JP4819028B2 - ポンプの軸受診断装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプのケーシング内に配置されて主軸を支持する軸受の診断装置及びその方法に関する。
従来、ポンプの主軸の支持に使用される無注水軸受等の軸受の磨耗や破損の発生を診断する方法としては、熱電対を備える温度センサで軸受の温度を検出し、検出した温度により磨耗や破損の発生を診断する方法が知られている。また、振動センサで軸受に発生する振動を検出し、検出した振動により軸受の磨耗等の発生を診断する方法も知られている。さらに、特許文献1には、主軸と軸受の隙間に空気を導入し、空気の流量と差圧(空気の供給圧とポンプケーシング内の吐出圧の差圧)に基づいて軸受の摩耗等を診断する方法が開示されている。
しかし、温度センサを使用する診断方法には、熱電対の断線が生じやすく、断線が生じると診断が不可能となる問題がある。また、振動センサを使用する診断方法には、先行待機型立軸ポンプのエアロック運転状態のような振動が発生している状態では摩耗等の正確な判定は困難となる問題がある。特許文献1の診断方法を実行するには、空気の圧力と流量に加えて吐出圧の検出が必要である。また、特許文献1の診断方法を実行するには、ある程度の時間にわたって軸受の隙間に空気を供給するために、比較的容量の大きい圧力容器が必要であり、この圧力容器に圧縮空気を供給するために比較的大型のコンプレッサを使用する必要がある。
特許第3933586号公報
本発明はポンプの主軸を支持する軸受における異常発生を正確かつ簡易に判定することができる、軸受診断装置及びその方法を提供することを課題としている。
本発明の第1の態様は、ポンプのケーシング内に配置されて主軸を支持する軸受の診断装置であって、前記ポンプのケーシング外に配置された圧力容器と、前記圧力容器内に圧縮空気を供給する空気供給源と、前記圧力容器を前記軸受と前記主軸との隙間に連通させる空気供給管路と、前記空気供給管路に配置された開閉可能な遮断弁と、前記遮断弁よりも前記軸受側の前記空気供給管路に配置されたオリフィスと、前記圧力容器内の空気圧を検出する第1の圧力計と、前記遮断弁と前記オリフィスとの間の前記空気供給管路内の空気圧である供給圧を検出する第2の圧力計と、前記オリフィスと前記隙間との間の前記空気供給管路内の空気圧である背圧を検出する第3の圧力計と、前記第1の圧力計の検出圧力がゲージ圧で3kgf/cm 2 以上の測定開始圧力に上昇するまで前記空気供給源から前記圧力容器に圧縮空気を供給させ、前記第1の圧力計の検出圧力が前記測定開始圧力に達すると、前記空気供給源から前記圧力容器への圧縮空気の供給を停止すると共に、前記遮断弁を閉弁状態から開弁状態に切り換えて前記圧力容器から前記空気供給管路を介して前記隙間に空気を供給し、前記第2及び第3の圧力計による前記供給圧及び前記背圧の測定を予め定められた時間間隔で繰り返す計測制御部と、前記計測制御部によって測定された前記背圧と前記供給圧とに基づいて前記隙間の寸法である隙間量を推定し、前記推定した隙間量に基づいて前記軸受の異常を判定する判定部とを備える、ポンプの軸受診断装置を提供する。
具体的には、前記判定部は、前記供給圧と前記背圧との比である差圧比と前記隙間量との関係を予め記憶し、この予め記憶した関係と、前記計測制御部によって測定された前記供給圧及び前記背圧から算出した差圧比とに基づいて前記隙間量を推定する。
空気供給管路を介して圧力容器内の空気を軸受と主軸の隙間からポンプケーシング内に開放し、空気供給管に設けられたオリフィス前後の供給圧と背圧とに基づいて軸受の隙間量を推定し、それに基づいて軸受の異常を判定する。従って、センサないし検出機器としては、少なくとも第1から第3の圧力計があればよく、温度センサと振動センサは使用しないので、正確な判定が可能となる。詳細には、温度センサとして熱電対を使用すると断線による異常信号の発生や故障の可能性が高いが、圧力計を使用するので、その可能性が低い。また、エアロック運転状態前後の振動の影響を受けない点でも、異常判定の精度が高い。
