JP4831331B2 - 無線タグ並びに無線タグ作成端末及び無線タグ読み取り端末 - Google Patents

無線タグ並びに無線タグ作成端末及び無線タグ読み取り端末 Download PDF

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Description

本発明は、非接触で情報の読み取り/書き込みを行える無線タグ、その無線タグを作成するための無線タグ作成端末、及び無線タグの無線タグ情報を読み取るための無線タグ読み取り端末に関する。
小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用化されつつある。
例えばリーダとして携帯情報端末を用いた従来技術として、特許文献1に記載のものがある。この従来技術では、広告媒体に添付した無線タグに記憶された無線タグ情報が、当該広告のウェブサイトのURL情報を含んでおり、無線通信機器としての携帯情報端末で当該無線タグ回路素子より無線タグ情報の読み取りを行うと、自動的に当該携帯情報端末にて上記URLへのアクセスを行って当該ウェブサイトの内容を表示させるようになっている。
実用新案登録3085050号公報
上述したように、無線タグを用いた無線通信によるデータ送受は既に知られており、広い分野で実用化されつつある。しかしながら、無線タグにアクセスして所定のデータの取得を行った後、例えばそのデータ(いわゆる電子ファイル等)に読み取り専用等のファイル属性を与えたり、そのデータの一部を非表示にしたり、あるいはデータを特定のフォントや言語で表示したい等、データの処理におけるユーザのニーズがある場合には、通常、当該電子ファイルを無線タグから無線通信機器側にインストール後、その無線通信機器において当該インストールした電子ファイルをいちいち指定して対応する設定(ファイル属性の設定、表示・非表示の設定、フォントや言語の設定等)を行う必要がある。このため、操作者にとって面倒で煩わしい手間が避けられず、利便性の点で難があった。
上記従来技術にあっても、無線タグの添付物(広告)に関するURLにアクセスし所定のデータを取得した後、携帯端末側に元々備えられている画像表示機能や音声発生機能といった単純な機能を用いて所定の表示や楽曲等を提供するものに過ぎず、上記ファイル属性の設定、表示・非表示設定、フォント設定等のユーザのニーズに対応したきめ細かな設定機能を行えるものではない。
本発明の目的は、操作者の利便性を大きく向上することができる無線タグ並びに無線タグ作成端末及び無線タグ読み取り端末を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部を備えた無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う作成側アンテナと、処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報を生成するファイル付加情報生成手段と、前記IC回路部へのタグアクセス情報を生成するタグアクセス情報生成手段と、前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報を生成するファイル保存先情報生成手段と、前記ファイル保存先情報、前記ファイル付加情報及び前記タグアクセス情報を前記作成側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部への情報書き込みを行う作成側情報アクセス手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明の無線タグ作成端末においては、タグアクセス情報生成手段でタグアクセス情報が生成されるとともに、ファイル付加情報生成手段で電子ファイルに関するファイル付加情報が生成され、作成側情報アクセス手段で少なくともこれらタグアクセス情報及びファイル付加情報が作成側アンテナを介し無線タグ回路素子のIC回路部へ書き込まれる。この無線タグ回路素子のIC回路部から情報読み取りが行われると、その読み取り結果に応じて、所定の処理を行う処理機器が、対応する電子ファイルに対し上記所定の処理動作を自動的に実行することが可能である。この場合、当該電子ファイルを処理後の形態で持ち歩く必要がなくなる。
そしてこのとき、本願第1発明においては、ファイル付加情報がIC回路部に書き込まれていることにより、前述の読み取りに基づき上記処理機器が前述の処理動作を行うとき、当該ファイル付加情報に対応した処理を行うことができる。すなわち例えば、ファイル付加情報が電子ファイルの属性情報である場合にはその属性に応じた処理を行ったり、ファイル付加情報が処理態様情報である場合にはそれに応じた態様で処理を行ったり、ファイル付加情報が結果物態様情報である場合には、そのような態様の結果物となるように処理を行うことができる。
以上のようにして、電子ファイルの処理におけるユーザのニーズに対応したきめ細かな設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的に行うことができる。この結果、操作者の利便性を大きく向上することができる。
またこのとき、電子ファイルの格納先に対応して生成されたファイル保存先情報が、上記ファイル付加情報及びタグアクセス情報とともにIC回路部へ書き込まれる。これにより、無線タグ回路素子のIC回路部からの情報読み取り結果に応じてファイル保存先情報を取得し、これをもとに電子ファイルの格納先へアクセスすることで、処理対象となる電子ファイルを取得することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記電子ファイルの格納先を操作指定するための格納操作信号を入力する格納操作信号入力手段を有し、前記ファイル保存先情報生成手段は、前記格納操作信号入力手段で入力された前記格納操作信号で指定された前記電子ファイルの格納先に対応した前記ファイル保存先情報を生成することを特徴とする。
これにより、ユーザの操作によって所望の格納先に電子ファイルを格納するとともに、その格納先に対応した情報を無線タグ回路素子に書き込むことができる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記格納操作信号入力手段は、前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末に接続可能な操作端末を指定した前記格納操作信号を入力し、前記ファイル保存先情報生成手段は、前記格納操作信号に応じ、前記操作端末に関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成することを特徴とする。
無線タグ作成端末に接続するパソコン等の操作端末に電子ファイルを格納し、これに対応した情報を無線タグ回路素子に書き込む。これにより、例えば操作端末を携行して、出先で無線タグ情報読み取り端末に接続して無線タグ回路素子から読み取りを行うことで、当該操作端末から電子ファイルを取り出すことができる。
第4の発明は、上記第2発明において、前記格納操作信号入力手段は、前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末に着脱可能な外部記憶媒体を指定した前記格納操作信号を入力し、前記ファイル保存先情報生成手段は、前記格納操作信号に応じ、前記外部記憶媒体に関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成することを特徴とする。
無線タグ作成端末に外付けする外部記憶媒体に電子ファイルを格納し、これに対応した情報を無線タグ回路素子に書き込む。これにより、例えば外部記憶媒体を携行して、出先で外部記憶媒体を適宜のパソコン等に取り付け、無線タグ情報読み取り端末を用いて無線タグ回路素子から読み取りを行うことで、当該外部記憶媒体から電子ファイルを取り出すことができる。この場合、操作端末に電子ファイルを格納する場合のように、ユーザが操作端末を持ち歩く必要がなくなる。
第5の発明は、上記第2発明において、前記格納操作信号入力手段は、前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末に接続可能なサーバを指定した前記格納操作信号を入力し、前記ファイル保存先情報生成手段は、前記格納操作信号に応じ、前記サーバに関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成することを特徴とする。
無線タグ作成端末に接続されるサーバに電子ファイルを格納し、これに対応した情報を無線タグ回路素子に書き込む。これにより、例えば無線タグ情報読み取り端末を用いて無線タグ回路素子から読み取りを行い、出先でサーバにアクセスすることで、当該サーバから電子ファイルを取り出すことができる。この場合、操作端末や外部記憶媒体に電子ファイルを格納する場合のように、ユーザがそれら操作端末や外部記憶媒体を持ち歩く必要がなくなり、利便性がさらに高まる。
第6の発明は、上記第3発明において、前記ファイル保存先情報生成手段は、前記ファイル保存先情報とともに、前記サーバへアクセスするための認証情報を生成し、前記作成側情報アクセス手段は、前記ファイル保存先情報、前記ファイル付加情報、前記タグアクセス情報、及び前記認証情報を前記作成側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部への情報書き込みを行うことを特徴とする。
無線タグ回路素子のIC回路部に認証情報を書き込んでおくことにより、電子ファイルを取り出すためにサーバへアクセスするための認証時に、無線タグ回路素子から当該認証情報を読み取って用いるようにすれば、容易にアクセスを行うことができる。
第7の発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記ファイル付加情報生成手段は、前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの属性に係わる属性情報を生成することを特徴とする。
これにより、処理機器が処理動作を行うとき、ファイル付加情報に対応し当該電子ファイルの属性に応じた処理を行うことが可能となる。
第8の発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記ファイル付加情報生成手段は、前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルに対する前記処理動作の態様に係わる処理態様情報を生成することを特徴とする。
