JP4828481B2 - 表示制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

表示制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、キャラクタを表示するための制御を行う表示制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
テキストデータによって表されるキャラクタ列を表示装置、たとえばCRT(Cathode Ray Tube)あるいはLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置に表示する場合、テキストデータに含まれるキャラクタデータに対応するフォントデータによって表される「文字」、「数字」および「記号」を含むキャラクタが表示される。フォントデータは、キャラクタデータたとえばキャラクタコードに対応するキャラクタの形状を、表示する大きさを示す表示サイズ(以下「フォントサイズ」ともいう)ごとに表したデータである。ユーザは、表示装置の画面上で、テキストデータによって表されるキャラクタ列を閲覧することができる。
近年、テレビジョン放送のデジタル化に伴い、ユーザは、デジタルテレビジョン放送において、電子番組表(Electronic Program Guide;以下「EPG」という)を使用して、所望の番組を検索し、検索した番組の視聴および録画予約を行うことができる。さらに、ユーザは、データ放送の普及によって、データ放送から数多くの情報を取得することができる。
電子番組表の情報およびデータ放送から取得することができる情報は、数多くのキャラクタによって表される情報であり、この情報をユーザに分かり易く提示することが求められる。すなわち、情報量の多いテキストデータが示すキャラクタ列を表示する場合について、ユーザの可読性を向上させることが求められる。
可読性を向上させる第1の従来の技術として、番組検索装置がある。この番組検索装置は、テレビ放送におけるEPG等の電子番組情報、およびキーワードなどの検索情報が入力されると、入力された電子番組情報の中からキーワードを含む電子番組情報が抽出される。抽出された電子番組情報が表示される番組ウィンドウの大きさ、およびその抽出された電子番組情報の大きさたとえば文字数もしくはデータ量に基づいて、その抽出された電子番組情報のフォントの大きさつまりフォントサイズが変更され、抽出された電子番組情報のみが画面表示部に表示される。さらに、強調表示として、点滅表示、網掛け表示、あるいはフォントを強調する表示が可能であり、キーワードの色の変更も可能である(たとえば特許文献1参照)。
第2の従来の技術として、電子番組表を不特定多数のユーザにとって見やすい形態で効率よく表示することができる番組表表示装置がある。この番組表表示装置は、ユーザが電子番組表の文字サイズつまりフォントサイズを変更したとき、番組枠の中に表示する文字の文字間隔および行間隔のうちの少なくとも1つをフォントサイズに適した距離に変更して表示する。さらに、変更されたフォントサイズに応じて、電子番組表のチャンネル軸のスケールおよび時間軸のスケールのうちの少なくとも1つを変更して表示することも可能である(たとえば特許文献2参照)。
第3の従来の技術として、限られた表示領域に順次表示する文字の大きさを編集することができるテキストデータ編集装置がある。このテキストデータ編集装置は、先ず、テキストデータを形態素解析などによって、言語的に意味を持つ単位の部分情報、たとえば単語、文節、段落、あるいは文などに分割し、分割した各部分情報の重要度を決定する。そして、限られた表示領域に所定時間内にテキストデータを表示できないときは、決定した重要度に基づいて部分情報の表示サイズを縮小、たとえば重要度の低い部分情報の表示サイズを重要度に応じて縮小して、テキストデータを順次表示する(たとえば特許文献3参照)。
特開2003−283947号公報 特開2006−93992号公報 特開2005−293174号公報
第1の従来の技術は、キーワードによって抽出された電子番組情報を表示する番組ウィンドウの大きさ、およびその抽出された電子番組情報のデータ量に基づいて、その抽出された電子番組情報全体のフォントサイズが一律に決定される。すなわち、抽出された電子番組情報のすべての文字のフォントサイズが同じフォントサイズとなり、抽出された電子番組情報が示す文字列の中で、どの部分が重要であるかがわかりにくいという問題がある。
第2の従来の技術は、ユーザがフォントサイズを変更したとき、番組枠の中に表示する文字の文字間隔および行間隔のうちの少なくとも1つをフォントサイズに適した距離に変更して表示する。すなわち、第2の従来の技術は、文字間隔および行間隔を変更することはできるが、第1の従来の技術と同様に、番組枠の中に表示するすべての文字のフォントサイズが同じフォントサイズであり、どの部分が重要であるかがわかりにくいという問題がある。
第3の従来の技術は、重要度の低い部分情報の表示サイズを重要度に応じて縮小して表示することによって、相対的に重要な部分情報が大きく表示されたことになり、どの部分が重要であるかをわかりやすくするものである。しかしながら、第3の従来の技術は、テキストデータを、限られた表示領域に順次表示するものであり、テキストデータに含まれる単語などのキャラクタ列をすべて同時に表示領域内に表示するものではない。したがって、テキストデータに含まれるすべてのキャラクタ列を同時に表示領域内に表示したい場合に、重要なキャラクタ列の表示位置を変更することはできないという問題がある。
本発明の目的は、注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列をわかりやすい表示サイズおよび表示位置で表示するように制御することができる表示制御装置、方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
前記表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定手段とを含み、
前記決定手段は、前記改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置である。
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割されたオブジェクトのうち、前記重要度が最も高いオブジェクトから予め定める個数分ずつ抜き出して複数のグループにグループ化するグループ化手段とを含み、
前記決定手段は、表示領域算出手段によって算出された表示領域において、グループ化手段によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置である
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、 前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割されたオブジェクトから、予め定める複数の基準重要度のうちのより高い基準重要度から順次基準重要度ごとに、基準重要度以上のオブジェクトを抜き出して複数のグループにグループ化するグループ化手段とを含み、
前記決定手段は、表示領域算出手段によって算出された表示領域において、グループ化手段によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置である
また本発明は、前記決定手段は、オブジェクトの表示位置を、表示サイズが同じであるオブジェクトに隣接しない表示位置に決定することを特徴とする。
また本発明は、前記決定手段は、オブジェクトの表示サイズを、隣接するオブジェクトの表示サイズと異なる表示サイズに決定することを特徴とする。
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段とを含み、
前記決定手段は、
重要度算出手段によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを決定し、
前記重要度に応じてオブジェクトの表示色を決定し、
オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、表示色が同じであるオブジェクトに隣接しないように決定することを特徴とする表示制御装置である
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段とを含み、
前記決定手段は、
重要度算出手段によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを決定し、
前記重要度に応じてオブジェクトの表示色を決定し、
オブジェクトの表示色を、隣接するオブジェクトの表示色と異なる表示色に決定することを特徴とする表示制御装置である
また本発明は、前記オブジェクトは、文、単語、およびキャラクタのうちのいずれか1つであることを特徴とする。
また本発明は、前記出力手段は、
テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示手段と、
前記テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、前記表示制御情報に従って表示手段に表示させる表示制御手段とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記重要度算出手段は、前記重要度を出現頻度または流行度から算出することを特徴とする。
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力ステップと、
テキスト入力ステップで入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割ステップと、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力ステップと、
前記オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力ステップと
前記指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出ステップと、
前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出ステップと、
前記表示領域算出ステップで算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定ステップとを含み、
前記決定ステップでは、前記改行位置決定ステップで決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出ステップで算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定することを特徴とする表示制御方法である。
また本発明は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定手段と、
前記改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定する前記決定手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
また本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
本発明によれば、テキスト入力手段によって、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータが入力され、オブジェクト分割手段によって、テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列が、1つのキャラクタからなるオブジェクトまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトに分割される。そして、指標入力手段によって、オブジェクトごとの指標を表す指標情報が入力され、決定手段によって、オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つが、指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定される。
さらに、出力手段によって、決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報が出力されるので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、ユーザにとって読みやすくなるように所定の指標に基づいて決定することができる。すなわち、テキストデータが示すキャラクタ列のうち注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列をわかりやすい表示サイズおよび表示位置で表示するように制御することができる。
したがって、表示制御情報に基づいてテキストデータが示すキャラクタ列を表示したときに、ユーザは、どのオブジェクトが注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列であるのかをすぐに認識することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。特に、テキストデータが新聞、雑誌、および書籍などのようにキャラクタの数が多い場合、重要な部分をわかりやすく表示することができ有用である。
