JP4833847B2 - ワイヤレス移動網においてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを低減する方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス移動網においてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを低減する方法および装置 Download PDF

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Description

(関連出願)
本出願は35U.S.C.§119(e)の元で下記の米国仮特許出願、2003年6月11日出願の連続出願番号第60/478,116号、2003年8月18日出願の連続出願番号第60/495,917号、および2004年1月9日出願の連続出願番号第60/535,714号に優先権を請求する。これらの出願はその全体が参照としてここに組み入れられている。
(発明の背景)
本発明は一般的にワイヤレス通信網に関連し、特に、このような通信網におけるパケットデータ接続の管理に関する。
パケット化データサービス重視への切替えにより、現在および計画中のワイヤレス通信網は、移動局が通信網内または通信網間で移動する時に、移動局とのパケットデータ接続を維持できるようにするモビリティ管理機能を含んでいる。たとえば、cdma2000の現在および計画中の反復において、いわゆる「パケットコア網」はインターネットプロトコル(IP)セントリックルーティングを使用してパケットデータベース登録、ローミング、および転送サービスを提供する。広帯域CDMA等のさまざまな他の既存および計画中のワイヤレス網標準が同様なパケットデータルーティング能力を提供する。
典型的なcdma2000網はいわゆる「パケットゾーン」へ細分され、各ゾーンはパケットデータサービングノード(PDSN)およびパケット制御機能(PCF)の一意的組合せにより受け持たれる。各PCFには1つ以上の基地局(BS)が関連付けられており、各PCFの「パケットゾーン」カバレッジはその関連するBSの無線カバレッジに「マッピングする」。各PDSNは一つまたは多くのPCFをサポートすることができ、典型的に、網は任意数のPDSNを含むことができる。それにもかかわらず、網と定められた移動局間にパケットデータ接続性を提供する時に、網は移動局とのポイント・ツー・ポイントプロトコル(PPP)接続を確立し、PPPリンクの一端は選択された1つのPDSNにおいて論理的に固定され、他端は接続された移動局において論理的に固定される。
アクティブパケットデータ呼を有する移動局がBS間ハードハンドオフ(HHO)を行う時は、しばしば移動局はパケットゾーン境界も横切しており、それはBS間/PCF間HHOと呼ばれる。このような場合、ターゲットBSは新しいPCF、場合によっては、新しいパケットデータサービングノード(PDSN)との接続を設定しなければならない。
異なるPDSNへのHHOであれば、各PDSNはモバイルIP網インフラストラクチュア内の異なるフォーリンエージェント(Foreign Agent)をエミュレートするため、基本的モビリティイベントは移動局のフォーリン網を変更している。フォーリンエージェントの変更により、ターゲットPDSNはPPP再ネゴシエーションを実施して関連するバインディングを更新するエージェント・アドバータイズメント(Agent Advertisement)手順を実施する必要がある。このような手順は、一般的に、移動局の”care of”アドレスを更新することを含み、典型的にはエージェント・アドバータイズメントとエージェント・ソリシテーション(Agent Solicitation)メッセージの交換に基づくエージェント・ディスガバリ(Agent Discovery)処理を伴う。
このようにして、PDSN間移動局ハンドオフはPPP再ネゴシエーションおよびフォーリンエージェント・アドバータイズメント手順を必要とする。移動局は同じPDSNのcare of下に留まる、すなわち、ターゲットBS/PCFおよびソースBS/PCFは同じPDSNの元にあるため、逆に、PDSN間移動局ハンドオフは典型的にリンク再ネゴシエーションおよびエージェント・アドバータイズメント手順を必要としない。これらの一般的な要求条件はHHO(アクティブ接続)および「ドーマント(dormant)」ハンドオフ(DHO)の両方に適用され、移動局のデータ接続は使用されない。PPPリンク再ネゴシエーションおよびエージェント・アドバータイズメントを必要とするハンドオフケース対必要としないケースの認識はパケットゾーン・追跡変数を使用して促進され、それによりPDSNはモビリティイベントが行われる、すなわち、ある種のハンドオフが行われる移動局の前および現在のパケットゾーン位置を追跡することができる。
たとえば、3rdGeneration Partnership Project 2(3GGP2)により3GPP2 A.S0013としてリリースされた”Interoperability Specification(IOS) for cdma2000 Access Network Interfaces-Part 3 Features”はパケットデータリンクモビリティ管理の状況における”Previous Access Network Identifier”すなわちPANIDおよび”Current Access Network Identifier”すなわちCANISの使用を説明している。定められた網内の各PCFはアクセス網識別子(ANID)により一意的に識別され、それはパケットゾーン識別子(PZID)、網識別子(NID)、およびシステム識別子(SID)の組合せを含むことができる。このようにして、PANIDおよびCANID情報を使用して網のパケットゾーン間の移動局の動きを追跡することができる。
たとえば、新しい呼設定およびモビリティイベントに対して生じることであるが、一般的に、PDSNは定められた移動局に対する登録メッセージを受信すると、その特定の移動局に対するパケットデータ接続を確立しているかどうかを確認する。確立していなければ、PDSNは移動局に対する接続を確立する。前の接続が存在すれば、PDSNはやはり接続の再ネゴシエーションを実施し、移動局がPDSNに検出されずにPDSNのカバレッジエリアから出てまた戻っていることを検証できなければフォーリンエージェント・アドバータイズメントを実施する。このようなチェックは登録メッセージ内で受信されたPANID情報と移動局の既存の接続に対してPDSNにおいて保存されたPANID情報との比較に基づいている。
不整合PANID情報が受信される、または、PANID情報が受信されないと、PDSNは接続の再ネゴシエーションおよびエージェント・アドバータイズメントが必要であると想定して、このような処理を実施する。PDSNにおけるPAND不整合が、移動局は同じPDSNの元に留まっているがPDSN間ハードおよびドーマントハンドオフの1つ以上の特定の組合せが行われた状況において生じることがある程度までは、このような再ネゴシエーションおよびエージェント・アドバータイズメントは不要なシグナリングおよび処理オーバヘッドを表す。
不整合はいくつかの理由に対して生じることがある。特に、既存の網において、PDSNは典型的に各移動局のパケットデータ接続に対するPANID情報を保存し、移動がドーマントまたはハードハンドオフの状況で生じるかどうかに無関係に、移動局のパケットゾーン移動に応答してその保存されたPANIDを更新する。逆に、移動局に保存されたPANID情報は典型的にドーマントハンドオフイベント中に更新されるが、ハードハンドオフ中は更新されない。
特に、ドーマント移動局は各無線セクタまたはアクセス網カバレッジ内で送信された1つ以上のブロードキャストまたはオーバヘッドチャネルを監視してその現在のパケットゾーン位置を識別する。このようにして、ドーマント移動局はブロードキャストされるANID情報をその保存されたPANID情報と周期的に比較することによりパケットゾーン間でドーマントハンドオフが行われていることを認識する。不整合を検出すると、ドーマント移動局は発信メッセージその他の通知を網へ送ってパケットデータ再登録をトリガし、かつその保存されたPANID情報をその現在の位置を反映するように更新する。PDSNは典型的に移動局に対するその保存されたPANIDをこのドーマント再登録プロセスの一部として更新する。
しかしながら、移動局はアクティブパケットデータ呼内にある時はこれらのブロードキャストチャネルを典型的に監視しない。そのため、定められた移動局により保存されたPANID情報はハードハンドオフ中にパケットゾーン間を移動する時に「古臭い」すなわち「陳腐」なものとなる。事実、従来の移動局は典型的に呼が最初に確立された位置のPANID値を、その呼の間に行われる後続ハードハンドオフ数に無関係に、保持し呼が終了してドーマントとなる後でのみその情報を更新する。
簡単に言うと、従来のPDSNはその保存された追跡変数を移動局のハードおよびドーマントハンドオフの両方に対して更新し、典型的に移動局はそれらの保存された追跡変数をドーマントハンドオフ中に更新するがハードハンドオフ中は更新しない。このようにして、定められたPDSNにおいて確立されたデータ接続を有する移動局にそのPDSNの元でハードおよびドーマントハンドオフの組合せ行われる場合に、PDSN保存PANID情報は移動機保存PANID情報と「同期されない」状態となることがある。
(発明の概要)
本発明は典型的なワイヤレス通信網内のルーティング・エンティティ(たとえば、PDSN)におけるモビリティ−イベント処理の一部としてハードおよびドーマントハンドオフ間を区別する装置および方法を提供する。移動局のモビリティイベント再登録の一部として、典型的なPCFはモビリティイベントに関連付けられたハンドオフタイプの表示を含んでいる、すなわち、それらはハードハンドオフイベントに応答して、またはドーマントハンドオフイベントに応答して定められた登録要求メッセージがPDSNに送られているかどうかをサポーティングPDSNに示す。