圧力容器内の空気を測定開始圧力まで昇圧した後は、遮断弁が開弁すると圧力容器内の圧力は単にポンプケーシング内に開放されることで減圧される。言い換えれば、圧力容器から軸受と主軸の隙間への空気供給圧について、煩雑な制御は必要なく、空気流量の制御も必要ない。また、遮断弁を開弁後、比較的短時間の供給圧と背圧を測定できれば高精度で隙間量を推定できるので、圧力容器は比較的小容量のもので足り、空気供給源としてのコンプレッサ等は比較的小型なものを使用できる。これらの点と、センサないし検出機器としては、少なくとも第1から第3の圧力計があればよく、温度センサ、振動センサ、流量計等は必要ない点で、簡易に軸受の異常を判定できる。
測定開始圧力をこのように設定すると、背圧も臨界圧力以上となるので、軸受の隙間を通過する空気の流速は音速となる。その結果、軸受が水没していても高速の空気流によって水が瞬間的に吹き飛ばされる(軸受と主軸の隙間に夾雑物、砂、塵等が存在する場合も水と共に瞬間的に吹き飛ばされる)。従って、測定開始圧力をこのように設定すると、軸受が水没しているか否か及び夾雑物等の有無にかかわらず、高精度で隙間の量を測定でき、より高精度での異常判定が可能である。
本発明の第2の態様は、ポンプのケーシング内に配置されて主軸を支持する軸受の診断方法であって、圧力容器内の空気圧を検出する第1の圧力計の検出圧力がゲージ圧で3kgf/cm 2 以上の測定開始圧力に上昇するまで、空気供給源から前記圧力容器に圧縮空気を供給し、前記第1の圧力計の検出圧力が前記測定開始圧力に達すると、前記空気供給源から前記圧力容器への圧縮空気の供給を停止すると共に、前記圧力容器から前記軸受と前記主軸の隙間にオリフィスを途中に配置した空気供給管路を介して空気を供給し、前記空気供給管の前記オリフィスよりも前記圧力容器側に配置された第2の圧力計による供給圧の測定と、前記空気供給管の前記オリフィスよりも前記隙間側に配置された第3の圧力計による背圧の測定を予め定められた時間間隔で繰り返し、前記測定された供給圧及び背圧に基づいて前記隙間の寸法である隙間量を推定し、前記推定した量隙間に基づいて前記軸受の異常を判定する、ポンプの軸受診断方法を提供する。
本発明にかかるポンプの軸受診断装置及びその方法によれば、空気供給管路を介して圧力容器内の空気を軸受と主軸の隙間からポンプケーシング内に開放し、空気供給管に設けられたオリフィス前後の供給圧と背圧とに基づいて軸受の隙間量を推定し、それに基づいて軸受の異常を判定する。そのため、軸受の異常を正確かつ簡易に判定できる。また、供給開始圧力をゲージ圧で0.893kgf/cm2以上(より好ましくは0.893kgf/cm2と軸受に作用する水頭圧H(kgf/cm2)の和以上、すなわち0.893kgf/cm2+H(kgf/cm2)以上、さらに好ましくは3kgf/cm2以上)に設定することで、軸受が水没している否か、及び隙間に夾雑物等が存在するか否かの影響を排除でき、より高精度での隙間量の推定とそれに基づくより高精度での異常の判定が可能となる。
図1から図3は、本発明の実施形態にかかる軸受診断装置1を備える先行待機型立軸ポンプ(以下、単に立軸ポンプという)2を示す。後述する空気孔17a、空気注入配管21A〜21C、圧縮空気供給系25、制御盤26、及び端末27が軸受診断装置1を構成している。
立軸ポンプ2は、図示しない流入側管路から排水ポンプ場の吸水槽3内に流入する雨水等の水を下流側に排水するためのものであり、鉛直方向に延びるケーシング4を備えている。ケーシング4は、直管状の揚水管4a,4b、揚水管4bの下端に連結されたインペラケーシング4c,4d、インペラケーシング4dの下端に連結された吸込ベル4e、揚水管4aの上端に連結されて鉛直方向から水平方向に湾曲した吐出ケーシング4fを備えている。吐出ケーシング4fには仕切弁5を設けた吐出管6が連結されている。インペラケーシング4d内にインペラ7が配設されている
インペラ7が下端に固定されている主軸8は、鉛直方向に延びてケーシング4の外部に突出している。9は主軸8のスラスト軸受、10は軸封装置である。主軸8の上端側は概略的に示すモータ又は内燃機関、減速機構等からなるポンプ駆動機構11に連結されている。