また、表示領域算出手段によって、テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさが算出される。そして、改行位置決定手段によって、表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかが決定される。したがって、表示領域内に表示されるキャラクタ列に対して、ユーザにとって読みやすくなるように最適な位置に改行を入れることができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
また、重要度算出手段によって、指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度が算出される。そして、決定手段によって、改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置が決定され、表示位置が決定された後、決定された表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズが決定される。したがって、改行が行われた行ごとに、ユーザにとって読みやすくなるように各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
また本発明によれば、テキスト入力ステップでは、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力する。オブジェクト分割ステップでは、テキスト入力ステップで入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトに分割する。指標入力ステップでは、オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する。決定ステップでは、オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する。
そして、出力ステップでは、決定ステップで決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力するので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、ユーザにとって読みやすくなるように所定の指標に基づいて決定することができる。すなわち、本発明による表示制御方法を用いれば、テキストデータが示すキャラクタ列のうち注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列をわかりやすい表示サイズおよび表示位置で表示するように制御することができる。
したがって、表示制御情報に基づいてテキストデータが示すキャラクタ列を表示したときに、ユーザは、どのオブジェクトが注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列であるのかをすぐに認識することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。特に、テキストデータが新聞、雑誌、および書籍などのようにキャラクタの数が多い場合、重要な部分をわかりやすく表示することができ有用である。
また、表示領域算出ステップでは、テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する。そして、改行位置決定ステップでは、表示領域算出ステップで算出された表示領域の大きさに基づいて、オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する。したがって、表示領域内に表示されるキャラクタ列に対して、ユーザにとって読みやすくなるように最適な位置に改行を入れることができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
また、重要度算出ステップでは、指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する。そして、決定ステップでは、改行位置決定ステップで決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、重要度算出ステップで算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定する。したがって、改行が行われた行ごとに、ユーザにとって読みやすくなるように各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
また本発明によれば、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定手段と、前記改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定する前記決定手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムとして提供することができる。
また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である表示制御装置1の機能の構成を示すブロック図である。表示制御装置1は、テキスト入力部11、指標入力部12、テキストデータ蓄積部13、指標蓄積部14、オブジェクト分割部15、重要度算出部16、決定部17、出力制御部18、表示制御部19、表示領域算出部20、改行位置決定部21、および表示方向認識部22を含み、外部装置8および表示装置9が接続される。外部装置8および表示装置9は、表示制御装置1に含めてもよい。本発明に係る表示制御方法は、表示制御装置1によって処理される。
テキスト入力手段であるテキスト入力部11は、テキストデータ30を表示制御装置1に入力する。テキストデータ30は、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すデータである。キャラクタは、「文字」、「数字」および「記号」を含む。テキストデータ30は、たとえば着脱可能な記録媒体あるいは表示制御装置1以外の装置に記憶されている。テキスト入力部11は、テキストデータ30が記録媒体に記録されている場合は、記録媒体からテキストデータ30を読み取って表示制御装置1に入力する。テキストデータ30が他の装置に記憶されている場合は、無線もしくは有線の通信回線を介して、他の装置からテキストデータ30を受信して表示制御装置1に入力する。
テキストデータ30は、キャラクタ列のみから構成されるテキストデータに限られるものではなく、マルチメディアコンテンツに含まれるテキストデータでもよい。マルチメディアコンテンツは、静止画データおよび動画像データを含む映像メディア、ならびに音楽メディアなどのように、種々の形態および種々の媒体で提供される。テキストデータ30は、具体的には、たとえば新聞、雑誌、および書籍などの文書の電子情報、電子番組表を表すデータ、およびデータ放送による放送内容を表すデータである。
指標入力手段である指標入力部12は、指標情報31を表示制御装置1に入力する。指標情報31は、重要度を算出するための指標を表す情報であり、たとえば品詞ごとの重要度を示す品詞別重要度テーブル、オブジェクトごとの現在の流行度を表すオブジェクト流行度テーブル、およびオブジェクトの出現頻度に対応する重要度を表す出現頻度テーブルなどの情報である。オブジェクトは、1つのキャラクタまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなり、たとえば文、単語、またはキャラクタである。
テキストデータ蓄積部13は、テキストデータ30を蓄積および管理する。テキストデータ蓄積部13に蓄積されるテキストデータ30は、テキスト入力部11によって入力されたテキストデータ30を記憶したものであるが、予め記憶させておいたものであってもよい。たとえば表示制御装置1の電源投入時に、記録媒体からテキストデータ30を読み取ってテキストデータ蓄積部13に記憶させておく。
指標蓄積部14は、指標情報31を蓄積および管理する。指標蓄積部14に蓄積される指標情報31は、指標入力部12によって入力された指標情報31を記憶したものであるが、予め記憶させておいたものであってもよい。たとえば表示制御装置1の出荷時に、指標情報31を指標蓄積部14に記憶させておく。あるいは表示制御装置1の電源投入時に、記録媒体から指標情報31を読み取って指標蓄積部14に記憶させておく。
オブジェクト分割手段であるオブジェクト分割部15は、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列をオブジェクトに分割する。たとえばオブジェクトを文とした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30が示すキャラクタ列を句点で分割することによって、1つ以上のオブジェクトに分割する。オブジェクトを単語とした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30が示すキャラクタ列に対して形態素解析をかけることによって、1つ以上のオブジェクトに分割する。さらに、オブジェクトをキャラクタとした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30が示すキャラクタ列を1キャラクタずつ切り出すことによって、1つ以上のオブジェクトに分割する。
形態素解析は、文章を言語学的に意味のある最小単位の単語に区切り、辞書を利用して品詞を判別する解析である。オブジェクトを「文」、「単語」、および「キャラクタ」のいずれにするかは、たとえば後述するモニタ203に選択画面を表示して、後述するリモコン204によって選択することができるようにしてもよいし、表示制御装置1の出荷時に、初期設定として設定しておいてもよい。
重要度算出手段である重要度算出部16は、指標蓄積部14によって蓄積された指標情報31が示す指標に基づいて、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトの重要度を算出する。たとえばオブジェクトが単語である場合、形態素解析によって判別されたオブジェクトつまり単語の品詞に応じて、重要度を算出する。たとえば、オブジェクトの品詞が名詞である場合は重要度を高くし、逆にオブジェクトの品詞が助詞である場合は、重要度を低くする。
具体的には、重要度算出部16は、指標蓄積部14によって蓄積されている品詞別重要度テーブルを参照することによって、各オブジェクトの重要度を算出する。品詞別重要度テーブルは、たとえば「名詞」の重要度は「5」、および「助詞」の重要度は「1」などとして設定されている。さらに、名詞を「地名」および「人名」などに細分化して、それぞれに重要度を対応付けておいてもよい。
オブジェクトの重要度の算出は、オブジェクトの品詞に応じて算出することに限定されるものではなく、オブジェクトの出現頻度に応じて算出してもよい。たとえばオブジェクトの出現頻度が高い場合は重要度を高くし、逆にオブジェクトの出現頻度が低い場合は重要度を低くする。具体的には、重要度算出部16は、指標蓄積部14によって蓄積されている出現頻度テーブルを参照することによって、各オブジェクトの重要度を算出することができる。あるいは、出現頻度テーブルをオブジェクトごとの出現頻度を表す情報とし、かつその情報から重要度を算出する計算式を定めておいて、重要度算出部16が出現頻度テーブルと当該計算式を用いて、各オブジェクトの出現頻度から重要度を算出してもよい。
さらに、オブジェクトの現在の流行度に応じて算出してもよい。流行度は、現在の世の中でオブジェクトが注目されている度合いを示し、流行度の高いオブジェクトが現在の世の中で注目されていること示す。オブジェクトの流行度が高い場合は重要度を高くし、逆にオブジェクトの流行度が低い場合は重要度を低くする。
この場合、オブジェクト流行度テーブルが示す流行度を重要度として扱えば、重要度算出部16は、当該オブジェクト流行度テーブルを参照することによって、オブジェクトの重要度を算出することができる。あるいは、流行度から重要度を算出する計算式を定めておいて、重要度算出部16が当該計算式用いて、各オブジェクトの流行度から重要度を算出してもよい。オブジェクト流行度テーブルは、指標入力部12によって入力して指標蓄積部14によって蓄積してもよいが、表示制御装置1で算出してもよい。たとえば、オブジェクトをキーワードとして検索エンジンを用いて検索したときの検索キーワード数から、オブジェクトの流行度を算出してもよいし、電子番組表に含まれるキーワードごとのオブジェクト数から算出してもよい。
さらに、季節などの時期ごとに関連するキーワード、たとえば季節が「秋」であれば、「紅葉」、「食欲」、および「読書」などのキーワード、季節が「お正月」の時期であれば、「初詣」、「お年玉」、および「初日の出」などのキーワードを指標蓄積部14に登録しておき、現在の時期にキーワードとして登録されているオブジェクトの流行度を高くするものであってもよい。
決定手段およびグループ化手段である決定部17は、重要度算出部16によって算出されたオブジェクトごとの重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。その際、重要度が高いオブジェクトほど、優先的に表示位置および表示サイズを決定する。オブジェクトの表示位置は、オブジェクトをたとえばディスプレイなどの表示装置9に表示する場合に、オブジェクトが表示される表示領域内の位置であり、たとえば表示領域の大きさと、その表示領域内におけるオブジェクトの左上の位置の座標値とによって表される。表示領域は、たとえば表示装置9の表示画面の領域のうち、テキストデータ30が示すキャラクタ列を表示するための領域、たとえばテキストボックスである。表示領域の大きさは、たとえばその領域の形状が矩形であるとすると、矩形の水平方向の長さおよび垂直方向の長さによって表すことができるが、表示領域の大きさの表し方は、これに限定されない。
