JP4827926B2 - ナノスケールシフトレジスタ及びマイクロスケール/ナノスケールシフトレジスタを用いる信号逆多重化 - Google Patents

ナノスケールシフトレジスタ及びマイクロスケール/ナノスケールシフトレジスタを用いる信号逆多重化 Download PDF

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Description

本発明は分子エレクトロニクスに関し、より詳細には、複数のナノスケールラッチ対、並びに共通のラッチ制御及びゲート信号を次々に電気的に接続して、入力信号を、多数の個別のナノワイヤのそれぞれに分配するために用いることができるナノスケールシフトレジスタに関する。
この70年の間に、コンピュータ科学の理論的基礎、材料科学及び集積回路製造、並びにシステムの設計及びインテグレーションが大きく進歩したので、最新のコンピュータシステムでは、サイズ、電力の消費及び損失が驚くほど且つ一様に桁外れに小さくなると共に、コンピュータの計算能力、柔軟性及び値ごろ感も大幅に高まっている。現在市販されている安価なデスクトップパーソナルコンピュータは、20年前のスーパーコンピュータよりもはるかに高い計算能力を提供する。コンピューティングの進歩のほとんどは、集積回路内に製造することができる回路の密度が着実に高くなってきた結果であると考えることができ、これは、フォトリソグラフィ工程によって製造することができる信号線の幅及びサブマイクロスケール電子部品の寸法が着実に小さくなってきたことに起因する。ただ残念ながら、信号線及びサブマイクロスケール電子部品を製造することができる寸法はかなり小さくなっており、これ以上サイズを小さくするには、物理的に限界に近づきつつある。製造されるサブマイクロスケール電子部品の密度をさらに高めるには、フォトリソグラフィに基づく方法ではなく、大きく異なる製造方法を用いる必要があるかもしれない。コンピューティングを引き続き進歩させることは、新たな集積回路製造方法及び材料を開発することによるか、代わりに、量子コンピューティング、超並列コンピュータアーキテクチャ又は他のそのような技術革新などの、コンピューティングのための全く新たな方法を見つけることによるであろう。
ここ10年の間に、ナノスケール電子回路及びナノスケール電子部品のための全く新しい製造方法が開発され始めており、分子エレクトロニクスの新興分野の基礎になってきた。1つの有望なタイプのナノスケール部品製造工程は、複数のナノワイヤから構成されるナノスケールクロスバー、並びにマイクロスケール信号線及びナノワイヤの両方から構成される混在スケールクロスバーを基にしており、抵抗器、ダイオード及び種々のタイプのトランジスタを含む受動電子部品及び能動電子部品が、ナノワイヤクロスバーの場合には、平行なナノワイヤが積重され、直交するように向けられた層内にある概ね垂直なナノワイヤが重なり合う部分のうちの選択された箇所に形成され、混在スケールクロスバーの場合には、平行なナノワイヤ及び平行なマイクロスケール信号線の直交するように向けられた交互層内にあるマイクロスケール信号線及びナノワイヤが重なり合う部分のうちの選択された箇所に製造される。機能するナノワイヤクロスバー回路及び混在スケールクロスバー回路は、研究所では既に製作されており、従来のサブマイクロスケール回路と集積して、非常に小さな高密度のメモリ及び論理回路が作り出されている。ナノワイヤクロスバーは、分子寸法においてコンピュータ部品を製造するための刺激的で有望な手法を具現するが、ナノワイヤクロスバーを基にするコンピュータ部品を市販するために製造し、集積するためには、なお一層の研究及び開発の努力が求められる。ナノワイヤ接合部に受動電子部品及び能動電子部品を製造する際の信頼性に関する数多くの問題はそのままであり、分子寸法において高密度の回路を効率的に構成するには、多大な努力が必要とされるであろう。さらに、1組のナノワイヤのうちの個々のナノワイヤに入力信号を分配する逆多重化部品を含む、耐久性があり、安価なナノスケール及び混在スケールの部品を製造するための課題が残されている。これらの理由から、サブマイクロスケールエレクトロニクスの研究者、開発者及び製造業者は、ナノスケール又は混在スケールの回路内の個々のナノワイヤに信号を向けることができるようにするための、デマルチプレクサ又は他の信号分配部品のような、簡単なナノスケール回路及び混在スケール回路の部品の必要性を認識している。
本発明の一実施の形態は、論理回路の個々のナノワイヤに入力信号を分配するために、或る特定のナノスケール及び混在スケールの論理回路において用いることができるナノスケールシフトレジスタである。記載される一実施の形態では、ナノスケールシフトレジスタは、ナノスケールラッチの2つのシリーズを含み、各シリーズは、共通のラッチ制御信号によって制御される。ラッチの各シリーズの内部ラッチが、ゲートの2つのシリーズによって、他方のシリーズの前のラッチ及び他方のシリーズの次のラッチに選択的に相互接続され、ゲートの各シリーズは1つのゲート信号線によって制御される。
本発明の実施形態は、ナノスケールシフトレジスタ、及びナノスケールシフトレジスタを製造するための方法を対象とする。本発明のナノスケールシフトレジスタは、混在ナノスケール回路又はナノスケール回路の個々のナノワイヤに入力信号を逆多重化するために特に役に立つことがある。用語「ナノスケール」は、100nm未満の部品寸法を指している。或る特定の事例では、部品寸法は約50nm未満にすることができ、場合によっては、部品寸法は10nm未満にすることができる。記載される実施形態のうちの特定の実施形態は混在スケールシフトレジスタであり、そのシフトレジスタでは、ラッチ制御信号線又はゲート信号線のうちの1つ又は複数が、ナノスケール信号線ではなく、マイクロスケール又はサブマイクロスケールの信号線である。この説明では、「ナノスケールシフトレジスタ」という言い回しは、かなりの数のナノスケール部品を含む混在スケールシフトレジスタ、又は主にナノスケール部品を含む混在スケールシフトレジスタ、又はナノスケール部品だけを含むシフトレジスタのいずれかを指している。以下に記載される実施形態では、1ビットのデータが、ナノスケールラッチ対間で次々に転送される。以下の第1のサブセクションでは、ヒステリシスのある抵抗器に基づくナノスケールラッチ、及び対を成すナノスケールラッチ間でのデータ転送動作が最初に説明される。これらの記載されるナノスケールラッチは、数多くの実現可能なナノスケールラッチの実施態様のうちの1つにすぎないことに留意されたい。さらなるタイプのナノスケールラッチは、非線形抵抗器、種々のタイプのナノスケールダイオード、トランジスタ、及び他のタイプの知られている電子部品、及びナノスケールにおけるマイクロスケール電子部品類似物、及び新たなタイプのデバイスを基にすることができる。第1のサブセクションはナノスケールラッチを記載するが、マイクロスケールラッチ制御信号線を含む、本発明の記載される実施形態において用いられるナノスケールラッチの動作及び機能も概ね同じである。第1のサブセクションの後に、第2のサブセクションは、ナノスケールシフトレジスタの一実施形態と、そのナノスケールシフトレジスタを製造するための方法とを記載する。最後のサブセクションは、本発明の一実施形態を表すナノスケールシフトレジスタを用いる、混在スケール又はナノスケールの論理回路における信号逆多重化を記載する。
[データ信号バスによって接合されるナノスケールラッチ対]