図1において、13A,13B,13Cは主軸8のラジアル軸受として機能する水中軸受としての無注水軸受である。図2及び図3を併せて参照すると、1個の無注水軸受13Aは揚水管4bの内面から突出するリブ14Aに取り付けられ、2個の無注水軸受13B,13Cはインペラケーシング4cの内面から突出するリブ14Bに取り付けられている。
3個の無注水軸受(以下、軸受という)13A〜13Bは同様構造を有するので、軸受13Aについて説明する。軸受13Aは両端開口の軸受ホルダ15を備え、この軸受ホルダ15がリブ14Aに固定されている。軸受ホルダ15内には、主軸8の軸線方向に配列された2個の摺動体(本実施形態ではセラミックからなる)16A,16Bを保持した軸受ケーシング17が収容されている。摺動体16A,16Bは主軸8の軸線方向に間隔をあけて配置されているので、軸受ケーシング17内には摺動体16A,16B間に円筒状の空気室18が形成されている。軸受ケーシング17を貫通する空気孔17aが設けられており、この空気孔17aによって空気室18が軸受13Aの外部と連通している。
3本の空気注入配管21A,21B,21Cは、それぞれ下端側が軸受13A〜13Bの空気孔17aに接続され、上端側は立軸ポンプ2が設置されている吸水槽3の据付床3aの上方に位置している。個々の空気注入配管21A〜21Cの上端は、後述する圧縮空気供給系25のホース34を着脱可能に接続するためのコネクタを備える。
圧縮空気供給系25と制御盤(計測制御部)26は吸水槽3の据付床3a又はその付近に設置されており、後に詳述するように端末(判定部)27は可搬型で制御盤26に必要に応じて接続される。
図1及び図4を参照すると、圧縮空気供給系25は、圧力タンク(圧力容器)31と、この圧力タンク31に圧縮空気を供給するためのコンプレッサ(空気供給源)32を備える。コンプレッサ32と圧力タンク31を接続する管路には逆止弁V7が設けられている。また、圧力タンク31は減圧のための手動のドレン弁V5を備える。さらに、圧力タンク31内の空気圧を検出するタンク内圧力計(第1の圧力計)22Aが設けられている。
圧縮空気供給系25は、一端が圧力タンク31に接続された金属製の硬質な配管である空気供給管33を備える。空気供給管33の他端は可撓性を有する配管であるホース34の一端に接続されている。ホース34の他端にはコネクタが設けられており、このコネクタを空気注入配管21A〜21Cのいずれかのコネクタに接続できる。図1では軸受13Aの空気注入配管21Aにホース34が接続されている。ホース34を空気注入配管21A〜21Cのいずれかに接続することで、軸受13A〜13Bのいずれかの空気室18に、空気供給管33、ホース34、及び空気孔17aを介して圧縮空気を供給できる。図2及び図3を参照すると、空気室18に供給された空気は、各摺動体16A,16Bとスリーブ19が取り付けられた主軸5の外周面との間の僅かな隙間を通って吐出ケーシング4f内に流出する。
空気供給管33には、圧力タンク31側から順に、減圧弁V8、制御盤26から入力される駆動信号により開閉可能な電磁弁(遮断弁)V1、上流側圧力計(第2の圧力計)22Bが接続された分岐管路36、オリフィス23、下流側圧力計(第3の圧力計)22Cが接続された分岐管37、及び手動の大気開放弁V6が設けられている。
減圧弁V8は圧力タンク31内の圧力を減圧して空気供給管33に供給するレギュレータとして機能する。減圧弁V8は機械式又はPID制御型のいずれでもよい。電磁弁V1は圧力タンク31から空気供給管33へ圧縮空気を供給する状態と、圧縮空気の供給を停止する状態とを切り換える機能を有する。上流側圧力計22Bは電磁弁V1とオリフィス23との間(オリフィス23より上流側)の空気供給管33内の圧縮空気の空気圧(供給圧P)を検出する。下流側圧力計22Cはオリフィス23と軸受13A〜13Cの隙間との間(オリフィス23より下流側)の空気供給管33内の圧縮空気の空気圧(背圧P)を検出する。
