は前記入力手段が操作されることに基づいてお湯を沸す自動湯沸し調理が入力されたことを判断したときには前記送信手段から赤外線で送信される温度情報が存在するか否かに基づいて前記トッププレートに前記温度検出手段を備えている専用の調理器具および前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具のいずれが載置されているかを相互に判別する処理を行うものであって、前記汎用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記間接温度検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の温度を検出する処理と前記温度の検出結果を相互に異なる大きさの複数の判定値のそれぞれと比較することに基づいて前記温度の検出結果が高くなることに応じて前記IHコイルの出力が段階的に小さくなるように前記IHコイルの出力を相互に異なる大きさの複数の出力のうちから選択する処理と前記IHコイルを前記出力の選択結果で駆動する処理と前記IHコイルを前記複数の出力のうち最も小さな出力で駆動している状態で前記温度の検出結果の単位時間当りの変化率を演算する処理と、前記変化率の演算結果を予め決められた判定値と比較し前記変化率の演算結果が前記判定値に比べて低いことを判断することに基づいて前記IHコイルの最も小さな出力での駆動を終える処理を行い、前記専用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記IHコイルを前記送信手段から赤外線で送信される温度情報に拘らず前記複数の出力のうち最も高い出力で駆動する処理と前記送信手段から赤外線で送信される温度情報に基づいて前記専用の調理器具の温度を検出する処理と前記温度の検出結果の単位時間当りの変化率を演算する処理と前記変化率の演算結果を前記判定値と比較し前記変化率の演算結果が前記判定値に比べて低いことを判断することに基づいて前記IHコイルの最も高い出力での駆動を終える処理を行うところに特徴を有している。
The heating cooking system according to
The heating cooking system according to
IHコイルからの悪影響を受けず温度勾配の生成物が介在されない調理器具に温度検出手段を設け、温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を無線通信することに基いて調理内容を制御することができるので、火力の段階的な下降制御を行うことなく調理器具の現実温度を高精度に検出することができる。このため、調理器具を高火力で継続的に加熱することができるので、調理物を短時間で目的の状態に仕上げることが可能になる。温度情報の送信媒体として赤外線を使用している。この赤外線は電波に比べて送信領域が広いので、温度情報が調理器具のセット姿勢に影響されることなく受信手段に正確・確実に届くようになる。しかも、赤外線は磁気の影響を受けないので、温度情報が電磁調理器からの磁気に影響されることなく受信手段に正確・確実に届くようになる。 A temperature detector is provided in a cooking utensil that is not adversely affected by the IH coil and does not include a product of a temperature gradient, and the cooking content is controlled based on wireless communication of temperature information corresponding to the detection result of the temperature detector. Therefore, the actual temperature of the cooking utensil can be detected with high accuracy without performing step-down control of the thermal power. For this reason, since the cooking utensil can be continuously heated with a high heating power, it becomes possible to finish the cooked product in a desired state in a short time. Infrared rays are used as a transmission medium for temperature information. Since this infrared ray has a wider transmission area than radio waves, the temperature information can reach the receiving means accurately and reliably without being affected by the setting posture of the cooking utensil. In addition, since infrared rays are not affected by magnetism, temperature information reaches the receiving means accurately and reliably without being affected by magnetism from the electromagnetic cooker.
調理器具の取手部に赤外線送信モジュールと電池と操作スイッチとを取付け、調理器具の容器部に温度検出手段を取付ける。そして、操作スイッチのオン操作に基いて電池から赤外線送信モジュールに駆動電源を供給し、赤外線送信モジュールを操作スイッチのオン操作に基いて自発的に駆動することで温度情報の赤外線送信を加熱調理器の挙動とは独立してスタートさせる。以下、当該形態の具体例を図面に基いて説明する。
<実施例1>
システムキッチン1の内部には、図1に示すように、キャビネット2が固定されている。このキャビネット2の上面には支持手段に相当する耐熱ガラス製のトッププレート3が固定されており、トッププレート3はシステムキッチン1の上面から露出している。このトッププレート3は有色不透明に着色されたものであり、キャビネット2の内部はトッププレート3を通して視覚的に認識不能にされている。このキャビネット2の前面には操作パネル4が固定されており、操作パネル4には自動湯沸しキー5・火力調整ダイアル6・天ぷらキー7が装着されている。これら自動湯沸しキー5〜天ぷらキー7は調理条件の入力手段に相当するものであり、前方から操作可能にされている。
An infrared transmission module, a battery, and an operation switch are attached to the handle of the cooking utensil, and a temperature detecting means is attached to the container of the cooking utensil. Then, driving power is supplied from the battery to the infrared transmission module based on the ON operation of the operation switch, and the infrared transmission of the temperature information is spontaneously driven based on the ON operation of the operation switch, thereby heating the infrared transmission of the temperature information to the heating cooker. Start independently of the behavior. Hereinafter, specific examples of the embodiment will be described with reference to the drawings.
<Example 1>
As shown in FIG. 1, a
トッププレート3には円形状の加熱マーク8が形成されている。この加熱マーク8は残余部分と異なる色彩に着色されたものであり、汎用の調理器具または専用の調理器具9を載置する載置領域を使用者に表示する目印として機能する。この専用の調理器具9は磁性材製の片手鍋からなるものであり、図2に示すように、調理物が投入される容器部10および容器部10から側方に突出する棒状の取手部11から構成されている。また、トッププレート3には、図1に示すように、加熱マーク8の右側方に位置して窓部12が形成されている。この窓部12はトッププレート3の基材である透明部分を称するものであり、透光性を有している。
A
キャビネット2の内部には、図2に示すように、加熱マーク8の下方に位置して円環状のコイルベース13が収納されており、コイルベース13の上面には加熱手段および一次コイルに相当する円環状のIHコイル14が固定されている。また、キャビネット2の内部には加熱マーク8の下方に位置して内部温度センサ15が収納されており、内部温度センサ15の感温部はセンサスプリングのばね力でトッププレート3の下面に押付けられている。この内部温度センサ15は間接温度検出手段・内部温度検出手段・温度検出手段に相当するものであり、内部温度センサ15のリード線16はIHコイル14の内周部およびコイルベース13の内周部に挿入されている。この内部温度センサ15はサーミスタから構成されたものであり、専用の調理器具9の表面温度および汎用の調理器具の表面温度をトッププレート3を介して間接的に検出する。
As shown in FIG. 2, an