このようにして、ワイヤレス通信網の一実施例では、典型的なPCFはハンドオフタイプ、すなわちハードまたはドーマントハンドオフ、の表示を含むサポーティングPDSNにモビリティ関連登録メッセージを送る。次に、典型的なPDSNは登録イベントに関連するハンドオフのタイプを検出し、パケットデータ接続再ネゴシエーションおよびエージェント・アドバータイズメントをトリガするのに使用するアルゴリズムをモビリティイベントがハードハンドオフであるかドーマントハンドオフであるかを条件とする。
このようにして、本発明の1つ以上の実施例は移動局と多数のパケットゾーンを有するサポーティングワイヤレス通信網間の不要なパケットデータリンク再ネゴシエーションの発生を低減する方法を提供する。このような低減は移動機保存追跡情報と矛盾することのないパケットゾーン追跡情報を維持して、網保存および移動機保存パケットゾーン追跡情報間の不整合の発生を低減するような網の適合に基づくことができる。
このようにして、典型的な方法は移動局に関連するハンドオフ関連メッセージ内に含まれる受信パケットゾーン追跡変数がパケットデータリンクを管理する網ルーティングエンティティにおいて維持される保存されたパケットゾーン追跡変数と整合しないことの決定に応じて定められた移動局に対するパケットデータリンクを再ネゴシエートすることを含んでいる。さらに、この方法はパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答してパケットデータリンクが再ネゴシエートされれば保存されたパケットゾーン追跡変数を移動局の現在のパケットゾーンと整合するように更新するが、パケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答してパケットデータリンクが再ネゴシエートされれば更新しないステップを含んでいる。
非限定的例として、追跡変数はパケットデータサービングノードに関連付けられるパケットゾーン内で動作する移動局のパケットデータリンクを管理する責任のあるPDSN,または網内の同様なルーティングエンティティ、において維持することができる。典型的なcdma2000実施例では、システムはそれによりサポートされる各パケットデータリンクに対してパケットゾーン追跡変数を維持し、さらに異なるパケットゾーンに関連付けられたPCFから送られたA11−登録要求メッセージ(PRQ)内に含まれる、CVSEまたはNVSE値等の、1つ以上のインジケータ値の検査に基づいて、これらのパケットデータリンクを有する移動局を伴うモビリティイベントはハードハンドオフであるかドーマントハードハンドオフであるかを決定する。
もう1つの典型的な実施例では、本発明はパケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して第1の追跡変数を選択的に更新し、かつパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して第2の追跡変数を選択的に更新することにより移動局のパケットゾーン移動を追跡する網内の第1および第2の追跡変数の維持に基づいてパケットデータリンク再ネゴシエーションを低減する方法を含んでいる。移動局のハードハンドオフに対して、パケットデータリンクの再ネゴシエーションは、第1の追跡変数とハードハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいて選択的にトリガされる。移動局のドーマントハードハンドオフに対して、パケットデータリンクの再ネゴシエーションは第2の追跡変数とドーマントハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいて選択的にトリガされる。
前記した方法の典型的な実施例に従って、ハンドオフタイプ(ハードまたはドーマント)の明確な表示が網内のルーティングエンティティ、たとえば、PDSNに通される。デフォルトにより、第2の変数はヌル値に設定されるが、ルーティングエンティティの制御下のパケットゾーン間の移動局の最初のハードハンドオフにおいて、移動局に関連付けられた前のパケットゾーン・ロケーション識別子に設定される。これら第2の変数は、ハードハンドオフに続いてドーマントとなった後で移動局の第1のドーマントハードハンドオフでいつ非ヌルとなるか調べられる、すなわち、リンク再ネゴシエーション・トリガリングに対して評価される。
第2の変数の非ヌル値はクォリフィケーション・タイマによりガードされ、タイマが切れなければ再ネゴシエーションをトリガするが、タイマが切れればトリガしないかを評価するのに使用される。典型的な実施例では、クォリフィケーション・タイマは移動局に対する「全ドーマント」表示の受信に応答して開始される。このようにして、移動局がタイマの寿命内でドーマントハンドオフされると、第2の変数を使用して再ネゴシエーションおよび、随意、フォーリンエージェント・アドバータイズメントをトリガするかどうか決定する。タイマが切れておれば、再ネゴシエーション比較に第1の追跡変数が使用される。
さらに、1つ以上の典型的な実施例では、網はハンドオフ処理の一部としてソース・ツー・ターゲットBSに沿って移動機保存パケットゾーン追跡変数を通すように構成されるBSを含むことができる。このようにして、移動機保存パケットゾーン追跡情報、たとえば、移動機保存PANID値をHHOターゲットBSにおいて受信し、ターゲットPCFに通し、次に、ターゲットPCFからソースPDSNと同じとすることができるターゲットPDSNに通すことができる。このようにして、ターゲットPDSNは移動機保存追跡変数を使用して1つ以上のそれ自体の追跡変数と比較してパケットデータ接続の再ネゴシエーションが必要かどうかを決定することができる。このようにして、移動局の呼が確立されたパケットゾーンのANIDはソース・ツー・ターゲットBSへ通されることにより連続的ハードハンドオフを介して移動局を「追従し」、またターゲットPDSNが使用して同じ移動局を伴う後のドーマントハンドオフイベント中等にリンク再ネゴシエーションが必要かどうかをより確実に決定することができる。
もちろん、本発明は前記した特徴および利点に限定されるものではない。当業者ならば、下記の明細書を読みかつ同じ要素には同じ参照番号が付されている添付図を見れば、本発明のさらなる特徴および利点を認識することができる。
(発明の詳細な説明)
本発明は、パケットデータモビリティ管理の一部として、不要なパケットデータリンク再ネゴシエーションの発生を低減する方法および装置を提供する。本発明の少なくともいくつかの典型的な詳細はcdma2000ベースワイヤレス通信網の状況内で提示されるが、当業者ならば本発明はパケットデータルーティングが1つ以上のパケットデータルーティングゾーンを伴い移動装置がその間を移動する、広帯域CDMA(WCDMA)網等の、他種の網にも有利に応用できることがお判りであろう。
図1には典型的なワイヤレス通信網10が例示されており、それは本発明の1つ以上の実施例に従って構成されており、移動局12をインターネット等の1つ以上のパケットデータ網(PDN)14と通信接続する。検討を容易にするため1つの移動局12しか例示されていないが、網10は任意の定められた時間に潜在的に多数の移動局12をサポートできることを理解しなければならない。
典型的な網10は1つ以上の構内IP網18を介してPDN14に接続される1つ以上のPDSN16を含んでいる。網10は、さらに、1つ以上のPCF20,BSC22,無線基地局(RBS)24、およびMSC26を含んでいる。当業者ならば、網10はホームロケーションレジスタ(HLR)、ビジタロケーションレジスタ(VLR)、アクセス/認証/アカウンティング(AAA)サーバ、等の図示せぬ他のエンティティも含むことができることがお判りであろう。
本発明に関してより興味深いことは、網10が例としてPZ1...PZ4により示す複数の「パケットデータゾーン」内でパケットデータサービスを提供することである。パケットデータトラフィックは各移動局12のパケットゾーン位置に従って網10によりルーティングされる。たとえば、PZ1内の移動局12に対するパケットデータトラフィックはPDSN1,PCF1およびBSC1により処理され、PZ2内の移動局12に対してはPDSN1,PCF2およびBSC2により処理される。
パケットデータサービスをできるようにするために、移動局12および網10はPPPセションを含むことができるパケットデータリンク(PDリンク)を確立し、各PPPセションは1つ以上のパケットデータ「サービスインスタンス」すなわち接続をサポートすることができる。PDリンクの一端は移動局12に論理的に固定され、リンクの他端はサービングPDSN16に固定される。移動局12が網10内のパケットゾーン間を移動する時、また移動局12が網10に出入りする時は必要に応じてリンクを再構成しなければならない。
たとえば、移動局12がPZ1内にPPPセションを確立する場合、そのPDリンクはPDSN1に固定され、PDSN1は移動局のリンクをPZ1に関連付ける「追跡変数」を保存する。特に、本発明に従って、典型的なPDSN16は対応する移動局12を伴うパケットデータモビリティイベントを追跡するのに使用されるPDSN16によりサポートされる各PDリンクに対する1つ以上の追跡変数を保存する。
このようなモビリティイベントは一般的に、パケットデータ呼内でアクティブである間に移動局12がパケットゾーンを変えるハードハンドオフ、およびドーマント状態、すなわち、移動局のPDリンク上の全データ接続がドーマント状態である、間に移動局12がパケットゾーンを変えるドーマントハンドオフを含んでいる。典型的に、ドーマンシはイナクティビティの時間クオリファイド状態である。たとえば、移動局12がそのPDリンクに関連付けられた任意のデータ接続上で定められた時間よりも長く何のパケットデータトラフィックも送受信していなければ、その移動局12はドーマントと見なされる。
従来のパケットデータ網において移動局の「リメンバリング」パケットゾーン位置が知られているが、本発明は網保存追跡変数の更新および使用をより正確に管理することにより不要なPDリンク再ネゴシエーションの発生を低減する。特に、従来の追跡方法とは異なり、本発明の1つ以上の実施例に従った典型的な網は、これらのイベントがハードハンドオフに対応するかドーマントハードハンドオフに対応するかに無関係に、移動局モビリティイベントに応答して1つ以上の網保存追跡変数を選択的に更新する。
