JP4820767B2 - Ledポインティングリモコンとこれを用いた映像表示装置、及び映像システム - Google Patents

Ledポインティングリモコンとこれを用いた映像表示装置、及び映像システム Download PDF

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Description

本発明は、テレビ受像機(以下、TV受像機という)の表示画面(以下、TV画面という)などでカーソル操作が可能な機能を備えたLEDポインティングリモコン(リモートコントローラ)とこれを用いて映像表示装置、及びこれらの複数の映像表示装置からなる映像表示システムに関する。
パソコンなどの画面上でカーソル操作を行なう場合、マウスを用い、テーブル上でマウスを操作することによってカーソル操作が行なわれるが、TV画面などでカーソル操作を行なう場合、通常、身近にテーブルがないため、マウスによる操作を行なうことはできない。
そこで、リモコンにジャイロやカメラなどを設け、リモコンを手に持って左右,上下方向に向きを変える操作を行なうことにより、表示画面でのカーソル操作ができるようにした技術が提案され、実用化されている。かかる構成のリモコンでは、それを操作するのにテーブルを必要とせず、ユーザの好きな場所からカーソル操作を行なうことができるが、比較的高価なものとなるという問題がある。
これに対し、4個のLED(発光ダイオード)を用い、これらLEDの向き(赤外線の放射方向)を互いに異ならせることにより、夫々のLEDからの赤外線の受光強度の変化からリモコンの向きの変化を判定し、これに応じて表示画面上のカーソルの位置を制御するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のリモコンは、斜め上方向に赤外線をパルス状に放射する上向きのLEDと斜め下方向に赤外線をパルス状に放射する下向きのLEDと斜め左方向に赤外線をパルス状に放射する左向きのLEDと斜め右方向に赤外線をパルス状に放射する右向きのLEDとを備え、これらLEDでの赤外線の放射タイミングを異ならせることにより、受信側でこれらLEDからの赤外線を判別可能とし、夫々の受光強度を保持記憶するとともに、前回の受光強度と比較し、その比較結果に応じてリモコンの向きの変化を検出し、表示画面上のカーソルの位置をリモコンの向きの変化に応じて変化させるものである。
特開平8ー163024号公報
ところで、上記特許文献1に記載のリモコンは、カーソルの移動方向及び移動量を決めるのに、上記4個のLEDからの光の受光強度と前回の受光強度をもとに、上下左右夫々の方向毎に今回の受光強度と前回の受光強度との差分を求め、これをもとに、上方向の受光強度が増加しているか減少しているかの判定と下方向の受光強度が増加しているか減少しているかの判定とから、リモコンの上下方向の向きの変化を検出し、同様にして、左方向の受光強度が増加しているか減少しているかの判定と右方向の受光強度が増加しているか減少しているかの判定とから、リモコンの左右方向の向きの変化を検出し、この検出結果に基づいて上方向もしくは下方向の受信強度の上記差分値と左方向もしくは右方向の受信強度の上記差分値とを選択し、検出した上方向もしくは下方向の受信強度の上記差分値でカーソルを上方向もしくは下方向に移動させ、検出した左方向もしくは右方向の受信強度の上記差分値でカーソルを左方向もしくは右方向に移動させるものであり、この移動は前回の光の受光強度の検出時のカーソルの位置に対して行なわれるものである。
これによると、リモコンの最初の向きを基準とし、この最初の向きからの向きの変化によってカーソルが移動することになり、リモコンの向きがカーソルの位置と大きくずれた状態でこのリモコンによるカーソル操作を開始すると、その向きを基準にカーソル操作が行なわれるものであるから、表示画面全体にわたって良好なカーソル操作をする、ということができなくなる。例えば、カーソルが表示画面の右端にあるとき、リモコンを表示画面の中央部に向けてカーソル操作を開始すると、リモコンを表示画面の左端に向けても、カーソルは表示画面の中央部にあり、カーソルを表示画面の左端に移動させるため、リモコンをさらに左側に向けても、カーソルはある程度左方向に移動するとしても、そのうちに一部のLEDからの光が受信できなくなり、カーソルを所望の位置に移動させることができなくなる場合もある。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、常に、表示画面全体にわたってカーソルを良好に、かつ円滑に移動させることができるようにしたLEDポインティングリモコンとこれを用いて映像表示装置、及び映像表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるLEDポインティングリモコンは、筐体の前面に設けられて、互いに異なる方向に光を同時に放射する複数の発光ダイオードと、映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、前記映像表示装置のカーソル操作のためのタッチ操作とカーソルで選択された機能の実行のためのプッシュ操作とが可能なポインティングボタンと、を備え、前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、前記ポインティングボタンの前記タッチ操作によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記ポインティングボタンの前記プッシュ操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明によるLEDポインティングリモコンは、筐体の前面に設けられ、互いに異なる方向に同時に放射する複数の発光ダイオードと、映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、前記映像表示装置のカーソル操作のためのタッチ操作とカーソルで選択された機能の実行のための回転操作とが可能なポインティングホイールと、を備え、前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、前記ポインティングホイールの前記タッチ操作によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記ポインティングホイールの前記回転操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明によるLEDポインティングリモコンは、筐体の前面に設けられ、互いに異なる方向に同時に放射する複数の発光ダイオードと、映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、加速度を検出し、前記映像表示装置のカーソル操作を可能とする加速度センサと、カーソルで選択された機能の実行のための操作が可能な実行ボタンと、を備え、前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、前記加速度センサの加速度の検出によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記実行ボタンの操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備えることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置は、映像を表示する表示画面と、前記4個の発光ダイオードからの夫々の光を受光するリモコン受光部と、前記ボインティングボタンの前記タッチ操作もしくは前記ポインティングホイールの前記タッチ操作もしくは前記加速度センサの加速度の検出によって、前記4個の発光ダイオードからの前記等しい強度の連続した光が前記リモコン受光部で受光されたとき、前記4個の発光ダイオードからの各光の受光強度から、前記LEDポインティングリモコンの前記リモコン受光部への方向に対する向きを表わすリモコン角度を求め、前記表示画面での前記リモコン角度に応じた位置にカーソルを表示させる映像表示装置の制御部と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明によるLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置は、前記映像表示装置の制御部は、前記リモコン受光部で受光した前記4個の発光ダイオードからの夫々の光の受光強度から、前記リモコン受光部から前記LEDポインティングリモコンまでの距離を求め、前記表示画面に表示する前記カーソルの大きさを前記求めた距離に応じて異ならせることを特徴とするものである。