キャビネット2の内部には、図3に示すように、整流回路17が収納されており、整流回路17の入力端子には商用交流電源18が電気的に接続されている。この整流回路17は交流電源18を直流電源に変換するものであり、ダイオードをブリッジ接続してなるブリッジ回路と平滑コンデンサとから構成されている。この整流回路17の出力端子にはインバータ回路19が電気的に接続されている。このインバータ回路19は整流回路17からの直流電源を高周波電圧に変換するものであり、ハーフブリッジ形に接続されたスイッチング素子を主体に構成されている。このインバータ回路19の出力端子にはIHコイル14が電気的に接続されており、IHコイル14はインバータ回路19から高周波電流が与えられることに基いて上方の調理器具9を誘導加熱する。
As shown in FIG. 3, a
調理器具9には、図2に示すように、容器部10の外周面に位置して外部温度センサ20が機械的に固定されている。この外部温度センサ20は容器部10の下端部に配置されたものであり、外部温度センサ20の感温部は容器部10の外周面に下端部で密着している。この外部温度センサ20は温度検出手段および外部温度検出手段に相当するものであり、調理器具9の表面温度Toを直接的に検出するサーミスタから構成されている。
As shown in FIG. 2, an
調理器具9には取手部11に位置して鍋側電源21が機械的に固定されている。この鍋側電源21は9Vの一次電池から構成されたものであり、鍋側電源21には電源スイッチ22を介して温度データ送信部23が電気的に接続されている。この電源スイッチ22は取手部11に固定された自己保持形のスライドスイッチからなるものであり、プランジャ24のスライド操作に基いて給電路を閉成するオン状態および給電路を開放するオフ状態に機械的に保持される。即ち、電源スイッチ22がオン操作されたときには鍋側電源21から温度データ送信部23に9Vの主電源Vinが与えられ、電源スイッチ22がオフ操作されたときには主電源Vinが遮断される。
A pot-
温度データ送信部23は調理器具9の取手部11に機械的に固定されたものであり、鍋側電源21から主電源Vinが与えられることに基いて起動し、主電源Vinが遮断されることに基いて停止する。この温度データ送信部23には外部温度センサ20がリード線25を介して電気的に接続されており、温度データ送信部23は外部温度センサ20からの温度信号をリード線25を介して検出し、温度信号の検出結果に応じた調理情報を赤外線で送信する。即ち、温度データ送信部23は送信手段に相当するものであり、温度データ送信部23からの調理情報の送信は使用者が電源スイッチ22をオン操作することに基いて自動的に開始され、使用者が電源スイッチ22をオフ操作することに基いて自動的に停止する。
The temperature
温度データ送信部23は、図4に示すように、電源回路26と電圧検出回路27と発振回路28と温度検出回路29とLED駆動回路30と赤外線LED31と制御回路32とを赤外線送信可能な完成形態に電気的に相互接続することから構成されたものである。この温度データ送信部23は物理的に独立したユニットとして取扱うことが可能な赤外線送信モジュールに相当するものであり、電源回路26は鍋側電源21からの主電源Vinを降圧することに基いて5Vの安定化電源Voを生成する。この電源回路26はシリーズレギュレータから構成されたものであり、温度データ送信部23は電源回路26が生成する安定化電源Voを電源として駆動する。
As shown in FIG. 4, the temperature
電圧検出回路27は主電源Vinのレベルに応じた電圧信号を生成するものであり、電圧信号は制御回路32に与えられる。温度検出回路29は外部温度センサ20の抵抗変化に応じたレベルの電圧信号を生成するものであり、電圧信号は制御回路32に与えられる。この制御回路32は発振回路28からの8MHzのパルス信号を動作周波数とするマイクロコンピュータからなるものであり、CPU・ROM・RAM・I/Oを有している。尚、電圧検出回路27は出力検出部に相当するものである。
The
制御回路32のROMには制御プログラムが記録されている。この制御プログラムは制御回路32のタイマ回路からINT信号が出力されることに基いて起動するものであり、1)電圧検出処理・2)温度検出処理・3)データ送信処理を有している。このINT信号の出力は設定時間毎(具体的には1msec毎)に行われるものであり、制御回路32は制御プログラムを設定時間毎に起動することに基いて1)電圧検出処理〜3)データ送信処理を設定時間毎に実行する。以下、1)電圧検出処理〜3)データ送信処理について説明する。
1)電圧検出処理
制御回路32のCPUは電圧検出回路27からの電圧信号をA/D変換する。この電圧信号のA/D変換結果に基いて主電源Vinの電圧レベルを検出し、電圧レベルの検出結果をROMに予め記録された判定値と比較する。そして、電圧レベルの検出結果が判定値を上回ることを検出したときには主電源Vinが正常レベルにあると判断し、電圧レベルの検出結果が判定値を下回ることを検出したときには主電源Vinが異常レベルにあると判断する。この異常レベルとは制御回路32が正常に処理動作を行うことができなくなる手前の電圧レベルを称するものであり、電圧検出処理とは鍋側電源21の消耗の有無を設定期間毎に判定するものである。
2)温度検出処理
制御回路32のROMには、図5に示すように、温度検出回路29からの電圧信号(V)と調理器具9の表面温度To(°C)との関係が記録されており、制御回路32のCPUは温度検出回路29からの電圧信号をA/D変換し、電圧信号のA/D変換結果に応じた表面温度ToをROMの記録データから取得することに基いて調理器具9の直接的な表面温度Toを検出する。例えば電圧信号のA/D変換結果が「4.1V」であるときには表面温度Toとして「75°C」を検出する。即ち、温度検出処理とは調理器具9の直接的な表面温度Toを設定期間毎に検出するものである。
3)データ送信処理
制御回路32には、図4に示すように、LED駆動回路30を介して赤外線素子に相当する赤外線LED31が電気的に接続されており、制御回路32のCPUは1)電源電圧Vinの検出結果および2)表面温度Toの検出結果に基いて駆動信号を生成する。そして、LED駆動回路30を駆動信号に基いて駆動制御することで赤外線LED31を発光制御し、赤外線LED31から1)電源電圧Vinの検出結果および2)表面温度Toの検出結果を含む調理情報を赤外線で送信する。この駆動信号は設定周波数(具体的には「31.25kHz」)および設定デューティ比のキャリア信号を変調することで行われるものであり、キャリア信号の変調はオンオフ期間を変更することで行われる。即ち、データ送信処理とは赤外線LED31の駆動信号を生成し、赤外線LED31を駆動信号に基いて発光制御することで調理情報を赤外線送信するものであり、1)電圧検出処理および2)温度検出処理に連動して設定期間毎に行われる。
A control program is recorded in the ROM of the
1) Voltage detection processing The CPU of the control circuit 32 A / D converts the voltage signal from the
2) Temperature detection processing The ROM of the
3) Data transmission processing As shown in FIG. 4, an
図6の(a)および(b)は制御回路32が生成する駆動信号Sを示すものであり、駆動信号SはヘッダS1と電池残量データS2と鍋データS3と温度データS4とストップビットS5とから構成されている。ヘッダS1は駆動信号の送信開始を確定するものであり、キャリア信号を5msecオンおよび3msecオフすることで生成される。ストップビットS5は駆動信号の送信終了を確定するものであり、キャリア信号を1msecオンおよび3msec以上オフすることで生成される。電池残量データS2〜温度データS4はビット「0」およびビット「1」の組合せでデータの内容を特定するものであり、ビット「0」はキャリア信号を1msecオンおよび1msecオフすることで生成され、ビット「1」はキャリア信号を1msecオンおよび2msecオフすることで生成される。
6A and 6B show the drive signal S generated by the
電池残量データS2は鍋側電源21の消耗の有無を特定する1ビットデータからなるものであり、制御回路32のCPUは1)電圧検出処理で主電源Vinが正常レベルにあると判断したときには直後のデータ送信処理で電池残量データS2として「0」を設定し、主電源Vinが異常レベルにあると判断したときには直後のデータ送信処理で電池残量データS2として「1」を設定する。鍋データS3は調理器具9の種類・材質・大きさ等を特定する固有データであり、制御回路32のROMに予め記録されている。この鍋データS3は3ビットデータからなるものであり、制御回路32のCPUはデータ送信処理毎に鍋データS3として同一の記録データを設定する。温度データS4は調理器具9の表面温度Toを特定する8ビットデータからなるものであり、制御回路32のCPUは2)温度検出処理の検出結果Toを直後のデータ送信処理で温度データS4に設定する。例えば2)温度検出処理の検出結果Toが「75°C」であるときには温度データS4として「11010010」が設定される。
The battery remaining amount data S2 is composed of 1-bit data for specifying whether or not the
調理器具9には、図2に示すように、取手カバー33が固定されている。この取手カバー33は外部温度センサ20・鍋側電源21・操作スイッチ22・温度データ送信部23・リード線25をプランジャ24を除いて覆うものであり、断熱材を材料に形成されている。この取手カバー33には電池交換口が形成されており、電池交換口には電池カバーが開閉可能に装着されている。この電池交換口は鍋側電源21を交換するための開口部を称するものであり、電池カバーを操作することに基いて開閉される。尚、断熱材とは調理器具9の基材である磁性材に比べて熱伝導率が低い材質(具体的には合成樹脂)を称する。