更新論理がハンドオフタイプの決定に依存するようにされる少なくとも1つの追跡変数を有することにより、1つ以上の網の保存された追跡変数は移動局に保存された追跡変数と一致したままとされる。網保存および移動機保存追跡変数間の不整合は不要なPDリンク再ネゴシエーションの原因であるため、本発明の方法は網保存および移動機保存追跡変数間の不整合の発生を低減することにより不要な再ネゴシエーションの発生を低減する。
たとえば、図2は本発明に従った典型的な処理論理の一実施例を例示している。図2において、処理は移動局12に対するハンドオフ関連メッセージを受信する定められた移動局12のPDリンクを維持する責任のある網10内のルーティングエンティティにより開始する(ステップ100)。たとえば、PDSN1は移動局12に対するハンドオフ関連メッセージを受信する。
移動局12がPDSN間を移動しかつフォーリンエージェント・アドバータイズメント処理を実施しなければならないような所で、PDリンク再ネゴシエーションが必要であると決定されると、PDリンクは再ネゴシエートされ、必要に応じてエージェント・アドバータイズメント手順が実施される(ステップ102)。アドバータイズメント手順は、たとえば、MIP標準に基づくことができる。
この点において、従来のパケットデータ網とは異なり、本発明に従った網10は移動局12のパケットゾーン位置を追跡するのに使用される1つ以上の網保存追跡変数の選択的更新を行う(ステップ104)。従来の網は典型的に定められた移動局に対するパケットデータモビリティを追跡するパケットゾーン識別子を維持し、移動局がハードハンドオフされるかドーマントハンドオフされるかにかかわらず、移動局の変更されたパケットゾーン関連を反映するようにその識別子を更新する。
前記した状況におけるパケットゾーン追跡に対する典型的なPDSN処理論理を肉付けするのに、図3はPDSN16による追跡変数(「TV」で示す)のヌル値への初期化を示し、定められた移動局12のパケットゾーン関連を追跡するために後で使用される(ステップ110)。この状況において、TVはパケットデータ接続が設定される時に零とされる。次に、PDSN16は移動局12に対するハンドオフ関連メッセージを受信する(ステップ112)。
IS−2000標準に基づくcdma2000網に対する典型的な実施例では、ハンドオフ関連メッセージは移動局12をサポートしている関連するPCF20により送られるA11−登録要求メッセージ(ここでは、「A11−RRQメッセージとして示す」)を含んでいる。
規定されたネットワーク標準に従って、移動局ハンドオフによりトリガされるA11−RRQメッセージは「モビリティイベント・インジケータ」すなわちMEIを含んでいる。定められたA11−RRQ内のMEIの存在は登録メッセージがモビリティイベント、たとえば、関連する移動局のハードまたはドーマントハンドオフに応答することを示している。しかしながら、MEIはPDSN16にハンドオフタイプのいかなる表示も提供しない。ハンドオフ−トリガA11−RRQメッセージはアクセス網識別子(ANID)情報を運ぶNormal Vendor Specific Extension(NVSE)を含んでいる。
もちろん、MEI自体はハードハンドオフモビリティを示す1つの値をとり、ドーマントハンドオフモビリティを示すもう1つの値をとるように定義することができる。利点はA11RRQメッセージに付加インジケータを加える必要性をなくすことであるが、MEIを定義し直すとそのようにMEIを使用するように構成されたPCFとこのような使用を認識するようにされていない従来のPDSN間のコンパチビリティの問題を生じることがある。
いずれの場合も、定められた移動局に対するハンドオフタイプ表示を有するA11−RRQメッセージの受信に応答して、典型的なPDSN16は移動局12に対して確立された既存のPDリンクを有するかどうか確認する。この特定の移動局12に対してPDSN16に既に存在するPDリンクがなければ、PDSN16は移動局12に対するPDリンクを確立する、すなわち、移動局12に対するPPPセションを確立し、必要に応じてモバイルIP登録手順を実施する。さらに、PDSN16は確立されたばかりのPDリンクに追跡変数を割り振り、それをA11−RRQメッセージ内に受信されたCANID値に割り当てる。CANIDはA11−RRQメッセージを送った特定のPCF20を一意的に識別する。追跡変数を設定した後で、処理のこの分岐は終わる。
一方、PDSN16はA11−RRQメッセージを受信して移動局に対して確立されたPDリンクを既に有することを確認すると、PANIDが受信メッセージ内に含まれているかどうかをチェックする(ステップ116)。PANIDが含まれていないか、あるいは含まれているPANIDがゼロであれば、PDSN16は移動局12の前のパケットゾーン位置を識別することができず、そのためメッセージに含まれたCANIDに基づいて、移動局12の(恐らく)新しいパケットゾーン位置を反映するようPDリンクと再ネゴシエートする。PDSN16は必要に応じてエージェントアドバータイズメント手順を実施し、移動局のPDリンクに関連付けられた保存された追跡変数を再ネゴシエートされたリンクを反映するように更新する、すなわち、追跡変数はCANIDに更新される。
しかしながら、非ゼロPANIDがA11−RRQメッセージ内に含まれておれば、PDSN16はそのリンクに対して保存された追跡変数により反映される移動局のPDリンクと関連付けた最後のパケットゾーンを、そのメッセージ内に含まれたPANIDによりA11−RRQメッセージ内に報告された移動局12の最後のパケットゾーンと比較する根拠を有する。このようにして、A11−RRQメッセージが非ゼロPANIDを含む場合、PDSN16は受信したPANIDを保存された追跡変数と比較する(ステップ118)。
保存された追跡変数と受信したPANIDが整合しなければ、PDSN16は前記したようにPDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを実施し、その保存された追跡変数をA11−RRQメッセージ内に受信されたCANIDと整合するように更新する。このようにして、PDSNの不整合追跡変数は移動局12の現在のパケットゾーン位置を正確に反映する。
しかしながら、保存された追跡変数が受信したPANIDと一致しなければ、PDSN16はPDリンクと再ネゴシエートせず、A11−RRQメッセージを生じるモビリティイベントのタイプの評価に基づいて保存された追跡変数を更新すべきかどうかを決定する(ステップ120)。本発明の一実施例では、PCF20はそれらにより送信されたA11−RRQメッセージ内のハンドオフタイプの表示を含むように構成され、受信PDSN16は定められた移動局12を伴う定められたモビリティイベントがハードハンドオフに対応するかドーマントハンドオフに対応するかを決定することができる。
典型的な実施例では、PCF20はハンドオフ関連モビリティイベントに応答してそれらにより関連するPDSNに送信されたA11 RRQメッセージ内のハンドオフタイプ、すなわち、ハードまたはドーマントの表示を含むように構成される。このようにして、典型的なPCFは「ハンドオフタイプインジケータ」すなわちHTIを含むように構成され、それは受信PDSN16において処理してハンドオフタイプを識別することができる。このようにして、典型的なPDSN16は、たとえば、メッセージ内にMEIが含まれることの認識に基づいて受信A11−RRQメッセージを移動局モビリティイベントに関連付けられるものとして識別し、さらに、含まれたHTIを調べて関係するハンドオフのタイプを識別するように構成される。たとえば、第1の値に設定されたHTIはドーマントハンドオフを示し、第2の値に設定されたHTIハードハンドオフを示す。このようにして、HTI=1(または2)はハードハンドオフを意味し、HTI=2(または1)はドーマントハンドオフを意味する。もちろん、他のインジケータ値を選択することができ、重要なのはPDSN16がモビリティイベントハンドオフタイプ間を区別できるようにする何かを受信することである。
移動局12は一般的に保存されたパケットゾーン追跡変数をハンドオフ操作の一部として更新せず、ドーマントになったらこのような情報を更新するのを待ち、A11−RRQメッセージはハードハンドオフ・モビリティイベントに対応することをHTIが示す場合、PDSN16は同様にその保存された追跡変数を更新しない。一方、A11−RRQメッセージがドーマントハンドオフに対応すると決定すると、PDSN16は移動局の更新されたパケットゾーン位置を反映するように追跡変数を更新する。
このようにして、網保存追跡変数の更新はハードハンドオフ中に移動局の追跡変数の延期更新と同様に延期される。そのため、PDSN保存追跡変数は移動機保存追跡変数と同期されたままである。
図4は図3の典型的なPDSNベース処理論理に対応する典型的なPCFベース処理論理を例示している。サポーティングPDSN16へ送信するハンドオフ関連A11−RRQメッセージの発生に関して、典型的なPCF20はPANIDフィールドをPCFの関連BSC22から受信したA9−Setup−A8メッセージ内に受信されたANID IEに等しく設定し、メッセージ内にANID拡張が含まれていなければ、PCF20はPANIDフィールドを「0」に設定する(ステップ130)。処理は継続してPCF20はCANIDメッセージフィールドをPCF自体のANIDに設定し(ステップ132)、モビリティイベントが移動局12のハードハンドオフに対応すればHTI値を「2」に設定し、モビリティイベントが移動局12のドーマントハンドオフに対応すれば「1」に設定する(ステップ134)。このように構成されたメッセージにより、PCF20はA11−RRQメッセージをPDSN16へ送る(ステップ136)。
もちろん、前記した処理はHITをその適切な値に設定する典型的な機構を説明することを認識しなければならない。すなわち、典型的なPCF20は利用可能な情報および/または他のメッセージを使用してハンドオフタイプを任意数の方法で決定することができる。
図3に示す処理論理により確立される典型的なフレームワークに続いて、図5は第1および第2の追跡変数が確立されたPDリンクに対して維持されるPDSNベース処理論理を示す。必要に応じてその動きに応答してPDリンクと選択的に再ネゴシエートする目的で、対応する移動局のパケットデータ移動を追跡するために2つの変数が使用される。