オブジェクトの表示サイズは、オブジェクトの幅方向のサイズおよび高さ方向のサイズで表され、オブジェクトを表示装置9に表示する場合に、表示領域におけるオブジェクトの大きさを示す情報である。オブジェクトの大きさは、たとえばドット数、インチ、またはcmなどで表してもよいし、「大」、「中」、および「小」などで表してもよい。さらに、オブジェクトの高さおよび幅をそれぞれ表してもよいし、オブジェクトの太さで表してもよい。オブジェクトの太さは、たとえば「細」、「中」、および「太」などで表す。
出力手段である出力制御部18は、決定部17によって決定された表示位置および表示サイズを表す情報を、表示制御情報として外部装置8に出力する。この表示制御情報を用いることによって、テキストデータ30が示すキャラクタ列を、決定部17によって決定された表示位置および表示サイズで表示することができる。表示制御手段である表示制御部19は、決定部17によって決定された表示位置および表示サイズに従って、各オブジェクトをディスプレイなどの表示手段である表示装置9に表示させる。表示制御手段および表示手段は、出力手段に含まれる。
表示領域算出手段である表示領域算出部20は、表示領域情報32を取得し、取得した表示領域情報32に基づいて、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する。表示領域情報32は、テキストデータ30が示すキャラクタ列を表示する表示領域の大きさを算出するための情報である。あるいは、表示領域の大きさそのものを表す情報でもよく、たとえば表示領域を長方形の領域とする場合は、長方形の縦および横の長さによって表される情報である。
改行位置決定手段である改行位置決定部21は、表示領域算出部20によって算出された表示領域の大きさに応じて、テキストデータ30が示すキャラクタ列を、どの位置で改行するかを決定する。すなわち、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトがそれぞれ隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する。オブジェクトが隣接するとは、各オブジェクトが表示されたときにそれぞれのオブジェクトが占有する領域、たとえば矩形の領域が、他のオブジェクトの矩形の領域と左右あるいは上下に隣り合うことである。
認識手段である表示方向認識部22は、テキストデータ30が示すキャラクタ列を表示する表示方向を判別する。表示方向の判別は、方向情報を参照して判別する。方向情報は、テキストデータ30が示すキャラクタ列が縦書きであるか横書きであるかを示す情報であり、たとえばテキストデータ30に付属しているメタデータに含まれる情報である。メタデータは、テキスト入力部11によってテキストデータ30とともに入力され、テキストデータ30とともにテキストデータ蓄積部13によって蓄積される。
図2は、表示制御装置1を構成するコンピュータシステム2の構成を示す図である。表示制御装置1は、コンピュータシステム2によって構成される。コンピュータシステム2は、一般的に用いられるコンピュータシステムであり、以下概略を説明する。
コンピュータシステム2は、コンピュータ200、モニタ203、およびリモートコントローラ(以下「リモコン」という)204を含む。コンピュータ200は、光ディスクドライブ201、磁気ディスクドライブ202、リモコンインタフェース(Interface:以下「I/F」という))205、CPU(Central Processing Unit)206、バス207、ROM(Read Only Memory)208、RAM(Random Access Memory)209、およびハードディスク210を含む。
光ディスクドライブ201は、光ディスク211に記録される情報を読み取り、読み取った情報をハードディスク210に送る。磁気ディスクドライブ202は、磁気ディスク212に記録される情報を読み取り、読み取った情報をハードディスク210に送る。光ディスク211および磁気ディスク212には、プログラム、テキストデータ30、指標情報31、および表示領域情報32などの情報が記録されている。
モニタ203は、CRT(Cathode Ray Tube)あるいはLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイによって構成され、CPU206から受け取った情報を表示画面に表示する。リモコン204は、コンピュータ200を操作するための操作情報を有線または無線によって送信する。リモコンI/F205は、リモコン204から送信される操作情報を受信し、CPU206に送る。
CPU206は、中央処理装置によって構成され、ROM208およびRAM209に記憶されるプログラムを実行することによって、光ディスクドライブ201、磁気ディスクドライブ202、モニタ203、リモコンI/F205、およびハードディスク210を制御し、テキスト入力部11、指標入力部12、テキストデータ蓄積部13、指標蓄積部14、オブジェクト分割部15、重要度算出部16、決定部17、出力制御部18、表示制御部19、表示領域算出部20、改行位置決定部21、および表示方向認識部22の機能を実現する。
バス207は、光ディスクドライブ201、磁気ディスクドライブ202、モニタ203、リモコンI/F205、CPU206、ROM208、RAM209、およびハードディスク210を接続し、情報の送受信を可能にするバスである。ROM208は、ブートアッププログラムなどのプログラムを記憶する読出専用メモリである。RAM209は、プログラムおよび作業データなどの情報を記憶する読み書き可能なメモリである。
ハードディスク210は、ハードディスク装置によって構成され、光ディスクドライブ201および磁気ディスクドライブ202から受け取ったプログラム、テキストデータ30、指標情報31、および表示領域情報32などの情報を記憶する。図2には示していないが、LAN(Local Area Network)に接続される他の装置と情報を送受信するためのネットワークアダプタボードを、コンピュータ200に搭載してもよい。ネットワークアダプタボードによって、プログラム、テキストデータ30、指標情報31、および表示領域情報32などの情報を他の装置から取得して、ハードディスク210に記憶することも可能である。
ハードディスク210に記憶されるプログラムは、CPU206によって実行されるときにRAM209にロードされる。プログラムは、ハードディスク210に記憶することなく、光ディスクドライブ201、磁気ディスクドライブ202、およびネットワークアダプタボードから直接RAM209にロードしてもよい。
CPU206で実行されるプログラムは、コンピュータ200に、本実施の形態に係る表示制御装置1の各機能を実現させる複数の命令を含む。これらの機能を実現するために必要な基本的機能のいくつかは、コンピュータ200で動作可能なオペレーティングシステム(以下「OS」という)、アプリケーションプログラム(以下「AP」という)、および各種ツールのモジュールプログラムをコンピュータ200にインストールすることによって実現される。したがって、テキスト入力部11、指標入力部12、テキストデータ蓄積部13、指標蓄積部14、オブジェクト分割部15、重要度算出部16、決定部17、出力制御部18、表示制御部19、表示領域算出部20、改行位置決定部21、および表示方向認識部22の機能を実現するための表示制御装置1のプログラムは、この実施の形態に係る表示制御装置1の機能を実現するために必要な機能のすべてを、必ずしも含まなくてよい。すなわち、表示制御装置1のプログラムは、OS、AP、およびモジュールプログラムが実現する機能を呼出すための命令を含んでいればよい。コンピュータシステム200の動作は、周知であるので詳細な説明は省略する。
プログラム、テキストデータ30、指標情報31、および表示領域情報32などの情報が記録される記録媒体は、光ディスク211、たとえばCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disk)、MD(Mini Disc)、およびDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスク211、ならびに磁気ディスク212、たとえばFD(Flexible Disk)およびハードディスクなどの磁気ディスク212に限定されない。たとえば磁気テープおよびカセットテープ等のテープ、IC(Integrated Circuit)カードおよび光カードなどのカード型記録媒体、ならびにマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、およびフラッシュROMなどの半導体メモリのいずれであってもよい。これら記録媒体を用いる場合は、コンピュータシステム200は、これら記録媒体から記録されている情報を読み取るための読取装置を搭載する。
図3は、表示制御装置1が表示する第1のキャラクタ列500およびその表示例を示す図である。図3(a)は、第1のキャラクタ列500を示す。第1のキャラクタ列500は、テキスト入力部11によって入力され、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列の一例であり、「紅葉のスポットといえば嵐山ですね。」という文である。
図3(b)は、オブジェクト分割部15が形態素解析を用いて第1のキャラクタ列500を分割した9個の単語つまりオブジェクト501〜509、および重要度算出部16によって算出された各オブジェクトの重要度510を示す。オブジェクト501は、「紅葉」というキャラクタ列であり、重要度が「5」である。オブジェクト502は、「の」というキャラクタであり、重要度が「1」である。オブジェクト503は、「スポット」というキャラクタ列であり、重要度が「3」である。オブジェクト504は、「と」というキャラクタであり、重要度が「1」である。オブジェクト505は、「いえば」というキャラクタ列であり、重要度が「1」である。オブジェクト506は、「嵐山」というキャラクタ列であり、重要度が「5」である。オブジェクト507は、「です」というキャラクタ列であり、重要度が「1」である。オブジェクト508は、「ね」というキャラクタであり、重要度が「1」である。オブジェクト509は、「。」という句点であり、重要度が「1」である。この例では、単語に分割したが、1キャラクタずつ17個のキャラクタに分割してもよい。
図3(c)は、決定部17によって決定された各オブジェクトの表示位置を示す。第1のキャラクタ列500を表示するための表示領域520は、表示領域算出部20によって表示領域情報32に基づいて算出された領域である。決定部17は、オブジェクトごとの重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置を決定する。具体的には、重要度の高いオブジェクトから順に表示位置を決定する。
図3(c)に示した例では、第1のキャラクタ列500のオブジェクトのうち、オブジェクト「紅葉」および「嵐山」の重要度が「5」と最も高いので、まずオブジェクト「紅葉」および「嵐山」の表示位置を、それぞれ領域511および領域516と決定する。次いで、重要度が「3」であるオブジェクト「スポット」の表示位置を、領域513と決定する。最後に、重要度が「1」である残りのオブジェクト、つまり「の」、「と」、「いえば」、「です」、「ね」および「。」のオブジェクトの表示位置を、それぞれ領域512、領域514、領域515、領域517、領域518、および領域519と決定する。
図3(d)は、決定部17によって決定された表示サイズで、各オブジェクトを表示装置9に表示した表示例521を示す。決定部17は、表示サイズを決定した後、オブジェクトごとの重要度に応じて、オブジェクトごとの表示サイズを決定する。具体的には、重要度の高いオブジェクトの表示サイズを大きくするように決定する。第1のキャラクタ列500の場合、重要度が「5」であるオブジェクト「紅葉」および「嵐山」の表示サイズは「20」、重要度が「3」であるオブジェクト「スポット」の表示サイズは「9」、重要度が「1」である残りのオブジェクトの表示サイズは「8」と決定する。この例では、表示サイズの単位は、ドット数であり、以下同様に表示サイズをドット数で示す。
表示制御部19は、決定部17によって決定された表示位置および表示サイズで、各オブジェクトを表示装置9の表示画面に表示例521のように表示する。オブジェクト「紅葉」および「嵐山」が大きく表示され、オブジェクト「スポット」が小さく表示され、残りのオブジェクトがオブジェクト「スポット」より若干小さく表示されている。
このように、重要度に応じて、オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定して表示することができるので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるのかをすぐに把握することができ、テキストデータ30のキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
