JP4822080B2 - 画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラムに関するものである。
最近、情報の電子化やインターネットの普及に伴って、画像の偽造・変造防止または機密漏洩防止のために電子透かし、電子署名などを導入した画像処理技術が重視されるようになってきている。
特に、画像情報に付加的な副情報(埋め込み情報)を不可視状態で埋め込む電子透かし技術は、IDカードや著作権情報を埋め込んだ写真に対する不正コピー、偽造、改ざん対策として普及しつつある。
また、デジタル画像等のデジタルコンテンツ中に該デジタルコンテンツを普通に再生した場合には視覚できない情報を付加する電子透かしによって、デジタルコンテンツの不正利用を防止する対策がとられている。
これにより、デジタルコンテンツが不正に利用されているか否かを、該デジタルコンテンツ中に埋め込まれた電子透かしを取得して検証することによって判断することができる。
一方、プリンタ等の画像処理装置において画像処理を行う際に、パーソナルコンピュータ等の上位装置から入力された画像情報(印刷データ、デジタルコンテンツ等)を、RAM等の比較的高速な記憶装置(以下、画像メモリという)に一旦蓄積し、この画像メモリ上において画像処理を行い、その後に、システムメモリに画像情報を転送し、画像形成装置、ディスプレイ装置等の出力装置に出力することが多い。
例えば、プリンタの場合に、上位装置から送信された印刷データを、データの解釈手段によって解釈し、画像メモリ上にイメージデータとして展開した後に、システムメモリ等にイメージデータを転送し、出力装置から画像出力する構成となっている。
ところで、メモリの帯域を抑制する技術は種々提案されている。
例えば、特開2002−64697号公報では、画像メモリの帯域を低減するために、画像データを読み出してから所望の大きさに伸長などすることで、画像メモリへのアクセスを減らし、帯域を確保する技術が開示されている。
特開2002−64697号公報
本発明は、画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を誤認識した場合でも、装置内で伝送される情報量の増大を抑制することのできる画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像処理装置は、画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を取得する取得手段と、該取得手段によって取得された埋め込み情報を解析する解析手段と、該解析手段の解析結果に応じて前記取得手段によって取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御する制御手段とを備える画像処理装置であって、前記解析手段は、前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が局所的に予め設定された第1の閾値を越えているか否かの比較、および前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が予め設定された第2の閾値を越えているか否かの比較を行う比較手段で構成され、前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に応じて、前記取得手段によって取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御し、前記取得手段は、前記埋め込み情報を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記閾値以上と判定された場合に当該一時記憶過程で記憶されている前記埋め込み情報を読み捨てる読捨過程と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像処理装置は、請求項1に記載の発明について、前記一時記憶手段に記憶された情報量を計数する計数手段と、該計数手段により計数された情報量が予め設定された閾値より大きい場合に、前記一時記憶手段に記憶された情報を廃棄する廃棄手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像処理装置は、請求項2に記載の発明について、前記廃棄手段による前記埋め込み情報の廃棄処理は、前記画像情報が複数のラインで構成される場合にはライン毎に前記閾値との比較を行った結果に基づいて行われ、前記画像情報がページ単位で構成される場合にはページ毎に前記閾値との比較を行った結果に基づいて行われることを特徴とする
請求項4の発明に係る画像処理システムは、請求項1から3のうち何れか1項に記載の1または2以上の画像処理装置と、通信手段を介して前記画像処理装置と接続される1または2以上の情報処理装置と、から構成されることを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像処理プログラムは、画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を取得する取得過程と、取得された埋め込み情報を解析する解析過程と、該解析過程の解析結果に応じて前記取得過程で取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御する制御過程と、を有し、前記解析過程は、前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が局所的に予め設定された第1の閾値を越えているか否かの比較、および前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が予め設定された第2の閾値を越えているか否かの比較を行う比較過程を有し、前記制御過程は、前記比較過程の比較結果に応じて、前記取得過程で取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御し、前記取得過程は、前記埋め込み情報を一時的に記憶する一時記憶過程と、前記閾値以上と判定された場合に記憶されている前記埋め込み情報を読み捨てる読捨過程と、を有することを特徴とする