また、本発明によるLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置は、前記映像表示装置の制御部が、前記ボインティングボタンを前記タッチ操作した状態もしくは前記ボインティングホイールを前記タッチ操作した状態もしくは前記加速度センサの加速度の検出状態で前記LEDポインティングリモコンの向きを変えることにより、前記表示画面に表示される前記カーソルを前記表示画面に表示されるアイコンに一致させた状態で、前記ボインティングボタンを前記プッシュ操作もしくは前記ボインティングホイールを前記回転操作もしくは前記実行ボタンを操作することにより、前記カーソルが一致するアイコンに該当する機能を実行させることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本発明による映像表示システムは、上記のLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置が複数からなり、複数の前記映像表示装置は同一の場所から前記LEDポインティングリモコンで操作可能な環境にあり、前記映像表示装置は夫々、前記映像表示装置の制御部が、前記LEDポインティングリモコンでの前記電源ボタンの操作に伴う前記4個の発光ダイオードからの光の受光強度をもとに、前記リモコン受光部に対する前記LEDポインティングリモコンの向きをリモコン角度として検出し、該リモコン角度が予め決められた角度範囲以内のとき、前記電源ボタンの操作に対して応答することを特徴とするものである。
また、本発明による映像表示システムは、複数の前記映像表示装置は、サーバと相互にネットワークを介して接続されているとともに、同一の場所から前記LEDポインティングリモコンで操作可能な環境にあり、前記映像表示装置は夫々、前記映像表示装置の制御部が、前記LEDポインティングリモコンでの前記電源ボタンの操作に伴う前記4個の発光ダイオードからの光の受光強度をもとに、前記リモコン受光部に対する前記LEDポインティングリモコンの向きをリモコン角度として検出し、前記サーバが、前記映像表示装置の夫々で検出された前記LEDポインティングリモコンのリモコン角度を比較し、該リモコン角度が最小の前記映像表示装置を前記電源ボタンの操作に対して応答させることを特徴とするものである。
本発明によると、カーソル操作とカーソルで選択された機能の実行のための操作とを同じ操作部材(ポインティングボタンやポインティングホイール)の操作でもって行なうことができ、操作が容易となるし、また、カーソル操作も、LEDポインティングリモコンの向きでもってカーソルの表示位置を設定するものであるから、LEDポインティングリモコンの向きの変化に追従してカーソルの位置が決まることになり、カーソルの表示位置がLEDポインティングリモコンの向きの変化に直接・迅速に追従し、カーソル操作がし易くなる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明によるLEDポインティングリモコンの第1の実施形態を示す図であって、同図(a)は前面図、同図(b)は平面図、同図(c)は断面図であり、1はこの実施形態のLEDポインティングリモコン、1aは前面、1bは上面、2a〜2dはLED、3は操作部、4は電源ボタン、4aはスイッチ、5はポインティングボタン、5aはスイッチ、6は回路基板、7は電源である。
同図(a)〜(c)において、LEDポインティングリモコン1の筐体の前面1aには、4個のLED2a〜2dが設けられている。LED2a,2dは前面1aの中心点Pを通る右下がりの直線L1上で、かつ中心点Pに関して対称な位置に配置され、同様に、LED2b,2cは中心点Pで交差する右上がりの直線L2上で、かつ中心点Pに関して対称な位置に配置されている。ここで、LED2aは前面1aの左上角部に、LED2bは前面1aの右上角部に、LED2cは前面1aの左下角部に、LED2dは前面1aの右下角部に夫々配置されるように、直線L1,L2が交差している。換言すると、LED2aとLED2b,LED2cとLED2dは夫々、中心点Pを通る上面1bに垂直な直線に関して互いに対称な位置に配置され、また、LED2aとLED2c,LED2bとLED2dは夫々、中心点Pを通る上面1bに平行な直線に関して互いに対称な位置に配置されている。
また、LED2a〜2dは、前面1aの中心点Pを通るこの前面1aに垂直な直線の方向に関して同じ傾斜角で傾斜した互いに異なる方向に赤外線を同時に放射する。LEDポインティングリモコン1の筐体の上面1bを、図1(b)に示すように、水平な状態とした場合、LED2aは、右上方向に赤外線を放射するように、設けられ、LED2bは、左上方向に放射するように、設けられている。即ち、LED2aの赤外線放射方向は、直線L1に沿う前面1aに垂直な平面上にあって、右上方向に赤外線を放射するように、中心点Pとは反対側に角度θ(≠90゜)だけ前面1aに垂直な方向から傾いた方向であり、LED2bの赤外線放射方向は、直線L2に沿う前面1aに垂直な平面上にあって、左上方向に放射するように、中心点Pとは反対側に同じ角度θだけ前面1aに垂直間な方向から傾いた方向である。
また、LED2cは、左下方向に赤外線を放射するように、設けられ、LED2dは、右下方向に放射するように、設けられている。即ち、LED2cの赤外線放射方向は、直線L2に沿う前面1aに垂直な平面上にあって、左下方向に赤外線を放射するように、中心点Pとは反対側に上記と同じ角度θだけ前面1aに垂直な直線から傾いた方向であり、LED2dの赤外線放射方向は、直線L1に沿う前面1aに垂直な平面上にあって、右下方向に放射するように、中心点Pとは反対側に同じ角度θだけ前面1aに垂直な方向から傾いた方向である。
なお、以下では、LED2a乃至2dが、上記のように、LEDポインティングリモコン1の前面1aに設けられているものとして説明するが、これのみに限定されるものではない。例えば、LED2a〜2dの位置関係の中心が前面1aの中心点からずれてもよいし、また、LED2a〜2dの赤外線の放射方向を前面1aに垂直な直線に対して傾斜した直線に関し、傾斜した方向としてもよい。例えば、TV受像機において、リモコン受光部が表示画面の下側に設けられている場合には、かかる傾斜した直線を下方に傾斜したものとし、リモコン受光部が表示画面の上側に設けられているときには、上側に傾斜したものとする。
LEDポインティングリモコン1の筐体の上面1bは操作部3をなすものであって、電源ボタン4やポインティングボタン5などの操作ボタンなどが設けられており、図1(c)に示すように、電源ボタン4が回路基板6上に設けられているスイッチ4aに取り付けられ、ポインティングボタン5も、回路基板6上に設けられているスイッチ5aに取り付けられている。なお、これら以外の操作ボタンやタッチセンサなどは、図示を省略している。電源ボタン4は、TV受像機の装置本体をオン,オフ操作するためのものである。
ポインティングボタン5は、図2(a)に示すように、指先でこれにタッチしたとき(以下、この操作をタッチ操作という)、スイッチ5aを第1の動作状態にして、LEDポインティングリモコン1にカーソル操作機能を実行させ、また、図2(b)に示すように、指先でこれをプッシュ(押し込み)したとき(以下、この操作をプッシュ操作という)、スイッチ5aを第2の動作状態にして、LEDポインティングリモコン1にリモコンコードを送信し、表示画面で機能アイコンに接している(選択している)カーソルを一時位置固定し、この機能アイコンに該当する機能を実行させる。