これにより、処理機器が処理動作を行うとき、ファイル付加情報に対応し当該処理態様情報に応じた態様で処理を行うことが可能となる。
第9の発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記ファイル付加情報生成手段は、前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの前記処理動作後の結果物の態様に係わる結果物態様情報を生成することを特徴とする。
これにより、処理機器が処理動作を行うとき、ファイル付加情報に対応し、当該電子ファイルの処理の結果が当該結果物態様情報に応じた態様となるように処理を行うことが可能となる。
第10の発明は、上記第1乃至第9発明のいずれかにおいて、前記電子ファイルの内容に対応した所定の印字情報を、前記無線タグ回路素子を備えるタグ媒体又はこれに貼り合わせる被印字媒体に印刷する印字手段を有することを特徴とする。
無線タグに電子ファイルの内容に対応した印字がなされることで、当該無線タグに対応した電子ファイルが何であるかを、ユーザに対し視覚的に明確化することができる。
第11の発明は、上記第10発明において、前記印字手段は、前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの識別情報か、若しくは、前記電子ファイルの内容の少なくとも一部を印刷することを特徴とする。
電子ファイルの名称等の識別情報や、ファイル自体の内容が印字されることで、電子ファイルが何であるかをユーザに対し視覚的に明確化することができる。
第12の発明は、上記第11発明において、前記印字手段は、前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの内容のうちの代表部分を印刷することを特徴とする。
電子ファイルの代表部分(例えばトップページや要約部分等)が印字されることで、電子ファイルが何であるかをユーザに対し視覚的に明確化することができる。
第13の発明は、上記第10乃至第12発明のいずれかにおいて、前記印字情報の内容を特定するための印字操作信号を入力する印字操作信号入力手段と、前記印字手段は、前記印字操作信号入力手段で入力した前記印字操作信号に応じて、前記所定の印字情報を前記タグ媒体又は前記被印字媒体に印刷することを特徴とする。
ユーザの好みや利用態様に応じて、無線タグへどのような内容の印字を行うかを操作入力したりあるいは選択したりすることができ、さらに利便性が向上する。
第14の発明は、上記第7乃至第9発明のいずれかにおいて、前記ファイル付加情報としての属性情報、処理態様情報、結果物態様情報、若しくは、前記ファイル保存先情報に関する種々の設定を行う設定画面を表示するための表示信号を出力する設定表示信号出力手段を有することを特徴とする。
これにより、ユーザが設定画面において、電子ファイルの属性、電子ファイルに対する処理動作の態様、電子ファイルの処理動作後の結果物の態様、電子ファイルの格納先に関し、種々の設定を行うことができる。
第15の発明は、上記第1乃至第14発明のいずれかにおいて、前記作成側アンテナ、前記ファイル付加情報生成手段、前記タグアクセス情報生成手段、ファイル保存先情報生成手段、及び前記作成側情報アクセス手段による無線タグの作成の開始を指示するための開始指示信号を入力する指示信号入力手段を有することを特徴とする。
ユーザの開始指示に対応した開始指示信号を指示信号入力手段で入力することで、これに応じて無線タグの作成を開始することができる。
第16の発明は、上記第1乃至第15発明のいずれかにおいて、電子ファイル化の対象となる対象物に対し光学的に検出を行う検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて、対応する前記電子ファイルを作成するための電子ファイル作成手段とを有することを特徴とする。
これにより、所定の対象物を電子ファイル化したい場合には、検出手段によって対象物の光学的検出を行うことで、この検出結果に応じ、電子ファイル作成手段によって電子ファイルを作成することができる。
第17の発明は、上記第16発明において、前記検出手段が複数の前記対象物に対し前記光学的検出を行う場合、前記電子ファイル作成手段は、それら複数の対象物を一括して若しくは前記複数のうち所定個数ごとに、1つの前記電子ファイルとする若しくは互いに関連づけて1つの電子ファイル群を形成させることを特徴とする。
これにより、一連の関連した複数の対象物(例えば1つの書類の複数ページ等)があった場合に、それら複数の対象物をばらばらに独立した電子ファイルとして形成するのでなく、1つの電子ファイル(又は互いに関連づけた電子ファイル群)とすることで、一括的に取り扱うことが可能となる。
上記目的を達成するために、第18の発明は、情報を記憶可能なIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を有し、前記IC回路部は、処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報と、前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報と、を記憶保持していることを特徴とする。
本願第18発明の無線タグにおいては、無線タグ回路素子が処理対象となる電子ファイルのファイル付加情報をIC回路部に記憶保持している。この無線タグ回路素子のIC回路部に対し情報読み取りを行うことで、その読み取り結果に応じて、所定の処理を行う処理機器が、対応する電子ファイルに対し上記所定の処理動作を自動的に実行することが可能である。この場合、当該電子ファイルを処理後の形態(印刷物等)で持ち歩く必要がなくなる。
そしてこのとき、本願第18発明においては、ファイル付加情報がIC回路部に書き込まれていることにより、前述の読み取りに基づき上記処理機器が前述の処理動作を行うとき、当該ファイル付加情報に対応した処理を行うことができる。すなわち例えば、ファイル付加情報が電子ファイルの属性情報である場合にはその属性に応じた処理を行ったり、ファイル付加情報が処理態様情報である場合にはそれに応じた態様で処理を行ったり、ファイル付加情報が結果物態様情報である場合には、そのような態様の結果物となるように処理を行うことができる。
以上のようにして、電子ファイルの処理におけるユーザのニーズに対応したきめ細かな設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的に行うことができる。この結果、操作者の利便性を大きく向上することができる。
また、IC回路部は、ファイル付加情報に加えてファイル保存先情報を記憶保持していることにより、無線タグ回路素子のIC回路部からの情報読み取り時に、その読み取り結果に応じてファイル保存先情報を取得し、これをもとに電子ファイルの格納先へアクセスすることで、処理対象となる電子ファイルを取得することができる。
上記目的を達成するために、第19の発明は、少なくとも、処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報と前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報とを記憶保持しているIC回路部を備えた無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う読み取り側アンテナと、前記IC回路部へのアクセス情報を生成し、前記読み取り側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部からの情報読み取りを行う読み取り側情報アクセス手段と、この読み取り側情報アクセス手段による前記アクセス情報に応じて前記無線タグ回路素子よりそれぞれ返信された返信信号より、前記ファイル付加情報及び前記ファイル保存先情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段で取得した前記ファイル付加情報に基づく信号を、前記情報取得手段で取得した前記ファイル保存先情報で表される格納先に格納された前記電子ファイルに対し当該ファイル付加情報に対応した前記処理動作を実行するための処理機器へ出力する処理信号出力手段とを有することを特徴とする。
本願第19発明においては、無線タグ回路素子が少なくともファイル付加情報及びファイル保存先情報をIC回路部に記憶保持しており、この無線タグ回路素子に対し、読み取り側情報アクセス手段より読み取り側アンテナを介してアクセス情報を送信してIC回路部から情報読み取りを行う。そして無線タグ回路素子の返信信号から情報取得手段によってファイル付加情報及びファイル保存先情報が取得される。
このようにして、処理対象となる無線タグ回路素子を備えた無線タグを無線タグ読み取り端末近傍(通信可能範囲)に位置させるだけで、読み取り端末側で自動的にファイル付加情報及びファイル保存先情報が取得され、処理信号出力手段からファイル付加情報に対応した信号が処理動作を実行するための処理機器へ出力される。
この結果、取得したファイル保存先情報の表す格納先に格納された、上記ファイル付加情報に対応する電子ファイルに対し処理機器により所定の処理動作を自動的に実行させるとき、当該ファイル付加情報に対応した処理を行わせることが可能となる。すなわち例えば、ファイル付加情報が電子ファイルの属性情報である場合にはその属性に応じた処理を行ったり、ファイル付加情報が処理態様情報である場合にはそれに応じた態様で処理を行ったり、ファイル付加情報が結果物態様情報である場合には、そのような態様の結果物となるように処理を行うことができる。
以上のようにして、電子ファイルの処理におけるユーザのニーズに対応したきめ細かな設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的に行うことができる。この結果、操作者の利便性を大きく向上することができる。
本発明によれば、操作者の利便性を大きく向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のタグカード製造装置300(無線タグ作成端末)を含む無線タグ生成システム全体を表すシステム構成図である。
図1に示す無線タグ生成システム10は、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子To(後述の図10参照)を有するタグカード1(無線タグ)を作成するための上記タグカード製造装置300と、このタグカード製造装置300と例えばUSBケーブル等の接続手段2を介して接続され、表示部101及び操作部102等を有するPC端末(又は汎用コンピュータ。以下、「PC」と記載)100とを備えている。