As shown in FIG. 2, a
キャビネット2の内部には、図3に示すように、インバータ制御部34が収納されている。このインバータ制御部34はインバータ回路19をスイッチング制御するものであり、次のように構成されている。制御回路35はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPU・ROM・RAM・I/Oを有している。この制御回路35には操作部36が電気的に接続されており、制御回路35は操作部36の操作内容に応じて調理条件を設定する。この操作部36は自動湯沸しキー5・火力調整ダイアル6・天ぷらキー7等の調理情報の入力手段を称するものであり、制御回路35は調理条件の設定結果に基いて駆動信号を生成する。この制御回路35には駆動回路37を介してインバータ回路19が電気的に接続されており、駆動回路37は制御回路35からの駆動信号に基いてインバータ回路19をスイッチング制御し、IHコイル14に高周波電流を流すことに基いて調理器具9を誘導加熱する。尚、制御回路35は制御手段に相当するものである。
As shown in FIG. 3, an
内部温度センサ15にはリード線16を介して温度検出回路38が電気的に接続されている。この温度検出回路38は内部温度センサ15の抵抗変化に応じたレベルの電圧信号を出力するものであり、制御回路35は温度検出回路38からの電圧信号をA/D変換することに基いて調理器具9の表面温度Toおよび汎用の調理器具の表面温度Tsを間接的に検出し、表面温度ToおよびTsの検出結果に基いて駆動信号のパルス幅を制御する。
A
カレントトランス39は交流電源18から整流回路17に与えられる入力電流Iinを検出する電流検出手段として機能するものであり、カレントトランス39には入力電流検出回路40が電気的に接続されている。この入力電流検出回路40は入力電流Iinに応じたレベルの電圧信号を出力するものであり、制御回路35は入力電流検出回路40からの電圧信号をA/D変換することに基いて入力電流Iinの大きさを検出する。
The
制御回路35は入力電流Iinの検出結果を時間的に積分することに基いて誘導加熱に使用された電気的エネルギー量を検出し、電気的エネルギー量の検出結果と表面温度Tsの検出結果とをソフトウェア的に処理することに基いて加熱情報を取得する。この表面温度Tsの検出結果は電気的エネルギーの消費結果に相当するものであり、制御回路35は両者の相関関係に基いて汎用の調理器具の材質・重量・大きさ等を加熱情報として取得し、駆動信号のパルス幅を加熱情報の取得結果に基いて制御する。この入力電流Iinの検出結果に応じた加熱情報の取得処理は温度データ送信部23からの赤外線調理情報が存在しない汎用の自動湯沸し調理時に実行されるものであり、温度データ送信部23からの赤外線調理情報が存在する専用の自動湯沸し調理時には調理情報の鍋データS3に基いて調理器具9の材質・重量・大きさ等の加熱情報が取得され、駆動信号のパルス幅が加熱情報の赤外線取得結果に基いて制御される。
The
赤外線受光回路41は赤外線センサおよび信号出力回路をモジュール化してなるものであり、トッププレート3の窓部12の下方に配置されている。この赤外線受光回路41は温度データ送信部23からの調理情報を窓部12を通して受光することに基いて調理データを生成するものであり、調理データは、図6の(c)に示すように、調理情報の受光結果を包絡検波することで設定される。尚、赤外線受光回路41は受信手段に相当するものである。
The infrared
赤外線受光回路41は、図4に示すように、制御回路35の割込端子INTに接続されたものであり、制御回路35は調理データのヘッダS1を検出することに基いて割込プログラムを起動し、ヘッダS1に続く電池残量データS2と鍋データS3と温度データS4をRAMに無線調理情報として格納する。このRAMには無線調理情報の格納エリアとして「無線エリア(NEW)」および「無線エリア(OLD)」が形成されており、赤外線受光回路41からの最新の無線調理情報は割込プログラムで「無線エリア(NEW)」に格納され、自動湯沸し調理用のメインプログラムで処理された後に「無線エリア(OLD)」に移される。
As shown in FIG. 4, the infrared
制御回路35には、図3に示すように、報知手段に相当するLED42が電気的に接続されている。このLED42は、図1に示すように、操作パネル4に固定されたものであり、制御回路35のCPUは自動湯沸し調理用のメインプログラムで調理内容を制御するときにRAMの「無線エリア(NEW)」に電池残量データS2として鍋側電源21の消耗「1」が格納されていることを検出すると、LED42を継続的に発光させることに基いて使用者に鍋側電源21の消耗および交換を報知する。
As shown in FIG. 3, the
制御回路35のROMには自動湯沸し調理用のメインプログラムが記録されており、制御回路35のCPUは自動湯沸しキー5のオン操作を検出したときには自動湯沸し調理用のメインプログラムを起動し、メインプログラムに基いて調理内容を制御する。以下、自動湯沸し調理用のメインプログラムについて説明する。
汎用の調理器具を用いて自動湯沸し調理を行うときには汎用の調理器具を加熱マーク8上にセットし、操作パネル4の自動湯沸しキー5をオン操作する。専用の調理器具9を用いて自動湯沸し調理を行うときには専用の調理器具9を加熱マーク8上にセットし、調理器具9の操作スイッチ22および操作パネル4の自動湯沸しキー5をオン操作する。
A main program for automatic kettle cooking is recorded in the ROM of the
When performing automatic water heating using a general-purpose cooking utensil, the general-purpose cooking utensil is set on the
制御回路35は自動湯沸しキー5のオン操作を検出すると、図7のステップS1でRAMをクリアし、調理フラグを昇温処理にリセットする。そして、ステップS2で火力を定格値の3kWに設定し、自動湯沸し調理を3kWの強火力で開始する。この火力はIHコイル14の単位時間当りの通電時間をインバータ回路19のオンオフ比によって制御することに基いて調整されるものであり、制御回路35は自動湯沸し調理を3kWのハイパワーで開始すると、ステップS3へ移行する。
When the
制御回路35はステップS3へ移行すると、タイマ信号の有無を判断する。このタイマ信号は制御回路35のタイマ回路から設定時間毎(具体的には1sec毎)に出力されるものであり、制御回路35はステップS3でタイマ信号を検出したときにはステップS4へ移行する。
制御回路35はステップS4へ移行すると、調理フラグの設定状態を判断する。この調理フラグは自動湯沸し調理の開始に基いて昇温処理にセットされ、昇温処理の終了に基いて保温処理にセットされるものであり、制御回路35はステップS4で調理フラグが昇温処理にセットされていることを検出したときにはステップS5の昇温処理を行い、ステップS4で調理フラグが保温処理にセットされていることを検出したときにはステップS6の保温処理を行う。即ち、ステップS5の昇温処理およびステップS6の保温処理はタイマ回路からタイマ信号が出力される設定時間毎に行われるものである。
When the
When the
制御回路35はステップS5の昇温処理へ移行すると、図8のステップS11でRAMの「無線エリア(NEW)」を参照する。この「無線エリア(NEW)」は専用の調理器具9の最新の使用状態を示すものであり、例えば汎用の調理器具が使用されているときには「無線エリア(NEW)」がリセット状態にされている。この「無線エリア(NEW)」のリセット状態では制御回路35はステップS11で汎用の調理器具が使用されていることを認識してステップS12へ移行し、汎用の湯沸し調理を行う。
1.汎用の湯沸し調理について
制御回路35はステップS12で内部温度センサ15からの出力信号を有線で取得することに基いて調理器具の間接的な表面温度Tsを検出し、表面温度Tsの検出結果をRAMに有線調理情報として格納する。このRAMには有線調理情報の格納エリアとして「有線エリア(NEW)」および「有線エリア(OLD)」が形成されており、ステップS12で取得した最新の表面温度Tsは「有線エリア(NEW)」に格納され、ステップS16またはS19で「有線エリア(OLD)」に移される。
When the
1. General-purpose kettle cooking The
制御回路35はステップS12で表面温度TsをRAMに格納すると、ステップS13で「有線エリア(NEW)」から表面温度Tsの格納結果を検出し、ROMに予め記録された判定値Thと比較する。ここで「Ts≦Th(具体的には80°C)」を検出したときにはステップS14へ移行し、表面温度Tsの格納結果をROMに予め記録された判定値ThおよびTl(具体的には50°C)と比較する。
When the surface temperature Ts is stored in the RAM in step S12, the
制御回路35はステップS14で「Ts<Tl」を検出すると、ステップS16へ移行する。ここで「有線エリア(NEW)」の最新の表面温度Tsを「有線エリア(OLD)」に移し、「有線エリア(NEW)」にデフォルトデータを記録することに基いて「有線エリア(NEW)」をリセットする。また、ステップS14で「Tl≦Ts≦Th」を検出したときにはステップS15で火力を2kWに中設定し、ステップS16へ移行する。即ち、内部温度センサ15からの出力信号に基いて汎用の調理器具の表面温度Tsが判定値Tlに到達したことが検出されたときには火力が3kWから2kWに下げられ、調理器具が2kWの火力で継続的に加熱される。
When the
制御回路35はステップS13で「Ts>Th」を検出したときにはステップS17へ移行し、IHコイル14を1kWの弱火力で運転する。即ち、内部温度センサ15からの出力信号に基いて汎用の調理器具の表面温度Tsが判定値Th(>Tl)に到達したことが検出されたときには火力が2kWから1kWに下げられ、調理器具が1kWの火力で継続的に加熱される。