図1A〜図1Cは、抵抗性ナノワイヤ接合部の種々の例示を提供する。図1Aでは、抵抗性ナノワイヤ接合部の物理的な表現が提供され、このことによって抵抗性ナノワイヤ接合部の図が表され、これは、ナノワイヤ接合部を撮像するために利用可能である十分な倍率の光学顕微鏡がある場合に得ることができる。図1Aに示されるように、第1のナノワイヤ102が第2のナノワイヤ104の下にあり、2つのナノワイヤ102及び104は互いに対して概ね垂直に位置する。抵抗性素子106が、2つのナノワイヤが重なり合う領域内の2つのナノワイヤ間に存在する。ナノワイヤは、導電性ポリマー、カーボンナノチューブ、金属若しくは半導体の原子若しくは分子のポリマー状の鎖、又は分子寸法において製造することができる他の導電性若しくは半導電性材料から成る数本の平行なストランドから構成することができる。ナノワイヤの形状及び断面形状は、それらのナノワイヤを構成する分子によって決定されるが、一般的には、分子寸法では、図1Aにおいて示される単純な長方形の形状ではなく、むしろ複雑である。2つのナノワイヤ間の最も近い接点に位置する抵抗性素子106は、電気抵抗器として挙動する1つ又は少数の分子から構成することができる。ナノワイヤ接合部の両端には電圧を印加することができ、その結果、抵抗が線形であると仮定すると、オームの法則に従って、印加される電圧に比例すると共に抵抗性素子106の抵抗に反比例する量の電流が接合部の中に流れる。多くの場合に、抵抗性ナノワイヤ接合部は非線形の抵抗を示し、電流と印加される電圧との間の関係はさらに複雑である。図1Bは、図1Aに示される抵抗性ナノワイヤ接合部をさらに概略化した図を示す。図1Cは、図1Aに示される抵抗性ナノワイヤ接合部の完全な概略図を示す。図1Cに示される概略図の取り決めは、抵抗性ナノワイヤ接合部を表す残りの図全体を通じて用いられる。
現時点で利用可能な技法によって製造することができる1つの特に重要なタイプの抵抗性接合部は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部である。ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の抵抗は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部に状態遷移電圧を印加することによって制御することができ、その抵抗は2つの双安定抵抗状態間で入れ替わる。一方の抵抗状態では、ナノワイヤ接合部は、相対的に低い抵抗又はインピーダンスを有し、他方の抵抗状態では、ナノワイヤ接合部は、相対的な高い抵抗又はインピーダンスを有する。この説明では、内部キャパシタンス及び他の特性に起因してナノワイヤ接合部が時間と共に変化する挙動は無視されるので、用語「抵抗」と「インピーダンス」は入れ替えて用いることができる。
図2は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の双安定抵抗状態と、動作制御電圧下での抵抗状態遷移とを示す。図2は、縦の電流軸202及び横の電圧軸204に対してプロットされた電流/電圧の関係を示す。縦の電流軸はマイクロアンペア(μA)単位で増加し、電圧軸204はボルト(V)単位で増加する。ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の高抵抗状態は、「開いた状態」と呼ばれ、負の電圧軸の部分の上にあるナノワイヤ接合部の開いたスイッチのような表現206によって概略的に表される。ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の低抵抗状態は、「閉じた状態」と呼ばれ、図2の電圧軸の正の部分の上に示される閉じたスイッチのような概略図208によって表される。図2は、研究所において製造された実際のヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の動作特性を示す。閉じた状態の場合の電流/電圧の関係は、真直ぐな線分210としてプロットされ、開いた状態の電流/電圧の関係は、真直ぐな線分212としてプロットされており、横軸に対して、わずかではあるが、正に傾いている。閉じた状態では、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は、概ねメガオームの抵抗を有し、開いた状態では、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は概ねギガオームの抵抗を有する。
ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の場合の最大動作電圧範囲214は、負の破壊電圧216V- dの直ぐ上から正の破壊電圧218V+ dの直ぐ下にまでわたる。ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部が開いている、すなわち高抵抗状態にあるとき、その電圧は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部が閉じた状態への抵抗状態遷移を受けることなく、最小動作電圧範囲220にわたることができる。最小動作範囲は、負の電圧Vopen222から正の電圧Vclose224に及ぶ。印加される電圧がVclose224まで増加するとき、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は突然、閉じた状態に遷移し(226)、それは図2において、開いた電流/電圧関係及び閉じた電流/電圧関係の動作電圧範囲線分をそれぞれ表す2つの電圧線分230及び232の端点を結ぶ破線の矢印226によって表される。その電圧は、Vcloseを超えて、正の破壊電圧V+ dの直ぐ下まで増加することができるが、正の破壊電圧からさらに電圧が増加すると、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は不可逆的に破壊されてしまうであろう。ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部が閉じた状態にあるときに、電圧が減少すると、対応する電流が0まで減少し、その後、反対の方向において増加し始める。印加される負の電圧がVopenの大きさに近づくとき、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は突然、閉じた状態から開いた状態に遷移し、それは図2の破線の縦の矢印234によって表される。その電圧は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部が開いた状態のままで、負の電圧V- dに達するまで、さらに減少することができるが、その電圧よりもさらに電圧が減少すると、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部が不可逆的に破壊される。
それゆえ、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は、電圧V- dとVopenとの間の、最大動作電圧範囲の極端な負の電圧部分では、開いた状態、すなわち高抵抗状態を占有し、Vcloseと電圧V+ dとの間の、最大動作電圧範囲の極端な正の電圧部分では、閉じた状態、すなわち低抵抗状態を占有し、最小動作電圧範囲220では、最後に生じた状態遷移、すなわち閉じた状態から開いた状態への遷移234又は開いた状態から閉じた状態への遷移226に応じて、開いた状態又は閉じた状態のいずれかを占有することができる。
図3A及び図3Bは、ヒステリシスのある抵抗性ナノスケール接合部において1ビットのデータを格納することを示す概略図である。開いたスイッチとして表される開いた状態302は、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の高抵抗状態に対応し、論理値「1」又は論理値「0」のいずれを割り当てられることができる。この説明を始めるに当たって、開いた状態が任意に論理値「1」を割り当てられる。研究所において準備された一実施形態では、開いた状態は1GΩの抵抗を有する。この準備された実施形態では、閉じた状態304は、1MΩの抵抗を有し、論理値「0」を割り当てられる。
ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部は、付加的な部品と共に、ナノスケールラッチ、又は1ビットレジスタとして利用することができる。図4は、ナノスケールラッチを示す。そのナノスケールラッチは、制御線402と、1ビットデータバス404とを備える。縦方向の制御線402と、1ビットナノワイヤバス404とが重なり合う場所には、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部406がある。1ビットナノワイヤデータバスは、これ以降の説明においてデータバスと呼ばれ、並列に接続される抵抗器410及びダイオード412を介して、さらにグランド408に接続される。混在スケールナノワイヤラッチは、ナノワイヤ制御線ではなく、マイクロスケール制御線を利用することがある。そのような混在スケールナノワイヤラッチが、本発明の一実施形態を表す後に説明されるナノスケールシフトレジスタにおいて用いられる。