図3(e)は、文意が理解できなくなる表示位置に表示した表示例522を示す。決定部17は、オブジェクトごとの重要度に応じて表示位置を決定するが、決定した表示位置にオブジェクトを表示させたときに、テキストデータ30が示すキャラクタ列全体として、ユーザが理解することができるように表示位置を決定する必要がある。
たとえば、図3(b)および図3(c)において、オブジェクト「スポット」の表示位置を領域511、オブジェクト「紅葉」の表示位置を領域513、オブジェクト「嵐山」の表示位置を領域515、およびオブジェクト「いえば」の表示位置を領域516と決定した場合、図3(e)に示した表示例522のようになる。ユーザは、表示例522を見ても、テキストデータ30が示す第1のキャラクタ列500の内容を理解することができない。すなわち、決定部17は、テキストデータ30が示すキャラクタ列の表示方向に対して、各オブジェクトの配列の順番を変えることのないように、各オブジェクトの表示位置を決定する。
表示サイズの決定は、重要度と表示サイズとの対応関係を示すテーブルをRAM209に記憶しておき、当該テーブルを参照することによって重要度から表示サイズを決定する。表示サイズの決定の方法は、これに限定されるものではなく、たとえば重要度から表示サイズを算出するための算出式を定めておき、当該算出式を用いて重要度から表示サイズを算出してもよい。
図4は、表示制御装置1が表示する第2のキャラクタ列の表示例を示す図である。第2のキャラクタ列は、テキスト入力部11によって入力され、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列の一例であり、「春といえばお花見。週末の天気は晴れです。」という文である。
図4(a)は、オブジェクトの表示位置を考慮せずに表示サイズを決定した表示例601を示す。表示例601は、「春」、「お花見」、「週末」、および「晴れ」の同じ表示サイズ「24」の4つオブジェクトが上下に隣接している。同じ表示サイズのキャラクタが隣接すると、ユーザにとっては見づらくなり、テキストデータ30が示すキャラクタ列全体における可読性は落ちる。
図4(b)は、オブジェクトの表示位置を考慮して表示サイズを決定した表示例602を示す。決定部17は、あるオブジェクトの表示サイズを決定するとき、当該オブジェクトに隣接する他のオブジェクトとは異なる表示サイズに決定する。表示例602は、決定部17が「春」および「週末」の表示サイズを決定する際に、それぞれに隣接するキャラクタ列とは異なる表示サイズになるように調整したものである。「お花見」および「晴れ」の表示サイズが「24」であるのに対して、「春」および「週末」の表示サイズは「16」に調整されている。
このように、隣接するオブジェクト同士の大きさが異なっているので、テキストデータ30のキャラクタ列がユーザにとって読みやく表示され、キャラクタ列全体における可読性を向上させることができる。
図4(c)は、オブジェクトの表示サイズを考慮して表示位置を決定した表示例603を示す。図4(b)に示した表示例602は、同じ表示サイズのオブジェクト同士が隣接しないように、オブジェクトの表示位置を考慮して表示サイズを決定した例であるが、表示例603は、同じ表示サイズのオブジェクト同士が隣接しないように、オブジェクトの表示サイズを考慮して表示位置を決定した例である。「お花見」および「晴れ」は、「春」および「週末」の表示位置よりも右側に移動させた表示位置に表示されている。
このように、同じ表示サイズのキャラクタ列が隣接しないように配置されるので、テキストデータ30のキャラクタ列がユーザにとって読みやく表示され、キャラクタ列全体における可読性を向上させることができる。
図5は、第1のキャラクタ列500の他の表示例を示す図である。図5(a)は、第1のキャラクタ列500を1行で表示した表示例530である。重要度が「5」のオブジェクト「紅葉」および「嵐山」の表示サイズは「24」、重要度が「3」のオブジェクト「スポット」の表示サイズは「18」、重要度が「1」の残りのオブジェクトの表示サイズは「8」である。
図5(b)は、表示領域算出部20によって算出された表示領域541に、改行された第1のキャラクタ列500を表示した表示例540を示す。決定部17は、オブジェクトごとの重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置を決定し、さらに表示サイズを決定する。決定部17によって、表示位置および表示サイズが決定された後、改行位置決定部21は、表示領域算出部20によって算出された表示領域541に収まるように改行位置を決定する。表示例540は、第1のキャラクタ列500がオブジェクト「スポット」の直後で改行され、表示領域541に2行で表示されている。
図6は、第1のキャラクタ列500のさらに他の表示例を示す図である。図5に示した表示例540は、表示位置および表示サイズを決定した後、表示領域に収まるように改行位置を決定したが、これに限定されるものではなく、たとえば改行位置を決定した後、表示位置および表示サイズを決定してもよい。
図6(a)は、決定部17が表示位置および表示サイズを決定する前に、改行位置決定部21が改行位置を決定した表示例542である。表示例542は、図5(b)に示した表示例540と同様に、第1のキャラクタ列500がオブジェクト「スポット」の直後で改行され、表示領域541に2行で表示されている。
図6(b)は、改行された各行において、オブジェクトごとの表示サイズを決定し、同じ表示サイズのオブジェクトが隣接しないように表示位置を決定した表示例543を示す。表示例543は、同じ表示サイズであるオブジェクト「紅葉」および「嵐山」が互いに隣接しないように表示位置が決定されている。この場合、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接しないように表示位置を決定するオブジェクトの対象を、重要度の高いオブジェクト、つまり表示サイズの大きいオブジェクトに対してのみ限定してもよい。表示例544では、オブジェクト「紅葉」および「嵐山」の表示サイズが「24」、ならびにオブジェクト「スポット」の表示サイズが「18」である。
図6(c)は、改行された各行において、オブジェクトごとの表示位置を決定し、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接しないように表示サイズを決定した表示例544を示す。表示例544は、オブジェクト「紅葉」および「嵐山」が互いに隣接し、オブジェクト「スポット」および「嵐山」が互いに隣接しているので、それぞれ隣接しているオブジェクトが同じ表示サイズにならないように、各オブジェクトの表示サイズが決定されている。表示例544では、オブジェクト「紅葉」および「スポット」の表示サイズが「18」、ならびにオブジェクト「嵐山」の表示サイズが「24」である。
このように、決定部17によって、オブジェクトの表示位置が、表示サイズが同じであるオブジェクトに隣接しない表示位置に決定されるので、重要度とオブジェクトの大きさとの対応関係を維持しつつ、同じ表示サイズのオブジェクト同士が互いに隣接することがない。したがって、ユーザは、オブジェクトの大きさによって重要度を認識することができる表示サイズで、オブジェクトをよりわかりやすい位置に表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
あるいは、決定部17によって、オブジェクトの表示サイズが、隣接するオブジェクトの表示サイズと異なる表示サイズに決定されるので、重要度に応じて配置したオブジェクトの位置を維持しつつ、同じ表示サイズのオブジェクト同士が互いに隣接することがない。したがって、ユーザは、オブジェクトの配置位置によって重要度を認識することができる表示位置で、オブジェクトをよりわかりやすい大きさで表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
さらに、表示領域算出部20によって、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさが算出され、改行位置決定部21によって、表示領域算出部20によって算出された表示領域の大きさに基づいて、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかが決定される。したがって、表示領域内に表示されるキャラクタ列に対して、ユーザにとって読みやすくなるように最適な位置に改行を入れることができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
さらに、決定部17は、改行位置決定部21によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定する。したがって、改行が行われた行ごとに、ユーザにとって読みやすくなるように各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
さらに、表示領域算出部20によって、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさが算出され、決定部17によって各オブジェクトの表示サイズが決定された後、決定手段に含まれる改行位置決定部21によって、決定された各オブジェクトの表示サイズ、および表示領域算出部20によって算出された表示領域の大きさに基づいて、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかが決定されるので、各オブジェクトの表示サイズに応じて、表示領域内に収まるように、最適な位置で改行することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
すなわち、テキストデータ30が示すキャラクタ列に対して改行した後、改行された各行において、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接しないように、表示位置および表示サイズを決定する。したがって、重要度の高いオブジェクトを大きくかつわかりやすい位置に表示することができるので、テキストデータ30のキャラクタ列がユーザにとって読みやく表示され、キャラクタ列全体における可読性を向上させることができる。
上述したように、本発明に係る表示制御装置1は、テキストデータ30が示すキャラクタ列をオブジェクトに分割し、分割されたオブジェクトごとの重要度に応じて、当該オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。したがって、重要度の高いオブジェクトを大きくかつわかりやすい位置に表示することができるので、テキストデータ30のキャラクタ列がユーザにとって読みやく表示され、キャラクタ列全体における可読性を向上させることができる。
図7は、表示制御装置1が表示する第3のキャラクタ列700およびその表示例を示す図である。図7(a)は、第3のキャラクタ列700を示す。第3のキャラクタ列700は、テキスト入力部11によって入力され、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列の一例であり、「日曜の天気は晴れです。」という文である。
図7(b)は、オブジェクト分割部15が形態素解析を用いて第3のキャラクタ列700を分割した7個の単語つまりオブジェクト701〜707、および重要度算出部16によって算出された各オブジェクトの重要度710を示す。オブジェクト701は、「日曜」というキャラクタ列であり、重要度が「5」である。オブジェクト702は、「の」というキャラクタであり、重要度が「1」である。オブジェクト703は、「天気」というキャラクタ列であり、重要度が「4」である。オブジェクト704は、「は」というキャラクタであり、重要度が「1」である。オブジェクト705は、「晴れ」というキャラクタ列であり、重要度が「5」である。オブジェクト706は、「です」というキャラクタ列であり、重要度が「2」である。オブジェクト707は、「。」というキャラクタであり、重要度が「1」である。
図7(c)は、第3のキャラクタ列700に含まれるオブジェクトを、第1のグループ721および第2のグループ722の2つのグループにグループ化した例を示す。決定部17は、第3のキャラクタ列700のオブジェクトを重要度の高い順に並べ、重要度の高いほうから所定の個数分のオブジェクト、たとえば3個のオブジェクトを第1のグループ721に分類し、残りのオブジェクトを第2のグループ722に分類する。あるいは、決定部17は、第3のキャラクタ列700のオブジェクトのうち、重要度が所定の基準重要度である閾値、たとえば「3」以上のオブジェクトを第1のグループ721に分類し、残りのオブジェクトを第2のグループ722に分類する。
すなわち、テキストデータ30が示すキャラクタ列に含まれるすべてのオブジェクトの中で、優先的に表示位置および表示サイズを決定するオブジェクトを第1のグループ721に分類し、残りのオブジェクトを第2のグループ722に分類する。オブジェクトを2つのグループにグループ化する方法は、上述した2つの方法に限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。
図7(c)に示した例では、重要度が「5」のオブジェクト「日曜」および「晴れ」、ならびに重要度が「4」のオブジェクト「天気」が第1のグループ721に分類され、重要度が「2」のオブジェクト「です」、ならびに重要度が「1」のオブジェクト「の」、「は」、および「。」が第2のグループ722に分類されている。