When the
制御回路35はステップS17で火力を弱設定すると、ステップS18で温度変化率ΔTsを演算する。この温度変化率ΔTsは調理器具の単位時間当りの温度上昇度に相当するものであり、制御回路35は「有線エリア(NEW)」および「有線エリア(OLD)」から表面温度Tsを検出し、表面温度Tsの最新の検出結果と前回の検出結果との差を温度変化率ΔTsとして演算する。
When the heating power is set weak in step S17, the
制御回路35はステップS18で温度変化率ΔTsを演算すると、ステップS19へ移行する。ここで「有線エリア(NEW)」の最新の表面温度Tsを「有線エリア(OLD)」に移し、「有線エリア(NEW)」にデフォルトデータを記録することに基いて「有線エリア(NEW)」をリセットする。
制御回路35はステップS19でRAMの「有線エリア(NEW)」および「有線エリア(OLD)」を整理すると、ステップS20で温度変化率ΔTsの演算結果をROMに予め記録された判定値ΔTと比較する。ここで「ΔTs<ΔT」を検出したときには調理器具が湯沸し認識温度Twに到達したと判断し、ステップS21で調理フラグに保温処理をセットする。即ち、汎用の自動湯沸し調理は、図10に示すように、内部温度センサ15からの出力信号に基いて火力を強・中・弱に段階的に変更することに基いて調理器具の加熱状態を段階的に弱めるものであり、調理器具の昇温度ΔTsが鈍ることに基いて終了する。
2.専用の湯沸し調理について
制御回路35は図8のステップS11でRAMの「無線エリア(NEW)」に無線調理情報が格納されていることを検出すると、ステップS22へ移行する。この「無線エリア(NEW)」の無線調理情報は調理器具9の温度データ送信部23が設定時間毎に赤外線で送信するものであり、制御回路35が外部割込み処理で格納するものである。即ち、RAMの「無線エリア(NEW)」に無線調理情報が格納されているときには専用の調理器具9の使用が認識され、専用の調理器具9に応じた態様で自動湯沸し調理が行われる。
After calculating the temperature change rate ΔTs in step S18, the
When the
2. About dedicated hot water cooking When the
制御回路35はステップS22へ移行すると、「無線エリア(NEW)」の電池残量データS2を検出する。ここで電池残量データS2として「0」が格納されていることを検出したときには鍋側電源21が正常レベルにあると判断し、ステップS23でLED42を消灯する。また、「無線エリア(NEW)」に電池残量データとして「1」が格納されていることを検出したときには鍋側電源21が異常降下していると判断してステップS24へ移行し、LED42を点灯することに基いて使用者に電池切れを報知する。即ち、電池切れ表示は鍋側電源21の異常降下状態で調理が開始されたときは勿論のこと、調理途中で鍋側電源21が異常降下した場合にもオンされる。この鍋側電源21が調理途中で正常なものと交換されたときには温度データ送信部23から電池残量データとして「0」が送信されるようになるので、電池切れ表示がオフされる。
When the
制御回路35はステップS25へ移行すると、RAMの「無線エリア(NEW)」から温度データS4を検出する。この温度データS4は温度データ送信部23から赤外線で送信された調理器具9の直接的な表面温度Toに相当するものであり、制御回路35はステップS25で表面温度Toを検出すると、ステップS26で温度変化率ΔToを演算する。この温度変化率ΔToは調理器具9の単位時間当りの温度上昇度に相当するものであり、制御回路35は「無線エリア(NEW)」および「無線エリア(OLD)」から表面温度Toを検出し、表面温度Toの最新の検出結果と前回の検出結果との差を温度変化率ΔToとして演算する。
In step S25, the
制御回路35はステップS26で温度変化率ΔToを演算すると、ステップS27へ移行する。ここで「無線エリア(NEW)」の最新の表面温度Toを「無線エリア(OLD)」に移し、「無線エリア(NEW)」にデフォルトデータを記録することに基いて「無線エリア(NEW)」をリセットする。
制御回路35はステップS27でRAMの「無線エリア(NEW)」および「無線エリア(OLD)」を整理すると、ステップS28で温度変化率ΔToの演算結果をROMに予め記録された判定値ΔTと比較する。ここで「ΔTo<ΔT」を検出したときには調理器具9が湯沸し認識温度Twに到達したと判断し、ステップS21で調理フラグに保温処理をセットする。
When the
When the
専用の湯沸し調理は、図9に示すように、3kWの強火力で調理器具9を加熱しながら直接的な表面温度Toの赤外線送信結果を検出するものであり、調理器具の昇温度ΔToが鈍ることに基いて終了する。この専用の自動湯沸し調理中に図8のステップS11で「無線エリア(NEW)」に無線調理情報が存在しないことが検出されたときには汎用の調理器具が使用されていると認識が変更され、汎用の湯沸し調理が行われる。即ち、専用の湯沸し調理中に鍋側電源21が制御不能レベルに降下したときには温度データ送信部23からの無線調理情報がなくなり、専用の湯沸し調理が汎用の湯沸し調理に自動的に切換わる。
As shown in FIG. 9, the dedicated hot water cooking is to detect the infrared transmission result of the direct surface temperature To while heating the
制御回路35は図7のステップS4で調理フラグが保温処理にセットされていることを検出すると、ステップS6の保温処理で火力を保温値(<1kW)に初期設定する。そして、無線調理情報が存在するときには無線表面温度Toが湯沸し認識温度Twに保持されるように火力を保温値付近で調整し、無線調理情報が存在しないときには有線表面温度Tsが湯沸し認識温度Twに保持されるように火力を保温値付近で調整する。
When the
上記第1実施例によれば、IHコイル14からの悪影響を受けず温度勾配の生成物であるトッププレート3が介在されない調理器具9に外部温度センサ20を設け、外部温度センサ20の検出結果に応じた調理情報を無線通信することに基いて調理内容を制御したので、火力の段階的な下降制御を行うことなく調理器具9の現実温度を高精度に検出することができる。このため、調理器具9を強火力で継続的に加熱することができるので、調理物を短時間で目的の状態に仕上げることが可能になる。
According to the first embodiment, the
調理情報の送信媒体として赤外線を使用した。この赤外線は電波に比べて送信領域が広いので、調理情報が加熱マーク8に対するセット姿勢に影響されることなく赤外線受光回路41に確実に届くようになる。しかも、赤外線は磁気の影響を受けないので、調理情報がIHコイル14からの磁気に影響されることなく赤外線受光回路41に確実に届くようになる。
Infrared rays were used as a cooking information transmission medium. Since this infrared ray has a wider transmission area than radio waves, the cooking information can surely reach the infrared
鍋側電源21として電池を使用した。このため、加熱調理器側から電波で電源を送信する必要がなくなるので、電気的構成が簡単になる。
鍋側電源21の出力が異常低下したことを検出し、加熱調理器側で異常報知を行った。このため、調理情報の赤外線送信に支障を来たす前に異常報知を認識して鍋側電源21の交換を行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
A battery was used as the
It was detected that the output of the
加熱調理器側に内部温度センサ15を設け、内部温度センサ15の活用状態を調理情報の赤外線送信状態に応じて制御した。このため、調理途中で鍋側電源21が切れ、調理情報の赤外線送信が調理途中で消滅したときには内部温度センサ15からの検出結果に基いて調理を続行することができる。また、調理途中で鍋側電源21が交換され、調理情報の赤外線送信が調理途中で発生したときには温度情報の赤外線送信結果に基いて調理を続行することができるので、調理途中で電池が消耗および復旧したときでも調理を続行することができる。
An
温度データ送信部23を赤外線送信モジュールから構成したので、温度データ送信部23を調理器具9に簡単に装着することができる。
<実施例2>
専用の調理器具9の取手部11には、図11に示すように、取手カバー33内に位置して温度スイッチ43が固定されており、鍋側電源21は、図12に示すように、電源回路26に温度スイッチ43を介して電気的に接続されている。この温度スイッチ43はバイメタルを可動接点とするものであり、検知温度「Tb」を境界にオフ状態からオン状態に切換わる。即ち、調理器具9の表面温度Toが検知温度「Tb」以下の状態では温度データ送信部23が温度スイッチ43のオフに基いて断電され、調理器具9の表面温度Toが検知温度「Tb」を上回った状態では温度データ送信部23が温度スイッチ43のオンに基いて通電される。従って、温度データ送信部23は調理器具9の表面温度Toが検知温度「Tb」を上回ることを条件に起動し、調理情報の赤外線送信を開始する。尚、温度スイッチ43はスイッチ手段に相当するものである。
Since the temperature
<Example 2>
As shown in FIG. 11, a