図5A〜図5Eは、図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す。ナノスケールラッチ内に論理値を格納するために、Vが負であるときに順方向にバイアスをかけられるダイオードと並列である非常に高い抵抗の接続を通じて、データバス404がグランドに接続されている間に、Vopen+Vdiode(ただし、Vdiodeは順方向バイアスをかけられたダイオードの両端における電圧降下である)未満の負の電圧を制御線402に印加することによって、又はデータバス404が、「フローティング」状態と呼ばれる、他の部品若しくは信号線に接続されていない間に、Vopen未満の負の電圧を制御線402に印加することによって、図5Aに示されるように、ナノスケールラッチは最初に開いている。シリコンダイオードの場合、Vdiodeは、約0.7ボルトの値を有することができる。ナノスケールラッチが閉じた状態にあるとき、負の電圧を印加することによって、その状態が、強制的に開いた状態406に遷移する(図2の234)。ナノスケールラッチは、開いた状態にある場合は、開いた状態のままである。ダイオード412が必要とされるのは、図5Aに示される開くステップの最中である。ダイオードが存在しない場合は、抵抗器410及び抵抗性ナノワイヤ接合部414が合わせて分圧器を形成することになり、接合部の抵抗及び抵抗器410の抵抗が等しい場合には、ナノワイヤ接合部414の両端でVopenを降下させるために、2×Vopenの負の電圧が、制御線402に印加される必要があるであろう。しかしながら、ナノスケールラッチが開き始めると直ぐに、2×Vopenの負の電圧全体が、抵抗性ナノワイヤ接合部の両端で降下することになるであろう。一般的に、この大きな負の電圧はV- d、すなわち負の破壊電圧を超えることになり、抵抗性ナノワイヤ接合部を破壊することになるであろう。それゆえ、抵抗器410と並列に接続されるダイオード412によって、制御線402に負の電圧が印加されるときに、ダイオードとヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部との間で電圧降下が分割されることが確実になる。ダイオード412によって、電流がグランド408から、制御線402をドライブしている負の電圧ドライバに流れているときにだけ、電流が流れるようにすることができる。
ナノスケールラッチは、開くと、1ビットの情報を受信できる状態にある。データバス404がグランド418に相互接続され、論理値0を表すときに、且つ電圧Vcloseよりも大きな書込み電圧Vwriteが縦方向の制御線402に印加されるときに、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の両端で、開いた状態から閉じた状態への状態遷移(図2の226)を引き起こすだけの十分な正の電圧が降下する。図3Bに関して説明されたように、閉じた状態は論理0を与える。したがって、論理「1」がデータバス404に入力されるときに、ナノスケールラッチには、論理値「0」が格納される。したがって、そのナノスケールラッチは反転ラッチであり、データバスに入力される値と反対の値を格納する。逆に、図5Cに示されるように、VwriteとVcloseとの間の差よりも大きな電圧Vinによって表される論理値「0」がデータバス404に供給されるときに、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の両端での電圧降下420は、Vclose未満であり、ナノスケールラッチは開いたままである。言い換えると、データバスに論理「0」値が入力される結果として、反転ナノスケールラッチ内に論理「1」値が格納される。
そのナノスケールラッチは、図5D及び図5Eに示されるように読み出される。データバスがフローティング状態404にある間に、縦方向の制御線402に読出し電圧Vreadが入力される。ナノスケールラッチが閉じている、すなわち低抵抗状態にあるときに、読出し電圧Vreadよりもやや低い正の電圧によって表される論理値「0」が出力される(422)。一方、図5Eに示されるように、ナノスケールラッチが開いている場合には、データバスの出力値はフローティング状態であり、論理値「1」を表す。こうして、縦方向の制御線に読出し電圧Vreadが印加されるのに応答して、ナノスケールラッチの内容に、データバス上の電圧としてアクセスすることができる。
図5A〜図5Cは、データバスを介して外部ソースからデータビットを入力することによって、ナノスケールラッチ内にデータビットを格納することを示す。データ値は、データバス上の第1のナノスケールラッチから、データバス上の第2のナノスケールラッチに転送することもできる。図6A及び図6Bは、ナノワイヤデータバス上での第1のナノスケールラッチから第2のナノスケールラッチへのデータ値の転送を示す。図6Aでは、第2の、すなわちターゲットナノスケールラッチ602が、開いた位置にあり、データ値を受信できる状態になっている。そのナノスケールラッチは、図5Aに関して先に説明した方法によって開いている。ソース、すなわち第1のナノスケールラッチ604は閉じており、読出し電圧Vreadが、ソースナノスケールラッチの制御線606に印加される。データバスは、フロート608になることを許される。ソースナノスケールラッチが閉じており、論理値「0」を表すので、抵抗器610がヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部604と概ね同じ抵抗値を有する場合には、電圧Vread/2がデータバス608に出力される。ナノスケールラッチ内に、データバス上の値Vread/2を格納するために、ターゲットナノスケールラッチ602の縦方向の制御線612に、正の電圧Vwriteが印加される。ターゲットのヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の両端における全電圧降下Vwrite−Vread/2 602は、Vclose未満であるので、ターゲットナノスケールラッチは開いた位置のままであり、論理値「1」を表す。こうして、反転ターゲットナノスケールラッチは、ソースナノスケールラッチ604に格納される論理値とは反対の値を格納する。図6Bに示されるように、ソースナノスケールラッチが開いており、論理値「1」を表すとき、ターゲットナノスケールラッチ602の両端での電圧降下は、Vcloseよりも大きく、ターゲットナノスケールラッチは閉じた状態に遷移し(図2の226)、ソースナノスケールラッチに格納される論理値とは反対の論理値を格納する。
ナノスケールラッチの第2の実施形態は、異なる動作電圧を使用し、非反転ラッチとして動作する。図7A〜図7Cは、非反転ナノスケールラッチの動作を示す。非反転ラッチがデータを受信できるようにするために、Vcloseよりも大きな電圧を印加することによって、非反転ナノスケールラッチを閉じる。論理値「0」を与える低電圧が、抵抗器706を通じてデータバスに印加され、2×Vopenよりも大きいが、Vopen未満である負の書込み電圧Vが縦方向の制御線704に印加されるときに、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部708の両端で降下する電圧は、抵抗器706及びヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部によって形成される分圧器に起因して、Vopenよりも大きくなり、ナノスケールラッチは閉じたままになる。したがって、そのナノスケールラッチは、当該ナノスケールラッチに入力される論理値「0」を忠実に格納する。対照的に、データバス上のフローティング状態によって表される、論理値「1」がデータバスに入力され、書込み電圧が縦方向の制御線704に印加されるときに、ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の両端の電圧降下はVopen未満であり、閉じた状態から開いた状態への遷移(図2の234)が生じ、結果として、ナノスケールラッチが、データバスに入力される論理値「1」を格納することになる。