図7(d)は、決定部17がオブジェクトごとの重要度に応じて、第1のグループ721に属するオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する例730を示す。決定部17は、第1のグループ721に分類されているオブジェクトの中で、重要度の高い順にオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。
図7(c)に示した第1のグループ721に属するオブジェクトについては、まず、重要度「5」のオブジェクト「日曜」および「晴れ」の表示位置および表示サイズが決定され、次いで重要度「4」のオブジェクト「天気」の表示位置および表示サイズが決定される。オブジェクト「日曜」の表示位置は領域731であり、オブジェクト「天気」の表示位置は領域733であり、オブジェクト「晴れ」の表示位置は領域735である。オブジェクトの表示サイズは、いずれも「24」である。領域732,734,および736は、空き領域である。
図7(e)は、第2のグループ722に属するオブジェクトについても表示位置および表示サイズを決定して表示した表示例740を示す。決定部17は、第2のグループ722に属するオブジェクトを空き領域に割り当てた後、各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。
決定部17は、テキストデータ30が示すキャラクタ列をユーザが読むことができるように、各オブジェクトを空き領域に割り当てる。すなわち、第2のグループ722に属するオブジェクトの表示位置を、テキストデータ30が示すキャラクタ列の順番通りに決定することができるように、各オブジェクトを空き領域に割り当てる。オブジェクト「の」は領域732に、オブジェクト「は」は領域734に、オブジェクト「です」および「。」は領域736にそれぞれ割り当てる。
決定部17は、次に、割り当てた領域内において、第2のグループ722に属するオブジェクトを表示することができるように、第2のグループ722に属するオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。表示位置は、割り当てられた領域内のどの位置に表示するかが決定される。たとえば、オブジェクの重要度に応じてオブジェクトの表示サイズを決定し、表示サイズが決定されたオブジェクトが、割り当てられた領域内にセンタリングされた位置を表示位置とする。
表示位置および表示サイズの決定方法は、これに限定されるものではない。重要度の高い他のオブジェクトたとえば第1のグループ721に属するオブジェクトの表示サイズのうちの最小の表示サイズ未満の表示サイズで、かつ割り当てられた領域内に当該オブジェクトを表示することができる表示サイズの範囲内で自由に決定してもよい。
図7に示した表示例では、2つのグループにグループ化したが、3個以上のグループにグループ化してもよい。具体的には、決定部17は、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトのうちの重要度の高いオブジェクトから所定の個数分ずつ抜き出して3個以上のグループにグループ化する。あるいは、基準重要度を複数設けておいて、より高い基準重要度から順次基準重要度ごとに、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトから基準重要度以上のオブジェクトを抜き出して、3個以上のグループにグループ化する。そして、重要度がより高いオブジェクトを含むグループから、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズを順次決定する。
このように、表示領域算出部20によって、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさが算出され、決定部17によって、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトのうち、前記重要度が最も高いオブジェクトから予め定める個数分ずつ抜き出されて複数のグループにグループ化される。
そして、決定部17によって、表示領域算出部20によって算出された表示領域において、決定部17によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズが決定される。
したがって、重要度の高い順に予め定める個数ずつのオブジェクトについて優先的に表示位置および表示サイズを決定するので、重要度の高いオブジェクトをよりわかりやすい位置と大きさで表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
あるいは、表示領域算出部20によって、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさが算出され、決定部17によって、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトから、予め定める複数の基準重要度のうちのより高い基準重要度から順次基準重要度ごとに、基準重要度以上のオブジェクトが抜き出されて複数のグループにグループ化される。
そして、決定部17によって、表示領域算出部20によって算出された表示領域において、決定部17によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズが決定される。
したがって、予め定める複数の基準重要度のうちより高い基準重要度以上のオブジェクトについて優先的に表示位置および表示サイズを決定するので、重要度の高いオブジェクトをよりわかりやすい位置と大きさで表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
すなわち、オブジェクトの重要度に応じて複数のグループにグループ化し、グループ化されたオブジェクトごとに、オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することができる。したがって、重要度の高いオブジェクトを大きく、かつわかりやすい位置に表示することができるので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるのかをすぐに把握することができ、テキストデータ30のキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
図8は、第3のキャラクタ列700の他の表示例750を示す図である。表示例750は、図7(e)に示した表示例740では、オブジェクト分割部15がオブジェクトを単語として分割し、オブジェクト「です」および「。」を領域736に割り当てたが、オブジェクトをキャラクタとして分割し、表示例750は、領域736に3つのオブジェクト「で」、「す」および「。」を割り当てた例である。この場合、領域736が横1.5キャラクタ分の領域であっても、オブジェクト「で」および「す」の2キャラクタを表示することができるように表示位置を決定する。すなわち、割り当てられた領域内で、かつ第3のキャラクタ列700の表示方向に沿って表示したときに、オブジェクトの順序が第3のキャラクタ列700のオブジェクトの順番を崩さない範囲内であれば、自由に表示位置を決定してもよい。具体的には、図8に示した表示例750のように、オブジェクト「で」および「す」を斜め方向にして、横1.5キャラクタ分の領域に入るように表示位置を決定する。
このように、テキストデータ30が示すキャラクタ列をオブジェクトに分割し、分割されたオブジェクトを重要度に応じて第1のグループと第2のグループにグループ化し、グループ化されたオブジェクトごとに、オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する。したがって、重要度の高いオブジェクトを大きくかつわかりやすい位置に表示することができるので、テキストデータ30のキャラクタ列がユーザにとって読みやく表示され、キャラクタ列全体における可読性を向上させることができる。
図9は、表示制御装置1が表示する第4のキャラクタ列800およびその表示例を示す図である。図9に示す表示例は、決定部17が、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列の表示方向を調べ、表示方向に応じてオブジェクトごとの表示位置および表示サイズを決定し、決定した表示位置および表示サイズで、テキストデータ30のキャラクタ列を表示装置9に表示した表示例である。
図9(a)は、第4のキャラクタ列800を示す。第4のキャラクタ列800は、テキスト入力部11によって入力され、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列の一例であり、「紅葉のシーズンが到来しました。京都で紅葉を見るスポットといえば嵐山でしょう。」という2つの文からなるキャラクタ列である。
図9(b)は、第4のキャラクタ列800を縦書きで、かつ平体で表示した表示例810を示す。表示方向認識部22は、第4のキャラクタ列800を表示する際の表示方向が縦書きか横書きかを、テキストデータ30に付属するメタデータに含まれる方向情報を参照して判定する。表示方向認識部22が縦書きか横書きかを判定する方法は、この方法に限定されない。
決定部17は、表示方向認識部22によって縦書きであると判定されると、各オブジェクトのキャラクタが平体になるように表示サイズを決定する。平体は、フォントなどで予め定められているキャラクタの高さと幅との比を、高さを幅に比して小さくした書体であり、たとえばキャラクタを高さ方向だけに縮小したものである。縦書きのときに平体を用いるのは、一般的に縦書きで表示されたキャラクタ列は、平体で表示する方がユーザにとっては見やすいと考えられるからである。
表示例810は、表示サイズが「36」、高さ方向の縮小率が「50%」に決定されたものである。この例では、平体を表示サイズおよび高さ方向の縮小率で示したが、これに限定されることはない。たとえば高さ方向の表示サイズを「18」および幅方向の表示サイズを「36」のように、オブジェクトの高さ方向の表示サイズおよび幅方向の表示サイズで示してもよい。表示サイズおよび縮小率もしくは表示サイズおよび拡大率が対応付けられた対応テーブル、または高さ方向の表示サイズと幅方向の表示サイズが対応付けられた対応テーブルをRAM209に予め記憶しておけば、この対応テーブルを参照することによって、平体の表示サイズを決定することができる。
表示例810は、第4のキャラクタ列800のすべてのキャラクタを同じサイズの平体になるように表示しているが、必ずしもこれに限定されない。第4のキャラクタ列800を単語としてのオブジェクトに分割し、オブジェクトごとの重要度に応じて、平体の大きさを変えてもよい。
図9(c)は、第4のキャラクタ列800を横書きで、かつ長体で表示した表示例820を示す。決定部17は、表示方向認識部22によって横書きであると判定されると、各オブジェクトのキャラクタが長体になるように表示サイズを決定する。長体は、フォントなどで予め定められているキャラクタの高さと幅との比を、高さを幅に比して大きくした書体であり、たとえばキャラクタを幅方向だけに縮小したものである。横書きのときに長体を用いるのは、一般的に横書きで表示されたキャラクタ列は、長体で表示する方がユーザにとっては見やすいと考えられるからである。
表示例820は、表示サイズが「24」、幅方向への縮小率が「50%」に決定されたものである。この例では、長体を表示サイズおよび幅方向の縮小率で示したが、これに限定されることはない。たとえば高さ方向の表示サイズを「24」および幅方向の表示サイズを「12」のように、オブジェクトの高さ方向の表示サイズおよび幅方向の表示サイズで示してもよい。表示サイズおよび縮小率もしくは表示サイズおよび拡大率が対応付けられた対応テーブル、または高さ方向の表示サイズと幅方向の表示サイズが対応付けられた対応テーブルをRAM209に予め記憶しておけば、この対応テーブルを参照することによって、キャラクタの表示サイズを決定することができる。
図9(c)に示した表示例820は、第4のキャラクタ列800のすべてを同じサイズの長体になるように表示しているが、必ずしもこれに限定されない。第4のキャラクタ列800を単語としてオブジェクトに分割し、オブジェクトごとの重要度に応じて、長体の大きさを変えてもよい。
表示位置の決定は、改行位置決定部21によって第4のキャラクタ列800を改行することによって、表示位置を決定してもよい。図9(b)に示した表示例810では、第4のキャラクタ列800が表示領域811に収まるように「到来」、「。」、および「スポット」の直後で改行することによって、表示位置を決定している。図9(c)に示した表示例820では、第4のキャラクタ列800が表示領域821に収まるように「。」および「いえば」の直後で改行することによって、表示位置を決定している。
このように、表示方向認識部22によって、テキスト入力部11によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列の表示方向が認識され、決定部17によって、表示方向認識部22によって認識された表示方向が縦書きであることを示すとき、オブジェクトの表示サイズが平体である幅方向のサイズおよび高さ方向のサイズに決定され、表示方向認識部22によって認識された表示方向が横書きであることを示すとき、オブジェクトの表示サイズが長体である幅方向のサイズおよび高さ方向のサイズに決定される。
したがって、テキストデータの表示方向に応じて、オブジェクトを平体で表示したり、長体で表示したりすることができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