概して、処理は確立されたPDリンクを有する移動局12のパケットゾーン移動を追跡する網内の第1および第2の追跡変数を維持するPDSN16により開始する。追跡変数はパケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答する第1の追跡変数の選択的更新、およびパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答する第2の追跡変数の選択的更新に基づいて維持される(ステップ140)。
移動局12のハードハンドオフに対して、PDSN16は第1の追跡変数とハードハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局12に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガする(ステップ142)。移動局12のドーマントハンドオフに対して、PDSN16は第2の追跡変数とドーマントハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局12に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガする(ステップ144)。
同様に、少なくとも1つの追跡変数の更新はその保存されたPZID情報の移動局の更新と一致して行うことができる。その方法は移動局12がハードおよび/またはドーマントハンドオフの特定の組合せを適用される時に生じることがある移動機保存および網保存追跡情報の比較における誤った不一致の発生を低減する。
図6は変数の1つのテストに時間クオリフィケーションが使用される状況における、同様な2変数追跡論理を示す。この実施例を以下に概説し、後で詳細を示す。
それとPDSN16との間にPDリンクが確立された時に移動局12の現在のパケットゾーン識別子(CANID)と整合するように第1の追跡変数が初期化され、第2の追跡変数は「ヌル」値に初期化される(ステップ150)。既存のPDリンクを有する、移動局12に対するハンドオフ関連メッセージの受信に応答して、PDSN16はハンドオフタイプを決定し(ステップ152)、PDリンクと選択的に再ネゴシエートして保存された追跡変数を次のように更新する。
ハードハンドオフに対して、ハンドオフ関連メッセージ内に含まれる前のパケットゾーン識別子が網において移動局12に対して保存された第1の追跡変数と整合しなければ、PDSN16はパケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、ハンドオフ関連メッセージ内に含まれる現在のパケットゾーン識別子と整合するように第1の追跡変数を更新し、非ヌルであれば第2の追跡変数を前のパケットゾーン識別子と整合するように更新する(ステップ154)。言い換えれば、HHOに対して、受信A11−RRQメッセージ内に含まれるPANIDがPDSN16において保存された第1の追跡変数のANID値と整合しなければ、リンクは再ネゴシエートされ、第1の追跡変数はメッセージ内に受信されたCANICへ更新され、第2の追跡変数は(非ヌルであれば)受信PANIDに更新される。
ドーマントハンドオフ・モビリティイベントに対して、クオリフィケーションタイマが切れておらず、かつハンドオフ関連メッセージ内に含まれる前のパケットゾーン識別子が第2の追跡変数と整合しなければ、PDSN16はパケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、第1の追跡変数を現在のパケットゾーン識別子と整合するように更新し、第2の追跡変数をヌルにリセットする(ステップ156)。さらに、ドーマントハンドオフ・モビリティイベントに対して、クオリフィケーションタイマが切れておれば、それは第2の追跡変数をヌルにリセットし、さらに、第1の追跡変数が現在のパケットゾーン識別子と整合しなければ、PDSN16はパケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、第1の追跡変数を現在のパケットゾーン識別子に更新する。
図7は対応する典型的なPCFベース処理論理を例示している。前記したように、A9−Setup−A8メッセージ内の関連するBSC22から受信したANID、または、基地局からANID値が受信されない場合は「0」へのPANIDフィールドの設定に基づいて、PCF20はそれにより発生されるA11−RRQメッセージ内にANID NVSEを含んでいる(ステップ160)。さらに、PCF20はCANIDフィールドをそれ自体のANIDへ設定し(ステップ160)、次に、HHOに対してはHTIを「2」に設定し、DHOに対しては「1」に設定することによりハンドオフタイプを表示する(ステップ162)。
明確な表示(HTI=2)をPDSN16へ通すことにより、PDSN16はモビリティイベントをハードハンドオフとして識別することができる。特に、前記論理内で、「TV2」として示す第2の追跡変数が定義される。TV2はデフォルトによりヌル値であるが、HHO処理の一部としてA11−RRQメッセージ内に受信されたPANIDに設定される(すなわち、HTI=2)。TV2がリンク再ネゴシエーションをトリガする基準としてテストされる唯一の時間は、前のハードハンドオフに続いて移動局がドーマントとなった後で、それが第1のドーマントハンドオフ上で非ヌルである時である。言い換えれば、TV2は非ヌル値であると、PDSNが移動局のPDリンクに対する「オールドーマント」インジケータを受信した後でHT=1インジケータを含む第1のA11−RRQメッセージの受信に応答してPDリンク再ネゴシエーションをトリガする基準として使用される。このようなインジケータはPDリンクに関連付けられた各データ接続に対するイナクティビティ・タイマがタイムアウトしている後に受信されるか、あるいは他のドーマンシ検出機構に応答して受信される。
もちろん、明確なHTIの使用はPDSN16にハンドオフタイプ情報を通すのに適したいくつかの機構の1つにすぎないことを理解しなければならない。したがって、当業者ならばA11−RRQメッセージ発生におけるHTIの使用は代表的なものであって、本発明の側面を限定するものではないことを理解しなければならない。
いずれの場合も、非ヌル値TV2は前記したクオリフィケーション・タイマにより保証され、PDSN16はオールドーマント・インジケータの受信に応答してタイマがリセット/始動されるように、また秒、分等で規定される制御された時限寿命を有するようにそれを維持することができる。このようにして、クオリフィケーション・タイマの時限寿命内でドーマントハンドオフが行われ、かつTV2値が予め非ヌル値に設定されておれば、TV2はPDリンクを再ネゴシエーションすべきかどうかを決定する基準として使用される。
図8は前記した2変数、タイマベース処理論理をより詳細に説明する。この典型的な処理論理により提供されるアルゴリズムはモビリティイベント・ハンドオフタイプの決定において追跡変数更新および/またはPDリンク再ネゴシエーション/エージェントアドバータイズメントを調節する。典型的な処理はPDSN16とのパケットデータ接続を有する、または確立する、移動局に対するA11−RRQメッセージの受信に応答してトリガされる。
処理は、たとえば、呼設定においてPDSN16により追跡変数TV1およびTV2をヌル値に初期化して開始する(ステップ170)。ANID NVSEを有するA11−RRQメッセージを受信すると(ステップ172)、PDSN16は次のように典型的な処理論理を遂行する。(1)移動局12に対するPDリンク(PPPセション)が存在すれば、処理は(2)にスキップし、さもなくば、PDSN16は移動局12に対するPDリンクを確立し、MIP登録を実施し、TV1を受信CANIDに設定し、メッセージのHTI=2であればTV2を受信PANIDに設定する、すなわち、受信A11−RRQメッセージを生じるモビリティイベントがハードハンドオフであれば仮追跡変数TV2は受信PANIDに設定される(ステップ174)。
PDSN16が(2)にスキップすると、処理は継続して(ステップ176)A11−RRQメッセージ内でPANIDが受信されたかどうかが確認され、そうであれば、そのPANIDは非ゼロ値を有するかどうかが確認される。両方の条件が満たされれば、処理は(3)にスキップし、そうでなければ、PDSN16はPDリンクと再ネゴシエートし、必要に応じてエージェント・アドバータイズメント手順を実施し、TV1を受信CANIDに設定し、クオリフィケーション・タイマが切れていなければ(作動中)、PDSN16はタイマを停止させてTV2をヌル値にリセットする。そこで処理はエグジットする。
PDSN16が(3)にスキップすると、処理は継続して(ステップ178)受信A11−RRQメッセージ内に含まれるHTIおよびクオリフィケーション・タイマの状態が評価される。HTI=1(DHOを示す)でありかつタイマが働いておれば、PDSN16はタイマを停止させて(4)へスキップし、HTI=1であってタイマが働いていなければ、PDSN16は(5)へスキップし、HTI=2(HHOを示す)であれば、PDSN16は(6)へスキップする。
PDSN16が(4)にスキップすると、処理は継続して(ステップ180)PDSN16はTV2が受信PANIDに等しいかどうかを評価する。TV2がPANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、TV2をヌルにリセットし、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
PDSN16が(5)にスキップすると、処理は継続して(ステップ182)PDSN16はTV2をヌルにリセットし、TV1が受信PANIDに等しいかどうかを評価する。TV1がPANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
PDSN16が(6)にスキップすると、処理は継続して(ステップ184)PDSN16はTV2がヌルであるかどうかを評価する。そうであれば、PDSN16はTV2を受信PANIDにに設定する。さらに、TV1が受信PANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