インバータ制御部34の制御回路35は自動湯沸し調理内容を図7および図8の制御プログラムに基いて制御する。即ち、調理器具9の使用時には表面温度Toが検知温度「Tb」に到達するまで無線調理情報が存在しないので、汎用の湯沸し調理が行われる。調理器具9の表面温度Toが検知温度「Tb」を上回った後には無線調理情報が存在するので、専用の湯沸し調理が行われる。この検知温度「Tb」は汎用の湯沸し調理の判定温度Tlに比べて小さく設定されているので(具体的には45°C)、ステップS14で「Tl≦Ts≦Th」が検出される前に温度データ送信部23から調理情報の赤外線送信が開始され、ステップS15で火力が初期の強出力「3kW」から中出力「2kW」に下げられる前に汎用の湯沸し調理から専用の湯沸し調理に切換わる。即ち、調理器具9は、図13に示すように、湯沸し認識温度Twに到達するまで初期の強火力で継続的に加熱される。
The
上記第2実施例によれば、鍋側電源21から温度データ送信部23に調理器具9の表面温度Toに応じて電源を与えた。このため、調理器具9の表面温度Toが検出を要する領域内に突入したときだけ鍋側電源21から温度データ送信部23に電源を与え、温度データ送信部23から調理情報を赤外線送信することができるので、鍋側電源21の消費量を抑えることができる。
<実施例3>
専用の調理器具9には、図14に示すように、容器部10の下面に位置して円環状のループコイル44が固定されている。このループコイル44は調理器具9をトッププレート3の加熱マーク8上にセットすることに基いてIHコイル14に磁気的に結合される二次コイルに相当するものであり、図15に示すように、温度データ送信部23の整流回路45にリード線を介して電気的に接続されている。この整流回路45はループコイル44の誘起電圧を直流化するものであり、整流回路45には安定電源部に相当するスイッチング電源回路46が電気的に接続されている。このスイッチング電源回路46は整流回路45からの整流出力をスイッチングすることで安定化するものであり、温度データ送信部23はスイッチング電源回路46からの安定出力を電源に駆動する。
According to the said 2nd Example, the power supply was given to the temperature
<Example 3>
As shown in FIG. 14, an
図16はIHコイル14の入力電力「kW」と整流回路45からの整流出力「V」との関係を示すものであり、整流回路45からの整流出力はIHコイル14の入力電力に比例して大きくなる。この整流出力は入力電力が低値「200W」から高値「3kW」に変動しても「10V以上」に確保されるので、スイッチング電源回路46が整流回路45からの整流出力をスイッチングすることで定格値を下回ることがない安定したレベルの駆動電源を生成することができる。
FIG. 16 shows the relationship between the input power “kW” of the
上記第3実施例によれば、調理器具9をトッププレート3の加熱マーク8上にセットすることに基いてループコイル44をIHコイル14に磁気的に結合させ、IHコイル14からループコイル44に電源を供給したので、調理器具9に電池を搭載する必要がなくなる。このため、電池を交換する手間が不要になるので、メンテナンス性が向上する。
ループコイル44を調理器具9の底部に配置したので、調理器具9を加熱マーク8上にセットした状態でループコイル44およびIHコイル14間の機械的な離間距離が短くなる。このため、ループコイル44の起電力が大きくなるので、IHコイル14の出力が小さいときでも温度データ送信部23の正常な駆動に必要な定格レベルの電源を確実に生成することができる。
According to the third embodiment, the
Since the
整流回路45からの整流出力をスイッチング電源回路46によって安定化したので、IHコイル14の出力変動に基いてループコイル44の起電力が変動する場合でも一定レベルの電源を安定的に生成することができる。
<実施例4>
温度データ送信部23の制御回路32には、図17に示すように、整流出力検出部に相当する整流出力検出回路47が電気的に接続されている。この整流出力検出回路47は整流回路45からの整流出力に応じたレベルの電圧信号を出力するものであり、制御回路32は整流出力検出回路47からの電圧信号をA/D変換し、電圧信号のA/D変換結果に基いて整流出力の大きさを検出する。
Since the rectified output from the
<Example 4>
As shown in FIG. 17, a rectification
整流回路45には安定電源部に相当する電源回路48が電気的に接続されている。この電源回路48は温度データ送信部23の駆動電源を生成するものであり、整流回路45からの整流出力をトランジスタの損失で「5V」に降圧するシリーズレギュレータから構成されている。また、制御回路32には出力抑制回路49が電気的に接続されている。この出力抑制回路49はトランジスタ50および抵抗51を有するものであり、制御回路32はトランジスタ50をオンすることに基いて抵抗51を有効化し、整流回路45からの整流出力を降圧する。この降圧処理は制御回路32が整流出力の検出結果に基いて行うものであり、図18に示すように、整流出力の検出結果が「20V」に到達することに基いてトランジスタ50をオンすることでIHコイル14の高出力値「3kW」に対して整流出力を電源回路48の耐圧以下の「25V」に抑える。尚、制御回路32および抵抗51は整流出力制御部および負荷に相当するものである。
A
上記第4実施例によれば、整流回路45からの整流出力が判定値「20V」を上回る大きなものであるときには抵抗51を有効化することに基いて整流出力を抑制し、整流回路45から電源回路48に耐圧を超えないレベルの整流出力を与えたので、電源回路48として安価なシリーズレギュレータを故障なく使用することができる。
上記第1〜第4実施例においては、温度データ送信部23を調理器具9の取手部11に固定したが、これに限定されるものではなく、例えば容器部10に固定しても良い。この構成の場合、容器部10のうち温度上昇が鈍い部分に温度データ送信部23を固定することが好ましく、具体的には容器部10の上端部が適切である。
According to the fourth embodiment, when the rectified output from the
In the said 1st-4th Example, although the temperature
上記第1〜第4実施例においては、温度データ送信部23をモジュール化したが、これに加えてパッケージ化しても良い。即ち、温度データ送信部23を耐熱性の合成樹脂でモールドしても良い。
上記第1〜第4実施例においては、専用の調理器具9を用いて保温処理を行う場合に温度データ送信部23からの調理情報を利用したが、これに限定されるものではなく、例えば内部温度センサ15からの温度信号を利用しても良い。
In the first to fourth embodiments, the temperature
In the first to fourth embodiments, the cooking information from the temperature
上記第1〜第4実施例においては、温度データ送信部23からの調理情報に基いて水の沸騰の有無を判断したが、これに加えて水の存在の有無を判断しても良い。この構成の場合、温度データ送信部23からの調理情報に基いて水の沸騰が判定時間以下で確認されたときには水が存在しない空焚き状態であると判断し、自動湯沸し調理を停止することが好ましい。
In the first to fourth embodiments, the presence / absence of water boiling is determined based on cooking information from the temperature
上記第1〜第4実施例においては、温度データ送信部23からの調理情報を自動湯沸し調理に利用したが、これに限定されるものではなく、天ぷら調理・湯煎調理・炒め物調理等、調理器具9を設定温度に加熱して行われる自動調理に利用することができる。
上記第1〜第4実施例においては、外部温度センサ20によって調理器具9の表面温度Toを検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば外部温度センサ20によって調理器具9内の調理物の温度を検出し、調理器具9の温度データ送信部23から加熱調理器の赤外線受光回路41に温度情報として調理物の直接的な温度を赤外線送信しても良い。この場合、調理器具9の容器部10の内周面に外部温度センサ20を固定すると良い。
上記第1〜第4実施例には特許請求の範囲に記載された発明に加えてその他発明1〜その他発明11のそれぞれが記載されている。
<その他発明1の説明>
調理器具を支持する支持手段と、前記調理器具を加熱する加熱手段と、外部から赤外線で送信される調理器具または調理器具内の被調理物の温度情報を受信可能な受信手段と、前記受信手段の受信結果に基いて前記加熱手段を駆動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
その他発明1は外部から受信手段に温度情報を無線で送信することに基いて加熱手段を制御するものであり、特には送信媒体として赤外線を用いたものである。以下、その他発明1に記載された用語の意義について説明する。
1)支持手段:調理器具を機械的に支持するものである。
2)受信手段:外部から赤外線で送信される温度情報を受信するものである。この温度情報は調理器具の温度情報または調理器具内の調理物の温度情報を称するものであり、温度情報とは調理器具の絶対的な温度・調理器具の基準値を比較対象とする相対的な温度・調理器具の温度変化率・調理物の絶対的な温度・調理物の基準値を比較対象とする相対的な温度・調理物の温度変化率等の温度に関する情報を称する。
3)制御手段:加熱手段を駆動制御することに基いて調理内容を制御するものであり、直流電源を高周波電源に変換するインバータ回路をスイッチング制御することでインバータ回路から加熱手段に与えられる電力量を制御するものであることが好ましい。この制御手段は加熱手段を受信手段の受信結果に基いて制御するものであり、調理内容は外部からの温度情報に基いて制御されることになる。