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を誤認識した場合でも、装置内で伝送される情報量の増大を抑制することができるという効果がある。
また、請求項1に記載の発明によれば、画像情報に埋め込まれている埋め込み情報量の大きさに対応することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、簡単な構成で装置内で伝送される情報量の増大を抑制することが実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、短時間に埋め込み情報誤検出時の処理をすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、短時間に埋め込み情報誤検出時の処理をすることができる。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1から図11を参照して、本発明についての実施の形態に係る画像処理装置M1について説明する。
画像形成装置としてのプリンタ等において、入力される画像情報を処理するのに組み込まれる画像処理装置M1は、図1の機能ブロック図に示すように、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置から入力される画像情報D1について当該画像情報D1に埋め込まれている埋め込み情報D2を取得する取得手段100と、画像情報D1および埋め込み情報D2を一時的に格納する第1の格納手段としての画像メモリ400と、取得手段100によって取得された埋め込み情報D2を解析する解析手段200と、解析手段200の解析結果に応じて取得手段100によって取得された埋め込み情報を第2の格納手段としてのシステムメモリ500に出力するか否かを制御する制御手段300等から構成されている。
解析手段200は、画像情報の一定情報量あたりの埋め込み情報D2の情報量と予め設定された閾値との比較を行う比較手段で構成することができる。
また、取得手段100は、埋め込み情報D2を画像メモリ400に書き込む書込手段710をさらに備えるようにできる。
書込手段710は、埋め込み情報D2を一時的に記憶するFIFO(First In First Out)メモリ120と、閾値に基づいてFIFOメモリ120に記憶されている所定の埋め込み情報D2をシステムメモリ500に出力する対象から除外するように読み捨てる読捨手段130等を備えるようにできる。ここで、FIFOメモリは一時記憶手段としての一例であり、例えばRAM(Random Access Memory)等の一時記憶機能が果たせるものであれば、FIFOメモリ以外の記憶手段であってもよい。
また、読捨手段130が読み捨てた埋め込み情報D2のデータ量を計数する計数手段600と、計数手段600による読み捨てた埋め込み情報D2のデータ量が所定値以上となった場合に、当該埋め込み情報D2を廃棄する廃棄手段610をさらに備えるようにできる。
さらに、書込手段710は、読捨手段610によって読み捨てられた埋め込み情報D2に関する情報を格納する格納手段620を備えるようにしてもよい。
ここで、埋め込み情報D2が埋め込まれた画像情報D1について図2を参照して、簡単に説明する。
特には限定されないが、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて、文書(テキストデータ)と画像(デジタル写真等のイメージデータ)を1ページ内に配置した原画D0を得る。
次いで、この原画D0に対して著作権者の名前やコピー禁止情報等の情報(埋め込み情報(付加情報)D2)を埋め込む。
埋め込み技術は、特には限定されないが、例えば、知覚困難型または知覚可能型の電子透かし、バーコード、地紋透かし、特定パターン等の既存の技術を適用できる。
これらの埋め込み技術により、肉眼では原画D0と略同様と視認される画像情報(情報埋込コンテンツ)D1が作成される。
このような埋め込み情報としては、例えば次のようなものが挙げられる。
(1)著作権情報の記録
(2)違法コピー者情報の追跡
(3)IPアドレスの履歴記録
(4)違法コピーの防止
(5)改ざん防止への応用
(6)認証
(7)秘匿通信
(8)所有権者表示のためのデジタルコンテンツの注釈やラベルの埋め込み
このようにして作成された画像情報D1は、ネットワーク等を介して画像処理装置M1に入力される。
そして、取得手段100により、画像情報D1に対して、絵文字分離等の処理を施して、埋め込み情報(付加情報)D2を検出して取得する。
例えば、図1を画像処理装置M1が出力する画像データの出力先を電子写真やインクジェット等の図示しない印刷装置を備えた画像形成装置とした場合には、取得手段100により取得した埋め込み情報D2に応じて機密漏洩防止等のために印刷を中止するようにしてもよい。
ここで、図3の構成ブロック図を参照して、比較対象としての画像処理装置M20の構成と作用について説明する。