なお、図1(c)に示すように、LEDポインティングリモコン1に電源7が内蔵されており、この電源7から各部に電力が供給されている。
図3は図1に示すLEDポインティングリモコン1とこれを用いた映像表示装置の第1の実施形態のブロック構成を示す図であって、8は制御部、9は記憶部、10は映像表示装置の装置本体、11はリモコン受光部(ここでは、赤外線センサ)、12a〜12dはBPF(バンドパスフィルタ)、13a〜13dはA/D(アナログ/デジタル)変換器、14は制御部、15は表示部、16は音声出力部、17はチューナ、18は記憶部、19はアンテナであり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
なお、以下では、映像表示装置10をTV受像機とするが、これに限るものではなく、カーナビゲーション装置などの映像を表示してカーソル操作がなされる映像表示装置であってもよい。
同図において、TV受像機(厳密には、LEDポインティングリモコン1に対して、装置本体となる)10は、これに限るものではない)は、LEDポインティングリモコン1からの操作部3の操作に応じた指示信号の赤外線をリモコン受光部11で受光し、これによる受信信号がBPF12a〜12d、A/D変換器13a〜13dで処理されて制御部14に供給される。これにより、制御部14はLEDポインティングリモコン1からの指示信号を受け取り、記憶部18に記憶されているプログラムをもとに、この指示信号に応じた機能を実行する。
TV受像機10では、LEDポインティングリモコン1から所望チャンネルの放送番組の受信指示があった場合には、通常のTV受像機と同様、制御部14の制御のもとにアンテナ19での受信信号からチューナ17で指定されるチャンネルの放送番組が選択され、その番組の映像が表示部15で表示され、音声が音声出力部16から出力される。また、所望チャンネルの放送番組の録画指示や録画予約指示があった場合には、同様にして、指定されるチャンネルの放送番組が受信され、記憶部18に記憶される。さらに、録画番組の再生指示があると、記憶部18に記憶されている指定された録画済みの放送番組が再生され、その番組の映像が表示部15で表示され、音声が音声出力部16から出力される。
TV受像機10の記憶部18には、また、各種メニュー画面やカーソルなどの映像情報も格納されており、LEDポインティングリモコン1の操作部3の操作によって所望メニュー画面の表示指示があると、制御部14は指示されるメニュー図面とカーソルの映像情報を読出し、表示部15にそのメニュー画面とカーソルとを表示させる。この場合のカーソル操作が操作部3でのポインティングボタン5(図1)のタッチ操作(図2(a))とLEDポインティングリモコン1の向きの変更操作によって行なわれる。
一方、LEDポインティングリモコン1では、操作部3で所望の操作ボタンやタッチセンサの操作があると、その操作に伴う指示信号が制御部8に供給される。記憶部9には、プログラムや操作部3からの指示信号に応じたコード(リモコンコード)が格納されており、この制御部8は、このプログラムをもとに動作するものであって、操作部3からの指示信号に応じて該当するリモコンコードを記憶部9から読み出し、LED2a〜2dを制御して赤外線でもってこのリモコンコードをTV受像機10に送信する。
LED2a〜2dは、制御部の制御のもとに、異なる周波数の変調信号で変調した赤外線を放射する。ここでは、LED2aから放射される赤外線の変調周波数をfaとし、以下、LED2b,2c,2dから放射される赤外線の変調周波数をfb,fc,fdとする。
操作部の所定の操作ボタンあるいはタッチセンサの操作により、リモコンコードがTV受像機10に送信される場合には、周波数fa,fb,fc,fdの変調信号が、さらに、このリモコンコードの“1/0”ビットによって同時に変調され、LED2a,2b,2c,2dから等しい強度の赤外線(以下、これら赤外線を夫々周波数fa,fb,fc,fdの赤外線という)として同時に送信される。従って、これらの赤外線は、図4(b)に示すように、リモコンコードの“1,0”ビットによって断続する信号形態となる(なお、図4(b)では、“1”ビットのとき、変調された赤外線が送信され、“0”ビットのとき、赤外線が途切れる信号形態とし、リモコンコードが“1010110010”である場合を示している)。
また、図2(a)に示すように、ポインティングボタン5がタッチ操作された場合には、そのタッチ操作の期間、各LED2a,2b,2c,2dから、図4(a)に示すように、周波数fa,fb,fc,fdで変調された夫々の赤外線が等しい強度で連続的に放射される。この場合には、リモコンコードで変調されていないことになり、TV受像機10の制御部14はこれによってポインティングボタン5がタッチ操作されたものであることを認識する。図2(b)に示すように、ポインティングボタン5がプッシュ操作された場合には、図4(b)に示すように、周波数fa,fb,fc,fdの赤外線がこのプッシュ操作に応じたリモコンコードで変調されたものとなる。
TV受像機10では、リモコン受光部11において、受光された周波数fa,fb,fc,fdの赤外線が周波数fa,fb,fc,fdの受信信号に変換され、BPF12a,12b,12c,12dによって周波数faの受信信号,周波数fbの受信信号,周波数fcの受信信号,周波数fdの受信信号に分離され、さらに、これら受信信号がA/D変換器13a,13b,13c,13dでデジタルデータDa,Db,Dc,Ddに変換されて制御部14に供給される。制御部14は、これらデジタルデータDa,Db,Dc,Ddからリモコンコードを検出し、このリモコンコードに応じた制御を行なう。
ポインティングボタン5がタッチ操作されたときには、各LED2a,2b,2c,2dからは周波数fa,fb,fc,fdの赤外線が連続的に放射されるから、TV受像機10において、A/D変換器13a,13b,13c,13dから制御部14に供給されるデジタルデータDa,Db,Dc,Ddは全て連続した“1”ビットからなるデータであり、これにより、制御部14は、LEDポインティングリモコン1の操作部3でポインティングボタン5のタッチ操作がなされたものと判定し、これらデータDa〜Ddを用いてTV受像機10のリモコン受光部11に対するLEDポインティングリモコン1の向き及び距離を計算し、求めた向きに応じたTV画面上での位置にカーソルを移動させ、求めた距離に応じた大きさでカーソルを表示させる。
ここで、LEDポインティングリモコン1の向きは、図1(a)において、LEDポインティングリモコン1の前面1aでの中心点Pを通り、この前面に垂直な軸(以下、中心軸L0という)が向いてる方向をいうものであって、基準となる方向はTV受像機10のリモコン受光部11の方向である。
図5はこのLEDポインティングリモコン1の向きを説明する図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、LEDポインティングリモコン1の向きは、前面1aの中心点から見たTV受像機10のリモコン受光部11の方向を基準方向とし、この基準方向に対するLEDポインティングリモコン1の中心軸L0の方向をいうものであって、この基準方向と中心軸L0の方向とのなす角をリモコン角度ψとして、このリモコン角度ψによってLEDポインティングリモコン1の向きを表わす。このリモコン角度ψは、水平方向の水平リモコン角度ψhと垂直方向の垂直リモコン角度ψvとからなるものである。なお、LaはLED2aの赤外線放射方向、LbはLED2bの赤外線放射方向である。
図3において、LEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングボタン5のタッチ操作によってTV受像機10の制御部14に得られるデジタルデータDa,Db,Dc,Ddは、LEDポインティングリモコン1のLED2a,2b,2c,2dから放射される赤外線のリモコン受光部11での受光強度に応じたものであり、デジタルデータDa,Db,Dc,Ddはかかる受光強度に応じた値を表わすものである。