このようにして、前記した論理に従って、PDSN16は移動局12の現在のパケットゾーン位置に初期化される第1の変数(TV1)、およびヌル値に初期化される第2の変数(TV2)を維持する。次に、TV2はPDSN16に関する移動局の最初のハードハンドオフに応答して、移動局12の変化したパケットゾーン位置に整合するように更新される。次に、TV2の値を使用して、PDSN16の元で移動局12が最初にドーマントとなる時に開始される、クオリフィケーション・タイマにより課される時間クオリフィケーションを受ける、PDSN16の元で呼が終わる後で移動局12の最初のドーマントハンドオフに対してPDリンク再ネゴシエーションが必要であるかどうかテストされる。全ての場合において、TV1は移動局のPDリンクとの再ネゴシエーションに応答して移動局12に関連付けられたCANIDを反映するように更新される。
前記した処理により不要なPDリンク再ネゴシエーションの発生がどのように低減されるかを理解するために、移動局12はPDSN1の下にあるBSC3の下でパケットデータ呼を発信し、次に、PDSN2の下のBSC4にハードハンドオフを行う状況について考える。ハードハンドオフの完了後、PDSN2は前記したアルゴリズムを実行してPDリンク再ネゴシエーションを正しく実施する。
さらに、PDSN2は移動局のPDリンクに対して保存するTV2変数をハードハンドオフイベントに関して発生されたA11−RRQメッセージ内に受信されたPANIDに設定する。ここで、PANIDはPCF4によりハンドオフ要求メッセージ内でBSC4により受信されたANIDに設定されたことを憶えておかなければならない。このようにして、PDSN2により受信されたPANIDはBSC4/PCF4によりハードハンドオフイベントの一部として正しい値(すなわち、BSC3 ANID)に設定されている。そのため、PDSN2において保存されたTV2の値は移動局12内に保存されたPANID値の正しい反映であり、移動局12がBSC4/PCF4の下でドーマントとなると(すなわち、PZ4内でドーマントとなる)、移動局発信に応答してPDSN2により受信されたPANIDはPDSN2により保存されたTV2値に整合する。この整合は不必要なPDリンク角ネゴシエーションを避ける。
図9は前記した方法の典型的なバリエーションを例示しており、PDSN16は再びTV1およびTV2をヌル値に初期化する(ステップ190)。次に、ANID NVSEを含むA11−RRQメッセージの受信に応答して(ステップ192)、PDSN16が継続され(ステップ194)、(1)PDSN16において移動局12に対する既存のPDリンクがあるかチェックされる。あれば、処理は(2)にスキップする。そうでなければ、PDSN16はPDリンクと再ネゴシエートしかつ必要に応じてエージェント・アドバータイズメントを実施し、TV1を受信CANIDに設定する。
PDSN16が(2)にスキップすると、処理は継続して(ステップ196)A11−RRQメッセージ内にPANIDが受信されたかどうかが確認され、そうであれば、そのPANIDが非ゼロ値を有するかどうかが確認される。両方の条件が満たされると処理は(3)にスキップし、そうでなければ、PDSN16はPDリンクと再ネゴシエートし、必要に応じてエージェント・アドバータイズメントを実施し、TV1を受信CANIDに設定し、TV2をヌル値にリセットする。次に、処理はエグジットする。
PDSN16が(3)にスキップすると、処理は継続して(ステップ198)A11−RRQメッセージ内に含まれるHTIが評価される。HTI=2(HHOを示す)であれば、PDSN16は(4)にスキップし、HTI=1であればPDSN16は(5)にスキップする。
PDSN16が(4)にスキップすると、処理は継続して(ステップ200)PDSN16はTV2がヌルであるかどうかを評価する。そうであれば、PDSN16はTV2をTV1に等しく設定する。TV2が受信PANIDに等しくなければ、PDSN16はPDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始し、TV2を受信CANIDに設定して、処理はエグジットする。
PDSN16が(5)にスキップすると、処理は継続して(ステップ202)PDSN16はTV1が受信PANIDに等しいかどうかを評価する。そうでなければ、PDSN16はPDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始し、TV1を受信CANIDに設定し、TV2をヌルに設定し、処理はエグジットする。
前記した処理は図8に示したものと同じであるが、クオリフィケーション・タイマは使用されず、さらに、いつTV2が更新および/またはヌル値にリセットされるかについていくつかのバリエーションがある。もう1つの同様な2変数追跡方法では、基地局、たとえば、BSC22は不要PDリンク再ネゴシエーションの発生を低減するのに使用される第3の網保存追跡変数を保持するのに使用される。
すなわち、典型的な網10はパケットデータ呼設定に対応するパケットゾーン位置識別子(たとえば、ANID)を「捕捉し(capture)」、次に、ハードハンドオフ処理の一部としてそのANID値をソースBSCからターゲットBSCに沿って「通す(pass)」BSC22を含んでいる。そのため、典型的なBSC22はBS_TVとそれ自体の(ソース)ANIDをハードハンドオフの一部として通す。対照的に、ハードハンドオフ処理への従来のBSCアプローチでは、ソースBSCがそれ自体のANIDだけをターゲットBSCへ通す。
呼設定に関連付けられたANID値を通すことにより、網は呼設定において移動局12により保存された同じ値を回す。このようにして、移動局12は後続ハードハンドオフを通してその値を保持するため、BSC22からBSC22へ通される値は移動機保存追跡情報と一致したままである。BSC通過情報により、一連のハードハンドオフ内で移動局を受信する最後のPCF20は、呼が発信されたパケットゾーン位置に対応するANIDを得る。このようにして、移動局12はその最後のPCF20のパケットゾーン内でドーマントとなると、呼設定時にそれにより保存されたANIDを含む発信メッセージを送り、それは最後のハードハンドオフの一部としてサポーティングPDSN16により予め得られたBSC・ツー・BSC通過AND値と整合する。下記の処理はこの方法の典型的な実施例について説明する。
図10に示す典型的な処理において、ソースBSC22は基地局仮変数(BS_TV)をヌル値に初期化する(ステップ210)。移動局12がBSC22を介してパケットデータセションを確立すると、BSC22はBS_TVをそれ自体のANIDに設定する(ステップ212)。(BSC22はパケットデータ接続を有するその移動局12と同数のBS_TVを維持することができる)。次に、移動局のパケットデータセションがクリアされてドーマントになると、BSC22は対応するBS_TVをヌル値に設定する(ステップ214)。
しかしながら、BSC22が移動局のアクティブパケットデータセションをハードハンドオフでもう1つのBSC22へ転送する場合、それは、A1 Handoff Required/Handoff Requestメッセージを使用するサポーティングMSC26を介して、移動局に対するBS_TVをターゲットBSC22へ送る(ステップ216)。このようにして、非ヌルBS_TVがソースBSCからターゲットBSCへ通される。ターゲットBSC22は移動局12に対するそのBS_TVをソースBSCからのBS_TVに設定し、ターゲットBSCはその関連するPCFへのA9−SETUP−A8メッセージ内にBS_TVを含むようになる。
次に、図11に示すように、ターゲットBSC22からの前記したA9−SETUP−A8メッセージの受信に応答して、関連するPCF20が移動局12に対する対応するA11−RRQメッセージを発生する時、それはANID NVSEを含み、PANIDフィールドはターゲットBSC22から受信されるANID IEに設定される。それは、さらに、メッセージCANID値をそれ自体のANIDに設定する(ステップ220)。さらに、ハードハンドオフに対して、PCF20はA11−RRQメッセージ内にBS_TV値を含む。この状況において、NVSEとして包含されるBS_TVはターゲットPDSN16へのハードハンドオフのインプリシット表示として働くため、エクスプリシットHTIを使用する必要がない。
図12はBSC22における第3の追跡変数の使用、すなわち、NVSEにより包含されるBS_TVの使用、を実現する典型的なPDSN処理論理を例示しており、図8に示すものと同じである。処理はPDSN16により追跡変数TV1およびTV2をヌル値に初期化させて開始する(ステップ230)。ANID NVSEを有するA11−RRQメッセージを受信すると(ステップ232)、PDSN16は次のように典型的な処理論理を遂行する。(1)移動局12に対するPDリンク(PPPセション)が存在すれば、処理は(2)へスキップする、そうでなければ、PDSN16は移動局12に対するPDリンクを確立し、MIP登録を実施し、TV1を受信CANIDに設定し、A11−RRQメッセージ内に受信されると、TV2をBS_TV ANIDに設定し、エグジットする(ステップ234)。
PDSN16が(2)にスキップすると、処理は継続して(ステップ236)A11−RRQメッセージ内でPANIDが受信されたかどうか確認され、そうであれば、そのPANIDは非ゼロ値を有するかどうか確認される。両方の条件が満たされれば、処理は(3)にスキップし、そうでなければ、PDSN16はPDリンクと再ネゴシエートし、必要に応じてエージェント・アドバータイズメント手順を実施し、TV1を受信CANIDに設定し、クオリフィケーション・タイマが切れていなければ(作動中)、PDSN16はタイマを停止してTV2をヌル値にリセットする。
PDSN16が(3)にスキップすれば、処理は継続して(ステップ238)A11−RRQメッセージがBS_TVNSE内に含まれるかどうか評価され、さらに、クオリフィケーション・タイマが作動中かどうか確認される。BS_TVが受信されておらずかつタイマが作動中であれば、PDSN16はタイマを停止して(4)へスキップし、BS_TVは受信されておらずタイマも作動中でなければ、PDSN16は(5)へスキップし、A11−RRQメッセージ内でBS_TVが受信されておれば、PDSN16は(6)へスキップする。