図2は、上記無線タグ生成システム10を構成するPC100(操作端末)及びタグカード製造装置300の詳細機能を表す機能ブロック図である。
この図2において、PC100は、各種入力画面(後述の図4〜図7等参照)等の所定の表示を行うための上記表示部101と、操作者が操作入力を行うための適宜のボタン、キー、マウス等を備えた上記操作部102と、上記タグカード1によって所定の処理を行える(詳細は後述)電子ファイル等が格納され記憶手段(記憶部)として機能するデータベース103と、上記タグカード製造装置300との間で接続手段2を介して行われる通信の制御を行う通信制御部104と、これら表示部101、操作部102、データベース103及び通信制御部104を含むPC100全体の動作を制御する制御回路105とを有する。
一方、タグカード製造装置300は、所定間隔で無線タグ回路素子Toが備えられたタグテープ303(タグ媒体)を巻回したタグテープロール304を着脱可能な(又はタグテープロール304を備えたカートリッジを着脱可能な)タグテープロールホルダ部310と、このタグテープロール304から繰り出されたタグテープ303のうち上記無線タグ回路素子Toに対応した領域S1,S2(後述の図9参照)に所定の印字を行う印字ヘッド305(印字手段)と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行うアンテナ306(作成側アンテナ)と、高周波回路301(作成側情報アクセス手段)及び制御回路302(ファイル付加情報生成手段、タグアクセス情報生成手段、ファイルアクセス情報生成手段)と、上記PC100との間で接続手段2を介して行われる通信の制御を行う通信制御部308と、タグテープ303への印字及び無線タグ回路素子Toへの上記情報書き込みが終了したタグテープ303を所定の長さに切断してタグカード1とするカッタ307と、印字ヘッド305に対向して設けられ、制御回路302により制御されてタグテープロール304を搬送する搬送装置309とを有する。
高周波回路301及び制御回路302は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へのアクセス情報を生成し、アンテナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ情報書き込みを行う。また制御回路302は上記接続手段2を介してPC100と接続されており、このPC100と情報の送受が可能となっている。
このような構成において、上記タグカード製造装置300でタグカード1を作成する際には、操作者はPC100の上記操作部102を用いて上記処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報(この例ではファイルの属性情報等。詳細は後述)及び印字情報等の設定入力を行うと共に、タグカードの作成指示入力を行う。この作成指示信号が接続手段2を介してタグカード製造装置300に送信されると、タグカード製造装置300の制御回路302の制御により、上記設定入力情報に基づいた印字ヘッド305による印字が行われると共に、高周波回路301によりアクセス情報が生成され装置側アンテナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信される。これにより、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ上記ファイル付加情報等の書き込みが行われ、タグカード1が作成される。
図3は、上記ファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置300の制御回路302によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
図3において、まずステップS10では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、当該制御回路105(設定表示信号出力手段)から表示部101に表示信号を出力させることで、表示部101に上記処理対象となる電子ファイルに関する付加情報の設定画面を表示させて、操作者にファイル付加情報の入力を促す(後述の図4参照)。ここでは、電子ファイルは複数のスライドからなるプレゼンテーション用ファイルであり、当該ファイル全体を読み取り専用とするか否か(ファイル属性情報)、及び各スライドごとに表示するか否か(処理態様情報)を設定可能となっている。
次のステップS20では、上記付加情報設定画面に応じて、操作者が操作部102を用いて電子ファイルに関する付加情報を入力したかどうかを判定する。ファイル付加情報の入力があり、その情報が通信制御部104及び接続手段2を介して受信されている場合には、判定が満たされ次のステップS30に移る。
ステップS30では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、表示部101に上記処理対象となる電子ファイルの保存先の設定画面を表示させて、操作者にファイルの保存先の情報であるファイルアクセス情報の入力を促す(後述の図5参照)。ここでは、PC100が有するデータベース103(図5では「ローカル」として図示)、USBメモリ等の外部メモリ(後述の図15参照)、及び通信回線等を介して接続される外部サーバ(後述の図18参照)のうちいずれかを選択して保存先を指定可能となっている。
次のステップS40では、上記ファイル保存先設定画面に応じて、操作者が操作部102を用いて電子ファイルの保存先を入力したかどうかを判定する。ファイルアクセス情報の入力があり、その情報が通信制御部104及び接続手段2を介して入力されている場合には、判定が満たされ次のステップS50に移る。
ステップS50では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、表示部101に上記タグカード1の印字領域に印字される印字情報の設定画面を表示させて、操作者に印字情報の入力を促す(後述の図6参照)。ここでは、サムネイル画像(スライドの縮小画像)を印字させるスライドを選択可能であり、且つ任意のテキスト情報を入力可能となっている。なお、この設定画面において、上記サムネイル画像を印字させるスライドを選択しなかった場合には、初期設定であるトップページ(又は要約ページ等でもよい)のスライドのサムネイル画像が印刷される。また、上記テキスト入力を行わなかった場合には、初期設定である電子ファイルの識別情報(例えばファイルネーム)が印字されるようになっている。
次のステップS60では、上記印字情報の設定画面に応じて、操作者が操作部102を用いて印字情報を入力したかどうかを判定する。印字情報の入力があり、その情報が通信制御部104及び接続手段2を介して入力されている場合には、判定が満たされ次のステップS70に移る。
ステップS70では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、表示部101にタグカード1を作成するか否かの最終的な確認画面を表示させて、操作者にタグカード作成指示の入力を促す(後述の図7参照)。
次のステップS80では、上記確認画面に応じて、操作者が操作部102を用いてタグカードの作成指示入力を行ったかどうかを判定する。作成指示の入力があり、その作成指示信号が通信制御部104及び接続手段2を介して入力されている場合には、判定が満たされ次のステップS100に移る。
ステップS100では、上記ステップS50で設定入力された印字情報に基づいて印字ヘッド305による印字を行うと共に、上記ステップS10で設定されたファイル付加情報、ステップS30で設定されたファイルアクセス情報、及び書き込み情報(タグID)を無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込んでタグカード1を作成するタグカード作成処理を行う。そして、このフローを終了する。
なお、上記フローでは特に説明しなかったが、無線タグ回路素子Toの識別情報であるタグIDが書き込み情報として自動的に割りふられ、当該タグIDと上記各種設定情報(ファイル付加情報、ファイルアクセス情報及び印字情報)とが関連付けられてPC100のデータベース103に保存されるようになっている。また、上記フローでは特に示さなかったが、各入力画面においてキャンセルボタン(後述の図4〜図7参照)が操作された場合には、上記フローは終了するようになっている。
図4は上記ステップS10においてPC100の表示部101に表示される付加情報設定画面の一例を表す図である。この図4において、前述したように電子ファイルは複数のスライドからなるプレゼンテーション用ファイルであり、当該ファイル全体を読み取り専用とするか否かを画面中のラジオボタン50で設定し、且つ各スライドごとに表示するか否かを画面中のウィンドウ51内の各チェックボックス52にて設定可能となっている。
図5は上記ステップS30においてPC100の表示部101に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。この図5において、電子ファイルをPC100が有するデータベース103に保存する場合には、ラジオボタン53で「ローカル」を選択し、入力ウィンドウ54に保存先のパスを入力する。この「ローカル」は、例えば外出先にPC100を携行して電子ファイルをプレゼンする場合等に選択される。一方、電子ファイルをUSBメモリ等の外部メモリ(後述の図15参照)に保存する場合には、ラジオボタン53で「外部メモリ」を選択し、入力ウィンドウ55に保存先のパスを入力する。また、電子ファイルを通信回線等を介して接続される外部サーバ(後述の図18参照)に保存する場合には、ラジオボタン53で「サーバー」を選択し、入力ウィンドウ56に保存先のパスを入力するようになっている。
図6は上記ステップS50においてPC100の表示部101に表示される印字情報設定画面の一例を表す図である。この図6において、電子ファイルは複数のスライドからなるプレゼンテーション用ファイルであり、どのスライドのサムネイル画像を印字するかをウィンドウ57内の入力部としてのラジオボタン58で選択する(図ではスライドBが選択されている)。また、ウィンドウ59内のテキスト入力エリア60で操作者は任意のテキスト情報を入力可能となっている。なお、前述したように上記ウィンドウ57でスライドの選択を行わなかった場合には、初期設定であるトップページ(又は要約ページ等でもよい)のスライドが選択される。また、上記テキスト入力エリア60にテキスト入力を行わなかった場合には、初期設定である電子ファイルの識別情報(例えばファイルネーム)が印字されるようになっている(後述の図9参照)。