図8A及び図8Bは、非反転ラッチを相互接続するナノワイヤデータバスに沿った、ソースナノスケールラッチからターゲットナノスケールラッチへのデータの転送を示す。ターゲットナノスケールラッチ802は、図7Aを参照しながら先に説明されたように、閉じた状態に入れられる。その際、ソースナノスケールラッチ808の縦方向の制御線806がグランド810にドライブされる間に、2×Vopenよりも大きいが、Vopen未満である負の書込み電圧Vが、ターゲットナノスケールラッチの縦方向の制御線804に印加される。図8Aに示されるように、ソースナノスケールラッチが閉じているとき、ターゲットナノスケールラッチの両端で、Vopenよりも大きな電圧が得られ、これは、ソースナノスケールラッチ及びターゲットナノスケールラッチによって形成される分圧器に起因するものであり、また、ターゲットナノスケールラッチが閉じたままになる。対照的に、図8Bに示されるように、ソースナノスケールラッチ808が開いた状態にあるとき、負の書込み電圧全体がターゲットナノスケールラッチ802の両端で降下することになり、結果として、ターゲットナノスケールラッチが開いて、ソースナノスケールラッチの状態を反映する。
こうして、反転及び非反転の両方のナノスケールラッチをデータバスに沿って組み立てることができ、ターゲットナノスケールラッチに格納するために、論理値を外部ソースからデータバスに転送することができ、ソースナノスケールラッチに格納される論理値をデータバス上の外部ターゲットに読み出すことができ、データバスに沿って、ソースナノスケールラッチからターゲットナノスケールラッチに論理データ値を転送することができる。ナノスケールラッチ、ラッチアレイ、及びラッチ動作は、G. Snider著「Computing with hysteretic resistor crossbars」(Appl. Phys. A 80, 1165-1172 (2005))にさらに記載される。
[本発明のマイクロスケール/ナノスケールシフトレジスタの実施形態、及びマイクロスケール/ナノスケールシフトレジスタを製造するための方法の実施形態]
先のサブセクションでは、現在のサブセクションにおいて説明される、本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態を理解するための基礎を提供するために、ヒステリシスのある抵抗器を基にするナノスケールラッチ、及びナノスケールラッチ間のデータ転送が説明された。記載されるナノスケールシフトレジスタは、ナノスケールラッチと共に、ナノスケール電界効果トランジスタを用いて、ナノスケールラッチ対の電気的な相互接続を制御する。その電気的な相互接続はそれぞれ、先のサブセクションにおいて説明されたように、概ね2つのラッチ間の1つのデータバスを構成する。記載されるナノスケールシフトレジスタでは、マイクロスケールのラッチ制御信号線及びゲート信号線が用いられるので、それらのラッチ及び電界効果トランジスタは実際には、混在スケールデバイスである。しかしながら、いずれの場合でも、ナノワイヤ信号線を用いて、純粋にナノスケールのシフトレジスタを形成することもできる。記載されるシフトレジスタが混在スケールであることは、マイクロスケール部品の制御下にある信号を1組のナノワイヤに逆多重化するのに特に有用であり、混在スケール回路又はデバイス内のマイクロスケール及びサブマイクロスケールの部品とナノスケール部品との間のインターフェースを提供する。
図9A〜図9Cは、ナノスケールシフトレジスタにおいてゲートとして用いることができる1つのタイプの電界効果トランジスタを示す。図9Aでは、ナノスケール電界効果トランジスタの斜視図が示される。その電界効果トランジスタ(「FET」)は、2つの導電性ナノワイヤ904と906との間で層を成すデプレション形半導体902を含む。デプレション形半導体902、並びにナノワイヤ904及び906は合わせて、二酸化シリコンのような絶縁性誘電体層908の下に内部層を形成する。導電性マイクロスケール信号線910が、誘電体層908の上に層を成し、その上には、封入層又は封止層を堆積して、デバイスを空気、水分及び他の環境的な危険から保護することができる。デプレション形半導体902及びナノワイヤ904によって形成される内部層は、結晶性シリコン層914の上に形成される二酸化シリコン層912の上に位置する。そのトランジスタは、スイッチ又はゲートとして動作し、そのトランジスタを制御して、2つのナノワイヤ904及び906を電気的に相互接続する、すなわちオン状態にすることができるか、又は2つのナノワイヤを互いから電気的に切り離す、すなわちオフ状態にすることができる。図9Aの破線の長方形916、及び視点の矢印918に従って、図9B及び図9CにFETの断面図が示される。
図9Bは、図9Aにおいて斜視図で示されるFETを断面図で示す。デプレション形半導体902は、2つのナノワイヤ902と904との間にあり、絶縁性誘電体層908及び導電性信号線910の下に内部層を形成する。図9Bはオフ状態にあるFETを示しており、2つのナノワイヤが互いから電気的に切り離されている。好都合な条件下で、半導体902において、正孔によって電流を搬送することができる。しかしながら、半導体はドープされ、その結果、電界が存在しない場合には、正孔キャリアが負に帯電した実在物と複合物を形成することになり、それゆえ、相対的に動かなくなる。図9Bでは、穴920のような空隙の丸によって正孔が示され、ドット922のようなドットによって、負に帯電した実在物が示される。マイクロスケール信号線910に電圧又は電流を加えることによって、FETの中に電界を生成することができる。図9Cは、図9A及び図9Bに関して先に説明された、オン状態にあるFETを示しており、2つのナノワイヤが電気的に相互接続されている。図9Cに示されるように、導電性信号線層910に電位又は電流を加えることによって、誘電体層908を越えて電界が生成され、半導体902内の正孔キャリアを引き寄せて、誘電体層908の近くに高密度の正孔層924が形成される。また、電界をかけることによって、負に帯電した実在物が、半導体902内の負に帯電した遠端層926の中にはねのけられる。正孔層924内の錯体を形成しない正孔は、相対的に高い移動度を有し、2つのナノワイヤ902と904との間に、図9Cにおいて矢印928によって示される電流を流すことができる。こうして、FETの導電性信号線910に電圧又は電流を加えることによって、FETがオンに切り替わり、2つのナノワイヤが電気的に相互接続される。加えられる電位又は電流が存在しなくなると、2つのナノワイヤは論理的に切り離される。
上記のFETは、複数のナノワイヤ対の相互接続を制御するために本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態において利用されることがある多数の異なるタイプの信号制御式ゲートの一例にすぎない。たとえば、他のタイプのトランジスタを用いることもできる。ナノスケール電気機械ゲート、トランジスタを基にしない電気的なゲート、及び他のタイプのゲートを含む、さらなるタイプの制御可能ゲートを利用することもできる。
図10は、本発明の一実施形態を表すナノスケールシフトレジスタを示す。そのナノスケールシフトレジスタは、(1)第1のマイクロスケールラッチ制御信号線1002と、(2)第1のマイクロスケールゲート信号線1004と、(3)第2のマイクロスケールゲート信号線1006と、(4)第2のマイクロスケールラッチ制御信号線1008と、(5)8つのナノワイヤ1010〜1917と、(6)基板(図10には示されない)と、(7)2つのマイクロスケールラッチ制御信号線1002及び1008の上にあり、且つナノワイヤ1010〜1017の下にあり、ラッチ抵抗性素子としての役割を果たす、構成可能な抵抗性層1018及び1019と、(8)2つのマイクロスケールゲート信号線1004及び1006の上にあり、且つ10本のナノワイヤ1010〜1019の下にある絶縁性誘電体層1020と、(9)一対のナノワイヤの間の電気的接続をそれぞれ制御する8つのFET1022〜1029とを備える。図10に示されるナノスケールシフトレジスタは、本発明の一実施形態を表しており、1つのナノワイヤと1つのラッチ制御信号線との間の最も近い各接点に1つのナノスケールラッチがあることを特徴とする。したがって、図10のナノスケールシフトレジスタは、ナノワイヤ1010、1012、1014及び1016とマイクロスケールラッチ制御信号線1002との間の最も近い接点に4つのナノスケールラッチ1030〜1033を含み、同様に、マイクロスケールラッチ制御信号線1008に沿って、4つのナノスケールラッチ1034〜1037を含む。本明細書において、「内部ナノワイヤ」という表現は、2つの異なるゲートを通じて、前のナノワイヤ及び次のナノワイヤに相互接続されるナノワイヤを指している。たとえば、ナノワイヤ1011〜1016は全て内部ナノワイヤである。対照的に、ナノワイヤ1010は、内部ナノワイヤではない。なぜなら、ナノワイヤ1010は、単一のゲート1022を通じて、1つの他のナノワイヤ、すなわちナノワイヤ1011にしか接続されないためである。デバイス内に、図10には示されないさらに別のナノワイヤが存在する場合には、ナノワイヤ1017は内部ナノワイヤであり得るが、図10に示されるように、ナノワイヤ1017は、ナノワイヤ1010と同様に、1つの他のナノワイヤにしか接続されないので、内部ナノワイヤではない。
