JP4815135B2 - 自動倉庫用の移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動倉庫の移載装置に関するものである。
自動倉庫は、多段の棚を有する格納庫と、格納庫の任意の部位に荷を出し入れする移載装置とを備えており、移載装置としては、格納庫の前面に沿って走行するマスト(コラム)にピッキング機能付きのリフトを昇降自在に取り付けたスタッカクレーンと、各段の棚ごと(或いは複数段の棚ごと)に水平走行にするように配置された自走台車とが多用されている。
スタッカクレーンにしても自走台車にしても、それらと棚との間に荷を移し換えるための移載手段が必要である。そして、より改良された移載手段として本願出願人は、特許文献1,2において、棚に進退動するピッキングアームに水平回動式のピッカーを取付け、ピッキングアームの進退動とピッカーの回動との組合せによって荷を移し換える機構を開示した。この水平回動式のピッカーによると、ピッカーは板状の広い面積を確保することができるため、ダンボール箱であっても変形させることなくかつ高速で移し換えできる利点がある。
また、上記特許文献2には、ピッカーを回動させる駆動手段として、ピッキングアームの中空部内に配置した連動部材の往復移動によってピッカーを回動させるにおいて、回転のみ自在で移動不能なねじ軸にスライダーを移動自在で回転不能に螺合し、このスライダーに連動部材を取付けた構造が開示されている。
ところで、荷を高速で確実に移し換えるためには、ピッカーが軽い力でスムースに回動することが必要であり、そのためには、各部材が軽い力で滑らかに動くことが要請される。
本願発明は、このような要請に応えることを課題とするものである。
本願発明に係る移載装置は、荷が載る荷載置部と、荷を前記荷載置部と棚との間に移し換えるピッキングユニットとが備えられており、前記ピッキングユニットは、棚の内部に進退動自在なピッキングアームを備えており、このピッキングアームのうちその進退方向に向かって前後両端部に、当該ピッキングアームの進退動と協働して荷を押し引きするピッカーを、荷に当たらないフリー姿勢から荷を押し引き可能なピッキング姿勢まで回動するように設けている。
更に、前記ピッキングアームに、当該ピッキングアームの移動方向と同じ方向に移動してピッカーの回動を行うプッシャーと、このプッシャーと一体になって前記ピッキングアームの移動方向に往復移動する連動部材と、この連動部材を往復移動させる駆動手段とが設けられており、前記連動部材のうちその進退方向を向いた前後両端部に前記プッシャーを設けており、前記連動部材の進退動によって前記両ピッカーが回動する
そして、前記駆動手段は連動部材の移動方向と直交した方向に延びる軸心回りに回動するスイング部材を備えており、前記スイング部材を前記連動部材の両端の間に配置し、これらスイング部材と連動部材とを、スイング部材の回動によって連動部材が往復移動するように嵌め合わせている。
請求項2の発明では、請求項1において、前記ピッキングアームに、前記プッシャーの移動をガイドするガイド溝が、前記ピッカーの回動軸の軸方向に開口するように設けられている一方、前記ピッカーには、当該ピッカーが前記プッシャーの押し引きで回動することを許容するための回動ガイド部が形成されており、前記プッシャーは、前記ガイド溝の内部に入り込んだ移動ガイド部と、前記ガイド溝の外側においてピッキングアームの回動ガイド部のみに当接し得る押圧部とを有しており、前記プッシャーの移動ガイド部とピッキングアームのガイド溝とを、移動ガイド部がガイド溝のうちピッカーの回動軸から遠い側面に当接し、ガイド溝のうちピッカーから近い側面との間には隙間が空くように設定している。
請求項3の発明では、請求項2において、前記ピッキングアームは平面視で前記荷載置部を挟んだ両側に配置されており、前記ピッカーは水平回動するようにピッキングアームに取付けられており、前記ピッキングアームに、相対向するように開口した上下一対のガイド溝が設けられている一方、前記プッシャーの移動ガイド部と押圧部とは何れも水平回転するコロから成っており、両コロを共通の回転軸に取付けている。
まず、請求項2について述べる。請求項のように構成すると、プッシャーの移動によってピッカーを回動させるにおいて、プッシャーの押圧部がピッカーのみに当接していることと、プッシャーの移動ガイド部がガイド溝の片面にだけに当接していることとにより、ピッカーの押圧部及び移動ガイド部はこじれなくスムースに移動することができ、従って、ピッカーも軽快に回動させることができ、その結果、荷の出し入れの高速化に貢献できる。
特に、請求項のようにプッシャーの移動ガイド部と押圧部とをコロで構成すると、ガイド溝及びピッカーとの間に生じる摩擦抵抗を著しく抑制できるため、より好適である。
そして、請求項のように構成すると、スイング部材をある程度の角度だけ回動させるだけで連動部材を往復移動させることができるため、ピッカーの回動操作を素早く行うことができ、その結果、荷の出し入れの高速化に貢献できる。なお、スイング部材は例えば電磁ソレノイドで駆動することもできるが、実施形態のようにウォームギアとピニオンギアとからなるウォーム機構を使用すると、ピッカーに作用した荷重をウォームギアで確実に支持できる利点がある。
(1).概略
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本願発明は、移載装置として各棚段ごとに自走台車を配置した方式の自動倉庫に適用している。まず、図1〜図3に基づいて自動倉庫及び自走台車の概略を説明する。図1は自動倉庫の一部の概略斜視図、図2は同じく一部平面図、図3は図2の III-III視図である。
自動倉庫は、移載通路を挟んだ両側に配置された格納庫を備えている。格納庫は多段の棚1から成っており、各段の棚1の前端縁には、自走台車2が走行するレール3が配置されている(なお、以下の説明では、原則として、自走台車2の走行方向に向いた状態を基準にして「前後・左右」の用語を使用する。)。棚1は棚板4を配置した平棚方式になっており、従って、ダンボール箱や木箱など荷姿・大きさが異なる種々の荷Wを混載することができる。レール3と棚板4とは基本的に同じ高さになっている。格納庫は、支柱5やリアフレーム6を備えている。
自走台車2は、相対向した棚1の間に位置する本体枠7を備えており、本体枠7には、レール3を転動する車輪8やこれを駆動するモータ9が取付けられている。自走台車2の本体枠7には、荷Wが載る平坦状の荷載置部10が走行方向と直交した方向に開口するように形成されており、荷載置部10を挟んで走行方向に向かった前後両側に、荷Wの移し換えを行うピッキングユニット11が配置されている。
例えば図3に明示するように、ピッキングユニット11は、本体枠7に固定された固定フレーム12と、固定フレーム12に上下の第1ローラ13の群を介して移動自在に取付けられた中間アーム14と、中間アーム14に上下の第2ローラ15の群を介して移動自在に取り付けられたピッキングアーム16とを備えており、ピッキングアーム16の左右両端部(進退方向に向いた前後両端部)にピッカー17水平回動自在に取付けている。
固定フレーム12は荷載置部10の側に向けて開口した略コ字状に形成されており、固定フレーム12の内部に中間アーム14とピッキングアーム16とが配置されている。ピッキングアーム16も荷載置部10に向けて開口した断面コ字状に形成されている(勿論、他の断面形状でもよい。)。
中間アーム14の左右両端部にはスプロケット18が回転自在に軸支されており、このスプロケット18に巻掛けしたエンドレスチェーン(図示せず)を固定フレーム12とピッキングアーム16とにそれぞれ連結している。中間アーム14の上下中途部に固定フレーム12の側に向いたラック19が設けられており、このラック19に外側から噛合させたピニオンギア20(図さ参照)を回転させると、ピッキングアーム16は中間アーム14の2倍の速度で移動し、ピッカー17が棚1の内部に進退動する。なお、左右のピッキングユニット11はその間隔を調節することができる。
ピッキングアーム16の両端に取付けた一対のピッカー17は、荷Wに当たらないようにピッキングアーム16の内部に隠れたフリー姿勢と、荷Wを押し引きするように荷載置部10を横切る方向に延びるピッキング姿勢とに自在に回動し、ピッキングアーム16の進退動とピッカー17の回動との組合せにより、荷Wを荷載置部10と棚1(或いは入出庫用の仮置き台)に滑り移動させることができる。
本実施形態では、一方のピッカー17がフリー姿勢のときには他方のピッカーはピッキング姿勢になるように設定している。以下、ピッカー17の駆動構造及び取付け構造を図4以下の図面も参照して説明する。
(2).ピッカーの駆動手段
まず、図4〜図6に基づいてピッカー17の駆動手段を説明する。図4のうち(A)は図2のIV−IV視図、(B)は一部の部材を省略した状態での(A)と同じ図、(C)は(B)のC−C視断面図、(D)は(B)のD−D視断面図、図5は図4(A)の要部拡大図、図6のうち(A)は図5のVI−VI視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。
左右のピッカー17は、金属板製の連動部材21によって一緒にかつ互いに逆方向に回動するようになっている。この連動部材21はピッキングアーム16の内部に配置された駆動手段22によって左右方向に往復移動する。駆動手段22は全体が一体にセットされたユニットになっており、ピッキングアーム16の内部の左右中心線よりも片側に寄った部位に配置している。
図5及び図6に示すように、駆動手段22は、ピッキングアーム16の内面にビス止めによって固定される側面視逆L字状のベース板23と、ベース板23の上底面に固定された側面視下向き開口コ字状のブラケット24とを備えており、ブラケット24に前後長手の支軸25を回転自在に取付け、この支軸25に、ピニオンギア26と、その手前に位置したスイング部材27の上部、ピニオンギア26の後方に位置したスペーサ28とを相対回転不能に固定し、更に、ピニオンギア26には、当該ピニオンギア26と直交した回転軸を有するウォームギア29が上方から噛合している。
ウォームギア29の回転軸30はブラケット24に設けた軸受け31に回転自在に軸支されており、かつ、ベース板23には、ウォームギア29を駆動するモータ32が固定されている。また、また、ブラケット24のうちモータ32と反対側の部位には回転軸30の回転量を検知するロータリーエンコーダ33を設けている。
スイング部材27の下端部には、前後長手の回転軸を有するコロ(ローラ)34が、連動部材21の側に位置するようにして取付けられている一方、連動部材21には、コロ34が転動自在に嵌まって上下動することを許容する上下長手のガイド溝部35が形成されてる。従って、スイング部材27が正逆回動すると、連動部材21はコロ34で押されて左右方向に往復移動する。
ベース板23の下端は手前側に折り曲げており、この下部折り曲げ片23aに、スイング部材27の回動を検知する左右一対のセンサー(マイクロスイッチ)36を設けている。
モータ32の回転を連動部材21の移動に変換させるための手段としてねじ軸によってスライダーを移動させる構造では、スライダーのガイド部材が必要であるなど部材点数が多く、また、組立にも手間が掛かっていたが、本実施形態のようにウォームギア29によってスイング部材27を回動させる構造にすると、部材点数を抑制できると共に組立て工数も低減でき、かつ、コンパクトになる。また、各部材は単純な動きであるため故障も少なく、メンテナンスの手間も軽減できる。
また、ウォームギア29の少ない回転数によってスイング部材27を必要な角度だけ回転させることができるため、連動部材21を素早く往復移動させることができ、延いては、ピッカー17の回動速度を向上して入出庫の能率アップに貢献することができる。更に、荷Wの押し引きに際して連動部材21を戻そうとする外力が作用しても、その外力はウォームギア29に対して軸方向の力として作用するため、スイング部材27が戻り回動するようなことはなく、従って、ピッカー17を回動させた状態を確実に保持することができる。
連動部材21の上端には補強のための折り曲げ片21aを形成しており、ガイド溝部35の箇所では、折り曲げ片21aは切欠いている。図6に一点鎖線で示すように、連動部材21をピッキングアーム16の開口部の大部分を覆うような上下巾寸法に設定してもよく、このようにすると、連動部材21がピッキングアーム16に対するカバーのを役割を果たして配線類のはみ出しを防止できる利点がある。
敢えて述べるまでもないが、モータ32への給電やセンサー類への外部からのアクセスはフレキシブルケーブルによって行われる。なお、ベース板23を設けずに、ブラケット24をピッキングアーム16の内面に直接に取付けることも可能である。
(3).ピッカーの取付け構造
次に、図7〜9を参照してピッカー17の取付け構造を説明する。図7は要部の拡大正面図、図8は図7のVIIIA−VIIIA視断面図であり、(A)はピッカー17をフリー姿勢にした状態での図、(B)はピッカー17をピッキング姿勢にした状態での図、図9のうち(A)は図7の IXA-IXA視断面図、(B)は図7の IXB-IXB視断面図である。
ピッカー17の基端部には上下一対の軸受け部38を突設しており、この軸受け部38に貫通した上下長手の支軸39がピッキングアーム16の上板16a及び下板16bに軸受け部材40を介して支持されている。また、ピッカー17のうち基端部は、荷Wが当たる部分に対して平面視で略直角に曲がった回動ガイド部17aとなし、回動ガイド部17aと荷Wが当たる部分との間には両者に対して傾斜した中間部17bが介在している。なお、ピッカー17の軸受け部38はピッカー17自体に折り曲げ形成してもよい。
支軸39には上下一対のねじりコイルばね41が被嵌しており、その一端部41aをピッカー17の回動ガイド部17aに当接し、他端部41bは、ピッキングアーム16に取付けた上下長手のストッパーピン42に当接させている。このねじりコイルばね41により、ピッカー17はフリー姿勢に付勢されている。なお、ストッパーピン42はピッカー17の開き角度を規制する役割も持っている。なお、戻し用ばねとしては、引っ張りばね等の他のばねも使用できる。
ピッキングアーム16の上板16aとピッカー16の上面との間にはある程度の間隔が空いており、また、ピッカー17の回動ガイド部17aとピッキングアーム16の下板16bとの間にもある程度の間隔が空いている。このため、支軸39の上部と下部にはスペーサ(カラー)43を被嵌している。
ピッキングアーム16の内部のうち支軸39の奥側でかつ上部と下部とには、側面視コ字状の樋状部材44が相対向して開口する姿勢で固定されており、この樋状部材44によってガイド溝45を形成している。樋状部材44はピッカー17に当たらない上下高さになっている。なお、ガイド溝45を形成する方法としては、断面L形の板をピッキングアーム16の上板16aと下板16bとに固着しても良い(この場合はピッキングアーム16もガイド溝の構成要素になる。)。
ピッカー17はプッシャー46によって回動操作される。このプッシャー46は、上下樋状部材44の間に入り込む部分を有する平面視L字状に形成されており(勿論他の形状でも良い)、手前側に延びる基端部は連動部材21の端部にボルト47及びナット48で固定されている。そして、先端部には四角形の軸49をビス50で固定し、軸49の上下両端部に形成した円形部に、ガイド溝45の内部に入り込んだガイドローラ51と、ピッカー17の押圧ガイド部17aに当接する押圧ローラ52とを水平回転自在に取付けている。
ガイドローラ51は請求項に記載した移動ガイド部の一例であり、例えば図9に示すように、ガイドローラ51の外径はガイド溝45の溝巾よりも僅かに小さい寸法であり、ガイド溝45のうち奥部の内側面のみに当接して、ガイド溝45のうち手前側の内側面との間に若干の寸法の隙間53が空くように設定している。他方、押圧ローラ52はガイド溝45から上下方向に外れた部分に位置しており、従って、押圧ローラ52はガイド溝45にもピッキングアーム16にも当接せず、ピッカー17の押圧ガイド部17aのみに当接し得る。プッシャー46には、上下のガタを防止するための補助ローラ54を設けている。
プッシャー46がピッキングアーム16の端部の側に移動すると、ピッカー17はプッシャー46の押圧ローラ52で押されてフリー姿勢からピッキング姿勢に回動する。そして、ピッキング姿勢では、両ローラ51,52がピッカー17とガイド溝45との間に挟まった状態であるため、ピッカー17はピッキング姿勢に保持(ロック)され、従って、連動部材21に戻し移動させるような外力は作用しない。プッシャー46が後退動すると、ピッカー17はねじりコイルばね41によってフリー姿勢に戻る。
この回動操作において、ガイドローラ51はガイド溝45の奥部の内側面に当接しているため、プッシャー46はこじれを生じることなくスムースに移動し、その結果、軽い力でピッカー17を回動操作することができるのである。
なお、ガイドローラ51及び押圧ローラ52をゴムローラのうちいずれか一方又は両方を、少なくとも外周面がゴム又は樹脂で構成されたゴムローラ若しくは樹脂ローラにすると、音の発生を防止できると共に、ピッカー17が荷Wに当たったときの衝撃を緩和(吸収)できる利点である。
ところで、スイング部材27によって連動部材21を移動させる場合、スイング部材27のスパンが長いほど少ない回動角度で連動部材21を必要距離だけ移動させ得るが、スイング部材27のスパンが長くなるとモータ32の負荷は大きくなり、負荷が許容限度を超えると焼きつきのような不具合が生じる。従って、コンパクトなモータでピッカー17を軽快に回動させ得るには、プッシャー46を可能な限り抵抗なしに移動させる必要がある。
この点、本実施形態のように構成すると、ガイドローラ51とガイド溝45との間に隙間53を積極的に形成したことにより、プッシャー46をこじれなしに移動させることができるため、スイング部材27を軽い力で回動させることができ、従って、コンパクトなモータによってピッカー17を高速で回動させることが可能になる。なお、連動部材21とプッシャー46とを一体構造にすることも可能である。
(4).ピッカーの特徴
例えば図10に明瞭に示すように、本実施形態では、ピッカー17のうち荷Wが当たる部分の下端部に、荷Wに向けて突出した突条部(段部)55を水平状に延びるように形成している。
荷Wの嵩が低かったり荷Wの重心が低かったりすると、図11(A)から推測されるように、ピッカー17で押し引きするに際して荷Wが前のめり気味になって移動抵抗が大きくなる虞れがあるが、本実施形態のように構成すると、嵩の低い荷Wや重心の低い荷W(必ずしも嵩低とは限らない)でもいわば掬いあげるような状態で移動させ得るため、抵抗を抑制できる利点がある。
突条部55を形成する手段としては、金属板のような部材を固着しても良いし、図11(C)に示すようにピッカー17の下部を折り曲げることによって形成しても良い。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば、連動部材を移動させる手段としては、スイング部材を樋状に形成して連動部材にローラを取付けたり、連動部材に形成した穴にスイング部材に設けたピン(或いはローラ)を嵌め入れるなどしても良い。プッシャーの移動ガイド部や押圧部は、例えば摩擦係数の小さい樹脂で構成することも可能である。
自動倉庫の一部の概略斜視図である。 自動倉庫の一部平面図である。 図2の III-III視図である。 (A) は図2のIV−IV視図、 (B)は一部の部材を省略した状態での (A)と同じ図、 (C)は (B)の C-C視断面図、 (D)は (B)の D-D視断面図である。 図4(A)の要部拡大図である。 (A) は図5のVI−VI視断面図、 (B)は (A)の B-B視断面図、 (C)は (A)の C-C視断面図である。 ピッカーの取付け構造を示す拡大正面図である。 図7のVIIIA-VIIIA 視断面図である。 (A) は図7の IXA-IXA視断面図、 (B)は図7の IXB-IXB視断面図である。 ピッカーの斜視図である。 ピッカーの作用を示す図である。
2 自走台車
10 荷載置部
11 ピッキングユニット
16 ピッキングアーム
17 ピッカー
17a 回動ガイド部
21 連動部材
22 駆動手段
26 ピニオンギア
27 スイング部材
29 ウォームギア
34 コロ
35 ガイド溝部
44 樋状部材
45 ガイド溝
46 プッシャー
51 移動ガイド部の一例としてガイドローラ
52 押圧部の一例としての押圧ローラ
53 隙間

Claims (3)

  1. 荷が載る荷載置部と、荷を前記荷載置部と棚との間に移し換えるピッキングユニットとが備えられており、
    前記ピッキングユニットは、棚の内部に進退動自在なピッキングアームを備えており、このピッキングアームのうちその進退方向に向かって前後両端部に、当該ピッキングアームの進退動と協働して荷を押し引きするピッカーを、荷に当たらないフリー姿勢から荷を押し引き可能なピッキング姿勢まで回動するように設けており、
    更に、前記ピッキングアームに、当該ピッキングアームの移動方向と同じ方向に移動してピッカーの回動を行うプッシャーと、このプッシャーと一体になって前記ピッキングアームの移動方向に往復移動する連動部材と、この連動部材を往復移動させる駆動手段とが設けられており、前記連動部材のうちその進退方向を向いた前後両端部に前記プッシャーを設けており、前記連動部材の進退動によって前記両ピッカーが回動する構成であって、
    前記駆動手段は連動部材の移動方向と直交した方向に延びる軸心回りに回動するスイング部材を備えており、前記スイング部材を前記連動部材の両端の間に配置し、これらスイング部材と連動部材とを、スイング部材の回動によって連動部材が往復移動するように嵌め合わせている、
    自動倉庫用の移載装置。
  2. 前記ピッキングアームに、前記プッシャーの移動をガイドするガイド溝が、前記ピッカーの回動軸の軸方向に開口するように設けられている一方、前記ピッカーには、当該ピッカーが前記プッシャーの押し引きで回動することを許容するための回動ガイド部が形成されており、
    前記プッシャーは、前記ガイド溝の内部に入り込んだ移動ガイド部と、前記ガイド溝の外側においてピッキングアームの回動ガイド部のみに当接し得る押圧部とを有しており、前記プッシャーの移動ガイド部とピッキングアームのガイド溝とを、移動ガイド部がガイド溝のうちピッカーの回動軸から遠い側面に当接し、ガイド溝のうちピッカーから近い側面との間には隙間が空くように設定している、
    請求項1に記載した自動倉庫用の移載装置。
  3. 前記ピッキングアームは平面視で前記荷載置部を挟んだ両側に配置されており、前記ピッカーは水平回動するようにピッキングアームに取付けられており、前記ピッキングアームに、相対向するように開口した上下一対のガイド溝が設けられている一方、前記プッシャーの移動ガイド部と押圧部とは何れも水平回転するコロから成っており、両コロを共通の回転軸に取付けている、
    請求項2に記載した自動倉庫用の移載装置。
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