図7は上記ステップS70においてPC100の表示部101に表示されるタグ作成の確認画面の一例を表す図である。この図7において、操作者がOKボタン61を操作すると、上記ステップS80の判定が満たされてステップS90に移り、タグカードの作成指示信号がPC100から接続手段2を介してタグカード製造装置300の制御回路302に送信されるようになっている。
図8は上記ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。
図8において、まずステップS110において、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、データベース103にアクセスして、上記各種設定情報、すなわちファイル付加情報、ファイルアクセス情報、印字ヘッド305で上記タグカード1の印字領域に印字したい印字情報及び無線タグ回路素子Toへの書き込み情報(タグID)を取得する。
その後、ステップS120に移り、高周波回路301によりアクセス情報を生成して装置側アンテナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、IC回路部150へ上記ステップS110で取得した書き込み情報、ファイルアクセス情報及びファイル付加情報の書き込みを行う。また、上記ステップS110で取得した印字情報に基づいた印字ヘッド305による印字を行う。
次のステップS130で、テープ切断を行って1つの無線タグ回路素子Toを備えたタグカード1を作成し、このルーチンを終了する。
図9は、上記制御によりタグカード製造装置300で作成されたタグカード1の全体概略構造の一例を表す上面図である。
この図9において、タグカード1はカード状に形成されており、略四角薄板形状の基材2と、この基材2に配置された、情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接続されるアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子Toとから構成されている。
基材2の表側(上面)には、このタグカード1によって所定の処理を行える電子ファイルの内容のうちの代表部分(この例では「ABCソリューションのご提案」と記載されたトップページのスライドのサムネイル画像。なお、このサムネイル画像を含む図や文章でもよい)を印字した領域S1及び電子ファイルの識別情報(この例では「ABCソリューションプレゼン」というファイルネーム)を印字した領域S2を備えている。なお、これら領域S1,S2は必ずしも両方印字される必要はなく、どちらか一方のみでもよい。また、文字でなく図形や符号、あるいは単なる色塗りや模様等であってもよく、何らかの形で電子ファイル内容を認識・識別できるものであればよい。またタグカード1の大きさは、例えば名刺大等各種サイズのものとして構成できる。通常のA4版又はB5版等の紙(印刷してもしなくてもよい)に、無線タグ回路素子Toを取り付けた(例えばラベル状のものを貼付した)ものとしてもよい。
無線タグ回路素子Toは、この例では、基材2の面方向中心部(この例では図1の上下方向中心部)より一方側(この例では図1中下方側)に偏って配置されている。言い換えれば、領域Sと無線タグ回路素子Toとが平面視においてなるべく重ならないように、配置されている。
図10は、上記タグカード1に備えられた上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。
図10において、無線タグ回路素子Toは、上記タグカード製造装置300のアンテナ306や後述する無線タグ回路素子Toの読み取り機能を備えたリーダ200のアンテナ210と短波帯(例えば13.56MHz)、UHF帯、又はマイクロ波帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行うアンテナ151(タグ側アンテナ)と、このアンテナ151に接続されたIC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部150の駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部(後述)157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記タグカード製造装置300のアンテナ306やリーダ200のアンテナ210からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの返信信号に基づき、上記アンテナ306,210より受信された搬送波を変調反射する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図11は、上記のようにしてタグカード製造装置300で作成されたタグカード1が有する無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一例を表す図である。
この図11に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶されるデータは、前述した書き込み情報であるタグIDと、処理対象となる電子ファイルの保存先の情報であるファイルアクセス情報と、電子ファイル全体を読み取り専用とするか否かのファイル属性情報及び各スライドごとに表示するか否かの処理態様情報からなるファイル付加情報とから構成されている。
図12は、本実施形態のリーダ200(無線タグ読み取り端末)を含む無線タグ読み取りシステム全体を表すシステム構成図である。
図12に示す無線タグ読み取りシステム11は、上記タグカード製造装置300で作成したタグカード1から無線通信により情報の読み取りを行うためのアンテナ210(読み取り側アンテナ)を有する上記リーダ200と、このリーダ200と例えばUSBケーブル等の接続手段3を介して接続され、表示部101及び操作部102等を有する上記PC100とを備えている。なお、この無線タグ読み取りシステム11は、例えば外出先にPC100及びリーダ200を携行して電子ファイルをプレゼンする場合等に用いられるものである(なお、リーダについては携行せずに例えば外出先で汎用性のリーダを借用等してもよい)。この場合、タグカード1の作成時に、前述したステップS30においてラジオボタン53で「ローカル」を選択し、プレゼン用の電子ファイルをPC100のデータベース103に保存するように設定する。
図13は、上記無線タグ読み取りシステム11を構成するPC100及びリーダ200の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図13において、リーダ200は、上記タグカード1に備えられる無線タグ回路素子Toのアンテナ151との間で無線通信により信号の授受を行う上記アンテナ210と、このアンテナ210を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスする(この例では読み取りを行う)とともに、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路201(読み取り側情報アクセス手段)と、高周波回路201を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするためのアクセス情報を生成する機能を含み、リーダ200全体の動作を制御する制御回路202(付加情報取得手段)と、操作者が操作可能な適宜のボタン、キー等を備えた操作部203と、上記PC100との間で接続手段3を介して行われる通信の制御を行う通信制御部204(処理信号出力手段)とを有する。
このような構成において、上記リーダ200でタグカード1の無線タグ情報を読み取る際には、タグカード1をリーダ200側に近接させる(通信可能範囲に存在させる)。このとき、前述したように、タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150には、処理対象となる電子ファイルに関するファイルアクセス情報及びファイル付加情報が記憶保持されており、これらの情報がリーダ200側に取得されることで、上記ファイルアクセス情報に基づいて電子ファイルがPC100のデータベース103より読み込まれ、当該電子ファイルが上記取得されたファイル付加情報に基づいて開かれ表示部101に表示される。
図14は、上記タグカード1の無線タグ情報の読み取り時にリーダ200の制御回路202によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
この図14において、まずステップS210において、高周波回路201及びアンテナ210を介し、タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶された情報を読み取るための信号を送信する。詳細には、例えば、無線タグ回路素子Toに記憶された情報を読み出すための「Scroll ALL ID」信号(又は「Ping」信号)を生成して高周波回路201を介して通信範囲内に存在する無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す。
その後、ステップS220に移り、上記「Scroll ALL ID」信号に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号がアンテナ210を介し受信され、高周波回路201を介し制御回路202へ取り込まれたかどうかを判定する。
リプライ信号が受信されていなければ判定が満たされず、ステップS210に戻って同様の手順を繰り返す。リプライ信号が受信されたらステップS220の判定が満たされ、ステップS230へ移る。
ステップS230では、上記無線タグ回路素子Toから受信されたリプライ信号の中から、電子ファイルの保存先の情報であるファイルアクセス情報及びファイル付加情報(この例ではファイル全体を読み取り専用とするか否かのファイル属性情報及び各スライドごとに表示するか否かの処理態様情報)を読み出して取得する。なお、これらの読み出した情報は適宜の記憶手段(例えば制御回路202が有するメモリ等)に一時的に記憶される。
次に、ステップS240において、通信制御部204及び接続手段3を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、上記ステップS230で取得したファイルアクセス情報を元にデータベース103へ電子ファイルデータの問い合わせを行う。
