JP4831131B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JP4831131B2
JP4831131B2 JP2008149671A JP2008149671A JP4831131B2 JP 4831131 B2 JP4831131 B2 JP 4831131B2 JP 2008149671 A JP2008149671 A JP 2008149671A JP 2008149671 A JP2008149671 A JP 2008149671A JP 4831131 B2 JP4831131 B2 JP 4831131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
fuel
housing
actuator
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008149671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009293569A (ja
Inventor
哲平 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008149671A priority Critical patent/JP4831131B2/ja
Publication of JP2009293569A publication Critical patent/JP2009293569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4831131B2 publication Critical patent/JP4831131B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、燃料噴射弁に関し、例えば内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に適用して好適である。
従来、駆動体の駆動により流体を加圧し弁部材を離座させ、燃料を噴射する燃料噴射弁が知られている(特許文献1参照)。
このような燃料噴射弁の一種として特許文献1に開示の装置では、駆動体として、燃料噴射圧を高圧化するために、圧電素子や磁歪素子のように駆動力の大きな素子が伸縮するアクチュエータが利用されている。
また、燃料噴射弁の別の一種として特許文献2に開示の装置では、アクチュエータとしては、アクチュエータの周囲にリーク燃料が侵入する可能性がある環境に対して、燃料に対して密閉性を有する構造を有している。この技術では、アクチュエータの出力端部側が、アクチュエータの伸縮方向に伸縮自在なベローズで覆われており、当該ベローズによってアクチュエータの発生する変位(発生力)を損なうことなく密閉されている。これにより燃料侵入に対するアクチュエータの信頼性確保が図られる。
特開2006−329200号公報 独国特許出願公開第10140529号明細書
特許文献1及び特許文献2の組合せによる技術によれば、燃料噴射弁から噴射される噴射圧相当の燃圧を有する燃料でアクチュエータの周囲が満たされる場合であっても、そのような燃料に対してアクチュエータへの燃料侵入が防止され、ひいてはアクチュエータの信頼性確保が可能となる。しかしながら、アクチュエータの出力端部においてベローズ受圧径に燃圧が作用するため、その燃圧が高くなるほどアクチュエータへの圧縮荷重が増大するのである。こうした構成においては、燃圧を高めると、アクチュエータの発生する変位が小さくなり、ひいては最大作動燃圧が制限されるという懸念がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、燃料侵入に対するアクチュエータの信頼性確保が図れるとともに、燃圧の高圧化に対応してアクチュエータへの圧縮荷重の低減が図れる燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至6に記載の発明では、噴孔、弁座、および噴孔に連絡する燃料通路を有するハウジングと、ハウジング内に設けられ、弁座に着座および離座することにより噴孔を流れる燃料を遮断および許容する弁部材と、ハウジング内に設けられ、弁部材を閉弁方向に付勢する第1付勢部材と、ハウジング内に設けられ、シリンダと、シリンダの内部を軸方向に摺動可能なピストンとを有する駆動力伝達部材と、内部の燃料の圧力が高まると第1付勢部材の付勢力に抗して弁部材を開弁方向に付勢する圧力制御室と、圧力制御室に連通しピストンによって内部の燃料が加圧される加圧室とを有する燃料圧力制御系統と、加圧室の圧力が低下する方向にピストンを付勢する第2付勢部材と、ハウジングに一端が固定され、通電量に応じて他端が軸方向に変位可能なアクチュエータと、アクチュエータの他端に設けられ、アクチュエータの変位方向に自在に伸縮して少なくともアクチュエータの他端側を覆う収容部材を有し、アクチュエータの駆動力により第2付勢部材の付勢力に抗して加圧室を昇圧する方向にピストンを押し当てる押圧部材とを備え、