いま、デジタルデータDa,Db,Dc,Ddの値(即ち、受光強度)をA,B,C,Dとすると、一例として、LEDポインティングリモコン1の向きを水平方向に変化させた場合のデジタルデータDa,Dbの値A,Bの変化(従って、LED2a,2bからの赤外線のリモコン受光部11での受光強度の変化)を示すと、図6(a)に示すようになる。この図6(a)では、この向きを、リモコン受光部11の方向からの中心軸L0の反時計廻り方向の角度を正の水平方向のリモコン角度(正の水平角度)、時計廻り方向の角度を負の水平方向のリモコン角度(負の水平角度)とし、LEDポインティングリモコン1の向きがリモコン受光部11の方向にあるとき(即ち、図5において、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0がリモコン受光部11の方向を向いているとき)、水平方向のリモコン角度ψh=0とするものである。
図6(a)に示すように、図5に示す状態からLEDポインティングリモコン1の向きを反時計廻り方向(即ち、正方向)に変化させていくと(即ち、水平方向のリモコン角度ψhを正方向に増加させると)、LED2aからの赤外線に対して、受光強度特性Aが得られる。即ち、LED2aからの赤外線の受光強度が増加していき、LED2aの赤外線放射方向がリモコン受光部11の方向と一致する水平方向のリモコン角度ψh=+ψhaで受光強度は最大(ピーク)となり、さらに、LEDポインティングリモコン1の向きを反時計廻り方向(水平角度ψhの正方向)に変化させていくと、受光強度が減少していく。また、図5に示す状態からLEDポインティングリモコン1の向きを時計廻り方向(即ち、負方向)に変化させていくと、LED2bからの赤外線に対して、受光強度特性Bが得られる。即ち、LED2aからの赤外線の受光強度が増加していき、LED2bの赤外線放射方向がリモコン受光部11の方向と一致する水平角度(リモコン角度)ψh=−ψhb(但し、|ψhb|=|ψha|)で受光強度は最大(ピーク)となり、さらに、LEDポインティングリモコン1の向きを時計廻り方向(水平角度ψhの負方向)に変化させていくと、受光強度が減少していく。図5に示すリモコン角度ψ(水平方向のリモコン角度ψh=ψhx)の状態では、LED2aからの赤外線の受光強度はA1であり、LED2bからの赤外線の受光強度はB1であって、A1>B1である。また、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0がリモコン受光部11の方向を向いている水平方向のリモコン角度(水平角度)ψh=0のときには、LED2a,2bからの赤外線の受光強度A,Bは等しい。
以上のことは、水平方向に配列された関係にあるLED2c,2dからの赤外線の受光特性についても、同様である。また、垂直方向に配列されたLED2a,2cやLED2b,2dからの赤外線の受光強度特性についても、LEDポインティングリモコン1の垂直方向の向きについての垂直角度ψvに関し、同様である。
図6(a)での水平角度−ψhb〜+ψhaの角度範囲では、赤外線受光強度特性A,Bは、図6(b)に示すように、水平角度ψhに比例した直線で近似することができる。この実施形態では、この図6(b)に示す赤外線受光強度特性A,Bをもとに、TV画面でのカーソルの位置をLEDポインティングリモコン1の向きに応じたものとするものである。
次に、LEDポインティングリモコン1の向き(リモコン角度)とTV画面でのカーソルの位置との関係について、図7を用いて説明する。なお、同図において、20はTV画面、21はカーソルであり、前出図面に相当する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図7において、ここでは、リモコン受光部11は、TV画面20の上部の左右中央部に設置されているが、下部の左右中央部に設けられるようにしてもよい。
TV受像機10のTV画面20では、その中心点Qの位置を原点(0,0)とする画素単位のxy座標系が設定されており、カーソル21の位置を(x,y)とする。ここで、TV画面20の水平方向の幅をXH、垂直方向の幅をYVとすると、
−XH≦x≦+XH −YV≦y≦+YV
である。また、LED2a,2b,2c,2dからの赤外線の受光強度をA,B,C,Dとすると、水平方向のリモコン角度(水平角度)ψh,垂直方向のリモコン角度(垂直角度)ψvは、
Figure 0004820767
で表わされる。ここで、式(1),(2)の分母(A+B+C+D)は、リモコン受光部11からLEDポインティングリモコン1までの距離dによる受信強度A〜Dの変化によって影響されないように、正規化するものである。また、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0の方向がリモコン受光部11の方向よりも左向きの場合には、水平方向のリモコン角度ψhは負値であり、右向きの場合には、正値である。同様にして、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0の方向がリモコン受光部11の方向よりも下向きの場合には、垂直のリモコン角度ψvは負値であり、上向きの場合には、正値である。
また、上記式(1),(2)において、Kh0,Kv0は定数であって、夫々与えられた水平,垂直方向のリモコン角度ψh,ψvに対する受光強度A,B,C,Dから求めることができる。また、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0がリモコン受光部11の方向を向いたときには、各赤外線の受光強度はA=B=C=Dであるから、ψh=ψv=0である。
そして、カーソル21の位置(x,y)は、リモコン角度ψh,ψvに対し、
x=Kx0×ψh ……(3)
y=Ky0×ψv ……(4)
により求める。ここで、Kx0,Ky0は定数であって、リモコン角度ψh,ψvに対する位置x,yを特定することにより、求めることができる。例えば、TV画面20の横幅をXH、縦幅をYVとして、TV受像機10のリモコン受光部11から適宜の近接位置からLEDポインティングリモコン1を操作する場合において、LED2aからの受光強度が最大Amaxとなる水平方向のリモコン角度ψh=ψha及び垂直方向のリモコン角度ψv=ψvaのとき(即ち、LED2aの赤外線放射方向をリモコン受光部11の方向にしたとき)、カーソル21の位置がTV画面20の左下角の位置(−XH/2,−Yv/2)であるようにする場合には、上記式(3),(4)により、
−XH/2=Kx0×ψha
−Yv/2=Ky0×ψva
から、これら定数Kx0,Ky0を求めることができる。
図3において、TV受像機10の記憶部18には、これら定数Kh0,Kv0及び定数Kx0,Ky0が格納されており、制御部14は、上記のように、LEDポインティングリモコン1の操作部3でポインティングボタン5がタッチ操作されたことを検出すると、A/D変換器13a〜13dからのデジタルデータDa〜Ddをもとに、LEDポインティングリモコン1のLED2a〜2dからの赤外線の受信強度A〜Dを検出し、記憶部18から上記の定数Kh0,Kv0及び定数Kx0,Ky0を用いて上記の式(1)〜(4)の演算処理を行なうことにより、TV画面20でのカーソル21の位置(x,y)を求める。そして、制御部14は、カーソル21を移動させてこの求めた位置(x,y)に設定する制御動作を行なう。
これにより、LEDポインティングリモコン1の向き(従って、リモコン角度)を変更すると、TV画面21上のその変更された向きに応じた位置にカーソル21が直ちに移動して設定されることになる。
なお、上記の例は、LEDポインティングリモコン1の向きがリモコン受光部11の方向であるとき(従って、リモコン角度=0゜)であるとき、カーソル21の位置がTV画面20上の中心点Qとするものてあったが、LEDポインティングリモコン1の向きがTV画面20上の中心点Qの方向であるとき、カーソル21がTV画面20上の中心点Qの位置(x=y=0)となるようにすることもできる。この場合には、上記式(3),(4)で表わされるカーソル21の位置(x,y)は、
x=Kx0×ψh±Δx ……(3’)
y=Ky0×ψv±Δy ……(4’)