すなわち、テキストデータ30のキャラクタ列の表示方向が縦書きであれば平体で表示し、テキストデータ30のキャラクタ列の表示方向が横書きであれば長体で表示するように、表示位置および表示サイズを決定する。したがって、ユーザにとっては、テキストデータ30のキャラクタ列が読みやすくなり、キャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
図10は、表示制御装置1が表示するキャラクタ列に表示色を付けて表示した表示例を示す図である。上述した実施の形態では、オブジェクトごとの重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定したが、図10に示す表示例では、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30が示すキャラクタ列をオブジェクトに分割し、分割されたオブジェクトごとの重要度に応じて、オブジェクトの表示位置および表示サイズに加えて、オブジェクトの表示色を決定し、決定した表示位置、表示サイズ、および表示色で、テキストデータ30が示すキャラクタ列を表示装置9に表示する。
図10(a)は、第1のキャラクタ列500の表示例550を示す。表示例550は、第1のキャラクタ列500が、オブジェクト「スポット」の直後で改行されて、「紅葉のスポット」および「といえば嵐山ですね。」の2行に表示されている。
図10(b)は、第1のキャラクタ列500について、決定部17が、重要度が高い隣接するオブジェクト同士は異なる表示色になるように、各オブジェクトの表示色を決定した表示例560である。たとえば重要度が高いオブジェクト「紅葉」561、「スポット」562、および「嵐山」563の表示色を決める場合、「スポット」562および「嵐山」563は互いに隣接するので、「スポット」562と「嵐山」563とは互いに異なる表示色とする。たとえば、「スポット」562の表示色は青色に決定し、「嵐山」563の表示色は赤色に決定する。「紅葉」561は、「スポット」562および「嵐山」563のどちらにも隣接しないので、たとえば「紅葉」561の表示色は赤色に決定する。互いに隣接するオブジェクト同士を互いに異なる表示色に決定すればよく、色の選択方法は限定されない。
さらに、すべてのオブジェクトについて、互いに隣接するオブジェクト同士が異なる表示色である必要はない。たとえば、オブジェクトの重要度が所定の閾値以上のオブジェクトのみ、隣接するオブジェクト同士を異なる表示色に決定すればよく、オブジェクトの重要度が所定の閾値未満のオブジェクトについては、互いに隣接するオブジェクト同士が同じ表示色であってもよい。たとえば図10(b)に示した第1のキャラクタ列500では、オブジェクト「の」および「いえば」、オブジェクト「と」および「いえば」、オブジェクト「です」および「ね」、ならびにオブジェクト「ね」および「。」は互いに隣接しているが、それぞれのオブジェクトの重要度は低いので同じ表示色、たとえば黒色としている。
このように、重要度に応じて、オブジェクトの表示位置、表示サイズ、および表示色を決定することができるので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるのかをすぐに把握することができ、テキストデータ30が示すキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
図10(c)は、図4に示した第2のキャラクタ列について、決定部17が、重要度が高い隣接するオブジェクト同士は異なる表示色になるように、各オブジェクトの表示色を決定した表示例610である。図10(b)では、オブジェクトの表示位置を決定した後、各オブジェクトの表示色を決定したが、オブジェクトの表示色を決定した後、各オブジェクトの表示位置を決定してもよい。
たとえば、決定部17が、オブジェクトの重要度に応じて、オブジェクト「春」611、「お花見」612、「週末」613、および「晴れ」614の表示色をいずれも赤色に決定した後、各オブジェクトの表示位置を決定する。具体的には、互いに隣接するオブジェクト同士は異なる表示色になるように表示位置を決定する。これは、同じ表示色のオブジェクトが互いに隣接していると、ユーザにとっては見づらくなり、テキストデータ30のキャラクタ列全体の可読性を下げることになると考えられるからである。
4つのオブジェクト「春」611、「お花見」612、「週末」613、および「晴れ」614の表示色が赤色であるので、これらが互いに隣接しないように各オブジェクトの表示位置を決定する。図10(c)に示した表示例610では、オブジェクト「お花見」612および「晴れ」614の表示位置を右側にずらして、それぞれがオブジェクト「春」611および「週末」613と隣接しない表示位置に表示されている。
図10(b)および(c)に示した例は、同じ表示色のオブジェクトが互いに隣接しないように、各オブジェクトの表示位置を決定したが、表示位置だけでなく、表示サイズも併せて決定してもよい。
さらに図10(b)および(c)に示した例は、重要度に応じてオブジェクトの表示色を決定したが、オブジェクトの表示色の代わりにあるいはオブジェクトの表示色と併せてオブジェクトが示すキャラクタ列のキャラクタの太さを決定してもよい。たとえば、オブジェクトの太さとして、「細」、「中」、または「太」の太さを用い、重要度の高いオブジェクトのキャラクタの太さを太く決定する。太さを決定する処理手順は、表示色を決定する場合と同じである。
このように、決定部17によって、前記重要度に応じてオブジェクトの表示色が決定される。したがって、各オブジェクトの重要度に応じて、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示色を決定することができるので、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。さらに、オブジェクトごとの重要度に応じて当該オブジェクトの表示色を決定するので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるかをすぐに認識・把握することができる。
さらに、決定部17によって、オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つが、表示色が同じであるオブジェクトに隣接しないように決定されるので、重要度とオブジェクトの表示色との対応関係を維持しつつ、同じ表示色のオブジェクト同士が互いに隣接しない。したがって、ユーザは、オブジェクトの表示色によって重要度を認識することができる状態で、オブジェクトをよりわかりやすい位置あるいはサイズで表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
さらに、決定部17によって、オブジェクトの表示色を、隣接するオブジェクトの表示色と異なる表示色に決定するので、重要度に応じて配置したオブジェクトの位置を維持しつつ、同じ表示色のオブジェクト同士が互いに隣接することがない。したがって、ユーザは、オブジェクトの配置位置によって重要度を認識することができる表示位置で、オブジェクトをよりわかりやすい表示色で表示することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
すなわち、重要度に応じて、オブジェクトの表示位置、表示サイズ、および表示色を決定することができるので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるのかをすぐに把握することができ、またテキストデータ30のキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
上述した実施の形態によれば、テキスト入力部11によって、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータが入力され、オブジェクト分割部15によって、テキスト入力部11によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列が、1つのキャラクタからなるオブジェクトまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトに分割される。そして、指標入力部12によって、オブジェクトごとの指標を表す指標情報が入力され、決定部17によって、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つが、指標入力部12によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定される。
さらに、出力制御部18によって、決定部17によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報が出力されるので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、ユーザにとって読みやすくなるように所定の指標に基づいて決定することができる。すなわち、テキストデータが示すキャラクタ列のうち注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列をわかりやすい表示サイズおよび表示位置で表示するように制御することができる。
したがって、表示制御情報に基づいてテキストデータが示すキャラクタ列を表示したときに、ユーザは、どのオブジェクトが注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列であるのかをすぐに認識することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。特に、テキストデータが新聞、雑誌、および書籍などのようにキャラクタの数が多い場合、重要な部分をわかりやすく表示することができ有用である。
さらに、重要度算出部16によって、指標入力部12によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度が算出され、決定部17によって、重要度算出部16によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つが決定されるので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、各オブジェクトの重要度に応じて決定することができる。したがって、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。さらに、オブジェクトごとの重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定するので、ユーザは、どのオブジェクトが重要であるかをすぐに認識し把握することができる。
さらに、前記オブジェクトは、文、単語、およびキャラクタのうちのいずれか1つであるので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する文、単語、またはキャラクタごとの重要度に応じて、それらの表示位置および表示サイズを決定することができる。したがって、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。さらに、文、単語、またはキャラクタごとの重要度に応じて、それらの表示位置および表示サイズを決定するので、ユーザは、どの文が重要であるのか、どの単語が重要であるのか、またはどのキャラクタが重要であるのかをすぐに認識し把握することができる。
さらに、決定部17によって決定される各オブジェクトの表示サイズは、キャラクタの幅方向および高さ方向にそれぞれ沿うオブジェクトの幅方向のサイズおよび高さ方向のサイズである。したがって、オブジェクトの表示サイズとして、平体あるいは長体のサイズで表現することも可能となる。
さらに、出力制御部18に含まれる表示装置9によって、テキストデータが示すキャラクタ列が表示され、出力制御部18に含まれる表示制御部19によって、表示制御情報に従って表示装置9に表示される。したがって、各オブジェクトは、決定された表示位置および表示サイズに基づいて、表示装置に表示されるので、ユーザは、可読性の高いテキストデータのキャラクタ列全体を表示装置で閲覧することができる。
さらに、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力部11と、テキスト入力部11によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトに分割するオブジェクト分割部15と、オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力部12と、オブジェクト分割部15によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、指標入力部12によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定部17と、決定部17によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力制御部18として、コンピュータを機能させるためのプログラムとして提供することができる。
さらに、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として提供することができる。