その他発明1によれば、加熱手段からの悪影響を受けず温度勾配の生成物が介在されない調理器具に温度検出手段を設け、温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を無線通信することに基いて調理内容を制御することができるので、火力の段階的な下降制御を行うことなく調理器具の現実温度を高精度に検出することができる。このため、調理器具を高火力で継続的に加熱することができるので、調理物を短時間で目的の状態に仕上げることが可能になる。しかも、温度情報の送信媒体として赤外線を使用している。この赤外線は電波に比べて送信領域が広いので、温度情報が調理器具のセット姿勢に影響されることなく受信手段に正確・確実に届くようになる。しかも、赤外線は磁気の影響を受けないので、温度情報が電磁調理器からの磁気に影響されることなく受信手段に正確・確実に届くようになる。
<その他発明2の説明>
前記調理器具の温度を前記支持手段を介して検出する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、
外部から赤外線で送信される温度情報が存在するときには外部からの温度情報に基いて前記加熱手段を駆動制御し、
外部から赤外線で送信される温度情報が存在しないときには前記温度検出手段の検出結果に基いて前記加熱手段を駆動制御することを特徴とするその他発明1記載の加熱調理器。
その他発明2は加熱調理器側に温度検出手段を設け、温度検出手段の活用状態を外部からの温度情報の赤外線送信状態に応じて制御するものである。具体的には外部から温度情報が赤外線送信されているときには赤外線送信結果に基いて調理内容を制御し、外部から温度情報が赤外線送信されていないときには加熱調理器側での温度検出結果に基いて調理内容を制御するものである。このその他発明2によれば、例えば調理途中で調理器具の電池が切れ、温度情報の赤外線送信が調理途中で消滅したときには加熱調理器側の温度検出手段の検出結果に基いて調理を続行することができる。また、調理途中で調理器具の電池が交換または充電され、温度情報の赤外線送信が調理途中で発生したときには温度情報の赤外線送信結果に基いて調理を続行することができるので、調理途中で電池が消耗および復旧したときでも調理を続行することができる。
<その他発明3の説明>
その他発明1〜2のいずれかに記載の加熱調理器に使用可能な調理器具において、
調理物の温度に応じた信号を出力する温度検出手段と、
前記温度検出手段からの出力信号に応じた温度情報を赤外線で送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする調理器具。
その他発明3は調理物の温度を調理器具側で検出し、調理器具側から検出温度に応じた温度情報を加熱調理器側に赤外線で無線送信するものである。この調理物の温度は温度検出手段が検出するものである。この温度検出手段は調理器具に機械的に接続されたものであり、調理器具の側面に配置することが調理器具の支持手段に対する載置性を維持する点で好ましく、調理器具の下端部に配置することが調理物の温度検出性を高める点で好ましい。温度情報は送信手段が送信するものである。この送信手段は調理器具に機械的に接続されたものであり、温度情報とは上述の温度に関する情報を称する。この送信手段は調理器具の取手部に配置することが好ましく、取手部とは使用者が調理器具を持つための把持部を称している。
<その他発明4の説明>
前記送信手段に電力を有線で供給する電池を備えたことを特徴とするその他発明3の調理器具。
その他発明4は調理器具の電池から送信手段に有線で電力を供給するものであり、電池には一次電池・二次電池・太陽電池等が該当する。このその他発明4によれば、加熱調理器側から調理器具側に電波で電源を送信する必要がなくなるので、電気的構成が簡単になる。
<その他発明5の説明>
前記電池および前記送信手段間の給電路を調理物の温度に応じて開閉するスイッチ手段を備えたことを特徴とするその他発明4に記載の調理器具。
その他発明5は電池および送信手段間の給電路に温度スイッチを介在したものである。この温度スイッチとは調理器具の温度に応じて自ら状態が変わる自発的スイッチを称するものであり、送信手段には調理器具の温度に応じて電源が与えられる。このその他発明5によれば、調理器具の温度が検出を要する領域内に突入したときだけ電池から送信手段に電源を与え、送信手段からの温度情報を赤外線送信することができるので、電池の消費量を抑えることが可能になる。
<その他発明6の説明>
前記送信手段は、前記電池の出力を検出する出力検出部を備えていることを特徴とするその他発明4〜5のいずれかに記載の調理器具。
その他発明6は電池の出力を検出する出力検出部を設けたものであり、出力検出部の検出結果は送信手段から赤外線で送信することが好ましい。このその他6によれば、電池の出力が交換レベルまたは充電レベルに下降したことを検出し、調理器具側または加熱調理器側で異常報知を行うことができる。このため、温度情報の無線送信に支障を来たす前に異常報知を認識して電池の交換または充電を行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
<その他発明7の説明>
一次コイルに非接触で磁気的に結合することに基いて前記送信手段の電源を生成する二次コイルを備えたことを特徴とするその他発明3に記載の調理器具。
その他発明7は調理器具に二次コイルを設けたものである。この二次コイルとは一次コイルに非接触で磁気的に結合することに基いて起電力を生成するものであり、送信手段は二次コイルの起電力を電源に駆動する。このその他発明7によれば、調理器具を電磁調理器の支持手段にセットすることに基いて調理器具の二次コイルを電磁調理器の加熱コイルに磁気的に結合させ、加熱コイルから二次コイルに電源を供給することができるので、調理器具に電池を搭載する必要がなくなる。このため、電池を交換または充電する手間が不要になるので、メンテナンス性が向上する。
<その他発明8の説明>
前記二次コイルは、調理物が投入される容器部の底部に設けられていることを特徴とするその他発明7に記載の調理器具。
その他発明8は二次コイルを容器部の底部に配置したものであり、容器部とは調理器具のうち調理物が投入される貯留可能部分を称する。その他発明8によれば、調理器具を支持手段にセットした状態で二次コイルおよび加熱コイル間の機械的な離間距離が短くなる。このため、二次コイルの起電力が大きくなるので、加熱コイルの出力が小さいときでも送信手段の正常な駆動に必要な定格レベルの電源を確実に生成することができる。
<その他発明9の説明>
前記送信手段は、
前記二次コイルからの出力を整流する整流部と、
前記整流部からの整流出力を安定化する安定電源部と
を備えていることを特徴とするその他発明7〜8のいずれかに記載の調理器具。
その他発明9は二次コイルからの出力を整流部を通して安定電源部に供給することで安定化するものである。その他発明9によれば、整流部からの整流出力を安定電源部によって安定化しているので、加熱コイルの出力変動に基いて二次コイルの起電力が変動する場合でも一定レベルの電源を安定的に生成することができる。
<その他発明10の説明>
前記送信手段は、
前記整流部から前記安定電源部に与えられる整流出力の大きさを検出する整流出力検出部と、
前記整流出力検出部の検出結果に基いて負荷の大きさを調整することで前記整流部から前記安定電源部に与えられる整流出力の大きさを制御する整流出力制御部と
を備えていることを特徴とするその他発明9に記載の調理器具。
その他発明10は整流部から安定電源部に与えられる整流出力の大きさを実測結果に基いて制御するものであり、具体的には抵抗等の負荷の大きさを調整することで整流出力の大きさを制御するものである。この負荷の調整は負荷を無効状態および有効状態間で切換える2段階制御をも含む用語である。その他発明10によれば、整流部からの整流出力が判定値を上回る大きなものであるときには整流出力を抑制し、整流部から安定電源部に耐圧を超えないレベルの整流出力を与えることができるので、安定電源部として安価なシリーズレギュレータを故障なく使用することができる。
<その他発明11の説明>
前記送信手段は、赤外線送信モジュールから構成されていることを特徴とするその他発明3〜10のいずれかに記載の調理器具。
その他発明11は送信手段を赤外線送信モジュールから構成したものである。この赤外線モジュールとは構成要素を温度情報の赤外線送信が可能な態様に電気的に相互接続した集合体であり、物理的に独立したユニットを称する。その他発明11によれば、送信手段が赤外線送信モジュールから構成されているので、送信手段を調理器具に簡単に装着することができる。
In the first to fourth embodiments, the cooking information from the temperature
In the said 1st-4th Example, although it was set as the structure which detects the surface temperature To of the
In the first to fourth embodiments, in addition to the invention described in the claims, each of the
<Other Description of
Support means for supporting the cooking utensil, heating means for heating the cooking utensil, receiving means capable of receiving temperature information of the cooking utensil or the cooking object in the cooking utensil transmitted from outside by infrared, and the receiving means A heating cooker comprising: control means for driving and controlling the heating means based on the reception result of.