となる。但し、Δx,Δyは画素単位の距離であって、リモコン受光部11がTV画面20上の中心点Qを通る垂直線上にあるときには、Δx=0、この垂直線よりも右方向にあるときには、+Δx、左方向にあるときには、−Δxである。同様に、リモコン受光部11がTV画面20の中心点Qを通る水平線上にあるときには、Δy=0、この水平線よりも上方にあるときには、+Δy、下方にあるときには、−Δyとなる。
また、TV受像機10の制御部14は、LEDポインティングリモコン1の操作部3でのポインティングボタン5のタッチ操作時、LED2a,2b,2c,2dからの赤外線の受光強度A,B,C,Dをもとに、リモコン受光部11からLEDポインティングリモコン1の前面1aまでの距離dを求め、TV画面20に表示されるカーソル21の大きさを変化させる。
この距離dは、
Figure 0004820767
で表わされる。ここで、Kd0は定数であって、距離dを測定してそのときのLED2a,2b,2c,2dからの赤外線の受光強度A,B,C,Dを測定することにより、求めることができる。
この距離dでのカーソルの大きさmは、リモコン受光部11からの予め決められた距離d1での大きさを基準の大きさm1として、
Figure 0004820767
とする。ここで、Km0は定数である。
また、距離dに応じて、リモコン角度に応じたカーソル21の位置の変化量を異ならせるようにすることもできる。この場合のカーソル21の位置(x,y)は、リモコン角度ψh,ψvに対し、

Figure 0004820767
で表わされる。但し、Kx1,Kx2,Ky1,Ky2は定数である。これは、カーソル21の位置を同じ変化量だけ変化させる場合、リモコン受光部11から離れるほど、LEDポインティングリモコン1の向きの変化量(リモコン角度)を小さくするものである。
さらに、LEDポインティングリモコン1の一変形例として、図8に示すように、前面1aの中心点Pの位置にリモコンコード専用のLED2pを設け、このリモコンコード専用LED2pから図4(b)に示すようなリモコンコードの赤外線を放射させ、4個のLED2a〜2dから図4(a)に示すようなポインティングボタン5をタッチ操作したときの連続した赤外線のみを放射するようにしてもよい。この図8に示す構成は、後述する他の実施形態においても、同様である。
図9は図1または図8に示すLEDポインティングリモコン1の操作に伴う図3に示すTV受像機10の動作を示す図であって、同図(a)は操作とそれによる動作を、同図(b)〜(e)はこの操作に伴うTV画面20での表示を夫々示すものであり、22は機能を表わすアイコン、23はメニュー画面である。また、前出画面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
以下、LEDポインティングリモコン1については、図1を参照して、また、TV受像機10については、図3を参照して、動作を説明する。
図9(a)〜(e)において、LEDポインティングリモコン1の操作部3を所定操作すると、TV受像機10の制御部14がTV画面20に夫々の機能毎のアイコン22が表示される図9(b)に示すような、例えば、メニュー画面23を表示させる(ステップ100)。
かかる状態で、LEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングボタン5が、図2(a)に示すように、タッチ操作されると(ステップ101)、そのLED2a〜2dから図4(a)に示す連続した赤外線が放射され、TV受像機10の制御部14は、これら赤外線の受光強度からLEDポインティングリモコン1のリモコン受光部11に対する向き(リモコン角度ψ)と距離dとを求め、メニュー画面23に、図9(c)に示すように、この向きに応じた位置にこの距離dに応じた大きさカーソル21を表示させる。そして、LEDポインティングリモコン1の向きを変えることにより、TV受像機10の制御部14はカーソル21の表示位置を変化させ、図9(d)に示すように、所望のアイコン22にカーソル21を一致させ、このアイコン22を選択できる(ステップ102)。
ポインティングボタン5が、図2(b)に示すように、プッシュ操作されると(ステップ103)、LEDポインティングリモコン1のLED2a〜2dから、もしくはリモコンコード専用LED2p(図8)から図4(b)に示すようなリモコンコードの赤外線が放射され、TV受像機10の制御部14は、リモコンコードの赤外線からアイコン機能の実行を指示する指示信号を取得し、図9(d)に示すように、カーソル21が機能を実行するためのアイコン22のいずれかに合わされた状態にあるときには(ステップ104)、カーソル21をこの選択されたアイコン22の位置に一時固定し、この指示信号に基づいて、図9(e)に示すように、選択されたアイコン22の機能を実行させる(ステップ105)。
以上のように、この第1の実施形態では、LEDポインティングリモコン1の向きを検出し、この向きに該当するTV画面20上の位置にカーソル21が表示されるものであるから、LEDポインティングリモコン1の向きを変えることによってカーソル21をTV画面20のLEDポインティングリモコン1の向きに該当する位置に移動させることができ、カーソル21の位置をTV画面20上の所望とする所定の位置に迅速かつ確実に設定することができる。
また、この第1の実施形態では、TV受像機10のリモコン受光部11からのLEDポインティングリモコン1の距離が大きくなるほどカーソル21が大きく表示されるように、かかる距離に応じた大きさでカーソル21が表示されるので、TV受像機10から離れていても、近づいていても、カーソル21を見易い大きさで表示させることができ、小さくて見難いとか、大き過ぎて違和感があるといったことを回避できる。
図10は本発明によるLEDポインティングリモコンの第2の実施形態を示す構成図であって、同図(a)は前面図、同図(b)は平面図、同図(c)は断面図であり、24はポインティングホイールである。また、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
なお、この第2の実施形態のLEDポインティングリモコンを用いる映像表示装置も、第1の実施形態と同様の図3に示されるブロック構成のものである。
同図(a)〜(c)において、この第2の実施形態は、図1に示す第1の実施形態でのポインティングボタン5の代わりに、ポインティングホイール24を設けたものである。このポインティングホイール24は、ポインティングボタン5と同様、図2(a),(b)に示すようなタッチ操作とプッシュ操作とが可能であるが、さらに、回路基板6に設けられたスイッチ24aに回転軸25で取り付けられている。TV受像機10でのポインティングホイール24がタッチ操作されたときの動作は上記の第1の実施形態の動作と同様であり、さらに、ポインティングホイール24が回転操作されると、スイッチ24aがこの回転操作に応じた動作をして、制御部8により、この回転操作に応じたリモコンコードが、第1の実施形態と同様にして、LED2a〜2dからの赤外線としてTV受像機10に送信される。TV受像機10では、このリモコンコードを受信すると、制御部14がこのリモコンコードに応じた機能の、例えば、設定値の変更を実行する。
図11は図10に示すLEDポインティングリモコン1の操作に伴うTV受像機10の動作を示す図であって、同図(a)は操作とそれによる動作を、同図(b)〜(e)はこの操作に伴うTV画面20での表示を夫々示すものであり、22a〜22cは機能を表わすアイコンである。また、前出画面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
以下、LEDポインティングリモコン1については、図10を参照して、また、TV受像機10については、図3を参照して、動作を説明する。
図11(a)〜(e)において、LEDポインティングリモコン1の操作部3を所定操作すると、TV受像機10の制御部14がTV画面20に夫々の機能毎の、例えば、アイコン22a〜22cが表示される図11(b)に示すような、例えば、メニュー画面23を表示させる(ステップ200)。