押圧部材は、ピストンに押し当てらえる一端部を有し、互いに押し当てられる一端部とピストンの間を気密に保持する密着部材と、ピストンに設けられ、シリンダの外周側に延びる隔壁部であって、加圧室の圧力に抗する反力が加えられる隔壁部と、をさらに備えていることを特徴とする。
かかる発明では、通電により軸方向に変位するアクチュエータの出力端部側には、駆動力伝達部材としてのピストンを押し当てる押圧部材と、押圧部材と少なくともアクチュエータの出力端部側とを覆うベローズ等の収容部材とを設ける構成としているので、燃料侵入に対するアクチュエータの信頼性確保が可能となるのだが、互いに押し当てられる押圧部材の一端部とピストンの間に燃料が回り込む場合があると、一端部に回り込んだ燃料の燃圧によってアクチュエータへの圧縮荷重が加わるという懸念がある。
しかしながら、上記構成に加えて、互いに押し当てられる押圧部材の一端部とピストンの間を気密に保持する密着部材を備えるという構成とするので、上記押圧部材の一端部とピストンの間に燃料が回り込むのを防止でき、ひいては回り込んだ燃料の燃圧によってアクチュエータへの圧縮荷重が加わるのを回避することができる。
しかもさらに、上記ピストンは、シリンダの外周側に延び、かつ加圧室の圧力に抗する反力が加えられる隔壁部を備えるという構成とするので、ピストンの加圧室側の受圧断面に加わる加圧室内の燃圧による第1作用力と、ピストンの隔壁部側に加わる加圧室の圧力に抗する反力による第2作用力とを、バランスさせることが可能である。言い換えると、一定の燃圧下においてピストンに加わる両作用力をバランスさせることができるのである。これにより、燃料通路から供給される燃圧に対して加圧室の圧力が昇圧される場合であっても、従来技術に比べてアクチュエータへの圧縮荷重を抑制することができ、アクチュエータへの圧縮荷重低減に優れた構成が実現できる。
以上の請求項1に記載の発明によれば、燃料侵入に対するアクチュエータの信頼性確保と、燃圧の高圧化に対応してアクチュエータへの圧縮荷重低減とが両立する燃料噴射弁を得ることができるのである。
なお、上記アクチュエータへの圧縮荷重が抑制される理由としては、加圧室内で昇圧される圧力と一定の燃圧との差圧分に相当する上記第1作用力の差分のみが上記圧縮荷重として実質的に作用するだけであり、従来技術のように高圧化された燃圧そのものが上記圧縮荷重として作用するという懸念はないからである。
また、請求項2乃至3に記載の発明では、シリンダには、前記ピストンの前記隔壁部側とは反対側に、前記隔壁部との間に気密な空間を形成する蓋部が設けられていることを特徴とする。
これによると、ピストン及びシリンダにおいてピストンの隔壁部とシリンダの蓋部の間に挟み込まれる空間区分を、気密な空間として形成することができる。それ故に、アクチュエータ側のピストンに接する燃圧による第2作用力と、ピストンの加圧室側に接する加圧室内の燃圧による第1作用力とをバランスさせることが容易にできる。
また、請求項3に記載の発明では、ハウジングは、ピストンおよびシリンダを収容する内周壁を有し、ピストンの隔壁部、およびシリンダの蓋部には、内周壁との間にシール部材を備え、シール部材は、ピストンの隔壁部とハウジング内周壁とに気密に接するOリング、ベローズ、およびダイアフラムのうちのいずれかであることを特徴とする。
かかる発明では、上記空間区分を気密空間とする手段として、ピストンの隔壁部及びシリンダの蓋部と、ハウジングの内周壁との間にシール部材を設けることになるのだが、ピストンの隔壁部とハウジング内周壁の間に設けるシール部材は、Oリング、ベローズ、およびダイアフラムのうちのいずれかで構成されている。これにより、アクチュエータの変位により軸方向移動するピストンを、スムースに摺動移動させることが可能となる。
また、請求項4に記載の発明では、密着部材は、押圧部材の一端部とピストンとを溶接する溶接部であることを特徴とする。
これによると、押圧部材の一端部とピストンとを溶接することで密着部材を形成できるので、押圧部材の一端部及びピストン以外の構成部材を増やすことなく密着部材を形成でき、ひいては優れた生産性を有する燃料噴射弁を得ることが可能である。
また、請求項5に記載の発明では、密着部材は、押圧部材の一端部とピストンとの間に挟み込まれて配置される第2シール部材であることを特徴とする。
これによると、Oリングもしくはバックアップリングなどの第2シール部材を押圧部材の一端部とピストンとの間に配置することにより、押圧部材の一端部とピストンの間に燃料が回り込むのを防止することができる。
また、請求項6に記載の発明では、ピストンは、アクチュエータ側にキャビティを有し、キャビティを形成する内壁に収容部材の一部が挿入されるとともに、内壁を押圧部材が押圧することを特徴とする。
かかる発明では、アクチュエータの出力端部側には、押圧部材と少なくともアクチュエータの出力端部側とを覆うベローズ等の収容部材とを設け、かつ押圧部材の一端部とピストンの間を気密に保持する密着部材を備えるという構成とするので、押圧部材およびピストンの軸方向長さが比較的長くなるおそれがある。特に、ピストンとシリンダとの摺動部からの燃料リークを防止するため、ピストンの摺動部軸方向の長さを確保する必要となるので、ピストンの体格の大型化を招き、ひいてはピストンの移動に生じる慣性力(慣性抵抗ともいう)の増加によるエネルギロスを招くという懸念がある。