画像処理装置M20は、画像情報D1に基づいて印刷出力あるいは表示出力用のデータを生成するなどの処理を行う画像処理回路701と、生成したデータを画像メモリ400の所定領域に書き込む書込部702と、画像処理回路701の制御により所定のタイミングで画像メモリ400を読み出す読出部703と、画像情報D1から埋め込み情報D2を抽出する埋め込み情報抽出部(取得手段)704と、埋め込み情報D2をシステムメモリ500に書き込む書込部705と、画像情報D1をシステムメモリ500に書き込む書込部706と、印刷処理等の各種処理を行うCPU800から構成されている。
この比較対象としての画像処理装置M20では、システムメモリ500に書き込むデータが画像データのみの場合には、読み出した後に伸長して使用するようにしてメモリ帯域を低減できる。
しかしながら、画像情報D1が入力され、その画情報像D1の画像処理しながら、処理した画像データをシステムメモリ500に格納すると共に、埋め込み情報D2を抽出し、その埋め込み情報D2もシステムメモリ500に格納しているので、その分システムメモリ500への帯域が必要となる。
また、各画素ごとに所定の情報を抽出する絵文字分離情報などの場合には、抽出情報量が想定できるので、システムメモリ500の帯域も考慮できるが、画像の特定の部分に情報が集中してある場合には、システムメモリ500の帯域など余分に確保しておく必要があり、システム設計が困難になる。
また、埋め込み情報D2のコードが誤取得された場合には、想定以上のデータをシステムメモリ500に転送して格納する必要があり、CPU800によるデータ解析の負荷が高まり、画像処理速度の低下等が発生していた。本実施例では、画像処理装置を実施形態としているが、例えば、この画像処理装置が出力する画像データの出力先が電子写真やインクジェット等の図示しない印刷装置を備えた画像形成装置であった場合は、印刷速度の低下が発生する。
即ち、画像処理装置M20に入力された画像情報D1から埋め込み情報D2を抽出し、その画像情報をシステムメモリ500に格納する構成において、画像情報D1の中の埋め込み情報D2を誤認識したときに、システムメモリ500へ送信するデータ量が増大する。
次に、図4のブロック図を参照して、比較対象としての画像処理装置M20と構成とを対比して、本実施の形態に係る画像処理装置M1の構成および作用について説明する。
なお、画像処理装置M1について、画像処理装置M20と同一の構成については同一符号を付す。
画像処理装置M1は、画像情報D1に基づいて印刷出力あるいは表示出力用のデータを生成するなどの処理を行う画像処理回路701と、生成したデータを画像メモリ400の所定領域に書き込む書込部702と、画像処理回路701の制御により所定のタイミングで画像メモリ400を読み出す読出部703と、画像情報D1から埋め込み情報D2を抽出する埋め込み情報抽出部(取得手段)704と、埋め込み情報D2を一旦画像メモリ400に書き込む書込部710と、画像情報D1をシステムメモリ500に書き込む書込部706と、印刷処理等の各種処理を行うCPU800から構成されている。
図3と図4を対比すると分かるように、本実施の形態に係る画像処理装置M1では、画像処理装置M20において、埋め込み情報D2の全てをシステムメモリ500への書き込みを行う書込部705に代えて、埋め込み情報D2を一旦画像メモリ400に書き込む書込部710を備える点で相違している。
埋め込み情報D2の全てをシステムメモリ500への書き込みを行う書込部705に代えて、埋め込み情報D2を一旦画像メモリ400に書き込む書込部710を備えることにより、画像情報D1から埋め込み情報D2を誤認識した場合であっても、埋め込み情報抽出部704が本来は埋め込み情報でないものを埋め込み情報であると誤認識した場合でも、システムメモリ500へ送信するデータ量が想定以上にはならない。
即ち、抽出した埋め込み情報D2を一旦、画像メモリ400に格納した後、その情報D2をシステムメモリ500に格納しているので、抽出情報分を書き込むためのシステムメモリ帯域を余分に確保する必要がない。
次に、図5のブロック図を参照して、書込部710の構成について説明する。
書込部710は、埋め込み情報抽出部(取得手段)704で抽出されたコード(埋め込み情報)D2を一旦格納するFIFOメモリ120と、コード(埋め込み情報)D2の読捨判定(局所オーバー判定)を行う読捨部130と、読捨情報を付加する読捨情報付加部(レジスタ部)131と、読捨情報付加部(レジスタ部)131に何バイト格納したかを計数する計数手段としての転送サイズカウント部600と、画像メモリ400においてコード(埋め込み情報)D2を格納するアドレスを生成するアドレス生成部132とから構成されている。
前記読捨部130で行われる読捨判定(局所オーバー判定)は、コード(埋め込み情報)D2が局所的に所定のデータ量(閾値)をオーバーしたか、あるいはコード(埋め込み情報)D2の全体が所定のデータ量(閾値)をオーバーしたかを判定する(後述する埋め込み情報転送処理のステップS10、S11参照)。
ここで、図6から図10を参照して、埋め込み情報のコードフォーマット、読み捨てパターンの例等について述べる。
まず、図6を参照して、埋め込み情報D2のコードフォーマットとコード配置の例について説明する。
埋め込み情報抽出部704は、例えば図6のフォーマットで表される埋め込み情報D2を抽出する。図6は埋め込み情報D2の一例であり、バーコード等であっても良いことは言うまでもない。
埋め込み情報D2は、コードCとして埋め込まれており、コードCは図6の(a)、(b)のように配置されている。
最近接のコードCは、例えば12画素の距離で存在し、90°の間隔で4つある。