次のステップS250において、上記ステップS240の問い合わせに対応した電子ファイルのデータをデータベース103から読み出すと共に、その電子ファイルに対応した所定のアプリケーション(例えば日本語ソフト、描画ソフト等)を取得する。なお、これら読み出した電子ファイルデータ及びアプリケーションデータは適宜の記憶手段(例えば制御回路105が有するRAM等)に一時的に記憶される。また、上記アプリケーションについては、電子ファイルの種類に応じて適宜のアプリケーションを選択するようになっている。
そして、ステップS260において、通信制御部204及び接続手段3を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、上記ステップS250で取得したアプリケーションを起動させる。
その後、ステップS270において、通信制御部204及び接続手段3を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、ステップS230で取得したファイル付加情報に基づいたファイル処理を行いつつ、上記起動したアプリケーション上で電子ファイルを開く。すなわちこの例では、前述の図4に示す設定に基づき、電子ファイルを読み取り専用で開くと共に、非表示設定がされたスライド以外のスライドについてのみ表示部101に表示させる。そして本フローを終了する。
以上において、制御回路302により実行されるステップS30及びS40が、請求項6記載の電子ファイルの格納先を操作指定するための格納操作信号を入力する格納操作信号入力手段を構成し、ステップS50及びS60が、請求項14記載の印字操作信号を入力する印字操作信号入力手段を構成し、またステップS70及びS80が、請求項16記載の無線タグの作成の開始を指示するための開始指示信号を入力する指示信号入力手段を構成する。
以上のように構成した本実施形態のタグカード製造装置300においては、制御回路302でタグカード1への無線通信情報が生成されるとともに、電子ファイルに関するファイル付加情報が生成され、高周波回路301で少なくともこれら無線通信情報及びファイル付加情報がアンテナ306を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込まれて、タグカード1が作成される。そして、この作成されたタグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150からリーダ200により情報読み取りが行われると、制御回路302によりその読み取り結果に応じてファイルが開かれPC100の表示部101に表示される。
このとき、本実施形態においては、ファイル付加情報が無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込まれていることにより、リーダ200の読み取りに基づきPC100の表示部101でファイル表示動作を行う際に、当該ファイル付加情報に対応した処理を行うことができる。すなわち本実施形態では、電子ファイルをその属性情報に応じて読み取り専用ファイルとして開くと共に、複数のスライドからなる電子ファイルをその処理態様情報に応じて非表示設定がなされたスライド以外のスライドについてのみ表示を行うことができる。
これにより、例えば顧客A,Bに対してプレゼンを行うような場合に、各顧客に対するスライド表示設定をファイル付加情報として記憶させたタグカード1をそれぞれ作成しておけば、PC100のデータベース103には単一のプレゼン用電子ファイルを保存しておくだけで、各顧客に対するプレゼン時には対応するタグカード1をリーダ200で読み取ることにより、各顧客に対応する表示設定でプレゼン用電子ファイルをPC100の表示部101に表示させることができる。以上のようにして、電子ファイルの処理におけるユーザのニーズに対応したきめ細かな設定等を特別な操作を必要とせず自動的に行うことができる。この結果、操作者の利便性を大きく向上することができる。
また、本実施形態では特に、ファイル付加情報に、電子ファイルを読み取り専用とするか否かの属性情報を含める。これにより、PC100のデータベース103から電子ファイルの読み込み処理を行うとき、上記ファイル属性情報に対応し当該電子ファイルを読み取り専用で開くことができる。その結果、当該電子ファイルへの書き込みや修正、上書き保存等を防止することができる。
また、本実施形態では特に、ファイル付加情報に、複数のスライドからなる電子ファイルの各スライドの表示/非表示設定情報を含める。これにより、PC100の表示部101で電子ファイルを表示させるとき、上記設定に応じた表示態様で表示を行うことができる。その結果、上述したように、例えば顧客A,Bに対してプレゼンを行うような場合に単一のプレゼン用電子ファイルを用いて容易に各顧客に応じたスライド表示を行うことができる。
また、本実施形態では特に、電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイルアクセス情報を無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込む。これにより、リーダ200による読み取り時に無線タグ回路素子ToのIC回路部150から当該ファイルアクセス情報を取得し、これをもとに電子ファイルの格納先であるデータベース103へアクセスすることで、処理対象となる電子ファイルを確実に取得することができる。
また、本実施形態では特に、タグカード製造装置300の制御回路302によって実行されるファイルアクセス情報設定手順(ステップS30及びステップS40)により、操作者がPC100の操作部102を用いて電子ファイルの格納先を操作指定可能である。これにより、ユーザの操作によって所望の格納先に電子ファイルを格納するとともに、その格納先に対応した情報を無線タグ回路素子Toに書き込むことができる。
また、本実施形態では特に、電子ファイルの格納先を、タグカード製造装置300に接続されたPC100が有するデータベース103とする。これにより、例えばPC100を携行して、出先でリーダ200に接続してタグカード1の無線タグ回路素子Toから読み取りを行うことで、当該PC100をネットワーク等に接続しなくとも当該PC100のデータベース103から電子ファイルを取り出すことができる。
また、本実施形態では特に、印字ヘッド305により、電子ファイルの内容に対応した所定の印字情報を無線タグ回路素子Toを備えるタグテープ303に印刷し、タグカード1を作成する。このように、タグカード1に電子ファイルの内容に対応した印字がなされることで、当該タグカード1に対応した電子ファイルが何であるかを、ユーザに対し視覚的に明確化することができる。
また、本実施形態では特に、印字ヘッド305により、所定の印字情報として、電子ファイルを構成する複数のスライドのうちの選択されたスライド(選択されない場合はトップページのスライド)のサムネイル画像及び電子ファイルを識別可能なテキスト入力情報(入力がない場合はファイルネーム)を印字領域S1,S2にそれぞれ印刷する。このようにすることで、電子ファイルが何であるかをユーザに対しさらに視覚的に明確化することができる。
また、本実施形態では特に、タグカード製造装置300の制御回路302によって実行される印字情報設定手順(ステップS50及びステップS60)により、操作者がPC100の操作部102を用いてタグカード1に印字する印字情報の内容を操作指定可能である。これにより、ユーザの好みや利用態様に応じて、タグカード1へどのような内容の印字を行うかを操作入力したりあるいは選択したりすることができ、さらに利便性が向上する。
また、本実施形態では特に、PC100の表示部101を用いて、ファイル付加情報としてのファイル属性情報、処理態様情報、電子ファイルの格納先に関するファイルアクセス情報、印字情報等に関する種々の設定を行う設定画面を表示する。これにより、ユーザが設定画面において、上記各種情報に関し、種々の設定を容易に効率よく行うことができる。
また、本実施形態では特に、タグカード製造装置300の制御回路302によって実行されるタグカード作成指示入力手順(ステップS70及びステップS80)により、操作者がタグカード1の作成の開始を指示することにより、タグカード1の作成処理が開始される。これにより、ユーザの最終的なタグ作成意志を確認した上でタグカードの作成を開始することができる。
次に、本発明の他の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、上記一実施形態がPC100のデータベース103に処理対象の電子ファイルを格納し、当該PC100を携行してデータベース103より電子ファイルを読み出す場合の実施形態であったのに対し、本実施形態はPC100に着脱可能な外部メモリに電子ファイルを格納し、外部メモリを携行して当該メモリより電子ファイルを読み出す場合の実施形態である。
図15は、本実施形態のタグカード製造装置300を含む無線タグ生成システム10Aの全体を表すシステム構成図であり、前述の図1に対応する図である。図1と同様の部分には、同符号を付し説明を省略する。
この図15に示すように、本実施形態においては、PC100の図示しない外部スロットに着脱可能なUSBメモリ等の外部メモリ4(外部記憶媒体)が装着されている。
図16は、タグカード製造装置300でタグカード1を作成する際におけるファイルアクセス情報の設定入力時に、PC100の表示部101に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。この図16に示すように、本実施形態では、ラジオボタン53で「外部メモリ」を選択し、入力ウィンドウ55に外部メモリ4に対応する保存先のパスを入力する。これにより、処理対象である電子ファイルがPC100Aのデータベース103の代わりに上記外部メモリ4に格納される。
図17は、本実施形態のリーダ200を含む無線タグ読み取りシステム11Aの全体を表すシステム構成図であり、前述の図12に対応する図である。図12と同様の部分には、同符号を付し説明を省略する。
本実施形態では、ユーザはタグカード製造装置300で作成したタグカード1と外部メモリ4、及びリーダ200を外出先に携行する(なお、リーダについては携行せずに例えば外出先で汎用性のリーダを借用等してもよい)。そして、外出先(例えばプレゼンを行う顧客の会社)で外部スロットを有するPC100Aを借用し、当該PC100Aに携行した外部メモリ4を装着すると共に、リーダ200を接続手段3を用いて接続する。これにより、図17に示す無線タグ読み取りシステム11Aが構成される。