しかしながら、請求項6に記載の発明によると、ピストンはキャビティを有しているので、摺動部軸方向の長さを確保することができるとともに、慣性力増加に繋がるピストンの可動マスを低減することができる。
また、請求項7に記載の発明では、噴孔、弁座、および噴孔に連絡する燃料通路を有するハウジングと、ハウジング内に設けられ、弁座に着座および離座することにより噴孔を流れる燃料を遮断および許容する弁部材と、ハウジング内に設けられ、弁部材を閉弁方向に付勢する第1付勢部材と、ハウジング内に設けられ、シリンダと、シリンダの内部を軸方向に摺動可能なピストンとを有する駆動力伝達部材と、内部の燃料の圧力が高まると第1付勢部材の付勢力に抗して弁部材を開弁方向に付勢する圧力制御室と、圧力制御室に連通しピストンによって内部の燃料が加圧される加圧室とを有する燃料圧力制御系統と、加圧室の圧力が低下する方向にピストンを付勢する第2付勢部材と、ハウジングに一端が固定され、通電量に応じて他端が軸方向に変位可能なアクチュエータと、アクチュエータの他端に設けられ、アクチュエータの駆動力により第2付勢部材の付勢力に抗して加圧室を昇圧する方向にピストンを押し当てる押圧部材とを備え、
シリンダには、ハウジングの内周壁の内側に配置され、ピストンと共に加圧室を形成する蓋部を有し、蓋部とハウジングの内周壁との間に設けられ、アクチュエータ側の空間区分と弁部材側の空間区分を隔離するシール部材と、蓋部に設けられ、加圧室と燃料通路とを連絡する連通路をさらに備えていることを特徴とする。
これによると、蓋部を挟んでアクチュエータ側の空間区分と弁部材側の空間区分をシール部材で隔離し、シリンダにおいて弁部材側にある蓋部に、加圧室と燃料通路とを連絡する連通路を設ける構成とするので、アクチュエータ側の空間区分を、燃料侵入のない気密な空間とすることができる。これにより、アクチュエータへの燃料侵入が防止できる。
しかも、上記構成とするので、ピストン側に、加圧室と燃料通路とを連絡する連通路を設ける必要がない。それ故に、ピストンの加圧室側の受圧断面を小さくすることが容易となるので、ピストンの加圧室側に接する加圧室内の燃圧による第1作用力を低減でき、ひてはアクチュエータへの圧縮荷重の低減ができる。
以上の請求項7に記載の発明によれば、燃料侵入に対するアクチュエータの信頼性確保と、燃圧の高圧化に対応してアクチュエータへの圧縮荷重低減とが両立する燃料噴射弁を得ることができるのである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁の模式的断面を図1に示す。図1に示す燃料噴射弁1は、例えばディーゼルエンジンまたは筒内噴射式火花点火内燃機関(以下、直噴ガソリンエンジン)の気筒内へ直接的に噴射する直噴型エンジンに使用するものであって、先端に形成されている噴孔11が図示しない気筒内の燃焼室の上端面(図示しないシリンダヘッドにて形成される壁面)の中央部に設置されるように、シリンダヘッドに取り付けられている。燃料噴射弁1は、図示しない各気筒共通の蓄圧容器としてのコモンレールから分配供給される高圧燃料を噴射する。なお、本実施形態による燃料噴射弁は、上記気筒内以下の例えば吸気ポートへ燃料を噴射するものにも使用可能である。
図1に示すように、燃料噴射弁1は、ハウジング10と、弁部材としてのニードル20と、ニードル案内シリンダ30と、「蓋部」としての蓋部材40と、シリンダとしてのピストン案内シリンダ60と、ピストン70と、アクチュエータ80と、アクチュエータ80を伸縮自在に収容する収容部材90とを備えている。
ハウジング10は、筒状に形成されており、軸方向一端部101に噴孔11、及び弁座12が形成されている。噴孔11は、ハウジング10の内壁と外壁とを連通している。噴孔11の入口側には燃料溜り室201が形成されている。ハウジング10の内壁には、燃料溜り室201と噴孔11の入口との間に弁座22が形成されている。
ハウジング10には、図示しないコモンレールに連通する流入口14、15が形成され、内部には燃料通路200が形成されている。燃料通路200には、コモンレールの内部と概ね同じ圧力の燃料が供給される。上記燃料溜り室201はこの燃料通路200の一部を構成する。燃料通路200は、流入口14、15に連通する燃料室203、204に主たる燃料溜り部が形成される。
ハウジング10の内部には、ニードル20、ニードル案内シリンダ30、蓋部材40、ピストン案内シリンダ60、ピストン70、アクチュエータ80、及び収容部材90などが設けられ、背圧室202、圧力制御室301、及び加圧室302などが形成されている。
ニードル20は、ハウジング10の内部に往復移動可能に収容されている。ニードル20は、弁座12に着座及び離座するシール部21を有している。シール部21が弁座12から離座すると、燃料溜り室201と噴孔11、つまり燃料室203側の燃料通路200と噴孔11は連通し、噴孔11からの燃料噴射が許容される。一方、シール部21が弁座12に着座すると、燃料通路200と噴孔11とは遮断され、噴孔11からの燃料噴射が停止される。
