JP4833742B2 - Machine tool chip recovery device - Google Patents
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Description
本発明は、工作機械において、切削加工によって生じる切粉を回収する切粉回収装置に関する。 The present invention relates to a chip collection device for collecting chips generated by cutting in a machine tool.
工作機械においては、被加工物を工具で切削加工する際、切粉が発生する。この切粉を除去するために、さらには、切削加工により熱上昇する工具を冷却するためにクーラントを被加工物が切削されている加工部に噴射している。
加工部に供給されたクーラントは工作機械の加工部の下部に配置されたクーラント受けを介してクーラントタンクに回収される。この回収されたクーラントは再び、加工部に供給され、循環して使用されることになる。
In machine tools, chips are generated when a workpiece is cut with a tool. In order to remove the chips, a coolant is sprayed onto a processed part where the workpiece is cut in order to cool a tool that rises in heat due to the cutting process.
The coolant supplied to the processing unit is collected in a coolant tank via a coolant receiver disposed at the lower part of the processing unit of the machine tool. The recovered coolant is again supplied to the processing section and used in a circulating manner.
このクーラントの循環サイクルにおいて、クーラントは混ざりあった切粉を除去した上でクーラントタンクに戻されるが、クーラントから切粉を除去する方法として、網目状部材を有する切粉受けに、切粉が混ざったクーラントを通すことによって、切粉のみを該切粉受け上に残し、クーラントと分離する方法がよく使用されている。例えば、加工部に供給され切粉の混ざったクーラントが集められ、切粉受けとしての網状の容器を通してクーラントタンクに回収することによって、切粉を網状の容器内に収集し、その後この網状の容器を反転させることによって該容器から切粉を排除するようにした切削屑収集装置が知られている(特許文献1参照)。 In this coolant circulation cycle, the coolant is returned to the coolant tank after the mixed chips are removed. A method is often used in which only the chips are left on the chip receiver by passing through the coolant and separated from the coolant. For example, coolant that is supplied to the processing unit and mixed with chips is collected and collected in a coolant tank through a mesh container as a chip receiver, whereby the chips are collected in the mesh container, and then this mesh container A cutting waste collecting device is known in which chips are removed from the container by reversing (see Patent Document 1).
循環使用されるクーラントの流れをよくするには、切粉受けの上に溜まった切粉をこまめに除去することが望ましい。しかし、切粉が混ざったクーラントを網目状の切粉受けに通すことによって、この網目状の切粉受けに切粉を収集する方式では、堆積した切粉を除去するとき切粉が網目に引っ掛かりやすく、除去に時間を要していた。
例えば、上述した特許文献1に記載されたような切削屑収集装置においても、網状の容器を反転させて切粉を該容器から排除させても、切粉を十分に排除できず、切粉が網目に詰まり、目詰まりが生じた状態を解消することが難しい。目詰まりが生じると、クーラントがこの網目状の切粉受け部をスムースに通過することが難しくなり、切粉受けからクーラントが溢れ出て、クーラントタンクに回収されるようなことになれば、クーラントタンク内のクーラントにも切粉が含まれることになり問題である。
In order to improve the flow of the coolant used for circulation, it is desirable to frequently remove the chips accumulated on the chip receiver. However, in the method of collecting the chips in the mesh-shaped chip receiver by passing the coolant mixed with the chips through the mesh-shaped chip receiver, the chips are caught in the mesh when removing the accumulated chips. It was easy and took time to remove.
For example, even in the cutting waste collecting apparatus as described in
そこで、本発明は、網目状の切粉受けから切粉を簡単に除去することができ、かつ切粉受けの網目の詰まりも除去できる切粉回収装置を提供することにある。 Then, this invention is providing the chip collection | recovery apparatus which can remove a chip | tip easily from a mesh-shaped chip receiver, and can also remove the clog of the mesh of a chip receiver.