ナノスケールシフトレジスタは以下のように動作する。最初に、全てのナノスケールラッチが開いた位置にされる。次に、データ入力線1010上で、1ビットのデータが第1のナノスケールラッチ1030に入力される。これにより、信号逆多重化動作の初期化が完了し、この信号逆多重化動作において、第1のナノスケールラッチ1030に入力されるデータが、残りのナノワイヤ信号線1011〜1017のそれぞれに次々に出力される。次のステップでは、FET1022、1024、1026及び1028をオン状態にし、ナノワイヤ1010及び1011、1012及び1013、1014及び1015、並びに1016及び1017を電気的に相互接続するために、第1のナノスケールゲート信号線1004に電圧信号又は電流信号が加えられる。その後、ナノスケールラッチ1030に格納されるデータをナノスケールラッチ1034にコピーするために、2つのラッチ制御信号線に信号が加えられ、同時に、ナノワイヤ1011にデータが出力される。次に、第1のマイクロスケールゲート信号線1004に加えられる信号が停止され、第2のマイクロスケールゲート信号線1006に電圧又は電流信号が加えられ、それにより、各FET1023、1025、1027及び1029がオン状態にされ、FET1022、1024、1026及び1028がオフ状態にされる。こうして、この時点で、ナノワイヤ対1011と1012、1013と1014、1015と1016、及び図10には示されない任意の付加的なこのようなナノワイヤ対間に、論理的な相互接続が確立される。その後、マイクロスケールラッチ制御信号線に信号が加えられて、ラッチ1034に格納されるデータがラッチ1031にコピーされ、同時に、ナノワイヤ1012にデータが出力される。この交互の過程を続けて、当初に入力されたデータがナノスケールラッチ1035、1032、1036、1033、1037及び図10に示されない任意の付加的なラッチに逐次的に格納され、且つナノワイヤ信号線1013、1014、1015、1016及び1017にデータが逐次的に出力される。上記の逐次的なデータ制御及びラッチ制御過程によって、入力データ信号が各ナノワイヤに分配されると、ラッチを初期化し直すことができ、新たなデータビットが第1のナノスケールラッチ1030に入力され、もう一度、その過程が開始される。
次のサブセクションでは、記載されるナノスケールシフトレジスタの動作のさらに詳しい説明が提供される。ゲート信号及びラッチ制御信号の厳密なタイミングは、ナノスケールシフトレジスタ部品のサイズ及び間隔、それらの部品の材料組成、及びナノスケールシフトレジスタの他の機構及び特性によることに留意されたい。さらに、マイクロスケールラッチ制御信号線に入力される信号の数、タイミング及び大きさは、ナノスケール信号線において用いられるラッチのタイプによって決まる。本発明のナノスケールシフトレジスタには、任意の数のナノワイヤ信号線を組み込むことができ、それと共に、任意の数のナノワイヤ間の相互接続を制御するために対応するFETゲートを組み込むことができる。最後に、代替の実施形態は、サブマイクロスケール又はナノスケールのラッチ制御線及び/又はゲート信号線を用いることができる。
図11A〜図11Nは、上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す。その工程は、図11Aに示されるように、より厚みのある結晶性シリコン基板1106の上に形成される二酸化シリコン層1104の上にある相対的に薄い結晶性シリコン層1102で構成されるシリコン・オン・インシュレータ(「SOI」)表面1102で開始する。相対的に薄い結晶性シリコン層1102は、ナノスケールシフトレジスタ内のナノワイヤ対間の電気的な接続を制御するFETトランジスタのソース/ドレイン素子として用いるのに適しているデプレション形半導体を形成するために適当にドープされているものと仮定される。図11Bに示される第1のステップでは、ナノインプリントレジスト層1108が被着されて、相対的に薄い結晶性シリコン層1102上に層が形成される。ナノインプリント用レジスト層が堆積されると、図11Cに示されるように、ナノインプリント用レジスト層は、ナノスケールインプリントスタンピングを用いて、インプリントされる。ナノスケールインプリントは、ナノインプリント用レジスト層内に、特定のパターンで、一連の相対的に長いトラフ1110〜1113、すなわちチャネルと、短いトラフセグメント1114〜1116とを形成する。次に、図11Dに示されるように、エッチング技法を用いて、トラフ及びトラフセグメントの底部において露出している相対的に薄いシリコン層1102が、下層の二酸化シリコン層まで下方にエッチングされる。これは、図11Dのトラフ1113の端部1118において最もわかりやすく示される。ナノインプリント用レジスト、及びシリコン層1102のナノインプリント用レジストの下にある部分はいずれも、エッチング技法によって除去されない。その後、図11Eに示されるように、蒸着法によって、ナノインプリント用レジスト層上、及びナノインプリント加工されたトラフ内に、導電性材料が被着される。結果として形成される構造をエッチング又は平坦化して、図11Fに示されるように、ナノインプリント用レジスト層内に埋め込まれるナノワイヤ1120〜1123、及び短いナノワイヤセグメント1124〜1126が形成される。1つの代替の実施形態では、リフトオフ工程によって、被着された余分な導電性材料、及びナノインプリント用レジスト層が除去される。図11Fでは、シリコン層1102の表面から上方にわずかに突出しているナノワイヤが示されており、それらのナノワイヤは、下層の二酸化シリコン層1104までシリコン層の中に延在する。
次に、ナノワイヤセグメント1124〜1126ではなく、ナノワイヤ1120〜1123が、多数の異なる方法のいずれかによって電圧源に接続される。1つの方法では、マイクロスケール信号線が、y方向(x及びy方向は凡例1128によって示される)において、ナノワイヤセグメントの行から適当なマイクロスケールの距離を置いて、ナノワイヤの上方に、且つ直交して形成され、マイクロスケール信号線に電圧が印加される。図11Gに示されるように、ナノワイヤセグメントに電圧を印加することなく、ナノワイヤに電圧を印加しながら、ナノワイヤ及びナノワイヤセグメントが電気めっき溶液に曝露され、結果として、ナノワイヤが電気めっきされるが、ナノワイヤセグメントは電気めっきされない。本発明の一実施形態では、ナノワイヤは、ナノワイヤの露出した表面上に導電性ポリマーを電気めっきされ、その導電性ポリマーは殻又はコーティングを形成する。電気めっきされたコーティングは、図11Hに示されるように、次に用いられる、ナノワイヤセグメントを除去する金属エッチング技法に耐える。その後、図11Iに示されるように、後続のエッチングステップにおいて、電気めっきされたコーティングがナノワイヤから除去される。電気めっき用の電圧を印加するために用いられたマイクロスケール信号線も、この時点で除去することができる。