その後の操作は前述の一実施形態と同様であり、携行したタグカード1をリーダ200側に近接させる(通信可能範囲に存在させる)と、タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶保持された処理対象となる電子ファイルに関するファイルアクセス情報及びファイル付加情報がリーダ200側に取得され、上記ファイルアクセス情報に基づいて電子ファイルがPC100Aに装着された外部メモリ4より読み込まれ、当該電子ファイルが上記取得されたファイル付加情報に基づいて開かれ表示部101に表示される。
上記構成である本実施形態においては、PC100に外付けする外部メモリ4に電子ファイルを格納し、これに対応した情報を無線タグ回路素子Toに書き込む。これにより、上述したように、例えば外部メモリ4を携行して、出先で外部メモリ4を適宜のPC100Aに取り付け、リーダ200を用いて無線タグ回路素子Toから読み取りを行うことで、当該外部メモリ4から電子ファイルを取り出すことができる。この場合、前述の一実施形態のようにPCに電子ファイルを格納する場合に比べ、ユーザが操作端末を持ち歩く必要がなくなり、利便性をさらに向上することができる。
次に、本発明のさらに他の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、上記他の実施形態がPC100に着脱可能な外部メモリに電子ファイルを格納し、外部メモリを携行して当該メモリより電子ファイルを読み出す場合の実施形態であったのに対し、本実施形態は、例えばインターネット等の通信回線を介してPC100に接続されたサーバに電子ファイルを格納する場合の実施形態である。
図18は、本実施形態のタグカード製造装置300を含む無線タグ生成システム10Bの全体を表すシステム構成図であり、前述の図1等に対応する図である。図1等と同様の部分には、同符号を付し説明を省略する。
この図18に示すように、本実施形態においては、PC100は、例えばインターネット等の有線あるいは無線による通信回線5を介し、複数の各種電子ファイルを読み出し可能に格納保持する情報サーバ(コンテンツサーバ)7に接続されている。また、PC100は、上記一実施形態及び他の実施形態と同様に、接続手段2を介してタグカード1を作成するタグカード製造装置300と接続されている。なお、ルートサーバ(アドレスサーバ)6を設けても良い。またこの例ではPC100とタグカード製造装置300とを接続手段2で接続するようにしたが、上記通信回線5を介して接続するようにしてもよい。
図19は、タグカード製造装置300でタグカード1を作成する際におけるファイルアクセス情報の設定入力時に、PC100の表示部101に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。この図19に示すように、本実施形態では、ラジオボタン53で「サーバー」を選択し、入力ウィンドウ56に情報サーバ7(又はルートサーバ6)に対応する保存先のパスを入力する。これにより、処理対象である電子ファイルが通信回線5を介して情報サーバ7に格納される。
図20は、上記ファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置300の制御回路302′(図示せず)によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図3に対応する図である。図3と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
図20において前述の図3と異なる点は、ステップS63及びステップS67が追加された点である。すなわち、ステップS63では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、表示部101に上記処理対象となる電子ファイルを保存する情報サーバ7にアクセスするための認証情報(パスワード)の設定画面を表示させて、操作者に当該認証情報の入力を促す。
次のステップS67では、上記認証情報設定画面に応じて、操作者が操作部102を用いて認証情報を入力したかどうかを判定する。認証情報の入力があり、その情報が通信制御部104及び接続手段2を介して受信されている場合には、判定が満たされ次のステップS70に移る。
図21は、上記のようにしてタグカード製造装置300で作成されたタグカード1が有する無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一例を表す図である。
この図21に示す例では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶されるデータは、書き込み情報であるタグIDと、処理対象となる電子ファイルの保存先の情報であるファイルアクセス情報と、電子ファイルを保存する情報サーバ7(又はルートサーバ6)にアクセスするための上記認証情報と、ファイル付加情報とから構成されている。
図22は、本実施形態のリーダ200を含む無線タグ読み取りシステム11Bの全体を表すシステム構成図であり、前述の図12等に対応する図である。図12等と同様の部分には、同符号を付し説明を省略する。
本実施形態では、ユーザはタグカード製造装置300で作成したタグカード1及びリーダ200を外出先に携行する(なお、リーダについては携行せずに例えば外出先で汎用性のリーダを借用等してもよい)。そして、外出先(例えばプレゼンを行う顧客の会社)で例えばインターネットである通信回線5に接続可能なPC100Aを借用し、当該PC100Aに携行したリーダ200を接続手段3を用いて接続する。これにより、PC100Aは通信回線5を介して上記情報サーバ7(又はルートサーバ6)に接続され、図22に示す無線タグ読み取りシステム11Bが構成される。
その後の操作は前述の一実施形態等と同様であり、携行したタグカード1をリーダ200側に近接させる(通信可能範囲に存在させる)と、タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶保持された処理対象となる電子ファイルに関するファイルアクセス情報、認証情報及びファイル付加情報がリーダ200側に取得され、上記ファイルアクセス情報に基づいて電子ファイルが情報サーバ7から通信回線5を介して読み込まれ、当該電子ファイルが上記取得されたファイル付加情報に基づいて開かれ表示部101に表示される。なお、上記情報サーバ7にアクセスする際には、タグカード1の無線タグ回路素子Toから取得した認証情報を情報サーバ7に送信することで、アクセスが許可されるようになっている。
上記構成である本実施形態においては、タグカード製造装置300にPC100A及び通信回線5を介して接続される情報サーバ7に電子ファイルを格納し、これに対応した情報を無線タグ回路素子Toに書き込む。これにより、例えばリーダ200を用いて無線タグ回路素子Toから読み取りを行い、出先で情報サーバ7にアクセスすることで、当該情報サーバ7から電子ファイルを取り出すことができる。この場合、上記一実施形態や他の実施形態のようにPC100や外部メモリ4に電子ファイルを格納する場合に比べ、ユーザがそれらPC100や外部メモリ4を持ち歩く必要がなくなり、利便性をさらに高めることができる。
また、本実施形態では特に、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に認証情報を書き込んでおくことにより、電子ファイルを取り出すために情報サーバ7へアクセスする際に認証が必要な構成としても、無線タグ回路素子Toから当該認証情報を読み取って用いるようにすれば、容易にアクセスを行うことができる。したがって、電子ファイルを格納する情報サーバ7のセキュリティ性を確保しつつ、利便性を向上することができる。
なお、上記は例えばインターネット等の広範な通信回線を介して接続する場合の例であるため、情報サーバ7のセキュリティの確保のために認証情報を用いるようにしたが、これに限られず、例えば会社内の会議でプレゼンを行うために、社内LAN等の狭小な範囲の通信回線を介して接続する場合等においては、認証情報を用いなくてもよい。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限られず、その趣旨と技術思想の範囲を逸脱しない範囲で更に種々の変形が可能である。以下その変形例を説明する。
(1)スキャナを用いて電子ファイルを作成する場合
図23は、本変形例におけるタグカード製造装置300を含む無線タグ生成システム10Cの全体を表すシステム構成図であり、前述の図1に対応する図である。図1と同様の部分には、同符号を付し説明を省略する。
図23に示す無線タグ生成システム10Cは、無線タグ回路素子Toを有するタグカード1を作成するための上記タグカード製造装置300と、このタグカード製造装置300と例えばUSBケーブル等の接続手段2を介して接続され、表示部101及び操作部102等を有するPC100と、このPC100と接続手段9を介して接続され、電子ファイル化の対象となる対象物(印刷物等)に対し光学的に検出を行うスキャナ8(検出手段)とを備えている。
上記構成の無線タグ生成システム10Cにおいては、所定の対象物を電子ファイル化したい場合には、スキャナ8によって対象物の光学的検出を行うことで、この検出結果に応じて電子ファイルを作成し、PC100のデータベース103に保存できるようになっている。
図24は、上記無線タグ生成システム10Cを構成するPC100及びタグカード製造装置300の詳細機能を表す機能ブロック図であり、前述の図2に対応する図である。図2と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
この図24において、PC100の通信制御部104には上記接続手段9を介して上記スキャナ8が接続されており、これによりタグカード製造装置300、PC100及びスキャナ8の間で情報の送受が可能となっている。一方、タグカード製造装置300は、上記スキャナ8による電子ファイルの作成処理を行う制御機能を有する制御回路302″(電子ファイル作成手段)を有している。
図25は、ファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置3の制御回路302″によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図3に対応する図である。図3と同様の手順には同符号を付し説明を省略する。