本発明は、ワーク加工時に発生する切粉を回収する工作機械の切粉回収装置において、
平坦な板状部材からなる切粉集積部と該切粉集積部に連接され上向きに傾斜した網目部からなる底面を有し、上方が開口した切粉受けと、該切粉受けの網目部の外側から切粉受けの内部に向けてクーラントを噴射するノズルとを有することを特徴とするものである。切粉の混ざったクーラントを網目部に通すことによってクーラントと切粉を分離し、この網目部に堆積した切粉をノズルから噴射するクーラントで切粉集積部に集め、切粉の除去を容易とする。又、前記切粉集積部の平坦な板状部材の上面に、前記切粉集積部と網目部との連結線の方向で、かつ、前記切粉集積部の平坦な板状部材の上面に向けて一方の側から他方の側へクーラントを噴射する切粉収集用のノズルを設けることによって、切粉を1つの箇所に集めることができるようにした。そして、前記切粉集積部の切粉収集用のノズルが配置された側と対向する側には、切粉溜まり部を形成した。又は前記切粉集積部に、開閉可能な切粉取り出し用の穴を形成し、この穴から切粉を取り出すようにした。
The present invention is a machine tool chip recovery device for recovering chips generated during workpiece processing,
A chip stacking portion made of a flat plate-shaped member, and a bottom surface formed of a mesh portion that is connected to the chip stacking portion and is inclined upward; It has a nozzle which injects a coolant toward the inside of a chip receptacle from the outside. Coolant mixed with chips is separated by passing the coolant through the mesh part, and the chips accumulated on the mesh part are collected in the chip accumulation part with the coolant sprayed from the nozzle, making it easy to remove the chips. To do. Further, on the upper surface of the flat plate-like member of the chip accumulation portion, in the direction of the connecting line between the chip accumulation portion and the mesh portion, and toward the upper surface of the flat plate-like member of the chip accumulation portion. By providing a nozzle for collecting chips for injecting coolant from one side to the other side, chips can be collected in one place. And the chip accumulation part was formed in the side opposite to the side by which the nozzle for chip collection of the said chip accumulation part is arrange | positioned. Alternatively, an openable / closable hole for taking out the chip is formed in the chip accumulation part, and the chip is taken out from the hole.
網目部によって切粉はクーラントと分離され、かつ切粉収集部の平坦な板部材状に収集されることから、この切粉の取り出しが容易となる。しかも、網目部の外から内側にクーラントを噴射して、切粉を網目部から取り除き切粉収集部に移送させるものであるから、網目の目詰まりも解除できるものである。 The chips are separated from the coolant by the mesh portion and are collected in the shape of a flat plate member of the chip collecting portion, so that the chips can be easily taken out. In addition, since the coolant is sprayed from the outside to the inside of the mesh portion, the chips are removed from the mesh portion and transferred to the chip collecting portion, so that the mesh clogging can also be released.
以下、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明の切粉回収装置が取り付けられた工作機械の概要図である。
図1において、符号3は、主軸ヘッドであり、該主軸ヘッド3の先端には工具4が装着され、該工具4によって被加工物のワーク5を切削加工する。この工具4によりワーク5を加工する加工部の下方には、クーラント受け6が設けられ、該クーラント受け6の底には、切粉の混ざったクーラントを切粉受け2に導く傾斜溝6aが形成されている。切粉受け2の下方には、クーラントを回収し蓄積するクーラント回収部としてのクーラントタンク1が設けられている。なお、符号7は、クーラントが外部に飛散することを防止するスプラッシュガードである。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic view of a machine tool to which a chip collection device of the present invention is attached.
In FIG. 1,
図示しないポンプでクーラントタンク1のクーラントを汲み上げ、図示しないノズル等を介してクーラントを工具4とワーク5の加工部等に噴射し、工具及びワークを冷却する。切削加工によって生じた切粉はクーラントに混ざり、この切粉が混ざったクーラントは、クーラント受け6、及び切粉受け2を介してクーラントタンク1に回収される。この回収過程で切粉は切粉受け2によってクーラントから分離させる。
このクーラントの循環、及びクーラントからの切粉の分離、収集は、従来と同じであり、本発明は、切粉受けに改良が加えられた切粉回収装置である。
The coolant in the
The circulation of the coolant and the separation and collection of the chips from the coolant are the same as in the past, and the present invention is a chip collection apparatus in which an improvement is added to the chip receiver.