1) Support means: mechanically supports the cooking utensil.
2) Receiving means: receiving temperature information transmitted from outside by infrared rays. This temperature information refers to the temperature information of the cooking utensil or the temperature information of the cooked food in the cooking utensil, and the temperature information is relative to the absolute temperature of the cooking utensil and the reference value of the cooking utensil. It refers to information relating to temperature, such as temperature, rate of change of cooking utensils, absolute temperature of cooked food, relative temperature of cooked food and a reference value of cooked food, and rate of change of cooked food temperature.
3) Control means: Controls cooking contents based on driving control of the heating means, and switches the inverter circuit that converts a DC power source into a high-frequency power source to control the amount of electric power supplied from the inverter circuit to the heating means. It is preferable to control the above. This control means controls the heating means based on the reception result of the receiving means, and the cooking content is controlled based on temperature information from the outside.
According to the
<Other Description of
Temperature detecting means for detecting the temperature of the cooking utensil via the support means;
The control means includes
When there is temperature information transmitted by infrared rays from outside, the heating means is driven and controlled based on temperature information from outside,
2. The cooking device according to
<Other Description of
In other cooking utensils usable in the heating cooker according to any one of the
Temperature detecting means for outputting a signal corresponding to the temperature of the food;
A cooking device comprising: transmission means for transmitting temperature information according to an output signal from the temperature detection means by infrared rays.
In addition, the
<Other Description of
A cooking utensil according to another
<Other Description of
The cooking utensil according to another aspect of the invention, further comprising switch means for opening and closing a feeding path between the battery and the transmission means in accordance with the temperature of the food.
In the
<Other Description of
The said transmission means is provided with the output detection part which detects the output of the said battery, The cooking appliance in any one of invention 4-5 characterized by the above-mentioned.
In addition, the
<Other Description of Invention 7>
4. A cooking utensil according to another
In addition, the invention 7 is such that the cooking appliance is provided with a secondary coil. The secondary coil generates electromotive force based on non-contact magnetic coupling with the primary coil, and the transmission means drives the electromotive force of the secondary coil to a power source. According to this other invention 7, the secondary coil of the cooking utensil is magnetically coupled to the heating coil of the electromagnetic cooking appliance based on setting the cooking utensil on the support means of the electromagnetic cooking appliance, and the secondary coil is changed from the heating coil to the secondary coil. Since it is possible to supply power to the cooking appliance, it is not necessary to install a battery in the cooking utensil. This eliminates the need to replace or charge the battery, improving the maintainability.
<Description of
The said secondary coil is provided in the bottom part of the container part in which a foodstuff is thrown in, The cooking appliance of the other invention 7 characterized by the above-mentioned.
The
<Other Description of
The transmission means includes
A rectifying unit that rectifies the output from the secondary coil;
The cooking utensil according to any one of inventions 7 to 8, further comprising: a stable power supply unit that stabilizes a rectified output from the rectifying unit.
The
<Other Description of
The transmission means includes
A rectification output detection unit for detecting the magnitude of the rectification output given from the rectification unit to the stable power supply unit;
A rectification output control unit that controls the magnitude of the rectification output given from the rectification unit to the stable power supply unit by adjusting the size of the load based on the detection result of the rectification output detection unit. Other cooking utensils according to the ninth aspect of the invention.
<Other Description of
The said transmission means is comprised from the infrared transmission module, The cooking appliance in any one of invention 3-10 characterized by the above-mentioned.
In the
3はトッププレート(支持手段)、9は調理器具、10は容器部、14はIHコイル(加熱手段,一次コイル)、15は内部温度センサ(温度検出手段)、20は外部温度センサ(温度検出手段)、21は鍋側電源(電池)、23は温度データ送信部(送信手段,赤外線送信モジュール)、27は電圧検出回路(出力検出部)、32は制御回路(整流出力制御部)、35は制御回路(制御手段)、41は赤外線受光回路(受信手段)、43は温度スイッチ(スイッチ手段)、44はループコイル(二次コイル)、46はスイッチング電源回路(安定電源部)、47は整流出力検出回路(整流出力検出部)、48は電源回路(安定電源部)、51は抵抗(負荷)を示している。 3 is a top plate (support means), 9 is a cooking utensil, 10 is a container part, 14 is an IH coil (heating means, primary coil), 15 is an internal temperature sensor (temperature detection means), 20 is an external temperature sensor (temperature detection) Means), 21 is a pan side power source (battery), 23 is a temperature data transmission unit (transmission means, infrared transmission module), 27 is a voltage detection circuit (output detection unit), 32 is a control circuit (rectification output control unit), 35 Is a control circuit (control means), 41 is an infrared light receiving circuit (reception means), 43 is a temperature switch (switch means), 44 is a loop coil (secondary coil), 46 is a switching power supply circuit (stable power supply unit), 47 is A rectification output detection circuit (rectification output detection unit), 48 is a power supply circuit (stable power supply unit), and 51 is a resistor (load).
Claims (4)
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記トッププレートに載置された前記調理器具を誘導加熱するIHコイルと、
前記キャビネットに設けられ、使用者が操作することが可能なものであって調理条件を入力するための入力手段と、
前記調理器具に設けられ、前記調理器具の容器部の温度を検出する温度検出手段と、
前記調理器具に設けられ、前記調理器具の材質を含むデータである鍋データが予め記録された手段と、
前記調理器具に設けられ、前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報であって前記鍋データを含む温度情報を前記トッププレートに向けて赤外線で送信する送信手段と、
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記送信手段から赤外線で送信される温度情報を前記トッププレートを通して受信する受信手段と、
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具の温度を前記トッププレートを介して検出する間接温度検出手段と、
前記キャビネットの内部に設けられ、前記IHコイルに与えられる入力電流を検出する電流検出手段と、
前記キャビネットの内部に設けられ、前記IHコイルを駆動制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記入力手段が操作されることに基づいて予め決められた調理条件が入力されたことを判断したときには前記送信手段から赤外線で送信される温度情報が存在するか否かに基づいて前記トッププレートに前記温度検出手段を備えている専用の調理器具および前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具のいずれが載置されているかを相互に判別する処理を行うものであって、
前記専用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記受信手段の受信結果に基づいて前記専用の調理器具の温度および材質のそれぞれを検出し、前記IHコイルを両検出結果のそれぞれに基づいて駆動制御し、
前記汎用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには前記電流検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の加熱情報を検出すると共に前記間接温度検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の温度を検出し、前記IHコイルを両検出結果のそれぞれに基づいて駆動制御することを特徴とする加熱調理のシステム。 A cabinet provided inside the system kitchen and having a top plate fixed on the top surface on which a cooking utensil having a container portion into which a food is put is placed;
An IH coil that is provided in the cabinet below the top plate and induction-heats the cooking utensil placed on the top plate;
An input means that is provided in the cabinet and can be operated by a user and for inputting cooking conditions;
Temperature detection means provided on the cooking utensil, for detecting the temperature of the container of the cooking utensil;
Means for pre-recording pan data, which is provided in the cooking utensil and includes data of the material of the cooking utensil;
Transmitting means that is provided in the cooking utensil and is temperature information according to the detection result of the temperature detecting means and transmits temperature information including the pan data to the top plate by infrared rays ;
Provided positioned below the top plate to the inside of the front Symbol cabinet, a receiving means for receiving the temperature information transmitted by the infrared from the transmitting unit through the top plates,
Indirect temperature detection means for detecting the temperature of a general-purpose cooking utensil provided in the cabinet below the top plate and not equipped with the temperature detection means, via the top plate;
Current detection means provided inside the cabinet for detecting an input current applied to the IH coil;
Provided inside the cabinet, comprising control means for driving and controlling the pre-Symbol IH coil,
The control means includes
When it is determined that a predetermined cooking condition has been input based on the operation of the input means, the top plate is subjected to whether or not temperature information transmitted by infrared from the transmission means exists. It performs a process of discriminating between a dedicated cooking utensil provided with the temperature detecting means and a general-purpose cooking utensil not provided with the temperature detecting means,
When it is determined that the dedicated cooking utensil is placed on the top plate, the temperature and material of the dedicated cooking utensil are detected based on the reception result of the receiving means, and both the IH coils are detected. Drive control based on each of the results,
When it is determined that the general-purpose cooking utensil is placed on the top plate, the heating information of the general-purpose cooking utensil is detected based on the detection result of the current detection means, and the detection result of the indirect temperature detection means The temperature of the said general purpose cooking utensil is detected based on this, The drive system of the said IH coil is controlled based on each of both detection results, The cooking system characterized by the above-mentioned .