PDSN16が(4)にスキップすれば、処理は継続して(ステップ240)PDSN16はTV2が受信PANIDに等しいかどうか評価する。TV2がPANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、TV2をヌルにリセットし、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
PDSN16が(5)にスキップすれば、処理は継続して(ステップ242)PDSN16はTV2をヌルにリセットし、TV1が受信PANIDに等しいかどうか評価する。TV1がPANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
PDSN16が(6)にスキップすれば、処理は継続して(ステップ244)PDSN16はTV2がヌルであるかどうか評価する。そうであれば、PDSN16はTV2を受信BS_TVに設定する。さらに、TV1が受信PANIDに等しくなければ、PDSN16はTV1を受信CANIDに設定し、PDリンク再ネゴシエーション/エージェント・アドバータイズメントを開始して、処理はエグジットする。
前記したシナリオの状況において、パケットデータ呼がBSC1/PCF1/PDSN1を使用して最初に設定される場合について考える。ここでは、ANID値の最も単純な例として、BSC1はMS ANID=「1」をそのBS_TV値として保存する。BSC1からBSC2へのハードハンドオフにおいて、BS_TV値はBSC2に通され、それは次にPCF2へ転送され、対応するA11_RRQメッセージ内のPDSN1へ送られる。このようにして、PDSN1はTV2をBSC1により設定されるMS ANIDの値に初期化する。たとえば、BSC2からBSC4への後続ハードハンドオフの進行につれて、MS ANID値はBSC4へ通され、最後に、PDSN2へ通される。この点において、PDSN2はTV2をMS ANID値(すなわち、BSC1 ANID)に初期化し、それは移動局12がそのパケットデータ呼を確立したオリジナルBSCを正確に反映するPANID値をそのPDSN2が保存することを意味する。
注目すべきは、移動局12は一連のハードハンドオフを通してその追跡値を更新していないため、まだBSC1 ANIDを保存していることである。このようにして、移動局12はPZ4内でドーマントとなると、その保存されたパケットゾーン識別子とPZ4内でブロードキャストされるパケットゾーン識別子間の不整合を認識する。その不整合の認識に応答して、移動局12はPANID=BSC1 ANIDを有する発信メッセージを送る。そのPANIDは最後にPDSN2に通され、そこでPPPリンク再ネゴシエーションが必要かどうか判断するのに使用される。前記処理論理は、ハードハンドオフ中に通された、BS_TVによりPDSN2にBSC1 ANIDを提供するため、PDSN2に保存されたPANID値(すなわち、TV2値)は移動局12から受信したPANIDと整合し、ドーマントハンドオフ・イベントは不要なPPPリンク再ネゴシエーションをトリガしない。
このようにして、前記論理に従って、PDSN16は移動局12の現在のパケットゾーン位置に初期化される第1の変数(TV1)、およびにヌル値に初期化される第2の変数(TV2)を維持する。次に、PDSN16に対する移動局の最初のハードハンドオフに応答して、TV2は移動局12の変更されたパケットゾーン位置に整合するように更新される。次に、TV2の値を使用して、移動局12がPDSN16の元で最初にドーマントとなる時に開始される、クオリフィケーション・タイマによる時間限定が課される、PDSN16の元の移動局12の最初のドーマント・ハードハンドオフに対してPDリンク再ネゴシエーションが必要かどうかテストされる。いずれの場合も、TV1は移動局のPDリンク再ネゴシエーションに応答して移動局12に関連付けられたCANIDを反映するように更新される。
前記したようにBSC22における追跡変数保存を実現することにより、その下で移動局12がパケットデータ呼を確立または再活性化するBSCのANIDは1つ以上の後続BSCを介して移動局12のハードハンドオフに「追従する」ようにすることができる。このようにして、ハードハンドオフで移動局12を受信するPDSN16はハードハンドオフのチェーンを開始したBSCのANIDを保存することができる。そのANIDはパケットデータ呼がアクティブである間に移動局自体により保持されるものであるため、移動局12による最初のドーマンシ関連発信はハードハンドオフの連続を介して移動局12に追従したBSC-to-BSC転送ANIDに整合するANID情報を含んでいる。
このような全ての実施例を考慮して、図13は本発明に従ったいくつかの考えられる典型的な追跡変数およびANID情報フローを例示している。前記したように、PDリンクは移動局12およびPDSN16によりそれぞれの端部に固定されることが判る。ドーマントハンドオフにおいて生じるような移動局12からの発信(または、エンハンスト発信)メッセージに対して、モバイル記憶パケットゾーン追跡変数に基づくPANID情報が反転BSC22およびPCF20を介してPDSN16に流れる。ハードハンドオフイベントに対して、移動局12に対するPANID情報は一般的にソースBSCからターゲットBSCへ直接通されるか、あるいは関連するMSCを介して間接的に通される。
いずれの場合も、典型的なPDSN16は1つ以上の保存された追跡変数を受信PANID情報との比較の基礎として使用し、前記した典型的な実施例では、PDSN16はその保存された情報を選択的更新およびチェック手順で使用して不要なPDリンク再ネゴシエーションを回避する。図14は、必要に応じて、ここで検討された典型的な実施例のいずれかに従って、または当業者ならばお判りのそのバリエーションに従って本発明を実施するように構成することができるPDSN16,PCF20,およびBSC22に対する典型的な機能的回路構成を例示している。
そのために、PCF16はルーティング/インターフェイス回路30、およびリンク制御回路32を含み、それはPDSN16によりサポートされる各PDリンクに対して前記した変数保存および選択的更新プロセスを実施するように構成される1つ以上のマイクロプロセッサその他の論理回路を含むことができる。ここに記述された典型的な処理はハードウェア、ソフトウェア、またはその任意の組合せで実施できることを理解しなければならない。たとえば、リンク制御回路32はここに記述された典型的なPDSNベースパケットゾーン追跡を利用するプログラム命令を実行するように構成された1つ以上のマイクロプロセッサ回路を含むことができる。
さらに、本発明を支援するために、典型的なPCF20は無線パケット(RP)インターフェイス回路34、および登録制御回路36を含んでいる。この状況において、登録制御回路36は典型的なA11−RRQメッセージ発生を実施してPDSN16にメッセージ発生を生じるハンドオフタイプのエクスプリシットまたはインプリシット表示を与えるように構成される1つ以上の処理回路を含んでいる。
同様に、典型的なBSC22は通信制御およびインターフェイス回路38、およびハンドオフ制御回路40を含んでいる。この状況において、ハンドオフ制御回路40は本発明の実施例に従って典型的な一時的変数保存を実施するように構成される1つ以上の処理回路を含んでおり、BSCはPDSN16により使用されるA11−RRQメッセージ内に含むことができる第3の追跡変数に対する記憶装置を提供する。
当業者ならば、図14は本発明を支援するPDSN16,PCF20およびBSC22における処理回路の典型的な機能的構成を提供するが、これらの網エンティティは実際のインプリメンテーションでは極めて複雑になりうることを理解しなければならない。事実、このようなエンティティのインプリメンテーションアーキテクチュアはさまざまな装置ベンダーにより採用される特定の設計に従って変動する。
したがって、他の機能的インプリメンテーションおよび他の回路構成をここに記述された典型的な方法を実施するように構成できることを理解しなければならない。それゆえ、本発明はここに示す構成に限定されるものではない。事実、本発明は任意の図面または前記検討により限定されるものではなく、特許請求の範囲およびそれらに正当に対応するものによってのみ限定される。
本発明の1つ以上の実施例に従って構成された典型的なワイヤレス通信網の線図である。 本発明の1つ以上の実施例に従った網ルーティングエンティティ、たとえば、PDSN、に対する典型的な処理論理の線図である。 単一の、選択的に更新される追跡変数を使用してパケットデータリンク再ネゴシエーションを管理するPDSNに対する典型的な処理論理の線図である。 図3のPDSN処理を補足するPCFに対する典型的な処理論理の線図である。 2つの選択的に更新される追跡変数を使用してパケットデータリンク再ネゴシエーションを管理するPDSNに対する典型的な処理論理の線図である。 タイマ・クオリフィケーションされる2つの選択的に更新される追跡変数を使用してパケットデータリンク再ネゴシエーションを管理するPDSNに対する典型的な処理論理の線図である。 図5および6のPDSN処理を補足するPCFに対する典型的な処理論理の線図である。 図5に対応する典型的な処理論理詳細の線図である。 図5に対応する別の典型的な処理論理詳細の線図である。 BSCが移動局に対する典型的なパケットゾーン追跡変数を使用する、それぞれ、BSCおよびPCFに対する典型的な処理論理詳細の線図である。 BSCが移動局に対する典型的なパケットゾーン追跡変数を使用する、それぞれ、BSCおよびPCFに対する典型的な処理論理詳細の線図である。 図10および11の処理を補足するPDSNに対する典型的な処理論理の線図である。 本発明の1つ以上の実施例の状況における典型的なパケットゾーン識別子(ANID)情報フローおよび追跡変数記憶装置の線図である。 本発明の1つ以上の実施例に従った、PDSN,PCFおよびBSCに対する典型的な機能的処理回路の線図である。

Claims (41)

  1. 複数の移動局とのパケットデータ接続をサポートし、網と移動局に対してそれぞれパケットゾーン追跡変数を設け、かつ網のパケットゾーン間のその移動局の移動を伴うモビリティイベントがハードハンドオフに対応するかドーマントハンドオフに対応するかの決定に基づいて網に対する追跡変数と移動局に対するパケットゾーン追跡変数との不整合を低減することでパケットデータサービングノード(PDSN)により維持されるパケットデータ接続の定められた移動局に対する再ネゴシエーションを低減するように構成されたパケットデータ・サービングノードを含むワイヤレス通信網。