かかる状態で、LEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングホイール24が、図2(a)に示すように、タッチ操作されると(ステップ201)、そのLED2a〜2dから図4(a)に示す連続した赤外線が等しい強度で放射され、先の第1の実施形態と同様にして、メニュー画面23に、図11(c)に示すように、この向きに応じた位置にこの距離dに応じた大きさカーソル21を表示させる。そして、LEDポインティングリモコン1の向きを変えることにより、TV受像機10の制御部14はカーソル21の表示位置を変化させ、図11(d)に示すように、アイコン22a〜22cのうちの所望のアイコン、例えば、アイコン22aにカーソル21を一致させ、このアイコン22aを選択できる(ステップ202)。
ポインティングホイール24が回転操作されると(ステップ203:この場合、タッチ状態のままで回転させてもよいし、プッシュして回転させてもよい)、LEDポインティングリモコン1のLED2a〜2dから、もしくはリモコンコード専用LED2p(図8)から図4(b)に示すような回転量に応じたリモコンコードの赤外線が放射され、TV受像機10の制御部14は、リモコンコードの赤外線からこのリモコンコードを取得し、図11(d)に示すように、カーソル21がアイコン22a〜22cのいずれか(この場合、アイコン22a)が選択した状態にあるときには(ステップ204)、カーソル21の位置を一時固定し、このアイコン22aに対する設定値がこの回転量に応じて変更される(ステップ205)。
ここで、アイコン22aがカラー映像の明度に対するものであって、図11(b)〜(d)に示すように、現在明度「5」が設定されており、アイコン22bがカラー映像の彩度に対するものであって、現在彩度「5」が設定されており、アイコン22cがカラー映像の色相に対するものであって、現在色相「5」が設定されており、図11(d)に示すように、カーソル21でアイコン22aが選択されているものとして、この状態でLEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングホイール24が回転操作されると、このアイコン22aで表示される明度の設定値が回転量に応じて変化し、図11(e)に示すように、例えば、明度「8」に変更される。ポインティングホイール24から指先を離すと、この変更された明度「8」が確定する。
このように、この第2の実施形態においても、先の第1の実施形態と同様の効果が得られるものであって、さらに、カーソルの位置変更のためにポインティングホイール24に触れた状態を解除することなく、そのまま回転操作することにより、機能の設定値を変更することができ、操作するのに非常に扱い易いものとなる。
図12は本発明によるLEDポインティングリモコンの第3の実施形態を示す構成図であって、同図(a)は前面図、同図(b)は平面図、同図(c)は断面図であり、1cはLEDポインティングリモコン1の底面、2eはLEDである。また、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
なお、この第2の実施形態を用いる映像表示装置も、第1の実施形態と同様の図3に示されるシステム構成のものである。
同図(a)〜(c)において、この第3の実施形態は、LEDポインティングリモコン1の筐体の前面1aに3個のLED2a〜2cを設けたものである。即ち、図12(a)に示すように、この前面1aの中心点Pを通り、LEDポインティングリモコン1の筐体の上面1bに垂直な直線L3上で、かつこの中心点PよりもLEDポインティングリモコン1の底面1c側にLED2eが設けられ、また、先の第1,第2の実施形態のLEDポインティングリモコン1でのLED2a,2bと同様の位置にLED2a,2bを設けた構成をなすものである。ここで、LED2a,2bは上記直線L3に介して対称な位置に設けられているが、LED2eの中心点Pからの距離は、LED2a,2bの中心点Pからの距離に等しくなくてもよい。
LED2a,2b,2cの赤外線放射方向は、互いに異なる方向であって、前面1aの中心点Pを通り、この前面1aに垂直な直線に関して、同じ角度傾斜した方向である。
以上の構成以外の構成は、図1に示したLEDポインティングリモコン1の構成と同様である。
これに対するTV受像機10は、図3に示す構成と基本的には同様であるが、リモコン受光部11はこれらLED2a,2b,2eからの赤外線を受光し、受光されたこれら赤外線からの受信信号がBPFで分離され、A/D変換器でデジタルデータに変換されて制御部14に供給される。
TV受像機10での制御部14は、図2に示すように、LEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングボタン5がタッチ操作され、図4(a)に示すように、これらLED2a,2b,2eから赤外線が等しい強度で連続して供給されるときには、先の実施形態と同様、これら赤外線の受信強度A,B,EからTV受像機10のリモコン受光部11に対するLEDポインティングリモコン1の向き(リモコン角度ψ)と距離dとを求め、TV受像機10のTV画面20にこの向きに対応した位置にこの距離dに対応する大きさでカーソルを表示し、LEDポインティングリモコン1のリモコン受光部11に対する向きを変化させることにより、このTV画面20でカーソルができるようにしている。
ポインティングボタン5のプッシュ操作も含むこれ以外の点については、図1に示した実施形態と同様である。
ここで、図13により、この第3の実施形態でのTV受像機10のリモコン受光部11に対するLEDポインティングリモコン1の向きや距離dの検出について説明する。なお、図13において、図7に対応する部分には同一符号を付けている。
図13において、いま、LED2a,2b,2eからの赤外線の受光強度を夫々A,B,Eとすると、図6を参照して、水平方向のリモコン角度(水平角度)ψh,垂直方向のリモコン角度(垂直角度)ψvは夫々、
Figure 0004820767
で表わされる。ここで、式(6)の分母(A+B)及び式(7)の分母(A+B+E)は、リモコン受光部11からLEDポインティングリモコン1までの距離dによる受信強度A,B,Eの変化によって影響されないように、正規化するものである。また、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0の方向がリモコン受光部11の方向よりも左向きの場合には、水平方向のリモコン角度ψhは負値であり、右向きの場合には、正値である。同様にして、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0の方向がリモコン受光部11の方向よりも下向きの場合には、垂直のリモコン角度ψvは負値であり、上向きの場合には、正値である。
また、上記式(6),(7)において、Kh0',Kv0'は定数であって、夫々与えられた水平,垂直方向のリモコン角度ψh,ψvに対する受光強度A,B,Eから求めることができる。また、LEDポインティングリモコン1の中心軸L0がリモコン受光部11の方向を向いたときには、各赤外線の受光強度はA=B=Eであるから、ψh=ψv=0である。
そして、カーソル21の位置(x,y)は、リモコン角度ψh,ψvに対し、
x=Kx0'×ψh ……(8)
y=Ky0'×ψv ……(9)
により求める。ここで、Kx0',Ky0'は定数であって、リモコン角度ψh,ψvに対する位置x,yを特定することにより、求めることができる。例えば、TV画面20の横幅をXH、縦幅をYVとして、TV受像機10のリモコン受光部11から適宜の近接位置からLEDポインティングリモコン1を操作する場合において、LED2aからの受光強度が最大値Amaxとなる水平方向のリモコン角度ψh=ψha及び垂直方向のリモコン角度ψv=ψvaのとき(即ち、LED2aの赤外線放射方向をリモコン受光部11の方向にしたとき)、カーソル21の位置がTV画面20の左下角の位置(−XH/2,−Yv/2)であるようにする場合には、上記式(8),(9)により、
−XH/2=Kx0'×ψha
−Yv/2=Ky0'×ψva
から、これら定数Kx0',Ky0'を求めることができる。