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記トッププレートに載置された前記調理器具を誘導加熱するIHコイルと、
前記キャビネットに設けられ、使用者が操作することが可能なものであって調理条件を入力するための入力手段と、
前記調理器具に設けられ、前記調理器具の容器部の温度を検出する温度検出手段と、
前記調理器具に設けられ、前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を前記トッププレートに向けて赤外線で送信する送信手段と、
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記送信手段から赤外線で送信される温度情報を前記トッププレートを通して受信する受信手段と、
前記キャビネットの内部に前記トッププレートの下方に位置して設けられ、前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具の温度を前記トッププレートを介して検出する間接温度検出手段と、
前記キャビネットの内部に設けられ、前記IHコイルを駆動制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記入力手段が操作されることに基づいてお湯を沸す自動湯沸し調理が入力されたことを判断したときには前記送信手段から赤外線で送信される温度情報が存在するか否かに基づいて前記トッププレートに前記温度検出手段を備えている専用の調理器具および前記温度検出手段を備えていない汎用の調理器具のいずれが載置されているかを相互に判別する処理を行うものであって、
前記汎用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには、
前記間接温度検出手段の検出結果に基づいて前記汎用の調理器具の温度を検出する処理と、
前記温度の検出結果を相互に異なる大きさの複数の判定値のそれぞれと比較することに基づいて前記温度の検出結果が高くなることに応じて前記IHコイルの出力が段階的に小さくなるように前記IHコイルの出力を相互に異なる大きさの複数の出力のうちから選択する処理と、
前記IHコイルを前記出力の選択結果で駆動する処理と、
前記IHコイルを前記複数の出力のうち最も小さな出力で駆動している状態で前記温度の検出結果の単位時間当りの変化率を演算する処理と、
前記変化率の演算結果を予め決められた判定値と比較し、前記変化率の演算結果が前記判定値に比べて低いことを判断することに基づいて前記IHコイルの最も小さな出力での駆動を終える処理を行い、
前記専用の調理器具が前記トッププレートに載置されていることを判別したときには、
前記IHコイルを前記送信手段から赤外線で送信される温度情報に拘らず前記複数の出力のうち最も高い出力で駆動する処理と、
前記送信手段から赤外線で送信される温度情報に基づいて前記専用の調理器具の温度を検出する処理と、
前記温度の検出結果の単位時間当りの変化率を演算する処理と、
前記変化率の演算結果を前記判定値と比較し、前記変化率の演算結果が前記判定値に比べて低いことを判断することに基づいて前記IHコイルの最も高い出力での駆動を終える処理を行うことを特徴とする加熱調理のシステム。 A cabinet provided inside the system kitchen and having a top plate fixed on the top surface on which a cooking utensil having a container portion into which a food is put is placed;
An IH coil that is provided in the cabinet below the top plate and induction-heats the cooking utensil placed on the top plate;
An input means that is provided in the cabinet and can be operated by a user and for inputting cooking conditions;
Temperature detection means provided on the cooking utensil, for detecting the temperature of the container of the cooking utensil;
Transmitting means that is provided in the cooking utensil and transmits temperature information according to the detection result of the temperature detecting means to the top plate by infrared rays;
Receiving means that is provided inside the cabinet below the top plate and receives temperature information transmitted from the transmitting means by infrared rays through the top plate;
Indirect temperature detection means for detecting the temperature of a general-purpose cooking utensil provided in the cabinet below the top plate and not equipped with the temperature detection means, via the top plate;
Provided inside the cabinet, comprising control means for driving and controlling the IH coil,
The control means includes
The top plate is based on whether or not there is temperature information transmitted by infrared from the transmitting means when it is determined that automatic hot water cooking for boiling water is input based on the operation of the input means. A process for mutually determining which one of the dedicated cooking utensil provided with the temperature detection means and the general-purpose cooking utensil not provided with the temperature detection means is placed,
When it is determined that the general-purpose cooking utensil is placed on the top plate,
Processing for detecting the temperature of the general-purpose cooking utensil based on the detection result of the indirect temperature detection means;
The output of the IH coil is decreased stepwise as the temperature detection result increases based on comparing the temperature detection result with each of a plurality of determination values having different sizes. A process of selecting the output of the IH coil from a plurality of outputs having different sizes;
A process of driving the IH coil with the output selection result;
A process of calculating a rate of change per unit time of the temperature detection result in a state where the IH coil is driven with the smallest output among the plurality of outputs;
The calculation result of the change rate is compared with a predetermined determination value, and based on the determination that the calculation result of the change rate is lower than the determination value, the IH coil is driven with the smallest output. To finish the process,
When it is determined that the dedicated cooking utensil is placed on the top plate,
A process of driving the IH coil with the highest output among the plurality of outputs regardless of temperature information transmitted by infrared rays from the transmission means;
Processing for detecting the temperature of the dedicated cooking utensil based on temperature information transmitted by infrared rays from the transmission means;
Processing for calculating the rate of change per unit time of the temperature detection result;
A process of comparing the calculation result of the change rate with the determination value and ending driving at the highest output of the IH coil based on determining that the calculation result of the change rate is lower than the determination value. system pressurized heat cooking you and performing.
前記専用の調理器具に設けられ、前記専用の調理器具の温度が検知温度以下の場合に前記電池および前記送信手段相互間の給電路を開放するオフ状態になると共に前記専用の調理器具の温度が検知温度を上回る場合に前記電池および前記送信手段相互間の給電路を閉鎖するオン状態になるスイッチ手段を備え、
前記IHコイルの出力を選択するための複数の判定値のうち最も小さなものは、前記スイッチ手段の検知温度に比べて高く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理のシステム。 A battery which is provided in the dedicated cooking utensil and supplies power to the transmission means by wire;
Provided in the dedicated cooking utensil, and when the temperature of the dedicated cooking utensil is equal to or lower than the detection temperature, the power supply path between the battery and the transmission means is opened and the temperature of the dedicated cooking utensil is A switch means that is turned on to close a power supply path between the battery and the transmission means when the detected temperature is exceeded,
The cooking system according to claim 2 , wherein the smallest one of the plurality of determination values for selecting the output of the IH coil is set higher than the detected temperature of the switch means. .
調理物が投入されるものであって、前記IHコイルによって誘導加熱される容器部と、A container portion into which a cooked product is charged, which is induction-heated by the IH coil;
前記容器部の温度を検出する温度検出手段と、Temperature detecting means for detecting the temperature of the container part;
前記温度検出手段の検出結果に応じた温度情報を前記トッププレートに向けて赤外線で送信する送信手段を備えたことを特徴とする調理器具。A cooking utensil comprising transmission means for transmitting temperature information corresponding to a detection result of the temperature detection means to the top plate by infrared rays.
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