  2. 請求項1に記載の網であって、さらに、モビリティイベントに応答して登録メッセージをパケットデータ・サービングノードへ送り、かつ定められたモビリティイベントがハードハンドオフに対応するかドーマントハンドオフに対応するかを決定するのにPDSNにおいて使用されるハード/ドーマント・ハンドオフタイプ表示を前記登録メッセージ内に含めるように構成されたパケット制御機能を含む網。
  3. 請求項2に記載の網であって、新しいパケットデータ接続が定められた移動局に対して確立されたら対応するパケットゾーン追跡変数を基地局コントローラ自体のアクセス網識別子へ送り、定められた移動局が他の基地局コントローラからハードハンドオフにより受信されたら対応するパケットゾーン追跡変数をもう1つの基地局コントローラから得られた受信値に設定するように構成された基地局コントローラを含む網。
  4. 請求項3に記載の網であって、基地局コントローラは、定められた移動局の前のパケットゾーン位置が受信値から得られるように、受信値をハードハンドオフによる定められた移動局の受信の一部としてPCFへ通すように構成されている網。
  5. 複数のパケットゾーンを有するワイヤレス通信網と移動局間の不要なパケットデータリンク再ネゴシエーションの発生を低減する方法であって、
    移動局に関連付けられたハンドオフ関連メッセージ内に含まれる受信パケットゾーン追跡変数がパケットデータリンクを管理する網ルーティングエンティティにおいて維持される保存されたパケットゾーン追跡変数と整合しないことの決定に応答してパケットデータリンクと再ネゴシエートするステップと、
    パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して再ネゴシエートされれば移動局の現在のパケットゾーンに整合するようにパケットゾーン追跡変数を更新するが、パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して再ネゴシエートされれば更新しないステップと、
    を含む方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して再ネゴシエートされる場合には保存されたパケットゾーン追跡変数を更新するが、パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して再ネゴシエートされる場合には更新しないステップは、ハンドオフ関連メッセージがドーマントハンドオフを示し、かつパケットデータリンクがハンドオフ関連メッセージの受信に応答して再ネゴシエートされる場合には保存されたパケットゾーン追跡変数を更新するステップを含む方法。
  7. 請求項6記載の方法であって、ルーティング・エンティティは網内にパケットデータ・サービングノードを含み、ハンドオフ関連メッセージはパケットデータ・サービングノードへの網内のパケット制御機能から送られた登録要求メッセージを含み、前記パケット制御機能はパケットデータ・サービングノードを移動局とのワイヤレス通信において無線アクセス網に通信接続する方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、さらに、パケットデータ・サービングノードにおいて、定められたモビリティイベントがハードハンドオフ・イベントであるかドーマントハンドオフ・イベントであるかを登録要求メッセージ内の1つ以上のインジケータの評価に基づいて決定するステップを含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、パケット制御機能において、移動局に通信接続される基地局からパケット制御機能へ送られるハンドオフ関連メッセージに応じて、ドーマントハンドオフ・イベントを表示するまたはハードハンドオフ・イベントを表示する1つ以上のインジケータを設定するステップを含む方法。
  10. ワイヤレス通信網において使用するシステムであって、前記システムはパケットデータ・サービングノードおよび網とのパケットデータリンクを有する移動局間の不要なパケットデータリンク再ネゴシエーションを低減するように構成された1つ以上の制御回路を含むパケットデータ・サービングノードを含み、前記1つ以上の制御回路は、
    移動局に関連付けられたハンドオフ関連メッセージ内に含まれる受信パケットゾーン追跡変数がパケットデータ・サービングノードにおいて維持される保存されたパケットゾーン追跡変数と整合しないことの決定に応答してパケットデータリンクと再ネゴシエートし、
    パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して再ネゴシエートされる場合には、移動局の現在のパケットゾーンに整合するようにパケットゾーン追跡変数を更新するが、パケットデータリンクがパケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して再ネゴシエートされる場合には更新しない、
    ように構成されるシステム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは、さらに、移動局とのパケットデータリンクの再ネゴシエーションに応答してフォーリンエージェント・アドバータイズメントを呼び出すように構成されるシステム。
  12. 請求項10に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードはハンドオフ関連メッセージがドーマントハンドオフを示し、かつパケットデータリンクがハンドオフ関連メッセージの受信に応答して再ネゴシエートされる場合には保存されたパケットゾーン追跡変数を更新するように構成されるシステム。
  13. 請求項12に記載のシステムであって、さらに、ハンドオフ関連メッセージをパケットデータ・サービングノードに送るように構成され、かつ、ハンドオフ関連メッセージ内に含まれてハンドオフ関連メッセージが移動局のハードハンドオフに対応するか移動局のドーマントハンドオフに対応するかをパケットデータ・サービングノードに表示する1つ以上のメッセージインジケータを設定するように構成されるパケット制御機能を含むシステム。
  14. 請求項13に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードはパケット制御機能により設定された1つ以上のメッセージインジケータの評価に基づいて、パケット制御機能から受信したハンドオフ関連メッセージが移動局のドーマントハンドオフに対応するか、移動局のハードハンドオフに対応するかを決定するように構成されるシステム。
  15. 複数のパケットデータゾーンを有するワイヤレス通信網と移動局間のパケットデータリンク再ネゴシエーションを低減する方法であって、前記方法は、
    パケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して第1の追跡変数を選択的に更新し、パケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して第2の追跡変数を選択的に更新することにより移動局のパケットゾーン移動を追跡する第1および第2の追跡変数を網内に維持するステップと、
    移動局のハードハンドオフに対して、第1の追跡変数とハードハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガするステップと、
    移動局のドーマントハンドオフに対して、第2の追跡変数とドーマントハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガするステップと、
    を含む方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、さらに、第1の追跡変数を移動局に関連付けられた現在のパケットゾーン識別子へ初期化し、第2の追跡変数をヌル値に初期化するステップを含む方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、さらに、移動局のハードハンドオフに対して、第2の追跡値が非ヌルであれば移動局に関連付けられた現在のパケットゾーン識別子と整合するように第2の追跡変数を設定するステップを含む方法。
  18. 請求項15に記載の方法であって、移動局のハードハンドオフに対して、第1の追跡変数とハードハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガするステップは、第1の追跡変数を移動局に対して受信されたハンドオフ関連メッセージ内に含まれる前のパケットゾーン識別子と比較し、その間の不整合に応答してパケットデータリンクの再ネゴシエーションをトリガするステップを含む方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、パケットデータリンクの再ネゴシエーションをトリガするステップはワイヤレス通信網内のパケットデータ・サービングノードと移動局間のポイント・ツー・ポイントプロトコル接続再ネゴシエーションを開始するステップを含む方法。
  20. 請求項15に記載の方法であって、パケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して第1の追跡変数を選択的に更新するステップは、移動局のハードハンドオフに応答して更新された第1の追跡変数を維持するステップを含む方法。
  21. 請求項15に記載の方法であって、パケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して第2の追跡変数を選択的に更新するステップは、第2の追跡変数の初期化後に生じる第1のハードハンドオフに応答して第2の追跡変数を更新し、クオリフィケーション・タイマの時間切れに応答して第2の追跡変数をヌル値にリセットするステップを含む方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、さらに、移動局に対するパケットデータリンクに関連付けられた全データ接続がドーマントであるという第1の表示の受信に応答してクオリフィケーション・タイマを始動させるステップを含む方法。