ニードル案内シリンダ30は、略円筒状に形成され、一方の端部がハウジング10の噴孔11側内壁に接し、他方の端部が蓋部材40により閉塞されている。蓋部材40は、略円盤状に形成され、ニードル案内シリンダ30側端部に、背圧室202を形成する凹部41を有している。ニードル案内シリンダ30の内周壁31には、ニードル20の外周壁22が摺動可能に接している。ニードル20は、ニードル案内シリンダ30によって軸方向に往復移動可能に案内されるのである。ニードル20が弁座12に着座するとき、ニードル20と蓋部材40との間には、幅Lの隙間が形成されている。ニードル20は、弁座12に接する位置から蓋部材40に接する位置まで移動可能なのである。即ち、ニードル20の最大リフト量は、上記隙間の幅Lで規定される。
また、ニードル20の噴孔11側の端部の外壁と、ニードル案内シリンダ30の内周壁31と、ハウジング10の内壁との間には、略円環状の圧力制御室301が形成されている。
ニードル20の反噴孔11側の端部と、蓋部材40と、ニードル案内シリンダ30の内周壁31との間には、背圧室202が形成されている。蓋部材40に形成された通路42は燃料通路200と背圧室202とを連通している。また、背圧室202には、第1付勢部材としての第1スプリング51が収容されている。第1スプリング51は、一方の端部がニードル20と接し、他方の端部が凹部41と接しており、ニードル20を弁座12方向、即ち閉弁方向へ付勢する。また、ニードル20には、背圧室202と、燃料溜り室201とを連通する連通孔23が形成されており、燃料溜り室201には、連通孔23を通じて背圧室202から燃料が流入する。
ピストン案内シリンダ60は、略円筒状に形成され、蓋部材50に固定されており、ピストン案内シリンダ60の一方の端部が蓋部材50により閉塞されている。ピストン案内シリンダ60は、内周壁61にピストン70が摺動可能に案内されている。
ピストン70は、略円筒状に形成され、ピストン案内シリンダ60の他方の端部側から蓋部材50側に挿入され、ピストン70の反蓋部材50側の端部は、径方向外側に延びる環状の鍔部75を有している。ピストン70の外周壁71が、ピストン案内シリンダ60の内周壁61と軸方向に摺動可能に接している。ピストン70は、ピストン案内シリンダ60の内周壁61によって軸方向に往復移動可能に案内されるのである。
また、ピストン70の蓋部材50側の端部と、ピストン案内シリンダ60の内周壁61と、蓋部材40との間には、加圧室302が形成されている。
ピストン案内シリンダ60の外周側には、第2付勢部材としての第2スプリング52が設けられている。第2スプリング52は、一方の端部がピストン案内シリンダ60と接し、他方の端部がピストン70の鍔部72と接しており、ピストン70を反蓋部材40方向、即ち加圧室302の容積が増大する方向へ付勢する。第2スプリング52の付勢力によって、加圧室302の容積が増大する方向へピストン70が移動すると、加圧室302の圧力は低下する。
アクチュエータ80は、ピストン70の反蓋部材40側に設けられている。アクチュエータ80は、略円柱状に形成され、一方の端部81がハウジング10の反弁座12側の端部、即ちハウジング10の軸方向他端部102に収容されて固定されている。
アクチュエータ80は、ピエゾスタック82を有している。ピエゾスタック82は、例えばPZT等の圧電セラミック層と電極層とを交互に積層したものであり、電気的なエネルギが充填されることにより積層方向、即ち軸方向に伸長する。一方、ピエゾスタック82から電気的なエネルギが放電されることにより軸方向に収縮する。
アクチュエータ80は、図示しない駆動回路にて充放電されることにより軸方向一端部101側に伸縮する。電極層には図示しないリード線83が接続され、上記駆動回路に電気的に接続されている。リード線は、ハウジング10の軸方向他端部102を貫通する貫通孔からハウジング10の外部に取り出されている。
押圧部材85は、ピエゾスタック82のピストン70側に設けられており、ピストン側に略棒状に延びる軸部86、87を有している。軸部86、87は棒状の軸本体部86と軸端部87とを有しており、軸端部87がピストン70と接している。アクチュエータ80のピエゾスタック82が伸長すると、押圧部材85の軸端部87は、第2スプリング52の付勢力に抗してピストン70を蓋部材40方向、即ち加圧室302の容積が減少する方向へ押圧する。押圧部材85の押圧により、加圧室302の容積が減少する方向へピストン70が移動すると、加圧室302内の圧力は上昇する。
収容部材90は燃料室204の内部に配置されるアクチュエータ80を燃料侵入から保護するものであり、ピエゾスタックケース91と、ベローズ92とを有している。
ピエゾスタックケース91は、円筒状に形成され、一方の端部92がハウジング10の軸方向他端部102内壁に固定されており、他方の端部93が押圧部材85の軸本体部86を挿通する開口部93が設けられている。