制御盤26は、圧縮空気供給系25のタンク内圧力計22A、上流側圧力計22B、及び下流側圧力計22Cから入力される検出信号、端末27に記憶されたプログラムからの指令、端末27から入力されるオペレータの指令等に基づいて、圧縮空気供給系25のコンプレッサ32や電磁弁1の動作を制御し、軸受13A〜13Cの異常検出のための診断手順を実行する。
端末27は、ノート型PC、各種の携帯情報端末等である。端末27に要求される機能としては、軸受診断のためのプログラムを記憶及び実行可能であること、オペレータが制御盤にアクセスするためのインターフェースを提供すること、オペレータに対して診断結果等を視覚的に表示できること、制御盤26と有線又は無線で通信可能であること等がある。
以下、図5を参照して、軸受13A〜13Cの隙間(各摺動体16A,16Bとスリーブ19が取り付けられた主軸5の外周面との間の僅かな隙間)の寸法、すなわち隙間量cを測定ないし推定する原理を説明する。オリフィス23と軸受13A〜13Cの隙間とは、直列に接続された2つの絞りを構成する。オリフィス23が入口絞りとして機能し、軸受13A〜13Cの隙間が出口絞りとして機能する。圧力タンク31により供給圧Pの空気がオリフィス23の供給圧室23aに供給されると、空気はオリフィス23(入口絞り)から背圧室23bを通って軸受13A〜13Cの隙間を介して吐出ケーシング4f(近似的に大気圧Pとみなせる。)に放出される。
下流側圧力計22Cで検出される背圧Pは、軸受13A〜13Cの隙間の断面積(隙間量c、軸受13A〜13Cで支持される主軸8の直径Dにより、近似的にπDcで表される。)に応じて、以下の式(1)を満たす範囲で変化する。
Figure 0004819028
従って、供給圧Pと背圧Pを測定すれば、以下に示すように隙間量cを算出できる。
まず、オリフィス23を通過する空気の流速が亜音速域である場合、オリフィス23を通過する空気の流量Qについて以下の式(2)が成立する。
Figure 0004819028




また、軸受13A〜13Cの隙間を通過する空気の流速が音速域である場合、隙間を通過する空気の流量Qについて以下の式(3)が成立する。
Figure 0004819028




さらに、軸受13A〜13Cの隙間を通過する空気の流速が亜音速である場合、隙間を通過する空気の流量Qについて以下の式(4)が成立する。
Figure 0004819028



式(2)〜(4)において、kは空気の比熱比、Rは空気のガス定数、gは重力加速度、αはオリフィス23の絞り係数、αは音速域での軸受の隙間の絞り係数、αは亜音速域での絞り係数、dはオリフィスの直径、Dは主軸8の直径、γは背圧室23a内の空気の比重量、γは吐出ケーシング4f内の空気の比重量、Tはオリフィス23の供給圧室23aの空気温度、Tはオリフィス23の背圧室の空気温度である。
連続の式より以下の式(5)が成立する。
Figure 0004819028
軸受13A〜13Cの隙間を通過する空気の流速が音速域である場合には式(2)と式(3)、軸受13A〜13Cの隙間を通過する空気の流速が亜音速である場合には式(2)と式(4)を代入し、数値計算を行うことで供給圧P、背圧P、及び隙間量cの関係が得られる。この数値計算において、比熱比k、ガス定数R、重力加速度g、比重量γ、γは一般的に定まる定数である。絞り係数α〜αは実験的に求める必要がある。オリフィス23の直径dと主軸8の直径Dは設計値である。空気温度T、Tは例えば常温に設定すればよい。
図6A〜図6Cは数値計算によって得られた供給圧P、背圧P、及び隙間量cの関係の例を示す。具体的には、図6A〜図6Cの横軸は隙間量cで縦軸は供給圧Pに対する背圧Pの比(差圧比P/P)であり、それぞれ供給圧Pが1kg/cm2、2kg/cm2、3kg/cm2、5kg/cm2の場合について数値計算の結果を示している。また、図6A〜図6Cは、それぞれオリフィス23の直径dが22.7mm、18.5mm、及び13.1mmの場合である。