図3を参照して、TV受像機10の記憶部18には、これら定数Kh0',Kv0'及び定数Kx0',Ky0'が格納されており、制御部14は、上記のように、LEDポインティングリモコン1の操作部3でポインティングボタン5がタッチ操作されたことを検出すると、先の実施形態と同様、LEDポインティングリモコン1のLED2a,2b,2eからの赤外線の受信強度A,B,Eを検出し、記憶部18から上記の定数Kh0',Kv0'及び定数Kx0',Ky0'を用いて上記の式(6)〜(9)の演算処理を行なうことにより、TV画面20でのカーソル21の位置(x,y)を求める。そして、制御部14は、カーソル21を移動させてこの求めた位置(x,y)に設定する制御動作を行なう。
これにより、先の実施形態と同様、LEDポインティングリモコン1の向き(従って、リモコン角度)を変更すると、TV画面21上のその変更された向きに応じた位置にカーソル21が直ちに移動して設定されることになる。
また、TV受像機10の制御部14は、LEDポインティングリモコン1の操作部3でのポインティングボタン5のタッチ操作時、LED2a,2b,2eからの赤外線の受光強度A,B,Eをもとに、リモコン受光部11からLEDポインティングリモコン1の前面1aまでの距離dを求め、TV画面20に表示されるカーソル21の大きさを変化させる。
この距離dは、
Figure 0004820767
で表わされる。ここで、Kd0'は定数であって、距離dを測定してそのときのLED2a,2b,2eからの赤外線の受光強度A,B,Eを測定することにより、求めることができる。
この距離dでのカーソルの大きさmは、リモコン受光部11からの予め決められた距離d1'での大きさを基準の大きさm1'として、
Figure 0004820767
とする。ここで、Km0'は定数である。
また、先の実施形態と同様、距離dに応じて、リモコン角度に応じたカーソル21の位置の変化量を異ならせるようにすることもできる。
この第3の実施形態では、LEDの個数を低減しながら、先の各実施形態と同様の効果が得られるものである。
なお、この第3の実施形態においても、図10に示す第2の実施形態と同様、ポインティングボタン5の代わりにポインティングホイール24を用い、ポインティングホイール24の回転操作により、この第2の実施形態と同様の効果が得られるようにすることもできる。
図14は本発明による映像表示システムの第1の実施形態を示すシステム構成図であって、10A,10BはTV受像機、11A,11Bは赤外線受光器、26はネットワークであり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、TV受像機10A,10Bは互いに近い場所に設置されて、同じLEDポインティングリモコン1が共通に使用できる可能な状況にある。また、これらTV受像機10A,10Bは図3に示したTV受像機10と同様のブロック構成をなしており、LEDポインティングリモコン1の操作部3のポインティングボタン5を含めた各操作ボタンやタッチセンサの操作により、上記各実施形態と同様の動作をなすものである。
また、LEDポインティングリモコン1は、電源ボタン4が操作されると、その操作を示すリモコンコードを、先に説明したように、赤外線で送信する。TV受像機10A,10Bは、電源オフの状態でも、制御部14は電源が供給されていて動作可能状態にあり、この状態でLEDポインティングリモコン1からの電源オンのリモコンコードを受信すると、上記のようにして、制御部14は、この電源オンのリモコンコードを送信したLEDポインティングリモコン1のリモコン受光部11A,11B方向の向き(即ち、リモコン角度ψA,ψB)を検出し、かかるリモコン角度ψA,ψBが予め決められた許容角度範囲にあるとき、そのTV受像機10A,10B電源をオンして稼動状態にする。
そこで、いま、LEDポインティングリモコン1をTV受像機10Aの方向に向けて電源ボタン4をオン操作したとすると、夫々のTV受像機10A,10BでLEDポインティングリモコン1からの電源オンのリモコンコードを受信し、夫々リモコン角度ψA,ψBを求め、このリモコン角度ψA,ψBが許容角度範囲内か否かを判定する。このとき、TV受像機10Aでは、このリモコン角度ψAが許容角度範囲内にあり、TV受像機10Bでは、このリモコン角度ψBが許容角度範囲を越えているものとすると、TV受像機10Aが電源オンし、TV受像機10Bは電源オフの状態のままとなる。
TV受像機10A,10Bがともに電源オン状態におり、これらのうちの一方、例えば、TV受像機10Aを電源オフする場合も同様であり、LEDポインティングリモコン1をこのTV受像機10A側に向けて電源ボタン4を操作することにより、これらTV受像機10A,10Bに対するLEDポインティングリモコン1のリモコン角度ψA,ψBが検出され、許容角度範囲をリモコン角度ψA、が越えるTV受像機10Aの方が電源オフとなる。
また、TV受像機10A,10Bがネットワーク26によって接続されている場合、LEDポインティングリモコン1から電源ボタン4の操作によって電源オンもしくは電源オフのリモコンコードを送信すると、これらTV受像機10A,10Bは夫々LEDポインティングリモコン1のリモコン角度ψA,ψBを求めるが、図示しないサーバによってこれらリモコン角度ψA,ψBが比較され、小さい方のリモコン角度(この場合、リモコン角度ψA)に対するTV受像10AにLEDポインティングリモコン1が向けられているものと判定して、このTV受像10Aの電源をオンまたはオフするようにすることができる。
このようにして、複数台のTV受像機が同じLEDポインティングリモコン1で操作可能な環境にあるとしても、LEDポインティングリモコン1の向きを検出することにより、そのうちのいずれか1つを電源オンまたは電源オフにすることができ、他のTV受像機に影響を与えることなく、目標とするTV受像機の操作を行なうことができる。
以上は、電源ボタン4の操作に関するものであったが、他の操作ボタンやタッチセンサの操作の場合も同様である。
また、以上は複数のTV受像機に関するものであったが、TV受像機と録画再生装置など、同じLEDポインティングリモコン1で操作可能な種類が異なる電子機器が同様に近接して配置されている場合も、夫々の電子機器でリモコン角度を検出できる構成とすることにより、同様の制御が可能であり、これにより、異なる種類の電子機器を同じLEDポインティングリモコン1の同じ操作ボタンやタッチセンサで操作可能となる。
また、上記各実施形態では、LEDポインティングリモコン1から放射される光を赤外線としたが、これに限らず、可視光などの他の光であってもよい。
また、上記各実施形態では、ポインティングボタン5にタッチ操作とプッシュ操作との操作機能を持たせたが、LEDポインティングリモコン1に動きがあると、これを加速度の検出でもって検出する加速度センサを設け、このLEDポインティングリモコン1が手に持たれるなどして加速度が検出されると、上記の「タッチ操作」と同様に、カーソル操作が可能な光の放射状態とし、LEDポインティングリモコン1がテーブル上などに置かれて静止状態となることにより、一定時間加速度が検出されないと、光の放射を停止させるようにすることもできる。この場合には、ポインティングボタンやポインティングホイールの代わりに、プッシュ操作等によってTV受像機の機能を実行可能とする実行ボタンが用いられる。
本発明によるLEDポインティングリモコンの第1の実施形態を示す構成図である。 図1に示すLEDポインティングリモコンでのポインティングボタンの操作状態を示す図である。 図1に示すLEDポインティングリモコンとこれを用いた映像表示装置の第1の実施形態とを示すブロック構成図である。 図2に示す操作状態毎のLEDポインティングリモコンから放射される赤外線を示す図である。 図1に示すLEDポインティングリモコンの向きを説明する図である。 図5に示すLEDポインティングリモコンの向きの変化に対する図3に示すTV受像機のリモコン受光部での受光強度の変化を示す図である。 図1に示すLEDポインティングリモコンの向きとTV画面でのカーソルの位置との関係を説明する図である。 図1に示すLEDポインティングリモコンの一変形例を示す前面図である。 図1または図8に示すLEDポインティングリモコンの操作に伴うTV受像機の動作を示す図である。 本発明によるLEDポインティングリモコンの第2の実施形態を示す構成図である。 図10に示すLEDポインティングリモコンの操作に伴うTV受像機の動作を示す図である。 本発明によるLEDポインティングリモコンの第3の実施形態を示す図である。 図12に示すLEDポインティングリモコンの向きとTV画面でのカーソルの位置との関係を説明する図である。 本発明による映像表示システムの第1の実施形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