図11は、表示制御装置1が実行する表示制御処理のフローチャートである。表示制御装置1の電源が入ると、CPU206は、ROM208およびRAM209に記憶されるプログラムの実行を開始し、ステップA1に移る。
テキスト入力ステップおよび指標入力ステップであるステップA1では、テキスト入力部11によってテキストデータ30が入力されたか否かを判定する。テキストデータ30が入力されると、入力されたテキストデータ30をテキストデータ蓄積部13によって蓄積し、ステップA2へ進む。このとき、指標入力部12によって指標情報31を入力し、入力された指標情報31を指標蓄積部14によって蓄積する。テキストデータ30が入力されないと、ステップA1に戻り、テキストデータ30が入力されるのを待つ。
ステップA2では、オブジェクト分割部15は、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されているテキストデータ30をオブジェクトに分割するか否かを判定する。テキストデータ30がオブジェクトに分割されない形式で、テキスト入力部11によって入力された場合は、オブジェクトに分割すると判定し、ステップA3へ進む。テキストデータ30が既にオブジェクトに分割された形式で、テキスト入力部11によって入力された場合は、オブジェクトに分割しないと判定し、ステップA4へ進む。
オブジェクト分割ステップであるステップA3では、オブジェクト分割部15は、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されているテキストデータ30が示すキャラクタ列をオブジェクトに分割して、ステップA4へ進む。たとえば、オブジェクトを文とした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30のキャラクタ列を、句点で分割することによって文に分割する。オブジェクトを単語とした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30のキャラクタ列に対して、形態素解析をかけることによって、テキストデータ30のキャラクタ列を単語に分割する。さらに、オブジェクトをキャラクタとした場合、オブジェクト分割部15は、テキストデータ30のキャラクタ列を1キャラクタずつ切り出すことによって、テキストデータ30のキャラクタ列をキャラクタに分割する。
決定ステップであるステップA4では、決定部17は、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトごとに、各オブジェクトの表示位置および表示サイズの少なくとも一方を決定する表示位置および表示サイズ決定処理を呼び出して処理した後、ステップA5へ進む。表示位置および表示サイズ決定処理として、第1〜第3の表示位置および表示サイズ決定処理を例示として後述するが、これら限定されるものではない。複数の表示位置および表示サイズ決定処理のうちのいずれの表示位置および表示サイズ決定処理を呼び出すかは、たとえば表示制御装置1の出荷時に、初期設定として設定しておくことによって選択することができる。
出力ステップであるステップA5では、出力制御部18は、決定部17によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、表示制御情報として外部装置8に出力して、表示制御処理を終了する。さらに、たとえばディスプレイなどテキストデータ30のキャラクタ列を表示するための表示装置9が表示制御装置1に接続されている場合は、表示制御部19は、テキストデータ30のキャラクタ列を、決定部17によって決定された表示位置および表示サイズで表示するための表示制御処理を行い、表示制御処理を行ったキャラクタ列を、表示装置9に表示させて、表示制御処理を終了する。
図12は、表示制御処理から呼び出される第1の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。第1の表示位置および表示サイズ決定処理は、図11に示した表示制御処理のフローチャートのステップA4で呼び出されると、ステップB1に移る。
ステップB1では、重要度算出部16は、指標蓄積部14によって蓄積されている指標情報31が示す指標に基づいて、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトごとの重要度を算出し、ステップB2へ進む。
ステップB2では、表示領域算出部20は、テキストデータ30のキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出するか否かを判定する。表示領域の大きさがまだ算出されていない場合は、表示領域の大きさを算出すると判定し、ステップB3へ進む。表示領域の大きさがすでに算出されている場合は、表示領域の大きさを算出しないと判定し、ステップB4へ進む。ステップB3では、表示領域算出部20は、表示領域情報32、たとえばテンプレートなどの情報から表示領域の大きさを算出し、ステップB4へ進む。
ステップB4では、決定部17は、オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちのどちらを先に決定するかを判定する。オブジェクトの表示位置を先に決定する場合は、ステップB5へ進み、オブジェクトの表示位置を先に決定しない場合、つまりオブジェクトの表示サイズを先に決定する場合は、ステップB7へ進む。表示位置および表示サイズのうちのどちらを先に決定するかは、たとえば表示制御装置1の出荷時に、初期設定としてROM208にフラグを設定しておき、そのフラグを参照することによって判定することができる。
ステップB5では、決定部17は、重要度算出部16によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置を決定し、ステップB6へ進む。決定部17は、たとえば重要度の高い順にオブジェクトの表示位置を決定する。この場合、オブジェクトの左上が表示される位置の座標値を表示位置として決定してもよいし、表示領域のうちそのオブジェクトを表示するための領域を表示位置として決定してもよい。さらに、改行位置決定部21がテキストデータ30のキャラクタ列を改行することによって、表示位置を決定してもよい。改行の位置は、たとえば助詞の後、あるいは句読点の後などが最適な位置であるが、必ずしもこれらの位置に限定されるものではない。
ステップB6では、決定部17は、重要度算出部16によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示サイズを決定し、第1の表示位置および表示サイズ決定処理を終了する。決定部17は、たとえば重要度の高いオブジェクトには大きなサイズで表示するように決定する。この場合、重要度から表示サイズを算出することができる変換テーブルあるいは変換式を用いて算出してもよい。
さらに、隣接する他のオブジェクトの表示サイズに応じて、オブジェクトの表示サイズを決定してもよい。たとえば、隣接する他のオブジェクトと異なる表示サイズになるように、オブジェクトの表示サイズを決定する。これは、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接していると、ユーザにとっては見づらくなり、テキストデータ30のキャラクタ列全体の可読性を下げると考えられるからである。
ステップB7では、決定部17は、重要度算出部16によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示サイズを決定し、ステップB8へ進む。ステップB8では、決定部17は、重要度算出部16によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置を決定し、第1の表示位置および表示サイズ決定処理を終了する。決定部17は、ステップB7で算出された表示サイズに応じて、改行位置決定部21がテキストデータ30のキャラクタ列を改行することによって、表示位置を決定してもよい。
さらに、表示領域算出部20によって算出された表示領域の大きさに応じて、当該表示領域内に収まるように改行してもよい。さらにまた、同じ表示サイズを持つオブジェクトは隣接しないように、各オブジェクトの表示位置を決定してもよい。このことは、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接していると、ユーザにとっては見づらくなり、テキストデータ30のキャラクタ列全体の可読性を落とすと考えられるからである。
図13は、表示制御処理から呼び出される第2の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。第2の表示位置および表示サイズ決定処理は、図11に示した表示制御処理のフローチャートのステップA4で呼び出されると、ステップC1に移る。ステップC1〜C3は、それぞれ図12に示したステップB1〜B3と同じ処理であり、重複を避けるために説明は省略する。
ステップC4では、決定部17は、重要度算出部16によって算出されたオブジェクトの重要度に応じて、オブジェクト分割部15によって分割されたすべてのオブジェクトを第1のグループと第2のグループとにグループ化する。第1のグループは、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトのうち、優先的に表示位置および表示サイズを決定するオブジェクトの集まりであり、第2のグループは、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトのうち、第1のグループに含まるオブジェクトを除いた残余のオブジェクトの集まりである。
ステップC5では、決定部17は、重要度算出部16によって算出されたオブジェクトの重要度に応じて、第1のグループに属するすべてのオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定し、ステップC6へ進む。このとき、同じ表示サイズのオブジェクトが互いに隣接しないように表示位置および表示サイズを決定してもよい。これは、ユーザにとって重要なオブジェクトであるにも係わらず、同じ表示サイズのオブジェクト同士が互いに隣接していると、ユーザにとっては見づらくなるからである。
たとえば、先に第1のグループに属するオブジェクトの表示サイズを決定した場合は、同じ表示サイズのオブジェクト同士が隣接しないように、各オブジェクトの表示位置を決定する。先に第1のグループに属するオブジェクトの表示位置を決定した場合は、隣接するオブジェクト同士が同じ表示サイズにならないように、各オブジェクトの表示サイズを決定する。これによって、テキストデータ30のキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。
ステップC6では、決定部17は、空き領域に対して第2のグループに属するオブジェクトを割り当て、ステップC7へ進む。ここで、空き領域とは、テキストデータ30のキャラクタ列を表示するための表示領域のうち、ステップC5で決定された第1のグループに属するオブジェクトを、それぞれの表示位置に配置した領域を除く残余の領域のことである。すなわち、テキストデータ30のキャラクタ列を表示するための表示領域から、第1のグループに属するオブジェクトを表示するための領域を除いた領域のことである。
各オブジェクトを表示装置9に表示する場合、各オブジェクトから構成されるテキストデータ30のキャラクタ列を、ユーザが正しく把握できるように表示する必要がある。すなわち、テキストデータ30のキャラクタ列をオブジェクトに分割して、分割されたオブジェクトごとの表示位置に表示する場合、分割する前にユーザがテキストデータ30のキャラクタ列を把握することができたように、分割後の各オブジェクトの表示位置を決定する必要がある。このためには、第1のグループに属するオブジェクトの表示位置を決定するとき、および第1のグループに属するオブジェクトの表示位置を決定した後、第2のグループに属するオブジェクトの表示位置を決定するとき、テキストデータ30のキャラクタ列を構成するオブジェクトの順番通りに、各オブジェクトが並ぶように表示位置を決定する必要がある。
ステップC7では、決定部17は、ステップC6で第2のグループに属するオブジェクトが割り当てられた領域内において、第2のグループに属するオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定し、第2の表示位置および表示サイズ決定処理を終了する。ここで、決定部17は、たとえば第2のグループに属するオブジェクトを、各オブジェクトが割り当てられた表示領域内に収まるように表示位置および表示サイズを決定する。割り当てられた領域内において第2のグループに属するオブジェクトの表示位置および表示サイズを決定する方法は、これに限定されない。
図14は、表示制御処理から呼び出される第3の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。第3の表示位置および表示サイズ決定処理は、図11に示した表示制御処理のフローチャートのステップA4で呼び出されると、ステップD1に移る。
ステップD1では、表示方向認識部22は、テキストデータ蓄積部13によって蓄積されたテキストデータ30のキャラクタ列が縦書きか横書きかを判定する。テキストデータ30のキャラクタ列が縦書きであると、ステップD2へ進み、テキストデータ30のキャラクタ列が横書きであると、ステップD4へ進む。テキストデータ30のキャラクタ列が縦書きであるか横書きであるかは、テキストデータ30に付属するメタデータに含まれる方向情報あるいはテンプレートなどの情報を参照して判定する。