  23. 請求項15に記載の方法であって、移動局のパケットゾーン移動を追跡する第1および第2の追跡変数を網内に維持するステップは、第1および第2の追跡変数を保存された値として網内のパケットデータ・サービングノードにおいて維持するステップを含む方法。
  24. 請求項23に記載の方法であって、さらに、定められたモビリティイベントに関連付けられた移動局に対してパケットデータ・サービングノードにおいて受信された登録要求メッセージ内に含まれるハンドオフタイプ表示の評価に基づいて、移動局を伴う定められたモビリティイベントが移動局のハードハンドオフに対応するか、ドーマントハンドオフに対応するかを決定するステップを含む方法。
  25. 請求項23に記載の方法であって、さらに、パケットデータ・サービングノードを移動局に通信接続する基地局において第3の追跡変数を維持するステップを含み、第3の追跡変数を維持するステップはパケットデータリンクが最初に基地局を介して確立される場合には第3の追跡変数を基地局に対応するアクセス網識別子に設定し、移動局がハードハンドオフにおいてソース基地局から受信される場合には第3の追跡変数を受信値に設定し、ハードハンドオフにおけるターゲット基地局への移動局の転送の一部として追跡変数を送る方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、さらに、パケットデータ・サービングノードにおいて、定められたモビリティイベントに関連付けられた移動局に対してパケットデータ・サービングノードにおいて受信された登録要求メッセージ内に第3の追跡変数が含まれるかどうかの決定に基づいて、移動局を伴う定められたモビリティイベントが移動局のハードハンドオフに対応するか、ドーマントハンドオフに対応するかを決定するステップを含む方法。
  27. 請求項26に記載の方法であって、さらに、パケット制御機能において、基地局からパケット制御機能に送られたハンドオフ関連メッセージ内に第3の追跡変数が受信される場合には、登録要求メッセージ内に第3の追跡変数を含めるステップを含む方法。
  28. 複数のパケットデータゾーンを有するワイヤレス通信網において使用するシステムであって、前記システムは網と移動局間のパケットデータリンク再ネゴシエーションを低減するように構成された1つ以上の制御回路を含むパケットデータ・サービングノードを含み、前記1つ以上の制御回路は、
    パケットゾーン間の移動局のハードハンドオフに応答して第1の追跡変数を選択的に更新し、パケットゾーン間の移動局のドーマントハンドオフに応答して第2の追跡変数を選択的に更新することにより移動局のパケットゾーン移動を追跡する第1および第2の追跡変数を網内に維持し、
    移動局のハードハンドオフに対して、第1の追跡変数とハードハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガし、
    移動局のドーマントハンドオフに対して、第2の追跡変数とドーマントハンドオフ・モビリティイベントに関連して移動局に対して受信された前のパケットゾーン識別子との比較に基づいてパケットデータリンクの再ネゴシエーションを選択的にトリガする、
    ように構成されるシステム。
  29. 請求項28に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは移動局とのパケットデータリンクがパケットデータ・サービングノードにおいて確立される時に、第1の追跡変数を移動局に関連付けられた現在のパケットゾーン識別子に初期化し、第2の追跡変数をその時ヌル値に初期化するように構成されるシステム。
  30. 請求項29に記載のシステムであって、移動局のハードハンドオフに対して、パケットデータ・サービングノードは第2の追跡変数が非ヌルであれば第2の追跡変数を移動局に関連付けられた現在のパケットゾーン識別子と整合するように設定するように構成されるシステム。
  31. 請求項28に記載のシステムであって、移動局のハードハンドオフに対して、パケットデータ・サービングノードは第1の追跡変数を移動局に対して受信されたハンドオフ関連メッセージ内に含まれる前のパケットゾーン識別子と比較し、その間の不整合の検出に応答してパケットデータリンクの再ネゴシエーションをトリガするように構成されるシステム。
  32. 請求項31に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードはパケットデータ・サービングノードと移動局間のポイント・ツー・ポイントプロトコル接続再ネゴシエーションを開始してパケットデータリンクの再ネゴシエーションをトリガするように構成されるシステム。
  33. 請求項28に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは移動局のハードハンドオフに応答して更新された第1の追跡変数を維持するように構成されるシステム。
  34. 請求項28に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは第2の追跡変数の初期化後に生じる第1のハードハンドオフに応答して第2の追跡変数を更新し、クオリフィケーション・タイマの時間切れに応答して第2の追跡変数をヌル値にリセットするように構成されるシステム。
  35. 請求項34に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードはクオリフィケーション・タイマのその1つ以上の制御回路との動作上の関連を維持するように構成され、パケットデータ・サービングノードは移動局に対するパケットデータリンクに関連付けられた全データ接続がドーマントであるという第1の表示の受信に応答してクオリフィケーション・タイマを始動させるように構成されるシステム。
  36. 請求項35に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは定められたモビリティイベントに関連付けられた移動局に対してパケットデータ・サービングノードにおいて受信された登録要求メッセージ内に含まれるハンドオフタイプ表示の評価に基づいて、移動局を伴う定められたモビリティイベントが移動局のハードハンドオフに対応するか、ドーマントハンドオフに対応するかを決定するように構成されるシステム。
  37. 請求項35に記載のシステムであって、さらに、パケットデータ・サービングノードに通信的に関連付けられ、かつ定められたモビリティイベントがドーマントハンドオフに対応するかハードハンドオフに対応するかに関するパケットデータ・サービングノードへのインジケータとして使用される移動局に対する第3の追跡変数を維持するように構成される基地局を含むシステム。
  38. 請求項35に記載のシステムであって、さらに、パケットデータ・サービングノードに通信的に関連付けられ、かつパケットデータリンクが最初に基地局を介して確立される場合には第3の追跡変数を基地局に対応するアクセス網識別子に設定し、移動局がハードハンドオフによりソース基地局から受信される場合には第3の追跡変数を受信値に設定し、ハードハンドオフによるターゲット基地局への移動局の転送の一部として追跡変数を送ることにより第3の追跡変数を維持するように構成される基地局を含むシステム。
  39. 請求項38に記載のシステムであって、パケットデータ・サービングノードは定められたモビリティイベントに関連付けられた移動局に対してパケットデータ・サービングノードにおいて受信された登録要求メッセージ内に第3の追跡変数が含まれるかどうかの決定に基づいて、定められたモビリティイベントがハードハンドオフに対応するか、ドーマントハンドオフに対応するかを決定するように構成されるシステム。
  40. 請求項39に記載のシステムであって、さらに、基地局をパケットデータ・サービングノードに通信的に接続するパケット制御機能を含み、パケット制御機能は第3の追跡変数が定められたモビリティイベントに関連付けられた基地局からパケット制御機能において受信される場合には、第3の追跡変数を登録要求メッセージ内に含めるように構成されるシステム。
  41. 移動局および複数のパケットゾーンを有するサポーティングワイヤレス通信網間のパケットデータリンクの再ネゴシエーションを低減する方法であって、前記方法は、
    第1の追跡変数を移動局の現在のパケットゾーン識別子と整合するように初期化し、かつ第2の追跡変数をヌル値に初期化するステップと、
    移動局に対して受信されたハンドオフ関連メッセージがハードハンドオフ・モビリティイベントであるかドーマントハンドオフ・モビリティイベントであるかを決定するステップと、
    ハードハンドオフ・モビリティイベントに対して、ハンドオフ関連メッセージ内に含まれた前のパケットゾーン識別子が移動局に対して網において保存された第1の追跡変数と整合しなければ、パケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、第1の追跡変数をハンドオフ関連メッセージ内に含まれた現在のパケットゾーン識別子と整合するように更新し、非ヌルであれば、第2の追跡変数を前のパケットゾーン識別子と整合するように更新するステップと、
    ドーマントハンドオフ・モビリティイベントに対して、クオリフィケーション・タイマが切れておらず、かつ、ハンドオフ関連メッセージ内に含まれた前のパケットゾーン識別子が第2の追跡変数と整合しなければ、パケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、第1の追跡変数を現在のパケットゾーン識別子と整合するように更新し、第2の追跡変数をヌルとするステップと、
    ドーマントハンドオフ・モビリティイベントに対して、クオリフィケーション・タイマが切れておれば、第2の追跡変数をヌルにリセットし、第1の追跡変数が現在のパケットゾーン識別子と整合しなければ、パケットデータリンク再ネゴシエーションをトリガし、第1の追跡変数を現在のパケットゾーン識別子へ更新するステップと、
    を含む方法。
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