次の一連のステップでは、その結果が図11Jに示されているように、マスクを用いるフォトリソグラフィ工程を用いて、シリコンの薄い層(図11Aの1102)のうちのy方向に向けられる2つの列1130及び1131を除く全ての層がエッチングされる。それらの列は、トラフセグメント114〜1116によって切断されており、そこから、ナノワイヤセグメントは、図11Hを参照しながら説明された、先行する金属エッチングステップにおいて除去される。この結果として、隣接するナノワイヤ間に、FETトランジスタソース/ドレイン素子1132のような、長方形で、電気的に分離された、デプレション形シリコンFETトランジスタソース/ドレイン素子が形成される。
次に、図11Kに示されるように、マスクを用いるフォトリソグラフィ法によって、FET素子の上に重なるように誘電体層1134が形成される。その後、図11Lに示されるように、構成可能な抵抗性層1136及び1138が被着され、平坦化されて、誘電体層1134と共に、二酸化シリコン層上に連続した層を形成し、その中に、ナノワイヤ及びFETソース/ドレイン素子が埋め込まれる。その後、図11Mに示されるように、2つのラッチ制御マイクロスケール信号線1142及び1144、並びに2つのマイクロスケールゲート信号線1146及び1148が、構成可能な抵抗性層1136及び1138、並びに誘電体層1134上に形成されて、ナノスケールシフトレジスタが形成される。図11Nに示されるように、その後、保護コーティング又は封止層を付加して、ナノスケールシフトレジスタが、空気、水分、UV光及び他のそのような環境的な危険に晒されないように保護することができる。
上記の工程は、さらに複雑な回路及びデバイスの一部としてナノスケールシフトレジスタを製造するために、さらに大規模なナノスケール及び混在スケールデバイス製造工程に組み込むことができる。そのような事例では、ナノワイヤクロスバー及び信号線を含む、さらなるタイプの部品及び機構と共に、数多くのナノスケールシフトレジスタを、多数の行及び列の中に同時に製造することができる。
上記の工程では、インプリントされたトラフ及びトラフセグメントを、後続のステップを通じて2つの異なるタイプの機構を生成する2つの異なる区画に分割するために、電気めっきステップが用いられるが、さらに一般的には、導電性ナノスケール信号線のような、インプリントされたナノスケール機構を、異なるように加工される機構セットに分割するために、電気めっきステップを用いることができる。たとえば、インプリントされたナノスケール機構を、そのうちの2つに別個に電圧を印加することができる3つの異なるグループに編成することによって、さらに、2つの異なる電気めっきされたコーティングを用いることによって、後続の処理ステップにおいて、3つの異なるタイプの機構を作り出すことができる。
長く真直ぐなナノワイヤ及びFETスイッチの列と共に、図10に示されるナノスケールシフトレジスタを製造するために、上記の工程が用いられたが、異なる構造、異なる寸法、異なる化学組成、及び他の異なる特性及びパラメータを有する、概ね無数の異なるナノスケールシフトレジスタ及び他のデバイスを作り出すために、類似の工程を用いることができる。
[多数のナノワイヤのそれぞれに入力信号を分配するための、本発明の一実施形態を表す上記のマイクロスケール/ナノスケールシフトレジスタの動作]
前のサブセクションでは、本発明の一実施形態を表す、ナノスケールシフトレジスタの実施態様、製造及び動作が記載された。このサブセクションでは、本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作に関するさらに詳しい説明が提供される。
図12A〜図12Jは、記載される本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す。図12A〜図12Jは全て、図12Aに関して次に説明されるものと同じ実例の取り決めを用いる。そのナノスケールシフトレジスタは第1のラッチ制御信号線1202と、第2のラッチ制御信号線1204とを含み、それらのラッチ制御信号線はそれぞれ、一連のラッチを制御する。ラッチ制御信号線1202は、ラッチ1206〜1209を制御し、ラッチ制御信号線1204はラッチ1210〜1213を制御する。そのナノスケールシフトレジスタは、第1のゲート信号線1216と、第2のゲート信号線1218とを含む。各ゲート信号線は、一連のゲートを制御する。ゲート信号線1215はゲート1220〜1223を制御し、ゲート信号線1218はゲート1224〜1226を制御する。ナノスケールシフトレジスタは、1つの入力信号線1230と、7つの出力信号線1232〜1238とを含む。以下の図では、非反転ラッチが想定されるが、反転ラッチを利用するナノスケールシフトレジスタも簡単に実施され、入力信号を分配するために、いずれのタイプのナノスケールシフトレジスタとも同じように制御される。たとえば、反転ラッチを利用するナノスケールシフトレジスタにおいて、反転したデータを反転していない値に反転して戻すために、1組のラッチ又は出力信号線上にインバータを形成することができる。別法では、その回路は、別の信号線が反転した値を受信するものと仮定して構成することができる。
最初に、図12Aに示されるように、ラッチの状態は、概ねランダムなパターンにおいて、開いているか、又は閉じているかのいずれかである。最初に、ゲートを表す白抜きの丸、たとえば白抜きの丸1220によって示されるように、全てのゲートがオフ状態にある。
第1のステップでは、図12Bに示されるように、2つのラッチ制御信号線1202及び1204に開信号を加えることによって、全てのラッチが開いている。次に、図12Cに示されるように、1ビットのデータが、入力信号線1230上でラッチ1206に入力され、同時に、第1のラッチ制御信号線1202に書込み信号が加えられる。第1の一連の図12C〜図12Gでは、入力ビットは「1」ビットであるものと仮定され、非反転ラッチの開いた状態は、ブール値「0」を表すものと見なされる。したがって、図12Cでは、入力信号線1230上にブール値「1」を入力する結果として、ラッチ1206が閉じて、ブール値「1」を表す。次に、図12Dに示されるように、「t=1」と呼ばれる時点において、第1のゲート信号線1216に信号が加えられ、第1のゲート信号線によって制御されるゲートがオン状態になり、それは、ゲートを表す白抜きの丸の中に示される相互接続線分1240のような相互接続線分によって図12Dにおいて表される。第1のラッチ制御線1202に読出し信号が加えられ、第2のラッチ制御線1204に書込み信号が加えられる。この結果として、ラッチ1206の内容がラッチ1210及び信号線1232に出力される。全ての残りのラッチが同じように制御されるので、ラッチ1207〜1209の内容も、このステップにおいて、ラッチ1211〜1213に出力される。しかしながら、記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態を用いて実行される逆多重化動作は、時間に基づく逆多重化であるので、時刻t=1では、入力信号線1230上に最初に入力されるブール値が信号線1232に出力されることは理解されたい。次に、図12Eに示されるように、ゲート信号線1216に加えられる信号が取り除かれて、代わりに、ゲート信号線1218に信号が加えられる。それゆえ、第1の組のゲート1220〜1223はオフ状態にされ、第2の組のゲート1224〜1226がオン状態にされる。第2のラッチ制御線1204に読出し信号が加えられ、第1のラッチ制御線12002に書込み信号が加えられる。この結果として、ラッチ1210に格納される値がラッチ1207に転送され、同時に、データ値が信号線1233に出力される。信号線1233へのデータ値の出力は、時刻t=2において生じる。このように逐次的にゲートを開閉して、一方の1組のラッチから他方の1組のラッチにデータを転送するパターンは、図12F及び図12Gにおいて示されるように続けられ、図12Fに示されるように、時刻t=3においてデータ値が信号線1234に出力され、時刻t=4において、データ値が信号線1235に出力される。図12H〜図12Jは、図12C〜図12Eに示されるデータ値「1」の入力及び分配と同じような、データ値「0」の入力及び出力信号線への分配の最初のいくつかのステップを示す。