ステップD2では、決定部17は、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトが平体になるように、各オブジェクトの表示サイズを決定し、ステップD3へ進む。ステップD3では、決定部17は、オブジェクトごとの表示位置を決定して、第3の表示位置および表示サイズ決定処理を終了する。ステップD4では、決定部17は、オブジェクト分割部15によって分割されたオブジェクトが長体になるように、各オブジェクトの表示サイズを決定し、ステップD3へ進む。
上述した実施の形態によれば、図11に示した表示制御処理のステップA1では、複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力する。図11に示した表示制御処理のステップA3では、図11に示した表示制御処理のステップA1で入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトまたは2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトに分割する。
図11に示した表示制御処理のステップA1では、オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する。図11に示した表示制御処理のステップA4では、図11に示した表示制御処理のステップA3で分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、図11に示した表示制御処理のステップA1で入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する。
そして、図11に示した表示制御処理のステップA5では、図11に示した表示制御処理のステップA4で決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力するので、テキストデータによって表されるキャラクタ列を構成する各オブジェクトの表示位置および表示サイズを、ユーザにとって読みやすくなるように所定の指標に基づいて決定することができる。すなわち、本発明による表示制御方法を用いれば、テキストデータが示すキャラクタ列のうち注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列をわかりやすい表示サイズおよび表示位置で表示するように制御することができる。
したがって、表示制御情報に基づいてテキストデータが示すキャラクタ列を表示したときに、ユーザは、どのオブジェクトが注目すべきキャラクタまたはキャラクタ列であるのかをすぐに認識することができ、テキストデータのキャラクタ列全体としての可読性を向上させることができる。特に、テキストデータが新聞、雑誌、および書籍などのようにキャラクタの数が多い場合、重要な部分をわかりやすく表示することができ有用である。
本発明の実施の一形態である表示制御装置1の機能の構成を示すブロック図である。 表示制御装置1を構成するコンピュータシステム2の構成を示す図である。 表示制御装置1が表示する第1のキャラクタ列500およびその表示例を示す図である。 表示制御装置1が表示する第2のキャラクタ列の表示例を示す図である。 第1のキャラクタ列500の他の表示例を示す図である。 第1のキャラクタ列500のさらに他の表示例を示す図である。 表示制御装置1が表示する第3のキャラクタ列700およびその表示例を示す図である。 第3のキャラクタ列700の他の表示例750を示す図である。 表示制御装置1が表示する第4のキャラクタ列800およびその表示例を示す図である。 表示制御装置1が表示するキャラクタ列に表示色を付けて表示した表示例を示す図である。 表示制御装置1が実行する表示制御処理のフローチャートである。 表示制御処理から呼び出される第1の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。 表示制御処理から呼び出される第2の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。 表示制御処理から呼び出される第3の表示位置および表示サイズ決定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 表示制御装置
2 コンピュータシステム
8 外部装置
9 表示装置
11 テキスト入力部
12 指標入力部
13 テキストデータ蓄積部
14 指標蓄積部
15 オブジェクト分割部
16 重要度算出部
17 決定部
18 出力制御部
19 表示制御部
20 表示領域算出部
21 改行位置決定部
22 表示方向認識部
30 テキストデータ
31 指標情報
32 表示領域情報
200 コンピュータ
201 光ディスクドライブ
202 磁気ディスクドライブ
203 モニタ
204 リモートコントローラ
205 リモコンインタフェース
206 CPU
207 バス
208 ROM
209 RAM
210 ハードディスク
211 光ディスク
212 磁気ディスク

Claims (13)

  1. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
    前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
    前記表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定手段とを含み、
    前記決定手段は、前記改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置。
  2. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
    前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割されたオブジェクトのうち、前記重要度が最も高いオブジェクトから予め定める個数分ずつ抜き出して複数のグループにグループ化するグループ化手段とを含み、
    前記決定手段は、表示領域算出手段によって算出された表示領域において、グループ化手段によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置。
  3. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割されたオブジェクトから、予め定める複数の基準重要度のうちのより高い基準重要度から順次基準重要度ごとに、基準重要度以上のオブジェクトを抜き出して複数のグループにグループ化するグループ化手段とを含み、
    前記決定手段は、表示領域算出手段によって算出された表示領域において、グループ化手段によってグループ化されたグループのうち重要度がより高いオブジェクトを含むグループから順次、各グループに含まれる各オブジェクトの表示位置および表示サイズを決定することを特徴とする表示制御装置。
  4. 前記決定手段は、オブジェクトの表示位置を、表示サイズが同じであるオブジェクトに隣接しない表示位置に決定することを特徴とする請求項2または3に記載の表示制御装置。
  5. 前記決定手段は、オブジェクトの表示サイズを、隣接するオブジェクトの表示サイズと異なる表示サイズに決定することを特徴とする請求項2または3に記載の表示制御装置。
  6. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段とを含み、
    前記決定手段は、
    重要度算出手段によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを決定し、
    前記重要度に応じてオブジェクトの表示色を決定し、
    オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、表示色が同じであるオブジェクトに隣接しないように決定することを特徴とする表示制御装置。
  7. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段とを含み、
    前記決定手段は、
    重要度算出手段によって算出された重要度に応じて、各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを決定し、
    前記重要度に応じてオブジェクトの表示色を決定し、
    オブジェクトの表示色を、隣接するオブジェクトの表示色と異なる表示色に決定することを特徴とする表示制御装置。
  8. 前記オブジェクトは、文、単語、およびキャラクタのうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の表示制御装置。
  9. 前記出力手段は、
    テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示手段と、
    前記テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、前記表示制御情報に従って表示手段に表示させる表示制御手段とを含むことを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の表示制御装置。
  10. 前記重要度算出手段は、前記重要度を出現頻度または流行度から算出することを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載の表示制御装置。
  11. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力ステップと、
    テキスト入力ステップで入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割ステップと、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力ステップと、
    前記オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力ステップと
    前記指標入力ステップで入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出ステップと、
    前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出ステップと、
    表示領域算出ステップで算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割ステップで分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定ステップとを含み、
    前記決定ステップでは、前記改行位置決定ステップで決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出ステップで算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定することを特徴とする表示制御方法。
  12. 複数のキャラクタが配列されたキャラクタ列を表すテキストデータを入力するテキスト入力手段と、
    テキスト入力手段によって入力されたテキストデータが示すキャラクタ列を、1つのキャラクタからなるオブジェクトおよび2キャラクタ以上のキャラクタ列からなるオブジェクトのうちの少なくともいずれかのオブジェクトに分割するオブジェクト分割手段と、
    オブジェクトごとの指標を表す指標情報を入力する指標入力手段と、
    前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトについて、オブジェクトを表示する表示位置およびオブジェクトの大きさを示す表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを、前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各オブジェクトの表示位置および表示サイズのうちの少なくともいずれか1つを表し、キャラクタ列の表示を制御するための表示制御情報を出力する出力手段と、
    前記指標入力手段によって入力された指標情報が示す指標から各オブジェクトの重要度を算出する重要度算出手段と、
    前記テキストデータが示すキャラクタ列を表示するための表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
    前記表示領域算出手段によって算出された表示領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト分割手段によって分割された各オブジェクトが隣接する位置のうちのいずれの位置で改行するかを決定する改行位置決定手段と、
    前記改行位置決定手段によって決定された改行位置で改行された行ごとに、それぞれの行に含まれる各オブジェクトについて、前記重要度算出手段によって算出された重要度に応じて表示位置を決定し、表示位置を決定した後、決定した表示位置に基づいて、各オブジェクトの表示サイズを決定する前記決定手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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