図2は、本実施形態の切粉回収装置の切粉受け2の説明図である。図2(a)は切粉受け2の平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図である。
切粉受け2は、その中央部に設けられ、平坦な板部材で構成された切粉集積部22と、該切粉集積部22の両側に接続配置された網目部21からなる底面を有し、上方が開口された構成とされている。この網目部21は傾斜しており、中央部の平坦な板部材の切粉集積部22との接続部が一番下方の位置となり、該位置から上方に向かって傾斜した網目の傾斜面を形成している。切粉集積部22の接続位置以外の周囲には壁部材24が設けられている。
FIG. 2 is an explanatory view of the
The
切粉集積部22は、両側の網目部21の部分よりさらに前方に突出し、その先端は上方に折り返された傾斜部23が形成されている。又、切粉集積部22の網目部21の部分より突出した部分と傾斜部23間の両脇には、切粉集積部22の平坦な板部材から立ち上がった壁部材25が設けられ、この切粉集積部22の先端部で切粉溜まり部が形成されている。
The chip accumulation part 22 protrudes further forward than the part of the
この切粉受け2は、図1に示すようにクーラントタンク1の上方に配置され、クーラント受け6の傾斜溝6aにより流れ出た切粉混じりのクーラントが、この切粉受け2の網目部21の部分に導かれる。
図3は、切粉受け2,クーラントタンク1の縦断面図によるクーラント及び切粉の流れを説明する説明図である。又、図4は、切粉受け2の上方から見た平面図であり、クーラント及び切粉の流れを説明する説明図である。
As shown in FIG. 1, the
FIG. 3 is an explanatory diagram for explaining the flow of the coolant and the chips according to a longitudinal sectional view of the
クーラント受け6の傾斜溝6aで導かれた切粉混じりのクーラントは、図3で符号Aで示すように切粉受け2の網目部21の部分に吐出される。そのため、クーラントは網目部21の網目を通過し、下部のクーラントタンク1に流入する。一方、クーラントに混ざっていた切粉は網目部21の網目に引っ掛かり堆積され、クーラントと切粉はこの網目部21で分離される。
The coolant mixed with the chips guided by the inclined grooves 6a of the
図3,図4に示すように、クーラントタンク1には、切粉受け2の傾斜した網目部21と対向する位置に複数のノズル3aが配置され、クーラントタンク1のクーラントをポンプPで汲み上げ、これらのノズル3aから網目部21の傾斜面に向かって符号Bに示すように拡散して噴射されるように構成されている。さらにクーラントタンク1には、図4に示すように、切粉受け2の切粉集積部22の傾斜部23が形成された側と対向する側に、切粉集積部22の平坦な板部材に向けてクーラントを噴射するノズル3bが複数設けられている。そして、クーラントタンク1内のクーラントをポンプPで汲み上げて該ノズル3bから切粉集積部22の平坦な板部材の上面に噴射するように構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上述したように、工具4とワーク5の加工部を通り、切粉が混ざったクーラントは、切粉受け2の網目部21の部分に吐出される。切粉は網目部21に堆積される。この切粉を回収する際には、網目部21の傾斜部と対向する位置に配置されたノズル3aよりクーラントを噴射することにより、網目部21の網目に引っ掛かり堆積していた切粉をこの噴射されたクーラントにより、網目部21の傾斜面に沿って切粉集積部22まで押し流す。切粉が混ざったクーラントが切粉受け2の内側から投入され、切粉は網目部21の内側に堆積している。これに対してノズル3aより切粉受け2の外側(網目部21の外側)からクーラントを噴射してぶつけるものであるから、堆積した切粉は容易に網目から外れ切粉集積部22の部分に集積されることになる。又、これにより、目詰まりも解消される。
As described above, the coolant mixed with the chips passing through the processed parts of the tool 4 and the
こうして、切粉集積部22の部分に切粉を集積した後、ノズル3bによって図4で矢印Cに示すように、切粉集積部と網目部との連結線の方向で、切粉集積部22の平坦な板部材に向けてクーラントを噴射させることによって、この切粉集積部22の部分に集積された切粉は前方の立ち上がった傾斜部23の位置に集められる。こうして集められた切粉を掻き出せばよく、切粉の除去が容易にできる。
In this way, after the chips are accumulated in the portion of the chip accumulation portion 22, the chip accumulation portion 22 is arranged in the direction of the connecting line between the chip accumulation portion and the mesh portion by the nozzle 3b as indicated by an arrow C in FIG. By spraying the coolant toward the flat plate member, the chips accumulated in the portion of the chip accumulation portion 22 are collected at the position of the
上述した実施形態では、切粉集積部22の部分に向けてクーラントを噴射するノズル3bを設けたが、このノズル3bは必ずしも設ける必要はない。ノズル3aからのクーラントの噴射により、網目部21から切粉集積部22の部分に移送され、該部分に堆積した切粉は、切粉集積部22上に堆積しているものであり、切粉集積部22は平坦な板部材であるから、掻き集めることが容易であり、ノズル3bで切粉を傾斜部23の部分に集めることなく、容易に除去することができる。