動作に関して数多くの変形が可能である。たとえば、ラッチ間、及びナノワイヤ間からの入力データ値の転送は、データ値が任意の残りのラッチ及びナノワイヤに分配される必要がないことがわかった時点において、全てのラッチ及びナノワイヤにデータ値を分配する前に中断されることがある。言い換えると、その分配動作は、ラッチ及びナノワイヤの第1のサブセットだけにデータを分配するために打ち切られる。代替の実施形態では、逐次的なラッチ間動作によって、入力データ値を全てのナノワイヤに分配してから、分配するための次のデータ値を受信するのではなく、先行するデータ値が依然として分配されている間に、次のデータ値が受信されることができ、複数の受信されたデータ値が異なるナノワイヤに同時に分配される。こうして、たとえば、第2の受信データ値が第2のナノワイヤに分配されるのと同時に、第1の受信データ値が第4のナノワイヤに分配されることができる。一般的に、本発明のナノスケールシフトレジスタは、デマルチプレクサとして用いられるときに、時間/空間トレードオフ、時間/製造コストトレードオフ、及び時間/信頼性トレードオフを提供する。ナノスケールクロスバーマルチプレクサが、1組のナノワイヤに信号を逆多重化するために開発されている。しかしながら、ナノワイヤクロスバーは、著しい量の空間を占有することがあり、製造するのが難しく、コストがかかることがあり、本発明の小さく、簡単に製造されるナノスケールシフトレジスタよりも信頼性が低いことがある。しかしながら、混在スケールクロスバーデマルチプレクサは、1組のナノワイヤの全てのナノワイヤに直ちに信号を分配することができるが、図12A〜図12Jに関して先に説明されたように動作するナノスケールシフトレジスタは、或る時間にわたって、1つずつナノワイヤに信号を分配する。
任意の概ねパターンのない信号を出力するために用いられるとき、ナノスケールシフトレジスタを使用することは、専用時間/空間トレードオフを表すことがあるが、本発明のナノスケールシフトレジスタが、従来のデマルチプレクサで実現可能な効率よりも高い効率の信号多重化を提供することができる場合がある。たとえば、ナノワイヤクロスバー接合部の状態を変更するために、2つのナノスケールシフトレジスタを用いて、2つの異なる方向x及びyからナノワイヤクロスバーに信号を入力する場合、及びナノワイヤ接合部の所望の状態が、「1」値及び「0」値のチェッカー盤、又はブロック直交行列、又は他のそのようなパターンのような規則的なパターンを表す場合には、読出し電圧を用いて、ナノスケールレジスタを、x方向及びy方向のパターン仕様に基づいてロードすることができ、その後、2つのナノスケールシフトレジスタに同時に書込み電圧を印加することによって、1つのステップにおいて、そのパターンを生成することができる。
本発明のナノスケールシフトレジスタは、大きな1組のナノワイヤ用の信号を、時間的にさらに効率良く分配するために、さらに複雑なシフトレジスタに組み込むことができる。図13は、1つのそのような逆多重化回路を示す。図13では、4つのナノスケールデマルチプレクサ1302〜1305が、共用のラッチ制御線及びゲート信号線1306〜1309によって互いにリンクされる。入力データ線1310は、4つのナノスケールシフトレジスタのそれぞれへの入力に分割される。こうして、所与の時点において、単一のナノスケールシフトレジスタが用いられるときのただ1つのナノワイヤではなく、4つのナノスケールシフトレジスタによって、4つの異なるナノワイヤに入力データ値を分配することができる。こうして、n個のナノスケールシフトレジスタを利用することによって、一般的に、1つのデータ値をm個の信号線に分配するための全時間を、mからm/nに短縮することができる。
本発明は特定の実施形態に関して説明されてきたが、本発明をこの実施形態に限定することは意図していない。本発明の精神の中にある変更が当業者には明らかであろう。たとえば、先に説明されたように、本発明の実施形態を表すナノスケールシフトレジスタの種々の実施形態において、多数の異なるタイプのラッチが用いることができる。ナノスケールシフトレジスタにおいて用いられるラッチのタイプによっては、ナノスケールシフトレジスタを初期化し、ラッチ間でデータを転送するために、異なる開信号、読出し信号及び書込み信号をラッチ制御信号線に加えることが必要とされることがある。種々の異なるタイプのFETゲートを用いることもできる。本発明のナノスケールは、任意の数のナノスケール信号線にデータ値を分配するように製造することができ、それらを組み合わせて、さらに複雑なナノスケール及び混在スケールの論理回路及びデバイスを構成し、これらの回路及びデバイスによって要求されるのに応じて、シフトレジスタ機能を実行することができる。ラッチ制御線及びゲート信号線のいずれか一方又は両方を、マイクロスケール線ではなく、ナノワイヤとして形成することができ、その結果として、純粋にナノスケールシフトレジスタを形成することができる。上記の混在スケールシフトレジスタは、マイクロスケール及びサブマイクロスケールのエレクトロニクス及び回路をナノスケールのエレクトロニクス及び回路に接続する際に特に有用であり、しかし、混在スケールシフトレジスタ及び純粋にナノスケールのシフトレジスタはいずれも、種々の用途及び応用形態を見つけることができる。
本発明を完全に理解してもらうために、これまでの記載は、説明の便宜上、特定の用語を用いてきた。しかしながら、本発明を実施するために、特定の細部が必要でないことは当業者には明らかであろう。本発明の具体的な実施形態のこれまでの説明は、例示及び説明のために提示される。それらの説明は、網羅的であること、又は本発明を開示されているものと全く同じ形態に限定することは意図していない。上記の教示に鑑みて、数多くの変更及び変形が可能であることは明らかである。それらの実施形態は、本発明の原理、及びその実用的な応用形態を最もわかりやすく説明し、それにより、当業者が、考えられる特定の用途に合うように、本発明及び種々の実施形態を様々に変更して最大限利用できるようにするために、図示及び記載される。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定められることを意図している。
抵抗性ナノワイヤ接合部の図である。 抵抗性ナノワイヤ接合部の異なる図である。 抵抗性ナノワイヤ接合部の異なる図である。 ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部の双安定抵抗状態と、動作制御電圧下での抵抗状態遷移とを示す図である。 ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部内に1ビットのデータを格納することを示す概略図である。 ヒステリシスのある抵抗性ナノワイヤ接合部内に1ビットのデータを格納することを示す概略図である。 ナノスケールラッチを示す図である。 図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す図である。 図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す図である。 図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す図である。 図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す図である。 図4に示されるナノスケールラッチの動作を示す図である。 第1のナノスケールラッチから第2のナノスケールラッチまでナノワイヤデータバス上でデータ値を転送することを示す図である。 第1のナノスケールラッチから第2のナノスケールラッチまでナノワイヤデータバス上でデータ値を転送することを示す図である。 非反転ナノスケールラッチの動作を示す図である。 非反転ナノスケールラッチの動作を示す図である。 非反転ナノスケールラッチの動作を示す図である。 非反転ラッチを相互接続するナノワイヤデータバスに沿って、ソースナノスケールラッチからターゲットナノスケールラッチまでデータを転送することを示す図である。 非反転ラッチを相互接続するナノワイヤデータバスに沿って、ソースナノスケールラッチからターゲットナノスケールラッチまでデータを転送することを示す図である。 本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態において用いることができる1つのタイプの電界効果トランジスタを示す図である。 本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態において用いることができる1つのタイプの電界効果トランジスタを示す図である。 本発明のナノスケールシフトレジスタの実施形態において用いることができる1つのタイプの電界効果トランジスタを示す図である。 本発明の一実施形態を表すナノスケールシフトレジスタを示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 上記のナノスケールシフトレジスタを製造するための1つの方法を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の記載されるナノスケールシフトレジスタの実施形態の動作を示す図である。 本発明の一実施形態を表すマルチナノスケールシフトレジスタ逆多重化回路を示す図である。