1 LEDポインティングリモコン
1a 前面
1b 上面
1c 底面
2a〜2e LED
2p リモコンコード専用LED
3 操作部
4 電源ボタン
4a スイッチ
5 ポインティングボタン
5a スイッチ
6 回路基板
7 電源
8 制御部
9 記憶部
10,10A,10B TV受像機
11,11A,11B リモコン受光部
12a〜12d BPF
13a〜13d A/D変換器
14 制御部
15 表示部
16 音声出力部
17 チューナ
18 記憶部
19 アンテナ
20 TV画面
21 カーソル
22,22a〜22c アイコン
23 メニュー画面
24 ポインティングホイール
24a スイッチ
25 回転軸
26 ネットワーク

Claims (8)

  1. 筐体の前面に設けられて、互いに異なる方向に光を同時に放射する複数の発光ダイオードと、
    映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、
    前記映像表示装置のカーソル操作のためのタッチ操作とカーソルで選択された機能の実行のためのプッシュ操作とが可能なポインティングボタンと、を備え、
    前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、
    前記ポインティングボタンの前記タッチ操作によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記ポインティングボタンの前記プッシュ操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコン。
  2. 筐体の前面に設けられ、互いに異なる方向に同時に放射する複数の発光ダイオードと、
    映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、
    前記映像表示装置のカーソル操作のためのタッチ操作とカーソルで選択された機能の実行のための回転操作とが可能なポインティングホイールと、を備え、
    前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、
    前記ポインティングホイールの前記タッチ操作によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記ポインティングホイールの前記回転操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコン。
  3. 筐体の前面に設けられ、互いに異なる方向に同時に放射する複数の発光ダイオードと、
    映像表示装置の電源をオン,オフする電源ボタンと、
    加速度を検出し、前記映像表示装置のカーソル操作を可能とする加速度センサと、
    カーソルで選択された機能の実行のための操作が可能な実行ボタンと、を備え、
    前記複数の発光ダイオードは、前記前面の中心位置を通る水平,垂直な直線に関して互いに対称な位置に配列された4個の発光ダイオードと、前記前面の中心点に設けられた1個の発光ダイオードと、を有し、
    前記加速度センサの加速度の検出によって、前記対称位置に配列された4個の発光ダイオードに対して、それぞれの発光ダイオード毎にそれぞれ異なる周波数の変調信号で変調した等しい強度の連続した光を放射させ、さらに、前記実行ボタンの操作によって、前記中心点に設けられた1個の発光ダイオードに対して、リモコンコードで変調された光を放射させるように制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置であって、
    映像を表示する表示画面と、
    前記4個の発光ダイオードからの夫々の光を受光するリモコン受光部と、
    前記ボインティングボタンの前記タッチ操作もしくは前記ポインティングホイールの前記タッチ操作もしくは前記加速度センサの加速度の検出によって、前記4個の発光ダイオードからの前記等しい強度の連続した光が前記リモコン受光部で受光されたとき、前記4個の発光ダイオードからの各光の受光強度から、前記LEDポインティングリモコンの前記リモコン受光部への方向に対する向きを表わすリモコン角度を求め、前記表示画面での前記リモコン角度に応じた位置にカーソルを表示させる映像表示装置の制御部と、を備える
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置。
  5. 請求項において、
    前記映像表示装置の制御部は、前記リモコン受光部で受光した前記4個の発光ダイオードからの夫々の光の受光強度から、前記リモコン受光部から前記LEDポインティングリモコンまでの距離を求め、前記表示画面に表示する前記カーソルの大きさを前記求めた距離に応じて異ならせる
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコンを用いて映像表示装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記映像表示装置の制御部が、前記ボインティングボタンを前記タッチ操作した状態もしくは前記ボインティングホイールを前記タッチ操作した状態もしくは前記加速度センサの加速度の検出状態で前記LEDポインティングリモコンの向きを変えることにより、前記表示画面に表示される前記カーソルを前記表示画面に表示されるアイコンに一致させた状態で、前記ボインティングボタンを前記プッシュ操作もしくは前記ボインティングホイールを前記回転操作もしくは前記実行ボタンを操作することにより、前記カーソルが一致するアイコンに該当する機能を実行させる
    ことを特徴とするLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置。
  7. 請求項4,5または6に記載のLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置が複数からなる映像表示システムであって、
    複数の前記映像表示装置は同一の場所から前記LEDポインティングリモコンで操作可能な環境にあり、
    前記映像表示装置は夫々、前記映像表示装置の制御部が、前記LEDポインティングリモコンでの前記電源ボタンの操作に伴う前記4個の発光ダイオードからの光の受光強度をもとに、前記リモコン受光部に対する前記LEDポインティングリモコンの向きをリモコン角度として検出し、該リモコン角度が予め決められた角度範囲以内のとき、前記電源ボタンの操作に対して応答する
    ことを特徴とする映像表示システム。
  8. 請求項4,5または6に記載のLEDポインティングリモコンを用いた映像表示装置が複数からなる映像表示システムであって、
    複数の前記映像表示装置は、サーバと相互にネットワークを介して接続されているとともに、同一の場所から前記LEDポインティングリモコンで操作可能な環境にあり、
    前記映像表示装置は夫々、前記映像表示装置の制御部が、前記LEDポインティングリモコンでの前記電源ボタンの操作に伴う前記4個の発光ダイオードからの光の受光強度をもとに、前記リモコン受光部に対する前記LEDポインティングリモコンの向きをリモコン角度として検出し、
    前記サーバが、前記映像表示装置の夫々で検出された前記LEDポインティングリモコンのリモコン角度を比較し、該リモコン角度が最小の前記映像表示装置を前記電源ボタンの操作に対して応答させる
    ことを特徴とする映像表示システム。
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