図7の(a)、(b)に、コードCのサイズ、形状の例を示す。
図7の(a)は7×7のウィンドウ、図7の(b)は5×5のウィンドウ内にコードCが納められている。
そして、図7の(a)、(b)に示すような規定サイズのウィンドウ内で、(1)中心にコードがあり、(2)周りにも同じコードが存在する場合には、正規のコードCであると判定する。
このように判定された場合には、図8に示すようなフォーマットの中間データを形成して、埋め込み情報D2として出力する
なお、中間コードは、単体もしくは2つ以上で1つの意味を成立させている。
次に、図9の(a)、(b)および図10の(c)、(d)を参照して、埋め込み情報D2に誤り(エラー)があるとして読み捨てるパターンについて述べる。
FIFOメモリ120としては、コードCの5個分である10バイトの容量が準備されている。
図9の(a)では、コードC1〜12と12個連続した場合を示している。
そして、例えば閾値を「12」とした場合に、コードCの連続数が12以下の場合には、正しい埋め込み情報D2と判断してシステムメモリ500に対して出力する対象とする。一方、コードCの連続数が12を超えた場合には、コードに誤りがあると判断してシステムメモリ500に対して出力する対象から外して、読み捨てあるいは廃棄する。
なお、閾値との比較は、各ライン毎に行うことができる。
図9の(b)では、局所的にコードC1〜10と10個連続した場合を示している。
ここでは、コードCが正しく検出されているか否かの判定処理において、その処理に用いる基本クロックを最大12クロックに1個の頻度でコードCが入っていると予め設定しておき、例えば、コードCを検出した時に60クロックで4個のコードCを検出した場合、予め設定したコードCの出現頻度から判定してこの場合はコードの誤検出と判定できる。また、FIFOメモリ120の容量をコードCの5個分とすれば、60クロック分のコードの入る頻度が多いとFIFOの容量をオーバーすることからこの場合もコードの検出に誤りがあると判定できる。
なお、閾値との比較は、各ライン毎に行うことができる。
図10の(c)では、ラインL1でコードC1〜14と14個で、ラインL2でコードC1〜10と10個の場合を示している。
そして、例えば閾値を「12」とした場合に、ラインL1ではコードCの個数が12を超えているので、コードに誤りがあると判断してシステムメモリ500に対して出力する対象から外して、読み捨てあるいは廃棄する。
一方、ラインL2ではコードCの個数が12以下であるので、正しい埋め込み情報D2と判断してシステムメモリ500に対して出力する対象とする。
図10の(d)では、1ページ単位でコードC1〜36と36個の場合を示している。
そして、例えば閾値を「24」とした場合に、コードCの個数が24以下の場合には、正しい埋め込み情報D2と判断してシステムメモリ500に対して出力する対象とする。一方、コードCの個数が24を超えた場合には、コードに誤りがあると判断してシステムメモリ500に対して出力する対象から外して、読み捨てあるいは廃棄する。
このように、閾値との比較は、各ページ毎に行うこととしてもよい。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、画像処理装置M1で実行される埋め込み情報転送処理の処理手順について説明する。
ステップS10で、画像情報D1に基づいて埋め込み情報D2の抽出を開始してステップS10に移行する。
ステップS11では、抽出された埋め込み情報D2について、例えば図9の(b)に示すように局所的に閾値を超えるデータ量オーバーが発生しているか否か判定され、「Yes」の場合にはコードに誤りがあるとしてステップS13に移行し、読捨情報をレジスタ部131に書き込んでからステップS14に移行する。
ステップS14では、誤りがあるデータの読み捨て(例えば、FIFOメモリ120における上書き等)または廃棄(廃棄手段610によるデータ消去等)を行って処理を終了する。
一方、ステップS11で「No」の場合にはステップS12に移行して、例えば図9の(a)、図10の(c)、(d)に示すように、ライン毎またはページ毎に閾値を超えるデータ量オーバーが発生しているか否か判定され、「Yes」の場合にはステップS13に移行し、「No」の場合にはステップS15に移行する。
ステップS15では、埋め込み情報D2の抽出を完了し、ステップS16でページ間に画像メモリ400からシステムメモリ500に画像情報D1および埋め込み情報D2を転送する。
これにより、画像情報D1から埋め込み情報D2が誤認識された場合であっても、埋め込み情報と誤認識されたデータがシステムメモリ500へ送信されることはない。
また、本実施の形態に示す画像処理装置M1と、LAN等の通信手段を介して画像処理装置M1と接続される1台または2台以上のパーソナルコンピュータやホストコンピュータ等で構成される情報処理装置とによって、画像処理システムを構成するようにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
さらには、画像処理装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
本発明による画像処理装置、画像処理プログラムは、ネットワーク接続機能を備えるレーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
また、本発明は、上記レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等と情報処理機器とが通信回線を介して接続される画像処理システムに適用することができる。