図25において前述の図3と異なる点は、ステップS3、ステップS5及びステップS7が追加された点である。すなわち、ステップS3では、通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を出力し、当該制御回路105(設定表示信号出力手段)から表示部101に表示信号を出力させることで、表示部101にスキャナ8による電子ファイルの作成処理を行うか否かの確認画面を表示させて、操作者に電子ファイル作成指示の入力を促す。そして、次のステップS5では、上記確認画面に応じて、操作者が操作部102を用いて電子ファイルの作成指示入力を行ったかどうかを判定する。作成指示の入力があり、その情報が通信制御部104及び接続手段2を介して受信されている場合には、判定が満たされ次のステップS7に移る。ステップS7では、通信制御部308及び接続手段2,9を介してスキャナ8に制御信号を出力し、スキャナ8を起動させて対象物の検出を行わせる。この検出信号は、接続手段9を介してPC100に出力され、適宜の場所(この例ではデータベース103)に電子ファイルとして格納される。
この後のステップ10〜ステップS100については、前述の図3と同様であるので説明を省略する。なおこのとき、ステップS10で行われる付加情報設定画面の表示(前述の図4参照)やステップS50で行われる印字情報設定画面の表示(前述の図6参照)等は、前述のプレゼンテーションファイルの場合と異なり、スキャナ8で読み取って作成した電子ファイルに応じた画面表示を行うようになっている。例えば、図4に示す付加情報設定画面においては、「非表示スライドのチェック」が「非表示画像のチェック」となりウィンドウ51内にスキャナ8で読み取った画像が表示され、図6に示す印字情報設定画面においては、ウィンドウ57内にスキャナ8で読み取った複数の画像が表示され、ウィンドウ59内にはラジオボタン58で選択されたスキャナ画像のサムネイル画像が表示される。
上記構成である本変形例によれば、所定の対象物を電子ファイル化したい場合に、スキャナ8によって対象物の光学的検出を行うことで、この検出結果に応じた電子ファイルを作成することができる。
なお、上記では前述の一実施形態と同様に電子ファイルの格納先がPC100のデータベース103である場合を例にとって説明したが、これに限られず、前述の他の実施形態やさらに他の実施形態のように電子ファイルの格納先を外部メモリやサーバとしてもよい。
また、上記スキャナ8で複数の対象物の検出を行う場合には、それら複数の対象物を一括して若しくは複数のうち所定個数ごと(例えば1ページごと)に、1つの電子ファイルとして、若しくは互いに関連づけて1つの電子ファイル群を形成させるようにしてもよい。これにより、電子ファイルとしたい一連の関連した複数の対象物(例えば1つの書類の複数ページ等)があった場合に、それら複数の対象物をばらばらに独立した電子ファイルとして形成するのでなく、1つの電子ファイル(又は互いに関連づけた電子ファイル群)とすることで、一括的に取り扱うことができる。
(2)その他
以上においては、ファイル付加情報として、ファイルの属性情報(読み取り専用)及びファイルの処理態様情報(各スライドの表示/非表示)を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ファイル属性情報としては、上記以外にも例えばファイル作成時のアプリケーションのバージョン情報やファイルの機密の程度を表す機密度情報等であってもよいし、ファイルの処理態様情報としては、上記以外にも例えば表示の濃淡や表示速度等の情報であってもよい。また、これら以外にも、電子ファイルの処理動作後の結果物の態様に係わる結果物態様情報(例えばファイル表示後のフォントや言語情報等)をファイル付加情報としてもよい。この場合、PC等の処理機器がファイルの表示動作を行うとき、上記ファイル付加情報に対応し、当該電子ファイルを所望のフォントや言語で表示させることができる。さらに、この他にも、電子ファイルの作成年月日やバージョン情報、又はファイル処理を行う推奨アプリケーション情報等をファイル付加情報としてもよい。
また、以上においては、電子ファイルの処理の一例として、PC100の表示部101による表示を一例として説明したが、これに限られず、例えばプリンタによる印刷、プロジェクタによる投影等の処理を行ってもよい。
また、以上においては、印字及び無線タグ回路素子Toへのアクセスの終了した印字済みタグラベル用テープ303をカッタ307で切断してタグカード1を作成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタ307で切断しなくても、テープが排出口から排出されてきた後にラベル台紙(アクセス済みの無線タグ回路素子Toが備えられかつ対応する印字がなされたもの)のみをテープから剥がしてタグカード1を作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
また、以上においては、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に無線タグ情報の書き込みを行うと共に、印字ヘッド305によってその無線タグ回路素子Toを識別するための印刷を行うことによりタグカード1を作成するようにしたが、これに限られない。この印刷は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情報の書き込みのみを行うものに対し本発明を適用することもできる。
さらに、以上は、タグテープがリール部材の周りに巻回されてロールを構成し、タグテープロールホルダ部310内にそのロールが配置されてタグテープが繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、無線タグ回路素子Toが少なくとも一つ配置された長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをタグカード製造装置側のタグテープロールホルダ部に装着して、上記収納部から移送、搬送して印字及び書き込みを行いタグカード1を作成するようにしてもよい。
さらには長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートをタグカード製造装置300外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送しタグカード製造装置300内へ供給する構成も考えられる。この場合も同様の効果を得る。
なお、以上で用いた「Scroll ALL ID」信号、「Ping」信号等は、EPC globalが策定した仕様に準拠しているものとする。EPC globalは、流通コードの国際機関である国際EAN協会と、米国の流通コード機関であるUniformed Code Council(UCC)が共同で設立した非営利法人である。なお、他の規格に準拠した信号でも、同様の機能を果たすものであればよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態のタグカード製造装置を含む無線タグ生成システム全体を表すシステム構成図である。 無線タグ生成システムを構成するPC及びタグカード製造装置の詳細機能を表す機能ブロック図である。 ファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 ステップS10においてPCの表示部に表示される付加情報設定画面の一例を表す図である。 ステップS30においてPCの表示部に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。 ステップS50においてPCの表示部に表示される印字情報設定画面の一例を表す図である。 ステップS70においてPCの表示部に表示されるタグ作成の確認画面の一例を表す図である。 ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。 タグカード製造装置で作成されたタグカードの全体概略構造の一例を表す上面図である。 タグカードに備えられた無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 タグカード製造装置で作成されたタグカードが有する無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図である。 本発明の一実施形態のリーダを含む無線タグ読み取りシステム全体を表すシステム構成図である。 無線タグ読み取りシステムを構成するPC及びリーダの詳細機能を表す機能ブロック図である。 タグカードの無線タグ情報の読み取り時にリーダの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 本発明の他の実施形態のタグカード製造装置を含む無線タグ生成システムの全体を表すシステム構成図である。 タグカード製造装置でタグカードを作成する際におけるファイルアクセス情報の設定入力時に、PCの表示部に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。 本発明の他の実施形態のリーダを含む無線タグ読み取りシステムの全体を表すシステム構成図である。 本発明のさらに他の実施形態のタグカード製造装置を含む無線タグ生成システムの全体を表すシステム構成図である。 タグカード製造装置でタグカードを作成する際におけるファイルアクセス情報の設定入力時に、PCの表示部に表示されるファイル保存先設定画面の一例を表す図である。 ファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 タグカード製造装置で作成されたタグカードが有する無線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図である。 本発明のさらに他の実施形態のリーダを含む無線タグ読み取りシステムの全体を表すシステム構成図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成する場合の変形例におけるタグカード製造装置を含む無線タグ生成システムの全体を表すシステム構成図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成する場合の変形例における無線タグ生成システムを構成するPC及びタグカード製造装置の詳細機能を表す機能ブロック図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成する場合の変形例におけるファイル付加情報及び印字情報等の設定入力時にタグカード製造装置の制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
符号の説明
1 タグカード(無線タグ)
4 外部メモリ(外部記憶媒体)
7 情報サーバ(サーバ)
8 スキャナ(検出手段)
100 PC(操作端末)
105 制御回路(設定表示信号出力手段)
150 IC回路部