Claims (9)

  1. ナノスケールシフトレジスタであって、
    第1の1組のラッチを通じて、第1のラッチ制御信号線に相互接続される第1の1組のナノワイヤと
    第2の1組のラッチを通じて、第2のラッチ制御信号線に相互接続される第2の1組のナノワイヤとを備え、
    前記第2の1組のナノワイヤの各内部ナノワイヤは、第1のゲート信号線によって制御される第1の1組のゲートのうちの1つのゲートを通じて、前記第1の1組のナノワイヤの先行するナノワイヤに相互接続され、且つ第2のゲート信号線によって制御される第2の1組のゲートのうちの1つのゲートを通じて、前記第1の1組のナノワイヤの次のナノワイヤに相互接続されることを特徴とするナノスケールシフトレジスタ。
  2. 前記第1のラッチ制御信号線、前記第2のラッチ制御信号線、前記第1のゲート信号線及び前記第2のゲート信号線は、全てマイクロスケール信号線であるか、全てナノスケール信号線であるか、又はマイクロスケール信号線及びナノスケール信号線の組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  3. 各ラッチは、可逆的に切り替えることができる層によって、前記第1のラッチ制御信号線又は前記第2のラッチ制御信号線のいずれかから切り離されるナノワイヤを含む、ヒステリシスのある抵抗器であることを特徴とする請求項1に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  4. 各ゲートは、半導体層によって第2のナノワイヤに接続される第1のナノワイヤを含む電界効果トランジスタであり、
    前記第1のナノワイヤ及び前記第2のナノワイヤ並びに前記半導体層は、誘電体絶縁層によって、前記第1のゲート信号線又は前記第2のゲート信号線のいずれかから切り離されることを特徴とする請求項1に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  5. 前記ラッチ制御信号線上に1つ又は複数の信号を入力し、全ての前記ラッチを2つのブール値のうちの1つを表す第1の状態にすることによって初期化され、
    1ビットデータ値を、前記第1の1組のラッチのうちの第1のラッチに相互接続される第1のナノワイヤに入力すると共に、1つ又は複数の制御信号を、前記第1のラッチ制御信号線に入力して、前記入力された1ビットデータ値を前記第1のラッチに格納することによって、次の1ビットデータ値をロードされることを特徴とする、請求項1に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  6. 信号を前記第1のゲート信号線及び前記第2のゲート信号線のうちの一方に入力することであって、ナノワイヤ対を電気的に相互接続し、各ナノワイヤ対は、前記第1のゲート信号線及び前記第2のゲート信号線のうちの一方によって制御されるゲートによって、前記第2の1組のナノワイヤのうちの隣接するナノワイヤに可逆的に接続される前記第1の1組のナノワイヤのうちの1つのナノワイヤを含む、入力することと、
    1つ又は複数の制御信号を前記ラッチ制御信号線に入力することであって、前記相互接続されるナノワイヤ対を通じて、前記第1の1組のラッチ及び前記第2の1組のラッチのうちの一方から、前記第1の1組のラッチ及び前記第2の1組のラッチのうちの他方にデータを転送する、入力することとによって、前記第1のナノワイヤに続く各ナノワイヤに1ビットデータ値を逐次的に出力するように動作することを特徴とする、請求項5に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  7. 前記第1の1組のラッチのうちのラッチから、前記第2の1組のラッチのうちの次に続くラッチに、且つ前記第2の1組のラッチのうちのラッチから前記第1の1組のラッチのうちの次に続くラッチにデータが選択的に転送され、その結果、規則的な間隔で、前記第1のラッチに最初に入れられているデータ値が、前記第1の1組のナノワイヤ及び前記第2の1組のナノワイヤの各ナノワイヤに逐次的に出力されることを特徴とする請求項6に記載のナノスケールシフトレジスタ。
  8. 第1の1組のラッチを通じて、第1のラッチ制御信号線に相互接続される第1の1組のナノワイヤと、第2の1組のラッチを通じて、第2のラッチ制御信号線に相互接続される第2の1組のナノワイヤとを備え、前記第2の1組のナノワイヤの各内部ナノワイヤは、第1のゲート信号線によって制御される第1の1組のゲートのうちの1つのゲートを通じて、前記第1の1組のナノワイヤの先行するナノワイヤに相互接続され、且つ第2のゲート信号線によって制御される第2の1組のゲートのうちの1つのゲートを通じて、前記第1の1組のナノワイヤの次のナノワイヤに相互接続されるよう構成されたナノスケールシフトレジスタを使用して、受信したデータ値を1組のナノワイヤのそれぞれに分配する方法であって、
    前記受信したデータ値を前記第1の1組のラッチの第1のラッチに入力することと、
    前記ナノスケールシフトレジスタの前記第1、第2のラッチ制御信号線及前記第1、第2のゲート信号線に信号を入力することであって、前記1組のナノワイヤのうちの各ナノワイヤに前記受信したデータ値を逐次的に出力する、入力することとを含むことを特徴とする方法。
  9. 前記受信したデータ値を前記ナノスケールシフトレジスタの前記第1のラッチに入力することは、
    前記ラッチ制御信号線上に1つ又は複数の信号を入力することであって、全ての前記ラッチを、2つのブール値のうちの1つを表す第1の状態にする、入力すること、及び
    前記受信したデータ値を前記第1の1組のラッチのうちの第1のラッチに相互接続される第1のナノワイヤに入力すると共に、1つ又は複数の制御信号を前記第1のラッチ制御信号線に入力することであって、前記受信したデータ値を前記第1のラッチに格納する、入力すること
    をさらに含み、
    前記ナノスケールシフトレジスタの前記ラッチ制御信号線及び前記ゲート信号線に信号を入力することであって、前記1組のナノワイヤの各ナノワイヤに前記受信したデータ値を逐次的に出力する、入力することは、別法では、
    前記第1のゲート信号線に信号を入力することであって、ナノワイヤ対を電気的に相互接続し、各ナノワイヤ対は、前記第1のゲート信号線によって制御されるゲートによって前記第2の1組のナノワイヤの次に続くナノワイヤに可逆的に接続される前記第1の1組のナノワイヤのうちの1つのナノワイヤを含む、入力すること、及び1つ又は複数の制御信号を前記ラッチ制御信号線に入力することであって、前記相互接続されるナノワイヤ対を通じて、前記第1の1組のラッチから前記第2の1組のラッチにデータを転送する、入力することと、
    前記第2のゲート信号線に信号を入力することであって、ナノワイヤ対を電気的に相互接続し、各ナノワイヤ対は、前記第2のゲート信号線によって制御されるゲートによって前記第1の1組のナノワイヤの次に続くナノワイヤに可逆的に接続される前記第2の1組のナノワイヤのうちの1つのナノワイヤを含む、入力すること、及び1つ又は複数の制御信号を前記ラッチ制御信号線に入力することであって、前記相互接続されるナノワイヤ対を通じて、前記第2の1組のラッチから前記第1の1組のラッチにデータを転送する、入力することとをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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