ベローズ94は、押圧部材85の軸部86、87を覆うように蛇腹状に形成されており、蛇腹状の両端部95、96がピエゾスタックケース91の他方の端部93と押圧部材85の軸端部87に接合されている。ベローズ94はアクチュエータ80を燃料室204とを隔離しており、ベローズ94及びピエゾスタックケース91の内部への燃料侵入を防止する。
ピストン70には、燃料室204と加圧室302とを連通する連通路76が形成されている。連通路76の途中には、逆止弁77が設けられている。逆止弁77は、連通路76において燃料室204から加圧室302へ向かう燃料の流通を許容し、加圧室302から燃料室204へ向かう燃料の流通を遮断する。これにより、第2スプリング52の付勢力によってピストン70が反蓋部材40方向へ移動するとき、燃料が燃料室204から連通路76を通じて加圧室302に流入する。一方、アクチュエータ80の押圧部材85による押圧によってピストン70が蓋部材40方向へ移動するとき、加圧室302から燃料室204への燃料の流出が規制され、加圧室302の圧力が上昇する。
蓋部材40及びニードル案内シリンダ30には、加圧室302と圧力制御室301とを連通する接続通路303が設けられている。接続通路303は通路33、43を有しており、通路43が蓋部材40に形成され、通路33がニードル案内シリンダ30に形成されている。これにより、圧力制御室301内の燃料圧力と加圧室302内の燃料圧力が実質同等になるとともに、加圧室302内の燃料が加圧されると、加圧室302と同期して圧力制御室301の燃料圧力が上昇する。
流入口15、燃料室204、流入口14、燃料室203、通路42、背圧室202、連通孔23、および燃料溜り室201は燃料通路200を構成している。流入口14、燃料室203、通路42、背圧室202、連通孔23、および燃料溜り室201はお互いに接続された燃料系を構成する。また、圧力制御室301、接続通路303、および加圧室302は請求範囲に記載の燃料圧力制御系統を構成している。
以上、燃料噴射弁1の基本構成について説明した。以下、燃料噴射弁1の特徴的構成について説明する。
(特徴的構成)
図1及び図2に示すように、上記円筒状のピストン70は略有底円筒状に形成されており、側壁72及び底壁73からなる内壁71によりキャビティ74が形成されている。キャビティ74は、反蓋部材40側の端部に開口している。押圧部材85の軸部86、87及びベローズ94がピストン70のキャビティ74内に挿入され、押圧部材85の軸端部87が底壁73と接している。アクチュエータ80が伸長すると、押圧部材85の軸端部87が底壁73を押圧し、ピストン70を蓋部材40方向へ押圧する。
押圧部材85の軸端部87とピストン70の側壁72の間にシール部材35が設けられており、軸端部87と側壁72がシール部材35で気密にシールされている。これにより、互い押し当てられる軸端部87とピストン70の内壁72、73の部分との間が、燃料室204から隔離され、気密に保持される。これにより、押圧部材85の軸端部87とピストン70の上記72、73の部分の間に燃料が回り込むのを防止でき、ひいては回り込んだ燃料の燃圧によってアクチュエータ80への圧縮荷重が加わるのを回避することができる。
また、上記ピストン70の鍔部75は側壁72の反蓋部材40側の端部から径方向外側に延び、かつその鍔部75の径方向端部75aは、ハウジング10の内周壁10aに対向して配置されている。鍔部75の径方向端部75aとハウジング10の内周壁10aの間を気密にシールするシール部材36が設けられている。鍔部75は請求範囲に記載の隔壁部に相当する。
これにより、鍔部75を挟んで燃料室204と分離室401が気密に分離される。燃料室204の圧力と分離室の圧力の差圧によって、ピストン70の加圧室302側の受圧断面に加わる加圧室302の燃圧による第1作用力に抗する第2作用力が生じる反力を形成することができる。そのため、その反力が加わるピストン70の鍔部75の受圧断面を調節するにより、第1作用力と上記反力による第2作用力が釣り合うピストン70を設定することができる。
上記分離室401は、以下の構成のように燃料室203、204から隔離され、気密空間が形成されていることが好ましい。即ち、ピストン70の側壁72と、ピストン案内シリンダ60の内周壁61と間、及び蓋部材40の径方向端部40aと、ハウジング10の内周壁10aの間には、それぞれ、シール部材37、38が設けられている。シール部材37は、ピストン70とピストン案内シリンダ60の摺動部を経由して加圧室302から燃料が分離室401へ流出するのを防止する。シール部材38は、蓋部材40の径方向端部40aを挟んで分離室401と燃料室203とを気密に分離するので、燃料室203から分離室401へ燃料が流入するのを防止する。
これによる、第2作用力は、ピストン70の鍔部75に加わる燃料室204の圧力で形成され、燃料通路200に供給される燃料の燃圧で規定される。一方、第1作用力は、加圧室302の圧力で形成されるが、加圧室302の圧力を昇圧する前には、燃料通路200に供給される燃料の燃圧と実質同等となる。これにより、燃料通路200に供給される燃料の燃圧が高圧化される場合でも、いずれの高圧された燃圧条件下においもピストン70に加わる第1作用力及び第2作用力の両者を釣り合わせることが容易にできる。