200 リーダ(無線タグ読み取り端末)
201 高周波回路(読み取り側情報アクセス手段)
202 制御回路(付加情報取得手段)
204 通信制御部(処理信号出力手段)
210 アンテナ(読み取り側アンテナ)
300 タグカード製造装置(無線タグ作成端末)
301 高周波回路(作成側情報アクセス手段)
302 制御回路(ファイル付加情報生成手段、タグアクセス情報生成手段、ファイルアクセス情報生成手段、格納操作信号入力手段、印字操作信号入力手段、指示信号入力手段)
302″ 制御回路(電子ファイル作成手段)
303 タグテープ(タグ媒体)
305 印字ヘッド(印字手段)
306 アンテナ(作成側アンテナ)
To 無線タグ回路素子

Claims (19)

  1. 情報を記憶するIC回路部を備えた無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う作成側アンテナと、
    処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報を生成するファイル付加情報生成手段と、
    前記IC回路部へのタグアクセス情報を生成するタグアクセス情報生成手段と、
    前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報を生成するファイル保存先情報生成手段と、
    前記ファイル保存先情報、前記ファイル付加情報及び前記タグアクセス情報を前記作成側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部への情報書き込みを行う作成側情報アクセス手段と
    を有することを特徴とする無線タグ作成端末。
  2. 請求項1記載の無線タグ作成端末において、
    前記電子ファイルの格納先を操作指定するための格納操作信号を入力する格納操作信号入力手段を有し、
    前記ファイル保存先情報生成手段は、
    前記格納操作信号入力手段で入力された前記格納操作信号で指定された前記電子ファイルの格納先に対応した前記ファイル保存先情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  3. 請求項2記載の無線タグ作成端末において、
    前記格納操作信号入力手段は、
    前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末に接続可能な操作端末を指定した前記格納操作信号を入力し、
    前記ファイル保存先情報生成手段は、
    前記格納操作信号に応じ、前記操作端末に関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  4. 請求項2記載の無線タグ作成端末において、
    前記格納操作信号入力手段は、
    前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末に着脱可能な外部記憶媒体を指定した前記格納操作信号を入力し、
    前記ファイル保存先情報生成手段は、
    前記格納操作信号に応じ、前記外部記憶媒体に関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  5. 請求項2記載の無線タグ作成端末において、
    前記格納操作信号入力手段は、
    前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ作成端末が接続可能なサーバを指定した前記格納操作信号を入力し、
    前記ファイル保存先情報生成手段は、
    前記格納操作信号に応じ、前記サーバに関連づけられる前記ファイル保存先情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  6. 請求項5記載の無線タグ作成端末において、
    前記ファイル保存先情報生成手段は、
    前記ファイル保存先情報とともに、前記サーバへアクセスするための認証情報を生成し、
    前記作成側情報アクセス手段は、
    前記ファイル保存先情報、前記ファイル付加情報、前記タグアクセス情報、及び前記認証情報を前記作成側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部への情報書き込みを行う
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記ファイル付加情報生成手段は、
    前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの属性に係わる属性情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記ファイル付加情報生成手段は、
    前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルに対する前記処理動作の態様に係わる処理態様情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  9. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記ファイル付加情報生成手段は、
    前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの前記処理動作後の結果物の態様に係わる結果物態様情報を生成する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記電子ファイルの内容に対応した所定の印字情報を、前記無線タグ回路素子を備えるタグ媒体又はこれに貼り合わせる被印字媒体に印刷する印字手段を有することを特徴とする無線タグ作成端末。
  11. 請求項10記載の無線タグ作成端末において、
    前記印字手段は、
    前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの識別情報か、若しくは、前記電子ファイルの内容の少なくとも一部を印刷する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  12. 請求項11記載の無線タグ作成端末において、
    前記印字手段は、
    前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの内容のうちの代表部分を印刷することを特徴とする無線タグ作成端末。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記印字情報の内容を特定するための印字操作信号を入力する印字操作信号入力手段と、
    前記印字手段は、
    前記印字操作信号入力手段で入力した前記印字操作信号に応じて、前記所定の印字情報を前記タグ媒体又は前記被印字媒体に印刷する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  14. 請求項7乃至9のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記ファイル付加情報としての属性情報、処理態様情報、結果物態様情報、若しくは、前記ファイル保存先情報に関する種々の設定を行う設定画面を表示するための表示信号を出力する設定表示信号出力手段を有することを特徴とする無線タグ作成端末。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    前記作成側アンテナ、前記ファイル付加情報生成手段、前記タグアクセス情報生成手段、ファイル保存先情報生成手段、及び前記作成側情報アクセス手段による無線タグの作成の開始を指示するための開始指示信号を入力する指示信号入力手段を有する
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項記載の無線タグ作成端末において、
    電子ファイル化の対象となる対象物に対し光学的に検出を行う検出手段と、
    この検出手段の検出結果に応じて、対応する前記電子ファイルを作成するための電子ファイル作成手段と
    を有することを特徴とする無線タグ作成端末。
  17. 請求項16記載の無線タグ作成端末において、
    前記検出手段が複数の前記対象物に対し前記光学的検出を行う場合、
    前記電子ファイル作成手段は、
    それら複数の対象物を一括して若しくは前記複数のうち所定個数ごとに、1つの前記電子ファイルとする若しくは互いに関連づけて1つの電子ファイル群を形成させる
    ことを特徴とする無線タグ作成端末。
  18. 情報を記憶可能なIC回路部とこのIC回路部に接続されるタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子を有し、
    前記IC回路部は、
    処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報と、前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報と、を記憶保持していることを特徴とする無線タグ。
  19. 少なくとも、処理対象となる電子ファイルに関するファイル付加情報と前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイル保存先情報とを記憶保持しているIC回路部を備えた無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う読み取り側アンテナと、
    前記IC回路部へのアクセス情報を生成し、前記読み取り側アンテナを介して前記無線タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部からの情報読み取りを行う読み取り側情報アクセス手段と、
    この読み取り側情報アクセス手段による前記アクセス情報に応じて前記無線タグ回路素子よりそれぞれ返信された返信信号より、前記ファイル付加情報及び前記ファイル保存先情報を取得する情報取得手段と、
    この情報取得手段で取得した前記ファイル付加情報に基づく信号を、前記情報取得手段で取得した前記ファイル保存先情報で表される格納先に格納された前記電子ファイルに対し当該ファイル付加情報に対応した前記処理動作を実行するための処理機器へ出力する処理信号出力手段と
    を有することを特徴とする無線タグ読み取り端末。
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