In the above-described embodiment, the nozzle 3b that injects the coolant toward the portion of the chip accumulation unit 22 is provided, but the nozzle 3b is not necessarily provided. When the coolant is sprayed from the nozzle 3a, the chips transferred from the
又、上述した実施形態では、網目部21を切粉集積部22の両側に配置する切粉受け2としたが、一方の側だけに網目部21を設けてもよいものである。
In the embodiment described above, the
又、切粉受けを、下方が小さくなった円錐台、又は角錐台に形成し、その傾斜面を網目部とし、下方は平坦な板部材の切粉集積部とし、上方を開口したものとしてもよい。加工部を通り切粉が混ざりあったクーラントの吐出口がこの切粉受けの上部(必ずしも傾斜した網目部の上部になくてもよい)になるようにクーラントタンクの上部にこの切粉受けを配置する。また、網目部に向かって外側から内側方向にクーラントを噴射するノズルを配置して、上述した実施形態と同じように、網目部で切粉とクーラントを分離し、ノズルによって切粉を中央の切粉集積部に集積させるようにしてもよいものである。 In addition, the chip receiver is formed on a truncated cone or a truncated pyramid having a smaller lower part, the inclined surface is a mesh part, the lower part is a chip collecting part of a flat plate member, and the upper part is opened. Good. This chip receiver is placed on the top of the coolant tank so that the coolant discharge port that has been mixed with chips through the machined part is at the top of this chip receiver (not necessarily at the top of the slanted mesh). To do. Also, a nozzle that injects coolant from the outside toward the inside toward the mesh portion is arranged, and the chips and coolant are separated at the mesh portion as in the above-described embodiment, and the chips are cut at the center by the nozzle. It may be made to accumulate in a powder accumulation part.
又、切粉集積部に集積された切粉の取り出しを容易にするために、切粉集積部に栓や開閉ドア等による開閉可能な穴を形成し、切粉集積部から切粉を除去するときは、この穴を開き該穴から切粉を取り出すようにしてもよい。 Moreover, in order to make it easy to take out the chips accumulated in the chip accumulation part, a hole that can be opened and closed by a stopper or an opening / closing door is formed in the chip accumulation part, and the chips are removed from the chip accumulation part. In some cases, this hole may be opened to remove chips from the hole.
さらに、上述した実施形態では、ノズル3a,3bをクーラントタンク1に取り付けた例を説明したが、ノズル3a,3bを切粉受け2自体に、又は、工作機械にノズル取付部材を設けて、ノズルを所定位置に配置するようにしてもよいものである。
Further, in the above-described embodiment, the example in which the nozzles 3a and 3b are attached to the
1 クーラントタンク
2 切粉受け
3 主軸ヘッド
4 工具
5 ワーク
6 クーラント受け
6a 傾斜溝
21 網目部
22 切粉集積部
23 傾斜部
24,25 壁部材
3a,3b ノズル
DESCRIPTION OF
Claims (4)
平坦な板状部材からなる切粉集積部と該切粉集積部に連接され上向きに傾斜した網目部からなる底面を有し、上方が開口した切粉受けと、
該切粉受けの網目部の外側から切粉受けの内部に向けてクーラントを噴射するノズル
とを有することを特徴とする工作機械の切粉回収装置。 In the machine tool chip collection device that collects the chips generated during workpiece machining,
A chip receiver comprising a flat plate-shaped member and a bottom surface formed of a mesh portion connected to the chip stack and inclined upward;
A chip recovery device for a machine tool, comprising: a nozzle that injects coolant from the outside of the mesh portion of the chip receiver toward the inside of the chip receiver.
The chip collection device for a machine tool according to claim 1, wherein the chip accumulation part is formed with a hole for opening and closing the chip that can be opened and closed.
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