上記シール部材35、36、37、38は、図1に示すようにOリングを用いているが、Dリング、もしくはバックアップリング部を有するOリングあるいはDリングであってもよい。
また、上記ピストン70はキャビティ74を有していることが好ましい。これにより、ピストン70の慣性マスを抑えて、ピストン70の摺動部軸方向の長さを拡大することができるのである。
(第2実施形態)
第2実施形態を図2に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、押圧部材85の軸端部87とピストン70の内壁71の間を気密に保持する部材
として、シール部材に代えて、溶接による溶接部135とする一例を示すものである。
図2に示すように、押圧部材85の軸端部87とピストン70の底壁73を溶接することで、溶接部135が形成されている。
このような構成にしても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
さらに、押圧部材85の軸端部87とピストン70とを溶接することで密着部を形成というものであるので、押圧部材85及びピストン70以外のシール部材35という構成部材を増やすことなく形成でき、ひいては優れた生産性を有する燃料噴射弁1を得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図3に示す。第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態では、鍔部75の径方向端部75aとハウジング10の内周壁10aの間を気密にシールするシール部材を、ダイアフラム136とする一例を示すものである。
図3に示すように、鍔部75の径方向端部75aとハウジング10の内周壁10aが、環状のダイアフラム136の両端部に接続されており、ダイアフラム136を挟む前後の区分が気密に分離されている。
これにより、第1実施形態にシール部材35と同様に、アクチュエータ80の変位により軸方向移動するピストン70を、スムースに摺動移動させることが可能となる。
さらに、上記ダイアフラム136で気密を保持する本実施形態では、鍔部75の径方向端部75aとハウジング10の内周壁10aの両者間に挟み込む必要がない。故に、ダイアフラム136と、両者のいずれかとの摺動摩耗を抑制することができる。
なお、上記ダイアフラム136に限らず、ベローズを用い、鍔部75の径方向端部75aとハウジング10の内周壁10aの両者間にベローズを装着する構成としてもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態を図4に示す。第4実施形態は第1実施形態の変形例である。第4実施形態では、燃料噴射弁1内において分離室401の領域を拡大した一例を示すものである。
本実施形態では、図4に示すように、分離室401を拡大し、アクチュエータ80の周囲が気密な空間とするものである。
図4に示すように、蓋部材40には、燃料室203に連通する連絡路176と、連絡路186の途中に配置する逆止弁177が形成されている。これにより、第1実施形態のように上記連絡路76及び逆止弁77を形成する必要がないため、ピストン70において、ピストン案内シリンダ60の内周壁61に摺動移動する摺動部173aの体格を小型化できる。これにより、ピストン70に加わる上記第1作用力そのものを大きさを抑制でき、ひいてはアクチュエータ80への圧縮荷重低下できる。
このような構成では、第1の実施形態と同様に、燃料侵入に対するアクチュエータ80の信頼性確保と、燃圧の高圧化に対応してアクチュエータ80への圧縮荷重低減とが両立する燃料噴射弁1を得ることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 第2実施形態に係わる燃料噴射弁の特徴的部分を示す部分断面図である。 第3実施形態に係わる燃料噴射弁の特徴的部分を示す部分断面図である。 第4実施形態に係わる燃料噴射弁を示す断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
10 ハウジング
10a 内周壁
11 噴孔
12 弁座
20 ニードル(弁部材)
30 ニードル案内シリンダ
35、36、37、38 シール部材(密着部材)
40 蓋部材(蓋部)
51 第1スプリング(第1付勢部材)
52 第2スプリング(第2付勢部材)
60 ピストン案内シリンダ
70 ピストン
71 内壁
72 側壁
73 底壁
74 キャビティ
75 鍔部(隔壁部)
76 連通路
77 逆止弁
80 アクチュエータ
81 端部
82 ピエゾスタック
85 押圧部材
86 軸本体部
87 軸端部
90 収容部材
91 ピエゾスタックケース
94 ベローズ
95 ベローズ一端部
96 ベローズ他端部
101 軸方向一端部
102 軸方向他端部
200 燃料通路