図6A〜図6Cに示されているように、供給圧Pが定まると差圧比P/Pと隙間量cとは一対一に対応する。従って、図6A〜図6Cの関係を予め記憶しておけば、実際に測定した供給圧Pと背圧Pから隙間量cを算出できる。本実施形態では、端末27が4種類の供給圧P(1kg/cm2、2kg/cm2、3kg/cm2、5kg/cm2)について数値計算により得られた差圧比P/Pと隙間量cの関係を予め記憶している。
図6C(オリフィス23の直径dが13.1mm)では隙間量cが0.6mm以下の領域の線形性が図6A(オリフィス23の直径dが22.7mm)及び図6B(オリフィス23の直径dが18.5mm)よりも良好である。従って、オリフィス23の直径dが小さい程、狭い軸受隙間に対する測定精度が良好である。逆に、図6Aでは隙間量cが1.5mm以上の領域でも図6B及び図6Cと比較して線形性が良好である。従って、オリフィス23の直径dが大きい程、大きな軸受隙間に対する測定精度が良好である。
次に、供給圧Ps、背圧Pn、及びコンプレッサ32から圧力タンク31に充填する空気の空気圧(タンク圧力P)の設定に関して説明する。空気がオリフィスやノズルを通過する際の流速が音速に達するときのオリフィス等の上流と下流の圧力比(臨界圧力比)は概ね0.528であることが知られている。従って、大気圧Paを近似的に1kgf/cm2とし、吐出ケーシング6内の圧力が大気圧Paとすると、図5において軸受13A〜13Cの隙間を通過する空気が音速となるには、背圧Pの最低圧力は絶対圧力で1.893kgf/cm2(=1/0.528kgf/cm2)、ゲージ圧力で0.893kgf/cm2(1/0.528−1kgf/cm2)となる(臨界圧力P)。式(1)から明らかなように、背圧Pのゲージ圧力を0.893kgf/cm2以上とするには、供給圧Pのゲージ圧力を0.893kgf/cm2以上に設定する必要があり、この供給圧Pを実現するためにはタンク圧力Pも0.893kgf/cm2以上に設定する必要がある。
図7は軸受13A〜13Cの5種類の隙間量(c=0.35mm、0.49mm、0.87mm、1.51mm、25mm)について、差圧比P/Pと臨界圧力Pcに対する供給圧Pの比P/Pの関係を示す(軸受内径は175mmである。)。この図7から比P/Pが1未満の場合、すなわち供給圧Pが臨界圧力P未満の場合には、差圧比P/Pと比P/Pが一対一に対応せず、実測した供給圧Psと背圧Pnから正確に隙間量cを計算できないことが分かる。例えば、c=0.35mmの場合、供給圧Pが臨界圧力P未満の領域では、軸受13A〜13Cの水没深度が0(空気中)、50cm、100cmの場合で差圧比P/Pと比P/Pの関係が大きく異なり、供給圧Psと背圧Pnから正確に隙間量cを計算できないことが分かる。一方、比P/Pが1以上の場合、すなわち供給圧Pが臨界圧力P以上の場合には、差圧比P/Pと比P/Pがほぼ一対一に対応しており、実測した供給圧Pと背圧Pから正確に隙間量cを計算であることが分かる。
供給圧Pが臨界圧力P以上であると正確に隙間量cを算出できる理由としては、供給圧Pが臨界圧力P未満であると背圧Pも臨界圧力P未満となり、軸受隙間を通過する空気と水が二相流的挙動を示すのに対し、供給圧Pが臨界圧力P以上であると背圧Pも概ね臨界圧力P以上となり、軸受隙間を通過する空気は一相流的挙動を示すことに起因すると推察される。
以上の理由より、供給圧Pは臨界圧力P(絶対圧力で1.893kgf/cm2、ゲージ圧力で0.893kgf/cm2)以上に設定する必要がある。軸受13A〜13Cが水没している際の水頭圧や配管抵抗を考慮する必要があることと、図7において特に比P/Pが3以上の領域で差圧比P/Pと比P/Pの対応関係が良好であることから、より好ましくは供給圧Pを0.893kgf/cm2と軸受に作用する水頭圧H(kgf/cm2)の和以上、すなわち0.893kgf/cm2+H(kgf/cm2)以上、さらに好ましくはゲージ圧力で3kgf/cm2以上に設定する。逆に言えば、供給圧Pを臨界圧力P(ゲージ圧力で0.893kgf/cm2)以上に設定すれば供給圧Pと背圧Pから高精度で隙間量cを算出でき、特に0.893kgf/cm2+H(kgf/cm2)以上、さらにゲージ圧力で3kgf/cm2以上に設定すればより高精度で隙間量cを算出できる。
供給圧Pを臨界圧力P(好ましくはゲージ圧力で3kgf/cm2以上)とするためには、タンク圧力Pは、少なくとも臨界圧力P(好ましくはゲージ圧力で3kgf/cm2)以上まで昇圧させる必要がある。さらに、上流側圧力計22B及び下流側圧力計22Cで供給圧P及び背圧Pを測定中、供給圧Pと背圧Pが共に臨界圧力P(好ましくはゲージ圧力で3kgf/cm2以上)を維持することが好ましいので、タンク圧力Pを十分に昇圧させる必要がある。そこで、本実施形態では測定開始圧力Pstrを5kgf/cm2に設定し、後に詳述するようにタンク圧力Pが測定開始圧力Pstrに達した後に供給圧P及び背圧Pの測定を開始する。このように測定開始圧力Pstrを十分高く設定することで、供給圧P及び背圧Pを測定中、供給圧Pと背圧Pを共に臨界圧力P(好ましくはゲージ圧力で3kgf/cm2以上)を維持している。
以下、診断手順について具体的に説明する。まず、オペレータは端末27を立軸ポンプ1が設置された吸水槽3に持参し、制御盤26と端末27の通信を確立する。また、圧縮空気供給系25のホース34を軸受13A〜13Cのいずれかに対応する空気注入配管21A〜21Cに接続する。以下の説明では、図1に示すように、ホース34を無注水軸受13Aの空気注入配管21Aに接続したものとする。診断の対象となる無注水軸受13Aは気中に位置している必要はなく、水没していてもよい。
図8を参照すると、電磁弁V1、ドレン弁V5、大気開放弁V6が閉弁していることを確認した後(ステップS8−1)、オペレータにより端末27に軸受診断開始指令が入力される(ステップS8−2)。この軸受診断開始指令が入力されると、コンプレッサ32が作動する(ステップS8−3)。タンク内圧力計22Aの検出圧力、すなわちタンク内圧力Pが測定開始圧力Pstrになるまでコンプレッサ32は作動を継続する(ステップS8−4)。タンク内圧力Pが測定開始圧力Pstrに達すると、コンプレッサ32が停止すると共に(ステップS8−5)、電磁弁V1が開弁して軸受診断が開始される(ステップS8−6)。電磁弁V1が開弁すると、圧力タンク31内の圧縮空気(測定開始圧力Pstr)が空気供給管33、ホース34、及び空気孔17aを介して無注水軸受13Aの隙間(空気室18)に送出される。
測定開始圧力Pstrを前述のように十分高圧に設定しているため、供給圧Pと背圧Pは臨界圧力P以上であり、軸受13Aの隙間を通過する空気の流速は音速となる。その結果、軸受13Aが水没していても高速の空気流によって水が瞬間的に吹き飛ばされる(軸受と主軸の隙間に夾雑物、砂、塵等が存在する場合も水と共に瞬間的に吹き飛ばされる)。従って、軸受13Aが水没しているか否か及び夾雑物等の有無にかかわらず、高精度で隙間の量を測定できる。
制御盤26は、予め定められた時間間隔で上流側圧力計22B及び下流側圧力計22Cによる供給圧P及び背圧Pを測定し予め定められた所定時間の間継続し、測定した供給圧P及び背圧Pは端末27に記憶される(ステップS8−7〜S8−9)。時間経過に伴い端末27に複数組の供給圧P及び背圧Pが記憶されていく。圧力タンク31内の圧縮空気は軸受13Aの隙間から吐出ケーシング4f内に放出されるので、図9に示すように供給圧P及び背圧Pは時間経過と共に低下する。計時開始から予め定められた所定時間が経過すると、電磁弁V1が閉弁して軸受診断1が終了する(ステップS8−9,S8−10)。
次に、端末27で実行される無注水軸受13Aの異常判定について説明する。前述のように端末27には4種類の供給圧P(1kg/cm2、2kg/cm2、3kg/cm2、5kg/cm2)について数値計算により得られた差圧比P/Pと隙間量cの関係が記憶されている(図6A〜図6C参照)。測定により得られた複数組の供給圧P及び背圧Pのうち、供給圧Pが1kg/cm2、2kg/cm2、3kg/cm2、5kg/cm2である5組のデータを使用し、差圧比P/Pを算出する。算出した5個の差圧比P/Pについて、数値計算による差圧比P/Pと隙間量cから5個の隙間量cが得られる。5個の隙間量cの相加、相乗平均等として隙間量cの代表値を算出する。
端末27には、軸受13Aの交換が必要であることを示す隙間cの閾値c1と、軸受13Aが破損していることを示す隙間cの閾値c2とが予め記憶されている。隙間量cの代表値が閾値c1、c2と比較される。端末27は、隙間量cの代表値が閾値c1以上であれば軸受13Aの交換が必要であると判定して、軸受交換要求を画面表示や音声でオペレータに報知する。また、隙間量cの代表値が閾値c1以上であれば、軸受13Aが破損している可能性があると判定し、軸受破損警報を画面表示や音声でオペレータに対して発する。
本実施形態の軸受監視装置1では、空気供給管路33を介して圧力タンク31内の空気を軸受13A〜13Cと主軸8の隙間から吐出ケーシング6内に開放し、空気供給管33に設けられたオリフィス23前後の供給圧Pと背圧Pとに基づいて軸受の隙間量cを推定し、それに基づいて軸受13A〜13Cの異常を判定する。従って、センサないし検出機器としては、少なくとも3個の圧力計22A〜22Cがあればよく、温度センサと振動センサは使用しないので、正確な判定が可能となる。詳細には、温度センサとして熱電対を使用すると断線による異常信号の発生や故障の可能性が高いが、圧力計を使用するので、その可能性が低い。また、エアロック運転状態前後の振動の影響を受けない点でも、異常判定の精度が高い。
圧力タンク31内の空気を測定開始圧力Pstrまで昇圧した後は、電磁弁V1が開弁すると圧力タンク31内の圧力は単に吐出ケーシング6内に開放されることで減圧される。言い換えれば、圧力タンク31から軸受と主軸の隙間への空気供給圧について、煩雑な制御は必要なく、空気流量の制御も必要ない。また、電磁弁V1を開弁後、比較的短時間の供給圧と背圧を測定できれば高精度で隙間量を推定できるので、圧力タンク31は比較的小容量のもので足り、空気供給源としてのコンプレッサ32は比較的の小型ものを使用できる。これらの点と、センサないし検出機器としては、少なくとも3つの圧力計22A〜22Cがあればよく、温度センサ、振動センサ、流量計等は必要ない点で、簡易に軸受の異常を判定できる。
本実施形態の軸受診断装置は軸受冷却機能も有する。例えば無注水軸13Aが気中に位置している状態でポンプ駆動装置11により主軸8が回転駆動されて気中運転している場合、圧縮空気供給系25により無注水軸受13Aの隙間に圧縮空気を供給することにより、無注水軸受13Aを冷却して焼き付き等を防止できる。また、空気注入配管21A〜21Cからホース34を取り外し、コネクタから空気注入配管21A〜21Cをガイドパイプとして内視鏡を挿入することで、無注水軸受13A〜13Cの摩耗や破損の状態を視覚的に確認できる。
先行待機型立軸ポンプの無注水軸受を例に本発明を説明したが、本発明は他の立軸ポンプや横軸ポンプが備える水中軸受にも適用でき、無注水軸受以外の水中軸受にも適用可能である。また、診断対象の軸受はセラミック軸受に限定されない。さらに、圧縮空気供給系25の構成は図1及び図3に図示されたものに限定されない。例えば、ポンプ駆動機構11が原動機としてディーゼルエンジンを備える場合、コンプレッサ32の代わりの空気供給源としてディーゼルエンジンが備えるエンジン起動用タンク内部の圧搾空気を使用してもよい。さらにまた、端末27の前部又は一部の機能を制御盤26に組み込んでもよく、逆に制御盤26の機能の一部を端末27に組み込んでもよい。
本発明の実施形態にかかる軸受診断装置を備える先行待機型立軸ポンプを示す縦断面図。 図1のII部の拡大図。 図1のIII部の拡大図。 軸受診断装置の模式図。 オリフィスと軸受の隙間を示す模式図。 隙間量と差圧比(P/P)の関係を示す線図(オリフィス直径Dは22.7mm)。 隙間量と差圧比(P/P)の関係を示す線図(オリフィス直径Dは18.5mm)。 隙間量と差圧比(P/P)の関係を示す線図(オリフィス直径Dは13.1mm)。 臨界圧力で無次元化した供給圧と差圧比の関係を示す線図。 軸受診断時の動作を説明するためのフローチャート。 供給圧及び背圧の時間経過に伴う低下を示す模式的な線図。