実施の形態に係る画像処理装置M1の構成を示す機能ブロック図である。 埋め込み情報D2を含んだ画像情報D1の作成手順を示す説明図である。 比較対象としての画像処理装置M20の構成を示す構成ブロックである。 実施の形態に係る画像処理装置M1の構成を示す構成ブロック図である。 実施の形態に係る画像処理装置M1における書込部710の構成を示す構成ブロックである。 埋め込み情報D2のコードフォーマットとコード配置の例を示す説明図である。 コードCのサイズ、形状の例を示す説明図である。 中間データのフォーマットを示す説明図である。 埋め込み情報D2に誤り(エラー)があるとして読み捨てるパターンを示す説明図である。 埋め込み情報D2に誤り(エラー)があるとして読み捨てるパターンを示す説明図である。 埋め込み情報転送処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
M1 画像処理装置
100 取得手段(埋め込み情報抽出部704)
120 FIFOメモリ
130 読捨手段(読捨部)
131 レジスタ部
132 アドレス生成部
200 解析手段
300 制御手段
400 画像メモリ(第1の格納手段)
500 システムメモリ(第2の格納手段)
600 計数手段(転送サイズカウント部)
610 廃棄手段
620 格納手段
700 画像処理部
701 画像処理回路
702 書込部
703 読出部
705 書込部
706 書込部
710 書込部(書込手段)
C コード(埋め込み情報)
D0 原画
D1 画像情報
D2 埋め込み情報
L1、L2 ライン
M20 画像処理装置(比較対象)

Claims (5)

  1. 画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を取得する取得手段と、
    該取得手段によって取得された埋め込み情報を解析する解析手段と、
    該解析手段の解析結果に応じて前記取得手段によって取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御する制御手段とを備える画像処理装置であって、
    前記解析手段は、
    前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が局所的に予め設定された第1の閾値を越えているか否かの比較、および前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が予め設定された第2の閾値を越えているか否かの比較を行う比較手段で構成され、
    前記制御手段は、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記取得手段によって取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御し、
    前記取得手段は、
    前記埋め込み情報を一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記閾値以上と判定された場合に当該一時記憶手段に記憶されている前記埋め込み情報を読み捨てる読捨手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記一時記憶手段に記憶された情報量を計数する計数手段と、
    該計数手段により計数された情報量が予め設定された閾値より大きい場合に、前記一時記憶手段に記憶された情報を廃棄する廃棄手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記廃棄手段による前記埋め込み情報の廃棄処理は、前記画像情報が複数のラインで構成される場合にはライン毎に前記閾値との比較を行った結果に基づいて行われ、前記画像情報がページ単位で構成される場合にはページ毎に前記閾値との比較を行った結果に基づいて行われることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1から3のうち何れか1項に記載の1または2以上の画像処理装置と、
    通信手段を介して前記画像処理装置と接続される1または2以上の情報処理装置と、
    から構成されることを特徴とする画像処理システム。
  5. 画像情報に埋め込まれている埋め込み情報を取得する取得過程と、
    取得された埋め込み情報を解析する解析過程と、
    該解析過程の解析結果に応じて前記取得過程で取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御する制御過程と、を有し、
    前記解析過程は、
    前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が局所的に予め設定された第1の閾値を越えているか否かの比較、および前記画像情報の一定情報量あたりの前記埋め込み情報の情報量が予め設定された第2の閾値を越えているか否かの比較を行う比較過程を有し、
    前記制御過程は、
    前記比較過程の比較結果に応じて、前記取得過程で取得された埋め込み情報を出力するか否かを制御し、
    前記取得過程は、
    前記埋め込み情報を一時的に記憶する一時記憶過程と、
    前記閾値以上と判定された場合に当該一時記憶過程で記憶されている前記埋め込み情報を読み捨てる読捨過程と、
    を有することを特徴とする画像処理プログラム。
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