201 燃料溜り室
202 背圧室
203 燃料室
204 燃料室
301 圧力制御室
302 加圧室
303 通路
401 隔離室

Claims (7)

  1. 噴孔、弁座、および前記噴孔に連絡する燃料通路を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記弁座に着座および離座することにより前記噴孔を流れる燃料を遮断および許容する弁部材と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記弁部材を閉弁方向に付勢する第1付勢部材と、
    前記ハウジング内に設けられ、シリンダと、前記シリンダの内部を軸方向に摺動可能なピストンとを有する駆動力伝達部材と、
    内部の燃料の圧力が高まると前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記弁部材を開弁方向に付勢する圧力制御室と、前記圧力制御室に連通し前記ピストンによって内部の燃料が加圧される加圧室とを有する燃料圧力制御系統と、
    前記加圧室の圧力が低下する方向に前記ピストンを付勢する第2付勢部材と、
    前記ハウジングに一端が固定され、通電量に応じて他端が軸方向に変位可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記他端に設けられ、前記アクチュエータの変位方向に自在に伸縮して少なくとも前記アクチュエータの前記他端側を覆う収容部材を有し、前記アクチュエータの駆動力により前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記加圧室を昇圧する方向に前記ピストンを押し当てる押圧部材とを備え、
    前記押圧部材は、前記ピストンに押し当てらえる一端部を有し、
    互いに押し当てられる前記一端部と前記ピストンの間を気密に保持する密着部材と、
    前記ピストンに設けられ、前記シリンダの外周側に延びる隔壁部であって、前記加圧室の圧力に抗する反力が加えられる隔壁部と、
    をさらに備えていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記シリンダには、前記ピストンの前記隔壁部側とは反対側に、前記隔壁部との間に気密空間を形成する蓋部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記ハウジングは、前記ピストンおよび前記シリンダを収容する内周壁を有し、
    前記ピストンの隔壁部、および前記シリンダの前記蓋部には、前記内周壁との間にシール部材を備え、
    前記シール部材は、前記ピストンの前記隔壁部と前記ハウジング前記内周壁とに気密に接するOリング、ベローズ、およびダイアフラムのうちのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記密着部材は、前記押圧部材の前記一端部と前記ピストンとを溶接する溶接部であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記密着部材は、前記押圧部材の前記一端部と前記ピストンとの間に挟み込まれて配置される第2シール部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記ピストンは、前記アクチュエータ側にキャビティを有し、前記キャビティを形成する内壁に前記収容部材の一部が挿入されるとともに、前記内壁を前記押圧部材が押圧することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 噴孔、弁座、および前記噴孔に連絡する燃料通路を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記弁座に着座および離座することにより前記噴孔を流れる燃料を遮断および許容する弁部材と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記弁部材を閉弁方向に付勢する第1付勢部材と、
    前記ハウジング内に設けられ、シリンダと、前記シリンダの内部を軸方向に摺動可能なピストンとを有する駆動力伝達部材と、
    内部の燃料の圧力が高まると前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記弁部材を開弁方向に付勢する圧力制御室と、前記圧力制御室に連通し前記ピストンによって内部の燃料が加圧される加圧室とを有する燃料圧力制御系統と、
    前記加圧室の圧力が低下する方向に前記ピストンを付勢する第2付勢部材と、
    前記ハウジングに一端が固定され、通電量に応じて他端が軸方向に変位可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記他端に設けられ、前記アクチュエータの駆動力により前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記加圧室を昇圧する方向に前記ピストンを押し当てる押圧部材とを備え、
