JP4815227B2 - カーテンエアバッグのモジュール構造 - Google Patents

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本発明は、たとえば横転時のように、特に車体の側部方向に高荷重が作用したときに、複数のチャンバーがカーテン状に展開して乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグのモジュール構造に関するものである。
シリンダータイプのインフレータを備えたカーテンエアバッグは、工場での製造後は、エアバッグ本体に設けられたガスガイドにインフレータを固定した状態で出荷される。従って、インフレータはもとより、ガス噴出し口もエアバッグ本体の内部に位置することになって、輸送中はもとより、自動車への設置時も、ガス噴出し口を直接見たり、触ったりすることはできない。
このようなカーテンエアバッグのうち、特許文献1に記載されたセンターフィルタイプのカーテンエアバッグでは、特許文献2に示されるように、インフレータからのガスを一方向にのみ噴射する構成が採用される場合が多い。
特開2005−186654号公報 特開平9−290702号公報
ところで、輸送中に火災等の高温にさらされるような非常事態が起こると、インフレータ内部のガス発生剤が着火してしまう。このような場合、インフレータのガスが一方向にのみ噴射する構成のカーテンエアバッグモジュールでは、インフレータはモジュール化されているエアバッグ本体と一緒にガスの噴出方向と反対の方向に急激に移動する。
通常、輸送時は、カーテンエアバッグモジュールは箱に梱包されているが、前記のように箱の内部でカーテンエアバッグモジュールが急激に移動すると、カーテンエアバッグモジュールを梱包した箱自体も移動する。この移動距離は4m以上、場合によっては10m程度にもなり、安全上問題がある。
本発明が解決しようとする問題点は、インフレータからのガスが一方向にのみ噴射する構成のカーテンエアバッグモジュールでは、輸送中に火災等の高温にさらされると、カーテンエアバッグモジュールを梱包した箱までもが大きく移動するという点である。
本発明のカーテンエアバッグのモジュール構造は、
複数のチャンバーの上部に形成されたダクトにガスを導入するガスガイドを設けたカーテンエアバッグ本体と、このカーテンエアバッグ本体の前記ガスガイドに固定された、軸線方向のみからガスを噴出するインフレータを備えたカーテンエアバッグモジュールにおいて、
インフレータの軸線と直交する一方向にガス噴出し口を設けた前記ガスガイドの前記ガス噴出し口に対して点対称の位置に補助ガス噴出し口を設け、
この補助ガス噴出し口をガスガイドカバーで塞いで、前記インフレータからのガスが本来使用すべきガス噴出し口から噴出するように構成すると共に、
ンフレータ内部のガス発生剤が自然着火する際の温度よりも低い外部温度で前記ガスガイドカバーが熱変形して前記補助ガス噴出し口を開きさらに熱が加わってガス発生剤が自然着火した際には、前記開いた補助ガス噴出し口からもガスの噴き出しを可能とする材料で前記ガスガイドカバーを形成したことを最も主要な特徴としている。
本発明において、「上」「下」又はそれらを含む用語は、ある部位に対して相対的に車両の天井側方向に位置する部分もしくは方向を「上」もしくは「上」を含む用語とし、ある部位に対して相対的に車両の床側方向に位置する部分もしくは方向を「下」もしくは「下」を含む用語として表現している。
本発明のカーテンエアバッグのモジュール構造では、輸送中に火災等の高温にさらされると、ガス発生剤が自然着火する前に、ガスガイドカバーが熱変形して塞いだ補助ガス噴出し口を開く。さらに熱が加わってガス発生剤が自然着火した段階では、ガスガイドの両ガス噴出し口からガスが噴き出すので、一方向に噴射力が作用しない。したがって、カーテンエアバッグモジュールはもとより、梱包した箱自体の移動も最小限に抑えることができる。
一方、通常の展開時には、ガスガイドカバーの変形状態は、輸送中の火災等の場合と基本的に異なるので、ガスガイドカバーは補助ガス噴出し口を塞いだ状態を維持することになる。したがって、インフレータからのガスは一方向にのみ噴出して、カーテンエアバッグ本体を膨張展開させる。
本発明は、仮に輸送中に火災等の高温にさらされても、カーテンエアバッグモジュールはもとより、これを梱包した箱自体の移動も2m以内に抑えることができる。したがって、輸送中の安全性を維持することができる。
以下、本発明を実施するための各種形態および最良の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
本発明が対象とするカーテンエアバッグモジュール1は、カーテンエアバッグ本体3に設けられたガスガイド3aにインフレータ2が固定されたもので、この状態で工場から出荷され、また、自動車のルーフサイド部に沿って設置される。
カーテンエアバッグ本体3は、図1のように複数のチャンバー3bの上部に形成されたダクト3cのたとえば中央部分にガスを導入する前述のガスガイド3aを設け、インフレータ2からその軸方向に噴出する高圧ガスによって膨張展開するように構成されている。
本発明では、たとえば前記ガスガイド3aに設ける、前記インフレータ2の軸線と直交する一方向に設けたガス噴出し口3aaに加えて、前記ガス噴出し口3aaに対して点対称の位置に補助ガス噴出し口3abを設けている。
そして、この補助ガス噴出し口3abを、図2(c)のように、ガスガイドカバー4で塞いで、従来と同様、インフレータ2からのガスが一方向にのみ噴出するようにしている。
但し、本発明では、輸送中に火災等の高温にさらされた場合に、ガス発生剤が自然着火する前に熱変形して塞いだ補助ガス噴出し口3abを開くような材料、たとえば樹脂材料で前記ガスガイドカバー4を形成している。
このような構成を採用することで、輸送中に火災等の高温にさらされると、ガス発生剤が自然着火する前に、ガスガイドカバー4が熱変形して塞いだ補助ガス噴出し口3abを開くことになる。そして、さらに熱が加わってガス発生剤が自然着火した段階では、ガスガイド3aの両ガス噴出し口3aa,3abからガスが噴き出すことになって、カーテンエアバッグモジュール1はもとより、梱包した箱自体の移動も最小限に抑えることができる。
一方、通常の展開時と輸送中の火災等の場合とでは、ガスガイドカバー4の変形は基本的に変形の傾向が異なる。従って、通常の展開時には、仮にガスガイドカバー4が変形しても、補助ガス噴出し口3abが塞がれた状態と同様に、インフレータ2からのガスは本来使用すべきガス噴出し口3aaから一方向にのみ噴出して、カーテンエアバッグ本体3の膨張展開性能を維持できる。
ところで、ガスガイドカバー4は、前述の作用を奏するものであれば、その形状は図2や図3のように、本来使用すべきガス噴出し部分の開口4aをインフレータ側の端部まで延ばしたものに限らない。たとえば図4のように、前記ガス噴出し部分のみに開口4aを設けたものでも良い。
本発明は上記の例に限らず、請求項に記載された技術的思想の範囲内で、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
たとえば、前記の例ではガスガイドカバー4は樹脂材料で形成するものとして説明したが、同様の作用を奏するものであれば、織物などで形成しても良い。
また、インフレータ2のガスをダクト3cに導入するためのガスガイド3aは、必ずしもカーテンエアバッグ本体3の車両前後方向の略中央部分に設けなくても、インフレータ2からのガスが一方向に噴き出すものであれば良いなどである。
本発明構造を採用したカーテンエアバッグモジュールは、以上の例では自動車に設置するものについて説明しているが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けるものであってもよい。
自動車のルーフサイド部に沿って設置した本発明構造のカーテンエアバッグモジュールのカーテンエアバッグ本体を展開して示した図である。 本発明のカーテンエアバッグのモジュール構造の要部を説明する図で、(a)はガスガイドに固定したインフレータの図で、ガスガイドカバーを設置していない図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)図においてガスガイドカバーを設置した要部拡大図である。 ガスガイドカバーを説明する図で、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 ガスガイドカバーの他の例を説明する図で、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
符号の説明
1 カーテンエアバッグモジュール
2 インフレータ
3 カーテンエアバッグ本体
3a ガスガイド
3aa ガス噴出し口
3ab 補助ガス噴出し口
3b チャンバー
3c ダクト
4 ガスガイドカバー
4a 開口

Claims (1)

  1. 複数のチャンバーの上部に形成されたダクトにガスを導入するガスガイドを設けたカーテンエアバッグ本体と、このカーテンエアバッグ本体の前記ガスガイドに固定された、軸線方向のみからガスを噴出するインフレータを備えたカーテンエアバッグモジュールにおいて、
    インフレータの軸線と直交する一方向にガス噴出し口を設けた前記ガスガイドの前記ガス噴出し口に対して点対称の位置に補助ガス噴出し口を設け、
    この補助ガス噴出し口をガスガイドカバーで塞いで、前記インフレータからのガスが本来使用すべきガス噴出し口から噴出するように構成すると共に、
    ンフレータ内部のガス発生剤が自然着火する際の温度よりも低い外部温度で前記ガスガイドカバーが熱変形して前記補助ガス噴出し口を開きさらに熱が加わってガス発生剤が自然着火した際には、前記開いた補助ガス噴出し口からもガスの噴き出しを可能とする材料で前記ガスガイドカバーを形成したことを特徴とするカーテンエアバッグのモジュール構造。
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