符号の説明
1 軸受診断装置
2 先行待機型立軸ポンプ
3 吸水槽
3a 据付床
4 ケーシング
4a,4b 揚水管
4c,4d インペラケーシング
4e 吸込ベル
4f 吐出ケーシング
5 仕切弁
6 吐出管
7 インペラ
8 主軸
9 スラスト軸受
10 軸封装置
11 ポンプ駆動機構
13A,13B,13C 無注水軸受
14A,14B リブ
15 軸受ホルダ
16A,16B 摺動体
17 軸受ケーシング
17a 空気孔
18 空気室
19 スリーブ
21A,21B,21C 空気注入配管
22A タンク内圧力計
22B 上流側圧力計
22C 下流側圧力計
23 オリフィス
25 圧縮空気供給系
26 制御盤
27 端末
31 圧力タンク
32 コンプレッサ
33 空気供給管
34 第1ホース
36,37 分岐管路
40 第2差圧検出用配管
V1 電磁弁
V5 ドレン弁
V6 大気開放弁
V7 逆止弁
V8 減圧弁

Claims (3)

  1. ポンプのケーシング内に配置されて主軸を支持する軸受の診断装置であって、
    前記ポンプのケーシング外に配置された圧力容器と、
    前記圧力容器内に圧縮空気を供給する空気供給源と、
    前記圧力容器を前記軸受と前記主軸との隙間に連通させる空気供給管路と、
    前記空気供給管路に配置された開閉可能な遮断弁と、
    前記遮断弁よりも前記軸受側の前記空気供給管路に配置されたオリフィスと、
    前記圧力容器内の空気圧を検出する第1の圧力計と、
    前記遮断弁と前記オリフィスとの間の前記空気供給管路内の空気圧である供給圧を検出する第2の圧力計と、
    前記オリフィスと前記隙間との間の前記空気供給管路内の空気圧である背圧を検出する第3の圧力計と、
    前記第1の圧力計の検出圧力がゲージ圧で3kgf/cm 2 以上の測定開始圧力に上昇するまで前記空気供給源から前記圧力容器に圧縮空気を供給させ、前記第1の圧力計の検出圧力が前記測定開始圧力に達すると、前記空気供給源から前記圧力容器への圧縮空気の供給を停止すると共に、前記遮断弁を閉弁状態から開弁状態に切り換えて前記圧力容器から前記空気供給管路を介して前記隙間に空気を供給し、前記第2及び第3の圧力計による前記供給圧及び前記背圧の測定を予め定められた時間間隔で繰り返す計測制御部と、
    前記計測制御部によって測定された前記背圧と前記供給圧とに基づいて前記隙間の寸法である隙間量を推定し、前記推定した隙間量に基づいて前記軸受の異常を判定する判定部と
    を備える、ポンプの軸受診断装置。
  2. 前記判定部は、前記供給圧と前記背圧との比である差圧比と前記隙間量との関係を予め記憶し、この予め記憶した関係と、前記計測制御部によって測定された前記供給圧及び前記背圧から算出した差圧比とに基づいて前記隙間量を推定する、請求項1に記載の軸受診断装置。
  3. ポンプのケーシング内に配置されて主軸を支持する軸受の診断方法であって、
    圧力容器内の空気圧を検出する第1の圧力計の検出圧力がゲージ圧で3kgf/cm 2 以上の測定開始圧力に上昇するまで、空気供給源から前記圧力容器に圧縮空気を供給し、
    前記第1の圧力計の検出圧力が前記測定開始圧力に達すると、前記空気供給源から前記圧力容器への圧縮空気の供給を停止すると共に、前記圧力容器から前記軸受と前記主軸の隙間にオリフィスを途中に配置した空気供給管路を介して空気を供給し、
    前記空気供給管の前記オリフィスよりも前記圧力容器側に配置された第2の圧力計による供給圧の測定と、前記空気供給管の前記オリフィスよりも前記隙間側に配置された第3の圧力計による背圧の測定を予め定められた時間間隔で繰り返し、
    前記測定された供給圧及び背圧に基づいて前記隙間の寸法である隙間量を推定し、
    前記推定した量隙間に基づいて前記軸受の異常を判定する、ポンプの軸受診断方法。
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