    前記シリンダには、前記ハウジングの内周壁の内側に配置され、前記ピストンと共に前記加圧室を形成する蓋部を有し、
    前記蓋部と前記ハウジングの前記内周壁との間に設けられ、前記アクチュエータ側の空間区分と前記弁部材側の空間区分を隔離するシール部材と、
    前記蓋部に設けられ、前記加圧室と前記燃料通路とを連絡する連通路をさらに備えていることを特徴とする燃料噴射弁。
JP2008149671A 2008-06-06 2008-06-06 燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP4831131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149671A JP4831131B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149671A JP4831131B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009293569A JP2009293569A (ja) 2009-12-17
JP4831131B2 true JP4831131B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=41541949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008149671A Expired - Fee Related JP4831131B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4831131B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01187363A (ja) * 1988-01-21 1989-07-26 Toyota Motor Corp 内燃機関用燃料噴射弁
DE10326046A1 (de) * 2003-06-10 2004-12-30 Robert Bosch Gmbh Einspritzdüse für Brennkraftmaschinen
DE102004035280A1 (de) * 2004-07-21 2006-03-16 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffinjektor mit direkter mehrstufiger Einspritzventilgliedansteuerung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009293569A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4588956B2 (ja) 燃料噴射弁
JP4288182B2 (ja) 流体のための調量装置、特に自動車用噴射弁
US7500648B2 (en) Fuel-injection valve
JP4831131B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2003328893A (ja) 燃料噴射弁
US8100349B2 (en) Fuel injection device
KR100935810B1 (ko) 연료 분사 밸브
US20060043213A1 (en) Fuel injection valve
JP2005513334A (ja) 燃料噴射弁
JP4072172B2 (ja) 燃料噴射弁
US6712289B1 (en) Fuel injection valve
JP2000356175A (ja) 燃料噴射弁
JP2004197743A (ja) 燃料噴射弁
US7422006B2 (en) Fuel injector
JP6145652B2 (ja) 燃料噴射弁
KR100817007B1 (ko) 유체 제어용 밸브
KR20040026691A (ko) 연료 분사 밸브
JP3817826B2 (ja) エンジンの燃料噴射弁
JP4280633B2 (ja) 燃料噴射弁
JP4849096B2 (ja) 燃料噴射弁
US7906888B2 (en) Actuator for actuating a fuel injection valve
JP5933763B2 (ja) 流体を調量する弁
JP3785735B2 (ja) エンジンの燃料噴射弁
JP6993900B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2006528295A (ja) 液圧式の連結器及び燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4831131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees