JP4816027B2 - 認証管理機能付き機器及び認証管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電子マネー用のICカードの利用が可能な自動販売機等の認証管理機能付き機器及び認証管理システムに関するものである。
近年、電子マネーを用いた決済システムの普及は目覚しいものがあり、小売店舗での決済に留まらず、電車の乗車料金などを電子マネーの機能により決済するシステムも実用化されている。さらには、自動販売機に関しても、現金購入だけでなく、電子マネーにより商品をキャッシュレスで購入可能なシステムもある(例えば、特許文献1参照)。電子マネーは、貨幣情報を電子情報として電子マネーカード中に格納させ、この電子マネーカードを電子財布として利用するものである。ここで、電子マネーカードは、例えば、増減される貨幣情報を電子情報として記憶するICチップと所定の電子マネー端末と通信を行うためのアンテナとを備える非接触型ICカードからなる。このような電子マネーは、ICカードのようなカード型に限らす、最近では、普及率の極めて高い携帯電話機中に電子マネー用のICチップを内蔵させることで、携帯電話機を電子マネー端末にかざすタイプも出現している。
特開2004−145472号公報
ところで、例えば同一会社内という利用者が限定される小規模な閉鎖的なエリア内に設置された自動販売機で商品を従業員に販売する場合、商品購入者(従業員)を把握することができれば、当該会社内で後払い精算するキャッシュレスな自動販売機システムを構築することができる。この場合の一例として、上述したような電子マネーシステムの導入が考えられる。
しかしながら、電子マネーシステムを構築する場合、個人を特定できる会員カードや社員カードなどのICカードは、電子マネーの事業者(電子マネー発行会社)等の運用サイドで用意するため、導入コストと納期がかかってしまう。また、ICカードに併せて専用のカードリーダとその開発が必要となる。したがって、小規模なシステムを構築する場合に、現在流通しているような高価な電子マネーを発行して構築することは困難である。特に、1台の自動販売機で、後払い精算するキャッシュレスな自動販売機を構築するような場合への適用は極めて不適といえる。また、利用者(従業員)側としても、既存の電子マネーシステムで利用するICカードを含めてICカードを何枚も保有することが必要となってしまい、利便性が損なわれ、煩わしい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者が所有する既存の電子マネー用のICカード等の携帯型部材を活用することで、安価にして当該利用者を識別・認証して販売管理などの管理制御が可能な認証管理機能付き機器及び認証管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る認証管理機能付き機器は、ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段と、当該機器の利用時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報が前記記憶部に登録されているID情報に一致するか照合する認証手段と、一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る認証管理機能付き機器は、上記請求項1において、前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られた場合に商品を搬出することで、当該利用者に対して販売することを特徴とする。
請求項3に係る認証管理機能付き機器は、上記請求項1又は2において、前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られて当該機器の利用がなされた場合に、該利用に関する明細データを記憶部に登録する明細データ登録手段を備えることを特徴とする。
請求項に係る認証管理システムは、利用者が利用する1又は複数の機器とサーバ装置とをネットワークを介して接続した認証管理システムであって、前記各機器は、ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、を備え、前記サーバ装置は、登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段を備え、前記各機器又は前記サーバ装置は、前記機器の利用時に、当該機器の前記読み取り部で読み取られた該チップ固有の前記ID情報が前記記憶部に登録されている前記ID情報に一致するか照合する認証手段と、一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項に係る認証管理システムは、利用者が利用する1又は複数の機器とサーバ装置とをネットワークを介して接続した認証管理システムであって、前記各機器及び前記サーバ装置は、ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、を備え、前記サーバ装置は、登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段を備え、前記各機器又は前記サーバ装置は、前記機器の利用時に、当該機器の前記読み取り部で読み取られた該チップ固有の前記ID情報が前記記憶部に登録されている前記ID情報に一致するか照合する認証手段と、一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項に係る認証管理システムは、上記請求項又は5において、前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られた場合に商品を搬出することで、当該利用者に対して販売することを特徴とする。
請求項に係る認証管理システムは、上記請求項4〜6のいずれか一つにおいて、前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られて当該機器の利用がなされた場合に、該利用に関する明細データを記憶部に登録する明細データ登録手段を備えることを特徴とする。
請求項に係る認証管理システムは、上記請求項のいずれか一つにおいて、前記機器の少なくとも一つは、自動販売機であることを特徴とする。
本発明に係る認証管理機能付き機器及び認証管理システムによれば、ICチップが組み込まれて利用者が所有するICカード等の携帯型部材に関しては、そのICカード等の発行元、種類を問わず、ICチップには製造時にあらかじめ該チップ固有のID番号が付与されている点に着目し、登録時には、利用者が所有する携帯型部材中のICチップ固有のID情報を読み取り部で読み取って、当該利用者を特定する特定情報と関連付けて記憶部に登録しておき、当該機器の利用時には、当該機器の読み取り部で読み取られた該チップ固有のID情報が登録されているID情報に一致するか認証手段で照合し、一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用をID情報を用いて管理制御するようにしたので、運用サイドで専用のICカード等を新たに導入することなく、利用者が所有する既存の電子マネー用のICカード等の携帯型部材を活用することで個人の識別が可能となるため、安価にして当該利用者を識別・認証して販売管理などの管理制御が可能な認証管理機能付き機器及び認証管理システムを提供することができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、本発明に係る認証管理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態の認証管理システムは、例えば或る会社内という小規模で閉鎖的なエリア内の数箇所に自動販売機を設置して利用者を従業員に限定して後払い精算するキャッシュレスな自動販売機システムへの適用例を示す。なお、本実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施の形態の自動販売機システムのシステム構成を示す概略ブロック図である。本実施の形態の自動販売機システムは、No.1〜No.nで示すn台の自動販売機10とサーバ装置20とをイーサネット(登録商標)等のローカルエリアネットワーク(LAN)30を介して接続することにより構成されている。
各自動販売機10は、例えば複数種類の缶飲料を販売するためのものであり、機構系の構成は省略するが、その制御系として、マスタCPU11とカードスレーブCPU12とを備える。マスタCPU11は、自動販売機10全体を制御するためのものであり、カードスレーブCPU12の他、メモリ13、テンキー14、コラム釦15、表示部16等が接続されている。メモリ13は、自動販売機10において必要なデータ類を必要に応じて記憶するためのものであり、テンキー14は、後述する従業員番号等の数値情報を置数入力するためのものであり、コラム釦15は、商品購入に際してユーザ(従業員)が所望の商品を選択するために操作する釦であり、表示部16は、操作手順等を表示するためのものである。
カードスレーブCPU12は、当該自動販売機10を利用する従業員が所有する携帯型部材としてのICカード40に関する処理制御を行うためのものであり、マスタCPU11に対して従動的に動作し、後述する認証手段と管理制御手段の機能を実現する。カードスレーブCPU12には、読み取り部としてのカードリーダ17と登録釦18とが接続されている。カードリーダ17は、該カードリーダ17に対してかざされたICカード40中から後述するチップ固有のID情報を非接触方式で読み取るためのものである。登録釦18は、チップ固有のID情報を登録するための登録モードに設定するための釦である。
また、本実施の形態のICカード40は、非接触型ICカードであり、ICチップ(図示せず)と通信用アンテナとを備える。このICカード40は、貨幣情報を電子情報としてICチップ中に格納した電子マネー搭載カードであるか否か、及び、そのカード発行会社を問わない。図2は、一般に流通している電子マネー搭載のICカード40中のICチップのフォーマットの一例を示す模式図である。ICカード40におけるICチップ中のフォーマットは、当該カードの発行会社によって仕様は異なるが、各カードに共通な共通エリアと各カード発行会社毎に異なるアプリケーションエリアとを有する。共通エリア中には、ICチップ毎に一意に割り当てられることにより、そのICチップ固有となるID No.(製造番号)の情報が製造時点であらかじめ付与されている。このICチップ固有のID No.の体系は、カード発行会社毎に異なるとともに、同一カード発行会社であってもその番号が個々異なることにより、同じID No.が存在しない唯一の番号となる。このICチップ固有のID No.の情報がカードリーダ17により読み取り可能とされている。アプリケーションエリアは、所定のアプリケーションソフトの下にアクセスされる電子マネー用のセキュリティエリアであり、電子マネー発行会社毎に採番されて付与される電子マネー専用のID No.と、金額情報(電子マネー情報)とを格納するエリアと、電子マネーチャージ/商品購入等の使用履歴を格納するエリアとに区分されている。
一方、サーバ装置20は、適宜入出力装置を備えるパソコンベースのものであり、認証、管理用の各種情報を記憶する記憶部としてのデータベース21を備える。
次に、本実施の形態の自動販売機システムの運用例について説明する。当該システムは、登録モードにおいて、各利用者(従業員)が所有する任意のICカード40のICチップ固有のID No.情報をカードリーダ17で読み取って、当該利用者(従業員)を特定する特定情報としての従業員番号と関連付けてサーバ装置20中のデータベース21に登録することにより、運用が開始される。
図3は、或る自動販売機10中のマスタCPU11及びカードスレーブCPU12により実行される登録モード時及び商品販売時の処理制御例を示す概略フローチャートである。まず、登録釦18が押下された場合には(ステップS1:Yes)、カードスレーブCPU12制御によるID登録モードとなり、カードリーダ17に対して利用者が所有するIDカード40が読み取り可能位置までかざされるのに待機する(ステップS2)。IDカード40がかざされた場合には(ステップS2:Yes)、カードリーダ17によってICカード40のICチップ中の共通エリアにあらかじめ付与されているチップ固有のID No.情報を読み取る(ステップS3)。ついで、読み取ったチップ固有のID No.情報がメモリ13中に既に登録されていないか否かをチェックし(ステップS4)、登録されていなければ(ステップS4:Yes)、読み取ったチップ固有のID No.情報をメモリ13中に登録する(ステップS5)。そして、表示部16等を通じて従業員番号の入力を促し、当該ICカード40を所有している利用者(従業員)を特定するための従業員番号の入力に待機する(ステップS6)。テンキー14を通じて従業員番号が入力されたら(ステップS6:Yes)、上記チップ固有のID No.と対をなすように関連付けて当該従業員番号をメモリ13中に登録する(ステップS7)。これにより、自動販売機10におけるID登録処理が終了する。
図4は、サーバ装置20において実行されるデータベース21への登録処理例を示す概略フローチャートである。各自動販売機10に対してLAN30で接続されているサーバ装置20は、常時監視状態となる通信を行っており、機器状態監視状態にあり、いずれかの自動販売機10でチップ固有のID No.と従業員番号とを対とする新規な登録ID情報があるか否かを監視している(ステップS21)。新規な登録ID情報があった場合には(ステップS21:Yes)、取得コマンドを発行することで(ステップS22)、該当する自動販売機10のメモリ13中から新規登録ID情報(チップ固有のID No.と従業員番号との対)を取得し(ステップS23)、データベース21中に登録する(ステップS24:登録手段)。
図5は、複数の利用者(従業員)に対する新規登録ID情報のデータベースへの登録例を模式的に示す説明図である。例えば、電子マネー発行会社Aの発行した電子マネー搭載のICカード40A(例えば、チップ固有のID No.=AA−1234567)を所有する従業員番号“1234”の利用者(従業員)Aの場合、上記登録処理を行うことにより、データベース21中には、チップ固有のID No.=AA−1234567と従業員番号“1234”との対が関連付けて登録される。また、電子マネー発行会社Bの発行した電子マネー搭載のICカード40B(例えば、チップ固有のID No.=234567890)を所有する従業員番号“987”の利用者(従業員)Bの場合、上記登録処理を行うことにより、データベース21中には、チップ固有のID No.=234567890と従業員番号“0987”との対が関連付けて登録される。同様に、電子マネー発行会社Cの発行した電子マネー搭載のICカード40C(例えば、チップ固有のID No.=#101−34567)を所有する従業員番号“50”の利用者(従業員)Cの場合、上記登録処理を行うことにより、データベース21中には、チップ固有のID No.=#101−34567と従業員番号“050”との対が関連付けて登録される。
次に、商品購入時の処理制御例について図3を参照して説明する。自動販売機10の待機状態で、コラム釦15が押下されると(ステップS11:Yes)、販売モードとなり、商品を購入しようとする利用者が、カードリーダ17部分に対して、所有のICカード40が読み取り可能位置までかざされるまで待機する(ステップS12)。IDカード40がかざされた場合には(ステップS12:Yes)、カードリーダ17によってICカード40のICチップ中の共通エリアにあらかじめ付与されているチップ固有のID No.情報を読み取る(ステップS13)。そして、読み取ったチップ固有のID No.情報がサーバ装置20のデータベース21中に登録されているID No.情報に一致するかを照合する(ステップS14:認証手段)。一致しない場合には(ステップS14:No)、商品販売を中止してリターンする。一方、一致する認証結果が得られた場合には(ステップS14:Yes)、コラム釦15により選択された商品を搬出させることで当該利用者に販売し(ステップS15)、さらに、明細データとして販売コラムNo.、価格などの情報をサーバ装置20側に送信することで、チップ固有のID No.で特定されるデータベース21上の当該利用者(従業員)の販売コラムNo.欄、価格欄、等に登録させる(ステップS16:管理制御手段)。これにより、後払い精算のデータが逐次記憶される。この際、データベース21においては、チップ固有のID No.に従業員番号が対となるように関連付けられて登録されているので、チップ固有のID No.をキーとして用いて後払い精算のデータを記憶させることで、商品購入者の特定が可能となり、適正な後払い精算の管理制御が可能となる。
このように、本実施の形態の自動販売機システムによれば、ICチップが組み込まれて利用者が所有するICカード40に関しては、そのICカード40の発行元、種類を問わず、ICチップには製造時にあらかじめ該チップ固有のID番号が付与されている点に着目し、登録時には、利用者が所有するICカード40中のICチップ固有のID情報をカードリーダ17で読み取って、当該利用者を特定する従業員番号と関連付けてデータベース21に登録しておき、当該自動販売機10の利用時には、当該自動販売機10のカードリーダ17で読み取られた該チップ固有のID情報が登録されているID情報に一致するか照合し、一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該自動販売機10の利用をID情報を用いて管理制御するので、当該自動販売機システムの運用サイドで専用のICカード等を新たに導入することなく、各利用者が所有する既存の電子マネー用のICカード40等を活用することで個人の識別が可能となるため、安価にして当該利用者を識別・認証して販売管理などの管理制御が可能なキャッシュレスな後払い方式の自動販売機システムを構築することができる。また、利用者としては、自己が既に所有しているICカード40と別の新たなICカードを保有する煩わしさがなく、利便性が向上する。
また、電子マネー搭載のICカード40の場合、その電子マネー用のID No.情報等は、その電子マネー発行会社が構築した電子マネーシステム上では従来通り活用されるものであるのに対して、本実施の形態では、当該ICカード40中の電子マネー用のID No.情報には一切関与せずに、共有エリア中のICチップ固有のID No.情報を利用しているため、上記電子マネー用のID No.と明確に識別することができ、双方のセキュリティを損なうこともない。
なお、本実施の形態では、各自動販売機10において、チップ固有のID情報の認証処理や、一致する認証結果が得られた場合のID番号を用いた管理制御処理を行うようにしたが、サーバ装置20で一括して認証処理や管理制御処理を行うようにしてもよい。また、サーバ装置20にカードリーダを備え、サーバ装置20自身でICカード40のICチップ固有のID No.を読み取って従業員番号と関連付けてデータベース21に直接的に登録するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、複数台の自動販売機10をLAN30を介してサーバ装置20に接続した自動販売機システムへの適用例で説明したが、サーバ装置20のデータベース21に代えて個々の自動販売機10のメモリ13をデータベース的に利用することで、個々の自動販売機10単独で認証管理機能付き自動販売機として構成するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ICカード40を利用者が所有する携帯型部材の例として説明したが、同様の機能を有するものであればカード形状のものに限らない。例えば、非接触型のICチップが内蔵された携帯電話、腕時計、リストバンド、PDA等の携帯機器であってもよい。また、ICチップは、内蔵型のものに限らず、これらの携帯機器に着脱自在に組み込まれるものであってもよい。
さらには、本実施の形態では、自動販売機システムや認証管理機能付き自動販売機への適用例として説明したが、このような適用例に限らず、認証・管理を要する各種用途、例えば、工具管理、病院薬品・器具管理、勤怠管理、居所管理等に適用可能である。例えば、工具充填機器に上記機能を持たせることで認証管理機能付き工具管理システムとして構成すれば、工場内で使用する工具をライン責任者(利用者)などがICチップが組み込まれた媒体(携帯型部材)を持ち、工具充填機器内の工具を搬出させるようにすることで、工具提供会社は在庫管理と請求を電子化することができるとともに、工場側としてもどのラインで何を使用したかといった利用状況や頻度を把握することが可能となる。
また、例えば病院内の薬品・器具管理室に上記機能を持たせることで、認証管理機能付きの病院薬品・器具管理機として構成すれば、病院内で使用する薬品や器具などについて特定の人(利用者)にしか管理が許可されていない場合の認証・管理を適正に行うことができる。
また、オフィス内の出入り口にカードリーダを有して上記機能を持たせた認証管理機器を配置させることで、従業員の勤怠管理、入退室管理、居所管理等に活用することができる。この場合、例えば図1に示した自動販売機システムのような同一会社内に構築された閉鎖的なエリア内のシステムを活用することで、容易に実現することができる。すなわち、複数台の自動販売機10とともに複数台の認証管理機器を、LAN30を介してサーバ装置20に接続することによりシステムを構築し、ICカード40等を利用したID情報と従業員番号とのデータベース21への登録は、所望の自動販売機10を通じて行っておけば、当該ICカード40を所有する利用者が出入り口を通る度に認証管理機器のカードリーダによってそのICチップ固有のID No.情報を読み取り、認証処理を行うことで、従業員の勤怠管理、入退室管理、居所管理等が可能となる。
本発明の実施の形態の自動販売機システムのシステム構成を示す概略ブロック図である。 一般に流通している電子マネー搭載のICカード中のICチップのフォーマットの一例を示す模式図である。 或る自動販売機により実行される登録モード時及び商品販売時の処理制御例を示す概略フローチャートである。 サーバ装置において実行されるデータベースへの登録処理例を示す概略フローチャートである。 複数の利用者に対する新規登録ID情報のデータベースへの登録例を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10 自動販売機
13 メモリ
17 カードリーダ
20 サーバ装置
21 データベース
30 LAN
40 ICカード

Claims (8)

  1. ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、
    前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、
    登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段と、
    当該機器の利用時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報が前記記憶部に登録されているID情報に一致するか照合する認証手段と、
    一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、
    を備えたことを特徴とする認証管理機能付き機器。
  2. 前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られた場合に商品を搬出することで、当該利用者に対して販売することを特徴とする請求項1に記載の認証管理機能付き機器。
  3. 前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られて当該機器の利用がなされた場合に、該利用に関する明細データを記憶部に登録する明細データ登録手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の認証管理機能付き機器。
  4. 利用者が利用する1又は複数の機器とサーバ装置とをネットワークを介して接続した認証管理システムであって、
    前記各機器は、
    ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、
    前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段を備え、
    前記各機器又は前記サーバ装置は、
    前記機器の利用時に、当該機器の前記読み取り部で読み取られた該チップ固有の前記ID情報が前記記憶部に登録されている前記ID情報に一致するか照合する認証手段と、
    一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、
    を備えたことを特徴とする認証管理システム。
  5. 利用者が利用する1又は複数の機器とサーバ装置とをネットワークを介して接続した認証管理システムであって、
    前記各機器及び前記サーバ装置は、
    ICチップが組み込まれて利用者が所有する携帯型部材の前記ICチップから製造時にあらかじめ付与されている該チップ固有のID情報を読み取る読み取り部と、
    前記利用者が、本人を特定する特定情報を入力可能な入力部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    登録時に、前記読み取り部で読み取られた前記ID情報を、前記利用者により前記入力部で入力され特定情報と関連付けて記憶部に登録する登録手段を備え、
    前記各機器又は前記サーバ装置は、
    前記機器の利用時に、当該機器の前記読み取り部で読み取られた該チップ固有の前記ID情報が前記記憶部に登録されている前記ID情報に一致するか照合する認証手段と、
    一致する認証結果が得られた場合に当該利用者による当該機器の利用を前記ID情報を用いて管理制御する管理制御手段と、
    を備えたことを特徴とする認証管理システム。
  6. 前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られた場合に商品を搬出することで、当該利用者に対して販売することを特徴とする請求項4又は5に記載の認証管理システム。
  7. 前記管理制御手段は、前記一致する認証結果が得られて当該機器の利用がなされた場合に、該利用に関する明細データを記憶部に登録する明細データ登録手段を備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の認証管理システム。
  8. 前記機器の少なくとも一つは、自動販売機であることを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の認証管理システム。
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